JP2014147171A - 回転電機 - Google Patents
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Abstract
【課題】部品点数及び組付工数を削減してコストダウンすることができる回転電機を提供することが目的である。
【解決手段】回転電機10は、整流子28を有する電機子20と、整流子28と摺接するブラシ34と、ブラシ34の長さ方向に延び、ブラシ34を収容する溝状のブラシボックス38と、ブラシボックス38の開口部40を塞ぐ蓋部52と、ブラシ34を整流子28側に付勢するスプリング部58とを一体に有するブラシキャップ36と、を備えている。
【選択図】図1
【解決手段】回転電機10は、整流子28を有する電機子20と、整流子28と摺接するブラシ34と、ブラシ34の長さ方向に延び、ブラシ34を収容する溝状のブラシボックス38と、ブラシボックス38の開口部40を塞ぐ蓋部52と、ブラシ34を整流子28側に付勢するスプリング部58とを一体に有するブラシキャップ36と、を備えている。
【選択図】図1
Description
本発明は、回転電機に関する。
従来、電機子に設けられた整流子と摺接するブラシと、ブラシを収容するブラシボックスと、ブラシを整流子側に付勢するスプリングと、スプリングを支持するブラシキャップとを備えた回転電機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような回転電機では、スプリングとブラシキャップとが別々の部材により構成されているため、部品点数及び組付工数が増え、コストアップとなる。
そこで、本発明は、部品点数及び組付工数を削減してコストダウンすることができる回転電機を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1に記載の回転電機は、整流子を有する電機子と、前記整流子と摺接するブラシと、前記ブラシの長さ方向に延び、前記ブラシを収容する溝状のブラシボックスと、前記ブラシボックスの開口部の少なくとも一部を塞ぐ蓋部と、前記ブラシを前記整流子側に付勢するスプリング部とを一体に有するブラシキャップと、を備えている。
この回転電機によれば、ブラシキャップは、ブラシを収容する溝状のブラシボックスの開口部の少なくとも一部を塞ぐ蓋部と、ブラシを整流子側に付勢するスプリング部とを一体に有している。従って、スプリングとブラシキャップとが別々の部材により構成された場合に比して、部品点数及び組付工数を削減することができるので、コストダウンすることができる。
請求項2に記載の回転電機は、請求項1に記載の回転電機において、前記ブラシキャップが、一枚の板材により形成され、前記スプリング部が、前記板材の一部が渦巻き状に巻かれることにより形成されたものである。
この回転電機によれば、ブラシキャップは、一枚の板材により形成されており、スプリング部は、この板材の一部が渦巻き状に巻かれることにより形成されている。従って、ブラシキャップの構成が簡単であるので、このことによってもコストダウンすることができる。
請求項3に記載の回転電機は、請求項2に記載の回転電機において、前記ブラシキャップが、前記板材を折り畳むことにより形成された一対の折り畳み部により構成されたものである。
スプリング部を有するブラシキャップを一枚の板材により形成する場合、渦巻き状のスプリング部の機能を確保するためには、板材の板厚を薄くする必要がある。一方、ブラシボックスの開口部を塞いでブラシを保持するためには、ブラシキャップの板厚を確保する必要がある。
この点、この回転電機によれば、ブラシキャップは、板材を折り畳むことにより形成された一対の折り畳み部により構成されている。従って、板材の板厚を薄くして渦巻き状のスプリング部の機能を確保しつつ、ブラシキャップの板厚を確保することができる。
請求項4に記載の回転電機は、請求項3に記載の回転電機において、前記一対の折り畳み部の一方に、前記蓋部が形成され、前記一対の折り畳み部の他方に、前記スプリング部が形成されたものである。
この回転電機によれば、一対の折り畳み部の一方には、蓋部が形成され、一対の折り畳み部の他方には、スプリング部が形成されている。従って、蓋部及びスプリング部が別々の折り畳み部に形成されているので、蓋部及びスプリング部を有するブラシキャップを容易に製造することができる。
請求項5に記載の回転電機は、請求項4に記載の回転電機において、前記一対の折り畳み部の他方に、該他方の折り畳み部の一部が渦巻き状に巻かれて前記スプリング部が形成されることにより切欠きが形成され、前記切欠きが、前記他方の折り畳み部の厚さ方向における前記ブラシ側と反対側から前記蓋部によって覆われたものである。
この回転電機によれば、一対の折り畳み部の他方には、該他方の折り畳み部の一部が渦巻き状に巻かれてスプリング部が形成されることにより切欠きが形成されている。ところが、この切欠きは、一方の折り畳み部に形成された蓋部によって、他方の折り畳み部の厚さ方向におけるブラシ側と反対側から覆われている。従って、スプリング部が切欠きを通じて浮き上がることを蓋部によって規制することができる。
