JP5980053B2 - 自動精算制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、金融機関において現金自動入出金装置を組み込んだ金融端末装置の、現金装填や回収処理作業を安全に管理するための自動精算制御システムに関する。
現金自動入出金装置を組み込んだ金融端末装置の、現金の有高管理が、安全管理の重要な課題になっている。そこで、各金融端末装置をネットワークを介して接続し、各種の方法で自動的に有高情報を管理を実行するシステムが開発されている(特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4参照)
特許4089775号公報 特許4369610号公報 特許4826032号公報 特開平2−247775号公報
金融機関では多数の金融端末装置を使用しており、ネットワークを通じて各端末装置を使用した入出金処理の経過を全て記録すれば、リアルタイムで自動的に有高情報を取得できる。しかしながら、各金融端末装置の現金自動入出金装置に、現金カセットを用いて現金を装填したり、現金自動入出金装置から現金を回収する作業は、人手により行われる。また、金融端末装置の搬送路に現金が詰まるような障害が発生した場合には、人手により、詰まった現金の除去作業等が行われる。こうした人手による作業の過程で現金の一部が消失するおそれも皆無ではない。
上記の課題を解決するために、本発明は人手による作業が含まれるような場合でも、安全な管理ができる自動精算制御システムを提供することを目的とする。
以下の構成はそれぞれ上記の課題を解決するための手段である。
〈構成1〉
金融端末装置とこの金融端末装置の動作を監視する監視端末装置とこの監視端末装置から所定の報告を受信する管理端末装置とを備え、前記金融端末装置は、前記金融端末装置本体に脱着されて現金の装填または排出に使用される現金カセットの前記脱着操作と、前記金融端末装置本体に脱着されてリジェクト現金を収納するリジェクト庫の前記脱着操作とを検出する、脱着操作検出手段と、前記脱着操作検出手段の出力した検出信号を記憶する記憶装置と、前記記憶装置に前記検出信号が記憶されたときに、前記金融端末装置が稼働を停止している特定の時刻に前記金融端末装置の内部に収納された全ての現金の数量を計数する精算処理を実行するように、自動精算処理を予約する予約データを前記記憶装置に記憶させる精算処理予約手段と、前記予約データを読み取って、前記特定の時刻に前記自動精算処理を実行して、精算処理データを生成して前記記憶装置に記憶させる精算処理手段と、前記脱着操作検出手段の出力した検出信号を前記監視端末装置に送信し、前記精算処理手段が生成した精算処理データを前記監視端末装置に送信するデータ送信手段とを備え、前記監視端末装置は、前記精算処理データを受信したとき、精算処理結果の確認を要求する確認要求画面をディスプレイに表示する画面制御手段と、前記確認要求画面中の確認済みボタンが操作されたときに、該当する精算処理結果が確認されたことを示す精算確認データを生成する確認済みデータ処理手段と、前記金融端末装置から受信した前記検出信号と、前記精算処理データと、前記精算確認データとを管理端末装置を通じてホストコンピュータに送信する報告送信手段とを備えたことを特徴とする自動精算制御システム。
〈構成2〉
構成1に記載の自動精算制御システムにおいて、前記精算処理手段により精算処理が実行された直後の一定時間内では、前記記憶装置は前記脱着操作検出手段の出力した検出信号を記憶しないことを特徴とする自動精算制御システム。
〈構成3〉
構成1に記載のシステムに使用されるプログラムであって、前記金融端末装置のコンピュータを、構成1に記載の、脱着操作検出手段、記憶装置、精算処理予約手段、精算処理手段及びデータ送信手段として機能させる自動精算制御プログラム。
〈構成4〉
構成3に記載の自動精算制御プログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
〈構成5〉
構成1に記載のシステムに使用されるプログラムであって、前記監視端末装置のコンピュータを、構成1に記載の、画面制御手段、確認済みデータ処理手段及び報告送信手段として機能させる自動精算制御プログラム。
〈構成6〉
