JP6451247B2 - ブラシ装置及びモータ - Google Patents

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Description

本発明は、ブラシ装置及びモータに関する。
下記特許文献1に記載されたブラシ保持構造では、ブラシホルダ内にブラシがスライド可能に収容されており、板ばねによってブラシがコンミテータ側へ押圧されている。具体的には、板ばねが、長手方向両端部を構成するコイル部と、長手方向中間部を構成する押圧部と、を含んで構成されている。そして、コイル部から板ばねが引き出されて、押圧部がブラシの背面に当接されることで、ブラシが押圧部によってコンミテータ側へ押圧される。
また、インシュレータプレート(ベースプレート)には、ばね受壁が形成されており、ブラシホルダには、切り起し片が形成されている。そして、ばね受壁及び切り起し片によってコイル部の周囲が支持されている。
特開平2−303346号公報
しかしながら、上記ブラシ保持構造では、ばね受壁及び切り起し片によってコイル部の周囲が支持されているものの、上記特許文献1の図9に示されるように、コイル部はブラシから離間して配置されている。つまり、モータ作動時にコイル部がコンミテータの周方向(ブラシの幅方向)に移動する可能性がある。この場合には、コイル部から引き出された板ばねが切り起し片の根元に当たり、板ばねとブラシホルダとの間で騒音及び異音が発生する虞がある。また、コンミテータの周方向にブラシが振動することによって騒音及び異音が発生する虞がある。
本発明は、上記事実を考慮し、モータ作動時における騒音及び異音の発生を抑制できるブラシ装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載のブラシ装置は、角柱状に形成されたブラシと、環状に形成されると共に、コンミテータの径方向外側に配置されたベースプレートと、前記ベースプレートに設けられると共に、前記ブラシを前記コンミテータの径方向にスライド可能に収容するブラシホルダと、前記ブラシの前記コンミテータとは反対側の端面の少なくとも中央部分を前記コンミテータ側へ押圧する押圧部と、前記押圧部における前記コンミテータの周方向一方側及び他方側の少なくとも一方から延出されていると共に、前記ブラシの幅方向外側において前記ベースプレートの板厚方向を軸方向にした円筒状に巻き回され、前記ブラシを前記ブラシの幅方向内側へ付勢するコイル部と、を含んで構成されたばねと、を備え、前記コイル部が前記押圧部における前記コンミテータの周方向一方側及び他方側にそれぞれ設けられており、一対の前記コイル部による前記ブラシへの付勢力が異なるように設定されている。
上記構成のブラシ装置によれば、環状に形成されたベースプレートが、コンミテータの径方向外側に配置されている。このベースプレートには、ブラシホルダが設けられており、ブラシホルダ内には、ブラシがコンミテータの径方向にスライド可能に収容されている。
また、ブラシ装置は、長尺状に形成されたばねを含んで構成されている。ばねは、押圧部とコイル部とを含んで構成されており、押圧部からコイル部が延出されている。さらに、コイル部は、ブラシの幅方向外側においてベースプレートの板厚方向を軸方向にした円筒状に巻き回されており、ブラシのコンミテータとは反対側の端面がばねの押圧部によってコンミテータ側へ押圧されている。つまり、コイル部を形成する部位の一部が引き出されて、この引き出された部分がコイル部に巻き取られるように作用することで、ブラシのコンミテータとは反対側の端面を押圧部がコンミテータ側へ押圧している。
ここで、コイル部はブラシをブラシの幅方向内側へ付勢している。このため、コンミテータの周方向にブラシが振動することが抑制される。したがって、モータ作動時における騒音及び異音の発生を抑制できる。
また、上記構成のブラシ装置によれば、コイル部によってブラシをブラシの幅方向両側から付勢できる。
さらに、上記構成のブラシ装置によれば、一対のコイル部によるブラシへの付勢力が異なるように設定されているため、ブラシがブラシホルダに対して幅方向一方側に寄せ付けられる。このため、回転方向が一方向のみで使用されるモータに対して、モータの作動時における騒音及び異音の発生を効率よく抑制できる。
請求項2に記載のブラシ装置は、角柱状に形成されたブラシと、環状に形成されると共に、コンミテータの径方向外側に配置されたベースプレートと、前記ベースプレートに設けられると共に、前記ブラシを前記コンミテータの径方向にスライド可能に収容するブラシホルダと、前記ブラシの前記コンミテータとは反対側の端面の少なくとも中央部分を前記コンミテータ側へ押圧する押圧部と、前記押圧部における前記コンミテータの周方向一方側及び他方側の少なくとも一方から延出されていると共に、前記ブラシの幅方向外側において前記ベースプレートの板厚方向を軸方向にした円筒状に巻き回され、前記ブラシを前記ブラシの幅方向内側へ付勢するコイル部と、を含んで構成されたばねと、を備え、前記コイル部が前記押圧部における前記コンミテータの周方向一方側及び他方側にそれぞれ設けられており、一対の前記コイル部が、前記ベースプレートの板厚方向から見て、前記コンミテータの径方向においてオフセットして配置されている。
上記構成のブラシ装置によれば、コイル部によってブラシをブラシの幅方向両側から付勢できる。
また、上記構成のブラシ装置によれば、一対のコイル部が、ベースプレートの板厚方向から見て、コンミテータの径方向においてオフセットして配置されているため、ブラシにモーメントが作用して、ブラシがブラシホルダに対して幅方向一方側に寄せ付けられる。このため、この場合においても、回転方向が一方向のみで使用されるモータに対して、モータ10の作動時における騒音及び異音の発生を効率よく抑制できる。
請求項に記載のブラシ装置は、請求項1又は請求項2に記載のブラシ装置において、前記ブラシホルダ又は前記ベースプレートには、前記ブラシの幅方向外側に挟持壁が形成されており、前記挟持壁と前記ブラシとによって前記コイル部を挟持している。
上記構成のブラシ装置によれば、ブラシホルダ又はベースプレートに挟持壁が形成されている。この挟持壁はブラシの幅方向外側に配置されており、挟持壁とブラシとによってコイル部が挟持されている。このため、コイル部が、自身の径方向内側へ撓み変形して、ブラシを付勢すると共に、コンミテータの周方向(ブラシの幅方向)におけるコイル部の移動が抑制される。これにより、例えば、コイル部から引き出された部分とブラシホルダとの間で騒音及び異音が発生することが抑制される。したがって、モータ作動時における騒音及び異音の発生を一層抑制できる。
請求項に記載のブラシ装置は、請求項に記載のブラシ装置において、前記挟持壁は傾斜壁を含んで構成されており、前記ベースプレートの板厚方向から見て、傾斜壁が、前記コイル部に対して前記コンミテータの径方向外側に配置されると共に、前記コンミテータの径方向外側へ向かうに従い前記ブラシの幅方向内側へ向かうように傾斜されている。
