JP2018182873A - 回転電機 - Google Patents

回転電機 Download PDF

Info

Publication number
JP2018182873A
JP2018182873A JP2017078108A JP2017078108A JP2018182873A JP 2018182873 A JP2018182873 A JP 2018182873A JP 2017078108 A JP2017078108 A JP 2017078108A JP 2017078108 A JP2017078108 A JP 2017078108A JP 2018182873 A JP2018182873 A JP 2018182873A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bobbin
teeth
rotor
stator
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017078108A
Other languages
English (en)
Inventor
三好 努
Tsutomu Miyoshi
努 三好
健司 矢島
Kenji Yajima
健司 矢島
亮平 税所
Ryohei Zeisho
亮平 税所
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd filed Critical Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd
Priority to JP2017078108A priority Critical patent/JP2018182873A/ja
Priority to CN201810228242.4A priority patent/CN108696004A/zh
Publication of JP2018182873A publication Critical patent/JP2018182873A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K1/00Details of the magnetic circuit
    • H02K1/06Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
    • H02K1/12Stationary parts of the magnetic circuit
    • H02K1/14Stator cores with salient poles
    • H02K1/146Stator cores with salient poles consisting of a generally annular yoke with salient poles
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K3/00Details of windings
    • H02K3/46Fastening of windings on the stator or rotor structure
    • H02K3/52Fastening salient pole windings or connections thereto
    • H02K3/521Fastening salient pole windings or connections thereto applicable to stators only
    • H02K3/522Fastening salient pole windings or connections thereto applicable to stators only for generally annular cores with salient poles
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K2203/00Specific aspects not provided for in the other groups of this subclass relating to the windings
    • H02K2203/12Machines characterised by the bobbins for supporting the windings

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)

Abstract

【課題】 ボビンに巻き回されたコイルに電流が流れると、温度上昇によって熱膨張係数が異なる両者間に隙間が生じる。このとき、電磁振動によってボビンが振動すると、ステータコアとの間で摩擦や騒音が生じ、ボビンの磨耗や破壊に至り、長期信頼性の観点からも好ましくない。そこで、本発明は、運転中の温度変化や電磁振動に対しても、ボビンを安定して固定できる集中巻永久磁石モータを提供することを目的とする。【解決手段】 上記課題を解決するため、本発明の回転電機は、鋼板を積層して形成したティースを有するステータと、鋼板を積層し、前記ティースの対面に永久磁石を配列したロータコアを有するロータと、前記ステータと前記ロータの間に配置された軸受と、を備え、前記ティースには、コイルを巻き回した概略四角筒状のボビンが装着されており、前記ティースを構成する鋼板の端板には、前記ボビンと接触する板ばねが設けるものとした。【選択図】 図3

