JP2002254613A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JP2002254613A
JP2002254613A JP2001057543A JP2001057543A JP2002254613A JP 2002254613 A JP2002254613 A JP 2002254613A JP 2001057543 A JP2001057543 A JP 2001057543A JP 2001057543 A JP2001057543 A JP 2001057543A JP 2002254613 A JP2002254613 A JP 2002254613A
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driving
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ink
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drive
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Shuzo Matsumoto
修三 松本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速高密度記録ができない。 【解決手段】 最高駆動周波数のときの駆動波形と通常
駆動周波数のときの駆動波形とで異なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインクジェット記録装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プ
ロッタ等の画像記録装置(画像形成装置)として用いる
インクジェット記録装置は、インク滴を吐出するノズル
と、このノズルが連通するインク流路(吐出室、圧力
室、加圧液室、液室等とも称される。)と、このインク
流路内のインクを加圧する駆動手段とを備えたインクジ
ェットヘッドを搭載したものである。
【0003】インクジェットヘッドとしては、インク流
路内のインクを加圧するエネルギーを発生するエネルギ
ー発生手段として、圧電素子を用いてインク流路の壁面
を形成する振動板を変形させてインク流路内容積を変化
させてインク滴を吐出させるいわゆるピエゾ型のもの
(特開平2−51734号公報参照)、或いは、発熱抵
抗体を用いてインク流路内でインクを加熱して気泡を発
生させることによる圧力でインク滴を吐出させるいわゆ
るバブル型のもの(特開昭61−59911号公報参
照)、インク流路の壁面を形成する振動板と電極とを対
向配置し、振動板と電極との間に発生させる静電力によ
って振動板を変形させることで、インク流路内容積を変
化させてインク滴を吐出させる静電型のもの(特開平6
−71882号公報参照)などが知られている。
【0004】ところで、インクジェット記録装置におい
ては高速での高画質記録が要求されていることから、特
開平9−57966号公報に記載されているようにイン
ク滴を吐出するノズル数を増加させたヘッドを用いたも
の、或いは、特開平9−254381号公報に記載され
ているようにインク吐出用の駆動電圧を印加した後に、
インク吐出室内の圧力が正圧になるのを待ってからイン
クの残留振動を抑制するための補助電圧を再び印加する
ことで、ヘッドの駆動周波数を高めようとするものなど
が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、インクジェ
ット記録は、上述したようにインク流路(インク圧力
室)に体積変化を与えることで、インク圧力室内に圧力
変化を与えてノズルからインク滴を吐出させる原理に基
づくものであり、特に吐出されるインク滴の質量は、ノ
ズル形状や駆動手段に印加される駆動波形に影響され
る。通常は、駆動周波数が高くなるとインク滴吐出後の
ノズル部へのインク供給が遅れてしまい、吐出されるイ
ンク滴体積が小さくなる。そのため、ヘッドのインク滴
吐出の駆動周波数の上限は、このインク供給が遅れずに
供給可能で噴射されるインク滴体積が一定範囲内に維持
できる領域に設定するようにしている。
【0006】そして、通常、記録装置の記録速度を決定
する主な因子は、記録密度(印写ドットの画素密度)、
ヘッドのノズル数、ヘッドの最高駆動周波数である。記
録品質を向上させるためには記録密度を高密度化するこ
とが求められるが、記録密度の向上は記録速度の向上と
は背反するものとなる。
【0007】そのため、上述した従来のインクジェット
記録装置のうちのノズル数を増加させたヘッドを搭載し
たものにあっては、ノズル数を増加させることによって
高速印字は可能となるものの、ノズル数を増加させるこ
