JP2004345226A - インクジェット記録ヘッド及び記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】比較的簡単な構成で、共通液室内の気泡を確実に排出できるようにしたインクジェット記録ヘッド及び記録装置を提供する。
【解決手段】ヘッド本体1A内に供給されるインク3を共通液室4内に導入させたのち、このインク3を所定方向に沿って並列に配列される複数のノズル溝5を介して複数の圧力室7に充填し、これら複数の圧力室7から複数のオリフィス8を介してインク3を噴出させるもので、共通液室4内で混入する気泡を共通液室の天井部4aに沿って複数のノズル溝5の配列方向に案内したのち、この気泡を気泡排出溝9を介して外部に排気孔9aから排出するインクジェット記録ヘッドにおいて、複数のノズル溝5を共通液室4の天井部4aから所定間隔離間させて形成する。
【選択図】図1
【解決手段】ヘッド本体1A内に供給されるインク3を共通液室4内に導入させたのち、このインク3を所定方向に沿って並列に配列される複数のノズル溝5を介して複数の圧力室7に充填し、これら複数の圧力室7から複数のオリフィス8を介してインク3を噴出させるもので、共通液室4内で混入する気泡を共通液室の天井部4aに沿って複数のノズル溝5の配列方向に案内したのち、この気泡を気泡排出溝9を介して外部に排気孔9aから排出するインクジェット記録ヘッドにおいて、複数のノズル溝5を共通液室4の天井部4aから所定間隔離間させて形成する。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、圧力室の容積変化によってオリフィスからインク液を噴射するインクジェット記録ヘッド及び記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、インクジェット技術は、カラー化が容易、低騒音、高速印字等の利点を有することから、プリンタ、FAX、MFP、印刷機等のカラー印刷装置として広く使用されている。
【0003】
代表的なインクジェット記録ヘッドには、圧電素子を用いてメカニカルに圧力を発生させてインク液滴を吐出させるもの(例えば、特許文献1参照。)、或いは熱エネルギーを用いてインクを発泡させ、その体積膨張によりインク液滴を吐出させるもの(例えば、特許文献2参照。)等がある。
【0004】
これらインクジェット記録ヘッドにおいては、微小な圧力変動によりインクを吐出するため、圧縮性の高い空気が混入すると圧力変動が空気に吸収され、特にインクに圧力を与える圧力室内に気泡が混入すると不吐出の原因となる。
【0005】
また、各圧力室と各ノズル溝を介して連通する共通のインク貯まりである共通液室に大量の気泡が混入した場合にも、インク供給が潤沢でなくなりインクの吐出が不安定となる。気泡は主として、使用初期や、インクカートリッジ交換時にインクを充填する時等に混入する。
【0006】
また、何らかのアクシデントを起こした場合に記録ヘッドのオリフィスから微小な気泡を圧力室内に巻き込むことがある。
【0007】
前者の場合には、通常のインク流路とは別に回復路を設け、メンテナンス時に通常のインク流路から気泡を吸い出すのと同様に、回復路から共通液室内の気泡を吸い出すようにしている(例えば、特許文献3参照。)。
【0008】
また、回復路をノズル溝の上方に設けることにより、インク充填時にもこの回復路の位置まではインクを充填できるものである。
【0009】
後者の場合には、主としてメンテナンスにより、即ち、強制的にインクを押し出したり、オリフィスから吸い出したりすることにより気泡を除去するようにしている。
【0010】
【特許文献1】
特公平2−51734号公報
【0011】
【特許文献2】
特開昭64−90754号公報
【0012】
【特許文献3】
特開2000−33696号公報
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来においては、回復路を別部材によって構成するため、構造が複雑になり、加工が困難で高価になるという問題点を有する。
【0014】
そこで、これを解決する方法として共通液室とノズル溝および回復路を一体的に形成する構造が考えられている。この場合、共通液室内に混入した気泡は共通液室の天井部に沿って流れ回復路から排出される。
【0015】
しかしながら、従来においては、ノズル溝が共通液室の天井部に届くように形成されていたため、共通液室の天井部に沿って流れる気泡はノズル溝の抵抗を受けてスムースに流れなくなる。このため、気泡がノズル溝に滞留して残存してしまうという問題があった。
