JP5982988B2 - セットトレイ、インクジェット捺染装置、セットトレイの保管方法及び印捺物の製造方法 - Google Patents

セットトレイ、インクジェット捺染装置、セットトレイの保管方法及び印捺物の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、布帛すなわち被捺染材をセットする場合に使用されるセットトレイ、該セットトレイを備えるインクジェット捺染装置、セットトレイの保管方法及び印捺物の製造方法に関する。
従来からTシャツ等の布帛の表面に対して、インク吐出ヘッドから各色のインクを吐出して所望の画像を印捺するインクジェット捺染装置が開発され、広く使用されている。
このようなインクジェット捺染装置に対して印捺を行う布帛をセットする場合、インク吐出ヘッドが存する捺染実行領域に向けて搬送可能な搬送部によって支持されたセットトレイが使用されている。
前記セットトレイには、前記搬送部の支持部に対して位置決めして固定するための位置決め用の長軸部が下記の特許文献1に示すように前記支持部側に突出するように設けられている。
特開2004−284305号公報
しかしながら、前記のようにセットトレイに位置決め用の長尺な軸部が設けられていると、セットトレイを前記支持部から取り外して平らな机の上に置こうとしても前記長尺な軸部が邪魔になって水平に置くことは困難である。
また、このように斜めになった不安定な姿勢で机の上に置かれたセットトレイに対して布帛をセットしようとしても当該セット作業を行うことは実際に困難である。従って、従来はセットトレイを支持部に固定した状態で印捺終了のその都度、新しい布帛にセットし直すセット作業がインクジェット捺染装置のセットエリアで行われており、布帛のセット作業に長い時間がかかっていた。
本発明の目的は、インクジェット捺染装置のセットトレイに被捺染材をセットするセット作業の効率化を図ることにある。
前記課題を解決するために本発明の第1の態様に係るセットトレイは、インクジェット捺染装置の支持部に対して着脱可能に設けられるセットトレイであって、被捺染材をセットするセット面を有する本体と、前記セット面とは反対の側に突出して設けられ、前記本体を前記支持部に配置する際に使用される第1突出部と、前記セット面とは反対の側に突出して設けられ、前記第1突出部よりも突出寸法の長い脚部と、を備えることを特徴とする。
ここで「被捺染材」とは、捺染の対象となる「布地」を意味し、綿、絹、羊毛等の天然繊維やナイロン等の化学繊維あるいはこれらを混ぜた複合繊維の織物、編物、不織布等が含まれ、ロール状に巻かれた長尺のものと、所定の長さにカットされたものの両方が含まれる。更に、縫製後のTシャツ等の衣類や縫製後のハンカチ、スカーフ、タオル、カーテン、シーツ、ベッドカバー等のファニチャーの類の他、縫製前の状態のパーツとして存在する裁断前後の布地等も含まれる。
また、「セット面とは反対の側に突出して設けられ」とは、本体のセット面と反対側の面から第1突出部の突出方向と同方向に突出する構造と、本体の側面から第1突出部の突出方向と同方向に突出する構造の両方を含む。
本態様によれば、セットトレイの本体が前記位置決めピン等の第1突出部よりも突出寸法の長い脚部を有するので、該セットトレイをインクジェット捺染装置の支持部から取り外して机等の平面部の上に水平に置くことが可能になる。これにより、インクジェット捺染装置のセットトレイに被捺染材をセットするセット作業がし易くなり、該セット作業の効率化を図ることができる。
また、セットトレイに被捺染材をセットする作業を、当該セットトレイをインクジェット捺染装置の装置本体から取り外して前記支持部周辺のセットエリアだけでなく、装置本体とは別の場所でも行うことができるようになる。
これに伴い、セットトレイを複数組用意しておいて予めこれらのセットトレイに被捺染材をセットしておけば、印捺の終了のその都度行っていたセットエリアでの被捺染材のセット作業を省略することができ、効率の良い被捺染材のセット作業及び印捺を実行することが可能になる。
本発明の第2の態様に係るセットトレイは、前記第1の態様において、前記脚部は複数設けられていることを特徴とする。
本態様によれば、複数の脚部としたことで、該セットトレイをインクジェット捺染装置の支持部から取り外して机等の平面部の上に安定させて水平に置くことが可能になる。
本発明の第3の態様に係るセットトレイは、前記第1の態様又は第2の態様において、前記脚部は、前記本体の端部から内方に向けて後退する傾斜面を有することを特徴とする。
本態様によれば、前記脚部は、前記本体の端部から内方に向けて後退する傾斜面を有するので、該脚部の周辺近くで行うセット作業時の被捺染材の前記セット面外の端部の処理を前記脚部の存在が障害となることなく行うことが可能になる。
