JP2018176681A - 印刷装置 - Google Patents

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daisuke Hiruma
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Abstract

【課題】支持部で支持される媒体が該支持部から浮いてしまうことを抑制する。
【解決手段】媒体Mに印刷を行う印刷部4と、媒体Mを支持する支持部分13と、媒体Mを支持部分13に向かう吸引方向Dに吸引する吸引室14と、が形成される支持部3と、を備え、吸引室14は、吸引方向Dにおける支持部分13よりも窪んだ位置に形成された底部23を有し、底部23は、吸引孔15が設けられる第1底部17と、吸引方向Dにおける第1底部17よりも浅い位置に形成された第2底部16と、を有する印刷装置1。
【選択図】図2

Description

本発明は、印刷装置に関する。
従来から、様々な印刷装置が使用されている。このような印刷装置においては、媒体を支持部で支持させ、支持部で支持された状態の媒体に印刷を行う構成が一般的である。このような構成の印刷装置では、支持部で支持された状態の媒体が浮き上がると印刷部と干渉する場合が有るので、媒体の浮きを抑制する手段を備えるものがある。
例えば、特許文献1には、シート(媒体)の支持部としてのプラテンにシートを吸引する吸引窪み(吸引室)が形成されたプリント装置(印刷装置)が開示されている。
特開2015−199208号公報
しかしながら、特許文献1に開示される印刷装置においては、吸引室による吸引力が不十分な場合が有った。これは、吸引室が効果的に媒体を吸引させることが可能な構成になっていないことに起因する。具体的には、吸引窪み(吸引室)における吸引口から離れた部分(吸引窪みの側壁に近い部分)では、吸引力が低下する傾向にある。このため、特許文献1に開示されるような従来の印刷装置においては、媒体が支持部から浮いてしまう場合があった。
そこで、本発明は、支持部で支持される媒体が該支持部から浮いてしまうことを抑制することを目的にする。
上記課題を解決するための本発明の第1の態様の印刷装置は、媒体に印刷を行う印刷部と、前記媒体を支持する支持部分と、前記媒体を前記支持部分に向かう吸引方向に吸引する吸引室と、が形成される支持部と、を備え、前記吸引室は、前記吸引方向における前記支持部分よりも窪んだ位置に形成された底部を有し、前記底部は、吸引孔が設けられる第1底部と、前記吸引方向における前記第1底部よりも浅い位置に形成された第2底部と、を有することを特徴とする。
本態様によれば、吸引室の底部は、吸引孔が設けられる第1底部と、吸引方向における第1底部よりも浅い位置に形成された第2底部と、を有する。吸引方向において吸引室の底が浅い方が、支持部に支持された媒体と該底との距離が近くなり、効果的に媒体を吸引させることができる。このため、支持部で支持される媒体が該支持部から浮いてしまうことを効果的に抑制することができる。
本発明の第2の態様の印刷装置は、前記第1の態様において、前記第1底部は、前記底部の中央部分に形成されていることを特徴とする。
本態様によれば、第1底部は底部の中央部分に形成されているので、効率的に吸引室全体の吸引力を強くすることができる。
本発明の第3の態様の印刷装置は、前記第1又は第2の態様において、前記底部は、前記第1底部の周囲に前記第2底部が形成されていることを特徴とする。
本態様によれば、第1底部の周囲に第2底部が形成されているので、吸引力を強くし難い底部の縁に近い部分の吸引力を効果的に強くすることができ、支持部で支持される媒体が該支持部から浮いてしまうことを特に効果的に抑制することができる。
本発明の第4の態様の印刷装置は、前記第1から第3のいずれか1つの態様において、前記第1底部は、端部の少なくとも一部が円弧形状になっていることを特徴とする。
本態様によれば、第1底部は端部の少なくとも一部が円弧形状になっているので、効率的に吸引室全体の吸引力を強くすることができる。