構成5に記載の自動精算制御プログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
〈構成1の効果〉
現金自動入出金装置を収容した金融端末装置の、内部の現金に触れることができる操作がされたとき、その操作を検出する。この検出信号をトリガにして自動精算処理を実行する。その結果が監視端末装置に表示され、担当者は精算処理データと、金融端末装置の状態とを調べて、異常がなければ確認済みボタンを操作する。その結果が管理端末装置に送信されるので、そのつど有り高の確認ができる。
〈構成2の効果〉
精算処理が実行された直後には、精算確認をする係員が金融端末装置の現金カセットやリジェクトボックスを点検することがある。このときには、一旦精算処理が実行された直後に再度精算処理の予約が発生して無駄な精算処理が起動し、ひいては、過剰な頻度で確認が促されてしまうといったおそれを回避することができる。
本発明の自動精算制御システムの概略を示す構成図である。 金融端末装置の構成を表すハードウエアブロック図である。 金融端末装置の制御装置の構成を表す機能ブロック図である。 金融端末装置が生成する精算処理データのデータ構造を例示する図である。 監視端末装置の構成を表すハードウエアブロック図である。 監視端末装置の制御装置の構成を表す機能ブロック図である。 監視端末装置における確認要求画面を例示する図である。 本発明の自動精算制御システムの処理手順を説明する図である。 金融端末装置の動作を表すフローチャートである。
図1は、本発明の自動精算制御システムの概略を示す構成図である。
先ず、図1を参照して本発明の自動精算制御システム10の一例を概略的に説明し、その後、各実施例について詳細に説明する。図1に示したシステムは、金融端末装置16と、この金融端末装置16の動作を監視する監視端末装置28と、この監視端末装置28から所定の報告を受信する管理端末装置26とがネットワーク12を介して結ばれたものである。
金融端末装置16は、現金自動入出金装置18を組み込んだ、顧客操作用の端末装置(ATM)である。現金自動入出金装置18は、入出金される現金を、鑑定機を使用して自動的に鑑定し計数して、その結果を出力する装置である。
金融端末装置16に収納された現金の数量は、監視端末装置28によりネットワーク12を通じて監視されている。管理者30は、金融端末装置16に収納された現金の数量に、過不足を生じないように補充や回収の管理をする。即ち、金庫に収納された現金の数量が不足する前に、係員36に指示がだされる。係員36は、現金を収納した脱着式の現金カセット20を金融端末装置16に装着して、現金を金庫に装填する。また、金庫が現金で一杯になる前に指示がだされ、係員36が空の脱着式の現金カセット20を金融端末装置16に装着して、現金を現金カセット20側に排出させる。
金融端末装置16本体内部には、現金カセット20およびリジェクト庫21が、それぞれ脱着自在に装着されている。例えば、この例では、一点鎖線の円内に示したように、金融端末装置16本体の背面側に設けられた脱着用開口から、現金カセット20およびリジェクト庫21が、それぞれ引き出し可能に挿入される。
金融端末装置16の内部で搬送中に重送された現金や、鑑定処理で汚れや損傷が激しいと判定された現金は、金庫とは別に設けられたリジェクト庫21に収納される。金融端末装置16に収納された現金の入出金履歴を示すデータは、ネットワーク12を通じて、預貯金管理システムを統括するホストコンピュータ14に送信される。また、同様のデータは、ネットワーク12を通じて監視端末装置28にも送信される。
図1のシステムでは、監視端末装置28が自動的に金融端末装置16の状態を監視する。また、後で説明するような精算処理の結果は、監視端末装置28から管理端末装置26に送信されて、管理者30に報告される。
図2は金融端末装置16のハードウエア構成を表す図である。この図の上部には金融端末装置16本体の外形と内部機器の配置を斜視図で示し、同図下部には金融端末装置16のハードウエアをブロック図で示している。
この金融端末装置16は、例えば、顧客操作用端末(ATM)であり、本体前部に顧客の操作を受け付ける操作パネル42が設けられている。そして、その本体内部に現金自動入出金装置18および制御装置40が設けられている。
