JP2017190674A - シリンダヘッドのウオータジャケット構造 - Google Patents

シリンダヘッドのウオータジャケット構造 Download PDF

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Abstract

【課題】 下部排気集合部および上部排気集合部を備えるシリンダヘッドの冷却効果を高めることが可能なシリンダヘッドのウオータジャケット構造を提供する。【解決手段】 シリンダヘッド13の下部ウオータジャケット15は、下部排気集合部冷却部15bをバイパスして下部排気集合部17aおよび上部排気集合部18aの間に配置される下部・上部排気集合部冷却部15cを備えるので、そこを流れる冷却水で下部排気集合部17aの上面および上部排気集合部18aの下面を冷却することができる。しかも下部・上部排気集合部冷却部15cを流れる冷却水は、下部ウオータジャケット15の冷却水だけであり、上部ウオータジャケット16の冷却水は流れないので、下部・上部排気集合部冷却部15cにおいて両ウオータジャケット15,16の冷却水が干渉してスムーズな流れが阻害されることがなくなり、下部排気集合部17aおよび上部排気集合部18aに挟まれた領域の冷却効果を一層高めることができる。【選択図】 図3

Description

本発明は、シリンダヘッドの内部に、上下方向に重なり合うように配置された下部排気集合部および上部排気集合部と、前記下部排気集合部の下方に配置された下部ウオータジャケットと、前記上部排気集合部の上方に配置された上部ウオータジャケットとが形成され、前記下部ウオータジャケットおよび前記上部ウオータジャケットの内部を冷却水が相互に独立にかつ同方向に流れるシリンダヘッドのウオータジャケット構造に関する。
水冷直列四気筒エンジンにおいて、♯1シリンダおよび♯4シリンダの排気ポートを集合させた下部排気集合部と、♯2シリンダおよび♯3シリンダの排気ポートを集合させた上部排気集合部とを上下方向に重なるように配置し、これらの排気ポートを上下方向から挟むように下部ウオータジャケットおよび上部ウオータジャケットを形成し、下部ウオータジャケットおよび上部ウオータジャケットを連通させる中間ウオータジャケットを下部排気集合部および上部排気集合部の間に配置することにより、中間ウオータジャケットを流れる冷却水で高温になりやすい下部排気集合部および上部排気集合部の近傍の冷却効果を高めるものが、下記特許文献1により公知である。
米国特許第8061131号明細書
しかしながら、上記従来のものは、中間ウオータジャケットの両端に位置する二つの連通部において下部ウオータジャケット、上部ウオータジャケットおよび中間ウオータジャケットが相互に連通しているため、二つの連通部において三つのウオータジャケットの冷却水が干渉してスムーズな流れが阻害されてしまい、中間ウオータジャケットを設けたことによる冷却効果が充分に発揮されない可能性があった。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、下部排気集合部および上部排気集合部を備えるシリンダヘッドの冷却効果を高めることが可能なシリンダヘッドのウオータジャケット構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、シリンダヘッドの内部に、上下方向に重なり合うように配置された下部排気集合部および上部排気集合部と、前記下部排気集合部の下方に配置された下部ウオータジャケットと、前記上部排気集合部の上方に配置された上部ウオータジャケットとが形成され、前記下部ウオータジャケットおよび前記上部ウオータジャケットの内部を冷却水が相互に独立にかつ同方向に流れるシリンダヘッドのウオータジャケット構造であって、前記下部ウオータジャケットは前記下部排気集合部の下面に対向する下部排気集合部冷却部を備えるとともに、前記上部ウオータジャケットは前記上部排気集合部の上面に対向する上部排気集合部冷却部を備え、かつ前記下部ウオータジャケットおよび前記上部ウオータジャケットの何れか一方のウオータジャケットは、該一方のウオータジャケットの排気集合部冷却部をバイパスして前記下部排気集合部および前記上部排気集合部の間に配置される下部・上部排気集合部冷却部を備え、前記下部・上部排気集合部冷却部は前記下部排気集合部の上面および前記上部排気集合部の下面に対向することを特徴とするシリンダヘッドのウオータジャケット構造が提案される。
