JP5993632B2 - GaN系半導体装置 - Google Patents

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Description

この発明は、電界効果トランジスタとショットキーバリアダイオードを備えたGaN系半導体装置に関する。
従来、インバータ回路等においては、パワーFET(電界効果トランジスタ)に帰還ダイオードとしてのショットキーバリアダイオードを逆並列接続した半導体装置が使用される(特許文献1(特開2008−306200号公報)参照)。
この従来の半導体装置では、図21に示すように、別個に作製されたパワーFET1001とショットキーバリアダイオード1005とが逆並列接続されている。上記パワーFET1001のドレイン電極1002にショットキーバリアダイオード1005のカソード電極1006が接続され、上記パワーFET1001のソース電極1003にショットキーバリアダイオード1005のアノード電極1007が接続されている。なお、1004はゲート電極である。
ところで、上記従来の半導体装置では、ショットキーバリアダイオードとパワーFETとを別個に作製する必要があり、大きな面積を必要とする半導体装置となり、1つのデバイスとしての抵抗が高くなって、損失が増大するという問題がある。
特開2008−306200号公報
そこで、この発明の課題は、抵抗を低減できて、損失を低減できると共に電界効果トランジスタとショットキーバリアダイオードとが逆並列接続されているGaN系半導体装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明のGaN系半導体装置は、電界効果トランジスタと、
上記電界効果トランジスタのソース電極にオーミックコンタクトしたアノードを有するショットキーバリアダイオードと
を備え、
上記電界効果トランジスタと上記ショットキーバリアダイオードは、
GaN系の横型デバイスであり、
上記ショットキーバリアダイオードのアノードと上記電界効果トランジスタのゲート電極とが上記ゲート電極の幅方向に交互に配置されており、
上記電界効果トランジスタのゲート電極の幅方向に上記電界効果トランジスタと上記ショットキーバリアダイオードの両方に亘って延在していると共に上記電界効果トランジスタのドレイン電極と上記ショットキーバリアダイオードのカソードとを兼ねる共通電極を有していると共に、
上記電界効果トランジスタのゲート電極と、
上記ゲート電極からゲート幅方向に上記ショットキーバリアダイオードを横切るように連なっており、上記ショットキーバリアダイオードのアノードの下の領域に亘って延在している連続部と
を有するゲート電極連続体を備えることを特徴としている。
この発明のGaN系半導体装置によれば、上記電界効果トランジスタのドレイン電極と上記ショットキーバリアダイオードのカソードとを兼ねる共通電極が、上記電界効果トランジスタのゲート電極の幅方向に上記電界効果トランジスタと上記ショットキーバリアダイオードの両方に亘って延在している。
したがって、この発明によれば、上記電界効果トランジスタがオンで上記ショットキーバリアダイオードがオフの場合に、上記ショットキーバリアダイオードに亘って延在している共通電極がドレイン電極の役割を果たす。
よって、この発明によれば、上記ソース電極と上記共通電極によるドレイン電極との間に電流が流れる領域を、従来例に比べて広くできる。
一方、この発明によれば、上記電界効果トランジスタがオフで上記ショットキーバリアダイオードがオンの場合に、上記ショットキーバリアダイオードに亘って延在している共通電極がカソードの役割を果たす。
したがって、この発明によれば、上記アノードと上記共通電極によるカソードとの間に電流が流れる領域を、従来例に比べて広くできる。
したがって、この発明によれば、逆並列接続された電界効果トランジスタとショットキーバリアダイオードそれぞれのオン抵抗を低減でき、デバイスの抵抗を低減できて、損失を低減できる。
また、この発明は、GaN系の横型デバイスに適用される。GaN系の半導体素子は容易に横型デバイスを実現できるため、製造が容易である。
また、上記ゲート電極を、上記ショットキーバリアダイオードに重ならないように切断する工程が不要になるので、製造工程が簡単になる。
また、一実施形態では、上記電界効果トランジスタは、ノーマリオフタイプである。
この実施形態によれば、ノーマリオフタイプの電界効果トランジスタを備えたことで、ゲート制御回路等の故障時にソース‐ドレイン間を短絡させることを回避して、デバイスの安全性を確保できる。
また、一実施形態では、上記電界効果トランジスタおよびショットキーバリアダイオードは、
GaN系半導体層であるチャネル層と、
