JP6010919B2 - ポリカーボネート樹脂組成物 - Google Patents
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Description
すなわち、本発明は下記のポリカーボネート樹脂組成物に関する。
[1] 構造の一部に下記一般式(1)で表される部位を有するジヒドロキシ化合物に由来する構造単位(a)を含むポリカーボネート樹脂(A)と、芳香族ポリカーボネート樹脂(B)とを含むポリカーボネート樹脂組成物(X)であって、該芳香族ポリカーボネート樹脂(B)の還元粘度が0.55dl/g以下、該ポリカーボネート樹脂組成物(X)中に占める前記芳香族ポリカーボネート樹脂(B)の割合が30重量%以上、該ポリカーボネート樹脂組成物(X)の全光線透過率が90%以下であるポリカーボネート樹脂組成物。
[3]前記構造の一部に前記一般式(1)で表される部位を有するジヒドロキシ化合物が、環状構造を有するジヒドロキシ化合物である、[1]又は[2]に記載のポリカーボネート樹脂組成物。
[4]前記構造の一部に前記一般式(1)で表される部位を有するジヒドロキシ化合物が、下記式(2)で表されるジヒドロキシ化合物である、[1]から[3]のいずれか1に記載のポリカーボネート樹脂組成物。
[6]前記ポリカーボネート樹脂(A)が、脂肪族炭化水素のジヒドロキシ化合物に由来する構造単位及び脂環式炭化水素のジヒドロキシ化合物に由来する構造単位のうち少なくとも一方を10モル%以上80モル%未満含む[1]から[5]のいずれか1に記載のポリカーボネート樹脂組成物。
[7]前記芳香族ポリカーボネート樹脂(B)が、ジヒドロキシ化合物に由来する全構造単位中、下記式(7)で表される構造単位を70モル%を超えて含有する[1]から[6]のいずれか1に記載のポリカーボネート樹脂組成物。
−[−O−Ar1−X−Ar2−]−OC(=O)− (7)
(上記式(7)において、Ar1、Ar2は各々独立して置換基を有していても良いアリーレン基を表し、Xは単結合または2価基を表す。)
[8] 上記[1]から[7]のいずれか1に記載のポリカーボネート樹脂組成物を成形して得られるポリカーボネート樹脂成形品。
なお、本明細書において、「〜」という表現を用いた場合、その前後の数値または物理値を含む意味で用いることとする。
本発明に用いるポリカーボネート樹脂(A)は、構造の一部に下記一般式(1)で表される部位を有するジヒドロキシ化合物を含むジヒドロキシ化合物と炭酸ジエステルとを原料として、エステル交換反応により重縮合させて得られる樹脂である。
本発明に用いるジヒドロキシ化合物としては、構造の一部に前記一般式(1)で表される部位を有するものであれば特に限定されるものではないが、具体的には、オキシアルキレングリコール類、芳香族基に結合したエーテル基を主鎖に有するジヒドロキシ化合物、環状エーテル構造を有するジヒドロキシ化合物等があげられる。
本発明で用いるポリカーボネート樹脂(A)は、上述した本発明で用いるジヒドロキシ化合物を含むジヒドロキシ化合物と炭酸ジエステルを原料として、エステル交換反応により重縮合させて得ることができる。
本発明で用いるポリカーボネート樹脂(A)は、上述のように本発明で用いるジヒドロキシ化合物を含むジヒドロキシ化合物と前記一般式(5)で表される炭酸ジエステルをエステル交換反応させてポリカーボネート樹脂を製造する。より詳細には、エステル交換させ、副生するモノヒドロキシ化合物等を系外に除去することによって得られる。この場合、通常、エステル交換反応触媒存在下でエステル交換反応により重縮合を行う。
本発明で用いるポリカーボネート樹脂(A)は、本発明で用いるジヒドロキシ化合物を含むジヒドロキシ化合物と前記一般式(5)の炭酸ジエステルとをエステル交換反応により重縮合させることによって得られるが、原料であるジヒドロキシ化合物と炭酸ジエステルは、エステル交換反応前に均一に混合することが好ましい。
却器に導入される冷媒の温度は該還流冷却器の入口において45℃〜180℃であり、好ましくは、80℃〜150℃、特に好ましくは100℃〜130℃である。還流冷却器に導入される冷媒の温度が高すぎると還流量が減り、その効果が低下し、低すぎると、本来留去すべきモノヒドロキシ化合物の留去効率が低下する傾向にある。冷媒としては、温水、蒸気、熱媒オイル等が用いられ、蒸気、熱媒オイルが好ましい。
