JP3863381B2 - 原稿搬送装置及び画像形成機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、原稿搬送装置、更に具体的には、原稿を手作業により原稿搬送路に挿入する形式の原稿搬送装置、及び該原稿搬送装置を備えた画像形成機、例えば、静電複写機からなる画像形成機に関する。
【0002】
【従来の技術】
大サイズの原稿、例えばJISのA0サイズの原稿を複写することが可能な静電複写機は、その上端部に原稿搬送装置を備えている。この原稿搬送装置は、ほぼ水平に延在するよう配設された原稿搬送路と、原稿搬送路における原稿挿入部に配置された原稿搬入ローラ対とを備えている。原稿挿入部の上流側には原稿テーブルが配設されている。原稿搬送路における、原稿搬入ローラ対の下流側には、原稿押さえローラ及び排出ローラ対が上流から下流に向かってその順に配置されている。原稿搬入ローラ対及び排出ローラ対は、被駆動ローラと従動ローラとから構成され、原稿押さえローラは従動ローラから構成されている。複写機本体の上端には支持枠体が、複写機本体の上面部の少なくとも一部領域を上方に露呈する開位置と、複写機本体の上面部の該領域を覆う閉位置との間を旋回軸まわりに旋回自在に支持されている。原稿搬入ローラ対及び排出ローラ対の被駆動ローラは、複写機本体の上端部に回転自在に配設されている。原稿搬入ローラ対及び排出ローラ対の従動ローラと、原稿押さえローラとは、支持枠体に回転自在に配設されている。
【0003】
原稿搬入ローラ対の被駆動ローラは、電磁クラッチを含む動力伝達機構を介して複写機本体に設けられた電動モータに駆動連結されている。排出ローラ対の被駆動ローラは該電動モータに動力伝達機構を介して駆動連結されている。原稿押さえローラは排出ローラ対の従動ローラに、プーリ及びベルトを介して駆動連結されている。原稿搬送路には原稿読取位置が設けられ、原稿読取位置には水平上面を有するガラスが配置されている。ガラスは複写機本体の上端に配置されている。支持枠体が閉位置に位置付けられると、原稿搬入ローラ対及び排出ローラ対の従動ローラは複写機本体に設けられた、対応する被駆動ローラに圧接され、原稿押さえローラはガラスの上面に圧接される。複写機本体の、ガラスの下側には光源を含む密着型イメージセンサが配置されている。原稿搬送路における原稿搬入ローラ対の直上流側には挿入原稿検出スイッチが配設されている。また原稿搬入ローラ対の直下流側には原稿の後端を検出するための原稿後端検出スイッチが配設されている。
【0004】
原稿が原稿挿入部から手作業により挿入されてその先端が原稿搬入ローラ対のニップ部に挿入されて位置決めされると、挿入原稿検出スイッチがONされる。挿入原稿検出スイッチがONされてから所定時間経過後、電磁クラッチがONされ、次いで電動モータが作動させられて、原稿搬入ローラ対、原稿押さえローラ及び排出ローラ対が回転駆動される。原稿は原稿搬入ローラ対、原稿押さえローラ及び排出ローラ対により原稿搬送路を通して搬送され、排出ローラ対により原稿搬送路から排出される。原稿の後端が原稿後端検出スイッチを通過して原稿後端検出スイッチがOFFされると、電磁クラッチがOFFされ、原稿搬入ローラ対の回転駆動が停止される。また原稿後端検出スイッチがOFFされてから所定時間経過後、電動モータが停止させられ、原稿押さえローラ及び排出ローラ対の回転駆動が停止させられる。以上のとおりにして原稿搬送装置により搬送される原稿の画像は、原稿搬送路の途中に配設された画像読取位置を通過する過程において、密着型イメージセンサによって読み取られる。該センサによって読み取られた画像は、複写機の画像形成部に送られてトナー像化される。そして該トナー像は、複写機に配設された用紙収容部から搬送される用紙に転写、定着されることにより、原稿の画像のコピーが行なわれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来の原稿搬送装置において、原稿のコピーを行なうに際しては、使用者は先ず、原稿を原稿挿入部から挿入して原稿の先端を原稿搬入ローラ対のニップ部に手作業により挿入して原稿の搬送方向における位置決めを行なうと共に、原稿の先端を搬送方向に対し直角に位置付けることによって、斜め給紙を防止するようにしている。しかしながら、原稿搬入ローラ対が回転駆動されて原稿の先端が、回転する原稿搬入ローラ対にニップされた瞬間に原稿の先端が斜めになり易く、原稿の斜め給紙を確実に防止できないおそれがあり、したがって原稿を損傷するおそれがある。その理由は、原稿搬入ローラ対のニップ部の上流側の隙間が被駆動ローラの外周面と従動ローラの外周面との間でニップ部に向かって徐々に少なくなるよう形成されているので、使用者が原稿搬入ローラ対のニップ部に沿って原稿の先端をその幅方向の全域にわたって均一に挿入して位置決めする手作業が比較的困難であることにある。そして特に、原稿のサイズが大きい程、上記位置決め作業を正確に行なうことが困難になる。また、上記した原稿搬送装置を備え、該原稿搬送装置によって搬送される原稿の画像を読み取って用紙に記録する画像形成機においては、所定のとおりの円滑な画像記録の遂行が損なわれて効率が低減されるおそれがあり、改善が要望されているところであった。
【0006】
本発明の目的は、原稿の先端を搬送方向に対し直角となるように正確に位置決めする手作業を容易に可能にし、その結果、原稿の斜め給紙を確実に防止して原稿の損傷を確実に防止することを可能にする、新規な原稿搬送装置を提供することである。
【0007】
本発明の他の目的は、大サイズの原稿であっても原稿の先端を搬送方向に対し直角となるように正確に位置決めする手作業を容易に可能にし、その結果、原稿の斜め給紙を確実に防止して原稿の損傷を確実に防止することを可能にする、新規な原稿搬送装置を提供することである。
【0008】
本発明の更に他の目的は、原稿の先端を搬送方向に対し直角となるように正確に位置決めする手作業を容易に可能にし、その結果、原稿の斜め給紙を確実に防止して原稿の損傷を確実に防止することを可能にする原稿搬送装置を備えることにより、所定のとおりの円滑な画像記録の遂行が保証され、高い画像形成効率が確保される、新規な画像形成機を提供することである。
【0009】
本発明の更に他の目的は、大サイズの原稿であっても原稿の先端を搬送方向に対し直角となるように正確に位置決めする手作業を容易に可能にし、その結果、原稿の斜め給紙を確実に防止して原稿の損傷を確実に防止することを可能にする原稿搬送装置を備えることにより、所定のとおりの円滑な画像記録の遂行が保証され、高い画像形成効率が確保される、新規な画像形成機を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の一局面によれば、
原稿搬送路と、原稿搬送路における原稿挿入部に配置された原稿搬入ローラ対とを備えた原稿搬送装置において、
原稿搬送路の上側に配設された支持枠本体と、支持枠本体に旋回自在に支持されたカバー枠体とを備え、原稿搬入ローラ対は、原稿搬送路の下側に配置された被駆動ローラと、カバー枠体に支持された従動ローラとから構成され、カバー枠体は、従動ローラが被駆動ローラに圧接される閉位置と、従動ローラが被駆動ローラに対し上方に離隔した開位置との間を選択的に旋回可能であり、
支持枠本体の、原稿搬入ローラ対の下流側には、シャッタ部材が、原稿搬送路を遮断して原稿挿入部から原稿搬送路に挿入される原稿の先端が当接されて位置決めされる遮断位置と、原稿搬送路から上方に退避して該原稿の移動を許容する開放位置との間を鉛直に昇降自在に支持され、カバー枠体が開位置から閉位置まで旋回させられるとシャッタ部材は遮断位置から開放位置まで鉛直に上昇させられかつカバー枠体が閉位置から開位置まで旋回させられるとシャッタ部材は開放位置から遮断位置まで鉛直に下降させられるよう、カバー枠体とシャッタ部材とは相互に連動しうるよう構成され、
