JP2003220712A - エアーダンパ及びインクジェットヘッド並びにインクジェット式記録装置 - Google Patents

エアーダンパ及びインクジェットヘッド並びにインクジェット式記録装置

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JP2003220712A
JP2003220712A JP2002022821A JP2002022821A JP2003220712A JP 2003220712 A JP2003220712 A JP 2003220712A JP 2002022821 A JP2002022821 A JP 2002022821A JP 2002022821 A JP2002022821 A JP 2002022821A JP 2003220712 A JP2003220712 A JP 2003220712A
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air damper
film
ink storage
storage portion
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Masaki Denda
正樹 伝田
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SII Printek Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大きな圧力変動に対応すると共に印字品質を
低下させずに印刷の高速化を図ることができるエアーダ
ンパ及びインクジェットヘッド並びにインクジェット式
記録装置を提供する。 【解決手段】 走査方向に移動するインクジェットヘッ
ドに設けられて、該インクジェットヘッドのヘッドチッ
プ内に負圧を発生させるエアーダンパ50において、イ
ンク及び気体を保持する第1のインク貯留部51を有す
ると共に該第1のインク貯留部51を画成する壁面のう
ち走査方向とは直交する厚さ方向両側の面の一方が第1
のフィルム状体70で形成された第1のエアーダンパ
と、該第1のエアーダンパに連通すると共に前記ヘッド
チップに連通する第2のインク貯留部52を有し、且つ
該第2のインク貯留部52を画成する壁面のうち走査方
向とは直交する厚さ方向両側の面の前記第1のフィルム
状体とは反対側の他方が第2のフィルム状体71で形成
された第2のエアーダンパとを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、プリン
タ、ファックスなどに適用されるヘッドチップに負圧を
発生させるエアーダンパ及びインクジェットヘッド並び
にインクジェット式記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、複数のノズルからインクを吐
出するインクジェットヘッドを用いて被記録媒体に文字
や画像を記録するインクジェット式記録装置が知られて
いる。このインクジェット式記録装置は、インクジェッ
トヘッドが搭載されたキャリッジを被記録媒体に対して
主走査方向に移動させながらインクジェットヘッドのノ
ズルからインクを吐出して所定領域にドットのパターン
を印刷し、一回の主走査が終わると被記録媒体を複走査
方向に所定量移動させ、これらの動作を繰り返すことに
よって所望の全ての領域の印刷を行うものである。
【0003】このようなインクジェットヘッドを走査方
向に移動させながらドットパターンを印刷するインクジ
ェットヘッドでは、キャリッジの移動によって発生する
慣性力によりインク供給路内のインクが移動し、インク
ジェットヘッドに搭載されてインクが吐出されるヘッド
チップのノズル開口のメニスカスが破壊されてしまうこ
とがあった。
【0004】このため、特に大型のインクジェットヘッ
ドには、インクカートリッジやインクタンク等のインク
を貯留した場所からヘッドチップまでのインク供給路の
最もヘッドチップ近傍に配設され、インク供給路内のイ
ンク移動により発生する正圧及び負圧の圧力変動を緩衝
するエアーダンパが搭載されている。
【0005】ここで、従来のエアーダンパについて説明
する。図8は、従来技術に係るエアーダンパの面方向の
断面図であり、図9は、図8のA−A′断面図及びB−
B′断面図である。
【0006】図8及び9に示すように、従来のエアーダ
ンパ150は、インクを保持する凹部からなるインク貯
留部151を有するダンパ本体153と、ダンパ本体1
