JP2017164909A - 媒体支持ユニット及び印刷装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】筒状の媒体を支持面に被せて支持させる構成の媒体支持ユニットにおいて媒体をセットし易くする。【解決手段】印刷装置1によって印刷が行われる媒体Mを支持する媒体支持ユニット2であって、筒状の媒体Mを被せ方向Dに沿って被せて装着可能であり、該媒体Mを支持する支持面8を有する本体部4を備え、支持面8は、平面視した場合に、被せ方向Dにおける最下流側から最上流側にかけて、該被せ方向Dと直交する直交方向の長さである幅Lが短くなるテーパー形状をしていることを特徴とする。【選択図】図5
Description
本発明は、媒体支持ユニット及び印刷装置に関する。
従来から、様々な印刷装置が使用されている。例えば、媒体支持ユニットの支持面に媒体を支持させ、印刷部に対して媒体支持ユニットを移動させながら印刷する構成の印刷装置が多く使用されている。このような印刷装置のうち、筒状の媒体を支持面に被せて支持させる構成の媒体支持ユニットを備える印刷装置が使用されている。
例えば、特許文献1には、筒状の媒体であるTシャツをプラテン(支持面を有する本体部)に被せて支持させる構成の媒体支持ユニットを備えるインクジェット式記録装置(印刷装置)が開示されている。
例えば、特許文献1には、筒状の媒体であるTシャツをプラテン(支持面を有する本体部)に被せて支持させる構成の媒体支持ユニットを備えるインクジェット式記録装置(印刷装置)が開示されている。
しかしながら、筒状の媒体には様々な形状の媒体が有り、筒状の媒体を支持面に被せて支持させる(セットする)際、媒体が媒体支持ユニットに引っかかるなどして、媒体をセットしづらい場合があった。例えば、特許文献1で開示されるインクジェット式記録装置においては、プラテンの移動方向(媒体の被せ方向)に沿う方向に延びる該プラテンの側面において媒体が引っかかる場合があった。
そこで、本発明の目的は、筒状の媒体を支持面に被せて支持させる構成の媒体支持ユニットにおいて媒体をセットし易くすることを目的にする。
上記課題を解決するための本発明の第1の態様の媒体支持ユニットは、印刷装置によって印刷が行われる媒体を支持する媒体支持ユニットであって、筒状の媒体を被せ方向に沿って被せて装着可能であり、該媒体を支持する支持面を有する本体部を備え、前記支持面は、平面視した場合に、前記被せ方向における最下流側から最上流側にかけて、該被せ方向と直交する直交方向の長さである幅が短くなるテーパー形状をしていることを特徴とする。
本態様によれば、支持面は、平面視した場合に、被せ方向における最下流側から最上流側にかけて幅が短くなるテーパー形状をしている。このため、筒状の媒体を支持面に被せて支持させる際、媒体が本体部に引っかかることを抑制でき、媒体をセットし易くすることができる。
なお、「被せ方向における最下流側から最上流側にかけて幅が短くなる」とは、被せ方向における最下流側から最上流側にかけて幅が同じ部分や幅が長くなる部分を有さないという意味である。
なお、「被せ方向における最下流側から最上流側にかけて幅が短くなる」とは、被せ方向における最下流側から最上流側にかけて幅が同じ部分や幅が長くなる部分を有さないという意味である。
本発明の第2の態様の媒体支持ユニットは、前記第1の態様において、前記支持面は、平面視した場合に、前記被せ方向における最上流側に位置する第1の辺と、前記被せ方向における最下流側に位置し前記幅が前記第1の辺より長い第2の辺と、を有することを特徴とする。
本態様によれば、支持面は、平面視した場合に、被せ方向における最上流側に位置する第1の辺と、被せ方向における最下流側に位置し幅が第1の辺より長い第2の辺と、を有する。すなわち、支持面は、略台形の形状をしている。このため、支持面の面積を確保しつつ、媒体をセットし易くすることができる。
なお、第1の辺及び第2の辺は、直線のみで構成されていてもよいし、緩やかな曲線で構成されていてもよいし、端部が曲線で構成されている(コーナーアールが付いている)、端部が面取りされている、など直線と曲線との両方を含む構成であってもよい。
なお、第1の辺及び第2の辺は、直線のみで構成されていてもよいし、緩やかな曲線で構成されていてもよいし、端部が曲線で構成されている(コーナーアールが付いている)、端部が面取りされている、など直線と曲線との両方を含む構成であってもよい。
本発明の第3の態様の媒体支持ユニットは、前記第1の態様において、前記支持面は、平面視した場合に、前記被せ方向における最上流側が楔型をしていることを特徴とする。
本態様によれば、支持面は、平面視した場合に、被せ方向における最上流側が楔型をしている。すなわち、支持面は、略三角形の形状をしている。このため、被せ方向における最上流側の幅が特に狭くなっているので、特に好適に、媒体をセットし易くすることができる。
なお、「最上流側が楔型」とは、被せ方向における最上流側の先端が尖っている場合のほか、該先端が曲面で構成されているなどしてもよい意味である。
なお、「最上流側が楔型」とは、被せ方向における最上流側の先端が尖っている場合のほか、該先端が曲面で構成されているなどしてもよい意味である。
本発明の第4の態様の媒体支持ユニットは、前記第1から第3のいずれか1つの態様において、前記支持面を平面視した場合における該支持面の外形に沿う形状であり、前記本体部に支持された前記媒体を前記本体部に向けて押さえる枠部を備えることを特徴とする。
本態様によれば、支持面を平面視した場合における該支持面の外形に沿う形状であり、本体部に支持された媒体を本体部に向けて押さえる枠部を備える。このため、該枠部で本体部に支持された媒体を本体部に向けて押さえることにより、本体部に被せた媒体を支持面に確りと固定できる。
本発明の第5の態様の媒体支持ユニットは、前記第1から第3のいずれか1つの態様において、前記本体部に支持された前記媒体を該本体部における前記支持面と交差する側面に向けて押さえる押さえ部を備えることを特徴とする。