Description

本発明は、集中巻コイルを設けたモータに関し、特にコイルを巻回したボビンをステータティースに挿入した構成の回転電機に関する。
ロータ表面に永久磁石を配置する表面磁石型の集中巻永久磁石モータでは、ステータコアのティースに集中巻のコイルを配することが普通であるが、その際、ティースとコイルとの絶縁を確実にするため、また、コイルの巻き回しを容易にするため、ティースとコイルの間に樹脂等から成るボビンを用いる場合が多い。
例えば、特許文献1の要約書や図3には、「ボビンやステータコアの寸法の精度に大きな影響を受けることなく,またそれらの組立てにおいても簡便にボビンとテータコアの固定を得る」ため、「外周にコイルを巻き回したボビンと、該ボビンをティース部に挿入するステータコアとを有する電動機であって、前記ボビンが、前記ティース部の外周形状に概略応じた略筒状の内壁面形状と、前記ティース挿入方向に延伸し、前記内壁面のステータコアティース挿入方向端部近傍に、該記端部に近づくのに応じて鉛直方向断面の頭頂部高さ及び基部の幅が連続して増加する少なくとも1つの突起部とを有する」電動機が開示されている。
そして、同文献の段落0013などで説明されるように、ボビンにティースを挿入すると、ボビン内面の突起部の頭頂部がティースによって切削され、突起部とティースの接触面積が拡大し、両者間の摩擦係数が増加することでボビンとティースの固定が図られている。
特開2015−119537号公報
上述の特許文献1では、ボビン内面の突起部が適度に切削され両者間の摩擦力を高めることで、ボビンやステータコアの寸法の精度に大きな影響を受けることなく、ボビンとティースの固定を図ることができる。
しかしながら、さらに組立性や運動中の温度変化、電磁振動に対しての安定性が向上した回転電機が望まれる。
上記課題を解決するため、本発明の回転電機は、鋼板を積層して形成したティースを有するステータと、鋼板を積層し、前記ティースの対面に永久磁石を配列したロータコアを有するロータと、前記ステータと前記ロータの間に配置された軸受を備え、前記ティースには、コイルを巻き回した概略四角筒状のボビンが装着されており、前記ティースを構成する鋼板の端板には、前記ボビンと接触する板ばねが設けられるものとした。
また、鋼板を積層して形成したティースを有するステータと、鋼板を積層し、前記ティースの対面に永久磁石を配列したロータコアを有するロータと、前記ステータと前記ロータの間に配置された軸受を備え、前記ティースには、コイルを巻き回した概略四角筒状のボビンが装着されており、前記ボビンの内面には、前記ティースを構成する鋼板の端板と接触する板ばねが設けられるものとした。
本発明によれば、ステータコアを形成する電磁鋼板の厚さに誤差がある場合であっても、ティースに設けた板ばねの撓みでその誤差を吸収できるので、ボビンをステータコアに簡便かつ適切に固定できる。
また、モータの運転中の温度変化によりボビンが熱膨張し寸法変化しても、板ばねの復元力が持続しており、ボビンの熱膨張に追従して板ばねがボビンを押し付けるので、ボビンとの間に隙間を生じることはない。
更に、運転中の電磁力がボビンに加わっても、板ばねがボビンの内面を押している摩擦力の方が大きいので、電磁振動によってボビンが移動することがなく、騒音や磨耗の発生を抑制し、長期にわたり、モータの品質や信頼性を保つことができる。
実施例1の集中巻永久磁石モータの縦断面図 実施例1の集中巻永久磁石モータの横断面図 実施例1のステータコアのティースの斜視図 実施例1のティースに挿入されるボビンの平面図 実施例1のティースに挿入したボビンの断面図 図5のボビンとステータコアの端板の接触部の拡大図 実施例2のステータコアのティースの拡大斜視図 実施例2のティースに挿入されるボビンの平面図 実施例2のティースに挿入したボビンの断面図 実施例3のステータコアのティースの拡大斜視図 実施例4のティースに挿入されるボビンの平面図
以下、図面を用いて、本発明を適用した実施例に係る集中巻永久磁石モータを説明する。
先ず、図1〜図6を用いて、実施例1の集中巻永久磁石モータを説明する。図1は本実施例の集中巻永久磁石モータの縦断面図であり、図2は図1のA−A断面における横断面図である。また、図3はステータコア21のティース212の斜視図、図4はティース212に挿入されるボビン30の平面図、図5はティース212に挿入したボビン30の断面図、図6はボビン30とステータコア21の端板の接触部の拡大図をそれぞれ示す。
図1または図2に示すように、本実施例の集中巻永久磁石モータ100は、主に、ロータ1とステータ2から構成されており、ステータ2の回転軸の周りを、ロータ1が軸受13を介して回転するように構成されている。
ロータ1の内側には、例えば厚さ0.5mmの電磁鋼板を110枚積層した厚さ55mmの略環状のロータコア11が取り付けられており、その内周面には永久磁石12が等間隔に配列されている。また、ステータ2のフレーム23には、ロータコア11と対向するように、例えば厚さ0.5mmの電磁鋼板を100枚積層した厚さ50mmのステータコア21が取り付けられている。このステータコア21は、図2に示すように、略環状のコアバック211と、その外側に放射配置された概略直方体状のティース212から構成されており、各々のティース212には、コイル22が巻き回されている。なお、ステータコア21は、概略扇状の電磁鋼板を複数組み合わせて概略環状としたものであっても良いし、単独で概略環状となる電磁鋼板を用いたものであっても良い。
図1、図2では省略しているが、コイル22とティース212の間には後述するボビン30が設けられており、これによりコイル22とティース212が絶縁されるとともに、ティース212を構成する電磁鋼板の厚さ誤差の累積の大小に拘らず、各々のコイル22が所定寸法、所定位置に維持される。
