JP6006945B2 - インターホンシステム - Google Patents
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Description
こうした状態を無くすために、来訪者をカメラの撮像範囲である玄関子機前に居させるインターホンが提案されている。例えば特許文献1では、玄関子機前の床にフットスイッチを配置し、来訪者がその上に居なければ呼び出しできない構成となっている。
またセンサカメラの場合も、人物の存在を感知すると居室親機が報知動作してセンサカメラの撮像映像がモニタに表示されるが、居住者が警報を認識してから居室親機のモニタで確認するまでのタイムラグにより、それまでに不審者がセンサカメラの撮像範囲外に移動してしまったら、現在の映像を表示しているモニタでは確認できない場合が発生した。
この構成によれば、居住者が応答操作する段階で来訪者がカメラ撮像範囲外へ移動してしまった場合でも、モニタには呼出操作した直後の映像が表示されているため、来訪者を確認でき、居住者は安心してそして素早く応答することが可能となる。また、映像は揮発性メモリに保存されることで、例えば次の呼び出しによって上書きにより自動消去することが可能であり、別途消去操作する必要がなく保存映像の管理が容易である。更に、揮発性メモリの使用により、アクセスが早く書き込み回数によるICの劣化がし難い構成とすることができる。
この構成によれば、録画操作部を操作することでカメラが撮像を開始した直後の映像は削除操作しない限り保存が継続される。よって、不審者等残したい映像は継続して保存することができ、セキュリティ性を高めることができる。
この構成によれば、カメラが撮像を開始した映像が動画状態で繰り返して表示されるため、居住者はモニタで来訪者や不審者を確認し易く、セキュリティ性が向上する。
この構成によれば、現在の状態が大画面で表示されるため、居住者は現在の状況を把握し易い。
この構成によれば、カメラが撮像を開始した直後の映像が異なるタイミングの静止画で表示されるため、人物の確認がし易い。また、モニタを見たタイミングで来訪者等を確認でき便利である。
この構成によれば、見たい映像を簡易な操作で大画面で表示させることができるので、人物の確認がし易い。
更に、センサカメラが接続された居室親機にあっては、人感センサが感知動作した直後の映像、即ち人物が撮像されている確率が高い映像がモニタに表示され続けるため、映像により不審者等人物を確認し易く、セキュリティの向上を図ることができる。
更に親機CPU30の制御により、子機カメラ15が撮像を開始した時点から一定時間(例えば2秒間)の映像を揮発性メモリ24へ保存する。この保存する時間幅は予め居室親機2において設定される。
そのため、映像の保存が完了するまでの時間(最初の例えば2秒間)は小画面M2に映像は表示されず、2秒後から後大画面M1での現在の撮像映像の表示に加えて小画面M2で保存映像が繰り返して表示される。
このとき、小画面M2のみに来訪者が映っている場合は、大小の画面M1,M2を入れ替えて確認することができる。具体的に、小画面M2をタッチ操作することで、親機CPU30がこのタッチパネル29の操作を受けて画面変更を実施し、小画面M2の映像が大画面M1で表示され、大画面M1の映像が小画面M2に切り替わって表示される。尚、この表示の切り替えは、それぞれの画面の表示位置で大小を変更しても良い。
尚、モニタ22での表示は、最初は1画面で現在の映像のみ表示し、揮発性メモリ24への保存が完了したら大小に分割した画面に移行して2画面表示させても良い。
そして、通話中に揮発性メモリ24に保存された映像は不揮発性メモリ25に移行して自動保存される。その後、通話が終了して待受け状態になると、揮発性メモリ24に残っている保存映像は、次回の呼出時に上書きされて消去される。尚、録画ボタンの操作により現在の映像も連続して不揮発性メモリ25に保存しても良い。
揮発性メモリ24に保存する時間幅が2秒の場合、例えば0.5秒後から0.5秒間隔の静止画が各画面に表示される。そして、この静止画表示の場合も、拡大したい小画面をタッチ操作することで、画面の大小を入れ替えでき、見たい静止画を拡大できる。
この場合、子機カメラ15が撮像を開始した直後の映像が異なるタイミングの静止画で表示されるため、いずれかの画像で人物を確認できる確率が高く、モニタ22を見たタイミングで来訪者等を確認でき便利である。
