JP2003118117A - インクジェットヘッド,気泡抜き装置を伴うインクジェットヘッド,そしてインクジェット式印刷装置 - Google Patents

インクジェットヘッド,気泡抜き装置を伴うインクジェットヘッド,そしてインクジェット式印刷装置

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  • Ink Jet (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】インク噴出口を下に向けて使用されインク噴出
用オリフィス及びインク室内のインク中の気泡を容易に
排除出来るインクジェットヘッド,気泡抜き装置を伴う
上記ヘッド,そして上記ヘッドを使用した印刷装置を提
供することである。 【解決手段】上記印刷装置は:記録媒体搬送装置と;上
記搬送装置により搬送され対面している媒体に所望の画
像を形成するインクジェットヘッド10と;上記ヘッド
中のインクからの気泡抜き装置12と;を備える。上記
ヘッドは:外部からインク32が供給される室10a
と;上記室の下方のオリフィス26と;オリフィスの下
向き開口からインクを噴出させる要素28と;上記室の
上部と連通し上記開口近傍に開口した気泡抜き路30
と;を含んでいて;そして、上記気泡抜き装置は、オリ
フィスの上記開口からのインク噴出中に、上記室との上
記気泡抜き路の連通開口を介して上記気泡抜き路及び上
記室の上部からインクを吸引する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、インクジェット
ヘッド,インクジェットヘッド中の気泡を取り除く為の
気泡抜き装置を伴うインクジェットヘッド,そしてイン
クジェットヘッドを使用したインクジェット式印刷装置
に関係している。
【0002】
【従来の技術】インク溜まり室と、インク溜まり室に連
通した一端と外部空間に開口した他端とを含む少なくと
も1つのオリフィスと、オリフィスに設けられオリフィ
ス中のインクを上記他端の開口から噴出させる為のイン
ク噴出駆動要素と、を備えているインクジェットヘッド
は、従来から良く知られている。
【0003】インクジェットヘッドを使用したインクジ
ェット式印刷装置は、カラー印刷のための構成が簡易で
あり、動作時に生じる騒音が小さく、そして印刷速度が
速い等の利点を有している。
【0004】特公平2−51734号公報及び特開昭6
4−90754号公報の夫々は、インクジェットヘッド
を開示している。特公平2−51734号公報のインク
ジェットヘッドはインク噴出駆動要素として圧電素子を
使用しており、特開昭64−90754号公報のインク
ジェットヘッドはインク噴出駆動要素として発熱抵抗体
を使用している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】インクジェットヘッド
は、インク噴出駆動要素によりそれが設けられているオ
リフィス中のインクに圧力のような運動エネルギーを与
え、その結果としてオリフィス中のインクを上記他端の
開口から噴出させる。しかしながら、オリフィス中やイ
ンク溜まり室中においてオリフィスの上記一端の近傍の
インクに気泡が含まれていると、インク噴出駆動要素に
よりインクに加えられた圧力は上記気泡により吸収さ
れ、その結果としてオリフィス中のインクが上記他端の
開口から噴出しなくなる。また、オリフィスに連通して
いるインク溜まり室中のインクに気泡が含まれている場
合でも、上記圧力の適切な発生やインク溜まり室からオ
リフィスへのインクの供給に不具合が生じることがあ
る。
【0006】オリフィス中やインク溜まり室中のインク
中への気泡の混入は、外部からインク溜まり室中へとイ
ンクを供給する時に生じ易い。また、インクジェットヘ
ッドの使用中にオリフィスの上記他端の開口を介して外
部空間の空気がオリフィス中やインク溜まり室中のイン
ク中へと混入することもある。
【0007】従来のインクジェットヘッドにおいては、
オリフィス中やインク溜まり室中のインク中に混入した
気泡を外部空間に排除する為に、所望の印字動作終了後
に、インク溜まり室中のインクに外部から圧力を負荷し
てオリフィス中のインクを上記他端の開口を介して外部
空間中へと押し出したり、あるいは、オリフィス中のイ
ンクに上記他端の開口を介して負圧を負荷してオリフィ
ス中のインクを上記他端の開口を介して外部空間中へと
吸い出したりしている。
【0008】このような従来の混入気泡排除操作では、
オリフィス中の少量のインクから混入気泡を排除するこ
とは比較的容易である。しかしながら、インク溜まり室