本発明に用いる芳香族ポリカーボネート樹脂(B)は、ジヒドロキシ化合物に由来する構造単位をカーボネート結合で連結したポリカーボネート樹脂であって、構造中に芳香族環を有するものであれば、従前知られる如何なるものも使用することが可能であり、前記一般式(1)で表される部位を有するジヒドロキシ化合物に由来する構造単位を含むものであっても構わない。ただし、前記式(1)で表される部位を有するジヒドロキシ化合物に由来する構造単位を含むものである場合、ポリカーボネート樹脂(A)とは異なる構造のポリカーボネート樹脂が使用される。
−[−O−Ar1−X−Ar2−]−OC(=O)− (7)
(上記一般式(7)において、Ar1,Ar2は各々独立して置換基を有していても良いアリーレン基を表し、Xは単結合または2価基を表す。)
本発明に用いる芳香族ポリカーボネート樹脂(B)の製造方法は、ホスゲン法、エステル交換法、ピリジン法等、従前知られるいずれの方法を用いてもかまわない。以下一例として、エステル交換法による芳香族ポリカーボネート樹脂(B)の製造方法を説明する。
本発明におけるポリカーボネート樹脂組成物(X)は、構造の一部に下記一般式(1)で表される部位を有するジヒドロキシ化合物に由来する構造単位(a)を含むポリカーボネート樹脂(A)と、芳香族ポリカーボネート樹脂(B)とを含むポリカーボネート樹脂組成物(X)であり、ポリカーボネート樹脂(A)と、芳香族ポリカーボネート樹脂(B)とからなることが好ましい。
本発明のポリカーボネート樹脂組成物、及びこのポリカーボネート樹脂を用いて得られる成形品は、ポリカーボネート樹脂以外の樹脂や、樹脂以外の添加剤を配合することも出来る。
本発明のポリカーボネート樹脂組成物及びポリカーボネート樹脂成形品には、成形時における分子量の低下や色相の悪化を防止するために熱安定剤を配合することができる。かかる熱安定剤としては、亜リン酸、リン酸、亜ホスホン酸、ホスホン酸およびこれらのエステル等が挙げられ、具体的には、トリフェニルホスファイト、トリス(ノニルフェニル)ホスファイト、トリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスファイト、トリデシルホスファイト、トリオクチルホスファイト、トリオクタデシルホスファイト、ジデシルモノフェニルホスファイト、ジオクチルモノフェニルホスファイト、ジイソプロピルモノフェニルホスファイト、モノブチルジフェニルホスファイト、モノデシルジフェニルホスファイト、モノオクチルジフェニルホスファイト、ビス(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、2,2−メチレンビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)オクチルホスファイト、ビス(ノニルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ビス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ジステアリルペンタエリスリトールジホスファイト、トリブチルホスフェート、トリエチルホスフェート、トリメチルホスフェート、トリフェニルホスフェート、ジフェニルモノオルソキセニルホスフェート、ジブチルホスフェート、ジオクチルホスフェート、ジイソプロピルホスフェート、4,4’−ビフェニレンジホスフィン酸テトラキス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)、ベンゼンホスホン酸ジメチル、ベンゼンホスホン酸ジエチル、ベンゼンホスホン酸ジプロピル等が挙げられる。なかでも、トリスノニルフェニルホスファイト、トリメチルホスフェート、トリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスファイト、ビス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ビス(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、およびベンゼンホスホン酸ジメチルが好ましく使用される。
