JP5994439B2 - 記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、装置本体から排出される記録済みの媒体(用紙等)を受けるスタッカーが、動力源の動力により移動する記録装置に関する。
この種の記録装置は、装置本体内に、用紙等の媒体を搬送する搬送部と、搬送された媒体に記録を施す記録部とを備えている。また、記録装置には、装置本体の排出口と対応する位置に伸縮自在な多段式のスタッカー(例えば排紙トレイ)が設けられている。そして、記録済みの媒体は、装置本体の排出口から排出され、伸長状態にあるスタッカー上に積載される。
従来、複数枚のトレイがスライドして伸長と収縮の駆動が可能な多段式の排紙トレイ(スタッカー)が、動力源(モーター)の動力により伸縮する構成の記録装置が開示されている(例えば特許文献1等)。この種の記録装置では、用紙の長さと排紙トレイの伸長量とを比較し、排紙トレイの伸長量が用紙の長さに比べ十分でなかった場合は、モーターが駆動され、その後、排紙トレイの伸長量が用紙の長さに比べて十分であれば、印刷を開始する。また、排紙トレイが伸長状態であるか収縮状態であるかを検知するセンサー(排紙トレイ状態検知手段)を備え、センサーが排紙トレイの伸長状態を検知していれば、印刷を行い、一方、センサーが排紙トレイの収縮状態を検知していれば、印刷を禁止する構成も開示されている。
特開2004−338873号公報
ところで、多段式のスタッカーを動力源の動力で伸縮させる構成の場合、スタッカーを構成する複数枚のトレイを重ねて配置する必要があるので、スタッカーが厚くなり易い。このため、多段式のスタッカーを収容する記録装置が高さ方向(上下方向)に厚くなり易く、記録装置の薄型化を図り難いという問題がある。また、多段式のスタッカーを動力源の動力で駆動させる場合、複数枚のトレイを伸縮させる機構が比較的複雑になり、その複雑な機構が故障などの原因になるという問題がある。そこで、一枚のスタッカーで構成すれば、比較的薄型化を図り易いうえ、スタッカーを進退させる機構も比較的簡単な構造で済ませられる。
しかし、一枚のスタッカーとした場合、スタッカーを突出させたときに最大用紙長の用紙でも受けられるだけの突出長が必要になることから、多段式のものに比べスタッカー一枚当たりの移動方向の長さが、伸縮しない分相対的に長くなる。スタッカーが移動方向に長くなると、スタッカーを装置本体内に収納したときに装置本体内に深く挿入され、例えば装置本体内の機構部品の配置エリア内に挿入配置されることになる。
例えば、ユーザーがスタッカー上の用紙を装置本体の奥方へ押したり、用紙を積載するスタッカー自体を装置本体の奥方へ押したりした場合、用紙が、スタッカーを移動可能に案内するガイド部とスタッカーの媒体受け面との隙間から奥方へ進入する。そして、隙間から奥方へ進入した用紙の一部がスタッカーとガイド部との間に挟まれ、印刷面が擦れたり、その挟まれた一部が折れたりする虞がある。また、スタッカーを駆動する機構が媒体受け面側にある構成の場合、その機構の歯車又は歯部が噛み込んで用紙の一部が破損したり、機構の正常な駆動が困難になったりする虞がある。さらに、隙間の奥方に他の機構部品が存在する場合、用紙の一部が他の機構部品の配置エリアまで進入した際に、他の機構部品に挟まれたり噛み込まれたりする虞もある。このため、一枚のスタッカーとすることも、種々の問題を誘発するため現実的ではなかった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的の一つは、一枚式のスタッカーとしても、媒体のスタッカーとガイド部との隙間への進入に起因する不具合を効果的に回避できる記録装置を提供することにある。
上記目的の一つを達成するために、記録装置は、媒体を搬送する搬送部と、搬送される媒体に記録を行う記録部と、記録済みの媒体を受ける媒体受け面を有する一枚のスタッカーと、前記スタッカーを移動可能に案内するガイド部と、前記スタッカーを移動させる動力源と、前記動力源を制御して前記スタッカーを移動させる制御部と、前記スタッカー上の前記記録済みの媒体の帯電を除去する除電部材と、を備え、前記除電部材は、前記スタッカー上の前記記録済みの媒体の前記媒体受け面と前記ガイド部との隙間への進入を阻止可能な位置に設けられている。
上記構成によれば、スタッカーが一枚(一段式)の構成なので、多段式のスタッカーに比べ、スタッカーを薄くできる。よって、スタッカーを動力源の動力により移動させる構成を採用しつつ、記録装置の薄型化を図ることができる。また、スタッカー上の記録済みの媒体あるいはスタッカー自体を、例えばユーザーが誤って装置本体側へ押しても、そのスタッカー上の媒体が除電部材に当たることで、媒体の媒体受け面とガイド部との隙間への進入を阻止できる。また、スタッカー上の記録済みの媒体の帯電を除去する除電部材が、媒体の隙間への進入を阻止する阻止部材を兼ねるので、記録済みの媒体の帯電を除去できるうえ、除電部材とは別に阻止部材を設ける必要がない。このため、部品の種類の増加と部品点数の増加を回避できる。よって、一枚式のスタッカーとしても、媒体のスタッカーとガイド部との隙間への進入に起因する不具合を効果的に回避できる。
上記記録装置では、前記除電部材は、前記媒体受け面に近づくほど媒体排出方向に位置する斜めの姿勢で支持されていることが好ましい。
上記構成によれば、除電部材は媒体受け面に近づくほど媒体排出方向に位置する斜めの姿勢で支持されているので、スタッカー上の誤って押されるなどした媒体が除電部材に当たった際に、媒体が除電部材を押し込むほど除電部材と媒体受け面との接圧が大きくなる。このため、媒体が除電部材と媒体受け面との間を通り抜けられるまで除電部材を押し込むために必要な力が一層大きくなる。このため、媒体が幾分強く押されても、除電部材により、媒体のガイド部と媒体受け面との隙間への進入を一層効果的に阻止できる。
上記記録装置では、前記除電部材は、前記スタッカーの前記媒体受け面に接触してカールする部分の先端部が、前記媒体受け面から離間していない。
上記構成によれば、除電部材がスタッカーの媒体受け面に接触してカールする部分の先端部が媒体受け面から離間していないので、スタッカー上の誤って押されるなどした媒体が除電部材と媒体受け面との間に入りにくく、媒体の媒体受け面とガイド部との隙間への進入を一層確実に回避できる。例えば除電部材のカールする部分の先端部が媒体受け面から浮き上がっていると、その浮き上がった隙間に媒体が入り込み、そのまま媒体が除電部材と媒体受け面との間を潜り込むように進入する虞がある。しかし、カールする先端部が媒体受け面から浮いていないので、この種の媒体の潜り込みによる進入を回避できる。