カバー枠体にはシャッタ部材を昇降させうるカム手段が配設され、支持枠本体とシャッタ部材との間にはシャッタ部材を開放位置に向けて強制する弾性部材が配設され、カバー枠体が閉位置から開位置まで旋回させられると、シャッタ部材はカム手段の押し下げ作用により弾性部材に抗して開放位置から遮断位置まで鉛直に下降させられ、カバー枠体が開位置から閉位置まで旋回させられると、シャッタ部材はカム手段の実質的な押圧解除作用により弾性部材の弾性押し上げ作用によって遮断位置から開放位置まで鉛直に上昇させられる、
ことを特徴とする原稿搬送装置、が提供される。
カム手段は円弧状のカム面を有する板ばね部材から構成され、シャッタ部材には被押圧面が形成され、板ばね部材のカム面は、カバー枠体が閉位置から開位置まで旋回させられると、シャッタ部材の被押圧面を弾性的に押圧してシャッタ部材を弾性部材に抗して開放位置から遮断位置まで鉛直に下降させる作用位置に位置付けられ、板ばね部材のカム面はまた、カバー枠体が開位置から閉位置まで旋回させられると、シャッタ部材の被押圧面に対する弾性的な押圧を実質上解除してシャッタ部材を弾性部材により遮断位置から開放位置まで鉛直に上昇させる非作用位置に位置付けられる、ことが好ましい。
カバー枠体は支持枠本体に旋回軸を介して回動自在に支持され、カバー枠体が閉位置から開位置まで旋回させられると、作用位置に位置付けられた板ばね部材は、カバー枠体を旋回軸まわりに強制して開位置に保持する、ことが好ましい。
本発明の他の局面によれば、
原稿搬送路と、原稿搬送路における原稿挿入部に配置された原稿搬入ローラ対とを備えた原稿搬送装置において、
原稿搬送路の上側に配設された支持枠本体と、支持枠本体に旋回自在に支持されたカバー枠体とを備え、原稿搬入ローラ対は、原稿搬送路の下側に配置された被駆動ローラと、カバー枠体に支持された従動ローラとから構成され、カバー枠体は、従動ローラが被駆動ローラに圧接される閉位置と、従動ローラが被駆動ローラに対し上方に離隔した開位置との間を選択的に旋回可能であり、
支持枠本体の、原稿搬入ローラ対の下流側には、シャッタ部材が、原稿搬送路を遮断して原稿挿入部から原稿搬送路に挿入される原稿の先端が当接されて位置決めされる遮断位置と、原稿搬送路から上方に退避して該原稿の移動を許容する開放位置との間を鉛直に昇降自在に支持され、カバー枠体が開位置から閉位置まで旋回させられるとシャッタ部材は遮断位置から開放位置まで鉛直に上昇させられかつカバー枠体が閉位置から開位置まで旋回させられるとシャッタ部材は開放位置から遮断位置まで鉛直に下降させられるよう、カバー枠体とシャッタ部材とは相互に連動しうるよう構成され、
シャッタ部材は自重により開放位置から遮断位置に鉛直に下降しかつ自重に抗して遮断位置から開放位置に鉛直に上昇しうるよう支持枠本体に支持され、カバー枠体には、カバー枠体の旋回によってシャッタ部材を昇降させる作用突部が配設され、シャッタ部材には被作用面が形成され、シャッタ部材の被作用面はカバー枠体の作用突部の旋回軌跡上に配置され、カバー枠体が開位置から閉位置まで旋回させられると、該作用突部はシャッタ部材の被作用面に下方から当接してシャッタ部材を自重に抗して遮断位置から開放位置まで鉛直に上昇させ、カバー枠体が閉位置から開位置まで旋回させられると、該作用突部はシャッタ部材の被作用面から下方に離隔する方向に移動して離隔させられて、シャッタ部材を自重により開放位置から遮断位置まで鉛直に下降させる、
ことを特徴とする原稿搬送装置、が提供される。
原稿挿入部に配設されかつ挿入された原稿を検出しうる挿入原稿検出手段と、支持枠本体に配設されかつカバー枠体の開位置及び閉位置を検出しうる開閉位置検出手段と、原稿が原稿挿入部に挿入されかつカバー枠体が閉位置に位置付けられると、挿入原稿検出手段及び開閉位置検出手段からの検出信号に基づいて、原稿搬入ローラ対を回転駆動させる制御手段とを備えている、ことが好ましい。
シャッタ部材には複数の突出部が長手方向に間隔をおいてシャッタ部材の下端面から下方に延び出すよう形成され、原稿搬送路には下案内板が備えられ、下案内板には複数のスリットが原稿搬送路の幅方向に間隔をおいて複数個形成され、スリットの各々は、原稿搬送方向に間隔をおいた位置から相互に接近する方向に下方に向かって傾斜するよう打ち出されることにより形成された一対の傾斜部の各々の先端間に形成され、シャッタ部材が開放位置から遮断位置まで鉛直に下降させられると、シャッタ部材の下端面は下案内板の上面に位置付けられかつシャッタ部材の突出部の各々は、対応するスリットの間に位置付けられ、シャッタ部材が遮断位置から開放位置まで鉛直に上昇させられると、シャッタ部材の突出部の各々は、対応するスリットの間から上方に抜け出して下案内板の上面よりも上方に間隔をおいて位置付けられる、ことが好ましい。
本発明の更に他の局面によれば、上記したいずれかの原稿搬送装置を備え、該原稿搬送装置によって搬送される原稿の画像を読み取って用紙に記録する、
ことを特徴とする画像形成機、が提供される。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に従って構成された原稿搬送装置及び該原稿搬送装置を備えた画像形成機である静電複写機の好適実施形態を添付図面を参照して更に詳細に説明する。図1を参照して、全体を番号100で示す静電複写機は、ほぼ直方体をなす複写機本体102を備えている。複写機本体102の上端には、後に詳述する原稿搬送装置10が備えられている。複写機本体102内の上端部であって、原稿搬送装置10の直下方位置には密着型イメージセンサ104が配設され、密着型イメージセンサ104の下方には、画像形成部106が配設されている。画像形成部106は、感光体ドラム108を備えている。感光体ドラム108は、図示しない駆動手段によって図1において反時計方向に回転駆動される。感光体ドラム108の周囲には、感光体ドラム108の表面を一様に帯電させるメインチャージャ110、密着型イメージセンサ104によって読み取られた原稿の画像を感光体ドラム108の表面に照射して静電潜像化するためのLEDプリントヘッド112、感光体ドラム108の表面に形成された静電潜像をトナー像に現像するための現像装置114、感光体ドラム108の表面に形成されたトナー像を普通紙等の用紙に転写するための転写装置116、感光体ドラム108の表面に残留するトナーを払拭して回収するためのクリーニング装置118等が配設されている。感光体ドラム108及び感光体ドラム108の周囲に配設された上記各装置類は、画像形成部106を構成する。
【0014】
複写機本体102内の下方位置には、給紙ローラ等を含む用紙収容部120、用紙収容部120に収容された用紙を画像形成部106の転写域に搬送するための用紙搬送路122が配設されている。用紙搬送路122には、給紙ローラに巻き掛けられた用紙を用紙搬送路122を通して搬送するための用紙搬送ローラ、該用紙を適宜の長さに切断するためのカッタ等が備えられている。転写装置116の下流側には、転写装置116によってトナー像が転写された用紙を搬送するための用紙搬送路124が備えられ、用紙搬送路124の下流位置には定着装置126、排出ローラ128が備えられている。複写機本体102の前面102a(図1において右端面)には、前カバー130が配設されている。前カバー130と複写機本体102の前面102aとの間には、排出ローラ128によって排出された用紙を収容するためのポケット132が形成されている。複写機本体102の上端面には原稿搬送路12が形成され、原稿搬送路12の上流端部には原稿載置テーブル134が複写機本体102から張り出すよう配設されている。
【0015】
原稿搬送装置10によって後述するとおりにして原稿搬送路12を搬送される原稿の画像は、密着型イメージセンサ104によって読み取られる。密着型イメージセンサ104によって読み取られた画像は、画像形成部106においてトナー像化された後、用紙収容部120から搬送された用紙に転写される。用紙に転写されたトナー像は定着装置126において定着、記録され、排出ローラ128によってポケット132に排出される。なお、用紙収容部120から搬送される用紙はカッタにより適宜のタイミングで所定の長さに切断される。概ね以上のとおりにして複写機100による複写動作が遂行され、原稿の画像が記録された複写物が生成される。
