JP6210286B2 - 画像記録装置 - Google Patents
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複合機10は、図1に示されるように、概ね直方体に形成されている。複合機10は、下部にインクジェット記録方式で用紙12(図2参照)に画像を記録するプリンタ部11と、表示部14と、操作部17とを有している。プリンタ部11は、図2に示されるように、給送部15と、給送トレイ20と、排出トレイ21と、手差しトレイ22と、搬送ローラ部54と、記録部24と、排出ローラ部55と、プラテン42とを備えている。また、複合機10は、ファクシミリ機能及びプリント機能などの各種の機能をさらに有していてもよい。複合機10は、画像記録装置の一例である。
給送トレイ20は、図1(A)に示されるように、プリンタ部11の正面に形成された開口13(図1参照)を通じて前後方向8に挿抜される。給送トレイ20には、給送部15によって第1搬送路65に給送される複数の用紙12を支持可能である。排出トレイ21は、給送トレイ20の上側に配置されている。排出トレイ21は、排出ローラ部55によって排出された用紙12を支持する。手差しトレイ22は、図1(B)に示されるように、プリンタ部11の背面側に配置されている。手差しトレイ22は、プリンタ部11の背面側から後方へ向かって斜め上方に傾斜して延びている。また、手差しトレイ22は、その上面において用紙12を1枚支持する。ユーザは、手差しトレイ22に用紙12を載置することによって、当該用紙12を第2搬送路66を通じて搬送ローラ部54に直接到達させることができる。すなわち、手差しトレイ22は、搬送ローラ部54に当接された状態の用紙12を支持する。
給送部15は、図2に示されるように、給送ローラ25と、給送アーム26と、軸27とを備えている。給送ローラ25は、給送アーム26の先端側に回転可能に設けられている。給送ローラ25は、搬送モータ102の逆転駆動によって、用紙12を搬送向き16に搬送する向き(すなわち、正転)に回転する。給送アーム26は、プリンタ部11のフレームに支持された軸27に回動可能に設けられている。給送アーム26は、自重或いはバネ等による弾性力によって給送トレイ20側へ回動付勢されている。
第1搬送路65は、図2に示されるように、その一部がプリンタ部11の内部において、所定間隔で対向する外側ガイド部材18及び内側ガイド部材19によって形成される空間を指す。第1搬送路65は、給送トレイ20の後端部からプリンタ部11の後方側に延びる経路である。また、第1搬送路65は更に、プリンタ部11の後方側において下方から上方に延びつつUターンし、記録部24を経て排出トレイ21に至る経路である。なお、用紙12の搬送向き16は、図2において一点鎖線の矢印で示されている。第2搬送路66は、手差しトレイ22の上面から搬送ローラ部54に至る経路である。第2搬送路66は、合流位置67において第1搬送路65に合流する。合流位置67は、後述するレジストセンサ120より搬送向き16の上流側に位置している。
搬送ローラ部54は、図2に示されるように、搬送向き16において合流位置67及び記録部24の間に配置されている。搬送ローラ部54は、搬送ローラ60と、ピンチローラ61とを有する。搬送ローラ60は、搬送モータ102によって駆動される。ピンチローラ61は、搬送ローラ60の回転に伴って連れ回る。搬送ローラ60は、用紙12を搬送向き16に搬送する正転(図2の例では、反時計回り)と、正転と逆向きの逆転(図2の例では、時計回り)とに回転可能である。具体的には、搬送ローラ60は、搬送モータ102の正転駆動によって正転し、搬送モータ102の逆転駆動によって逆転する。用紙12は、正転する搬送ローラ60及びピンチローラ61に挟持されて搬送向き16に搬送される。
排出ローラ部55は、図2に示されるように、搬送向き16において記録部24よりも下流側に配置されている。排出ローラ部55は、排出ローラ62と、拍車63とを有する。排出ローラ62は、搬送モータ102によって駆動される。拍車63、排出ローラ62の回転に伴って連れ回る。排出ローラ62は、用紙12を搬送向き16に搬送する正転(図2の例では、時計回り)と、正転と逆向きの逆転(図2の例では、反時計回り)とに回転可能である。具体的には、排出ローラ62は、搬送モータ102の正転駆動によって正転し、搬送モータ102の逆転駆動によって逆転する。用紙12は、正転する排出ローラ62及び拍車63に挟持されて搬送向き16に搬送される。