上記記録装置では、前記動力源の動力を前記スタッカーに伝達するための動力伝達機構を更に備え、前記スタッカーにおける前記媒体受け面には、前記動力伝達機構の一部を構成する歯部が前記スタッカーの移動方向に沿って延びるように形成され、前記除電部材は、前記媒体受け面に対し前記歯部を避けて接触していることが好ましい。
上記構成によれば、除電部材は、スタッカーの媒体受け面に対し歯部を避けて接触しているので、歯部との摺動による除電部材の早期摩耗を回避できる。
上記記録装置では、前記スタッカーの下側に着脱可能に装着される給送カセットと、前記給送カセットから媒体を送り出す給送駆動部とを更に備え、前記スタッカーには、収納状態において前記給送駆動部を避ける凹部が形成され、前記除電部材は、前記スタッカーに対し幅方向において前記凹部を避けた領域で接触していることが好ましい。
上記構成によれば、除電部材は、スタッカーに対し幅方向に凹部を避けた領域で接触しているので、除電部材をなるべく小サイズで済ませられる。例えば凹部の部分に除電部材の一部が存在しても、その一部の下側が空くことになるので、その一部は媒体進入阻止機能がない。この一部の分を無くすことで、除電部材をスタッカーの幅方向に配置する長さを相対的に短くすることができる。
上記記録装置では、前記除電部材は、前記幅方向に前記凹部を挟む両側に配置された二つを含む複数設けられ、前記二つの除電部材は、前記スタッカーの幅方向において、想定される媒体の最小幅よりも狭い間隔を隔てて配置されていることが好ましい。
上記構成によれば、二つの除電部材のスタッカーの幅方向における間隔が、想定される媒体の最小幅よりも狭いので、たとえ最小幅の媒体がスタッカー上で誤って収納方向側へ押されるなどしても、その最小幅の媒体が二つの除電部材の幅方向の隙間を通り抜けることがないので、最小幅の媒体でも媒体受け面とガイド部との隙間に進入することを回避できる。
一実施形態におけるプリンターの斜視図。 スタッカーが突出状態にあるプリンターの斜視図。 プリンターの模式側断面図。 スタッカー及びその駆動装置を示す斜視図。 プリンターの部分正面図。 除電布の取り付け構造を示す側面図。 除電布の媒体進入阻止機能を説明する側面図。 プリンターの電気的構成を示すブロック図。
以下、記録装置をプリンターに具体化した一実施形態を、図1〜図8に基づいて説明する。
図1に示すように、プリンター11は、薄型の略直方体形状を有する装置本体12と、装置本体12の前面(図1では右面)に設けられてユーザーの入力操作に用いられる操作パネル13とを備えている。操作パネル13は、その上部を回動軸として装置本体12の前面に対して前方に回動可能に構成されている。操作パネル13には、液晶パネル等よりなる表示部14及び複数の操作スイッチからなる操作部15を備える。操作部15には、プリンター11の電源をオン・オフ操作するための電源スイッチ15a、及び表示部14に表示されたメニュー画面上で所望の選択項目を選択操作するための選択スイッチ15bなどが含まれる。
図1に示すように、装置本体12の前面における操作パネル13の下側位置には、媒体の一例としての用紙Pを複数枚収容可能な給送カセット16が着脱可能(挿抜可能)な状態で装着されている。給送カセット16に収容された複数枚の用紙Pはピックアップローラー17(図3参照)により一番上から順番に一枚ずつ給送カセット16から送り出され、その送り出された用紙Pは所定の搬送経路に沿って搬送方向Yに搬送される。
また、装置本体12内には、キャリッジ18が、搬送方向Yと交差する主走査方向Xに延びるように架設されたガイド軸19に案内され、主走査方向Xに沿って往復移動可能な状態で設けられている。キャリッジ18の下部には、搬送される用紙Pにインク滴を噴射する複数のノズルを有する記録ヘッド20が取り付けられている。印刷済み(記録済み)の用紙Pは、給送カセット16の前面に下部を回動軸として回動可能な状態に設けられたカバー21が開いた状態で露出する排出口から、図1に白抜き矢印で示す方向へ排出されるようになっている。なお、装置本体12の後部には、用紙Pを手差しで挿入可能な給送口を塞ぐ開閉式のカバー22が設けられ、このカバー22を開いて給送口から手差しで用紙Pを挿入して印刷することも可能になっている。
図2に示すように、装置本体12には、略四角板状の一枚のトレイにより構成される一つのスタッカー23(媒体受けトレイ)が出没(出退)可能な状態(但し図2では突出状態)で設けられている。スタッカー23は電動式で、装置本体12内に収納された閉位置(退避位置)(例えば図1の状態)と、装置本体12から所定の出量で突出する開位置(例えば図2の状態)との間を往復移動可能となっている。操作パネル13とスタッカー23は共通の動力源により駆動され、スタッカー23の閉位置からの突出動作に連動して、操作パネル13は前方に回動して図2に示すようにユーザーから見易い所定角度の姿勢に配置される。このとき、装置本体12から突出する途中のスタッカー23に押されてカバー21は不図示のばねの付勢力に抗して開放される。そして、印刷済みの用紙Pは、開位置にあるスタッカー23上に排出される。なお、スタッカー23が開位置から閉位置へ退避しても、操作パネル13が開位置に一旦開いた状態にある場合、操作パネル13は開位置に保持されるようになっている。
以下、図3を参照しながら用紙搬送経路上の構成要素について説明する。図3に示すように、装置本体12は、カセット給送部25、給送部26、媒体搬送部27、記録部28及び送り部29を備える。カセット給送部25は、給送カセット16と、給送カセット16の上方に設けられたピックアップローラー17と、給送カセット16に収容された用紙Pの先端と対向する位置に設けられた分離部30とを備える。
ピックアップローラー17は、揺動軸31を中心に揺動する揺動部材32の先端部に設けられ、搬送モーター33(図8参照)から伝達された動力によって回転駆動する。ピックアップローラー17は、給送カセット16に収容された用紙Pの最上位のものと接して回転することにより、最上位の用紙Pを給送カセット16から給送経路へ送り出す。このとき、給送カセット16からピックアップローラー17の回転により送り出される最上位の用紙Pは、その送り出し途中で分離部30により次位以降の用紙Pと分離される。なお、本例では、揺動部材32及びピックアップローラー17により、給送駆動部の一例が構成される。
図3に示すように、分離部30の給送経路下流側に設けられた給送部26は、搬送モーター33により駆動される給送駆動ローラー34と、分離ローラー35と、給送従動ローラー36とを備えている。分離ローラー35は、給送駆動ローラー34と接するとともに再度用紙Pに対して分離を行い、確実に最上位の用紙Pのみを給送経路下流側に送る。
