JP6007781B2 - 口腔用組成物及び口腔バイオフィルム除去剤 - Google Patents

口腔用組成物及び口腔バイオフィルム除去剤 Download PDF

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Description

本発明は、う蝕の原因となるバイオフィルムを化学的に除去する効果の高い口腔用組成物及び口腔バイオフィルム除去剤に関するものである。
口腔内のバイオフィルムを除去するには、歯ブラシを用いたブラッシングによる物理的な方法だけでなく、ブラシの届かないバイオフィルムをも除去可能な化学的方法が有用である。バイオフィルムは、様々な口腔内細菌の共凝集体と菌体外多糖類から構成される。そこで、化学的除去方法としては、共凝集抑制作用のあるエリスリトールや、菌体外多糖を分解する酵素のプロテアーゼやデキストラナーゼ、ムタナーゼなどを用いることが知られているが、その効果は更に改善の余地がある。
また、界面活性剤は洗浄作用を有することが知られ、洗浄剤として口腔用組成物に用いられている。この場合、ラウリルスルホ酢酸ナトリウムは、アニオン性界面活性剤特有の刺激がない活性剤として知られている(特許文献1:特開平6−72836号公報)。
しかし、従来、界面活性剤は、その浸透作用、界面清浄化作用の点から、わずかではあるが歯垢除去効果を有すると認識されていたが、界面活性剤の単独使用で十分な歯垢乃至バイオフィルム除去効果があるとは認識されていないのが現状である。
なお、特許文献2(特表2008−519043号公報)には、スルホ酢酸アルキルのアルカリ金属塩又はアンモニウム塩と水溶性亜鉛塩とを併用することが開示されているが、スルホ酢酸アルキル塩は亜鉛塩の収斂性を低減するために用いられているもので、バイオフィルム除去効果については示されていない。
一方、アルギニンは、バイオフィルム内の細菌間共凝集に作用してバイオフィルムの除去を促進することが特許文献3(特開2010−275398号公報)に記載されているが、これは、緑膿菌からなるバイオフィルムを除去し得るバイオフィルム除去剤が、ビグアニジン骨格を有する化合物又はその塩とアルカリ剤とを含有し、このアルカリ剤としてアルギニンを使用し得ることを開示するもので、口腔内のバイオフィルム除去ではない。
特開平6−72836号公報 特表2008−519043号公報 特開2010−275398号公報
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、う蝕の原因となるバイオフィルムを化学的に除去する効果の高い口腔用組成物及び口腔バイオフィルム除去剤を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を達成するために鋭意検討を重ねた結果、(A)親水基がスルホン酸塩からなるアニオン界面活性剤と、(B)(B−1)アシルアミノ酸塩及び/又は(B−2)アルギニンとを組み合わせることにより、口腔バイオフィルムの除去効果が格段に向上すること、しかも(A)成分のアニオン界面活性剤特有の苦味を抑制し得ることを見出した。
本発明においては、(A)成分のアニオン界面活性剤と(B)成分の(B−1)アシルアミノ酸塩及び/又は(B−2)アルギニンとが特異的かつ相乗的に作用してバイオフィルム除去効果が増強し、また、(A)成分のアニオン界面活性剤に由来する苦味を抑えることができる。
即ち、後述する比較例、実施例に示したように、アルキルスルホ酢酸塩(ラウリルスルホ酢酸ナトリウム)を単独使用した場合、作製したバイオフィルムの除去率は65%程度にとどまり、α−オレフィンスルホン酸塩を単独使用した場合のバイオフィルム除去率は66%程度にとどまる。また、アシルアミノ酸塩(ラウロイルサルコシンナトリウム)におけるバイオフィルム除去率は35%程度であり、十分なバイオフィルム除去効果がなく、特にアシルアミノ酸塩のバイオフィルム除去効果はかなり劣り、これを他の界面活性剤と併用してもバイオフィルム除去効果を向上させるものとは考えられないにも拘わらず、アルキルスルホ酢酸塩又はα−オレフィンスルホン酸塩とアシルアミノ酸塩とを併用した場合、意外なことに両アニオン界面活性剤が相乗的に作用しあい、これら両アニオン界面活性剤を併用するという界面活性剤の単独使用で十分なバイオフィルム除去効果が得られることを知見した。