JP5999180B2 - 車両統合制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、動力源として内燃機関を備えた車両の統合制御装置に関する。
動力源として内燃機関を備える車両の制御装置として、内燃機関の制御を自動変速機やブレーキ装置の制御と統合して行う車両統合制御装置が知られている。車両統合制御装置は、駆動系全体の運転を管理する駆動系マネージャ、内燃機関を制御するエンジン制御ユニット、自動変速機を制御する変速機制御ユニット、ブレーキ装置を制御するブレーキ制御ユニットなどから構成されている。
従来の車両統合制御装置では、内燃機関の制御方法としてトルクデマンド制御が採用されている。トルクデマンド制御によれば、駆動系マネージャからエンジン制御ユニットに対して要求トルクが与えられる。要求トルクには、運転者が要求するドライバ要求トルクが含まれている。さらに、要求トルクには、バネ上制振制御システム、変速機制御ユニット、車両姿勢安定制御システムなどの車載システムが要求するシステム要求トルクが含まれている。エンジン制御ユニットは、与えられた要求トルクに基づいて内燃機関のアクチュエータ、例えばスロットルの操作量を決定している。
駆動系マネージャは、運転者からのトルクの要求や車載システムからのトルクの要求を調停することによってエンジン制御ユニットに与えるべき要求トルクを決定する。そして、エンジン制御ユニットは、駆動系マネージャから与えられた要求トルクを実現すべくスロットルなどのアクチュエータを操作する。しかし、要求トルクの大きさによっては、必ずしも要求トルクが内燃機関により実現できるとは限らない。内燃機関によって実現できるトルクには上限があるからである。具体的には、自然吸気型の内燃機関の場合、内燃機関が出力するトルクはスロットルを全開にすることで最大となる。この最大トルクは一定値ではなく、エンジン回転数によって変化する変動値である。さらに、過給機付き内燃機関の場合は、内燃機関が出力可能な最大トルクは過給状態によって変化する。つまり、過給圧の高低によってスロットルが全開のときのトルクには違いが生じる。過給圧はアクチュエータ、例えば、ウエストゲートバルブによって能動的に制御することができる。よって、ウエストゲートバルブを備える過給機付き内燃機関の場合は、スロットルを全開にし、且つウエストゲートバルブを全閉にしたときに得られるトルクが内燃機関の最大トルクとなる。
最大トルクを超える要求トルクがエンジン制御ユニットに与えられたとしても、内燃機関は最大トルクを超えるトルクを出力することはできない。また、到底実現できない要求トルクに基づいてアクチュエータを操作してもドライバビリティを悪化させてしまうだけに成りかねない。内燃機関の運転性能を十分に引き出すためには、エンジン制御ユニットに対して適正な要求トルクを与えることが大事であり、そのためには駆動系マネージャの側において内燃機関が出力可能な最大トルクを把握しておく必要がある。
ただし、制御対象が過給機付き内燃機関の場合、単に最大トルクを把握するだけでは適正な要求トルクを決めることはできない。エンジン制御ユニットに与えられる要求トルクには、トルクの大きさに関する要求と、トルクの変化速度に関する要求とが情報として含まれている。過給機付き内燃機関の最大トルクはスロットルが全開で且つウエストゲートバルブが全閉のときに得られるトルクであるが、この最大トルクを超えないトルク範囲の全域において必ずしも要求されているトルク変化速度を実現できるとは限らない。なぜなら、スロットルの操作に対するトルクの応答速度は速いものの、ウエストゲートバルブの操作に対するトルクの応答速度は遅いからである。要求トルクの大きさがウエストゲートバルブの操作が必要となるトルク範囲にあり、且つ、要求トルクに変化速度の速いトルク成分が含まれている場合には、その変化速度のトルク成分は実現することができない可能性が有る。実現不可能な要求トルクに基づく内燃機関の制御を防止するためには、大きさだけでなく変化速度も含めた適正な要求トルクをエンジン制御ユニットに対して与えることが求められる。
なお、ここでは過給機付き内燃機関を例にとって説明したが、上述の課題はある種の自然吸気型の内燃機関にも当てはまる課題である。スロットルと可変リフト機構付き吸気弁とを備える内燃機関等、吸気通路の上流と下流に設けられた2種類のアクチュエータによって吸入空気量を制御する内燃機関では、下流側アクチュエータのみによるトルクの制御範囲と、両方のアクチュエータの操作によるトルクの制御範囲とには違いがある。さらに、下流側アクチュエータの操作に対するトルクの応答速度と、上流側アクチュエータの操作に対するトルクの応答速度とにも違いが有る。よって、このような内燃機関を制御するエンジン制御ユニットに対しても、大きさだけでなく変化速度も含めた適正な要求トルクを与えることが求められている。
以下に列挙する文献は、本出願に係る技術分野の技術水準を示す先行技術文献である。
特開2010−223122号公報 特開2008−232069号公報 特開2009−293602号公報 特開2010−255586号公報 特開2010−064645号公報 特開2010−132254号公報 特開2007−189157号公報
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたもので、駆動系マネージャからエンジン制御ユニットに対して適正な大きさと変化速度とを有する要求トルクが与えられる車両統合制御装置を提供することを目的とする。
本発明に係る車両統合制御装置は、内燃機関を動力源として備えた車両に適用される制御装置である。本発明に係る車両統合制御装置が適用される車両の内燃機関は、そのトルク制御に係るアクチュエータとして第1のアクチュエータと第2のアクチュエータとを備える。