また、セットトレイをインクジェット捺染装置に装着した状態で、Tシャツ等の被捺染材を前記本体に着せるようにセットする場合、その着せる際に前記脚部に引っ掛かる虞が少なくなり、作業性が向上する。
本発明の第4の態様に係るセットトレイは、前記第1の態様から第3の態様のいずれか一つの態様において、前記本体のセット面には、複数のセットトレイを重ねる場合、当該セットトレイの上に配置される他のセットトレイの前記脚部が位置する凹部が設けられていることを特徴とする。
具体的に記載すると、前記本体のセット面には、複数のセットトレイを段積みする際、当該セットトレイの上に段積みされる他のセットトレイの脚部と係合する凹部が形成されている。
ここで、凹部の形状は、本体のセット面としての一様な平滑性を低下しないように浅く且つ滑らかな凹面であることが望ましい。
本態様によれば、被捺染材がセットされていないセットトレイを床面等の別の場所に移して複数段に積み重ねた状態で保管することができ、脚部と凹部の係合によって段積みされたセットトレイの位置ずれや崩落を防止することができる。
また、未使用のセットトレイを保管する場合にもセットトレイを段積みすることで保管スペースでの収納性が向上する。
本発明の第5の態様に係るセットトレイは、前記第1の態様から第4の態様のいずれか一つの態様において、前記セット面に被捺染材がセットされたセット状態の前記本体に嵌め込まれ、前記被捺染材の前記セット状態を維持する枠を備えていることを特徴とする。
本態様によれば、被捺染材のセット面へのセット状態を維持するための枠を本体に嵌め込む際に、当該本体を前記脚部で立たせた状態で行えるので、作業し易い。
本発明の第6の態様に係るインクジェット捺染装置は、前記第1の態様から第5の態様のいずれか一つの態様のセットトレイと、前記セットトレイが着脱可能に装着される支持部と、前記セットトレイにセットされた被捺染材にインクを吐出する印捺部と、を備える。
本態様によれば、インクジェット捺染装置として、前記第1の態様から第5の態様のいずれかと同様の効果を得ることができる。
本発明の第7の態様に係るインクジェット捺染装置は、第6の態様において、前記セットトレイと前記印捺部とを第1の方向に相対移動させる移動機構を有し、前記セットトレイは、前記第1の方向の長さが異なる複数のセットトレイを含み、前記脚部の前記第1の方向における長さは、前記複数のセットトレイのうち前記第1の方向における長さが最も短い第1トレイの、前記第1の方向における長さよりも短い、ことを特徴とする。
本態様によれば、脚部が前記第1方向において前記第1トレイからはみ出すことがなく、使い易い。
本発明の第8の態様に係るインクジェット捺染装置は、第7の態様において、前記脚部の前記第1の方向における長さは、前記複数のセットトレイのうち前記第1の方向における長さが最も長い第2トレイの、前記第1突出部と前記第1の方向における端部との間の距離よりも長い、ことを特徴とする。
本態様によれば、前記第7の態様の効果に加えて、例えば位置決めピン等の第1突出部が当該脚部で側方周囲の外側に対してカバーされた状態となるので、ユーザーの手や印刷物が位置決めピン等の第1突出部に接触する虞を低減することができる。
本発明の第9の態様に係るセットトレイの保管方法は、前記第4の態様のセットトレイを、上に位置するセットトレイの脚部を下に位置するセットトレイの凹部に位置させて段積みして保管することを特徴とする。
本態様によれば、セットトレイを使用しない場合に、収納場所にセットトレイを段積みした状態で保管することができ、且つ脚部と凹部の係合によって段積みされたセットトレイの位置ずれや崩落を防止することができる。更に、セットトレイを段積みすることで保管スペースでの収納性が向上する。
本発明の第10の態様に係る印捺物の製造方法は、前記第1の態様から第5の態様のいずれか一つの態様のセットトレイを、インクジェット捺染装置の支持部から外して前記脚部で立たせた状態で前記セット面に被捺染材をセットし、次いで該セットトレイを前記支持部に配置し、印捺を実行することを特徴とする。
本態様によれば、第5の態様と同様の効果が得られ、多くの捺染物を作業性良く製造することができる。
本発明の実施例1に係るセットトレイを装着したインクジェット捺染装置の概略の構成を示す斜視図。 同実施例1に係るセットトレイを装着したインクジェット捺染装置の概略の構成を示す側断面図。 同実施例1に係るセットトレイと取付けアタッチメントを示す分解斜視図。 同実施例1に係るセットトレイを示す斜め下方からの斜視図。 同実施例1に係る取付けアタッチメントを示す斜め下方からの斜視図。 同実施例1に係るセットトレイを平面部に水平に置いた状態を示す側断面図。 同実施例1に係るセットトレイを示す脚部ユニットの取付け態様を示す底面図。 本発明の実施例2に係るセットトレイを示す斜視図。 同実施例2に係るセットトレイを段積みした状態を示す側断面図。 本発明の実施例3に係るセットトレイを示す斜視図。