【0016】
次に上記複写機100に備えられた原稿搬送装置10について説明する。図2〜図4を参照して、原稿搬送装置10は、ほぼ水平に延在するよう配設された原稿搬送路12と、原稿搬送路12における原稿挿入部14に配置された原稿搬入ローラ対16とを備えている。原稿挿入部14の上流側には上記原稿載置テーブル134が配設されている。原稿挿入部14には上案内板14aが配設されている。上案内板14aは後述する支持枠本体24に装着されている。上案内板14aの上流側端部は、原稿載置テーブル134の下流側端部の上方に原稿挿入用の隙間をおいて位置付けられている。原稿搬送路12における、原稿搬入ローラ対16の下流側には、原稿押さえローラ20及び排出ローラ対22が上流から下流に向かってその順に配置されている。原稿搬入ローラ対16は被駆動ローラ16aと従動ローラ16bとから構成され、排出ローラ対22は被駆動ローラ22aと従動ローラ22bとから構成されている。原稿押さえローラ20は従動ローラから構成されている。
【0017】
複写機本体102の上端には、支持枠本体24が、複写機本体102の上面部の少なくとも一部領域を上方に露呈する開位置と、複写機本体102の上面部の該領域を覆う閉位置との間を旋回軸26まわりに旋回自在に支持されている。旋回軸26は、複写機本体102の上端における、原稿搬送路12の下流側端部に配設されている。支持枠本体24の、上流側端部であって複写機100の幅方向(図2及び図3において表裏方向)中央部には、上面から見てほぼ矩形状をなす切欠き部24a(図4参照)が形成されている。支持枠本体24の切欠き部24a内には、カバー枠体30が、切欠き部24aの下流側端部であって幅方向両端からそれぞれ内側に延び出すよう配設された旋回軸31を介して旋回自在に支持されている。カバー枠体30は、例えば、ABS樹脂等の適宜の合成樹脂により一体成形することができる。原稿搬入ローラ対16の被駆動ローラ16a及び排出ローラ対22の被駆動ローラ22aは複写機本体102の上端部に回転自在に配設されている。また原稿押さえローラ20及び排出ローラ対22の従動ローラ22bは支持枠本体24に回転自在に配設されている。原稿搬入ローラ対16の従動ローラ16bはカバー枠体30に回転自在に配設されている。支持枠本体24は通常は閉位置(図2〜図4に示される位置)に位置付けられている。支持枠本体24が閉位置に位置付けられた状態において、原稿押さえローラ20は後述するガラス70の上面に圧接され、また排出ローラ対22の従動ローラ22bは被駆動ローラ22aに圧接される。
【0018】
上記カバー枠体30は、原稿搬入ローラ対16の従動ローラ16bが被駆動ローラ16aに圧接される閉位置(図2に示される位置)と、従動ローラ16bが被駆動ローラ16aに対し上方に離隔した開位置(図3に示される位置)との間を選択的に、旋回軸31まわりに旋回可能に支持されている。支持枠本体24の切欠き部24aの上流側端部には、切欠き部24aの幅方向両端からそれぞれ内側に延び出す一対の係止ピン24b(図2〜図4において片方のみが示されている)が配設されている。カバー枠体30の上流側端部における幅方向両端には、それぞれ被係止フック32が配設されている。被係止フック32の各々は、カバー枠体30の幅方向に延在する共通の旋回軸33に一体に装着されている。旋回軸33の軸方向中央部には、ロック解除レバー部材34(図2及び図3参照)が一体に装着されている。なおロック解除レバー部材34は図4においては、図示が省略されている。また、ロック解除レバー部材34とカバー枠体30との間には図示しないばね部材が配設され、被係止フック32の各々を旋回軸33を介して係止方向に付勢している。
【0019】
図2〜図6を参照して、支持枠本体24の、カバー枠体30の旋回軸31の下流側には、ステー40が旋回軸31の軸方向(したがって複写機100の上記幅方向)に延在するよう配設されている。鋼板等の金属板から形成することができるステー40は、該幅方向(したがってステー40の長手方向)に見て、鉛直方向に延在する本体部41と、本体部41の上端及び下端から下流方向に直角に延びる上フランジ42及び下フランジ43とを備え、全体としてチャンネル形状をなしている。ステー40の長手方向両端には取付フランジ44が形成されている。取付フランジ44は図2、図3、図5及び図6において片方のみが示されている。ステー40は、取付フランジ44の各々を介して支持枠本体24に装着され、そのチャンネル形状の開放側が下流方向に向けられて配置されている。ステー40の本体部41及び上フランジ42の長手方向中央部には、上端から下端部に至る切欠き45が長手方向の所定の範囲にわたって延在するよう形成されている。本体部41における切欠き45が形成された下端部には、頭付きの支持ピン46が複数個、長手方向に間隔をおいてかつ上流側から下流側に向かってねじ結合されている。支持ピン46の頭と本体部41の上流側の鉛直面との間には所定の隙間が形成されている。
【0020】
支持枠本体24の、原稿搬入ローラ対16の下流側に配置されたステー40には、シャッタ部材50が、原稿搬送路12を遮断して原稿挿入部14から原稿搬送路12に挿入される原稿の先端が当接されて位置決めされる遮断位置(図2及び図5参照)と、原稿搬送路12から上方に退避して該原稿の移動を許容する開放位置(図3及び図6参照)との間を昇降自在に支持されている。鋼板等の金属板から形成することができるシャッタ部材50は、該幅方向(したがってシャッタ部材50の長手方向)に見て、鉛直方向に延在するシャッタ部51と、シャッタ部51の上端から下流方向に直角に延びる上フランジ52とを備え、全体としてL形状をなしている。シャッタ部材50の長手方向長さは、ステー40の切欠き45の長手方向長さよりも短く形成されている。シャッタ部材50のシャッタ部51には、上端から下端部に到る、一定の幅及び深さを有する切欠き55が複数個、長手方向に間隔をおいて形成されている。切欠き55は、上フランジ52の折曲部近傍の一部領域にまで延びている。シャッタ部51に形成されている切欠き55は、ステー40の本体部41にねじ結合されている支持ピン46と整合する位置に形成されている。シャッタ部51の切欠き55の幅は、支持ピン46の直径よりも若干大きくかつ支持ピン46の頭の直径よりも小さく形成されている。また支持ピン46の頭と本体部41の上流側の鉛直面との間に形成されている上記所定の隙間は、またシャッタ部51の板厚よりも若干大きく形成されている。
【0021】
シャッタ部51の切欠き55の各々が、対応する支持ピン46に嵌合されることにより、シャッタ部材50はステー40に対し昇降自在に支持される。シャッタ部材50の上フランジ52は、ステー40の切欠き45内であってかつ上フランジ42及び下フランジ43との間において、本体部41から下流方向に延びるよう位置付けられる。ステー40の下フランジ43とシャッタ部材50の上フランジ52との間には、シャッタ部材51を開放位置に向けて強制する弾性部材である圧縮コイルばね56が複数個配設されている。圧縮コイルばね56は、適宜のリテーナ手段により装着位置が保持されている。リテーナ手段は、例えば、ステー40の下フランジ43及びシャッタ部材50の上フランジ52に配設された図示しない保持爪から構成することができ、圧縮コイルばね56の上端及び下端を図示しない保持爪に係止することにより圧縮コイルばね56の装着位置を保持することができる。
【0022】
上記カバー枠体30にはシャッタ部材50を昇降させうるカム手段である板ばね部材60が、カバー枠体30の長手方向に間隔をおいて複数個配設されている。板ばね部材60の一端部は、カバー枠体30の下流端部における上面に連結されている。板ばね部材60は、板ばね部材60の一端部からカバー枠体30の上面に対し間隔をおいてかつ該上面に沿って下流方向に延びた後、カバー枠体30の旋回軸31まわりを旋回軸31に対し間隔をおいてかつ旋回軸31に対し偏心した半円形状で延在するよう形成されている。すなわち板ばね部材60の他端部はほぼ円弧形状をなすよう形成され、円弧形状の外周面はカム面62を構成する。実施形態において、このカム面62は、シャッタ部材50の上フランジ52の上面に常時当接するよう、両者の位置関係が規定されている。シャッタ部材50の上フランジ52の上面52aは、被押圧面を規定する。