また、本発明のポリカーボネート樹脂組成物及びポリカーボネート樹脂成形品には、酸化防止の目的で通常知られた酸化防止剤を配合することができる。かかる酸化防止剤としては、例えばペンタエリスリトールテトラキス(3−メルカプトプロピオネート)、ペンタエリスリトールテトラキス(3−ラウリルチオプロピオネート)、グリセロール−3−ステアリルチオプロピオネート、トリエチレングリコール−ビス[3−(3−tert−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、1,6−ヘキサンジオール−ビス[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、ペンタエリスリトール−テトラキス[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、オクタデシル−3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、N,N−ヘキサメチレンビス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−ヒドロシンナマイド)、3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−ベンジルホスホネート−ジエチルエステル、トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート、4,4’−ビフェニレンジホスフィン酸テトラキス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)、3,9−ビス{1,1−ジメチル−2−[β−(3−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオニルオキシ]エチル}−2,4,8,10−テトラオキサスピロ(5,5)ウンデカン等の1種又は2種以上が挙げられる。
本発明のポリカーボネート樹脂組成物及びポリカーボネート樹脂成形品の耐候性をさらに向上する目的で、紫外線吸収剤を配合することができる。かかる紫外線吸収剤としては、例えば2−(2’−ヒドロキシ−5’−tert−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(3−tert−ブチル−5−メチル−2−ヒドロキシフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(5−メチル−2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−[2−ヒドロキシ−3,5−ビス(α,α−ジメチルベンジル)フェニル]−2H−ベンゾトリアゾール、2,2’−メチレンビス(4−クミル−6−ベンゾトリアゾールフェニル)、2,2’−p−フェニレンビス(1,3−ベンゾオキサジン−4−オン)等が挙げられる。
また、本発明のポリカーボネート樹脂組成物及びポリカーボネート樹脂成形品の耐候性をさらに向上する目的で、ヒンダードアミン系光安定剤を配合することができる。かかるヒンダードアミン系光安定剤としては、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート、ビス−(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)セバケート、ポリ[[6−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)アミノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジイル][(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ]ヘキサメチレン[(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ]]、N,N’−ビス(3−アミノプロピル)エチレンジアミン−2,4−ビス[N−ブチル−N−(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジルアミノ)−6−クロロ−1,3,5−トリアジン縮合物、ジブチルアミン・1,3,5−トリアジン・N,N’−ビス(2,2,6,6)−テトラメチル−4−ピペリジル−1、6−ヘキサメチレンジアミンとN−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ブチルアミンの重縮合物等が挙げられる。なかでもビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート、ビス−(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)セバケートが好ましい。