金融端末装置16本体には、現金カセット20の装着や離脱の操作が行われたことを検出する脱着センサ22が設けられている。同様に、金融端末装置16本体には、リジェクト庫21の装着や離脱の操作が行われたことを検出する脱着センサ24が設けられている。これらのセンサは、例えば、フォトリフレクタやフォトインタラプタ等の非接触式センサや、マイクロスイッチや感圧スイッチ等の接触式のセンサを用いて適宜に構成され得る。
制御装置40の内部バス120には、ネットワークインタフェース121と、CPU(中央処理装置)122と、ROM(リードオンリメモリ)123と、RAM(ランダムアクセスメモリ)124と、HDD(ハードディスク)125と、入出力インタフェース126と、が接続されている。入出力インタフェース126には、現金自動入出金装置18と、現金カセット20と、操作パネル42と、現金カセットの脱着センサ22と、リジェクト機の脱着センサ24とが接続されている。ネットワークインタフェース121は、ネットワーク12に接続されている。
制御装置40の内部のROM123やRAM124やHDD125は、金融端末装置16の記憶装置に該当する。各種のデータは主としてHDD125に記憶されて保存される。CPU122が実行するコンピュータプログラムは、ROM123に記憶され、あるいはRAM124に適時ロードされる。CPU122とこれらのメモリが、金融端末装置16の演算処理装置に該当する。その具体的な機能は、次の図3を用いて説明する。
入出力インタフェース126は、現金カセット20、操作パネル42、現金カセットの脱着センサ22、および、リジェクト庫の脱着センサ24との信号の授受を行う。
現金自動入出金装置18内には、現金を搬送する搬送路44、搬送される現金を鑑定する鑑定機46、および、現金を収納する金庫48が設けられている。現金自動入出金装置18内の搬送路44、鑑定機46、および、金庫48は、それぞれ、入出力インタフェース126に接続されて制御装置40との信号の授受が行われる。
図3は、金融端末装置16の制御装置の構成を表す機能ブロック図である。
金融端末装置16の演算処理装置69は、脱着操作検出手段72、精算処理予約手段73、精算処理手段74、および、データ送信手段75を有する。記憶装置50には、検出信号76、予約データ79、および、精算処理データ80が格納される。
演算処理装置69の上記各手段は、次のように機能する。脱着操作検出手段72は、脱着センサ22および脱着センサ24の出力信号を監視する。これにより、金融端末装置16に対する現金カセット20の脱着操作や、リジェクト現金を収納するリジェクト庫21の脱着操作を検出する。脱着操作検出手段72は、検出信号76を記憶装置70に記憶させる。
精算処理予約手段73は、記憶装置70に検出信号76が記憶されたとき、予約データ79を生成して記憶装置70に記憶させる機能を持つ。予約データ79は、金融端末装置16が稼働を停止している特定の時刻(日時)に、金融端末装置16の内部に収納された全ての現金の数量を計数する精算処理を実行するという、自動精算処理を予約するためのデータである。
精算処理手段74は、予約データ79を読み取って、特定の時刻(日時)に自動精算処理を実行し、処理結果である精算処理データ80を記憶装置70に記憶させる機能を持つ。データ送信手段75は、記憶装置70に検出信号76が記憶されたときに、その検出信号76を監視端末装置28に送信する機能を持つ。さらに、データ送信手段75は、精算処理データ80が記憶装置70に記憶されたときに、精算処理データ80を、監視端末装置28に送信する機能を持つ。
記憶装置70に記憶された検出信号76は、例えば、現金カセットの脱着センサ22やリジェクト庫の脱着センサ24の検出出力信号を取得した旨のフラグとその取得時刻等を含むデータである。予約データ79は、精算処理を実行するコマンドと精算処理開始時刻を示すデータである。
図4は、精算処理データの構造を示す説明図である。
この例では、精算処理データ80は、金融端末装置16の内部の現金の数量81と、金融端末装置の識別情報82と、検出信号出力時刻83と、精算処理完了時刻84等のデータを含んで構成される。