53の一方面に設けられてインク貯留部151を封止す
る弾性部材からなるフィルム状体170と、インク貯留
部151内に保持されてフィルム状体170が他方面に
当接するのを防止するダンパプレート180とを有す
る。
【0007】ダンパ本体153には、一端がインクタン
クに接続されたインク供給管101の他端が接続される
ジョイント部材158とジョイント部材158を介して
インク貯留部151にインクを供給する充填路156
と、インク貯留部151からヘッドチップにインクを供
給する供給路157とが設けられており、供給路157
の先端のインク貯留部151内にはインク内の微小なゴ
ミや気泡等を除去するフィルタ159が設けられてい
る。
【0008】また、ダンパ本体153には、インク供給
管101を保持すると共にインクジェットヘッドに搭載
する際に固定するための保持部材190が設けられてい
る。
【0009】このようなエアーダンパ150は、インク
ジェットヘッドの走査方向とは直交する方向の端面がフ
ィルム状体170となるようにインクジェットヘッドに
搭載される。
【0010】そしてエアーダンパ150のインク貯留部
151には、ヘッドチップ内のインクの初期充填動作に
よって、インク貯留部151の略半分のインクが充填さ
れると共に残り半分には空気等の気体が充填保持され
る。
【0011】このような状態で、インクジェットヘッド
が主走査方向の移動を行うと、インク供給管やヘッドチ
ップ内のインクに圧力変化が起こる。このとき、インク
供給管やヘッドチップ内の正圧及び負圧の圧力の変化に
伴ってフィルム状体170が弾性変形、すなわち、イン
ク貯留部151の容積を変化させることにより、ヘッド
チップ内に略一定の負圧を印加することができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、エアー
ダンパは、ヘッドチップに最も近い場所に配置するのが
好ましいため、インクジェットヘッド内に納まる寸法と
する必要があり、ダンパ本体のインク貯留部の容積に平
面的制限を受けてしまう。このため、インクジェットヘ
ッドの走査方向の移動時の対応可能な加速度がダンパ本
体のインク貯留部の容積により決まってしまうことにな
り、印字の高速化を図れないという問題がある。
【0013】また、従来のエアーダンパでは、フィルム
状体が走査方向とは直交する方向の端面に設けられてイ
ンク貯留部を形成しているため、走査する移動方向によ
っては圧力変動の緩和効果に差が生じる場合があり、印
刷品質を低下させてしまうという問題がある。
【0014】本発明は、このような事情に鑑み、大きな
圧力変動に対応すると共に印字品質を低下させずに印刷
の高速化を図ることができるエアーダンパ及びインクジ
ェットヘッド並びにインクジェット式記録装置を提供す
ることを課題とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の第1の態様は、走査方向に移動するインクジェット
ヘッドに設けられて、該インクジェットヘッドのヘッド
チップ内に負圧を発生させるエアーダンパにおいて、イ
ンク及び気体を保持する第1のインク貯留部を有すると
共に該第1のインク貯留部を形成する壁面のうち走査方
向とは直交する厚さ方向両側の面の一方が第1のフィル
ム状体で形成された第1のエアーダンパと、該第1のエ
アーダンパに連通すると共に前記ヘッドチップに連通す
る第2のインク貯留部を有し、且つ該第2のインク貯留
部を形成する壁面のうち走査方向とは直交する厚さ方向
両側の面の前記第1のフィルム状体とは反対側の他方が
第2のフィルム状体で形成された第2のエアーダンパと
を具備することを特徴とするエアーダンパにある。
【0016】本発明の第2の態様は、第1の態様におい
て、前記第1のエアーダンパと前記第2のエアーダンパ
とが、隔壁により画成されていると共に該隔壁に前記第
1のインク貯留部と第2のインク貯留部とを連通する連
通孔が設けられていることを特徴とするエアーダンパに
ある。
【0017】本発明の第3の態様は、第1の態様におい
て、前記連通孔が前記第1及び第2のインク貯留部に保
持されたインクに対応して設けられていることを特徴と
するエアーダンパにある。
【0018】本発明の第4の態様は、第3の態様におい
て、前記連通孔が前記第1及び第2のインク貯留部に保
持された気体にも対応して設けられていることを特徴と
するエアーダンパにある。
【0019】本発明の第5の態様は、第1〜4の何れか
の態様において、前記第1及び第2のインク貯留部に