また、給送駆動ローラー34と給送従動ローラー36との間に挟持された用紙Pは、媒体搬送部27へ搬送される。媒体搬送部27は、同じく搬送モーター33により駆動される搬送駆動ローラー37と、搬送駆動ローラー37に圧接して従動回転する搬送従動ローラー38とを備える。この媒体搬送部27により、用紙Pがさらに下流側へと送られる。
図3に示すように、媒体搬送部27の下流側に設けられた記録部28は、キャリッジ18と、記録ヘッド20と、記録ヘッド20と対向する支持台39とを備えている。キャリッジ18の下部に設けられた記録ヘッド20は、キャリッジ18がキャリッジモーター40(図8参照)の動力によってガイド軸19に案内されつつ主走査方向X(図3では紙面と直交する方向)に往復動する過程で、用紙Pに対してインク滴を噴射して用紙Pに画像を印刷する。このとき、支持台39は、用紙Pを支持し、用紙Pと記録ヘッド20との距離(ギャップ)を印刷に適した値に規定する。
そして、支持台39の下流側に設けられた送り部29は、搬送モーター33によって駆動される第1ローラー41と、第1ローラー41に接して従動回転する第2ローラー42とを備えている。そして、記録済みの用紙Pは第1ローラー41と第2ローラー42とに挟持された状態で、送り部29によって送り出される。
送り部29により送り出された印刷済みの用紙Pは、装置本体12の前方へ突出した図3に二点鎖線で示すスタッカー23上に排出される。スタッカー23は、Y方向に沿って引き出される状態又は装置本体12の内側に引き込まれる状態にそのスライド方向が切換可能に構成されている。スタッカー23は、少なくとも印刷時には、装置本体12に対する操作パネル13の回動動作に伴って、装置本体12の外側に向かう方向へスライドして突出する。
また、本実施形態では、手差し用のカバー22を開けた状態で露出する給送口43から用紙P(図3に二点鎖線で示す)を挿入することで、手差し挿入した用紙Pへの印刷も可能になっている。なお、本実施形態では、給送部26、媒体搬送部27、送り部29、搬送モーター33、及び搬送モーター33と各部26,27,29との間に介在する動力伝達切換部81(図8参照)により、搬送部の一例が構成される。
図3に示すように、スタッカー23は、搬送方向Yの先端部が先端側ほど高くなるように傾斜する傾斜案内面23aを形成しつつ上側へ膨出する台部23bと、台部23bの幅方向(主走査方向Xに同じ)両側に隣接して台部23bよりも高く隆起する一対の隆起状部23cとを有している。また、スタッカー23は先端部を除く基板部23dが四角板状(図4参照)に形成されている。支持台39の下側に配置された板状のフレーム44と、これに対して上下方向に所定の間隔を隔ててその下側に配置された板状の支持板部45とにより、スタッカー23の基板部23dを収納可能なガイド部46が形成されている。そして、スタッカー23は、その基板部23dがガイド部46内に深く挿入されることで図3に実線で示す閉位置に配置され、閉位置(退避位置)から装置本体12に対して突出する方向へ移動することで図3に二点鎖線で示す開位置に配置される。
本実施形態のプリンター11は、CDR及びDVD等の記憶ディスクのレーベル印刷機能を有し、スタッカー23の台部23bと隆起状部23cとの間のスリットに沿って記憶ディスクが、媒体搬送部27及び送り部29まで挿入案内されるようになっている。このため、本例のスタッカー23は先端部が上方に隆起した形状を有するが、記憶ディスクのガイド機能を有しない平板形状にスタッカー23を形成してもよい。また、スタッカー23の閉位置からの出量が、印刷対象の用紙Pごとにその用紙長に応じて制御される構成としてもよい。
また、図3に示すように、このプリンター11では、閉位置にあるときの操作パネル13が、スタッカー23が閉位置から開位置へ移動する際の移動経路上に位置するレイアウトの採用により、装置本体12の薄型化が図られている。そして、スタッカー23を図3に示した閉位置から突出させるには、最初に操作パネル13を開き、スタッカー23の移動経路上から操作パネル13を退避させた後に、スタッカー23を突出させる。
ここで、図4を参照しながらスタッカー23の構成要素について説明する。スタッカー23は、基板部23dの上面に、受けた用紙Pが載置される媒体受け面48を備えている。媒体受け面48の幅方向両端部には、スタッカー移動方向(用紙排出方向Yに同じ)に沿って延びる一対のラック49,49が設けられている。ラック49,49は、動力源の一例としての電動モーター50の動力が伝達される動力伝達機構51を構成する回転軸52にその軸方向に所定の間隔を開けて嵌着された一対のピニオン歯車53,53のそれぞれと噛合している。
スタッカー23は、電動モーター50から動力伝達機構51を介して伝達された動力により、閉位置から開位置に移動し、又は開位置から閉位置に移動する。本実施形態では、電動モーター50が正転駆動することにより、スタッカー23は閉位置から開位置へ向かう突出方向に移動し、電動モーター50が逆転駆動することにより、スタッカー23は開位置から閉位置へ向かう収納方向に移動する。もちろん、スタッカー23は、閉位置から開位置に移動する突出動作のみ電動モーター50の動力で自動で行い、開位置から閉位置への収納はユーザーが手動で行う構成とすることもできる。
また、装置本体12内には、図4に示すように、スタッカー23が閉位置にある状態を検知する閉センサー55、及びスタッカー23が開位置にある状態を検知する開センサー56が設けられている。閉センサー55は、スタッカー23の一方の隆起状部23cの上面に形成された被検知部57を検知することにより、スタッカー23が閉位置にあることを検知する。また、開センサー56は、スタッカー23が開位置にあるときに、スタッカー23の後端部に形成された切欠凹部23eを検知することにより、スタッカー23が開位置にあることを検知する。
また、図4に示すように、基板部23dの後部(図4では左部であり用紙排出方向Yの上流側部分)における幅方向中央部分には、排出方向Yの上流側から下流側へ向かって凹む凹部23fが形成されている。スタッカー23は、ピックアップローラー17を支持する揺動部材32(図3参照)を凹部23fで避けつつ閉位置に収納されるようになっている。このため、スタッカー23は、閉位置において装置本体12内の深い位置まで挿入可能になっている。よって、スタッカー23は一枚のトレイ構造からなるものの、その移動方向長さが比較的長いので、装置本体12からの突出時に必要な出量が確保される。また、スタッカー23は一枚のトレイ構造であることから、ある程度の厚みを確保でき、比較的高い剛性を有している。