中の多量のインク中の混入気泡を排除することは、イン
ク溜まり室中の多量のインクを排出することを必要とす
るばかりでなく、それでも多量のインク中の混入気泡を
排除することは困難である。
【0009】特公平6−11542号公報には、水平方
向にインクを噴出するインクジェットヘッドにおけるイ
ンク溜まり室中の多量のインク中に含まれている気泡を
外部空間中に容易に効率よく排出する為の構成が開示さ
れている。ここにおいては、インクジェットヘッド中に
インク噴出用オリフィスが水平に配置されていて、イン
ク噴出用オリフィスの一端がインク溜まり室に連通され
ていて他端は外部空間に開口している。インクジェット
ヘッド中にはさらに、インク噴出用オリフィスとは独立
してインク噴出用オリフィスの上方に気泡排出路が水平
に設けられていて、気泡排出路の一端はインク溜まり室
に連通されていて他端は上方に向けられて外部空間に開
口している。
【0010】しかしながら、特公平6−11542号公
報のインクジェットヘッドの混入気泡排除構造は、イン
クジェットヘッドがインク噴出用オリフィスを略水平に
して使用することを前提として構成されているので、イ
ンクジェットヘッドがインク噴出用オリフィスの他端部
の開口を下向きにして使用される場合には、うまく機能
しない。
【0011】インク噴出用オリフィスの他端部の開口を
下向きにした状態でインクジェットヘッドを使用するイ
ンクジェット式印刷装置は、インク噴出用オリフィスの
他端部の開口からのインクの噴出に重力を利用すること
が出来るので、インク噴出駆動要素の構造を簡易にする
ことが出来るという利点を有している。このインクジェ
ット式印刷装置はまた、所望の画像を形成する記録媒体
に所望の画像を形成する間に上記記録媒体を水平な状態
に保ったままにして置くことが容易に出来るので、上記
記録媒体の表面に歪みを生じさせることなく所望の画像
を上記記録媒体の表面に精密に印刷することが出来ると
いう利点を有している。
【0012】この発明は上記事情の下でなされ、この発
明の目的は、インク噴出用オリフィスの他端部の開口を
下向きにした状態で使用されるインクジェットヘッドで
あって、インク噴出用オリフィス中のインク中の気泡を
容易に排除することが出来るばかりでなく、インク溜ま
り室中の気泡も容易に排除することが出来るインクジェ
ットヘッドを提供することである。
【0013】さらに、このようなインクジェットヘッド
中の気泡を取り除く為の気泡抜き装置を伴うインクジェ
ットヘッド,そしてこのようなインクジェットヘッドを
使用したインクジェット式印刷装置を提供することも本
願の発明の目的である。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、この発明の複数の実施の形態においては、外部から
インクが供給されるインク溜まり室を有した部材を備え
ているインクジェットヘッドが提供されている。そして
上記部材は:インク溜まり室の下方に設けられ、インク
溜まり室に連通した一端と上記一端の下方で外部空間に
開口した他端とを含む少なくとも1つのオリフィスと;
上記オリフィスに対応して設けられ、オリフィス中のイ
ンクを上記他端の開口から噴出させる為のインク噴出駆
動要素と;そして、上記インク溜まり室の上部と連通し
た一端と上記オリフィスの上記他端の開口の近傍に開口
した他端とを含む気泡抜き路と;を含んでいる。
【0015】上記目的を達成する為に、この発明の複数
の実施の形態においては、外部からインクが供給される
インク溜まり室を有した部材を備えており、インクジェ
ットヘッド中の気泡を取り除く為の気泡抜き装置を伴う
インクジェットヘッドが提供されている。そして上記部
材は:インク溜まり室の下方に設けられ、インク溜まり
室に連通した一端と上記一端の下方で外部空間に開口し
た他端とを含む少なくとも1つのオリフィスと;上記オ
リフィスに対応して設けられ、オリフィス中のインクを
上記他端の開口から噴出させる為のインク噴出駆動要素
と;そして、上記インク溜まり室の上部と連通した一端
と上記オリフィスの上記他端の開口の近傍に開口した他
端とを含む気泡抜き路と;を有している。また、上記気
泡抜き装置は、オリフィスの上記他端の開口からのイン
ク噴出駆動要素によるインクの噴出が行なわれていない
間に、気泡抜き路の上記他端の開口を介して気泡抜き路
及びインク溜まり室の上部からインクを吸引する。
【0016】上記目的を達成する為に、この発明の複数
の実施の形態においては、記録媒体に所望の画像を形成
するインクジェット式印刷装置が提供されている。この
インクジェット式印刷装置は:記録媒体を搬送する記録