上記チャネル層上に形成されたGaN系半導体層であるバリア層と
を備え、
上記バリア層は、
表面から上記チャネル層に向かって窪んだ凹部もしくは上記チャネル層を露出させる開口が形成され、
上記ショットキーバリアダイオードのアノードは、
上記バリア層の凹部もしくは開口内まで延在している。
この実施形態によれば、上記ショットキーバリアダイオードのアノードが、上記バリア層の凹部もしくは開口内を2次元電子ガス層に向かって延在することになるので、アノードを2次元電子ガス層に近づけて順方向電圧降下を低減できる。
また、一実施形態では、上記電界効果トランジスタのゲート電極とドレイン電極との間の距離が、5μm以上であり、
上記ショットキーバリアダイオードのアノードの幅が、隣り合うアノード間の間隔以下であり、
上記ショットキーバリアダイオードのアノードの幅が、100μm以下である。
この実施形態によれば、電界効果トランジスタのオン抵抗を、カソードとドレイン電極とが別個に独立している従来例の電界効果トランジスタのオン抵抗に比べて、確実に低減できる。
この発明のGaN系半導体装置によれば、ゲート電極の幅方向に電界効果トランジスタとショットキーバリアダイオードの両方に亘って延在している共通電極が上記電界効果トランジスタのドレイン電極と上記ショットキーバリアダイオードのカソードとを兼ねているので、カソードとドレイン電極とが別個に独立している従来例に比べて、電流が流れる領域を広くできる。したがって、この発明によれば、電界効果トランジスタとショットキーバリアダイオードとの逆並列回路の抵抗を低減できる。
この発明のGaN系半導体装置の第1実施形態を示す平面図である。 図1のA‐A線断面を示す断面図である。 図1のB‐B線断面を示す断面図である。 上記第1実施形態においてトランジスタがオンでダイオードがオフのときの電子の流れを模式的に示す平面図である。 上記第1実施形態においてトランジスタがオフでダイオードがオンのときの電子の流れを模式的に示す平面図である。 上記第1実施形態の製造工程を説明する工程断面図である。 図6に続く工程断面図である。 図7に続く工程断面図である。 図8に続く工程断面図である。 図9に続く工程断面図である。 この発明のGaN系半導体装置の第2実施形態を示す平面図である。 図11のD‐D線断面を示す断面図である。 この発明のGaN系半導体装置の第3実施形態を示す平面図である。 図13のE‐E線断面を示す断面図である。 この発明のGaN系半導体装置の第4実施形態を示す平面図である。 図15のF‐F線断面を示す断面図である。 図15のG‐G線断面を示す断面図である。 ゲート電極‐ドレイン電極間の距離Lgdをパラメータとして、上記第1実施形態のトランジスタのオン抵抗R2と従来例のトランジスタのオン抵抗R1との比R2/R1と隣り合うアノード間の間隔Waaとの関係を示すグラフである。 アノード間の間隔Waaとアノード幅Waとの比をパラメータとして、上記第1実施形態のトランジスタのオン抵抗R2と従来例のトランジスタのオン抵抗R1との比R2/R1と隣り合うアノード間の間隔Waaとの関係を示すグラフである。 アノード間の間隔Waaとアノード幅Waとの比をパラメータとして、上記第1実施形態のダイオードのオン抵抗R2と従来例のダイオードのオン抵抗R1との比R2/R1と隣り合うアノード間の間隔Waaとの関係を示すグラフである。 従来の半導体装置を模式的に示す図である。 従来例においてトランジスタがオンでダイオードがオフのときの電子の流れを模式的に示す平面図である。 従来例においてトランジスタがオフでダイオードがオンのときの電子の流れを模式的に示す平面図である。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、この発明のGaN系半導体装置の第1実施形態を示す平面図である。また、図2は、図1のA‐A線断面を示す断面図であり、図3は、図1のB‐B線断面を示す断面図である。
図1に示すように、この第1実施形態のGaN系半導体装置は、ノーマリオフタイプのヘテロ接合電界効果トランジスタ(以下、HFETという)1とショットキーバリアダイオード(以下、SBDという)2とを備える。このHFET1とSBD2とは、GaN系の横型デバイスである。
上記SBD2のアノード21と上記HFET1のゲート電極22とが上記ゲート電極22の幅方向に交互に配置されている。また、上記HFET1のソース電極23は、上記ゲート電極22の幅方向に延在しており、上記SBD2のアノード21にオーミックコンタクトしている。また、このGaN系半導体装置は、上記HFET1のドレイン電極と上記SBD2のカソードとを兼ねる共通電極25を有する。この共通電極25は、上記ゲート電極22の幅方向に複数のHFET1とSBD2に亘って延在している。