図4に示すように、電動モーター50には、その回転量に比例する数のパルスを有する検出パルス信号を出力するロータリーエンコーダー58が設けられている。プリンター11では、閉センサー55によりスタッカー23が閉位置にあることが検知されたときを原点として、ロータリーエンコーダー58からの検出パルス信号の例えばパルスエッジをカウンターで計数することにより、スタッカー23の出量が計測される。
図4に示すように、電動モーター50の回転軸に嵌着された歯車60は、歯車61を介して歯車62に伝達される。歯車62から下側の歯車63a〜63gまでの歯車列63が、スタッカー23への駆動力伝達経路となる。図4における動力伝達機構51は、電動モーター50からの動力をスタッカー23に伝達する一部のみ示されており、不図示の他の一部により操作パネル13にも動力を伝達する。本実施形態では、操作パネル13は電動モーター50の駆動力により上向きに開く方向に回動するが、動力伝達機構51には、操作パネル13が開位置まで回動すると、操作パネル13への動力伝達が解除される解除機構が含まれ、操作パネル13を閉じる場合はユーザーが操作パネル13を押し下げる仕様となっている。スタッカー23については、突出動作及び収納動作ともに電動モーター50の動力により自動で行われる仕様となっている。但し、ユーザー操作によってスタッカー23を双方向にスライドさせることも可能になっている。もちろん、動力伝達機構51を図4に示す部分のみとし、電動モーター50はその動力がスタッカー23のみに伝達される構成も採用できる。
また、図4に示すように、スタッカー23の媒体受け面48上における幅方向中央領域には、排出方向Yに沿って延びる複数本の凸条23g(例えばリブ)が突出形成されている。スタッカー23へ排出された用紙Pは、複数本の凸条23gの上端面と摺動しつつ媒体受け面48上に載置されるので、スタッカー23上に排出される際の用紙Pと媒体受け面48との摺動抵抗が小さくなるようになっている。また、媒体受け面48には複数本の凸条23gを幅方向に挟んだその両側位置に、一対の凹部23hが形成されている。詳しくは、一対の凹部23hは、媒体受け面48上に排出された小サイズ(例えばL版又は2L版)の写真用紙及びハガキなどの比較的紙幅の狭い用紙Pのその幅方向両端が、一対の凹部23hのそれぞれにかかるような媒体受け面48上の位置に形成されている。このため、媒体受け面48上に載置された小サイズの用紙Pの幅方向両端部は、凹部23hの底面から浮いた状態となり、ユーザーはその用紙Pの浮いた部分を把持することで、小サイズの用紙Pでも比較的簡単にスタッカー23から取り出すことが可能となっている。
また、図4及び図5に示すように、本実施形態では、装置本体12内においてスタッカー23の上側位置には、除電部材の一例としての除電布47が、媒体受け面48の幅方向において一対のラック49と凹部23fとの間に挟まれた二領域のそれぞれに接触する状態で一対(二つ)設けられている。
装置本体12内には、図5に示すような門型の本体フレーム66が、用紙搬送空間、給送カセット16の収容空間及びスタッカー23の収納空間などを囲む状態で配置されている。本体フレーム66は、給送カセット16が収容される収容凹部12aを幅方向に挟む両側に配置された一対の台部66aと、一対の台部66aの各上端部に架設状態に支持されたブリッジ部66bとを備える。
図5に示すように、一対の台部66aには、送り部29を構成する各ローラー41,42及び回転軸52などが軸支されている。第1ローラー41及び回転軸52の下側には、本体フレーム66から搬送方向Yに沿って板状のフレーム44が、媒体排出領域の幅方向ほぼ全域に亘る範囲にほぼ水平状態で前方へ延出している。そして、一対の除電布47は、その下端部(先端部)がスタッカー23の媒体受け面48に対し、一対のラック49と凹部23fとの間に対応する二つの領域に接触している。
図5に示すように、スタッカー23の基板部23dを挿通案内するガイド部46は、基板部23dの上面と対向する前述の板状のフレーム44と、基板部23dの幅方向両端面をガイドするサイドガイド部67aと、基板部23dの下面を支持する支持板部45とにより形成され、幅方向に細長い扁平な筒形状を有している。
支持板部45は、スタッカー23の基板部23dの底面のほぼ全域を支持しうる面積を有する略四角板状の部材で、フレーム44の下面に対して上下方向に基板部23dの厚みよりも若干広い所定の間隔を隔てた下側位置に水平な状態で配置されている。そして、支持板部45の下側の空間が、給送カセット16が収容される収容凹部12aとなっている。また、サイドガイド部67aは、左右一対の台部66a内に配置された樹脂製のフレーム部67が幅方向内側に向かって水平に延出する部分により形成されている。
また、図5に示すように、本体フレーム66は、送り部29を構成する第1及び第2ローラー41,42よりも上方位置に主走査方向Xに延びる状態で架設された断面U字状のブリッジ部66bを有し、電動モーター50は、このブリッジ部66b内に配設されている。そして、電動モーター50の動力は、図5における左側の台部66a内に配設された動力伝達機構51を介して回転軸52の回転力として伝達される。回転軸52にその軸線方向に所定の間隔を隔てた二位置にそれぞれ設けられた二つのピニオン歯車53がスタッカー23上のラック49と噛合しつつ回転することで、スタッカー23は電動モーター50の正逆回転に応じて排出方向Yと平行な方向に出退する。
ところで、スタッカー23をガイド部46に移動可能に取り付けるためには、スタッカー23とガイド部46との間にある程度(一例として0.1〜2mmの範囲内の値)の隙間が必要になる。スタッカー23上に載置された印刷済みの用紙Pをユーザーが誤って装置本体12側へ押してしまうと、その奥方へ押された用紙Pは、ガイド部46と媒体受け面48との隙間G(図6参照)から奥方へ入り込む虞がある。用紙Pの一部(後端部)が隙間Gからガイド部46内の奥方へ入り込んだ状態で、スタッカー23が手動又は電動により収納されると、その用紙Pがスタッカー23とガイド部46との隙間に挟まれて折れたり、その用紙Pをピニオン歯車53とラック49との間に噛み込んでジャムになったりする虞がある。また、隙間Gの奥方にある他の機構部品(例えば揺動部材32及びピックアップローラー17を含む給送機構など)の配置エリアまで進入した場合には、他の機構部品に挟まれたり噛み込まれたりする虞もある。
