JP5994995B2 - エンジンのシリンダヘッドの製造方法 - Google Patents
エンジンのシリンダヘッドの製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5994995B2 JP5994995B2 JP2012287554A JP2012287554A JP5994995B2 JP 5994995 B2 JP5994995 B2 JP 5994995B2 JP 2012287554 A JP2012287554 A JP 2012287554A JP 2012287554 A JP2012287554 A JP 2012287554A JP 5994995 B2 JP5994995 B2 JP 5994995B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- manifold
- core
- inclined surface
- cylinder head
- forming
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title 1
- 238000005266 casting Methods 0.000 claims description 22
- 238000000465 moulding Methods 0.000 claims description 22
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 18
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 12
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 description 5
- 229910000838 Al alloy Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 3
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 3
- 239000002699 waste material Substances 0.000 description 3
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 2
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 2
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 2
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 2
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 description 2
- 230000008569 process Effects 0.000 description 2
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 1
- 238000012805 post-processing Methods 0.000 description 1
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
前記シリンダヘッドの側面部には、上部に対して下部が突出するように前記シリンダの軸方向に対して傾斜した傾斜面が形成され、前記第1マニホールドの集合部は、前記傾斜面の下部に開口部を有し、前記第2マニホールドの集合部は、前記傾斜面の上部に開口部を有し、
前記第1中子は、前記傾斜面を形成するための第1巾木を有し、該第1巾木は、前記第1マニホールドの集合部の開口部の上半分を形成するための部分を延長した延長部と、前記傾斜面の前記第1マニホールドの集合部の開口部の下半分以下の領域を形成するための第1傾斜面成形部とを有し、前記第1傾斜面成形部の上面は、前記第1マニホールドの集合部の開口部の最大幅となる部分に位置する接合部を形成し、
前記第2中子は、前記傾斜面を形成するための第2巾木を有し、該第2巾木は、前記第2マニホールドの集合部の開口部の上半分を形成するための部分を延長した延長部と、前記傾斜面の前記第2マニホールドの集合部の開口部の下半分以下の領域を形成するための第2傾斜面成形部とを有し、前記第2傾斜面成形部の下端部には、前記第1中子の第1巾木に形成された延長部及び第1傾斜面成形部の接合部に嵌合する嵌合部が形成され、
前記第1及び第2中子は、それぞれ前記第1及び第2巾木の接合部に沿ったパーティングラインを有する中子型によって造形され、
前記第1巾木と前記第2巾木とを嵌合して鋳造キャビティを形成することを特徴とする。
以下に、本発明において特許請求が可能と認識される発明(以下、「請求可能発明」という場合がある。)の態様をいくつか例示し、それらについて説明する。各態様は請求項と同様に、項に区分し、各項に番号を付し、必要に応じて他の項の番号を引用する形式で記載する。これは、あくまでも請求可能発明の理解を容易にするためであり、請求可能発明を構成する構成要素の組み合わせを、以下の各項に記載されたものに限定する趣旨ではない。つまり、請求可能発明は、各項に付随する記載,実施例の記載等を参酌して解釈されるべきであり、その解釈に従う限りにおいて、各項の態様にさらに他の構成要素を付加した態様も、また、各項の態様から構成要素を削除した態様も、請求可能発明の一態様となり得るのである。なお、以下の(1)及び(2)の内容が請求項1及び2に対応する。
前記シリンダヘッドの側面部には、上部に対して下部が突出するように前記シリンダの軸方向に対して傾斜した傾斜面が形成され、前記第1マニホールドの集合部は、前記傾斜面の下部に開口部を有し、前記第2マニホールドの集合部は、前記傾斜面の上部に開口部を有し、
前記第1中子は、前記傾斜面を形成するための第1巾木を有し、該第1巾木は、前記第1マニホールドの集合部の開口部の上半分を形成するための部分を延長した延長部と、前記傾斜面の前記第1マニホールドの集合部の開口部の下半分以下の領域を形成するための第1傾斜面成形部とを有し、前記第1傾斜面成形部の上面は、前記第1マニホールドの集合部の開口部の最大幅となる部分に位置する接合部を形成し、