図1及び図2に基づいて本発明の一実施例のインクジェット捺染装置の全体構成の概略を説明し、続いて図3から図7に示す実施例1と、図8及び図9に示す実施例2と、図10に示す実施例3に基づいて本発明のセットトレイの構成とその作用について説明する。
尚、以下の説明では、被捺染材(以下、「布帛」ともいう)Tとして、胴部Taと袖部Tbが筒状に縫製されたTシャツを例にとり、該Tシャツに印捺画像Gを形成する表側の面を第一の面9、該第一の面9と反対側の裏側の被支持面を第二の面11として説明する。
本実施例のインクジェット捺染装置1は、被捺染材Tをセットするセットトレイ3と、該セットトレイ3を装置本体2の支持部31に着脱可能に取り付けるために使用される取付けアタッチメント47と、を備えるインクジェット方式で捺染を実行する装置である。
そして、本実施例では、前記セットトレイ3の構成と、前記セットトレイ3とは別に前記取付けアタッチメント47を備えたことが一つの特徴を成している。
また、このインクジェット捺染装置1には、前述したセットトレイ3及び取付けアタッチメント47に加えて、前記セットトレイ3上にセットされた被捺染材Tを搬送方向Aに沿って搬送する搬送部17を構成する諸部材と、当該搬送部17によって捺染実行領域15に導かれた被捺染材Tの第一の面9に各色のインクを吐出して印捺を実行する印捺部19を構成する諸部材と、が備えられている。
前記搬送部17は、前記搬送方向Aに沿って延びる支持ベース29と、該支持ベース29の上方の一例として幅方向Bの中央部において、搬送方向Aに沿って往復移動するスライダー30と、該スライダー30に搭載されて上方に立ち上げられている支持部31と、前記スライダー30を駆動するタイミングベルト43と、該タイミングベルト43を駆動する図示しないモーターと、前記スライダー30の搬送方向Aの動きを案内するガイドロッド45と、を備えている。
また、前記支持部31の上方には、接続機構33を介して後述する取付けアタッチメント47が設けられており、更に該取付けアタッチメント47を介して後述するセットトレイ3が着脱可能に装着されている。
前記印捺部19は、被捺染材Tの搬送方向Aと交差する装置本体2の幅方向Bを移動方向として往復移動するキャリッジ21と、該キャリッジ21に搭載され、捺染実行領域15に存する被捺染材Tの第一の面9に向けて各色のインクを吐出して印捺を実行するインク吐出ヘッド13と、を備えている。
また、装置本体2の前面向って左側には(図1)、前述した印捺部19の構成部材になっている前記インク吐出ヘッド13に向けて各色のインクを供給するためのインクカートリッジ41が図示しないインクチューブを介して設けられている。
この他、装置本体2の前面向って右側には、インクジェット捺染装置1の各種の操作を実行するための操作ボタン37と、当該インクジェット捺染に関する設定情報や各種のメッセージを表示する表示部39と、が設けられている。
[実施例1](図3〜図7参照)
本実施例1に係るセットトレイ3A(以下において、各実施例1〜3を区別する場合にセットトレイ3A,3B,3Cと記す)は、被捺染材Tをセットするセット面23を有する本体65と、前記本体65の前記セット面23と反対側の装着面24に突設され、前記本体65を前記支持部31に装着する際に使用される第1の突出部である位置決めピン67と、前記本体65の前記装着面24に突設され、前記位置決めピン67よりも突出寸法の長い脚部71とを備えている。
すなわち、セットトレイ3Aは、前記本体65を机などの平面部69(図6)に水平に置いた際に、前記位置決めピン67の先端67aが前記平面部69に当接しない状態で前記本体65を水平に支持する脚部71を備えている。
そして、該セットトレイ3Aは、前記装置本体2の支持部31に対して着脱可能に設けられている。
また、図3に示すように本実施例では、前記本体65は、コーナー部が丸く加工された矩形平板状の部材である。本体65の周囲四辺には、中央の本体部5よりも肉薄に形成された水平方向外方に張り出す外フランジ状の縁部7が形成されている。
そして、前記本体65の本体部5の上面が被捺染材Tの第二の面11を下方から支持するセット面23になっており、前記本体部5の下面が後述する取付けアタッチメント47に装着される装着面24になっている。
また、本実施例では前記本体65の縁部7には、被捺染材Tを所定のセット位置に位置合わせした状態で本体65に固定するための図3に示すような嵌込み式の枠25が取り付けられるように構成されている。
