JP6002050B2 - ブラシホルダ装置及び回転電機 - Google Patents

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本発明は、ブラシホルダ装置及び回転電機に関する。
従来、環状に形成された樹脂製のハウジングと、このハウジングに組み付けられた板金製のブラシホルダと、ブラシホルダによって保持されたブラシとを備えたブラシホルダ装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−234438号公報
このようなブラシホルダ装置では、コストダウンを図るためにも、ブラシホルダ及びブラシをハウジングに組み付ける際の組付工数が少ないことが望まれる。
そこで、本発明は、組付工数を削減することができるブラシホルダ装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、コストダウンすることができる回転電機を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1に記載のブラシホルダ装置は、環状に形成されたハウジングと、前記ハウジングに形成され、前記ハウジングの径方向に延びる凹部と、前記凹部に収容されたブラシと、前記ブラシから導出されたピッグテールと、前記ブラシに対する前記ハウジングの径方向外側に配置される共に、前記凹部に収容され、前記ブラシを前記ハウジングの径方向内側に付勢するスプリングと、前記凹部の開放口を塞ぐ蓋部と、前記蓋部に形成されると共に前記ハウジングの径方向を長手方向として延びて前記ハウジングの径方向内側に開口し且つ前記ピッグテールが挿入されたスリットと、前記蓋部における前記ハウジングの径方向外側の端部に折り曲げられて形成され前記スプリングを前記ハウジングの径方向外側から支持する後壁部とを有し、前記ハウジングに組み付けられたブラシホルダと、前記ブラシホルダに形成された係止部と、前記ハウジングに形成され、前記ブラシホルダの前記ハウジングへの組付状態において前記ハウジングの径方向外側から前記係止部と係止された被係止部と、備えている。
請求項1に記載のブラシホルダ装置は、上記構成により、次の要領で組み立てることができる。すなわち、先ず、ハウジングに形成された凹部にブラシが収容される。ブラシには、予めピッグテールが接続されており、ブラシからは、ピッグテールが導出されている。次いで、スプリングが凹部に収容されると共に、蓋部と後壁部を有するブラシホルダがハウジングに組み付けられる。このとき、ブラシホルダは、一例として、ハウジングの径方向外側から組み付けられる。また、ブラシホルダの蓋部には、ハウジングの径方向を長手方向として延びてハウジングの径方向内側に開口するスリットが形成されている。ブラシホルダがハウジングの径方向外側からハウジングに組み付けられる際には、このスリットの長手方向一端側の開口を通じてスリットの内側にピッグテールが挿入される。
このように、請求項1に記載のブラシホルダ装置によれば、ハウジングにブラシを組み付けた後に、ブラシホルダをハウジングに組み付けることができる。また、ブラシホルダは、蓋部と後壁部とを有し、後壁部は、蓋部におけるハウジングの径方向外側の端部に折り曲げられて形成されている。従って、例えば、ハウジングにブラシホルダをカシメ加工等により組み付けてブラシボックスを形成した後に、このブラシボックスにブラシ及びスプリングを収容し、その後、ブラシホルダの後壁部を曲げ加工して後壁部によりスプリングを支持する場合に比して、後壁部の折曲加工を不要にすることができる。これにより、ブラシホルダ装置の組付工数を削減することができる。
また、請求項1に記載のブラシホルダ装置によれば、ブラシホルダには、係止部が形成されており、ハウジングには、被係止部が形成されている。この被係止部は、ブラシホルダのハウジングへの組付状態においてハウジングの径方向外側から係止部と係止される。これにより、ブラシホルダをハウジングの径方向外側からスライドさせることで、係止部と被係止部とを係止させてブラシホルダをハウジングに固定することができる。