図2に示されるように、プリンタ部11は、搬送向き16における合流位置67及び搬送ローラ部54の間に、公知のレジストセンサ120を備える。レジストセンサ120は、用紙12が当該レジストセンサ120の設置位置(以下、「上流側検知位置」と表記する。)に存在するか否かを検出するためのセンサである。レジストセンサ120は、用紙12が上流側検知位置に存在していることを条件として、検知信号であるローレベル信号(つまり、「信号レベルが閾値未満の信号」)を後述する制御部130に出力する。一方、レジストセンサ120は、用紙12が上流側検知位置に存在していないことを条件として、検知信号であるハイレベル信号(つまり、「信号レベルが閾値以上の信号」)を制御部130に出力する。
また、図6に示されるように、プリンタ部11は、搬送ローラ60の回転(換言すれば,搬送モータ102の回転駆動)に応じてパルス信号を発生させる公知のロータリエンコーダ121を備える。ロータリエンコーダ121は、エンコーダディスクと、光学センサとを備える。エンコーダディスクは、搬送ローラ60の回転と共に回転する。光学センサは、回転するエンコーダディスクを読み取ってパルス信号を生成し、生成したパルス信号を制御部130に出力する。
記録部24は、図2に示されるように、搬送向き16における搬送ローラ部54及び排出ローラ部55の間に配置されている。また、記録部24は、上下方向7においてプラテン42に対向するようにして配置されている。記録部24は、キャリッジ23と、記録ヘッド39と、エンコーダセンサ38Aとを備えている。また、キャリッジ23からは、図3に示されるように、インクチューブ32及びフレキシブルフラットケーブル33が延出されている。インクチューブ32は、カートリッジ装着部に装着されたインクカートリッジのインクを記録ヘッド39に供給する。フレキシブルフラットケーブル33は、制御部130が実装された制御基板と記録ヘッド39とを接続する。
プラテン42は、図2に示されるように、搬送向き16における搬送ローラ部54及び排出ローラ部55の間に設けられている。プラテン42は、上下方向7において記録部24に対向するようにして配置されており、搬送ローラ部54によって搬送される用紙12を下側から支持する。また、本実施形態におけるプラテン42の表面(すなわち、記録部24に対面する面)は、用紙12より光の反射率が低い色(例えば、黒色)である。
メディアセンサ122は、図2に示されるように、キャリッジ23の下面(プラテン42に対向する面)においてキャリッジ23に搭載されている。メディアセンサ122は、上下方向7においてキャリッジ23に対面する下流側検知位置に用紙12が存在するか否かを検知するために用いられる。メディアセンサ122は、発光ダイオード等からなる発光部と、光学式センサなどからなる受光部とを備えている。発光部は、制御部130によって指示された光量の光をプラテン42へ向けて照射する。プラテン42へ照射された光は、プラテン42またはプラテン42上の用紙12において反射され、反射された光が受光部で受光される。
複合機10は、更に図4に示されるメンテナンス機構70を備えている。メンテナンス機構70は、図3に示されるように、用紙12に対面し得るキャリッジ23の移動範囲(以下、「記録領域」と表記する。)から右方に外れた位置に配置されている。メンテナンス機構70は、キャリッジ23が記録領域より右側の位置(以下、「メンテナンス位置」と表記する。)に移動したときに、記録ヘッド39に形成されたノズル40からインクと共に気泡や異物を吸引除去するパージ処理を実行する。メンテナンス機構70は、記録ヘッド39のノズル40が形成された面(以下、「ノズル面」と表記する。)を覆うキャップ71と、キャップ71をノズル面に接離させるためのリフトアップ機構73と、キャップ71に連通されて吸引を行うポンプ76(図6参照)とを備えている。
図6に示される駆動伝達機構104は、搬送モータ102の駆動力を、給送ローラ25、搬送ローラ60、排出ローラ62、及びメンテナンス機構70へ伝達する。駆動伝達機構104は、歯車、プーリ、無端環状のベルト、遊星歯車機構(振子ギヤ機構)、及びワンウェイクラッチ等の全部又は一部を組み合わせて構成される。駆動伝達機構104は、搬送モータ102の駆動力の伝達先を切り替える切替機構170を備えている。