前記第2中子は、前記傾斜面を形成するための第2巾木を有し、該第2巾木は、前記第2マニホールドの集合部の開口部の上半分を形成するための部分を延長した延長部と、前記傾斜面の前記第2マニホールドの集合部の開口部の下半分以下の領域を形成するための第2傾斜面成形部とを有し、前記第2傾斜面成形部の下端部には、前記第1中子の第1巾木に形成された延長部及び第1傾斜面成形部の接合部に嵌合する嵌合部が形成され、
前記第1及び第2中子は、それぞれ前記第1及び第2巾木の接合部に沿ったパーティングラインを有する中子型によって造形され、
前記第1巾木と前記第2巾木とを嵌合して鋳造キャビティを形成することを特徴とするシリンダヘッドの鋳造方法。
このように構成したことにより、第1及び第2中子は、アンダーカットを生じることなく、型によって容易に形成することができ、第1及び第2巾木を互いに嵌合して第1及び第2中子を組み合わせて用いることにより、傾斜面に第1及び第2マニホールドの開口部が配置されたシリンダヘッドを駄肉を生じることなく効率よく鋳造することができる。
ここで、マニホールドとしては、吸気マニホールド及び排気マニホールドを想定することができる。
(2)(1)において、前記マニホールドは、排気マニホールドであることを特徴とするシリンダヘッドの鋳造方法。
図1乃至図3に示すように、本実施形態に係るシリンダヘッド1は、1気筒当り各2つの吸排気バルブを有する4バルブ直列4気筒エンジン用のシリンダヘッドであって、4つのシリンダの燃焼室2(図3に一部のみ示す)と各燃焼室2に連通する各2つの吸気ポート及び排気ポート3を備えている。シリンダヘッド1の下面は、シリンダブロック(図示せず)に結合されるデッキ結合面4を形成し、上面はシリンダヘッドカバー(図示せず)が結合されるカバー結合面5を形成する。図には表れていないが、シリンダヘッド1の各燃焼室2に連通する2つの吸気ポートは、互いに合流し、シリンダヘッド1の長手方向に沿った一側の側面部まで延び、横一列に並ぶ4つの開口部を形成している。また、シリンダヘッド1には、後述するように、4つのシリンダのうち、1番及び4番シリンダの燃焼室2に連通する1/4番マニホールド9と、残りの2番及び3番シリンダの燃焼室2に連通する2/3番マニホールド10との2組の排気マニホールドが形成されている。1/4及び2/3番マニホールド9、10のそれぞれの集合部の開口部7、8は、シリンダヘッド1の吸気ポート側とは反対側の側面の中央部に、上下方向、すなわち、シリンダの軸方向X(図3参照)に沿って並んで配置されている。
シリンダヘッド1は、シリンダヘッド1の下側部分を形成するための下型20、及び、上側部分を形成するための上型21に、図4に示す1/4番マニホールド9を形成するための第1中子22、及び、図5に示す2/3マニホールド10を形成するための第2中子23をセットして鋳造する。第1及び第2中子22、23は、砂中子等の崩壊性の中子であり、中子型を用いて製造可能なものである。
1/4番マニホールド成形部9を上下に半割りする曲面、及び、成形部25の上端の接合部25Dに沿った平面を通るパーティングラインを有する中子型を用いて崩壊性の第1中子22を形成する。また、2/3番マニホールド成形部10を上下に半割りする曲面、及び、成形部28の上端の接合部28Dに沿った平面を通るパーティングラインを有する中子型を用いて崩壊性の第2中子23を形成する。
Claims (2)
- 複数のシリンダの燃焼室に連通する複数のポートを集合する第1及び第2マニホールドが形成され、前記第1及び第2マニホールドを崩壊性の第1及び第2中子を用いて形成するエンジンのシリンダヘッドの鋳造方法であって、
前記シリンダヘッドの側面部には、上部に対して下部が突出するように前記シリンダの軸方向に対して傾斜した傾斜面が形成され、前記第1マニホールドの集合部は、前記傾斜面の下部に開口部を有し、前記第2マニホールドの集合部は、前記傾斜面の上部に開口部を有し、
前記第1中子は、前記傾斜面を形成するための第1巾木を有し、該第1巾木は、前記第1マニホールドの集合部の開口部の上半分を形成するための部分を延長した延長部と、前記傾斜面の前記第1マニホールドの集合部の開口部の下半分以下の領域を形成するための第1傾斜面成形部とを有し、前記第1傾斜面成形部の上面は、前記第1マニホールドの集合部の開口部の最大幅となる部分に位置する接合部を形成し、
前記第2中子は、前記傾斜面を形成するための第2巾木を有し、該第2巾木は、前記第2マニホールドの集合部の開口部の上半分を形成するための部分を延長した延長部と、前記傾斜面の前記第2マニホールドの集合部の開口部の下半分以下の領域を形成するための第2傾斜面成形部とを有し、前記第2傾斜面成形部の下端部には、前記第1中子の第1巾木に形成された延長部及び第1傾斜面成形部の接合部に嵌合する嵌合部が形成され、
前記第1及び第2中子は、それぞれ前記第1及び第2巾木の接合部に沿ったパーティングラインを有する中子型によって造形され、
前記第1巾木と前記第2巾木とを嵌合して鋳造キャビティを形成することを特徴とするシリンダヘッドの鋳造方法。 - 前記マニホールドは、排気マニホールドであることを特徴とする請求項1に記載のシリンダヘッドの鋳造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012287554A JP5994995B2 (ja) | 2012-12-28 | 2012-12-28 | エンジンのシリンダヘッドの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012287554A JP5994995B2 (ja) | 2012-12-28 | 2012-12-28 | エンジンのシリンダヘッドの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014129748A JP2014129748A (ja) | 2014-07-10 |
JP5994995B2 true JP5994995B2 (ja) | 2016-09-21 |