請求項2に記載のブラシホルダ装置は、請求項1に記載のブラシホルダ装置において、前記ブラシに、突起部が形成され、前記ハウジングに、前記突起部よりも前記ハウジングの径方向内側に位置し、前記ピッグテールにおける前記ブラシとの接続部が前記スリットの長手方向における開口側の端部に位置した場合に前記突起部と当接されるストッパ部が形成されたものである。
仮に比較例として、蓋部に形成されたスリットがハウジングの径方向内側において終端する構成、すなわち、蓋部における両側部がハウジングの径方向内側において渡り部によって繋がる構成とされた場合、ブラシの先端部の摩耗に伴い渡り部とピッグテールとが干渉することでブラシの寿命が規定される。しかしながら、この場合には、渡り部を設けた分、ブラシの有効長が短くなる(渡り部に相当する長さだけブラシを使用できずに無駄になる)。
この点、請求項2に記載のブラシホルダ装置によれば、蓋部に形成されたスリットは、ハウジングの径方向内側に開口している。また、ブラシには、突起部が形成され、ハウジングには、ハウジングの径方向内側に位置するストッパ部が形成されている。ストッパ部は、ブラシの先端部の摩耗に伴いピッグテールにおけるブラシとの接続部がスリットの長手方向における開口側の端部に位置した場合に突起部と当接される。そして、このように突起部とストッパ部とが当接することでブラシの寿命が規定される。従って、上述の従来の場合に比して、渡り部を廃止した分、ブラシの有効長を長くすることができる(ブラシの寿命を伸ばすことができる)。
請求項3に記載のブラシホルダ装置は、請求項2に記載のブラシホルダ装置において、前記突起部が、前記ブラシの幅方向両側の側面に突出して形成され、前記ストッパ部が、前記凹部における一対の側壁部に突出して形成され、前記ブラシが、一対の前記ストッパ部に前記ブラシの幅方向両側から支持されたものである。
請求項3に記載のブラシホルダ装置によれば、突起部は、ブラシの幅方向両側の側面に突出して形成されており、ストッパ部は、凹部における一対の側壁部に突出して形成されている。また、ブラシは、一対のストッパ部にブラシの幅方向両側から支持されている。従って、例えば、ブラシが凹部における一対の側壁部の全体で支持される場合に比して、ブラシの摺動抵抗を低減することができる。これにより、スプリングの弾性力を低減することができるので、スプリングの小型化、ひいては、ブラシホルダ装置の小型化を図ることができる。
請求項4に記載のブラシホルダ装置は、請求項3に記載のブラシホルダ装置において、前記突起部及び前記ストッパ部における互いの当接面が、前記ブラシの幅方向外側に向かうに従って前記ブラシの後端側に向かうように前記ブラシの長手方向に対して傾斜しており、且つ、前記突起部の当接面と前記ストッパ部の当接面とが、互いに異なる角度で傾斜しているものである。
請求項4に記載のブラシホルダ装置によれば、突起部及びストッパ部における互いの当接面は、ブラシの幅方向外側に向かうに従ってブラシの後端側に向かうようにブラシの長手方向に対して傾斜している。また、この突起部の当接面とストッパ部の当接面とは、互いに異なる角度で傾斜している。従って、ブラシの先端部が摩耗し、ブラシが寿命になったときには、突起部の当接面の縁部とストッパ部の当接面の縁部とが当接する。これにより、ブラシが寿命になったときに、突起部の当接面の全体がストッパ部の当接面の全体と当接することを抑制することができる。
請求項5に記載のブラシホルダ装置は、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のブラシホルダ装置において、前記蓋部が、板状に形成されると共に、自由状態において厚さ方向一方側に凸を成すように湾曲して形成され、前記ハウジングに、前記ブラシホルダの前記ハウジングへの組付状態において前記蓋部を前記蓋部の厚さ方向に弾性圧縮させた状態で前記蓋部の厚さ方向両側から保持する保持部が形成されたものである。
請求項5に記載のブラシホルダ装置によれば、蓋部は、自由状態において厚さ方向一方側に凸を成すように湾曲して形成されている。また、ハウジングには、保持部が形成されており、蓋部は、ブラシホルダのハウジングへの組付状態において、保持部により蓋部の厚さ方向に弾性圧縮された状態で蓋部の厚さ方向両側から保持されている。従って、ブラシホルダのがたつきや共振等による異音の発生を抑制することができる。