【0023】
原稿搬入ローラ対16の被駆動ローラ16aは、電磁クラッチCLを含む動力伝達機構を介して複写機本体102に設けられた駆動源である電動モータMに駆動連結されている。排出ローラ対22の被駆動ローラ22aは電動モータMに図示しない動力伝達機構を介して駆動連結されている(いずれも図示せず)。原稿押さえローラ20は排出ローラ対22の従動ローラ22aに、図示しないプーリ及びベルトを介して駆動連結されている。原稿搬送路12には原稿読取位置が設けられ、原稿読取位置には水平上面を有するガラス70が配置されている。ガラス70は複写機本体102の上端に配置されている。複写機本体102の、ガラス70の下側には、光源である蛍光灯104aを含む上記密着型イメージセンサ104が配置されている。原稿搬送路12における原稿搬入ローラ対16の直下流側には、原稿挿入部14に挿入された原稿を検出しうる挿入原稿検出手段である挿入原稿検出スイッチSW1が配設されている。挿入原稿検出スイッチSW1はマイクロスイッチから構成されている。また、支持枠本体24における、切欠き部24aの幅方向一端付近の下方位置には、カバー枠体30の開位置及び閉位置を検出しうる開閉位置検出手段である開閉位置検出センサS1(図4参照)が配設されている。開閉位置検出センサS1は光学式透過型センサ(フォトインタラプタセンサ)から構成され、支持枠本体24の切欠き部24aに開閉自在に支持されたカバー枠体30の一側壁30a(図4参照)の旋回軌跡上に配置されている。カバー枠体30が開位置に位置付けられると、カバー枠体30の一側壁30aが開閉位置検出センサS1から退避させられるので開閉位置検出センサS1はONとなる。カバー枠体30が閉位置に位置付けられると、カバー枠体30の一側壁30aが開閉位置検出センサS1内に位置付けられるので、開閉位置検出センサS1はOFFとなる。
【0024】
図7を参照して、原稿搬送装置10には制御手段(コントローラ)80が備えられている。制御手段80は、マイクロコンピュータによって構成されており、制御プログラムに従って演算処理する中央処理装置(CPU)、制御プログラムを格納するROM、演算結果等を格納する読み書き可能なRAM、カウンタ、タイマ、入力インターフェース及び出力インターフェース等を備えている。このように構成された制御手段80の入力インターフェースには、上記挿入原稿検出スイッチSW1、開閉位置検出センサS1、その他のセンサあるいはスイッチ等からの検出信号が入力され、出力インターフェースから、電動モータM、電磁クラッチCL、等に制御信号を出力する。
【0025】
以下、上記のように構成された原稿搬送装置10の作動について説明する。図2及び図5を参照して、原稿のコピーを行なうに際しては、先ず、カバー枠体30が、図3に示されている閉位置から旋回軸31まわりに図3において反時計方向に旋回させられることにより開かれる(開位置に位置付けられる)。カバー枠体30の開作動は、ロック解除レバー部材34を図2において反時計方向に旋回させることにより、被係止フック32の各々の、係止ピン24bに対する係止を解除してから行なわれる。カバー枠体30が開位置に向かって旋回軸31まわりに上記反時計方向に旋回させられると、カバー枠体30に取り付けられた板ばね部材60のカム面62が、シャッタ部材50の上フランジ52の被押圧面52aを圧縮コイルばね56に抗して下降させる。板ばね部材60のカム面62とシャッタ部材50の被押圧面52aとの接触部は、カバー枠体30が開方向へ旋回させられるに従って、旋回軸31から下方に(図2においては斜め下方に)離れてゆくよう構成されている。このため、カバー枠体30が開位置まで旋回させられると、板ばね部材60のカム面62は、シャッタ部材50の被押圧面52aを押圧してシャッタ部材50を圧縮コイルばね56に抗して遮断位置まで下降させる作用位置に位置付けられる。すなわちカバー枠体30が開位置まで旋回させられると、シャッタ部材50は、板ばね部材60の弾性押し下げ作用により圧縮コイルばね56に抗して下降させられ、遮断位置に位置付けられる。作用位置に位置付けられた板ばね部材60は、カバー枠体30を旋回軸31まわりに図2において反時計方向に強制して開位置に保持する。したがって、カバー枠体30を開いた状態を手で保持する必要がなく、実用上便利である。またシャッタ部材50を作動させるための板ばね部材60を利用してカバー枠体30を開位置に保持できるので、カバー枠体30を開位置に保持するために特別のばね部材を設ける必要がなく、コスト上及びスペース上有利である。
【0026】
次いで、図示しない原稿が、原稿テーブル18と上案内板14aとの間の隙間から原稿搬送装置12の原稿挿入部14に、使用者の手作業により挿入される。原稿搬入ローラ対16の従動ローラ16bは被駆動ローラ16aから上方に離隔され、従動ローラ16bと被駆動ローラ16aとのニップ部は開放されているので、原稿挿入部14から原稿搬送装置12に挿入された原稿の先端部は、原稿搬入ローラ対16の被駆動ローラ16aの外周面の上端部領域を通過して下流方向に移動させられる。そして原稿の先端は、遮断位置に位置付けられたシャッタ部材50のシャッタ部51における上流側の鉛直面に当接され、下流方向への移動が阻止されて原稿の搬送方向における位置決めが行なわれると共に、原稿の先端がシャッタ部材50のシャッタ部51における上流側の鉛直面によって原稿の搬送方向に対し直角に位置付けられる。原稿の先端を搬送方向に対し直角となるように位置決めする上記手作業は、原稿搬送装置12を原稿の搬送方向に直交して位置付けられたシャッタ部材50のシャッタ部51における上流側の鉛直面に原稿の先端を当接させるだけでよいので、従来装置におけるような原稿搬入ローラ対16のニップ部に原稿の先端を挿入する手作業に比べて、著しく容易となり、しかも正確な位置決めが可能となる。原稿が、大サイズ、例えばJISのA0サイズであっても、以上の作用効果は同様にして達成されるものである。原稿の先端部が原稿挿入部14に挿入されると、挿入原稿検出スイッチSW1はONとなる。
【0027】
図3及び図6を参照して、以上のとおりにして、原稿の先端がシャッタ部材50のシャッタ部51における上流側の鉛直面によって原稿の搬送方向に対し直角に位置付けられた後、カバー枠体30が、図2に示されている開位置から旋回軸31まわりに図2において時計方向に旋回させられることにより閉じられる(閉位置に位置付けられる)。カバー枠体30の被係止フック32の各々が係止ピン24bに係止させられることにより、カバー枠体30は閉位置にロックされる。カバー枠体30が閉位置に向かって旋回軸31まわりに上記時計方向に旋回させられると、カバー枠体30に取り付けられた板ばね部材60のカム面62が、シャッタ部材50の被押圧面52aに対する押圧を徐々に解除し、最終的にはシャッタ部材50を圧縮コイルばね56により開放位置まで上昇させる。板ばね部材60のカム面62とシャッタ部材50の被押圧面52aとの接触部は、カバー枠体30が閉方向へ旋回させられるに従って、旋回軸31の下方に(図3においては斜め下方に)近付いてゆくよう構成されている。このため、カバー枠体30が閉位置まで旋回させられると、カバー枠体30に取り付けられた板ばね部材60のカム面62が、シャッタ部材50の被押圧面52aに対する押圧を実質上解除して、シャッタ部材50を圧縮コイルばね56により開放位置まで上昇させる非作用位置に位置付けられる。すなわちカバー枠体30が閉位置まで旋回させられると、シャッタ部材50は、圧縮コイルばね56の弾性押し上げ作用により上昇させられ、開放位置に位置付けられる。原稿搬入ローラ対16の従動ローラ16bは被駆動ローラ16aに、挿入された原稿の先端部を介して圧接させられるので、原稿の先端部は原稿搬入ローラ対16の被駆動ローラ16a及び従動ローラ16bによりニップされる。カバー枠体30が閉位置に位置付けられると、開閉位置検出センサS1はOFFとなる。
【0028】
