JPH02282189A - 乗客コンベア - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分胃】

この発明は、エスカレータ、移動通路などの乗客コンベ
アに関するものである。

【従来の技術】

第３図は従来の一般的な乗客コンベアの概略側断面図を
示す。第３図において、１はトラス、２はステップ、３
はステップチェーン、４はｌ・ラス１内に設けられた駆
動機、５は駆動機４により駆動チェーン６を介して回動
される上部鎖車、７は下部鎖車であり、これらの鎖車６
，７はトラス１内に配設され、鎖車６，７に無端状の上
記ステップチェーン３が掛けられ、ステップチェーン３
に多数の上記ステップ２が連結されている。また、８は
ステップ２の両側に配置されてトラス１上に立設された
欄干であり、欄干８にはゴム手摺９が走行可能に支持さ
れている。 以上のように構成された乗客コンベアは、駆動４１１の
駆動によってステップ２とゴム手摺９とが同期駆動され
る。 また、従来特開昭６１−１６４９２号公報に示されてい
るように車いすが積載されろ持株ステップを組み込んだ
乗客コンベアにおいて、上記特殊ステップを乗降口近く
の規定位置で停止させるために、特殊ステップにＶ溝か
らなる表示を設けるとともに、スカートガードに小孔か
らなる表示を設け、これらの表示を目視して、これらの
表示が対応した位置で操作スイッチを操作することによ
り、乗客コンベアを停止させるようにしたものがあった
。 ところで、乗客コンベアは安全装置が動作してブレーキ
を働かせ、急停止させろことがある。この場合に、ブし
・−キの能力が低下すると停止まで走行するステップの
距離が長くなって危険である。 また、逆に停止まで走行するステップの距離が短くなり
過ぎると、超急停止となってステップ上の乗客が転倒す
る事故が発生する恐れがある。このため、従来は保守作
業者が定期点検時に、停止指令を出してから停止するま
でにステップが走行する距離、つまり停止能力を検査し
、ステップが停止するまでに走行する距離を調整してい
る。

【発明が解決しようとする課題】

従来の乗客コンベアは、以上のように構成され、ブレー
キによる停止時に、ステップが停止するまでの距離、つ
まり停止能力を定期点検時のみしかチエツクできないの
で、停止距離に過不足を生じ、危険であるという問題点
があった。 この発明は上記のような問題点を解決するためになされ
たもので、例えば乗客コンベアを起動、停止させる係員
によってブレーキ能力の正常、過不足を容易にチエツク
できるようし、事故を未然に防止でき、安全性が高い乗
客コンベアを得ることを目的としている。

【課題を解決するための手段】

この発明に係る乗客コンベアは、走行体と固定部材の乗
降口および上記走行体に近い部分との一方に、ブレーキ
停止距離の間隔でｙ、数の間隔表示を設けるとともに、
上記走行体と上記固定部材の上記部分との他方に位置表
示を設け、上記間隔表示と上記位置表示とを同時に見え
る関係位置に配設したものである。

【作用】

この発明におけろ乗客コンベアは、これが設置されてい
る建物などの係員が乗客コンベアを毎日停止させる際に
、間隔表示と位置表示との関係位置を目視することで、
停止操作からステップまたは手摺からなる走行体が停止
するまでの走行距離によってブレーキ能力の正常、過不
足を容易にチエツクできろ。すなわち、停止操作時に一
つの間隔表示と位置表示が一致し、走行体の停止時に他
の間隔表示と位置表示との位置の関係で、これらが一致
していればブレーキ能力が正常、走行体が行き過ぎにな
る関係ではブレーキ能力が不足、走行体が一致するに至
らない関係ではブレーキ能力が過大であることがわかる
。

