JP6002648B2 - スロットルボディ - Google Patents

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Description

本発明は、スロットルボディに関する。
従来、第一の絞り弁及び第二の絞り弁を備えるスロットルボディにおいて、第一の絞り弁及び第二の絞り弁をリンク機構で連結し、かつ、第一の絞り弁が所定開度を超えて開かれる際に第一の絞り弁に連動して第二の絞り弁が開かれるようにした構成が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第4629076号公報
この構成によれば、リンク機構により、スロットル操作に連動する第一の絞り弁と第二の絞り弁とを位相差をもって作動させることができる。しかし、第一の絞り弁が開いた後、第二の絞り弁が連動して開く構造であるため、操作荷重が途中で重たくなってしまい、スロットル操作の段付感を生じ、その結果、操作フィーリングが損なわれるという課題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、操作荷重の変化を抑制しスロットル操作の段付感を低減することができ、よりスムーズな操作フィーリングを得ることができるスロットルボディを提供する。
上記の目的を達成するために、本発明は以下の手段を採用した。
すなわち、請求項1に係るスロットルボディは、吸気通路(P)に設けられた第一絞り弁(22)と、前記吸気通路(P)に設けられた第二絞り弁(65)と、前記第一絞り弁(22)を支持する第一回動軸(22a)に一体的に回動可能に固定された第一アーム(71)と、前記第二絞り弁(65)を支持する第二回動軸(65a)に回動自在に取り付けられた第二アーム(72)と、前記第一アーム(71)及び前記第二アーム(72)を連動可能に連結するリンク部材(78)と、前記第二回動軸(65a)に一体的に回動可能に固定されるとともに、前記第一絞り弁(22)が所定角度(θ1)開いたときに前記第二アーム(72)が自身に当接し連動することで前記第二絞り弁(65)が開き始めるように構成された第三アーム(82)と、を備え、前記第一回動軸(22a)に一体的に回動可能に固定されたカム(90)と、吸気通路形成部(21)に一端(95a)を回動自在に取り付けられ、かつ、他端(95b)が前記カム(90)に当接するとともに前記一端(95a)を軸心(C15)として付勢手段により回動方向に付勢されるアシストアーム(95)と、を有し、前記カム(90)が、前記第一回動軸(22a)を中心とした一定の半径を有する第一の部分(90h1)と、前記第一の部分(90h1)の開弁方向(F2)とは反対側の端から前記開弁方向(F2)と反対側に前記第一の部分(90h1)と形状の異なる第二の部分(90h2)と、を含み、前記アシストアーム(95)の前記他端(95b)は、前記第一絞り弁(22)が前記所定角度(θ1)開くまで前記第一の部分(90h1)に沿って移動し、かつ、前記第一絞り弁(22)が前記所定角度(θ1)を超えて開くときに前記第二の部分(90h2)に沿って移動し、前記カム(90)にかかる付勢力、前記アシストアーム(95)の前記他端(95)が前記第一の部分(90h1)に沿って移動しているときは変化させず、且つ、前記アシストアーム(95)の前記他端(95)が前記第二の部分(90h2)に沿って移動しているときは変化させるように構成されており、前記カム(90)は、前記アシストアーム(95)が前記所定角度(θ1)を超えて開くときに、前記第一回動軸(22a)を中心として径方向外側又は径方向内側に付勢させられることを特徴とする。
請求項2に係るスロットルボディでは、前記カム(90)には、周方向に延びる長孔(90h)が形成されており、前記長孔(90h)が、前記第一の部分(90h1)と前記第二の部分(90h2)とを含み、前記アシストアーム(95)の前記他端(95b)が、前記長孔(90h)に沿って移動可能に構成されてもよい。
請求項3に係るスロットルボディでは、前記第二の部分(90h2)が、前記開弁方向(F2)とは反対側ほど径方向外側に変位し、前記アシストアーム(95)の前記他端(95b)が、前記カム(90)を径方向外側に付勢してもよい。
請求項4に係るスロットルボディでは、前記カム(90)には、周方向に延びる長孔(90h)が形成されており、前記アシストアーム(95)の前記他端(95b)は、初期状態で前記長孔(90h)の前記第一の部分(90h1)の前記開弁方向(F2)の側の端に位置し、前記長孔(90h)の前記第一回動軸(22a)を中心とした半径は、前記第二絞り弁(65)が開き始めた後は前記カム(90)が回動するにつれて径が徐々に大きくなるよう変化してもよい。
請求項1に記載した発明によれば、第一絞り弁が所定角度開くまではアシストアームの付勢力がカムに作用せず、第一絞り弁が所定角度開いた後第二絞り弁が開き始めるときにアシストアームの付勢力がカムに作用するため、第二絞り弁が開くとき及び開いているときにアシストアームの付勢力でカムの回転をアシストすることができる。従って、操作荷重の変化を抑制しスロットル操作の段付感を低減することができ、よりスムーズな操作フィーリングを得ることができるスロットルボディを提供することができる。
請求項2に記載した発明によれば、アシストアームの他端が長孔に沿って移動するため、車両の振動によりアシストアームが振動することを抑制することができる。よって、アシストアームの付勢力をカムに安定して作用させることができる。
請求項3に記載した発明によれば、第二の部分が開弁方向とは反対側ほど径方向内側に変位する場合と比較して、第二の部分に対してアシストアームの付勢力が長孔の長手方向に沿って作用しやすくなるため、カムをスムーズに回転させることができる。よって、スロットル操作の段付感を抑制しやすくすることができ、スムーズな操作フィーリングを得ることが容易となる。
請求項4に記載した発明によれば、第二の部分の半径がカムの回動に従って徐々に大きくなるため、第二の部分においてカムを徐々にスムーズに回転させることができる。よって、操作荷重が徐々に重くなる場合においても、この操作荷重をバランスよく相殺することができ、スムーズな操作フィーリングを得ることができる。