請求項6に記載の回転電機は、請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のブラシホルダ装置において、前記スプリングが、前記ブラシの長手方向を軸方向として配置されたコイルスプリングとされ、前記後壁部に、前記スプリングと同軸上に開口部が形成されたものである。
請求項6に記載の回転電機によれば、スプリングは、ブラシの長手方向を軸方向として配置されたコイルスプリングとされており、後壁部には、スプリングと同軸上に開口部が形成されている。従って、例えば、この開口部に棒状の治具を挿入すると共に、この治具をスプリングの内側に挿入し、この治具を凹部の内側に挿入することで、スプリングを凹部に収容することができると共に、ブラシホルダをハウジングに組み付けることができる。これにより、スプリング及びブラシホルダの組付を簡素化することができる。
請求項7に記載の回転電機は、請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載のブラシホルダ装置と、前記ブラシと摺接される整流子を有する電機子と、を備えている。
請求項7に記載の回転電機によれば、請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載のブラシホルダ装置を備えることにより、ブラシホルダ装置の組付工数を削減することができる。これにより、コストダウンすることができる。
本発明の一実施形態に係る回転電機の側面断面図である。 図1に示されるブラシホルダ装置の斜視図である。 図2に示されるブラシホルダ装置の要部拡大側面断面図である。 図2に示されるブラシホルダ装置の要部拡大平面図である。 図4の要部拡大図である。 図2に示されるブラシの斜視図である。 本発明の一実施形態におけるブラシの第一変形例を示す斜視図である。 本発明の一実施形態におけるブラシの第二変形例を示す斜視図である。 本発明の一実施形態におけるブラシホルダの第一変形例を示す斜視図である。 本発明の一実施形態におけるブラシホルダの第二変形例を示す斜視図である。 本発明の一実施形態におけるブラシホルダの第三変形例を示す斜視図である。 本発明の一実施形態におけるブラシホルダの第四変形例を示す斜視図である。 本発明の一実施形態におけるブラシホルダの第五変形例を示す斜視図である。
以下、図面に基づき、本発明の一実施形態について説明する。
図1に示されるように、本発明の一実施形態に係る回転電機10は、ブラシ付き直流モータであり、電機子12と、ヨーク14と、マグネット16と、ブラシホルダ装置20とを備えている。
電機子12は、回転子であり、シャフト22と、コア24と、整流子26と、巻線28とを有している。コア24及び整流子26は、シャフト22に固定されている。巻線28は、コア24に巻装されると共に、整流子26に接続されている。
ヨーク14は、有底筒状に形成されている。このヨーク14の内側には、電機子12が回転可能に収容されている。マグネット16は、ヨーク14の内周面に固定されており、コア24の径方向外側にコア24と対向して配置されている。ヨーク14における開口側の端部には、ブラシホルダ装置20が設けられている。
ブラシホルダ装置20は、図2に示されるように、ハウジング30と、一対のブラシ32と、一対のピッグテール34(配線部材)と、一対のスプリング36と、一対のブラシホルダ38と、一対のチョークコイル40と、ターミナル42を備えている。なお、図2では、理解の容易のために、一方のスプリング36と、一方のブラシホルダ38が取り外された状態(分解状態)で示されている。また、一対のチョークコイル40の一方は、不図示とされている。
ハウジング30は、樹脂製とされており、環状に形成されている。このハウジング30の中央部には、上述の整流子26(図1参照)を回転可能に収容する孔部44が形成されている。このハウジング30には、一対の凹部46が形成されている。各凹部46は、ハウジング30の軸方向一方側(矢印Z1側)に開口すると共に、ハウジング30の径方向に延びている。また、各凹部46の長手方向両側は、開口している。この一対の凹部46は、それぞれ孔部44の径方向外側に位置しており、且つ、この孔部44を中心として点対称に形成されている。