請求項6に記載の回転電機は、請求項5に記載の回転電機において、前記切欠きが、前記他方の折り畳み部における横幅方向の中央部に前記ブラシの長さ方向に沿って延びて形成され、前記他方の折り畳み部の横幅方向における前記切欠きの両側に、側方部が形成され、前記側方部が、前記蓋部と重ね合わされたものである。
この回転電機によれば、切欠きは、他方の折り畳み部における横幅方向の中央部にブラシの長さ方向に沿って延びて形成されている。ところが、この他方の折り畳み部の横幅方向における切欠きの両側に形成された側方部は、一方の折り畳み部に形成された蓋部と重ね合わされている。従って、切欠きの両側に形成された側方部を蓋部によって補強することができるので、この一対の側方部の間に形成されたスプリング部が他方の折り畳み部の横幅方向に倒れ込むことを抑制することができる。
請求項7に記載の回転電機は、請求項2〜請求項6のいずれか一項に記載の回転電機において、前記スプリング部が、渦巻きを解く方向に弾性変形された状態で前記ブラシを前記整流子側に付勢するものである。
この回転電機によれば、スプリング部は、渦巻きを解く方向に弾性変形された状態でブラシを整流子側に付勢している。従って、整流子との摩耗によりブラシが摩耗し、ブラシの全長が減少しても、スプリング部が渦を巻く方向に変形(復元方向に変形)するので、ブラシをスプリング部によって付勢し続けることができる。
請求項8に記載の回転電機は、請求項2〜請求項7のいずれか一項に記載の回転電機において、前記ブラシキャップに、前記板材の一部が折り曲げられることにより係止部が形成され、前記ブラシボックスに、前記係止部に対する前記整流子側と反対側から前記係止部に係止された被係止部が形成されたものである。
この回転電機によれば、ブラシキャップには、板材の一部が折り曲げられることにより係止部が形成されており、ブラシボックスには、係止部に対する整流子側と反対側から係止部に係止された被係止部が形成されている。従って、スプリング部に対してブラシから整流子側と反対側へ反力が作用しても、整流子側と反対側へのブラシキャップの移動を規制することができる。
以下、図面に基づき、本発明の一実施形態について説明する。
図1に示される本発明の一実施形態に係る回転電機10は、ブラシ付き直流モータであり、ヨーク12と、マグネット14と、フロントプレート16と、エンドプレート18と、電機子20と、ブラシホルダ装置22とを備えている。
ヨーク12は、筒状に形成されており、マグネット14は、このヨーク12の内周面に固定されている。フロントプレート16は、ヨーク12に組み付けられてヨーク12における一方の開口を塞いでおり、エンドプレート18は、ヨーク12における他方の開口を塞いでいる。
電機子20は、モータシャフト24と、コア26と、整流子28と、巻線30とを有している。モータシャフト24は、フロントプレート16及びエンドプレート18に回転可能に支持されている。コア26及び整流子28は、ヨーク12の内部に回転可能に収容されると共に、モータシャフト24に固定されている。また、コア26は、マグネット14の径方向内側にマグネット14と対向して配置されている。巻線30は、コア26に巻装されると共に、整流子28に接続されている。
ブラシホルダ装置22は、エンドプレート18に固定されている。このブラシホルダ装置22は、ハウジング32と、一対のブラシ34と、一対のブラシキャップ36とを有している。ハウジング32は、樹脂製とされており、整流子28の周囲に環状に形成されている。
ハウジング32には、図2に示されるように、ブラシ34を収容する溝状のブラシボックス38が形成されている。このブラシボックス38は、ハウジング32の軸方向一方側に開口する開口部40を有すると共に、ブラシ34の長さ方向、すなわち、ハウジング32の径方向に延びている。ブラシ34は、直方体により形成されており、ハウジング32の径方向が長手方向となるように配置されている。このブラシ34は、図1に示されるように、整流子28と摺接される。
ブラシキャップ36は、図3に示されるように、一枚の板材42により形成されている。この板材42は、例えば鉄等の金属製とされている。ブラシキャップ36は、折れ部44を中心に板材42を折り畳むことにより形成された一対の折り畳み部46,48により構成されている。一方の折り畳み部46は、他方の折り畳み部48における厚さ方向一方側(矢印T1側)に重ね合わされている。
なお、図3の上図には、一対の折り畳み部46,48が折り畳まれる前の状態が示されており、図3の下図には、一対の折り畳み部46,48が折り畳まれた後の状態が示されている。一対の折り畳み部46,48の外形は、上述のブラシ34(図2参照)に対応して平面視にて長方形状とされている。
