JP5759202B2 - インターホン装置 - Google Patents
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Description
このような安否確認できる装置を設置することで、電話による応答がない場合やメール等の返信がない場合であっても、居住者宅を訪問することなく安否の確認をおこなうことができた。
一方で、地域の1人暮らしの老人等を担当する福祉関係者にとっては、訪問して確認する方が確実であるし異常発生時に対応しやすいため、そのような装置を必要とはしなかった。ただし、訪問してインターホンにより呼び出して安否を確認する手間は、呼び出してから応答があるまで時間を要するし会話が長引いたりするため、多くの対象者に対してスムーズに安否確認することが難しかったし、居住者が不在の時は異常が発生したと勘違いすることがあった。
この構成によれば、玄関子機から居住者を呼び出すことなく居住者の安否を確認できるので、安否確認者は居住者が応答するのを待つ必要がない。一方、居住者は安否確認を受けたときに居室親機を操作する必要が無く、更に安否確認時に外出していても良いため、双方にとって利便性が良い。
この構成によれば、安否確認者は外泊のために居住者が不在であることを認識でき、居住者が不在であっても安否を確認できる。
この構成によれば、安否ボタンを操作しなくても安否確認状態から正常状態に変更できるので、ベッドに横になった状態でも、またドアを開閉したり移動するだけで異常のないことを入力でき、利便性が良い。
この構成によれば、外出していた居住者が帰宅した場合等、安否ボタンの押し忘れを防止できる。
この構成によれば、玄関子機に確認ボタンを新たに設ける必要がないため、玄関子機のコストアップは僅かで済む。また、居住者が1人暮らしであることを玄関子機から判別できないため、第三者に悪用され難い。
この構成によれば、安否確認の履歴が記録されて居室親機で確認できるので、居住者は自分が見守られていることを認識でき安心できる。
この構成によれば、安否確認者の映像が記録されるので、居住者は誰が確認に来たか映像で認識でき安心できる。また、不審者が操作した場合等把握でき、セキュリティに活用できる。
まず、居室親機2の安否状態記憶部28には、居住者に異常の発生が無い正常状態、タイマ27がカウントアップしたにも関わらず居住者が正常である信号の入力がないため、安否確認の要求を実施する安否確認状態、居住者が外泊のため不在である外泊状態の何れかの状態が記憶される。
安否状態記憶部28が正常状態を記憶している状態では、タイマ27が動作して所定時間のカウントを行う。このカウント中に安否ボタン25の押下が無く、更に汎用入力部26への入力もないままタイマ27がカウントアップしたら、安否状態記憶部28は正常状態から安否確認状態に遷移する。
但し、タイマ27がカウント中に人感センサ4や開閉センサ5が検知動作して汎用入力部26に信号の入力があったら、リセットされてカウントが再開される。
また、この報知動作は安否ボタン25が操作されるか汎用入力部に何らかの信号が入力されるまで定期的に実施される。この報知動作により、居住者は何らかの入力操作が必要であることを認識できるし、外出していた居住者が帰宅した場合等、安否ボタン25の押し忘れを防止できる。
この場合、タイマ27がカウントアップしても、安否状態記憶部28は安否確認状態に遷移しない。そして、帰宅した居住者により外泊ボタン24が押下されたら外泊状態が解除され安否状態記憶部28の記憶は正常状態となり、タイマ27がカウントを開始する。こうして安否状態記憶部28に正常状態が記憶された最初の状態となる。
尚、安否確認を受けたときに安否確認状態である場合には、親機制御部30が呼出制御に移行させて呼出報音を実施しても良い。
また、照明用LED15を使用して安否状態を通知するため、玄関子機1に新たな通知部を設ける必要がないし、呼出ボタン13を使用して安否確認を行うため別途安否確認のためのボタンを設ける必要がなく、玄関子機1のコストアップは僅かで済む。また、居住者が1人暮らしであることを玄関子機1から判別できないため、第三者に悪用され難い。
更に、安否ボタン25を操作しなくても、人感センサ4、外接ボタン3、開閉センサ5等により、ベッドに横になった状態でも、またドアを開閉したり移動するだけで異常のないことを入力でき安否確認状態から正常状態に変更できるので居住者にとって操作が負担にならず利便性が良い。
また、外泊のために居住者が不在である場合、安否確認者はそれを認識でき、居住者が不在であっても安否を確認でき安心できる。
また、安否確認者の映像や履歴が記録されて居室親機2で映像等で確認できるので、居住者は自分が見守られていることを認識でき安心できるし、不審者が操作した場合等把握でき、セキュリティに活用できる。