以上のようにして、原稿の先端部が原稿挿入部14に挿入されかつカバー枠体30が閉位置に位置付けられると、制御手段80は、挿入原稿検出スイッチSW1からの検出信号(ON信号)及び開閉位置検出センサS1からの検出信号(OFF信号)を入力してから所定時間経過後、電磁クラッチCLをONさせた後、電動モータMを回転駆動させる。これにより原稿搬入ローラ対16、原稿押さえローラ20及び排出ローラ対22が回転駆動させられる。原稿搬入ローラ対16にニップされた原稿は原稿搬送路12に沿って下流方向に搬送され、次いで原稿押さえローラ20及び排出ローラ対22と協動して搬送される。原稿が画像読取位置のガラス70を通過するに際しては、原稿押さえローラ20によりガラス70の水平上面に密着させられ、画像の正確な読取が保証される。原稿の搬送開始に際しては、原稿の先端がシャッタ部材50のシャッタ部51における上流側の鉛直面によって搬送方向に対し直角となるよう正確に位置決めされた状態で原稿の先端部が原稿搬入ローラ対16にニップされているので、原稿搬入ローラ対16が回転駆動させられた瞬間においても、原稿が斜めになることは確実に防止され、正しい姿勢で搬送方向に搬送される。すなわち原稿の斜め給紙は確実に防止され、原稿の損傷は確実に防止される。
【0029】
原稿の後端が挿入原稿検出スイッチSW1を通過して挿入原稿検出スイッチSW1がOFFされると、制御手段80は、電磁クラッチCLをOFFさせて原稿搬入ローラ対16の被駆動ローラ16aの回転駆動を停止させる。原稿搬入ローラ対16の回転駆動が停止される。また原稿の後端が挿入原稿検出スイッチSW1を通過して挿入原稿検出スイッチSW1がOFFされてから所定時間経過後、すなわち制御手段80は、原稿の後端が排出ローラ対22を通過して原稿が原稿搬送装置10から完全に排出されたと判断した場合には、電動モータMの作動を停止させる。これにより排出ローラ対22及び原稿押さえローラ20の回転駆動が停止させられる。以上のとおりにして原稿搬送装置10により搬送される原稿の画像は、原稿搬送路12の途中に配設された画像読取位置を通過する過程において、上記密着型イメージセンサ104によって読み取られる。密着型イメージセンサ104によって読み取られた画像は画像形成部106においてトナー像化される。そして該トナー像は、上記用紙収容部120から搬送される用紙に転写、定着されることにより、原稿の画像のコピーが行なわれる。以上の複写動作は先に述べたとおりであり、詳細な説明は省略する。上記説明から明らかなように、上記原稿搬送装置10を備えた複写機100によれば、所定のとおりの円滑な画像記録の遂行が保証され、高い画像形成効率が確保される。
【0030】
次に図8〜図13を参照して本発明による原稿搬送装置10の他の実施形態について説明する。先ず、図8及び図9を参照して、静電複写機100は複写機本体102を備え、複写機本体102の上端部には原稿搬送装置10が備えられている。複写機本体102を含む複写機100の構成は、図1に示す複写機100と実質的に同一であり、したがって説明は省略する。図8及び図9に示す原稿搬送装置10は、以下の説明から明らかにされるように、図2及び図3に示す原稿搬送装置10におけると同様に、カバー枠体30が閉位置に旋回させられるとシャッタ部材50が開放位置に上昇させられ、かつカバー枠体30が開位置に旋回させられるとシャッタ部材50が遮断位置に下降させられるよう、カバー枠体30とシャッタ部材50とが相互に連動しうるよう構成されている。しかしながら、図8及び図9に示す原稿搬送装置10に備えられた、カバー枠体30とシャッタ部材50との相互の連動機構の具体的な構成は、図2及び図3に示す原稿搬送装置10における該連動機構とは相違する。その他の基本的構成は実質的に同じであり、したがって、以下、主として相違する構成について説明し、相互に実質的に共通するその他の構成については、同一符号を付し、説明は省略する。
【0031】
カバー枠体30の上流側端部における幅方向両端には、それぞれ被係止フック33が配設されている。被係止フック33の各々は、直線状に延在する板ばね部材の下端にカール部を形成することにより構成され、そしてカバー枠体30の幅方向両端の内側から垂下するよう、カバー枠体30に装着されている。カバー枠体30には、先の実施形態におけるロック解除レバー部材34は装着されていない。カバー枠体30を開位置から閉位置に、図8において時計方向に旋回させると、被係止フック33の各々のカール部が、被係止フック33の各々の弾性変形により、対応する係止ピン24bを乗り越えて係止ピン24bの下方に弾性的にかつ離脱自在に係止させられ、カバー枠体30は閉位置に保持される(図9参照)。またカバー枠体30を閉位置から開位置に向けて、図9において反時計方向に旋回させると、被係止フック33の各々は、弾性変形によりカール部が、対応する係止ピン24bを乗り越えて係止ピン24bの上方に移動させられるので、対応する係止ピン24bとの係止が解除され、開位置への旋回が許容される。
【0032】
支持枠本体24の、カバー枠体30の旋回軸31の直下流側であって、原稿搬送路12よりも上方位置には、ステー40が旋回軸31の軸方向(したがって複写機100の上記幅方向)に延在するよう配設されている。図10〜図12を参照して、鋼板等の金属板から形成することができるステー40は、該幅方向、したがってステー40の長手方向に見て、鉛直方向に延在する本体部41と、本体部41の上端及び下端から下流方向に直角に延びる上フランジ42及び下フランジ43とを備え、該幅方向に見てほぼチャンネル形状をなしている。ステー40の長手方向両端には取付フランジ44が形成されている。ステー40は、取付フランジ44の各々を介して支持枠本体24に装着され、そのチャンネル形状の開放側が下流方向に向けられて配置されている。ステー40の本体部41及び上フランジ42の長手方向中央部には、上端から下端部に至る切欠き45が長手方向の所定の範囲にわたって延在するよう形成されている。本体部41における切欠き45が形成された下端部には、長手方向に間隔をおいて複数個、実施形態においては2個のねじ孔45aが形成され、ねじ孔45aの各々には頭付きの支持ピン46が、上流側から下流側に向かってねじ結合されている。支持ピン46の頭と本体部41の上流側の鉛直面との間には所定の隙間が形成されている。
【0033】
支持枠本体24の、原稿搬入ローラ対16の下流側に配置された上記ステー40には、シャッタ部材50が、原稿搬送路12を遮断して原稿挿入部14から原稿搬送路12に挿入される原稿の先端が当接されて位置決めされる遮断位置(図8及び図10参照)と、原稿搬送路12から上方に退避して該原稿の移動を許容する開放位置(図9及び図11参照)との間を昇降自在に支持されている。更に具体的に説明すると、シャッタ部材50は、シャッタ部材50の自重により該開放位置から該遮断位置に下降しかつシャッタ部材50の自重に抗して該遮断位置から該開放位置に上昇しうるよう上記ステー40に支持されている。
【0034】
鋼板等の金属板から形成することができるシャッタ部材50は、該幅方向、したがってシャッタ部材50の長手方向に見て、鉛直方向に延在するシャッタ部51と、シャッタ部51の上端から下流方向に直角に延びる上フランジ52とを備え、全体としてL形状をなしている。シャッタ部材50の長手方向長さは、ステー40の切欠き45の長手方向長さよりも短く形成されている。シャッタ部材50のシャッタ部51の長手方向両端部には、上端から下端部に至る、一定の幅及び深さを有する切欠き53がそれぞれ1個形成されている。相互に実質的に同形をなす切欠き53の各々は、上フランジ52の折曲部近傍の一部領域にまで延びている。上フランジ52の、切欠き53の各々の下流側領域における下面は、被作用面52Aを規定する。シャッタ部51の長手方向両端部近傍位置であって、切欠き53の長手方向内側位置には、相互に実質的に同形をなす長孔54が鉛直方向に延在するよう形成されている。長孔54の各々は、ステー40の本体部41にねじ結合されている支持ピン46と整合する位置に形成されている。長孔54の各々の幅は、支持ピン46の直径よりも若干大きくかつ支持ピン46の頭の直径よりも小さく形成されている。支持ピン46の頭と本体部41の上流側の鉛直面との間に形成されている上記所定の隙間は、シャッタ部51の板厚よりも若干広く設定されている。シャッタ部51には長手方向に間隔をおいて複数の、実施形態においては4個の突出部57が、シャッタ部51の下端面51aから下方にそれぞれ同じ長さだけ延び出すよう形成されている。突出部57のうちの2個は、シャッタ部51の両端部に形成されている。シャッタ部51の下端面51aは実質的に同一平面上に位置付けられている。