上記構成のブラシ装置によれば、挟持壁は傾斜壁を含んで構成されている。この傾斜壁は、ベースプレートの板厚方向から見て、コンミテータの径方向外側へ向かうに従いブラシの幅方向内側へ向かうように傾斜されている。すなわち、ベースプレートの板厚方向から見て、傾斜壁が、ブラシの幅方向内側へ向かうに従いコイル部に対して離間する方向へ傾斜されている。このため、仮に傾斜壁がブラシの幅方向に沿って延びている場合に比べて、傾斜壁のブラシ側の端部をコイル部から離間して配置させることができる。これにより、コイル部から引き出された部分が傾斜壁のブラシ側の端部に当たることを抑制できる。これにより、ばねと挟持壁(傾斜壁)との間で騒音及び異音が発生することを抑制できる。
請求項記載のブラシ装置は、請求項に記載のブラシ装置において、前記挟持壁は対向壁を含んで構成されており、前記ベースプレートの板厚方向から見て、前記対向壁が、前記ブラシに対して前記コンミテータの径方向外側に配置されると共に、前記コンミテータの径方向と平行に形成されている。
上記構成のブラシ装置によれば、コイル部がブラシの幅方向外側へ開こうとする力の反力を、ブラシに付与することができる。すなわち、コイル部が、ブラシを当該ブラシの幅方向内側に向けて押圧する。これにより、ブラシの振動を抑制することができる。
請求項記載のブラシ装置は、請求項に記載のブラシ装置において、前記挟持壁の前記コンミテータ側の端部には、補助壁が設けられており、前記コイル部が前記補助壁に当接することによって、前記コイル部の前記コンミテータ側への移動が規制されている。
上記構成のブラシ装置によれば、コイル部のコンミテータ側への移動を規制する補助壁を設けることにより、ばねがブラシホルダから抜け出すことを抑制することができる。特に、ブラシが摩耗して、当該ブラシの寸法が短くなった際におけるばねのブラシホルダからの抜け出しを抑制することができる。
請求項記載のブラシ装置は、請求項1〜請求項のいずれか1項に記載のブラシ装置において、前記押圧部における前記コンミテータの周方向の中央部分が、前記コンミテータ側に向けて凸状に形成されている。
上記構成のブラシ装置によれば、ばねの押圧部が上記のように形成されていることにより、ブラシの幅方向の中央部分を押圧することができる。これにより、ブラシをコンミテータへ向けて安定した状態で付勢することができる。
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請求項8に記載のブラシ装置は、請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載のブラシ装置において、一対の前記コイル部が、前記ブラシの幅方向の両端面に当接している。
上記構成のブラシ装置によれば、一対のコイル部をブラシの幅方向の両端面に当接させることにより、ブラシの幅方向への付勢力をコイル部からブラシへ入力させることができる。
請求項9に記載のブラシ装置は、請求項2に記載のブラシ装置において、一対の前記コイル部による前記ブラシへの付勢力が同一となるように設定されている。
上記構成のブラシ装置によれば、コイル部によってブラシをブラシの幅方向両側から安定的に付勢できる。
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請求項10記載のブラシ装置は、請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載のブラシ装置において、一対の前記コイル部うち一方の前記コイル部が、前記ブラシの幅方向一方側の端面を前記ブラシの幅方向他方側に向けて付勢している。
請求項11記載のブラシ装置は、請求項10に記載のブラシ装置において、前記ブラシの幅方向他方側の端面が、前記ブラシホルダに当接している。
上記構成のブラシ装置によれば、一対のコイル部うち一方のコイル部が、ブラシの幅方向一方側の端面をブラシの幅方向他方側に向けて付勢している構成とすることにより、ブラシの周方向の位置を安定させることができる。また、一対のコイル部の外径にバラつきが生じている場合においては、一方のコイル部からブラシに入力される付勢力と他方のコイル部からブラシに入力される付勢力との差によって、ブラシが周方向に振動することが考えられる。しかしながら、上記本発明の構成とすることにより、ブラシを所望の位置に配置することができ、これにより、ブラシの周方向への振動を抑制することができる。また、他方のコイル部は、ブラシを当該ブラシの幅方向へ付勢しないため、当該他方のコイル部の外径の寸法の公差を広くすることができる。これにより、ばねの製造を容易にすることができる。これに加えて、ブラシの幅方向他方側の端面をブラシホルダに当接させることによって、ブラシの周方向の位置をより一層安定させることができる
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請求項12に記載のブラシ装置は、請求項1〜請求項11の何れか1項に記載のブラシ装置において、前記ブラシのスライド方向と前記コンミテータの軸線方向とのなす角度が鋭角に設定されている。
上記構成のブラシ装置によれば、ブラシのスライド方向とコンミテータの軸線方向とのなす角度を鋭角に設定することにより、ばねの押圧部からブラシに入力される力の軸方向への分力を得ることができる。軸方向への分力がブラシに加わることにより、ブラシをベースプレートに押し付けることができる。これにより、ブラシホルダ内においてブラシが振動することを抑制することができる。
請求項13に記載のブラシ装置は、請求項1〜請求項12の何れか1項に記載のブラシ装置において、前記ベースプレートにおける前記ブラシとの接触面が、前記コンミテータの周方向に対して傾斜している。
上記構成のブラシ装置によれば、ブラシホルダにおけるブラシとの接触面を上記のように傾斜させることにより、ばねのコイル部からブラシに入力される力の軸方向への分力を得ることができる。軸方向への分力がブラシに加わることにより、ブラシをベースプレートにより一層押し付けることができる。これにより、ブラシホルダ内においてブラシが振動することをより一層抑制することができる。
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請求項14に記載されたモータは、筒状に形成されると共に、回転軸に固定された前記コンミテータを含むアーマチャを収容するモータヨークと、前記モータヨークの開口部を閉塞するモータハウジングと、前記モータヨークの内周面に設けられた永久磁石と、前記モータハウジングに固定された請求項1〜請求項13の何れか1項に記載のブラシ装置と、を備えたている。
上記構成のモータによれば、請求項1〜請求項13の何れか1項に記載のブラシ装置を備えているため、モータ作動時における騒音及び異音の発生を抑制できる。