本態様によれば、本体部に支持された媒体を該本体部における支持面と交差する側面に向けて押さえる押さえ部を備える。このため、該押さえ部で本体部に支持された媒体を押さえることにより、本体部に被せた媒体が被せ方向における上流側に向かって移動してずれることを抑制できる。
本発明の第6の態様の媒体支持ユニットは、前記第1から第5のいずれか1つの態様において、前記本体部は、前記直交方向と交差するとともに前記支持面と交差する側面における前記被せ方向の最下流側に、静止摩擦係数が前記支持面よりも大きい高摩擦部材が設けられることを特徴とする。
本態様によれば、本体部は、直交方向と交差するとともに支持面と交差する側面における被せ方向の最下流側に、静止摩擦係数が支持面よりも大きい高摩擦部材が設けられる。このため、支持面がテーパー形状をしていることで本体部に対して媒体がずれ易くなっていたとしても、高摩擦部材が媒体の本体部に対するずれを抑制し、本体部に被せた媒体が被せ方向における上流側に向かって移動してずれることを抑制できる。また、高摩擦部材を被せ方向の最下流側に設けることで、媒体のセットし易さが低下することを抑制できる。
本発明の第7の態様の媒体支持ユニットは、前記第1から第6のいずれか1つの態様において、前記本体部は、前記支持面が前記テーパー形状となる第1状態と、前記支持面が前記第1状態と異なる形状となる第2状態と、に状態変更可能であることを特徴とする。
本態様によれば、本体部は、支持面がテーパー形状となる第1状態と、支持面が第1状態と異なる形状となる第2状態と、に状態変更可能である。このため、媒体の形状に応じて、好適な形状に支持面の形状を変更できる。
本発明の第8の態様の媒体支持ユニットは、前記第7の態様において、前記第2状態における前記支持面の前記被せ方向における最上流側の前記幅が、前記第1状態における前記支持面の前記被せ方向における最上流側の前記幅よりも長いことを特徴とする。
本態様によれば、第2状態における支持面の被せ方向における最上流側の幅が、第1状態における支持面の被せ方向における最上流側の幅よりも長い。このため、支持面を第2状態とすることにより、媒体が本体部に引っかかり難い形状である場合などに、媒体の形状に合わせて媒体の支持面積を増加させることが可能になる。
本発明の第9の態様の印刷装置は、前記第1から第8のいずれか1つの媒体支持ユニットと、前記媒体支持ユニットに支持される前記媒体に印刷を行う印刷部と、を備えることを特徴とする。
本態様によれば、支持面は、平面視した場合に、被せ方向における最下流側から最上流側にかけて幅が短くなるテーパー形状をしている。このため、印刷を行う際において筒状の媒体を支持面に被せて支持させる際、媒体が本体部に引っかかることを抑制でき、媒体をセットし易くすることができる。
以下に、本発明の一実施例に係る印刷装置1について、添付図面を参照して詳細に説明する。
[実施例1](図1〜図5)
図1は本実施例に係る印刷装置1の概略斜視図であり、媒体支持ユニット2が印刷開始位置にある状態を表している。また、図2は本実施例の印刷装置1の概略正面図である。そして、図3は本実施例の印刷装置1の概略平面図であり、媒体支持ユニット2が媒体M(図4参照)のセット位置にある状態を表している。なお、図1から図3のいずれも、一部の構成部材を簡略化して表している。
[実施例1](図1〜図5)
図1は本実施例に係る印刷装置1の概略斜視図であり、媒体支持ユニット2が印刷開始位置にある状態を表している。また、図2は本実施例の印刷装置1の概略正面図である。そして、図3は本実施例の印刷装置1の概略平面図であり、媒体支持ユニット2が媒体M(図4参照)のセット位置にある状態を表している。なお、図1から図3のいずれも、一部の構成部材を簡略化して表している。
本実施例の印刷装置1は、媒体Mを本体部としてのトレイ4の支持面8で支持した状態で移動方向Aに移動する媒体支持ユニット2を備えている。また、印刷装置1は、トレイ4に支持された媒体Mを移動方向Aに搬送する媒体搬送部3を備えている。移動方向Aは、方向A1と、方向A1と反対方向の方向A2と、を含む方向である。また、トレイ4はステージ5に着脱可能に載置されている。ここで、トレイ4のステージ5に対する着脱方向Cは、本実施例の印刷装置1では鉛直方向である。トレイ4はステージ5と共に、レバー9を回転させることにより、着脱方向Cに沿う方向(鉛直方向)に移動する。なお、図2で表されるように、レバー9は、アーム部11に設けられている。また、媒体Mとしては、テキスタイル(織物、布等)、紙、塩化ビニル樹脂など種々の素材のものを用いることができ、衣類、鞄、帽子及び手袋など様々な用途及び形状のものを用いることができる。
また、印刷装置1の本体内部にはインクを吐出して媒体Mに印刷することが可能な印刷ヘッド7が備えられている。そして、本実施例の印刷装置1は、印刷ヘッド7が設けられたキャリッジ6を移動方向Aと交差する走査方向Bに往復移動させることで、印刷ヘッド7を走査方向Bに往復移動させながら、印刷ヘッド7からトレイ4に支持された媒体Mにインクを吐出させて所望の画像を形成する。
なお、本実施例の印刷装置1は、図1の手前側(左下方向)がトレイ4への媒体Mのセット位置である(図3参照)。そして、図1の奥側(右上方向)の印刷開始位置まで移動方向Aのうちの方向A1に媒体Mをセットしたトレイ4を移動した後、移動方向Aのうちの方向A2にトレイ4を移動しながら印刷する。
なお、本実施例の印刷装置1は、図1の手前側(左下方向)がトレイ4への媒体Mのセット位置である(図3参照)。そして、図1の奥側(右上方向)の印刷開始位置まで移動方向Aのうちの方向A1に媒体Mをセットしたトレイ4を移動した後、移動方向Aのうちの方向A2にトレイ4を移動しながら印刷する。
なお、本実施例の印刷装置1は、走査方向Bに往復移動しながら印刷する印刷ヘッド7を備えているが、インクを吐出するノズルを媒体Mの移動方向と交差する交差方向に複数設けた所謂ラインヘッドを備える印刷装置でもよい。
ここで、「ラインヘッド」とは、媒体Mの移動方向と交差する交差方向に形成されたノズルの領域が、該交差方向全体をカバー可能なように設けられ、印刷ヘッド又は媒体Mを相対的に移動させて画像を形成する印刷装置に用いられる印刷ヘッドである。なお、ラインヘッドの該交差方向のノズルの領域は、印刷装置が対応している全ての媒体Mの該交差方向をカバー可能でなくてもよい。
