JP5997634B2 - 媒体供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、媒体供給装置に関する。
積層された複数のシート状の媒体から1枚ずつ媒体を分離して供給する媒体供給装置において、ジャムや重送などの搬送エラーが発生すると、オペレータにより、エラー復旧のためのリカバリ作業が行なわれる。リカバリ作業では、オペレータがエラー発生箇所のカバーを開き、エラーの要因となっている媒体を装置内から取り除いた後に、再びカバーを閉じて媒体をセットし直す。従来、このようなリカバリ作業の作業効率を向上すべく、搬送エラーの発生時にエラー発生箇所のカバーを自動的に開く技術が知られている(例えば特許文献1,2を参照)。
特開2003−302876号公報 特開2007−53532号公報
従来の媒体供給装置において、搬送エラー発生時のリカバリ作業の作業効率を向上する点で、さらに改善の余地があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、搬送エラー発生時のリカバリ作業の作業効率を向上できる媒体供給装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る媒体供給装置は、第一部材と、第二部材と、前記第一部材に設置され、搬送経路上の媒体を搬送方向に搬送する第一搬送手段と、前記第二部材に設置され、前記搬送経路上にて前記第一搬送手段と接圧する第二搬送手段と、前記第一部材に設置される係止部材と、前記第二部材に設置され、前記係止部材を係止することにより前記第一部材と前記第二部材との相対位置を保持するための受け部材と、前記係止部材または前記受け部材のいずれか一方の所定方向の移動により、前記第一部材と前記第二部材との相対位置を変更する位置変更手段と、を備える。
本発明に係る媒体供給装置によれば、リカバリ作業前後の開閉動作の所要時間を短縮することが可能となり、搬送エラー発生時のリカバリ作業の作業効率を向上できる。
図1は、本発明の第一実施形態に係る媒体供給装置のハードウェア構成図である。 図2は、図1中のロック軸の上下方向の移動構造の構成例を示す模式図である。 図3は、ロック軸の移動構造の別の構成例を示す模式図である。 図4は、第一実施形態におけるロック軸の位置決め構造を示す模式図である。 図5は、図1に示す媒体供給装置の機能ブロック図である。 図6は、本実施形態の媒体供給装置1における搬送エラー発生時のエラー解除処理を示すフローチャートである。 図7は、エラー解除動作により搬送経路が開放された状態を示す模式図である。 図8は、第一実施形態の変形例においてホッパが通常位置にあるときのロック軸の位置決め構造を示す模式図である。 図9は、第一実施形態の変形例においてホッパが解除位置にあるときのロック軸の位置決め構造を示す模式図である。 図10は、第二実施形態に係る媒体供給装置の機能ブロック図である。 図11は、第二実施形態におけるロック軸の位置決め構造の一例を示す模式図である。 図12は、第二実施形態におけるロック軸の位置決め構造の一例を示す模式図である。 図13は、第二実施形態におけるロック軸の位置決め構造の一例を示す模式図である。 図14は、第二実施形態におけるロック軸の位置決め構造の一例を示す模式図である。 図15は、第二実施形態におけるロック軸の位置決め構造の一例を示す模式図である。 図16は、第二実施形態におけるロック軸の位置決め構造の一例を示す模式図である。 図17は、第三実施形態におけるロック軸の構成を示す模式図である。 図18は、開き動作の実行時のロック軸とロックアームの動作を示す模式図である。 図19は、ロック軸の形状の他の例を示す模式図である。 図20は、ロック軸の形状の他の例を示す模式図である。 図21は、ロックアームに下方向の力が印加する場合の第三実施形態におけるロック軸の構成を示す模式図である。 図22は、第四実施形態におけるロック軸の構成及び動作を示す模式図である。 図23は、第五実施形態におけるロック軸及びロックアームの構成及び動作を示す模式図である。 図24は、ロックアームに下方向の力が印加する場合の第五実施形態におけるロック軸及びロックアームの構成及び動作を示す模式図である。 図25は、第六実施形態におけるフレーム部材によるロックアームの位置決め構造を示す模式図である。 図26は、開き動作の実行時のフレーム部材及びロックアームの動作を示す模式図である。 図27は、従来技術における搬送経路が開放された状態を示す模式図である。
以下に、本発明に係る媒体供給装置の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の図面において、同一または相当する部分には同一の参照符号を付し、その説明は繰り返さない。
[第一実施形態]
図1〜7を参照して第一実施形態を説明する。まず図1〜5を参照して第一実施形態に係る媒体供給装置の構成を説明する。図1は、本発明の第一実施形態に係る媒体供給装置のハードウェア構成図である。
図1に示すように、本実施形態に係る媒体供給装置1は、ホッパ2(媒体積載部)上に積層された複数の媒体Pから、搬送対象の媒体P1を1枚ずつ分離して搬送方向に供給する装置である。媒体供給装置1は、例えば、イメージスキャナ、複写機、ファクシミリ、文字認識装置等の画像読取装置やプリンタ等の画像形成装置などに搭載される自動給紙機構(Auto Document Feeder:ADF)に適用される。媒体P,P1とは、例えば、原稿や名刺等のシート状の読み取り対象物や印刷用紙、枚葉紙等のシート状の被記録媒体を含む。
なお、以下の説明では、図1の上下方向及び左右方向を媒体供給装置1の上下方向及び前後方向として記載し、図1の上側、下側、右側、左側を、それぞれ媒体供給装置1の上側、下側、前面側、背面側とし、鉛直方向及び、すなわち図1の上下方向を「上下方向」として記載する。また、媒体供給装置1により媒体Pを給送する方向を「給送方向」、当該給送方向と媒体Pの厚み方向にそれぞれ直交する方向を「幅方向」、給送方向及び幅方向にそれぞれ直交する媒体Pの厚み方向を「高さ方向」と記載する。図1の例では、媒体供給装置の前面側が給送方向上流側であり、背面側が給送方向下流側である。
媒体供給装置1は、回転ユニット3(第一部材)と固定ユニット4(第二部材)とを備える。媒体供給装置1は、回転ユニット3が上下方向の上側に、固定ユニット4が上下方向の下側に位置する状態で載置されるものである。回転ユニット3は、前後方向の背面側において、固定ユニット4によって回転自在に支持されている。回転ユニット3は、幅方向に沿った回転軸5を回転中心として、固定ユニット4に対して所定の回転範囲内で相対回転することができる。
また、媒体供給装置1は、ホッパ2、給送部6、分離部7、搬送部8、及び制御装置20を備える。
ホッパ2は、積層された媒体Pを積載すると共に上下方向(媒体Pの厚み方向)に沿って昇降可能なものであり、略矩形状に形成された積載面2aを有する。ホッパ2は、この積載面2aに媒体Pを複数枚積層させて積載する。そして、このホッパ2は、不図示の動力伝達機構を介してホッパ駆動モータ17に接続されている。ホッパ2は、ホッパ駆動モータ17を駆動することで、積載面2a上に積載されている媒体Pの積載量に応じて上下方向に沿って昇降する。
給送部6と分離部7と搬送部8とは、媒体P1を給送方向に搬送する搬送経路上に所定の間隔をあけて設けられており、給送方向の上流側から下流側に向かって給送部6、分離部7、搬送部8の順で位置している。
給送部6は、いわゆる、上取方式の用紙給送機構であり、ホッパ2に積載された媒体Pを給送するものであり、ピックローラ61を有する。ピックローラ61は、ホッパ2に積載された媒体Pのうち最上層に位置する媒体P1を給送するものであり、例えば発泡ゴムなどの摩擦力の大きい材料により円柱状の形状で形成される。ピックローラ61は、その中心軸が、積載面2aの幅方向にほぼ平行、すなわち、積載面2aに沿いつつ媒体Pの給送方向に直交する方向に設置されている。また、このピックローラ61は、その中心軸がホッパ2上面側(積載面2a側)に設定されると共に、その外周面がホッパ2の積載面2aに対して高さ方向に沿って所定の間隔を有する位置に設定されている。媒体Pは、積載面2a上において、給送方向に対してこのピックローラ61より上流側に後端(給送方向上流側端部)が位置するように積載される。上述したホッパ2は、高さ方向に沿って上昇することでこのピックローラ61に接近する一方、下降することでこのピックローラ61から離間する。