またこの場合、アルキルスルホ酢酸塩(ラウリルスルホ酢酸ナトリウム)又はα−オレフィンスルホン酸塩とラウリル硫酸ナトリウムとを併用したり、アシルアミノ酸塩(ラウロイルサルコシンナトリウム)とラウリル硫酸ナトリウムとを併用しても、十分なバイオフィルム除去効果が得られず、バイオフィルム除去効果はアルキルスルホ酢酸塩又はα−オレフィンスルホン酸塩とアシルアミノ酸塩とを併用した場合の特異的な作用効果であることを見出した。更に、アルキルスルホ酢酸塩は苦味が強く、α−オレフィンスルホン酸塩も苦味があり、従来、文献的にはその使用が開示されているものの、実際にはその使用が忌避されていたものであったが、アルキルスルホ酢酸塩又はα−オレフィンスルホン酸塩にアシルアミノ酸塩を併用すると、アルキルスルホ酢酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩に由来する苦味が解消され、また、アシルアミノ酸塩由来の刺激も解消され、実使用に耐えるものとなることを知見し、本発明をなすに至った。
更に、後述する比較例、実施例に示したようにアルギニンにおけるバイオフィルム除去率は10%程度でありバイオフィルム除去効果がかなり劣り、アルギニンとラウリル硫酸ナトリウムと併用しても十分なバイオフィルム除去効果が得られないものであるにも拘わらず、アルキルスルホ酢酸塩又はα−オレフィンスルホン酸塩とアルギニンとを併用した場合、意外なことに両成分が相乗的に作用し、バイオフィルム除去作用が増強することを見出した。またこの場合、上述のとおりアルギニンとラウリル硫酸ナトリウムと併用しても十分なバイオフィルム除去効果が得られず、また、アルキルスルホ酢酸塩又はα−オレフィンスルホン酸塩にリシンを併用しても十分なバイオフィルム除去効果が得られず、バイオフィルム除去効果はアルキルスルホ酢酸塩又はα−オレフィンスルホン酸塩とアルギニンとを併用した場合の特異的な作用効果であることを見出した。更に、アルキルスルホ酢酸塩は苦味が強く、α−オレフィンスルホン酸塩も苦味があり、従来、文献的にはその使用が開示されているものの、実際にはその使用が忌避されていたものであったが、アルキルスルホ酢酸塩又はα−オレフィンスルホン酸塩にアルギニンを併用すると、アルキルスルホ酢酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩に由来する苦味も解消され、実使用に耐えるものとなることを知見し、本発明をなすに至った。
従って、本発明は、下記の口腔用組成物及び口腔バイオフィルム除去剤を提供する。
〔1〕
(A)親水基がスルホン酸塩からなるアニオン界面活性剤と、(B)(B−1)アシルアミノ酸塩及び/又は(B−2)アルギニンとを含有することを特徴とする口腔用組成物。
〔2〕
(A)成分のアニオン界面活性剤が、アルキルスルホ酢酸塩及び/又はα−オレフィンスルホン酸塩である〔1〕記載の口腔用組成物。
〔3〕
(A)成分のアニオン界面活性剤が、ラウリルスルホ酢酸塩及び/又は炭素数14のα−オレフィンスルホン酸塩である〔2〕記載の口腔用組成物。
〔4〕
(A)成分がアルキルスルホ酢酸塩であり、(B)成分が(B−1)アシルアミノ酸塩である〔1〕〜〔3〕のいずれかに記載の口腔用組成物。
〔5〕
(B)成分の(B−1)アシルアミノ酸塩が、アシルサルコシン塩又はアシルタウリン塩である〔1〕〜〔4〕のいずれかに記載の口腔用組成物。
〔6〕
(A)成分を0.01〜2質量%、(B)成分として(B−1)アシルアミノ酸塩を0.01〜1質量%含有する〔1〕〜〔5〕のいずれかに記載の口腔用組成物。
〔7〕
(A)成分を0.01〜2質量%、(B)成分として(B−2)アルギニンを0.01〜10質量%含有する〔1〕〜〔3〕のいずれかに記載の口腔用組成物。
〔8〕
(A)成分及び(B)成分の配合比率が、(A)/(B)の質量比として0.01〜50である〔1〕〜〔7〕のいずれかに記載の口腔用組成物。
〔9〕
(A)親水基がスルホン酸塩からなるアニオン界面活性剤と、(B)(B−1)アシルアミノ酸塩及び/又は(B−2)アルギニンとからなることを特徴とする口腔バイオフィルム除去剤。
〔10〕
(A)成分及び(B)成分の配合比率が、(A)/(B)の質量比として0.01〜50である〔9〕記載の口腔バイオフィルム除去剤。