ブラシ32は、凹部46に収容されている。このブラシ32は、凹部46の長手方向(ハウジング30の径方向)に移動可能とされている。このブラシ32は、上述の電機子12の回転に伴い整流子26(いずれも図1参照)と摺接される。
ピッグテール34は、ブラシ32と接続されている。このピッグテール34は、ブラシ32の上面32Aから導出され、チョークコイル40と接続されている。チョークコイル40は、ハウジング30に形成された軸部48に組み付けられている。ターミナル42は、ハウジング30に固定されており、チョークコイル40と接続されている。
スプリング36は、一例として、コイルスプリングとされている。このスプリング36は、ブラシ32に対するハウジング30の径方向外側に配置されると共に、凹部46に収容されている。また、このスプリング36は、ブラシ32の長手方向を軸方向として配置されている。
ブラシホルダ38は、一例として、ステンレス等の板金製とされており、それぞれ板状に形成された蓋部50及び後壁部52を有している。蓋部50は、ハウジング30の軸方向視にて概略長方形状に形成されている。この蓋部50は、ブラシホルダ38がハウジング30に組み付けられた状態において、凹部46における底部と対向する開放口46Aを塞ぐものである(図3,図4も参照)。
この蓋部50には、図4に示されるように、ハウジング30の径方向(矢印X方向)を長手方向として延びるスリット54が形成されている。このスリット54は、ハウジング30の径方向内側(矢印X1側)に開口すると共にハウジング30の径方向外側で終端している。このスリット54の内側には、ピッグテール34が挿入されている(図2も参照)。
図3に示されるように、後壁部52は、蓋部50におけるハウジング30の径方向外側(矢印X2側)の端部に形成されている。この後壁部52は、蓋部50におけるハウジング30の径方向外側の端部から凹部46の底部46B側へ折り曲げられている。この後壁部52は、ブラシホルダ38がハウジング30に組み付けられた状態において、スプリング36をハウジング30の径方向外側から支持する。また、スプリング36が後壁部52によってハウジング30の径方向外側から支持されることにより、ブラシ32(図2参照)は、スプリング36によってハウジング30の径方向内側に付勢される。
また、図2に示されるように、この後壁部52には、上述のスプリング36と同軸上に開口部56が形成されている。この開口部56は、後壁部52を厚さ方向に見た場合に十字状を成している。
また、このブラシホルダ38には、一対の係止部58が形成されている。各係止部58は、舌片状に形成されており、蓋部50の両側の側部における後壁部52側の部分から後壁部52側へ向けて延出している。各係止部58は、後壁部52側に向かうに従って後壁部52の先端部側(下端部側)へ向かうように蓋部50に対して傾斜されている。
ハウジング30の外周縁部には、ハウジング30の軸方向を高さ方向とする外周壁部60が形成されており、凹部46の側壁部62には、この外周壁部60からハウジング30の径方向外側に突出する突出部64が形成されている。また、この側壁部62の突出部64には、リブ66が形成されている。リブ66は、凹部46の側壁部62における高さ方向の中間部に形成されており、凹部46の長手方向に延びている。このリブ66の一端は、ハウジング30の外周壁部60に接続されている。
一方、リブ66の他端には、被係止部68が形成されている。この被係止部68は、リブ66から凹部46の開放口46A側(ハウジング30の軸方向一方側(矢印Z1側))に向けて突出する突起状に形成されている。そして、図3に示されるように、ブラシホルダ38のハウジング30への組付状態においては、被係止部68がハウジング30の径方向外側から係止部58と係止される。また、被係止部68が係止部58と係止されることにより、ハウジング30の径方向外側(矢印X2側)へのブラシホルダ38の移動が規制される。
また、凹部46の開放口46A側の縁部(つまり、凹部46における両側の側壁部62の上面)は、支持部70として形成されている。また、ハウジング30には、この支持部70とハウジング30の軸方向に対向する複数の爪部72が形成されている。