前記枠25には、前記本体65の本体部5が嵌まる角窓状の窓部57が形成されている。即ち、枠25は、窓部57が中央に形成された周囲四辺を、L字状の断面形状を有する4本の枠要素26によって囲んだ矩形枠状の部材によって構成されている。
尚、前記4本の枠要素26には、前述した本体65の縁部7の上面に対して対向する内フランジ状の段部59と、前述した本体65の縁部7の側面に対して対向する側板部61と、が設けられている。
また、前記本体65の中央には、次に述べる位置決めピン67を取り付けるための穴部68が2個形成されている。前記本体65の幅方向Bの左右二辺の近傍には、後述する脚部ユニット70を取り付ける場合に使用する取付け穴77が2個ずつ列をずらして左右に4個ずつ形成されている。
図3では脚部ユニット70は本体65に取り付ける前の状態である。
前記本体65の装着面24に対して設けられている位置決めピン67は、先端67aが球面状に丸く加工された径が太い円形断面形状の軸部材である。
また、前記位置決めピン67の途中には外フランジ部67bが形成されており、該外フランジ部67bから基端側の部位が前記本体65の中央に形成されている穴部68内に埋め込まれている。尚、外フランジ部67bは設けられていなくてもよい。
脚部71は、側面視三角形状をした平板状の部材によって構成されており、前記本体65の一つの端部66よりも内方に位置している。そして、脚部71は、前記本体65の前記端部66から内方に向けて後退する傾斜面71aを有している。即ち、当該脚部71の外側の面が前記端部66から装着される被捺染材Tの移動を案内することのできる傾斜面71aになっている。
図4及び図6に示されているように、前記傾斜面71aは、トレイ移動方向の前後の両方に設けられているので、鉛直方向に垂直に延びる構造に比べ、移動時の空気の影響を低減できる効果が得られる。
前記脚部71は、トレイ移動方向(搬送方向A)において端部66と位置決めピン67との間に位置して設けられている。
また、本実施例では、前記脚部71の内側の傾斜面から内方に向かって角棒状の部材が形成されている。該角棒状の部材がセットトレイ3Aを持ち運ぶ際にユーザーが手で掴んで使用する把持部73として機能するように構成されている。
また、図6に示したように、セットトレイ3Aを机等の平面部69に水平に置いた状態では、前記把持部73と平面部69との間に作業者の手が入る空間Sが形成される。
更に、前記固定枠25を取り付けたセットトレイ3Aを平面部69に水平に置いた状態では、前記把持部73の下面73aが前記固定枠25の下面25aよりも前記平面部69側(鉛直方向下側)に位置する。
更に、前記枠25を取り付けたセットトレイ3Aを平面部69に水平に置いた状態で、前記枠25の下面25aよりも前記把持部73の下面73aの方が前記平面部69側に位置するように構成されている。
また、前記脚部71と把持部73が一体に構成された脚部ユニット70の上面側にはネジ孔が設けられている。
そして、前記ネジ孔には、前述した本体65の幅方向Bの左右二辺の近傍に形成されている取付け穴77の上方から挿入される固定ネジ79が螺合して前記本体65の装着面24の所定の位置に前記脚部ユニット70が左右対称に四組取り付けられるように構成されている。
尚、前記脚部ユニット70の前記本体65の装着面24に対する取付け位置は、図7に示す取付け態様等、適宜変更し得る。
図7(A)は、セットトレイ3Aが支持部31に装着された状態において、作業者がアクセスする側となる前方に配置される脚部ユニット70Aと、後方に配置される脚部ユニット70Bとをセットトレイ3Aへ連接させた取付け態様である。
図7(B)は、前方に配置される脚部ユニット70Aと後方に配置される脚部ユニット70Bとを離した取付け態様である。ここで連接とは、脚部ユニット70Aの後方側の端部と脚部ユニット70Bの前方側の端部との少なくとも一部が接触し合うことをいう。
更に、図7(C)は、前方に配置させる脚部ユニット70Aと後方に配置される脚部ユニット70Bとを前記幅方向において一部オーバーラップさせた取付け態様である。これらは、使用する本体65の大きさ等に応じて適宜、これらの取付け態様を切り換えて選択することが可能になっている。
図7において、前記位置決めピン67と把持部73とが前記幅方向において重なって配置されることが好ましい。また、少なくとも一部が重なっていても良い。これにより、ユーザーの手や印刷物が位置決めピン67へ接触する虞を低減できる。把持部73が防波堤のように機能する。
サイズの異なる複数のトレイに対して片側2つの脚部を使用することも可能である。この場合、脚部ユニット70(1つの脚部71および把持部73)の第1の方向である前後方向(搬送方向A)の長さは、最小トレイの前後方向の長さ以下であり、かつ最大トレイにおける位置決めピン67と端部66との最短距離以上であることが好ましい。