本発明の実施の形態に係るブラシ装置の要部を示す拡大した正面図である。 図1Aに示された状態からブラシ、ブラシホルダ、板ばねを取り除いた状態を示す図1Aに対応する正面図である。 本発明の実施の形態に係るブラシ装置が適用されたモータの全体を示す縦断面図である。 図2に示されるブラシ装置を示す回転軸の軸方向一方側から見た正面図(図2の3−3線断面図)である。 図3に示されるベースプレートの全体を示すベースプレートの板厚方向一方側から見た正面図である。 図3に示されるブラシ、ブラシホルダ、板ばねを示す斜視図である。 図1Aの状態をベースプレートの径方向外側から見た側面図である。 図1Aの状態において板ばねからブラシに作用する力を説明するための説明図である。 変形例に係る板ばね等を示す図6Bに対応する正面図である。 第1変形例に係るブラシ装置を径方向に沿って切断した断面を拡大して示す拡大断面図である。 第2変形例に係るブラシ装置の要部を拡大して示す図1Aに対応する正面図である。 図9に示された矢印E方向から見たブラシ装置の要部を示す矢視図である。 第3変形例に係るブラシ装置の要部を拡大して示す図1Aに対応する正面図である。 第4変形例に係るブラシ装置の要部を拡大して示す拡大斜視図である。 ブラシホルダ、板バネ及びブラシを示す斜視図である。 ブラシ組立体をコンミテータ側から見た斜視図である。 ブラシ組立体をコンミテータとは反対側から見た斜視図である。 図5に示されたD−D線に度って切断した断面において、ブラシホルダとブラシとが係合している部分を拡大して示す拡大断面図である。 第5変形例に係るブラシ装置の要部を拡大して示す図1Aに対応する正面図である。 第6変形例に係るブラシ装置の要部を拡大して示す図1Aに対応する正面図である。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態に係るブラシ装置40が適用されたモータ10について説明し、次いで、ブラシ装置40について説明する。
(モータ10について)
図2には、モータ10が縦断面図にて示されている。この図に示されるように、モータ10は、略有底円筒状のモータヨーク12を備えている。このモータヨーク12の内周面には、2対の永久磁石14が固定されており、永久磁石14はモータヨーク12の周方向に沿って交互に磁極が異なるように等間隔(90°毎)に配置(対向する1対の永久磁石同士が同磁極であって、隣接する1対の永久磁石同士とは異なる磁極となるよう配置)されている。
また、モータヨーク12の開放端側には、モータハウジング16が設けられており、モータハウジング16はモータヨーク12の開放端を閉塞するようにモータヨーク12に固定されている。
さらに、モータヨーク12内には、永久磁石14の内側において、アーマチャ20が収容されており、アーマチャ20は、回転軸22と、アーマチャコア30と、コンミテータ(整流子)32とを含んで構成されている。回転軸22は、略丸棒状に形成されて、モータヨーク12と同軸上に配置されている。そして、回転軸22の軸方向一端部(図2の矢印A方向側端部)が、略円筒状の軸受24を介してモータヨーク12の底部に回転自在に支持されている。一方、回転軸22の軸方向他端部(図2の矢印B方向側端部)は、略円筒状の軸受26を介してモータハウジング16に回転自在に支持されている。そして、回転軸22の軸方向他端部には、連結部材28が圧入されている。
アーマチャコア30は、回転軸22に固定されると共に、モータヨーク12内に配置されている。このアーマチャコア30は、複数のティースを有する板状の鉄心板を複数枚積層して形成されている。このアーマチャコア30は等角度間隔で複数のスロットを有し、このアーマチャコア30の所定スロット毎に順次巻線が重巻にて施されてアーマチャコイルが形成される。
コンミテータ32は、回転軸22の軸方向他端側の部分に圧入によって固定されている。このコンミテータ32は、複数の整流子片34を有しており、整流子片34はコンミテータ32の外周面に同心状に配置されている。また、コンミテータ32の各整流子片34は、隣接する整流子片34同士が電気絶縁されて固定されており、アーマチャコイルの所定スロット毎に巻回された対応する巻線が、順次各整流子片34に電気的に接続されている。
そして、モータハウジング16とモータヨーク12との間には、略環状を成したブラシ装置40が設けられている。ブラシ装置40は、コンミテータ32に対して回転軸22の径方向外側に配置されており、ブラシ装置40のブラシ70(図3参照)が、後述する板ばね80の付勢力によってそれぞれコンミテータ32の整流子片34に摺接可能に当接されている。
(ブラシ装置40について)
図3には、ブラシ装置40が回転軸22の軸方向一方側(図2の矢印A方向側)から見た正面図にて示されている。この図に示されるように、ブラシ装置40は、ベースプレート42と、コンミテータ32の整流子片34に摺接可能に当接された4個のブラシ70と、ブラシ70を収容する4個のブラシホルダ60と、ブラシ70を付勢する4個のばねとしての板ばね80と、を含んで構成されている。以下、それぞれの構成について説明する。
ベースプレート42は、絶縁材料(樹脂)により製作されている。図4に示されるように、ベースプレート42は、軸心に貫通孔44を有する略円環板状のプレート本体46を有している。プレート本体46は回転軸22と同軸上に配置されており、前述したコンミテータ32が貫通孔44内に配置されている。
プレート本体46の一側面(回転軸22の軸方向一方側の面)には、外周部において、一対のボス48が一体に形成されており、ボス48はプレート本体46からプレート本体46の板厚方向一方側へ突出されている。また、ボス48には、円形状の締結孔48Aがそれぞれ貫通形成されている。そして、締結孔48A内にネジ49が挿入されて、当該ネジ49によってプレート本体46(ブラシ装置40)がモータハウジング16に固定されている(図2及び図3参照)。
また、プレート本体46の一側面には、後述するブラシホルダ60、ブラシ70、及び板ばね80を組付けるための組付部50が4箇所形成されている。この組付部50は、プレート本体46の板厚方向から見て、プレート本体46の軸心を通過し且つ互いに直交する基準線CLに対応して、ベースプレート42の周方向に等間隔(90°毎)に配置されている。
図1Bに示されるように、組付部50は、後述する板ばね80のコイル部82を載置するための一対の台座部52を有している。一対の台座部52は、基準線CLに対して対称に構成されると共に、プレート本体46の内周側の部分に形成されている。この台座部52は、プレート本体46からプレート本体46の板厚方向一方側へ若干突出されると共に、プレート本体46の板厚方向から見て基準線CLと平行になるように略台形状に形成されている。また、台座部52の突出面(台座面)は、プレート本体46の板厚方向に対して直交する方向に沿って配置されている。さらに、台座部52には、基準線CL側へ開口された切欠部54が形成されている。
また、組付部50は、後述する板ばね80のコイル部82を挟持するための一対の挟持壁56を有している。一対の挟持壁56は、基準線CLに対して対称に構成されると共に、プレート本体46に立設されている。この挟持壁56は、プレート本体46の板厚方向から見て、基準線CL側へ開放された略V字形板状に形成されており、台座部52が挟持壁56の開放側に隣接して配置されている。具体的には、挟持壁56は、基準線CLを介して互いに対向する対向壁56Aを有しており、対向壁56Aは基準線CLと平行に直線状に延びている。また、挟持壁56は傾斜壁56Bを有しており、傾斜壁56Bは、対向壁56Aの長手方向一端(コンミテータ32とは反対側の端)からプレート本体46(コンミテータ32)の径方向外側へ向かうに従い基準線CLに接近する方向に傾斜されている。また、挟持壁56は台座部52からプレート本体46の板厚方向一方側へ突出されており、挟持壁56の台座部52からの突出高さが、後述する板ばね80の幅寸法よりも大きく設定されている。