本発明の第5の態様の印刷装置は、前記第1から第4のいずれか1つの態様において、前記第2底部は、前記第1底部に向かう方向に形成される溝部を有することを特徴とする。
本態様によれば、第2底部は第1底部に向かう方向に形成される溝部を有するので、第2底部から吸引孔に向けて効果的に空気の流れを作ることができ、特に吸引室における第2底部と対向する領域において吸引力を強くすることができる。
本発明の第6の態様の印刷装置は、前記第1から第5のいずれか1つの態様において、前記支持部に対して着脱可能に構成されており、前記支持部に装着されることで前記吸引孔を覆う蓋部を備えることを特徴とする。
本態様によれば、支持部に対して着脱可能な蓋部を備えるので、媒体で覆われていない吸引室などの吸引が不要な吸引室の吸引孔を蓋部で覆うことができ、吸引が必要な吸引室の吸引力を効果的に強くすることができる。
本発明の第7の態様の印刷装置は、前記第6の態様において、前記蓋部は、前記吸引孔に対して着脱可能に構成されており、前記蓋部が前記吸引孔に装着された場合に、前記蓋部と、前記第1底部と前記第2底部との境界となる境界部と、の間に空隙ができるように構成されていることを特徴とする。
本態様によれば、蓋部が吸引孔に装着された場合に、蓋部と境界部との間に空隙ができるように構成されているので、該空隙に指を入れることが可能になり、蓋部を簡単に着脱することができる。
本発明の第8の態様の印刷装置は、前記第6又は第7の態様において、前記蓋部は、液体を受容可能な受容部を有していることを特徴とする。
本態様によれば、蓋部は液体を受容可能な受容部を有しているので、例えば、印刷に使用するインクなどの液体が飛散した場合でも、該液体を受容して簡単に廃棄できる。
本発明の実施例1に係る印刷装置の概略側面図。 本発明の実施例1に係る印刷装置の要部の概略斜視図。 本発明の実施例1に係る印刷装置の要部の概略斜視断面図。 本発明の実施例1に係る印刷装置の要部の概略図。 本発明の実施例1に係る印刷装置の要部の概略正面断面図。 本発明の実施例1に係る印刷装置の要部の概略正面断面図。 本発明の実施例1に係る印刷装置の要部の概略正面断面図。 本発明の実施例2に係る印刷装置の要部の概略正面断面図。 本発明の実施例3に係る印刷装置の要部の概略平面図。 本発明の実施例3に係る印刷装置の要部の概略正面断面図。 本発明の実施例4に係る印刷装置の要部の概略平面図。
以下に、本発明の一実施例に係る印刷装置について、添付図面を参照して詳細に説明する。
[実施例1](図1〜図7)
最初に、本発明の実施例1に係る印刷装置の概要について説明する。
図1は、本実施例に係る印刷装置1の概略側面図である。
本実施例の印刷装置1は、印刷を行うためのロール状の媒体MのロールR1を支持する支持軸2を備えている。そして、本実施例の印刷装置1は、媒体Mを搬送方向Aに搬送する際、支持軸2は回転方向Cに回転する。なお、本実施例では印刷面が外側になるように巻かれているロール式の媒体Mを使用しているが、印刷面が内側になるように巻かれているロール式の媒体Mを使用する場合は、支持軸2の回転方向Cとは逆回転してロールR1を送り出すことが可能である。
また、本実施例の印刷装置1は媒体Mとしてロール式の媒体を使用しているが、このようなロール式の媒体を使用する印刷装置に限定されない。例えば、単票式の媒体を用いてもよい。
また、本実施例の印刷装置1は、媒体Mを支持する支持部3を備えている。支持部3は、支持面12(図2及び図3参照)を有しており、媒体Mを支持面12で支持するように構成されている。さらに、本実施例の印刷装置1は、媒体Mの支持部3などからなる媒体Mの搬送経路を備えている。また、印刷装置1は、搬送経路において該媒体Mを搬送方向Aに搬送するための搬送ローラー対5を備えている。搬送ローラー対5は、駆動ローラー7と従動ローラー8とによって構成されている。