本発明の実施形態におけるエンジンの右側面図である。 図1の要部を拡大した第一作用説明図である。 図1の要部を拡大した第二作用説明図である。 図1の要部を拡大した第三作用説明図である。 上記エンジンのシリンダヘッドの天井面をシリンダ軸線方向から見た下面図である。 上記エンジンのスロットル弁の回動角度を横軸、タンブル制御弁の回動角度を縦軸としてこれらの関係を示すグラフである。 上記スロットル弁及びタンブル制御弁を連動させるリンク機構の側面図である。 上記リンク機構の第一作動図である。 上記リンク機構の第二作動図である。 上記スロットル弁の軸端に取り付くカム及びこれに係合するアシストアームの側面図である。 上記カム及びアシストアームの第一作動図である。 上記カム及びアシストアームの第二作動図である。 実施形態の比較例に係るスロットル開度とスロットル荷重との関係を示すグラフである。 実施形態に係るスロットル開度とスロットル荷重との関係を示すグラフである。 参考例に係るスロットルボディにおけるカム及びこれに係合するアシストアームの側面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。尚、以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ本実施形態のエンジン10を搭載する車両における向きと同一とする。以下の説明に用いる図中適所には、前方を示す矢印FR、及び上方を示す矢印UPが示されている。
図1に示すエンジン(内燃機関)10は、空冷四ストロークSOHC二バルブ式の単気筒エンジンであり、自動二輪車等の鞍乗り型車両の原動機に用いられる。エンジン10において、クランク軸12の回転中心軸線(クランク軸線)C1は、左右方向(車体幅方向)に沿って延びる。クランクケース11の前部上方には、シリンダ13が起立する。クランクケース11の前部内には、クランク軸12が収容される。クランクケース11の後部内には、トランスミッション14が収容される。クランクケース11及びシリンダ13等の本体部品は、アルミ合金製である。シリンダ13内には、鉄製のシリンダスリーブ15が鋳込み等により一体的に鋳込まれる。シリンダ13の起立方向に沿う軸線(シリンダ軸線)C2は、鉛直方向に対して上部が前方に位置するように傾斜する。図中矢印F1はクランク軸12のエンジン運転時の回転方向(正転方向)を示す。
シリンダ13は、クランクケース11の前部上方に取り付けられる(又は一体形成される)シリンダブロック16と、シリンダブロック16の上方に取り付けられるシリンダヘッド17と、シリンダヘッド17の上方に取り付けられるヘッドカバー18と、を有する。シリンダブロック16内には、シリンダ軸線C2に沿う円筒状のシリンダスリーブ15が設けられる。シリンダスリーブ15内には、ピストン25が往復動可能に嵌装される。ピストン25を左右方向で貫通するピストンピン25aには、コネクティングロッド26の小端部27が揺動自在に取り付けられる。コネクティングロッド26の大端部28は、クランク軸12のクランクピン12aに回転自在に取り付けられる。図中符号29は、コネクティングロッド26における小端部27及び大端部28間に渡って延びる柄部を示す。
シリンダヘッド17の後部内には、吸気ポート44が形成される。シリンダヘッド17の前部内には、排気ポート45が形成される。
図1及び図5に示すように、吸気ポート44の燃焼室側開口である吸気弁口42は、吸気バルブ46によって開閉される。排気ポート45の燃焼室側開口である排気弁口43は、排気バルブ47によって開閉される。吸気ポート44のシリンダ外側開口には、吸気系部品であるインレットパイプ20等が接続される。排気ポート45のシリンダ外側開口には、排気系部品である不図示の排気管が接続される。
吸気ポート44及び排気ポート45は、それぞれのシリンダ外側開口からシリンダ中心側に延びた後、シリンダブロック16側に向けて下方に湾曲し、吸気弁口42及び排気弁口43に至る。吸気弁口42及び排気弁口43は、シリンダヘッド17におけるシリンダブロック16の上端部に対向する下端部に形成されたドーム状凹部51の前後に振り分けて配置される。
シリンダヘッド17内には、クランク軸12と平行をなして左右に延びるカム軸38が配設される。カム軸38は、吸気ロッカーアーム39aを介して吸気バルブ46を作動させる吸気カムと、排気ロッカーアーム39bを介して排気バルブ47を作動させる排気カムと、を有する。カム軸38は、例えばカムチェーンを介してクランク軸12と同期して連係駆動する。
吸気バルブ46及び排気バルブ47は、それぞれ吸気ロッカーアーム39a及び排気ロッカーアーム39bを介して、カム軸38の吸気カム及び排気カムによって開作動する。
吸気バルブ46及び排気バルブ47は、それぞれ吸気弁口42及び排気弁口43に整合する傘状の弁体46a,47aと、各弁体46a,47aからヘッドカバー18側に延びる棒状のステム46b,47bと、を有する。両ステム46b,47bは、図1における側面視でヘッドカバー18側に開くV字状をなすように、シリンダ軸線C2に対して傾斜して配置される。両ステム46b,47b間にはカム軸38が配置される。各ロッカーアーム39a,39b及びカム軸38は、吸気バルブ46及び排気バルブ47と同様、シリンダ軸線C2に対してやや前方にオフセットして配置される。
各ステム46b,47bの先端部には、それぞれリテーナ46c,47cが取り付けられる。各リテーナ46c,47cとシリンダヘッド17の座面との間には、それぞれバルブスプリング46d,47dが縮設される。これら各バルブスプリング46d,47dのバネ力によって、吸気バルブ46及び排気バルブ47がヘッドカバー18側に付勢され、吸気弁口42及び排気弁口43を閉塞する。一方、カム軸38の作動により、各バルブスプリング46d,47dの付勢力に抗して吸気バルブ46及び排気バルブ47を燃焼室40側にストロークさせることで、吸気バルブ46及び排気バルブ47が吸気弁口42及び排気弁口43を開放する。各ステム46b,47bは、それぞれ筒状のバルブガイド46e,47eを介してシリンダヘッド17にストローク可能に保持される。
吸気バルブ46の開弁時にピストン25が下降すると、インレットパイプ20を通じて吸気ポート44内に外気が導入されるとともに、インジェクタ23から燃料が噴射され、これらが混合気となって燃焼室40に導入される。この混合気は、吸気バルブ46の閉弁後にピストン25の上昇により圧縮され、不図示の点火プラグにより点火されて燃焼する。燃焼後の排気ガスは、排気バルブ47の開弁時にピストン25の上昇により燃焼室40から排気ポート45を通じて排出され、不図示の排気管等を介して排気される。
図1を参照し、エンジン10は、シリンダ軸線C2をクランク軸線C1よりも前方(ピストン25が上死点にあるときのクランクピン12aの正転方向下流側)へ所定量だけオフセットさせたオフセットシリンダ機構を採用する。この目的は、燃焼室40内での最大圧力時(燃焼行程初期、ピストン25が上死点から下降し始めたとき)におけるピストン25のシリンダ内壁への押し付け力(摺動抵抗)の低減である。