切替機構170は、搬送モータ102の駆動力を、給送ローラ25に伝達し且つメンテナンス機構70に伝達しない伝達状態と、給送ローラ25に伝達せず且つメンテナンス機構70に伝達する非伝達状態とに状態変化が可能に構成されている。切替機構170は、図3に示されるように、プラテン42よりも右側(メンテナンス位置を含む領域)に設けられている。切替機構170は、図5に示されるように、切替ギヤ171と、2つの受けギヤ172A、172Dと、押圧部材175と、保持部173とを備える。
表示部14は、ユーザに報知すべき情報をメッセージ或いはアニメーションとして表示する表示画面を備える。表示部14の具体的な構成は特に限定されないが、例えば、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Displayの略)、有機ELディスプレイ(Organic Electro−Luminescence Displayの略)等を採用することができる。
操作部17は、複合機10に対する指示の入力をユーザから受け付ける入力インタフェースである。操作部17の具体的な構成は特に限定されないが、例えば図1に示されるように、複数の押しボタンを有していてもよいし、表示部14の表示画面に重畳されたタッチセンサを有していてもよい。
制御部130は、図6に示されるように、CPU131、ROM132、RAM133、EEPROM134、及びASIC135を備えており、これらは内部バス137によって接続されている。ROM132には、CPU131が各種動作を制御するためのプログラムなどが格納されている。RAM133は、CPU131が上記プログラムを実行する際に用いるデータや信号等を一時的に記録する記憶領域、或いはデータ処理の作業領域として使用される。EEPROM134には、電源オフ後も保持すべき設定やフラグ等が格納される。
図7を参照して、複合機10による手差し準備処理を説明する。この手差し準備処理は、制御部130のCPU131によって実行される。なお、以下の各処理は、ROM132に記憶されているプログラムをCPU131が読み出して実行してもよいし、制御部130に搭載されたハードウェア回路によって実現されてもよい。
次に、図8を参照して、複合機10による画像記録処理を説明する。この画像記録処理は、制御部130のCPU131によって実行される。なお、以下の各処理は、ROM132に記憶されているプログラムをCPU131が読み出して実行してもよいし、制御部130に搭載されたハードウェア回路によって実現されてもよい。
本実施形態によれば、切替機構170を伝達状態(換言すれば、給送ローラが正転し得る状態)にして実行された手差し準備処理における搬送モータ102の逆転駆動量が累積加算され、当該累積値が第1閾値或いは第2閾値を超えたタイミングで用紙12Aが強制的に排出される。その結果、手差し準備処理の過程で徐々に給送された用紙12Aが、用紙12Bの記録処理に悪影響を及ぼすことが防止される。なお、本実施形態では、ステップS30、S32の両方で強制排出処理を実行した例を説明したが、本発明はこれに限定されず、ステップS30、S32の一方のみを実行し、他方を省略してもよい。
なお、上記の実施形態では、給送ローラ25、搬送ローラ60、排出ローラ62、及びメンテナンス機構70を共通の搬送モータ102で駆動する例を説明したが、本発明はこれに限定されない。すなわち、給送ローラ25、搬送ローラ60、及び排出ローラ62、及びメンテナンス機構70をそれぞれ別のモータで駆動してもよい。
20・・・給送トレイ
22・・・手差しトレイ
23・・・キャリッジ
24・・・記録部
25・・・給送ローラ
39・・・記録ヘッド
60・・・搬送ローラ
62・・・排出ローラ
70・・・メンテナンス機構
102・・・搬送モータ
120・・・レジストセンサ
122・・・メディアセンサ
130・・・制御部
170・・・切替機構
Claims (14)
- シートを搬送向きに搬送する正転及び正転と逆向きの逆転が可能な搬送ローラと、
上記搬送ローラによって搬送されたシートに対して移動して画像を記録する記録部と、
上記記録部によって画像が記録されたシートを排出する排出ローラと、