さらに、組付部50は、後述するブラシホルダ60を固定するための一対の固定孔58を有している。一対の固定孔58は、基準線CLに対して対称に構成されると共に、台座部52及び挟持壁56に対して基準線CL側に配置されている。また、固定孔58は、基準線CLと平行になる方向を長手方向とした略矩形状に形成されている。
図1Aに示されるように、ブラシホルダ60は、プレート本体46における一対の台座部52の間に配置されている。このブラシホルダ60は、導電性を有する板金により製作されている。また、ブラシホルダ60は、基準線CLに沿って延びると共に、長手方向から見てプレート本体46側へ開放された略U字形状に形成されている。具体的には、図5に示されるように、ブラシホルダ60は、板厚方向を回転軸22の軸方向(図5の矢印A方向及び矢印B方向)とした頂壁60Aと、頂壁60Aの幅方向両端からプレート本体46側(図5の矢印B方向側)へ屈曲された一対の側壁60Bと、を含んで構成されている。
ブラシホルダ60の側壁60Bの開放端部には、前述したプレート本体46の固定孔58に対応した位置において、固定爪69が形成されている。そして、固定爪が固定孔58内に挿入され且つ屈曲されて、ブラシホルダ60がベースプレート42に固定されている。
また、ブラシホルダ60の側壁60Bには、ブラシホルダ60の高さ方向(図5の矢印A方向及び矢印B方向)中間部において、拡幅部62が一体に形成されている。この拡幅部62は、ブラシホルダ60の幅方向外側に若干突出されて、ブラシホルダ60の長手方向に沿って形成されている。これにより、ブラシホルダ60の幅寸法が拡幅部62の部位において、拡幅されるように構成されている。
さらに、ブラシホルダ60の拡幅部62には、コンミテータ32側(図5の矢印C方向側)の端部において、ガイド溝64が形成されており、ガイド溝64は、コンミテータ32側へ一部開放された略矩形状に形成されている。そして、前述した挟持壁56の対向壁56Aがガイド溝64に対向するように配置されており、挟持壁56の傾斜壁56Bの開放端が拡幅部62に隣接して配置されている。また、ガイド溝64の幅寸法が拡幅部62の幅寸法と略一致している。これにより、拡幅部62には、ガイド溝64の位置において、一対のフランジ部66が形成されており、フランジ部66は、ブラシホルダ60の側壁60Bからブラシホルダ60の幅方向外側へ突出されて、ブラシホルダ60の高さ方向に並んで配置されている。
さらに、ブラシホルダ60の頂壁60Aには、挿通溝68が形成されている。この挿通溝68は、ブラシホルダ60の長手方向に沿って形成されると共に、コンミテータ32側へ開放されている。
また、ブラシホルダ60の頂壁60Aには、コンミテータ32とは反対側の端部において、ストッパ壁60Cが一体に形成されている。このストッパ壁60Cは、頂壁60Aからプレート本体46側へ略直角に屈曲されている。
ブラシ70は、略直方体状に形成されて、ブラシホルダ60の長手方向(コンミテータ32の径方向)にスライド可能にブラシホルダ60内に収容されている。また、ブラシ70は、後述する板ばね80によってコンミテータ32側へ押圧されており、ブラシ70のコンミテータ32側の端面が、ブラシホルダ60からコンミテータ32側へ突出されて、コンミテータ32の整流子片34に摺接可能に当接されている。そして、ブラシホルダ60内にブラシ70が収容された状態では、ブラシ70の幅方向の側面70Aが、ブラシホルダ60のガイド溝64によって露出されて、挟持壁56の対向壁56Aと対向して配置されている。
また、ブラシ70におけるコンミテータ32とは反対側の端部には、導電性及び可撓性を有する丸棒状の撚り線からなるピッグテール72の一端部が埋設されている。図6Aに示されるように、ピッグテール72は、ブラシ70からプレート本体46の板厚方向一方側(図6Aの矢印A方向側)へ延びて、ブラシホルダ60の挿通溝68内を移動可能に挿通されている。また、ピッグテール72は、長手方向中間部において屈曲されて、プレート本体46の板厚方向他方側へ折り返されている。さらに、ピッグテール72は、プレート本体46に形成された挿通孔46A内に挿通されて、プレート本体46の他側面側に引き出されており、ピッグテール72の他端部が、給電用の配線73(図3参照)に電気的に接続されている。
板ばね80は、略長尺板状に形成されている。この板ばね80の長手方向両端部では、板ばね80が層状に且つ略円筒形状に巻き回されており、この巻き回された部分がコイル部82とされている。また、板ばね80における一対のコイル部82間の部分が押圧部84とされており、押圧部84はコイル部82の外周側の部分に接続されている。すなわち、上記内容を換言すると、一対のコイル部82が、押圧部84から板ばね80の長手方向外側へ延出されて層状に巻き回されている。また、板ばね80の幅寸法は、ブラシホルダ60のガイド溝64の幅寸法に比べて僅かに小さく設定されている。また、図1Aに示されるように、板ばね80のコイル部82の直径寸法Dが、ブラシ70の側面70Aと挟持壁56の対向壁56Aとの間の距離Lに比べて大きく設定されている。なお、一対のコイル部82の直径寸法は同じ寸法に設定されている。
そして、板ばね80がベースプレート42に組付けられた状態では、板ばね80の一対のコイル部82が、軸方向をプレート本体46の板厚方向にして、前述したプレート本体46の台座部52上にそれぞれ載置されている。また、コイル部82から板ばね80が引き出されて、板ばね80の押圧部84が、ブラシ70におけるコンミテータ32とは反対側の端面に当接されている。すなわち、コイル部82から引き出された板ばね80が、ブラシホルダ60のガイド溝64内を挿通すると共に、ブラシ70の側面70Aに沿うように、ブラシホルダ60の拡幅部62とブラシ70の側面70Aとの間に配置されている。そして、コイル部82から引き出された板ばね80がコイル部82に巻き取られるように作用するため、ブラシ70におけるコンミテータ32とは反対側の端面を板ばね80の押圧部84がコンミテータ32側へ押圧するようになっている(図6Bの矢印F1参照)。
また、上述したように、板ばね80のコイル部82が台座部52上に載置されているため、挟持壁56の対向壁56Aとブラシ70との間にコイル部82が配置されている。そして、コイル部82の直径寸法Dは、ブラシ70の側面70Aと挟持壁56の対向壁56Aとの間の距離Lに比べて大きく設定されているため、ブラシ70の側面70Aと対向壁56Aとによってコイル部82が挟持されて、コイル部82が自身の径方向内側へ撓み変形するように構成されている。すなわち、対向壁56Aからコイル部82へ反力(図1Aの矢印F2参照)が作用して、当該反力によってコイル部82がブラシ70の側面70Aをブラシ70の幅方向内側へ付勢するように構成されている(図6Bの矢印F2参照)。なお、本実施の形態では、一対のコイル部82の直径寸法が同一寸法に設定されているため、一対のコイル部82によるブラシ70への付勢力が同一になるように設定されている。