【0016】
本発明は上記事情に着目してなされたもので、比較的簡単な構成で、共通液室内の気泡を確実に排出できるようにしたインクジェット記録ヘッド及び記録装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するため、請求項1記載のものは、ヘッド本体内に供給されるインクを共通液室内に導入させたのち、このインクを所定方向に沿って並列に配列される複数のノズル溝を介して複数の圧力室に充填し、これら複数の圧力室から複数のオリフィスを介してインクを噴出させるもので、前記共通液室内に混入する気泡をその天井部に沿って前記複数のノズル溝の配列方向に案内したのち、この気泡を気泡排出溝を介して外部に排出するインクジェット記録ヘッドにおいて、前記複数のノズル溝を前記共通液室の天井部から所定間隔離間させて形成する。
【0018】
請求項7記載のものは、ヘッド本体内に供給されるインクを共通液室内に導入させたのち、このインクを所定方向に沿って並列に配列される複数のノズル溝を介して複数の圧力室に充填し、これら複数の圧力室から複数のオリフィスを介してインクを媒体に噴出させるもので、前記共通液室内に混入する気泡をその天井部に沿って前記複数のノズル溝の配列方向に案内したのち、この気泡を気泡排出溝を介して外部に排出するインクジェット記録ヘッドと、前記気泡排出溝に連通され、前記インクを吸引するインク吸引手段とを具備し、前記複数のノズル溝を前記共通液室の天井部から所定間隔離間させて形成する。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示す実施の形態を参照して詳細に説明する。
【0020】
図1は本発明の一実施の形態であるイングジェット記録ヘッド1の内部構成を示す正面図で、図2はその下面図、図3は図1中A−B線に沿って示す断面図、図4は図1中C−D線に沿って示す断面図である。
【0021】
イングジェット記録ヘッド1はヘッド本体1Aを有し、このヘッド本体1Aの正面略中央部にはインクをヘッド本体1内に導くインク供給口2が設けられている。
【0022】
ヘッド本体1内の前部側の上半部には共通液室4が設けられ、後部側にはノズル溝5が形成されている。ノズル溝5は垂直方向に沿って形成され、ヘッド本体1の幅方向に亘って多数本並列に形成されている。
【0023】
また、ノズル溝5の下方部にはそれぞれ圧力室7が形成されている。圧力室7は垂直方向に沿って形成され、ノズル溝5に連通されている。これら圧力室7にはそれぞれ圧力発生素子6が配設されている。圧力発生素子6には図示しない電気信号線が電気的に接続されている。圧力発生素子6は電気信号線を介して信号が送信されることにより駆動され、圧力室7の容積を可変するようになっている。この容積変化にともなって圧力室7内のインクが加圧され、後述するオリフィス8からインク滴となって吐出する。
【0024】
ヘッド本体1の底面部には圧力室7にそれぞれ連通するオリフィス8が形成されている。
【0025】
一方、ヘッド本体1A内の両端部にはノズル溝5及び圧力室7の両サイドに位置して平行に気泡排出溝9がそれぞれ形成されている。ヘッド本体1の底面部にはオリフィス8の両サイドに位置して排気孔9a,9aがそれぞれ穿設されている。共通液室4内の上部側と排気孔9a,9aとは気泡排出溝9,9を介して連通されている。
【0026】
ノズル溝5は共通液室4の天井部4aより低く、即ち、ノズル溝5の上部側が共通液室4の天井部4aから所定間隔離間するように形成されている。気泡排出溝9,9はノズル溝5よりも長くなるように形成されている。
【0027】
上記した構成において、ヘッド本体1Aにインク供給口2から図示しないインク供給機構によりインク3が供給されると、まず、図5(a),(b)に示すように圧力室7に充填される。しかし、この時点では、図5(c)に示すように気泡排出溝9にはインク3は充填されない。
【0028】
この状態からインク3の供給が継続されると、インク3は第6(a),(b)に示すように、共通液室4および各ノズル溝5を下から徐々に充填していき、インク供給口2が塞がる位置に達する。この時点でも、図6(c)に示すように気泡排出溝9にはインク3は充填されない。
【0029】
さらに、インク3の供給が継続されると、気泡は矢印で示すように共通液室4の天井部4aに沿って矢印で示すように流れたのち、ヘッド本体1の両端部の気泡排出溝9,9及び排気孔9a,9aから外部に逃がされる。
【0030】