第1シートを支持する第1トレイと、
上記第1トレイが支持する上記第1シートを上記搬送ローラへ向けて給送する給送ローラと、
上記搬送ローラに当接した状態の第2シートを支持する第2トレイと、
上記搬送ローラより上記搬送向きの上流側の上流側検知位置にシートが存在することを条件として検知信号を出力するレジストセンサと、
正転駆動時に上記搬送ローラを正転させ且つ上記排出ローラを回転させ、逆転駆動時に上記搬送ローラを逆転させ且つ上記給送ローラを回転させる搬送モータと、
シートに対面し得る記録領域から外れた位置を移動する上記記録部によって、上記搬送モータの逆転駆動力を上記給送ローラに伝達する伝達状態及び伝達しない非伝達状態に切り替えられる切替機構と、
上記搬送モータ及び上記記録部の動作を制御する制御部と、を備え、
上記制御部は、
上記搬送モータが停止した状態で上記レジストセンサから検知信号が出力されたことを条件として、上記搬送ローラを逆転させる斜行矯正処理と、
上記切替機構を上記伝達状態にして実行された上記斜行矯正処理における上記搬送モータの逆転駆動量を特定する値を累積するカウント処理と、
シートに画像を記録させる記録指示の入力を受け付ける受付処理と、
上記斜行矯正処理が実行され且つ上記受付処理で上記記録指示が受け付けられたことを条件として、上記第2シートに画像を記録する手差し記録処理と、
上記カウント処理で累積された値が閾値を上回ったことを条件として、上記斜行矯正処理の過程で上記第1トレイから給送された上記第1シートを上記排出ローラを通過する位置まで排出する強制排出処理と、を実行する画像記録装置。 - 上記閾値は、上記第1シートの先端を少なくとも上記上流側検知位置に到達させる上記給送ローラの回転量に相当する値であり、
上記制御部は、
上記カウント処理で累積された値が上記閾値を上回ることを条件として、上記手差し記録処理に先立って上記強制排出処理を実行し、
上記強制排出処理の実行後に、上記第2トレイに上記第2シートを載置することをユーザに報知する報知処理を実行し、
上記報知処理の実行後に上記第2トレイに載置された上記第2シートに対して、上記斜行矯正処理及び上記手差し記録処理を実行する請求項1に記載の画像記録装置。 - 上記制御部は、上記斜行矯正処理の過程で上記第1シートの先端が上記搬送ローラに到達したことを条件として、上記強制排出処理において、当該第1シートの後端が上記排出ローラを通過するのに必要な予め定められた回転量だけ上記搬送ローラを正転させ且つ上記排出ローラを回転させる請求項2に記載の画像記録装置。
- 上記制御部は、上記斜行矯正処理の過程で上記第1シートの先端が上記上流側検知位置に到達し且つ上記搬送ローラに到達していないことを条件として、上記強制排出処理において、上記上流側検知位置から上記搬送ローラまでの距離に相当する以上の回転量だけ上記給送ローラを回転させ、当該第1シートの後端が上記排出ローラを通過するのに必要な予め定められた回転量だけ上記搬送ローラを正転させ且つ上記排出ローラを回転させる請求項2に記載の画像記録装置。
- 上記閾値は、上記第1トレイと上記搬送ローラとの間で円弧状に湾曲された搬送路において上記第1シートの先端が反転する領域まで当該第1シートを給送させる上記給送ローラの回転量に相当する値であり、
上記制御部は、上記カウント処理で累積された値が上記閾値を上回ることを条件として、上記手差し記録処理の実行後に上記強制排出処理を実行する請求項1から4のいずれかに記載の画像記録装置。 - 上記制御部は、上記強制排出処理において、上記レジストセンサから検知信号が出力されるまで上記給送ローラを回転させ、上記上流側検知位置から上記搬送ローラまでの距離に相当する以上の回転量だけ上記給送ローラを回転させ、当該第1シートの後端が上記排出ローラを通過するまで上記搬送ローラを正転させ且つ上記排出ローラを回転させる請求項5に記載の画像記録装置。
- 該画像記録装置は、上記記録部に搭載されており、上記記録部に対面する下流側検知位置にシートが存在することを条件として検知信号を出力するメディアセンサをさらに備え、
上記切替機構は、上記記録部が上記記録領域内に位置していることを条件として上記伝達状態となり、上記記録部が上記記録領域外に位置していることを条件として上記非伝達状態となり、
上記制御部は、
上記手差し記録処理において、