本発明のポリカーボネート樹脂組成物は溶融成形時の金型からの離型性をより向上させるために、更に離型剤を含有していることが好ましい。離型剤としては、高級脂肪酸、一価または多価アルコールの高級脂肪酸エステル、蜜蝋等の天然動物系ワックス、カルナバワックス等の天然植物系ワックス、パラフィンワックス等の天然石油系ワックス、モンタンワックス等の天然石炭系ワックス、オレフィン系ワックス、シリコーンオイル、オルガノポリシロキサン等が挙げられ、高級脂肪酸、一価または多価アルコールの高級脂肪酸エステルが特に好ましい。
本実施の形態では、上述したポリカーボネート樹脂組成物を成形してなるポリカーボネート樹脂成形品が得られる。ポリカーボネート樹脂成形品の成形方法は特に限定されないが、ポリカーボネート樹脂(A)、芳香族ポリカーボネート樹脂(B)及び、必要に応じてその他の樹脂や添加剤等の原料を直接混合し、押出機或いは射出成形機に投入して成形するか、または、前記原料を、二軸押出機を用いて溶融混合し、ストランド形状に押出してペレットを作製した後、このペレットを押出機或いは射出成形機に投入して成形する方法を挙げることができる。また、本発明のポリカーボネート樹脂成形品は、耐光性、透明性に優れているため、道路遮音壁、アーケード天井シート、アーケード天井プレート、施設屋根、施設壁材等に使用することができる。
本発明にかかるポリカーボネート樹脂組成物の鉛筆硬度は、このポリカーボネート樹脂組成物からなる厚さ3mmの試験片を用い、JIS−K5600(1999年)に準拠して、荷重750g、測定スピード30mm/min、測定距離7mmで測定することができる。この方法で測定した本発明にかかるポリカーボネート樹脂組成物の鉛筆硬度は、B以上の硬さがよく、HB以上の硬さが好ましい。鉛筆硬度がBより柔らかい硬さだと、得られる成形品が傷つきやすく、外観が損なわれやすいという問題点を生じるおそれがある。なお、鉛筆硬度は、硬い方から順番に4H,3H,2H,H,F,HB,B,2B,3B,4Bの順番で表され、この中では最も4Bが軟い表面硬度を示す。
本発明にかかるポリカーボネート樹脂組成物の全光線透過率は、このポリカーボネート樹脂組成物からなる試験片を用い、JIS−K7105(1981年)に準拠して、D65光源にて測定されるものである。本発明の樹脂組成物は、含有するポリカーボネート樹脂同士の相溶性が高くないことに技術的特徴があるため、この方法で測定した本発明にかかるポリカーボネート樹脂組成物の全光線透過率が低く、不透明で白濁した成形体となる場合があるので、例えばプライバシーガラス(すりガラス)などの不透明性を必要とする用途や、各種染料や顔料などの着色剤を混合して利用する用途に適用することが好ましい。一方、全光線透過率の上限は90%が好ましく、より好ましくは85%以下、更に好ましくは80%以下、特に好ましくは75%以下である。
[物性・特性の評価]
(1)還元粘度の測定
ポリカーボネート樹脂のサンプルを、溶媒として塩化メチレンを用いて溶解し、0.6g/dLの濃度のポリカーボネート溶液を調製した。森友理化工業社製ウベローデ型粘度管を用いて、温度20.0℃±0.1℃で測定を行い、溶媒の通過時間t0と溶液の通過時間tから次式より相対粘度ηrelを求めた。
ηrel=t/t0
また、相対粘度から次式より比粘度ηspを求めた。
ηsp=(η−η0)/η0=ηrel−1
次いで、比粘度を濃度c(g/dL)で割って、還元粘度ηsp/cを求めた。この値が高いほど分子量が大きい。
測定装置として、東洋精機(株)製:鉛筆引掻塗膜硬さ試験機を用い、JIS−K5600(1999年)に準拠して下記条件で測定した。
・荷重:750g
・測定スピード:30mm/min
・測定距離:7mm
・鉛筆として三菱鉛筆製:UNI(硬度:4H,3H,2H,H,F,HB,B,2B,3B,4B)を用いた。
5回測定し、2回以上、傷がついた鉛筆硬度のひとつ柔らかい硬度を測定物質の鉛筆硬度とした。
JIS K7105(1981年)に準拠し、ヘイズメーター(日本電色工業社製NDH2000)を使用し、D65光源にて射出成形片の全光線透過率を測定した。
<ポリカーボネート樹脂(A)>
以下の実施例の記載の中で用いた化合物の略号は次の通りである。
・ISB:イソソルビド(ロケットフルーレ社製、商品名POLYSORB)
・CHDM:1,4−シクロヘキサンジメタノール (新日本理化(株)製、SKY CHDM)
・BPC:2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)プロパン(本州化学(株)製)