媒体搬送装置と;記録媒体搬送装置により搬送されてい
る記録媒体に対面し、搬送されている記録媒体に所望の
画像を形成するインクジェットヘッドと;そして、イン
クジェットヘッド中の気泡を取り除く為の気泡抜き装置
と;を備えている。また、上記インクジェットヘッド
が、外部からインクが供給されるインク溜まり室を有し
た部材を備えている。そして上記部材は:インク溜まり
室の下方に設けられ、インク溜まり室に連通した一端と
上記一端の下方で外部空間に開口した他端とを含む少な
くとも1つのオリフィスと;上記オリフィスに対応して
設けられ、オリフィス中のインクを上記他端の開口から
噴出させる為のインク噴出駆動要素と;そして、上記イ
ンク溜まり室の上部と連通した一端と上記オリフィスの
上記他端の開口の近傍に開口した他端とを含む気泡抜き
路と;を有している。さらに、上記気泡抜き装置は、オ
リフィスの上記他端の開口からのインク噴出駆動要素に
よるインクの噴出が行なわれていない間に、気泡抜き路
の上記他端の開口を介して気泡抜き路及びインク溜まり
室の上部からインクを吸引する。
【0017】以下、この発明の種々の実施の形態に従っ
たインクジェットヘッド及びこれらのインクジェットヘ
ッドと組み合わされて使用される気泡抜き装置を伴うイ
ンクジェット式印刷装置の構成を添付の図面を参照しな
がら詳細に説明する。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の一実施の形態
に従ったインクジェットヘッド10及びこのインクジェ
ットヘッド10と組み合わされて使用される気泡抜き装
置12を伴うインクジェット式印刷装置14の構成を概
略的に示している。
【0019】インクジェット式印刷装置14は、記録媒
体16に所望の画像を形成するよう構成されていて、記
録媒体16を所定の方向(図1に矢印Xで示す)に所定
の速度で間欠的に搬送する記録媒体搬送装置18を備え
ている。この実施の形態では、記録媒体16は所定の寸
法及び形状を有したシート状の紙であり、そして記録媒
体搬送装置18は複数の記録媒体搬送ローラ対を含む。
複数の記録媒体搬送ローラ対の夫々は、図示されていな
い回転駆動駆動源から回転力を伝達されるとともに回転
速度を制御されており、このような記録媒体搬送装置1
8は当該技術分野において広く知られている。ここにお
いて、記録媒体搬送装置18は記録媒体16を水平状態
に搬送する。
【0020】記録媒体搬送装置18は、さらに、所定の
2組の記録媒体搬送ローラ対の間にこの所定の2組の記
録媒体搬送ローラ対の間の記録媒体16の水平な移動軌
跡に対し平行に広がった記録媒体支持案内面20aを有
したプラテン20を含んでいる。プラテン20の記録媒
体支持案内面20aは、所定の2組の記録媒体搬送ロー
ラ対の間の記録媒体16の水平な移動軌跡に隣接してお
り、この結果として、所定の2組の記録媒体搬送ローラ
対の間を搬送されている記録媒体16はプラテン20の
記録媒体支持案内面20aにより水平状態に支持されて
いて下方に撓まない。
【0021】インクジェットヘッド10は、上記所定の
2組の記録媒体搬送ローラ対の間の記録媒体16の部分
の上方で記録媒体16の上記部分に対し記録媒体16の
所定の搬送方向(図1に矢印Xで示す)に対し水平に直
交する2方向(図1に矢印Y,Y’で示す)に所定の速
度で往復移動可能にインクジェッドヘッド駆動装置22
により支持されている。
【0022】インクジェットヘッド10はインク供給装
置24に接続されていて、インク供給装置24から所望
の色のインクが供給されている。インクジェットヘッド
10はプラテン20上の記録媒体16の部分に向かい開
口した複数のオリフィスをその下面に有しており、複数
のオリフィスのこれらの開口は記録媒体16の所定の搬
送方向(図1に矢印Xで示す)に沿い相互に所定の間隔
で配置されている。
【0023】上記所定の2組の記録媒体搬送ローラ対の
間で所定の時間だけ記録媒体16の搬送が止められてい
る間に、インクジェットヘッド10はインクジェッドヘ
ッド駆動装置22により上記水平に直交する2方向(図
1に矢印Y,Y’で示す)またはいずれかの一方向に所
定の速度で移動される。そしてこの移動の間に、インク
ジェッドヘッド駆動装置22はまた、停止している記録
媒体16の上記部分上の上記水平に直交する2方向にお
ける複数の所定の位置で上記複数のオリフィス開口中の
所定の1つまたは複数からインクを記録媒体16の上記
部分に向かい噴出させるようインクジェットヘッド10
を制御する。この結果として、停止している記録媒体1
6の上記部分上でインクジェットヘッド10が通過した