このとき、上記したようにノズル溝5が共通液室4の天井部4aよりも低く形成されて、その上部側が共通液室4の天井部4aから下方に離間されているため、共通液室4の天井部に沿って流れるインク3がノズル溝5の上部側で抵抗を受けることがなく、スムースに移動し気泡排出溝9,9を介して両端の排出孔9a,9aから排出される。
【0031】
従って、図7(a)〜(c)に示すように気泡が途中で残ることがなく、また無駄に大量のインク3を吸引することなく、共通液室4の天井部4aまで充填を行うことができる。
【0032】
なお、従来においては、図13(a)〜(c)に示すように、ノズル溝5の上部側が共通液室4の天井部4aに届くように形成されていたため、共通液室4の天井部4aに沿って移動する気泡11の抵抗となり、気泡11がスムースに気泡排出溝9までに運ばれず、途中のノズル溝5に残ったり、気泡11を吸引するのに大量のインクを吸引する必要があった。
【0033】
一方、インクジェット記録ヘッド1においては、駆動時にオリフィス8から気泡11を巻き込んだり、衝撃により気泡11を巻き込んだり、インク3に気泡11が混入して供給されたりと、気泡11の問題が数多く存在する。
【0034】
下向きに印字を行う場合、これらの気泡11は共通液室4の上部側に溜まることとなり、これが集まってある程度の大きさになって溜まると、インク吐出が不安定になるなどの問題が生じる。
【0035】
この場合には、図8(a)〜(c)に示すように、オリフィス8近傍の排気孔9aに吸引機能をもつインク吸引手段としての吐出回復機構12を接続して吸い出すことにより、気泡11を除去することが可能である。
【0036】
通常、インクジェット記録ヘッド1においては、このような吐出回復機構12はオリフィス8を吸引して、圧力室7のゴミや気泡を除去するが、全てのオリフィス8を一括して吸引する。
【0037】
このような吐出回復機構12では、気泡排出溝9より圧力室7の方が短くて流体抵抗が小さいので効率良く気泡11を除去することができない。
【0038】
そこで、気泡排出溝9の部分だけ吸引するようにすると効率良く、すなわち無駄にインク3を消費することなく気泡を除去できる。
【0039】
また、この場合も上記と同様の理由で図13のような構造より、図1に示す構造の方が効率がよく気泡11を除去することでき、消費するインク量も少なくて済む。
【0040】
図9は上記したインクジェット記録ヘッド1を用いた、最もシンプルな印刷装置を示す斜視図である。
【0041】
インクジェット記録ヘッド1を下向きに配置し、媒体としての紙13の送り方向と直交する方向に移動自在とする。紙13が静止している状態で、インクジェット記録ヘッド1がインク3を吐出させながら矢印方向に走査し、1回走査毎に紙13を所定距離送り、この操作を繰り返すことにより印刷を行う。
【0042】
インクジェット記録ヘッド1が走査される方向の一端部には、吐出回復機構12が設けられており、必要に応じて気泡11の除去、及びオリフィス8面の清掃等を行う。
【0043】
この吐出回復機構12をインクジェット記録ヘッド1の長手方向に可動としておけば、気泡排出溝9を吸引するだけの小さな吸引部であっても、移動することにより全てのオリフィス8の吸引を行うことが可能となる。
【0044】
図10(a)〜(c)は本発明の第2の実施の形態を示すものである。
【0045】
なお、上記した第1の実施の形態で示した部分と同一部分については同一番号を付してその説明を省略する。
【0046】
この第2の実施の形態では、共通液室4の天井部4aがその中央部から両サイドの気泡排出溝9,9に向かって高くなるような勾配が持たされた構造になっている。
【0047】
この第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態よりもさらに、気泡11が気泡排出溝9,9へ向かって移動し易くなり、インク3の初期充填においても、また、印字途中に気泡11を巻き込んだ場合でも、スムースに気泡11を除去することが可能となる。
【0048】
図11は、本発明の第3の実施の形態を示すものである。
【0049】
なお、上記した第1の実施の形態で示した部分と同一部分については同一番号を付してその説明を省略する。
【0050】
この第3の実施の形態では、共通液室4の天井部4aにその一端側が他端側よりも高くなるような勾配が持たされている。
【0051】
また、共通液室4の勾配の高い方に連通する気泡排出溝9は各ノズル溝5および、共通液室4の勾配の低い方に連通する気泡排出溝15よりも長く形成され、、共通液室4の天井部4aまで届いている。