なお、図1、図2では、ロータ1をアウターロータ、ステータ2をオープンスロット構造とするとともに、集中巻、矩形永久磁石、極数40、スロット数48(極数とスロット数比を10対12)とした集中巻永久磁石モータを例示しているが、本発明の適用対象は、これに限られず、極数などの諸条件は適宜変更することができる。
次に、図3の斜視図を用いて、本実施例のステータコア21のティース212の構造を説明する。ここに示すように、各々のティース212は、電磁鋼板の放射状突出部を積層し、かしめ214によって一体化したものであり、その最上段に位置する端版には、後述するボビン30を付勢するための板ばね213を有している。この板ばね213は、ティース212の端板の略中央を略コ字状に切断された、ティース212の先端側で接続され、根元側で分離された、片持ち構造の板ばねである。
次に、図4の平面図を用いて、ティース212に装着されるボビン30の構造を説明する。なお、図4(a)は、ボビン30の側面からの平面図、図4(b)は、図4(a)のB側から見た平面図、図4(c)は、図4(a)のC側から見た平面図、図4(d)は、図4(a)のD断面図、図4(e)は、図4(c)のE断面図を示す。
図4(a)、(d)、(e)に示すのように、ボビン30は主に、上板303、下板304、側板305、306の四枚からなる概略四角筒の部分と、先端側のツバ部301と、根元側のツバ部302とから構成されている。また、上板303の上面には、根元側のツバ部302よりも根元側に概略円筒状のコイルガイド突起307を有し、その下面の略中央部には、全幅に亘る段差309を有している。一方、下板304は、コイルガイド突起や段差を有しておらず、平坦な形状となっている。
また、図4(b)、(c)に示すように、先端側のツバ部301は、開口の四辺にフランジを配したものであり、根元側のツバ部302は、上辺以外の三辺にフランジを配したものである。また、図4(c)に示すように、上板303の上面には、コイル22の口出し線部位をガイドするための、2個の概略円筒状のコイルガイド突起307と、それらの中央に設けた衝立状のコイルガイド突起308が配置されている。
次に、図5の断面図を用いて、コイル22を巻き回したボビン30を、ステータコア21のティース212に挿入する前後の状態を説明する。なお、図5(a)はボビン30とティース212の個々の断面図であり、図5(b)はボビン30をティース212に挿入した状態の断面図である。
図5(a)に示すように、概略四角筒状のボビン30には、ツバ部301と302の間に、コイル22が必要巻数だけ巻き回されている。また、ボビン30は、上板303の段差309とステータコア21の板ばね213が対向する状態で、ティース212に挿入される。なお、図5に示してないが、コイル22から延びた口出し線部位はコイルガイド307を介して、他のコイルや、中性点の結線、モータ口出し線等に接続されている。
また、図5(b)に示すように、ボビン30にティース212を挿入すると、ティース212の板ばね213がボビン30の内面に接触して付勢するとともに、板ばね213の開放側端部がボビン30の内面の段差309に入り込んでいる状態となり、段差309近傍でのボビン30と板ばね213の接触面で摩擦力が働き、ボビン30とティース212の固定が図られる。なお、ボビン30の挿入後、ボビン30を引き抜こうとしても、板ばね213の端部がボビン30の段差309にて止められてしまうので、簡単に抜けることはない。
次に、図6を用いて、挿入前後の板ばね213の動作をより詳しく説明する。
図6(a)は、ボビン30の挿入前と挿入中の板ばね213の状態を示す。ここに示すように、ボビン30をティース212に挿入すると、ボビン30の上板303によってティース212の板ばね213が初期状態より押し下げられた状態で挿入されていく。
図6(b)は、ボビン30の挿入中と挿入後の板ばねの状態を示す。ここに示すように、ボビン30の段差309が板ばね213の端部を過ぎると、押し下げられていた板ばね213が復元し、ボビン30の内面を力Nで押し付ける状態となり、ボビン30がティース212に固定される。また、板ばね213の端部と段差309が噛み合っているので、ボビン30を引き抜こうとしても抜けない状態になっている。なお、図4から図6では段差309によりボビン30の抜け止めを行っているが、抜け止め構造を別で準備する場合は、ボビン30の内面に段差309を設けなくても良い。
ここで、板ばね213の押し付け力Nについて考察する。
モータの運転中は、集中巻のコイル22に流れる電流によって、ボビン30をティース212に押し込む方向、または、引き抜く方向に電磁力が働く。以下では、電流最大値における最大電磁力をFeとする。
一方、板ばね213がボビン30の内面を押し付ける力をN、接触面の摩擦係数をμとすると、摩擦力Fbは、式1で表される。
Fb=μN … 式1
この式1を変形すると、式2が得られる。
N=Fb/μ … 式2
ボビン30が動き出さない摩擦力Fbを得るには、摩擦力Fb>電磁力Feとなるようにすれば良い。この不等式と式2を踏まえると、板ばね213に必要な押し付け力Nは式3で表すことができる。つまり、これを満たすように板ばね213を設計すれば良い。
N>Fe/μ … 式3
以上で説明した本実施例の集中巻永久磁石モータによれば、ステータ2のティース212を構成する電磁鋼板の厚さ誤差の累積の大小に拘らず、ティース212に巻き回されるコイル22を所定寸法かつ所定位置に維持することができ、モータの性能をバラツキを抑制することができる。また、モータ使用時にボビン30が熱膨張したときであっても、ティース212の板ばね213によってボビン30の内面が押し付けられているため、ボビン30をティース212に押し込む方向、または、引き抜く方向に電磁力が作用した場合であっても、ボビン30の移動を抑制することができる。さらに、ティース212の板ばね213とボビン30の段差309が噛み合っているため、不意にボビン30が引き抜かれるのを防止することができる。
