JPH09257046A - 軸受装置及び該軸受装置を用いた機器 - Google Patents

軸受装置及び該軸受装置を用いた機器

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JPH09257046A
JPH09257046A JP6819796A JP6819796A JPH09257046A JP H09257046 A JPH09257046 A JP H09257046A JP 6819796 A JP6819796 A JP 6819796A JP 6819796 A JP6819796 A JP 6819796A JP H09257046 A JPH09257046 A JP H09257046A
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inner peripheral
opening edge
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JP6819796A
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Yasuo Takahashi
保郎 孝橋
Naonobu Kanamaru
尚信 金丸
Yoshiaki Honda
義明 本田
Takashi Oguri
孝 小栗
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Hitachi Ltd
Hitachi Automotive Systems Engineering Co Ltd
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Hitachi Ltd
Hitachi Car Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】部品点数が減り、軸受箱割れがない軸受装置を
提供する。 【解決手段】軸受装置は、軸を軸支する軸受2と、軸受
2の外周部に嵌合する内周部3c,軸受2の一方端に当
接する鍔部3a及び軸受2の他方端側にあって軸受挿入
穴3eを形成する開口縁部3dを有する軸受箱3とを備
え、開口縁部3dまたは内周部3cを塑性変形させて、
径方向の圧縮残留応力状態で軸受2の外周部を押圧する
塑性変形部3bを、内周部3cに形成し、鍔部3aと塑
性変形部3bとで軸受2を挟持した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軸受装置及び該軸
受装置を用いた機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用充電発電機の回転軸を支持
する軸受装置では、実開平1−116219号公報に開
示されているように、端部から径方向内方へ張り出した
押さえ部を有し、軸受とほぼ同じ熱膨張係数を有する材
質のインサートを軸受箱内周面に嵌着固定し、該インサ
ート内周部に軸受を嵌め込む構造を成し、回転軸をフロ
ントブラケット側に保持するものであった。インサート
の新設と取付けねじの廃止及び軸受箱と軸受の熱膨張係
数の差による間隙発生の防止に言及している。
【0003】また、実開昭56−152554号公報記
載のように、皿状バネワッシャを軸受端面に当接させて
軸受箱内周面と軸受の間に配し、両者で皿状バネワッシ
ャを挟持するように軸受箱端のヒダ部をかしめる構造の
ものがある。そして、皿状バネワッシャの必要性とし
て、軸受押さえ板およびこれを固定するためのビス、ワ
ッシャの廃止と、軸受押さえ板による軸受固定法では軸
受外輪の全周を軸方向に確実に固定することができない
ことに起因する固定力不足を指摘している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術の軸受装置及び該軸受装置を用いた機器には、以
下の問題があった。すなわち、インサートを用いた軸受
装置の場合は、部品点数が多く組立て作業も多いため、