この複数の爪部72は、上述の支持部70に対してハウジング30の軸方向一方側(矢印Z1側)に位置している。この支持部70及び複数の爪部72は、上述の蓋部50を保持するための保持部74を形成している。この支持部70と複数の爪部72との間には、上述の蓋部50の厚みと同等の隙間が確保されている。そして、ブラシホルダ38のハウジング30への組付状態においては、この支持部70と複数の爪部72との間に蓋部50が挿入される。また、蓋部50は、支持部70と複数の爪部72との間に挿入された状態で、蓋部50の厚さ方向両側から支持部70と複数の爪部72(保持部74)によって保持される。
また、このようにしてブラシホルダ38がハウジング30に組み付けられることにより、凹部46と蓋部50とによってブラシボックス76が形成されている。このブラシボックス76には、上述のブラシ32(図2,図4参照)が収容されている。
ブラシ32には、図4〜図6に示されるように、一対の突起部78(段差部)が形成されている。この一対の突起部78は、ブラシ32の幅方向両側の側面32Bに突出して形成されている。また、各突起部78は、図6に示されるように、側面32Bの下端から上端に亘って形成されている。一方、図4に示されるように、ハウジング30には、突起部78よりもハウジング30の径方向内側(矢印X1側)に位置する一対のストッパ部80が形成されている。この一対のストッパ部80は、それぞれ凹部46の側壁部62に突出して形成されている。
また、図4に示される如くブラシ32が新品の状態(摩耗していない状態)において、一対のストッパ部80は、一対の突起部78とブラシ32の長手方向(ハウジング30の径方向である矢印X方向)に離間されている。このストッパ部80と突起部78との離間長さは、ブラシ32の摩耗に伴いピッグテール34におけるブラシ32との接続部34Aがスリット54の長手方向における開口54A側の端部に位置した場合(つまり、接続部34Aが二点鎖線で示される位置に位置した場合)にストッパ部80と突起部78とが当接されるように設定されている。また、このブラシホルダ装置20では、ピッグテール34におけるブラシ32との接続部34Aがスリット54の長手方向における開口54A側の端部に位置した場合がブラシ32の寿命に設定されている。
さらに、ブラシ32は、一対のストッパ部80にブラシ32の幅方向両側から支持されている。また、突起部78及びストッパ部80における互いの当接面78A,80Aは、ブラシ32の幅方向外側(矢印Y1側)に向かうに従ってブラシ32の後端側(矢印X2側)に向かうようにブラシ32の長手方向(矢印X方向)に対して傾斜している。この突起部78の当接面78Aとストッパ部80の当接面80Aとは、互いに異なる角度で傾斜している。この突起部78の当接面78Aとストッパ部80の当接面80Aとの傾斜角度の差は僅かである。
そして、上記各構成とされたブラシホルダ装置20は、例えば、次の要領で組み立てられる。すなわち、先ず、図2に示されるハウジング30に形成された凹部46にブラシ32が収容される。ブラシ32には、予めピッグテール34が接続されており、ブラシ32の上面32Aからは、ピッグテール34が導出されている。また、ピッグテール34と接続されたチョークコイル40は、ハウジング30に形成された軸部48に組み付けられる。
次いで、スプリング36が凹部46に収容されると共に、蓋部50と後壁部52を有するブラシホルダ38がハウジング30に組み付けられる。このとき、ブラシホルダ38は、一例として、ハウジング30の径方向外側から組み付けられる。
また、このとき、後壁部52に形成された開口部56に棒状の治具82が挿入されると共に、この治具82がスプリング36の内側に挿入される。この治具82には、この治具82の軸方向視にて十字状のものが使用され、この治具82の十字部が同じく十字状に形成された開口部56に挿入される。そして、この治具82が凹部46の内側に挿入されることで、スプリング36が凹部46に収容されると共に、ブラシホルダ38がハウジング30に組み付けられる。