・DPC:ジフェニルカーボネート(三菱化学(株)製)
撹拌翼および100℃に制御された還流冷却器を具備した重合反応装置に、ISBとCHDM、蒸留精製して塩化物イオン濃度を10ppb以下にしたDPCおよび酢酸カルシウム1水和物を、モル比率でISB/CHDM/DPC/酢酸カルシウム1水和物=0.70/0.30/1.00/6.5×10−7になるように仕込み、十分に窒素置換した。
続いて熱媒で加温を行い、内温が100℃になった時点で撹拌を開始し、内温が100℃になるように制御しながら内容物を融解させ均一にした。その後、昇温を開始し、40分で内温を210℃にし、内温が210℃に到達した時点でこの温度を保持するように制御すると同時に、減圧を開始し、210℃に到達してから90分で13.3kPa(絶対圧力、以下同様)にして、この圧力を保持するようにしながら、さらに30分間保持した。
重合反応とともに副生するフェノール蒸気は、還流冷却器への入口温度として100℃に制御された蒸気を冷媒として用いた還流冷却器に導き、フェノール蒸気中に若干量含まれるモノマー成分を重合反応器に戻し、凝縮しないフェノール蒸気は続いて45℃の温水を冷媒として用いた凝縮器に導いて回収した。
このようにしてオリゴマー化させた内容物を、一旦大気圧にまで復圧させた後、撹拌翼および上記同様に制御された還流冷却器を具備した別の重合反応装置に移し、昇温および減圧を開始して、60分で内温210℃、圧力200Paにした。その後、20分かけて内温230℃、圧力133Pa以下にして、所定撹拌動力になった時点で復圧し、重合反応装置出口より溶融状態のポリカーボネート樹脂をペレタイザーによりペレット化を行い、ペレットを得た。還元粘度は0.44dl/gであった。
モル比率でISB/CHDM/DPC/酢酸カルシウム1水和物=0.50/0.50/1.00/6.5×10−7になるように仕込んだ以外はPC1と同様に製造した。
還元粘度は0.61dl/gであった。
モル比率でISB/CHDM/DPC/酢酸カルシウム1水和物=0.80/0.20/1.00/6.5×10−7になるように仕込んだ以外はPC1と同様に製造した。
還元粘度は0.37dl/gであった。
モル比率でISB/CHDM/DPC/酢酸カルシウム1水和物=0.40/0.60/1.00/6.5×10−7になるように仕込んだ以外はPC1と同様に製造した。
還元粘度は0.63dl/gであった。
<芳香族ポリカーボネート樹脂(PC5)>
PC5:三菱エンジニアリングプラスチックス(株)製ノバレックス7022J(2,2−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)プロパンに由来する構造のみを有する芳香族ポリカーボネート樹脂、還元粘度は0.51dl/g。
撹拌翼および100℃に制御された還流冷却器を具備した重合反応装置に、BPC、蒸留精製して塩化物イオン濃度を10ppb以下にしたDPCおよび酢酸カルシウム1水和物を、モル比率でBPC/DPC/酢酸カルシウム1水和物=1.00/1.03/1.5×10−6になるように仕込み、十分に窒素置換した。
続いて熱媒で加温を行い、内温が100℃になった時点で撹拌を開始し、内温が100℃になるように制御しながら内容物を融解させ均一にした。その後、昇温を開始し、40分で内温を230℃にし、内温が230℃に到達した時点でこの温度を保持するように制御すると同時に、減圧を開始し、230℃に到達してから40分で13.3kPa(絶対圧力、以下同様)にして、この圧力を保持するようにしながら、さらに80分間保持した。
重合反応とともに副生するフェノール蒸気は、還流冷却器への入口温度として100℃に制御された蒸気を冷媒として用いた還流冷却器に導き、フェノール蒸気中に若干量含まれるモノマー成分を重合反応器に戻し、凝縮しないフェノール蒸気は続いて45℃の温水を冷媒として用いた凝縮器に導いて回収した。
このようにしてオリゴマー化させた内容物を、一旦大気圧にまで復圧させた後、撹拌翼および上記同様に制御された還流冷却器を具備した別の重合反応装置に移し、昇温および減圧を開始して、40分で内温240℃、圧力13.3kPaにした。その後、昇を続け40分かけ圧力339Paまで減圧して留出するフェノールを系外に除去した。さらに昇温と減圧を続け、圧力が70Paに到達後、70Paを保持し、重縮合反応を行った。最終的な内部温度は285℃であった。所定撹拌動力になった時点で復圧し、重合反応装置出口より溶融状態のポリカーボネート樹脂をペレタイザーによりペレット化を行い、ペレットを得た。得られた芳香族ポリカーボネート樹脂(PC6)の還元粘度は0.52dl/gであった。
