JP7448948B2 - 商品販売データ処理装置、商品販売データ処理システム、コンピュータプログラム、および商品販売データ処理方法 - Google Patents

商品販売データ処理装置、商品販売データ処理システム、コンピュータプログラム、および商品販売データ処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、スーパーマーケットなどの小売店で利用され、買上商品の商品登録および精算処理等を行う商品販売データ処理装置、商品販売データ処理システム、コンピュータプログラムおよび商品販売データ処理方法に関する。
人手不足や人件費の高騰に伴い、店舗では商品の登録および精算処理を顧客に行わせるPOS(Point of Sales)システムが導入されている。一方で、店員が対応可能な場合には店員による登録処理の方が手早く、スムースである。そこで、状況に応じて処理モードを容易に切り替えて運用できるシステムが必要とされている。
この点、レジ袋の購入ポイントを通常購入ポイントとは区別して管理するレジスタが提案されている(特許文献1参照)。
特許5014648号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、レジ袋の購入の有無を選択することはできるが、処理モードの切替を行うことはできなかった。
そこで本発明は、状況に応じて処理モードを容易に切り替えて運用できる商品販売データ処理装置を提供することを目的の一つとする。
上記目的を達成するため、本発明に係る商品販売データ処理装置は、少なくとも顧客自ら商品登録および精算処理を行うフルセルフモードと店員が商品登録を行う対面処理モードとを含む処理モードを切替可能な商品販売データ処理装置であって、周辺装置と接続を行う接続手段と、処理モードを判定する判定手段と、前記接続手段により前記周辺装置と接続されているかを判定する確認手段と、前記確認手段で前記周辺装置と接続されていないと確認された場合、当該周辺装置が前記判定手段で判定された処理モードで制御を行う周辺装置であれば報知し、前記処理モードで制御を行わない周辺装置であれば報知を行わないことを特徴とする。
本発明の実施形態に係る商品販売データ処理システムの全体を示した外観正面図である。 本発明の実施形態に係る商品販売データ処理システムが備える機能を示した機能ブロック図である。 本発明の実施形態に係る商品販売データ処理システムの処理モードの例を示したテーブルであって、(a)商品販売データ管理システムを構成する商品販売データ処理装置に設定される処理モードの1例を示すテーブル、(b)上記商品販売データ処理装置の処理モードと、当該処理モードにおける周辺装置の使用有無との関係を示す処理モードテーブルである。 本発明の実施形態に係る商品販売データ処理システムによって実行される処理の流れの第1例を示した処理フロー図である。 本発明の実施形態に係る商品販売データ処理システムによって実行される処理の流れの第2例を示した処理フロー図である。 本発明の実施形態に係る商品販売データ処理システムを構成する商品販売データ処理装置において表示される画面の一例を示した図である。 本発明の実施形態に係る商品販売データ処理システムを構成する商品販売データ処理装置において表示される画面の一例を示した図である。 本発明の実施形態に係る商品販売データ処理システムを構成する商品販売データ処理装置において表示される画面の一例を示した図である。 本発明の実施形態に係る商品販売データ処理システムを構成する商品販売データ処理装置において表示される画面の一例を示した図である。 本発明の実施形態に係る商品販売データ処理システムを構成する商品販売データ処理装置において表示される画面の一例を示した図である。 本発明の実施形態に係る商品販売データ処理システムにおいて、(a)包装体供給装置のエラー種類と、処理モードに応じた動作態様を示す表の例、(b)当該商品販売データ処理装置において表示される画面の一例を示した図である。 本発明の実施形態に係る商品販売データ処理システムにおいて、商品販売データ処理装置と包装体供給装置を監視するモニタに表示される画面の一例を示した図である。 本発明の実施形態に係る商品販売データ処理システムを構成する商品販売データ処理装置において表示される画面の一例を示した図である。
以下、本発明の実施形態に係る商品販売データ処理システムについて、図を参照して説明する。
●商品販売データ処理装置11
図1に示されるように、商品販売データ処理システムは、少なくとも商品販売データ処理装置11を含むシステムであって、周辺装置と接続されることにより、商品の登録処理および会計処理等を実行可能である。
図2に示すように、商品販売データ処理装置11は、CPU(Central Processing Unit)101などの演算装置、RAM(Random Access Memory)102やROM(Read Only Memory)103などの記憶装置、接続部110および撮像部17を有している。
