JP6194723B2 - 画像記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ジャム検知機能を備える画像記録装置に関する。
従来より、用紙のジャム状態を検知したことを条件として、当該用紙を除去する手順を示すアニメーションを表示画面に表示する画像記録装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。そして、ユーザは、表示されたアニメーションに従って用紙を除去するための操作(以下、「用紙除去操作」と表記する。)を実行することにより、ジャム状態を解消することができる。
特開2013−28102号公報
しかしながら、用紙除去操作の過程において、当該用紙の一部が破れて画像記録装置内に紙片が残留する可能性がある。この紙片がユーザの手の届きにくい場所に残留すると、次の記録処理において再びジャム状態が発生したり、用紙除去操作を何度繰り返してもジャム状態が解消されないという事象が生じ得る。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、装置内部に残留した用紙或いは紙片を除去する機能を備えた画像記録装置を提供することにある。
(1) 本発明に係る画像記録装置は、第1搬送部及び上記第1搬送部より搬送向きの下流側に配置された第2搬送部を有しており、記録媒体を上記搬送向きに搬送する搬送部と、上記搬送向きにおける上記第1搬送部及び上記第2搬送部の間に配置されており、用紙に画像を記録する記録部と、制御部とを備える。そして、上記制御部は、用紙を上記搬送部に搬送させ且つ搬送された用紙に対して上記記録部に画像を記録させる画像記録処理と、上記画像記録処理の過程において、用紙のジャム状態を検知するジャム検知処理と、上記ジャム検知処理で検知された上記ジャム状態の回数を検知回数としてカウントし、且つ上記画像記録処理が正常終了したことを条件として上記検知回数を初期化するカウント処理と、上記検知回数が閾値回数を上回ったことを条件として、剛性が閾値剛性を上回る高剛性用紙を上記第2搬送部を通過するまで上記搬送部に搬送させる残留用紙除去処理とを実行する。
上記構成によれば、検知回数が閾値回数を上回ったことを条件として、残留用紙除去処理が実行される。これにより、ユーザが除去しにくい場所に残留した紙片等によって、ジャム状態が繰り返し発生したり、用紙除去操作を繰り返してもジャム状態が解消されないという事象の発生を低減することができる。
(2) 好ましくは、上記搬送部は、上記第2搬送部より上記搬送向きの下流側に配置された第3搬送部をさらに有する。そして、上記制御部は、用紙の先端位置を特定する特定処理を実行し、上記カウント処理において、上記ジャム検知処理で検知された上記ジャム状態のうち、上記特定処理で特定された用紙の先端位置が上記第2搬送部及び上記第3搬送部の間にあるタイミングで検知された上記ジャム状態の回数のみを、上記検知回数としてカウントする。
上記構成のように、ジャム検知処理で検知されたジャム状態のうち、ユーザの手が届きにくい場所に紙片等が残留する可能性が高いジャム状態のみをカウントすることにより、不必要な残留用紙除去処理の実行が抑制される。
(3) 好ましくは、上記制御部は、上記検知回数が上記閾値回数以下であることを条件として、上記ジャム状態の発生をユーザに報知する第1報知処理と、上記検知回数が上記閾値回数を上回ったことを条件として、上記残留用紙除去処理の実行をユーザに促す第2報知処理と、上記残留用紙除去処理を実行する除去実行指示を受け付ける受付処理と、上記第2報知処理の実行後に上記受付処理で上記除去実行指示が受け付けられたことを条件として、上記残留用紙除去処理とを実行する。
残留用紙除去処理では高剛性用紙(典型的には、光沢紙)が消費されるので、当該処理の実行をユーザが望まない場合も考えられる。そこで、除去実行指示をユーザから受け付けたことを条件として残留用紙除去処理を実行することにより、ユーザの意志に反して残留用紙除去処理が実行されるのを防止することができる。
(4) 好ましくは、該画像記録装置は、上記第2搬送部より上記搬送向きの下流側の検知位置に用紙が存在することを条件として検知信号を出力するセンサをさらに備える。そして、上記制御部は、上記カウント処理において、上記ジャム状態を解消するための操作が実行されたタイミングで上記センサから検知信号が出力されている回数を、さらに上記検知回数にカウントする。
上記構成によれば、用紙除去操作を実行してもジャム状態が解消されない場合も検知回数としてカウントされるので、ジャム状態を解消できる可能性が低いにもかかわらず、ユーザに用紙除去操作を繰り返し実行させることを抑制することができる。
(5) 好ましくは、該画像記録装置は、上記搬送部へ給紙される用紙を支持するトレイをさらに備える。そして、上記制御部は、上記残留用紙除去処理において、上記高剛性用紙を上記トレイに載置することをユーザに報知する報知ステップと、上記トレイに載置された上記高剛性用紙を上記第2搬送部を通過するまで上記搬送部に搬送させる排紙ステップとを実行する。
(6) さらに好ましくは、該画像記録装置は、複数の上記トレイを備える。そして、上記制御部は、上記残留用紙除去処理において、複数の上記トレイのうち、剛性が上記閾値剛性を上回る用紙を支持しているトレイを選択する選択ステップを実行し、上記排紙ステップにおいて、上記選択ステップで選択された上記トレイに支持されている上記高剛性用紙を上記搬送部に搬送させ、全ての上記トレイに支持された用紙の剛性が上記閾値剛性以下であることを条件として、上記報知ステップを実行する。
(7) さらに好ましくは、上記制御部は、上記選択ステップにおいて、剛性が上記閾値剛性を上回り且つサイズが閾値サイズを上回る用紙を支持しているトレイを選択し、上記排紙ステップにおいて、上記選択ステップで選択された上記トレイに支持されている上記高剛性用紙を上記搬送部に搬送させ、全ての上記トレイに支持された用紙の剛性が上記閾値剛性以下であるか或いはサイズが上記閾値サイズ以下であることを条件として、上記報知ステップを実行する。
上記の各構成のように、残留用紙除去処理に用いられる高剛性用紙のトレイへのセットをユーザに要求してもよいし、複数のトレイのうちから適切な用紙を選択して残留用紙除去処理を実行してもよい。
(8) 好ましくは、該画像記録装置は、不揮発性の記憶部をさらに備える。そして、上記制御部は、上記検知回数を上記記憶部に記憶させる。
用紙除去操作は、画像記録装置の電源をOFFにしてから実行するのが望ましい場合もある。そのような場合に備えて、検知回数を不揮発性メモリに記憶させておくのが望ましい。
