JP2009066781A - プリントヘッドユニット及びインクジェットプリンタ - Google Patents

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Abstract

【課題】共通流路部材にインク供給するインク流入管と、共通流路部材から空気と共にインクを排出するインク排出管との接続作業を簡便に行うことができるプリントヘッドユニット及びインクジェットプリンタを提供する。
【解決手段】複数のプリントヘッドに対して共通にインクを供給する共通流路部材30と、共通流路部材30の側面又は下面に接続されたインク供給管とを有し、共通流路部材30の下面30bには、インク流入口302とインク排出口303とが設けられ、共通流路部材30の内部には、インク排出口303から天井壁301aに向けて立ち上がると共にその上端開口306bが天井壁301aに近接配置され、共通流路301内の空気をインクと共に上端開口306bから下向させてインク排出口303から排出するためのインク排出流路306が形成されたプリントヘッドユニットを、インクジェットプリンタに着脱可能に設ける。
【選択図】図2

Description

本発明はプリントヘッドユニット及びインクジェットプリンタに関し、詳しくは、インクタンクからのインクを共通流路内に一旦貯留し、該共通流路から複数のプリントヘッドの各々に対してインクを供給するようにしたプリントヘッドユニット及びインクジェットプリンタに関する。
複数のプリントヘッドの各々に対して共通にインクを供給する共通流路部材(分配器)を備えたインクジェットプリンタが特許文献1に開示されている。このインクジェットプリンタは、インクタンクから引き出した供給チューブの先端に共通流路部材を接続し、この共通流路部材に複数のプリントヘッドを並列接続したものであり、プリントヘッドの数が多くなっても、インクタンクからは1本のチューブによってインク供給が可能となる利点を有している。
ところで、プリントヘッドに供給されるインク中に空気(気泡)が混入していると、インクの出射不良を招く原因となる。このため、各プリントヘッドにインクを供給する共通流路部材の内部は空気の混入がなくインクで満たされている必要があるが、共通流路部材へ至るインク供給経路中の空気がインクの流入時に共通流路部材内に混入することは避けられない。
特許文献1では、共通流路部材内に流入した空気の逃げ道がないため、共通流路部材の内部をインクで満たすことが難しく、かなりの量の空気が残留してしまう問題がある。このような空気を排出するには、プリントヘッドのノズルを強制的に吸引することにより、インクと一緒に排出することが考えられるが、空気はインク内を上昇して共通流路部材内の上部に溜まるため、通常、この共通流路部材よりも下方に配置されるプリントヘッドのノズルから吸引を行って空気をも一緒に排出するには、極めて大量のインクを吸引しなくてはならず、インクの無駄が多くなる問題がある。
一方、特許文献2には、複数のプリントヘッドに共通にインクを供給するための共通流路部材(フィルタケース)の下面にインク流入管を接続し、該共通流路部材の頂部に、内部の空気を抜くための空気排出弁を設けることが開示されている。インク流入管は共通流路部材の下面に接続されるため、インクは上向きに流れながら共通流路部材内に流入するので、排出が困難なインク供給経路中の空気を円滑に共通流路部材内に導くことができ、更に、この共通流路部材内に流入した空気は、頂部の空気排出弁からインクがあふれ出る程度にインク供給を行うことにより上方から排出することができ、共通流路部材内をインクで満たすことができてプリントヘッドへの空気の流入を防止できると考えられる。
特開昭63−254048号公報 特開2006−69025号公報
インクジェットプリンタに設けられる複数のプリントヘッドは、プリンタ本体に対して簡単に取り付けできるようにするため、複数のプリントヘッドと共通流路部材とを一体化したプリントヘッドユニットを構成することにより、このプリントヘッドユニットをプリンタ本体に簡単に着脱可能とすることが望ましい。
しかし、特許文献2に記載の共通流路部材は、空気がインク中を上昇する性質を利用する関係上、インク流入を共通流路部材の下部から行い、空気排出を上部から行うようにしているため、これをユニット化したプリントヘッドユニットを構成してプリンタ本体に取り付ける場合、共通流路部材の上部と下部の相反する面において、インク流入管と、空気と共にあふれ出たインクを排出するためのインク排出管とを接続しなくてはならず、接続作業が極めて煩雑化する問題がある。空気と共にあふれ出たインクは、プリンタ内部を汚し、プリント汚染の問題を引き起こすため、あふれ出たインクを回収するためのインク排出管は必須である。