シリンダヘッド17の後部に連結管19を介して接続されるインレットパイプ20には、吸気上流側から順にスロットル弁(第一絞り弁)22、タンブル制御弁(第二絞り弁)65及びインジェクタ23が設けられる。インレットパイプ20の後部は、スロットル弁22を支持する吸気通路形成部21で構成される。インレットパイプ20の後方には、不図示のエアクリーナが接続される、このエアクリーナを経た外気が、インレットパイプ20を経てエンジン10内に導入される。以下、吸気上流側、吸気下流側を単に上流側、下流側ということがある。
燃焼室40は、シリンダスリーブ15内のピストン25の頂面25bと、シリンダヘッド17におけるピストン25の頂面25bに対向する天井面41と、の間に形成される。
図1及び図5に示すように、天井面41の周縁41aは、シリンダ軸線C2方向から見て、シリンダスリーブ15の内周面とほぼ一致する円形である。天井面41は、図5の下面視で前後に長い楕円形状のドーム状凹部51を形成する。ドーム状凹部51の長軸方向両側には、吸気弁口42及び排気弁口43がそれぞれ開口する。ドーム状凹部51の左右両側方には、ドーム状凹部51の周縁51aと天井面41の周縁41aとの間に挟まれた下面視三日月形状の左右一対のスキッシュ52が形成される。
ドーム状凹部51における吸気弁口42及び排気弁口43間でこれらを避けた左右一側には、点火プラグの電極部分を臨ませるプラグ取り付け孔48が形成される。このプラグ取り付け孔48周りに混合気を集めるように、本実施形態では、タンブル制御弁65の開閉により吸気流をコントロールし、特に低負荷時における吸気流の流れ(タンブル流)の最適化を図っている。
吸気弁口42は、天井面41の周縁41aよりも外周側にはみ出すことで、周縁41aの外周側に下面視三日月形状のはみ出し部42aを形成する。
吸気弁口42の左右両側方には、はみ出し部42aの左右両端近傍を始点として、吸気弁口42の開口縁に沿って排気弁口43側へ延びる左右一対のガイド壁部53が設けられる。左右ガイド壁部53は、吸気弁口42の左右端近傍までは、吸気弁口42の開口縁とドーム状凹部51の周縁51aとの間で排気弁口43に近づくにつれて広がるように形成される。左右ガイド壁部53は、吸気弁口42の左右端近傍を過ぎてからは、ドーム状凹部51の周縁51aから離間して排気弁口43に近づくにつれて狭まるように形成される。
図2を参照し、インレットパイプ20及び吸気ポート44に跨って延びる吸気通路Pには、インレットパイプ20の下流側から吸気ポート44の下流側(湾曲部)まで延びる仕切り板60が設けられる。仕切り板60は、吸気通路Pを上吸気通路PU及び下吸気通路PLに仕切る。仕切り板60は、インレットパイプ20下流側の樹脂形成部分に一体形成されるインレットパイプ側仕切り板61と、アルミ合金製のシリンダヘッド17に一体形成される吸気ポート側仕切り板62と、を有する。
インレットパイプ側仕切り板61は、その下流側端部61aがインレットパイプ20の下流側開口端よりも下流側に突出して吸気ポート44内に入り込む。このインレットパイプ側仕切り板61の下流側端部61aが、弾性変形による押圧力をもって吸気ポート側仕切り板62の上流側端部62a上に圧接される。これにより、インレットパイプ側仕切り板61と吸気ポート側仕切り板62とが連続的に連なる。
仕切り板60は、断面円形状の吸気通路Pの上下幅中心を延びる通路中心線C3よりも上方に偏って配置される。これにより、上吸気通路PUの通路断面積が下吸気通路PLの通路断面積よりも小さくなる。本実施形態では、上吸気通路PUの通路断面積と下吸気通路PLの断面積との割合は、両通路の上流側端から下流側端に至るまで略3対7とされる。
吸気ポート側仕切り板62は、吸気ポート44の長手方向に沿うように曲げられる。吸気ポート側仕切り板62の下流側端部62bは、U字状に切り欠かれて下流側に開放し、この下流側端部62b内に吸気バルブ46のバルブガイド46eの下端部が整合するように入り込む。これにより、吸気ポート側仕切り板62の下流側端部62bが吸気バルブ46のバルブガイド46eの下端部と側面視で重なる位置まで延びる。吸気通路Pは、インレットパイプ20の下流側から吸気通路Pの下流端(吸気弁口42)近傍まで、上吸気通路PU及び下吸気通路PLに区画される。
上吸気通路PUは、ヘッドカバー18側からシリンダ内周側に至り、吸気弁口42のシリンダ内周側を経て燃焼室40の中央部に通じる。下吸気通路PLは、シリンダブロック16側からシリンダ外周側に至り、吸気弁口42のシリンダ外周側を経て燃焼室40の外周部に通じる。上吸気通路PUにはインジェクタ23の燃料噴射口が臨み、上吸気通路PUを流れる吸気に対して燃料を噴射する。
スロットル弁22は、例えば左右方向に延びて両端部をインレットパイプ20に支持された第一回動軸22aの径方向両側に、一対の半円形状の板弁体22bを延ばしたバタフライバルブである。スロットル弁22は、両板弁体22bの外周縁をインレットパイプ20の内周面に整合又は近接させることで、吸気通路Pを最小に絞った全閉状態となる。
図3、図4を併せて参照し、スロットル弁22は、全閉状態から図中矢印F2方向に回動することで、吸気通路Pを開き、両板弁体22bを通路中心線C3と平行にすることで全開状態となる(図4参照)。スロットル弁22は、付勢バネ等により吸気通路Pを閉じる側に付勢され、この付勢力に抗して回動することで吸気通路Pを開く。
インレットパイプ20におけるスロットル弁22よりも下流側でインレットパイプ側仕切り板61の上流側端部61bの直下となる部位には、上下吸気通路PU,PLの吸気流量を調整して燃焼室40内のタンブル流を制御するタンブル制御弁65が配置される。タンブル制御弁65は、スロットル弁22の第一回動軸22aと平行に延びて両端部をインレットパイプ20に支持された第二回動軸65aの径方向一側に、単一の半円形状の板弁体65bを延ばしたフラップバルブである。タンブル制御弁65は、後述するリンク機構70を介してスロットル弁22と連動し、スロットル弁22とともに開閉可能である。
タンブル制御弁65は、板弁体65bを通路中心線C3に対して上流側ほど下側に位置するように傾斜させ、板弁体65bの外周縁をインレットパイプ20の内周面に整合させるように当接させるとともに、板弁体65bの直線状の基端縁をインレットパイプ側仕切り板61の上流側端部61bの下面に当接させる。これにより、タンブル制御弁65が下吸気通路PLの上流端を閉塞した全閉状態となる(図2参照)。
