JP6005599B2 - 車両用フロアブレースの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は車両用フロアブレースに係り、特に、車両の下方側のスペースを確保しつつ捩り剛性を向上させる技術に関するものである。
(a) 金属板材を丸め加工して得られた筒状本体部と、(b) その筒状本体部の長手方向の両端に前記金属板材にて一体に設けられた一対の取付部とを有し、(c) 車両のフロアパネルの下側に前記取付部を介して一体的に取り付けられることによりそのフロアパネルを補強する車両用フロアブレースが知られている(特許文献1参照)。
特開2011−917号公報
しかしながら、このような従来の車両用フロアブレースにおいては、両端の取付部に対して筒状本体部が下方へ突き出すように設けられているため、フロアパネルに対する取付部の固定位置によっては最低地上高を確保できなくなる可能性がある。また、取付部の取付面に対して筒状本体部の中心線(重心)が下方側へずれているため、取付面を基準とする捩り剛性が低下し、補強強度が損なわれる可能性があり、所定の補強強度を確保するために板厚を厚くしたり断面を大きくしたりすると重量が増大する。
本発明は以上の事情を背景として為されたもので、その目的とするところは、フロアパネルの下側に配設されて補強する車両用フロアブレースにおいて、下方側のスペースを確保しつつ捩り剛性を向上させることにある。
かかる目的を達成するために、第1発明は、(a) 金属板材を丸め加工して得られた筒状本体部と、(b) その筒状本体部の長手方向の両端に前記金属板材にて一体に設けられた一対の取付部とを有し、(c) 車両のフロアパネルの下側に前記取付部を介して一体的に取り付けられることによりそのフロアパネルを補強する車両用フロアブレースにおいて、(d) 前記取付部は、前記フロアパネルに取り付けられる取付面を有する平坦部と、断面が皿形状を成すようにその平坦部の両側部がそれぞれその取付面と反対の下方側へ直角に折り曲げられた一対の補強フランジとを備えて構成されており、(e) 前記筒状本体部は、その下端が前記補強フランジの下端に接する水平な仮想平面を基準として上下方向にそれぞれ前記金属板材の板厚分の許容幅を持たせた範囲内に位置するように、前記一対の取付部に対する上下方向の相対位置が定められていることを特徴とする。
第2発明は、第1発明の車両用フロアブレースにおいて、(a) 前記一対の取付部は、前記取付面が水平な共通の一平面内に位置するように設けられており、(b) 前記筒状本体部は、長手方向と直角な断面の重心が前記一平面を基準として上下方向にそれぞれ前記金属板材の板厚分の許容幅を持たせた範囲内に位置するように、前記一対の取付部に対する上下方向の相対位置が定められていることを特徴とする。
第3発明は、(a) 金属板材を丸め加工して得られた筒状本体部と、(b) その筒状本体部の長手方向の両端に前記金属板材にて一体に設けられた一対の取付部とを有し、(c) 車両のフロアパネルの下側に前記取付部を介して一体的に取り付けられることによりそのフロアパネルを補強する車両用フロアブレースにおいて、(d) 前記取付部は、水平な共通の一平面内に位置して前記フロアパネルに取り付けられる取付面を備えており、(e) 前記筒状本体部は、長手方向と直角な断面の重心が前記一平面を基準として上下方向にそれぞれ前記金属板材の板厚分の許容幅を持たせた範囲内に位置するように、前記一対の取付部に対する上下方向の相対位置が定められていることを特徴とする。
第4発明は、第1発明〜第3発明の何れかの車両用フロアブレースにおいて、前記筒状本体部は、前記金属板材の両側部を突き合わせるように丸め加工したもので、その丸め加工の突き合わせ部が下方側になる姿勢で前記フロアパネルに配置されるとともに、長手方向と直角な断面の上部が矩形状を成すように上端に水平な平坦背部が設けられていることを特徴とする。
なお、上記各発明における下方側、下端、水平、上下方向、或いは上部とは、水平姿勢の車両のフロアパネルに対する取付状態を基準として定めたものである。