は、前記第1及び第2のフィルム状体が他方面に当接す
るのを防止するダンパプレートが設けられていることを
特徴とするエアーダンパにある。
【0020】本発明の第6の態様は、第1〜5の何れか
の態様のエアーダンパが前記ヘッドチップにインクを供
給するインク供給路の途中に設けられていることを特徴
とするインクジェットヘッドにある。
【0021】本発明の第7の態様は、第6の態様のイン
クジェットヘッドを具備することを特徴とするインクジ
ェット式記録装置にある。
【0022】かかる本発明では、第1のインク貯留部と
第2のインク貯留部とを設けることによって圧力変化を
緩和する容積を容易に大きくすることができ、高速印刷
を実現できると共に第1のインク貯留部と第2のインク
貯留部とのそれぞれの端面を形成するフィルム状体の向
きを所定方向となるように設けたため、移動の往路及び
復路や加速及び減速などの移動条件に影響を受けずに圧
力変化を緩和させることができ、印刷品質を向上するこ
とができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に基づ
いて本発明を詳細に説明する。
【0024】(実施形態1)図1は、実施形態1に係る
インクジェットヘッドの斜視図であり、図2は、インク
ジェットヘッドの要部断面図であり、図3は、ヘッドチ
ップの分解斜視図及び斜視断面図である。
【0025】図示するように、本実施形態のインクジェ
ットヘッド10は、ヘッドチップ20と、この一方面側
に設けられる流路基板30と、ヘッドチップ20を駆動
するための駆動回路等が搭載された配線基板40と、ヘ
ッドチップ20内の圧力変化を緩和させるエアーダンパ
50とを有し、これらの各部材は、それぞれベースプレ
ート60に固定されている。
【0026】図3に示すように、ヘッドチップ20を構
成する圧電セラミックプレート21には、ノズル開口に
連通する複数の溝22が並設され、各溝22は、側壁2
3で隔離されている。各溝22の長手方向の一端部は圧
電セラミックプレート21の一端面まで延設されてお
り、他端部は、他端面まで延びておらず、深さが徐々に
浅くなっている。また、各溝22の幅方向両側の側壁2
3には、溝22の開口側に長手方向に亘って駆動電界印
加用の電極24が形成されている。
【0027】圧電セラミックプレート21に形成される
各溝22は、例えば、円盤状のダイスカッターにより形
成され、深さが徐々に浅くなった部分は、ダイスカッタ
ーの形状により形成されてしまう。また、各溝22内に
形成される電極24は、例えば、公知の斜め方向からの
蒸着により形成される。
【0028】また、圧電セラミックプレート21の溝2
2の開口側には、インク室プレート25が接合されてい
る。インク室プレート25には、貫通して形成された共
通インク室26が並設された溝22全体に亘って設けら
れている。
【0029】なお、インク室プレート25は、セラミッ
クプレート、金属プレートなどで形成することができる
が、圧電セラミックプレート21との接合後の変形を考
えると、熱膨張率の近似したセラミックプレートを用い
ることが好ましい。
【0030】また、圧電セラミックプレート21とイン
ク室プレート25との接合体の溝22が開口している端
面には、ノズルプレート27が接合されており、ノズル
プレート27の各溝22に対向する位置にはノズル開口
28が形成されている。
【0031】本実施形態では、ノズルプレート27は、
圧電セラミックプレート21とインク室プレート25と
の接合体の溝22が開口している端面の面積よりも大き
くなっている。このノズルプレート27は、ポリイミド
フィルムなどに、例えば、エキシマレーザ装置を用いて
ノズル開口28を形成したものである。また、図示しな
いが、ノズルプレート27の被印刷物に対向する面に
は、インクの付着等を防止するための撥水性を有する撥
水膜が設けられている。
【0032】なお、本実施形態では、圧電セラミックプ
レート21とインク室プレート25との接合体の溝22
が開口している端面の周囲には、ノズル支持プレート2
9が配置されている。このノズル支持プレート29は、
ノズルプレート27の接合体の端面の外側と接合され
て、ノズルプレート27の外側面及び圧電セラミックプ
レート21とインク室プレート25との接合体にノズル
支持プレート29を嵌合接着することにより形成され
る。
【0033】また、インク室プレート25の一方面に
は、図2に示すような流路基板30が接合され、共通イ
ンク室26の一方面は、この流路基板30によって封止