そこで、本発明は、共通流路部材にインク供給するインク流入管と、共通流路部材から空気と共にインクを排出するインク排出管との接続作業を簡便に行うことができるプリントヘッドユニット及びこれを着脱可能に有するインクジェットプリンタを提供することを課題とする。
本発明の他の課題は、以下の記載により明らかとなる。
上記課題は、以下の各発明によって解決される。
請求項1記載の発明は、ノズルからインクを出射する複数のプリントヘッドと、インクタンクから供給されるインクを内部に貯留し、前記複数のプリントヘッドに対して共通にインクを供給する共通流路部材と、前記共通流路部材の側面又は下面に接続され、前記複数のプリントヘッドの各々に対してインクを供給するインク供給管とを有し、インクジェットプリンタに対して着脱可能に取り付けられるプリントヘッドユニットであって、前記共通流路部材の下面に、前記インクタンクから供給されるインクを内部に流入するためのインク流入口と、内部のインクを排出するためのインク排出口とが設けられ、前記共通流路部材の内部には、天井壁に上端開口が近接配置され、該上端開口から前記インク排出口に向けて前記共通流路内の空気をインクと共に下向流させて前記インク排出口から排出するためのインク排出流路が形成されていることを特徴とするプリントヘッドユニットである。
請求項2記載の発明は、前記インク流入口と前記インク排出口は、前記共通流路部材の長さ方向の一端側と他端側に離間して配置され、前記共通流路部材内の前記天井壁は、前記インク流入口に対向する位置から前記インク排出流路の上端開口に対向する位置にかけて高くなるように傾斜していることを特徴とする請求項1記載のプリントヘッドユニットである。
請求項3記載の発明は、前記プリントヘッドの各々のインク供給口は、前記共通流路部材における前記インク供給管の接続位置よりも下方に配置されていることを特徴とする請求項1又は2記載のプリントヘッドユニットである。
請求項4記載の発明は、前記共通流路部材内の前記天井壁には、前記インク排出流路の上端開口に対向する位置に凹部が形成されており、前記凹部は、前記インク排出流路の上端開口を覆うような大きさに形成されていることを特徴とする請求項1、2又は3記載のプリントヘッドユニットである。
請求項5記載の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載のプリントヘッドユニットが、前記共通流路部材の前記インク流入口及び前記インク排出口に対してプリンタ本体に立設するインク流入管及びインク排出管を着脱可能に嵌合することにより取り付けられることを特徴とするインクジェットプリンタである。
請求項6記載の発明は、前記インク排出管から排出された前記共通流路部材内のインクを、前記インク流入口を通って前記共通流路部材内に再度供給するための循環手段を有することを特徴とする請求項5記載のインクジェットプリンタである。
本発明によれば、共通流路部材にインク供給するインク流入管と、共通流路部材から空気と共にインクを排出するインク排出管との接続作業を、いずれも共通流路部材の下面側で行うことができるので、プリンタ本体に対して簡単に着脱することのできるプリントヘッドユニット及びインクジェットプリンタを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
図1はプリントヘッドユニットの一例を示す斜視図である。プリントヘッドユニット1は、1枚の板状のヘッド固定部材10に複数のプリントヘッド20A〜20Fが固定されている。ここでは6つのプリントヘッドを例示しているが、数は何ら限定されない。
各プリントヘッド20A〜20Fは、図示下面に位置するノズル面に多数配列されたノズルからそれぞれ図示下方向にインクを出射するようになっており、ヘッド固定部材10に対して千鳥状に配設されている。これにより、プリントヘッドユニット1は、プリントヘッド20Aからプリントヘッド20Fへの幅方向に亘る幅広の画像記録をワンパスで行うラインヘッドを構成している。
プリントヘッドユニット1には、複数のプリントヘッド20A〜20Fに対して共通にインクを供給するための1つの共通流路部材30が、ヘッド固定部材10に固定されている。共通流路部材30は、プリントヘッド20Aからプリントヘッド20Fへ至る幅方向の長さとほぼ同等の長さを有する横長の箱形状を呈している。ヘッド固定部材10における各プリントヘッド20A〜20Fの取り付け面10aには、ほぼ垂直に立ち上がる支持板40が取り付けられており、共通流路部材30は、この支持板40によってヘッド固定部材10の取り付け面10aよりも上方に所定距離をおいて支持されている。