第1発明の車両用フロアブレースにおいては、筒状本体部の下端が補強フランジの下端に接する仮想平面の近傍に位置するように、筒状本体部と一対の取付部との上下方向の相対位置が定められているため、取付部に対して筒状本体部が相対的に上昇させられ、その筒状本体部よりも車両下方側のスペースが大きくなって最低地上高を適切に確保できる。また、筒状本体部が取付部に対して相対的に上昇するため、筒状本体部の重心と取付部の取付面との上下方向のずれ(オフセット)が小さくなり、その取付部が一対の補強フランジを備えていることと相まって捩り剛性が向上し、筒状本体部の板厚や断面を大きくすることなくフロアパネルを適切に補強できる。
第2発明では、一対の取付部の取付面が水平な共通の一平面内に設けられているとともに、筒状本体部の重心(中心線に相当)がその一平面の近傍に位置するように、一対の取付部に対する筒状本体部の上下方向の相対位置が定められているため、筒状本体部が取付面を基準として重心まわりに適切に捩り変形させられるようになり、捩り剛性を一層向上させることができる。
第3発明は、第2発明と同様に一対の取付部の取付面が水平な共通の一平面内に設けられているとともに、筒状本体部の重心(中心線に相当)がその一平面の近傍に位置するように一対の取付部に対する上下方向の相対位置が定められているため、筒状本体部が取付面を基準として重心まわりに適切に捩り変形させられるようになって捩り剛性が向上し、その筒状本体部の板厚や断面を大きくすることなくフロアパネルを適切に補強できる。また、取付部に対して筒状本体部が相対的に上昇するため、その筒状本体部よりも車両下方側のスペースが大きくなって最低地上高を適切に確保できる。
第4発明は、筒状本体部の突き合わせ部が下方側になる姿勢で配置される場合で、長手方向と直角な断面の上部が矩形状を成すように上端に水平な平坦背部が設けられているため、単純な円筒形状の筒状本体部に比較して捩り剛性が高くなり、筒状本体部の上方側および下方側のスペースを確保しつつ補強強度が向上する。言い換えれば、所定の補強強度を確保しつつ、板厚を薄くしたり断面を小さくしたりすることが可能で、軽量化やコンパクト化を図ることができる。
本発明が適用された車両用フロアブレースの一例を示す図で、車両への配設姿勢において斜め上方から見た斜視図である。 図1の車両用フロアブレースを下方側から見た斜視図である。 図1におけるIII −III 矢視部分である筒状本体部の拡大断面図である。 図1の車両用フロアブレースがフロアパネルに取り付けられた状態を説明する概略図である。 図1の車両用フロアブレースを軸方向の一端側から見た側面図である。 図1の車両用フロアブレースの筒状本体部をプレス成形する際の工程図である。 車両用フロアブレースの捩り剛性を説明する図である。 車両用フロアブレースの筒状本体部の重心位置をずらして捩り剛性を調べた際のずれ量dを説明する図である。 図8のずれ量dと捩り剛性との関係を調べた結果を示す図である。 本発明の他の実施例を示す図で、図1に対応する斜視図である。 図10におけるXI−XI矢視部分である筒状本体部の拡大断面図である。 図10の車両用フロアブレースの筒状本体部をプレス成形する際の工程図である。 図10の車両用フロアブレースの捩り剛性を、図1に示す単純丸めの場合と比較して示した図である。
本発明の車両用フロアブレースは、車両のフロアパネルの下側にブラケット等を介して一体的に取り付けられて使用される。筒状本体部は、例えば長手方向と直角な断面の上部が矩形状を成すように上端に略水平な平坦背部が設けられたホームベース形状乃至はU字の開口を連結した形状のものが好適に用いられるが、断面が略円形になるように丸めただけの単純な円筒状のものでも良いなど、種々の態様が可能である。丸められた両側部は、突き合わせるようにしても良いし重ね合わせても良く、アーク溶接等の溶接などで一体的に接合することが望ましい。