(9) 好ましくは、上記記録部は、インクを吐出することによって用紙に画像を記録する。
インクを吸収して膨潤した用紙は、用紙除去操作の過程で破れて装置内に残留しやすい。そこで、本発明は、インクジェット記録方式の画像記録装置に適用することにより、特に有利な効果が期待できる。
(10) 本発明の他の形態に係る画像記録装置は、第1搬送部及び上記第1搬送部より搬送向きの下流側に配置された第2搬送部を有しており、記録媒体を上記搬送向きに搬送する搬送部と、上記搬送向きにおける上記第1搬送部及び上記第2搬送部の間に配置されており、用紙に画像を記録する記録部と、上記第2搬送部より上記搬送向きの下流側の検知位置に用紙が存在することを条件として検知信号を出力するセンサと、制御部とを備える。上記制御部は、用紙を上記搬送部に搬送させ且つ搬送された用紙に対して上記記録部に画像を記録させる画像記録処理と、上記画像記録処理の過程において、用紙のジャム状態を検知するジャム検知処理と、上記ジャム検知処理で上記ジャム状態が検知されたことを条件として、ジャム解除処理とを実行する。上記制御部は、上記ジャム解除処理において、上記ジャム状態の発生をユーザに報知する報知ステップと、上記報知ステップの実行後に上記ジャム状態を解消するための操作が実行されたタイミングで上記センサから検知信号が出力されている回数を、検知回数としてカウントするカウントステップとを実行する。そして、上記制御部は、上記検知回数が閾値回数以下であることを条件として、上記報知ステップを再び実行し、上記検知回数が閾値回数を上回ったことを条件として、剛性が閾値剛性を上回る高剛性用紙を上記第2搬送部を通過するまで上記搬送部に搬送させる残留用紙除去ステップを実行する。
本発明の画像記録装置によれば、検知回数が閾値回数を上回ったことを条件として、残留用紙除去処理が実行される。これにより、ジャム状態が繰り返し発生したり、用紙除去操作を繰り返してもジャム状態が解消されないという事象の発生を低減することができる。
図1は、複合機10の外観斜視図である。 図2は、プリンタ部11の内部構造を模式的に示す縦断面図である。 図3は、キャリッジ23及びガイドレール43、44の平面図(A)と、プリンタ部11の内部構造を示す斜視図(B)である。 図4は、切替機構170の斜視図であって、(A)は切替ギヤ171と受けギヤ172Bとが噛合している状態を、(B)は切替ギヤ171と受けギヤ172Aとが噛合している状態を示す。 図5は、プリンタ部11のブロック図である。 図6は、実施形態1における画像記録処理のフローチャートである。 図7は、残留用紙除去処理のフローチャートである。 図8は、プリンタ部11の縦断面図であって、(A)は紙片12Aが第2センサ123に接触している状態を、(B)は紙片12Aが第2センサ123から離間している状態を示す。 図9は、実施形態2における画像記録処理のフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。また、以下の説明においては、複合機10が使用可能に設置された状態(図1の状態)を基準として上下方向7が定義され、開口13が設けられている側を手前側(正面)として前後方向8が定義され、複合機10を手前側(正面)から見て左右方向9が定義される。
[実施形態1]
[複合機10の全体構成]
複合機10は、図1に示されるように、概ね直方体に形成されている。複合機10は、下部にインクジェット記録方式で用紙12(図2参照)に画像を記録するプリンタ部11と、表示部14と、操作部17とを有している。プリンタ部11は、図2に示されるように、第1給紙部15と、給紙トレイ20と、排出トレイ21と、手差しトレイ22と、多用途トレイ31と、第2給紙部34と、搬送ローラ部54と、記録部24と、第1排出ローラ部55と、第2排出ローラ部56と、プラテン42とを備えている。複合機10は、ファクシミリ機能及びプリント機能などの各種の機能をさらに有していてもよい。複合機10は、画像記録装置の一例である。
[給紙トレイ20、排出トレイ21、手差しトレイ22、多用途トレイ31]
給紙トレイ20は、図1に示されるように、プリンタ部11の正面に形成された開口13を通じて前後方向8に挿抜される。給紙トレイ20には、第1給紙部15によって搬送路70に給紙される複数の用紙12を支持することができる。排出トレイ21は、給紙トレイ20の上側に配置されている。排出トレイ21は、開口13を通じて、第1排出ローラ部55及び第2排出ローラ部56によって排出された用紙12を支持する。
手差しトレイ22は、図1に示されるように、プリンタ部11の背面側から後方へ向かって斜め上方に傾斜するように構成されており、その上面において用紙12を1枚支持することができる。手差しトレイ22に支持された用紙12は、後述する上流側検知位置を経由して搬送ローラ部54に到達する。すなわち、手差しトレイ22は、搬送ローラ部54に当接された状態の用紙12を支持する。多用途トレイ31は、プリンタ部11の背面から後方へ向かって斜め上方に傾斜するように構成されており、その上面において複数の用紙12を支持することができる。給紙トレイ20、手差しトレイ22、及び多用途トレイ31は、トレイの一例である。
[第1給紙部15、第2給紙部34]
第1給紙部15は、図2に示されるように、第1給紙ローラ25と、給紙アーム26と、軸27とを備えている。第1給紙ローラ25は、給紙アーム26の先端側に回転可能に支持されている。第1給紙ローラ25は、搬送モータ102の逆転駆動によって、給紙トレイ20に支持された用紙12を搬送向き16に搬送する向き(すなわち、正転)に回転する。給紙アーム26は、プリンタ部11のフレーム68に支持された軸27に回動可能に支持されている。給紙アーム26は、自重或いはバネ等による弾性力によって給紙トレイ20側へ回動付勢されている。第2給紙部34は、多用途トレイ31に支持された用紙12を上流側検知位置を経由して搬送ローラ部54に到達させる。第2給紙部34を構成する第2給紙ローラ35、給紙アーム36、及び軸37は、第1給紙部15の各構成要素とほぼ共通するので、再度の説明は省略する。
[搬送路70]
搬送路70は、図2に示されるように、その一部がプリンタ部11の内部において、所定間隔で対向する外側ガイド部材18及び内側ガイド部材19によって形成される空間を指す。搬送路70は、給紙トレイ20の後端部を基点としてプリンタ部11の後方側に延びる経路である。また、搬送路70は、プリンタ部11の後方側において下方から上方に延びつつUターンし、記録部24を経て排出トレイ21に至る経路である。
[搬送ローラ部54]