共通流路部材30には、該共通流路部材30の内部のインクをプリントヘッド20A〜20Fの各々に供給するための6本のインク供給管50A〜50Fの一端が接続されている。各インク供給管50A〜50Fの接続部は、共通流路部材30の側面30aの下方に位置しているが、共通流路部材30の下面30bに接続されていてもよい。
各インク供給管50A〜50Fの他端は、共通流路部材30から下方に向かい、各インク供給管50A〜50Fの一端の接続部の位置よりも下方に配置される各プリントヘッド20A〜20Fのインク供給口21A〜21Fに接続されている。図1では、プリントヘッド20Bのインク供給口21B、プリントヘッド20Dのインク供給口21D及びプリントヘッド20Fのインク供給口21Fのみが示されている。
図2は共通流路部材30の内部構造を示す断面図であり、図3(a)は図2中のa−a線断面図、図3(b)は図2中のb−b線断面図である。
共通流路部材30の内部には、インクが貯留される共通流路301が、長さ方向(図2の左右方向)に亘って形成されている。共通流路部材30の長さ方向一端側の下面30bには、共通流路301内にインクを流入させるためのインク流入口302が開口していると共に、他端側の下面30bには、共通流路301内のインクを排出するためのインク排出口303が開口している。302a、303aはパッキン、304A〜304Fはインク供給管50A〜50Fとの接続部である。
これらインク流入口302及びインク排出口303は、プリンタ本体に設けられているインク流入管2及びインク排出管3をそれぞれ挿脱可能に形成されている。
共通流路部材30の内部におけるインク排出口303の周囲には、該インク排出口303から共通流路301の天井壁301aに向けて真っ直ぐ上方に立ち上がる流路壁305が形成され、その上端は天井壁301aとの間に僅かな隙間を残すように該天井壁301aに近接配置されている。これにより、流路壁305の上端に形成される上端開口306aからインク排出口303にかけてインクを下向流させて外部に排出するインク排出流路306が形成されている。
共通流路301の天井壁301aは、インク流入口302に対向する位置(図2における右端)からインク排出流路306の上端開口306aに対向する位置(図2における左端)にかけて次第に高くなるように傾斜している。このため、共通流路301内に流入し、天井壁301aに到達した空気(気泡)は、傾斜に沿って自然にインク排出流路306の上端開口306a側に集まり易くなっている。この天井壁301aの傾斜角度は特に限定されるわけではないが、水平面に対して例えば1〜6°の範囲とすることができる。
また、天井壁301aの表面は、空気(気泡)の移動を円滑にするため、平滑面であることが好ましく、インクとの親和性に優れていることがより好ましい。この目的で天井壁301aを表面処理することによってインクとの親和性を高めたり、インクとの親和性に優れた素材を用いて共通流路部材30を形成したりすることが好ましい。
この天井壁301aには、インク排出流路306の上端開口306aに対向する位置に凹部307が形成されることにより、部分的に天井高さが他に比べて一段高くなっている。凹部307の開口部の大きさは、インク排出流路306を形成している流路壁305の外径よりもやや大きく、上端開口306aを流路壁305を含めて覆うような大きさに形成されている。インク排出流路305の上端開口306aは、この凹部307内において、該凹部307の周囲の天井壁301aとほぼ同一高さ又は僅かに凹部307内に突出する程度の高さに配置されている。これにより、流路壁305の上端外周縁と凹部307の下端内周縁との間に、流路壁305の外周を囲むように、僅かな隙間の排出流路入口308が下向きに開口するように形成されている。符号301bは、共通流路301内の天井壁301aのうちの凹部307内に位置する天井壁である。
かかるプリントヘッドユニット1は、共通流路部材30の下面30bがほぼ水平となるように、インクジェットプリンタ内の所定の位置に着脱可能に装着される。図4は、プリントヘッドユニット1が装着されたインクジェットプリンタを模式的に示している。なお、ここでは説明の簡略化のため、プリントヘッドユニット1は共通流路部材30のみが図示されている。
プリンタ本体には、インクタンク4からのインクを共通流路部材30内に供給するためのインク流入管2と、共通流路部材30内からのインクを排出するためのインク排出管3とが、共通流路部材30のインク流入口302とインク排出口303との離間距離に相当する距離をおいて、先端が上向きとなるように配置されている。
インクタンク4内のインクは、途中に設けられたインク供給手段であるインク供給ポンプ5の作動によって共通流路部材30内に供給可能とされ、また、インク排出管3は、その途中に設けられた開閉弁6によって流路が開閉可能とされている。インク排出管3の先端には廃インク容器7が配置され、共通流路部材30から排出される廃インクを収容するようになっている。