また、このピックローラ61は、不図示の伝達ギヤやベルトを介して駆動手段としてのローラ駆動モータ16に接続されており、中心軸を回転中心としてこのローラ駆動モータ16の回転駆動力により回転駆動する。ピックローラ61は、ピック方向、すなわち、外周面が積載面2a上にて分離部7、搬送部8側に向かう方向(図1中に矢印で示す時計回り方向)に回転駆動する。
分離部7は、ホッパ2から給送部6により給送される媒体Pを1枚ずつ分離するものであり、セパレートローラ71(第一搬送手段)と、ブレーキローラ72(第二搬送手段)とを有する。セパレートローラ71は、例えば発泡ゴムなどの摩擦力の大きい材料により円柱状の形状で形成される。セパレートローラ71は、ピックローラ61の給送方向下流側にて、このピックローラ61とほぼ平行に設けられている。すなわち、セパレートローラ71は、その中心軸が積載面2aに沿いつつ媒体Pの給送方向に直交する方向に設置されている。また、このセパレートローラ71は、その中心軸がホッパ2上面側に設定されると共に、その外周面がホッパ2の積載面2aに対して高さ方向に沿って所定の間隔を有する位置に設定されている。このセパレートローラ71は、装置のコンパクト化を図るため不図示の伝達ギヤやベルトを介して上述のローラ駆動モータ16に接続されており、中心軸を回転中心としてこのローラ駆動モータ16の回転駆動力により回転駆動する。すなわち、ピックローラ61とセパレートローラ71とは、駆動手段としてローラ駆動モータ16を共用しているが、これに限らず、セパレートローラ71を回転駆動させる駆動手段としての駆動モータを別体に設けてもよい。セパレートローラ71は、ピックローラ61と同様に、外周面が積載面2a上にて搬送部8側に向かう方向(図1中に矢印で示す時計回り方向)に回転駆動する。
ブレーキローラ72は、ピックローラ61に直接接触する媒体P1以外の媒体Pの給送を規制するものである。ブレーキローラ72は、セパレートローラ71と長さがほぼ同じであり、円柱状の形状で形成される。ブレーキローラ72は、セパレートローラ71と同様に、その中心軸が媒体Pの給送方向と水平に交差するように、すなわち、媒体Pの幅方向に沿うように設けられ、中心軸を回転軸線として回転可能に設けられる。ブレーキローラ72は、積載面2a側にて、高さ方向にセパレートローラ71と対向して接するように設けられると共に、不図示の付勢手段によりセパレートローラ71側に付圧(付勢)されている。本実施形態では、このようなセパレートローラ71に対するブレーキローラ72の接触状態を、任意の接触圧力にて押圧される状態を意味するものとして「接圧」とも表現する。ブレーキローラ72は、セパレートローラ71に接圧することで、セパレートローラ71の回転に従動して外周面がセパレートローラ71との接触面にて搬送部8側に向かう方向に回転する。
なお、このブレーキローラ72は、不図示の付勢手段によりセパレートローラ71側に付圧を加える構成の代わりに、このブレーキローラ72をセパレートローラ71の回転駆動方向とは反対方向に回転駆動させることで、給送部6による最上層の媒体P1の給送に同伴された媒体Pを停止、分離する構成としてもよい。また、ブレーキローラ72は、セパレートローラ71に接圧して、所定の搬送負荷をセパレートローラ71との間に進入した媒体Pに作用させる機能を発揮できればよく、例えば分離パッドや分離ベルトなどローラ以外の構成に置き換えることも可能である。
搬送部8は、給送部6により給送され分離部7を通過した媒体P1をさらに給送方向下流側の、この媒体供給装置1が搭載される装置の各部に搬送するものである。搬送部8の給送方向下流側には、例えば、この媒体供給装置1が画像読取装置に搭載されている場合、媒体P1上の画像を読み取る画像読取手段としての光学ユニットなどが設けられており、したがって、搬送部8により画像読取装置内を搬送される媒体P1は、この光学ユニットにより画像が読み取られる。
具体的には、搬送部8は、回転駆動可能な搬送ローラ81(第一搬送手段)と、この搬送ローラ81に従動して回転可能な従動ローラ82(第二搬送手段)とを有する。搬送ローラ81と従動ローラ82とは、長さがほぼ同じであり、ともに円柱形状に形成される。搬送ローラ81と従動ローラ82とは、ともにその中心軸が媒体P1の給送方向と水平に交差するように、すなわち、媒体P1の幅方向に沿うように設けられ、中心軸を回転軸線として回転可能に設けられる。従動ローラ82は、搬送ローラ81と対向して接するように設けられると共に、不図示の付勢手段により搬送ローラ81側に付圧(付勢)されている。本実施形態では、このような搬送ローラ81に対する従動ローラ82の接触状態を、任意の接触圧力にて押圧される状態を意味するものとして「接圧」とも表現する。
搬送ローラ81は、媒体P1を搬送する際には、外周面が従動ローラ82との接触面にて分離部7側から、この媒体供給装置1が適用される装置内部側に向かう方向(図1中に矢印で示す時計回り方向)に回転駆動する。従動ローラ82は、搬送ローラ81に接圧することで、搬送ローラ81の回転に従動して、外周面が搬送ローラ81との接触面にて分離部7側から装置内部側に向かう方向に回転する。そして、この搬送部8は、従動ローラ82の付圧により搬送ローラ81の外周面と従動ローラ82の外周面との間に媒体P1を挟持すると共に、搬送ローラ81が上記のとおり回転駆動することで媒体P1を搬送する。そして、媒体P1は、搬送経路に沿って設けられた複数の搬送ローラ(不図示)と従動ローラ(不図示)とのローラ対間を順次受け渡されることで、この媒体供給装置1が適用される装置内部の各部、例えば、上述の光学ユニットに搬送される。
なお、上述の搬送ローラ81も、装置のコンパクト化を図るため不図示の伝達ギヤやベルトを介してローラ駆動モータ16に接続されている。すなわち、ピックローラ61、セパレートローラ71と搬送ローラ81とは、駆動手段としてローラ駆動モータ16を共用しているが、これに限らず、搬送ローラ81を回転駆動させる駆動手段としての駆動モータを別体に設けてもよい。また、ここでは搬送ローラ81は、その回転速度が伝達ギヤなどにより調節されることでピックローラ61、セパレートローラ71の回転速度と比較して、相対的に高い回転速度で回転駆動する。つまり、搬送部8は、分離部7により分離された媒体P1を給送部6により給送される媒体P1の速度より高い速度で搬送可能である。ただし、搬送部8は、これに限らず、給送部6により給送される媒体P1の速度と同等の速度で媒体P1を搬送するものであってもよい。
制御装置20は、媒体供給装置1の各部を制御するものである。制御装置20は、搬送経路上にて媒体P1の有無を検出する媒体検出センサ14や、媒体P1の重送を検出する重送検出センサ15などの各種センサ、上述のローラ駆動モータ16及びホッパ駆動モータ17が電気的に接続されている。制御装置20は、媒体検出センサ14、重送検出センサ15などの各種センサから情報を受け取る。制御装置20は、ローラ駆動モータ16やホッパ駆動モータ17を制御して、給送部6、分離部7、搬送部8の各ローラやホッパ2を駆動させて、媒体P1を給送方向に給送する。
制御装置20は、物理的には、図1に示すように、CPU(Central Processing Unit)20a、RAM(Random Access Memory)20b、ROM(Read Only Memory)20c、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Momory)やHDD(Hard Disk Drive)等の記憶装置20d、装置内外の各部との通信を行なうインタフェース20e、スイッチ、キーボート、マウスなどの入力装置20f、ディスプレイなどの表示装置20g、等のハードウェアを有するマイクロコンピュータである。後述する制御装置20の各機能の全部または一部は、CPU20a、RAM20b、ROM20c等のハードウェア上に所定のアプリケーションプログラムを読み込ませることにより、CPU20aの制御の元でインタフェース20e、入力装置20f、表示装置20g等を動作させると共に、RAM20b、ROM20c、記憶装置20dにおけるデータの読み出し及び書き込みを行うことで実現される。