されている。具体的には、この流路基板30は、例え
ば、Oリング等を介してインク室プレート25の一方面
に当接され、図示しないねじ部材等によってベースプレ
ート60に固定されている。
【0034】また、流路基板30の上面には、ステンレ
ス管等で形成されたインク連通管100が接続される連
結部31が形成されている。この連結部31に一端が接
続されたインク連通管100の他端側には、インクカー
トリッジ等のインクタンクにインク供給管101を介し
て接続されて所定量のインクを一時的に貯留するエアー
ダンパ50が設けられている。
【0035】このエアーダンパ50は、ヘッドチップ2
0の共通インク室26及び溝22内のインクの圧力調整
を行うものである。詳しくは、インクジェットヘッド1
0が主走査方向に移動した際に、ヘッドチップ20内の
圧力が変化し、ノズル開口28にインクの表面張力によ
って形成されたメニスカスが破壊されてしまう虞があ
り、このヘッドチップ20内の圧力変化をエアーダンパ
50によって調整することで、安定したメニスカスを保
持してインクを吐出できるようにするものである。ま
た、エアーダンパ50は、その内部に所定量のインクと
空気等の気体とを貯留することで、インク供給管101
内の気泡がヘッドチップ20に混入するのを防止する気
泡貯留にも寄与している。
【0036】このようなエアーダンパ50について詳細
に説明する。なお、図4は、エアーダンパの斜視図であ
り、図5は、エアーダンパの厚さ方向の断面図である。
【0037】図示するように、エアーダンパ50は、イ
ンクを保持する第1及び第2のインク貯留部51、52
を有するダンパ本体53と、ダンパ本体53のインクジ
ェットヘッド10の走査方向とは直交する方向の両側の
端面に設けられて第1及び第2のインク貯留部51、5
2のそれぞれを封止する第1及び第2のフィルム状体7
0、71と、第1及び第2のインク貯留部51、52内
に保持されて薄板形状を有する第1及び第2のダンパプ
レート80、81とを具備する。
【0038】ダンパ本体53には、両側の面に凹部が設
けられており、この凹部の開口を第1及び第2のフィル
ム状体70、71によって封止することで、一端面が第
1及び第2のフィルム状体70、71で画成された第1
及び第2のインク貯留部51、52が形成されている。
すなわち、第1及び第2のインク貯留部51、52は、
隔壁54によって厚さ方向両側に第1及び第2のインク
貯留部51、52が区画されている。
【0039】また、第1及び第2のインク貯留部51、
52を区画する隔壁54には、第1のインク貯留部51
と第2のインク貯留部52とを連通する貫通した連通孔
55が設けられている。この連通孔55は、第1のイン
ク貯留部51に充填されたインクを第2のインク貯留部
52に送るためのものであり、第1及び第2のインク貯
留部51、52のインクが充填される領域、すなわち、
図中下側に設けられている。
【0040】なお、連通孔55を第1及び第2のインク
貯留部51、52の気体が保持される領域にも設けるよ
うにしてもよい。
【0041】さらに、ダンパ本体53は、インクタンク
からインクが供給されて第1のインク貯留部51にイン
クを充填する充填路56と、第2のインク貯留部52か
らヘッドチップ20にインクを供給する供給路57とを
有する。
【0042】この充填路56には、一端がインクタンク
に接続されたゴムやプラスチック等のフレキシブルチュ
ーブからなるインク供給管101の他端がジョイント部
材58を介して接続されている。
【0043】すなわち、インクタンクからのインクは、
インク供給管101、ジョイント部材58及び充填路5
6を介して第1のインク貯留部51内に充填されるよう
になっている。
【0044】また、第2のインク貯留部52とヘッドチ
ップ20とを連通する供給路57の第2のインク貯留部
52内に設けられた一端にはフィルタ59が設けられて
おり、このフィルタ59によって、微少なゴミや気泡等
が除去されて、他端に接続されたインク連通管100を
介して共通インク室26にインクが供給されるようにな
っている。
【0045】このようなダンパ本体53の厚さ方向両側
の面には、第1及び第2のインク貯留部51、52をそ
れぞれ封止する第1及び第2のフィルム状体70、71
が接合されている。
【0046】この第1及び第2のフィルム状体70、7
1は、弾性変形可能な薄膜部材、例えば、ポリエチレン
テレフタレート(PET)やポリオキシメチレン(PO
M)などのエステル系樹脂やナイロン系樹脂を用いるこ