【0052】
即ち、溝の長さは気泡排出溝9>気泡排出溝15>ノズル溝5となっている。
【0053】
この実施の形態によっても上記した第2の実施の形態と同様の効果が得られる。
【0054】
図12は、本発明の第4の実施の形態を示すものである。
【0055】
なお、上記した第1の実施の形態で示した部分と同一部分については同一番号を付してその説明を省略する。
【0056】
この第4の実施の形態では、共通液室4の一側部側にのみ気泡排出溝9を設けている。これによっても上記した実施の形態と同様の効果が得られる。
【0057】
なお、上記した各実施の形態では、オリフィス8が一列で一直線線上に並んでいる図で説明しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、オリフィス8が2列以上であっても、一直線上に並んでいなくてもよい。
【0058】
その他、本発明はその要旨の範囲内で種々変形実施可能なことは勿論である。
【0059】
【発明の効果】
本発明は以上説明したように、ノズル溝を共通液室の天井部から所定間隔離間させて形成するため、共通液室の天井部に沿って流れる気泡がノズル溝の抵抗を受けることなく、スムーズに流れて排出溝から排出される。
【0060】
また、印字時に圧力室内に混入した微細な気泡も、共通液室に自然に集まり、この気泡も排出溝を吸引することにより、容易にかつ効果的に除去することができる。
【0061】
従って、簡便なメンテナンス、インク充填で、安定したインク吐出を実現することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるインクジェット記録ヘッドを示す内部構成図。
【図2】同インクジェット記録ヘッドを示す下面図。
【図3】図1中A―B線に沿って示す断面図。
【図4】図1中C―D線に沿って示す断面図。
【図5】同インクジェット記録ヘッドへのインクの充填過程を示すもので、(a)は正面図、(b)は(a)中A−B線に沿って示す断面図、(c)は(a)中C−D線に沿って示す断面図。
【図6】同インクジェット記録ヘッドへのインクの充填過程を示すもので、(a)は正面図、(b)は(a)中A−B線に沿って示す断面図、(c)は(a)中C−D線に沿って示す断面図。
【図7】同インクジェット記録ヘッドへのインクの充填過程を示すもので、(a)は正面図、(b)は(a)中A−B線に沿って示す断面図、(c)は(a)中C−D線に沿って示す断面図。
【図8】同インクジェット記録ヘッドのインクの吐出を回復させる工程を示すもので、(a)は正面図、(b)は(a)中A−B線に沿って示す断面図、(c)は(a)中C−D線に沿って示す断面図。
【図9】同インクジェット記録ヘッドを備えた印刷装置を示す斜視図。
【図10】本発明の第2の実施の形態であるインクジェット記録ヘッドを示すもので、(a)は正面図、(b)は(a)中A−B線に沿って示す断面図、(c)は(a)中C−D線に沿って示す断面図。
【図11】本発明の第3の実施の形態であるインクジェット記録ヘッドを示すもので、(a)は正面図、(b)は(a)中A−B線に沿って示す断面図、(c)は(a)中C−D線に沿って示す断面図、(d)は(a)中E−F線に沿って示す断面図。
【図12】本発明の第4の実施の形態であるインクジェット記録ヘッドを示すもので、(a)は正面図、(b)は(a)中A−B線に沿って示す断面図、(c)は(a)中C−D線に沿って示す断面図。
【図13】従来のインクジェット記録ヘッドを示すもので、(a)は正面図、(b)は(a)中A−B線に沿って示す断面図、(c)は(a)中C−D線に沿って示す断面図。
【符号の説明】
1…インクジェット記録ヘッド、1A…ヘッド本体、3…インク、4…共通液室、5…ノズル溝、7…圧力室、8…オリフィス、9…気泡排出溝(第1の気泡排出溝)、9a…排気孔、12…吐出回復機構(吸引手段)、13…紙(媒体)、15…第2の気泡排出溝。
【発明の属する技術分野】
本発明は、圧力室の容積変化によってオリフィスからインク液を噴射するインクジェット記録ヘッド及び記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、インクジェット技術は、カラー化が容易、低騒音、高速印字等の利点を有することから、プリンタ、FAX、MFP、印刷機等のカラー印刷装置として広く使用されている。
【0003】
