JP4593063B2 - インクジェット式記録装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、プリンタ、ファックスなどに適用されるインクジェットヘッド及びインクジェット式記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、インクを吐出する複数のノズルを有するインクジェットヘッドを用いて被記録媒体に文字や画像を記録するインクジェット式記録装置が知られている。かかるインクジェット式記録装置では、インクジェットヘッドのノズルが被記録媒体に対向するようにヘッドホルダに設けられ、このヘッドホルダはキャリッジに搭載され被記録媒体の搬送方向とは直交する方向に走査されるようになっている。
【0003】
このようなインクジェットヘッドの一例の分解斜視図を図11に示す。図11に示すように、圧電セラミックプレート111には、複数の溝112が並設され、各溝112は、側壁113で分離されている。各溝112の長手方向一端部は圧電セラミックプレート111の一端面まで延設されており、他端部は、他端面までは延びておらず、深さが徐々に浅くなっている。また、各溝112内の両側壁113の開口側表面には、長手方向に亘って、駆動電圧印加用の電極114が形成されている。
【0004】
また、圧電セラミックプレート111の溝112の開口側には、各溝112の浅くなった端部と連通する共通インク室115を画成するインク室プレート116が接合されている。
【0005】
さらに、このインク室プレート116上には、共通インク室115の一方面を封止すると共に、共通インク室115にインクを供給するインク供給路に連通する連通孔117を有する流路基板118が固定されている。
【0006】
このような流路基板118には、共通インク室115に連通孔117からのインクを供給するインク流路の一部を構成するインク溜り119が設けられている。そして、このインク溜り119内には、例えば、ステンレス鋼(SUS)等で形成された網目状のフィルタ120が設けられている。
【0007】
また、圧電セラミックプレート111とインク室プレート116との接合体の溝112が開口している端面には、ノズルプレート121が接合されており、ノズルプレート121の各溝112に対向する位置にはノズル開口122が形成されている。
【0008】
このように構成されるインクジェットヘッドでは、連通孔117から各溝112内にインクを充填し、所定の溝112の両側の側壁113に電極114を介して所定の駆動電界を作用させると、側壁113が変形して所定の溝112内の容積が変化し、これにより、溝112内のインクがノズル開口122から吐出する。
【0009】
また、このような構成のインクジェットヘッドが搭載されたインクジェット式記録装置では、例えば、起動時、印刷開始前等の所定のタイミングで、インクタンクからインクを供給して各溝内に新しいインクを充填する充填動作、あるいは各溝内のインクをノズル開口122から排出することによってノズル開口122の目詰まりを防止するための充填動作、いわゆるクリーニング動作を実行する必要がある。
【0010】
このようなインク充填動作は、例えば、インクジェットヘッドのヘッドチップの先端をキャップ等で封止し、ポンプ等の吸引装置によりノズル開口122から各溝112内を吸引することによって行われる。これにより、インクタンク内のインクが各溝112内に充填されて溝112内のインクがノズル開口122から排出される。このようなインク充填動作では、インクと共に、ヘッド内部の空間、例えば、インク溜り119や共通インク室115、あるいは各溝112内に停滞している気泡もノズル開口122から排出される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のインクジェットヘッドでは、フィルタ前後の空間であるインク溜りを通過するインクの体積変化が比較的大きく、例えば、上述したインク充填動作時にインク溜り内でインク流速の低下を招いていた。
【0012】
このようなインク溜り内でのインク流速が低下すると、インク充填動作時にヘッドの内部空間、すなわち、インク溜りや共通インク室、あるいは各溝内に発生した気泡をノズル開口側から効率よく排出できないため、インク充填動作後にヘッドの内部空間に気泡が残留してしまう。