さらに、板ばね80のコイル部82が台座部52上に載置された状態では、挟持壁56の傾斜壁56Bに対してコンミテータ32側にコイル部82が配置されており、傾斜壁56Bはブラシ70の幅方向内側へ向かうに従いコンミテータ32の径方向外側(つまりコイル部82に対して離間する方向)へ傾斜されている。また、上述したように、板ばね80の幅寸法が、ブラシホルダ60のガイド溝64の幅寸法に比べて僅かに小さく設定されているため、コイル部82から引き出された板ばね80は、ブラシホルダ60の一対のフランジ部66によってガイドされるようになっている。
次に本実施の形態の作用及び効果について説明する。
上記のように構成されたブラシ装置40では、ベースプレート42にブラシホルダ60が設けられており、ブラシホルダ60内には、ブラシ70がコンミテータ32の径方向にスライド可能に収容されている。
また、ベースプレート42には、板ばね80が組付けられている。そして、板ばね80の一対のコイル部82が、軸方向をプレート本体46の板厚方向にして、プレート本体46の台座部52上にそれぞれ載置されており、コイル部82から板ばね80が引き出されて、板ばね80の押圧部84がブラシ70におけるコンミテータ32とは反対側の端面をコンミテータ32側へ押圧している。これにより、ブラシ70のコンミテータ32側の端面がコンミテータ32の整流子片34に摺接可能に当接されている。そして、モータ10の作動時にコンミテータ32が回転軸22と共に回転軸22の軸心回りに回転されて、ブラシ70のコンミテータ32側の端面が整流子片34に摺接される。なお、この状態では、コイル部82から引き出された板ばね80が、ブラシ70の側面70Aに沿うように、ブラシホルダ60の拡幅部62とブラシ70の側面70Aとの間に配置されている。
ここで、ベースプレート42には、挟持壁56が形成されており、挟持壁56の対向壁56Aがコイル部82に対してブラシ70の幅方向外側に配置されている。また、コイル部82の直径寸法Dが、ブラシ70の側面70Aと対向壁56Aとの間の距離Lに比べて大きく設定されている。このため、コイル部82が台座部52上に載置された状態では、ブラシ70の側面70Aと挟持壁56の対向壁56Aとによってコイル部82が挟持されて、コイル部82が自身の径方向内側へ撓み変形する。これにより、対向壁56Aからコイル部82へ反力が作用して、当該反力によってコイル部82がブラシ70の側面70Aをブラシ70の幅方向内側へ付勢している。その結果、コンミテータ32の周方向(ブラシ70の幅方向)にブラシ70が振動することが抑制される。したがって、モータ10の作動時における騒音及び異音の発生を抑制できる。
また、上述したように、ベースプレート42に形成された挟持壁56(対向壁56A)とブラシ70の側面70Aとによってコイル部82を挟持している。このため、コンミテータ32の周方向(ブラシ70の幅方向)におけるコイル部82の移動が抑制される。これにより、コイル部82から引き出された板ばね80とブラシホルダ60との間で騒音及び異音が発生することが抑制される。したがって、モータ10の作動時における騒音及び異音の発生を一層抑制できる。
しかも、挟持壁56(対向壁56A)とブラシ70の側面70Aとによってコイル部82を挟持することで、コイル部82がブラシ70を付勢しているため、対向壁56Aとブラシ70との間の距離やコイル部82の外径寸法を適宜変更することで、コイル部82によるブラシ70への付勢力を容易に調整することができる。
さらに、挟持壁56は傾斜壁56Bを含んで構成されており、傾斜壁56Bに対してコンミテータ32側に板ばね80のコイル部82が配置されている。また、プレート本体46の板厚方向から見て、傾斜壁56Bはブラシ70の幅方向内側へ向かうに従いコンミテータ32の径方向外側(つまりコイル部82に対して離間する方向)へ傾斜されている。このため、仮に傾斜壁56Bがブラシ70の幅方向に沿って延びている場合(対向壁56Aと傾斜壁56Bとが直交されている場合)に比べて、傾斜壁56Bのブラシホルダ60側の端部をコイル部82から離間して配置させることができる。これにより、コイル部82から引き出された板ばね80が傾斜壁56Bのブラシホルダ60側の端部に当たることを抑制できる。その結果、板ばね80と傾斜壁56B(挟持壁56)との間で騒音及び異音が発生することを抑制できる。
また、板ばね80の長手方向両端部には、コイル部82がそれぞれ形成されている。これにより、一対のコイル部82によってブラシ70の幅方向両側からブラシ70を付勢できる。
さらに、一対のコイル部82によるブラシ70への付勢力が同一となるように設定されている。これにより、コイル部82によってブラシ70の幅方向両側からブラシ70を安定的に付勢できる。
なお、本実施の形態では、挟持壁56がベースプレート42に形成されているが、挟持壁56をブラシホルダ60の側壁60Bに形成してもよい。すなわち、側壁60Bにおけるコンミテータ32側の端部を切り起こして挟持壁56を形成してもよい。
また、本実施の形態では、挟持壁56が対向壁56Aと傾斜壁56Bとを含んで構成されているが、挟持壁56における対向壁56Aを省略してもよい。具体的には、傾斜壁56Bをコンミテータ32に接近する方向へ伸ばして、傾斜壁56Bとブラシ70とによって板ばね80のコイル部82を挟持するように構成してもよい。
さらに、本実施の形態では、板ばね80に一対のコイル部82が形成されており、コイル部82が板ばね80の長手方向両端部を構成している。これに代えて、後に詳述する第2変形例に係るブラシ装置90にように、一対のコイル部82の一方を省略してもよい。この場合には、例えば、コイル部82が省略された板ばね80の端部をプレート本体46の板厚方向から見て略U字形状に形成して、ブラシ70におけるコンミテータ32とは反対側の端部を板ばね80の当該端部内に係合するように構成してもよい。この場合には、ブラシ70がブラシホルダ60に対して幅方向一方側に寄せ付けられる。このため、ブラシ70の自励振動を抑制することができる。また、回転方向が一方向のみで使用されるモータに対して、モータ10の作動時における騒音及び異音の発生を効率よく抑制できる。
また、本実施の形態では、一対のコイル部82によるブラシ70への付勢力が同一となるように設定されているが、一対のコイル部82によるブラシ70への付勢力を異なるように設定してもよい。例えば、一対のコイル部82の直径寸法Dを異なるように設定してもよいし、一対の対向壁56Aとブラシ70との間の距離Lを異なるように設定してもよい。この場合にも、ブラシ70がブラシホルダ60に対して幅方向一方側に寄せ付けられる。このため、ブラシ70の自励振動を抑制することができる。また、回転方向が一方向のみで使用されるモータに対して、モータ10の作動時における騒音及び異音の発生を効率よく抑制できる。