現金の数量81は、精算処理時に計数した金融端末装置16の内部に収容された現金の全数量である。金融端末装置の識別情報82は、精算処理を行った金融端末装置16を特定するためのもので、例えば、金融端末装置の個体ごとに予め割り当てられたコード情報である。検出信号出力時刻83は、金融端末装置16の脱着操作検出手段が検出信号58を取得した時刻を表すデータである。精算処理完了時刻84は、精算処理が完了した時刻を示すデータである。脱着操作の検出から精算処理までの時間間隔が長くなったとき、参考情報として有効である。
上述のように、脱着操作検出手段72による現金カセット20やリジェクト庫21の脱着検出が行われると、精算処理予約手段73が、この脱着検出を契機として予約データ79を生成する。そして、精算処理手段74が、予約データ79により規定された時刻に自動精算処理を実行し、処理結果である精算処理データ80を得る。このようにして得られた精算処理データ80は、記憶装置70に記憶されて、その後監視端末装置28に送信される。
図5は監視端末装置28のハードウエア構成を表すブロック図である。
監視端末装置28の本体内には制御装置35が設けられている。制御装置35の内部バス130には、ネットワークインタフェース131と、CPU(中央処理装置)132と、ROM(リードオンリメモリ)133と、RAM(ランダムアクセスメモリ)134と、HDD(ハードディスク)135と、入出力インタフェース136とが接続されている。入出力インタフェース136には、ディスプレイ32とキーボード34とが接続されている。ネットワークインタフェース121は、ネットワーク12に接続されている。
図5に示したROM133やRAM134やHDD135は、監視端末装置28の記憶装置に該当する。各種のデータは主としてHDD135に記憶されて保存される。CPU132が実行するコンピュータプログラムは、ROM133に記憶され、あるいはRAM134に適時ロードされる。これらが、監視端末装置28の演算処理装置に該当する。以上のハードウエア構成は既知のコンピュータと同様である。次の図6を用いてその具体的な機能を説明する。
図6は、監視端末装置28の構成を表す機能ブロック図である。
監視端末装置28の演算処理装置49は、入出金取引監視手段51、画面制御手段52、確認済みデータ処理手段54、および、報告送信手段56を有する。記憶装置50には、検出信号76、精算処理データ80、確認要求画面(この画面を構成するためのデータ)62、精算確認データ64が記憶される。検出信号76と、精算処理データ80は、金融端末装置16(図3)の記憶装置70に記憶されていたもので、データ送信手段75から受信したデータである。
入出金取引監視手段51は、金融端末装置16の入出金取引処理を監視して、装置の動作の不具合等を監視する既存の機能を有する。画面制御手段52は、記憶装置50から確認要求画面62のデータを読み出して、監視端末装置28のディスプレイに表示する機能を持つ。画面制御手段52は、金融端末装置16のデータ送信手段75から精算処理データ80を受信したときに、この処理を起動する。確認要求画面の表示例は、次の図7を参照して説明する。他の手段やデータについては図7以降で説明する。
図7は、監視端末装置28のディスプレイに表示される確認要求画面62の一例を示す図である。
図7の例では、確認要求画面62の上部のタイトルバーに「精算処理データ確認依頼」というタイトルの表記が現れる。タイトルバーの下の位置に「確認項目(重要)」という操作者に対する注意喚起の表示が現れる。この「確認項目(重要)」の表示の下方である画面の略中央上段位置に「金融端末装置の識別情報」82、「検出信号出力時刻」83、「精算処理完了時刻」84、「精算処理された現金の数量」81、といった項目の表示がなされる。いずれも、金融端末装置16から受信した精算処理データ80の内容である。
各項目の右側には、対応する記号や数値が表示される。各項目の左側には、チェックマーク(×)を入力する欄が設けられている。この確認要求画面62の操作を、例えば、図1に示した係員36に要求する。確認処理をする係員は、金融端末装置16の保守管理を担当する係員とは別人で構わない。
係員36が、監視端末装置28におけるこの確認要求画面62の表示に促されて、内容の確認を開始する。「金融端末装置の識別情報」82、「検出信号出力時刻」83、「精算処理完了時刻」84、「精算処理された現金の数量」81、を確認して、チェックマーク(×)を入力する。次に、金融端末装置16の現金カセット20およびリジェクト庫21を一旦解放して現状の装置の確認を実施する。