本実施例の印刷装置1では、駆動ローラー7は搬送方向Aと交差する走査方向Bに延びる1本のローラーで構成されており、従動ローラー8は駆動ローラー7と対向する位置において走査方向Bに複数並べて設けられている。
また、本実施例の印刷装置1は媒体Mをインクジェットヘッドである印刷部4に対して搬送方向Aに搬送させる搬送ローラー対5を有する印刷装置であるが、媒体Mと印刷部4とを相対移動させる機構を備えていればよく、媒体Mに対して印刷部4を移動させる所謂フラッドベッドタイプの印刷装置としてもよい。
なお、本実施例の印刷装置1の要部である、支持部3における印刷部4と対向する領域Sについての詳細は後述する。
支持部3の下部には、支持部3に支持された媒体Mを加熱可能な不図示のヒーターが設けられている。このように、本実施例の印刷装置1は、支持部3側から媒体Mを加熱可能なヒーターを備えているが、支持部3と対向する位置に設けられる赤外線ヒーター等を備えていてもよい。
また、本実施例の印刷装置1は、筐体部11の内部に、複数のノズルが設けられたノズル形成面の該ノズルからインクを吐出して画像を印刷するインクジェットヘッドとしての印刷部4と、該印刷部4を搭載して走査方向Bに往復移動可能なキャリッジ6と、を備えている。
なお、本実施例の印刷装置1では、支持部3上の印刷部4(ノズル形成面)と対向する位置における搬送方向Aは、水平方向である方向Yに沿う方向であり、印刷部4の走査方向Bは、水平方向であって方向Yと直交する方向Xに沿う方向であり、インクの吐出方向は、鉛直方向である方向Zに沿う方向(鉛直下方向)である。
ここで、上記のように、印刷部4は、搬送方向Aと交差する走査方向Bに往復移動しながら、搬送される媒体Mに不図示のノズルからインクを吐出して画像を印刷することが可能な構成である。このような構成の印刷部4を備えていることにより、本実施例の印刷装置1は、所定量(1パス分)媒体Mを搬送方向Aに搬送させることと、媒体Mを停止した状態で印刷部4を走査方向Bに移動させながらインクを吐出させることと、を繰り返すことで、媒体Mに所望の画像を形成可能である。
なお、本実施例の印刷装置1は、媒体Mの搬送と印刷部4の走査とを交互に繰り返して印刷を行う所謂シリアルプリンターであるが、媒体Mの幅方向に沿ってライン状にノズルが形成されたラインヘッドを使用して、連続的に媒体Mを搬送しながら連続的に印刷を行う所謂ラインプリンターであってもよい。さらには、例えば、転写式プリンターなど、インクジェットプリンター以外の印刷装置であってもよい。
また、印刷部4の搬送方向Aにおける下流側には、媒体MをロールR2として巻き取り可能な巻取軸10が備えられている。なお、本実施例では印刷面が外側になるように媒体Mを巻き取るので、媒体Mを巻き取る際、巻取軸10は回転方向Cに回転する。一方、印刷面が内側になるように巻き取る場合は、回転方向Cとは逆回転して巻き取ることが可能である。
また、支持部3における搬送方向Aにおける下流側の端部と、巻取軸10と、の間には、媒体Mとの接触部が走査方向Bに延設され、媒体Mに所望のテンションを付与することが可能なテンションバー9が設けられている。
次に、本実施例の印刷装置1の要部である、支持部3における印刷部4と対向する領域Sについて説明する。
ここで、図2及び図3は、本実施例の印刷装置1の要部である、支持部3における印刷部4と対向する領域Sの概略斜視図である。このうち、図3は、図2のα−α断面で切断した状態における断面図を表している。
図2及び図3で表されるように、本実施例の支持部3における印刷部4と対向する領域Sには、吸引孔15を有する吸引室14が設けられている。吸引孔15は不図示のポンプと繋がった負圧室18(図3参照)と繋がっており、負圧室18が該ポンプにより負圧とされることに伴い吸引室14に媒体Mが吸引される。詳細には、吸引室14の上側(底部23とは反対側)をカバーするように媒体Mが位置すると、吸引室14は密閉されて負圧になり、媒体Mは吸引室14に吸引される。支持面12には、吸引室14の周囲にリブ13が形成されており、吸引室14(吸引孔15)が媒体Mを吸引することにより媒体Mはリブ13で支持される。