【0013】
そして、このようにヘッドの内部空間に残留した気泡は、ヘッドの振動系に悪影響を及ぼす原因となる。例えば、溝内に気泡が残留した場合には、インク吐出時の溝の内部圧力が気泡によって吸収されてしまうため、各溝内のインクに所定の圧力を加えられず、これが原因でインク吐出特性が低下するという問題がある。一方、共通インク室やインク溜り等のインク流路に気泡が残留した場合には、例えば、各溝へのインクの供給不足を招いてしまい、結果的にインク吐出特性が低下するという問題となる。
【0014】
また、このような気泡は、インク充填動作の時々により発生位置が異なるため、インク吐出特性にバラツキが発生したり、各溝へのインク供給不足が発生したりと各問題が不定期で発生してしまう。このため、インク吐出特性が低下し、最終的には印字品質の低下を招いてしまうという問題がある。
【0015】
さらに、ヘッドの内部空間に気泡が残留した状態でインク吐出を行うと、例えば、インクと共にノズル開口から気泡が排出され、印字不良を招いてしまうという問題もある。
【0016】
なお、ヘッドに使用するインクの種類として、例えば、インクに対する気泡の浸透性が悪い水性インクを用いた場合や、単位時間内に吐出するインク量が多量である大型タイプのヘッドを用いた場合では、上述した各問題が著しく悪化してしまうという問題もある。
【0017】
本発明は、このような事情に鑑み、インク吐出特性の低下やバラツキを防止すると共に印字不良を防止し、且つ印字品質を向上することができるインクジェットヘッド及びインクジェット式記録装置を提供することを課題とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本発明の第1の態様は、ノズル開口に連通する複数の溝と、該溝のそれぞれに連通する共通なインク室となる共通インク室と、該共通インク室とインクが貯留されたインク貯留手段とを連通するインク流路の一部に配置したフィルタとを有するインクジェットヘッドにおいて、前記フィルタの前後のそれぞれに相対向して隔壁を設けることにより上流側及び下流側に薄板状の空間がそれぞれ画成され、その上流側の上流空間には、前記フィルタの前記溝の並設方向と直交する方向の一端側に当該溝の並設方向に亘って薄板状のインク導入路が連通すると共に、下流側の下流空間には、前記フィルタの他端側に前記溝の並設方向に亘って前記共通インク室にインクを供給する薄板状のインク供給路が連通し、且つ前記インク導入路の前記上流空間とは反対側には、前記インク貯留手段に一端側が連通した管状の連通路の他端側が連通しており、前記インク導入路、前記インク供給路、前記上流空間及び前記下流空間のそれぞれの前記薄板状の厚さ方向の寸法が前記連通路の内径より小さいことを特徴とするインクジェットヘッドにある。
【0019】
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記フィルタが鉛直方向に配置され、前記上流空間の鉛直方向下部側に前記インク導入路が連通すると共に前記下流空間の鉛直方向上部側に前記インク供給路が連通していることを特徴とするインクジェットヘッドにある。
【0020】
本発明の第3の態様は、第1の態様において、前記フィルタが水平方向に配置され、前記上流空間が前記フィルタの鉛直方向下側に画成されると共に前記下流空間が前記フィルタの鉛直方向上側に画成されていることを特徴とするインクジェットヘッドにある。
【0021】
本発明の第4の態様は、第1〜3の何れかの態様において、前記インク導入路、前記インク供給路、前記上流空間及び前記下流空間のそれぞれの前記薄板状の厚さ方向の寸法が実質的に同一であることを特徴とするインクジェットヘッドにある。
【0022】
本発明の第5の態様は、第1〜4の何れかの態様において、前記インク導入路、前記インク供給路、前記上流空間及び前記下流空間のそれぞれの前記薄板状の厚さ方向の寸法が1.0mm以下であることを特徴とするインクジェットヘッドにある。
【0023】
本発明の第6の態様は、第1〜5の何れかの態様において、前記インク供給路は、前記下流空間に連通したその一端側とは反対の他端側が鉛直方向下方に向かって所定量傾斜して前記共通インク室に連通していることを特徴とするインクジェットヘッドにある。