この第1実施形態のGaN系半導体装置は、図示しないSi基板上に、AlNバッファ層(図示せず)が形成され、図2に示すように、上記AlNバッファ層上に形成されたアンドープAlGa1−xN(0<x<1)テンプレート層11と、このアンドープAlGa1−xNテンプレート層11上に形成されたアンドープAlGa1−y(0<y<1)N層12と、このアンドープAlGa1−yN層12上に形成されたアンドープGaNチャネル層13と、このアンドープGaNチャネル層13上に形成されたアンドープAlGa1−zN(0<z<1)バリア層14とを備える。上記アンドープGaNチャネル層13とアンドープAlGa1−zNバリア層14とのヘテロ界面近傍に2次元電子ガス(2DEG)層15が形成される。
なお、上記Si基板に替えて、サファイヤ基板やSiC基板を用いてもよく、サファイヤ基板やSiC基板上に窒化物半導体層を成長させてもよい。また、GaN基板上にAlGaN層を成長させる等のように、窒化物半導体からなる基板上に窒化物半導体層を成長させてもよい。また、適宜、バッファ層を基板と各層間に形成してもよい。
上記AlGa1−zNバリア層14から露出した上記GaNチャネル層13上にオーミック電極であるソース電極23と、ドレイン電極をなす共通電極25が形成されている。また、上記ソース電極23とドレイン電極をなす共通電極25との間、かつ、上記AlGa1−zNバリア層14上にGaNメサ層18が形成され、このGaNメサ層18上にゲート電極22が形成されている。上記GaNメサ層18は、例えば、厚さが70nm程度のアンドープGaN層で作製されている。また、上記ゲート電極22は、ショットキー電極である。上記ソース電極23とドレイン電極をなす共通電極25は、Hf/Al/Hf/AuやTi/Al/TiNなどからなる。また、ゲート電極22は、TiNで作製した。
尚、上記GaNメサ層18は、厚さを調整したアンドープGaN層に替えて、上記Mgを添加したp型のGaN層としてもよく、InGaN層としてもよい。
また、上記AlGa1−zNバリア層14の上面および上記GaNメサ層18とゲート電極22の側面を覆うように絶縁膜19が形成されている。この絶縁膜19は、一例として、窒化シリコンで作製されるが、この絶縁膜19の材料としては、窒化シリコンの他に、SiO,Alなどが用いられる。特に、コラプス抑制のためにAlGaNバリア層14の表面にストイキオメトリックを崩したSiN膜を形成し、このSiN膜上に表面保護のためのSiOやSiNで作製した保護膜を積層した多層膜構造の絶縁膜7とすることが好ましい。さらに、上記絶縁膜19の材料としては、例えば、SiONやSiOを採用してもよい。また、SiN膜上にAlN膜を挟んでSiON膜を形成したものを絶縁膜19としてもよい。
図3に示すように、上記アノード21は、上記絶縁膜19から露出した上記AlGaNバリア層14の表面に形成され、AlGaNバリア層14に対してショットキー接合されている。このアノード21は、バリアメタルとしてのTiNで作製されている。
上記GaN系半導体装置が備えるHFET1は、ノーマリオフタイプのトランジスタである。つまり、このHFET1は、上記ゲート電極22に0Vを印加したときに、上記ゲート電極22下のGaNチャネル層13に空乏層が形成されてオフ状態となる一方、上記ゲート電極22に正電圧が印加されたときにゲート電極22下のGaN層13に空乏層がなくなってオン状態となる。
また、上記SBD2は、上記アノード21に対して上記共通電極25が高電位になるようにアノード21‐共通電極25間に電圧が印加されたときにオフ状態になる一方、上記共通電極25に対して上記アノード21が高電位になるようにアノード21‐共通電極25間に電圧が印加されたときにオン状態になる。
図4は、上記HFET1がオン状態であり、上記SBD2がオフ状態である場合に、上記HFET1のソース電極23からドレイン電極をなす共通電極25に向かって流れる電子流を矢印Xで模式的に示す平面図である。
図4に示すように、このGaN系半導体装置によれば、上記HFET1がオン状態、かつ上記SBD2がオフ状態である場合に、上記HFET1からSBD2に亘って延在している共通電極25がドレイン電極の役割を果たす。このため、オン状態のHFET1においては、電子流が流れる領域Z1がオフ状態のSBD2の領域まで広がって共通電極25まで流れる。
これに対して、図21の従来例では、図22に示すように、上記FET1001がオン状態、かつショットキーバリアダイオード(SBD)1005がオフ状態である場合に、矢印Pで示す電子流は、FET1001のソース電極1003とドレイン電極1002との間の領域だけに流れる。