第1のアクチュエータは、内燃機関の吸気通路の第1の位置に設けられて第1の位置の下流の圧力に作用するアクチュエータである。好ましい第1のアクチュエータは、第1の位置の上流の圧力に対して下流の圧力を減少させるように作用するアクチュエータである。一方、第2のアクチュエータは、同吸気通路の第1の位置よりも上流の第2の位置に設けられて第2の位置の下流の圧力に作用するアクチュエータである。好ましい第2のアクチュエータは、第2の位置の上流の圧力に対して下流の圧力を上昇させるように作用するアクチュエータである。なお、第2のアクチュエータは、その動作に対する第2の位置の下流の圧力の変化速度が第1のアクチュエータの動作に対する第1の位置の下流の圧力の変化速度よりも遅いアクチュエータであってもよい。各アクチュエータの具体例を挙げると、第1のアクチュエータの例はスロットルであり、第2のアクチュエータの例はコンプレッサの回転数を制御する制御デバイス付きの過給機、例えば、ウエストゲートバルブ付き過給機である。
本発明に係る車両統合制御装置は、少なくとも、車両の駆動系全体の運転を管理する駆動系マネージャと、内燃機関を制御するエンジン制御ユニットとによって構成される。ただし、これらの他にも、自動変速機を制御する変速機制御ユニットや、ブレーキ装置を制御するブレーキ制御ユニットがさらに含まれていてもよい。各制御ユニットは駆動系マネージャからの要求や指示に基づいて担当する機械装置を制御する。
エンジン制御ユニットは、少なくとも、アクチュエータ操作ユニットと第1最大トルク演算ユニットと第2最大トルク演算ユニットとを備える。アクチュエータ操作ユニットは、駆動系マネージャから与えられる要求トルクに基づいて第1のアクチュエータと第2のアクチュエータとを操作するようにプログラムされる。第1最大トルク演算ユニットは、第2のアクチュエータの操作量は能動的に変更せず第1のアクチュエータの操作量のみを能動的に変更した場合に実現できる最大トルク(以下、第1の最大トルク)をエンジン回転数に基づいて算出し、駆動系マネージャに対して第1の最大トルクを提示するようにプログラムされる。第2最大トルク演算ユニットは、第1のアクチュエータの操作量と第2のアクチュエータの操作量の両方を能動的に変更した場合に実現できる最大トルク(以下、第2の最大トルク)をエンジン回転数に基づいて算出し、駆動系マネージャに対して第2の最大トルクを提示するようにプログラムされる。
駆動系マネージャは、エンジン制御ユニットから提示される第1の最大トルク及び第2の最大トルクを参照してエンジン制御ユニットに与える要求トルクを決定するようにプログラムされる。第1の最大トルクは、第1のアクチュエータのみの操作によって実現可能なトルク範囲の上限値であるのに対し、第2の最大トルクは、第1のアクチュエータと第2のアクチュエータの両方の操作によって実現可能なトルク範囲の上限値である。よって、第2の最大トルクで定まるトルク範囲は、第1の最大トルクで定まるトルク範囲よりも広い。しかし、第1の最大トルクで定まるトルク範囲では、第1のアクチュエータのみの操作によって速いトルク変化を実現可能であるのに対し、第1の最大トルクから第2の最大トルクまでのトルク範囲では、第2のアクチュエータの操作を必要とするために速いトルク変化を実現することはできない。このような2種類の最大トルクが駆動系マネージャに提示されることにより、駆動系マネージャは、大きさだけでなく変化速度も含めた適正な要求トルクをエンジン制御ユニットに与えることができる。
本発明に係る車両統合制御装置の好ましい形態では、駆動系マネージャは、少なくとも、第1要求トルク演算ユニットと第2要求トルク演算ユニットとを備える。
第1要求トルク演算ユニットは、エンジン制御ユニットから提示される第2の最大トルクを参照して変化速度の遅いトルク成分である第1の要求トルクを算出するようにプログラムされる。好ましくは、第2の最大トルクを超えない範囲に第1の要求トルクの大きさを調整するようにプログラムされる。第1の要求トルクは、アクセルペダル開度を通じて伝えられる運転者からのトルクに関する要求を数値化したものとすることができる。
第2要求トルク演算ユニットは、エンジン制御ユニットから提示される第1の最大トルクと、第1要求トルク演算ユニットが算出した第1の要求トルクとを参照して変化速度の速いトルク成分である第2の要求トルクを算出するようにプログラムされる。好ましくは、第1の要求トルクに対する第1の最大トルクの余裕を超えない範囲に第2の要求トルクの大きさを調整するようにプログラムされる。第2の要求トルクは、バネ上制振制御システム、変速機制御ユニット、及び、車両姿勢安定制御システムのうち少なくとも1つからのトルクに関する要求を数値化したものとすることができる。
駆動系マネージャは、第1要求トルク演算ユニットで算出された第1の要求トルクをエンジン制御ユニットに与えるとともに、第2要求トルク演算ユニットで算出された第2の要求トルクもエンジン制御ユニットに与える。これら要求トルクのエンジン制御ユニットへの供給の態様としては、次の3つの好ましい態様が有る。第1の態様によれば、第1の要求トルクに第2の要求トルクが重ね合わされて1つの信号が生成され、その1つの信号がエンジン制御ユニットに与えられる。第2の態様によれば、第1の要求トルクに第2の要求トルクを重ね合わせた信号と第1の要求トルクを表す信号とが生成され、それら2つの信号がエンジン制御ユニットに与えられる。そして、第3の態様によれば、第1の要求トルクを表す信号と第2の要求トルクを表す信号とがそれぞれ生成され、それら2つの信号がエンジン制御ユニットに与えられる。
なお、本発明に係る車両統合制御装置が変速機制御ユニットを備えるのであれば、変速機制御ユニットは、駆動系マネージャから与えられる要求変速比に従って自動変速機を制御するようにプログラムされることが好ましい。この場合、駆動系マネージャには、変速機制御ユニットに与える要求変速比を決定する要求変速比演算ユニットが備えられる。要求変速比演算ユニットは、エンジン制御ユニットから提示される第1の最大トルクと、第1要求トルク演算ユニットが算出した第1の要求トルクとの差或いは比に関する所定の条件が満たされた場合に、要求変速比を高い変速比に変更するようにプログラムされる。