上記記録領域内に上記記録部を移動させ且つ上記搬送ローラから上記下流側検知位置までの距離に相当する以上の回転量だけ上記搬送ローラを正転させる頭出しステップと、
上記頭出しステップの実行後に上記メディアセンサから検知信号が出力されたことを条件として、上記第2シートに画像を記録する記録ステップと、
上記頭出しステップの実行後に上記メディアセンサから検知信号が出力されなかったことを条件として、上記第2トレイに上記第2シートを載置することをユーザに報知する報知ステップと、を実行し、
上記手差し記録処理の実行前に実行される上記斜行矯正処理において、上記記録部を上記記録領域外に位置させた状態で上記搬送ローラを逆転させ、
上記報知ステップの実行後に実行される上記斜行矯正処理において、上記記録部を上記記録領域内に位置させた状態で上記搬送ローラを逆転させる請求項1から6のいずれかに記載の画像記録装置。 - 上記切替機構は、上記記録部が上記記録領域内に位置していることを条件として上記伝達状態となり、上記記録部が上記記録領域外に位置していることを条件として上記非伝達状態となり、
上記制御部は、複数の上記第2シートに対して上記手差し記録処理を繰り返し実行する場合において、
最初の上記第2シートに対する上記斜行矯正処理において、上記記録部を上記記録領域外に位置させた状態で上記搬送ローラを逆転させ、
2枚目以降の上記第2シートに対する上記斜行矯正処理において、上記記録部を上記記録領域内に位置させた状態で上記搬送ローラを逆転させる請求項1から7のいずれかに記載の画像記録装置。 - 上記制御部は、
上記斜行矯正処理が実行されていない状態で上記受付処理で上記記録指示が受け付けられたことを条件として、上記第1シートに対して画像を記録する給送記録処理を実行し、
上記給送記録処理を実行したことを条件として、上記カウント処理で累積された値を初期化する請求項1から8のいずれかに記載の画像記録装置。 - 上記制御部は、上記給送記録処理において、
上記給送ローラに上記第1シートを上記搬送ローラへ向けて給送させる給送ステップと、
上記搬送ローラに到達された上記第1シートを上記搬送ローラ及び上記排出ローラの少なくとも一方に上記搬送向きに搬送させ、且つ当該第1シートに対して上記記録部に画像を記録させる記録ステップと、
上記給送ステップにおいて上記給送ローラの回転量が閾値回転量未満であるタイミングで上記レジストセンサから検知信号が出力されたことを条件として、上記給送ステップの異常をユーザに報知する報知ステップと、を実行し、
上記閾値回転量は、上記第1トレイから上記上流側検知位置までの距離に相当する上記給送ローラの回転量から、上記カウント処理で累積された値によって特定される上記給送ローラの回転量を減算した値である請求項9に記載の画像記録装置。 - 上記制御部は、上記斜行矯正処理において、上記第2シートが光沢紙である場合の上記搬送ローラの回転量を、上記第2シートが普通紙である場合より少なくする請求項1から10のいずれかに記載の画像記録装置。
- 該画像記録装置は、上記第1トレイが上記第1シートを支持していることを条件として検知信号を出力するシートセンサをさらに備え、
上記制御部は、上記シートセンサから検知信号が出力されていることを条件として、上記カウント処理において、上記斜行矯正処理における上記搬送モータの逆転駆動量を特定する値を累積する請求項1から11のいずれかに記載の画像記録装置。 - 該画像記録装置は、上記記録部が上記記録領域外のメンテナンス位置において、上記記録部のメンテナンスを行うメンテナンス機構をさらに備え、
上記切替機構は、上記記録部を上記メンテナンス位置に位置させたことによって上記非伝達状態となり且つ上記搬送モータの回転駆動力を上記メンテナンス機構に伝達し、上記記録部を上記メンテナンス位置と異なる位置に位置させたことによって上記伝達状態となり且つ上記搬送モータの回転駆動力を上記メンテナンス機構に伝達しない請求項1から12のいずれかに記載の画像記録装置。 - 上記制御部は、上記カウント処理において、上記斜行矯正処理の実行回数或いは上記搬送ローラの逆転量を、上記搬送モータの逆転駆動量を特定する値として累積する請求項1から13のいずれかに記載の画像記録装置。
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