なお、制御装置20は、媒体供給装置1に内蔵され、媒体供給装置1と一体的に構成されてもよいし、例えばパーソナルコンピュータ(Personal Computer:PC)など媒体供給装置1と別体として構成され、媒体供給装置1の外部から接続する構成としてもよい。
図1に示すように、給送部6のピックローラ61と、分離部7のセパレートローラ71と、搬送部8の搬送ローラ81は、回転ユニット3の下端に設置されている。分離部7のブレーキローラ72と、搬送部8の従動ローラ82は、固定ユニット4の上端に設置されている。ホッパ2は、固定ユニット4の前面側に設置されている。回転ユニット3の回転軸5は、搬送部8より背面側に配置されている。回転ユニット3は、回転軸5を回転中心として固定ユニット4側に回転し、分離部7のブレーキローラ72がセパレートローラ71に接圧し、また、搬送部8の従動ローラ82が搬送ローラ81に接圧した状態、すなわち分離部7のセパレートローラ71とブレーキローラ72との間、及び搬送部8の搬送ローラ81と従動ローラ82との間に媒体P1の搬送経路が形成された状態で、固定ユニット4上に固定される。
回転ユニット3には、ロックアーム9が設けられている。ロックアーム9は、回転軸10により回転ユニット3に対して回転自在に支持されている。ロックアーム9は、回転軸10を回転中心として、径方向に延在するアーム部9aと、アーム部9aの先端にて周方向に屈曲する係止爪9bとを有する。一方、固定ユニット4にはロック軸11が設けられている。ロック軸11は、ロックアーム9の回転軸10と略平行に配置される。ロックアーム9の係止爪9bは、ロックアーム9の回転軸10まわりの回転によって、ロック軸11の下方に差し込まれ、下方からロック軸11と当接する係止状態となるよう構成されている。なお、ロックアーム9は、図1には図示しないが、係止爪9bより回転軸10側の位置にも、係止爪9bと同方向に延在する係止構造を有する。この係止構造は、係止爪9bとは反対側からロック軸11と当接可能に構成される。すなわち、ロックアーム9は、この係止構造と係止爪9bによって、ロック軸11を上方及び下方から同時に拘束することができる。
図1に示すように、回転ユニット3には、回転軸5まわりで上方に回転する方向に力Fopenが付勢されている。回転ユニット3は、ロックアーム9の係止爪9bがロック軸11に係止されることで、力Fopenによる上方への回転移動が規制され、分離部7及び搬送部8に搬送経路が維持される。すなわち、本実施形態では、ロックアーム9が係止部材として機能し、ロック軸11が、ロックアーム9を係止することにより回転ユニット3と固定ユニット4との相対位置を保持するための受け部材として機能する。
図27は、従来技術における搬送経路が開放された状態を示す模式図である。図27に示すように、従来技術では、例えば搬送経路でジャムや重送などの搬送エラーが発生した場合など、搬送経路を開放する必要がある場合には、オペレータが手動でロックアーム9を回動して係止爪9bとロック軸11との係止を解除して、回転ユニット3を固定ユニット4から上方に離間する作業が必要である。また、リカバリ作業が完了した後には、オペレータが再び手動で回転ユニット3を固定ユニット4に嵌合して、ロックアーム9を回動して係止爪9bをロック軸11と係止する作業が必要である。このような作業を要することは、リカバリ作業全体の所用時間やオペレータの作業負担を増大させる要因となる。
これに対して、本実施形態では、ロックアーム9をロック軸11に係止した状態のまま、ロック軸11が自動で上下方向に移動することで、回転ユニット3と固定ユニット4との相対位置を変更して、搬送経路の開閉を行なう。図2は、図1中のロック軸の上下方向の移動構造の構成例を示す模式図である。図2に示すように、ロック軸11は、ロック軸11の軸方向と略平行な回転支点を回転中心として回転自在に構成された可動部品31に連結される。また、ロック軸11には、下方に延在するリンク部材12とも連結される。ロック軸11は、このリンク部材12から上下方向の推力を受けると、可動部品31と連動して可動部品31の回転支点まわりを回転しつつ、上下方向に移動することができる。
なお、ロック軸11の上下方向の移動構造は、図2に例示した回転構造以外のものを適宜適用することができる。図3は、ロック軸の移動構造の別の構成例を示す模式図である。例えば図3に示すように、可動部品31の代わりに、ロック軸11が上下方向に摺動可能な溝32を固定ユニット4内に設け、リンク部材12から上下方向の推力を受けるのに応じて、溝32の内部を上下方向に移動する構成としてもよい。また、溝32の延在方向は直線状に限らず、曲線的な溝32でもよい。
図1に示すように、リンク部材12は、上下方向に直線状に延在する部材であり、上端部にてロック軸11に連結され、下端部にて回転部材13と連結されている。回転部材13は、ロック軸11の軸方向と略平行な回転支点を中心として回転自在に支持されている。回転部材13は、回転支点の軸方向と直交する方向に直線状に延在し、その一方の端部13aにてリンク部材12と連結される。また、回転部材13の他方の端部13bは、固定ユニット4の前面側に露出され、ホッパ2の下面と当接可能に配置されている。また、回転部材13は、回転ユニット3が固定ユニット4に嵌合された状態において、端部13bが端部13aより上方に位置するように配置されている。すなわち、このときリンク部材12と回転部材13とのなす角が鋭角となっている。
本実施形態では、ホッパ2は、上下方向において、搬送経路に媒体P1を供給するための「通常位置」から、この通常位置より下方の「解除位置」(図7参照)まで移動可能に構成されている。ホッパ2が解除位置まで移動すると、回転部材13の端部13bがホッパ2の下面により下方に押圧されて、回転部材13は端部13aを上方に押し上げる方向(図1では時計回り方向)に回転する。
図4は、第一実施形態におけるロック軸の位置決め構造を示す模式図である。図4に示すように、リンク部材12と回転部材13との連結部分には、バネ33,34が設置されている。ロック軸11は、ホッパ2が通常位置にあるときには、このバネ33,34によって、上下方向位置を一定に保持されている。バネ33は、連結部分の上方への移動に伴い圧縮され、下方に付勢力を発揮するよう設置され、一方、バネ34は、連結部分の下方への移動に伴い圧縮され、上方に付勢力を発揮するよう設置される。バネ33,34の付勢力の合力によって、下方向の力Fcloseが発生する。この力Fcloseが、ロックアーム9の係止爪9bを介してロック軸11に伝達される上方向の力Fopen以上となるように、バネ33,34の仕様は設定されている。バネ33,34による下方向の力Fcloseがリンク部材12を介してロック軸11に作用することで、上方向の力Fopenによりロック軸11が上方に移動することが防止され、FopenとFcloseが釣り合う位置にて、ロック軸11の上下方向の位置が位置決めされる。なお、力Fcloseは、バネ33,34の付勢力の合力ではなく、バネ33又はバネ34のいずれか一方の付勢力のみで実現してもよい。
図5は、図1に示す媒体供給装置の機能ブロック図である。本実施形態の制御装置20は、搬送エラーの検出に応じて、上述のとおりロック軸11を上方向に移動して自動的に搬送経路を開く動作を行うことができ、また、リカバリ作業の完了後にはロック軸11を下方向に移動して自動的に搬送経路を閉じる動作を行うことができる。制御装置20は、上記の機能に関して、図5に示すように、搬送制御部21、エラー検出部22、エラー解除動作制御部23の各機能を実現するよう構成されている。