本発明の実施の形態1に係る車両統合制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係るアクチュエータ操作ユニットの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る第1最大トルク演算ユニットの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る第2最大トルク演算ユニットの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る第2要求トルク演算ユニットにより実行される処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る車両統合制御装置による要求トルクの計算結果の具体例を示すタイムチャートである。 本発明の実施の形態1に係る車両統合制御装置による要求トルクの計算結果の具体例を示すタイムチャートである。 本発明の実施の形態1に係る要求変速比演算ユニットにより実行される処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る車両統合制御装置によるギヤ段の制御結果の具体例を示すタイムチャートである。 本発明の実施の形態1に係る車両統合制御装置によるギヤ段の制御結果の具体例を示すタイムチャートである。 本発明の実施の形態2に係る車両統合制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2に係るアクチュエータ操作ユニットの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3に係る車両統合制御装置の構成を示すブロック図である。
実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態1について図を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態1に係る車両統合制御装置の構成を示すブロック図である。本実施の形態に係る車両統合制御装置10は1又は複数の車載コンピュータからなり、少なくとも内燃機関20と自動変速機30とを統合制御する制御装置としてプログラムされる。
制御対象とされる内燃機関20は、ターボ過給機付きのガソリンエンジンである。この内燃機関20の吸気通路にはスロットル22が配置されている。また、吸気通路のスロットル22の上流にはウエストゲートバルブ24付きのターボ過給機が取り付けられている。このような構成によれば、ウエストゲートバルブ24の操作によってターボ過給機のコンプレッサの回転数を制御し、スロットル22の上流の圧力である過給圧を変化させることができる。そして、スロットル22の操作によってスロットル22の下流の圧力である吸気管圧を変化させ、内燃機関20の出力トルクを決定する吸入空気量を変化させることができる。つまり、スロットル22は本発明における第1のアクチュエータに相当し、ウエストゲートバルブ24を含めたターボ過給機の全体が本発明における第2のアクチュエータに相当する。内燃機関20には、吸気弁のバルブタイミングを変化させるバルブタイミング可変装置26がさらに備えられている。また、内燃機関20には、エンジン回転数に応じた信号を出力するエンジン回転数センサ28を含む様々なセンサが取り付けられている。
自動変速機30は指令信号に従って変速比を変化させる電子制御式の自動変速機である。自動変速機30は複数のギヤ間の組み合わせによって変速比を変化させる有段変速機でもよいし、プーリーの径を変化させることによって変速比を変化させる無段変速機でもよい。また、自動変速機30はトルクコンバータ式の変速機でもよいし、クラッチ式の変速機でもよい。
車両統合制御装置10は、駆動系マネージャ100と、内燃機関20を制御するエンジン制御ユニット200と、自動変速機30を制御する変速機制御ユニット300とを含んでいる。命令の伝達系統の上位に位置するのが駆動系マネージャ100であって、エンジン制御ユニット200及び変速機制御ユニット300はその下位に位置している。これらの他にも車両統合制御装置10にはブレーキ装置を制御するブレーキ制御ユニット等が含まれるが、それらの図示及び説明は省略する。
駆動系マネージャ100は、エンジン制御ユニット200に対して要求トルク(TQrq)を与える機能と、変速機制御ユニット300に対して要求変速比(GRrq)を与える機能とを有している。以下では、まず、駆動系マネージャ100からエンジン制御ユニット200に対して与えられる要求トルク(TQrq)に関係する事項から説明する。
駆動系マネージャ100は、エンジン制御ユニット200に与える要求トルク(TQrq)の決定において、エンジン制御ユニット200から提示される内燃機関20の最大トルクを参照する。エンジン制御ユニット200が提示する最大トルクには、第1最大トルク(TQmax1)と第2最大トルク(TQmax2)の2種類がある。エンジン制御ユニット200は2種類の最大トルク(TQmax1,TQmax2)の両方を連続的に提示している。
エンジン制御ユニット200は、駆動系マネージャ100から与えられた要求トルク(TQrq)に基づき各アクチュエータを操作するアクチュエータ操作ユニット210と、第1最大トルク(TQmax1)を計算する第1最大トルク演算ユニット220と、第2最大トルク(TQmax2)を計算する第2最大トルク演算ユニット230とを備えている。アクチュエータ操作ユニット210の構成は図2のブロック図に示され、第1最大トルク演算ユニット220の構成は図3のブロック図に示され、第2最大トルク演算ユニット230の構成は図4のブロック図に示されている。