タンブル制御弁65は、全閉状態から図中矢印F3方向に回動することで、下吸気通路PLの上流端を開き、板弁体65bを通路中心線C3と略平行にすることで全開状態となる(図4参照)。タンブル制御弁65は、付勢バネ等により下吸気通路PLを閉じる側に付勢され、この付勢力に抗して回動することで下吸気通路PLを開く。このタンブル制御弁65の回動によって、上下吸気通路PU,PLの吸気流量の割合が変更される。
エンジン10において、スロットル開度(スロットル弁22の全閉状態からの回動角度)が小さいときは低負荷状態(低負荷モード)であり、スロットル開度が大きいときは高負荷状態(高負荷モード)である。タンブル制御弁65は、スロットル開度に応じて(すなわちエンジン10の負荷状態に応じて)、後述するリンク機構70を介して機械的に回動制御される。
図6のグラフは、スロットル弁22の全閉状態を0°としたときのスロットル開度(横軸のTH角度)に対するタンブル制御弁65の回動角度(縦軸のTCV角度)の変化を示す。
タンブル制御弁65は、スロットル開度が所定角度θ1(例えば20°)となるまでは開作動せず、所定角度を過ぎてからはスロットル開度の増加に伴い開作動する。タンブル制御弁65の回動角度の増加はスロットル開度の増加に完全には比例せず、タンブル制御弁65の開き始めは素早く開いてタンブルを解消する設定である。タンブル制御弁65は、スロットル弁22が全開状態になったときに全開状態となる。
図2を参照し、エンジン10が低負荷運転状態のとき、スロットル開度が前記所定角度未満の小開度であると、タンブル制御弁65は開作動せず、下吸気通路PLの吸気入口を閉じたままとする。これにより、スロットル弁22の周囲を流れた吸気は全て比較的狭い上吸気通路PUに流入し、上吸気通路PUを高速で流れる。この吸気は、仕切り板60によって吸気弁口42近傍まで案内された後、吸気弁口42のシリンダ外周側の流路が絞られることと相まって、大部分が吸気弁口42のシリンダ内周側から燃焼室40の中央部に導入される。この吸気は、排気弁口43側を指向する高速の流れを伴うことで、燃焼室40内に強いタンブル流を発生させる。またこのとき、吸気弁口42のシリンダ外周側からの吸気が抑えられることで、この吸気による逆タンブル流の発生も抑えられる。これにより、燃焼室40内のタンブル流が強まって低負荷時の燃焼が促進される。
図3を参照し、エンジン10が中負荷運転状態のとき、スロットル開度が前記所定角度を超えた中開度になると、タンブル制御弁65が開作動して下吸気通路PLを開き始める。この開き量に応じて下吸気通路PLへの吸気流入量が増加し、吸気通路P全体の吸気流量を増加させる。このとき、上吸気通路PUの吸気流速が抑えられるとともに、下吸気通路PLを通じても吸気がなされることで、上吸気通路PUを流れる吸気による燃焼室40内のタンブル流が抑えられるとともに、下吸気通路PLを流れる吸気による逆タンブル流によっても燃焼室40内のタンブル流が抑えられる。
図4を参照し、エンジン10が高負荷運転状態のとき、スロットル開度が最大(全開)になると、タンブル制御弁65も全開となって下吸気通路PLへの吸気導入量が最大になる。これにより、上下吸気通路PU,PLに十分な吸気が流れ、燃焼室40内のタンブル流がより抑えられるとともに、吸気通路P全体で十分な吸気量が確保される。
このように、本実施形態のエンジン10では、吸気通路Pを区画する仕切り板60の上流側端部61b近傍にタンブル制御弁65を設け、このタンブル制御弁65をスロットル開度に応じて開閉し、上下吸気通路PU,PLを流れる吸気の割合を変化させることで、エンジン10の負荷状態に応じてタンブル流の強さ及び吸気流量を調整して良好な燃焼を実現することができる。
図7〜図9は、スロットル弁22及びタンブル制御弁65を連動させるリンク機構70を第一回動軸22a及び第二回動軸65aの軸方向から見た側面図である。尚、これらの図中では第一回動軸22a及び第二回動軸65aを水平に並べて示す。
スロットル弁22の第一回動軸22aの一端部には、開き側スロットルケーブル75及び閉じ側スロットルケーブル76を巻回させるスロットルプーリ77が一体的に回動可能に固定される。このスロットルプーリ77を開き側スロットルケーブル75が引いて矢印F2方向(開弁方向)に回動させることで、スロットル弁22が同方向に回動して吸気通路Pを開く(図3、図4参照)。スロットルプーリ77の外周部下側には、リンク部材78の後端部を連結させる第一突部77aが一体的に回動可能に設けられる。図中符号79は第一突部77aにリンク部材78の後端部を連結する第一回動軸22aと平行な第一連結軸、符号71はスロットルプーリ77における第一回動軸22a及び第一連結軸79間に渡る第一アーム部(第一アーム)、符号C11は第一回動軸22aの軸心C9から第一連結軸の軸心C10まで延びる第一アーム軸線をそれぞれ示す。
第一アーム部71は、スロットル弁22が全閉状態にあるときは、図7に示すように、下側ほど前側(第二回動軸65a側)に位置するように傾斜する。
第一アーム部71は、スロットル弁22が前記所定角度θ1だけ開いたときは、図8に示すように、ほぼ図中真下に延びる。このとき、第一アーム軸線C11は、第一回動軸22aの軸心C9及び第二回動軸65aの軸心C12を結ぶ直線T1と直交するとともに第一回動軸22aの軸心C9を通過する直交線T2と重なるように配置される。
この状態から、図9に示すように、スロットル弁22がさらに第二の所定角度θ2(例えば60°)だけ開くことで、スロットル弁22が全開状態となる。
タンブル制御弁65の第二回動軸65aのスロットルプーリ77と同側の一端部には、リンク部材78の前端部を連結するとともに第二回動軸65aに相対回動自在に取り付けられる連結アーム81と、連結アーム81から分離して第二回動軸65aに一体的に回動可能に固定される第三アーム82と、が取り付けられる。連結アーム81は、リンク部材78を介してスロットルプーリ77と連結される。この連結アーム81をスロットルプーリ77の回動に伴い矢印F3方向に回動させるとともに、連結アーム81が第三アーム82を同方向に回動させることで、タンブル制御弁65が同方向に回動して下吸気通路PLを開く。図中符号83は連結アーム81にリンク部材78の前端部を連結する第二回動軸65aと平行な第二連結軸、符号72は連結アーム81における第二回動軸65aから第二連結軸83まで延びる第二アーム部(第二アーム)、符号C14は第二回動軸65aの軸心C12から第二連結軸83の軸心C13まで延びる第二アーム軸線をそれぞれ示す。