また、本実施例の印刷ヘッド7は、媒体Mにインクを吐出することで印刷可能な印刷部であるが、このような印刷部に限定されず、例えば、色材を媒体Mに転写して印刷する転写式の印刷部を使用してもよい。
ここで、「ラインヘッド」とは、媒体Mの移動方向と交差する交差方向に形成されたノズルの領域が、該交差方向全体をカバー可能なように設けられ、印刷ヘッド又は媒体Mを相対的に移動させて画像を形成する印刷装置に用いられる印刷ヘッドである。なお、ラインヘッドの該交差方向のノズルの領域は、印刷装置が対応している全ての媒体Mの該交差方向をカバー可能でなくてもよい。
また、本実施例の印刷ヘッド7は、媒体Mにインクを吐出することで印刷可能な印刷部であるが、このような印刷部に限定されず、例えば、色材を媒体Mに転写して印刷する転写式の印刷部を使用してもよい。
次に、本実施例の印刷装置1の要部である媒体支持ユニット2について説明する。
図4は、本実施例の印刷装置1における媒体支持ユニット2の周辺部分を含む概略側面図であり、媒体Mが媒体支持ユニット2にセットされた状態を表している。なお、図4では、媒体支持ユニット2の構造を簡略化して表している。
また、図5は、本実施例の印刷装置1の媒体支持ユニット2のトレイ4の概略平面図である。
図4は、本実施例の印刷装置1における媒体支持ユニット2の周辺部分を含む概略側面図であり、媒体Mが媒体支持ユニット2にセットされた状態を表している。なお、図4では、媒体支持ユニット2の構造を簡略化して表している。
また、図5は、本実施例の印刷装置1の媒体支持ユニット2のトレイ4の概略平面図である。
本実施例の媒体支持ユニット2は、筒状の媒体Mを移動方向Aに沿う方向である被せ方向Dに沿って被せてトレイ4に装着可能な構成になっている。そして、図5で表されるように、トレイ4の支持面8は、平面視した場合に、被せ方向Dにおける最下流側(方向A1側の端部)から最上流側(方向A2側の端部)にかけて、該被せ方向Dと直交する直交方向(本実施例では走査方向Bに対応)の長さである幅Lが短くなるテーパー形状をしている。
すなわち、本実施例の媒体支持ユニット2は、印刷装置1によって印刷が行われる媒体Mを支持する媒体支持ユニットであって、筒状の媒体Mを被せ方向Dに沿って被せて装着可能であり、該媒体Mを支持する支持面8を有するトレイ4を備えている。
そして、図5で表されるように、支持面8は、平面視した場合に、被せ方向Dにおける最下流側から最上流側にかけて、該被せ方向Dと直交する直交方向の長さである幅Lが短くなるテーパー形状をしている。このため、本実施例の媒体支持ユニット2は、筒状の媒体Mを支持面8に被せて支持させる際、媒体Mがトレイ4に引っかかることを抑制でき、媒体Mをセットし易くすることができる構成になっている。
なお、「被せ方向Dにおける最下流側から最上流側にかけて幅Lが短くなる」とは、被せ方向Dにおける最下流側から最上流側にかけて幅Lが同じ部分や幅Lが長くなる部分を有さないという意味である。
そして、図5で表されるように、支持面8は、平面視した場合に、被せ方向Dにおける最下流側から最上流側にかけて、該被せ方向Dと直交する直交方向の長さである幅Lが短くなるテーパー形状をしている。このため、本実施例の媒体支持ユニット2は、筒状の媒体Mを支持面8に被せて支持させる際、媒体Mがトレイ4に引っかかることを抑制でき、媒体Mをセットし易くすることができる構成になっている。
なお、「被せ方向Dにおける最下流側から最上流側にかけて幅Lが短くなる」とは、被せ方向Dにおける最下流側から最上流側にかけて幅Lが同じ部分や幅Lが長くなる部分を有さないという意味である。
別の表現をすると、本実施例の印刷装置1は、上記の媒体支持ユニット2と、該媒体支持ユニット2に支持される媒体Mに印刷を行う印刷ヘッド7と、を備えている。このため、印刷を行う際において筒状の媒体Mを支持面8に被せて支持させる際、媒体Mがトレイ4に引っかかることを抑制でき、媒体Mをセットし易くすることができる。
また、図5で表されるように、本実施例の支持面8は、平面視した場合に、被せ方向Dにおける最上流側に位置する第1の辺12と、被せ方向Dにおける最下流側に位置し幅Lが第1の辺12より長い第2の辺13と、を有している。すなわち、本実施例の支持面8は、略台形の形状をしている。このため、支持面8の面積を確保しつつ、媒体Mのセットし易さを向上している。
なお、第1の辺12及び第2の辺13は、直線のみで構成されていてもよいし、緩やかな曲線で構成されていてもよいし、本実施例のように端部16、17、18及び19が曲線で構成されている(コーナーアールが付いている)、面取りされている、など直線と曲線との両方を含む構成であってもよい。
また、本実施例のトレイ4は、支持面8と交差する側面14、15、20及び21のうち、第1の辺12側の側面20と第2の辺13側の側面21とが平行である。そして、側面14及び15は、側面14、15、20及び21における端部16、17、18及び19の曲面部分を平面状にのばした場合(コーナーアールを無くした場合)に、側面20及び側面21に対して平面視で同じ角度の内角となるように構成されている。すなわち、本実施例の支持面8は平面視で略等脚台形の形状をしているが、このような形状に限定されない。
なお、第1の辺12及び第2の辺13は、直線のみで構成されていてもよいし、緩やかな曲線で構成されていてもよいし、本実施例のように端部16、17、18及び19が曲線で構成されている(コーナーアールが付いている)、面取りされている、など直線と曲線との両方を含む構成であってもよい。
また、本実施例のトレイ4は、支持面8と交差する側面14、15、20及び21のうち、第1の辺12側の側面20と第2の辺13側の側面21とが平行である。そして、側面14及び15は、側面14、15、20及び21における端部16、17、18及び19の曲面部分を平面状にのばした場合(コーナーアールを無くした場合)に、側面20及び側面21に対して平面視で同じ角度の内角となるように構成されている。すなわち、本実施例の支持面8は平面視で略等脚台形の形状をしているが、このような形状に限定されない。