また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記一方のウオータジャケットは、該一方のウオータジャケットの排気集合部冷却部と前記下部・上部排気集合部冷却部との連結部に容積拡大部を備えることを特徴とするシリンダヘッドのウオータジャケット構造が提案される。
なお、実施の形態の下部ウオータジャケット15は本発明の一方のウオータジャケットに対応し、実施の形態の下部排気集合部冷却部15bは本発明の一方の排気集合部冷却部に対応し、実施の形態の第1容積拡大部15eおよび第2容積拡大部15gは本発明の容積拡大部に対応する。
請求項1の構成によれば、シリンダヘッドのウオータジャケット構造は、シリンダヘッドの内部に、上下方向に重なり合うように配置された下部排気集合部および上部排気集合部と、下部排気集合部の下方に配置された下部ウオータジャケットと、上部排気集合部の上方に配置された上部ウオータジャケットとが形成され、下部ウオータジャケットおよび上部ウオータジャケットの内部を冷却水が相互に独立にかつ同方向に流れる。下部ウオータジャケットは下部排気集合部の下面に対向する下部排気集合部冷却部を備え、上部ウオータジャケットは上部排気集合部の上面に対向する上部排気集合部冷却部を備えるので、下部ウオータジャケットを流れる冷却水で下部排気集合部の下面を冷却し、上部ウオータジャケットを流れる冷却水で上部排気集合部の上面を冷却することができる。
また下部ウオータジャケットおよび上部ウオータジャケットの何れか一方のウオータジャケットは、該一方のウオータジャケットの排気集合部冷却部をバイパスして下部排気集合部および上部排気集合部の間に配置される下部・上部排気集合部冷却部を備えるので、下部・上部排気集合部冷却部を流れる冷却水で下部排気集合部の上面および上部排気集合部の下面を冷却することで、高温になり易い下部排気集合部および上部排気集合部に挟まれた領域の冷却効果を高めることができる。しかも下部・上部排気集合部冷却部を流れる冷却水は、一方のウオータジャケットの冷却水だけであり、他方のウオータジャケットの冷却水は流れないので、下部・上部排気集合部冷却部において下部ウオータジャケットおよび上部ウオータジャケットの冷却水が干渉してスムーズな流れが阻害されることがなくなり、下部・上部排気集合部冷却部に冷却水をスムーズに流して下部排気集合部および上部排気集合部に挟まれた領域の冷却効果を一層高めることができる。
また請求項2の構成によれば、一方のウオータジャケットは、該一方のウオータジャケットの排気集合部冷却部と下部・上部排気集合部冷却部との連結部に容積拡大部を備えるので、一方のウオータジャケットから下部・上部排気集合部冷却部への冷却水の分流と、下部・上部排気集合部冷却部から一方のウオータジャケットへの冷却水の合流とがスムーズに行われることで、下部排気集合部および上部排気集合部の冷却効果が向上する。
ウオータジャケットの斜視図。 図1の2方向矢視図。 図1の3方向矢視図。 図3の4−4線断面図。 上部ウオータジャケットおよび下部ウオータジャケットの平面図。
以下、図1〜図5に基づいて本発明の実施の形態を説明する。なお、本明細書における上下方向とは、エンジンの搭載姿勢に関係なく、シリンダ軸線方向であってシリンダブロック側を下方とし、シリンダ軸線方向であってシリンダヘッド側を上方として定義される。
図3に示すように、水冷式の直列4気筒エンジンは、シリンダブロック11と、シリンダブロック11の頂面にガスケット12を挟んで底面を結合されるシリンダヘッド13とを備える。シリンダブロック11は、シリンダ列線に沿って直列に配置された4個のシリンダボアの周囲を取り囲むウオータジャケット14を備え、このオータジャケット14には図示せぬ冷却水ポンプから冷却水が供給される。
図1〜図5に示すように、シリンダヘッド13の内部には、下部ウオータジャケット15、上部ウオータジャケット16、下部排気ポート17および上部排気ポート18が形成されており、下部排気ポート17および上部排気ポート18は下部ウオータジャケット15および上部ウオータジャケット16の間に挟まれるように配置される。なお、各図面におけるウオータジャケットおよび排気ポートの形状は、そのウオータジャケットおよび排気ポートを鋳造により形成するための中子の形状でもある。