なお、本実施例では、集中巻永久磁石モータを例示したが、永久磁石を用いずに巻線により界磁を形成するモータ或いはジェネレータであっても、集中巻でボビン30を用いるものであれば同様な構成として同様な効果を得ることができる。また、実施例ではアウターロータを示しているが、インナーロータの場合でも同様な構成で、同様な効果を得ることができる。
次に、図7から図9を用いて、本発明を適用した実施例2の集中巻永久磁石モータを説明する。なお、実施例1と共通する点は重複説明を省略するものとする。
実施例1では、板ばね213を各ティース212に1箇所設けたが、ボビン30をティース212に対して水平に保ちたい場合や、摩擦力Fbを増したい場合には、2箇所以上に板ばね213を設けた構成としても良い。
具体的には、図7に示すように、本実施例のティース212は、複数の板ばね213を端板に設けている。また、図8の(a)(d)(e)に示すように、本実施例のボビン30は、上板303の下面に複数のくさび状の段差310を設けている。
そして、図7のティース212に図8のボビン30を挿入すると、図9(a)(b)に示すように、ボビン30内面の段差310の各々がティース212の板ばね213の各々と係合することで、ティース212に対してボビン30を水平に保つことができることに加え、実施例1の構成よりも摩擦力を増やすことができるので、ボビン30をより安定してティース212に固定することができ、ステータ2、ひいてはモータの信頼性をより高めることができる。
なお、本実施例ではボビン30の内面に幅狭の段差310を複数設け、各々が実施例1の段差309よりも小さい負荷を担う構成としたが、実施例1と同様にボビン30の内面全幅に亘る段差310を採用しても良い。
次に、図10を用いて、本発明を適用した実施例3の集中巻永久磁石モータを説明する。なお、上述の実施例と共通する点は重複説明を省略するものとする。
実施例1、2では、ティース212の端板を略コ字状に切断することで片持ちの板ばね213を形成し、これによってボビン30を内面から押し付けて固定する構成を採ったが、本実施例では。ティース212の端板を全幅に亘り山形(あるいは波形)に成形した板ばね213を設け、これによってボビン30を固定する構成を採ったものである。
本実施例によれば、板ばね213の押し付け力を、山の高さ、曲げ半径で調整できるので、実施例1、2と同様に端板に板ばねの機能を持たせることができる。なお、図10では、山が1つの板ばね213を示しているが、ティース212に対してボビン30を水平に保ちたい場合は、実施例2に倣い、山形を2個以上に増やす構成としても良い。
また、図10では、ステータコア21の端板に、端板以外の電磁鋼板と同形状のものを流用しているので、端板のティース212に山形の成形を施すと、端板のティース先端部は、他の電磁鋼板のティース先端部よりも根元側に引っ込んだ形となる。このため、ティース212に装着したボビン30の熱膨張の程度に応じて板ばね213の山の高さが変化しても、端板のティース先端部の移動は他の電磁鋼板のティース212の範囲内に収まるので、端板のティース先端部が他の電磁鋼板のティース先端部よりも突出しロータ1に配列した永久磁石12と接触するような事故の発生を防止することができる。
次に、図11を用いて、本発明を適用した実施例4の集中巻永久磁石モータを説明する。なお、上述の実施例と共通する点は重複説明を省略するものとする。
上述の実施例では、ステータ2のティース212に設けた板ばね213でボビン30の内面を押し付けてボビン30を固定していたが、本実施例では、ボビン30の内面に設けた板ばね311でティース212を押し付けてボビン30を固定するものである。
図11は、本実施例のボビン30に設けた板ばね311を説明する平面図である。ここに示すように、本実施例のボビン30の上板303の下面には、実施例1の板ばね213と同形状の板ばね311が設けられている。そして、この板ばね311をステータ2のティース212に押し付けて発生する摩擦力によって、実施例1と同様にボビン30をティース212に固定できる。なお、板ばね311を設けた結果、本実施例のボビン30は、実施例1よりもやや複雑な形状となるため、ボビン30の成形には3Dプリンターを活用しても良い。
図11で説明したボビン30を用いる場合、ティース212に板ばね213を設ける必要がなくなるため、ティース212の端板に他層の電磁鋼板を流用できる。すなわち、実施例1とは異なり、2種類の電磁鋼板を積層してステータコア21を構成する必要がなくなるため、作業効率の向上が図られる。
また、本実施例では、ティース212に、ボビン30の板ばね311と噛み合う段差を設けても良い。この場合、板ばね311と噛み合う箇所に開口を設けた同形状の電磁鋼板を積層するだけで所望の段差を形成することができるため、板ばねと段差を噛み合わせる構成を採る場合も、実施例1に比べ作業効率の向上を図ることができる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成について、他の構成の追加、削除、置換をすることが可能である。
100…集中巻永久磁石モータ、
1…ロータ、
11…ロータコア、
12…永久磁石、
13…軸受
2…ステータ、
21…ステータコア、
211…コアバック、
212…ティース、
213…板ばね、
22…コイル、
23…フレーム、
30…ボビン、
301、302…ツバ部、
303…上板、
304…下板、
305、306…側板、
307、308…コイルガイド突起、
309、310…段差
311…板ばね