領域に所望のインク画像が形成される。
【0024】次に、記録媒体搬送装置18は、記録媒体
16を上記所定の速度で所定の時間搬送した後に搬送を
一時停止させ、ここでまた停止されている記録媒体16
の上記部分の上面上にインクジェッドヘッド駆動装置2
2によりインクジェットヘッド10が上記2方向または
いずれか一方向に移動されインクを噴射させられること
により、前述したように停止している記録媒体16の上
記部分上でインクジェットヘッド10が通過した領域に
所望のインク画像が形成される。
【0025】記録媒体搬送装置18により記録媒体16
が間欠的に一回分搬送される距離は、所定の記録媒体搬
送方向(図1に矢印Xで示す)におけるインクジェット
ヘッド10の上記複数のオリフィス開口中の最大離間距
離に等しく設定されている。
【0026】従って、記録媒体搬送装置18により記録
媒体16が上記所定の2組の記録媒体搬送ローラ対の間
のプラテン20の記録媒体支持案内面20a上を上述し
た如く所定の搬送速度で間欠的に搬送されている間に、
インクジェッドヘッド駆動装置22によりインクジェッ
トヘッド10が上記水平に直交する2方向(図1に矢印
Y,Y’で示す)またはいずれかの一方向に所定の速度
で繰り返し間欠的に移動されるとともに上記複数のオリ
フィス開口中の所定の1つまたは複数からインクを記録
媒体16の上記部分に向かい噴出させることにより、記
録媒体16の上記部分の上面における所望の領域に所望
の画像を形成することが出来る。
【0027】上記水平に直交する2方向(図1に矢印
Y,Y’で示す)におけるインクジェットヘッド10の
移動範囲は、この方向における上記所定の2組の記録媒
体搬送ローラ対の間のプラテン20の記録媒体支持案内
面20aやその上の記録媒体16の上記部分の寸法(通
常、幅寸法という)よりも大きく設定されている。上記
移動範囲において、プラテン20の記録媒体支持案内面
20aやその上の記録媒体16の上記部分の幅方向に位
置する両側縁のいずれか一方の外側の所定の位置におい
て、この所定の位置に配置されたインクジェットヘッド
10の下面に対面するよう気泡抜き装置12が配置され
ている。気泡抜き装置12は、インクジェットヘッド1
0中の気泡を取り除く為に使用される。
【0028】上記所定の位置は、メインテナンス位置ま
たはレスト位置と呼ばれる。
【0029】上記移動範囲は、メインテナンス位置また
はレスト位置のさらに外側にホーム位置を有している。
インクジェットヘッド10が所定時間以上使用されない
時、インクジェットヘッド10はホーム位置に配置され
る。
【0030】次に、図2を参照しながらインクジェット
ヘッド10の構成について詳細に説明する。図2は、図
1のII−II切断線に沿ったこの発明の一実施の形態
に従ったインクジェットヘッド10の概略的な縦断面図
である。なお、図2には、インクジェットヘッド10の
内部構造を明瞭に示すために、インクが示されていな
い。
【0031】インクジェットヘッド10は、インク溜ま
り室10aを有した本体10bを備えている。本体10
bにはインク溜まり室10aの上部において外部空間に
開口したインク導入口10cが形成されている。インク
導入口10cはインク供給装置24(図1参照)に連通
されていて、インク供給装置24からのインクはインク
導入口10cを介してインク溜まり室10a中に供給さ
れる。
【0032】インクジェットヘッド10はさらに、本体
10bにおいてインク溜まり室10aの下方に所定の配
列で設けられた複数のオリフィス26を備えている。複
数のオリフィス26は図1の記録媒体搬送方向Xに沿い
所定の間隔で配置されており、夫々が相互に同じ寸法形
状を有している。夫々のオリフィス26は、インク溜ま
り室10aに連通した一端と上記一端から下方に向かい
直線状に延出し本体10bの下面10dで外部空間に開
口した他端とを有している。
【0033】複数のオリフィス26の夫々には、上記他
端の開口から所定の距離の位置にインク噴出駆動要素2
8が設けられている。インク噴出駆動要素28は、それ
が対応するオリフィス26中にインクが満たされている
間に対応するオリフィス26中のインクに所定の運動エ
ネルギーを与えることにより上記他端の開口からインク
を所定の圧力で噴出させる。
【0034】複数のオリフィス26中の複数のインク噴
出駆動要素28の動作は、インクジェットヘッド駆動装
置22(図1参照)により制御される。
【0035】この実施の形態において、インク噴出駆動
要素28は発熱抵抗体である。発熱抵抗体のインク噴出
駆動要素28は、それが対応しているオリフィス26中