なお、本実施例のトレイ4は、被せ方向Dの上流側であって支持面8と反対側の面に、重り10が設けられている。これは、第1の辺12側が第2の辺13側よりも幅Lが小さくなっていることに伴う被せ方向Dの上流側と下流側の重量バランスの低下を抑制するためである。ただし、重り10を設けない構成としてもよい。また、重り10を設ける場合におけるその配置や大きさや形状についても特に限定はない。
[実施例2](図6)
次に、実施例2の媒体支持ユニット2について、添付図面を参照して詳細に説明する。
図6は、実施例2の媒体支持ユニット2のトレイ4の概略平面図を表しており、実施例1の媒体支持ユニット2の図5に対応する図である。
なお、本実施例の媒体支持ユニット2は、トレイ4の構成以外は実施例1の媒体支持ユニット2と同様の構成であり、実施例1の印刷装置1で使用可能である。また、実施例1の媒体支持ユニット2と同じ構成部材は同じ符号で表している。
次に、実施例2の媒体支持ユニット2について、添付図面を参照して詳細に説明する。
図6は、実施例2の媒体支持ユニット2のトレイ4の概略平面図を表しており、実施例1の媒体支持ユニット2の図5に対応する図である。
なお、本実施例の媒体支持ユニット2は、トレイ4の構成以外は実施例1の媒体支持ユニット2と同様の構成であり、実施例1の印刷装置1で使用可能である。また、実施例1の媒体支持ユニット2と同じ構成部材は同じ符号で表している。
図6で表されるように、本実施例のトレイ4は、重り10を有さない以外は実施例1のトレイ4と同様の形状であり、トレイ4にセットされた媒体Mを押さえる枠部22をトレイ4に対して着脱方向Cに沿って装着可能である。
すなわち、本実施例の媒体支持ユニット2は、図6で表されるように、支持面8を平面視した場合における該支持面8の外形に沿う形状(本実施例ではテーパー形状)であり、トレイ4に支持された媒体Mをトレイ4に向けて押さえる枠部22を備えている。このため、本実施例の媒体支持ユニット2は、該枠部22でトレイ4に支持された媒体Mをトレイ4の支持面8に向けて押さえることにより、トレイ4に被せた媒体Mを支持面8に確りと固定できる構成になっている。
なお、本実施例の枠部22は、媒体Mを介してトレイ4の支持面8に向けて押さえる構成であるが、このような構成に限定されない。例えば、枠部22の内壁31が媒体Mを介して側面14、15、20及び21に接触可能な形状とし、内壁31が側面14、15、20及び21に向けて押さえる構成(枠部22の内壁31と側面14、15、20及び21とで媒体Mを挟むことで該媒体Mを固定する構成)としてもよい。
すなわち、本実施例の媒体支持ユニット2は、図6で表されるように、支持面8を平面視した場合における該支持面8の外形に沿う形状(本実施例ではテーパー形状)であり、トレイ4に支持された媒体Mをトレイ4に向けて押さえる枠部22を備えている。このため、本実施例の媒体支持ユニット2は、該枠部22でトレイ4に支持された媒体Mをトレイ4の支持面8に向けて押さえることにより、トレイ4に被せた媒体Mを支持面8に確りと固定できる構成になっている。
なお、本実施例の枠部22は、媒体Mを介してトレイ4の支持面8に向けて押さえる構成であるが、このような構成に限定されない。例えば、枠部22の内壁31が媒体Mを介して側面14、15、20及び21に接触可能な形状とし、内壁31が側面14、15、20及び21に向けて押さえる構成(枠部22の内壁31と側面14、15、20及び21とで媒体Mを挟むことで該媒体Mを固定する構成)としてもよい。
[実施例3](図7)
次に、実施例3の媒体支持ユニット2について、添付図面を参照して詳細に説明する。
図7は、実施例3の媒体支持ユニット2のトレイ4の概略平面図を表しており、実施例1の媒体支持ユニット2の図5に対応する図である。
なお、本実施例の媒体支持ユニット2は、トレイ4の構成以外は実施例1の媒体支持ユニット2と同様の構成であり、実施例1の印刷装置1で使用可能である。また、実施例1及び2の媒体支持ユニット2と同じ構成部材は同じ符号で表している。
次に、実施例3の媒体支持ユニット2について、添付図面を参照して詳細に説明する。
図7は、実施例3の媒体支持ユニット2のトレイ4の概略平面図を表しており、実施例1の媒体支持ユニット2の図5に対応する図である。
なお、本実施例の媒体支持ユニット2は、トレイ4の構成以外は実施例1の媒体支持ユニット2と同様の構成であり、実施例1の印刷装置1で使用可能である。また、実施例1及び2の媒体支持ユニット2と同じ構成部材は同じ符号で表している。
図7で表されるように、本実施例のトレイ4は、重り10を有さない以外は実施例1のトレイ4と同様の形状である。また、本実施例の媒体支持ユニット2は、トレイ4にセットされた媒体Mを押さえる押さえ部23を、トレイ4に対して方向Eに沿って装着可能である。
すなわち、本実施例の媒体支持ユニット2は、図7で表されるように、トレイ4に支持された媒体Mを該トレイ4における支持面8と交差する側面14及び15に向けて押さえる押さえ部23を備えている。このため、本実施例の媒体支持ユニット2は、該押さえ部23でトレイ4に支持された媒体Mを押さえることにより、トレイ4に被せた媒体Mが被せ方向Dにおける上流側に向かって移動してずれることを抑制できる構成になっている。
ここで、本実施例の側面14及び15は金属で構成されているとともに押さえ部23は磁石で構成されており、磁力により押さえ部23はトレイ4に対して方向Eに沿って装着可能な構成である。ただし、このような構成に限定されない。
また、本実施例の押さえ部23は、押さえ部23aが側面14に向けて押さえ、押さえ部23bが側面15に向けて押さえる構成であるが、このような構成に限定されない。例えば、押さえ部23は、押さえ部23a又は押さえ部23bのいずれか1つだけである構成でもよいし、被せ方向Dにおける最下流側の側面21に向けて押さえる構成としてもよい。ただし、ユーザーによる作業性の観点から、被せ方向Dにおける最下流側の側面21に向けて押さえる構成よりも、側面14や側面15に向けて押さえる構成の方が好ましい。