【0035】
図8、図9及び図12を参照して、上記複写機本体102の上端であって、上案内板14aの下方には、原稿搬送路12の下案内板15が、上案内板14aに対し間隔をおいて対向するよう配設されている。平坦な鋼板等の金属製基板から形成することができる下案内板15には、スリット15Aが、原稿搬送路12の幅方向に間隔をおいて複数個、実施形態においては4個、形成されている。相互に実質的に同形をなすスリット15Aの各々は、原稿搬送方向に間隔をおいた位置から相互に接近する方向に下方に向かって傾斜するよう打ち出されることにより形成された一対の傾斜部15aにより形成されている(図13をも参照)。一対の傾斜部15aはほぼ矩形状をなし、各々の先端間に、原稿搬送路12の幅方向に延在するスリット15Aが形成される。スリット15Aの、原稿搬送方向幅は、シャッタ部材50の突出部57の板厚よりも広く設定されている。下案内板15にはまた、原稿搬入ローラ対16の被駆動ローラ16aの外周面の頂部を、下案内板15の上面から上方に突出させるための開口部15Bが、原稿搬送路12の幅方向に間隔をおいて複数個形成されている。開口部15Bは、原稿搬送方向に間隔をおいた位置から相互に接近する方向に下方に向かって傾斜するよう打ち出されることにより形成された一対の傾斜部15bにより形成されている(図13をも参照)。一対の傾斜部15bはほぼ矩形状をなし、各々の先端間に開口部15Bが形成される。図12において、符号SW1は挿入原稿検出スイッチを示し、下案内板15に形成された他のスリット15Cからその頂部が突出するよう位置付けられている。
【0036】
シャッタ部材50のシャッタ部51における長孔54の各々が、ステー40の本体部41の、対応する支持ピン46に嵌合されることにより、シャッタ部材50はステー40に対し昇降自在に支持される。シャッタ部材50は、長孔54の各々が、対応する支持ピン46に嵌合されると、シャッタ部材50の自重により下降し、シャッタ部51の下端面51aは、下案内板15の平坦な上面に載置され、シャッタ部51の突出部57の各々は、下案内板15のスリット15A間に位置付けられ、シャッタ部材50は遮断位置に位置付けられる。シャッタ部51は、突出部57の各々が下案内板15の上面からスリット15A内に延び出すよう位置付けられ、また、シャッタ部51の、突出部57の各々以外の鉛直面は、原稿搬送路12を幅方向に延在して遮断するよう位置付けられることになる。
【0037】
上記カバー枠体30には、カバー枠体30の旋回によってシャッタ部材50を昇降させる作用突部である作用板部材90が配設されている。実施形態において、作用板部材90は、カバー枠体30の両端部下面にそれぞれ1個(合計2個)配設されている。図10〜図12を参照して、例えば、ABS樹脂等の適宜の合成樹脂から一体成形することができる作用板部材90は、矩形状の取付基部91と、取付基部91の先端から直角に下方に延び出すよう形成された矩形状の段部92と、段部92の先端から直角に前方に延び出すよう形成された矩形状の作用部93とから構成され、それぞれ実質的に一定の厚さ及び幅を有している。取付基部91には取付孔91aが形成されている。作用部93の上面前端部における両側部には、上方に突出する作用突起93aが形成されている。作用部93を側方から見て、作用突起93aの上端は円弧面をなすよう形成されている。カバー枠体30の、両端部下面であって、旋回軸31の軸線の直上流位置には、作用板部材90の取付部30Aが形成されている。取付部30Aの各々は、ABS樹脂等の適宜の合成樹脂から一体に成形されているカバー枠体30の下面に形成された、図示しない補強リブの平坦な下面により形成されている。作用板部材90の各々は、各々の取付基部91が、カバー枠体30の、対応する取付部30Aに図示しないビスにより離脱自在に係止されることにより、カバー枠体30に装着される。作用板部材90の各々の作用部93の先端部は、カバー枠体30の下流端から下流方向に突出するよう位置付けられる。なお、カバー枠体30の、該幅方向の長さは、ステー40の切欠き45の該幅方向の長さよりも短く形成され、カバー枠体30の旋回動作に干渉しないよう構成されている。シャッタ部材50の上記被作用面52Aは、作用板部材90の作用突起93aの旋回軌跡上に配置されている。
【0038】
以下、図8〜図12を参照して説明した原稿搬送装置10の作動について説明する。図8及び図10を参照して、原稿のコピーを行なうに際しては、先ず、カバー枠体30が、図9に示されている閉位置から旋回軸31まわりに図9において反時計方向に旋回させられることにより開かれる(開位置に位置付けられる)。カバー枠体30の被係止フック33の各々と、対応する係止ピン24bとの係止が旋回強制力により解除され、カバー枠体30が開位置に向かって旋回軸31まわりに上記反時計方向に旋回させられると、作用板部材90の各々の作用突起93aがシャッタ部材50の被作用面52Aから下方に離隔する方向に旋回移動して、シャッタ部材50を自重により遮断位置に向かって下降させる。カバー枠体30が開位置まで更に旋回させられると、作用突起93aはシャッタ部材50の被作用面52Aから下方に離隔させられ、シャッタ部材50は自重により更に下降して遮断位置に位置付けられる。なお、カバー枠体30の開位置は、図8に示す位置よりも更に反時計方向に旋回させた位置にあり(図示せず)、カバー枠体30の上面が、支持枠本体24の切欠き部24aの、下流側上縁24c(図4参照)に自重により当接した状態で安定して保持されるよう構成されている。
【0039】
次いで、図示しない原稿が、原稿テーブル18と上案内板14aとの間の隙間から原稿搬送装置12の原稿挿入部14に、使用者の手作業により挿入される。原稿搬入ローラ対16の従動ローラ16bは被駆動ローラ16aから上方に離隔され、従動ローラ16bと被駆動ローラ16aとのニップ部は開放されているので、原稿挿入部14から原稿搬送装置12に挿入された原稿の先端部は、原稿搬入ローラ対16の被駆動ローラ16aの外周面の上端部領域を通過して下流方向に移動させられる。そして原稿の先端は、遮断位置に位置付けられたシャッタ部材50のシャッタ部51における上流側の鉛直面に当接され、下流方向への移動が阻止されて原稿の搬送方向における位置決めが行なわれると共に、原稿の先端がシャッタ部材50のシャッタ部51における上流側の鉛直面によって原稿の搬送方向に対し直角に位置付けられる。原稿の先端を搬送方向に対し直角となるように位置決めする上記手作業は、原稿搬送装置12を原稿の搬送方向に直交して位置付けられたシャッタ部材50のシャッタ部51における上流側の鉛直面に原稿の先端を当接させるだけでよいので、従来装置におけるような原稿搬入ローラ対16のニップ部に原稿の先端を挿入する手作業に比べて、著しく容易となり、しかも正確な位置決めが可能となる。原稿が、大サイズ、例えばJISのA0サイズであっても、以上の作用効果は同様にして達成されるものである。原稿の先端部が原稿挿入部14に挿入されると、挿入原稿検出スイッチSW1はONとなる。
【0040】