軸受装置や該軸受装置を用いた機器はコスト高になる。
また、軸受をインサートを介して軸受箱に嵌入保持する
ため組立後の軸受の同軸精度がインサートの誤差分だけ
悪化し機器にも影響する問題があった。
【0005】また、皿状バネワッシャを用いる場合も、
部品点数が多くコスト高になる問題と、加締後の軸受箱
端のヒダ部において引張応力により割れが発生し易いと
いう問題があり、信頼性に課題があった。
【0006】したがって、本発明の目的は、部品点数が
減って低コストに繋がり、軸受箱割れがなく高信頼性に
結び付く軸受装置及び該軸受装置を用いた機器を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の特徴は、軸を軸支する軸受と、該軸受の外周部に嵌
合する内周部,前記軸受の一方端に当接する当接部及び
前記軸受の他方端側にあって軸受挿入穴を形成する開口
縁部を有する軸受箱とを備え、前記開口縁部または前記
内周部を塑性変形させて、径方向の圧縮残留応力状態で
前記軸受の外周部を押圧する塑性変形部を、前記内周部
に形成し、前記当接部と前記塑性変形部とで前記軸受を
挟持するところにある。
【0008】また、他の特徴は、回転軸を軸支する軸受
と、該軸受の外周部に嵌合する内周部,前記軸受の一方
端に当接する当接部及び前記軸受の他方端側にあって軸
受挿入穴を形成する開口縁部を有する軸受箱とを備え、
前記軸受を前記軸受箱で支持する軸受装置において、
前記開口縁部の所定部位を軸方向に圧縮塑性変形させ
て、径方向に圧縮残留応力を有する状態を維持しながら
前記軸受の外周部を押圧する塑性変形部を、前記内周部
に形成するにある。
【0009】さらに、上記目的は、請求項1ないし請求
項6のいずれか1項記載の軸受装置を用いた機器により
達成される。
【0010】そして、本発明によれば、部品点数が減り
軸受箱割れがない軸受装置及び該軸受装置を用いた機器
が提供される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照し説明する。図1は、本発明による一実
施例の軸受装置を示す断面図である。図は、軸受装置の
部分だけを示す断面図で、第1実施例を示している。図
2は、図1の軸受装置の塑性変形部を示す拡大断面図で
ある。図1の軸受箱3の軸受挿入穴3e側の開口縁部3
d近傍の詳細を示している。
【0012】図1の第1実施例において、軸受箱3は、
例えば脆性材料であるアルミダイカスト材のフロントブ
ラケットに一体成形されたものであり、回転軸を支持す
る軸受2の外周部に嵌合する内周部3cと、軸受2の一
方端に当接する当接部としての鍔部3aと、軸受2の他
方端側にあって軸受箱3の軸受挿入穴3eを形成する開
口縁部3dとを備えている。そして、軸受2の両外周端
部には、挿入を容易にするための丸み(アール)や面取り
などからなる面取部2aが設けられている。
【0013】図2に示すように、開口縁部3dの方向か
ら内周部3cに軸受2を嵌入後、開口縁部3dの所定部
位を加圧し軸方向に圧縮塑性変形させて、上記面取部2
aに覆うように当接している塑性変形部3bを、軸受箱
3の内周部3cに形成する。すなわち、大部分の周囲を
軸受箱,軸受外周部および押圧雄型(オガタ)に囲まれた
圧力状態にて、開口縁部3dの所定部位を塑性加工する
ことによって、軸受箱3の内周部3cが塑性変形させら
れて、面取部2aに当接している塑性変形部3bが形成
される。ここで、塑性変形部3bは、内周部3cが塑性
変形させられて形成されたものと表現したが、所定部位
の開口縁部3dが塑性変形させられて、塑性変形部3b
が内周部3cに形成されたとも表現できる。塑性変形さ
せられる部位は、内周部3cであり開口縁部3dであ
り、どちらとも言えるからである。
【0014】上記のように加圧成形することによって、
面取部2aを含む軸受外周部に形成される内周部3cの
塑性変形部3bにおいて、当該塑性変形部3bが径方向
に圧縮残留応力を有する状態を維持しながら軸受2の外
周部を押圧する、圧縮力が得られる。したがって、塑性