とでヘッドの形状が大きくなり、構成も複雑で、ノズル
のインクによる目詰まり等も増加し、製造上の歩留まり
も低下するという課題がある。特に、上述した公報に記
載のヘッドのように、1つの圧力発生部に複数のノズル
を形成してインク吐出を行うものでは、ヘッド構成が極
めて複雑になり、製造工程もより煩雑となる。
【0008】しかも、一般的に、ノズル数を増加させる
場合、ノズル列方向にノズル数を増加させるので、印字
の副走査方向への印字速度は向上するものの、印字の主
走査方向への印字速度の向上は期待できない。それは、
ノズル数やノズル密度を増加させて印字密度が高くなれ
ばなるほど顕著に現れ、より一層主走査方向への印字速
度の低下を招く原因となってしまうという課題がある。
【0009】そこで、ヘッドの最高駆動周波数を高くす
ることが高速高密度記録を可能にする上で重要である。
そのため、上述した従来のインクジェット記録装置のよ
うにヘッドの駆動周波数を高くすることが行われるので
あるが、上記公報記載のインクジェット記録装置にあっ
ては、インク流路内に発生するインクの残留振動を速や
かに減衰させるために、ヘッドの駆動手段に対して非常
に複雑な駆動信号波形を印加するものであり、そのよう
な駆動波形を発生させる駆動回路の構成も、また、煩雑
でコスト高となるという課題がある。
【0010】本発明は上記の課題に鑑みてなされたもの
であり、簡単な構成で安定したインク滴吐出特性が得ら
れ、高速、高密度記録が可能なインクジェット記録装置
を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明に係るインクジェット記録装置は、ヘッドの
駆動手段に対して印加する駆動波形が最高駆動周波数の
ときの駆動波形と最高駆動周波数以外の駆動周波数のと
きの駆動波形とで異なる構成としたものである。
【0012】ここで、最高駆動周波数のときの駆動波形
と最高駆動周波数以外の駆動周波数のときの駆動波形と
はパルス数が異なることが好ましい。この場合、最高駆
動周波数のときの駆動波形と最高駆動周波数以外の駆動
周波数のときの駆動波形とは少なくとも1以上の共通パ
ルス部分を有することが好ましい。
【0013】また、最高駆動周波数以外の駆動周波数の
ときの駆動波形はインク滴を吐出させる吐出パルス部分
とこの吐出パルス部分の前に印加されるインク滴を吐出
させないでインクメニスカスを振動させるのみの非吐出
パルス部分とを含み、最高駆動周波数のときの駆動波形
は非吐出パルス部分を含まないことが好ましい。
【0014】この場合、最高駆動周波数の設定条件を、
最高駆動周波数以外の駆動周波数のときに印加する非吐
出パルス部分の印加後で吐出パルス部分の印加直前の状
態と同じメニスカス状態のときとすることが好ましい。
【0015】また、最高駆動周波数のときの駆動波形と
最高駆動周波数以外の駆動周波数のときの駆動波形とは
パルス波高値が異なることが好ましい。この場合、最高
駆動周波数のときの駆動波形のパルス波高値が最高駆動
周波数以外の駆動周波数のときの駆動波形のパルス波高
値より大きいことが好ましい。を特徴とするインクジェ
ット記録装置。
【0016】さらに、最高駆動周波数の設定条件を、最
高駆動周波数の1/2の駆動周波数までは駆動周波数に
よらず実質的に同等の噴射滴が形成されている状態のと
きとすることが好ましい。さらにまた、最高駆動周波数
のときの駆動波形と最高駆動周波数以外の駆動周波数の
ときの駆動波形とは吐出されるインク滴体積を異ならし
める波形であることが好ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して説明する。図1は本発明に係るインクジ
ェット記録装置の機構部の概略斜視説明図、図2は同機
構部の側面説明図である。
【0018】このインクジェット記録装置は、記録装置
本体1の内部に主走査方向に移動可能なキャリッジ、キ
ャリッジに搭載したインクジェットヘッドからなる記録
ヘッド、記録ヘッドへのインクを供給するインクカート
リッジ等で構成される印字機構部2等を収納し、給紙カ
セット4或いは手差しトレイ5から給送される用紙3を
取り込み、印字機構部2によって所要の画像を記録した
後、後面側に装着された排紙トレイ6に排紙する。
【0019】印字機構部2は、図示しない左右の側板に
横架したガイド部材である主ガイドロッド11と従ガイ
ドロッド12とでキャリッジ13を主走査方向(図2で
紙面垂直方向)に摺動自在に保持し、このキャリッジ1
3にはイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ
(M)、ブラック(Bk)の各色のインク滴を吐出する
インクジェットヘッドからなるヘッド14をインク滴吐
出方向を下方に向けて装着し、キャリッジ13の上側に