図9及び図11を参照して、以上のとおりにして、原稿の先端がシャッタ部材50のシャッタ部51における上流側の鉛直面によって原稿の搬送方向に対し直角に位置付けられた後、カバー枠体30が、図示しない開位置から旋回軸31まわりに図8において時計方向に旋回させられることにより閉じられる(閉位置に位置付けられる)。カバー枠体30の被係止フック33の各々が、対応する係止ピン24bの下側に弾性的に係止されるので、カバー枠体30は閉位置に安定して保持される。カバー枠体30が閉位置に向かって旋回軸31まわりに上記時計方向に旋回させられると、作用板部材90の各々の作用突起93aがシャッタ部材50の被作用面52Aに下方から当接してシャッタ部材50を自重に抗して開放位置に向けて上昇させ、カバー枠体30が閉位置まで更に旋回させられると、作用突起93aはシャッタ部材50の被作用面52Aを更に上昇させてシャッタ部材50を開放位置に位置付ける。シャッタ部材50の突出部57の各々は、下案内板15のスリット15Aから上方に抜け出し、下案内板15の上面よりも上方に間隔をおいて位置付けられる。原稿搬入ローラ対16の従動ローラ16bは被駆動ローラ16aに、挿入された原稿の先端部を介して圧接させられるので、原稿の先端部は原稿搬入ローラ対16の被駆動ローラ16a及び従動ローラ16bによりニップされる。カバー枠体30が閉位置に位置付けられると、開閉位置検出センサS1(図4参照)はOFFとなる。
【0041】
以上のようにして、原稿の先端部が原稿挿入部14に挿入されかつカバー枠体30が閉位置に位置付けられると、制御手段80(図7参照)は、挿入原稿検出スイッチSW1からの検出信号(ON信号)及び開閉位置検出センサS1からの検出信号(OFF信号)を入力してから所定時間経過後、電磁クラッチCLをONさせた後、電動モータMを回転駆動させる。これにより原稿搬入ローラ対16、原稿押さえローラ20及び排出ローラ対22が回転駆動させられる。原稿搬入ローラ対16にニップされた原稿は原稿搬送路12に沿って下流方向に搬送され、次いで原稿押さえローラ20及び排出ローラ対22と協動して搬送される。原稿が画像読取位置のガラス70を通過するに際しては、原稿押さえローラ20によりガラス70の水平上面に密着させられ、画像の正確な読取が保証される。原稿の搬送開始に際しては、原稿の先端がシャッタ部材50のシャッタ部51における上流側の鉛直面によって搬送方向に対し直角となるよう正確に位置決めされた状態で原稿の先端部が原稿搬入ローラ対16にニップされているので、原稿搬入ローラ対16が回転駆動させられた瞬間においても、原稿が斜めになることは確実に防止され、正しい姿勢で搬送方向に搬送される。すなわち原稿の斜め給紙は確実に防止され、原稿の損傷は確実に防止される。
【0042】
原稿の後端が挿入原稿検出スイッチSW1を通過して挿入原稿検出スイッチSW1がOFFされると、制御手段80は、電磁クラッチCLをOFFさせて原稿搬入ローラ対16の被駆動ローラ16aの回転駆動を停止させる。原稿搬入ローラ対16の回転駆動が停止される。また原稿の後端が挿入原稿検出スイッチSW1を通過して挿入原稿検出スイッチSW1がOFFされてから所定時間経過後、すなわち制御手段80は、原稿の後端が排出ローラ対22を通過して原稿が原稿搬送装置10から完全に排出されたと判断した場合には、電動モータMの作動を停止させる。これにより排出ローラ対22及び原稿押さえローラ20の回転駆動が停止させられる。以上のとおりにして原稿搬送装置10により搬送される原稿の画像は、原稿搬送路12の途中に配設された画像読取位置を通過する過程において、密着型イメージセンサ74によって読み取られる。密着型イメージセンサ104によって読み取られた画像は画像形成部106においてトナー像化される。そして該トナー像は、上記用紙収容部120から搬送される用紙に転写、定着されることにより、原稿の画像のコピーが行なわれる。以上の複写動作は先に述べたとおりであり、詳細な説明は省略する。
【0043】
図8〜図12を参照して説明した上記原稿搬送装置10を備えた複写機100により複写を行なうために原稿の搬送動作を遂行しているときに、ジャムが発生した場合には、原稿が搬送路12上に残された状態で原稿の搬送動作が停止させられる。この状態でカバー枠体30を閉位置から開位置に旋回させると、カバー枠体30の作用板部材90の各々がシャッタ部材50の、対応する被作用面52Aから下方に離隔する方向に移動してシャッタ部材50を自重により遮断位置に向けて下降させる。図13に示すように、シャッタ部材50は、シャッタ部材50の下端である突出部57の下端が搬送路12上に残された原稿Pの上面に当接してそれ以上の下降が阻止される。上記したように、シャッタ部材50は、自重により下降するよう構成されているので、搬送路12上に残された原稿Pの上面に当接しても原稿Pに過剰な負荷を与えることはない。したがって、原稿Pが搬送路12上に残された状態でカバー枠体30を閉位置から開位置に旋回させても、原稿Pを損傷するおそれはない。図2〜図7を参照して説明した上記原稿搬送装置10においては、カバー枠体30が開位置に位置付けられると、シャッタ部材50は板ばね部材60の作用により圧縮コイルばね56のばね力に抗して遮断位置に位置付けられるよう構成されているので、圧縮コイルばね56及び板ばね部材60のばね力が過剰に強いと、上記したように原稿Pが原稿搬送路12上に残された状態でカバー枠体30を閉位置から開位置に旋回させると、原稿Pを損傷するおそれがある。したがって、図2〜図7を参照して説明した上記原稿搬送装置10においては、上記ばね力の設定には注意が必要となる。
【0044】
先に述べたように、図8〜図13を参照して説明した原稿搬送装置10において、下案内板15には、スリット15Aが、原稿搬送路12の幅方向に間隔をおいて4個形成されている。スリット15Aの各々は、原稿搬送方向に間隔をおいた位置から相互に接近する方向に下方に向かって傾斜するよう打ち出されることにより形成された一対の傾斜部15aにより形成されているので、シャッタ部材50が上記遮断位置に位置付けられた状態で原稿の先端をシャッタ部材50の鉛直面に当接させる際、あるいはシャッタ部材50が上記遮断位置から上記開放位置に上昇させられてセットされた原稿が搬送を開始する際、原稿の先端が下方にカールしていたとしても、原稿の先端がスリット15Aの各々内に食い込むおそれはなく、円滑な搬送が保証される。上記説明から明らかなように、図8〜図13を参照して説明した原稿搬送装置10を備えた複写機100によれば、図2〜図7を参照して説明した先の原稿搬送装置10を備えた複写機100と同様に、所定のとおりの円滑な画像記録の遂行が保証され、高い画像形成効率が確保される。
【0045】
以上、本発明を実施形態に基づいて添付図面を参照しながら詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく、更に他の種々の変形あるいは修正が可能である。例えば、図8〜図13を参照して説明した上記原稿搬送装置10において、シャッタ部材50は鋼板等の金属板から構成されているが、適宜の合成樹脂製の板部材から構成することも可能である。
【0046】
【発明の効果】
本発明による原稿搬送装置によれば、原稿の先端を搬送方向に対し直角となるように正確に位置決めする手作業を容易に可能にし、その結果、原稿の斜め給紙を確実に防止して原稿の損傷を確実に防止することを可能にする。また、大サイズの原稿であっても原稿の先端を搬送方向に対し直角となるように正確に位置決めする手作業を容易に可能にし、その結果、原稿の斜め給紙を確実に防止して原稿の損傷を確実に防止することを可能にする。本発明による画像形成機、実施形態においては複写機によれば、原稿の先端を搬送方向に対し直角となるように正確に位置決めする手作業を容易に可能にし、その結果、原稿の斜め給紙を確実に防止して原稿の損傷を確実に防止することを可能にする原稿搬送装置を備えることにより、所定のとおりの円滑な画像記録の遂行が保証され、高い画像形成効率が確保される。また、大サイズの原稿であっても原稿の先端を搬送方向に対し直角となるように正確に位置決めする手作業を容易に可能にし、その結果、原稿の斜め給紙を確実に防止して原稿の損傷を確実に防止することを可能にする原稿搬送装置を備えることにより、所定のとおりの円滑な画像記録の遂行が保証され、高い画像形成効率が確保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による原稿搬送装置の実施形態を備えた複写機の実施形態の構成を示す側面図。