また、上述のように、ブラシホルダ38の蓋部50には、ハウジング30の径方向を長手方向として延びてハウジング30の径方向内側に開口するスリット54が形成されている。ブラシホルダ38がハウジング30の径方向外側からハウジング30に組み付けられる際には、このスリット54の長手方向一端側の開口54Aを通じてスリット54の内側にピッグテール34が挿入される。
そして、図3に示されるように、支持部70と複数の爪部72との間に蓋部50が挿入されて蓋部50が保持部74により蓋部50の厚さ方向両側から保持されると共に、係止部58が被係止部68と係止されることにより、ブラシホルダ38がハウジング30に組み付けられる。以上の要領で、ブラシホルダ装置20は組み立てられる。
なお、図4,図5において、突起部78及びストッパ部80は、その突出高さが誇張して描かれている。図5に示されるように、一例として、突起部78の突出高さHは、0.1mm以上に設定される。また、突起部78とストッパ部80とのラップ代Lも、0.1mm以上に設定される。
次に、本発明の一実施形態の作用及び効果について説明する。
以上詳述したように、本実施形態に係るブラシホルダ装置20(図2参照)によれば、ハウジング30にブラシ32を組み付けた後に、ブラシホルダ38をハウジング30に組み付けることができる。また、ブラシホルダ38は、蓋部50と後壁部52とを有し、後壁部52は、蓋部50におけるハウジング30の径方向外側の端部に折り曲げられて形成されている。従って、例えば、ハウジング30にブラシホルダ38をカシメ加工等により組み付けてブラシボックス76を形成した後に、このブラシボックス76にブラシ32及びスプリング36を収容し、その後、ブラシホルダ38の後壁部52を曲げ加工して後壁部52によりスプリング36を支持する場合に比して、後壁部52の折曲加工を不要にすることができる。これにより、ブラシホルダ装置20の組付工数を削減することができる。
また、ブラシホルダ38には、係止部58が形成されており、ハウジング30には、被係止部68が形成されている。この被係止部68は、ブラシホルダ38のハウジング30への組付状態においてハウジング30の径方向外側から係止部58と係止される(図3参照)。これにより、ブラシホルダ38をハウジング30の径方向外側からスライドさせることで、係止部58と被係止部68とを係止させてブラシホルダ38をハウジング30に固定することができる。
また、図2に示されるように、スプリング36は、ブラシ32の長手方向を軸方向として配置されたコイルスプリングとされており、後壁部52には、スプリング36と同軸上に開口部56が形成されている。従って、上述のように、例えば、この開口部56に棒状の治具82を挿入すると共に、この治具82をスプリング36の内側に挿入し、この治具82を凹部46の内側に挿入することで、スプリング36を凹部46に収容することができると共に、ブラシホルダ38をハウジング30に組み付けることができる。これにより、スプリング36及びブラシホルダ38の組付を簡素化することができる。
また、図1に示される本実施形態に係る回転電機10によれば、上述のブラシホルダ装置20を備えることにより、ブラシホルダ装置20の組付工数を削減することができる。これにより、コストダウンすることができる。
ところで、仮に比較例として、図4に示される蓋部50に形成されたスリット54がハウジング30の径方向内側において終端する構成、すなわち、蓋部50における両側部がハウジング30の径方向内側において渡り部によって繋がる構成とされた場合、ブラシ32の先端部の摩耗に伴い渡り部とピッグテール34とが干渉することでブラシ32の寿命が規定される。しかしながら、この場合には、渡り部を設けた分、ブラシ32の有効長が短くなる(渡り部に相当する長さだけブラシ32を使用できずに無駄になる)。
この点、本実施形態に係るブラシホルダ装置20によれば、蓋部50に形成されたスリット54は、ハウジング30の径方向内側(矢印X1側)に開口している。また、ブラシ32には、突起部78が形成され、ハウジング30には、ハウジング30の径方向内側に位置するストッパ部80が形成されている。ストッパ部80は、ブラシ32の先端部の摩耗に伴いピッグテール34におけるブラシ32との接続部34Aがスリット54の長手方向における開口54A側の端部に位置した場合に突起部78と当接される。そして、このように突起部78とストッパ部80とが当接することでブラシ32の寿命が規定される。従って、上述の従来の場合に比して、渡り部を廃止した分、ブラシ32の有効長を長くすることができる(ブラシ32の寿命を伸ばすことができる)。