変形部3bが軸受箱3の鍔部3aとでもって軸受2を圧
縮応力状態にて固持(固着支持)するので、軸受外輪の全
周を確実に固定でき、例えば後述する車両用充電発電機
の場合であれは、通常の使用条件での軸受箱と軸受の熱
膨張差による間隙の発生が無くなり、皿状バネワッシャ
やインサートが不要となる効果に結び付くものとなる。
また、塑性変形部3bは、圧縮応力状態下において成形
されるので、割れも発生し難いと言える。第1実施例の
場合は、一般的な軸受としてのベアリングが保有してい
る面取部2aを旨く利用して軸受の抜け防止ができると
いう利点がある。
【0015】ところで、軸受箱3の軸受挿入穴3eの深
さ(D)は、軸受2の長さ(L)に比べて「同等」以下(D≦
L)にする。その理由は、上述した塑性変形部3bの形
成において、材料の塑性流動量を小さくし、割れ等の発
生を防止するためである。すなわち、軸受の長さ(L)に
対する軸受箱の軸受挿入穴の深さ(D)を、同等以下(D
≦L)の関係となるように各寸法を設定する。このよう
に、軸受の長さ(L)に対する軸受箱の軸受挿入穴の深さ
(D)の関係が同等以下(D≦L)の関係となる条件下にて
開口縁部を塑性変形することにより、上述した圧縮力を
調整すると共に、塑性変形部に発生する剪断歪も調整す
ることができるので、塑性変形部での割れ発生を防止す
ることができる。
【0016】尚、「同等」とは、ISO2768−1に規
定される普通公差中級の範囲内に入る公差を含むとす
る。例えば、軸受2の長さ(L)が、14±0.2mm場
合、軸受箱3の軸受挿入穴3eの深さ(D)が、14±
0.2mm公差範囲内であれば、同等であるという。ま
た、「軸受挿入穴3eの深さ(D)」は、鍔部3aの当接面
から成形前の開口縁部3dまでの寸法である。そして、
D>Lの関係になって材料の塑性流動量が必要以上に多
くなると、割れの発生するが割合が多くなること、ま
た、長さ(L)が14mmの寸法の軸受の場合は、公差の最
小と最大との差(0.4mm)位までが許容されることなどを
確認している。
【0017】図3と図4にて、第2実施例について説明
する。図3は、本発明による他の実施例の軸受装置を示
す断面図である。図4は、図3の軸受装置の塑性変形部
を示す拡大断面図である。図3と図4において、径方向
の圧縮残留応力状態にて軸受箱の内周部が軸受外周部に
接し、摩擦力が発生するように、軸受箱3の鍔部3aを
受け台とし、反対側の開口縁部3dに軸方向に荷重を加
え、内周部3cを軸心に向かう径方向のみの圧縮残留応
力状態に塑性変形させて塑性変形部3bを形成し、塑性
変形部3bと鍔部3aの間において軸受2を挟持する例
を示している。
【0018】即ち、点線で描いた塑性被流動部分3fが
軸方向に塑性流動させられて形成される塑性変形部3b
が、軸受外周との間に径方向の圧縮残留応力による摩擦
力を生み、軸受を固持することになる。なお、第2実施
例の場合、塑性変形部3bは、その内部において径方向
に圧縮残留応力を有する状態となっている。そして、圧
縮残留応力の分布状態が内周部3cの全周に亘って均一
になり、圧入方式の「しまりばめ」嵌め合い以上の押圧力
が得られるという利点を有していることが判った。した
がって、単純な圧入方式よりも抜けや共廻り現象をより
防ぐことができると言える。また、上記の本実施例は、
軸受の外周部に面取部や凹部を設ける必要がない長所を
有している。
【0019】図5と図6にて、第3実施例について説明
する。図5は、本発明による別の実施例の軸受装置を示
す断面図である。図6は、図5の軸受装置の塑性変形部
を示す拡大断面図である。図5と図6において、軸受2
の外周部に凹部としての円周溝2bを設け、鍔部3a側
を押さえ反対側の開口縁部3d側を塑性変形させること
により、該円周溝2bに軸受箱材料が塑性流動するよう
に成形加工して塑性変形部2bを形成し、すなわち、塑
性被流動部分3fが塑性流動させられて形成された塑性
変形部2bと鍔部3aとで軸受2を挟持する例を示して
いる。尚、凹部は加工性から円周方向に穿たれた溝とし
たが、軸受箱材料が塑性流動し流れ込むことが可能な形