搬送制御部21は、ローラ駆動モータ16の制御量を調整して、給送部6、分離部7、搬送部8の各ローラの回転を制御することで、搬送経路上の媒体P1の搬送を制御する。また、搬送制御部21はエラー検出部22により搬送エラーが検出されると、ローラ駆動モータ16の駆動を停止して、媒体P1の搬送動作を中止する。
エラー検出部22は、搬送経路上の搬送エラーの発生を検出する。エラー検出部22は、例えば媒体検出センサ14で媒体P1の到達時間の遅れをみたり、媒体P1の撓み量をみることで、ジャム(紙詰まり)を検出することができる。また、エラー検出部22は、重送検出センサ15の計測信号に応じて重送を検出することができる。エラー検出部22は、搬送エラーを検出すると、その旨を搬送制御部21及びエラー解除動作制御部23に出力する。
エラー解除動作制御部23は、搬送エラーの発生に応じて、回転ユニット3の自動開閉動作を制御する。搬送エラーの発生時には、上述のようにオペレータにより搬送エラーに係る媒体Pを搬送経路から除去するリカバリ作業が必要となる。エラー解除動作制御部23は、このリカバリ作業の前後に行なう回転ユニット3の開閉動作を自動的に実行する。エラー解除動作制御部23は、エラー検出部22により搬送エラーが検出されると、ホッパ駆動モータ17を制御してホッパ2を下方に移動し、回転部材13及びリンク部材12を介してロック軸11に上方への推力を印加して、ロック軸11を上方に移動させる。また、エラー解除動作制御部23は、オペレータによるリカバリ作業が完了し、搬送エラーに関する媒体Pが搬送経路上から除去されたことを検知すると、再びホッパ駆動モータ17を制御して、ホッパ2を上方に移動して、ロック軸11を下方の元の位置に移動させる。本実施形態では、搬送エラーの発生に伴うリカバリ作業と、このリカバリ作業の前後に行なう回転ユニット3の自動開閉動作とを、まとめて「エラー解除動作」とも表記する。
次に、図6,7を参照して、第一実施形態に係る媒体供給装置1の動作を説明する。図6は、本実施形態の媒体供給装置1における搬送エラー発生時のエラー解除処理を示すフローチャートである。図7は、エラー解除動作により搬送経路が開放された状態を示す模式図である。
図6のフローチャートでは、媒体供給装置1がスキャナ装置などの画像読取装置に適用された構成、すなわち、画像読取装置により媒体Pの画像読取動作が実行される際に、媒体供給装置1による媒体Pの搬送が行なわれる状況を例示して、エラー解除処理を説明する。図6に示すフローチャートの処理は、画像読取装置による媒体の画像読取動作が実行されるごとに、媒体供給装置1の制御装置20により実施される。
まず、画像読取装置により媒体Pの画像読取動作が起動されると(ステップS01)、搬送制御部21により、ホッパ駆動モータ17が駆動されて、ホッパ2の上下方向位置が上昇される(ステップS02)。そして、ホッパ2に積載された媒体Pがピックローラ61に当接するまでホッパ2が上昇されると、続いてローラ駆動モータ16が駆動されて給送部6、分離部7、搬送部8の各ローラが回転されて、ホッパ2上の媒体Pを搬送方向下流側の画像読取装置へ搬送する搬送動作が開始される(ステップS03)。
搬送制御部21による搬送動作中には、エラー検出部22により、搬送経路上で重送やジャムなどの搬送エラーが発生したか否かが逐次確認される(ステップS04)。ステップS04の判定の結果、搬送エラーが発生していない場合(ステップS04のNo)、搬送制御部21による搬送動作及び画像読取装置による画像読取動作が継続され(ステップS05)、ステップS04の判定に戻る。
一方、ステップS04の判定の結果、搬送エラーが発生していると判定された場合(ステップS04のYes)、搬送エラー状態からのリカバリ作業をオペレータに実施させるべく、搬送制御部21により搬送動作が停止され(ステップS06)、エラー解除動作制御部23により「開き動作」が実行される(ステップS07)。
ステップS07にて実行される「開き動作」とは、図7に示すように、ホッパ2の上下方向の位置を、搬送経路に媒体Pを供給する搬送動作を行うための「通常位置」から、この通常位置より下方の「解除位置」まで下降させる動作である。エラー解除動作制御部23は、ホッパ駆動モータ17を駆動して、ホッパ2を下降させる。この開き動作により、ホッパ2が解除位置まで下降すると、回転部材13の端部13bがホッパ2の下面と接触して下方に押圧されるので、回転部材13は回転支点を回転中心として、端部13bが下降する方向(図7中に矢印で示す時計回り方向)に回転する。この回転部材13の回転により、回転部材13の端部13aが上昇するので、端部13aに連結されるリンク部材12は上方に移動し、さらに、このリンク部材12に連結されるロック軸11の上下方向位置も上昇する。
このとき、ロックアーム9の係止爪9bは、ロック軸11に下方から当接すると共に、回転軸10及びアーム部9aを介して、回転ユニット3を回転軸5まわりで上方に回転する方向の力Fopenを受けている。このため、ロックアーム9は、ロック軸11の上下方向位置の上昇に伴って、ロック軸11に追従しながら上昇する。これにより、回転ユニット3は、ロック軸11及びロックアーム9の上昇距離分だけ上方に回転移動する。この結果、分離部7及び搬送部8のローラ間に間隙ができて、搬送経路が開放される。
画像読取装置のオペレータは、ステップS07の開き動作により搬送経路が開放された状態で、搬送エラーに該当する媒体Pを搬送経路上から除去するリカバリ作業を行なう。リカバリ作業中には、エラー解除動作制御部23により、このリカバリ作業が完了したか否かが確認される(ステップS08)。
リカバリ作業の完了は、例えば搬送経路上の媒体検出センサ14の検出信号をみて判定することができる。ここで、媒体検出センサ14は、搬送経路上の媒体Pの存在の有無を検出するセンサであり、例えば媒体検出センサ14の検出範囲に媒体Pが存在する場合にはその検出信号はOn状態となり、一方、検出範囲に媒体Pが存在しない場合にはOff状態となる。媒体検出センサ14は、例えば給送部6、分離部7、搬送部8間にそれぞれ設置されるなど、搬送経路上に複数設置される。制御装置20は、これらの複数の媒体検出センサ14の検出信号を参照して、搬送経路上の媒体Pの位置を特定することができる。搬送エラーが発生している際には、搬送経路上に媒体Pが滞留しているので、媒体検出センサ14のうち少なくとも1つの検出信号はOn状態となる。一方、リカバリ作業が完了して媒体Pが搬送経路から除去されると、媒体検出センサ14の検出信号はすべてOff状態となる。つまり、媒体検出センサ14の検出信号がOff状態となるときに、リカバリ作業が完了したものと判定できる。
なお、リカバリ作業の完了を判定する手法は、上記の媒体検出センサ14を利用するもの以外の手法を用いてもよい。例えば、媒体供給装置1内に設置されている媒体検出センサ14以外の各種センサの情報を利用して完了判定を行なう手法を用いてもよいし、オペレータの指示入力によって完了を検知する手法としてもよい。
ステップS08の判定の結果、リカバリ作業が完了していない場合(ステップS08のNo)には、リカバリ作業の完了判定が行なわれるまで待機する。一方、リカバリ作業が完了した場合(ステップS08のYes)、エラー解除動作制御部23により「閉じ動作」が実行される(ステップS09)。
ステップS09で実行される「閉じ動作」とは、ステップS07の開き動作とは逆向きの動作である。つまり、ホッパ2の上下方向の位置を、開き動作により移動した「解除位置」から上昇させ、「通常位置」まで戻す動作である。エラー解除動作制御部23は、ホッパ駆動モータ17を駆動して、ホッパ2を上昇させる。この閉じ動作により、ホッパ2が解除位置から上昇すると、ホッパ2の下面から回転部材13の端部13bに印加されていた下方向の押圧力が無くなる。このため、回転部材13は、端部13aに連結されているバネ33,34(図4参照)による下向きの付勢力Fcloseにより、端部13aが下降する方向(図7中では反時計回り方向)に回転する。この回転部材13の回転により、回転部材13の端部13aに連結されるリンク部材12は下方に移動し、さらに、このリンク部材12に連結されるロック軸11の上下方向位置も下降する。