とができる。
【0047】このようなフィルム状体70、71の材料
及び厚さは、インクジェットヘッド10に用いられるイ
ンクの粘度やインクジェットヘッド10の走査方向の加
速度及び減速度や等速度で移動する速度等によって適宜
決定すればよい。本実施形態では、第1及び第2のフィ
ルム状体70、71に厚さが30μmのPETを用い
た。
【0048】また、第1及び第2のフィルム状体70、
71は、ダンパ本体53の第1及び第2のインク貯留部
51、52が開口する縁部に隙間無く接合されており、
内部の気体及びインクが漏れないようになっている。こ
の第1及び第2のフィルム状体70、71をダンパ本体
53に接合する方法は、特に限定されないが、本実施形
態では、熱溶着により接合した。
【0049】このようなエアーダンパ50の第1及び第
2のインク貯留部51、52には、ヘッドチップ20内
のインクの初期充填動作によって、第1及び第2のイン
ク貯留部51、52の略半分のインクが充填される。そ
して、詳しくは後述するが、インクジェットヘッド10
が主走査方向の移動を行うと、ヘッドチップ20内のイ
ンクに正圧及び負圧の圧力変化が起こる。このとき、圧
力の変化に伴って第1及び第2のフィルム状体70、7
1が弾性変形、すなわち、第1及び第2のインク貯留部
51、52の容積を変化させることにより、ヘッドチッ
プ20内のインクに略一定の負圧を印加することができ
る。
【0050】この第1及び第2のインク貯留部51、5
2の容積を変化させる第1及び第2のフィルム状体7
0、71の変形方向としては、インクジェットヘッド1
0の移動に伴い第1のフィルム状体70が第1のインク
貯留部51の容積を増加させるように凸状に変形した場
合は、第2のフィルム状体71は、第2のインク貯留部
52の容積を減少させるように凹状に変形する。また、
逆に第1のフィルム状体70が第1のインク貯留部51
の容積を減少させるように凹状に変形した場合は、第2
のフィルム状体71は、第2のインク貯留部52を減少
させるように凸状に変形する。このように第1及び第2
のフィルム状体70、71が変形することによって、エ
アーダンパ50は、インクジェットヘッド10の加速及
び減速や移動方向等に対応してヘッドチップ20内のイ
ンクの圧力変化に対応することができ、印刷品質を向上
することができる。
【0051】また、このようなエアーダンパ50は、図
1に示すように保持部材90によりベースプレート60
に保持されている。また、保持部材90には、インク供
給管101を保持してインク供給管101がジョイント
部58から外れるのを防止する役割も有する。
【0052】また、第1及び第2のインク貯留部51、
52内には、第1及び第2のダンパプレート80、81
が隔壁54と所定のクリアランスを形成するように保持
されている。この第1及び第2のダンパプレート80、
81は、例えば、ステンレス鋼等の板状部材からなり、
第1及び第2のインク貯留部51、52のインクが所定
量保持されるように、第1及び第2のフィルム状体7
0、71が隔壁へ当接するのを防止するように所定のク
リアランスを形成している。
【0053】この第1及び第2のダンパプレート80、
81は、第1及び第2のフィルム状体70、71が隔壁
54に当接するのを防止するために、第1及び第2のフ
ィルム状体70、71の面に対して広範囲となるように
図中上下方向に突出した突起部82をそれぞれ有する。
【0054】ここで、第1及び第2のインク貯留部5
1、52内へのインクの充填は、ヘッドチップ20のノ
ズル開口28からインクを吸引することにより行われ
る。このとき、第1及び第2のインク貯留部51、52
内の空気等の気体が吸引されて、第1及び第2のフィル
ム状体70、71がダンパ本体53の隔壁54に張り付
いてしまうと、第1及び第2のインク貯留部51、52
内にインクが隙間無く充填されてしまいヘッドチップ2
0内のインクに負圧を与えることができない。このた
め、第1及び第2のダンパプレート80、81を第1及
び第2のインク貯留部51、52に所定のクリアランス
を形成する位置に配置することによって第1及び第2の
フィルム状体70、71のダンパ本体53の隔壁54へ
の当接を規制して第1及び第2のインク貯留部51、5
2にインクが所定量充填されるようになっている。
【0055】このような第1及び第2のダンパプレート
80、81の所定位置への配置は、第1及び第2のダン
パプレート80、81の両側に突出するように設けられ
た保持部83をダンパ本体53の第1及び第2のインク