そのため、本実施形態では、図4及び図5に示すように、スタッカー23の上側位置に、スタッカー23上の用紙Pの隙間Gへの進入を阻止する除電布47が、媒体受け面48に接触する状態で取り付けられている。図3及び図5に示すように、一対の除電布47は、ガイド部46を構成するフレーム44の搬送方向Y下流側先端部に固定されている。図5に示すように、一対の除電布47は、媒体受け面48に対し幅方向に一対のラック49と凹部23fとの間の二領域で接触する。一対の除電布47の主走査方向Xの間隔は、主走査方向Xに最小サイズの用紙Pmin(最小用紙)の幅よりも短く設定されている。これは、最小サイズの用紙Pminでも、一対の除電布47の隙間からガイド部46内の奥方へ進入することを防止するためである。また、除電布47の配置を、ラック49と対応する位置を避けているので、除電布47がラック49の歯部との摺動により摩耗しその寿命が短くなることを防止している。もちろん、1枚の主走査方向Xに幅広の除電布47を配置してもよい。
次に、除電布47の取り付け構造を、図6を用いて説明する。
図6に示すように、除電布47は、ガイド部46を構成するフレーム44の排出方向Y下流側端部に形成された支持部44aの前面(Y方向下流側の面)に固定されている。支持部44aの前面は、媒体受け面48に近づくほど排出方向Y下流側に位置するような前下がりの斜面44bに形成されている。除電布47はこの斜面44bにその基部が固定されることにより、媒体受け面48に近づくほど排出方向Y下流側に位置するような前下がりに傾斜した姿勢で配置されている。除電布47の基部は、接着剤又は両面接着テープなどの接着部68を介して斜面44bに固定されている。
図6に示すように、この除電布47は、スタッカー23の基部の上面に接触して曲線状に折れ曲がる長さを有する。除電布47の先端部分は、媒体受け面48に斜めに接触して搬送方向下流側へカールするように変形する。除電布47は、その先端部が媒体受け面48に接触してカール状に曲がるものの、カールする部分の先端部が媒体受け面48から浮き上がるほど長くはない長さに調整されている。ここで、除電布47の先端部が媒体受け面48に接触したときのカールの仕方は、除電布47の硬さ(柔らかさ)に影響されるので、除電布47の媒体受け面48と接触してカールする部分の先端部が、媒体受け面48から離間しないように、除電布47の硬さに応じてその長さを調整している。
次にプリンター11の電気的構成を図8に基づいて説明する。
図8に示すように、プリンター11は各種制御を司る制御部の一例としてのコントローラー70を備えている。コントローラー70は通信インターフェイス71を介してホスト装置100と通信可能に接続される。コントローラー70は、ホスト装置100から受信した印刷ジョブデータに基づいてプリンター11の印刷動作等を制御する。ホスト装置100は、例えばパーソナルコンピューター又は携帯電話からなり、プリンタードライバー101を内蔵する。ホスト装置100は、キーボード及びマウスからなる入力部102を備え、ユーザーは入力部102を操作して印刷条件の設定及び印刷の実行を行う。プリンタードライバー101は印刷条件に基づいて印刷画像データを生成し、これにヘッダーを付けて生成した印刷ジョブデータをプリンター11へ送信する。
コントローラー70には、出力系として、表示部14、キャリッジモーター40、搬送モーター33及び電動モーター50が接続されている。また、コントローラー70には、入力系として、電源スイッチ15aを含む操作部15、リニアエンコーダー72、ロータリーエンコーダー58,73、紙検出センサー74、閉センサー55、開センサー56及び媒体有無センサー69が接続されている。
図8に示すように、コントローラー70は、コンピューター75、表示ドライバー76、ヘッドドライバー77及びモータードライバー78,79,80を備える。コンピューター75は印刷ジョブデータに基づきヘッドドライバー77を介して記録ヘッド20を駆動し、印刷画像データに基づく画像等をインク滴の噴射により描画する。また、コンピューター75は、モータードライバー78を介してキャリッジモーター40を駆動制御し、キャリッジ18の主走査方向Xへの移動を制御する。このとき、コンピューター75は、リニアエンコーダー72からの入力パルスをカウンター(図示省略)で計数することで、キャリッジ18の例えばホーム位置を原点とする移動位置を把握する。
さらにコンピューター75は、モータードライバー79を介して搬送モーター33を駆動する。ここで、搬送モーター33の動力伝達経路上には、キャリッジ18の移動経路上に配置された切換えレバー(図示せず)を有する動力伝達切換部81が介在している。動力伝達切換部81は、キャリッジ18が切換えレバーを押した状態で、搬送モーター33が所定の回転量駆動されることでその回転位置に応じた切換え位置に切り換えられる。搬送モーター33は、給送駆動ローラー34、搬送駆動ローラー37及び第1ローラー41と常時接続されている。動力伝達切換部81の複数の切換位置のうち1つの切換位置では、ピックアップローラー17に動力伝達可能な状態に接続される。
また、図8に示すように、コンピューター75は、モータードライバー80を介して電動モーター50を駆動する。電動モーター50が正転駆動されると、ピニオン歯車53が正転し、この正転するピニオン歯車53とラック49との噛合を介してスタッカー23は突出方向へ移動する。一方、電動モーター50が逆転駆動されると、ピニオン歯車53が逆転し、この逆転するピニオン歯車53とラック49との噛合を介してスタッカー23は収納方向へ移動する。
閉センサー55は、スタッカー23が閉位置にある状態でオンし、スタッカー23が閉位置にないときにオフする。また、開センサー56は、スタッカー23が最大出量の開位置にある状態でオンし、スタッカー23が開位置にないときにオフする。また、エンコーダー58は、電動モーター50の回転量に比例する数のパルスを有する検出パルス信号を出力する。コンピューター75は、閉センサー55が、スタッカー23が閉位置にあることを検知したときを原点とするカウンター(図示せず)を備える。そして、コンピューター75は、エンコーダー58からの検出パルス信号に含まれる位相の異なる二つの信号の位相を比較して得られるスタッカー23の移動方向が突出方向であるときはカウンターをインクリメントし、一方、スタッカー23の移動方向が収納方向であるときはカウンターをデクリメントする。こうしてコンピューター75は、このカウンターの計数値からスタッカー23の実際の出量に応じた位置を把握する。