このとき、ロックアーム9の係止爪9bは、ロック軸11に下方から当接すると共に、回転軸10及びアーム部9aを介して、回転ユニット3を回転軸5まわりで上方に回転する方向の力Fopenを受けている。また、係止爪9bは、ロック軸11の上下方向位置の下降によりロック軸11から下方向の押圧力Fcloseを受けている。図4を参照して説明したように、バネ33,34による下方への付勢力Fcloseは、この上方への力Fopenより大きくなるよう設定されている(Fopen<Fclose)。このため、ロックアーム9は、力Fopenに抗しつつ、ロック軸11と共に上下方向位置を下降する。これにより、回転ユニット3は、ロック軸11及びロックアーム9の下降距離分だけ下方に回転移動する。この結果、分離部7及び搬送部8においてローラ同士が接圧し、搬送経路が閉じられ、搬送経路に媒体を搬送可能な状態に戻される。つまり、閉じ動作によって図7に示す状態から、図1に示す状態に遷移することができる。
閉じ動作が完了して、搬送経路が再び閉じられた状態となると、オペレータによる読取再開指示を受けた後に、搬送制御部21により搬送動作が再開される(S10)。搬送動作の再開後はステップS04に戻り、再びエラー検出部22による搬送エラー発生有無の監視が行なわれる。
図6,7を参照して説明したように、本実施形態では、ホッパ2の通常位置から解除位置までの下方への移動に応じて、ホッパ2による下方への推力が、回転部材13及びリンク部材12を介して上方への推力に変換されてロック軸11に伝達され、ロック軸11が上昇移動する。そして、このロック軸11の上昇移動により、回転ユニット3が固定ユニット4から離間するよう上方へ回転移動して搬送経路が開放される。一方、ホッパ2の解除位置から通常位置までの上方への移動に応じて、回転部材13に加えられていたホッパ2による下方への推力が無くなるので、ロック軸11が元の位置に戻るべく下降移動する。そして、このロック軸11の下降移動により、回転ユニット3が固定ユニット4に接近するよう下方に回転移動して、搬送経路が閉じられる。つまり本実施形態では、リンク部材12及び回転部材13が、搬送エラー発生時に、ホッパ2の下方向への移動に伴い受ける力を利用して、ロック軸11を回転ユニット3に接近する方向に移動し、リカバリ作業の終了後にホッパ2の元の位置へ移動によって、ロック軸11を元の位置に戻す位置変更手段として機能する。
次に、第一実施形態に係る媒体供給装置1の効果について説明する。
第一実施形態に係る媒体供給装置1は、回転ユニット3と、固定ユニット4と、回転ユニット3に設置され、搬送経路上の媒体を搬送方向に搬送するセパレートローラ71及び搬送ローラ81と、固定ユニット4に設置され、搬送経路上にてセパレートローラ71及び搬送ローラ81とそれぞれ接圧するブレーキローラ72及び従動ローラ82と、回転ユニット3に設置されるロックアーム9と、固定ユニット4に設置され、ロックアーム9を係止することにより回転ユニット3と固定ユニット4との相対位置を保持するためのロック軸11と、ロック軸11の上下方向の移動により、回転ユニット3と固定ユニット4との相対位置を変更する位置変更手段(リンク部材12及び回転部材13)と、を備える。
また、この媒体供給装置1において、ロックアーム9は、所定方向に回動自在に構成され、この回動によってロック軸11に係止する。ロック軸11は、ロックアーム9の係止爪9bと当接し、ロックアーム9の回転ユニット3への移動を規制することで、回転ユニット3と固定ユニット4とが離間するのを防止する。
これらの構成により、ロック軸11の上下方向の移動により回転ユニット3と固定ユニット4との相対位置を変更して、固定ユニット4に対する回転ユニット3の開閉動作を行うことができるので、オペレータがロックアーム9を操作しなくても回転ユニット3を開閉することが可能となる。このため、搬送エラーが発生したときには、オペレータの開放操作を待たずに自動でロック軸11を移動して即座に回転ユニット3を開放し、搬送経路を開放できる。これにより、オペレータは迅速にリカバリ作業を行なうことが可能となる。また、リカバリ作業が完了すれば、再度ロック軸11を駆動すれば自動的に回転ユニット3が閉じられる。このように、リカバリ作業に伴う搬送経路の開閉動作を自動的に行うことができるので、リカバリ作業の前後に行なう回転ユニット3の開閉動作の所要時間を短縮でき、また、開閉動作によるオペレータの作業負担を軽減できる。この結果、リカバリ作業の作業効率を向上できる。
また、第一実施形態に係る媒体供給装置1は、媒体Pを積載するホッパ2を備え、ホッパ2が、媒体Pの搬送エラー発生時に下方向に移動し、搬送エラーのリカバリ作業終了後に元の位置に戻るよう構成される。位置変更手段は、搬送エラー発生時に、ホッパ2の下方向への移動に伴い受ける力を利用して、ロック軸11を回転ユニット3に接近する方向に移動し、リカバリ作業の終了後にホッパ2の元の位置へ移動によって、ロック軸11を元の位置に戻す。
この構成により、ロック軸11の上下方向の移動のための駆動源として、媒体供給装置1の従来の構成要素であるホッパ2を利用することができるので、ロック軸11を駆動するために新たな駆動源を設置する必要がなく、省スペース化や低コスト化を図ることができる。
[第一実施形態の変形例]
図8,9を参照して第一実施形態の変形例を説明する。図8は、第一実施形態の変形例においてホッパが通常位置にあるときのロック軸の位置決め構造を示す模式図である。図9は、第一実施形態の変形例においてホッパが解除位置にあるときのロック軸の位置決め構造を示す模式図である。
第一実施形態では、ホッパ2の上下方向移動に応じてロック軸11の位置を決める構造として、図4に示すように、ロック軸11に連結されるリンク部材12、リンク部材12に一方の端部13aが連結され、他方の端部13bがホッパ2の下面と当接可能に配置される回転部材13と、リンク部材12及び回転部材13の連結部に接続されたバネ33,34を備える構成を例示したが、ホッパ2とロック軸11との間で動力を伝達してロック軸の位置決めを行なう構造は、他のものでもよい。例えば、図8,9に示すように、回転部材13の端部13bをホッパ2に直接接触させずに、回転部材13とホッパ2との間にカム部材35を配置する構造としてもよい。
カム部材35は、半円板状の部材であり、半円板の厚み方向に、半円形の円弧に沿った円周面35aと、直径に沿った直径面35bとを有する。円周面35a及び直径面35bにより、カム部材35の周面の全体が形成されている。カム部材35は、直径面35bに沿った直線方向の中点、すなわち円周面35aの円弧形状の中心点を回転支点として回転自在に設置されている。カム部材35の回転支点の軸方向は、半円板の厚み方向であり、この軸方向が回転部材13の軸方向と略平行となるよう設置されている。カム部材35の回転支点の位置は、回転部材13のものと比べて、上下方向下側かつ前後方向前面側に配置される。また、カム部材35の回転支点の上下方向位置は、ホッパ2の通常位置と解除位置との間に配置される。
カム部材35は、ホッパ2が通常位置にあるときには、円周面35aにて回転部材13の端部13bと接触する。このとき、図8に示すように、円周面35aはカム部材35の回転支点より上方にあり、回転部材13は、円周面35aと接する端部13bが反対側の端部13aより上方にある状態となる。ロック軸11には、回転ユニット3を上方に回転する方向の力Fopenがロックアーム9を介して伝達されているが、カム部材35は、リンク部材12及び回転部材13を介して、この力Fopenを円周面35aにより受け止めている。