第1発明の取付部は、平坦部の両側部に略直角に折り曲げられた補強フランジを備えているが、第3発明の取付部については、必ずしも補強フランジは必要ない。第3発明の取付部も、第1発明と同様に構成することができるが、その他の補強構造を採用することもできる。第2発明、第3発明では、一対の取付部の取付面が略水平な共通の一平面内に位置するように構成されているが、第1発明では必ずしも共通の一平面内に位置している必要はなく、例えば筒状本体部から離間するに従って上方或いは下方へ傾斜する取付部を採用することもできるなど、種々の態様が可能である。一平面は、筒状本体部の中心線と平行な面で、この一平面が略水平になる姿勢でフロアパネルに取り付けられる。一対の取付部は、例えば筒状本体部を挟んで対称的に構成される。
第1発明は、筒状本体部の下端が仮想平面と略一致する位置を、金属板材の板厚を用いて規定したもので、その仮想平面と略一致するように取付部に対する上下方向の相対位置が定められる。第3発明は、筒状本体部の重心が一平面と略一致する位置を、金属板材の板厚を用いて規定したもので、その一平面と略一致するように取付部に対する上下方向の相対位置が定められる。
以下、本発明の実施例を、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明が適用された車両用フロアブレース10を示す図で、車両への配設姿勢において斜め上方から見た斜視図であり、図2は下方側から見た斜視図である。また、図3は、図1におけるIII −III 矢視部分の拡大断面図で、図4はフロアパネル12に取り付けられた状態を説明する概略図、図5は軸方向の一端側から見た側面図である。この車両用フロアブレース10は、金属板材を丸め加工して得られた筒状本体部14と、その筒状本体部14の長手方向の両端に一体に設けられた一対の取付部16とを有し、車両のフロアパネル12の下側に略水平で且つ車両の幅方向に延びる姿勢で配設され、取付部16を介して一体的に取り付けられることによりそのフロアパネル12を補強している。一対の取付部16は、筒状本体部14の長手方向の両側に対称的に設けられており、それぞれブラケット18を介してフロアパネル12に一体的に固定されている。この車両用フロアブレース10は、路面20から所定の最低地上高Hを確保しつつ、フロアパネル12との間にエキゾーストパイプ等の配管スペース22が設けられるように、予め定められた限られたスペースに配置される。
上記筒状本体部14は、図3に示されるように金属板材の両側部を突き合わせるように略円筒形状に丸め加工したもので、その突き合わせ部はアーク溶接等による接合部24によって接合されているとともに、その突き合わせ部が下方側になる姿勢で配置される。図6は、この筒状本体部14をプレスにより丸め加工する際の工程図で、筒状本体部14の長手方向に対して直角な断面図であり、図3を上下反転させた姿勢である。この図6の(a) の段付け工程では、金属板材30の両側部32、34がそれぞれ略直角に折り曲げられるとともに、中央部分には、目的とする円筒形状に対応する半円筒状の突出部36が両側部32、34と反対側へ突き出すように設けられる。金属板材30としては、板厚tが2〜3mm程度の範囲内の溶融亜鉛めっき鋼板や高張力鋼板などが好適に用いられる。(b) の大曲げ工程では、突出部36と両側部32、34との間の平坦な中間部38、40が、それぞれ突出部36の円弧の接線方向へ延び出すように、その中間部38、40と突出部36との間の境界部分が略真っ直ぐになるように成形される。(c) の丸め工程では、両側部32、34が互いに接近するように、中間部38、40がそれぞれ内側へ丸められ、一方の側部32の外側面に他方の側部34の端面が当接するように突き合わされる。そして、その状態で両側部32、34が突き合わされた部分にアーク溶接等が施され、接合部24によって一体的に接合されることにより、目的とする筒状本体部14が得られる。