なお、図2及び図3で表されるように、吸引室14の底部23は、吸引孔15が設けられる第1底部17と、吸引方向D(本実施例では方向Zに沿う方向)における第1底部17よりも浅い位置に形成された第2底部16と、を有している。
上記のように本実施例の印刷装置1は、媒体Mに印刷を行う印刷部4を備えているが、さらに、図2及び図3で表されるように、媒体Mを支持する支持部分としてのリブ13と、媒体Mをリブ13に向かう吸引方向Dに吸引する吸引室14と、が形成される支持部3と、を備えている。
そして、図2及び図3で表されるように、吸引室14は、吸引方向Dにおけるリブ13よりも窪んだ位置に形成された底部23を有している。また、該底部23は、吸引孔15が設けられる第1底部17と、吸引方向Dにおける第1底部17よりも浅い位置に形成された第2底部16と、を有している。
ここで、吸引方向Dにおいて吸引室14の底が浅い方が、支持部3に支持された媒体Mと該底との距離が近くなり、吸引孔15に向かう気流の流れを速くすることができる。速い気流の流れを作れば、該気流の流れに吸い寄せられる力が強くなり、効果的に媒体Mを吸引させることができる。そして、本実施例の印刷装置1は、吸引力が低下しやすい吸引孔15から離れた部分(第2底部16が形成されている部分)で媒体Mと該底との距離を近くしている。このため、本実施例の印刷装置1は、支持部3で支持される媒体Mが該支持部3から浮いてしまうことを効果的に抑制することができる構成になっている。
さらに、このような構成とすることで、第2底部16から第1底部17に流れる気流の流速が第1底部17に入ると同時に減速し、該気流と共に流れてきたインクミストが吸引室14内に滞留し、インクミストが吸引孔15から吸引されて負圧室18やポンプなどを汚すことを抑制できる。
また、図2及び図3で表されるように、本実施例の印刷装置1においては、第1底部17は、底部23の中央部分に形成されている。このため、本実施例の印刷装置1は、効率的に吸引室14全体の吸引力を強くすることができる構成になっている。
なお、「底部23の中央部分に形成されている」とは、底部23の中央部分を含む位置に形成されていることを意味し、第1底部17の中央部分が底部23の中央部分からずれている場合も含む意味である。
また、図2及び図3で表されるように、本実施例の印刷装置1においては、底部23は、第1底部17の周囲に第2底部16が形成されている。このため、本実施例の印刷装置1は、吸引力を強くし難い底部23の縁に近い部分の吸引力を効果的に強くすることができる構成になっており、支持部3で支持される媒体Mが該支持部3から浮いてしまうことを特に効果的に抑制することができる構成になっている。
また、図2及び図3で表されるように、本実施例の印刷装置1においては、第1底部17は、端部の少なくとも一部(本実施例においては搬送方向Aに沿う方向における両端部)が円弧形状になっている。このため、本実施例の印刷装置1は、吸引孔15に向かう気流の流れを効率的に吸引孔15に向けることができ、効率的に吸引室14全体の吸引力を強くすることができる構成になっている。
また、本実施例の印刷装置1は、各吸引孔15を蓋部22でふさぐことが可能になっている。別の表現をすると、印刷装置1は、支持部3に対して着脱可能に構成されており、支持部3に装着されることで吸引孔15を覆う蓋部22を備える。このため、例えば、幅の狭い媒体Mを使用する場合、媒体Mでカバーされない領域の吸引室14(吸引が不要な吸引室14)の吸引孔15を蓋部22でふさぎ、媒体Mでカバーされている領域の吸引室14の吸引力が低下しないようにする(吸引が不要な吸引室14から負圧室18に空気が流れ込むことを抑制することで、吸引が必要な吸引室14の吸引力の低下を抑制する)ことが可能な構成になっている。