エンジンのシリンダブロック11は、クランクシャフトの駆動力をカムシャフトに伝達するタイミングチェーンが配置されるタイミングチェーン側からトランスミッション側に向かって♯1〜♯4シリンダを備える。シリンダヘッド13は、上流端が♯2シリンダおよび♯3シリンダの燃焼室の排気孔に接続された下部排気ポート17,17を備えており、下部排気ポート17,17は下流端において一体に集合して下部排気集合部17aを構成する(図5(B)参照)。またシリンダヘッド13は、上流端が♯1シリンダおよび♯4シリンダの燃焼室の排気孔に接続された上部排気ポート18,18を備えており、上部排気ポート18,18は下流端において一体に集合して上部排気集合部18aを構成する(図5(A)参照)。下部排気集合部17aおよび上部排気集合部18aは上下方向に重なり合い、上方から見たときに♯2シリンダおよび♯3シリンダの中間位置においてシリンダヘッド13の排気側側面に開口する。
♯1〜♯4シリンダの排気ポートを一つの排気集合部に集合させると、排気干渉により排ガスのスムーズな排出が妨げられて内燃機関の出力が低下する問題があるが、本実施の形態のごとく、排気タイミングが連続しない♯2シリンダおよび♯3シリンダの下部排気ポート17,17を一体に集合して下部排気集合部17aとし、排気タイミングが連続しない♯1シリンダおよび♯4シリンダの上部排気ポート18,18を一体に集合して上部排気集合部18aとすることで、排気干渉の発生を防止して内燃機関の出力向上を図ることができる。
下部ウオータジャケット15は比較的に小型であって♯1〜♯4シリンダの排気側だけに配置されており、その吸気側の端部に沿って8個の下部ウオータジャケット冷却水入口15a…(図2参照)が下向きに延びており、これらの下部ウオータジャケット冷却水入口15a…は♯1〜♯4シリンダの外周を取り囲むシリンダブロック11のウオータジャケット14に連通する。また下部ウオータジャケット15の排気側の端部には、下部排気集合部17aの下面に対向する下部排気集合部冷却部15bと、下部排気集合部17aの上面に対向する下部・上部排気集合部冷却部15cとが形成される。下部排気集合部17aの下面に向かって凹形状に湾曲する下部排気集合部冷却部15bと、下部排気集合部17aの上面に向かって凹形状に湾曲する下部・上部排気集合部冷却部15cとは、環状に連結されて下部排気集合部17aの外周を取り囲む。
下部ウオータジャケット15の排気側の端部に沿ってタイミングチェーン側から下部排気集合部17aに向かって延びる第1冷却水通路15dの下流側には、下部排気集合部冷却部15bおよび下部・上部排気集合部冷却部15cに向かって流路断面積が次第に拡大する第1容積拡大部15eが形成される。また下部ウオータジャケット15の排気側の端部に沿って下部排気集合部17aからトランスミッション側に向かって延びる第2冷却水通路15fの上流側には、下部排気集合部冷却部15bおよび下部・上部排気集合部冷却部15c側から流路断面積が次第に拡大する第2容積拡大部15gが形成される。
下部ウオータジャケット15は、その外側に向かって突出する3個の幅木部19〜21(図1参照)を備える。幅木部19〜21は、シリンダヘッド13を鋳造する際に下部ウオータジャケット15を鋳抜くための砂製の中子を金型の内部に保持するための突起であり、鋳造後に中子を排出すると幅木部19〜21は下部ウオータジャケット15の一部を構成する開口部となる。トランスミッション側の端部に位置する幅木部19の開口部は、下部ウオータジャケット冷却水出口15hを構成する。
上部ウオータジャケット16は下部ウオータジャケット15よりも大型であって♯1〜♯4シリンダの吸気側から排気側に跨がるように配置されており、そのタイミングチェーン側、吸気側およびトランスミッション側の端部に沿って11個の上部ウオータジャケット冷却水入口16a…(図2参照)が下向きに延びており、これらの上部ウオータジャケット冷却水入口16a…は♯1〜♯4シリンダの外周を取り囲むシリンダブロック11のウオータジャケット14に連通する。
また上部ウオータジャケット16の排気側の端部に沿って、タイミングチェーン側からトランスミッション側に向かって第1冷却水通路16b、上部排気集合部冷却部16cおよび第2冷却水通路16dが直列に形成される。上部排気集合部冷却部16cは、上部排気集合部18aの上面に向かって凹形状に湾曲する。下部ウオータジャケット15の下部排気集合部冷却部15bおよび下部・上部排気集合部冷却部15cは、第1冷却水通路15dの下流端および第2冷却水通路15fの上流端の間に吊り下げられるように連結されるため、下部・上部排気集合部冷却部15cは上面は上部排気集合部18aの下面に向かって凹形状に湾曲している。その結果、上部排気集合部18aは、上部排気集合部冷却部16cおよび下部・上部排気集合部冷却部15cによって上面および下面を取り囲まれる。