にインクが満たされている間にインクジェットヘッド駆
動装置22(図1参照)により瞬間的に発熱される。発
熱されたインク噴出駆動要素28に対応しているインク
中には気泡が生じ、この気泡が生じさせた所定の圧力に
より、それが対応しているオリフィス26中でインク噴
出駆動要素28(気泡発生位置)からオリフィス26の
上記他端の開口までの範囲中の所定量のインクに所定の
運動エネルギーが負荷され、上記所定量のインクを上記
他端の開口から下方に向かい噴出させる。
【0036】インクジェットヘッド10の本体10bに
はまた、複数のオリフィス26に対し複数のオリフィス
26の配列方向における両側に1対の気泡抜き路30が
設けられている。1対の気泡抜き路30の夫々は、複数
のオリフィス26の夫々と同じ方向に延出しており、イ
ンク溜まり室10aの上部と連通した一端と複数のオリ
フィス26の他端の開口に対し上記他端の開口の配列方
向におけるいずれかの側に隣接して配置された他端とを
含んでいる。
【0037】このように構成されているインクジェット
ヘッド10の複数のオリフィス26やインク溜まり室1
0aにインクが満たされておらず、これらをインクで満
たす必要がある時には、インクジェットヘッド10が前
述したホーム位置に配置されている間に、図3中に示さ
れている如く、インク供給装置24からインク導入口1
0cを介してインク32をインクジェットヘッド10の
インク溜まり室10aに供給する。複数のオリフィス2
6に向かったインク32は表面張力のおかげで複数のオ
リフィス26の上記他端の開口から外部空間には漏れ
ず、複数のオリフィス26を満たす。
【0038】インク供給装置24からインク導入口10
cを介してインクジェットヘッド10のインク溜まり室
10aに供給されるインク32の量が増えつづけると、
インク溜まり室10a中の空気はインク溜まり室10a
の上部から1対の気泡抜き路30を介して外部空間中に
排出される。従って、図4中に示されている如く、イン
ク導入口10cを越えてもなおインク溜まり室10aの
上部に向かいインク32が増えつづけることが出来る。
【0039】インク溜まり室10aの上端に到達したイ
ンク32が1対の気泡抜き路30にも流出し、1対の気
泡抜き路30を満たすと、インク供給装置24からイン
ク導入口10cを介してのインク溜まり室10a中への
インク32の供給が停止する。この時、1対の気泡抜き
路30の上記他端の開口からは表面張力のおかげでイン
ク32は流出しない。
【0040】インク32の供給が停止した時、図5中に
示されている如く、インク溜まり室10aの上部には1
対の気泡抜き路30を介して外部空間にうまく排出され
なかった気泡34が残る。また、複数のオリフィス26
中にも気泡が残っている可能性がある。
【0041】次に、インクジェットヘッド10は、これ
らの気泡34を外部空間に排出する為に、図1を参照し
ながら前述されたメインテナンス位置又はレスト位置に
配置される。メインテナンス位置又はレスト位置におい
て、図5中に示されている如く、インクジェットヘッド
10の下面10dに気泡抜き装置12が密着される。
【0042】気泡抜き装置12は、上記下面の1対の気
泡抜き路30の上記他端開口に対面する1対の気泡抽出
開口12a及び上記下面で1対の気泡抜き路30に挟ま
れた領域にある複数のオリフィス26の上記他端の開口
に対面する1つのオリフィス用気泡抽出開口(図示され
ていない)を有している。
【0043】気泡抜き装置12は、1対の気泡抽出開口
12a及びこれらの間の上記1つのオリフィス用気泡抽
出開口(図示されていない)を介して、インクジェット
ヘッド10の1対の気泡抜き路30中及びインク溜まり
室10aの上部からインク32を吸引するとともに、複
数のオリフィス26中からもインク32を吸引し、これ
らに存在していた気泡34を上述した如く吸引したイン
ク32とともに図示されていない廃棄インク受け中に排
出することが出来る。
【0044】上記吸引は所定時間行なわれ、上記所定時
間内には発明者の経験によればインクジェットヘッド1
0の1対の気泡抜き路30中、インク溜まり室10a
中、そして複数のオリフィス26中から気泡抜き装置1
2により気泡34が完全に抽出される。
【0045】なお、気泡抜き装置12によりインクジェ
ットヘッド10の1対の気泡抜き路30中、インク溜ま
り室10a中、そして複数のオリフィス26中から排出
されたインク32は、インク供給装置24からのインク
導入口10cを介した新たなインク32の供給により補
償される。この補償の間にインク供給装置24からイン
ク溜まり室10a中に供給されるインク32は空気を伴