アクチュエータ操作ユニット210は、図2に示すように、5つの演算要素211,212,213,214,215から構成されている。演算要素211は、要求トルク(TQrq)の実現に必要な吸入空気量をマップを用いて算出する。マップには、トルクと吸入空気量とがエンジン回転数、点火時期及び空燃比を含む種々のエンジン状態量をキーにして関連付けられている。演算要素211で算出された吸入空気量は内燃機関20に対する要求吸入空気量(KLrq)となる。要求吸入空気量(KLrq)は演算要素212と演算要素215とに入力される。
演算要素212は、要求吸入空気量(KLrq)の実現に必要な吸気管圧を一次関数式を用いて算出する。一次関数式では、エンジン回転数とウエストゲートバルブデューティとバルブタイミングとに応じて値が決まる複数の係数を用いて吸入空気量と吸気管圧との関係が定義されている。演算要素212で算出された吸気管圧は内燃機関20に対する要求吸気管圧(PMrq)となる。要求吸気管圧(PMrq)は演算要素213と演算要素214とに入力される。
演算要素213は、要求吸気管圧(PMrq)の実現に必要なスロットル開度をエアモデルの逆モデルを用いて算出する。エアモデルは、スロットル22を含む各アクチュエータの動作に対する吸気通路内における圧力や流量の動特性をモデル化した物理モデルである。その逆モデルによれば、所望の圧力或いは流量を得るために必要なアクチュエータの操作量を逆算することができる。演算要素212で算出されたスロットル開度はスロットル22に対する目標スロットル開度(TA)となる。エンジン制御ユニット200は目標スロットル開度(TA)に従ってスロットル22を操作する。
演算要素214は、要求吸気管圧(PMrq)の実現に必要なウエストゲートバルブ24の操作量を算出する。ウエストゲートバルブ24の操作量は、ウエストゲートバルブ24を開閉動作させるソレノイドのデューティである。ウエストゲートバルブデューティの計算では、まず、要求吸気管圧(PMrq)に所定値を加算した値が要求過給圧として決定される。そして、過給圧とウエストゲートバルブデューティとを関連付けるマップ或いはモデルを用いて要求過給圧に対応するウエストゲートバルブデューティが算出される。計算で得られたウエストゲートバルブデューティはウエストゲートバルブ24に対する目標ウエストゲートバルブデューティ(WGV)となる。エンジン制御ユニット200は目標ウエストゲートバルブデューティに従ってウエストゲートバルブ24を操作する。
演算要素215は、要求吸入空気量(KLrq)に適したバルブタイミングを算出する。バルブタイミングの計算では、吸入空気量とバルブタイミングとを関連付けるマップ或いはモデルを用いて要求吸入空気量(KLrq)に対応するバルブタイミングが算出される。演算要素215で算出されたバルブタイミングはバルブタイミング可変装置26に対する目標バルブタイミング(VVT)となる。エンジン制御ユニット200は目標バルブタイミングに従ってバルブタイミング可変装置26を操作する。
第1最大トルク演算ユニット220は、図3に示すように、3つの演算要素221,222,223から構成されている。演算要素223は、現時点においてスロットル22の上流に作用する過給圧(Pic)をエアモデルを用いて算出する。エアモデルは、各アクチュエータの動作に対する吸気通路内における圧力や流量の動特性をモデル化した物理モデルである。エアモデルを用いた計算では、現時点でのスロットル開度(TA)、ウエストゲートバルブ開度(WGV)、及びバルブタイミング(VVT)がアクチュエータ情報として用いられる。演算要素223で算出された過給圧(Pic)は演算要素222に入力される。
演算要素222は、現時点でのウエストゲートバルブデューティ(WGV)及びバルブタイミング(VVT)のもとでスロットル22を全開まで開いた場合に得られる吸入空気量を過給圧(Pic)に基づいて計算する。演算要素222で算出される吸入空気量は、スロットル22の操作のみで実現可能な吸入空気量の最大値である。以下、演算要素222で算出される吸入空気量を第1最大吸入空気量(KLmax1)と呼ぶ。演算要素222で算出された第1最大吸入空気量(KLmax1)は演算要素221に入力される。
演算要素221は、第1最大吸入空気量(KLmax1)と現時点のエンジン回転数(NE)と基づき内燃機関20が出力可能なトルクを算出する。演算要素221で算出されるトルクが第1最大トルク(TQmax1)である。第1最大トルク(TQmax1)は、ウエストゲートバルブ24の開度を変化させずにスロットル22の開度のみを変化させた場合に実現可能な、現時点のエンジン回転数(NE)のもとでの最大トルクを意味する。
第2最大トルク演算ユニット230は、図4に示すように、3つの演算要素231,232,233から構成されている。演算要素233は、現時点のエンジン回転数(NE)において実現可能な最大過給圧(Picmax)をマップを用いて算出する。過給圧はウエストゲートバルブ24を全閉にすることで最大となり、その最大値はエンジン回転数によって変化する。また、大気圧やスロットル開度も過給圧の最大値に影響する。マップでは、標準大気圧且つスロットル全開を前提にして、エンジン回転数ごとに最大過給圧が定められている。なお、ここでいう最大過給圧とはウエストゲートバルブ24を全閉にした後に最終的に到達する過給圧の最大値である。演算要素233で算出された最大過給圧(Picmax)は演算要素232に入力される。
演算要素232は、ウエストゲートバルブ24を全閉にし、且つ、バルブタイミング可変装置26を吸入空気量を最大にする位置に操作した場合において、スロットル22を全開まで開いた場合に得られる吸入空気量を最大過給圧(Picmax)に基づいて計算する。演算要素232で算出される吸入空気量は、スロットル22に加えてウエストゲートバルブ24も操作することにより実現可能となる吸入空気量の最大値である。以下、演算要素232で算出される吸入空気量を第2最大吸入空気量(KLmax2)と呼ぶ。演算要素232で算出された第2最大吸入空気量(KLmax2)は演算要素231に入力される。