前記一対の取付部16は、略円筒形状の筒状本体部14の長手方向の両端部からそれぞれ前記両側部32、34が徐々に離間させられた略三角形の徐変部50を介して、その筒状本体部14の両端部に一体に設けられている。取付部16は、ブラケット18の先端面(下向きの面)に取り付けられる取付面52を有する平坦部54と、断面が皿形状を成すようにその平坦部54の両側部がそれぞれ取付面52と反対の下方側へ略直角に折り曲げられた一対の補強フランジ56とを備えて構成されている。一対の取付部16は、取付面52が共通の一平面S内に位置するように設けられており、この取付面52が略水平で且つ上向きになる姿勢で前記ブラケット18に一体的に取り付けられる。平坦部54には一対の取付穴58、60が設けられており、取付面52がブラケット18に密着する状態で、ボルト等の締結手段によりそのブラケット18に一体的に固定される。
上記補強フランジ56は一定の高さ寸法(下方への突出寸法)で設けられており、筒状本体部14は、その下端が補強フランジ56の先端(下端)に接する仮想平面Qと略一致する位置、すなわち仮想平面Qを基準として上下方向にそれぞれ金属板材30の板厚t分の許容幅を持たせた範囲内(Q±t)に位置するように、一対の取付部16に対する筒状本体部14の上下方向の相対位置が定められている。また、筒状本体部14は、長手方向と直角な断面の重心O(筒状本体部14の中心線に相当)が前記一平面Sを基準として上下方向にそれぞれ前記金属板材30の板厚t分の許容幅を持たせた範囲内(S±t)に位置するように、一対の取付部16に対する筒状本体部14の上下方向の相対位置が定められている。なお、筒状本体部14の車両前後方向(図5の左右方向)における一対の取付部16に対する相対位置は、図5から明らかなように取付部16の中央に位置するように定められている。
このような本実施例の車両用フロアブレース10においては、筒状本体部14の下端が補強フランジ56の下端に接する仮想平面Qの近傍に位置するように、一対の取付部16に対する筒状本体部14の上下方向の相対位置が定められているため、取付部16に対して筒状本体部14が相対的に上昇させられ、その筒状本体部14よりも車両下方側のスペースが大きくなって最低地上高Hを適切に確保できる。
また、筒状本体部14が取付部16に対して相対的に上昇するため、筒状本体部14の重心Oと取付部16の取付面52との上下方向のずれ(オフセット)が小さくなり、その取付部16が一対の補強フランジ56を備えていることと相まって捩り剛性が向上し、筒状本体部14の板厚tや断面を大きくすることなくフロアパネル12を適切に補強できる。
また、本実施例では一対の取付部16の取付面52が水平な共通の一平面S内に設けられているとともに、筒状本体部14の重心Oがその一平面Sの近傍に位置するように、一対の取付部16に対する筒状本体部14の上下方向の相対位置が定められているため、筒状本体部14が取付面52を基準として重心Oまわりに適切に捩り変形させられるようになり、捩り剛性を一層向上させることができる。
また、筒状本体部14の重心Oが一平面Sの近傍に位置するように一対の取付部16に対する筒状本体部14の上下方向の相対位置が定められていることから、取付部16に対して筒状本体部14が相対的に上昇させられ、この意味でも、筒状本体部14よりも車両下方側のスペースが大きくなって最低地上高Hを適切に確保できる。
ここで、本実施例の車両用フロアブレース10の形状モデルと、図8に一点鎖線で示すように重心Oの位置を取付面52よりも上方へずらした比較品形状モデルとを用意し、FEM解析により図7に示すように一方の取付部16を支持ブロック70に固定した状態で、他方の取付部16に取付面52の中心線まわり(実施例では筒状本体部14の重心Oまわり)にトルクを加えて角度θだけ回転させて捩り剛性(Nm/deg)を調べたところ、図9に示す結果が得られた。図9は、本発明品すなわち重心Oが取付面52と略一致する場合の捩り剛性を100%として示した図で、重心Oのずれ量dが5mmの場合は約8%低下し、ずれ量dが10mmの場合は約15%低下する。