リジェクト庫21に収容された現金は、精算処理によっても自動的に計数されない。従って、ここで、係員36が「リジェクト庫の現金の数量」85を入力する。計算上の現金数量86は、係員36が、ホストコンピュータ14からデータ端末装置87を通じてを取得したものである。これも、係員36により確認要求画面62に入力される。こうして、係員36が確認要求画面62を作成し、同時に、確認要求画面62に表示された各現金の数量の関係に誤りがないかを確認する。
確認要求画面62の下部には「上記の項目を確認後下記のボタンをクリックして下さい」という表示がなされている。そして、その下方に、図示のような「確認」の表示がある確認ボタン92を設けている。係員36は、「リジェクト庫の現金数量」85と計算上の現金数量86を入力して全体の確認をした後に、確認ボタン92をクリックする。なお、確認処理の過程で、何か気付いたことがあれば、連絡事項入力欄93に連絡事項を入力するとよい。
監視端末装置28の確認済みデータ処理手段54は、確認ボタン92がクリックされると、精算確認データ64を生成して記憶装置50に格納する。精算確認データ64は、確認要求画面62で入力されたチェックマーク(×)のデータと、「リジェクト庫の現金の数量」85のデータと、計算上の現金数量86のデータと、連絡事項入力欄93に入力された連絡事項とを含むデータである。
報告送信手段56は、記憶装置50に精算確認データ64が記憶されると、そのデータを読み出して、管理端末装置26(図1)に送信し、さらに、管理端末装置26を通じてホストコンピュータに送信するように動作する。なお、確認要求画面62へのデータ入力操作は、図示しないマウス等のポインティングデバイスを用いてカーソルの移動とクリック操作によって行ってもよい。タッチパネル式のものを使用してもよい。
図10は、金融端末装置の精算処理までの動作を表すフローチャートである。
まず、ステップS101において、金融端末装置16の脱着操作検出手段72は、現金カセットの脱着センサ22やリジェクト庫の脱着センサ24の検出信号を待ち受けている。検出信号76の発生が検知されると、ステップS101からステップS102に進む。そして、ステップS102で、脱着操作検出手段72は、この検出信号76を記憶装置70に記憶させる。
ステップS102で記憶装置70に記憶された検出信号76は、ステップS103で、データ送信手段75によってネットワーク12経由で、監視端末装置28に送信される。次のステップS104で、精算処理予約手段73が、予約データ79を生成して記憶装置70に記憶させる(ステップS105)。
ステップS106では、精算処理手段74が、金融端末装置16の稼働時間以外の時間かどうかを判断する。例えば、精算処理をする時間が一日の業務を開始する前なら、その一定の時刻かどうかを判断する。時刻が到来したらステップS107に進む。従って、この時刻になるまで待機する。なお、ステップS101からステップS105の処理を繰り返すように制御してもよい。一日に数回検出信号が取得される場合もあるからである。一回でも検出信号が記憶されれば、必ず予約データ79が生成されるから、同日中は、検出信号の記憶(ステップS102)以外の処理をパスして構わない。
ステップS105で記憶装置70に記憶された予約データ79を、ステップS107で精算処理手段74が読み取る。そして、ステップS108で、予約データ79によって規定された時刻に自動精算処理を実行する。精算処理手段74は、処理結果である精算処理データ80を記憶装置70に記憶させる(ステップS109)。
ステップS109で記憶装置70に記憶された精算処理データ74は、ステップS110で、データ送信手段75によってネットワーク12経由で、監視端末装置28に送信される。ステップS110で精算処理データ80を送信後、予め定めた一定の時間が経過するまで待機状態となる(ステップS111)。ステップS111で、予め定めた一定の時間が経過したと判断されたときには、待機状態が解除されて、ステップS101に戻る。
ステップS110で精算処理データ80を送信した後は、既に説明したように、係員36による確認処理が行われる。このとき、係員36は、金融端末装置16のリジェクト庫の中味を確認する作業を行う。その操作が検出されて、ステップS102以降の処理が実行されては困る。そこで、確認処理が終了するまでは、ステップS101に処理を戻さないことにした。ステップS111の待機時間は、例えば、1時間とすればよい。また、あるいは、金融端末装置16通常の稼働を開始するまでとするとよい。
