JP2017140710A - 印刷装置及び支持部の固定方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ベース部に対する媒体の支持部の位置ずれを抑制する。
【解決手段】挿し込み部11aを有し、媒体を支持する支持部と、挿し込み部11aを挿し込み可能な挿し込み口13aを有し、着脱方向Cに沿って支持部を着脱可能なベース部5と、挿し込み部11aが挿し込み口13aに対して固定位置まで挿し込まれた際、該固定位置で該挿し込み部11aを該挿し込み口13aに対して固定する固定部19と、を備えることを特徴とする印刷装置。
【選択図】図7
【解決手段】挿し込み部11aを有し、媒体を支持する支持部と、挿し込み部11aを挿し込み可能な挿し込み口13aを有し、着脱方向Cに沿って支持部を着脱可能なベース部5と、挿し込み部11aが挿し込み口13aに対して固定位置まで挿し込まれた際、該固定位置で該挿し込み部11aを該挿し込み口13aに対して固定する固定部19と、を備えることを特徴とする印刷装置。
【選択図】図7
Description
本発明は、印刷装置及び支持部の固定方法に関する。
従来から、様々な印刷装置が使用されている。このような印刷装置のうち、媒体の支持部をベース部に支持させる構成の印刷装置が使用されている。
例えば、特許文献1には、媒体の支持部としてのセットトレイをベース部としての取付アタッチメントに支持させる構成の印刷装置(インクジェット捺染装置)が開示されている。
例えば、特許文献1には、媒体の支持部としてのセットトレイをベース部としての取付アタッチメントに支持させる構成の印刷装置(インクジェット捺染装置)が開示されている。
媒体の支持部をベース部に支持させる構成の印刷装置においては、支持部をベース部に支持させる部分の構成によっては、ベース部に対して支持部が位置ずれを起こし、印刷品質が低下する場合がある。このため、ベース部に対する支持部の位置ずれを抑制することが望まれている。
そこで、本発明の目的は、ベース部に対する媒体の支持部の位置ずれを抑制することを目的にする。
上記課題を解決するための本発明の第1の態様の印刷装置は、挿し込み部を有し、媒体を支持する支持部と、前記挿し込み部を挿し込み可能な挿し込み口を有し、着脱方向に沿って前記支持部を着脱可能なベース部と、前記挿し込み部が前記挿し込み口に対して固定位置まで挿し込まれた際、該固定位置で該挿し込み部を該挿し込み口に対して固定する固定部と、を備えることを特徴とする。
本態様によれば、挿し込み部を有する支持部と、該挿し込み部を挿し込み可能な挿し込み口を有するベース部と、挿し込み部が挿し込み口に対して固定位置まで挿し込まれた際、該固定位置で該挿し込み部を該挿し込み口に対して固定する固定部と、を備えている。このため、固定位置で挿し込み部を挿し込み口に対して固定することで、ベース部に対する媒体の支持部の位置ずれを抑制することができる。
本発明の第2の態様の印刷装置は、前記第1の態様において、前記挿し込み部は、窪み部を有し、前記固定部は、前記挿し込み部が前記挿し込み口に対して前記固定位置まで挿し込まれた際に、前記窪み部に挿し込まれる突出部を有することを特徴とする。
本態様によれば、挿し込み部は窪み部を有し、固定部は挿し込み部が固定位置まで挿し込まれた際に窪み部に挿し込まれる突出部を有する。すなわち、窪み部に突出部を挿し込むことで、固定位置で挿し込み部を挿し込み口に対して固定する。このため、好適に、ベース部に対する媒体の支持部の位置ずれを抑制することができる。
本発明の第3の態様の印刷装置は、前記第2の態様において、前記突出部は、前記着脱方向と交差する方向から前記窪み部に挿し込まれることを特徴とする。
本態様によれば、突出部は着脱方向と交差する方向から窪み部に挿し込まれる。このため、ベース部に対して媒体の支持部が着脱方向に位置ずれすることを、特に好適に、抑制することができる。
本発明の第4の態様の印刷装置は、前記第2又は第3の態様において、前記挿し込み部を、前記窪み部が前記突出部に押圧される押圧方向に押圧する押圧部を備えることを特徴とする。