Claims (6)

  1. 鋼板を積層して形成したティースを有するステータと、
    鋼板を積層し、前記ティースの対面に永久磁石を配列したロータコアを有するロータと、
    前記ステータと前記ロータの間に配置された軸受とを備え、
    前記ティースには、コイルを巻き回した概略四角筒状のボビンが装着されており、
    前記ティースを構成する鋼板の端板には、前記ボビンと接触する板ばねが設けられていることを特徴とする回転電機。
  2. 請求項1に記載の回転電機において、
    前記ボビンの内面には、前記板ばねと当接し、前記ボビンの脱落を防止する段差が設けられていることを特徴とする回転電機。
  3. 請求項1に記載の回転電機において、
    前記板ばねは、前記ティースを構成する鋼板の端板を山形に成形したものであり、該端板の先端部は他の鋼板よりも短くなっていることを特徴とする回転電機。
  4. 請求項1から請求項3の何れか一項に記載の回転電機において、
    前記端板には、複数の板ばねが設けられていることを特徴とする回転電機。
  5. 鋼板を積層して形成したティースを有するステータと、
    鋼板を積層し、前記ティースの対面に永久磁石を配列したロータコアを有するロータと、
    前記ステータと前記ロータの間に配置された軸受とを備え、
    前記ティースには、コイルを巻き回した概略四角筒状のボビンが装着されており、
    前記ボビンの内面には、前記ティースを構成する鋼板の端板と接触する板ばねが設けられていることを特徴とする回転電機。
  6. 請求項5に記載の回転電機において、
    前記ティースを構成する鋼板の端板には、前記板ばねと当接し、前記ボビンの脱落を防止する段差が設けられていることを特徴とする回転電機。
JP2017078108A 2017-04-11 2017-04-11 回転電機 Pending JP2018182873A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017078108A JP2018182873A (ja) 2017-04-11 2017-04-11 回転電機
CN201810228242.4A CN108696004A (zh) 2017-04-11 2018-03-20 旋转电机