これにより、脚部ユニット70(1つの脚部71および把持部73)が前記第1方向において前記最小トレイ(第1トレイ)からはみ出すことがなく、使い易い。また、位置決めピン67が当該脚部ユニット70(1つの脚部71および把持部73)でカバーされた状態となるので、ユーザーの手や印刷物が位置決めピン67に接触する虞を低減できる。
尚、最短距離とは、前記位置決めピン67と、前後方向(搬送方向A)における各位置決めピン67から最も近い端部66との間の前後方向(搬送方向A)における最短距離である。位置決めピン67の中心からでも良いし、位置決めピン67および外フランジ部67bのうち対象となる端部66の点から最も遠い部分からの距離でも良い。
セットトレイ3の本体65の形状は、実施例に示した長方形に限定されない。五角形、六角形、七角形、八角形等にも本発明を適用することは可能である。
また、図5に示すように、セットトレイ3Aを装置本体2の前記支持部31に取り付けるために使用される取付けアタッチメント47は、前記セットトレイ3の位置決めピン67と嵌合する穴部48を有する取付け板49と、該取付け板49の中心から装置本体2の支持部31側に突出している位置決め用の軸部51とを備えている。
また、図示の実施例では、前記位置決め用の軸部51の周りと中央前端寄りの位置に計4本の位置決めピン53(3本の位置決めピン53Aと1本の位置決めピン53B)が設けられている。これらの4本の位置決めピン53と前記位置決め用の軸部51とによって取付けアタッチメント47が前記接続機構33を介して前記支持部31に取り付けられている。
取付け板49は、前記セットトレイ3Aの本体65よりも小さな矩形平板状の部材で、一例として金属製平板材料を適宜、折曲げ加工することによって構成されている。
取付け板49には、セットトレイ3Aが装着される上面側にセットトレイ3Aの装着面24から突出している2本の位置決めピン67A、67B(2本の位置決めピン67をAとBを付して区別する)を支持するための軸受部材81A、81Bが取り付けられている。これらの軸受部材81A、81B(2つの軸受部材81をAとBを付して区別する)の挿入側開口部には、前記位置決めピン67A、67Bの挿入を案内する下窄まり形状の傾斜面81a、81aが形成されている。そして、これらの傾斜面81a、81aの下端部から当該取付け板49の下面にかけて前記穴部48、48が貫通状態で形成されている。
前記取付け板49の支持部31に取り付けられる下面の中心には、径が太く長尺で円形断面の前述した位置決め用の軸部51が前記支持部31側に突出するように設けられている。
前記位置決め用の軸部51は、取付け板49内に収容されている軸受部材83(図5)によって基端部が支持されており、前記取付け板49の上面側の中心に形成されている穴部55から挿入される固定ボルトを締め付けることによって前記取付け板49に取り付けられている。
また、前記位置決め用の軸部51の周囲に設けられている3本の位置決めピン53Aは、前記位置決め用の軸部51より小径で長さの短い丸棒状の部材で、位置決めピン53Aの先端53aは、球面状に加工されている。一方、取付け板49の前端寄りの位置決めピン53Bは小径で長尺な丸棒状の部材で先端53bには面取り加工が施されている。
次に、前述したセットトレイ3Aと取付けアタッチメント47とを使用して行う被捺染材Tのセット作業から装置本体2に対するセットトレイ3の装着までの作業の流れに従って、前記セットトレイ3Aの作用を説明する。
(1)セット作業時
被捺染材Tをセットトレイ3Aにセットする作業は、机等の平面部69(図6)にセットトレイ3Aを置いて行う。この場合、本実施例では、長尺な位置決め用の軸部51をセットトレイ3Aの構成から除いて、前述した取付けアタッチメント47に位置決め用の軸部51を設けた。また、セットトレイ3Aには前述した脚部ユニット70を設けた。こうすることで、本体65を水平に支持した状態でセットトレイ3を平面部69に置くことが可能になっている。
従って、本体65を傾斜させた不安定な姿勢で被捺染材Tをセットする必要はなく、本体65を水平に支持した安定した姿勢で被捺染材Tをセットすることができる。従って、被捺染材Tのセット作業の効率化と作業者の労力の軽減とを図れる。
そして、このようにしてセットトレイ3Aのセット面23に対してセットされた被捺染材Tは、所定のセット位置に位置調整された後、上方から前記枠25を嵌めることで該枠25の段部59及び側板部61と前記セットトレイ3Aの縁部7との間に挟み込まれてセットトレイ3Aに固定される。
また、前記構成のセットトレイ3Aを複数組用意しておくことで、予め複数枚の被捺染材Tのセット作業をインクジェット捺染に先立って済ませておくことができ、その場合には前記被捺染材Tのセット作業と前記枠25による固定作業を必要な枚数分繰り返し実行する。