一方、図5は、上記HFET1がオフ状態であり、上記SBD2がオン状態である場合に、上記SBD2のカソードをなす共通電極25から上記SBD2のアノード21に向かって流れる電子流を矢印Yで模式的に示す平面図である。
に示すように、このGaN系半導体装置によれば、上記HFET1がオフ状態、かつ上記SBD2がオン状態である場合に、上記SBD2からHFET1に亘って延在している共通電極25がカソードの役割を果たす。このため、オン状態のSBD1では、電子流が流れる領域Z2がオフ状態のHFET1の領域まで広がって、共通電極25からアノード21まで流れる。
これに対して、図21の従来例では、図23に示すように、上記FET1001がオフ状態、かつショットキーバリアダイオード(SBD)1005がオン状態である場合に、矢印Qで示す電子流は、SBD1005のカソード1006とアノード1007との間の領域だけに流れる。
したがって、このGaN系半導体装置によれば、HFET1のオン時に電流が流れる領域およびSBD2のオン時に電流が流れる領域を、従来例に比べて広くできる。よって、上記HFET1およびSBD2の導通抵抗を従来例に比べて低減できる。
次に、図6〜図10を順に参照して、上記第1実施形態のGaN系半導体装置の製造工程を説明する。図6〜図10は、図1のC‐C線断面に対応している。なお、図6〜図10では、各層の層厚を略同じ層厚で描いているが実際には一例として以下に述べるような層厚である。
まず、MOCVD(Metal Organic Chemical Vapor Deposition:有機金属気相成長)法を用いて、上記図示しないSi基板上に上記AlNバッファ層(図示せず)、窒化物半導体であるアンドープAlGa1−xNテンプレート層11、アンドープAlGaN層12、アンドープGaNチャネル層13、アンドープAlGaNバリア層14、およびアンドープGaN層118を順に形成する。
上記アンドープAlGa1−xNテンプレート層11の厚さは、例えば1000nm程度であり、アンドープAlGaN層12の厚さは、例えば20nm程度である。また、アンドープGaNチャネル層13の厚さは例えば20nm程度、アンドープAlGaNバリア層14の厚さは例えば10nm程度以上とする。また、上記アンドープGaN層118の厚さは、例えば、70nm程度とする。
図6において、15は、GaNチャネル層13とAlGaNバリア層14とのヘテロ界面近傍に形成される2次元電子ガス(2DEG)層である。
次に、上記アンドープGaN層118上にフォトレジスト層(図示せず)を形成し、露光,現像することにより、図2に示すソース電極23,共通電極25を形成すべき領域に開口を形成する。そして、上記開口を形成したフォトレジスト層をマスクとして、上記アンドープGaN層118および上記AlGaNバリア層14をドライエッチングして、ソース電極23,共通電極25を形成すべき領域の上記GaNチャネル層13を露出させる。
次に、上記開口を形成したフォトレジスト層(図示せず)上および上記露出したGaNチャネル層13上にTi,Al,TiNを順に蒸着し、リフトオフにより、図2に示すように、上記AlGaNバリア層14上に突き出したソース電極23,共通電極25となるTi/Al/TiN電極を形成する。次に、このTi/Al/TiN電極を熱処理してオーミック電極にし、ソース電極23,共通電極25とする。この熱処理(オーミックアニール)の条件は、一例として500℃で30分としたが、上記熱処理の条件は、これに限らず、例えば、上記熱処理温度を、400℃〜600℃の範囲内で設定してもよい。
次に、上記p型GaN層118上にゲート電極22となるTiN膜をスパッタリングもしくは蒸着により形成し、通常のフォトリソグラフィおよびドライエッチングを用いて、図7に示すように、ゲート電極22のパターンを形成する。
次に、図8に示すように、上記TiN膜によるゲート電極22をマスクとして、上記アンドープGaN層118をエッチングして、上記GaNメサ層18を形成する。このGaNメサ層18の厚さは、一例として、70nmとするが、50nm以上とすることでノーマリーオフ動作を実現できる。このGaNメサ層18の厚さを調節することでしきい値電圧Vthを調節できる。
次に、上記ゲート電極22,上記AlGaNバリア層14上に、絶縁膜19とする例えば窒化シリコン膜を例えばプラズマCVD(Chemical Vapor Deposition:化学的気相成長))法により200nmの膜厚に成膜する。この絶縁膜19とする窒化シリコン膜の成長温度は、一例として、225℃としたが、200℃〜400℃の範囲で設定してもよい。また、上記窒化シリコン膜の膜厚は、一例として、200nmとしたが、20nm〜400nmの範囲で設定してもよい。