本態様によれば、挿し込み部を、窪み部が突出部に押圧される押圧方向に押圧する押圧部を備える。このため、押圧部により窪み部に突出部を押圧することにより、好適に、固定位置で挿し込み部を挿し込み口に対して固定することができ、ベース部に対する媒体の支持部の位置ずれを抑制することができる。
本発明の第5の態様の印刷装置は、前記第4の態様において、前記押圧部は、弾性力により前記挿し込み部を押圧することを特徴とする。
本態様によれば、押圧部は弾性力により挿し込み部を押圧する。このため、押圧部を簡単に構成できる。
本発明の第6の態様の印刷装置は、前記第4又は第5の態様において、前記押圧方向とは逆方向に前記支持部を押圧することで、前記固定位置における前記挿し込み口に対する前記挿し込み部の固定が解除されることを特徴とする。
本態様によれば、押圧方向とは逆方向に支持部を押圧することで、固定位置における挿し込み口に対する挿し込み部の固定が解除される。このため、簡易動作で固定解除できる。
本発明の第7の態様の支持部の固定方法は、挿し込み部を有し、媒体を支持する支持部と、前記挿し込み部を挿し込み可能な挿し込み口を有し、着脱方向に沿って前記支持部を着脱可能なベース部と、を備える印刷装置における前記支持部の固定方法であって、前記挿し込み部が前記挿し込み口に対して固定位置まで挿し込まれた際、該固定位置で該挿し込み部を該挿し込み口に対して固定することを特徴とする。
本態様によれば、挿し込み部を有する支持部と、該挿し込み部を挿し込み可能な挿し込み口を有するベース部と、を備える印刷装置において、挿し込み部が挿し込み口に対して固定位置まで挿し込まれた際、該固定位置で該挿し込み部を該挿し込み口に対して固定する。このため、固定位置で挿し込み部を挿し込み口に対して固定することで、ベース部に対する媒体の支持部の位置ずれを抑制することができる。
以下に、本発明の一実施例に係る印刷装置1について、添付図面を参照して詳細に説明する。
[実施例1](図1〜図8)
図1は本実施例に係る印刷装置1の概略斜視図であり、媒体支持ユニット2が印刷開始位置にある状態を表している。また、図2は本実施例の印刷装置1の概略正面図である。そして、図3は本実施例の印刷装置1の概略平面図であり、媒体支持ユニット2が媒体M(図4参照)のセット位置にある状態を表している。
[実施例1](図1〜図8)
図1は本実施例に係る印刷装置1の概略斜視図であり、媒体支持ユニット2が印刷開始位置にある状態を表している。また、図2は本実施例の印刷装置1の概略正面図である。そして、図3は本実施例の印刷装置1の概略平面図であり、媒体支持ユニット2が媒体M(図4参照)のセット位置にある状態を表している。
本実施例の印刷装置1は、媒体Mをトレイ4の支持面8で支持した状態で移動方向Aに移動する媒体支持ユニット2を備えている。媒体支持ユニット2は、媒体Mの支持部であるトレイ4を有している。印刷装置1は、トレイ4に支持された媒体Mを移動方向Aに搬送する媒体搬送部3を備えている。移動方向Aは、方向A1と、方向A1と反対方向の方向A2と、を含む方向である。また、トレイ4はベース部としてのステージ5に着脱可能に載置されている。ここで、トレイ4のステージ5に対する着脱方向Cは、本実施例の印刷装置1では鉛直方向である。トレイ4はステージ5と共に、レバー9を回転させることにより、着脱方向Cに沿う方向(鉛直方向)に移動する。なお、図2で表されるように、レバー9は、媒体支持ユニット2のアーム部20に設けられている。また、媒体Mとしては、テキスタイル(織物、布等)、紙、塩化ビニル樹脂など、種々の素材のものを用いることができる。
また、印刷装置1の本体内部にはインクを吐出して媒体Mに印刷することが可能な印刷ヘッド7が備えられている。そして、本実施例の印刷装置1は、印刷ヘッド7が設けられたキャリッジ6を移動方向Aと交差する走査方向Bに往復移動させることで、印刷ヘッド7を走査方向Bに往復移動させながら、印刷ヘッド7からトレイ4に支持された媒体Mにインクを吐出させて所望の画像を形成する。
なお、本実施例の印刷装置1は、図1の手前側(左下方向)がトレイ4への媒体Mのセット位置である(図3参照)。そして、図1の奥側(右上方向)の印刷開始位置まで移動方向Aのうちの方向A1に媒体Mをセットしたトレイ4を移動した後、移動方向Aのうちの方向A2にトレイ4を移動しながら印刷する。