貯留部51、52の開口する開口縁部に設けられた係合
凹部53aに係合し、ダンパ本体53の開口縁部に第1
及び第2のフィルム状体70、71を熱溶着等により接
合することにより規定される。これにより、第1及び第
2のダンパプレート80、81はダンパ本体53と第1
及び第2のフィルム状体70、71とに隙間無く挟持さ
れ、第1及び第2のインク貯留部51、52に所定のク
リアランスを形成することができる。
【0056】このようなエアーダンパ50は、インクジ
ェットヘッド10のベースプレート60上にインクジェ
ットヘッド10の走査方向に第1及び第2のフィルム状
体70、71の面方向が一致するように搭載される。
【0057】このように搭載されたエアーダンパ50
は、インクジェットヘッド10の走査方向の加速及び減
速や走査する移動方向の向きに関わらず、第1のインク
貯留部51及び第2のインク貯留部52の容積を同等に
変化させることができるため、移動方向や加速及び減速
などに左右されず印刷品質を向上することができる。
【0058】また、エアーダンパ50に第1のインク貯
留部51と第2のインク貯留部52とを厚さ方向に重ね
て設けることによって、ヘッドチップ20内の圧力を緩
和する容積を大きくすることができ、インクジェットヘ
ッド10の加速度及び減速度や等速度による速度を向上
することができ、高速印刷を実現できる。
【0059】ここでこのようなインクジェットヘッド1
0を搭載したインクジェット式記録装置について説明す
る。なお、図6は、インクジェットヘッドを搭載したキ
ャリッジの斜視図であり、図7は、インクジェット式記
録装置の概略斜視図である。
【0060】図示するように、色毎に設けられた複数の
インクジェットヘッド10と、このインクジェットヘッ
ド10が主走査方向に複数並設されて搭載されたキャリ
ッジ110と、フレキシブルチューブからなるインク供
給管101を介してインクを供給するインクカートリッ
ジ111とを具備し、キャリッジ110は、一対のガイ
ドレール112a、112b上に軸方向に移動自在に搭
載されている。また、ガイドレール112a、112b
の一端側には駆動モータ113が設けられており、この
駆動モータ113による駆動力が、当該駆動モータ11
3に連結されたプーリ114aと、ガイドレール112
a、112bの他端側に設けられたプーリ114bとの
間に掛け渡されたタイミングベルト115に沿って移動
されるようになっている。
【0061】また、キャリッジ110の搬送方向と直交
する方向の両端部側には、ガイドレール112a、11
2bに沿ってそれぞれ一対の搬送ローラ116、117
が設けられている。これらの搬送ローラ116、117
は、キャリッジ110の下方に当該キャリッジ110の
搬送方向とは直交する方向に被記録媒体Sを搬送するも
のである。
【0062】そして、これら搬送ローラ116、117
によって被記録媒体Sを送りつつキャリッジ110をそ
の送り方向とは直交方向に走査することにより、インク
ジェットヘッド10によって被記録媒体S上に文字及び
画像等が記録される。
【0063】このキャリッジ110の移動によりインク
ジェットヘッド10のヘッドチップ20内のインクの圧
力が変動するが、インクジェットヘッド10にエアーダ
ンパ60を設けることによって圧力調整を容易に行うこ
とができ、良好なインクの吐出を実行することができ
る。
【0064】なお、本実施形態のインクジェットヘッド
10は、単色のインクを吐出するものであり、本実施形
態では、黒色(B)、イエロー(Y)、マゼンダ
(M)、シアン(C)の4色に対応して4つ並設されて
キャリッジ110に搭載されている。
【0065】また、インクカートリッジ111は、各イ
ンクジェットヘッド10に対応して各色毎に4つ設けら
れている。このようなインクカートリッジ111は、キ
ャリッジ110の主走査方向の移動や、被記録媒体Sの
移動の邪魔にならない位置で、且つインクジェットヘッ
ド10内に負圧を与えるように、インクジェットヘッド
10のノズル開口よりも所定量低い位置に設けられてい
る。
【0066】(実施例1)実施例1として、上述した実
施形態1のエアーダンパ50を搭載したインクジェット
ヘッドとした。
【0067】(比較例1)比較のため、従来のエアーダ
ンパ150を搭載したインクジェットヘッドを比較例1
とした。
【0068】(比較例2)比較のため、上述した実施形
態1の第1のインク貯留部51と第2のインク貯留部5
2とを合わせた容積と同じインク貯留部を一つ設け、そ