また、一例として、上記プラズマCVD法により窒化シリコン膜を形成する際のN/NH/SiHのガス流量比を調整することにより、ストイキオメトリなシリコン窒化膜よりもシリコンSiの比率の大きな絶縁膜19を形成できる。この絶縁膜19によれば、ストイキオメトリなシリコン窒化膜に比べて、電流コラプスをより抑制できる。また、例えば、上記絶縁膜19をなすSiN膜190のSiとNとの組成比Si:N=1.1〜1.9:1にすると、Si:N=0.75:1のストイキオメトリなシリコン窒化膜よりも電流コラプスの抑制に有効である。
次に、上記絶縁膜19とする窒化シリコン膜上にフォトレジスト層を形成し、露光,現像することにより、上記フォトレジスト層に開口を形成し、このフォトレジスト層をマスクとして、ウェットエッチングを行なうことにより、図9に示すように、ゲート電極22を露出させる開口部19Aを有する絶縁膜19を形成する。なお、上記ウェットエッチングに替えてドライエッチングによって、上記絶縁膜19に開口部19Aを形成してもよい。
次に、フォトリソグラフィにより、図10に示すアノード21の形成領域が開口したフォトレジスト(図示せず)を形成し、反応性スパッタリングにより、上記フォトレジスト上および上記開口にアノード21となるTiN膜を形成する。次に、リフトオフにより、図10に示すように、上記絶縁膜19から露出したAlGaNバリア層14上および上記絶縁膜19の側壁から上記絶縁膜19上に亘るアノード21を形成する。このTiN膜によるアノード21とAlGaNバリア層14との接合はショットキー接合となる。
(第1のシミュレーション結果)
図18は、上記第1実施形態に関する第1のシミュレーション結果を示すグラフである。図18では、上記GaN系半導体装置のHFET1のオン抵抗R2と図21の従来例のトランジスタのオン抵抗R1との比R2/R1を縦軸とし、横軸をアノード間の間隔Waa(μm)としている。なお、上記従来例では、ゲート電極の幅をアノードの幅と等しくした。
この第1のシミュレーションでは、ゲート電極22とソース電極23との間の距離Lgsを1μmとし、ゲート長Lgを1μmとし、アノード間の間隔Waaに対するアノード幅Waの比Wa/Waaを1とした。
図18のグラフにおいて、K1は、ゲート電極22と共通電極25との間の距離Lgdが1μmである場合の特性であり、K2は距離Lgdが5μmである場合の特性である。また、K3,K4,K5は、それぞれ、距離Lgdが10μm,15μm,20μmである場合の特性である。
図18の特性K1〜K5を参照すれば、上記実施形態において、ゲート電極22と共通電極25との間の距離Lgdを5μm以上にすることで、300μmまでのアノード間間隔Waaの広い範囲に亘って、従来例に比べて、オン抵抗を低減できることが分かる。また、上記距離Lgdが5μm以上で上記アノード間間隔Waaが100μm以下の場合に、従来例に比べて、オン抵抗を確実に低減できることが分かる。さらに、アノード間間隔Waaを、ゲート電極22と共通電極25との間の距離Lgd以下にすると、従来例に比べて、オン抵抗を30%以上低減できている。
図18のシミュレーション結果から、ゲート電極22と共通電極25との間の距離Lgdを長くするほど、オン抵抗の低減効果が大きくなっており、横型デバイスであるので、耐圧がゲート電極とドレイン電極との間の距離に比例する本発明のような横型パワーデバイスに好適な特性が得られることが分かる。
(第2のシミュレーション結果)
図19は、上記第1実施形態に関する第2のシミュレーション結果を示すグラフである。図19では、上記GaN系半導体装置のHFET1のオン抵抗R2と従来例のトランジスタのオン抵抗R1との比R2/R1を縦軸とし、横軸をアノード間の間隔Waa(μm)としている。なお、上記従来例では、ゲート電極の幅をアノードの幅と等しくした。
この第2のシミュレーションでは、ゲート電極22とソース電極23との間の距離Lgsを1μmとし、ゲート長Lgを1μmとし、ゲート電極22と共通電極25との間の距離Lgdを10μmとした。
図19のグラフにおいて、K11は、アノード間の間隔Waaに対するアノード幅Waの比(Wa/Waa)を2とした場合の特性であり、K12は、上記比(Wa/Waa)を1とした場合の特性であり、K13は、上記比(Wa/Waa)を0.5とした場合の特性である。
図19の特性K11を参照すれば、アノード幅Waがアノード間の間隔Waaの2倍である場合には、アノード間の間隔Waaが約10μmを超えて300μmまでの広い領域において、上記実施形態でのオン抵抗が従来例のオン抵抗よりも大きくなっている。これは、アノード幅Waが、ゲート幅に相当するアノード間の間隔Waaの2倍になると、アノード間の間隔Waaがゲート電極22と共通電極25との間の距離Lgd=10μmを超える範囲で、オン抵抗の低減を達成できていいないことを示している。