【実施例】

以下、この発明の実施例を図について説明する。 第１図は一実施例による乗客コンベア下部の斜視図であ
る。第１図において、第３図と同一符号は相当部分を示
し、１０は欄干８の内側板、１１は内側板１０上端部に
固定され、ゴム手摺９を支持案内するガイドレール、１
２は欄干８の下デツキ、１３は下デツキ１２に支持され
て下デツキ１２とステップ２との間に配設されたスカー
トパネル、１４はスカートパネル１３の乗降口近くに配
設された操作スイッチ、１５は乗降口床である。 この実施例では、走行体であるステラ１１前後方向側部
（またはこの部分と左右両端部）の上面に黄色塗料の塗
着などによって位置表示１６が形成され、位置表示１６
はステップ１上に乗った乗客の安全表示を兼ねたもので
ある。また、固定部材であるスカートパネル１３内面の
乗降口に近い位置には２つの間隔表示１７，１７が設け
られ、これらの間隔Ｉはブレーキ停止距離、つまり通常
走行中のステップ１がブレーキ（図示省略）によって停
止するまでの安全な標準距離にされ、この距離は乗客コ
ンベア走行速度などで異なるが、船釣には２００ｍ程度
である。上記間隔表示１７゜１７はスヵー１、パネル１
３に黄色塗料を塗装し、あるいはラベルを貼ることによ
って構成し、ラベルの場合には２個所一体にしたもので
よい。 次に、この実施例による乗客コンベアの動作について説
明する。 乗客コンベアの運転状態から操作スイッチ１４で停止さ
せる際、ステップ２の位置表示１６がステップ走行方向
後方の間隔表示１７の位置に来た時に操作スイッチ１４
を操作すると、この操作により乗客コンベアはブレーキ
が働いて停止する。 そして、上記位置表示１６がステップ走行方向前方の間
隔表示１７と一致する位置までステップ２が走行して停
止すれば、ブレーキの停止能力つまりブレーキ能力が正
常である。また、上記位置表示１６が前方の間隔表示１
７の位置を行き過ぎてステップ２が停止すればブレーキ
能力が不足であり、前方の間隔表示１７の位置に到達し
ないでステップ２が停止すればブレーキ能力が過大であ
ることがわかる。そこで、ブレーキの停止能力が不足し
或いは過大である場合には専門の乗客コンベアの保守作
業者に連絡して、ブレーキ能力を正常状態に調整する。 したがって、この実施例では乗客コンベアが設けられて
いる建物の係員が毎日乗客コンベアを停止させる際に、
位置表示１６と間隔表示１７，１７を目視することで、
ブレーキ能力を容易にチエツクすることができ、その過
不足による事故の発生などの危険性を未然に防止できる
。 第２図は他の実施例による第１図相当図である。 第２図において、第１図、第３図と同一符号は相当部分
を示す。 この実施例では、走行体であるゴム手摺９の内面に、間
隔表示１７，１７．・・・・がブレーキ停止距離の間隔
Ｉで長手方向の全体にわたって設けられている。また、
固定部材であるガードレール１１内面の乗降口に近い位
置に位置表示１６が設けられている。 この実施例では、乗客コンベアの運転状態で、上記手１
ｉ１９の一つの間隔表示１７が位置表示１６の位置に来
たときに操作スイッチ１４を操作し、乗客コンベアを停
止させる。そして、次の間隔表示１７と位置表示１６と
の停止時の位置関係により、第１図に示す実施例の場合
と同様にブレーキ能力の正常、過不足がわかる。したが
って、この実施例でも第１図に示すものと同様な効果が
得られる。 なお、上記両実施例では、乗客コンベアの下部の場合に
ついてのみ述べたが、この発明は下部と同様に乗客コン
ベアの上部も構成し、上部でもブレーキ能力のチエツク
を行うようにするものである。また、上記実施例はエス
カレータの場合を示しているが、この発明は移動通路な
どの乗客コンベアにも適用できろものである。

【発明の効果】

以上説明したように、この発明の乗客コンベアによれば
、ステップ又は手摺からなる走行体とスカートパネル、
ガードレールなどの固定部材の乗降口および上記走行体
に近い部位との一方に複機の間隔表示を設け、上記走行
体と上記固定部材の上記部位との他方に位置表示を設け
、上記間隔表示の間隔をブレーキ停止距離にしたことに
よ咋、乗客コンベアが設置されている建物などの係員が
乗客コンベアを毎日起動とくに停止させる際に、上記間
隔表示と位置表示との関係位置によってこれらを目視す
ることで、停止操作から上記走行体が停止するまでに走
行する距離によってブレーキ能力の正常、過不足を容易
にチエツクすることができるので、ブレーキ能力の過不
足による事故の発生などの危険性を未然に防止でき、安
全性が向上するという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図はこの発明の一実施例および他の実
施例による乗客コンベアの下部をそれぞれ示す斜視図、
第３図は従来の一般的な乗客コンベアを示す概略側断面
図である。 ２・・ステップ（走行体）、８　・欄干、９　ゴム手摺
（走行体）、１トガ−トレール（固定部材）１３・・・
スカートパネル（固定部材）、１４・・操作スイッチ、
１６・位置表示、１７　・間隔表示。 なお、図中同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 走行体と固定部材の乗降口および上記走行体に近い部分
   との一方に、ブレーキ停止距離の間隔で複数の間隔表示
   を設けるとともに、上記走行体と上記固定部材の上記部
   分との他方に位置表示を設け、上記間隔表示と上記位置
   表示とを同時に見える関係位置に配置したことを特徴と
   する乗客コンベア。