また、蓋部22はユーザーが指で把持して各吸引孔15に対して着脱可能に構成されており、吸引室14は、蓋部22が吸引孔15に装着された場合に、蓋部22と、第1底部17と第2底部16との境界となる境界部26と、の間に空隙27ができるように構成されている。このため、本実施例の印刷装置1は、該空隙27に指を入れることが可能になっており、蓋部22を簡単に着脱することができる構成になっている。さらに、第1底部17の端部である境界部26が円弧形状になっていることで、特に該空隙27に指を挿入しやすく(蓋部22を把持しやすく)なっている。
次に、本実施例の印刷装置1で使用可能な上記の蓋部22の構成について説明する。
図4は、本実施例の印刷装置1の要部の構成部材の一つである蓋部22の概略図である。
図4で表されるように、本実施例の蓋部22は、ユーザーが指で把持する把持部22aと、蓋部22が吸引孔15に装着された場合に第1底部17に載置される載置部22bと、蓋部22が吸引孔15に装着された場合に該吸引孔15に挿入される挿入部22cと、を備えている。ただし、本実施例の蓋部22は、載置部22bを基準にして図中の上下方向に対応する吸引方向Dにおいて対称形状をしている(なお、吸引方向Dと交差する方向においても対称)。このため、挿入部22cを把持部22aとし、把持部22aを挿入部22cとして扱う(つまり、ユーザーが指で挿入部22cを把持し、把持部22aを吸引孔15に挿入する)こともできる。
ただし、蓋部22の構成はこのような構成に限定されない。
以下に、本実施例の印刷装置1で使用可能であって、上記の蓋部22とは形状の異なる蓋部21について説明する。
ここで、図5は、本実施例の印刷装置1の吸引孔15に蓋部21を装着した状態の吸引室14を表す概略正面断面図である。
図5で表されるように、本実施例の蓋部21は、把持部としての役割を兼ねる載置部21bと、吸引孔15に挿入される挿入部21cと、を備えている。そして、蓋部21の上面部21aは、リブ13と高さ(支持面12と交差する方向である吸引方向Dにおける位置)が揃えられている。このため、蓋部21の上面部21aにおいても媒体Mを支持することができる。蓋部21が吸引孔15に装着されている吸引室14は、基本的には媒体Mでカバーされない吸引室14であるので、媒体Mを支持する状態にはならない。しかし、媒体Mによって部分的に覆われる吸引室14(媒体Mで完全には覆われない吸引室14)があった場合、この吸引室14の吸引孔15はふさぐことが好ましい。このとき、蓋部21を用いることで、蓋部21で吸引孔15をふさぎつつ、蓋部21で媒体Mを支持することができる構成となる。もし、媒体Mによって部分的に覆われる吸引室14があった場合に、蓋部21で媒体Mを支持しないと、媒体Mが吸引室14に落ち込んで変形するおそれがある。したがって、蓋部21を使用することで、媒体Mによって部分的に覆われる吸引室14があった場合でも、媒体Mの変形を効果的に抑制することができる。
次に、本実施例の印刷装置1で使用可能であって、上記の蓋部22及び蓋部21とはさらに形状の異なる蓋部19について説明する。
ここで、図6は、本実施例の印刷装置1の吸引孔15に蓋部19を装着した状態の吸引室14を表す概略正面断面図である。
本実施例の蓋部19は、液体を受容可能な多孔質のスポンジで形成され、図6で表されるように、蓋部19で吸引室14が覆われている。蓋部19が多孔質のスポンジで形成されているため、蓋部19は吸引孔15からの空気の流れを遮断しない構成となっている。なお、本実施例の蓋部19は、吸引室14の全体を覆うことが可能な大きさであるが、このような大きさに限定されず、例えば、第1底部17にのみ配置される大きさであってもよい。また、蓋部19の全体ではなく、一部がスポンジで形成される構成であってもよい。なお、本実施例の蓋部19のように、蓋部が吸引孔15からの空気の流れを遮断しない(底部23側から反対側へ連通する)構成とすることで、液体の受容部としての蓋部がインクミストなどを効果的に受容することも可能になる。
次に、本実施例の印刷装置1で使用可能であって、上記の蓋部22、蓋部21及び蓋部19とはさらに形状の異なる蓋部20について説明する。
ここで、図7は、本実施例の印刷装置1の吸引孔15に蓋部20を装着した状態の吸引室14を表す概略正面断面図である。