なお、本実施例の印刷装置1は、図1の手前側(左下方向)がトレイ4への媒体Mのセット位置である(図3参照)。そして、図1の奥側(右上方向)の印刷開始位置まで移動方向Aのうちの方向A1に媒体Mをセットしたトレイ4を移動した後、移動方向Aのうちの方向A2にトレイ4を移動しながら印刷する。
なお、本実施例の印刷装置1は、走査方向Bに往復移動しながら印刷する印刷ヘッド7を備えているが、インクを吐出するノズルを媒体Mの移動方向と交差する交差方向に複数設けた所謂ラインヘッドを備える印刷装置でもよい。
ここで、「ラインヘッド」とは、媒体Mの移動方向と交差する交差方向に形成されたノズルの領域が、該交差方向全体をカバー可能なように設けられ、印刷ヘッド又は媒体Mを相対的に移動させて画像を形成する印刷装置に用いられる印刷ヘッドである。なお、ラインヘッドの該交差方向のノズルの領域は、印刷装置が対応している全ての媒体の該交差方向をカバー可能でなくてもよい。
また、本実施例の印刷ヘッド7は、媒体Mにインクを吐出することで印刷可能な印刷部であるが、このような印刷部に限定されず、例えば、色材を媒体に転写して印刷する転写式の印刷部を使用してもよい。
ここで、「ラインヘッド」とは、媒体Mの移動方向と交差する交差方向に形成されたノズルの領域が、該交差方向全体をカバー可能なように設けられ、印刷ヘッド又は媒体Mを相対的に移動させて画像を形成する印刷装置に用いられる印刷ヘッドである。なお、ラインヘッドの該交差方向のノズルの領域は、印刷装置が対応している全ての媒体の該交差方向をカバー可能でなくてもよい。
また、本実施例の印刷ヘッド7は、媒体Mにインクを吐出することで印刷可能な印刷部であるが、このような印刷部に限定されず、例えば、色材を媒体に転写して印刷する転写式の印刷部を使用してもよい。
次に、本実施例の印刷装置1の要部について説明する。
図4は、本実施例の印刷装置1の要部である媒体支持ユニット2を構成するトレイ4及びステージ5などを表す概略斜視図である。また、図5は、本実施例の印刷装置1の要部であるトレイ4を底面側(支持面8とは反対側)から見た概略斜視図である。そして、図6は、本実施例の印刷装置1の要部であるステージ5を底面側(トレイ4を支持する側とは反対側)から見た概略斜視図である。
図4は、本実施例の印刷装置1の要部である媒体支持ユニット2を構成するトレイ4及びステージ5などを表す概略斜視図である。また、図5は、本実施例の印刷装置1の要部であるトレイ4を底面側(支持面8とは反対側)から見た概略斜視図である。そして、図6は、本実施例の印刷装置1の要部であるステージ5を底面側(トレイ4を支持する側とは反対側)から見た概略斜視図である。
図4で表されるように、本実施例の媒体支持ユニット2は、トレイ4の支持面8に媒体Mを支持させ、媒体Mを支持したトレイ4に枠部10を嵌め込むことにより、トレイ4の支持面8に媒体Mを位置決め及び固定する構成になっている。
また、図4及び図5で表されるように、トレイ4の底面側には、挿し込み部11(挿し込み部11a及び11b)が形成されている。一方、図4及び図6で表されるように、ステージ5の底面側には、挿し込み部11を挿し込み可能な挿し込み口13(挿し込み口13a及び13b)が形成されており、着脱方向Cに沿ってトレイ4を着脱可能な構成になっている。なお、挿し込み口13aは挿し込み部11aに対応し、挿し込み口13bは挿し込み部11bに対応している。
また、詳細は後述するが、図4及び図6で表されるように、挿し込み口13aには、挿し込み部11aを固定するための固定部19(別の表現をすると、ステージ5に対するトレイ4の固定部19)の一部を構成する押圧部12が形成されている。
また、詳細は後述するが、図4及び図6で表されるように、挿し込み口13aには、挿し込み部11aを固定するための固定部19(別の表現をすると、ステージ5に対するトレイ4の固定部19)の一部を構成する押圧部12が形成されている。
次に、本実施例の印刷装置1のステージ5に対するトレイ4の固定部19について説明する。