はヘッド14に各色のインクを供給するための各インク
タンク(インクカートリッジ)15を交換可能に装着し
ている。
【0020】インクカートリッジ15は上方に大気と連
通する大気口、下方にはインクジェットヘッド14へイ
ンクを供給する供給口を、内部にはインクが充填された
多孔質体を有しており、多孔質体の毛管力によりインク
ジェットヘッド14へ供給されるインクをわずかな負圧
に維持している。このインクカートリッジ15からイン
クをヘッド14内に供給する。
【0021】ここで、キャリッジ13は後方側(用紙搬
送方向下流側)を主ガイドロッド11に摺動自在に嵌装
し、前方側(用紙搬送方向上流側)を従ガイドロッド1
2に摺動自在に載置している。そして、このキャリッジ
13を主走査方向に移動走査するため、主走査モータ1
7で回転駆動される駆動プーリ18と従動プーリ19と
の間にタイミングベルト20を張装し、このタイミング
ベルト20をキャリッジ13に固定しており、主走査モ
ータ17の正逆回転によりキャリッジ13が往復駆動さ
れる。
【0022】また、記録ヘッドとしてここでは各色のヘ
ッド14を用いているが、各色のインク滴を吐出するノ
ズルを有する1個のヘッドでもよい。さらに、ヘッド1
4としては、圧電素子を用いてインク流路の壁面を形成
する振動板を変形させてインク流路内容積を変化させて
インク滴を吐出させるいわゆるピエゾ型のもの、或い
は、発熱抵抗体を用いてインク流路内でインクを加熱し
て気泡を発生させることによる圧力でインク滴を吐出さ
せるいわゆるバブル型のもの、インク流路の壁面の少な
くとも一部を形成する振動板とこれに対向する電極とを
備え、静電力で振動板を変形変位させてインクを加圧す
る静電型のものなどを用いることができるが、ここでは
ピエゾ型インクジェットヘッドを用いている。
【0023】一方、給紙カセット4にセットした用紙3
をヘッド14の下方側に搬送するために、給紙カセット
4から用紙3を分離給装する給紙ローラ21及びフリク
ションパッド22と、用紙3を案内するガイド部材23
と、給紙された用紙3を反転させて搬送する搬送ローラ
24と、この搬送ローラ24の周面に押し付けられる搬
送コロ25及び搬送ローラ24からの用紙3の送り出し
角度を規定する先端コロ26とを設けている。搬送ロー
ラ24は副走査モータ27によってギヤ列を介して回転
駆動される。
【0024】そして、キャリッジ13の主走査方向の移
動範囲に対応して搬送ローラ24から送り出された用紙
3を記録ヘッド14の下方側で案内する用紙ガイド部材
である印写受け部材29を設けている。この印写受け部
材29の用紙搬送方向下流側には、用紙3を排紙方向へ
送り出すために回転駆動される搬送コロ31、拍車32
を設け、さらに用紙3を排紙トレイ6に送り出す排紙ロ
ーラ33及び拍車34と、排紙経路を形成するガイド部
材35,36とを配設している。
【0025】記録時には、キャリッジ13を移動させな
がら画像信号に応じて記録ヘッド14を駆動することに
より、停止している用紙3にインクを吐出して1行分を
記録し、用紙3を所定量搬送後次の行の記録を行う。記
録終了信号または、用紙3の後端が記録領域に到達した
信号を受けることにより、記録動作を終了させ用紙3を
排紙する。
【0026】また、キャリッジ13の移動方向右端側の
記録領域を外れた位置には、ヘッド14の吐出不良を回
復するための回復装置37を配置している。回復装置3
7は、キャップ手段と吸引手段とクリーニング手段を有
している。キャリッジ13は印字待機中にはこの回復装
置37側に移動されてキャッピング手段でヘッド14を
キャッピングされ、吐出口部(ノズル孔)を湿潤状態に
保つことによりインク乾燥による吐出不良を防止する。
また、記録途中などに記録と関係しないインクを吐出す
る(パージする)ことにより、全ての吐出口のインク粘
度を一定にし、安定した吐出性能を維持する。
【0027】吐出不良が発生した場合等には、キャッピ
ング手段でヘッド14の吐出口(ノズル)を密封し、チ
ューブを通して吸引手段で吐出口からインクとともに気
泡等を吸い出し、吐出口面に付着したインクやゴミ等は
クリーニング手段により除去され吐出不良が回復され
る。また、吸引されたインクは、本体下部に設置された
廃インク溜(不図示)に排出され、廃インク溜内部のイ
ンク吸収体に吸収保持される。
【0028】次に、このインクジェット記録装置のヘッ
ド14を構成するインクジェットヘッドについて図3を
参照して説明する。なお、同図は同ヘッドの分解斜視説
明図である。このインクジェットヘッドは、シリコン基
板等からなる流路基板41の上面にノズル板42を接合
して、ノズル44、インク流路である圧力室46、この
圧力室46に流体抵抗部47を介してインクを供給する
共通液室48などを形成し、流路基板41には圧力室4
6の壁面の一部である底部を形成する振動板50を形成