の厚さ方向両側の面に第1及び第2のフィルム状体を設
けたエアーダンパを搭載したインクジェットヘッドを比
較例2とした。
【0069】(試験例1)実施例1、比較例1及び比較
例2の各インクジェットヘッドをキャリッジに搭載し、
各インクジェットヘッドに同一のインクを供給すると共
にキャリッジの走査方向へ移動させて往路と復路とで印
刷を実行させた。この印刷によるキャリッジの移動時の
加速度及び等速度領域の速度を変化させた場合の印刷状
態を測定した。この結果を下記表1に示す。
【0070】
【表1】
【0071】表1に示す結果から、従来のエアーダンパ
150を用いた比較例1のインクジェットヘッドや厚さ
方向の両側にフィルム状体が設けられたエアーダンパを
用いた比較例2のインクジェットヘッドでは、加速度
0.6Gで速度が500mm/secで問題なく印刷で
きたが、600mm/secでは、印刷途中でたまにド
ット抜けが発生してしまった。また、速度が650mm
/sec以上では、印刷途中で頻繁にドット抜けが発生
してしまい印刷品質が悪化してしまった。
【0072】これに比べて実施例1のインクジェットヘ
ッド10では、何れの加速度及び等速度であっても問題
なく印刷することができた。
【0073】このように、エアーダンパ50に第1のイ
ンク貯留部51と第2のインク貯留部52とを設け、こ
の第1のインク貯留部51と第2のインク貯留部52と
の厚さ方向の一端面を第1のフィルム状体70と第2の
フィルム状体71とで形成して、第1のフィルム状体7
0と第2のフィルム状体71との面方向がインクジェッ
トヘッド10の走査方向となるように搭載するようにし
たため、インク及び気体を保持する第1及び第2のイン
ク貯留部51、52の容積を容易に大きくすることがで
き、ヘッドチップ20内のインクの大きな圧力変動にも
対応することができる。これにより、インクジェットヘ
ッド10の走査方向の移動速度、すなわち、加速度及び
等速領域での速度を上げてもヘッドチップ20内の圧力
をエアーダンパ50によって緩和して安定した印刷を行
うことができ、高速印刷を実現することができる。
【0074】また、エアーダンパ50の走査方向とは直
交する方向の両側に第1及び第2のフィルム状体70、
71を設けたため、インクジェットヘッド10の加速及
び減速や走査方向の往路及び復路でヘッドチップ20内
の圧力変動を同じように緩和することができるため、加
速度及び等速領域の速度を上げた高速印刷であっても印
刷品質を向上することができる。
【0075】(他の実施形態)以上、本発明の実施形態
1について説明したが、本発明のエアーダンパ及びイン
クジェットヘッド並びにインクジェット式記録装置はこ
のような構成に限定されるものではない。
【0076】例えば、上述した実施形態1では、ザール
方式のインクジェットヘッド10を例示したが、これに
限定されず、例えば、発熱素子等の発熱で発生するバブ
ルによってインク滴を吐出させるインクジェットヘッド
等、インクジェットヘッドが走査されるシリアル型のイ
ンクジェット式記録装置に応用することができることは
いうまでもない。
【0077】また、エアーダンパ50に隔壁54で形成
された第1のインク貯留部51と第2のインク貯留部5
2を設けたが、これに限定されず、従来形状の第1の貯
留部を有する第1のエアーダンパと第2の貯留部を有す
る第2のエアーダンパとをフィルム状体が設けられてい
ない他方面側同士を接合し、第1のエアーダンパと第2
のエアーダンパとを接合面の一部で連通するようにして
もよい。
【0078】このようにインクタンクからヘッドチップ
までのインク供給路に、第1及び第2のエアーダンパを
直列に連通させると共にフィルム状体が走査方向とは直
交する方向の端面を構成するようにすれば、エアーダン
パの構成は特に限定されない。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のエアーダ
ンパ及びインクジェットヘッド並びにインクジェット式
記録装置によれば、エアーダンパに第1のインク貯留部
と第2のインク貯留部とを設けることによって圧力変化
を緩和する容積を容易に大きくすることができ、高速印
刷を実現できると共に第1のインク貯留部と第2のイン
ク貯留部とのそれぞれの端面を形成するフィルム状体の
向きを所定方向となるように設けたため、移動の往路及
び復路や加速及び減速などの移動条件に影響を受けずに
圧力変化を緩和させることができ、印刷品質を向上する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係るインクジェットヘッ