図7は、本実施例の印刷装置1の固定部19の概略正面図を表しており、挿し込み部11aを挿し込み口13aに挿し込んだ状態を表している。このうち、図7Aは挿し込み部11aを挿し込み口13aに挿し込んだ直後の状態を表しており、図7Bは挿し込み部11aをステージ5に固定した状態を表している。別の表現をすると、図7は、挿し込み部11aを固定位置まで挿し込んだ状態を表している。つまり、図7Aは、挿し込み部11aを固定位置まで挿し込んだ状態を表しており、図7Bは、挿し込み部11aが固定位置で固定されている状態を表している。
また、図8は、図7Aの一点鎖線Xで切断した際の挿し込み部11aの概略平面断面図を表しており、挿し込み部11aに形成された窪み部16の形状が平面視でわかる位置の断面図を表している。このうち、図8Aは本実施例の印刷装置1の挿し込み部11aの概略平面断面図を表しており、図8B及び図8Cは本実施例の挿し込み部11aとは別の挿し込み部11aの概略平面断面図を表している。
一方、図10は、固定部19を有さない参考例の印刷装置1において挿し込み部11を挿し込み口13に挿し込んだ状態を表しており、図7に対応している。
図7は、本実施例の印刷装置1の固定部19の概略正面図を表しており、挿し込み部11aを挿し込み口13aに挿し込んだ状態を表している。このうち、図7Aは挿し込み部11aを挿し込み口13aに挿し込んだ直後の状態を表しており、図7Bは挿し込み部11aをステージ5に固定した状態を表している。別の表現をすると、図7は、挿し込み部11aを固定位置まで挿し込んだ状態を表している。つまり、図7Aは、挿し込み部11aを固定位置まで挿し込んだ状態を表しており、図7Bは、挿し込み部11aが固定位置で固定されている状態を表している。
また、図8は、図7Aの一点鎖線Xで切断した際の挿し込み部11aの概略平面断面図を表しており、挿し込み部11aに形成された窪み部16の形状が平面視でわかる位置の断面図を表している。このうち、図8Aは本実施例の印刷装置1の挿し込み部11aの概略平面断面図を表しており、図8B及び図8Cは本実施例の挿し込み部11aとは別の挿し込み部11aの概略平面断面図を表している。
一方、図10は、固定部19を有さない参考例の印刷装置1において挿し込み部11を挿し込み口13に挿し込んだ状態を表しており、図7に対応している。
図7A、図7B及び図8Aで表されるように、本実施例の挿し込み部11aには、窪み部16が設けられている。
また、図7A及び図7Bで表されるように、本実施例のステージ5の挿し込み口13aには、走査方向Bに沿う方向である押圧方向D1に挿し込み口13aから挿入された挿し込み部11aを押圧する押圧部12が形成されている。このため、図7Aで表されるようにトレイ4をステージ5に載置されて挿し込み部11aが挿し込み口13aに対して固定位置まで挿し込まれると、図7Bで表されるように挿し込み部11aは挿し込み口13aに対して押圧方向D1に押圧される。なお、図7A及び図7Bで表されるように、本実施例のステージ5は、トレイ4を載置する側の上面部14と、トレイ4を載置する側とは反対側の下面部15とを有している。そして、図7Bで表されるように、挿し込み口13aの上面部14のうちの押圧方向D1の先頭側の上面部14aの端部である突出部17が窪み部16に挿入される。すると、突出部17が窪み部16に挿入されることで挿し込み部11a(トレイ4)が挿し込み口13a(ステージ5)に固定される。
また、図7A及び図7Bで表されるように、本実施例のステージ5の挿し込み口13aには、走査方向Bに沿う方向である押圧方向D1に挿し込み口13aから挿入された挿し込み部11aを押圧する押圧部12が形成されている。このため、図7Aで表されるようにトレイ4をステージ5に載置されて挿し込み部11aが挿し込み口13aに対して固定位置まで挿し込まれると、図7Bで表されるように挿し込み部11aは挿し込み口13aに対して押圧方向D1に押圧される。なお、図7A及び図7Bで表されるように、本実施例のステージ5は、トレイ4を載置する側の上面部14と、トレイ4を載置する側とは反対側の下面部15とを有している。そして、図7Bで表されるように、挿し込み口13aの上面部14のうちの押圧方向D1の先頭側の上面部14aの端部である突出部17が窪み部16に挿入される。すると、突出部17が窪み部16に挿入されることで挿し込み部11a(トレイ4)が挿し込み口13a(ステージ5)に固定される。