わないので、インク溜まり室10に気泡34が生じな
い。
【0046】1対の気泡抜き路30、インク溜まり室1
0a、そして複数のオリフィス26が気泡を含まないイ
ンク32により満たされているインクジェットヘッド1
0が図6中に示されている。
【0047】この実施の形態において気泡抜き装置12
は、インクジェットヘッド10の1対の気泡抜き路30
に対応した1対の気泡抽出開口12aにおける気泡抽出
作業と、インクジェットヘッド10の複数のオリフィス
26に対応した上記1つのオリフィス用気泡抽出開口
(図示されていない)における気泡抽出作業と、を相互
に独立して制御することが出来る。従って、気泡抜き装
置12は1対の気泡抽出開口12aによってインクジェ
ットヘッド10の1対の気泡抜き路30及びインク溜ま
り室10aの上部から気泡34を最も効率良く抽出する
のに最適な吸引圧力や吸引時間で1対の気泡抜き路30
及びインク溜まり室10aの上部から気泡34を含むイ
ンク32を吸引することが出来、また同時に上記1つの
オリフィス用気泡抽出開口(図示されていない)によっ
てインクジェットヘッド10の複数のオリフィス26か
ら気泡を最も効率良く抽出するのに最適な吸引圧力や吸
引時間で複数のオリフィス26から気泡を含むインク3
2を吸引することが出来る。
【0048】この結果、この実施の形態の気泡抜き装置
12は、最も効率良く(即ち、最も短時間で、且つ最も
廃棄インクの量を少なく)インクジェットヘッド10の
1対の気泡抜き路30及びインク溜まり室10aの上
部、さらには複数のオリフィス26から気泡を抽出する
ことが出来る。
【0049】さらに、この実施の形態の気泡抜き装置1
2は、インクジェットヘッド10の1対の気泡抜き路3
0に対応した1対の気泡抽出開口12aにおける気泡抽
出作業と、インクジェットヘッド10の複数のオリフィ
ス26に対応した上記1つのオリフィス用気泡抽出開口
(図示されていない)における気泡抽出作業と、を相互
に独立して制御することが出来るので、前者の気泡抽出
作業と後者の気泡抽出作業の夫々を必要に応じて相互に
独立して行なうことが可能になっている。
【0050】なお、インクジェットヘッド10が記録媒
体16に対し所望の画像を記録するために使用された後
にも、インクジェットヘッド10の1対の気泡抜き路3
0及びインク溜まり室10aの上部、さらには複数のオ
リフィス26にインク32が満たされている間に、この
インク32中に複数のオリフィス26の上記他端の開口
を介して気泡が侵入したり、気泡が生じることがある。
【0051】このような場合の為に、インクジェットヘ
ッド10の上記使用後には、インクジェットヘッド10
を上記メインテナンス位置又はレスト位置に配置して、
前述した如く気泡抜き装置12によってインクジェット
ヘッド10中の気泡を効率良く抽出し、インクジェット
ヘッド10を次の画像形成作業の為の準備完了状態にす
ることが出来る。
【0052】また、気泡抜き装置12を、インクジェッ
トヘッド10の1対の気泡抜き路30に対応した1対の
気泡抽出開口12aを有する第1の部分と、複数のオリ
フィス26に対応した上記1つのオリフィス用気泡抽出
開口(図示されていない)を有した第2の部分と、に分
割することが出来る。この場合には、第1の部分と第2
の部分とをインクジェットヘッド10の上記移動範囲内
で記録媒体16やプラテン20における幅方向両側縁の
外方に相互に独立して配置することも出来るし、上記幅
方向両側縁のいずれか一方の外方に相互に独立して配置
することも出来る。
【0053】また、上述した実施の形態では、インクジ
ェットヘッド10に1対の気泡抜き路30が設けられて
いるが、複数のオリフィス26の夫々が所望のインク噴
出機能を果たすことが出来るのであれば、インクジェッ
トヘッド10には1つのみの気泡抜き路30が設けられ
ていることが出来るし、1対を含まぬ複数の気泡抜き路
30が設けられていることが出来る。
【0054】さらに、複数のオリフィス26の夫々が所
望のインク噴出機能を果たすことが出来るのであれば、
インク溜まり室10aの上部に接続されている気泡抜き
路30の上記一端部に対しインク溜まり室10aの上部
の気泡34を集まりやすくする為の構成を、インク溜ま
り室10aの上部に設けることも出来る。
【0055】次に、図7を参照しながら、この発明のも
う1つの実施の形態に従ったインクジェットヘッド1
0’の構成を概略的に説明する。このインクジェットヘ
ッド10’は、図2乃至図6を参照しながら前述したこ
の発明の一実施の形態に従ったインクジェットヘッド1
0に代わり、図1中に示されている気泡抜き装置12と