演算要素231は、第2最大吸入空気量(KLmax2)と現時点のエンジン回転数(NE)と基づき内燃機関20が出力可能なトルクを算出する。演算要素231で算出されるトルクが第2最大トルク(TQmax2)である。第2最大トルク(TQmax2)は、スロットル22の開度を変化させ、且つ、ウエストゲートバルブ24の開度も変化させた場合に実現可能な、現時点のエンジン回転数(NE)のもとでの最大トルクを意味する。
駆動系マネージャ100は、エンジン制御ユニット200に与える要求トルク(TQrq)を計算するための手段として、第1要求トルク演算ユニット110及び第2要求トルク演算ユニット120を備えている。第1最大トルク演算ユニット220で算出された第1最大トルク(TQmax1)は、第2要求トルク演算ユニット120に提示される。第2最大トルク演算ユニット230で算出された第2最大トルク(TQmax2)は、第1要求トルク演算ユニット110に提示される。以下、第1要求トルク演算ユニット110と第2要求トルク演算ユニット120の各機能について説明する。なお、駆動系マネージャ100は、変速機制御ユニット300に与える要求変速比(GRrq)を計算する要求変速比演算ユニット130をさらに備えている。要求変速比演算ユニット130の機能については後述する。
第1要求トルク演算ユニット110は、内燃機関20に対する要求トルクのうち変化速度の遅いトルク成分からなる第1要求トルク(TQrq1)を算出する。第1要求トルク演算ユニット110には、アクセルペダル開度を通じて伝えられる運転者からのトルクに関する要求(Rq0)や、オートクルーズシステムからのトルクに関する要求(Rq1)が入力されている。第1要求トルク演算ユニット110は、これらの要求を調停してその調停結果に基づいて第1要求トルク(TQrq1)の大きさを決定する。その際、第2最大トルク演算ユニット230から提示される第2最大トルク(TQmax2)が参照され、第2最大トルク(TQmax2)を超えない範囲で第1要求トルク(TQrq1)の大きさが調整される。例えば、運転者からの要求(Rq0)に基づいて第1要求トルク(TQrq1)の大きさが決定される場合は、その要求(Rq0)が最大アクセルペダル開度に対応しているのであれば、第1要求トルク(TQrq1)は第2最大トルク(TQmax2)に合わせた大きさとされる。
第2要求トルク演算ユニット120は、内燃機関20に対する要求トルクのうち変化速度の速いトルク成分からなる第2要求トルク(TQrq2)を算出する。第2要求トルク演算ユニット120には、バネ上制振制御システムからのトルクに関する要求(Rq2)や、変速機制御ユニットからのトルクに関する要求(Rq3)や、車両姿勢安定制御システムからのトルクに関する要求(Rq4)が入力されている。これらの要求は、高い周波数でトルクを振動させることを要求するものであったり、パルス状にトルクを変化させることを要求するものであったりする。第2要求トルク演算ユニット120は、これらの要求を調停してその調停結果に基づいて第2要求トルク(TQrq2)の大きさを決定する。その際、第2要求トルク演算ユニット120は、第1最大トルク演算ユニット220から提示される第1最大トルク(TQmax1)と、第1要求トルク演算ユニット110で算出された第1要求トルク(TQrq1)とを参照し、最終的に出力する第2要求トルク(TQrq2)の大きさを調整する。
第2要求トルク演算ユニット120は、図5のフローチャートに示す手順に従い、最終的に出力する第2要求トルク(TQrq2)の大きさを調整する。まず、ステップS102では、第1最大トルク(TQmax1)の第1要求トルク(TQrq1)に対する余裕がゼロ以上かどうか判定される。第1最大トルク(TQmax1)と第1要求トルク(TQrq1)との差がゼロ以上であるならば、さらにステップS104の判定が行われる。ステップS104では、第1最大トルク(TQmax1)と第1要求トルク(TQrq1)との差が、各要求に基づき算出された第2要求トルク(TQrq2)以上かどうか判定される。
ステップS102の判定の結果が肯定で、且つ、ステップS104の判定の結果も肯定の場合、ステップS106が選択される。ステップS106を選択した場合、第2要求トルク演算ユニット120は、各要求に基づき算出した第2要求トルク(TQrq2)をそのままの大きさで出力する。
ステップS102の判定の結果が肯定の場合で、ステップS104の判定の結果が否定の場合、ステップS108が選択される。ステップS108を選択した場合、第2要求トルク演算ユニット120は、各要求に基づき算出した第2要求トルク(TQrq2)の大きさを修正し、最終的に出力する第2要求トルク(TQrq2)の大きさは第1最大トルク(TQmax1)と第1要求トルク(TQrq1)との差以下にする。つまり、第1要求トルク(TQrq1)に第2要求トルク(TQrq2)を加えた値が第1最大トルク(TQmax1)を超えないように第2要求トルク(TQrq2)の大きさを修正する。
ステップS102の判定の結果が否定の場合、ステップS110が選択される。ステップS110を選択した場合、第2要求トルク演算ユニット120は、出力する第2要求トルク(TQrq2)の大きさをゼロにする。
駆動系マネージャ100は、第1要求トルク演算ユニット110から出力された第1要求トルク(TQrq1)に第2要求トルク演算ユニット120から出力された第2要求トルク(TQrq2)を足し合わせる。そして、その合計値を最終的な要求トルク(TQrq)としてエンジン制御ユニット200に与える。