また、本実施例では前記脚部71をセットトレイ3Aの端部66よりも内方に設け、脚部71の外側に傾斜面71aを形成したことによって、該脚部71の周辺近くで行うセット作業時の被捺染材Tの前記セット面23外にはみ出ている端部の処理を前記脚部71の存在が障害となることなく行うことができる。
また、セットトレイ3Aをインクジェット捺染装置の支持部31に配置した状態で、Tシャツ等の被捺染材Tを前記本体65に着せるようにセットする場合、その着せる際に前記脚部71に引っ掛かる虞が少なくなり、作業性が向上する。
更に、本実施例では異なるサイズのセットトレイに対して取付け位置を変えて脚部ユニット70取り付けることによって、同様の構成の脚部ユニット70を使用して種々の大きさの本体65に対応することが可能になっている。従って、脚部ユニット70の共通化によって部品コストの削減が図れ、脚部ユニット70を複数種設けた場合に問題になる脚部ユニット70の誤装着の問題が低減される。
(2)移送時
このようにして被捺染材Tがセットされたセットトレイ3Aは、そのままインクジェット捺染に使用される場合には、インクジェット捺染装置1の支持部31に向けて移送され、保管スペース等に一時保管しておく場合には、当該保管スペースに向けて移送される。
セットトレイ3Aを移送する場合には、左右の把持部73、73と平面部69(図6)との間に形成されている空間Sに外方から手を入れて、前記左右の把持部73、73を掴んで上方に持ち上げる。
そして、この時、本実施例では前記枠25の下面25aよりも把持部73の下面73aの方が平面部69側に位置するように構成されているから、枠25の下面25aに先に手が作用して枠25のみを不用意に持ち上げてしまう虞が低減されている。
また、このような把持部73を設けることによって、セットトレイ3Aを持ち運び易くなり、確実にセットトレイ3Aを保持して目的の位置にセットトレイ3Aを移送することが可能になる。
(3)支持部への装着
このようにしてインクジェット捺染装置1の支持部31に移送されたセットトレイ3Aは、該支持部31に取り付けられている取付けアタッチメント47に対して以下のようにして装着される。
前記把持部73を掴んでセットエリアに存する支持部31まで運ばれて来たセットトレイ3Aは、本体65の装着面24から突出している2本の位置決めピン67、67を取付けアタッチメント47の取付け板49の上面に取り付けられている軸受部材81、81の傾斜面81a、81aに案内させながら当該取付け板49に形成されている穴部48、48に挿入して嵌合させる。
尚、前記2本の位置決めピン67、67と2つの穴部48、48との嵌合によって取付けアタッチメント47に対するセットトレイ3Aの位置決めが実行され、セットトレイ3A自体が相応の重量を有しているため当該セットトレイ3Aの自重によってセットトレイ3Aの取付けアタッチメント47に対する固定状態が形成される。
従って、インクジェット捺染装置1の搬送部17の動きに対しても前記固定状態が維持されて印捺部19によるインクジェット捺染が実行される。
[実施例2](図8及び図9参照)
実施例2に係るセットトレイ3Bは、本体65の一部の構成が前記実施例1に係るセットトレイ3Aと相違しているだけで、その他の構成は前記実施例1と同様である。
従って、ここでは前記実施例1と同様の構成については説明を省略し、前記実施例1と相違する本体65の構成を中心にして実施例2に係るセットトレイ3Bの構成と、該セットトレイ3Bを使用することによって実行される使用形態とその作用とについて説明する。
即ち、本実施例では、図8に示すように本体65のセット面23に、当該セットトレイ3Bの上に積み重ねられる他のセットトレイ3Bの脚部71が配置される凹部87が、脚部71の数および位置に対応して4個形成されている。ここで、凹部87の形状は、本体65のセット面23としての一様な平滑性を低下しないように浅く且つ滑らかな凹面に形成されている(図8では解り易くするために、凹部87が大きく記載されている)ことが望ましい。
前記凹部87は、前記脚部71の先端部71bを収容できる深さを有し、前記脚部71の先端部71bと同様の形状で僅かに前記先端部71bより大きめの凹部によって形成されている。
前記凹部87の深さは、トレイ表面へ凹部を形成することから、本体65の厚み以下であることが好ましい。さらには、該凹部87の深さは、本体65の強度低下を抑える観点からは、該本体65の厚みの2分の1以下であることがより好ましい。また、脚部71の先端部71bと前記凹部87との接触によりその素材によっては両者とも削れてしまう虞があることから、本体65の下面まで貫通した貫通孔でも良い。
凹部87の形成場所は、好ましくは、印刷領域の外側である。