本発明の口腔用組成物及び口腔バイオフィルム除去剤は、(A)親水基がスルホン酸塩からなるアニオン界面活性剤と、(B)(B−1)アシルアミノ酸塩及び/又は(B−2)アルギニンとを併用することにより、う蝕の原因となる口腔バイオフィルムの優れた化学的除去効果を与える。更に、(A)成分のアニオン界面活性剤、特にアルキルスルホ酢酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩に特有の苦味も抑制し得る。
本発明の口腔用組成物は、(A)親水基がスルホン酸塩からなるアニオン界面活性剤と、(B)(B−1)アシルアミノ酸塩及び/又は(B−2)アルギニンを含有してなる。該口腔用組成物は、口腔バイオフィルム除去用として有効である。
(A)親水基がスルホン酸塩からなるアニオン界面活性剤としては、アルキルスルホ酢酸塩及び/又はα−オレフィンスルホン酸塩を用いることができる。(A)成分のアニオン界面活性剤は、(B)成分と併用することで、バイオフィルム除去効果が格段に向上する。また、(B−1)アシルアミノ酸塩の口腔粘膜刺激性を抑制する効果を有する。
アルキルスルホ酢酸塩としては、アルキル基の炭素数が10〜20のアルキルスルホ酢酸のナトリウム、カリウムなどのアルカリ金属塩を用いることができ、市販品を使用することができる。好ましくはラウリルスルホ酢酸ナトリウムである。
また、α−オレフィンスルホン酸塩としては、炭素数が14〜16のα−オレフィンスルホン酸のナトリウム、カリウムなどのアルカリ金属塩を用いることができ、好ましくは炭素数14のα−オレフィンスルホン酸ナトリウムであり、これらは市販品を使用することができる。なお、α−オレフィンスルホン酸塩は、副生物としてヒドロキシアルキルスルホン酸塩を含むことがあり、その割合は特に限定されるものではないが通常20質量%以下であるが、このようなα−オレフィンスルホン酸塩を本発明では用いることができる。
(A)成分の配合量は、口腔用組成物中0.01〜2質量%であることが好ましく、より好ましくは0.02〜1.5質量%、更に好ましくは0.05〜1質量%である。0.01質量%以上であると、十分なバイオフィルム除去効果を得ることができる。また、口腔粘膜刺激の抑制効果を得ることができる。2質量%以下であると口腔粘膜刺激性及び苦味が強くなることがなく、使用上好ましい。
(B)成分は、(B−1)アシルアミノ酸塩及び/又は(B−2)アルギニンであり、上記(A)成分と併用することで、バイオフィルム除去効果を格段に向上させることができ、更に(A)成分のアニオン界面活性剤、特にアルキルスルホ酢酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩の苦味抑制効果を有する。
(B)成分としては、(B−1)アシルアミノ酸塩又は(B−2)アルギニンが用いられるが、効果発現の点で(B−1)アシルアミノ酸塩及び(B−2)アルギニンを用いてもよい。
(B−1)成分のアシルアミノ酸塩としては、アシルサルコシン塩又はアシルタウリン塩を挙げることができ、特にアシル基の炭素数が10〜20のアシルサルコシン又はアシルタウリンのナトリウム、カリウムなどのアルカリ金属塩を好適に用いることができ、具体的には、ココイルサルコシンナトリウム、ラウロイルサルコシンナトリウム、ミリストイルサルコシンナトリウム、パルミトイルサルコシンナトリウム、ココイルメチルタウリンナトリウム、ラウロイルメチルタウリンナトリウム、ミリストイルメチルタウリンナトリウム、パルミトイルメチルタウリンナトリウム、ステアロイルメチルタウリンナトリウムなどが挙げられる。
(B−1)アシルアミノ酸塩は、炭素数の短いものほどバイオフィルム除去効果を向上できるが口腔粘膜刺激性が強くなるもので、中でも、ラウロイルサルコシンナトリウム、ミリストイルサルコシンナトリウム、ココイルサルコシンナトリウム、ラウロイルメチルタウリンナトリウム、ミリストイルメチルタウリンナトリウム、ココイルメチルタウリンナトリウムが効果発現の点からより好ましく、特に、口腔粘膜刺激性の点でラウロイルサルコシンナトリウム、ラウロイルメチルタウリンナトリウム、ミリストイルサルコシンナトリウム、ミリストイルメチルタウリンナトリウムが更に好ましく、とりわけラウロイルサルコシンナトリウム、ラウロイルメチルタウリンが好ましい。