図6及び図7には、駆動系マネージャ100からエンジン制御ユニット200に与えられる要求トルク(TQrq)の計算結果の一例が、第1最大トルク(TQmax1)、第2最大トルク(TQmax2)、第1要求トルク(TQrq1)及び第2要求トルク(TQrq2)の各計算結果とエンジン回転数とともにタイムチャートで示されている。図6及び図7に示す例では、時点t0において運転者によりアクセルペダルを踏み込む操作が行われている。ただし、図6に示す例では緩やかにアクセルペダル開度が変化しているのに対し、図7に示す例では速い速度でアクセルペダル開度が変化している。つまり、図6に示す例では運転者は緩加速を要求し、図7に示す例では運転者は急加速を要求している。また、図6及び図7に示す両方の例において、運転者によるアクセルペダル操作の直ぐ後、バネ上制振制御システムから車体のピッチングを抑えるための制振トルクが要求されている。この制振トルクは高い周波数で振動するトルクであり、第2要求トルク(TQrq2)に含まれて出力される。
図6に示す例では、アクセルペダル開度に基づき計算された第1要求トルク(TQrq1)は、スロットル22の操作のみで実現できる第1最大トルク(TQmax1)を超えていない。さらに、第1最大トルク(TQmax1)と第1要求トルク(TQrq1)との間にも十分な余裕がある。よって、前述のステップS102の判定結果とステップS104の判定結果はともに肯定となり、高周波で振動する第2要求トルク(TQrq2)はそのままの大きさで第1要求トルク(TQrq1)に重ね合わされる。これにより、エンジン制御ユニット200には、アクセルペダル開度の増加に応じて増加しつつ、高周波で振動する要求トルク(TQrq)が与えられる。要求トルク(TQrq)は第1最大トルク(TQmax1)を上限とするトルク範囲内に収まっているので、要求トルク(TQrq)が有する高周波の振動成分はスロットル22の操作によって実現される。スロットル22の操作に対するトルクの応答速度は速いことから、内燃機関20からは要求どおりの振動成分を含むトルクが出力される。
図7に示す例では、アクセルペダル開度に基づき計算された第1要求トルク(TQrq1)は速い速度で増加し、スロットル22の操作のみで実現できる第1最大トルク(TQmax1)を超えている。第1要求トルク(TQrq1)が第1最大トルク(TQmax1)よりも大きくなっている時点t1から時点t2までの期間は、前述のステップS102の判定結果は否定となり、第2要求トルク演算ユニット120から最終的に出力される第2要求トルク(TQrq2)はゼロとされる。このため、時点t1から時点t2までの期間は、第1要求トルク(TQrq1)のみで最終的な要求トルク(TQrq)が構成される。そして、第1要求トルク(TQrq1)が第1最大トルク(TQmax1)よりも小さくなって前述のステップS102の判定結果が肯定になってから、高周波で振動する第2要求トルク(TQrq2)が第2要求トルク演算ユニット130から出力され、第1要求トルク(TQrq1)に第2要求トルク(TQrq2)が重ね合わされる。これにより、第1要求トルク(TQrq1)が第1最大トルク(TQmax1)よりも小さくなった時点t2の以降は、高周波で振動する要求トルク(TQrq)がエンジン制御ユニット200に与えられる。時点t2以降に与えられる要求トルク(TQrq)は第1最大トルク(TQmax1)を上限とするトルク範囲内に収まっているので、要求トルク(TQrq)がエンジン制御ユニット200に与えられることにより、要求トルク(TQrq)が有する高周波の振動成分はエンジン制御ユニット200によるスロットル22の操作によって実現される。
次に、駆動系マネージャ100から変速機制御ユニット300に対して与えられる要求変速比(GRrq)に関係する事項について説明する。変速機制御ユニット300は、駆動系マネージャ100から与えられる要求変速比(GRrq)に従って自動変速機30を操作する。なお、ここでいう変速比の概念には、自動変速機30が有段変速機である場合にはギヤ段が含まれる。
駆動系マネージャ100は要求変速比演算ユニット130を備えている。要求変速比演算ユニット130には、エンジン制御ユニット200の第1最大トルク演算ユニット220から提示される第1最大トルク(TQmax1)と、第1要求トルク演算ユニット110で算出された第1要求トルク(TQrq1)とが入力される。要求変速比演算ユニット130は、様々な情報に基づいて変速機制御ユニット300に与える要求変速比(GRrq)を決定する。第1最大トルク(TQmax1)と第1要求トルク(TQrq1)とは、要求変速比(GRrq)の決定に用いられる情報の一部である。
第1最大トルク(TQmax1)と第1要求トルク(TQrq1)とに基づいた要求変速比(GRrq)の決定は図8のフローチャートに示す手順に従って行われる。ステップS202では、第1最大トルク(TQmax1)と第1要求トルク(TQrq1)との差が所定値α未満かどうか判定される。そして、ステップS202の判定の結果が肯定の場合、ステップS204が選択される。ステップS204を選択した場合、要求変速比演算ユニット130は、自動変速機30にダウンシフトを行わせるべく変速機制御ユニット300に与える要求変速比(GRrq)を大きくする。自動変速機30にダウンシフトを行わせて変速比を大きくすることで、内燃機関20のエンジン回転数を上昇させ、それにより内燃機関が出力可能な第1最大トルク(TQmax1)を増大させることができる。ステップS202の判定の結果が否定の場合、要求変速比演算ユニット130は現在の要求変速比(GRrq)を維持する。
なお、ステップS202の判定に代えて、第1要求トルク(TQrq1)に対する第1最大トルク(TQmax1)の比が所定値未満であるかどうか判定するようにしてもよい。また、第1最大トルク(TQmax1)と第1要求トルク(TQrq1)との差が所定値未満の状態が所定時間継続したかどうか、或いは、第1要求トルク(TQrq1)に対する第1最大トルク(TQmax1)の比が所定値未満の状態が所定時間継続したかどうか判定するのでもよい。
図9及び図10には、自動変速機30のギヤ段の制御結果の一例が、第1最大トルク(TQmax1)、第2最大トルク(TQmax2)及び第1要求トルク(TQrq1)の各計算結果とエンジン回転数とともにタイムチャートで示されている。図9及び図10に示す例では、時点t0において運転者によりアクセルペダルを踏み込む操作が行われている。ただし、図9に示す例では緩やかにアクセルペダル開度が変化しているのに対し、図10に示す例では速い速度でアクセルペダル開度が変化している。つまり、図9に示す例では運転者は緩加速を要求し、図10に示す例では運転者は急加速を要求している。