【0024】
本発明の第7の態様は、第1〜6の何れかの態様のインクジェットヘッドを具備することを特徴とするインクジェット式記録装置にある。
【0025】
かかる本発明では、フィルタ前後の上流空間と下流空間とでインクの体積変化を小さくしてインクの流速の低下を抑えることにより、ヘッドの内部空間内に残留する気泡を最小限に抑えることができる。これにより、インク吐出特性の低下やバラツキを防止すると共に印字不良を防止し、且つ印字品質を向上することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に基づいて本発明を詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係るインクジェット式記録装置の概略斜視図である。
【0027】
本実施形態のインクジェット式記録装置10は、図1に示すように、色毎に設けられた複数のインクジェットヘッド20と、このインクジェットヘッド20が主走査方向に複数並設されて搭載されたキャリッジ11と、フレキシブルチューブからなるインク供給管101を介してインクを供給するインク貯留手段の一部であるインクタンク100とを具備し、キャリッジ11は、一対のガイドレール12a、12b上に軸方向に移動自在に搭載されている。また、ガイドレール12a、12bの一端側には駆動モータ13が設けられており、この駆動モータ13による駆動力が、当該駆動モータ13に連結されたプーリ14aと、ガイドレール12a、12bの他端側に設けられたプーリ14bとの間に掛け渡されたタイミングベルト15に沿って移動されるようになっている。
【0028】
また、キャリッジ11の搬送方向と直交する方向の両端部側には、ガイドレール12a,12bに沿ってそれぞれ一対の搬送ローラ16,17が設けられている。これらの搬送ローラ16,17は、キャリッジ11の下方に当該キャリッジ11の搬送方向とは直交する方向に被記録媒体Sを搬送するものである。
【0029】
そして、これら搬送ローラ16,17によって被記録媒体Sを送りつつキャリッジ11をその送り方向とは直交方向に走査することにより、インクジェットヘッド20によって被記録媒体S上に文字及び画像等が記録される。
【0030】
なお、各インクジェットヘッド20は、単色のインクを吐出する大型タイプであり、例えば、本実施形態では、黒色(B)、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)の4色の水性インクに対応して4つ並設されてキャリッジ11に搭載されている。
【0031】
また、各色のインクが充填されている各インクタンク100は、キャリッジ11の主走査方向の移動や、被記録媒体Sの移動の邪魔にならない位置で、且つインクジェットヘッド20内に負圧を与えるように、インクジェットヘッド20のノズル開口よりも所定量低い位置に設けられている。
【0032】
なお、このようなインクジェット式記録装置では、起動時、印刷開始前等の所定のタイミング、あるいは任意のタイミングで、インクジェットヘッド20の溝内に新しいインクを充填する充填動作や、インクタンク100からインクジェットヘッド20の溝内にインクを充填することによって溝内に残留しているインク及びインクに混入している気泡をノズル開口から排出させるクリーニング動作が行われる。
【0033】
ここで、図2〜図5を参照して、上述したインクジェット式記録装置に搭載されるインクジェットヘッド20について説明する。なお、図2は、本発明の実施形態1に係るインクジェットヘッドの斜視図であり、図3は、図2の平面図であり、図4は、ヘッドチップの概略斜視図であり、図5は、図3のA−A′断面図である。
【0034】
図示するように、本実施形態に係るインクジェットヘッド20は、ヘッドチップ30と、この一方面側に設けられる流路基板40と、この流路基板40に接続されたインク貯留手段の一部である負圧調整部60と、ヘッドチップ30を駆動するための駆動回路等が搭載された配線基板70とを有し、これらの各部材は、それぞれベースプレート80に固定されている。
【0035】