さらに、本実施の形態では、台座部52及び挟持壁56が基準線CLに対して対称に構成されている。つまり、プレート本体46の板厚方向から見て、台座部52及び挟持壁56がコンミテータ32の径方向において同じ位置になるように配置されている。これに代えて、プレート本体46の板厚方向から見て、台座部52及び挟持壁56をコンミテータ32の径方向においてオフセットして配置してもよい。すなわち、図7に示されるように、一対のコイル部82を、ベースプレート42の板厚方向から見て、コンミテータ32の径方向においてオフセットして配置してもよい。この場合には、ブラシ70に作用するコイル部82からの付勢力によってブラシ70にモーメントが作用して、ブラシ70がブラシホルダに対して幅方向一方側に寄せ付けられる。このため、この場合においても、ブラシ70の自励振動を抑制することができる。また、回転方向が一方向のみで使用されるモータに対して、モータ10の作動時における騒音及び異音の発生を効率よく抑制できる。
(第1変形例に係るブラシ装置)
次に、図8を用いて上記実施形態の第1変形例に係るブラシ装置86について説明する。なお、上記実施形態と同一の機能を有する部材及び部分については、上記実施形態と同一の符号を付してその説明を省略する。
図8には、本変形例に係るブラシ装置86の要部の断面図が示されている。この図に示されるように、本変形例に係るブラシ装置86は、ブラシ70のスライド方向(矢印F方向)とコンミテータ32の軸線方向(矢印A及び矢印B方向)とのなす角度θが鋭角に設定されていることに特徴がある。具体的には、プレート本体46に形成された組付部50が上記実施形態に比して軸方向一方側に傾斜されている。これにより、板ばね80のコイル部82が載置される台座部52(台座面)及び組付部50においてブラシ70の底面70Bが接触する接触面88が、コンミテータ32の径方向(矢印G方向)に対して傾斜している。
以上説明した本変形例のブラシ装置86によれば、ブラシ70のスライド方向とコンミテータ32の軸線方向とのなす角度θを鋭角に設定することにより、板ばね80の押圧部84からブラシ70に入力される力F1の軸方向への分力F3及び径方向への分力F4を得ることができる。軸方向への分力F3がブラシ70に加わることにより、ブラシ70を接触面88に押し付けることができる。これにより、ブラシホルダ60(図1A参照)内においてブラシ70が振動することを抑制することができる。
(第2変形例に係るブラシ装置)
次に、図9及び図10を用いて上記実施形態の第2変形例に係るブラシ装置90について説明する。なお、上記実施形態等と同一の機能を有する部材及び部分については、上記実施形態等と同一の符号を付してその説明を省略する。
図9に示されるように、本変形例に係るブラシ装置90は、単一のコイル部82を有するばねとしての板ばね92を含んで構成されていることに特徴がある。具体的には、上記実施形態と同様に巻き回されたコイル部82が、押圧部84の長手方向一方側に設けられている。また、押圧部84の長手方向他方側には、ブラシ70の側面70Aに沿って延びると共に先端部がブラシ70側に凸状に形成された係合部94が設けられており、この係合部94は、ブラシ70のコンミテータ32とは反対側の端部に形成された被係合部70Cに係合している。
上記ブラシ70及び板ばね92が組付けられる組付部96は、上記実施形態の挟持壁56に対応する挟持壁98を備えている。この挟持壁98は、上記実施形態と同様に構成された対向壁56A及び傾斜壁56Bを備えている。これに加えて、挟持壁98は、傾斜壁56Bの端部(コンミテータ32とは反対側の端部)からブラシ70の一方側の側面70Aに沿って延びる第1側壁98Aと、ブラシ70の他方側の側面70Aに沿って延びると共に対向壁56A、傾斜壁56B及び第1側壁98Aと対向して配置された第2側壁98Bと、を備えている。また、挟持壁98は、ブラシ70のコンミテータ32とは反対側の端部に沿って延びると共に第1側壁98Aと第2側壁98Bとを繋ぐ接続壁98Cを備えている。以上説明した組付部96において対向壁56A、傾斜壁56B、第1側壁98A、第2側壁98B及び接続壁98Cに囲まれた部分に、板ばね92が取付けられたブラシ70が組付けられている。
また、本変形例では、上記第1変形例(図8参照)と同様に、ブラシ70のスライド方向とコンミテータ32の軸線方向とのなす角度が鋭角に設定されている。これに加えて、図10に示されるように、ブラシ70の底面70Bが接触する接触面88及びコイル部82が載置される台座部52(台座面)が、コンミテータ32の周方向(矢印H方向)に対して傾斜している。これにより、ブラシ70の底面70Bが接触する接触面88が、コイル部82が載置される台座部52(台座面)に対して軸方向他方側(矢印B方向)に位置するようになっている。
以上説明した本変形例では、単一のコイル部82を有する板ばね92を用いることにより、ブラシ装置90の構成の単純化を図ることができる。
また、本変形例では、ブラシ70の底面70Bが接触する接触面88及びコイル部82が載置される台座部52を上記のように傾斜させることにより、板ばね92のコイル部82からブラシ70に入力される力F2の軸方向への分力F5及び周方向への分力F6を得ることができる。軸方向への分力F5がブラシ70に加わることにより、ブラシ70を接触面88に押し付けることができる。これにより、ブラシホルダ60(図1A参照)内においてブラシ70が振動することを抑制することができる。
なお、本変形例では、対向壁56A、傾斜壁56B、第1側壁98A、第2側壁98B及び接続壁98Cによって挟持壁98を構成した例について説明してきたが、本発明はこれに限定されない。例えば、図11に示された第3変形例に係るブラシ装置100のように、対向壁56Aを備えていない挟持壁102とすることもできる。
(第4変形例に係るブラシ装置)
次に、図12〜図16を用いて上記実施形態の第4変形例に係るブラシ装置104について説明する。なお、上記実施形態と同一の機能を有する部材及び部分については、上記実施形態と同一の符号を付してその説明を省略する。
図12に示されるように、本変形例に係るブラシ装置104は、ブラシ組立体106がベースプレート42に取付けられることによって構成されていることに特徴がある。具体的には、図13〜図15に示されるように、ブラシ組立体106は、ブラシ70及び板ばね80がブラシホルダ114に取付けられて、ブラシホルダ114とブラシ70とが係合されることによって構成されている。