一方の折り畳み部46における長さ方向一方側(矢印L1側)の端部には、切欠き50が形成されている。この切欠き50は、一方の折り畳み部46における横幅方向の中央部に形成されると共に、一方の折り畳み部46における長さ方向一方側に開口している。また、この一方の折り畳み部46における切欠き50よりも長さ方向他方側(矢印L2側)の部分は、蓋部52として形成されている。
他方の折り畳み部48には、この他方の折り畳み部48の横幅方向に並ぶと共に他方の折り畳み部48の長さ方向(矢印L方向)に延びる一対の切り込み54が形成されている。この一対の切り込み54は、他方の折り畳み部48における長さ方向一方側の縁部48Aから切り込まれており、他方の折り畳み部48における長さ方向他方側の縁部48Bの手前で終端している。
この一対の切り込み54の間には、舌片部56が形成されている。この舌片部56は、他方の折り畳み部48の長さ方向他方側(矢印L2側)へ渦巻き状に巻かれている。そして、この舌片部56が渦巻き状に巻かれることにより、スプリング部58が形成されている。図3において、スプリング部58は、自由状態(弾性変形していない状態)で示されている。
なお、この板材42の一部である舌片部56は、板材42の打抜加工時に他方の折り畳み部48よりも全長が長くなるように打ち抜かれていると、スプリング部58の巻き数を増加させることができるので好適である。また、舌片部56が渦巻き状に巻かれてスプリング部58が形成された後に、一対の折り畳み部46,48が折り畳まれると、ブラシキャップ36の製造が容易になるので好適である。
そして、他方の折り畳み部48には、上述の如くスプリング部58が形成されることにより切欠き60が形成されている。この切欠き60は、他方の折り畳み部48における横幅方向の中央部に形成されると共に、他方の折り畳み部48における長さ方向一方側(矢印L1側)に開口している。
また、上述の如く一対の折り畳み部46,48が折り畳まれることにより、切欠き60は、一方の折り畳み部46に形成された蓋部52によって、他方の折り畳み部48の厚さ方向一方側(矢印T1側)から覆われている。また、他方の折り畳み部48の横幅方向における切欠き60の両側には、側方部62がそれぞれ形成されており、この一対の側方部62は、蓋部52と重ね合わされている。
また、ブラシキャップ36における長さ方向一方側の端部(板材42の一部)は、ブラシキャップ36の厚さ方向他方側(矢印T2側)に折り曲げられることにより、係止部64として形成されている(図2も参照)。この係止部64は、ブラシキャップ36の側面視にて蓋部52に対して傾斜して形成されている。この係止部64は、より好適には、スプリング部58が形成されて一対の折り畳み部46,48が折り畳まれた後に、曲げ加工されることにより形成されたものである。
図2に示されるように、上述のハウジング32には、複数の爪部66,68が形成されている。各爪部66,68は、図4に示されるように、溝状に形成されたブラシボックス38の側壁部70における上面70Aと隙間を有して対向している。複数の爪部66,68と側壁部70の上面70Aとの間の隙間は、ブラシキャップ36の板厚(一対の折り畳み部46,48を合わせた板厚)と略同じ寸法に設定されている。
また、一方の爪部66は、ブラシボックス38における整流子28側の部分に形成されており、他方の爪部68は、ブラシボックス38における整流子28側と反対側の部分に形成されている。そして、図4に示されるように、上述のブラシキャップ36は、スプリング部58側を先端側として、複数の爪部66,68と側壁部70の上面70Aとの間の隙間にハウジング32の径方向外側から挿入されており、これにより、ブラシキャップ36は、ハウジング32に組み付けられている。
また、このようにブラシキャップ36がハウジング32の径方向外側から組み付けられると、スプリング部58がブラシ34に押圧されることにより渦巻きを解く方向(矢印L1側)に弾性変形される。そして、このスプリング部58は、渦巻きを解く方向に弾性変形された状態で、その復元力によりブラシ34を整流子28側(矢印L2側)に付勢している。
また、図4に示されるように、溝状に形成されたブラシボックス38の側壁部70における係止部64と対応する位置には、凹部72が形成されている。この凹部72は、ブラシボックス38の開口部40側の端部(上端部)に形成されると共に、開口部40と同じ側(つまり、矢印T1側)に開口している。
この凹部72における一対の側面のうち整流子28側と反対側の側面は、被係止部74として形成されている。そして、上述のようにブラシキャップ36がハウジング32に組み付けられた状態では、係止部64に対する整流子28側と反対側から被係止部74が係止部64に係止され、これにより、ブラシキャップ36は、ハウジング32に固定されている。