なお、上記実施例では筒状本体部14が単純な円筒形状であったが、図10および図11に示す車両用フロアブレース80のように、長手方向と直角な断面の上部が矩形状で、全体としてホームベース形状乃至はU字の開口を連結した断面形状となるように、上部に略水平な平坦背部82が設けられた筒状本体部84を採用することもできる。図11の破線は、単純な円筒形状の前記筒状本体部14の外形を比較のために示した図で、筒状本体部84は、その筒状本体部14の上部の左右両側を白抜き矢印で示すように外側へ拡大して角張らせた断面形状である。図12は、このような筒状本体部84をプレスにより丸め加工する際の工程図で、前記筒状本体部14と同様に(a) の段付け工程、(b) の大曲げ工程、(c) の丸め工程を経て成形することができる。その場合に、(a) の段付け工程では、半円筒状の突出部36の代わりに平坦背部82に対応する断面が矩形の突出部86を設ければ良い。
このような車両用フロアブレース80によれば、図11に破線で示す単純な円筒形状の前記筒状本体部14に比較して、捩り剛性が20%程度高くなった。すなわち、図13に示すように捩り剛性は丸め径が大きくなる程高くなるが、平坦背部82を有する異形断面の筒状本体部84を採用すれば、丸め径すなわち図11における高さ寸法Aを大きくすることなく、「◆」印で示すように捩り剛性を高くすることができるのであり、筒状本体部84の上方側および下方側のスペースを確保しつつ補強強度が向上する。言い換えれば、所定の補強強度を確保しつつ、板厚tを薄くしたり断面を小さくしたりすることが可能で、軽量化やコンパクト化を図ることができる。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、これ等はあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で実施することができる。
10、80:車両用フロアブレース 12:フロアパネル 14、84:筒状本体部 16:取付部 30:金属板材 52:取付面 54:平坦部 56:補強フランジ 82:平坦背部 S:一平面 Q:仮想平面 O:重心 t:板厚

Claims (2)

  1. 筒状本体部の長手方向の両端に金属板材にて一対の取付部が一体に設けられ、車両のフロアパネルの下側に前記取付部を介して一体的に取り付けられることにより該フロアパネルを補強する車両用フロアブレースの製造方法であって、
    前記筒状本体部は、
    金属板材の両側部がそれぞれ折り曲げられるとともに、中央部分には、前記筒状本体部の円筒形状に対応する半円筒状の突出部が前記両側部と反対側へ突き出すように設けられる段付け工程と、
    前記突出部と前記両端部との間の平坦な中間部がそれぞれ前記突出部の円弧の接線方向へ延び出すように、その中間部と前記突出部との境界部分が真っ直ぐになるように成形される大曲げ工程と、
    前記両側部が互いに接近するように、前記中間部がそれぞれ内側へ丸められ、一方の側部の外側面に他方の側部の端面が当接するように突き合わされる丸め工程と
    を含むプレス加工にて形成されることを特徴とする車両用フロアブレースの製造方法。
  2. 筒状本体部の長手方向の両端に金属板材にて一対の取付部が一体に設けられ、車両のフロアパネルの下側に前記取付部を介して一体的に取り付けられることにより該フロアパネルを補強する車両用フロアブレースの製造方法であって、
    前記筒状本体部は、その長手方向と直角な断面の上部が矩形状を成すように上端に水平な平坦背部が設けられており、
    前記筒状本体部は、
    金属板材の両側部がそれぞれ折り曲げられるとともに、中央部分には、前記筒状本体部の筒形状に対応し、且つ前記平坦背部に対応する矩形断面形状の突出部が前記両側部と反対側へ突き出すように設けられる段付け工程と、
    前記突出部と前記両端部との間の平坦な中間部がそれぞれ前記突出部の矩形断面形状を拡大する方向へ延び出すように成形される大曲げ工程と、
    前記両側部が互いに接近するように、前記中間部がそれぞれ内側へ丸められ、一方の側部の外側面に他方の側部の端面が当接するように突き合わされる丸め工程と
    を含むプレス加工にて形成されることを特徴とする車両用フロアブレースの製造方法。
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