ヘッドチップ30を構成する圧電セラミックプレート31には、ノズル開口32に連通する複数の溝33が並設され、各溝33は、側壁34で隔離されている。各溝33の長手方向の一端部は圧電セラミックプレート31の一端面まで延設されており、他端部は、他端面まで延びておらず、深さが徐々に浅くなっている。また、各溝33の幅方向両側の側壁34には、溝33の開口側に長手方向に亘って駆動電圧印加用の電極35が形成されている。
【0036】
なお、圧電セラミックプレート31に形成される各溝33は、例えば、円盤状のダイスカッターにより形成され、深さが徐々に浅くなった部分は、ダイスカッターの形状により形成される。また、各溝33内に形成される電極35は、例えば、公知の斜め方向からの蒸着により形成される。
【0037】
このような溝33の両側の側壁34の開口側に設けられた電極35には、フレキシブルプリンテッドサーキット(FPC)等の外部配線90の一端が接合され、外部配線90の他端側は、配線基板70上の図示しない駆動回路に接合されることで、電極35は駆動回路に電気的に接続されている。
【0038】
また、圧電セラミックプレート31の溝33の開口側には、インク室プレート36が接合されている。このインク室プレート36には、貫通して形成された共通インク室37が並設された各溝33の全体に亘って設けられている。
【0039】
なお、インク室プレート36は、セラミックプレート、金属プレートなどで形成することができるが、圧電セラミックプレート31との接合後の変形を考えると、熱膨張率の近似したセラミックプレートを用いることが好ましい。
【0040】
また、圧電セラミックプレート31とインク室プレート36との接合体の溝33が開口している端面には、ノズルプレート38が接合されており、ノズルプレート38の各溝33に対向する位置にはノズル開口32が形成されている。
【0041】
本実施形態では、ノズルプレート38は、圧電セラミックプレート31とインク室プレート36との接合体の溝33が開口している端面の面積よりも大きくなっている。このノズルプレート38は、ポリイミドフィルムなどに、例えば、エキシマレーザ装置を用いてノズル開口32を形成したものである。また、図示しないが、ノズルプレート38の被印刷物に対向する面には、インクの付着等を防止するための撥水性を有する撥水膜が設けられている。
【0042】
また、本実施形態では、圧電セラミックプレート31とインク室プレート36との接合体の溝33が開口している端面側の外周面には、ノズル支持プレート39が接合されている。なお、このノズル支持プレート39は、ノズルプレート38の接合体の端面の外側と接合されて、ノズルプレート38を安定して保持するためのものである。
【0043】
なお、このような構成のヘッドチップ30は、圧電セラミックプレート31のインク室プレート36とは反対側の面がベースプレート80に接合固定されている。
【0044】
また、ヘッドチップ30のインク室プレート36の一方面には、例えば、Oリング等を介して流路基板40が接合され、共通インク室37の一方面は、この流路基板40によって封止されている。
【0045】
さらに、流路基板40の上面には、ステンレス管等で形成されたインク連通管61が接続される後述する連通部が設けられている。そして、この連通部に一端が接続されたインク連通管61の他端側には、インクカートリッジ100にインク供給管101を介して接続されて所定量のインクを一時的に貯留する負圧調整部60が設けられている。
【0046】
この負圧調整部60は、ヘッドチップ30の共通インク室37及び溝33内のインクの圧力調整を行うものである。詳しくは、インクジェットヘッド20が主走査方向に移動した際に、ヘッドチップ30内の圧力が変化し、ノズル開口32にインクの表面張力によって形成されたメニスカスが破壊されてしまう虞があり、このヘッドチップ30内の圧力変化を負圧調整部60によって調整することで、安定したメニスカスを保持してインクを吐出できるようにするものである。また、負圧調整部60は、その内部に所定量のインクを貯留することで、インク供給管101内の気泡がヘッドチップ30に混入するのを防止する気泡貯留にも寄与している。
【0047】