また、このようにブラシキャップ36がハウジング32に組み付けられて固定された状態では、ブラシボックス38の開口部40の略全体が蓋部52によって塞がれている。さらに、図2に示されるように、ブラシキャップ36がハウジング32に組み付けられて固定された状態では、上述の切欠き60及び折れ部44がブラシ34の長さ方向(矢印L方向)に沿って延びている。切欠き60は、他方の折り畳み部48の厚さ方向におけるブラシ34側と反対側(矢印T1側)から蓋部52によって覆われている。
次に、本発明の一実施形態の作用及び効果について説明する。
以上詳述したように、本発明の一実施形態によれば、ブラシキャップ36は、ブラシ34を収容する溝状のブラシボックス38の開口部40を塞ぐ蓋部52と、ブラシ34を整流子28側に付勢するスプリング部58とを一体に有している。従って、スプリングとブラシキャップとが別々の部材により構成された場合に比して、部品点数及び組付工数を削減することができるので、コストダウンすることができる。
また、ブラシキャップ36は、図3に示されるように、一枚の板材42により形成されており、スプリング部58は、この板材42の一部が渦巻き状に巻かれることにより形成されている。従って、ブラシキャップ36の構成が簡単であるので、このことによってもコストダウンすることができる。
さらに、一方の折り畳み部46には、蓋部52が形成され、他方の折り畳み部48には、スプリング部58が形成されている。従って、蓋部52及びスプリング部58が別々の折り畳み部に形成されているので、蓋部52及びスプリング部58を有するブラシキャップ36を容易に製造することができる。
ところで、スプリング部58を有するブラシキャップ36を一枚の板材42により形成する場合、渦巻き状のスプリング部58の機能を確保するためには、板材42の板厚を薄くする必要がある。一方、ブラシボックス38の開口部40を塞いでブラシ34を保持するためには、ブラシキャップ36の板厚を確保する必要がある。
この点、本発明の一実施形態によれば、ブラシキャップ36は、板材42を折り畳むことにより形成された一対の折り畳み部46,48により構成されている。従って、板材42の板厚を薄くして渦巻き状のスプリング部58の機能を確保しつつ、ブラシキャップ36の板厚を確保することができる。
また、他方の折り畳み部48には、この他方の折り畳み部48の一部が渦巻き状に巻かれてスプリング部58が形成されることにより切欠き60が形成されている。ところが、この切欠き60は、一方の折り畳み部46に形成された蓋部52によって、他方の折り畳み部48の厚さ方向におけるブラシ34側と反対側(矢印T1側)から覆われている。従って、スプリング部58が切欠き60を通じて浮き上がることを蓋部52によって規制することができる。
また、切欠き60は、他方の折り畳み部48における横幅方向の中央部にブラシ34の長さ方向に沿って延びて形成されている。ところが、この他方の折り畳み部48の横幅方向における切欠き60の両側に形成された側方部62は、一方の折り畳み部46に形成された蓋部52と重ね合わされている。従って、切欠き60の両側に形成された側方部62を蓋部52によって補強することができるので、この一対の側方部62の間に形成されたスプリング部58が他方の折り畳み部48の横幅方向(矢印W方向)に倒れ込むことを抑制することができる。
また、スプリング部58は、渦巻きを解く方向(矢印L1側)に弾性変形された状態でブラシ34を整流子28側に付勢している。従って、整流子28との摩耗によりブラシ34が摩耗し、ブラシ34の全長が減少しても、スプリング部58が渦を巻く方向に変形、すなわち、復元方向(矢印L2側)に変形するので、ブラシ34をスプリング部58によって付勢し続けることができる。
また、ブラシキャップ36には、板材42の一部が折り曲げられることにより係止部64が形成されており、ブラシボックス38には、係止部64に対する整流子28側と反対側から係止部64に係止された被係止部74が形成されている。従って、スプリング部58に対してブラシ34から整流子28側と反対側へ反力が作用しても、整流子28側と反対側(矢印L1側)へのブラシキャップ36の移動を規制することができる。
次に、本発明の一実施形態の変形例について説明する。
上述の本発明の一実施形態において、蓋部52は、ブラシボックス38の開口部40の略全体を塞いでいたが、例えば、ブラシボックス38の開口部40における整流子28側の部分のみを塞いでいても良い。つまり、蓋部52は、ブラシ34を保持することができるように、ブラシボックス38の開口部40の少なくとも一部を塞いでいれば良い。
また、ブラシキャップ36は、板材42を折り畳むことにより形成された一対の折り畳み部46,48により構成されていたが、一方の折り畳み部46が省かれた構成とされていても良い。この場合には、切欠き60の両側に形成された側方部62が開口部40の一部を塞ぐ蓋部に相当する。