第二アーム部72の長さ(第二アーム軸線C14の長さ)は第一アーム部71の長さ(第一アーム軸線C11の長さ)よりも短くされる。これら第一アーム部71及び第二アーム部72並びにリンク部材78を主にリンク機構70が構成される。また、連結アーム81及び第三アーム82が分離することで、スロットル弁22が所定角度θ1だけ開いた後にタンブル制御弁65を開作動させるロストモーション機構73が構成される。ロストモーション機構73は、第一アーム部71の所定回動まで第二アーム部72の回動開始を保留する。尚、ロストモーション機構として、同様の機能を有する機構が第一アーム部71側に構成されたり、第一アーム部71及び第二アーム部72に跨って構成されたりしてもよい。
図7に示すスロットル弁22の全閉状態においては、タンブル制御弁65も全閉状態にある。このとき、第二アーム部72(連結アーム81)は、第一アーム部71(スロットルプーリ77)とリンク部材78を介して連結された状態で、第二連結軸83側の端部が前方(第一回動軸22aとは反対側)を向いた姿勢で停止する。またこのとき、第三アーム82は、連結アーム81に対して、第二回動軸65aの回動方向でタンブル制御弁65の開き方向に図8に示す第三の所定角度θ3だけ離間して配置される。
連結アーム81は、図7に示す状態からタンブル制御弁65の開き方向に図8に示す第三の所定角度θ3だけ回動したときに、タンブル制御弁65の開き方向側にある係合面81aを第三アーム82の係合部82aに係合(当接)させる。このとき、第二アーム部72は、第二連結軸83側の端部が図7に示す状態よりも下側に位置するように傾斜する(図8参照)。連結アーム81が第三アーム82に係合した後は、連結アーム81とともに第三アーム82が回動する。
第三アーム82の係合部82aは、アーム本体に螺着したビス82bの先端部である。このビス82bの締め込み量によって、連結アーム81及び第三アーム82の係合角度を調整可能である。
リンク部材78は、第一連結軸79を挿通する後端部から前方に延び、第二回動軸65aの下方に張り出す第三アーム82のさらに下方を迂回して連結アーム81に至るべく、連結アーム81の近傍で下方に凸の湾曲部78aを形成する。
第一アーム部71は、スロットル弁22を図8に示す所定角度θ1だけ開いた状態から、図9に示す全開状態とするまで、さらに第二の所定角度θ2だけ回動したとき、第一連結軸79側の端部が後側(第二回動軸65aと反対側)に位置するように傾斜した姿勢となる。
このとき、第二アーム部72は、図8に示す第二連結軸83側の端部が下側に位置するように傾斜した姿勢から、図9に示す第四の所定角度θ4(例えば65°)だけ回動し、図9に示す第二連結軸83側の端部が後側に位置するように傾斜した姿勢となる。このとき、タンブル制御弁65が全開状態となる。
図9に示すように、直線T1と直交するとともに第二回動軸65aの軸心C12を通過する第二直交線T3に対し、第二連結軸83は、タンブル制御弁65の全閉時には第一回動軸22aと反対側に位置し、タンブル制御弁65の全開時には第一回動軸22a側に位置する。すなわち、第二連結軸83は、タンブル制御弁65の全閉時と全開時との間で、第二直交線T3を跨いで移動する。尚、タンブル制御弁65の回動角度はスロットル弁22の回動角度よりも大きいが、これらの大小関係はリンク機構70の設定により適宜変更可能である。
本実施形態に係るスロットルボディ100(図10参照)は、上述したスロットル弁22、タンブル制御弁65、第一アーム部71、第二アーム部72、リンク部材78及び第三アーム82に加え、カムプレート(カム)90及びアシストアーム95をさらに備える。尚、以下の説明においては、カムプレートを「カム」と称することがある。
図10〜図12は、カム90及びアシストアーム95を第一回動軸22aの軸方向から見た側面図である。図10〜図12は、それぞれ図7〜図9に対応する。
図10に示すように、カム90は、第一回動軸22aに一体的に回動可能に固定される。カム90は、側面視で第一回動軸22aの軸心C9を中心とした円形状の本体部91と、本体部91の外周部後側に設けられた突出部92と、を有する。カム90には、周方向に延びる長孔90hが形成される。
長孔90hは、カム90の本体部91と突出部92とに跨って延びる。長孔90hは、第一回動軸22aを中心とした一定の半径を有する第一の部分90h1と、第一の部分90h1の開弁方向F2とは反対側の端から開弁方向F2とは反対側ほど径方向外側に変位する第二の部分90h2と、を有する。第一の部分90h1は本体部91にのみ形成され、第二の部分90h2は、本体部91と突出部92とに跨って形成される。長孔90hの第一回動軸22aを中心とした半径は、第二の部分90h2の一端(第一の部分90h1側の端、言い換えると図11に示す開弁方向F2側の端)から他端(第一の部分90h1側とは反対側の端、言い換えると図11に示す開弁方向F2とは反対側の端)まで徐々に大きくなるように構成される。
アシストアーム95は、第一回動軸22aよりも後方で吸気通路形成部21における吸気通路P(図4参照)と側面視で重なる位置に一端95aを軸心C15として回動自在に取り付けられる。アシストアーム95はカム90に沿うように前方に延び、その他端95bをカム90の長孔90hに沿って移動可能に係止させる。アシストアーム95の他端95bには、長孔90hに当接するローラー98が設けられる。
アシストアーム95の一端95aと第一回動軸22aとの間で吸気通路形成部21における吸気通路P(図4参照)と側面視で重なる位置には、リターンスプリング(トーションコイルスプリング)96の一方のコイル端を係止するフック97が設けられる。リターンスプリング96は、他方のコイル端をアシストアーム95の一端95aに係止される。このリターンスプリング96のバネ力によって、アシストアーム95は軸心C15の回動方向F4でカム90を径方向外側に弾性的に付勢される。これにより、ローラー98が長孔90hの外側(第一回動軸22a側とは反対側)の内面に当接する状態が維持される。
アシストアーム95の他端95bは、スロットル弁22が所定角度θ1開くまで第一の部分90h1に沿って移動し、かつ、スロットル弁22が所定角度θ1を超えて開くときに第二の部分90h2に沿って移動するように構成される。
アシストアーム95の他端95bは、スロットル弁22が全閉状態にある初期状態で長孔90hの第一の部分90h1の一端(開弁方向F2側の端)に位置する。
図11に示すように、アシストアーム95の他端95bは、スロットル弁22が所定角度θ1開いた状態、すなわちタンブル制御弁65が開き始める状態で、長孔90hの第一の部分90h1と第二の部分90h2との境界部分に位置する。
図12に示すように、アシストアーム95の他端95bは、スロットル弁22が全開した状態(スロットル弁22が所定角度θ1開いた状態からさらに第二の所定角度θ2開いた状態)、かつ、タンブル制御弁65が全開した状態で、長孔90hの第二の部分90h2の他端(開弁方向F2とは反対側の端)に位置する。