一方、ホッパ2が通常位置より下方の解除位置に下降すると、カム部材35は、円周面35aにてホッパ2の下面から下方への推力を受け、ホッパ2との接点を下方に移動する方向(図8,9では時計回り方向)に回転する。これにより、図9に示すように、ホッパ2が解除位置まで下降すると、カム部材35が半周回転して、円周面35aが回転支点より下方にある状態となる。回転部材13の端部13bは、ホッパ2が通常位置にあったときと比べてカム部材35との接点の上下方向位置が下降するので、反対側の端部13aはその分上昇する。この結果、回転部材13の端部13aに連結されるリンク部材12と、このリンク部材12に連結されるロック軸11も上下方向上側に上昇する。この状態においても、カム部材35は、回転ユニット3を上方に回転する方向の力Fopenを、リンク部材12及び回転部材13を介して直径面35bにより受け止めている。
このように、カム部材35は、回転ユニット3を上方に開く力Fopenを剛体で抑制することができるストッパー機能を発揮する。なお、このようなストッパー機能を実現できれば、例えばホッパ2と連動して上下方向にスライドする部材など、カム部材35のような回転構造以外のものに置き換えてもよい。
[第二実施形態]
図10〜16を参照して本発明の第二実施形態を説明する。図10は、第二実施形態に係る媒体供給装置の機能ブロック図であり、図11〜16は、第二実施形態におけるロック軸の位置決め構造の一例を示す模式図である。
上記の第一実施形態では、ロック軸11の上下方向位置を位置決めする構成が、ホッパ2の移動に連動するものであったのに対して、第二実施形態では、独立した駆動源と、この駆動源の駆動によってロック軸11を上下方向に移動する連動手段とを備える構成である。第二実施形態は、この構成において第一実施形態と異なるものである。
図10に示すように、本実施形態では、媒体供給装置1は、ロック軸11の移動に用いるための独立した駆動源であるロック軸駆動モータ37を備える。ロック軸駆動モータ37は、制御装置20のエラー解除動作制御部23により、ロック軸11を上下方向に移動する際に駆動制御される。
ロック軸駆動モータ37からロック軸11までの間には、例えば図11〜16に例示するように様々な連動手段を適用することができる。ここでは、ロック軸11を上下方向に移動する構造として、図2を参照して説明した、ロック軸11が可動部品31と連動して可動部品31の回転支点まわりを回転しつつ、上下方向に移動する構造を例示して説明する。
例えば図11に示すように、ロック軸駆動モータ37からロック軸11までの間の連動手段としてギヤ伝達を適用できる。この手法では、ロック軸駆動モータ37から可動部品31の回転支点までの間にギヤトレーン36が設置される。ロック軸駆動モータ37の回転は、ギヤトレーン36により減速されて可動部材31の回転支点に伝達される。これにより、可動部品31が回転支点まわりに回転し、ロック軸11を上下方向に移動させることができる。
図12に示すように、ロック軸駆動モータ37からロック軸11までの間の連動手段としてカム機構を適用できる。この手法では、ロック軸駆動モータ37と連動して回転するカム38が設けられる。カム38は、その回転軸が可動部品31の回転支点と略平行となるよう設置される。カム38の円板面上には突起39が設けられる。突起39の延在方向もカム38の回転軸方向と略同一である。カム38は、軸線方向視において、可動部品31と少なくとも一部が重畳するよう配置される。さらに、カム38は、突起39が可動部品31の下方から可動部品31と接触するよう配置される。この構成により、ロック軸駆動モータ37を駆動してカム38を回転させることで、突起39を介して可動部品31に推力を伝達して、可動部品31を回転させ、ロック軸11を上下方向に移動させることができる。
なお、カム機構を適用する場合、図13に示すように、カム38上の突起39を、可動部品31に回転自在に嵌合する構成としてもよい。これにより、例えばロック軸11に外力が加わり、可動部品31に突起39と離間する方向に力が加わった場合でも、突起39及びカム38などにより力を受け止めることができるので、可動部品31の動作を突起39との連動回転のみに拘束できる。
図14に示すように、ロック軸駆動モータ37からロック軸11までの間の連動手段としてベルト機構を適用できる。この手法では、ロック軸駆動モータ37から可動部品31の回転支点までの間にプーリ40a及びベルト40bが設置される。ベルト40bは、プーリ40aと、可動部品31の回転支点とを連結する。ロック軸駆動モータ37を駆動してプーリ40aを回転させることで、ベルト40bを介して駆動力が可動部材31の回転支点に伝達される。これにより、可動部品31が回転支点まわりに回転し、ロック軸11を上下方向に移動させることができる。
図15に示すように、ロック軸駆動モータ37からロック軸11までの間の連動手段としてスライダ機構を適用できる。この手法では、ロック軸駆動モータ37と連動して回転するギヤ41と、このギヤ41の回転に応じて摺動するスライダ42とが設けられる。スライダ42は、可動部品31の下方から可動部品31と接触するよう配置され、また、その摺動により可動部品31が回転するよう配置される。ロック軸駆動モータ37を駆動してギヤ41を回転させることで、スライダ42が摺動し、スライダ42との接触部分を介して可動部品31に推力を伝達して、可動部品31を回転させ、ロック軸11を上下方向に移動させることができる。
なお、スライダ機構を適用する場合、図16に示すように、可動部品31の動作をスライダ42との連動回転のみに拘束する構成としてもよい。可動部品31の軸線方向視において、スライダ42は可動部品31と少なくとも一部が重畳するよう配置される。可動部品31と対向するスライダ42の面には突起43が設けられる。また、可動部品31には、この突起43を嵌合して所定方向に摺動可能とする溝44が設けられる。可動部品31の溝44は、スライダ42の摺動に応じて突起43を介して伝達される推力を、可動部品31の回転に変換できるように形成されている。これにより、例えばロック軸11に外力が加わり、可動部品31にスライダ42と離間する方向に力が加わった場合でも、可動部品31の溝44に嵌合されている突起43を介してスライダ42やギヤ41などにより力を受け止めることができるので、可動部品31の動作を突起43との連動回転のみに拘束できる。
このように第二実施形態の媒体供給装置1において、ロック軸11の上下方向位置を変更する手段として、ロック軸駆動モータ37と、ロック軸駆動モータ37の駆動によって、ロック軸11を回転ユニット3に接近または離間する方向に移動させる図11〜16に例示した連動手段と、を備える。
この構成により、ロック軸11の上下方向移動を自立して行なうことが可能となり、媒体供給装置1の他の構成要素との動作の連動などの制約を受けないので、回転ユニット3及び搬送経路の開閉動作の自由度を向上できる。
なお、連動手段を介して動力を伝達できる駆動源であればよく、ロック軸11を移動するための駆動源を備えていればよく、ロック軸11の移動のための専用のロック軸駆動モータ37を備えずに、装置内のほかのモータなどの駆動源を流用してもよい。例えば、エラー発生時にはローラの駆動は停止されるので、ローラ駆動モータを流用してもよい。
[第三実施形態]
図17〜21を参照して、本発明の第三実施形態を説明する。図17は、第三実施形態におけるロック軸の構成を示す模式図であり、図18は、開き動作の実行時のロック軸とロックアームの動作を示す模式図であり、図19,20は、ロック軸の形状の他の例を示す模式図であり、図21は、ロックアームに下方向の力が印加する場合の第三実施形態におけるロック軸の構成を示す模式図である。
上記の第一実施形態及び第二実施形態では、ロック軸11を上下方向に移動することで搬送経路の自動開閉動作を行なう構成であったのに対して、第三実施形態は、ロック軸11の移動方向が軸方向である点で、第一実施形態及び第二実施形態と異なるものである。なお、ロック軸11を軸方向に移動するための手法は、第一実施形態または第二実施形態の手法を用いることができる。
図17,18に示すように、ロック軸11の一端部には切り欠き部45が形成されている。切り欠き部45と、ロック軸11の周面との間は、傾斜面で接続されている。つまり、ロック軸11は、軸方向に沿って複数の断面形状を有する。
そして、本実施形態では、ロック軸11は、この切り欠き部45が鉛直下方を向くように設置されている。つまり、ロック軸11の周面の最下部より、切り欠き部45が上下方向上側に配置されている。