(B−1)アシルアミノ酸塩を配合する場合、その配合量は、口腔用組成物中0.01〜1質量%であることが好ましく、より好ましくは0.02〜0.8質量%、更に好ましくは0.05〜0.5質量%である。0.01質量%以上であると、十分なバイオフィルム除去効果の向上作用や苦味抑制効果を得ることができる。1質量%以下であると口腔粘膜刺激性及び苦味が強くなることがなく、使用上好ましい。
(B−2)アルギニンを配合する場合、その配合量は、口腔用組成物中0.01〜10質量%であることが好ましく、より好ましくは0.05〜5質量%、更に好ましくは0.1〜5質量%である。0.01質量%以上であると、十分なバイオフィルム除去効果の向上作用や苦味抑制効果を得ることができる。10質量%以下であるとアルギニン自体の苦味が強く発現することがなく、口腔粘膜刺激性及び苦味が強くなることがないので、使用上好ましい。
また、(B−1)アシルアミノ酸塩及び(B−2)アルギニンを配合する場合は、それぞれの配合量の範囲内で配合して両成分を併用することが好ましい。
(A)成分及び(B)成分の配合比率は、(A)/(B)の質量比として0.01〜50であることが好ましい。この範囲で配合するとバイオフィルム除去効果がより優れ、また、苦味抑制効果が向上する。更に、口腔粘膜刺激抑制効果が向上する。(A)、(B)成分は、この配合比率を保った状態で上記配合量の範囲で口腔用組成物に配合することが好ましい。
更に、(A)成分及び(B−1)成分の配合比率は、(A)/(B−1)が質量比として0.01〜50が好ましく、より好ましくは0.1〜20、更に好ましくは0.2〜10の範囲である。
また、(A)成分及び(B−2)成分の配合比率は、(A)/(B−2)が質量比として0.01〜50が好ましく、より好ましくは0.02〜20、更に好ましくは0.02〜10の範囲である。
本発明においては、(A)ラウリルスルホ酢酸ナトリウム及び/又はα−オレフィンスルホン酸ナトリウムを0.05〜1質量%、(B)成分として(B−1)アシルアミノ酸塩、特にラウロイルサルコシンナトリウムを0.05〜0.5質量%含有し、(A)/(B−1)が質量比として0.1〜20、特に0.2〜10の範囲であることが、とりわけ好ましい。
また、(A)ラウリルスルホ酢酸ナトリウム及び/又はα−オレフィンスルホン酸ナトリウムを0.05〜1質量%、(B)成分として(B−2)アルギニンを0.05〜5質量%、特に0.1〜5質量%含有し、(A)/(B−2)が質量比として0.01〜20、特に0.02〜10の範囲であり、かつ後述のように組成物のpHが6.5〜9.5の範囲であることが、とりわけ好ましい。
更に、本発明では、縮合リン酸塩及び/又は糖アルコールを配合することが好ましく、縮合リン酸塩及び/又は糖アルコールを配合するとバイオフィルム除去効果が向上し、また、特に糖アルコールを配合すると苦味抑制効果、口腔粘膜刺激抑制効果も向上する。
縮合リン酸塩としては、ピロリン酸、ポリリン酸、トリポリリン酸、メタリン酸等のナトリウム塩が挙げられる。
縮合リン酸塩の配合量は、口腔用組成物中0.05〜5質量%であることが好ましい。配合量が多いほどバイオフィルム除去効果は向上するが、刺激が強くなるのを抑え使用上好ましいものを得るには5質量%以下が望ましい。
糖アルコールとしては、ソルビトール、キシリトール、エリスリトール等が挙げられる。糖アルコールの配合量は、口腔用組成物中5〜50質量%であることが好ましい。配合量が多いほどバイオフィルム除去効果が向上し、また苦味抑制効果が向上するが、苦味が強くなるのを抑え使用上好ましいものを得るには50質量%以下が望ましい。
本発明の口腔用組成物は、液体、液状、ペースト状などの形態として調製され、練歯磨、液体歯磨、液状歯磨、潤製歯磨等の歯磨剤、洗口剤などとして調製でき、これらは通常の方法で調製することができる。
本発明の口腔用組成物は、上記必須成分に加えて、必要によりその剤型に応じたその他の任意成分を本発明の効果を損なわない範囲で配合することができる。具体的には、上記成分に加えて、歯磨剤の場合は、例えば、研磨剤、粘結剤、粘稠剤、(A),(B−1)成分以外の界面活性剤、甘味剤、防腐剤、香料、色素、各種有効成分、水等の溶剤、pH調整剤などを配合し得る。また、洗口剤の場合は、例えば、湿潤剤、(A),(B−1)成分以外の界面活性剤、溶剤、pH調整剤、防腐剤、殺菌剤、香料、甘味剤、色素、各種有効成分などを配合し得る。
以下に任意成分の具体例を示すが、本発明の組成物に配合可能な成分はこれらに制限されるものではない。