一方、図7Bで表される状態から、ステージ5からトレイ4を外すときは、押圧方向D1と反対方向D2に挿し込み部11a(トレイ4)を挿し込み口13a(ステージ5)に対して作業者が押圧することで、図7Aで表される状態となる。ここで、上面部14のうちの反対方向D2の先頭側の上面部14bの端部に対応する位置には窪み部16が形成されていないので、図7Aで表される状態は固定が外れた状態となっている。そこで、その状態を維持しつつ着脱方向Cに沿ってトレイ4を上側に持ち上げることで、ステージ5からトレイ4を外すことができる。
なお、図10で表される参考例の印刷装置1においては、挿し込み口13aにおいて挿し込み部11aが固定されていないので、着脱方向Cと交差する方向にずれが生じる構成となっている。ここで、着脱方向Cと交差する方向にずれが生じ難くするために挿し込み口13aを挿し込み部11aと平面視で同等の面積とすることが考えられるが、設計較差などの観点から困難である。なお、参考例の印刷装置1の挿し込み口13に、挿し込み部11を付勢(押圧)する押圧部12のような付勢部を形成しても、窪み部16を有さなければ、その付勢力(押圧力)によっては着脱方向Cと交差する方向にずれが生じる場合がある。
また、図8Aで表されるように、本実施例の挿し込み部11aの窪み部16は、平面視で円弧状の内壁18bと平面視で直線状の内壁18a及び18cとを有する構成になっており、内壁18bに対応する領域16bが十分な深さ(着脱方向Cと交差する方向の長さ)を有する構成となっている。詳細には、本実施例の挿し込み部11aの窪み部16は、領域16bに対応する挿し込み部11aの中心部分から内壁18までの距離L1、L2及びL3が等しくなるように形成されている。このため、窪み部16と突出部17との位置が移動方向Aに沿う方向に多少ずれた場合でも、十分な深さで窪み部16は突出部17を挿入させることができ、挿し込み部11a(トレイ4)と挿し込み口13a(ステージ5)とを確りと固定させることが可能な構成になっている。
また、内壁18a及び内壁18cは平面視で直線状になっているので、内壁18aに対応する領域16a及び内壁18cに対応する領域16cは狭くなっているが、領域16a及び領域16cは想定される窪み部16と突出部17との位置ずれ想定範囲よりも外側となっている。また、内壁18a及び内壁18cは、平面視において円弧状の内壁18bに滑らかに続く直線状になっているので、簡単に窪み部16全体を形成することが可能になっている。
一方、内壁18が平面視で直線状である図8Bで表されるような形状の窪み部16を有する挿し込み部11aとすると、挿し込み部11aの中心部分から内壁18までの距離L1’、L2’及びL3’のうち、移動方向Aに沿う方向において外側の距離L1’及びL3’が長くなり、対応する領域の窪み部16は浅くなる。このため、窪み部16と突出部17との位置が移動方向Aに沿う方向にずれた場合、十分な深さで窪み部16は突出部17を挿入させることが、本実施例の挿し込み部11aと比べると困難になる。
また、内壁18d及び内壁18fが平面視において円弧状の内壁18eに滑らかに続く直線状になっていない図8Cで表されるような形状の窪み部16を有する挿し込み部11aとすると、窪み部16の何れの領域おいても、対応する挿し込み部11aの中心部分から内壁18までの距離(例えば距離L1’’、L2’’及びL3’’)が等しくなるよう構成することはできる。このため、窪み部16と突出部17との位置が移動方向Aに沿う方向に多少ずれた場合でも、十分な深さで窪み部16は突出部17を挿入させることができる。しかしながら、本実施例の挿し込み部11aと比べると内壁18(内壁18d、18e及び18f)を形成する際の難易度が高くなる。