接続部110は、商品販売データ処理装置11と周辺装置とを接続する構成である。接続部110は、商品販売データ処理装置11と周辺装置とを、USB接続、LAN(Local Area Network)接続又はRS232C等のシリアル接続等、所定の通信回線NWを介してデータの送受信を可能にする。商品販売データ処理装置11と周辺装置の接続形式は上述に限らず、Wi-Fi、Bluetooth(登録商標)、Zigbee(登録商標)、携帯電話情報網および赤外線等、無線および有線を問わず、各種の通信形式が適用可能である。
撮像部17は、顧客による商品の読取操作を監視するための装置であって、CCDカメラ等によって実現され、商品の読取操作が行われ位置などの所定の位置を撮像する。これにより、包装体供給装置120から出力される情報等を適宜に用い、商品の読取操作のミスや商品登録の不正によって、商品が登録されることなく会計が終了するのを防ぐことができる。具体的には、撮像部によって顧客による商品の読取操作を検出できたにもかかわらず、商品の登録処理が行われず、後述する計量器116によって重量の増加が検出されたときには、商品登録のミス又は不正があったものと判断することができる。
また、この撮像部17により、又はこの撮像部17とは別に設けた撮像部により、包装体供給装置120によるレジ袋の排出動作や排出のタイミングを監視してもよい。
なお、顧客の操作の監視については、撮像部17によって商品の読取操作を撮像する以外に、撮像部17に代えて、あるいは撮像部17と共に人感センサなどを用いてもよい。この場合、フルセルフモードで商品の登録と会計が行われるときは、商品の読取ミスがあった場合や、商品の読み取りを行うことなく商品をレジ袋やマイバッグに投入した場合、登録操作画面に操作者の画像を表示してもよい。このような画像の表示は、登録操作中に常時、行われるものとしてもよい。また、登録操作を行うときに顧客が相対する商品販売データ処理装置11の正面や、商品をレジ袋等に投入するときに顧客が相対する包装体供給装置120の正面の画像をいずれか、あるいは両方、表示してもよいし、画面中の所定の領域で表示を切り替えて表示してもよい。これにより、顧客への不正の抑止にもつながる。
このほか、商品販売データ処理装置11は、商品の登録処理や会計処理、あるいはこれらの処理の管理のための機能部として、は商品の価格等のデータを記憶した商品情報記憶部、会員顧客等の情報を記憶した顧客情報記憶部、店員の識別情報等の店員情報を記憶した店員情報記憶部、処理の履歴を記憶した履歴記憶部、顧客が購入する商品を会計処理の対象商品として登録する登録処理部、登録された商品の会計処理を実行する会計処理部などを適宜に備える。
なお、これらの機能部を外部あるいは上位のサーバ等に備えさせ、商品販売データ処理システムとして構成し、これらの機能部に記憶されているデータや処理結果を商品販売データ処理装置11が参照、表示するように構成してもよい。商品販売データ処理システムには、商品販売データ処理装置11が複数含まれていてもよい。
また、コンピュータ端末のブラウザ機能や、シンクライアント端末として動作する場合は、クラウドサービスや自社アプリケーションサーバーと通信して動作するサーバー用プログラムでもよい。例えば、タブレットPOSなどのクライアント端末に対してクラウドサービスにより機能を提供するように構成してもよい。このような構成は、Web-Posとも称される形式であり、具体的には、所謂シンクライアント方式あるいはアプリケーションをウェブ化させるウェブクライアント方式等により、タブレットPOSなどのクライアント端末が実行する機能の一部または全部をサーバー装置に実行させる。この場合、クライアント端末は、顧客が所持する場合もあり、店員や店舗の端末を介することなく、一連の処理が完結することもある。
●周辺装置
商品販売データ処理装置11は、接続部110を介して包装体供給装置120等の周辺装置と接続可能である。
図1および図2に示されるように、商品販売データ処理装置11と接続される周辺装置として、例えば、客側ディスプレイ111a、店員側ディスプレイ111b、客側固定スキャナ112a、店員側固定スキャナ112b、釣銭釣札機113、決済端末114、プリンタ115、計量器116、包装体供給装置120、袋掛け台130がある。各周辺装置は、商品販売データ処理装置11と協働することでその機能が実現される。なお、袋掛け台130は、商品販売データ処理装置11と共に使用されるが、互いに通信可能でなくてもよい。この場合、商品販売データ処理装置11は、袋掛け台130が周辺に配置されていることを適宜の手法で検出可能であってもよい。例えば、物理的な接続の有無による検出や、赤外線等による非接触検出を行ってもよい。また、ICタグの検出により袋掛け台130を検出してもよい。