ともに、図1中に示されているインクジェット式印刷装
置14において使用可能である。
【0056】なお、このインクジェットヘッド10’の
基本的な構成は前述したインクジェットヘッド10の基
本的な構成と同じである。従って、このインクジェット
ヘッド10’において、前述したインクジェットヘッド
10の構成要素に対応する構成要素には、前述したイン
クジェットヘッド10において対応する構成要素に付さ
れていた参照記号に「’」を付した参照符合を付し、そ
の詳細な説明は省略する。
【0057】このインクジェットヘッド10’が前述し
たインクジェットヘッド10と異なっているのは、以下
の事項である。
【0058】即ち、複数のインク噴出駆動要素28’の
夫々が圧電素子により構成されており、本体10b中に
おいてインク溜まり室10aの上部から本体10bの下
面に開口した複数のオリフィス26’の他端の開口の近
傍まで下方に向かい1本の気泡抜き路30’が延出して
いることである。
【0059】
【発明の効果】以上詳述したことから明らかなように、
この発明に従ったインクジェットヘッドによれば、イン
ク噴出用オリフィスの他端部の開口を下向きにした状態
で使用されるインクジェットヘッドにおいて、インク噴
出用オリフィス中のインク中の気泡を容易に排除するこ
とが出来るばかりでなく、インク溜まり室中の気泡も容
易に排除することが出来る。
【0060】さらに、このようなインクジェットヘッド
中の気泡を取り除く為の気泡抜き装置を伴うインクジェ
ットヘッド,そして、このようなインクジェットヘッド
を使用したインクジェット式印刷装置においても、この
発明に従ったインクジェットヘッドに特有の上述した如
き効果を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態に従ったインクジェッ
トヘッド及びこのインクジェットヘッドと組み合わされ
て使用される気泡抜き装置を伴ったインクジェット式印
刷装置の構成を概略的に示す斜視図である。
【図2】図1のII−II切断線に沿ったこの発明の一
実施の形態に従ったインクジェットヘッドの概略的な縦
断面図であり、ここにおいてはインクジェットヘッドの
内部構造であるインク溜まり室,複数のオリフィス,そ
して気泡抜き路を明瞭に示すためにインクが示されてい
ない。
【図3】図2のインクジェットヘッドのインク溜まり室
にインク導入口を介して外部からインクが供給されてい
る間にインクが複数のオリフィスを満たした状態を示す
概略的な縦断面図である。
【図4】図2のインクジェットヘッドのインク溜まり室
にインク導入口を介して外部からインクが供給されてい
る間に、気泡抜き路からインク溜まり室中の空気が外部
空間に押し出されることにより、インク導入口を越えた
上方までインク溜まり室中にインクがさらに導入された
状態を示す概略的な縦断面図である。
【図5】図2のインクジェットヘッドのインク溜まり室
にインク導入口を介して外部から供給されたインクによ
り、インク溜まり室,複数のオリフィス,そして気泡抜
き路が満たされているが、インク溜まり室の上部に気泡
が残っている状態を示す概略的な縦断面図である。
【図6】図5のインクジェットヘッドにおいてインク溜
まり室の上部に残っていた気泡が気泡抜き路を介して気
泡抜き装置により外部に排除された状態を示す概略的な
縦断面図である。
【図7】この発明のもう1つの実施の形態に従ったイン
クジェットヘッドの概略的な斜視図であり、ここにおい
てはインク溜まり室,複数のオリフィス,そして気泡抜
き路にインクが満たされていない。
【符号の説明】
10,10’ インクジェットヘッド 10a,10’a インク溜まり室 12 気泡抜き装置 14 インクジェット式印刷装置 16 記録媒体 18 記録媒体搬送装置 26,26’ オリフィス 28,28’ インク噴出駆動装置 30,30’ 気泡抜き路 32 インク

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部からインクが供給されるインク溜ま
    り室と;上記インク溜まり室の下方に設けられ、上記イ
    ンク溜まり室に連通した一端と上記一端の下方で外部空
    間に開口した他端とを含む少なくとも1つのオリフィス
    と;上記オリフィスに対応して設けられ、上記オリフィ
    ス中のインクを上記他端の開口から噴出させる為のイン
    ク噴出駆動要素と;そして、上記インク溜まり室の上部
    と連通した一端と上記オリフィスの上記他端の開口の近
    傍に開口した他端とを含む気泡抜き路と;を備えてい
    る、インクジェットヘッド。