すなわち、本実施例の媒体支持ユニット2は、図7で表されるように、トレイ4に支持された媒体Mを該トレイ4における支持面8と交差する側面14及び15に向けて押さえる押さえ部23を備えている。このため、本実施例の媒体支持ユニット2は、該押さえ部23でトレイ4に支持された媒体Mを押さえることにより、トレイ4に被せた媒体Mが被せ方向Dにおける上流側に向かって移動してずれることを抑制できる構成になっている。
ここで、本実施例の側面14及び15は金属で構成されているとともに押さえ部23は磁石で構成されており、磁力により押さえ部23はトレイ4に対して方向Eに沿って装着可能な構成である。ただし、このような構成に限定されない。
また、本実施例の押さえ部23は、押さえ部23aが側面14に向けて押さえ、押さえ部23bが側面15に向けて押さえる構成であるが、このような構成に限定されない。例えば、押さえ部23は、押さえ部23a又は押さえ部23bのいずれか1つだけである構成でもよいし、被せ方向Dにおける最下流側の側面21に向けて押さえる構成としてもよい。ただし、ユーザーによる作業性の観点から、被せ方向Dにおける最下流側の側面21に向けて押さえる構成よりも、側面14や側面15に向けて押さえる構成の方が好ましい。
[実施例4](図8)
次に、実施例4の媒体支持ユニット2について、添付図面を参照して詳細に説明する。
図8は、実施例4の媒体支持ユニット2のトレイ4の概略平面図を表しており、実施例1の媒体支持ユニット2の図5に対応する図である。
なお、本実施例の媒体支持ユニット2は、トレイ4の構成以外は実施例1の媒体支持ユニット2と同様の構成であり、実施例1の印刷装置1で使用可能である。また、実施例1から3の媒体支持ユニット2と同じ構成部材は同じ符号で表している。
次に、実施例4の媒体支持ユニット2について、添付図面を参照して詳細に説明する。
図8は、実施例4の媒体支持ユニット2のトレイ4の概略平面図を表しており、実施例1の媒体支持ユニット2の図5に対応する図である。
なお、本実施例の媒体支持ユニット2は、トレイ4の構成以外は実施例1の媒体支持ユニット2と同様の構成であり、実施例1の印刷装置1で使用可能である。また、実施例1から3の媒体支持ユニット2と同じ構成部材は同じ符号で表している。
図8で表されるように、本実施例のトレイ4は、重り10を有さない以外は実施例1のトレイ4と同様の形状である。また、本実施例の媒体支持ユニット2は、トレイ4にセットされた媒体Mのずり上がり(媒体Mの被せ方向Dとは反対側への移動)を抑制する高摩擦部材24が設けられている。
すなわち、本実施例の媒体支持ユニット2のトレイ4は、図8で表されるように、被せ方向Dと直交する直交方向(走査方向Bに対応)と交差するとともに支持面8と交差する側面14及び15における被せ方向Dの最下流側に、静止摩擦係数が支持面8よりも大きい高摩擦部材24が設けられている。このため、本実施例の媒体支持ユニット2は、支持面8がテーパー形状をしていることでトレイ4に対して媒体Mがずれ易くなっていたとしても、高摩擦部材24が媒体Mのトレイ4に対するずれを抑制し、トレイ4に被せた媒体Mが被せ方向Dにおける上流側に向かって移動してずれることを抑制できる構成になっている。また、高摩擦部材24を被せ方向Dの最下流側に設けることで、媒体Mのセットし易さが低下することを抑制している。
本実施例の媒体支持ユニット2は、側面14における被せ方向Dの最下流側に高摩擦部材24aを備え、側面15における被せ方向Dの最下流側に高摩擦部材24bを備えているが、このような構成には限定されない。例えば、高摩擦部材24a又は24bのいずれか1つだけを備える構成であってもよい。
すなわち、本実施例の媒体支持ユニット2のトレイ4は、図8で表されるように、被せ方向Dと直交する直交方向(走査方向Bに対応)と交差するとともに支持面8と交差する側面14及び15における被せ方向Dの最下流側に、静止摩擦係数が支持面8よりも大きい高摩擦部材24が設けられている。このため、本実施例の媒体支持ユニット2は、支持面8がテーパー形状をしていることでトレイ4に対して媒体Mがずれ易くなっていたとしても、高摩擦部材24が媒体Mのトレイ4に対するずれを抑制し、トレイ4に被せた媒体Mが被せ方向Dにおける上流側に向かって移動してずれることを抑制できる構成になっている。また、高摩擦部材24を被せ方向Dの最下流側に設けることで、媒体Mのセットし易さが低下することを抑制している。
本実施例の媒体支持ユニット2は、側面14における被せ方向Dの最下流側に高摩擦部材24aを備え、側面15における被せ方向Dの最下流側に高摩擦部材24bを備えているが、このような構成には限定されない。例えば、高摩擦部材24a又は24bのいずれか1つだけを備える構成であってもよい。
[実施例5](図9)
次に、実施例5の媒体支持ユニット2について、添付図面を参照して詳細に説明する。
図9は、実施例5の媒体支持ユニット2のトレイ4の概略平面図を表しており、実施例1の媒体支持ユニット2の図5に対応する図である。
なお、本実施例の媒体支持ユニット2は、トレイ4の構成以外は実施例1の媒体支持ユニット2と同様の構成であり、実施例1の印刷装置1で使用可能である。また、実施例1から4の媒体支持ユニット2と同じ構成部材は同じ符号で表している。
次に、実施例5の媒体支持ユニット2について、添付図面を参照して詳細に説明する。
図9は、実施例5の媒体支持ユニット2のトレイ4の概略平面図を表しており、実施例1の媒体支持ユニット2の図5に対応する図である。
なお、本実施例の媒体支持ユニット2は、トレイ4の構成以外は実施例1の媒体支持ユニット2と同様の構成であり、実施例1の印刷装置1で使用可能である。また、実施例1から4の媒体支持ユニット2と同じ構成部材は同じ符号で表している。