搬送ローラ部54は、図2に示されるように、記録部24より搬送向き16の上流側に配置されている。搬送ローラ部54は、互いに対向する搬送ローラ60及びピンチローラ61を備える。搬送ローラ60は、搬送モータ102によって駆動される。ピンチローラ61は、搬送ローラ60の回転に伴って連れ回る。搬送ローラ60は、用紙12を搬送向き16に搬送する正転(図2の例では、反時計回り)が可能である。具体的には、搬送ローラ60は、搬送モータ102の正転駆動によって正転する。用紙12は、正転する搬送ローラ60及びピンチローラ61に挟持されて搬送向き16に搬送される。
[第1排出ローラ部55]
第1排出ローラ部55は、図2に示されるように、搬送向き16における記録部24及び第2排出ローラ部56の間に配置されている。第1排出ローラ部55は、互いに対向する第1排出ローラ62及び拍車63を備える。第1排出ローラ62は、搬送モータ102によって駆動される。拍車63は、第1排出ローラ62の回転に伴って連れ回る。第1排出ローラ62は、用紙12を搬送向き16に搬送する正転(図2の例では、時計回り)が可能である。具体的には、第1排出ローラ62は、搬送モータ102の正転駆動によって正転する。用紙12は、正転する第1排出ローラ62及び拍車63に挟持されて搬送向き16に搬送される。
[第2排出ローラ部56]
第2排出ローラ部56は、搬送向き16における第1排出ローラ部55及び排出トレイ21の間に配置されている。第2排出ローラ部56は、互いに対向する第2排出ローラ64及び拍車65を備える。第2排出ローラ64は、搬送モータ102によって駆動される。拍車65は、第2排出ローラ64の回転に伴って連れ回る。第2排出ローラ64は、用紙12を搬送向き16に搬送する正転(図2の例では、時計回り)が可能である。具体的には、第2排出ローラ64は、搬送モータ102の正転駆動によって正転する。用紙12は、正転する第2排出ローラ64及び拍車65に挟持されて搬送向き16に搬送される。
なお、第1排出ローラ62及び第2排出ローラ64は、ベルトによって搬送ローラ60と連結されている。搬送ローラ部54、第1排出ローラ部55、及び第2排出ローラ部56は、搬送部の一例を構成する。また、搬送ローラ部54は第1搬送部の一例であり、第1排出ローラ部55は第2搬送部の一例であり、第2排出ローラ部56は第3搬送部の一例である。但し、第2排出ローラ部56は省略可能である。
[第1センサ120]
第1センサ120は、図2に示されるように、搬送ローラ部54より搬送向き16の上流側に配置されている。第1センサ120は、用紙12が当該第1センサ120の設置位置(以下、「上流側検知位置」と表記する。)に存在することを検知するためのセンサである。第1センサ120は、用紙12が上流側検知位置に存在していることを条件として、検知信号であるローレベル信号(つまり、「信号レベルが閾値未満の信号」)を後述する制御部130に出力する。一方、第1センサ120は、用紙12が上流側検知位置に存在していないことを条件として、検知信号であるハイレベル信号(つまり、「信号レベルが閾値以上の信号」)を制御部130に出力する。
[ロータリエンコーダ121]
プリンタ部11は、搬送ローラ60の回転(換言すれば,搬送モータ102の回転駆動)に応じてパルス信号を発生させるロータリエンコーダ121(図5参照)を備える。ロータリエンコーダ121は、エンコーダディスクと、光学センサとを備える。エンコーダディスクは、搬送ローラ60の回転と共に回転する。光学センサは、回転するエンコーダディスクを読み取ってパルス信号を生成し、生成したパルス信号を制御部130に出力する。
[第2センサ123]
第2センサ123は、図2に示されるように、搬送向き16における第1排出ローラ部55及び第2排出ローラ部56の間に配置されている。第2センサ123は、用紙12が当該第2センサ123の設置位置(以下、「下流側検知位置」と表記する。)に存在することを検知するためのセンサである。第2センサ123は、用紙12が下流側検知位置に存在していることを条件として、検知信号であるローレベル信号を制御部130に出力する。一方、第2センサ123は、用紙12が下流側検知位置に存在していないことを条件として、検知信号であるハイレベル信号を制御部130に出力する。第2センサ123は、センサの一例である。
[上面カバー30]
上面カバー30は、複合機10の上面において開閉可能に構成されている。具体的には、上面カバー30は、複合機10に支持された後端部を回動基端として、複合機10に回動可能に構成されている。上面カバー30は、開閉されることによって、搬送路70の一部を覆うカバー位置(図2の実線で示される位置)と、搬送路70の一部を露出させるオープン位置(図2の破線で示される位置)とに移動する。より具体的には、上面カバー30は、搬送路70のうちの記録部24に対面する領域を露出及び覆うことが可能となっている。これにより、複合機10のユーザは、搬送路70の記録部24と対面する位置に詰まった用紙12を取り出す(すなわち、用紙除去操作)ことができる。
[カバーセンサ124]
カバーセンサ124は、上面カバー30の開閉状態に応じた検知信号を制御部130に出力する。カバーセンサ124は、上面カバー30がカバー位置に位置することを条件として、ハイレベル信号を制御部130に出力する。また、カバーセンサ124は、上面カバー30がカバー位置からオープン位置に向けて移動したことを条件として、ローレベル信号を制御部130に出力する。
[記録部24]
記録部24は、図2に示されるように、搬送向き16における搬送ローラ部54及び第1排出ローラ部55の間に設けられている。また、記録部24は、上下方向7においてプラテン42に対向するようにして配置されている。記録部24は、キャリッジ23と、記録ヘッド39と、エンコーダセンサ38Aとを備えている。また、キャリッジ23からは、図3(A)に示されるように、インクチューブ32及びフレキシブルフラットケーブル33が延出されている。記録ヘッド39には、インクチューブ32を通じてインクカートリッジからインクが供給される。フレキシブルフラットケーブル33は、制御部130が実装された制御基板80(図3(B)参照)と記録ヘッド39とを接続する。記録ヘッド39には、フレキシブルフラットケーブル33を通じて制御部130から制御信号が伝送される。
キャリッジ23は、図3(A)に示されるように、それぞれが前後方向8に離間して配置されるガイドレール43、44に支持されている。ガイドレール43、44は、図3(B)に示されるように、プリンタ部11のフレーム68に支持されている。キャリッジ23は、ガイドレール44に設けられたベルト機構47に連結されている。ベルト機構47は、キャリッジモータ103が回転駆動することで、キャリッジ23に連結されたベルトを周運動させる。キャリッジ23は、ベルト機構47が周運動させたベルトによって、左右方向9に沿う主走査方向に往復移動する。