以上のシステムによれば、金融端末装置に対する現金の装填や回収や保守管理の頻度が数日に一回程度であっても、金融端末装置の現金に係員の手が触れるような操作がされたときには、少なくとも翌日起動前に精算処理を実行して、有り高の確認をすることができる。さらに、自動的に点検できないリジェクト庫の内容物も含めた精算結果の確認を係員に要求するので、確実に現在有り高と入出金取引結果との照合ができる。同時に、係員に確認処理を要求することで、不正な操作を予防することが可能になる。
図9は、本発明の自動精算制御システムにおける、金融端末装置16、監視端末装置28、および、管理端末装置26間の処理の流れと、係員36の関与について説明する図である。
先ず、金融端末装置16において、図2および図3を参照して説明したように、脱着操作検出手段72によって、現金カセット20やリジェクト庫21の脱着操作を検出する(ステップS11)。この検出を契機として、自動精算処理を予約する処理が行われる(ステップS12)。このステップS12で、脱着操作検出手段72は、予約データ79を金融端末装置16の記憶装置70に記憶させる。
ステップS11において検出された検出信号76は、金融端末装置16の記憶装置70に記憶されると共に、金融端末装置16のデータ送信手段75によって監視端末装置28に送信される(ステップS13)。監視端末装置28は、金融端末装置16から受信した検出信号76を自装置の記憶装置50に記憶すると共に、この検出信号76を管理端末装置26に送信する(ステップS14)。
金融端末装置16の精算処理手段74は、ステップS12において記憶装置70に記憶された予約データ79を判読する。この予約データ79により規定された時刻に達すると、精算処理手段74は、自動精算処理を実行して精算処理データ80を生成する(ステップS15)。そして、生成した精算処理データ80を金融端末装置16の記憶装置70に記憶させる。この精算処理データ80は、金融端末装置16のデータ送信手段75によって監視端末装置28に送信される(ステップS16)。
監視端末装置28は、金融端末装置16から受信した精算処理データ80を自装置の記憶装置50に記憶すると共に、この精算処理データ80を管理端末装置26に送信する(ステップS17)。さらに、監視端末装置28は、金融端末装置16から精算処理データ80を受信したときに、精算処理結果の確認を要求する確認要求画面62をディスプレイ32に表示する(ステップS18)。なお、図9では、ステップS18の処理は「自動精算確認要求画面表示」と表記した。
ステップS18で、係員36は、確認要求画面62の操作を開始する。係員36は、金融端末装置16が実行した自動精算処理の結果を画面で確認し、さらに、金融端末装置16のリジェクト庫21から現金を取り出して計数する。その結果を確認要求画面62に入力する(ステップS19)。その後、係員36は、ホストコンピュータ14からデータ端末装置87を通じて計算上の現金数量86を取得する。その結果を確認要求画面62に入力する。
計算上の現金数量86は、ホストコンピュータ14で該当する金融端末装置16の入出金記録から計算して求めた、現在の有り高である。これは、精算処理した現金の数量と、リジェクト個の現金の数量とを加算したものと一致するはずである。ステップS21で、係員36が、確認要求画面62中の確認ボタン92を押して、自動精算確認済操作が完了する。その結果、監視端末装置28から管理端末装置26へ精算確認データ64が送信される(ステップS22)。精算確認データ64はさらに、ホストコンピュータ14に送信される(ステップS23)。
このようにして、金融端末装置16および監視端末装置28に係る一切の挙動は、管理端末装置26で監視されるため、管理端末装置26を用いて監視を行う管理者30は、この自動精算制御システムにおける状況を確実に把握することができる。従って、管理者30は、異常の発生を早期に認識し、適切な処置を講じることが可能になる。
10 自動精算制御システム
12 ネットワーク
14 ホストコンピュータ
16 金融端末装置
18 現金自動入出金装置
20 現金カセット