研磨剤としては、結晶性シリカ、非晶性シリカ、シリカゲル、アルミノシリケート等のシリカ系研磨剤、ゼオライト、リン酸水素カルシウム無水和物、リン酸水素カルシウム2水和物、ピロリン酸カルシウム、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、アルミナ、炭酸マグネシウム、第3リン酸マグネシウム、ケイ酸ジルコニウム、第3リン酸カルシウム、ハイドロキシアパタイト、第4リン酸カルシウム、合成樹脂系研磨剤等が挙げられる。
これらの研磨剤は、1種を単独でもしくは2種以上を組み合わせて使用することができ、通常、歯磨剤の場合、組成物全体の5〜70質量%、特に10〜50質量%配合することができる。
粘結剤としては、例えば、プルラン、ゼラチン、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、カラギーナン、アルギン酸ナトリウム、キサンタンガム、ポリアクリル酸ナトリウム、アラビアガム、グアーガム、ローカストビーンガム、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン等が挙げられる。これら粘結剤は、1種を単独でもしくは2種以上を組み合わせて使用することができ、通常、組成物全体の0〜10質量%、特に0.1〜5質量%配合することができる。
粘稠剤(湿潤剤)としては、例えば、プロピレングリコール、ブチレングリコール、グリセリン、ポリエチレングリコール等の多価アルコールなどが挙げられる。これら粘稠剤は、本発明の効果を妨げない範囲で配合することが好ましく、通常、組成物全体の0〜70質量%、特に3〜50質量%配合することができる。
界面活性剤としては、(A)、(B−1)成分以外のアニオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤等の界面活性剤を配合することができ、例えば、アルキル硫酸塩、グリセリン脂肪酸エステルの硫酸塩などのアニオン界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンブロック共重合体、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、グリセリンエステルのポリオキシエチレンエーテル、ショ糖脂肪酸エステル、アルキロールアミドなどのノニオン界面活性剤などを使用できる。これら界面活性剤は、1種を単独でもしくは2種以上を組み合わせて使用することができ、通常、組成物全体の0〜10質量%、特に0.1〜5質量%配合することができる。なお、ノニオン界面活性剤の配合量は5質量%以下が好ましい。
本発明においては、(A)成分に(B−1)アシルアミノ酸塩を用いた系にポリオキシエチレン硬化ヒマシ油等のノニオン界面活性剤を配合するとバイオフィルム除去効果が低下する傾向があるが、(B)成分として(B−2)アルギニンを用いるとバイオフィルム除去効果が低下することなく高いバイオフィルム除去効果を維持できる。この点から、(B)成分として(B−1)アシルアミノ酸塩及び(B−2)アルギニンを併用することが、効果発現の点でより好適である。
甘味剤としては、例えば、サッカリンナトリウム、ステビオサイド、ネオヘスペリジルジヒドロカルコン、グリチルリチン、ペリラルチン、p−メトキシシンナミックアルデヒド、ソーマチン等が挙げられる。
防腐剤としては、例えば、安息香酸ナトリウム、メチルパラベン、エチルパラベン、ブチルパラベン等のパラオキシ安息香酸エステル、エチレンジアミン四酢酸塩、塩化ベンザルコニウムなどが配合できる。
香料としては、ペパーミント油、スペアミント油、アニス油、ユーカリ油、ウィンターグリーン油、カシア油、クローブ油、タイム油、セージ油、レモン油、オレンジ油、ハッカ油、カルダモン油、コリアンダー油、マンダリン油、ライム油、ラベンダー油、ローズマリー油、ローレル油、カモミル油、キャラウェイ油、マジョラム油、ベイ油、レモングラス油、オリガナム油、パインニードル油、ネロリ油、ローズ油、ジャスミン油、グレープフルーツ油、スウィーティー油、柚油、イリスコンクリート、アブソリュートペパーミント、アブソリュートローズ、オレンジフラワー等の天然香料、及びこれら天然香料の加工処理(前溜部カット、後溜部カット、分留、液液抽出、エッセンス化、粉末香料化等)した香料、及び