記録ヘッド39は、図2に示されるように、キャリッジ23に搭載されている。記録ヘッド39の下面には、複数のノズル40が形成されている。記録ヘッド39は、ノズル40からインクを微小なインク滴として吐出する。キャリッジ23が移動する過程において、プラテン42に支持されている用紙12に記録ヘッド39がインク滴を吐出する。これにより、用紙12に画像が記録される。
また、ガイドレール44には、左右方向9に延びる帯状のエンコーダストリップ38Bが設けられている。エンコーダセンサ38Aは、キャリッジ23の下面に搭載されている。また、エンコーダセンサ38Aとエンコーダストリップ38Bとは、上下方向7において対向する位置に配置されている。キャリッジ23が移動する過程において、エンコーダセンサ38Aは、エンコーダストリップ38Bを読み取ってパルス信号を生成し、生成したパルス信号を制御部130に出力する。エンコーダセンサ38A及びエンコーダストリップ38Bは、図5に示されるキャリッジセンサ38を構成する。
[プラテン42]
プラテン42は、図2及び図3(A)に示されるように、搬送向き16における搬送ローラ部54及び第1排出ローラ部55の間に配置されている。プラテン42は、上下方向7において記録部24に対向するようにして配置されている。また、プラテン42は、搬送ローラ部54によって搬送される用紙12を下側から支持する。
[制御基板80]
制御基板80は、図3(B)に示されるように、前方側のガイドレール44の上方で且つキャリッジ23の往復移動範囲の前方側に配置されている。制御基板80は、フレーム68に支持されている。制御部130は、複合機10の動作を制御するものであり、制御基板80に実装されたマイクロコンピュータや種々の電子部品により構成されている。
制御基板80の下方には、第1排出ローラ部55及び第2排出ローラ部56が配置されている。そのため、上面カバー30をオープン位置に回動させたとしても、第1排出ローラ部55及び第2排出ローラ部56の間の搬送路70は露出されない。すなわち、キャリッジ23の往復移動範囲(すなわち、搬送ローラ部54及び第1排出ローラ部55の間)における用紙除去操作は、上面カバー30をオープン位置に回動することによって比較的容易に実行できる。一方、制御基板80の下方(すなわち、第1排出ローラ部55及び第2排出ローラ部56の間)における用紙除去操作の実行は、非常に難しい。
[駆動伝達機構104]
図5に示される駆動伝達機構104は、搬送モータ102の駆動力を、第1給紙ローラ25、第2給紙ローラ35、搬送ローラ60、第1排出ローラ62、及び第2排出ローラ64へ伝達する。駆動伝達機構104は、歯車、プーリ、無端環状のベルト、遊星歯車機構(振子ギヤ機構)、及びワンウェイクラッチ等の全部又は一部を組み合わせて構成される。駆動伝達機構104は、搬送モータ102の駆動力の伝達先を切り替える切替機構170を備えている。
[切替機構170]
切替機構170は、搬送モータ102の駆動力の伝達先を、第1給紙ローラ25及び第2給紙ローラ35に切り替える。切替機構170は、プラテン42よりも右側に配置されている。切替機構170は、図5に示されるように、搬送モータ102により回転駆動される切替ギヤ171と、切替ギヤ171に噛合可能な2つの受けギヤ172A、172Bと、切替ギヤ171と同軸に取り付けられた押圧部材175と、切替ギヤ171の位置を保持する保持部173とを備える。
切替ギヤ171は、支軸174に挿通されており、支軸174の軸周りに回転可能で且つ支軸174の軸方向(すなわち、左右方向9)に沿って移動可能である。切替ギヤ171には、搬送モータ102の駆動力が搬送ローラ60を通じて伝達される。受けギヤ172A、172Bは、支軸174の下側に配置されており、左右方向9に沿った同軸上において回転可能である。すなわち、切替ギヤ171は、左右方向9に移動することによって、受けギヤ172A、172Bのいずれかと噛合する。受けギヤ172Aは、搬送モータ102の駆動力を第1給紙ローラ25に伝達するギヤである。受けギヤ172Bは、搬送モータ102の駆動力を第2給紙ローラ35に伝達するギヤである。
押圧部材175は、切替ギヤ171の右側に配置されており、左右方向9にスライド自在に支軸174に挿通されている。当接レバー176は、押圧部材175から上方に突出され、保持部173を通ってキャリッジ23の移動経路にまで延びている。切替ギヤ171及び押圧部材175は左右方向9における両側から2つのバネに挟まれており、常時左向きに付勢されている。
右方に移動するキャリッジ23に当接された当接レバー176は、押圧部材175を右方に移動させる。切替ギヤ171は、右方に移動する押圧部材175に追従して右方に移動する。これにより、切替ギヤ171は、図5(A)に示されるように受けギヤ172Bと噛合する。一方、キャリッジ23が左方に移動して当接レバー176から離間すると、押圧部材175は、2つのバネの付勢力によって左方に移動する。切替ギヤ171は、左方に移動する押圧部材175に押されることで左方に移動する。これにより、切替ギヤ171は、図5(B)に示されるように、受けギヤ172Aと噛合する。
図5(B)に示される状態において、駆動伝達機構104は、搬送モータ102の駆動力を第1給紙ローラ25に伝達し且つ第2給紙ローラ35に伝達しない。また、図5(A)に示される状態において、駆動伝達機構104は、搬送モータ102の駆動力を第2給紙ローラ35に伝達し且つ第1給紙ローラ25に伝達しない。また、駆動伝達機構104は、搬送モータ102の正転駆動力を第1給紙ローラ25へ伝達せず、搬送モータ102の逆転駆動によって第1給紙ローラ25を正転させる。第2給紙ローラ35に対しても同様である。なお、搬送ローラ60は、切替機構170の状態にかかわらず、搬送モータ102の正転駆動によって正転し、搬送モータ102の逆転駆動によって逆転する。そして、搬送ローラ60にベルトで連結されている第1排出ローラ62及び第2排出ローラ64は、搬送モータ102の正転駆動によって正転する。
[表示部14、操作部17]
表示部14は、ユーザに報知すべき情報をメッセージ或いはアニメーションとして表示する表示画面を備える。表示部14の具体的な構成は特に限定されないが、例えば、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Displayの略)、有機ELディスプレイ(Organic Electro−Luminescence Displayの略)等を採用することができる。操作部17は、複合機10に対する指示の入力をユーザから受け付ける入力インタフェースである。操作部17の具体的な構成は特に限定されないが、例えば、表示部14の表示画面に重畳されたタッチセンサであってもよい。