プリントヘッドユニット1は、共通流路部材30に形成されたインク流入口302及びインク排出口303に、インク流入管2及びインク排出管3をそれぞれ挿入させ、嵌合することによってプリンタ本体に装着される。これによってプリンタ本体とプリントヘッドユニット1の共通流路部材30との間のインクの流入及び排出のための接続を完了することができる。インク流入口302とインク排出口303はいずれも共通流路部材30の下面30bに開口しているため、プリントヘッドユニット1を下方に向けて移動させるだけでインク流入管2とインク排出管3とを一度に嵌合させることができ、接続のための作業が極めて簡便に行える。また、プリントヘッドユニット1をプリンタ本体から取り外す場合は、プリントヘッドユニット1をプリンタ本体から上方に向けて引き抜くように移動させるだけで、プリンタ本体とプリントヘッドユニット1の共通流路部材30との間のインクの流入及び排出のための接続を一度に解除することができ、同様に作業は簡便である。
プリントヘッドユニット1をプリンタ本体に装着した後は、インク供給ポンプ5を作動させることによって、インクタンク4内のインクをインク流入管2を介して共通流路部材30内に流入させる。このとき、インク排出管3に設けられた開閉弁6を開放させておくことで、インク流入管2及び共通流路部材30の共通流路301内の空気は、インクの流入に伴って、共通流路部材30内のインク排出流路306を通ってインク排出管3から抜けていく。各インク供給管50A〜50Fの他端が接続される各プリントヘッド20A〜20Fのインク供給口21A〜21Fは、共通流路部材30における各インク供給管50A〜50Fの接続位置よりも下方に配置されているため、各プリントヘッド20A〜20Fから空気(気泡)が混入しても、各インク供給管50A〜50Fを上昇して共通流路301内に流入し、インク排出流路306から排出することができる。
図5は共通流路部材30におけるインク排出流路306付近の様子を拡大して示しており、これを用いて空気(気泡)の排出の様子を更に説明する。
インクが共通流路301内に流入してインクの水位が徐々に上昇すると、内部の空気(気泡)200は、天井壁301aの傾斜とインクの流入圧によって排出流路入口308に押しやられる。天井壁301aには傾斜がついていることと、細い隙間状の排出流路入口308が下向きに開口していることにより、排出流路入口308付近に到達した空気(気泡)200は、インクの流入圧によって凹部307内に流入し、更にインクによって押し込まれながら、インクと共にインク排出流路306から下向きに移動し、インク排出管3を通って共通流路部材30の外部に排出される。排出されたインクは廃インク容器7に回収される。
このような空気(気泡)200の排出作用を良好にするため、排出流路入口308と凹部307との関係は、排出流路入口308の開口幅をD1、凹部307の底部とインク排出流路306の上端開口306aとの間の距離をD2としたとき、D1=D2であることが好ましく、具体的な数値を挙げると、それぞれ1.0〜2.5mmが適当である。
これにより共通流路部材30内の共通流路301は、空気(気泡)のないインクのみで満たされる。この共通流路部材30内の空気(気泡)の排出には、共通流路部材30にインクを供給するために通常設けられるインク供給ポンプ5の作動によるインクの流入圧を利用しているだけであるため、ノズルからインクを吸引するための吸引手段等の空気(気泡)排出のための特別な駆動装置を設ける必要はない。
また、共通流路301内を自然に上昇してインク排出流路306の上端開口306a付近の一箇所に集められた空気(気泡)を、その位置からインク排出流路306によって下向きに排出するので、インクを最短経路で排出することができ、空気(気泡)排出のために消費されるインクも最小限で済み、それだけインクの無駄を抑えることができる。
このようにして共通流路301内の空気(気泡)を排出した後、開閉弁6を閉じ、更にインク供給ポンプ5を作動させてインク流入管2からインクを流入させると、共通流路301内のインクは各インク供給管50A〜50Fに流入し、これらインク供給管50A〜50F内の空気を各プリントヘッド20A〜20Fのノズルから排出する。これによって共通流路部材30から各プリントヘッド20A〜20Fに至るインク流路内の空気は全て排出され、各プリントヘッド20A〜20Fからインクを安定して出射することが可能となる。
図6は、プリントヘッドユニット1がプリンタ本体の所定位置に装着されたインクジェットプリンタの他の態様を模式的に示している。ここでも説明の簡略化のため、プリントヘッドユニット1は共通流路部材30のみが図示されている。