PC1及びPC5を重量比60:40の割合でドライブレンドした後、日本製鋼所(株)製2軸押出機(TEX30HSS−32)を用いて、樹脂温度250℃で押し出し、水で冷却固化させた後、回転式カッターでペレット化した。ペレットを、窒素雰囲気下、80℃で10時間乾燥した後に、射出成形機(日本製鋼所社製J75EII型)に供給し、樹脂温度250℃、金型温度60℃、成形サイクル40秒間の条件で、射出成形板(幅60mm×長さ60mm×厚さ3mm)を成形した。
得られたサンプルについて、表面鉛筆硬度、全光線透過率の測定を行なった結果を表1に示す。
PC1、及び、PC5を混合重量比40:60の割合で混合した以外は参考例1と同様の方法でサンプルの作製、評価を行なった。結果を表1に示す。
PC2、及び、PC6を混合重量比60:40の割合で混合した以外は参考例1と同様の方法でサンプルの作製、評価を行なった。結果を表1に示す。
PC2、及び、PC6を混合重量比40:60の割合で混合した以外は参考例1と同様の方法でサンプルの作製、評価を行なった。結果を表1に示す。
PC3、及び、PC6を混合重量比25:75の割合で混合した以外は参考例1と同様の方法でサンプルの作製、評価を行なった。結果を表1に示す。
PC4、及び、PC5を混合重量比90:10の割合で混合した以外は参考例1と同様の方法でサンプルの作製、評価を行なった。結果を表1に示す。
PC4、及び、PC5を混合重量比80:20の割合で混合した以外は参考例1と同様の方法でサンプルの作製、評価を行なった。結果を表1に示す。
PC4、及び、PC5を混合重量比60:40の割合で混合した以外は参考例1と同様の方法でサンプルの作製、評価を行なった。結果を表1に示す。
Claims (6)
- 下記式(2)で表されるジヒドロキシ化合物に由来する構造単位(a)を含むポリカーボネート樹脂(A)と、芳香族ポリカーボネート樹脂(B)とを含むポリカーボネート樹脂組成物(X)であって、
前記ポリカーボネート樹脂(A)は、下記式(1)で表される部位を有するジヒドロキシ化合物に由来する構造単位以外に、下記式(1)で表される部位を有するジヒドロキシ化合物以外のジヒドロキシ化合物に由来する構造単位を有し、
前記ジヒドロキシ化合物に由来する全構造単位に対する、前記の下記式(1)で表される部位を有するジヒドロキシ化合物以外のジヒドロキシ化合物に由来する構造単位の含有量が50モル%以下であり、
前記芳香族ポリカーボネート樹脂(B)が、下記一般式(7)で表される繰り返し構造を有するポリカーボネート樹脂であり、
−[−O−Ar 1 −X−Ar 2 −]−OC(=O)− (7)
(上記一般式(7)において、Ar 1 ,Ar 2 は各々独立して置換基を有するアリーレン基を表し、Xは単結合または2価基を表す。) 該芳香族ポリカーボネート樹脂(B)の還元粘度が0.55dl/g以下、
該ポリカーボネート樹脂組成物(X)中に占める前記芳香族ポリカーボネート樹脂(B)の割合が30重量%以上、
該ポリカーボネート樹脂組成物(X)の全光線透過率が90%以下であるポリカーボネート樹脂組成物。
- 前記式(2)で表されるジヒドロキシ化合物に由来する構造単位をポリカーボネート樹脂(A)中に20モル%以上90モル%未満含む、請求項1に記載のポリカーボネート樹脂組成物。
- 前記ポリカーボネート樹脂(A)が、脂肪族炭化水素のジヒドロキシ化合物に由来する構造単位及び脂環式炭化水素のジヒドロキシ化合物に由来する構造単位のうち少なくとも一方を含む共重合体である請求項1又は2に記載のポリカーボネート樹脂組成物。
- 前記ポリカーボネート樹脂(A)における脂肪族炭化水素のジヒドロキシ化合物に由来する構造単位及び脂環式炭化水素のジヒドロキシ化合物に由来する構造単位のうち少なくとも一方の含有割合が、10モル%以上80モル%未満である請求項3に記載のポリカーボネート樹脂組成物。
- 前記芳香族ポリカーボネート樹脂(B)が、ジヒドロキシ化合物に由来する全構造単位中、上記式(7)で表される構造単位を70モル%を超えて含有する請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のポリカーボネート樹脂組成物。
- 請求項1乃至5のいずれか1項に記載のポリカーボネート樹脂組成物を成形して得られるポリカーボネート樹脂成形品。
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