[制御部130]
制御部130は、図5に示されるように、CPU131、ROM132、RAM133、EEPROM134、及びASIC135を備えており、これらは内部バス137によって接続されている。ROM132には、CPU131が各種動作を制御するためのプログラムなどが格納されている。RAM133は、CPU131が上記プログラムを実行する際に用いるデータや信号等を一時的に記録する記憶領域、或いはデータ処理の作業領域として使用される。EEPROM134には、電源オフ後も保持すべき設定やフラグ等が格納される。
ASIC135には、搬送モータ102及びキャリッジモータ103が接続されている。ASIC135は、各モータを回転させるための駆動信号をCPU131等から取得し、駆動信号に応じた駆動電流を各モータに出力する。各モータは、ASIC135からの駆動電流によって正転駆動又は逆転駆動される。例えば、制御部130は、搬送モータ102の駆動を制御することによって、各ローラを回転させる。また、制御部130は、キャリッジモータ103の駆動を制御することによって、キャリッジ23を往復移動させる。さらに、制御部130は、記録ヘッド39を制御してノズル40からインクを吐出させる。
また、ASIC135には、キャリッジセンサ38と、第1センサ120と、ロータリエンコーダ121と、第2センサ123と、カバーセンサ124とが接続されている。制御部130は、キャリッジセンサ38から出力されるパルス信号に基づいて、キャリッジ23の位置を検出する。また、制御部130は、第1センサ120から出力される検知信号に基づいて、上流側検知位置における用紙12の有無を検出する。また、制御部130は、第1センサ120から出力される検知信号と、ロータリエンコーダ121から出力されるパルス信号とに基づいて、用紙12の位置を検出する。さらに、制御部130は、第2センサ123から出力される検知信号に基づいて、下流側検知位置における用紙12の有無を検出する。
[画像記録処理]
図6〜図8を参照して、実施形態1における画像記録処理を説明する。この画像記録処理は、制御部130のCPU131によって実行される。なお、以下の各処理は、ROM132に記憶されているプログラムをCPU131が読み出して実行してもよいし、制御部130に搭載されたハードウェア回路によって実現されてもよい。なお、画像記録処理は、第1給紙ローラ25、第2給紙ローラ35、搬送ローラ60、第1排出ローラ62、及び第2排出ローラ64の回転、或いはキャリッジ23の移動に着目して説明する。これらの動作は、上述したように、搬送モータ102及びキャリッジモータ103を駆動させることによって実現される。
制御部130は、ユーザから記録指示を取得したことを条件として、図6に示される画像記録処理を実行する。記録指示の取得先は特に限定されないが、例えば、複合機10に設けられた操作部17を通じて取得してもよいし、外部機器から通信ネットワークを通じて取得してもよい。制御部130は、取得した記録指示に従って、各ローラ、キャリッジ23、及び記録ヘッド39の動作を制御し、用紙12への画像記録を実行する。
まず、制御部130は、先端位置情報を初期化する(S11)。先端位置情報とは、画像記録処理において画像が記録される用紙12の先端(「搬送向き16の下流側の端部」を指す。)の位置を特定するための情報である。実施形態1では、用紙12の先端が上流側検知位置に到達した時点からカウントされたロータリエンコーダ121のパルス信号の数を先端位置情報とする例を説明する。但し、先端位置情報はこれに限定されず、用紙12の先端位置を特定可能なあらゆる情報を採用することができる。
次に、制御部130は、第1給紙ローラ25を正転させることによって用紙12を搬送ローラ部54に到達させる給紙処理を実行する(S12)。具体的には、制御部130は、第1センサ120からローレベル信号が出力されるまで第1給紙ローラ25を正転させる。次に、制御部130は、ローレベル信号を取得した後で上流側検知位置から搬送ローラ部54までの距離に相当する以上の回転量だけ第1給紙ローラ25を正転させる。また、制御部130は、用紙12の先端が上流側検知位置に到達した時点から、ロータリエンコーダ121から出力されるパルス信号の数をカウントし、カウントしたパルス信号の数を先端位置情報として記憶する。
次に、制御部130は、搬送ローラ部54に到達された用紙12を、搬送向き16の所定の改行幅だけ搬送ローラ60、第1排出ローラ62及び第2排出ローラ64(以下、「搬送部」と表記する。)に搬送させる搬送処理を実行する(S13)。具体的には、制御部130は、特定の回転量だけ搬送部を正転させる。また、制御部130は、搬送処理においてロータリエンコーダ121から出力されたパルス信号の数を先端位置情報に加算する。また、制御部130は、所定の改行幅だけ搬送された用紙12に記録部24に画像を記録させる記録処理を実行する(S15)。そして、制御部130は、用紙12に対する画像記録が終了するまで(S17:Yes)、搬送処理(S13)及び記録処理(S15)を繰り返し実行する。
次に、制御部130は、用紙12に対する画像記録が終了したことを条件として(S17:Yes)、用紙12を排出トレイ21に排出する排紙処理を実行する(S18)。具体的には、制御部130は、用紙12の後端(「搬送向き16の上流側の端部」を指す。)が第2排出ローラ部56を通過するまで、搬送部を正転させる。また、制御部130は、排紙処理においてロータリエンコーダ121から出力されたパルス信号の数を先端位置情報に加算する。ステップS13〜S18の処理は、画像記録処理の一例を構成する。
さらに、制御部130は、用紙12への画像記録が正常終了したことを条件として、後述する検知回数を初期化し(S20)、画像記録処理を終了する。検知回数は、後述するステップS14、S16、S19において検知されたジャム状態の回数、及び後述するステップS26で第2センサ123からローレベル信号が出力されている回数を示す値である。実施形態1における検知回数は、初期値を0とし、ステップS22においてインクリメントされ、ステップS20において初期化される。また、検知回数は、不揮発性の記憶部の一例であるEEPROM134に記憶される。
また、制御部130は、搬送処理(S13)、記録処理(S15)、及び排紙処理(S18)の過程において、用紙12のジャム状態を検知する(S14、S16、S19)。用紙12のジャム状態とは、搬送路70内において用紙12が搬送不能な状態となったことを指す。また、ジャム状態の検知方法は特に限定されないが、制御部130は、例えば、第1センサ120、ロータリエンコーダ121、第2センサ123、及びキャリッジセンサ38等から出力される信号に基づいて、ジャム状態を検知することができる。