して、流路基板41の下側に振動板50に対応して複数
の積層型圧電素子52を配置したベース基板53を配設
している。また、共通液室48にインクを供給するため
にインク供給パイプ54を接続している。このインク供
給パイプ54は前述したインクカートリッジ15に接続
される。
【0029】そして、これらの各部はヘッドケース55
内に収容し、このヘッドケース55内には圧電素子52
を画像信号に応じて駆動するための駆動回路56も収容
している。この駆動回路56からは、共通信号ライン5
7を通じて複数の圧電素子52,52……の共通電極に
対して共通電圧を印加し、選択信号ライン58を通じて
複数の圧電素子52,52……の各選択電極に対して画
像信号に応じた選択信号を印加して、画像信号に応じて
圧電素子52を選択的に駆動する。
【0030】このインクジェットヘッドの作用について
図4を参照して説明しておくと、同図(a)に示すよう
に、圧力室46の定常状態では、インクの表面張力によ
るメニスカス61がノズル44の圧力室46側に形成さ
れ、インクの表面張力とインク内圧(通常は負圧)が平
衡している。
【0031】この状態で、画像信号に応じて圧電素子5
2の選択電極に駆動波形(10〜50Vのパルス電圧)
を印加することによって、圧電素52に同図(a)に示
す矢示δ方向(積層方向)の変位が生起し、同図(b)
に示すように振動板50を介して圧力室46内容積が減
少し、圧力室46内圧力が上昇してノズル44からイン
ク滴が吐出される。
【0032】そして、インク滴吐出の終了に伴い、圧力
室44内のインク圧力が低減し、インクの流れの慣性と
駆動パルス(駆動波形)の放電過程によって圧力室44
内に負圧が発生してインク充填行程へ移行する。このと
き、インクカートリッジ15からインク供給パイプ54
を介して供給されるインクは共通液室48に流入し、共
通液室48から流体抵抗部47を経て圧力室46内に充
填される。そして、ノズル44の出口のインクメニスカ
ス面の振動が減衰し、ある程度定常状態に戻れば次のイ
ンク滴吐出動作に移行する。
【0033】次に、このインクジェット記録装置の制御
部の概要について図5を参照して説明する。この制御部
は、この記録装置全体の制御を司るマイクロコンピュー
タ(以下、「CPU」と称する。)80と、所要の固定
情報を格納したROM81と、ワーキングメモリ等とし
て使用するRAM82と、ホスト側から転送される画像
データを処理したデータを格納する画像メモリ83と、
パラレル入出力(PIO)ポート84と、入力バッファ
85と、パラレル入出力(PIO)ポート86と、波形
生成回路87と、ヘッド駆動回路88及びドライバ89
等を備えている。
【0034】ここで、PIOポート84にはホスト側か
ら画像データなどの各種情報、図示しない操作パネルか
らの各種指示情報、用紙の始端、終端を検知する紙有無
センサからの検知信号、キャリッジ13のホームポジシ
ョン(基準位置)を検知するホームポジションセンサ等
の各種センサからの信号等が入力され、またこのPIO
ポート84を介してホスト側や操作パネル側に対して所
要の情報が送出される。
【0035】また、波形生成回路87は、ヘッド14の
圧電素子52に対して印加する駆動波形を生成出力す
る。この波形生成回路87としては、CPU80からの
駆動波形データをD/A変換するD/A変換器を用いる
ことで、簡単な構成で所要の駆動波形を生成出力するこ
とができる。
【0036】ヘッド駆動回路88は、PIOポート86
を介して与えられる各種データ及び信号に基づいて、ヘ
ッド14の選択されたチャンネルの圧電素子52に対し
て波形生成回路86からの駆動波形を印加する。さら
に、ドライバ89は、PIOポート86を介して与えら
れる駆動データに応じて主走査モータ17及び副走査モ
ータ27を各々駆動制御することで、キャリッジ13を
主走査方向に移動走査し、搬送ローラ24を回転させて
用紙3を所定量搬送させる。
【0037】次に、このインクジェット記録装置におけ
るヘッドの駆動制御について図6以降をも参照して説明
する。先ず、図6を参照して本発明に係るインク噴射動
作を説明する。同図(a)は圧電素子32を駆動する駆
動パルスの時間的変化を示し、横軸に時間t,縦軸に電
圧Vをとってある。同図(b)は圧電素子32への駆動
パルス印加による圧力室46の容積変化を示し、横軸に
時間t,縦軸に容積変化Cをとってある。同図(c)は
圧電素子32に駆動パルスを印加したときのノズル44
のインクメニスカス61の挙動を示し、横軸に時間t,
縦軸にメニスカス位置Mをとってある(−は圧力室方
向、+は圧力室方向と反対方向を示す)。なお、駆動パ
ルスのパルス波形を91、圧力室の容積変化曲線を9
2、メニスカスの位置変化曲線(慣性振動)を93で表
わす。
【0038】同図(a)に示すように駆動パルス電圧V