そして、このようにして構成されるセットトレイ3Bを使用した場合には、図9に示すように複数組のセットトレイ3Bを積み重ねた場合に、上方のセットトレイ3Bの脚部71の先端部71bが下方のセットトレイ3Bのセット面23に形成された凹部87に配置されるため、当該セットトレイ3Bの積み重ね状態が強固になり、各段のセットトレイ3Bの位置ずれやセットトレイ3Bの崩落が抑制される。
また、複数組のセットトレイ3Bを積み重ねることでセットトレイ3Bの収納効率が積み重ねができない構造に対して向上する。ここで、収納効率は単位面積当たりのトレイ数である。
[実施例3](図10参照)
実施例3に係るセットトレイ3Cは、本体65と脚部71C(実施例1と区別するために符号Cを付した)と把持部73C(実施例1と区別するために符号Cを付した)の構成が前記実施例1に係るセットトレイ3Aと相違しており、その他の構成は前記実施例1と同様の構成を有している。
従って、ここでは前記実施例1と同様の構成については説明を省略し、前記実施例1と相違する本体65と脚部71Cと把持部73Cの構成を中心にして実施例3に係るセットトレイ3の構成と、その作用について説明する。
即ち、本実施例では、図10に示すように、脚部71Cと把持部73Cとが別体の部材によって構成されている。セットトレイ3の本体65には前記脚部71Cの取付け位置を前後方向の一定の範囲で調整し得る長穴89が、前記実施例1において設けていた取付け穴77に代えて設けられている。
具体的には、脚部71Cは側面視三角形状の平板状部材によって構成されており、該脚部71Cの上面には、ネジ孔が2つずつ形成されている。
把持部73Cは、門型に折り曲げた棒状部材を本体65の装着面24から下方に向けて突出させ、更に側面外方に向けて折り曲げた形状のハンドル様の部材によって構成されている。
また、前記本体65には、前記把持部73Cを本体65の装着面24に取り付けるための取付け穴91が形成されており、固定ネジ79を使用して前記脚部71Cと把持部73Cは本体65の装着面24の所定の位置に取り付けられている。
そして、このようにして構成されるセットトレイ3Cを使用した場合にも前記実施例1のセットトレイ3Aと同様の作用が発揮され、更に本実施例にあっては、作業者が作業を行い易い位置に脚部71Cの取付け位置を調整でき、把持部73Cが掴み易くなってセットトレイ3Cの移送作業が容易になる。
[他の実施例]
本発明に係るセットトレイ、インクジェット捺染装置、セットトレイの保管方法及び印捺物の製造方法は、以上述べたような構成を有することを基本とするものであるが、本願発明の要旨を逸脱しない範囲内の部分的構成の変更や省略等を行うことも勿論可能である。
例えば、前記脚部71の形状、材質及び個数等は前記実施例1〜3に示す構成に限らず種々の構成が採用でき、矩形ブロック形状、円錐台形状、角錐台形状、円柱形状あるいは角柱形状等の脚部71を採用することが可能である。また、材質も合成樹脂、木材、あるいはゴム状弾性材等種々の材質を採用することが可能である。
また、脚部71の数は4個に限らず3個でもよいし、5個以上設けることが可能であり、脚部71の取付け位置も本体65の装着面24の周縁部だけでなく、該周縁部の内方に脚部71を設けることも可能である。
(1)脚部の数
例えば、トレイサイズに応じて脚部の数を調整しても良い。具体的には、小さいSサイズは2つ、中間のMサイズは3つ、大きいLサイズは4つというように、トレイサイズの増加に応じて脚部を増やすようにする。脚部が2つ場合は、2つの脚部でも安定して立てるように該脚部の下端は平坦な面形状に形成される。
トレイサイズが大きくなると、それに応じてトレイ自身の重量が増加する。そうしたとき、長期間に渡ってトレイを放置しておく場合には、自重によりトレイが変形する虞がある。そこで、トレイサイズに応じて脚部を増やすことにより、トレイの変形を抑えることができる。
トレイサイズが小さければ中心点から端部までの距離が短くなるため、大きい場合に比べてトレイ変形の虞が小さい。よって、小サイズトレイについてはコスト削減・重量の増加防止のため、脚部を少なくする。
(2)脚部の場所
また、トレイの自重による変形は、トレイのうち中心点から遠い四隅の部分がより激しくなる。したがって、より隅に近いところに脚部が配置されていると、トレイの変形を抑えることができる。
(3)脚部の設け方
上記実施例では、脚部71は本体65の装着面24から位置決めピン67と同じ方向に突設されているが、例えば本体65の側面から突出、即ち本体65の側面に脚部71をねじ止めし、脚部71を前記本体65の側面から前記位置決めピン67と同方向に突出させた構造でも良い。
また、本体65の材質としては、アクリル板等の透明な合成樹脂平板材料が一例として使用できるが、不透明の合成樹脂平板材料、木材、アルミ製の平板材料等であっても構わない。また、アクリル製の合成樹脂平板の周囲にアルミ製ないしステンレス製の補強枠を設ける等、複合材料によって本体65を構成することも可能である。