一例として、制御部130は、搬送処理(S13)及び排紙処理(S18)において、搬送モータ102に駆動電流を出力してもロータリエンコーダ121からパルス信号が出力されないことを条件として、用紙12のジャム状態を検知する。この場合の用紙12は、その先端が搬送ローラ部54より搬送向き16の下流側に位置した状態でジャム状態となっている。また他の例として、制御部130は、記録処理(S15)において、キャリッジモータ103に駆動電流を出力してもキャリッジセンサ38からパルス信号が出力されないことを条件として、キャリッジ23に対面する位置における用紙12のジャム状態を検知する。
そして、制御部130は、ジャム状態を検知したタイミング(S14、S16、S19のいずれかでYes)において用紙12の先端が第1排出ローラ部55及び第2排出ローラ部56の間に位置していることを条件として(S21:Yes)、検知回数をインクリメントする(S22)。一方、制御部130は、ジャム状態を検知したタイミングで用紙12の先端が第1排出ローラ部55及び第2排出ローラ部56の間に位置していないことを条件として(S21:No)、ステップS22をスキップする。制御部130は、用紙12の先端の位置を、先端位置情報に基づいて特定する。ステップS21の処理は、特定処理の一例である。
次に、制御部130は、検知回数が閾値回数以下であることを条件として(S23:No)、ジャム状態の発生をユーザに報知する(S24)。制御部130は、例えばステップS24において、上面カバー30をオープン位置に回動させてジャム状態の用紙12の存在を確認し、且つ上面カバー30をカバー位置に回動させることをユーザに報知する。報知の具体的な方法は特に限定されないが、例えば、表示部14にメッセージ或いはアニメーションを表示してもよいし、不図示のスピーカからガイド音声を出力してもよい。また、通信ネットワークを介して接続された外部機器の表示部等を通じて報知してもよい。ステップS24の処理は、第1報知処理の一例である。また、閾値回数の具体例は特に限定されないが、例えば、2回である。
第1報知処理の後に用紙除去操作がユーザによって実行されることによって、ジャム状態の用紙12が除去される。しかしながら、用紙除去操作の際に用紙12の一部が破れて、紙片12Aとして搬送路70内に残留する可能性がある。特に図8に示されるように、紙片12Aが第1排出ローラ部55及び第2排出ローラ部56の間に存在している場合、当該紙片12Aをユーザが除去するのは非常に難しい。
そこで、制御部130は、上面カバー30の開閉が検知されたタイミング(S25:Yes)において第2センサ123からローレベル信号が出力されていることを条件として(S26:Yes)、ステップS22に戻って検知回数をさらにインクリメントする。一方、制御部130は、上面カバー30の開閉が検知されたタイミング(S25:Yes)において第2センサ123からハイレベル信号が出力されていることを条件として(S26:No)、画像記録処理を終了する。なお、ステップS25において、ユーザによって上面カバー30がカバー位置からオープン位置に回動されると、カバーセンサ124から出力される検知信号がハイレベル信号からローレベル信号に変化する。また、ユーザによって上面カバー30がオープン位置からカバー位置に回動されると、カバーセンサ124から出力される検知信号がローレベル信号からハイレベル信号に変化する。
ステップS26において第2センサ123からローレベル信号が出力されている場合とは、例えば図8(A)に示されるように、搬送路70内に残留した紙片12Aが第2センサ123に接触している場合である。この場合、紙片12Aが第2センサ123から離間するまで、ステップS22〜S26の処理が繰り返し実行される。一方、ステップS26において第2センサ123からハイレベル信号が出力されている場合とは、例えば、用紙除去操作によってジャム状態の用紙12が完全に除去された場合である。しかし、図8(B)に示されるように、搬送路70内に残留した紙片12Aが第2センサ123から離間している場合も考えられる。この場合、次の画像記録処理において搬送された用紙12が当該紙片12Aに接触して、再びジャム状態が検知される可能性がある(S14、S16、S19のいずれかでYes)。そして、いずれの場合でも紙片12Aが残留している限り、ステップS22において検知回数がインクリメントされる。
そして、制御部130は、検知回数が閾値回数を上回ったことを条件として(S23:Yes)、残留用紙除去処理の実行を推奨することをユーザに報知する(S27)。報知の具体的な方法は、ステップS24と同様であってもよい。さらに、ステップS27において、後述する高剛性用紙を用意することをユーザに報知してもよい。ステップS27の処理は、第2報知処理の一例である。また、制御部130は、除去実行指示を取得したことを条件として(S28:Yes)、残留用紙除去処理を実行する(S29)。除去実行指示とは、残留用紙除去処理を複合機10に実行させるための指示であって、例えば、操作部17を通じて複合機10に入力される。ステップS28の処理は、受付処理の一例である。
残留用紙除去処理(S29)は、第2排出ローラ部56を通過する位置(第2排出ローラ部56が省略される場合は、第1排出ローラ部55を通過する位置)まで、高剛性用紙を搬送部に搬送させる処理である。この残留用紙除去処理(S29)は、搬送路70内に残留している紙片12Aを除去するための処理である。高剛性用紙とは、剛性が閾値剛性を上回り且つサイズが閾値サイズを上回る用紙のことである。高剛性用紙は、一般的に普通紙と呼ばれている用紙よりも剛性が高い用紙であって、典型的には光沢紙であってもよい。また、閾値サイズは、例えば、搬送路70を通過可能な最大幅のサイズであって、実施形態1ではA4サイズとする。図7を参照して、残留用紙除去処理の詳細を説明する。
制御部130は、図7に示されるように、給紙トレイ20にA4サイズを上回る光沢紙が支持されていることを条件として(S31:Yes)、当該光沢紙を搬送ローラ部54に到達させるための給紙処理を実行する(S32)。具体的には、制御部130は、切替ギヤ171と受けギヤ172Aとを噛合させた状態で給紙処理を実行する。給紙処理の詳細は、ステップS12と共通する。さらに、制御部130は、搬送ローラ部54に到達された光沢紙を排出トレイ21に排出する排出処理を実行する(S33)。具体的には、制御部130は、搬送ローラ部54から第2排出ローラ部56までの距離に光沢紙の搬送向き16の長さを加えた距離に相当する特定の回転量だけ搬送部を正転させる。