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017078108A JP2018182873A (ja) 2017-04-11 2017-04-11 回転電機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018182873A true JP2018182873A (ja) 2018-11-15

Family

ID=63844535

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017078108A Pending JP2018182873A (ja) 2017-04-11 2017-04-11 回転電機

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2018182873A (ja)
CN (1) CN108696004A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020141501A (ja) * 2019-02-28 2020-09-03 株式会社東芝 回転電機の固定子およびこれを備える回転電機
EP3855603A1 (en) * 2020-01-23 2021-07-28 Etel S.A. Elastic-locking winding carrier for preformed coil assemblies of an electric motor
KR20220000612A (ko) * 2020-06-26 2022-01-04 주식회사 고아정공 스테이터 어셈블리 및 이를 포함하는 모터

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020115709A (ja) * 2019-01-17 2020-07-30 本田技研工業株式会社 回転電機
JP2020115710A (ja) * 2019-01-17 2020-07-30 本田技研工業株式会社 回転電機
JP2020156300A (ja) * 2019-03-22 2020-09-24 日本電産株式会社 ステータ、モータ、ステータの製造方法、およびモータの製造方法
JP2020156301A (ja) * 2019-03-22 2020-09-24 日本電産株式会社 ステータ、モータ、ステータの製造方法、およびモータの製造方法
CN110994851A (zh) * 2019-12-16 2020-04-10 永昌控股集团有限公司 独立绕线式电机铁芯

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009225588A (ja) * 2008-03-17 2009-10-01 Denso Corp 回転機
JP2013153615A (ja) * 2012-01-25 2013-08-08 Mitsuba Corp 集中巻モータ
JP2014023233A (ja) * 2012-07-17 2014-02-03 Toyota Motor Corp 回転電機のステータ