pの時間的変化は、パルス波形91で示すように時間0
〜t0までは零で、時間t0以降時間t0〜t1までの時間
は立ち上がり時間Tで、電圧Vpまで立ち上がる。期間
Tの領域をパルス立上部91aと称する。このパルス立
上部91aの期間Tにおいて、圧力室46は同図(b)
に示すように、容積C0からC1のレベルまで容積変化曲
線92aに従って変化し、圧力室46の容積が縮小す
る。
【0039】また、同図(a)の時間t1〜t2の期間に
おいて、駆動パルスの電圧Vpは一定に保たれる。この
期間の領域をパルス実効部91bと称する。このパルス
実効部91bの期間において、圧力室46の容積変化
は、同図(b)に示すように、容積変化曲線92bに従
って縮小した一定容積C1に維持される。この間メニス
カス61は、同図(c)のメニスカス位置曲線93に示
すようにインク噴射方向へ強く押し出されインク滴を噴
射:切断させる(×図示)。メニスカス切断(噴射)直
後のメニスカス61の位置は定常レベルM0に対してか
なりノズル内に引き込まれた位置に達し、その後、自由
振動をしながらメニスカス61の位置は定常レベルM0
に戻ろうとする。
【0040】同図(a)の時間t2〜t3の期間は、立ち
下がりの時間T1で駆動パルスの電圧Vpは立ち下が
る。この期間をパルス立下部91cと称する。このパル
ス立下部91cの電圧Vpから0までの立ち下がりによ
り、圧力室46の容積はC1からC0まで拡大変化し、圧
力室46内の圧力を減圧する。このとき、圧力室46内
にはノズル44に向うインクの慣性流れが発生し、先に
延べたメニスカスの自由振動に重畳してメニスカス61
の位置は定常レベルM0に戻ろうとする。
【0041】駆動パルス91により圧電素子32を駆動
したとき、インクの慣性流れによって生ずるメニスカス
の位置振動93を説明する。駆動パルス91の電圧波形
の立ち上り期間Tにおいて圧力室46の容積が縮小して
インク滴が噴射されると、圧力室46内には減少したイ
ンクを補うためのノズル44に向うインクの慣性流れが
発生し、この慣性流れは、ノズル44のインク表面張力
と釣合を保ちながらメニスカスの振動を発生させる。
【0042】この振動は、基本的にはノズル44のイン
ク表面張力によるコンプライアンスとインクの慣性によ
って決まる周期の固有振動を有する。この固有振動は、
同図(c)に示すメニスカス位置を示す曲線となる。こ
の曲線を慣性振動93とする。インク圧力波の残留振動
は、圧電素子32に印加されるパルス実効部91bが切
断される時間t2において、インクの圧力波により発生
する振動であり、圧力波の残留振動による周期は、イン
クの慣性流れによる慣性振動23の周期に比較して短く
振幅も小さい。慣性振動93と圧力残留振動とは、重な
り合っ重畳波となりインクのメニスカス位置61が決定
される。したがって、パルス実効部91bが切断される
時間t2はこの振動の重畳により振動を打ち消し合うタ
イミングに設定するのがよい。
【0043】次に、図7及び図8に示すプリントパター
ン(記録画素パターン)と駆動周波数との対応の関係を参
照して、本発明における「最高駆動周波数」について説
明する。この例では記録ヘッドの最高駆動周波数を16
KHzに設定して駆動するものとする。簡単のため、注
目する記録画素を含めて16の画素の画素信号と注目す
るノズルの駆動周波数が擬似的にどの周波数に対応する
かを示している。
【0044】ここで、各図中、白丸は非印写ドット、黒
丸は印写ドットを示している。横方向が印写の方向(す
なわち記録ヘッドの移動方向)で、横1列がある1つの
同じノズルからのインク滴噴射の状態を示している。
【0045】先ず、図7の例では、h段の列は非印写状
態が無く連続的にすべての印写タイミングで印写してお
り、この状態が設定した最高駆動周波数での駆動状態の
基本パターンである。また、g段の列は非印写状態と印
写状態の交互に繰り返される状態が最高駆動周波数の1
/2の周波数(すなわち、ここでは8KHz)での駆動
状態の基本パターンである。同様に、f段の列〜a段の
列は最高駆動周波数の1/3、1/4、1/5……の周
波数での駆動状態の基本パターンを示す。つまり、すべ
ての印写パターンは、この最高駆動周波数1/1,1/
2、1/3、1/4、1/5……の周波数での駆動状態
の組み合わせでできている。
【0046】本発明における「最高駆動周波数」は注目
するノズルの注目する駆動波形に対して、その直前の駆
動波形が印加されたタイミングで定義している。例え
ば、図8のg段の列、h段の列のように着目するノズル
のその直前に印加された駆動波形(直前の1発のみに着
目して)のタイミングが最高駆動周波数と同じである場
合、つまり、前の駆動可能タイミングで駆動波形が有っ
たときに、その注目するノズルの注目する駆動波形は最
大駆動周波数で印加されていると称する。また、最大駆