上部ウオータジャケット16は、その外側に向かって突出する5個の幅木部22〜26(図1参照)を備える。トランスミッション側の端部に位置する幅木部22の開口部は、上部ウオータジャケット冷却水出口16eを構成する。タイミングチェーン側の端部に位置する幅木部23の開口部と、トランスミッション側の端部に位置する幅木部24の開口部とは、図示せぬプラグで閉塞される。
下部排気集合部17aのタイミングチェーン側に位置する下部ウオータジャケット15の幅木部20および上部ウオータジャケット16の幅木部25は上下に重なり合って開口部が図示せぬプラグで閉塞され、その内部に形成された第1エア抜き孔27で下部ウオータジャケット15および上部ウオータジャケット16が連通する。また下部排気集合部17aのトランスミッション側に位置する下部ウオータジャケット15の幅木部21および上部ウオータジャケット16の幅木部26は上下に重なり合って開口部が図示せぬプラグで閉塞され、その内部に形成された第2エア抜き孔28で下部ウオータジャケット15および上部ウオータジャケット16が連通する。
次に、上記構成を備えた本発明の実施の形態の作用を説明する。
図示せぬ冷却水ポンプでシリンダブロック11のウオータジャケット14に供給された冷却水の一部は、そこから下部ウオータジャケット冷却水入口15a…を介して下部ウオータジャケット15に供給され、下部ウオータジャケット15をタイミングチェーン側からトランスミッション側に流れる間に、♯1〜♯4シリンダの燃焼室における燃料の燃焼により温度上昇したシリンダヘッド13を冷却し、下部ウオータジャケット冷却水出口15hから排出される。
またシリンダブロック11のウオータジャケット14に供給された冷却水の残部は、そこから上部ウオータジャケット冷却水入口16a…を介して上部ウオータジャケット16に供給され、上部ウオータジャケット16をタイミングチェーン側からトランスミッション側に流れる間にシリンダヘッド13を冷却し、上部ウオータジャケット冷却水出口16eから排出される。その間、下部ウオータジャケット15を流れる冷却水と上部ウオータジャケット16を流れる冷却水とは独立しており、相互に混ざり合うことはない。
下部ウオータジャケット15を流れる冷却水に含まれる気泡は、上下に重なり合う下部ウオータジャケット15の幅木部20および上部ウオータジャケット16の幅木部25の内部に形成された第1エア抜き孔27と、上下に重なり合う下部ウオータジャケット15の幅木部21および上部ウオータジャケット16の幅木部26の内部に形成された第2エア抜き孔28とを介して上部ウオータジャケット16に排出され、上部ウオータジャケット16から冷却水と共にシリンダヘッド13の外部に排出される。このとき、第1エア抜き孔27および第2エア抜き孔28は下部ウオータジャケット15の最も高い位置に設けられているため、冷却水よりも軽い気泡を下部ウオータジャケット15から上部ウオータジャケット16に効率的に排出することができる。
シリンダヘッド13のうち、♯1〜♯4シリンダの燃焼室から出た排ガスが通過する下部排気集合部17aおよび上部排気集合部18aの近傍は最も高温になり易く、特に下部排気集合部17aおよび上部排気集合部18aに挟まれた領域は最も高温になる。
下部ウオータジャケット15の第1冷却水通路15dをタイミングチェーン側からトランスミッション側に流れる冷却水は、第1容積拡大部15eにおいて下部排気集合部冷却部15bおよび下部・上部排気集合部冷却部15cに分流した後、第2容積拡大部15gで第2冷却水通路15fに合流するが、その際に下部排気集合部17aの下面がそれに対向する下部排気集合部冷却部15bを流れる冷却水で冷却され、下部排気集合部17aの上面がそれに対向する下部・上部排気集合部冷却部15cを流れる冷却水で冷却されることで、高温になり易い下部排気集合部17aの周囲のシリンダヘッド13が効率的に冷却される。また上部排気集合部18aの上面がそれに対向する上部排気集合部冷却部16cを流れる冷却水で冷却され、上部排気集合部18aの下面がそれに対向する下部・上部排気集合部冷却部15cを流れる冷却水で冷却されることで、高温になり易い上部排気集合部18aの周囲のシリンダヘッド13が効率的に冷却される。
このとき、下部排気集合部17aおよび上部排気集合部18aに間に配置された下部・上部排気集合部冷却部15cは、下部ウオータジャケット15の一部を構成していて上部ウオータジャケット16とは分離しているため、下部・上部排気集合部冷却部15cを流れる冷却水と上部ウオータジャケット16を流れる冷却水とが相互に干渉することが防止され、下部・上部排気集合部冷却部15cにおける冷却水の流れがスムーズになって下部排気集合部17aおよび上部排気集合部18aの冷却効率が高められる。