代表的なインクジェット記録ヘッドには、圧電素子を用いてメカニカルに圧力を発生させてインク液滴を吐出させるもの(例えば、特許文献1参照。)、或いは熱エネルギーを用いてインクを発泡させ、その体積膨張によりインク液滴を吐出させるもの(例えば、特許文献2参照。)等がある。
【0004】
これらインクジェット記録ヘッドにおいては、微小な圧力変動によりインクを吐出するため、圧縮性の高い空気が混入すると圧力変動が空気に吸収され、特にインクに圧力を与える圧力室内に気泡が混入すると不吐出の原因となる。
【0005】
また、各圧力室と各ノズル溝を介して連通する共通のインク貯まりである共通液室に大量の気泡が混入した場合にも、インク供給が潤沢でなくなりインクの吐出が不安定となる。気泡は主として、使用初期や、インクカートリッジ交換時にインクを充填する時等に混入する。
【0006】
また、何らかのアクシデントを起こした場合に記録ヘッドのオリフィスから微小な気泡を圧力室内に巻き込むことがある。
【0007】
前者の場合には、通常のインク流路とは別に回復路を設け、メンテナンス時に通常のインク流路から気泡を吸い出すのと同様に、回復路から共通液室内の気泡を吸い出すようにしている(例えば、特許文献3参照。)。
【0008】
また、回復路をノズル溝の上方に設けることにより、インク充填時にもこの回復路の位置まではインクを充填できるものである。
【0009】
後者の場合には、主としてメンテナンスにより、即ち、強制的にインクを押し出したり、オリフィスから吸い出したりすることにより気泡を除去するようにしている。
【0010】
【特許文献1】
特公平2−51734号公報
【0011】
【特許文献2】
特開昭64−90754号公報
【0012】
【特許文献3】
特開2000−33696号公報
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来においては、回復路を別部材によって構成するため、構造が複雑になり、加工が困難で高価になるという問題点を有する。
【0014】
そこで、これを解決する方法として共通液室とノズル溝および回復路を一体的に形成する構造が考えられている。この場合、共通液室内に混入した気泡は共通液室の天井部に沿って流れ回復路から排出される。
【0015】
しかしながら、従来においては、ノズル溝が共通液室の天井部に届くように形成されていたため、共通液室の天井部に沿って流れる気泡はノズル溝の抵抗を受けてスムースに流れなくなる。このため、気泡がノズル溝に滞留して残存してしまうという問題があった。
【0016】
本発明は上記事情に着目してなされたもので、比較的簡単な構成で、共通液室内の気泡を確実に排出できるようにしたインクジェット記録ヘッド及び記録装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するため、請求項1記載のものは、ヘッド本体内に供給されるインクを共通液室内に導入させたのち、このインクを所定方向に沿って並列に配列される複数のノズル溝を介して複数の圧力室に充填し、これら複数の圧力室から複数のオリフィスを介してインクを噴出させるもので、前記共通液室内に混入する気泡をその天井部に沿って前記複数のノズル溝の配列方向に案内したのち、この気泡を気泡排出溝を介して外部に排出するインクジェット記録ヘッドにおいて、前記複数のノズル溝を前記共通液室の天井部から所定間隔離間させて形成する。
【0018】
請求項7記載のものは、ヘッド本体内に供給されるインクを共通液室内に導入させたのち、このインクを所定方向に沿って並列に配列される複数のノズル溝を介して複数の圧力室に充填し、これら複数の圧力室から複数のオリフィスを介してインクを媒体に噴出させるもので、前記共通液室内に混入する気泡をその天井部に沿って前記複数のノズル溝の配列方向に案内したのち、この気泡を気泡排出溝を介して外部に排出するインクジェット記録ヘッドと、前記気泡排出溝に連通され、前記インクを吸引するインク吸引手段とを具備し、前記複数のノズル溝を前記共通液室の天井部から所定間隔離間させて形成する。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示す実施の形態を参照して詳細に説明する。
【0020】
図1は本発明の一実施の形態であるイングジェット記録ヘッド1の内部構成を示す正面図で、図2はその下面図、図3は図1中A−B線に沿って示す断面図、図4は図1中C−D線に沿って示す断面図である。
【0021】
イングジェット記録ヘッド1はヘッド本体1Aを有し、このヘッド本体1Aの正面略中央部にはインクをヘッド本体1内に導くインク供給口2が設けられている。