また、制御部130は、給紙トレイ20に支持された用紙12がステップS31の条件を満たさず(S31:No)且つ多用途トレイ31にA4サイズを上回る光沢紙が支持されていることを条件として(S34:Yes)、光沢紙を搬送ローラ部54に到達させるための給紙処理(S35)と、当該光沢紙を排出トレイ21に排出する排出処理(S33)とを実行する。具体的には、制御部130は、ステップS35において、キャリッジ23を当接レバー176に当接させて切替ギヤ171と受けギヤ172Bとを噛合させた状態で給紙処理を実行する。給紙処理の詳細は、ステップS12と共通する。
なお、制御部130は、給紙トレイ20或いは多用途トレイ31に支持されている用紙12の種類(換言すれば、剛性)及びサイズを、例えば、給紙トレイ20或いは多用途トレイ31に設けられたセンサ等によって特定してもよいし、操作部17等を通じてユーザから予め取得しておいてもよい。ステップS31、S34の処理は、選択ステップの一例である。ステップS32、S33、S35の処理は、排紙ステップの一例である。
さらに、制御部130は、多用途トレイ31に支持された用紙12がステップS34の条件を満たさないことを条件として(S34:No)、光沢紙を手差しトレイ22に載置することをユーザに報知する(S36)。そして、制御部130は、第1センサ120からローレベル信号が出力され且つ操作部17に含まれるスタートボタンが押下されたことを条件として(S37:Yes)、手差しトレイ22に支持された光沢紙を排出トレイ21に排出する排出処理を実行する(S33)。ステップS36の処理は、報知ステップの一例である。
[実施形態1の作用効果]
実施形態1によれば、検知回数が閾値回数を上回ったことを条件として(S23:Yes)、残留する紙片12A等を除去するための残留用紙除去処理(S29)を実行する。これにより、ユーザが除去しにくい場所に残留した紙片12A等によって、ジャム状態が繰り返し発生したり、用紙除去操作を繰り返してもジャム状態が解消されないという事象の発生を低減することができる。
なお、実施形態1では、ジャム状態のうち、用紙12の先端が第1排出ローラ部55及び第2排出ローラ部56の間に位置するタイミング(S21:Yes)で検知されたジャム状態の回数のみを、検知回数としてカウントする例を説明した。これにより、ユーザの手が届きにくい場所に紙片12A等が残留する可能性が高いジャム状態のみがカウントされるので、不必要な残留用紙除去処理の実行が抑制される。しかしながら、本発明はこれに限定されず、例えば、ステップS21を省略し、全てのジャム状態が検知回数としてカウントされてもよい。
また、実施形態1では、ユーザによる除去実行指示の入力が受け付けられたことを条件として(S28:Yes)、残留用紙除去処理が実行される。これにより、光沢紙が消費される残留用紙除去処理を実行するか否かをユーザに選択させることができる。その結果、ユーザの意志に反して残留用紙除去処理が実行されるのを防止することができる。但し、本発明はこれに限定されず、ステップS27、S28を省略し、検知回数が閾値回数を上回った場合(S23:Yes)に必ず残留用紙除去処理が実行されてもよい。
また、実施形態1では、用紙除去操作を実行してもジャム状態が解消されない(S26:Yes)回数も検知回数としてカウントされる。従って、ジャム状態を解消できる可能性が低いにもかかわらず、ユーザに用紙除去操作を繰り返し実行させることを抑制することができる。しかしながら、本発明はこれに限定されず、ステップS26を省略し、ジャム状態を検知した回数のみを検知回数にカウントしてもよい。
また、実施形態1では、検知回数をEEPROM134に記憶させている。これにより、複合機10の電源をOFFにしてから用紙除去操作を実行させる場合であっても、検知回数が初期化されるのを防止することができる。
さらに、実施形態1の残留用紙除去処理では、給紙トレイ20及び多用途トレイ31に光沢紙がセットされていない場合に、手差しトレイ22に光沢紙を載置することをユーザに報知する例を説明した。但し、ステップS36において光沢紙を載置させるトレイは手差しトレイ22に限定されず、給紙トレイ20や多用途トレイ31であってもよい。また、実施形態1の複合機10は、複数のトレイ(すなわち、給紙トレイ20、手差しトレイ22、及び多用途トレイ31)を備えているが、トレイを1つだけ備える画像記録装置であってもよい。
[実施形態2]
図9を参照して、実施形態2における画像記録処理を説明する。実施形態2における画像記録処理は、用紙除去操作を実行してもジャム状態が解消されない回数のみを、制御部130が検知回数としてカウントする点において、実施形態1と相違する。なお、実施形態1と共通する処理には同一の符号を付して詳しい説明を省略し、相違点を中心に説明する。
まず、制御部130は、記録処理の過程でジャム状態を検知したことを条件として(S14、S16、S18)、検知回数及び閾値回数の大小関係に応じた処理を実行する。すなわち、図9に示される画像記録処理では、図8に示されるステップS21、S22が省略されている。
また、制御部130は、検知回数が閾値回数以下である場合の処理(S24〜S26、S41)において、第2センサ123からローレベル信号が出力されていることを条件として(S26:Yes)、検知回数をインクリメントする(S41)。すなわち、図9に示されるステップS41の処理は、図8に示されるステップS22の処理に相当する。一方、制御部130は、第2センサ123からハイレベル信号が出力されていることを条件として(S26:No)、検知回数を初期化する(S42)。すなわち、図9に示されるステップS42の処理は、図8に示されるステップS20の処理に相当する。
また、制御部130は、検知回数が閾値回数を上回る場合の処理(S27〜S29、S42)において、残留用紙除去処理の実行後(S29)に、検知回数を初期化する(S42)。一方、制御部130は、除去実行指示を取得しなかったことを条件として(S28:No)、ステップS29、S42をスキップする。
実施形態2における画像記録処理によれば、繰り返し実行された用紙除去操作(S24〜S26、S41)の回数が閾値回数を上回ったことを条件として(S23:Yes)、残留用紙除去処理(S29)が実行される。換言すれば、実施形態2における残留用紙除去処理は、用紙除去処理を繰り返し実行しても図8(A)の状態が解消されない場合に実行される。
[その他の実施形態]