ここで、図5を参照して、このような負圧調整部60がインク連通管61を介して接続される流路基板40について詳しく説明する。
【0048】
図5に示すように、流路基板40は、本実施形態では、ノズル開口32の並設方向に亘って設けられたインク溜り41を有する流路本体42と、流路本体42のノズル開口32の並設方向の中央部に設けられた管状の連通部43と、インク溜り41内に配設されたフィルタ44とを具備する。
【0049】
流路本体42の上面の中央部には、上述したインク連通管61が連結される連通部43がベースプレート80に沿って突出して設けられている。また、この連通部43には、管状の連通路45が軸方向に貫通して設けられている。そして、連通路45の一端側は、インク連通管61を介して負圧調整部60に連通し、他端側は後述するインク導入路に連通している。なお、このような連通路45の内径は、例えば、本実施形態では、φ4.0mmとした。
【0050】
また、流路本体42には、負圧調整部60とヘッドチップ30の共通インク室37とを連通するインク流路の一部を構成するインク溜り41が各溝33の並設方向に亘って設けられている。すなわち、インク溜り41は、各溝33の並設方向に亘って設けられた隔壁46a,46bにより画成されている。
【0051】
このような流路本体42のインク溜り41内には、各溝33の並設方向に亘ってフィルタ44が配置されている。このフィルタ44は、例えば、本実施形態では、鉛直方向、すなわち、ベースプレート80に沿って配置されている。このようなフィルタとしては、例えば、ステンレス鋼(SUS)やプラスチック、樹脂材料等で形成された網目状のフィルタを挙げることができる。なお、このようなフィルタ44は、インク吐出の際に各溝33に背圧を発生させる作用もあり、インクとの接触面積をある程度確保する必要がある。
【0052】
また、このようなフィルタ44の前後には、フィルタ44に相対向する隔壁46a,46bが各溝33の並設方向に亘ってそれぞれ設けられている。これにより、本実施形態では、インク溜り41内には、各隔壁46a,46bとフィルタ44とによってインク流路の上流側及び下流側に薄板状の空間、すなわち、上流側の上流空間47とその下流側の下流空間48とが画成されている。
【0053】
さらに、上流空間47のフィルタ44の各溝33の並設方向と直交する方向の一端側、すなわち、フィルタ44の長手方向一端側には、各溝33の並設方向に亘って薄板状のインク導入路49が連通している。このようなインク導入路49は、例えば、本実施形態では、上流空間47の鉛直方向下部側で連通している。
【0054】
一方、下流空間48のフィルタ44の他端側、すなわち、フィルタ44の長手方向他端側には、共通インク室37にインクを供給する薄板状のインク供給路50が各溝33の並設方向に亘って連通している。このようなインク供給路50は、例えば、本実施形態では、下流空間48の鉛直方向上部側で連通している。
【0055】
ここで、上述した上流空間47、下流空間48、インク導入路49及びインク供給路50のそれぞれの薄板状の厚さ方向の寸法x(mm)は、連通路45の内径yより小さい。すなわち、x<yの条件を満たしている。また、上流空間47、下流空間48、インク導入路49及びインク供給路50の厚さ方向の各寸法xと連通路45の内径yとの関係は、x≦1.0の条件を満たしていることが好ましく、より好ましい条件としては、各寸法xの全てを同一の寸法とすることである。本実施形態では、x=1.0(mm)とした。
【0056】
このように、上流空間47、下流空間48、インク導入路49及びインク供給路50のそれぞれの薄板状の厚さ方向の寸法xを連通路45の内径yより小さくすることで、例えば、初期充填等のインク充填動作時に、連通路45から共通インク室37に達するまでのインク流路でのインクの容積変化を実質的に小さく抑えることができる。
【0057】
具体的には、連通路45からインク導入路49へインクが流入する際に、インク流路は拡張、すなわち、インク導入路49の流路を薄板状としたので各溝33の並設方向には広がるが、インク導入路49の薄板状の厚さ方向の寸法xを連通路45の内径yより小さくすることで、この方向にはインク流路が絞られる。これにより、連通路45からインク導入路49へインクが流入する際のインクの容積変化を小さく抑えることができる。