媒体有無センサー69は、スタッカー23上の用紙P(媒体)の有無を検知する。本実施形態のコンピューター75は、印刷ジョブ終了後、所定時間(例えば10秒〜10分の範囲内の値)経過しても次の印刷ジョブがなければ、スタッカー23を収納方向へ引き戻す制御を行う。このとき、コンピューター75は、媒体有無センサー69の検知結果に基づいてスタッカー23上の用紙Pの有無を判定し、スタッカー23上に用紙Pがあるうちはスタッカー23を収納せず、ユーザーが印刷物を取り去ってスタッカー23上に用紙Pが無くなるとスタッカー23を収納する。例えば印刷物の取り忘れがあっても、スタッカー23が収納されないので、スタッカー23の収納動作によるスタッカーからの印刷物の落下を回避できる。もちろん、スタッカー23上の用紙Pの有無に拘わらずスタッカー23を収納させず、スタッカー23の収納はユーザーが手動で行う構成としてもよい。この場合、媒体有無センサー69は、スタッカー23上に一定時間を超えて用紙Pがある状態が続くと、ホスト装置100にスタッカー23上の印刷物の除去を促す通知をするために使用される。もちろん、ユーザーによる手動でスタッカー23を収納する構成の場合は、媒体有無センサー69を廃止してもよい。
また、リニアエンコーダー72は、キャリッジ18の移動量に比例する数のパルスを有する検出パルス信号を出力する。コンピューター75は、キャリッジ18がホーム位置にあるときを原点として、リニアエンコーダー72からの検出パルス信号のパルスエッジをカウンター(図示せず)で計数することにより、その計数値からキャリッジ18の主走査方向Xにおける位置を把握する。また、エンコーダー73は、搬送モーター33の回転量に比例する数のパルスを有する検出パルス信号を出力する。コンピューター75は、紙検出センサー74が用紙Pの先端又は後端を検知したときを基準として、エンコーダー73からの検出パルス信号のパルスエッジをカウンター(図示せず)で計数することにより、その計数値から用紙Pの搬送位置を把握する。そして、コンピューター75は、キャリッジ18の主走査方向Xの位置に応じて記録ヘッド20のインク噴射タイミングを制御するとともに、用紙Pの搬送位置に応じて搬送モーター33を制御し、用紙Pを適切な印刷位置に配置する。
図8に示すコンピューター75は、例えばCPU82、ASIC83(Application Specific IC(特定用途向けIC))、不揮発性メモリー84及びRAM85等を備えて構成される。不揮発性メモリー84には、スタッカー制御用プログラムを含む各種のプログラムが記憶されている。また、RAM85には、印刷ジョブデータが展開されたり、コンピューター75による演算結果などが記憶されたりする。コンピューター75は、CPU82が不揮発性メモリー84から読み出したプログラムを実行することで、スタッカー制御機能をはじめとする各種の機能を実現する。もちろん、コントローラー70の主制御部は、コンピューター75を用いたソフトウェアの構成に限定されず、電子回路(例えばカスタムIC)等のハードウェアの構成や、あるいはソフトウェアとハードウェアとの協働による構成でもよい。
次に、上記のように構成されたプリンター11の作用を説明する。
印刷ジョブデータを受信すると、コントローラー70は電動モーター50を駆動し、スタッカー23を閉位置から突出方向に移動させて開位置に配置する。このとき、電動モーター50を共通の動力源とする操作パネル13が閉位置から開位置へ回動する。操作パネル13はスタッカー23と干渉しない位置まで回動した後、スタッカー23は操作パネル13と干渉することなく突出方向の開位置まで移動する。なお、コントローラー70が印刷ジョブのヘッダー中の印刷条件情報から取得した用紙長に応じてスタッカー23の出量を制御する構成でもよい。
次に、給紙動作が行われる。コントローラー70は、搬送モーター33を駆動することで、ピックアップローラー17を回転駆動させ、給送カセット16内の最上位の一枚の用紙Pを給送方向下流側へ送り出し、給送駆動ローラー34の外周を通る経路で印刷開始位置まで搬送する。そして、印刷開始位置まで給送された用紙Pに印刷する印刷動作を行う。印刷動作は、キャリッジ18を主走査方向Xに1回移動させて行う1パス分の印刷と、次の印刷位置まで用紙Pを搬送する紙送りとを略交互に実施することで進められる。
そして、印刷ジョブに基づく印刷が終了すると、排紙動作を行う。すなわち、コントローラー70は搬送モーター33を駆動し、その動力で各ローラー34,37,41等を回転駆動させることにより用紙Pを排出する。この結果、印刷済みの用紙Pはスタッカー23上に排出される。
例えばスタッカー23上に排出された用紙Pをユーザーが誤って手で押してしまった場合、用紙Pは媒体受け面48に沿って装置本体12の奥方へ移動する。しかし、図7に示すように、用紙Pは除電布47に当たり、用紙Pのガイド部46と媒体受け面48との隙間Gへの進入が阻止される。また、ユーザーが誤ってスタッカー23を収納方向へ押した場合も同様に、スタッカー23上の用紙Pは、図7に示すように除電布47に当たるため、用紙Pの隙間Gへの進入が阻止される。さらに、2つの除電布47の幅方向の間隔が、想定される用紙の最小幅よりも狭いので、最小幅の用紙Pminであっても、除電布47に当たって隙間Gへの進入が阻止される。また、本実施形態では、除電布47を使って用紙の隙間Gへの進入を阻止する阻止部材として使用しているので、このような用紙Pの隙間Gへの進入阻止機能に加え、スタッカー23上に積載された用紙Pに帯電した静電気を除電布47によって除去できる。
以上詳述した第1実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)一枚のスタッカー23を自動で出退させる構成なので、遠隔な場所からホスト装置100を操作してリモート印刷しても、スタッカー23が自動で閉位置から開位置へ移動し、印刷されて排出された用紙Pをスタッカー23により受けることができる。スタッカー23が一枚の構成なので、多段式のスタッカーに比べ、スタッカー23の厚みを薄くすることができる。よって、スタッカー23を電動モーター50の動力により自動で移動させる方式を採用しつつ、プリンター11の薄型化を実現できる。また、スタッカー23が一枚であるので、多段式のスタッカーに比べ高い剛性を得ることができる。