ドの斜視図である。
【図2】本発明の実施形態1に係るインクジェットヘッ
ドの要部断面図である。
【図3】本発明の実施形態1に係るヘッドチップの分解
斜視図及び斜視断面図である。
【図4】本発明の実施形態1に係るエアーダンパの斜視
図である。
【図5】本発明の実施形態1に係るエアーダンパの厚さ
方向の断面図である。
【図6】本発明の実施形態1に係るキャリッジの斜視図
である。
【図7】本発明の実施形態1に係るインクジェット式記
録装置の概略斜視図である。
【図8】従来技術に係るダンパの面方向の断面図であ
る。
【図9】従来技術に係るダンパの断面図であり、図8の
A−A′断面図及びB−B′断面図である。
【符号の説明】
10 インクジェットヘッド 20 ヘッドチップ 30 流路基板 40 配線基板 50 エアーダンパ 51 第1のインク貯留部 52 第2のインク貯留部 53 ダンパ本体 54 隔壁 55 連通孔 58 ジョイント部材 59 フィルタ 60 ベースプレート 70 第1のフィルム状体 71 第2のフィルム状体 80 第1のダンパプレート 81 第2のダンパプレート 90 保持部材 100 インク連通管 101 インク供給管 110 キャリッジ 111 インクカートリッジ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走査方向に移動するインクジェットヘッ
    ドに設けられて、該インクジェットヘッドのヘッドチッ
    プ内に負圧を発生させるエアーダンパにおいて、 インク及び気体を保持する第1のインク貯留部を有する
    と共に該第1のインク貯留部を形成する壁面のうち走査
    方向とは直交する厚さ方向両側の面の一方が第1のフィ
    ルム状体で形成された第1のエアーダンパと、該第1の
    エアーダンパに連通すると共に前記ヘッドチップに連通
    する第2のインク貯留部を有し、且つ該第2のインク貯
    留部を形成する壁面のうち走査方向とは直交する厚さ方
    向両側の面の前記第1のフィルム状体とは反対側の他方
    が第2のフィルム状体で形成された第2のエアーダンパ
    とを具備することを特徴とするエアーダンパ。
  2. 【請求項2】 前記第1のエアーダンパと前記第2のエ
    アーダンパとが、隔壁により画成されていると共に該隔
    壁に前記第1のインク貯留部と第2のインク貯留部とを
    連通する連通孔が設けられていることを特徴とする請求
    項1に記載のエアーダンパ。
  3. 【請求項3】 前記連通孔が前記第1及び第2のインク
    貯留部に保持されたインクに対応して設けられているこ
    とを特徴とする請求項1に記載のエアーダンパ。
  4. 【請求項4】 前記連通孔が前記第1及び第2のインク
    貯留部に保持された気体にも対応して設けられているこ
    とを特徴とする請求項3に記載のエアーダンパ。
  5. 【請求項5】 前記第1及び第2のインク貯留部には、
    前記第1及び第2のフィルム状体が他方面に当接するの
    を防止するダンパプレートが設けられていることを特徴
    とする請求項1〜4の何れかに記載のエアーダンパ。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5の何れかのエアーダンパが
    前記ヘッドチップにインクを供給するインク供給路の途
    中に設けられていることを特徴とするインクジェットヘ
    ッド。
  7. 【請求項7】 請求項6のインクジェットヘッドを具備
    することを特徴とするインクジェット式記録装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100768828B1 (ko) * 2006-06-01 2007-10-24 전문배 잉크 프린터용 댐핑장치
JP2018012203A (ja) * 2016-07-19 2018-01-25 武藤工業株式会社 インクジェット記録装置及びインクジェット記録装置におけるダンパー機構

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KR100768828B1 (ko) * 2006-06-01 2007-10-24 전문배 잉크 프린터용 댐핑장치
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