一方、図19の特性K12,K13を参照すれば、アノード幅Waがアノード間の間隔Waa以下である場合には、ゲート幅に相当するアノード間の間隔Waaが300μmまでの広い範囲に亘って、オン抵抗R2を従来例のオン抵抗R1よりも低減できている。さらに、アノード間間隔Waaを、ゲート電極22と共通電極25との間の距離Lgd以下にすると、従来例に比べて、オン抵抗を30%以上低減できている。
(第3のシミュレーション結果)
図20は、上記第1実施形態に関する第3のシミュレーション結果を示すグラフである。図20では、上記GaN系半導体装置のSBD2のオン抵抗R20と従来例のショットキーバリアダイオードのオン抵抗R10との比R20/R10を縦軸とし、横軸をアノード間の間隔Waa(μm)としている。なお、上記従来例では、ゲート電極の幅をアノードの幅と等しくした。
この第3のシミュレーションでは、ゲート電極22とソース電極23との間の距離Lgsを1μmとし、ゲート長Lgを1μmとし、ゲート電極22と共通電極25との間の距離Lgdを10μmとした。
図20のグラフにおいて、K21は、アノード間の間隔Waaに対するアノード幅Waの比(Wa/Waa)を0.5とした場合の特性であり、K22は、上記比(Wa/Waa)を1とした場合の特性であり、K23は、上記比(Wa/Waa)を2とした場合の特性である。
図20の特性K21を参照すれば、アノード幅Waがアノード間の間隔Waaの2倍である場合には、アノード間の間隔Waaが約30μmを超えて300μmまでの広い領域において、上記実施形態でのオン抵抗が従来例のオン抵抗よりも大きくなっている。これは、アノード幅Waが、ゲート幅に相当するアノード間の間隔Waaの2倍になると、アノード間の間隔Waaが約30μmを超える範囲で、オン抵抗の低減を達成できていいないことを示している。
一方、図20の特性K22,K23を参照すれば、アノード幅Waがアノード間の間隔Waa以下である場合には、ゲート幅に相当するアノード間の間隔Waaが300μmまでの広い範囲に亘って、オン抵抗R20を従来例のオン抵抗R10よりも低減できている。さらに、アノード間間隔Waaを、20μm以下にすることで、従来例に比べて、オン抵抗R20を30%以上低減できている。
上記第1,第2,第3のシミュレーション結果から、上記ゲート電極22と共通電極25との間の距離Lgdを5μm以上にし、上記アノード間間隔Waaを100μm以下にして、アノード幅Waをアノード間の間隔Waa以下にすることによって、従来例に比べて、オン抵抗を確実に低減できることが分かる。
(第2の実施の形態)
次に、図11、図12を参照して、この発明のGaN系半導体装置の第2実施形態を説明する。図11は、この発明のGaN系半導体装置の第2実施形態を示す平面図であり、図12は、図11のD‐D線断面を示す断面図である。
この第2実施形態は、前述の第1実施形態の複数のゲート電極22に替えて、ゲート電極連続体45を備える点が、前述の第1実施形態と異なる。また、この第2実施形態では、前述の第1実施形態のアノード21および絶縁膜7とGaNメサ層18に替えて、アノード41および絶縁膜37とGaNメサ層38を備える点が、前述の第1実施形態と異なる。なお、この第2実施形態のゲート電極連続体45,アノード41および絶縁膜37とGaNメサ層38は、材質に関して、前述の第1実施形態のゲート電極22,アノード21および絶縁膜19とGaNメサ層18と同様である。この第2実施形態では、前述の第1実施形態と同じ部分には、同じ符号を付して、前述の第1実施形態とは異なる点を主に説明する。
図11に示すように、この第2実施形態では、ゲート電極連続体45は、HFET1のゲート電極42と、このゲート電極42からゲート幅方向にSBD32を横切るように連なっている連続部44とを有する。また、GaNメサ層38もまた、上記ゲート電極42下の領域から上記連続部44下の領域に亘って延在している。
また、この第2実施形態では、図12に示すように、SBD32の領域において、絶縁膜37がゲート電極42とGaNメサ層38を覆っている。この絶縁膜37は、上記ゲート電極42,GaNメサ層38から共通電極25側に離隔した位置で、上記AlGa1−zNバリア層14を露出させる開口37Aを有している。上記アノード41は、ソース電極23にオーミックコンタクトしていて、ソース電極23上から上記絶縁膜37上に亘って形成され、開口37Aに露出したAlGa1−zNバリア層14にショットキー接合している。尚、図12では、上記Si基板,AlNバッファ層とアンドープAlGa1−xNテンプレート層11とアンドープAlGa1−yN層12を省略している。