、l−メントール、カルボン、アネトール、シネオール、サリチル酸メチル、シンナミックアルデヒド、オイゲノール、3−l−メントキシプロパン−1,2−ジオール、チモール、リナロール、リナリールアセテート、リモネン、メントン、メンチルアセテート、N−置換−パラメンタン−3−カルボキサミド、ピネン、オクチルアルデヒド、シトラール、プレゴン、カルビールアセテート、アニスアルデヒド、エチルアセテート、エチルブチレート、アリルシクロヘキサンプロピオネート、メチルアンスラニレート、エチルメチルフェニルグリシデート、バニリン、ウンデカラクトン、ヘキサナール、ブタノール、イソアミルアルコール、ヘキセノール、ジメチルサルファイド、シクロテン、フルフラール、トリメチルピラジン、エチルラクテート、エチルチオアセテート等の単品香料、更に、ストロベリーフレーバー、アップルフレーバー、バナナフレーバー、パイナップルフレーバー、グレープフレーバー、マンゴーフレーバー、バターフレーバー、ミルクフレーバー、フルーツミックスフレーバー、トロピカルフルーツフレーバー等の調合香料など、口腔用組成物に用いられる公知の香料素材を組み合わせて使用することができる。
色素としては、目的の色調により口腔用組成物に使用可能な色素を任意に使用することができる。食用色素としては、例えばブリリアントブルー、タートラジンなど、顔料としては酸化チタンなどが挙げられる。
有効成分(薬用成分)としては、例えば、クロロヘキシジン、トリクロサン、イソプロピルメチルフェノール、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化ベンザルコニウム、グルコン酸亜鉛、クエン酸亜鉛等の殺菌又は抗菌剤、エタンヒドロキシジホスフォネート等の歯石予防剤、トラネキサム酸、グリチルリチン酸及びその塩類、アラントインクロルヒドロキシアルミニウム等の抗炎症剤、ヒドロキシエチルセルロースジメチルジアリルアンモニウムクロリド等のコーティング剤、デキストラナーゼ、ムタナーゼ、塩化リゾチーム等の酵素剤、アスコルビン酸、酢酸トコフェロール等のビタミン類、塩化ナトリウム等の収斂剤、乳酸アルミニウム、塩化ストロンチウム、硝酸カリウム等の知覚過敏抑制剤、フッ化ナトリウム、モノフルオロリン酸ナトリウム、フッ化第一錫等のフッ化物などを、薬剤学的に許容できる範囲で使用することができる。
また、溶剤としてエタノール、水等を配合し得る。
本発明組成物のpHは、口腔内及び人体に安全性上問題ない範囲であれば特に限定されるものではないが、通常pH6〜10、特にpH6〜9の範囲が汎用的である。
特に(B−2)アルギニンを配合する場合は、好ましくはpH6〜10、より好ましくはpH6.5〜9.5の範囲である。この範囲であると、特に(A)成分と(B)(B−2)アルギニンとの併用系においてバイオフィルム除去効果がより優れ、また口腔粘膜刺激をより抑制できる。
組成物のpHは、pH調整剤を用いて調製してもよく、pH調整剤としては、酢酸、塩酸、硫酸、硝酸、クエン酸、リン酸、リンゴ酸、グルコン酸、マレイン酸、コハク酸、グルタミン酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、酢酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、クエン酸水素ナトリウム、リン酸ナトリウム、リン酸水素ナトリウム等の酸やアルカリを適量配合し得る。
なお、これら任意成分の配合量は本発明の効果を損なわない範囲とすることができる。
また、本発明は、(A)親水基がスルホン酸塩からなるアニオン界面活性剤と、(B)(B−1)アシルアミノ酸塩及び/又は(B−2)アルギニンとからなる口腔バイオフィルム除去剤を提供する。この場合、配合成分やその配合量、比率等の詳細はいずれも上記と同様である。
以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。なお、下記の例において、%は特に断らないかぎりいずれも質量%を示す。
[実施例、比較例]
表1〜10に示す組成の口腔用組成物を、下記方法で洗口液(実施例1〜19、23〜88及び比較例1〜14)又は歯磨剤(実施例20〜22、89〜94)の剤型に調製し、下記方法で評価した。結果を表1〜10に併記する。なお、表1〜3、6、7、10中の各例はいずれも組成物のpHは6〜9の範囲内であった。