ブラシホルダ114は、ブラシ70をコンミテータ32の径方向にスライド可能に収容するブラシ保持部108と、ブラシ保持部108のコンミテータ32側の端部に設けられ、ブラシ保持部108に収容されたブラシ70との間に板ばね80のコイル部82を挟持する一対の挟持壁56と、を備えている。ブラシ保持部108の頂壁60A(コンミテータ32の軸方向一方側の端部)には、ブラシ70の頂面70D(ブラシ70におけるコンミテータ32の軸方向一方側の端面)に接続(埋設)されたピッグテール72が挿通される挿通溝68が形成されている。また、ブラシ保持部108におけるコンミテータ32(図2等参照)の軸方向他方側の端部には、ベースプレート42に形成された図示しない4つの固定孔に固定される4本の固定爪69が設けられている。さらに、ブラシ保持部108におけるコンミテータ32の軸方向他方側かつコンミテータ32とは反対側の端部には、ブラシ70に設けられた被係合部70Eに係合する仮保持部110が設けられている。当該仮保持部110は、該仮保持部110の弾性力によって被係合部70Eに係合するスナップフィット構造とされている。また、ブラシホルダ114における挟持壁56のコンミテータ32側の端部には、ブラシ保持部108に収容されたブラシ70との間に挟持された板ばね80のコイル部82がコンミテータ32側への移動することを規制する補助壁112が設けられている。この補助壁112におけるコンミテータ32とは反対側の部位は、コンミテータ32側に向かうにつれてブラシ70の幅方向内側に向かうように傾斜されている。また、補助壁112におけるコンミテータ32側の部位は、コンミテータ32側に向かうにつれてブラシ70の幅方向外側に向かうように傾斜されている。
図13及び図16に示されるように、ブラシ70の底面70Bにおけるコンミテータ32とは反対側の端部には、ブラシ保持部108に設けられた仮保持部110が係合される被係合部70Eが形成されている。ブラシ保持部108に設けられた仮保持部110が被係合部70Eに係合することによって、ブラシ組立体106が組み立てられた状態において、ブラシ保持部108に収容されたブラシ70のコンミテータ32側への移動が規制されるようになっている。また、ブラシ70の底面70Bにおいて被係合部70Eが設けられた部位よりもコンミテータ32とは反対側の角部は、面取りがなされた面取部70Fとされている。当該面取部70Fがブラシ70に設けられることによって、ブラシ保持部108に設けられた仮保持部110と被係合部70Eとの係合が解除された際に、仮保持部110とブラシ70とが接触することが抑制される。
以上説明した本変形例に係るブラシ装置104によれば、ブラシ70及び板ばね80がブラシホルダ114に取付けられて、ブラシホルダ114の仮保持部110がブラシ70の被係合部70Eに係合されることによってブラシ組立体106を構成する。次いで、このブラシ組立体106をベースプレート42に取付ける。これにより、ブラシ装置104が組み立てられる。ここで、本変形例では、ブラシホルダ114の仮保持部110がブラシ70に係合されることによって、ブラシ70がブラシホルダ114から板ばね80の付勢力によって飛び出さなくなるため、ブラシ装置104の組み立て時の作業性を良好にすることができる。
また、本変形例では、ブラシ70の被係合部70Eと仮保持部110との係合をスナップフィット構造とすることにより、ブラシ装置104の組み立て時の作業性をより一層良好にすることができる。
さらに、本変形例では、ピッグテール72がブラシ70の頂面70Dに接続されていると共に被係合部70Eがブラシ70の底面70Bに形成されている。そのため、ピッグテール72がブラシ70の頂面70Dに接続されていると共に被係合部70Eがブラシ70の頂面70Dに形成されている場合に比して、ブラシの有効摩耗長を確保する(長くする)ことができる。
また、本変形例では、板ばね80のコイル部82のコンミテータ32側への移動を規制する補助壁112がブラシホルダ114に設けられている。これにより、板ばね80がブラシホルダ114から抜け出すことを抑制することができる。特に、ブラシ70が摩耗して、当該ブラシ70の寸法が短くなった際における板ばね80のブラシホルダ114からの抜け出しを効果的に抑制することができる。また、当該補助壁112を設けることにより、ブラシ組立体106を組み立てる際の板ばね80のブラシホルダ114からの抜け出しを抑制することもできる。
(第5変形例に係るブラシ装置)
次に、図17を用いて上記実施形態の第5変形例に係るブラシ装置116について説明する。なお、上記実施形態等と同一の機能を有する部材及び部分については、上記実施形態と同一の符号を付してその説明を省略する。
図17に示されるように、本変形例に係るブラシ装置116は、板ばね80の一対のコイル部82のうち一方のコイル部82が、ブラシ70と対向壁56A及び傾斜壁56Bとの間に挟持されていると共に、板ばね80の一対のコイル部82のうち他方のコイル部82が水平壁118に当接していることに特徴がある。
水平壁118は、ブラシ70の幅方向に延在していると共に当該ブラシ70の長手方向に面が向けられており、この水平壁118には、板ばね80の一対のコイル部82のうち他方のコイル部82のコンミテータ32とは反対側の端部が当接している。これにより、一対のコイル部82うち一方のコイル部82が、ブラシ70の幅方向一方側の端面(一方側の側面70A)をブラシ70の幅方向他方側に向けて付勢すると共に、一対のコイル部82うち他方のコイル部82からブラシ70の幅方向他方側の端面(他方側の側面70A)には、ブラシ70の幅方向一方側への付勢力が入力されないようになっている。
また、本変形例では、ブラシ70の幅方向他方側の端面(他方側の側面70A)が、ブラシホルダ120の側壁60Bに当接すると共に、ブラシ70の幅方向一方側の端面(一方側の側面70A)が、ブラシホルダ120の側壁60Bに当接しないようになっている。
さらに、本変形例では、板ばね80の押圧部84におけるコンミテータ32の周方向の中央部分(ブラシ70の幅方向の中央部分)が、コンミテータ側に向けて凸状に形成されている。
以上説明した本変形例に係るブラシ装置116によれば、一対のコイル部82うち一方のコイル部82が、ブラシ70の幅方向一方側の端面(一方側の側面70A)をブラシ70の幅方向他方側に向けて付勢している構成とすることにより、ブラシ70の周方向の位置を安定させることができる。これに加えて、ブラシ70の幅方向他方側の端面(他方側の側面70A)をブラシホルダ120の側壁60Bに当接させることによって、ブラシ70の周方向の位置をより一層安定させることができる。
また、本変形例では、板ばね80の押圧部84が上記のように形成されていることにより、板ばね80の押圧部84がブラシ70の幅方向の中央部分を押圧することができる。これにより、ブラシ70をコンミテータへ向けて安定した状態で付勢することができる。なお、板ばね80の押圧部84がブラシ70の幅方向の両端部のみを押圧する構成においては、押圧部84からブラシ70の幅方向の一方側の端部に入力される荷重とブラシ70の幅方向の他方側の端部に入力される荷重との差異が生じやすくなるため、ブラシ70が押圧部84に押圧された際に当該ブラシ70の姿勢が不安定になることが考えられる。この点、本変形例の構成は、ブラシの姿勢を安定させるという観点で優れている。
(第6変形例及び第7変形例に係るブラシ装置)
次に、図18を用いて上記実施形態の第6変形例に係るブラシ装置122について説明する。なお、上記実施形態等と同一の機能を有する部材及び部分については、上記実施形態と同一の符号を付してその説明を省略する。