21 リジェクト庫
22 現金カセットの脱着センサ
24 リジェクト庫の脱着センサ
26 管理端末装置
28 監視端末装置
30 管理者
32 ディスプレイ
34 キーボード
36 係員
40 制御装置
42 操作パネル
44 搬送路
46 鑑定機
48 金庫
49 演算処理装置
50 記憶装置
51 入出金取引監視手段
52 画面制御手段
54 確認済みデータ処理手段
56 報告送信手段
62 確認要求画面
64 精算確認データ
69 演算処理装置
70 記憶装置
72 脱着操作検出手段
73 精算処理予約手段
74 精算処理手段
75 データ送信手段
76 検出信号
79 予約データ
80 精算処理データ
81 現金の数量
82 金融端末装置の識別情報
83 検出信号出力時刻
84 精算処理完了時刻
85 リジェクト庫の現金数量
86 計算上の現金数量
87 データ端末装置
92 確認ボタン
93 連絡事項入力欄
120 バス
121 ネットワークインタフェース
122 CPU
123 ROM
124 RAM
125 HDD
126 入出力インタフェース
130 バス
131 ネットワークインタフェース
132 CPU
133 ROM
134 RAM
135 HDD
136 入出力インタフェース

Claims (6)

  1. 金融端末装置とこの金融端末装置の動作を監視する監視端末装置とこの監視端末装置から所定の報告を受信する管理端末装置とを備え、
    前記金融端末装置は、
    前記金融端末装置本体に脱着されて現金の装填または排出に使用される現金カセットの前記脱着操作と、前記金融端末装置本体に脱着されてリジェクト現金を収納するリジェクト庫の前記脱着操作とを検出する、脱着操作検出手段と、
    前記脱着操作検出手段の出力した検出信号を記憶する記憶装置と、
    前記記憶装置に前記検出信号が記憶されたときに、前記金融端末装置が稼働を停止している特定の時刻に前記金融端末装置の内部に収納された全ての現金の数量を計数する精算処理を実行するように、自動精算処理を予約する予約データを前記記憶装置に記憶させる精算処理予約手段と、
    前記予約データを読み取って、前記特定の時刻に前記自動精算処理を実行して、精算処理データを生成して前記記憶装置に記憶させる精算処理手段と、
    前記脱着操作検出手段の出力した検出信号を前記監視端末装置に送信し、前記精算処理手段が生成した精算処理データを前記監視端末装置に送信するデータ送信手段とを備え、
    前記監視端末装置は、
    前記精算処理データを受信したとき、精算処理結果の確認を要求する確認要求画面をディスプレイに表示する画面制御手段と、
    前記確認要求画面中の確認済みボタンが操作されたときに、該当する精算処理結果が確認されたことを示す精算確認データを生成する確認済みデータ処理手段と、
    前記金融端末装置から受信した前記検出信号と、前記精算処理データと、前記精算確認データとを管理端末装置を通じてホストコンピュータに送信する報告送信手段とを備えたことを特徴とする自動精算制御システム。
  2. 請求項1に記載の自動精算制御システムにおいて、
    前記精算処理手段により精算処理が実行された直後の一定時間内では、前記記憶装置は前記脱着操作検出手段の出力した検出信号を記憶しないことを特徴とする自動精算制御システム。
  3. 請求項1に記載のシステムに使用されるプログラムであって、前記金融端末装置のコンピュータを、請求項1に記載の、脱着操作検出手段、記憶装置、精算処理予約手段、精算処理手段及びデータ送信手段として機能させる自動精算制御プログラム。
  4. 請求項3に記載の自動精算制御プログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
  5. 請求項1に記載のシステムに使用されるプログラムであって、前記監視端末装置のコンピュータを、請求項1に記載の、画面制御手段、確認済みデータ処理手段及び報告送信手段として機能させる自動精算制御プログラム。
  6. 請求項5に記載の自動精算制御プログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
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