このように、長孔90hの第一回動軸22aを中心とした半径は、タンブル制御弁65が開き始めた後はカム90が回動するにつれて径が徐々に大きくなるように変化する。このことにより、カム90への付勢力のモーメントが変化しアシスト力を発揮する。
尚、図10〜図12において、符号H1はアシストアーム95の他端95bが第一の部分90h1を移動する第一の区間、符号H2はアシストアーム95の他端95bが第二の部分90h2を移動する第二の区間をそれぞれ示す。
次に、図13及び図14を用いて、カム90及びアシストアーム95の作用を説明する。図13は、本実施形態の比較例に係るスロットル開度とスロットル荷重(スロットルを開くのに要するトルク)との関係を示すグラフである。図14は、本実施形態に係るスロットル開度とスロットル荷重との関係を示すグラフである。比較例はカム90及びアシストアーム95を備えない構成、本実施形態はカム90及びアシストアーム95を備えた構成である。
図13及び図14において、横軸はスロットル開度、縦軸はスロットル荷重である。また、符号S1はスロットル弁22を開くときに生じる荷重(以下、第一の荷重と称する。)、符号S2はタンブル制御弁65を開くときに生じる荷重(以下、第二の荷重と称する。)、符号S3はトータル荷重、符号S4はアシストアーム95によってスロットル荷重をキャンセルする側に作用する負の荷重(以下、キャンセル荷重と称する。)である。尚、図13におけるトータル荷重S3は第一の荷重S1及び第二の荷重S2を足し合わせた荷重であり、図14におけるトータル荷重S3は第二の荷重S1及び第二の荷重S2に加えキャンセル荷重S4を足し合わせた荷重である。
図14において、符号P1はアシストアーム95の他端95bが長孔90hの第一の部分90h1の一端(開弁方向F2側の端)に位置するときの初期位置(スロットル弁22が全閉状態にある初期状態の位置)、符号P2はアシストアーム95の他端95bが長孔90hの第一の部分90h1と第二の部分90h2との境界部分に位置するときの境界位置(スロットル弁22が所定角度θ1開いた状態、すなわちタンブル制御弁65が開き始める状態の位置)、符号P3はアシストアーム95の他端95bが長孔90hの第二の部分90h2の他端(開弁方向F2とは反対側の端)に位置するときの最終位置(スロットル弁22及びタンブル制御弁65がそれぞれ全開した状態の位置)をそれぞれ示す。
図13に示すように、比較例においては、スロットル開度が所定角度θ1となるまでは第一の荷重S1のみが生じるが、スロットル開度が所定角度θ1を過ぎると第二の荷重S2が生じる。そのため、トータル荷重S3は第二の荷重S2が生じた部分で急峻に立ち上がり、その後スロットル開度の増加に比例して増加する。
これに対し、本実施形態においては、図14に示すように、スロットル開度が所定角度θ1を過ぎると第二の荷重S2を打ち消す方向にキャンセル荷重S4が生じる。キャンセル荷重S4は、横軸を挟んで第二の荷重S2と概ね対称である。キャンセル荷重S4は、長孔90h(図10参照)の第一回動軸22aを中心とした半径の大きさに対応する。
具体的に、キャンセル荷重S4は、第一の区間H1では初期位置P1から第二の荷重S2が生じる直前まで横軸に重なり(荷重が生じず)、第二の荷重S2が生じる直前から境界位置P2まで緩やかに立ち上がり、第二の区間H2では境界位置P2から第二の荷重S2が生じた直後まで緩やかに立ちあがり、第二の荷重S2が生じた直後から最終位置P3までは横軸を挟んで第二の荷重S2と対称となる。これにより、キャンセル荷重S4により第二の荷重S2が相殺されるため、トータル荷重S3が途中で急峻に立ち上がることを抑制することができる。そのため、トータル荷重S3は、スロットル開度が全閉から全開まで、第一の荷重S1と概ね同じ傾きでスロットル開度の増加に比例して増加する。
以上説明したように、本実施形態に係るスロットルボディ100は、第一回動軸22aに一体的に回動可能に固定されたカム90と、吸気通路形成部21に一端95aを回動自在に取り付けられ、かつ、他端95bがカム90に当接するとともに一端95aの回動方向F4でカム90を径方向に付勢するアシストアーム95と、を有し、カム90が、第一回動軸22aを中心とした一定の半径を有する第一の部分90h1と、第一の部分90h1の開弁方向F2とは反対側の端から開弁方向F2とは反対側ほど径方向で変位する第二の部分90h2と、を含み、アシストアーム95の他端95bは、スロットル弁22が所定角度θ1開くまで第一の部分90h1に沿って移動し、かつ、スロットル弁22が所定角度θ1を超えて開くときに第二の部分90h2に沿って移動し、カム90にかかる付勢力を変化させるように構成されるものである。
この構成によれば、スロットル弁22が所定角度θ1開くまではアシストアーム95の付勢力がカム90に作用せず、スロットル弁22が所定角度θ1開いた後タンブル制御弁65が開き始めるときにアシストアーム95の付勢力がカム90に作用するため、タンブル制御弁65が開くとき及び開いているときにアシストアーム95の付勢力でカム90の回転をアシストすることができる。従って、操作荷重の変化を抑制しスロットル操作の段付感を低減することができ、よりスムーズな操作フィーリングを得ることができるスロットルボディ100を提供することができる。
また、本実施形態に係るスロットルボディ100は、カム90には、周方向に延びる長孔90hが形成されており、長孔90hが、第一の部分90h1と第二の部分90h2とを含み、アシストアーム95の他端95bが、長孔90hに沿って移動可能に構成されることで、車両の振動によりアシストアーム95が振動することを抑制することができる。よって、アシストアーム95の付勢力をカム90に安定して作用させることができる。
また、本実施形態に係るスロットルボディ100は、第二の部分90h2が、開弁方向F2とは反対側ほど径方向外側に変位し、アシストアーム95の他端95bが、カム90を径方向外側に付勢することで、第二の部分90h2が開弁方向F2とは反対側ほど径方向内側に変位する場合と比較して、第二の部分90h2に対してアシストアーム95の付勢力が長孔90hの長手方向に沿って作用しやすくなるため、カム90をスムーズに回転させることができる。よって、スロットル操作の段付感を抑制しやすくすることができ、スムーズな操作フィーリングを得ることが容易となる。
また、本実施形態に係るスロットルボディ100は、アシストアーム95の他端95bは、初期状態で長孔90hの第一の部分90h1の開弁方向F2の側の端に位置し、長孔90hの第一回動軸22aを中心とした半径は、タンブル制御弁65が開き始めた後はカム90が回動するにつれて径が徐々に大きくなるよう変化することで、第二の部分90h2においてカム90を徐々にスムーズに回転させることができる。よって、操作荷重が徐々に重くなる場合においても、この操作荷重をバランスよく相殺することができ、スムーズな操作フィーリングを得ることができる。