(2)スタッカー23上の用紙Pのガイド部46と媒体受け面48との隙間Gへの進入を阻止する阻止部材として除電布47を設けた。このため、スタッカー23上に排出された用紙P又はスタッカー23自体を、ユーザーが誤って手で押してしまいその用紙Pが装置本体12の奥方へ移動しても、用紙Pは除電布47に当たるため、隙間Gへの用紙Pの進入が阻止される。このため、隙間Gに用紙の少なくとも一部が進入した場合に、用紙Pがスタッカー23とガイド部46との間に挟まれて発生する印刷面の擦れや用紙Pの折れ、ピニオン歯車53とラック49間への用紙Pの噛み込みなどに起因する用紙Pの傷や破れ、及びその噛み込んだ紙片に起因するスタッカー23がスムーズな駆動が困難になることなどの不具合を効果的に回避できる。特に、比較的柔らかい除電布47の先端部が媒体受け面48に密着するように接触するので、写真紙に比べ紙厚が薄く比較的柔らかい普通紙などの用紙Pでも、隙間Gへの進入を効果的に阻止できる。
(3)除電布47を用紙Pの隙間Gへの進入を阻止する阻止部材として使用しているので、用紙Pの隙間Gへの進入阻止機能に加え、スタッカー23上に積載された用紙Pに帯電した静電気を除去できる。このため、隙間Gへの用紙Pの進入を阻止する阻止専用の部材を、除電布とは別に設けた構成に比べ、部品の種類及び点数の増加を抑え易い。
(4)除電布47は、その基部が斜面44bに固定されることにより、媒体受け面48に近づくほど排出方向Y下流側に位置するように斜めの姿勢で支持されている。よって、スタッカー23上の誤って押されるなどした用紙Pが、除電布47を排出方向Y上流側へ押し込もうとしても、押し込むほど除電布47と媒体受け面48との接圧が大きくなるので、その大きな負荷によって、用紙Pの隙間Gへの進を効果的に阻止できる。
(5)除電布47が媒体受け面48に接触してカールする部分の先端部が、媒体受け面48から離間していないので、スタッカー23上の誤って押されるなどした用紙Pが、除電布47の媒体受け面48から浮き上がった先端部と媒体受け面48との間に潜り込んで隙間Gに進入することを回避できる。
(6)除電布47は、スタッカー移動方向に沿って延びるラック49(歯部)を避けて媒体受け面48に接触しているので、ラック49との摺動による除電布47の早期摩耗に起因する部品寿命の短縮を回避できる。
(7)除電布47は、スタッカー23の収納状態のときに揺動部材32を避けるためにスタッカー23に形成された凹部23fと、媒体受け面48の幅方向両端部に形成された一対のラック49との間となる二つの領域で媒体受け面48に接触している。このため、除電布47のラック49との摺動による早期摩耗を回避できるうえ、除電布47のスタッカー幅方向の長さをなるべく短く済ませられる。
(8)二つの除電布47は、スタッカー幅方向において、想定される用紙の最小幅よりも狭い間隔を隔てて配置されている。このため、たとえ最小幅の用紙Pminがスタッカー23上で誤って収納方向側へ押されるなどしても、その最小幅の用紙Pminが二つの除電布47に当たることで、その用紙Pminの隙間Gへの進入を阻止できる。
(9)スタッカー23の閉位置から開位置への移動に連動して操作パネル13が閉位置から開位置に回動するので、操作パネル13がスタッカー23の進路を遮ることなく、スタッカー23を開位置へ移動させることができる。このため、閉位置にあるときの操作パネル13がスタッカー23の移動経路上に位置するレイアウトの採用により、スタッカー23の移動経路を確保しつつ、プリンター11の薄型化を図ることができる。
(10)スタッカー23の基部(後部)には揺動部材32と対応する箇所に凹部23fが形成されている。このため、スタッカー23を揺動部材32等の他の部材と干渉することなく、装置本体12内に搬送方向Yと反対方向に深く挿入できる。このため、スタッカー23が一枚のトレイ構造であっても、スタッカー23が突出したときに用紙Pを受けるために必要な突出長さを十分確保できる。
なお、上記実施形態は以下のような形態に変更することもできる。
・ガイド部は略筒形状である必要はない。スタッカー23の側部と底部のうち少なくとも一方をガイドするレール又はガイド板などでもよい。また、ラック・アンド・ピニオン機構は、スタッカー23の側部又は底部に設けられてもよい。これらの構成でも用紙がスタッカー23の奥方でガイド部との間に挟まれて折れができるなどの不具合を回避できる。
・除電布は、ガイド部46の構成部品に取り付けられる構成に限定されず、ガイド部46以外のフレーム部分、支持台39、スタッカー23の上側に配置される他の部材に取り付けられていてもよい。
・除電布は排出方向Yに1箇所設けたが、複数箇所に設けてもよい。この構成によれば、万一、用紙が最初の除電布を越えても次の除電布によって阻止できるので、用紙のガイド部46内の隙間Gへの挿入を一層確実に阻止できる。
・除電布は、幅方向に2つ設けることに限定されず、3つ、4つ、あるいは5つ以上設けてもよい。例えば幅方向に凹部23fを挟んだ両側に2つずつ設けてもよい。また、除電布を1つとしてもよい。この場合、例えば1つの除電布をスタッカー23の幅方向のほぼ全域に亘る長さで設けてもよい。
・ピックアップローラー17が給送カセット16の幅方向略中央位置に配置されたセンター給送方式ではなく、給送部を幅方向一端側に寄せた片寄せ給送方式の場合は、最小サイズの用紙の隙間Gへの進入を阻止できるように、除電部材(例えば除電布)を給送部寄りの端部位置に配置するとよい。
・除電布47をスタッカー23の媒体受け面48に非接触状態に設けてもよい。非接触で除電できるタイプのものであれば、除電が可能であり、媒体受け面48との隙間が用紙厚に比べ狭ければ、ある程度の硬さのある除電布を用いれば、用紙の隙間Gへの挿入を阻止できる。
・除電部材は除電布47に限定されない。除電機能を有していれば、除電部材は、ゴム片(例えばゴムシート片)、樹脂片(例えば樹脂シート片)、ブラシなどでもよい。この場合、除電部材は可撓性を有することが好ましい。また、複数の除電部材を設ける場合、異なる種類の除電部材を組み合わせてもよい。
・スタッカー23と操作パネル13との動力源が異なってもよい。また、スタッカー23の動力源を、搬送部と共通の搬送モーターとしてもよい。この場合、搬送モーター33の動力伝達先を動力伝達切換部81によりスタッカー23に切り換える構成でもよい。
・スタッカー23は一枚であれば、必ずしも一枚のトレイ構造に限定されない。例えば、一枚であれば、上側が開放された箱からなる箱形構造又は複数本の軸を平行に並べて媒体を受ける軸型構造でもよい。
・スタッカー23に動力を伝達する機構は、ラック・アンド・ピニオン機構に限定されない。例えば搬送方向Yに沿って所定の距離を隔てて配設された一対のプーリーに巻き掛けられた無端状のベルトにスタッカー23が固定され、動力源の動力でベルトを正逆回転させることによりスタッカー23が出退する構成のベルト駆動方式でもよい。
・動力源は回転式モーターに限定されず、リニアモーターでもよい。
・媒体は、用紙に限定されず、樹脂製のフィルム、金属箔、金属フィルム、樹脂と金属の複合体フィルム(ラミネートフィルム)、織物、不織布、セラミックシートなどであってもよい。