また、タイマ27の動作で自動的に安否状態記憶部28の情報を書き加えるようにしているが、訪問した安否確認者が呼出ボタン13を長押して確認操作した時に、居室親機2のモニタ21及び通話部22から安否ボタン25の操作を要求するメッセージを送出させ、この要求を確認した居住者が居室親機2の安否ボタン25等を操作するようにしても良い。この動作の場合、例えば2時間後に安否確認者が再度確認操作をおこなうことで、正確な安否状態を確認することができる。
更に、照明用LED15で安否を通知しているが、各安否状態を知らせるメッセージを記憶しておき、通話部12のスピーカからメッセージを報音して通知しても良い。また、照明用LED15の点滅により安否情報を通知しているが、照明用LEDを多色発光するものを使用し、安否確認状態の場合は赤色の点滅等行っても良い。
Claims (7)
- 来訪者が居住者を呼び出して通話するための玄関子機と、前記玄関子機からの呼び出しに居住者が応答するための居室親機とを有し、前記玄関子機に来訪者を撮像するためのカメラを備えたインターホン装置であって、
前記居室親機は、居住者自身が操作して自身に異常がないことを知らせるための安否ボタンと、居住者が正常状態にあるか、何らかの異常が発生した可能性のある安否確認状態にあるか判断する安否判断部と、居住者が前記正常状態、前記安否確認状態の何れであるか記憶する安否状態記憶部と、所定時間をカウントするタイマと、安否を確認するための表示或いはメッセージを報音する確認通知部とを備えて、
前記安否判断部は、前記安否ボタンが操作されたら前記安否状態記憶部に正常状態を記憶させると共に前記タイマのカウントを開始させ、その後前記タイマがカウントアップしたら前記安否状態記憶部に安否確認状態を記憶させて前記確認通知部から前記安否を確認するための表示或いはメッセージの報音を行う一方、
前記玄関子機は、居住者の安否を確認するための確認ボタンと、確認結果を通知する通知部と、前記確認ボタンが操作されると前記居室親機の安否状態記憶部の状態を読み取り、前記通知部から通知する子機制御部とを備え、
前記通知部が前記カメラの夜間撮影のための照明用LEDであり、前記子機制御部は安否状態記憶部の記憶内容に応じて前記照明用LEDの点滅を制御することを特徴とするインターホン装置。 - 前記居室親機には、外泊のため不在である旨を入力するための外泊ボタンが設けられ、前記外泊ボタンが押下されると前記安否状態記憶部が外泊状態を記憶し、
前記子機制御部は、前記玄関子機の確認ボタンが操作された時、前記安否状態記憶部の記憶状態が外泊状態である場合、前記通知部に外泊状態であることを通知する所定の通知動作を実施することを特徴とする請求項1記載のインターホン装置。 - 前記居室親機には、人感センサや開閉センサ等の居住者の移動を検知するためのセンサ、居住者が操作する外接ボタン等のスイッチ手段の少なくとも何れかが接続され、
前記安否判断部は、前記センサ或いはスイッチ手段から信号が送信されたら安否状態記憶部の記憶状態を正常状態とすることを特徴とする請求項1又は2記載のインターホン装置。 - 前記安否状態記憶部が安否確認状態を記憶している間、前記安否判断部は前記安否を確認するための表示或いはメッセージの報音を前記確認通知部において定期的に実施することを特徴とする請求項3記載のインターホン装置。
- 前記確認ボタンは、居住者を呼び出すための呼出ボタンであり、
前記子機制御部は、呼出ボタンの長押し等呼出動作とは異なる所定の操作を検出したら安否確認が成されたと判断して前記居室親機に安否確認信号を送信することを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のインターホン装置。 - 前記居室親機は、安否確認履歴を記憶する確認履歴記憶部と、記憶した履歴情報を表示する履歴表示部と、確認履歴情報を制御する親機制御部とを有し、
前記親機制御部は、前記確認ボタンの操作を受けて操作された日時を前記確認履歴記憶部に記憶し、前記居室親機が所定の履歴表示操作を受けたら前記確認履歴記憶部に記憶された履歴情報を前記履歴表示部に表示させることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載のインターホン装置。 - 前記玄関子機は来訪者を撮像するためのカメラを備えると共に、前記居室親機は前記カメラが撮像した映像を表示するモニタ及び映像を記憶する映像記憶部を備え、
前記親機制御部は、前記確認ボタンの操作を受けて前記カメラの撮像映像を前記映像記憶部に記憶させることを特徴とする請求項6記載のインターホン装置。
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