【0058】
また、このようなインク導入路49から上流空間47へ流入すると、上流空間47をフィルタ44に沿って上方に流れる流路と、フィルタ44を通過して下流空間48内へ流れる流路とが形成される。そして、本実施形態では、インク導入路49と上流空間47とが各溝33の並設方向に亘って連通し、且つ上流空間47はインク導入路49と同一の厚さの薄板状とし、さらに、下流空間48も同一の厚さの薄板状としたので、インク流路の容積変化を実質的に小さく抑え、インクの流速の低下を抑えている。
【0059】
したがって、インク充填動作時に、インク溜り41や共通インク室37、あるいは各溝33内に発生した気泡を各ノズル開口32から効率よく排出することができる。すなわち、インク充填動作後に、インク溜り41や共通インク室37、あるいは各溝33内に残留する気泡を最小限に抑えることができる。
【0060】
また、本実施形態では、フィルタ44を鉛直方向に配置して薄板状の上流空間47と下流空間48とを画成し、その上流空間47の鉛直方向下部でインク導入路49を連通させると共に下流空間48の鉛直方向上部でインク供給路50を連通させ、気泡の流れに逆行しない流路構造としたので、インク充填動作時に、インク溜り41や共通インク室37、あるいは各溝33内に気泡が残留することを効果的に防止することができる。
【0061】
したがって、本実施形態のインクジェットヘッド20では、ヘッドのインク流路内に気泡が残留することで発生するインク吐出特性の低下やバラツキを防止することができ、印刷品質を向上することができる。
【0062】
また、インク溜り41や共通インク室37、あるいは各溝33内に気泡が残留するのを防止できるため、インク吐出時に、例えば、インクと共にノズル開口32から気泡が排出されることがなく、印字不良を防止することができる。
【0063】
さらに、本実施形態では、上流空間47、下流空間48、インク導入路49及びインク供給路50の厚さ方向の各寸法xを同一とし、且つこれら各寸法xを1.0mmとすることで、インクの容積変化が更に小さく抑えられる。したがって、気泡の残留をより効果的に防止することができ、印字品質を更に向上することができる。
【0064】
なお、本実施形態のように、ヘッドに使用するインクの種類として、例えば、インクに対する気泡の浸透性が悪い水性インクを用いた場合や、単位時間内に吐出するインク量が多量の大型タイプのヘッドに本発明を適用すれば、インク充填動作後に気泡が残留するのを効果的に防止できる。
【0065】
(実施形態2)
図6は、本発明の実施形態2に係るインクジェットヘッドの要部拡大断面図である。
【0066】
本実施形態では、図6に示すように、フィルタ44Aを水平方向に配置したインクジェットヘッド20Aの例である。なお、図6では、上述した実施形態1と同一部分には同一符号を付して重複する説明は省略する。
【0067】
具体的には、本実施形態のインクジェットヘッド20Aは、フィルタ44Aがインク溜り41A内に水平方向に配置され、且つ上流空間47Aがフィルタ44Aの鉛直方向下方側に画成されると共に下流空間48Aがフィルタ44Aの鉛直方向上方に画成された流路基板40Aを具備している。そして、上流空間47Aには水平方向一端側でインク導入路49Aが連通し、下流空間48Aには水平方向他端側でインク供給路50Aが連通している。
【0068】
このような流路構造を有する流路基板40Aとしても、上述した実施形態1と同様に、インク充填動作後に、インク溜り41Aや共通インク室37、あるいは各溝32内に残留する気泡を最小限に抑えることができ、気泡の残留により発生するインク吐出特性の低下やバラツキを防止すると共に印字不良を防止ことができる。したがって、印字品質を向上することができる。
【0069】
(実施形態3)
図7は、本発明の実施形態3に係るインクジェットヘッドの要部拡大断面図である。
【0070】
本実施形態では、図7に示すように、下流空間48Bに連通したインク供給路50Bの一端側とは反対の他端側を鉛直方向下方に向かって所定量傾斜して共通インク室37に連通するようにしたインクジェットヘッド20Bの例である。なお、図7では、上述した実施形態1と同一部分には同一符号を付して重複する説明は省略する。