また、応答操作してからは小画面M2の表示が薄くなり、大画面M1の現在の撮像映像のみ確認し易い映像で表示されることで、居住者は現在の映像に集中でき、従来通り感覚で応答でき違和感無く応答できる。また、応答操作するまでは、子機カメラ15が撮像を開始した直後の映像も明瞭に表示されるため、来訪者を確認し易い。
更に、録画操作すれば、子機カメラ15が撮像を開始した直後の映像は削除操作しない限り保存が継続される。よって、不審者等残したい映像は継続して保存することができ、セキュリティ性を高めることができる。
こうして、カメラ33が撮像を開始した映像が動画状態で繰り返して表示されることで、居住者がモニタ22を見るタイミングに拘わらず、いつでも不審者をいずれかの画面で確認でき便利であるしセキュリティが向上する。また、最初は現在の状態が大画面M1で表示されるため、居住者は現在の状況を把握し易いし、見たい映像が小画面M2の場合でも、簡易な操作で大画面M1に表示でき、人物の確認がし易い。
こうしてセンサカメラ3が玄関子機1のように動作し、居住者は不審者を映像で見ながら通話することが可能となり、居住者自身の音声で威嚇したり不審者が誰か訪ねることができる。
また、上記実施形態では、静止画を表示する場合は4画面としたが、動画と同様に1画面だけであっても良い。複数画面とすれば撮像人物を確認できる確率が増すので好ましい。
更に、玄関子機1に人感センサを設けて上記センサカメラ3のように動作させても良い。この場合、居室親機2は上記センサカメラ3の場合と同様の動作を実施すれば良く、人感センサの感知動作を受けて居室親機2が警報音を鳴動し、子機カメラ15の撮像映像がモニタ22に表示される。このように、玄関子機1に人感センサを設ければ、玄関子機1の子機カメラ15の撮像エリアに別途センサカメラ3を設ける必要がなくなる。また、その後呼出操作が成されたら、通常の呼出動作を実施すれば良い。
Claims (6)
- 玄関等の住戸外に設置されて居住者を呼び出す機能及び来訪者を撮像するためのカメラを備えた玄関子機と、住戸内に設置されて前記玄関子機からの呼び出しに応答する機能及び前記カメラの撮像映像を表示するモニタを備えた居室親機とを有するインターホンシステムであって、
前記居室親機が、前記カメラの撮像映像を一時的に保存する揮発性メモリと、前記カメラ撮像映像の表示や保存を制御する映像制御部とを備え、
呼出操作された前記玄関子機が、前記カメラの撮像映像を前記居室親機に送信すると、前記映像制御部は、前記カメラの撮像映像を前記モニタに表示させると共に、前記カメラが撮像を開始した最初の所定時間の映像を前記揮発性メモリに保存し、更に所定時間経過後は前記カメラの現在の撮像映像の表示に加えて前記揮発性メモリに保存された映像を動画或いは静止画の状態で前記モニタに表示させ、
更に呼び出しに対して応答する通話ボタンが操作されると、前記揮発性メモリに保存された映像の表示のみ薄い色或いは輝度を落として表示することを特徴とするインターホンシステム。 - 前記居室親機は映像を保存する不揮発性メモリと、前記揮発性メモリに保存された映像を前記不揮発性メモリに移動する録画操作部を有することを特徴とする請求項1記載のインターホンシステム。
- 前記映像制御部は、前記カメラの現在の撮像映像の表示と並行して前記揮発性メモリに保存された前記カメラが撮像を開始した最初の所定時間の映像を表示し、前記映像は所定時間の映像が繰り返して表示されることを特徴とする請求項1又は2記載のインターホンシステム。
- 前記映像制御部は、前記モニタを大小2画面に分割して前記カメラの撮像映像を表示し、前記モニタの50%以上を使用した大画面で現在の映像を表示し、50%未満の小画面で保存映像を表示することを特徴とする請求項3に記載のインターホンシステム。
- 前記映像制御部は、前記モニタを1つの大画面と複数の小画面に分割して前記カメラの撮像映像を表示し、
前記大画面に現在の映像を表示する一方、前記複数の小画面には保存映像の異なる時刻の静止画を表示することを特徴とする請求項1又は2に記載のインターホンシステム。 - 前記居室親機は、前記モニタの表示を操作するためのタッチパネルをモニタ上に有し、前記映像制御部は、小画面領域がタッチ操作されるとタッチされた小画面を大画面に変化させ、同時に大画面を小画面に変化させることを特徴とする請求項4又は5記載のインターホンシステム。
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