上記のように、本実施例の印刷装置1は、挿し込み部11aを有し、媒体Mを支持するトレイ4と、挿し込み部11aを挿し込み可能な挿し込み口13aを有し、着脱方向に沿ってトレイ4を着脱可能なステージ5と、を備えている。そして、固定部19は、挿し込み部11aが挿し込み口13aに対して固定位置まで挿し込まれた際、該固定位置で該挿し込み部11aを該挿し込み口13aに対して固定する。このため、固定位置で挿し込み部11aを挿し込み口13aに対して固定することで、ステージ5に対するトレイ4の位置ずれを抑制することができる構成になっている。
上記について、別の表現をすると、挿し込み部11aを有し、媒体Mを支持するトレイ4と、挿し込み部11aを挿し込み可能な挿し込み口13aを有し、着脱方向に沿ってトレイ4を着脱可能なステージ5と、を備える本実施例の印刷装置1を用いて実行可能な本実施例の支持部(トレイ4)の固定方法は、挿し込み部11aが挿し込み口13aに対して固定位置まで挿し込まれた際、該固定位置で該挿し込み部11aを該挿し込み口13aに対して固定する。このため、固定位置で挿し込み部11aを挿し込み口13aに対して固定することで、ステージ5に対するトレイ4の位置ずれを抑制することができる。
また、上記のように、本実施例の印刷装置1では、挿し込み部11aは窪み部16を有し、固定部19は挿し込み部11aが挿し込み口13aに対して固定位置まで挿し込まれた際に窪み部16に挿し込まれる突出部17を有する。すなわち、図7Bで表されるように、窪み部16に突出部17を挿し込むことで、固定位置で挿し込み部を挿し込み口に対して固定する。このため、本実施例の印刷装置1は、好適に、ステージ5に対するトレイ4の位置ずれを抑制することができる構成になっている。
また、図7Bで表されるように、突出部17は着脱方向Cと交差する方向から(押圧方向D1に沿って)窪み部16に挿し込まれる。このため、本実施例の印刷装置1は、ステージ5に対してトレイ4が着脱方向Cに位置ずれすることを、特に好適に、抑制することができる構成になっている。
また、図7A及び図7Bで表されるように、本実施例の印刷装置1は、挿し込み部11aを、窪み部16が突出部17に押圧される押圧方向D1に押圧する押圧部12を備えている。このため、押圧部12により窪み部16に突出部17を押圧することにより、好適に、固定位置で挿し込み部11aを挿し込み口13aに対して固定することができ、ステージ5に対するトレイ4の位置ずれを抑制することができる構成になっている。
なお、上記のように、本実施例の印刷装置1は、押圧方向D1とは逆の反対方向D2にトレイ4を押圧することで、固定位置における挿し込み口13aに対する挿し込み部11aの固定が解除される構成になっている。このため、簡易動作で固定解除できる構成になっている。
ここで、本実施例の押圧部12は、弾性力により挿し込み部11aを押圧する構成である。このため、押圧部12を簡単に構成している。具体的には、押圧部12における挿し込み部11と対向する側と逆側の端部に、弾性部材が取り付けられる構成である。弾性部材としては、板ばね、コイルばね等を用いることができる。ただし、押圧部12の構成に特に限定はない。
[実施例2](図9)
次に、実施例2の印刷装置1について、添付図面を参照して詳細に説明する。
図9は、実施例2の印刷装置1の要部である媒体支持ユニット2における固定部19の概略正面図を表しており、実施例1の印刷装置1の図7に対応する図である。そして、図7と同様、挿し込み部11aを挿し込み口13aに挿し込んだ状態を表している。また、図9のうち、図9Aは挿し込み部11aを挿し込み口13aに挿し込んだ直後の状態を表しており、図9Bは挿し込み部11aをステージ5に固定した状態を表している。別の表現をすると、図9は、挿し込み部11aを固定位置まで挿し込んだ状態を表している。つまり、図9Aは、挿し込み部11aを固定位置まで挿し込んだ状態を表しており、図9Bは、挿し込み部11aが固定位置で固定されている状態を表している。
なお、本実施例の印刷装置1は、固定部19の構成以外は実施例1の印刷装置1と同様の構成である。
次に、実施例2の印刷装置1について、添付図面を参照して詳細に説明する。