図9で表されるように、本実施例のトレイ4は、重り10を有さない以外は実施例1のトレイ4と同様の形状である。また、本実施例の媒体支持ユニット2は、トレイ4に補助トレイ25を方向Eに沿って装着可能な構成になっている。補助トレイ25は、平面視した場合に略三角形の形状をしている。そして、補助トレイ25をトレイ4に装着することで、トレイ4の外形は、テーパー形状から非テーパー形状(ここでは略平行四辺形)に変化する。
すなわち、本実施例の媒体支持ユニット2のトレイ4は、支持面8がテーパー形状となる第1状態(補助トレイ25が装着されていない状態)と、図9で表されるように支持面8が第1状態と異なる形状となる第2状態(補助トレイ25が装着されている状態)と、に状態変更可能である。このため、本実施例の媒体支持ユニット2は、媒体Mの形状に応じて、好適な形状に支持面8の形状を変更できる構成になっている。
すなわち、本実施例の媒体支持ユニット2のトレイ4は、支持面8がテーパー形状となる第1状態(補助トレイ25が装着されていない状態)と、図9で表されるように支持面8が第1状態と異なる形状となる第2状態(補助トレイ25が装着されている状態)と、に状態変更可能である。このため、本実施例の媒体支持ユニット2は、媒体Mの形状に応じて、好適な形状に支持面8の形状を変更できる構成になっている。
また、本実施例の媒体支持ユニット2における第2状態は、図9で表されるように、支持面8の被せ方向Dにおける最上流側の幅Lが第1状態よりも長い。言い換えれば、第2状態における支持面8の被せ方向Dにおける最上流側の幅L2が、第1状態における支持面8の被せ方向Dにおける最上流側の幅L1よりも長い。このため、支持面8を第2状態とすることにより、媒体Mがトレイ4に引っかかり難い形状である場合などに、媒体Mの形状に合わせて媒体Mの支持面積を増加させることが可能になっている。
ただし、このような構成に限定されず、使用する媒体Mの形状に合わせて様々な形状の補助トレイ25をトレイ4に装着してもよい。
また、本実施例の側面14及び15は金属で構成されているとともに側面14に装着する補助トレイ25a及び側面15に装着する補助トレイ25bは共に磁石で構成されており、磁力により補助トレイ25a及び25bはトレイ4に対して方向Eに沿って装着可能な構成である。ただし、このような構成に限定されない。例えば、補助トレイ25a及び25bをネジなどの留め具などにより側面14及び15に固定可能な構成としてもよい。
ただし、このような構成に限定されず、使用する媒体Mの形状に合わせて様々な形状の補助トレイ25をトレイ4に装着してもよい。
また、本実施例の側面14及び15は金属で構成されているとともに側面14に装着する補助トレイ25a及び側面15に装着する補助トレイ25bは共に磁石で構成されており、磁力により補助トレイ25a及び25bはトレイ4に対して方向Eに沿って装着可能な構成である。ただし、このような構成に限定されない。例えば、補助トレイ25a及び25bをネジなどの留め具などにより側面14及び15に固定可能な構成としてもよい。
[実施例6](図10)
次に、実施例6の媒体支持ユニット2について、添付図面を参照して詳細に説明する。
図10は、実施例6の媒体支持ユニット2のトレイ4の概略平面図を表しており、実施例1の媒体支持ユニット2の図5に対応する図である。
なお、本実施例の媒体支持ユニット2は、トレイ4の構成以外は実施例1の媒体支持ユニット2と同様の構成であり、実施例1の印刷装置1で使用可能である。また、実施例1から5の媒体支持ユニット2と同じ構成部材は同じ符号で表している。
次に、実施例6の媒体支持ユニット2について、添付図面を参照して詳細に説明する。
図10は、実施例6の媒体支持ユニット2のトレイ4の概略平面図を表しており、実施例1の媒体支持ユニット2の図5に対応する図である。
なお、本実施例の媒体支持ユニット2は、トレイ4の構成以外は実施例1の媒体支持ユニット2と同様の構成であり、実施例1の印刷装置1で使用可能である。また、実施例1から5の媒体支持ユニット2と同じ構成部材は同じ符号で表している。
実施例1から5のトレイ4は、略台形の形状をしていた。一方、図10で表されるように、本実施例のトレイ4は、略三角形の形状であり、その一部を構成する移動部26(移動部26a及び26b)を移動させることが可能な構成になっている。
すなわち、本実施例の媒体支持ユニット2は、支持面8が、平面視した場合に、被せ方向Dにおける最上流側が楔型をしており、略三角形の形状をしている。このため、被せ方向Dにおける最上流側の幅Lが特に狭くなっているので、特に好適に、媒体Mのセットし易さを向上している。
なお、「最上流側が楔型」とは、本実施例のトレイ4のように被せ方向Dにおける最上流側の先端28が尖っている場合のほか、該先端28が曲面で構成されているなどしてもよい意味である。
すなわち、本実施例の媒体支持ユニット2は、支持面8が、平面視した場合に、被せ方向Dにおける最上流側が楔型をしており、略三角形の形状をしている。このため、被せ方向Dにおける最上流側の幅Lが特に狭くなっているので、特に好適に、媒体Mのセットし易さを向上している。
なお、「最上流側が楔型」とは、本実施例のトレイ4のように被せ方向Dにおける最上流側の先端28が尖っている場合のほか、該先端28が曲面で構成されているなどしてもよい意味である。
また、本実施例の媒体支持ユニット2のトレイ4は、回動支点27(回動支点27a及び27b)を基準に回動方向Fに移動することにより、移動部26a及び26bが図10において実線で表される位置にある状態(第1状態)から破線で表される位置にある状態(第2状態)に変位可能な構成になっている。
すなわち、本実施例の媒体支持ユニット2のトレイ4は、実施例5の媒体支持ユニット2のトレイ4と同様、支持面8がテーパー形状となる第1状態(図10において移動部26a及び26bが実線で表される位置にある状態)と、支持面8が第1状態と異なる形状となる第2状態(図10において移動部26a及び26bが破線で表される位置にある状態)と、に状態変更可能である。このため、本実施例の媒体支持ユニット2は、媒体Mの形状に応じて、好適な形状に支持面8の形状を変更できる構成になっている。