また、セットトレイ3の重量が軽い場合には、印捺中のセットトレイ3の浮き上がりを防止するためにセットトレイ3を取付けアタッチメント47上に載置した後、取付けアタッチメント47上にセットトレイ3を固定するネジ式あるいはクランプ式等のロック手段を設けることも可能である。
1 インクジェット捺染装置、 2 装置本体、 3 セットトレイ、 5 本体部、
7 縁部、 9 第一の面、 11 第二の面、 13 インク吐出ヘッド、
15 捺染実行領域、 17 搬送部、 19 印捺部、 21 キャリッジ、
23 セット面、 24 装着面、 25 枠、 25a 下面、 26 枠要素、
29 支持ベース、 30 スライダー、 31 支持部、 33 接続機構、
37 操作ボタン、 39 表示部、 41 インクカートリッジ、
43 タイミングベルト、 45 ガイドロッド、 47 取付けアタッチメント、
48 穴部、 49 取付け板、 51 (位置決め用の)軸部、
53 位置決めピン、 53a 先端、 53b 先端、 55 穴部、 57 窓部、
59 段部、 61 側板部、 65 本体、 66 端部、
67 位置決めピン(第1突出部)、 67a 先端、 67b 外フランジ部、
68 穴部、 69 平面部、 70 脚部ユニット、 71 脚部、
71a 傾斜面、 71b 先端部、 73 把持部、 73a 下面、
77 取付け穴、 79 固定ネジ、 81 軸受部材、 81a 傾斜面、
83 軸受部材、 87 凹部、 89 長穴、 91 取付け穴、
T 被捺染材(布帛)、 Ta 胴部、 Tb 袖部、 A 搬送方向、
B 幅方向、 S 空間

Claims (9)

  1. インクジェット捺染装置の支持部に対して着脱可能に設けられるセットトレイであって、
    被捺染材をセットするセット面を有する本体と、
    前記セット面とは反対の側に突出して設けられ、前記本体を前記支持部に配置する際に使用される第1突出部と、
    前記セット面とは反対の側に突出して設けられ、前記第1突出部よりも突出寸法の長い脚部と、を備え、
    前記本体のセット面には、
    複数のセットトレイを重ねる場合、当該セットトレイの上に配置される他のセットトレイの前記脚部が位置する凹部が設けられていることを特徴とするセットトレイ。
  2. 請求項1に記載されたセットトレイにおいて、
    前記脚部は複数設けられていることを特徴とするセットトレイ。
  3. 請求項1又は2に記載されたセットトレイにおいて、
    前記脚部は、前記本体の端部から内方に向けて後退する傾斜面を有することを特徴とするセットトレイ。
  4. 請求項1からのいずれか一項に記載されたセットトレイにおいて、
    前記セット面に被捺染材がセットされたセット状態の前記本体に嵌め込まれ、前記被捺染材の前記セット状態を維持する枠を備えていることを特徴とするセットトレイ。
  5. 請求項1からのいずれか一項に記載されたセットトレイと、
    前記セットトレイが着脱可能に装着される支持部と、
    前記セットトレイにセットされた被捺染材にインクを吐出する印捺部と、
    を備えるインクジェット捺染装置。
  6. 請求項に記載のインクジェット捺染装置において、
    前記セットトレイと前記印捺部とを第1の方向に相対移動させる移動機構を有し、
    前記セットトレイは、前記第1の方向の長さが異なる複数のセットトレイを含み、
    前記脚部の前記第1の方向における長さは、前記複数のセットトレイのうち前記第1の方向における長さが最も短い第1トレイの、前記第1の方向における長さよりも短い、ことを特徴とするインクジェット捺染装置。
  7. 請求項に記載のインクジェット捺染装置において、
    前記脚部の前記第1の方向における長さは、前記複数のセットトレイのうち前記第1の方向における長さが最も長い第2トレイの、前記第1突出部と前記第1の方向における端部との間の距離よりも長い、ことを特徴とするインクジェット捺染装置。
  8. 請求項1から4のいずれか一項に記載のセットトレイを、上に位置するセットトレイの脚部を下に位置するセットトレイの凹部に位置させて段積みして保管することを特徴とするセットトレイの保管方法。
  9. 請求項1からのいずれか一項に記載されたセットトレイを、インクジェット捺染装置の支持部から外して前記脚部で立たせた状態で前記セット面に被捺染材をセットし、次いで該セットトレイを前記支持部に配置し、印捺を実行することを特徴とする印捺物の製造方法。
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