  2. 【請求項2】 上記オリフィスが上記一端から上記他端
    まで下方に向けて延出しており、そして、上記気泡抜き
    路の上記他端が下方に向けられている、請求項1に記載
    のインクジェットヘッド。
  3. 【請求項3】 上記オリフィスの上記他端と上記気泡抜
    き路の上記他端とが相互に隣接して配置されている、請
    求項2に記載のインクジェットヘッド。
  4. 【請求項4】 外部からインクが供給されるインク溜ま
    り室と;上記インク溜まり室の下方に設けられ、上記イ
    ンク溜まり室に連通した一端と上記一端の下方で外部空
    間に開口した他端とを含む少なくとも1つのオリフィス
    と;上記オリフィスに対応して設けられ、上記オリフィ
    ス中のインクを上記他端の開口から噴出させる為のイン
    ク噴出駆動要素と;上記インク溜まり室の上部と連通し
    た一端と上記オリフィスの上記他端の開口の近傍に開口
    した他端とを含む気泡抜き路と;そして、 上記オリフィスの上記他端の開口からの上記インク噴出
    駆動要素によるインクの噴出が行なわれていない間に、
    上記気泡抜き路の上記他端の開口を介して上記気泡抜き
    路及び上記インク溜まり室の上部からインクを吸引する
    気泡抜き装置と;を備えている、気泡抜き装置を伴うイ
    ンクジェットヘッド。
  5. 【請求項5】 上記オリフィスが上記一端から上記他端
    まで下方に向けて延出しており、そして、上記気泡抜き
    路の上記他端が下方に向けられている、請求項4に記載
    の、気泡抜き装置を伴うインクジェットヘッド。
  6. 【請求項6】 上記オリフィスの上記他端と上記気泡抜
    き路の上記他端とが相互に隣接して配置されている、請
    求項5に記載の、気泡抜き装置を伴うインクジェットヘ
    ッド。
  7. 【請求項7】 上記オリフィスの上記他端の開口からの
    上記インク噴出駆動要素によるインクの噴出が行なわれ
    ていない間に、上記オリフィスの上記他端の開口を介し
    て上記オリフィス中のインクを吸引するオリフィス気泡
    抜き装置をさらに備えている、請求項4ないし6のいず
    れか1項に記載の、気泡抜き装置を伴うインクジェット
    ヘッド。
  8. 【請求項8】 記録媒体を搬送する記録媒体搬送装置
    と;記録媒体搬送装置により搬送されている記録媒体に
    対面し、搬送されている記録媒体に所望の画像を形成す
    るインクジェットヘッドと;そして、 インクジェットヘッド中の気泡を取り除く為の気泡抜き
    装置と;を備えていて、 上記インクジェットヘッドが、 外部からインクが供給されるインク溜まり室と、 上記インク溜まり室の下方に設けられ、上記インク溜ま
    り室に連通した一端と上記一端の下方で外部空間に開口
    した他端とを含む少なくとも1つのオリフィスと、 上記オリフィスに対応して設けられ、上記オリフィス中
    のインクを上記他端の開口から噴出させる為のインク噴
    出駆動要素と、そして、 上記インク溜まり室の上部と連通した一端と上記オリフ
    ィスの上記他端の開口の近傍に開口した他端とを含む気
    泡抜き路と、 を有していて、そして、 上記気泡抜き装置が、上記オリフィスの上記他端の開口
    からの上記インク噴出駆動要素によるインクの噴出が行
    なわれていない間に、上記気泡抜き路の上記他端の開口
    を介して上記気泡抜き路及び上記インク溜まり室の上部
    からインクを吸引する、 インクジェット式印刷装置。
  9. 【請求項9】 上記オリフィスが上記一端から上記他端
    まで下方に向けて延出しており、そして、上記気泡抜き
    路の上記他端が下方に向けられている、請求項8に記載
    のインクジェット式印刷装置。
  10. 【請求項10】 上記オリフィスの上記他端と上記気泡
    抜き路の上記他端とが相互に隣接して配置されている、
    請求項9に記載のインクジェット式印刷装置。
  11. 【請求項11】 上記オリフィスの上記他端の開口から
    の上記インク噴出駆動要素によるインクの噴出が行なわ
    れていない間に、上記オリフィスの上記他端の開口を介
    して上記オリフィス中のインクを吸引するオリフィス気
    泡抜き装置をさらに備えている、請求項8ないし10の
    いずれか1項に記載のインクジェット式印刷装置。
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