【0071】
このような流路構造を有する流路基板40Bとしても、上述した実施形態の作用効果を得ることができ、また、インク充填動作後に、共通インク室37の入り口付近に残留した僅かな気泡を溝33から実質的に遠ざけることができる。
【0072】
具体的には、インク供給路50Bの他端側を鉛直方向下方に傾斜した流路構造とすることで、各溝33や共通インク室37の入り口付近に溜った気泡が下流空間48B側へ移動するようにし、これにより、各溝33から気泡を実質的に遠ざけることができる。したがって、気泡が各溝33内に残留することを確実に防止できるため、ヘッドの振動系に与える悪影響を確実に防止することができる。
【0073】
また、本実施形態では、インク充填動作の直後だけでなく、その後、例えば、ヘッドの駆動等で発生した気泡を各溝33から遠ざけるという作用もある。これにより、安定したインク吐出特性を得ることができる。
【0074】
(他の実施形態)
以上、本発明の実施形態1〜3について説明したが、本発明のインクジェットヘッド及びインクジェット式記録装置はこのような構成に限定されるものではない。なお、図8〜図10は、本発明の他の実施形態に係るインクジェットヘッドの流路構造の変形例を示す図である。
【0075】
例えば、上述した実施形態3では、フィルタ44Bが鉛直方向に配置されたインクジェットヘッド20Bを例示したが、これに限定されず、図8に示すように、フィルタ44Cがインク溜り41C内に水平方向に配置されたインクジェットヘッド20Cとしてもよい。そして、このようなインクジェットヘッド20Cの流路構造は、上流空間47Cがフィルタ44Cの鉛直方向下方側に画成されると共に下流空間48Cがフィルタ44Cの鉛直方向上方に画成され、上流空間47Cには水平方向一端側でインク導入路49Cが連通し、下流空間48Cには水平方向他端側でインク供給路50Cが連通している。また、このインク供給路50Cは、上述した実施形態3と同様に、下流空間48Cに連通した一端側とは反対の他端側を鉛直方向下方に向かって所定量傾斜して共通インク室37に連通している。このような流路構造を有する流路基板40Cとしても、上述した各実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0076】
また、上述した実施形態2では、フィルタ44Aを水平方向に配置し、そのフィルタ44Aの鉛直方向下側を上流空間47Aとすると共に鉛直方向上側を下流空間48Aとした流路構造を有するインクジェットヘッド20Aを例示したが、インクの流速をある程度高めれば、図9に示すように、フィルタ44Dの鉛直方向上側を上流空間47Dとすると共に鉛直方向下側を下流空間48Dとした流路基板40Dを有するインクジェットヘッド20Dとしてもよい。そして、上流空間47Dにはインク導入路49Dが連通し、下流空間48Dにはインク供給路50Dが連通している。
【0077】
なお、このような流路構造、すなわち、気泡の移動に逆らう流路構造は、インクの流速を高めれば、上述した実施形態1及び3のインクジェットヘッド20,20Bにも適用できる。例えば、図10に示すように、フィルタ44Eの鉛直方向上側を上流空間47Eとすると共に鉛直方向下側を下流空間48Eとし、且つインク導入路49Eが上流空間47Eに連通すると共にインク供給路50Eが下流空間48Eに連通した一端側とは反対の他端側を鉛直方向下方に向かって所定量傾斜して共通インク室37に連通するような流路基板40Eを有するインクジェットヘッド20Eとしてもよい。
【0078】
さらに、上述した実施形態1〜3では、一つのヘッドで単色の印字をする大型タイプのインクジェットヘッドを例示したが、これに限定されず、一つのヘッドで複数色の印字が可能な小型タイプのインクジェットヘッドであってもよい。
【0079】
なお、上述した実施形態1では、4色のインクカートリッジ100を搭載したインクジェット式記録装置10を例示して説明したが、4色以上、例えば、5〜8色のインクカートリッジを搭載したインクジェット式記録装置としてもよい。
【0080】
【発明の効果】