【0022】
ヘッド本体1内の前部側の上半部には共通液室4が設けられ、後部側にはノズル溝5が形成されている。ノズル溝5は垂直方向に沿って形成され、ヘッド本体1の幅方向に亘って多数本並列に形成されている。
【0023】
また、ノズル溝5の下方部にはそれぞれ圧力室7が形成されている。圧力室7は垂直方向に沿って形成され、ノズル溝5に連通されている。これら圧力室7にはそれぞれ圧力発生素子6が配設されている。圧力発生素子6には図示しない電気信号線が電気的に接続されている。圧力発生素子6は電気信号線を介して信号が送信されることにより駆動され、圧力室7の容積を可変するようになっている。この容積変化にともなって圧力室7内のインクが加圧され、後述するオリフィス8からインク滴となって吐出する。
【0024】
ヘッド本体1の底面部には圧力室7にそれぞれ連通するオリフィス8が形成されている。
【0025】
一方、ヘッド本体1A内の両端部にはノズル溝5及び圧力室7の両サイドに位置して平行に気泡排出溝9がそれぞれ形成されている。ヘッド本体1の底面部にはオリフィス8の両サイドに位置して排気孔9a,9aがそれぞれ穿設されている。共通液室4内の上部側と排気孔9a,9aとは気泡排出溝9,9を介して連通されている。
【0026】
ノズル溝5は共通液室4の天井部4aより低く、即ち、ノズル溝5の上部側が共通液室4の天井部4aから所定間隔離間するように形成されている。気泡排出溝9,9はノズル溝5よりも長くなるように形成されている。
【0027】
上記した構成において、ヘッド本体1Aにインク供給口2から図示しないインク供給機構によりインク3が供給されると、まず、図5(a),(b)に示すように圧力室7に充填される。しかし、この時点では、図5(c)に示すように気泡排出溝9にはインク3は充填されない。
【0028】
この状態からインク3の供給が継続されると、インク3は第6(a),(b)に示すように、共通液室4および各ノズル溝5を下から徐々に充填していき、インク供給口2が塞がる位置に達する。この時点でも、図6(c)に示すように気泡排出溝9にはインク3は充填されない。
【0029】
さらに、インク3の供給が継続されると、気泡は矢印で示すように共通液室4の天井部4aに沿って矢印で示すように流れたのち、ヘッド本体1の両端部の気泡排出溝9,9及び排気孔9a,9aから外部に逃がされる。
【0030】
このとき、上記したようにノズル溝5が共通液室4の天井部4aよりも低く形成されて、その上部側が共通液室4の天井部4aから下方に離間されているため、共通液室4の天井部に沿って流れるインク3がノズル溝5の上部側で抵抗を受けることがなく、スムースに移動し気泡排出溝9,9を介して両端の排出孔9a,9aから排出される。
【0031】
従って、図7(a)〜(c)に示すように気泡が途中で残ることがなく、また無駄に大量のインク3を吸引することなく、共通液室4の天井部4aまで充填を行うことができる。
【0032】
なお、従来においては、図13(a)〜(c)に示すように、ノズル溝5の上部側が共通液室4の天井部4aに届くように形成されていたため、共通液室4の天井部4aに沿って移動する気泡11の抵抗となり、気泡11がスムースに気泡排出溝9までに運ばれず、途中のノズル溝5に残ったり、気泡11を吸引するのに大量のインクを吸引する必要があった。
【0033】
一方、インクジェット記録ヘッド1においては、駆動時にオリフィス8から気泡11を巻き込んだり、衝撃により気泡11を巻き込んだり、インク3に気泡11が混入して供給されたりと、気泡11の問題が数多く存在する。
【0034】
下向きに印字を行う場合、これらの気泡11は共通液室4の上部側に溜まることとなり、これが集まってある程度の大きさになって溜まると、インク吐出が不安定になるなどの問題が生じる。
【0035】
この場合には、図8(a)〜(c)に示すように、オリフィス8近傍の排気孔9aに吸引機能をもつインク吸引手段としての吐出回復機構12を接続して吸い出すことにより、気泡11を除去することが可能である。
【0036】
通常、インクジェット記録ヘッド1においては、このような吐出回復機構12はオリフィス8を吸引して、圧力室7のゴミや気泡を除去するが、全てのオリフィス8を一括して吸引する。
【0037】
このような吐出回復機構12では、気泡排出溝9より圧力室7の方が短くて流体抵抗が小さいので効率良く気泡11を除去することができない。
【0038】
そこで、気泡排出溝9の部分だけ吸引するようにすると効率良く、すなわち無駄にインク3を消費することなく気泡を除去できる。