洗口液の調製は、以下の通りである。プロピレングリコール等の湿潤剤を含む精製水中に、所用の水溶性成分を常温で完全に溶解させた。更に界面活性剤などを混合し、スリーワンモーターと回転羽根を有する撹拌機で撹拌し、均一液として洗口液を得た。
歯磨剤の調製は、以下の通りである。まず、プロピレングリコール等の湿潤剤を含む精製水中に、所用の水溶性成分を常温で混合後、更に粘結剤などを混合し、ディスパーで分散させた。ニーダー中に分散液、研磨剤などを入れて混合後、香料、界面活性剤を加えた。ニーダー内を約5kPaまで減圧して脱泡を行い、更に混合を続けて歯磨剤を得た。
<バイオフィルム除去効果>
(1)モデルバイオフィルムの作製方法
直径7mm×厚さ3.5mmのハイドロキシアパタイト(HA)板(旭光学社製)を0.45μmのフィルターでろ過したヒト無刺激唾液で4時間処理したものをモデルバイオフィルム作製の担体に用い、培養液には、ベイサルメディウムムチン培養液(BMM)*1を用いた。モデルバイオフィルムを作製するために使用した菌株は、American Type Culture Collectionより購入したアクチノマイセス ヴィスコサス(Actinomyces viscosus)ATCC43146、ベイヨネラ パルビュラ(Veillonella parvula)ATCC17745、フゾバクテリウム ヌクレアタム(Fusobacterium nucleatum)ATCC10953、ストレプトコッカス オラリス(Streptococcus oralis)ATCC10557、ストレプトコッカス ミュータンス(Streptococcus mutans)ATCC25175を用いた。これら5菌株は予めBMM3,000mLを入れたRotating Disk Reactor(培養槽)にそれぞれ1×107cfu/mL(cfu:colony forming units)になるように接種し、唾液処理したHA担体と共に37℃、嫌気的条件下(5vol%炭酸ガス、95vol%窒素)で24時間培養した。その後、同条件でBMM培地を置換率5vol%/時間の割合で連続的に供給し10日間培養を行い、HA表面に5菌株種混合のモデルバイオフィルムを形成させた。
(2)モデルバイオフィルムの除去効果
形成させたモデルバイオフィルムは、24穴マルチプレート(住友ベークライト社製)に移し、表に示した口腔用組成物(洗口液は2mL、歯磨剤は健常人より採取した唾液による3倍希釈液の遠心上清(10,000rpm、10分)を2mL)を加え、3分間浸漬した。その後、PBS(和光純薬工業社製)1mLで6回洗浄し、同バッファー2mLを添加した試験管(直径13mm×100mm)内で超音波処理(200μA、10秒間)により分散した。この分散液の波長550nmでの濁度を測定することで、バイオフィルム残存量を測定した。
試験組成物のバイオフィルム除去効果は、下式によりコントロール(PBS処置:口腔用組成物の代わりにPBS2mLに浸漬)に対する除去率を求め、この除去率から、下記基準に則りバイオフィルム除去効果を判定した。
バイオフィルム除去率(%)
=(コントロールの濁度−試験組成物処置の濁度)/コントロールの濁度×100
(バイオフィルム除去効果の判定基準)
AA:バイオフィルム除去率が80%以上
A:バイオフィルム除去率が70%以上80%未満
B:バイオフィルム除去率が60%以上70%未満
C:バイオフィルム除去率が50%以上60%未満
D:バイオフィルム除去率が50%未満
(A以上を合格とした)
*1 BMMの組成:1リットル中の質量で表す。
プロテオースペプトン(Becton and Dickinson社製):4g/L
トリプトン(Becton and Dickinson社製):2g/L
イーストエキス(Becton and Dickinson社製):2g/L
ムチン(Sigma社製):5g/L
ヘミン(Sigma社製):2.5mg/L
ビタミンK(和光純薬工業社製):0.5mg/L
KCl(和光純薬工業社製):1g/L
システイン(和光純薬工業社製):0.2g/L
蒸留水:残
(全量が1Lになるようにメスアップし、121℃で20分間オートクレーブした。)
<口腔粘膜刺激性及び苦味評価>