動周波数で印加されている以外の場合、つまり、前の駆
動可能タイミングで駆動波形が無いときは最高駆動周波
数以外の駆動周波数(これを「通常駆動周波数」と称す
る。)で印加されていると称する。
【0047】そこで、本発明における駆動波形(駆動電
圧波形)の第1実施例乃至第4実施例について図9乃至
第12図を参照して説明する。なお、各図とも、横軸は
時間、縦軸は印加電圧を示す。矢印は最高駆動周波数の
駆動周期を表している。また、各図(b)は図9でのh
段に相当する本発明に対応した最高駆動周波数での駆動
電圧波形を、各図(a)は同じくg段に相当する最高駆
動周波数の1/2駆動周波数の駆動波形であって比較説
明用の駆動波形を示している。
【0048】図9に示す第1実施例は、同図(b)に示
す最高駆動周波数のときに印加する駆動波形(駆動電圧
波形)の形状を同図(a)に示す通常駆動周波数のとき
に印加する駆動波形(駆動電圧波形)の形状と異ならせ
た例である。
【0049】図10に示す第2実施例は、同図(b)に
示す最高駆動周波数のときに印加する駆動波形のパルス
数を同図(a)に示す通常駆動周波数のときに印加する
駆動波形のパルス数と異ならせた例である。
【0050】また、ここでは、最高駆動周波数のときに
印加する駆動波形と通常駆動周波数のときに印加する駆
動波形とでは、少なくとも1つの共通の電圧パルス部分
を有している。すなわち、通常駆動周波数のときは駆動
波形としてパルス部分イとパルス部分ロよりなっている
が、最高駆動周波数のときは駆動波形として共通の電圧
パルス部分としてパルス部分イを持ち、共通でない波形
としてパルス部分ロ´の電圧パルス部分を持つ駆動波形
としている。この時、共通波形部分は同じ時間タイミン
グで駆動することにより、ドライバIC(駆動回路)の
簡易化を図れる。
【0051】図11に示す第3実施例は、同図(b)に
示す最高駆動周波数のときに印加する駆動波形として、
同図(a)に示す通常駆動周波数のときに印加するイン
ク滴を吐出させないでインクメニスカスを振動させるの
みの非吐出パルス(前電圧パルス部分)Pfとインク滴
を吐出させる吐出パルスPmとからなる駆動波形のうち
の、非吐出パルスPfを印加しないようにした例であ
る。
【0052】図12に示す第4実施例は、同図(b)に
示す最高駆動周波数のときに印加する駆動波形の波高値
Vnを同図(a)に示す通常駆動周波数のときに印加す
る駆動波形の波高値Vmよりも大きくした例である。
【0053】次に、駆動手段に駆動波形を印加する最高
駆動周波数の設定条件の一例について図13を参照して
説明する。ここでは、最高駆動周波数の設定条件を、最
高駆動周波数の1/2の駆動周波数までは駆動周波数に
よらず実質的に同等の噴射滴が形成されている状態のと
きとしている。
【0054】すなわち、同図に示すように、通常、噴射
時のインク滴質量は駆動周波数の低周波領域での変動は
少なく、高周波領域で変動が生じる。これは、前述した
ように、インク滴噴射直後のメニスカス状態は初期状態
に至るまでのインクリフィルや振動減衰に要する時間が
必要となってくるからである。そのため、従前は、同図
のA点を最高駆動周波数とする設定を行っていた。
【0055】ところが、最高駆動周波数のみを駆動波形
の補正により同等のインク滴を噴射できれば、従前設定
していた最高駆動周波数:A点を1/2駆動周波数点に
することができ、最高駆動周波数をB点に設定し、2倍
程度高くすることができる。
【0056】この図示の例では、従前16KHzを最高
駆動周波数として設定していたものが、本発明によって
32KHzの最高駆動周波数とすることができる。ま
た、本発明によれば上述した方法で最高駆動周波数のと
きに噴射するインク滴体積と通常駆動周波数のときに噴
射するインク滴体積とを異ならせるように、異なる駆動
電圧波形を設定して印加することもできる。
【0057】これは、画像処理等の選定に応じ最適な画
像を印写するために、最高駆動周波数での吐出滴体積を
自由に設定できるようにして大きめ或いは小さめの画素
を得られるとしたものである。
【0058】次に、駆動手段に駆動波形を印加する最高
駆動周波数の設定条件の他の例について図14を参照し
て説明する。ここでは、最高駆動周波数の設定条件を、
通常駆動周波数のときに印加する前電圧パルス部分(非
吐出パルス)の印加後で主電圧パルス部分(吐出パル
ス)の印加直前の状態と同じメニスカス状態のときとし
ている。
【0059】すなわち、同図(a)に示す期間Tc(t
0−t0間の時間に相当)は最高駆動周波数の駆動周期を
表している。ここでは、通常駆動周波数の時の駆動波形
は、前電圧パルス部分(非吐出パルス)Pfと主電圧パ
ルス部分(吐出パルス)Pmの複合の波形である。非吐
出パルスPfは、吐出パルスPmによるインク滴を吐出