この第2実施形態によれば、前述の第1実施形態と同様、オン状態のHFET1においては、電子流が流れる領域Z1がオフ状態のSBD32の領域まで広がって共通電極25まで流れる一方、オン状態のSBD32においては、図11に矢印Yで示すように、電子流が流れる領域がオフ状態のHFET1の領域まで広がって、共通電極25からアノード41まで流れる。
したがって、この第2実施形態によれば、前述の第1実施形態と同様、HFET1のオン時に電流が流れる領域およびSBD32のオン時に電流が流れる領域を、従来例に比べて広くできて、上記HFET1およびSBD32の導通抵抗を従来例に比べて低減できる。
さらに、この第2実施形態によれば、上記ゲート電極連続体45は、上記HFET1のゲート電極42とこのゲート電極42からゲート幅方向に上記SBD32を横切るように連なっている連続部44を有している。よって、ゲート電極連続体45は、SBD32に重ならないように切断する工程が不要であり、製造工程が簡単になる。
(第3の実施の形態)
次に、図13、図14を参照して、この発明のGaN系半導体装置の第2実施形態を説明する。図13は、この発明のGaN系半導体装置の第3実施形態を示す平面図であり、図14は、図13のE‐E線断面を示す断面図である。
この第3実施形態は、前述の第2実施形態のアノード41とAlGa1−zNバリア層14に替えて、アノード51とAlGa1−zNバリア層54を備える点が、前述の第2実施形態と異なる。よって、この第3実施形態では、前述の第2実施形態と同じ部分には、同じ符号を付して、前述の第2実施形態とは異なる点を主に説明する。
この第3実施形態では、図14に示すように、AlGa1−zNバリア層54は、上記GaNチャネル層13を露出させる開口54Aを有している。この開口54Aは、上記絶縁膜37の開口37Aに連通している。上記アノード51は、ソース電極23にオーミックコンタクトしていて、ソース電極23上から上記絶縁膜37上に亘って形成され、開口37A,開口54Aに露出したGaNチャネル層13にショットキー接合している。尚、図14では、上記Si基板,AlNバッファ層とアンドープAlGa1−xNテンプレート層11とアンドープAlGa1−yN層12を省略している。
この実施形態によれば、上記SBD52のアノード51が、上記HFET1のソース電極23からGaN系バリア層54の開口54A内を2次元電子ガス層55に向かって延在しているので、順方向電圧降下を低減できる。
尚、この第3実施形態では、上記AlGaNバリア層54にGaNチャネル層13を露出させる開口54Aを形成したが、上記AlGaNバリア層54にGaNチャネル層13まで達していない凹部を形成してもよい。
(第4の実施の形態)
次に、図15〜図17を参照して、この発明のGaN系半導体装置の第4実施形態を説明する。図15は、この発明のGaN系半導体装置の第4実施形態を示す平面図であり、図16は、図15のF‐F線断面を示す断面図である。また、図17は、図15のG‐G線断面を示す断面図である。
この第4実施形態は、前述の第3実施形態の複数のアノード51と絶縁膜37に替えて、アノード連続体75と絶縁膜80を備える点が、前述の第3実施形態と異なる。なお、この第4実施形態のアノード連続体75,絶縁膜80は、材質に関して、前述の第3実施形態の複数のアノード51と絶縁膜37と同様である。この第4実施形態では、前述の第3実施形態と同じ部分には、同じ符号を付して、前述の第3実施形態とは異なる点を主に説明する。
この第4実施形態では、アノード連続体75を備え、このアノード連続体75は、前述の第3実施形態のアノード51と同様のアノード77と、このアノード77からアノード幅方向にHFET71を横切るように連なっている連続部76とを有する。
また、この第4実施形態では、上記絶縁膜80は、図17,図16に示すように、SBD72の領域におけるゲート電極連続体45のゲート電極42だけでなく、HFET71の領域におけるゲート電極連続体45の連続部44も覆っている。
そして、この第4実施形態では、上記アノード連続体75のうち、上記HFET71の領域にある連続部76がソースフィールドプレートを構成している。この連続部76によるソースフィールドプレートにより、ゲート電極近傍における電界集中を緩和して、ゲート耐圧の向上を図れる。
尚、上記実施形態では、Si基板,AlNバッファ層,アンドープAlGaNテンプレート層,アンドープAlGaN層,アンドープGaNチャネル層,アンドープAlGaNバリア層,GaNメサ層を順に積層したが、上記アンドープGaNチャネル層を用いない積層構造でもノーマリーオフ動作が可能である。例えば、Si基板,AlNバッファ層,厚さ1000nmのアンドープAlGaNテンプレート層,厚さ10nmのアンドープAlGaNバリア層,厚さ60nmのGaNメサ層を順に積層した構造としてもよい。この場合、上記アンドープAlGaNテンプレート層がチャネル層をなす。