図18に示されるように、第6変形例に係るブラシ装置122では、前述のブラシ装置116(図17参照)の傾斜壁56Bに代えて、ブラシ70の幅方向に延在していると共に当該ブラシ70の長手方向に面が向けられた水平壁118が設けられていることに特徴がある。
以上説明した第6変形例に係るブラシ装置122によれば、前述の第5変形例に係るブラシ装置116と同様に、ブラシ70の周方向の位置をより一層安定させることができる。また、本変形例では、一方のコイル部82と水平壁118との当接部の摩擦力を、一方のコイル部82と傾斜壁56Bと当接部の摩擦力(図17参照)に対して変化させる(調節する)ことができる。
なお、上記実施形態及び変形例では、板状に形成された板ばね80、92を用いてブラシ装置40、86、90、100、104、116、122を構成した例について説明してきたが、本発明はこれに限定されず、例えば、線形のばねを用いてブラシ装置を構成することもできる。
また、上記実施形態及び変形例の各々の構成を組み合わせてブラシ装置を構成することもできる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、その主旨を逸脱しない範囲内において上記以外にも種々変形して実施することが可能であることは勿論である。なお、上記の構成において本発明に含まれない構成は、本発明の参考例とする。
10・・・モータ、12・・・モータヨーク、14・・・永久磁石、16・・・モータハウジング、20・・・アーマチャ、22・・・回転軸、32・・・コンミテータ、40・・・ブラシ装置、42・・・ベースプレート、56・・・挟持壁、56B・・・傾斜壁
60・・・ブラシホルダ、70・・・ブラシ、70E・・・被係合部、72・・・ピッグテール、80・・・板ばね(ばね)、82・・・コイル部、84・・・押圧部、86・・・ブラシ装置、88・・・ブラシとの接触面、90・・・ブラシ装置、92・・・板バネ(ばね)、98・・・挟持壁、100・・・ブラシ装置、102・・・挟持壁、104・・・ブラシ装置、106・・・ブラシ組立体、108・・・ブラシ保持部、110・・・仮保持部、112・・・補助壁、114・・・ブラシホルダ、116・・・ブラシ装置、122・・・ブラシ装置、F・・・ブラシのスライド方向

Claims (14)

  1. 角柱状に形成されたブラシと、
    環状に形成されると共に、コンミテータの径方向外側に配置されたベースプレートと、
    前記ベースプレートに設けられると共に、前記ブラシを前記コンミテータの径方向にスライド可能に収容するブラシホルダと、
    前記ブラシの前記コンミテータとは反対側の端面の少なくとも中央部分を前記コンミテータ側へ押圧する押圧部と、前記押圧部における前記コンミテータの周方向一方側及び他方側の少なくとも一方から延出されていると共に、前記ブラシの幅方向外側において前記ベースプレートの板厚方向を軸方向にした円筒状に巻き回され、前記ブラシを前記ブラシの幅方向内側へ付勢するコイル部と、を含んで構成されたばねと、
    を備え
    前記コイル部が前記押圧部における前記コンミテータの周方向一方側及び他方側にそれぞれ設けられており、
    一対の前記コイル部による前記ブラシへの付勢力が異なるように設定されたブラシ装置。
  2. 角柱状に形成されたブラシと、
    環状に形成されると共に、コンミテータの径方向外側に配置されたベースプレートと、
    前記ベースプレートに設けられると共に、前記ブラシを前記コンミテータの径方向にスライド可能に収容するブラシホルダと、
    前記ブラシの前記コンミテータとは反対側の端面の少なくとも中央部分を前記コンミテータ側へ押圧する押圧部と、前記押圧部における前記コンミテータの周方向一方側及び他方側の少なくとも一方から延出されていると共に、前記ブラシの幅方向外側において前記ベースプレートの板厚方向を軸方向にした円筒状に巻き回され、前記ブラシを前記ブラシの幅方向内側へ付勢するコイル部と、を含んで構成されたばねと、
    を備え、
    前記コイル部が前記押圧部における前記コンミテータの周方向一方側及び他方側にそれぞれ設けられており、
    一対の前記コイル部が、前記ベースプレートの板厚方向から見て、前記コンミテータの径方向においてオフセットして配置されたブラシ装置。
  3. 前記ブラシホルダ又は前記ベースプレートには、前記ブラシの幅方向外側に挟持壁が形成されており、前記挟持壁と前記ブラシとによって前記コイル部を挟持する請求項1又は請求項2に記載のブラシ装置。
  4. 前記挟持壁は傾斜壁を含んで構成されており、
    前記ベースプレートの板厚方向から見て、傾斜壁が、前記コイル部に対して前記コンミテータの径方向外側に配置されると共に、前記コンミテータの径方向外側へ向かうに従い前記ブラシの幅方向内側へ向かうように傾斜された請求項に記載のブラシ装置。
  5. 前記挟持壁は対向壁を含んで構成されており、
    前記ベースプレートの板厚方向から見て、前記対向壁が、前記ブラシに対して前記コンミテータの径方向外側に配置されると共に、前記コンミテータの径方向と平行に形成されている請求項に記載のブラシ装置。
  6. 前記挟持壁の前記コンミテータ側の端部には、補助壁が設けられており、
    前記コイル部が前記補助壁に当接することによって、前記コイル部の前記コンミテータ側への移動が規制されている請求項に記載のブラシ装置。
  7. 前記押圧部における前記コンミテータの周方向の中央部分が、前記コンミテータ側に向けて凸状に形成されている請求項1〜請求項のいずれか1項に記載のブラシ装置。
  8. 一対の前記コイル部が、前記ブラシの幅方向の両端面に当接している請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載のブラシ装置。
  9. 一対の前記コイル部による前記ブラシへの付勢力が同一となるように設定された請求項2に記載のブラシ装置。
  10. 一対の前記コイル部うち一方の前記コイル部が、前記ブラシの幅方向一方側の端面を前記ブラシの幅方向他方側に向けて付勢している請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載のブラシ装置。
  11. 前記ブラシの幅方向他方側の端面が、前記ブラシホルダに当接している請求項10に記載のブラシ装置。
  12. 前記ブラシのスライド方向と前記コンミテータの軸線方向とのなす角度が鋭角に設定されている請求項1〜請求項11の何れか1項に記載のブラシ装置。
  13. 前記ベースプレートにおける前記ブラシとの接触面が、前記コンミテータの周方向に対して傾斜している請求項1〜請求項12の何れか1項に記載のブラシ装置。
  14. 筒状に形成されると共に、回転軸に固定された前記コンミテータを含むアーマチャを収容するモータヨークと、
    前記モータヨークの開口部を閉塞するモータハウジングと、
    前記モータヨークの内周面に設けられた永久磁石と、
    前記モータハウジングに固定された請求項1〜請求項13の何れか1項に記載のブラシ装置と、
    を備えたモータ。
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