また、本実施例の側面14及び15は金属で構成されているとともに、移動部26a及び26bは共に磁石で構成されている。そして、第1状態においては、移動部26aと移動部26bとが磁力によって引合されている。また、第2状態においては、移動部26aと側面14とが磁力によって引き合わされ、移動部26bと側面15とが磁力によって引き合わされている。ただし、このような構成に限定されない。例えば、ネジなどの留め具などにより、移動部26aと移動部26bとを固定したり、移動部26a及び26bと側面14及び15とを固定したりする構成としてもよい。
すなわち、本実施例の媒体支持ユニット2のトレイ4は、実施例5の媒体支持ユニット2のトレイ4と同様、支持面8がテーパー形状となる第1状態(図10において移動部26a及び26bが実線で表される位置にある状態)と、支持面8が第1状態と異なる形状となる第2状態(図10において移動部26a及び26bが破線で表される位置にある状態)と、に状態変更可能である。このため、本実施例の媒体支持ユニット2は、媒体Mの形状に応じて、好適な形状に支持面8の形状を変更できる構成になっている。
また、本実施例の側面14及び15は金属で構成されているとともに、移動部26a及び26bは共に磁石で構成されている。そして、第1状態においては、移動部26aと移動部26bとが磁力によって引合されている。また、第2状態においては、移動部26aと側面14とが磁力によって引き合わされ、移動部26bと側面15とが磁力によって引き合わされている。ただし、このような構成に限定されない。例えば、ネジなどの留め具などにより、移動部26aと移動部26bとを固定したり、移動部26a及び26bと側面14及び15とを固定したりする構成としてもよい。
[実施例7](図11)
次に、実施例7の媒体支持ユニット2について、添付図面を参照して詳細に説明する。
図11は、実施例7の媒体支持ユニット2のトレイ4の概略平面図を表しており、実施例1の媒体支持ユニット2の図5に対応する図である。
なお、本実施例の媒体支持ユニット2は、トレイ4の構成以外は実施例1の媒体支持ユニット2と同様の構成であり、実施例1の印刷装置1で使用可能である。また、実施例1から6の媒体支持ユニット2と同じ構成部材は同じ符号で表している。
次に、実施例7の媒体支持ユニット2について、添付図面を参照して詳細に説明する。
図11は、実施例7の媒体支持ユニット2のトレイ4の概略平面図を表しており、実施例1の媒体支持ユニット2の図5に対応する図である。
なお、本実施例の媒体支持ユニット2は、トレイ4の構成以外は実施例1の媒体支持ユニット2と同様の構成であり、実施例1の印刷装置1で使用可能である。また、実施例1から6の媒体支持ユニット2と同じ構成部材は同じ符号で表している。
本実施例の媒体支持ユニット2のトレイ4は、図11で表されるように、支持面8が、平面視した場合に、端部16、17、18、19及び29を角部とする略5角形をしている。
そして、本実施例の媒体支持ユニット2においても、支持面8は、平面視した場合に、被せ方向Dにおける最下流側から最上流側にかけて、該被せ方向Dと直交する直交方向(本実施例では走査方向Bに対応)の長さである幅Lが短くなるテーパー形状をしている。このため、本実施例の媒体支持ユニット2も、筒状の媒体Mを支持面8に被せて支持させる際、媒体Mがトレイ4に引っかかることを抑制でき、媒体Mをセットし易くすることができる構成になっている。
そして、本実施例の媒体支持ユニット2においても、支持面8は、平面視した場合に、被せ方向Dにおける最下流側から最上流側にかけて、該被せ方向Dと直交する直交方向(本実施例では走査方向Bに対応)の長さである幅Lが短くなるテーパー形状をしている。このため、本実施例の媒体支持ユニット2も、筒状の媒体Mを支持面8に被せて支持させる際、媒体Mがトレイ4に引っかかることを抑制でき、媒体Mをセットし易くすることができる構成になっている。
[実施例8](図12)
次に、実施例8の媒体支持ユニット2について、添付図面を参照して詳細に説明する。
図12は、実施例8の媒体支持ユニット2のトレイ4の概略平面図を表しており、実施例1の媒体支持ユニット2の図5に対応する図である。
なお、本実施例の媒体支持ユニット2は、トレイ4の構成以外は実施例1の媒体支持ユニット2と同様の構成であり、実施例1の印刷装置1で使用可能である。また、実施例1から7の媒体支持ユニット2と同じ構成部材は同じ符号で表している。
次に、実施例8の媒体支持ユニット2について、添付図面を参照して詳細に説明する。
図12は、実施例8の媒体支持ユニット2のトレイ4の概略平面図を表しており、実施例1の媒体支持ユニット2の図5に対応する図である。
なお、本実施例の媒体支持ユニット2は、トレイ4の構成以外は実施例1の媒体支持ユニット2と同様の構成であり、実施例1の印刷装置1で使用可能である。また、実施例1から7の媒体支持ユニット2と同じ構成部材は同じ符号で表している。
本実施例の媒体支持ユニット2のトレイ4は、図12で表されるように、支持面8が、平面視した場合に、端部18及び19と、該支持面8と略平面(端部18及び19以外は平面)である側面21とで構成される略直線(第2の辺13)と、被せ方向Dと反対側に凸となり該支持面8と曲面である側面30(支持面8と交差する側面)とで構成される曲線32と、で構成されている。
そして、本実施例の媒体支持ユニット2においても、支持面8は、平面視した場合に、被せ方向Dにおける最下流側から最上流側にかけて、該被せ方向Dと直交する直交方向(本実施例では走査方向Bに対応)の長さである幅Lが短くなるテーパー形状をしている。このため、本実施例の媒体支持ユニット2も、筒状の媒体Mを支持面8に被せて支持させる際、媒体Mがトレイ4に引っかかることを抑制でき、媒体Mをセットし易くすることができる構成になっている。
そして、本実施例の媒体支持ユニット2においても、支持面8は、平面視した場合に、被せ方向Dにおける最下流側から最上流側にかけて、該被せ方向Dと直交する直交方向(本実施例では走査方向Bに対応)の長さである幅Lが短くなるテーパー形状をしている。このため、本実施例の媒体支持ユニット2も、筒状の媒体Mを支持面8に被せて支持させる際、媒体Mがトレイ4に引っかかることを抑制でき、媒体Mをセットし易くすることができる構成になっている。