・記録装置は、インクジェット式に限定されず、ドットインパクト式、レーザー式でもよい。さらに、記録装置は、シリアルプリンターに限定されず、ラインプリンター又はページプリンターでもよい。
・記録装置は、媒体に画像を形成する記録機能(印刷機能)を少なくとも有していればよく、例えば印刷機能、スキャナー機能及びコピー機能を備えた複合機でもよい。
・前記実施形態では、記録装置を液体噴射装置の1つであるインクジェット式のプリンターに具体化したが、液体噴射装置に適用する場合、プリンターに限定されず、インク以外の他の液体(機能材料の粒子が液体に分散又は混合されてなる液状体、ゲルのような流状体を含む)を噴射したり吐出したりする液体噴射装置に具体化することもできる。例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材や色材(画素材料)などの材料を分散または溶解のかたちで含む液状体を、媒体の一例としてのシート状の基板上に噴射する記録装置でもよい。そして、スタッカーを自動で出没する構成とすれば、シート状の基板などを受けることができ、しかも一枚のトレイからなるスタッカー23なので、多段式のスタッカーを備えた液体噴射装置に比べ、液体噴射装置の薄型化が可能になる。このように媒体(記録媒体)は、素子や配線等がインクジェットで形成される基板でもよい。液体噴射装置が噴射する「液体」には、液体(無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)等を含む)、液状体、流状体などが含まれる。
11…記録装置の一例であるプリンター、12…装置本体、16…給送カセット、17…給送駆動部の一例を構成するピックアップローラー、18…キャリッジ、20…記録ヘッド、23…スタッカー、23d…基板部、23f…凹部、26…搬送部の一例を構成する給送部、27…搬送部の一例を構成する媒体搬送部、28…記録部、29…搬送部の一例を構成する送り部、32…給送駆動部の一例を構成する揺動部材、33…搬送モーター、40…キャリッジモーター、44…フレーム、44a…支持部、44b…斜面、46…ガイド部、47…除電部材の一例としての除電布、48…媒体受け面、49…歯部の一例であるラック、50…動力源の一例としての電動モーター、51…動力伝達機構、53…ピニオン歯車、55…閉センサー、56…開センサー、69…媒体有無センサー、70…制御部の一例としてのコントローラー、75…コンピューター、P…媒体の一例としての用紙、X…主走査方向(幅方向)、Y…搬送方向(排出方向)、G…隙間。

Claims (5)

  1. 媒体を搬送する搬送部と、
    搬送される媒体に記録を行う記録部と、
    記録済みの媒体を受ける媒体受け面を有する一枚のスタッカーと、
    前記スタッカーを移動可能に案内するガイド部と、
    前記スタッカーを移動させる動力源と、
    前記動力源を制御して前記スタッカーを移動させる制御部と、
    前記スタッカー上の前記記録済みの媒体の帯電を除去する除電部材と、
    を備え、
    前記除電部材は、前記スタッカー上の前記記録済みの媒体の前記媒体受け面と前記ガイド部との隙間への進入を阻止可能な位置に設けられ
    前記除電部材は、前記媒体受け面に近づくほど媒体排出方向に位置する斜めの姿勢で支持されていることを特徴とする記録装置。
  2. 媒体を搬送する搬送部と、
    搬送される媒体に記録を行う記録部と、
    記録済みの媒体を受ける媒体受け面を有する一枚のスタッカーと、
    前記スタッカーを移動可能に案内するガイド部と、
    前記スタッカーを移動させる動力源と、
    前記動力源を制御して前記スタッカーを移動させる制御部と、
    前記スタッカー上の前記記録済みの媒体の帯電を除去する除電部材と、
    を備え、
    前記除電部材は、前記スタッカー上の前記記録済みの媒体の前記媒体受け面と前記ガイド部との隙間への進入を阻止可能な位置に設けられ、
    前記除電部材は、前記スタッカーの前記媒体受け面に接触してカールする部分の先端部が、前記媒体受け面から離間していないことを特徴とする記録装置。
  3. 媒体を搬送する搬送部と、
    搬送される媒体に記録を行う記録部と、
    記録済みの媒体を受ける媒体受け面を有する一枚のスタッカーと、
    前記スタッカーを移動可能に案内するガイド部と、
    前記スタッカーを移動させる動力源と、
    前記動力源を制御して前記スタッカーを移動させる制御部と、
    前記スタッカー上の前記記録済みの媒体の帯電を除去する除電部材と、
    前記動力源の動力を前記スタッカーに伝達するための動力伝達機構と、
    を備え、
    前記除電部材は、前記スタッカー上の前記記録済みの媒体の前記媒体受け面と前記ガイド部との隙間への進入を阻止可能な位置に設けられ、
    前記スタッカーにおける前記媒体受け面には、前記動力伝達機構の一部を構成する歯部が前記スタッカーの移動方向に沿って延びるように形成され、前記除電部材は、前記媒体受け面に対し前記歯部を避けて接触していることを特徴とする記録装置。
  4. 媒体を搬送する搬送部と、
    搬送される媒体に記録を行う記録部と、
    記録済みの媒体を受ける媒体受け面を有する一枚のスタッカーと、
    前記スタッカーを移動可能に案内するガイド部と、
    前記スタッカーを移動させる動力源と、
    前記動力源を制御して前記スタッカーを移動させる制御部と、
    前記スタッカー上の前記記録済みの媒体の帯電を除去する除電部材と、
    前記スタッカーの下側に着脱可能に装着される給送カセットと、
    前記給送カセットから媒体を送り出す給送駆動部と、
    を備え、
    前記除電部材は、前記スタッカー上の前記記録済みの媒体の前記媒体受け面と前記ガイド部との隙間への進入を阻止可能な位置に設けられ、
    前記スタッカーには、収納状態において前記給送駆動部を避ける凹部が形成され、前記除電部材は、前記スタッカーに対し幅方向において前記凹部を避けた領域で接触していることを特徴とする記録装置。
  5. 前記除電部材は、前記幅方向に前記凹部を挟む両側に配置された二つを含む複数設けられ、前記二つの除電部材は、前記スタッカーの幅方向において、想定される媒体の最小幅
    よりも狭い間隔を隔てて配置されていることを特徴とする請求項4に記載の記録装置。
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