【0039】
また、この場合も上記と同様の理由で図13のような構造より、図1に示す構造の方が効率がよく気泡11を除去することでき、消費するインク量も少なくて済む。
【0040】
図9は上記したインクジェット記録ヘッド1を用いた、最もシンプルな印刷装置を示す斜視図である。
【0041】
インクジェット記録ヘッド1を下向きに配置し、媒体としての紙13の送り方向と直交する方向に移動自在とする。紙13が静止している状態で、インクジェット記録ヘッド1がインク3を吐出させながら矢印方向に走査し、1回走査毎に紙13を所定距離送り、この操作を繰り返すことにより印刷を行う。
【0042】
インクジェット記録ヘッド1が走査される方向の一端部には、吐出回復機構12が設けられており、必要に応じて気泡11の除去、及びオリフィス8面の清掃等を行う。
【0043】
この吐出回復機構12をインクジェット記録ヘッド1の長手方向に可動としておけば、気泡排出溝9を吸引するだけの小さな吸引部であっても、移動することにより全てのオリフィス8の吸引を行うことが可能となる。
【0044】
図10(a)〜(c)は本発明の第2の実施の形態を示すものである。
【0045】
なお、上記した第1の実施の形態で示した部分と同一部分については同一番号を付してその説明を省略する。
【0046】
この第2の実施の形態では、共通液室4の天井部4aがその中央部から両サイドの気泡排出溝9,9に向かって高くなるような勾配が持たされた構造になっている。
【0047】
この第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態よりもさらに、気泡11が気泡排出溝9,9へ向かって移動し易くなり、インク3の初期充填においても、また、印字途中に気泡11を巻き込んだ場合でも、スムースに気泡11を除去することが可能となる。
【0048】
図11は、本発明の第3の実施の形態を示すものである。
【0049】
なお、上記した第1の実施の形態で示した部分と同一部分については同一番号を付してその説明を省略する。
【0050】
この第3の実施の形態では、共通液室4の天井部4aにその一端側が他端側よりも高くなるような勾配が持たされている。
【0051】
また、共通液室4の勾配の高い方に連通する気泡排出溝9は各ノズル溝5および、共通液室4の勾配の低い方に連通する気泡排出溝15よりも長く形成され、、共通液室4の天井部4aまで届いている。
【0052】
即ち、溝の長さは気泡排出溝9>気泡排出溝15>ノズル溝5となっている。
【0053】
この実施の形態によっても上記した第2の実施の形態と同様の効果が得られる。
【0054】
図12は、本発明の第4の実施の形態を示すものである。
【0055】
なお、上記した第1の実施の形態で示した部分と同一部分については同一番号を付してその説明を省略する。
【0056】
この第4の実施の形態では、共通液室4の一側部側にのみ気泡排出溝9を設けている。これによっても上記した実施の形態と同様の効果が得られる。
【0057】
なお、上記した各実施の形態では、オリフィス8が一列で一直線線上に並んでいる図で説明しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、オリフィス8が2列以上であっても、一直線上に並んでいなくてもよい。
【0058】
その他、本発明はその要旨の範囲内で種々変形実施可能なことは勿論である。
【0059】
【発明の効果】
本発明は以上説明したように、ノズル溝を共通液室の天井部から所定間隔離間させて形成するため、共通液室の天井部に沿って流れる気泡がノズル溝の抵抗を受けることなく、スムーズに流れて排出溝から排出される。
【0060】
また、印字時に圧力室内に混入した微細な気泡も、共通液室に自然に集まり、この気泡も排出溝を吸引することにより、容易にかつ効果的に除去することができる。
【0061】
従って、簡便なメンテナンス、インク充填で、安定したインク吐出を実現することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるインクジェット記録ヘッドを示す内部構成図。
【図2】同インクジェット記録ヘッドを示す下面図。
【図3】図1中A―B線に沿って示す断面図。
【図4】図1中C―D線に沿って示す断面図。
【図5】同インクジェット記録ヘッドへのインクの充填過程を示すもので、(a)は正面図、(b)は(a)中A−B線に沿って示す断面図、(c)は(a)中C−D線に沿って示す断面図。