状であらば、どんな形状の凹部であっても可である。そ
して、第3実施例の場合は、軸受箱からの軸受の抜け現
象を、特に防ぐ必要がある場合に効果を発揮する。ま
た、凹部が軸受の外周部の円周方向に対し略垂直方向に
ある面を有している場合は、軸受の外周部が円周方向に
廻るのを防止するのに効果を発揮する。
【0020】以上を纏めると、次の通りである。本発明
による軸受装置は、軸を軸支する軸受2と、該軸受2の
外周部に嵌合する内周部3c,軸受2の一方端に当接す
る鍔部3a及び軸受2の他方端側にあって軸受挿入穴3
eを形成する開口縁部3dを有する軸受箱3とを備え、
開口縁部3dまたは内周部3cを塑性変形させて、径方
向の圧縮残留応力状態として軸受2の外周部を押圧する
塑性変形部3bを、内周部3cに形成し、鍔部3aと塑
性変形部3bとで軸受2を挟持した構成であると言え
る。
【0021】また、軸受箱3の内周部3cに形成される
塑性変形部3bは、大部分の周囲を軸受箱3,軸受2の
外周部および押圧雄型に囲まれた圧力状態にて成形され
ることにより、径方向の圧縮残留応力を有する状態にて
軸受2の外周を押圧する構成であるとも言える。そし
て、軸受の長さ(L)に対する軸受箱の軸受挿入穴の深さ
(D)を、適切に設定することにより、該押圧力を生む圧
縮力を調整すると共に、塑性変形部に発生する剪断歪も
調整することができるので、塑性変形部における割れを
防止することができる。すなわち、塑性変形部に割れが
発生せず圧縮残留応力からなる押圧力で軸受を固持する
ことにより、抜け(ガタ)や共廻り現象(クリープ)を防ぐ
ことになる。
【0022】また、必要に応じて、軸受の外周端部の面
取部に、塑性変形部を当接させる、あるいは軸受外周部
に設けた凹部に塑性変形部を形成することにより、さら
に、抜けや共廻り現象を防ぐことができる。
【0023】
【実施例】具体的に本発明による軸受装置を用いて試作
した実施例は、次の通りである。図7は、本発明による
軸受装置を用いた一実施例の機器を示す部分断面図であ
る。軸受装置は、第1実施例であり、機器は、車両用充
電発電機である場合について説明する。軸受箱3は、A
DC12アルミニウムダイカストにて作り、軸受挿入穴
の深さ(D)は、軸受の長さ(L)と同等の14mmとした。
軸受2は、外径47mm、端面外周部アール1.5mm、長
さ(L)14mmのステンレス製ボールベアリングである。
軸受箱3に軸受2を挿入後、軸受箱3の開口縁部3d
を、外径49mmのパンチを用いて軸方向に0.4mm、塑
性変形した。
【0024】その結果、軸受2の軸受箱3への固着力
は、軸方向抜き荷重で約12.7kNとなり、軸受押え
板をねじ止めした従来品の軸方向抜き荷重7.8kNの
1.6倍となった。耐久試験では、クリープ現象などが
発生せずに良好であった。
【0025】本実施例から判るように、本発明の軸受装
置は、軸受と軸受箱の材質が異なる場合、すなわち、軸
受箱と軸受の熱膨張差による間隙の発生が起こり易い機
器に好適である。換言すれば、塑性変形部が径方向の圧
縮残留応力状態で軸受の外周部を押圧している状態は、
仮りに軸受を取り去れば軸受箱(の塑性変形部)が径方向
に短縮変形して軸受を再挿入することができない緊迫状
態となっているものであり、この状態によって熱膨張差
による間隙の発生が回避されるものである。
【0026】特に、車両用充電発電機10の場合は、イ
ンサートなどが不要となり部品点数や加工工数が低減さ
れる以外に、軸受箱外径が小さくなるので、冷却ファン
5の有効径長が内側方向(矢印方向)に増えて冷却効果の
増大に結び付き、小形化するまたは性能が向上するとい
う効果が大きいと言える。 勿論、本発明による軸受装
置は、一般的な機器において、インサートや軸受押え板
やねじが不要となって部品点数や加工工数が低減し、低
コストなどに繋がることは言うまでもない。
【0027】
【発明の効果】本発明の軸受装置によれば、従来軸受の
脱落を防止するために用いていたインサート、皿状バネ
ワッシャ、押さえ板、ねじなどを廃止し部品点数を減ら
しても抜け(ガタ)や共廻り(クリープ)現象や軸受箱割れ