また、本実施形態のエンジン10は、第一回動軸22a及び第二回動軸65aの軸方向視で、第一連結軸79が、第一回動軸22a及び第二回動軸65aの両軸心C9,C12を結ぶ直線T1と直交するとともに第一回動軸22aの軸心C9を通過する直交線T2と交差する位置にあるとき、タンブル制御弁65が全閉状態にあり、この状態から第一回動軸22aの回動に伴い第一連結軸79が移動することで、第二回動軸65aが回動してタンブル制御弁65を開くものである。
この構成によれば、タンブル制御弁65を全閉状態から開く際、互いに離間した第一回動軸22a及び第二回動軸65a間に渡るリンク部材78を、両回動軸22a,65aの離間方向で移動させることができるため、第一連結軸79の移動ベクトルの分散を抑えて少ない入力でタンブル制御弁65を大きく回動させることができる。これにより、タンブル制御弁65を閉じた低負荷モードからタンブル制御弁65を開いた高負荷モードへと速やかに移行することができる。
また、本実施形態のエンジン10は、前記軸方向視で、第二連結軸83が、前記直線T1と直交するとともに第二回動軸65aの軸心C12を通過する第二直交線T3を基準に、タンブル制御弁65の全閉時にはスロットル弁22と反対側に位置し、タンブル制御弁65の全開時にはスロットル弁22側に位置することで、第二連結軸83をタンブル制御弁65の全閉時と全開時との間で移動させる際、リンク部材78を両回動軸22a,65aの離間方向で移動させるポイントを跨ぐため、第二連結軸83の移動ベクトルの分散を抑えて少ない入力でタンブル制御弁65を大きく回動させることができる。これにより、タンブル制御弁65を閉じた低負荷モードからタンブル制御弁65を開いた高負荷モードへ速やかに移行することができる。
また、本実施形態のエンジン10は、第一アーム部71における第一連結軸79及び第一回動軸22a間の距離が、第二アーム部72における第二連結軸83及び第二回動軸65a間の距離よりも大きいことで、スロットル弁22側のアーム長がタンブル制御弁65側のアーム長よりも長くなり、スロットル弁22の少ない回動角でタンブル制御弁65を大きく回動させることができる。
また、本実施形態のエンジン10は、第二アーム部72が、リンク部材78を連結するとともに第二回動軸65aに相対回動自在に支持される連結アーム81と、連結アーム81から分離して第二回動軸65aに一体的に回動可能に支持される第三アーム82と、を含み、連結アーム81及び第三アーム82が、スロットル弁22の全閉時には互いに離間し、スロットル弁22が所定量開いたときには一体的に回動可能に係合することで、スロットル弁22が所定量開くまではタンブル制御弁65を全閉状態とし、スロットル弁22が所定量開いた後はタンブル制御弁65を連動させて開く機構を簡単に構成でき、低負荷モードにおけるタンブル流を良好に維持することができる。
また、本実施形態のエンジン10は、連結アーム81が、第三アーム82に対して、タンブル制御弁65の回動方向で閉じ側に離間して配置されることで、連結アーム81の回動に第三アーム82を遅らせて追従させる機構を簡単かつコンパクトに構成することができる。
また、本実施形態のエンジン10は、リンク部材78が、連結アーム81近傍で第三アーム82を避ける湾曲部78aを有することで、リンク部材78を第三アーム82を避けて連結アーム81に連結する構造を簡単かつコンパクトに形成することができる。
尚、本実施形態では、第二の部分90h2が開弁方向F2とは反対側ほど径方向外側に変位する構成を一例に挙げて説明したが、これに限定されない。例えば、第二の部分90h2が開弁方向F2とは反対側ほど径方向内側に変位する構成であってもよい。すなわち、第二の部分90h2が開弁方向F2とは反対側ほど径方向で変位する構成であればよい。
また、本実施形態では、第一絞り弁22がスロットル弁22であり、第二絞り弁65がタンブル制御弁である構成を一例に挙げて説明したが、これらに限らない。例えば、第二絞り弁65が、燃焼室内のスワール流(シリンダ軸回りの旋回流)の強さを調整するためのスワール制御弁等の整流弁である構成であってもよい。
参考例
次に、本発明の参考例について、図15を参照して説明する。
参考例は、実施形態に対して、カム190が第一回動軸22aと平行な方向から見て扇形である点で特に異なる。図15において、実施形態と同一構成には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図15は、参考例に係るスロットルボディ101におけるカム190及びこれに係合するアシストアーム195の側面図である。図15は、実施形態に係る図8、図11に対応する。
図15に示すように、カム190は、中心角が鋭角の扇形である。例えば、カム190の中心角は60°程度である。カム190の外周部190hには、第一の部分190h1と、第二の部分190h2と、が設けられる。第一の部分190h1は、カム190の円弧部に対応する。第二の部分190h2は、カム190の開弁方向F2とは反対側の直線部(半径部)に対応する。
尚、参考例では、カム190の中心角が鋭角であるが、これに限らない。例えば、カム190の中心角が鈍角であってもよい。
また、参考例では、第一の部分190h1がカム190の円弧部の全部に対応し、第二の部分190h2がカム190の開弁方向F2とは反対側の直線部の全部に対応するが、これに限らない。例えば、第一の部分190h1がカム190の円弧部の開弁方向F2とは反対側の端部に対応し、第二の部分190h2がカム190の開弁方向F2とは反対側の直線部の円弧部側の端部に対応してもよい。すなわち、第一の部分190h1がカム190の円弧部の少なくとも一部に対応し、第二の部分190h2がカム190の開弁方向F2とは反対側の直線部の少なくとも一部に対応していればよい。
また、カム190の側面視形状は実質的に扇形であればよい。例えば、カム190の先端部(第一回動軸22a側の部分)が湾曲していてもよい。
リターンスプリング96のバネ力によって、アシストアーム195は軸心C15の回動方向F4でカム190を径方向内側に弾性的に付勢される。これにより、ローラー98がカム190の外周部190hに当接する状態が維持される。
アシストアーム195の他端195bは、スロットル弁22が所定角度θ1開くまで第一の部分190h1に沿って移動し、かつ、スロットル弁22が所定角度θ1を超えて開くときに第二の部分190h2に沿って移動するように構成される。