図9に示す例では、アクセルペダル開度に基づき計算された第1要求トルク(TQrq1)は、スロットル22の操作のみで実現できる第1最大トルク(TQmax1)を超えていない。よって、前述のステップS202の判定結果は否定となり、要求変速比演算ユニット130から変速機制御ユニット300に与えられる要求変速比(GRrq)は加速開始後も維持される。その結果、自動変速機30のギヤ段も変更されることなく現状のギヤ段がそのまま維持される。
図10に示す例では、アクセルペダル開度に基づき計算された第1要求トルク(TQrq1)は速い速度で増加し、スロットル22の操作のみで実現できる第1最大トルク(TQmax1)を超えている。このため、第1要求トルク(TQrq1)の実現にはウエストゲートバルブ24の操作が必要となり、ターボラグによるトルクの上昇遅れが生じる。この場合、第1最大トルク(TQmax1)と第1要求トルク(TQrq1)との差が所定値α未満になった時点t3において前述のステップS204の判定結果は肯定となり、要求変速比演算ユニット130から変速機制御ユニット300に与えられる要求変速比(GRrq)は大きくされる。その結果、変速機制御ユニット300による自動変速機30のダウンシフト操作が行われ、自動変速機30のギヤ段は加速前よりも所定段だけ低くされる。自動変速機30のギヤ段が低くされることでエンジン回転数は大きく上昇し、それに伴い第1最大トルク(TQmax1)が上昇することによってターボラグは解消される。
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2について図を用いて説明する。
図11は、本発明の実施の形態2に係る車両統合制御装置の構成を示すブロック図である。本実施の形態に係る車両統合制御装置は、実施の形態1に係る車両統合制御装置の構成を一部変形したものに相当する。このため、図11には、実施の形態1に係る車両統合制御装置との相違点に関係する構成のみが示されている。
本実施の形態に係る車両統合制御装置では、第1要求トルク(TQrq1)と第2要求トルク(TQrq2)とが重ね合わされてできた要求トルク(TQrq)が駆動系マネージャ100からエンジン制御ユニット200に与えられる。また、それと並行して、駆動系マネージャ100からエンジン制御ユニット200には第1要求トルク(TQrq1)も与えられる。
図12は、本実施の形態に係るアクチュエータ操作ユニット210の構成を示すブロック図である。アクチュエータ操作ユニット210を構成する要素のうち、実施の形態1と機能において共通する要素については図中に同一の符号を付している。本実施の形態に係るアクチュエータ操作ユニット210では、演算要素211により要求トルク(TQrq)から要求吸入空気量(KLrq)が算出され、演算要素212により要求吸入空気量(KLrq)から要求吸気管圧(PMrq)が算出される。そして、演算要素212により要求吸気管圧(PMrq)から目標スロットル開度(TA)が算出される。
また、それと並行して、演算要素216により第1要求トルク(TQrq1)からも要求吸入空気量(KLrq1)が算出される。そして、演算要素217により要求吸入空気量(KLrq1)から要求吸気管圧(PMrq1)が算出される。演算要素217で算出された要求吸気管圧(PMrq1)は演算要素214に入力され、演算要素214では要求吸気管圧(PMrq1)に基づいて目標ウエストゲートバルブデューティ(WGV)が算出される。また、演算要素216で算出された要求吸入空気量(KLrq1)は演算要素215に入力され、演算要素215では要求吸入空気量(KLrq1)に基づいて目標バルブタイミング(VVT)が算出される。
要求トルク(TQrq)に基づき算出される要求吸入空気量(KLrq)及び要求吸気管圧(PMrq)には、要求トルク(TQrq)に含まれる変化速度の速いトルク成分に応じた成分が含まれている。これに対して、第1要求トルク(TQrq1)に基づき算出される要求吸入空気量(KLrq1)及び要求吸気管圧(PMrq1)には、そのような変化速度の速い成分は含まれていない。よって、これらに基づいて決定された目標ウエストゲートバルブデューティ(WGV)及び目標バルブタイミング(VVT)に従ってウエストゲートバルブ24及びバルブタイミング可変装置26を操作することによって、これらのアクチュエータの無駄な動きを抑えることができる。
実施の形態3.
次に、本発明の実施の形態3について図を用いて説明する。
図13は、本発明の実施の形態3に係る車両統合制御装置の構成を示すブロック図である。本実施の形態に係る車両統合制御装置は、実施の形態1に係る車両統合制御装置の構成を一部変形したものに相当する。このため、図13には、実施の形態1に係る車両統合制御装置との相違点に関係する構成のみが示されている。
本実施の形態に係る車両統合制御装置では、駆動系マネージャ100からエンジン制御ユニット200に対して第1要求トルク(TQrq1)と第2要求トルク(TQrq2)とが別々に与えられる。エンジン制御ユニット200のアクチュエータ操作ユニット210では、与えられた第1要求トルク(TQrq1)と第2要求トルク(TQrq2)とを重ね合わせた要求トルク(TQrq)を算出し、実施の形態1に係る方法と同様の方法により、要求トルク(TQrq)から目標スロットル開度(TA)、目標ウエストゲートバルブデューティ(WGV)及び目標バルブタイミング(VVT)を算出する。或いは、実施の形態2に係る方法と同様の方法により、要求トルク(TQrq)から目標スロットル開度(TA)を算出し、第1要求トルク(TQrq1)から目標ウエストゲートバルブデューティ(WGV)及び目標バルブタイミング(VVT)を算出する。
その他.