表に記載の口腔用組成物の口腔粘膜刺激性及び苦味を、下記評点基準で官能評価(パネル6名)を行った。なお、洗口液は、組成物10mLを口に含み、20秒間洗口することで評価し、歯磨剤は、1gを歯ブラシにとり、3分間ブラッシングすることで評価した。口腔粘膜刺激性及び苦味は、6名の平均から下記評価基準に基づき評価した。
口腔粘膜刺激性
(評点基準)
5:刺激を感じない
4:殆ど刺激を感じない
3:やや刺激を感じる
2:刺激を感じる
1:強い刺激を感じる
(評価基準)
◎:平均値が4点以上5点以下
○:平均値が3点以上4点未満
△:平均値が2点以上3点未満
×:平均値が1点以上2点未満
苦味
(評点基準)
5:苦味を感じない
4:苦味を殆ど感じない
3:やや苦味を感じる
2:苦味を感じる
1:強い苦味を感じる
(評価基準)
◎:平均値が4点以上5点以下
○:平均値が3点以上4点未満
△:平均値が2点以上3点未満
×:平均値が1点以上2点未満
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*;炭素数14のα−オレフィンスルホン酸ナトリウム(以下、同様)。
Figure 0006007781
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表1〜10の結果より、本発明の口腔用組成物は、口腔バイオフィルム除去効果に優れ、更に口腔粘膜刺激性及び苦味のないものであることが確認できた。これに対して、(A)、(B)成分のいずれかを欠く場合や、(A)、(B)成分の代わりに他の成分を用いた場合は、いずれも満足な口腔バイオフィルム除去効果が得られず、また、口腔粘膜刺激性や苦味を有するものとなり、本発明の目的を達成できない。

Claims (9)

  1. (A)アルキル基の炭素数が10〜20であるアルキルスルホ酢酸塩及び/又は炭素数14〜16のα−オレフィンスルホン酸塩であるアニオン界面活性剤を0.01〜2質量%と、
    (B)B−2)アルギニンを0.01〜10質量%
    を含有し、(A)成分と(B)成分との配合比率を示す(A)/(B)が質量比として0.01〜50であることを特徴とする口腔用組成物。
  2. (B)成分として、(B−2)アルギニンに加えて、(B−1)アシル基の炭素数が10〜20であるアシルサルコシン塩及びアシルタウリン塩から選ばれるアシルアミノ酸塩を0.01〜1質量%含有し、(A)成分と(B)成分である(B−1)及び(B−2)成分との配合比率を示す(A)/((B−1)+(B−2))が質量比として0.01〜50である請求項1記載の口腔用組成物。
  3. (A)成分のアニオン界面活性剤が、ラウリルスルホ酢酸塩及び/又は炭素数14のα−オレフィンスルホン酸塩である請求項1又は2記載の口腔用組成物。
  4. (B−1)成分が、ラウロイルサルコシンナトリウム、ミリストイルサルコシンナトリウム、ココイルサルコシンナトリウム、ラウロイルメチルタウリンナトリウム、ミリストイルメチルタウリンナトリウム及びココイルメチルタウリンナトリウムから選ばれるアシルアミノ酸塩である請求項2又は3記載の口腔用組成物。
  5. 組成物のpHが6〜10である請求項1〜4のいずれか1項記載の口腔用組成物。
  6. 洗口剤又は歯磨剤である請求項1〜5のいずれか1項記載の口腔用組成物。
  7. (A)アルキル基の炭素数が10〜20であるアルキルスルホ酢酸塩及び/又は炭素数14〜16のα−オレフィンスルホン酸塩であるアニオン界面活性剤と、
    (B)(B−1)アシル基の炭素数が10〜20であるアシルサルコシン塩及びアシルタウリン塩から選ばれるアシルアミノ酸塩及び/又は(B−2)アルギニンと
    からなり、(A)成分と(B)成分との配合比率を示す(A)/(B)が質量比として0.01〜50であることを特徴とする口腔バイオフィルム除去剤。
  8. (A)成分のアニオン界面活性剤が、ラウリルスルホ酢酸塩及び/又は炭素数14のα−オレフィンスルホン酸塩である請求項7記載の口腔バイオフィルム除去剤。
  9. (B−1)成分が、ラウロイルサルコシンナトリウム、ミリストイルサルコシンナトリウム、ココイルサルコシンナトリウム、ラウロイルメチルタウリンナトリウム、ミリストイルメチルタウリンナトリウム及びココイルメチルタウリンナトリウムから選ばれるアシルアミノ酸塩である請求項7又は8記載の口腔バイオフィルム除去剤。
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