回転ユニット3が固定ユニット4に嵌合され、搬送経路が閉じられている通常状態では、図17に示すように、ロックアーム9は、ロック軸11の周面と当接されている。より詳細には、上述のようにロックアーム9の係合爪9bが下方からロック軸11の周面に突き当てられている。
開き動作の実行時には、図18に示すように、ロック軸11が軸方向(図18では右方向)にスライドする。これに応じて、ロックアーム9は、ロック軸11の周面に当接する状態から、傾斜面を経由して、切り欠き部45と当接する状態へと遷移する。これにより、ロックアーム9はロック軸11との当接する高さ位置が上昇するので、上方向の力Fopenによってロックアーム9が上方に移動する。この結果、ロックアーム9と連結する回転ユニット3も上方に回転移動し、搬送経路が開放される。
また、閉じ動作を行うときには、ロック軸11は上記の開き動作とは逆方向(図18では左方向)に移動する。これにより、ロックアーム9のロック軸11との当接位置が切り欠き部45から周面に遷移するので、ロックアーム9は下方に移動し、回転ユニット3も下方に移動する。そして最終的に図17に示す通常状態に戻り、搬送経路が閉じられる。
なお、ロック軸11に形成する切り欠き部45の形状は、ロック軸11の水平方向の移動に応じてロックアーム9のロック軸11との当接位置を上層させることができれば、図17、18に示す形状とは異なるものでもよい。例えば、図19に示すように、周面と端面との間を接続するテーパ形状の切り欠き部45aとしてもよい。また、開閉動作の前後でロックアーム9のロック軸11との当接位置が周面と切り欠き部との間で遷移できればよく、例えば図20に示すようにロック軸11の端部ではなく中間部に切り欠き部45bを形成してもよい。
また、本実施形態では、回転ユニット3に上方に回転する力Fopenが常時付与されている構成を例示しているが、反対に回転ユニット3が固定ユニット4に接近する方向、すなわち下方向に回転する力Fcloseが付与されている場合も考えられる。このとき、ロックアーム9に伝達される力が下方向となる。このような場合には、図21に示すように、本実施形態のロック軸11は、切り欠き部45が鉛直上方になるように設置すれば、上記と同様の動作を行うことができる。
[第四実施形態]
図22を参照して第四実施形態を説明する。図22は、第四実施形態におけるロック軸の構成及び動作を示す模式図である。
第四実施形態は、ロック軸11の移動方向が軸回りの回転である点で、第三実施形態と異なるものである。
ロック軸11は、通常状態では、図22の(a)に示すように、切り欠き部45が鉛直上方を向くように設置されている。そして、開き動作の実行時には、図22の(b)に示すように、ロック軸11は、軸線まわりに略半回転するよう構成されている。また、ロック軸11は、切り欠き部45が存在する軸方向の範囲においてロックアーム9の係合爪9bと当接するように設置されている。なお、本実施形態では、切り欠き部45の形状は、例えばDカットなど、第三実施形態のように周面との間に傾斜面を備えないものでもよい。
図22の(a)に示すように、通常状態では、ロックアーム9は、切り欠き部45と反対側の周面でロック軸11と当接する。開き動作の実行時には、ロック軸11が半回転することによって、ロックアーム9は、ロック軸11の周面に当接する状態から、切り欠き部45と当接する状態へと遷移する。これにより、ロックアーム9はロック軸11との当接する高さ位置が上昇するので、上方向の力Fopenによってロックアーム9が上方に移動する。この結果、ロックアーム9と連結する回転ユニット3も上方に回転移動し、搬送経路が開放される。
また、閉じ動作を行うときには、ロック軸11はさらに半回転し、ロックアーム9のロック軸11との当接位置が切り欠き部45から周面に再び遷移するので、ロックアーム9は下方に移動し、回転ユニット3も下方に移動する。そして最終的に図22の(a)に示す通常状態に戻り、搬送経路が閉じられる。
[第五実施形態]
図23、24を参照して第五実施形態を説明する。図23は、第五実施形態におけるロック軸及びロックアームの構成及び動作を示す模式図であり、図24は、ロックアームに下方向の力が印加する場合の第五実施形態におけるロック軸及びロックアームの構成及び動作を示す模式図である。
図23に示すように、第五実施形態は、ロックアーム9の係合爪9bに段差を設けてロック軸11との当接位置を変更することで、回転ユニット3の開閉動作を行う点で、上記の各実施形態と異なるものである。
図23に示すように、ロックアーム9の係合爪9bは、ロック軸11と当接する面9c上に形成された段差面46を有する。段差面46は、ロック軸11から離間する方向に係合爪9bの当接面9cから凹んで形成されている。また、段差面46は、係合爪9bの先端部に形成されている。このような段差面46を有することで、ロックアーム9は、例えば図23の(a)に示すように、ロック軸11側に深く回動すれば、係合爪9bの当接面9cでロック軸11と当接し、図23の(b)に示すように、ロック軸11から離間すると、係合爪9bの先端の段差面46でロック軸11と当接する。
ロックアーム9は駆動軸10がモータ等の駆動源により駆動されることで回動するよう構成されている。この回動動作により、ロックアーム9は、ロック軸11との当接箇所を当接面9cまたは段差面46に切り替えることができる。
回転ユニット3が固定ユニット4に嵌合され、搬送経路が閉じられている通常状態では、図23の(a)に示すように、ロックアーム9は、係合爪9bの当接面9cによりロック軸11の周面と当接されている。
開き動作の実行時には、図23の(b)に示すように、ロックアーム9は、アーム部9aがロック軸11から離間する方向(図23では反時計回り方向)に回動する。これに応じて、ロックアーム9は、係合爪9bの当接面9cでロック軸11の周面と当接する状態から、段差面46でロック軸11と当接する状態へと遷移する。段差面46は、ロック軸11から離間する方向に凹んだ形状であるので、ロックアーム9に作用する上方向の力Fopenによって、ロックアーム9の回転軸10とロック軸11との距離が広がり、ロックアーム9の回転軸10は、ロック軸11から上方に離間する。この結果、ロックアーム9と連結する回転ユニット3も上方に回転移動し、搬送経路が開放される。
また、閉じ動作を行うときには、ロックアーム9は上記の開き動作とは逆方向(図23では時計回り方向)に回動する。これにより、ロックアーム9のロック軸11との当接位置が段差面46から当接面9cに遷移するので、ロックアーム9の回転軸10とロック軸11との距離が縮まり、ロックアーム9は下方に移動する。この結果、回転ユニット3も下方に移動し、最終的に図23の(a)に示す通常状態に戻り、搬送経路が閉じられる。
また、本実施形態では、回転ユニット3に上方に回転する力Fopenが常時付与されている構成を例示しているが、反対に回転ユニット3が固定ユニット4に接近する方向、すなわち下方向に回転する力Fcloseが付与されている場合も考えられる。このとき、ロックアーム9に伝達される力が下方向となる。このような場合には、図24の(a)に示すように、ロックアーム9の基部9dにて上方からロック軸11と当接する構成とし、この基部9dに、ロックアーム9の基部9dからロック軸11側に突出する段差面47を形成する。この構成により、開き動作の実行時には、図24の(b)に示すように、ロックアーム9の回動によって段差面47とロック軸11が当接する状態に遷移させることで、下方向の力Fcloseに抗しつつロックアーム9を上方に押し上げることができる。
なお、図23,24を参照して説明した第五実施形態の構成以外にも、ロックアーム9の回動軸10の所定方向の移動により、回転ユニット3と固定ユニット4との相対位置を変更する構成とすることができる。例えば、上記の第一実施形態及び第二実施形態はロック軸11の上下方向移動、上記の第三実施形態はロック軸11の軸方向移動、第四実施形態はロック軸11の軸まわりの回転によって、回転ユニット3と固定ユニット4との相対位置を変更する構成であるが、これらの実施形態の構成において可動とする軸を、ロック軸11からロックアーム9の回転軸10に置き換えた構成とすることもできる。すなわち、ロックアーム9の回転軸10の上下方向移動、軸方向移動、または軸まわりの回転によって、回転ユニット3と固定ユニット4との相対位置を変更する構成としてもよい。