本発明は上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。例えば、上述の実施の形態において内燃機関が備えるバルブタイミング可変装置は本発明においては必須ではない。少なくともスロットルとウエストゲートバルブ付きのターボ過給機とが内燃機関に備えられていればよい。
また、本発明に係る車両統合制御装置は、ウエストゲートバルブ付きターボ過給機を有する内燃機関だけでなく、可変容量型ターボ過給機を有する内燃機関や、電磁クラッチ付き機械式過給機を有する内燃機関、或いは、電動式過給機を有する内燃機関にも適用することができる。つまり、コンプレッサの回転数を制御する制御デバイスが付いた過給機を有する内燃機関であれば、本発明に係る車両統合制御装置の制御対象とすることができる。その場合、スロットルが第1のアクチュエータとみなされ、制御デバイスが付き過給機が第2のアクチュエータとみなされる。
さらに、本発明に係る車両統合制御装置における第1のアクチュエータと第2のアクチュエータは、スロットルと制御デバイス付き過給機との組み合わせには限定されない。例えば、吸気通路におけるスロットルの下流に吸気制御弁が設けられている内燃機関であれば、吸気制御弁を第1のアクチュエータとみなし、スロットルを第2のアクチュエータとみなして本発明に係る制御装置を適用することができる。また、吸気弁がリフト量或いは作用角が可変の吸気弁であるならば、吸気弁を第1のアクチュエータとみなし、スロットルを第2のアクチュエータとみなして本発明に係る車両統合制御装置を適用することができる。
10 車両統合制御装置
20 内燃機関
22 スロットル
24 ウエストゲートバルブ
26 バルブタイミング可変装置
28 エンジン回転数センサ
30 自動変速機
100 駆動系マネージャ
110 第1要求トルク演算ユニット
120 第2要求トルク演算ユニット
130 要求変速比演算ユニット
200 エンジン制御ユニット
210 アクチュエータ操作ユニット
220 第1最大トルク演算ユニット
230 第2最大トルク演算ユニット
300 変速機制御ユニット

Claims (13)

  1. 吸気通路の第1の位置に設けられて前記第1の位置の下流の圧力に作用する第1のアクチュエータと、前記吸気通路の第1の位置よりも上流の第2の位置に設けられて前記第2の位置の下流の圧力に作用する第2のアクチュエータとを有する内燃機関を動力源として備えた車両の統合制御装置において、
    車両の駆動系全体の運転を管理する駆動系マネージャと、
    前記内燃機関を制御するエンジン制御ユニットと、を備え、
    前記エンジン制御ユニットは、
    前記駆動系マネージャから与えられる要求トルクに基づいて前記第1のアクチュエータと前記第2のアクチュエータとを操作するアクチュエータ操作ユニットと、
    前記第2のアクチュエータの操作量は能動的に変更せず前記第1のアクチュエータの操作量のみを能動的に変更した場合に実現できる第1の最大トルクをエンジン回転数に基づいて算出し、該第1の最大トルクを前記駆動系マネージャに対して提示する第1最大トルク演算ユニットと、
    前記第1のアクチュエータの操作量と前記第2のアクチュエータの操作量の両方を能動的に変更した場合に実現できる第2の最大トルクをエンジン回転数に基づいて算出し、該第2の最大トルクを前記駆動系マネージャに対して提示する第2最大トルク演算ユニットと、を備え、
    前記駆動系マネージャは、
    前記エンジン制御ユニットから提示される前記第2の最大トルクを参照して、前記エンジン制御ユニットに与える第1の要求トルクを算出する第1要求トルク演算ユニットと、
    記エンジン制御ユニットに与える第2の要求トルクを算出する第2要求トルク演算ユニットと、を備え、
    前記第2要求トルク演算ユニットは、
    前記第1の要求トルクよりも変化速度の速いトルク成分である暫定第2の要求トルクを算出し、
    前記エンジン制御ユニットから提示される前記第1の最大トルクと前記第1の要求トルクとを参照して前記暫定第2の要求トルクを修正し、修正後の前記暫定第2の要求トルクを前記第2の要求トルクとして算出することを特徴とする車両統合制御装置。
  2. 前記第1要求トルク演算ユニットは、前記第2の最大トルクを超えない範囲に第1の要求トルクの大きさを調整することを特徴とする請求項1に記載の車両統合制御装置。
  3. 前記第2要求トルク演算ユニットは、前記第1の要求トルクに対する前記第1の最大トルクの余裕を超えない範囲に第2の要求トルクの大きさを調整することを特徴とする請求項1に記載の車両統合制御装置。
  4. 前記第1要求トルク演算ユニットは、運転者からの要求に基づいて前記第1の要求トルクを生成することを特徴とする請求項1又は2に記載の車両統合制御装置。
  5. 前記第2要求トルク演算ユニットは、バネ上制振制御システム、変速機制御ユニット、及び、車両姿勢安定制御システムのうち少なくとも1つからの要求に基づいて前記第2の要求トルクを生成することを特徴とする請求項1又は3に記載の車両統合制御装置。
  6. 前記駆動系マネージャは、前記第1の要求トルクに前記第2の要求トルクを重ね合わせて1つの信号を生成し、該1つの信号を前記エンジン制御ユニットに与えることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の車両統合制御装置。
  7. 前記駆動系マネージャは、前記第1の要求トルクに前記第2の要求トルクを重ね合わせた信号と前記第1の要求トルクを表す信号とを生成し、それら2つの信号を前記エンジン制御ユニットに与えることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の車両統合制御装置。
  8. 前記駆動系マネージャは、前記第1の要求トルクを表す信号と前記第2の要求トルクを表す信号とを生成し、それら2つの信号を前記エンジン制御ユニットに与えることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の車両統合制御装置。
  9. 前記車両統合制御装置は、前記駆動系マネージャから与えられる要求変速比に従って自動変速機を制御する変速機制御ユニットをさらに備え、
    前記駆動系マネージャは、前記変速機制御ユニットに与える前記要求変速比を決定する要求変速比演算ユニットをさらに備え、
    前記要求変速比演算ユニットは、前記第1の最大トルクと前記第1の要求トルクとの差或いは比に関する所定の条件が満たされた場合に、前記要求変速比を現在よりも高い変速比に変更することを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の車両統合制御装置。
  10. 前記第1のアクチュエータは、前記第1の位置の上流の圧力に対して下流の圧力を減少させるように作用するアクチュエータであり、
    前記第2のアクチュエータは、前記第2の位置の上流の圧力に対して下流の圧力を上昇させるように作用するアクチュエータであることを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載の車両統合制御装置。
  11. 前記第2のアクチュエータは、その動作に対する前記第2の位置の下流の圧力の変化速度が前記第1のアクチュエータの動作に対する前記第1の位置の下流の圧力の変化速度よりも遅いアクチュエータであることを特徴とする請求項1乃至10の何れか1項に記載の車両統合制御装置。
  12. 前記第1のアクチュエータは、スロットルであり、
    前記第2のアクチュエータは、コンプレッサの回転数を制御する制御デバイス付きの過給機であることを特徴とする請求項10又は11に記載の車両統合制御装置。
  13. 前記第2のアクチュエータは、ウエストゲートバルブ付きのターボ過給機であることを特徴とする請求項12に記載の車両統合制御装置。
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