【図6】同インクジェット記録ヘッドへのインクの充填過程を示すもので、(a)は正面図、(b)は(a)中A−B線に沿って示す断面図、(c)は(a)中C−D線に沿って示す断面図。
【図7】同インクジェット記録ヘッドへのインクの充填過程を示すもので、(a)は正面図、(b)は(a)中A−B線に沿って示す断面図、(c)は(a)中C−D線に沿って示す断面図。
【図8】同インクジェット記録ヘッドのインクの吐出を回復させる工程を示すもので、(a)は正面図、(b)は(a)中A−B線に沿って示す断面図、(c)は(a)中C−D線に沿って示す断面図。
【図9】同インクジェット記録ヘッドを備えた印刷装置を示す斜視図。
【図10】本発明の第2の実施の形態であるインクジェット記録ヘッドを示すもので、(a)は正面図、(b)は(a)中A−B線に沿って示す断面図、(c)は(a)中C−D線に沿って示す断面図。
【図11】本発明の第3の実施の形態であるインクジェット記録ヘッドを示すもので、(a)は正面図、(b)は(a)中A−B線に沿って示す断面図、(c)は(a)中C−D線に沿って示す断面図、(d)は(a)中E−F線に沿って示す断面図。
【図12】本発明の第4の実施の形態であるインクジェット記録ヘッドを示すもので、(a)は正面図、(b)は(a)中A−B線に沿って示す断面図、(c)は(a)中C−D線に沿って示す断面図。
【図13】従来のインクジェット記録ヘッドを示すもので、(a)は正面図、(b)は(a)中A−B線に沿って示す断面図、(c)は(a)中C−D線に沿って示す断面図。
【符号の説明】
1…インクジェット記録ヘッド、1A…ヘッド本体、3…インク、4…共通液室、5…ノズル溝、7…圧力室、8…オリフィス、9…気泡排出溝(第1の気泡排出溝)、9a…排気孔、12…吐出回復機構(吸引手段)、13…紙(媒体)、15…第2の気泡排出溝。
Claims (7)
- ヘッド本体内に供給されるインクを共通液室内に導入させたのち、このインクを所定方向に沿って並列に配列される複数のノズル溝を介して複数の圧力室に充填し、これら複数の圧力室から複数のオリフィスを介してインクを噴出させるもので、前記共通液室内に混入する気泡をその天井部に沿って前記複数のノズル溝の配列方向に案内したのち、この気泡を気泡排出溝を介して外部に排出するインクジェット記録ヘッドにおいて、
前記複数のノズル溝を前記共通液室の天井部から所定間隔離間させて形成したことを特徴とするインクジェット記録ヘッド。 - 前記気泡排出溝は前記オリフィスの近傍で外部と連通し、前記ノズル溝よりも長いことを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録ヘッド。
- 前記共通液室の天井部は傾斜していることを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録ヘッド。
- 前記共通液室の天井部は前記複数のノズル溝の配列方向両端部に向かって高くなるように傾斜していることを特徴とする請求項3記載のインクジェット記録ヘッド。
- 前記共通液室の天井部は前記複数のノズル溝の配列方向一端部から他端部に向かって高くなるように傾斜していることを特徴とする請求項3記載のインクジェット記録ヘッド。
- 前記共通液室の天井部の前記複数のノズル溝の配列方向一端部に連通する第1の気泡排出溝及び他端部に連通する第2の気泡排出溝を有し、前記第1の気泡排出溝は前記第2の気泡排出溝よりも長いことを特徴とする請求項5記載のインクジェット記録ヘッド。
- ヘッド本体内に供給されるインクを共通液室内に導入させたのち、このインクを所定方向に沿って並列に配列される複数のノズル溝を介して複数の圧力室に充填し、これら複数の圧力室から複数のオリフィスを介してインクを媒体に噴出させるもので、前記共通液室内に混入する気泡をその天井部に沿って前記複数のノズル溝の配列方向に案内したのち、この気泡を気泡排出溝を介して外部に排出するインクジェット記録ヘッドと、
前記気泡排出溝に連通され、前記インクを吸引するインク吸引手段とを具備し、
前記複数のノズル溝を前記共通液室の天井部から所定間隔離間させて形成したことを特徴とするインクジェット記録装置。
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2003
- 2003-05-22 JP JP2003144896A patent/JP2004345226A/ja active Pending
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