しかも、突起部78は、ブラシ32の幅方向両側の側面32Bに突出して形成されており、ストッパ部80は、凹部46における一対の側壁部62に突出して形成されている。また、ブラシ32は、一対のストッパ部80にブラシ32の幅方向両側から支持されている。従って、例えば、ブラシ32が凹部46における一対の側壁部62の全体で支持される場合に比して、ブラシ32の摺動抵抗を低減することができる。これにより、スプリング36(図2参照)の弾性力を低減することができるので、スプリング36の小型化、ひいては、ブラシホルダ装置20の小型化を図ることができる。
また、図4に示されるように、突起部78及びストッパ部80における互いの当接面78A,80Aは、ブラシ32の幅方向外側(矢印Y1側)に向かうに従ってブラシ32の後端側(矢印X2側)に向かうようにブラシ32の長手方向(矢印X方向)に対して傾斜している。また、この突起部78の当接面78Aとストッパ部80の当接面80Aとは、互いに異なる角度で傾斜している。従って、ブラシ32の先端部が摩耗し、ブラシ32が寿命になったときには、突起部78の当接面78Aの縁部とストッパ部80の当接面80Aの縁部とが当接する。これにより、ブラシ32が寿命になったときに、突起部78の当接面78Aの全体がストッパ部80の当接面80Aの全体と当接することを抑制することができる。
また、上述のように、ブラシホルダ38をハウジング30に組み付ける前にブラシ32を凹部46に収容することができる(図2参照)。従って、例えば、ブラシホルダ38をハウジング30に組み付けた後にブラシ32を凹部46(凹部46と蓋部50とで構成されたブラシボックス76)に収容する場合のように、ピッグテール34を取り回してスリット54に挿入する必要がないので、ピッグテール34の長さを短くすることができる。
次に、本発明の一実施形態の変形例について説明する。
上述の本発明の一実施形態では、図6に示されるように、突起部78は、ブラシ32の側面32Bの下端から上端に亘って形成されていた。しかしながら、図7に示されるように、突起部78は、ブラシ32の側面32Bの高さ方向の中間部に形成されていても良い。また、図8に示されるように、突起部78は、ブラシ32の上面32Aに形成されても良く、また、ブラシ32の下面に形成されても良い。また、この突起部78の変形例に対応して、ストッパ部80(図4参照)も、凹部46における側壁部62以外の場所に形成されても良い。
また、上述の本発明の一実施形態では、図2に示されるように、係止部58は、蓋部50の両側の側部における後壁部52側の部分に形成されていた。しかしながら、図9に示されるように、ブラシホルダ38に下壁部84が形成されると共に、この下壁部84に係止部58が形成されても良い。また、図10に示されるように、ブラシホルダ38に側壁部86が形成されると共に、この側壁部86に係止部58が形成されても良い。さらに、図11に示されるように、係止部58は、後壁部52側に向かうに従って後壁部52の先端部側(下端部側)と反対側へ向かうように蓋部50に対して傾斜されていても良い。また、この係止部58の変形例に対応して、被係止部68(図3参照)も、凹部46の側壁部62以外の場所に形成されても良い。
また、上述の本発明の一実施形態において、蓋部50は、図12,図13に示されるように、自由状態において厚さ方向一方側(すなわち、図12において矢印T1側、図13において矢印T2側)に凸を成すように湾曲して形成されても良い。そして、この蓋部50は、ブラシホルダ38のハウジング30への組付状態において保持部74(いずれも図3等参照)により蓋部50の厚さ方向に弾性圧縮された状態で蓋部50の厚さ方向両側から保持されても良い。このように構成されていると、ブラシホルダ38のがたつきや共振等による異音の発生を抑制することができる。
なお、上記複数の変形例のうち組み合わせ可能な変形例は、適宜組み合わされて実施可能であることは勿論である。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