する事前に駆動して吐出パルスPm印加直前のメニスカ
ス状態を制御するものである。
【0060】このような駆動波形を印加した場合、同図
(b)に示すように、非吐出パルスPfの印加によって
吐出パルスPmを印加する直前のメニスカスの位置は、
ノズル内方に移動し、この状態で吐出パルスPmを印加
すると、通常の状態で吐出パルスPmを印加する場合よ
りも小滴が噴射される。このときに、最高駆動周波数の
ときの駆動波形は吐出パルス(主電圧パルス部分)Pm
のみの波形とした。
【0061】この場合には前に吐出したインク滴の影響
で、非吐出パルスPfを印加しなくても吐出パルスPm
の駆動タイミングを合せることで、非吐出パルスPf印
加後のメニスカス状態(X1)と同等のメニスカス状態
(X2)で吐出パルスPmを印加することになり、同等
の小滴を噴射することができる。なお、実際は、メニス
カスの位置だけではなく、メニスカスの速度等も含めて
同等のメニスカス状態を得ることが必要となる。
【0062】なお、上記実施形態においては、ノズルを
振動板の変位方向と交差する方向にインク滴が吐出する
ように形成したエッジシュータ方式のインクジェットヘ
ッドであるが、ノズルを振動板の変位方向にインク滴が
吐出するように形成したサイドシュータ方式のインクジ
ェットヘッドでもよい。また、インクジェットヘッドが
ピエゾ型インクジェットヘッドである場合を例にして説
明しているが、静電型或いはバブル型インクジェットヘ
ッドを搭載したインクジェット記録装置にも同様に適用
することができる。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るイン
クジェット記録装置によれば、ヘッドの駆動手段に対し
て印加する駆動波形が最高駆動周波数のときの駆動波形
と通常駆動周波数のときの駆動波形とで異なる構成とし
たので、最高駆動周波数のときの吐出滴の状態を通常駆
動周波数のときの吐出滴の状態とほぼ同等にすることが
可能になって、最高駆動周波数を高くすることができ、
高速、高密度記録で安定したインク滴吐出特性が得られ
る。
【0064】ここで、最高駆動周波数のときの駆動波形
と通常の駆動周波数のときの駆動波形とはパルス数が異
なることで、最高駆動周波数のときの吐出滴体積を通常
駆動周波数のときの吐出滴体積とほぼ同等にすることが
できる。この場合、最高駆動周波数のときの駆動波形と
通常駆動周波数のときの駆動波形とは少なくとも1以上
の共通パルス部分を有することで、駆動回路の構成が簡
単になる。
【0065】また、通常駆動周波数のときの駆動波形は
インク滴を吐出させる吐出パルス部分とこの吐出パルス
部分の前に印加されるインク滴を吐出させないでインク
メニスカスを振動させるのみの非吐出パルス部分とを含
み、最高駆動周波数のときの駆動波形は非吐出パルス部
分を含まないことで、最高駆動周波数での駆動波形の出
力に要する時間を短縮でき、最高駆動周波数を上げるう
えでの制約が少なくなる。
【0066】この場合、最高駆動周波数の設定条件を、
通常駆動周波数のときに印加する非吐出パルス部分の印
加後で吐出パルス部分の印加直前の状態と同じメニスカ
ス状態のときとすることで、最高駆動周波数のときの吐
出滴体積を通常駆動周波数のときの吐出滴体積とほぼ同
等にすることができる。
【0067】また、最高駆動周波数のときの駆動波形と
通常駆動周波数のときの駆動波形とはパルス波高値が異
なることで、通常駆動周波数のときの吐出滴体積を小さ
くすることなく、最高駆動周波数での同等の吐出滴体積
を得ることができるようになる。この場合、最高駆動周
波数のときの駆動波形のパルス波高値が通常駆動周波数
のときの駆動波形のパルス波高値より大きいことで、通
常駆動周波数のときの吐出滴体積を小さくすることな
く、最高駆動周波数での同等の吐出滴体積を得ることが
できる。
【0068】さらに、最高駆動周波数の設定条件を、最
高駆動周波数の1/2の駆動周波数までは駆動周波数に
よらず実質的に同等の噴射滴が形成されている状態のと
きとすることで、最高駆動周波数をほぼ倍に引き上げる
ことができ、応答周波数を向上できる。さらにまた、最
高駆動周波数のときの駆動波形と通常駆動周波数のとき
の駆動波形とは吐出されるインク滴体積を異ならしめる
波形であることで、最高駆動周波数での吐出滴体積の設
定の自由度が高くなり、画像処理等の選定に応じた最適
な画像を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインクジェット記録装置の機構部
の概略斜視説明図
【図2】同機構部の側面説明図
【図3】同記録装置のヘッドを構成するインクジェット
ヘッドの一例を示す分解斜視説明図
【図4】同インクジェットヘッドの動作説明に供する説
明図
【図5】同記録装置の制御部の概要を説明するブロック