図9は、実施例2の印刷装置1の要部である媒体支持ユニット2における固定部19の概略正面図を表しており、実施例1の印刷装置1の図7に対応する図である。そして、図7と同様、挿し込み部11aを挿し込み口13aに挿し込んだ状態を表している。また、図9のうち、図9Aは挿し込み部11aを挿し込み口13aに挿し込んだ直後の状態を表しており、図9Bは挿し込み部11aをステージ5に固定した状態を表している。別の表現をすると、図9は、挿し込み部11aを固定位置まで挿し込んだ状態を表している。つまり、図9Aは、挿し込み部11aを固定位置まで挿し込んだ状態を表しており、図9Bは、挿し込み部11aが固定位置で固定されている状態を表している。
なお、本実施例の印刷装置1は、固定部19の構成以外は実施例1の印刷装置1と同様の構成である。
実施例1の印刷装置1は、挿し込み部11aを押圧方向D1に押圧する押圧部12を備え、押圧部12により窪み部16が突出部17に押圧されることで、挿し込み部11a(トレイ4)と挿し込み口13a(ステージ5)とが固定される構成であった。
一方、本実施例の印刷装置1は、図9A及び図9Bで表されるように、押圧部12を備えず、突出部17が先端程太い(幅広い)形状であり、窪み部16は開口部から深くなるにつれて幅広くなる形状をしている。そして、突出部17は可撓性に材料で構成されており、突出部17の先端は窪み部16の開口部よりも幅広になっている。このような構成により、作業者が図9Aの状態において押圧方向D1に挿し込み部11a(トレイ4)を押圧することにより窪み部16に突出部17が嵌ることで固定される構成(所謂スナップフィット構成)になっている。また、作業者が押圧方向D1とは逆の反対方向D2にトレイ4を押圧することで、窪み部16から突出部17が外れ、固定位置における挿し込み口13aに対する挿し込み部11aの固定が解除される構成になっている。
なお、本実施例の印刷装置1では、突出部17を可撓性の材料で構成したが、挿し込み部11a(挿し込み部11aの全体又は窪み部16の周辺)を可撓性の材料で構成してもよい。
このような構成の固定部19とすることによっても、実施例1の印刷装置1の固定部19と同様、ステージ5に対するトレイ4の位置ずれを抑制することができる。
一方、本実施例の印刷装置1は、図9A及び図9Bで表されるように、押圧部12を備えず、突出部17が先端程太い(幅広い)形状であり、窪み部16は開口部から深くなるにつれて幅広くなる形状をしている。そして、突出部17は可撓性に材料で構成されており、突出部17の先端は窪み部16の開口部よりも幅広になっている。このような構成により、作業者が図9Aの状態において押圧方向D1に挿し込み部11a(トレイ4)を押圧することにより窪み部16に突出部17が嵌ることで固定される構成(所謂スナップフィット構成)になっている。また、作業者が押圧方向D1とは逆の反対方向D2にトレイ4を押圧することで、窪み部16から突出部17が外れ、固定位置における挿し込み口13aに対する挿し込み部11aの固定が解除される構成になっている。
なお、本実施例の印刷装置1では、突出部17を可撓性の材料で構成したが、挿し込み部11a(挿し込み部11aの全体又は窪み部16の周辺)を可撓性の材料で構成してもよい。
このような構成の固定部19とすることによっても、実施例1の印刷装置1の固定部19と同様、ステージ5に対するトレイ4の位置ずれを抑制することができる。
なお、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれることは言うまでもない。
1…印刷装置、2…媒体支持ユニット、3…媒体搬送部、4…トレイ(支持部)、
5…ステージ(ベース部)、6…キャリッジ、7…印刷ヘッド、8…支持面、
9…レバー、10…枠部、11、11a、11b…挿し込み部、12…押圧部、
13、13a、13b…挿し込み口、14、14a、14b…ステージ5の上面部、
15…ステージ5の下面部、16…窪み部、
16a、16b、16c…窪み部16の領域、17…突出部、
18、18a、18b、18c、18d、18e、18f…窪み部16の内壁、
19…固定部、20…アーム部、M…媒体
5…ステージ(ベース部)、6…キャリッジ、7…印刷ヘッド、8…支持面、
9…レバー、10…枠部、11、11a、11b…挿し込み部、12…押圧部、