なお、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれることは言うまでもない。
1…印刷装置、2…媒体支持ユニット、3…媒体搬送部、4…トレイ(本体部)、
5…ステージ、6…キャリッジ、7…印刷ヘッド(印刷部)、8…支持面、9…レバー、
10…重り、11…アーム部、12…第1の辺、13…第2の辺、14…側面、
15…側面、16…端部、17…端部、18…端部、19…端部、20…側面、
21…側面、22…枠部、23、23a、23b…押さえ部、
24、24a、24b…高摩擦部材、25、25a、25b…補助トレイ、
26、26a、26b…移動部、27、27a、27b…回動支点、28…先端、
29…端部、30…側面、31…枠部22の内壁、32…曲線、
L…幅(被せ方向Dと直交する直交方向の長さ)、
L1…第1状態における被せ方向Dにおける最上流側の幅L、
L2…第2状態における被せ方向Dにおける最上流側の幅L、M…媒体、
5…ステージ、6…キャリッジ、7…印刷ヘッド(印刷部)、8…支持面、9…レバー、
10…重り、11…アーム部、12…第1の辺、13…第2の辺、14…側面、
15…側面、16…端部、17…端部、18…端部、19…端部、20…側面、
21…側面、22…枠部、23、23a、23b…押さえ部、
24、24a、24b…高摩擦部材、25、25a、25b…補助トレイ、
26、26a、26b…移動部、27、27a、27b…回動支点、28…先端、
29…端部、30…側面、31…枠部22の内壁、32…曲線、
L…幅(被せ方向Dと直交する直交方向の長さ)、
L1…第1状態における被せ方向Dにおける最上流側の幅L、
L2…第2状態における被せ方向Dにおける最上流側の幅L、M…媒体、
Claims (9)
- 印刷装置によって印刷が行われる媒体を支持する媒体支持ユニットであって、
筒状の媒体を被せ方向に沿って被せて装着可能であり、該媒体を支持する支持面を有する本体部を備え、
前記支持面は、平面視した場合に、前記被せ方向における最下流側から最上流側にかけて、該被せ方向と直交する直交方向の長さである幅が短くなるテーパー形状をしていることを特徴とする媒体支持ユニット。 - 請求項1に記載の印刷装置媒体支持ユニットにおいて、
前記支持面は、平面視した場合に、前記被せ方向における最上流側に位置する第1の辺と、前記被せ方向における最下流側に位置し前記幅が前記第1の辺より長い第2の辺と、を有することを特徴とする媒体支持ユニット。 - 請求項1に記載の印刷装置媒体支持ユニットにおいて、
前記支持面は、平面視した場合に、前記被せ方向における最上流側が楔型をしていることを特徴とする媒体支持ユニット。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の印刷装置媒体支持ユニットにおいて、
前記支持面を平面視した場合における該支持面の外形に沿う形状であり、前記本体部に支持された前記媒体を前記本体部に向けて押さえる枠部を備えることを特徴とする媒体支持ユニット。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の印刷装置媒体支持ユニットにおいて、
前記本体部に支持された前記媒体を該本体部における前記支持面と交差する側面に向けて押さえる押さえ部を備えることを特徴とする媒体支持ユニット。 - 請求項1から5のいずれか1項に記載の印刷装置媒体支持ユニットにおいて、
前記本体部は、前記直交方向と交差するとともに前記支持面と交差する側面における前記被せ方向の最下流側に、静止摩擦係数が前記支持面よりも大きい高摩擦部材が設けられることを特徴とする媒体支持ユニット。 - 請求項1から6のいずれか1項に記載の印刷装置媒体支持ユニットにおいて、
前記本体部は、前記支持面が前記テーパー形状となる第1状態と、前記支持面が前記第1状態と異なる形状となる第2状態と、に状態変更可能であることを特徴とする媒体支持ユニット。 - 請求項7に記載の印刷装置媒体支持ユニットにおいて、
前記第2状態における前記支持面の前記被せ方向における最上流側の前記幅が、前記第1状態における前記支持面の前記被せ方向における最上流側の前記幅よりも長いことを特徴とする媒体支持ユニット。 - 請求項1から8のいずれか1項に記載の媒体支持ユニットと、
前記媒体支持ユニットに支持される前記媒体に印刷を行う印刷部と、
を備えることを特徴とする印刷装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016049269A JP2017164909A (ja) | 2016-03-14 | 2016-03-14 | 媒体支持ユニット及び印刷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016049269A JP2017164909A (ja) | 2016-03-14 | 2016-03-14 | 媒体支持ユニット及び印刷装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017164909A true JP2017164909A (ja) | 2017-09-21 |
Family
ID=59909427
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016049269A Pending JP2017164909A (ja) | 2016-03-14 | 2016-03-14 | 媒体支持ユニット及び印刷装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017164909A (ja) |
-
2016
- 2016-03-14 JP JP2016049269A patent/JP2017164909A/ja active Pending
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