Family
ID=51408328
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012287554A Expired - Fee Related JP5994995B2 (ja) | 2012-12-28 | 2012-12-28 | エンジンのシリンダヘッドの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5994995B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6217678B2 (ja) * | 2015-03-25 | 2017-10-25 | トヨタ自動車株式会社 | シリンダヘッド |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3752887B2 (ja) * | 1999-04-30 | 2006-03-08 | マツダ株式会社 | シリンダヘッドの鋳型構造及びその鋳型を用いた鋳造方法 |
JP3705199B2 (ja) * | 2001-12-20 | 2005-10-12 | いすゞ自動車株式会社 | シリンダヘッドの冷却水通路形成方法および該通路形成用中子 |
JP2007285168A (ja) * | 2006-04-14 | 2007-11-01 | Toyota Motor Corp | 内燃機関のシリンダヘッド構造 |
JP4756381B2 (ja) * | 2007-02-07 | 2011-08-24 | トヨタ自動車株式会社 | 多気筒エンジンの冷却装置 |
-
2012
- 2012-12-28 JP JP2012287554A patent/JP5994995B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014129748A (ja) | 2014-07-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5631859B2 (ja) | 一体化した排気マニホールドおよび重ね合わされ互いに間隔をあけたマニホールド部分に合流する排気導管のサブグループを有する内部燃焼エンジン用シリンダヘッド | |
US8671904B2 (en) | Cylinder head for an internal combustion engine, with integrated exhaust manifold and subgroups of exhaust conduits merging into manifold portions which are superimposed and spaced apart from each other | |
JP5062071B2 (ja) | 内燃機関のシリンダブロック | |
US7225786B2 (en) | Oil drain passage structure of cylinder block and core structure thereof | |
JP5711716B2 (ja) | シリンダヘッドのウォータージャケット構造 | |
JP2006207459A (ja) | 内燃機関の冷却構造及び水路形成部材 | |
JP2007051601A5 (ja) | ||
JP2017190674A (ja) | シリンダヘッドのウオータジャケット構造 | |
JP2007315195A (ja) | 内燃機関のシリンダブロックおよびその製造方法 | |
JP5447228B2 (ja) | エンジンの冷却構造 | |
JPS59203851A (ja) | 内燃機関のシリンダヘツド | |
JP5994995B2 (ja) | エンジンのシリンダヘッドの製造方法 | |
JP5981830B2 (ja) | シリンダヘッドのウォータージャケット構造 | |
JP6062312B2 (ja) | シリンダブロックの冷却構造 | |
EP2955364B1 (en) | Gas pipe for exhaust gas recirculation | |
JP4250723B2 (ja) | シリンダヘッドの冷却水通路構造及び製造方法 | |
WO2016088455A1 (ja) | 内燃機関用ピストンと該ピストンの製造装置及び製造方法 | |
JP6187229B2 (ja) | エンジンのシリンダヘッド構造 | |
JP3554457B2 (ja) | 金型鋳造製シリンダヘッドの冷却構造 | |
JP6201858B2 (ja) | エンジンのシリンダヘッド構造 | |
JP4874905B2 (ja) | シリンダヘッド、これを備える内燃機関およびシリンダヘッドの製造方法 | |
JP6461199B2 (ja) | 内燃機関 | |
JP7136232B2 (ja) | シリンダヘッド | |
JPS62282746A (ja) | 内燃機関用シリンダヘツドの鋳造用消失性模型 | |
JP3804105B2 (ja) | 直噴式ディーゼルエンジンのシリンダヘッド |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150309 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160224 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160302 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160427 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160727 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160809 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5994995 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |