JP2019118237A - 回転電機及び回転電機の製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
第一の組立工程では、図3の(B)に示されるように、ボールベアリング16からOリング100が外される。そして、図3の(C)に示されるように、このボールベアリング16が、モータケース18のベアリング収容部50に収容される。
第二の組立工程では、ボールベアリング16の外輪40の軸方向一方側から外輪40の外周面74に沿ってかしめ工具102が移動され、このかしめ工具102により周壁部86の軸方向一方側の端部がかしめられる。そして、このかしめ加工により、周壁部86の軸方向一方側の端部から径方向内側に突出する係止部92が形成され、この係止部92が、外輪40の軸方向一方側から被係止面80に係止される。
第三の組立工程では、図1に示される組立済みの回転子12のシャフト28がボールベアリング16の内輪38の内側に圧入され、モータケース18に回転子12が組み付けられる。モータケース18の円筒部44の内周面には、マグネット20が予め固定される。
第四の組立工程では、ブラシ26及びブラシボックス24が組み付けられた状態のエンドハウジング22がモータケース18の軸方向一方側の端部に固定されると共に、エンドハウジング22のベアリング収容部54に収容されたボールベアリング14の内輪38の内側にシャフト28が圧入される。以上の要領で、回転電機10は製造される。
上記実施形態において、係止部92は、モータケース18の周壁部86に一体に形成されている。しかしながら、係止部92は、周壁部86とは別体に構成され、周壁部86の軸方向一方側の端部に設けられても良い。
また、上記第一変形例において、係止部材114は、径方向壁部90に固定具116によって固定されている。しかしながら、図6に示される第二変形例のように、係止部材114は、径方向壁部90に溶接によって固定されても良い。また、係止部材114は、固定具116や溶接以外の固定手段によって固定されても良い。
また、上記実施形態において、溝76は、外輪40の軸方向中央部に位置している。しかしながら、溝76は、外輪40の軸方向中央部から軸方向にずれた位置に形成されても良い。
また、上記実施形態において、突起状に形成された係止部92の先端部は、溝76の底面82に当接している。しかしながら、図8に示される第四変形例のように、係止部92の先端部は、溝76の底面82から離間していても良い。
また、上記実施形態では、外輪40の外周面74に溝76が形成され、この溝76の側面によって外輪40の軸方向一方側を向く被係止面80が形成されているが、溝76以外の構造で形成される面によって被係止面80が形成されても良い。
また、上記実施形態において、かしめ工具102の先端面(図3参照)は、かしめ工具102の軸方向と直交する面で形成されているが、例えば、図10に示される第六変形例のように、かしめ工具102の先端面110は、かしめ工具102の軸方向に対して傾斜する面で形成されていても良い。この第六変形例において、かしめ工具102の先端面110は、より具体的には、周壁部86の径方向内側かつ軸方向他方側を向くように傾斜している。
また、上述のように、先端面110が傾斜するかしめ工具102を用いる場合には、図11の第七変形例のように、周壁部86の軸方向一方側の端部に、かしめ工具102の先端面110と対向するノッチ112が形成されていても良い。
また、上記実施形態おいて、回転電機10は、ブラシ付き直流モータとして構成されているが、ブラシ付き直流モータ以外のモータとして構成されていても良い。例えば、回転電機10がブラシレスモータとして構成された場合、回転子本体36は、シャフト28と、このシャフト28に固定されたヨーク及びマグネット等を有して構成される。
Claims (6)
- シャフトを有する回転子と、
前記シャフトに固定された内輪と、前記内輪を回転可能に支持する外輪とを有するボールベアリングと、
前記ボールベアリングを収容するベアリング収容部を有するモータケースと、
前記外輪の外周面に形成され、前記外輪の軸方向一方側を向く被係止面と、
前記モータケースに設けられ、前記被係止面に係止された係止部と、
を備える回転電機。 - 前記ベアリング収容部は、前記外輪の軸方向他方側の端面を支持する支持部を有し、
前記支持部及び前記係止部は、前記外輪の一部を軸方向に挟持している、
請求項1に記載の回転電機。 - 前記外輪の外周面には、前記外輪の軸方向中央部に位置すると共に、前記外輪の周方向に延び、かつ、前記被係止面としての側面を有する溝が形成され、
前記ベアリング収容部は、前記外輪の外周面における前記溝よりも軸方向他方側の領域を支持する周壁部を有し、
前記モータケースには、前記周壁部の軸方向一方側の端部から径方向外側に向けて拡がる径方向壁部が形成され、
前記係止部は、前記周壁部の軸方向一方側の端部から径方向内側に向けて突出する、
請求項1又は請求項2に記載の回転電機。 - 前記係止部は、前記モータケースに形成されたかしめ部である、
請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の回転電機。 - 前記モータケースには、前記モータケースと別体に構成された係止部材が固定され、
前記係止部は、前記係止部材に形成されている、
請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の回転電機。 - 内輪と、前記内輪を回転可能に支持する外輪とを有するボールベアリングを、モータケースのベアリング収容部に収容する工程と、
前記モータケースに係止部を設け、前記係止部を、前記外輪の外周面に形成されて前記外輪の軸方向一方側を向く被係止面に係止する工程と、
回転子のシャフトを前記内輪に固定する工程と、
を備える回転電機の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017252247A JP2019118237A (ja) | 2017-12-27 | 2017-12-27 | 回転電機及び回転電機の製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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Family
ID=67305470
Family Applications (1)
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JP (1) | JP2019118237A (ja) |
Citations (3)
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---|---|---|---|---|
JPH09257046A (ja) * | 1996-03-25 | 1997-09-30 | Hitachi Ltd | 軸受装置及び該軸受装置を用いた機器 |
JP2005051962A (ja) * | 2003-07-31 | 2005-02-24 | Aisin Seiki Co Ltd | 直流モータ |
JP2008249128A (ja) * | 2007-03-07 | 2008-10-16 | Nsk Ltd | 転がり軸受及びモータ |
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2017
- 2017-12-27 JP JP2017252247A patent/JP2019118237A/ja active Pending
Patent Citations (3)
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