このインクジェットプリンタにおいて、共通流路部材30から排出された廃インクを回収する廃インク容器7とインクタンク4との間には、廃インク容器7内の廃インクをインクタンク4に返送するための循環配管8が接続されている。循環配管8の途中には循環ポンプ9aとフィルター9bが設けられており、これら循環配管8、循環ポンプ9a及びフィルター9bによって循環手段を構成している。
これにより、共通流路部材30から一旦廃インク容器7に回収された廃インクを、インクタンク4を介して再度共通流路部材30に供給することができる。廃インク容器7に回収された廃インクは気泡が取り除かれるので、インクタンク4には気泡のないインクが返送される。
図4、図6に示される各態様において、開閉弁6は手動で開閉操作されるものであってもよいし、電磁弁等によって電気的に開閉操作されるものであってもよい。後者の場合は、共通流路部材30内の空気(気泡)の排出から各プリントヘッド20A〜20Fへのインク充填の一連の作業を自動化することができる。
プリントヘッドユニットの一例を示す斜視図 共通流路部材の内部構造を示す断面図 (a)は図2のa−a線断面図、(b)は図2のb−b線断面図 プリントヘッドユニットが装着されたインクジェットプリンタを示す模式図 共通流路部材におけるインク排出流路付近の様子を拡大して示す断面図 プリントヘッドユニットが装着されたインクジェットプリンタの他の態様を示す模式図
符号の説明
1:プリントヘッドユニット
10:ヘッド固定部材
10a:取り付け面
20A〜20F:プリントヘッド
21A〜21F:インク供給口
30:共通流路部材
301:共通流路
301a:天井壁
302:インク流入口
302a:パッキン
303:インク排出口
303a:パッキン
304A〜304F:接続部
305:流路壁
306:インク排出流路
306a:上端開口
307:凹部
308:排出流路入口
40:支持板
50A〜50F:インク供給管
2:インク流入管
3:インク排出管
4:インクタンク
5:インク供給ポンプ
6:開閉弁
7:廃インク容器
8:循環配管
9a:循環ポンプ
9b:フィルター

Claims (6)

  1. ノズルからインクを出射する複数のプリントヘッドと、インクタンクから供給されるインクを内部に貯留し、前記複数のプリントヘッドに対して共通にインクを供給する共通流路部材と、前記共通流路部材の側面又は下面に接続され、前記複数のプリントヘッドの各々に対してインクを供給するインク供給管とを有し、インクジェットプリンタに対して着脱可能に取り付けられるプリントヘッドユニットであって、
    前記共通流路部材の下面に、前記インクタンクから供給されるインクを内部に流入するためのインク流入口と、内部のインクを排出するためのインク排出口とが設けられ、
    前記共通流路部材の内部には、天井壁に上端開口が近接配置され、該上端開口から前記インク排出口に向けて前記共通流路内の空気をインクと共に下向流させて前記インク排出口から排出するためのインク排出流路が形成されていることを特徴とするプリントヘッドユニット。
  2. 前記インク流入口と前記インク排出口は、前記共通流路部材の長さ方向の一端側と他端側に離間して配置され、
    前記共通流路部材内の前記天井壁は、前記インク流入口に対向する位置から前記インク排出流路の上端開口に対向する位置にかけて高くなるように傾斜していることを特徴とする請求項1記載のプリントヘッドユニット。
  3. 前記プリントヘッドの各々のインク供給口は、前記共通流路部材における前記インク供給管の接続位置よりも下方に配置されていることを特徴とする請求項1又は2記載のプリントヘッドユニット。
  4. 前記共通流路部材内の前記天井壁には、前記インク排出流路の上端開口に対向する位置に凹部が形成されており、
    前記凹部は、前記インク排出流路の上端開口を覆うような大きさに形成されていることを特徴とする請求項1、2又は3記載のプリントヘッドユニット。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載のプリントヘッドユニットが、前記共通流路部材の前記インク流入口及び前記インク排出口に対してプリンタ本体に立設するインク流入管及びインク排出管を着脱可能に嵌合することにより取り付けられることを特徴とするインクジェットプリンタ。
  6. 前記インク排出管から排出された前記共通流路部材内のインクを、前記インク流入口を通って前記共通流路部材内に再度供給するための循環手段を有することを特徴とする請求項5記載のインクジェットプリンタ。
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