【図2】複写機に備えられた本発明による原稿搬送装置の実施形態の構成を概略的に示す断面図。
【図3】図2に示す原稿搬送装置の他の作動態様を示す断面図。
【図4】図2に示す原稿搬送装置の一部を示す斜視図。
【図5】図2に示す原稿搬送装置の要部を拡大して示す断面概略図。
【図6】図2に示す原稿搬送装置の要部を拡大して示す断面概略図。
【図7】本発明による原稿搬送装置の作動を制御する制御関連構成を示す簡略図。
【図8】複写機に備えられた本発明による原稿搬送装置の他の実施形態の構成を概略的に示す断面図。
【図9】図8に示す原稿搬送装置の他の作動態様を示す断面図。
【図10】図8に示す原稿搬送装置の要部を拡大して示す断面概略図。
【図11】図9に示す原稿搬送装置の要部を拡大して示す断面概略図。
【図12】図8に示す構成部材を分解しかつ縮小して示す斜視図。
【図13】図8に示す原稿搬送装置の要部を拡大して示す断面概略図であって、更に他の作動態様を示す断面概略図。
【符号の説明】
10 原稿搬送装置
12 原稿搬送路
14 原稿挿入部
16 原稿搬入ローラ対
16a 被駆動ローラ
16b 従動ローラ
24 支持枠本体
30 カバー枠体
50 シャッタ部材
52a 被押圧面
52A 被作用面
56 圧縮コイルばね(弾性部材)
60 板ばね部材(カム手段)
62 カム面
90 作用板部材
100 複写機
102 複写機本体
104 密着型イメージセンサ
106 画像形成部
S1 開閉位置検出センサ
SW1 挿入原稿検出スイッチ

Claims (7)

  1. 原稿搬送路と、原稿搬送路における原稿挿入部に配置された原稿搬入ローラ対とを備えた原稿搬送装置において、
    原稿搬送路の上側に配設された支持枠本体と、支持枠本体に旋回自在に支持されたカバー枠体とを備え、原稿搬入ローラ対は、原稿搬送路の下側に配置された被駆動ローラと、カバー枠体に支持された従動ローラとから構成され、カバー枠体は、従動ローラが被駆動ローラに圧接される閉位置と、従動ローラが被駆動ローラに対し上方に離隔した開位置との間を選択的に旋回可能であり、
    支持枠本体の、原稿搬入ローラ対の下流側には、シャッタ部材が、原稿搬送路を遮断して原稿挿入部から原稿搬送路に挿入される原稿の先端が当接されて位置決めされる遮断位置と、原稿搬送路から上方に退避して該原稿の移動を許容する開放位置との間を鉛直に昇降自在に支持され、カバー枠体が開位置から閉位置まで旋回させられるとシャッタ部材は遮断位置から開放位置まで鉛直に上昇させられかつカバー枠体が閉位置から開位置まで旋回させられるとシャッタ部材は開放位置から遮断位置まで鉛直に下降させられるよう、カバー枠体とシャッタ部材とは相互に連動しうるよう構成され、
    カバー枠体にはシャッタ部材を昇降させうるカム手段が配設され、支持枠本体とシャッタ部材との間にはシャッタ部材を開放位置に向けて強制する弾性部材が配設され、カバー枠体が閉位置から開位置まで旋回させられると、シャッタ部材はカム手段の押し下げ作用により弾性部材に抗して開放位置から遮断位置まで鉛直に下降させられ、カバー枠体が開位置から閉位置まで旋回させられると、シャッタ部材はカム手段の実質的な押圧解除作用により弾性部材の弾性押し上げ作用によって遮断位置から開放位置まで鉛直に上昇させられる、
    ことを特徴とする原稿搬送装置。
  2. カム手段は円弧状のカム面を有する板ばね部材から構成され、シャッタ部材には被押圧面が形成され、板ばね部材のカム面は、カバー枠体が閉位置から開位置まで旋回させられると、シャッタ部材の被押圧面を弾性的に押圧してシャッタ部材を弾性部材に抗して開放位置から遮断位置まで鉛直に下降させる作用位置に位置付けられ、板ばね部材のカム面はまた、カバー枠体が開位置から閉位置まで旋回させられると、シャッタ部材の被押圧面に対する弾性的な押圧を実質上解除してシャッタ部材を弾性部材により遮断位置から開放位置まで鉛直に上昇させる非作用位置に位置付けられる、請求項1記載の原稿搬送装置。
  3. カバー枠体は支持枠本体に旋回軸を介して回動自在に支持され、カバー枠体が閉位置から開位置まで旋回させられると、作用位置に位置付けられた板ばね部材は、カバー枠体を旋回軸まわりに強制して開位置に保持する、請求項2記載の原稿搬送装置。
  4. 原稿搬送路と、原稿搬送路における原稿挿入部に配置された原稿搬入ローラ対とを備えた原稿搬送装置において、
    原稿搬送路の上側に配設された支持枠本体と、支持枠本体に旋回自在に支持されたカバー枠体とを備え、原稿搬入ローラ対は、原稿搬送路の下側に配置された被駆動ローラと、カバー枠体に支持された従動ローラとから構成され、カバー枠体は、従動ローラが被駆動ローラに圧接される閉位置と、従動ローラが被駆動ローラに対し上方に離隔した開位置との間を選択的に旋回可能であり、
    支持枠本体の、原稿搬入ローラ対の下流側には、シャッタ部材が、原稿搬送路を遮断して原稿挿入部から原稿搬送路に挿入される原稿の先端が当接されて位置決めされる遮断位置と、原稿搬送路から上方に退避して該原稿の移動を許容する開放位置との間を鉛直に昇降自在に支持され、カバー枠体が開位置から閉位置まで旋回させられるとシャッタ部材は遮断位置から開放位置まで鉛直に上昇させられかつカバー枠体が閉位置から開位置まで旋回させられるとシャッタ部材は開放位置から遮断位置まで鉛直に下降させられるよう、カバー枠体とシャッタ部材とは相互に連動しうるよう構成され、
    シャッタ部材は自重により開放位置から遮断位置に鉛直に下降しかつ自重に抗して遮断位置から開放位置に鉛直に上昇しうるよう支持枠本体に支持され、カバー枠体には、カバー枠体の旋回によってシャッタ部材を昇降させる作用突部が配設され、シャッタ部材には被作用面が形成され、シャッタ部材の被作用面はカバー枠体の作用突部の旋回軌跡上に配置され、カバー枠体が開位置から閉位置まで旋回させられると、該作用突部はシャッタ部材の被作用面に下方から当接してシャッタ部材を自重に抗して遮断位置から開放位置まで鉛直に上昇させ、カバー枠体が閉位置から開位置まで旋回させられると、該作用突部はシャッタ部材の被作用面から下方に離隔する方向に移動して離隔させられて、シャッタ部材を自重により開放位置から遮断位置まで鉛直に下降させる、
    ことを特徴とする原稿搬送装置。
  5. 原稿挿入部に配設されかつ挿入された原稿を検出しうる挿入原稿検出手段と、支持枠本体に配設されかつカバー枠体の開位置及び閉位置を検出しうる開閉位置検出手段と、原稿が原稿挿入部に挿入されかつカバー枠体が閉位置に位置付けられると、挿入原稿検出手段及び開閉位置検出手段からの検出信号に基づいて、原稿搬入ローラ対を回転駆動させる制御手段とを備えている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の原稿搬送装置。
  6. シャッタ部材には複数の突出部が長手方向に間隔をおいてシャッタ部材の下端面から下方に延び出すよう形成され、原稿搬送路には下案内板が備えられ、下案内板には複数のスリットが原稿搬送路の幅方向に間隔をおいて複数個形成され、スリットの各々は、原稿搬送方向に間隔をおいた位置から相互に接近する方向に下方に向かって傾斜するよう打ち出されることにより形成された一対の傾斜部の各々の先端間に形成され、シャッタ部材が開放位置から遮断位置まで鉛直に下降させられると、シャッタ部材の下端面は下案内板の上面に位置付けられかつシャッタ部材の突出部の各々は、対応するスリットの間に位置付けられ、シャッタ部材が遮断位置から開放位置まで鉛直に上昇させられると、シャッタ部材の突出部の各々は、対応するスリットの間から上方に抜け出して下案内板の上面よりも上方に間隔をおいて位置付けられる、請求項1〜5のいずれか1項に記載の原稿搬送装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の原稿搬送装置を備え、該原稿搬送装置によって搬送される原稿の画像を読み取って用紙に記録する、
    ことを特徴とする画像形成機。
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