また、上記実施形態では、電界効果トランジスタをノーマリオフタイプのヘテロ接合電界効果トランジスタとしたが、ノーマリオンタイプとしてもよい。また、ゲート電極は、ショットキー電極に限らず、絶縁ゲート構造でもよい。また、上記実施形態では、ゲート電極22をTiN膜で作製したが、TiN/Al膜としてもよく、WN膜上にAu膜やAl膜等の低抵抗金属膜を積層した二層構造としてもよい。
また、上記実施形態では、Ti/Al/TiNを積層してオーミック電極としたが、これに限らず、TiNはなくともよく、また、Ti/Alを積層した後、その上にAu,Ag,Ptなどを積層してもよい。
また、上記実施形態では、Si基板を備えたが、Si基板に替えて、サファイヤ基板やSiC基板を備えてもよく、サファイヤ基板やSiC基板上にGaN系半導体層を成長させてもよい。また、基板とGaN系半導体層との間にバッファ層を形成してもよいし、AlGaNバリア層とGaNチャネル層との間に層厚1nm程度のAlNヘテロ特性改善層を形成してもよい。
また、上記GaN系半導体層は、AlxInyGa1−x−yN(x≦0、y≦0、0<x+y<1)で表されるものであればよい。
この発明の具体的な実施の形態について説明したが、この発明は上記実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することができる。
1,71 ヘテロ接合電界効果トランジスタ(HFET)
2,32,72 ショットキーバリアダイオード(SBD)
11 アンドープAlGa1−xNテンプレート層
12 アンドープAlGa1−yN層
13 アンドープGaNチャネル層
14,54 アンドープAlGa1−zNバリア層
15 2次元電子ガス(2DEG)層
18,38 GaNメサ層
19,37,80 絶縁膜
19A 開口部
21,41,51,77 アノード
22,42 ゲート電極
23 ソース電極
25 共通電極
118 アンドープGaN層
44 連続部
45 ゲート電極連続体
75 アノード連続体
76 連続部
Wa アノード幅
Waa アノード間間隔
Lg ゲート長
Lgs ゲート電極‐ソース電極間距離

Claims (4)

  1. 電界効果トランジスタと、
    上記電界効果トランジスタのソース電極にオーミックコンタクトしたアノードを有するショットキーバリアダイオードと
    を備え、
    上記電界効果トランジスタと上記ショットキーバリアダイオードは、
    GaN系の横型デバイスであり、
    上記ショットキーバリアダイオードのアノードと上記電界効果トランジスタのゲート電極とが上記ゲート電極の幅方向に交互に配置されており、
    上記電界効果トランジスタのゲート電極の幅方向に上記電界効果トランジスタと上記ショットキーバリアダイオードの両方に亘って延在していると共に上記電界効果トランジスタのドレイン電極と上記ショットキーバリアダイオードのカソードとを兼ねる共通電極を有していると共に、
    上記電界効果トランジスタのゲート電極と、
    上記ゲート電極からゲート幅方向に上記ショットキーバリアダイオードを横切るように連なっており、上記ショットキーバリアダイオードのアノードの下の領域に亘って延在している連続部と
    を有するゲート電極連続体を備えることを特徴とするGaN系半導体装置。
  2. 請求項1に記載のGaN系半導体装置において、
    上記電界効果トランジスタは、ノーマリオフタイプであることを特徴とするGaN系半導体装置。
  3. 請求項1またはに記載のGaN系半導体装置において、
    上記電界効果トランジスタおよびショットキーバリアダイオードは、
    GaN系半導体層であるチャネル層と、
    上記チャネル層上に形成されたGaN系半導体層であるバリア層と
    を備え、
    上記バリア層は、
    表面から上記チャネル層に向かって窪んだ凹部もしくは上記チャネル層を露出させる開口が形成され、
    上記ショットキーバリアダイオードのアノードは、
    上記バリア層の凹部もしくは開口内まで延在していることを特徴とするGaN系半導体装置。
  4. 請求項1からのいずれか1つに記載のGaN系半導体装置において、
    上記電界効果トランジスタのゲート電極と上記共通電極との間の距離が、5μm以上であり、
    上記ショットキーバリアダイオードのアノードの幅が、隣り合うアノード間の間隔以下であり、
    上記ショットキーバリアダイオードのアノードの幅が、100μm以下であることを特徴とするGaN系半導体装置。
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