さらに、上記の各実施形態では、画像記録装置の一例としてインクジェット記録方式のプリンタ部11を備える複合機10の例を説明した。これは、インクを吸収して膨潤した用紙12は、用紙除去操作の過程で破れて複合機10内に残留する可能性が高いからである。しかしながら、本発明はこれに限定されず、レーザー記録方式のプリンタに本発明を適用してもよい。
10・・・複合機
15・・・第1給紙部
20・・・給紙トレイ
22・・・手差しトレイ
24・・・記録部
30・・・上面カバー
31・・・多用途トレイ
54・・・搬送ローラ部
55・・・第1排出ローラ部
56・・・第2排出ローラ部
123・・・第2センサ
130・・・制御部

Claims (10)

  1. 第1搬送部及び上記第1搬送部より搬送向きの下流側に配置された第2搬送部を有しており、記録媒体を上記搬送向きに搬送する搬送部と、
    上記搬送向きにおける上記第1搬送部及び上記第2搬送部の間に配置されており、用紙に画像を記録する記録部と、
    制御部と、を備えており、
    上記制御部は、
    用紙を上記搬送部に搬送させ且つ搬送された用紙に対して上記記録部に画像を記録させる画像記録処理と、
    上記画像記録処理の過程において、用紙のジャム状態を検知するジャム検知処理と、
    上記ジャム検知処理で検知された上記ジャム状態の回数を検知回数としてカウントし、且つ上記画像記録処理が正常終了したことを条件として上記検知回数を初期化するカウント処理と、
    上記検知回数が閾値回数を上回ったことを条件として、剛性が閾値剛性を上回る高剛性用紙を上記第2搬送部を通過するまで上記搬送部に搬送させる残留用紙除去処理と、を実行する画像記録装置。
  2. 上記搬送部は、上記第2搬送部より上記搬送向きの下流側に配置された第3搬送部をさらに有しており、
    上記制御部は、
    用紙の先端位置を特定する特定処理を実行し、
    上記カウント処理において、上記ジャム検知処理で検知された上記ジャム状態のうち、上記特定処理で特定された用紙の先端位置が上記第2搬送部及び上記第3搬送部の間にあるタイミングで検知された上記ジャム状態の回数のみを、上記検知回数としてカウントする請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 上記制御部は、
    上記検知回数が上記閾値回数以下であることを条件として、上記ジャム状態の発生をユーザに報知する第1報知処理と、
    上記検知回数が上記閾値回数を上回ったことを条件として、上記残留用紙除去処理の実行をユーザに促す第2報知処理と、
    上記残留用紙除去処理を実行する除去実行指示を受け付ける受付処理と、
    上記第2報知処理の実行後に上記受付処理で上記除去実行指示が受け付けられたことを条件として、上記残留用紙除去処理と、を実行する請求項1又は2に記載の画像記録装置。
  4. 該画像記録装置は、上記第2搬送部より上記搬送向きの下流側の検知位置に用紙が存在することを条件として検知信号を出力するセンサをさらに備えており、
    上記制御部は、上記カウント処理において、上記ジャム状態を解消するための操作が実行されたタイミングで上記センサから検知信号が出力されている回数を、さらに上記検知回数にカウントする請求項3に記載の画像記録装置。
  5. 該画像記録装置は、上記搬送部へ給紙される用紙を支持するトレイをさらに備えており、
    上記制御部は、上記残留用紙除去処理において、
    上記高剛性用紙を上記トレイに載置することをユーザに報知する報知ステップと、
    上記トレイに載置された上記高剛性用紙を上記第2搬送部を通過するまで上記搬送部に搬送させる排紙ステップと、を実行する請求項1から4のいずれかに記載の画像記録装置。
  6. 該画像記録装置は、複数の上記トレイを備えており、
    上記制御部は、上記残留用紙除去処理において、
    複数の上記トレイのうち、剛性が上記閾値剛性を上回る用紙を支持しているトレイを選択する選択ステップを実行し、
    上記排紙ステップにおいて、上記選択ステップで選択された上記トレイに支持されている上記高剛性用紙を上記搬送部に搬送させ、
    全ての上記トレイに支持された用紙の剛性が上記閾値剛性以下であることを条件として、上記報知ステップを実行する請求項5に記載の画像記録装置。
  7. 上記制御部は、
    上記選択ステップにおいて、剛性が上記閾値剛性を上回り且つサイズが閾値サイズを上回る用紙を支持しているトレイを選択し、
    上記排紙ステップにおいて、上記選択ステップで選択された上記トレイに支持されている上記高剛性用紙を上記搬送部に搬送させ、
    全ての上記トレイに支持された用紙の剛性が上記閾値剛性以下であるか或いはサイズが上記閾値サイズ以下であることを条件として、上記報知ステップを実行する請求項6に記載の画像記録装置。
  8. 該画像記録装置は、不揮発性の記憶部をさらに備えており、
    上記制御部は、上記検知回数を上記記憶部に記憶させる請求項1から7のいずれかに記載の画像記録装置。
  9. 上記記録部は、インクを吐出することによって用紙に画像を記録する請求項1から8のいずれかに記載の画像記録装置。
  10. 第1搬送部及び上記第1搬送部より搬送向きの下流側に配置された第2搬送部を有しており、記録媒体を上記搬送向きに搬送する搬送部と、
    上記搬送向きにおける上記第1搬送部及び上記第2搬送部の間に配置されており、用紙に画像を記録する記録部と、
    上記第2搬送部より上記搬送向きの下流側の検知位置に用紙が存在することを条件として検知信号を出力するセンサと、
    制御部と、を備えており、
    上記制御部は、
    用紙を上記搬送部に搬送させ且つ搬送された用紙に対して上記記録部に画像を記録させる画像記録処理と、
    上記画像記録処理の過程において、用紙のジャム状態を検知するジャム検知処理と、
    上記ジャム検知処理で上記ジャム状態が検知されたことを条件として、ジャム解除処理と、を実行し、
    上記ジャム解除処理において、
    上記ジャム状態の発生をユーザに報知する報知ステップと、
    上記報知ステップの実行後に上記ジャム状態を解消するための操作が実行されたタイミングで上記センサから検知信号が出力されている回数を、検知回数としてカウントするカウントステップと、を実行し、
    上記検知回数が閾値回数以下であることを条件として、上記報知ステップを再び実行し、
    上記検知回数が閾値回数を上回ったことを条件として、剛性が閾値剛性を上回る高剛性用紙を上記第2搬送部を通過するまで上記搬送部に搬送させる残留用紙除去ステップを実行する画像記録装置。
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