【図6】本発明に係るインク滴噴射動作の説明に供する
説明図
【図7】最高駆動周波数の説明に供する説明図
【図8】最高駆動周波数の説明に供する説明図
【図9】最高駆動周波数の駆動波形の第1実施例を説明
する説明図
【図10】最高駆動周波数の駆動波形の第2実施例を説
明する説明図
【図11】最高駆動周波数の駆動波形の第3実施例を説
明する説明図
【図12】最高駆動周波数の駆動波形の第4実施例を説
明する説明図
【図13】最高駆動周波数の設定条件の一例の説明に供
する説明図
【図14】最高駆動周波数の設定条件の他の例の説明に
供する説明図
【符号の説明】
13…キャリッジ、14…ヘッド、24…搬送ローラ、
33…排紙ローラ、40…インクジェットヘッド、41
…流路基板、42…ノズル板、44…ノズル、46…圧
力室、47…流体抵抗部、48…共通液室、50…振動
板、52…圧電素子。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インク滴を吐出するノズルと、このノズ
    ルが連通するインク流路と、このインク流路のインクを
    加圧させるエネルギーを発生する駆動手段とを有するヘ
    ッドを搭載したインクジェット記録装置において、前記
    ヘッドの駆動手段に対して印加する駆動波形は、最高駆
    動周波数のときの駆動波形と最高駆動周波数以外の駆動
    周波数のときの駆動波形とで異なることを特徴とするイ
    ンクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のインクジェット記録装
    置において、最高駆動周波数のときの駆動波形と最高駆
    動周波数以外の駆動周波数のときの駆動波形とはパルス
    数が異なることを特徴とするインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のインクジェット記録装
    置において、最高駆動周波数のときの駆動波形と最高駆
    動周波数以外の駆動周波数のときの駆動波形とは少なく
    とも1以上の共通パルス部分を有することを特徴とする
    インクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3に記載のインクジェット
    記録装置において、前記最高駆動周波数以外の駆動周波
    数のときの駆動波形はインク滴を吐出させる吐出パルス
    部分とこの吐出パルス部分の前に印加されるインク滴を
    吐出させないでインクメニスカスを振動させるのみの非
    吐出パルス部分とを含み、前記最高駆動周波数のときの
    駆動波形は前記非吐出パルス部分を含まないことを特徴
    とするインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のインクジェット記録装
    置において、前記最高駆動周波数の設定条件を、最高駆
    動周波数以外の駆動周波数のときに印加する非吐出パル
    ス部分の印加後で吐出パルス部分の印加直前の状態と同
    じメニスカス状態のときとしたことを特徴とするインク
    ジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のインクジェット記録装
    置において、最高駆動周波数のときの駆動波形と最高駆
    動周波数以外の駆動周波数のときの駆動波形とはパルス
    波高値が異なることを特徴とするインクジェット記録装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のインクジェット記録装
    置において、最高駆動周波数のときの駆動波形のパルス
    波高値が最高駆動周波数以外の駆動周波数のときの駆動
    波形のパルス波高値より大きいことを特徴とするインク
    ジェット記録装置。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載のインクジェット記録装
    置において、前記最高駆動周波数の設定条件を、最高駆
    動周波数の1/2の駆動周波数までは駆動周波数によら
    ず実質的に同等の噴射滴が形成されている状態のときと
    したことをインクジェット記録装置。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載のインクジェット記録装
    置において、最高駆動周波数のときの駆動波形と最高駆
    動周波数以外の駆動周波数のときの駆動波形とは吐出さ
    れるインク滴体積を異ならしめる波形であることを特徴
    とするインクジェット記録装置。
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