以上説明したように本発明では、フィルタ前後の上流空間と下流空間とでインクの体積変化を小さくしてインクの流速の低下を抑えるようにしたので、ヘッドの内部空間内に残留する気泡を最小限に抑えることができる。これにより、インク吐出特性の低下やバラツキを防止すると共に印字不良を防止し、且つ印字品質を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係るインクジェット式記録装置の概略斜視図である。
【図2】本発明の実施形態1に係るインクジェットヘッドの斜視図である。
【図3】本発明の実施形態1に係るインクジェットヘッドの平面図である。
【図4】本発明の実施形態1に係るインクジェットヘッドの一部を構成するヘッドチップの概略斜視図である。
【図5】本発明の実施形態1に係る図3に示すインクジェットヘッドのA−A′断面である。
【図6】本発明の実施形態2に係るインクジェットヘッドの要部拡大断面図である。
【図7】本発明の実施形態3に係るインクジェットヘッドの要部拡大断面図である。
【図8】本発明の他の実施形態に係るインクジェットヘッドの流路構造の変形例を示す図である。
【図9】本発明の他の実施形態に係るインクジェットヘッドの流路構造の変形例を示す図である。
【図10】本発明の他の実施形態に係るインクジェットヘッドの流路構造の変形例を示す図である。
【図11】従来技術に係るインクジェットヘッドの一例を示す分解斜視断面図である。
【符号の説明】
10 インクジェット式記録装置
20 インクジェットヘッド
30 ヘッドチップ
31 圧電セラミックプレート
32 ノズル開口
33 溝
34 側壁
35 電極
36 インク室プレート
37 共通インク室
38 ノズルプレート
39 ノズル支持プレート
40 流路基板
41 インク溜り
46a,46b 隔壁
47 上流空間
48 下流空間
49 インク導入路
50 インク供給路
60 負圧調整部

Claims (3)

  1. ノズル開口に連通する複数の溝と、該溝のそれぞれに連通する共通なインク室となる共通インク室と、該共通インク室とインクが貯留されたインク貯留手段とを連通するインク流路の一部に配置したフィルタとを有するインクジェットヘッドが搭載されたインクジェット式記録装置において、
    前記インクジェットヘッドは、前記フィルタの前後のそれぞれに相対向して隔壁を設けることにより上流側及び下流側に薄板状の空間がそれぞれ画成され、その上流側の上流空間には、前記フィルタの前記溝の並設方向と直交する方向の一端側に当該溝の並設方向に亘って薄板状のインク導入路が連通すると共に、下流側の下流空間には、前記フィルタの他端側に前記溝の並設方向に亘って前記共通インク室にインクを供給する薄板状のインク供給路が連通し、且つ前記インク導入路の前記上流空間とは反対側には、前記インク貯留手段に一端側が連通した管状の連通路の他端側が連通しており、前記インク導入路、前記インク供給路、前記上流空間及び前記下流空間のそれぞれの前記薄板状の厚さ方向の寸法が前記連通路の内径より小さく形成され、前記フィルタが前記ノズル開口を有するノズルプレートに平行に配置され、前記上流空間が前記フィルタを基準にみて前記ノズルプレート側に画成されると共に前記下流空間が前記フィルタを基準にみて前記ノズルプレートと反対側に画成されており、前記インク供給路は、前記下流空間に連通したその一端側とは反対の他端側が前記ノズルプレート側に向かって所定量傾斜して前記共通インク室に連通しているとともに、前記共通インク室及び前記溝は前記ノズルプレートと直交する方向を長手方向とするものであり、
    前記フィルタが水平方向になり、前記上流空間が前記フィルタの鉛直方向下側にあり、前記下流空間が前記フィルタの鉛直方向上側になるように、前記インクジェットヘッドが取り付けられていることを特徴とするインクジェット式記録装置
  2. 記インク導入路、前記インク供給路、前記上流空間及び前記下流空間のそれぞれの前記薄板状の厚さ方向の寸法が同一であることを特徴とする請求項1記載のインクジェット式記録装置
  3. 記インク導入路、前記インク供給路、前記上流空間及び前記下流空間のそれぞれの前記薄板状の厚さ方向の寸法が1 . 0 m m 以下であることを特徴とする請求項1又は2記載のインクジェット式記録装置
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