本実施例の蓋部20は、液体を受容可能な凹部を有する容器として形成され、図7で表されるように、蓋部20で吸引室14が覆われている。なお、本実施例の蓋部20は、吸引室14の全体を覆うことが可能な大きさであるが、このような大きさに限定されず、例えば、第1底部17にのみ配置される大きさであってもよい。
蓋部19及び蓋部20のように、蓋部が液体を受容可能な受容部(スポンジ部分や凹部)を有する構成であれば、例えば、印刷に使用するインクなどの液体が飛散した場合でも、該液体を受容することができる。そして、蓋部を支持部3(具体的には吸引室14)から取り外すことで、受容部で受容した液体を簡単に廃棄できる。また、媒体Mの幅方向(走査方向Bに対応)の端部に対応する位置の吸引室14に受容部を配置することで、所謂縁なし印刷(媒体Mの幅方向の端部にも印刷を行うこと)の際のインクの受容部とすることもできる。
なお、「受容部」とは、蓋部19のように液体を吸収する構成のものや蓋部20のように液体を溜める構成のものなど、液体を受容可能のものであればよい意味であり、受容部の構成に特に限定は無い。
次に、上記実施例1以外の実施例について説明する。
[実施例2](図8)
図8は、実施例2の印刷装置1の要部である吸引室114を表す概略正面断面図であり、実施例1の印刷装置1における図5〜図7に対応する図である。
なお、本実施例の印刷装置1は、吸引室114の構成以外は全て実施例1の印刷装置1と同様の構成である。
実施例1の印刷装置1の吸引室14は、底部23が2段(第1底部17及び第2底部16)で形成されていた。一方、図8で表されるように、本実施例の印刷装置1の吸引室114は、底部123が3段(第1底部24、第2底部28、第3底部29)で形成されている。
ただし、吸引室114の底部123が4段以上で形成されていてもよい。
[実施例3](図9及び図10)
図9は、実施例3の印刷装置1の要部である吸引室214を表す概略平面図である。図10は、実施例3の印刷装置1の要部である吸引室214を表す概略正面断面図であり、図9のβ−β断面で切断した状態における断面図を表している図である。
なお、本実施例の印刷装置1は、吸引室214の構成以外は全て実施例1及び実施例2の印刷装置1と同様の構成である。
図9及び図10で表されるように、本実施例の印刷装置1においては、吸引室214は底部223を有しており、底部223は、第1底部217及び第2底部216を有している。このとき、第2底部216に、第1底部217に向かう方向に形成される溝部25が形成されている。このため、本実施例の印刷装置1は、第2底部216から吸引孔15に向けて効果的に空気の流れを作る(溝部25において特に速い気流の流れを作る)ことができる構成になっており、特に吸引室214における第2底部216と対向する領域において吸引力を強くすることができる構成になっている。
なお、本実施例の印刷装置1では、第2底部216に溝部25が形成され、溝部25の最下部25bが第1底部217の高さとほぼ同じになっている。このため、溝部25の最上部25a(すなわち第2底部16との境界部分)を第2底部の一部、溝部25の最下部25bを第1底部の一部と考えることができる。一方、リブ13の高さの位置に溝部25を形成し、溝部25の最下部25bが第1底部217よりも高くなる構成としてもよい。このような構成の場合、溝部25の最下部25bを第2底部と考えることができる。すなわち、第1底部及び第2底部の一方を溝部だけで構成してもよく、溝部の形成される高さによって、該溝部の最下部が第1底部にも第2底部にもなり得る。
溝部25の構成は、実施例3の印刷装置1の溝部25のような構成に限定されない。以下に、実施例3の溝部25とは異なる構成の溝部25を有した印刷装置1について説明する。
[実施例4](図11)
図11は、実施例4の印刷装置1の要部である吸引室314を表す概略平面図であり、実施例3の印刷装置1における図9に対応する図である。