が発生しない軸受装置が提供される効果がある。また、
インサート等を廃止することにより軸受箱外径を小さく
でき、機器としての車両用充電発電機において、冷却フ
ァンの有効径長が内側に増えて冷却性能が増大し、小形
高性能化に結び付く効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施例の軸受装置を示す断面図
である。
【図2】図1の軸受装置の塑性変形部を示す拡大断面図
である。
【図3】本発明による他の実施例の軸受装置を示す断面
図である。
【図4】図3の軸受装置の塑性変形部を示す拡大断面図
である。
【図5】本発明による別の実施例の軸受装置を示す断面
図である。
【図6】図5の軸受装置の塑性変形部を示す拡大断面図
である。
【図7】本発明による軸受装置を用いた一実施例の機器
を示す部分断面図である。
【符号の説明】 1…回転軸、2…軸受、2a…面取部、2b…円周溝、
3…軸受箱、3a…鍔部、3b…塑性変形部、3c…内
周部、3d…開口縁部、3e…軸受挿入穴、3f…塑性
被流動部分、5…冷却ファン、10…車両用充電発電機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本田 義明 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器事業部内 (72)発明者 小栗 孝 茨城県ひたちなか市高場2477番地 株式会 社日立カーエンジニアリング内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸を軸支する軸受と、該軸受の外周部に嵌
    合する内周部,前記軸受の一方端に当接する当接部及び
    前記軸受の他方端側にあって軸受挿入穴を形成する開口
    縁部を有する軸受箱とを備え、 前記開口縁部または前記内周部を塑性変形させて、径方
    向の圧縮残留応力状態で前記軸受の外周部を押圧する塑
    性変形部を、前記内周部に形成し、 前記当接部と前記塑性変形部とで前記軸受を挟持したこ
    とを特徴とする軸受装置。
  2. 【請求項2】回転軸を軸支する軸受と、該軸受の外周部
    に嵌合する内周部,前記軸受の一方端に当接する当接部
    及び前記軸受の他方端側にあって軸受挿入穴を形成する
    開口縁部を有する軸受箱とを備え、前記軸受を前記軸受
    箱で支持する軸受装置において、 前記開口縁部の所定部位を軸方向に圧縮塑性変形させ
    て、径方向に圧縮残留応力を有する状態を維持しながら
    前記軸受の外周部を押圧する塑性変形部を、 前記内周部に形成したことを特徴とする軸受装置。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2において、前記塑
    性変形部は、前記軸受の外周端部に設けられた面取部に
    当接していることを特徴とする軸受装置。
  4. 【請求項4】請求項1または請求項2において、前記塑
    性変形部は、前記軸受の外周部に設けられた凹部に形成
    されたことを特徴とする軸受装置。
  5. 【請求項5】請求項2において、前記塑性変形部は、前
    記軸受の長さ(L)に対する前記軸受箱の軸受挿入穴の深
    さ(D)の関係が同等以下(D≦L)の関係となる条件下に
    て、前記開口縁部を塑性変形したことを特徴とする軸受
    装置。
  6. 【請求項6】請求項4において、前記凹部は、前記軸受
    の外周部が円周方向に廻るのを防止するための、前記軸
    受の外周部の円周方向に対し略垂直方向にある面を有し
    ていることを特徴とする軸受装置。
  7. 【請求項7】請求項1ないし請求項6のいずれか1項記
    載の軸受装置を用いたことを特徴とする機器。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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