また下部ウオータジャケット15の第1冷却水通路15dが下部排気集合部冷却部15bおよび下部・上部排気集合部冷却部15cに分岐する部分には流路断面請が次第に拡大する第1容積拡大部15eが形成され、かつ下部排気集合部冷却部15bおよび下部・上部排気集合部冷却部15cが第2冷却水通路15fに集合する部分には流路断面請が次第に減少する第2容積拡大部15gが形成されるので、第1容積拡大部15eおよび第2容積拡大部15gにおける冷却水の滞りを防止して下部排気集合部冷却部15bおよび下部・上部排気集合部冷却部15cにおける冷却水のスムーズな流れを可能にすることができる。
シリンダヘッド13を金型で鋳造する際に、そのウオータジャケットは中子を用いて成形されるが、本実施の形態では下部ウオータジャケット15および上部ウオータジャケット16を流れる冷却水は基本的に混じり合うことなく相互に独立して流れるため、下部ウオータジャケット15の中子および上部ウオータジャケット16の中子も相互に交差することなく独立して構成することが可能となり、これにより中子の構造を簡素化して製造コストを削減することができる。
特に、下部ウオータジャケット15の下部・上部排気集合部冷却部15cは上部ウオータジャケット16と連通しないので、下部・上部排気集合部冷却部15cを成形する中子を独立して設けることなく、下部ウオータジャケット15の中子と一体化することが可能となり、中子の数を減らして製造コストを削減することができる。
また下部ウオータジャケット15の下部排気集合部冷却部15bおよび下部・上部排気集合部冷却部15cが第1容積拡大部15eおよび第2容積拡大部15gに吊り下げられるような形状であるため(図3参照)、下部ウオータジャケット15の中子における下部排気集合部冷却部15bおよび下部・上部排気集合部冷却部15cに対応する部分の強度が高まり、中子を保管しておく間に下部排気集合部冷却部15bおよび下部・上部排気集合部冷却部15cに対応する部分が変形してしまう事態を回避することができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、実施の形態のエンジンは直列4気筒エンジンであるが、エンジンの気筒の数や配列は実施の形態に限定されるものではない。
13 シリンダヘッド
15 下部ウオータジャケット(一方のウオータジャケット)
15b 下部排気集合部冷却部(一方の排気集合部冷却部)
15c 下部・上部排気集合部冷却部
15e 第1容積拡大部(容積拡大部)
15g 第2容積拡大部(容積拡大部)
16 上部ウオータジャケット
16c 上部排気集合部冷却部
17a 下部排気集合部
18a 上部排気集合部

Claims (2)

  1. シリンダヘッド(13)の内部に、上下方向に重なり合うように配置された下部排気集合部(17a)および上部排気集合部(18a)と、前記下部排気集合部(17a)の下方に配置された下部ウオータジャケット(15)と、前記上部排気集合部(18a)の上方に配置された上部ウオータジャケット(16)とが形成され、前記下部ウオータジャケット(15)および前記上部ウオータジャケット(16)の内部を冷却水が相互に独立にかつ同方向に流れるシリンダヘッドのウオータジャケット構造であって、
    前記下部ウオータジャケット(15)は前記下部排気集合部(17a)の下面に対向する下部排気集合部冷却部(15b)を備えるとともに、前記上部ウオータジャケット(16)は前記上部排気集合部(18a)の上面に対向する上部排気集合部冷却部(16c)を備え、かつ前記下部ウオータジャケット(15)および前記上部ウオータジャケット(16)の何れか一方のウオータジャケット(15)は、該一方のウオータジャケット(15)の排気集合部冷却部(15b)をバイパスして前記下部排気集合部(17a)および前記上部排気集合部(18a)の間に配置される下部・上部排気集合部冷却部(15c)を備え、前記下部・上部排気集合部冷却部(15c)は前記下部排気集合部(17a)の上面および前記上部排気集合部(18a)の下面に対向することを特徴とするシリンダヘッドのウオータジャケット構造。
  2. 前記一方のウオータジャケット(15)は、該一方のウオータジャケット(15)の排気集合部冷却部(15b)と前記下部・上部排気集合部冷却部(15c)との連結部に容積拡大部(15e,15g)を備えることを特徴とする、請求項1に記載のシリンダヘッドのウオータジャケット構造。
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