また、スプリング部58は、板材42の一部が渦巻き状に巻かれることにより形成されていたが、例えば、板材42の一部が蛇腹状に折り曲げられることにより形成されていても良い。また、スプリング部58は、ブラシ34を整流子28側に付勢することができるのであれば、その他の形態とされていても良い。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
10…回転電機、12…ヨーク、14…マグネット、16…フロントプレート、18…エンドプレート、20…電機子、22…ブラシホルダ装置、24…モータシャフト、26…コア、28…整流子、30…巻線、32…ハウジング、34…ブラシ、36…ブラシキャップ、38…ブラシボックス、40…開口部、42…板材、44…折れ部、46,48…折り畳み部、52…蓋部、56…舌片部、58…スプリング部、62…側方部、64…係止部、66,68…爪部、70…側壁部、72…凹部、74…被係止部
Claims (8)
- 整流子を有する電機子と、
前記整流子と摺接するブラシと、
前記ブラシの長さ方向に延び、前記ブラシを収容する溝状のブラシボックスと、
前記ブラシボックスの開口部の少なくとも一部を塞ぐ蓋部と、前記ブラシを前記整流子側に付勢するスプリング部とを一体に有するブラシキャップと、
を備えた回転電機。 - 前記ブラシキャップは、一枚の板材により形成され、
前記スプリング部は、前記板材の一部が渦巻き状に巻かれることにより形成されている、
請求項1に記載の回転電機。 - 前記ブラシキャップは、前記板材を折り畳むことにより形成された一対の折り畳み部により構成されている、
請求項2に記載の回転電機。 - 前記一対の折り畳み部の一方には、前記蓋部が形成され、
前記一対の折り畳み部の他方には、前記スプリング部が形成されている、
請求項3に記載の回転電機。 - 前記一対の折り畳み部の他方には、該他方の折り畳み部の一部が渦巻き状に巻かれて前記スプリング部が形成されることにより切欠きが形成され、
前記切欠きは、前記他方の折り畳み部の厚さ方向における前記ブラシ側と反対側から前記蓋部によって覆われている、
請求項4に記載の回転電機。 - 前記切欠きは、前記他方の折り畳み部における横幅方向の中央部に前記ブラシの長さ方向に沿って延びて形成され、
前記他方の折り畳み部の横幅方向における前記切欠きの両側には、側方部が形成され、
前記側方部は、前記蓋部と重ね合わされている、
請求項5に記載の回転電機。 - 前記スプリング部は、渦巻きを解く方向に弾性変形された状態で前記ブラシを前記整流子側に付勢している、
請求項2〜請求項6のいずれか一項に記載の回転電機。 - 前記ブラシキャップには、前記板材の一部が折り曲げられることにより係止部が形成され、
前記ブラシボックスには、前記係止部に対する前記整流子側と反対側から前記係止部に係止された被係止部が形成されている、
請求項2〜請求項7のいずれか一項に記載の回転電機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013013330A JP2014147171A (ja) | 2013-01-28 | 2013-01-28 | 回転電機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013013330A JP2014147171A (ja) | 2013-01-28 | 2013-01-28 | 回転電機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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ID=51427012
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP (1) | JP2014147171A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20160139895A (ko) * | 2015-05-29 | 2016-12-07 | 엘지이노텍 주식회사 | 브러쉬 어셈블리 및 이를 포함하는 직류모터 |
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2013
- 2013-01-28 JP JP2013013330A patent/JP2014147171A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20160139895A (ko) * | 2015-05-29 | 2016-12-07 | 엘지이노텍 주식회사 | 브러쉬 어셈블리 및 이를 포함하는 직류모터 |
KR102371381B1 (ko) * | 2015-05-29 | 2022-03-07 | 엘지이노텍 주식회사 | 브러쉬 어셈블리 및 이를 포함하는 모터 |
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