なお、本実施例の印刷装置1は、吸引室314の構成以外は全て実施例1〜実施例3の印刷装置1と同様の構成である。
図11で表されるように、本実施例の印刷装置1においては、吸引室314は底部323を有しており、底部323は、第1底部317及び第2底部316を有している。このとき、第2底部316に、第1底部317に向かう方向に形成される溝部25が、吸引孔15を基準にして放射状に形成されている。このような構成とすることで、特に効果的に第2底部316から吸引孔15に向けて空気の流れを作ることができる。
なお、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれることは言うまでもない。
例えば、蓋部の紛失を抑制するため、蓋部を印刷装置1の構成要素に紐などで固定している構成などとしてもよい。
1…印刷装置、2…支持軸、3…支持部、4…印刷部、5…搬送ローラー対、
6…キャリッジ、7…駆動ローラー、8…従動ローラー、9…テンションバー、
10…巻取軸、11…筐体部、12…支持面、13…リブ(支持部分)、14…吸引室、
15…吸引孔、16…第2底部、17…第1底部、18…負圧室、19…蓋部、
20…蓋部、21…蓋部、21a…上面部、21b…載置部、21c…挿入部、
22…蓋部、22a…把持部、22b…載置部、22c…挿入部、23…底部、
24…第1底部、25…溝部、25a…溝部25の最上部、
25b…溝部25の最下部、26…境界部、27…空隙、28…第2底部、
29…第3底部、M…媒体、114…吸引室、123…底部、214…吸引室、
216…第2底部、217…第1底部、223…底部、314…吸引室、
316…第2底部、317…第1底部、323…底部、R1…媒体Mのロール、
R2…媒体Mのロール、S…支持部3における印刷部4と対向する領域

Claims (8)

  1. 媒体に印刷を行う印刷部と、
    前記媒体を支持する支持部分と、前記媒体を前記支持部分に向かう吸引方向に吸引する吸引室と、が形成される支持部と、を備え、
    前記吸引室は、前記吸引方向における前記支持部分よりも窪んだ位置に形成された底部を有し、
    前記底部は、吸引孔が設けられる第1底部と、前記吸引方向における前記第1底部よりも浅い位置に形成された第2底部と、を有することを特徴とする印刷装置。
  2. 請求項1に記載の印刷装置において、
    前記第1底部は、前記底部の中央部分に形成されていることを特徴とする印刷装置。
  3. 請求項1又は2に記載の印刷装置において、
    前記底部は、前記第1底部の周囲に前記第2底部が形成されていることを特徴とする印刷装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の印刷装置において、
    前記第1底部は、端部の少なくとも一部が円弧形状になっていることを特徴とする印刷装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の印刷装置において、
    前記第2底部は、前記第1底部に向かう方向に形成される溝部を有することを特徴とする印刷装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の印刷装置において、
    前記支持部に対して着脱可能に構成されており、前記支持部に装着されることで前記吸引孔を覆う蓋部を備えることを特徴とする印刷装置。
  7. 請求項6に記載の印刷装置において、
    前記蓋部は、前記吸引孔に対して着脱可能に構成されており、
    前記蓋部が前記吸引孔に装着された場合に、前記蓋部と、前記第1底部と前記第2底部との境界となる境界部と、の間に空隙ができるように構成されていることを特徴とする印刷装置。
  8. 請求項6又は7に記載の印刷装置において、
    前記蓋部は、液体を受容可能な受容部を有していることを特徴とする印刷装置。
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