10…回転電機、12…電機子、14…ヨーク、16…マグネット、20…ブラシホルダ装置、22…シャフト、24…コア、26…整流子、28…巻線、30…ハウジング、32…ブラシ、32A…上面、32B…側面、34…ピッグテール、34A…接続部、36…スプリング、38…ブラシホルダ、40…チョークコイル、42…ターミナル、44…孔部、46…凹部、46A…開放口、48…軸部、50…蓋部、52…後壁部、54…スリット、54A…開口、56…開口部、58…係止部、60…外周壁部、62…側壁部、64…突出部、66…リブ、68…被係止部、70…支持部、72…爪部、74…保持部、76…ブラシボックス、78…突起部、78A,80A…当接面、80…ストッパ部、82…治具、84…下壁部、86…側壁部

Claims (7)

  1. 環状に形成されたハウジングと、
    前記ハウジングに形成され、前記ハウジングの径方向に延びる凹部と、
    前記凹部に収容されたブラシと、
    前記ブラシから導出されたピッグテールと、
    前記ブラシに対する前記ハウジングの径方向外側に配置される共に、前記凹部に収容され、前記ブラシを前記ハウジングの径方向内側に付勢するスプリングと、
    前記凹部の開放口を塞ぐ蓋部と、前記蓋部に形成されると共に前記ハウジングの径方向を長手方向として延びて前記ハウジングの径方向内側に開口し且つ前記ピッグテールが挿入されたスリットと、前記蓋部における前記ハウジングの径方向外側の端部に折り曲げられて形成され前記スプリングを前記ハウジングの径方向外側から支持する後壁部とを有し、前記ハウジングに組み付けられたブラシホルダと、
    前記ブラシホルダに形成された係止部と、
    前記ハウジングに形成され、前記ブラシホルダの前記ハウジングへの組付状態において前記ハウジングの径方向外側から前記係止部と係止された被係止部と、
    を備えたブラシホルダ装置。
  2. 前記ブラシには、突起部が形成され、
    前記ハウジングには、前記突起部よりも前記ハウジングの径方向内側に位置し、前記ピッグテールにおける前記ブラシとの接続部が前記スリットの長手方向における開口側の端部に位置した場合に前記突起部と当接されるストッパ部が形成されている、
    請求項1に記載のブラシホルダ装置。
  3. 前記突起部は、前記ブラシの幅方向両側の側面に突出して形成され、
    前記ストッパ部は、前記凹部における一対の側壁部に突出して形成され、
    前記ブラシは、一対の前記ストッパ部に前記ブラシの幅方向両側から支持されている、
    請求項2に記載のブラシホルダ装置。
  4. 前記突起部及び前記ストッパ部における互いの当接面は、前記ブラシの幅方向外側に向かうに従って前記ブラシの後端側に向かうように前記ブラシの長手方向に対して傾斜しており、且つ、前記突起部の当接面と前記ストッパ部の当接面とは、互いに異なる角度で傾斜している、
    請求項3に記載のブラシホルダ装置。
  5. 前記蓋部は、板状に形成されると共に、自由状態において厚さ方向一方側に凸を成すように湾曲して形成され、
    前記ハウジングには、前記ブラシホルダの前記ハウジングへの組付状態において前記蓋部を前記蓋部の厚さ方向に弾性圧縮させた状態で前記蓋部の厚さ方向両側から保持する保持部が形成されている、
    請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のブラシホルダ装置。
  6. 前記スプリングは、前記ブラシの長手方向を軸方向として配置されたコイルスプリングとされ、
    前記後壁部には、前記スプリングと同軸上に開口部が形成されている、
    請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のブラシホルダ装置。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載のブラシホルダ装置と、
    前記ブラシと摺接される整流子を有する電機子と、
    を備えた回転電機。
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