[第六実施形態]
図25,26を参照して第六実施形態を説明する。図25は、第六実施形態におけるフレーム部材によるロックアームの位置決め構造を示す模式図であり、図26は、開き動作の実行時のフレーム部材及びロックアームの動作を示す模式図である。
図25に示すように、ロック軸11の代わりに水平方向に移動自在に構成されたフレーム部材48によりロックアーム9を係止する点及び、このフレーム部材48によるロックアーム9の係止を解除することにより、回転ユニット3の開閉動作を行う点で、上記の各実施形態と異なるものである。
図25に示すように、ロックアーム9は、固定ユニット4に固設された固定フレーム49に対して、回転軸10まわりの回動によって係合爪9bを挿入することによって、固定フレーム49に係止され、回転ユニット3の上方への回転移動を規制するよう構成される。フレーム部材48は、モータなどの駆動源による水平方向の移動によって、この固定フレーム49と、ロックアーム9の係合爪9bとの係合部分に進入することができる。フレーム部材48は、係合部分への進入時には、その底面の高さ位置が固定フレーム49の係合部より低くなるように設置されている。
回転ユニット3が固定ユニット4に嵌合され、搬送経路が閉じられている通常状態では、図25に示すように、フレーム部材48は、固定フレーム49と、ロックアーム9の係合爪9bとの係合部分に進入されている。このため、ロックアーム9の係合爪9bは、固定フレーム49ではなく、進入しているフレーム部材48と当接されている。
開き動作の実行時には、図26に示すように、フレーム部材48は、係合部分から離間する方向(図26では左方向)に移動する。これにより、ロックアーム9の係合爪9bの上方に隙間ができるので、ロックアーム9は、ロックアーム9の回転軸10に作用する上方向の力Fopenによって、係合爪9bが固定フレーム49と当接する位置まで上昇する。この結果、ロックアーム9と連結する回転ユニット3も上方に回転移動し、搬送経路が開放される。
また、閉じ動作を行うときには、フレーム部材48は、上記の開き動作とは逆方向(図23では右方向)に移動する。すなわち、フレーム部材48は、ロックアーム9と固定フレーム49との係合部分に接近し、ロックアーム9の係合爪9bを下方に押し下げながら係合部分に進入する。この結果、ロックアーム9と連動して回転ユニット3も下方に移動し、最終的に図25に示す通常状態に戻り、搬送経路が閉じられる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、上記実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。上記実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。上記実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
上記実施形態では、搬送方向に駆動するセパレートローラ71及び搬送ローラ81を回転ユニット3に配置し、ブレーキローラ72及び従動ローラ82を固定ユニット4に配置する構成を例示したが、これらのローラの配置を反対にしてもよい。すなわち、固定ユニット4にセパレートローラ71及び搬送ローラ81を配置し、回転ユニット3にブレーキローラ72及び従動ローラ82を配置する構成でもよい。また、セパレートローラ71と搬送ローラ81を、回転ユニット3及び固定ユニット4に別々に分けて配置してもよい。
また、上記実施形態では、回転ユニット3にロックアーム9を、固定ユニット4にロック軸11を配置する構成を例示したが、これらの要素の配置を反対にしてもよい。すなわち、固定ユニット4にロックアーム9を、回転ユニット3にロック軸11を配置する構成でもよい。
1 媒体供給装置
2 ホッパ(媒体積載部)
3 回転ユニット(第一部材)
4 固定ユニット(第二部材)
71 セパレートローラ(第一搬送手段)
72 ブレーキローラ(第二搬送手段)
81 搬送ローラ(第一搬送手段)
82 従動ローラ(第二搬送手段)
9 ロックアーム(係止部材)
9b 係止爪
10 ロックアームの回転軸
11 ロック軸(受け部材)
37 ロック軸駆動モータ(駆動源)
45,45a,45b 切り欠き部
48 フレーム部材
P,P1 媒体

Claims (7)

  1. 第一部材と、
    第二部材と、
    前記第一部材に設置され、搬送経路上の媒体を搬送方向に搬送する第一搬送手段と、
    前記第二部材に設置され、前記搬送経路上にて前記第一搬送手段と接圧する第二搬送手段と、
    前記第一部材に設置される係止部材と、
    前記第二部材に設置され、前記係止部材を係止することにより前記第一部材と前記第二部材との相対位置を保持するための受け部材と、
    前記係止部材を前記受け部材に係止した状態のまま、前記係止部材または前記受け部材のいずれか一方の所定方向移動させることにより、前記第一部材と前記第二部材との相対位置を変更する位置変更手段と、
    を備えることを特徴とする媒体供給装置。
  2. 前記係止部材は、所定方向に回動自在に構成され、前記回動によって前記受け部材に係止するロックアームであり、
    前記受け部材は、前記ロックアームの係止爪と当接し、前記ロックアームの前記第一部材側への移動を規制することで、前記第一部材と前記第二部材とが離間するのを防止するためのロック軸であり、
    前記位置変更手段は、前記ロック軸の所定方向の移動により、前記第一部材と前記第二部材との相対位置を変更する
    ことを特徴とする、請求項1に記載の媒体供給装置。
  3. 前記媒体を積載する媒体積載部を備え、
    前記媒体積載部が、前記媒体の搬送エラー発生時に所定方向に移動し、前記搬送エラーのリカバリ作業終了後に元の位置に戻るよう構成され、
    前記位置変更手段は、前記搬送エラー発生時に、前記媒体積載部の所定方向への移動に伴い受ける力を利用して、前記ロック軸を前記第一部材に接近する方向に移動し、前記リカバリ作業終了後に前記媒体積載部の元の位置への移動によって、前記ロック軸を元の位置に戻す
    ことを特徴とする、請求項2に記載の媒体供給装置。
  4. 前記位置変更手段が、
    駆動源と、
    前記駆動源の駆動によって、前記ロック軸を前記第一部材に接近または離間する方向に移動させる連動手段と、
    を備える
    ことを特徴とする、請求項2に記載の媒体供給装置。
  5. 前記ロック軸には切り欠き部が形成され、
    前記位置変更手段は、前記媒体の搬送エラー発生時に、前記ロックアームの係止爪が前記切り欠き部と当接するように前記ロック軸を軸方向に移動させることで、前記ロック軸を前記第一部材に接近する方向に移動させる
    ことを特徴とする、請求項2に記載の媒体供給装置。
  6. 前記ロック軸には切り欠き部が形成され、
    前記位置変更手段は、前記媒体の搬送エラー発生時に、前記ロックアームの係止爪が前記切り欠き部と当接するように前記ロック軸を軸まわりに回転させることで、前記ロック軸を前記第一部材に接近する方向に移動させる
    ことを特徴とする、請求項2に記載の媒体供給装置。
  7. 前記係止部材は、所定方向に回動自在に構成され、前記回動によって前記受け部材に係止するロックアームであり、
    前記位置変更手段は、前記ロックアームの回動軸の所定方向の移動により、前記第一部材と前記第二部材との相対位置を変更する、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の媒体供給装置。
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