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FI112989B (fi) * 2002-05-08 2004-02-13 Kone Corp Hissikoneiston sähkömoottorin staattorikäämityksen kiinnitys
JP4697545B2 (ja) * 2006-03-31 2011-06-08 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 ステータ及び回転電機
JP4791387B2 (ja) * 2007-02-21 2011-10-12 三菱電機株式会社 電機子
DE102010004887A1 (de) * 2010-01-18 2011-07-21 Tyco Electronics Belgium Ec Bvba Spulenkörper zur Montage an einem Magnetkern, Magnetkern für Reluktanzresolver und Verfahren zur Herstellung
JP5388904B2 (ja) * 2010-03-03 2014-01-15 三菱電機株式会社 回転電動機
JP2014138429A (ja) * 2013-01-15 2014-07-28 Hitachi Automotive Systems Ltd 回転電機
JP6044488B2 (ja) * 2013-08-30 2016-12-14 トヨタ自動車株式会社 コイルインシュレータの固定方法および固定構造、ステータ、ならびに、回転電機
JP6215034B2 (ja) * 2013-12-18 2017-10-18 株式会社日立産機システム 電動機及び電動機用ボビン
WO2015198961A1 (ja) * 2014-06-24 2015-12-30 株式会社クボタ 電動機の固定子及び回転電機の冷却構造

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009225588A (ja) * 2008-03-17 2009-10-01 Denso Corp 回転機
JP2013153615A (ja) * 2012-01-25 2013-08-08 Mitsuba Corp 集中巻モータ
JP2014023233A (ja) * 2012-07-17 2014-02-03 Toyota Motor Corp 回転電機のステータ

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020141501A (ja) * 2019-02-28 2020-09-03 株式会社東芝 回転電機の固定子およびこれを備える回転電機
EP3855603A1 (en) * 2020-01-23 2021-07-28 Etel S.A. Elastic-locking winding carrier for preformed coil assemblies of an electric motor
US11637470B2 (en) 2020-01-23 2023-04-25 Etel S.A. Elastic-locking winding carrier for preformed coil assemblies of an electric motor
KR20220000612A (ko) * 2020-06-26 2022-01-04 주식회사 고아정공 스테이터 어셈블리 및 이를 포함하는 모터
KR102413154B1 (ko) 2020-06-26 2022-06-27 주식회사 코아오토모티브 스테이터 어셈블리 및 이를 포함하는 모터

Also Published As

Publication number Publication date
CN108696004A (zh) 2018-10-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2018182873A (ja) 回転電機
JP6328319B2 (ja) 電機子および回転電機
JP5314908B2 (ja) 回転電機の固定子および回転電機
JP6328598B2 (ja) 同期電動機の永久磁石回転子
JP2015012679A (ja) アキシャルギャップ型回転電機
JP5388904B2 (ja) 回転電動機
JP4791387B2 (ja) 電機子
JP4535147B2 (ja) 回転電機の固定子及び回転電機
JP2011114902A (ja) 回転電機
JP2014217168A (ja) 超電導回転電機ステータ
WO2019058649A1 (ja) インシュレータ及びそれを備えたステータ、モータ
JP2018148605A (ja) 回転電機、スロット絶縁紙、回転電機の固定子の製造方法、及びスロット絶縁紙の製造方法
JP2010200573A (ja) 永久磁石形同期電動機
JP2009106004A (ja) 回転電機
JP4743257B2 (ja) 回転電機の回転子およびその製造方法
JP5104361B2 (ja) 回転電機の電機子、及び回転電機
JP7058739B2 (ja) 回転電機
JP6451247B2 (ja) ブラシ装置及びモータ
JP2018110505A (ja) アキシャルギャップ型回転電機
JP2010259266A (ja) 回転電機の固定子及び回転電機
KR102625832B1 (ko) 구동 모터의 각형 코일용 보빈
JP7251514B2 (ja) ステータコア
JP7229402B2 (ja) 電機子の製造方法、及び、電機子
JP5892886B2 (ja) 電機子および電機子の製造方法および回転電機
JP2019062663A (ja) ステータおよびステータの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190723

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200423

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200512

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20200622

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200630

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20201027