図示はしないが、アシストアーム195の他端195bは、スロットル弁22が全閉状態にある初期状態で第一の部分190h1の開弁方向F2側の部分に位置する。
図15に示すように、アシストアーム195の他端195bは、スロットル弁22が所定角度θ1開いた状態、すなわちタンブル制御弁65が開き始める状態で、カム190の外周部190hの第一の部分190h1と第二の部分190h2との境界部分に位置する。
図示はしないが、アシストアーム195の他端195bは、スロットル弁22が全開した状態(スロットル弁22が所定角度θ1開いた状態からさらに第二の所定角度θ2開いた状態)、かつ、タンブル制御弁65が全開した状態で、第二の部分190h2の第一の部分190h1とは反対側の部分に位置する。
尚、図15において、符号H11はアシストアーム195の他端195bが第一の部分190h1を移動する第一の区間、符号H12はアシストアーム195の他端195bが第二の部分190h2を移動する第二の区間をそれぞれ示す。
以上説明したように、参考例に係るスロットルボディ101は、カム190が第一回動軸22aと平行な方向から見て扇形であり、第一の部分190h1がカム190の円弧部の少なくとも一部に対応し、かつ、第二の部分190h2がカム190の開弁方向F2とは反対側の直線部の少なくとも一部に対応するものである。
この構成によれば、実施形態の構成(カム90の周方向に延びる長孔90hが第一の部分90h1と第二の部分90h2とを含む場合)と比較して、スロットル弁22が所定角度θ1開いた後タンブル制御弁65が開き始めるときにアシストアーム195の付勢力をカム190に急峻に作用させることができる。よって、操作荷重が急激に重くなる場合においても、この操作荷重を効果的に相殺することができ、スムーズな操作フィーリングを得ることができる。

尚、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、例えば、DOHC式等の種々動弁機構のエンジン、並列又はV型等の複数気筒エンジン、クランク軸を車両前後方向に沿わせた縦置きエンジン等、各種形式のレシプロエンジンに適用してもよい。
そして、上記実施形態における構成は本発明の一例であり、実施形態の構成要素を周知の構成要素に置き換える等、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
21 吸気通路形成部
22 スロットル弁(第一絞り弁)
22a 第一回動軸
65 タンブル制御弁(第二絞り弁)
65a 第二回動軸
71 第一アーム部(第一アーム)
72 第二アーム部(第二アーム)
78 リンク部材
82 第三アーム
90,190 カムプレート(カム)
90h 長孔
90h1,190h1 第一の部分
90h2,190h2 第二の部分
95,195 アシストアーム
95a,195a 一端
95b,195b 他端
100,101 スロットルボディ
F2 開弁方向
P 吸気通路
θ1 所定角度

Claims (4)

  1. 吸気通路(P)に設けられた第一絞り弁(22)と、
    前記吸気通路(P)に設けられた第二絞り弁(65)と、
    前記第一絞り弁(22)を支持する第一回動軸(22a)に一体的に回動可能に固定された第一アーム(71)と、
    前記第二絞り弁(65)を支持する第二回動軸(65a)に回動自在に取り付けられた第二アーム(72)と、
    前記第一アーム(71)及び前記第二アーム(72)を連動可能に連結するリンク部材(78)と、
    前記第二回動軸(65a)に一体的に回動可能に固定されるとともに、前記第一絞り弁(22)が所定角度(θ1)開いたときに前記第二アーム(72)が自身に当接し連動することで前記第二絞り弁(65)が開き始めるように構成された第三アーム(82)と、を備え、
    前記第一回動軸(22a)に一体的に回動可能に固定されたカム(90)と、
    吸気通路形成部(21)に一端(95a)を回動自在に取り付けられ、かつ、他端(95b)が前記カム(90)に当接するとともに前記一端(95a)を軸心(C15)として付勢手段により回動方向に付勢されるアシストアーム(95)と、を有し、
    前記カム(90)が、前記第一回動軸(22a)を中心とした一定の半径を有する第一の部分(90h1)と、前記第一の部分(90h1)の開弁方向(F2)とは反対側の端から前記開弁方向(F2)と反対側に前記第一の部分(90h1)と形状の異なる第二の部分(90h2)と、を含み、
    前記アシストアーム(95)の前記他端(95b)は、前記第一絞り弁(22)が前記所定角度(θ1)開くまで前記第一の部分(90h1)に沿って移動し、かつ、前記第一絞り弁(22)が前記所定角度(θ1)を超えて開くときに前記第二の部分(90h2)に沿って移動し、
    前記カム(90)にかかる付勢力、前記アシストアーム(95)の前記他端(95)が前記第一の部分(90h1)に沿って移動しているときは変化させず、且つ、前記アシストアーム(95)の前記他端(95)が前記第二の部分(90h2)に沿って移動しているときは変化させるように構成されており、
    前記カム(90)は、前記アシストアーム(95)が前記所定角度(θ1)を超えて開くときに、前記第一回動軸(22a)を中心として径方向外側又は径方向内側に付勢させられることを特徴とするスロットルボディ。
  2. 前記カム(90)には、周方向に延びる長孔(90h)が形成されており、
    前記長孔(90h)が、前記第一の部分(90h1)と前記第二の部分(90h2)とを含み、
    前記アシストアーム(95)の前記他端(95b)が、前記長孔(90h)に沿って移動可能に構成されることを特徴とする請求項1に記載のスロットルボディ。
  3. 前記第二の部分(90h2)が、前記開弁方向(F2)とは反対側ほど径方向外側に変位し、
    前記アシストアーム(95)の前記他端(95b)が、前記カム(90)を径方向外側に付勢することを特徴とする請求項1又は2に記載のスロットルボディ。
  4. 前記カム(90)には、周方向に延びる長孔(90h)が形成されており、
    前記アシストアーム(95)の前記他端(95b)は、初期状態で前記長孔(90h)の前記第一の部分(90h1)の前記開弁方向(F2)の側の端に位置し、
    前記長孔(90h)の前記第一回動軸(22a)を中心とした半径は、前記第二絞り弁(65)が開き始めた後は前記カム(90)が回動するにつれて径が徐々に大きくなるよう変化する請求項3に記載のスロットルボディ。
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