13、13a、13b…挿し込み口、14、14a、14b…ステージ5の上面部、
15…ステージ5の下面部、16…窪み部、
16a、16b、16c…窪み部16の領域、17…突出部、
18、18a、18b、18c、18d、18e、18f…窪み部16の内壁、
19…固定部、20…アーム部、M…媒体
Claims (7)
- 挿し込み部を有し、媒体を支持する支持部と、
前記挿し込み部を挿し込み可能な挿し込み口を有し、着脱方向に沿って前記支持部を着脱可能なベース部と、
前記挿し込み部が前記挿し込み口に対して固定位置まで挿し込まれた際、該固定位置で該挿し込み部を該挿し込み口に対して固定する固定部と、
を備えることを特徴とする印刷装置。 - 請求項1に記載の印刷装置において、
前記挿し込み部は、窪み部を有し、
前記固定部は、前記挿し込み部が前記挿し込み口に対して前記固定位置まで挿し込まれた際に、前記窪み部に挿し込まれる突出部を有することを特徴とする印刷装置。 - 請求項2に記載の印刷装置において、
前記突出部は、前記着脱方向と交差する方向から前記窪み部に挿し込まれることを特徴とする印刷装置。 - 請求項2又は3に記載の印刷装置において、
前記挿し込み部を、前記窪み部が前記突出部に押圧される押圧方向に押圧する押圧部を備えることを特徴とする印刷装置。 - 請求項4に記載の印刷装置において、
前記押圧部は、弾性力により前記挿し込み部を押圧することを特徴とする印刷装置。 - 請求項4又は5に記載の印刷装置において、
前記押圧方向とは逆方向に前記支持部を押圧することで、前記固定位置における前記挿し込み口に対する前記挿し込み部の固定が解除されることを特徴とする印刷装置。 - 挿し込み部を有し、媒体を支持する支持部と、前記挿し込み部を挿し込み可能な挿し込み口を有し、着脱方向に沿って前記支持部を着脱可能なベース部と、を備える印刷装置における前記支持部の固定方法であって、
前記挿し込み部が前記挿し込み口に対して固定位置まで挿し込まれた際、該固定位置で該挿し込み部を該挿し込み口に対して固定することを特徴とする支持部の固定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016021914A JP2017140710A (ja) | 2016-02-08 | 2016-02-08 | 印刷装置及び支持部の固定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016021914A JP2017140710A (ja) | 2016-02-08 | 2016-02-08 | 印刷装置及び支持部の固定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2017140710A true JP2017140710A (ja) | 2017-08-17 |
Family
ID=59628854
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2017140710A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019072980A (ja) * | 2017-10-19 | 2019-05-16 | セイコーエプソン株式会社 | 印刷装置及び支持部の固定方法 |
-
2016
- 2016-02-08 JP JP2016021914A patent/JP2017140710A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019072980A (ja) * | 2017-10-19 | 2019-05-16 | セイコーエプソン株式会社 | 印刷装置及び支持部の固定方法 |
US10639917B2 (en) | 2017-10-19 | 2020-05-05 | Seiko Epson Corporation | Printing apparatus and method of fixing support unit |
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