客側ディスプレイ111aおよび店員側ディスプレイ111bは、顧客が購入する商品の名称や金額、あるいは登録された商品の合計額といった商品の各種データ、レジ袋を購入するための情報受付画面、包装体供給装置120から出力された情報に応じた情報などを表示するための装置であり、例えば液晶ディスプレイ等である。客側ディスプレイ111aおよび店員側ディスプレイ111bは、背中合わせに配置され、装置を挟んで対向する顧客と店員とがそれぞれディスプレイを視認できるようになっている。本実施形態において、この客側ディスプレイ111aおよび店員側ディスプレイ111bは、データ入力可能なタッチパネルであり、顧客からの操作や情報入力は、客側ディスプレイ111aを介して受け付けることができる。
客側固定スキャナ112aおよび店員側固定スキャナ112bは、各種のデータを読み取るための装置であり、商品に関する情報がコード化され、商品に付されたバーコードあるいは二次元コードなどを読み取るスキャナ等によって実現される。
なお、客側固定スキャナ112aおよび店員側固定スキャナ112bは図1において、商品を読取面にかざす定置型のスキャナによって構成されているが、これに代えて、あるいはこれと共にハンディタイプのスキャナが設けられてもよい。
釣銭釣札機113は、現金支払いによる商品の会計処理を可能にするための装置である。この釣銭釣札機113は、物理的な機構として硬貨投入口、硬貨払出口、紙幣投入口、紙幣払出口等を備え、顧客が投入した金銭の入金を受け付けると共に、入金された金銭を計数したり、会計額に応じて釣銭を払い出したりする。釣銭釣札機113は、不使用の際に硬貨および紙幣の投入を禁止するため、釣銭釣札機113全体又は硬貨および紙幣の投入口を覆うカバーを有していてもよい。
決済端末114は、所定の決済媒体を利用した決済を可能とする装置である。
ここで、決済媒体とは例えば、クレジットカードや電子マネーカード、デビットカード等であり、外部のサーバと与信等の照会処理を適宜に実行し、所定の決済媒体を利用した決済を実行する。なお、これらの例に限らず、決済端末114は現金支払い以外の決済処理に対応するための装置であり、コード決済などのサービスにも対応する。
プリンタ115は、顧客による商品の会計処理後、レシートを発行する装置である。このプリンタ115は、例えば、会計の処理内容を感熱紙等の所定の紙媒体に印刷するレシートプリンタであり、レシート発行口より発行されたレシートを排出する。プリンタ115は、後述する対面モードでは店員側、フルセルフモードでは顧客側にレシート発行口が向くように移動可能となっていてもよい。また、プリンタ115は、レシート発行口がいずれを向いているかを検知するセンサを備えていてもよい。このセンサによれば、処理モードとレシート発行口の向きが合致していない場合には、その旨報知することができる。さらに、プリンタ115は、処理モードに合わせてレシート発行口の向きを自動で切替可能であってもよい。
また、商品販売データ処理装置11は本実施形態において、タッチ式ディスプレイによって構成される客側ディスプレイ111aおよび店員側ディスプレイ111bを介して、顧客や店員から情報の入力を受け付けるが、これに代えて、あるいはこれと共に、顧客や店員が情報を直接入力するための物理キー等が設けられていてもよい。
計量器116は、載置部33上に載置されたレジ袋、マイバッグ、あるいは商品の重量を測る。レジ袋やマイバッグには、商品が登録されるごとに当該商品が詰められるところ、商品の登録情報と載置部33上の重量によって、商品が登録された上で、載置部33上のレジ袋やマイバッグに詰められたか否かを判別することができる。計量器116は、包装体供給装置120を使わない場合や、マイバッグ専用機が別途ある場合には不要であり、フルセルフモードのみで使用される周辺装置である。
包装体供給装置120は、顧客が購入した商品を詰めるレジ袋を顧客に供給する装置である。包装体供給装置120と接続されている商品販売データ処理装置11は、顧客の要求に応じて、包装体供給装置120を介して商品を詰めるための包装体を提供する。即ち、商品販売データ処理装置11は包装体供給装置120に対して包装体の排出を指示し、これに対し包装体供給装置120は当該指示を受け付け、包装体を排出することにより、顧客に包装体を供給する。
ここで、包装体は例えば、一般に普及しているポリエチレン製のレジ袋であるが、顧客が購入した商品を詰めるために用いられるものであれば、紙製の袋やマイバッグとして再使用可能な袋などであってもよい。なお、以下の本実施形態の説明では、商品が詰められる包装体について、包装体供給装置120によって顧客に提供されるものはレジ袋と称し、顧客が個人的に所有して使用するものは、包装体供給装置120が提供するものと同種のものであってもマイバッグと称して区別する。
包装体供給装置120は、物理的な機構として、収容部31、排出口31a、係止部32、及び載置部33を備えている。
収容部31は、折り重ねた状態のレジ袋を複数、収容する。収容部31内には、レジ袋を一枚ずつ排出口31aから排出するためのフィード機構等が設けられており、包装体供給装置120は、商品販売データ処理装置11から受け付けたレジ袋の供給指示に応じて、収容部31内のレジ袋を排出口31aより排出させる。
ここで、排出口31aは、ハードウェアの面においてレジ袋を排出させる排出部を構成する。
本実施形態においては、フィード機構によって排出口31aから排出されたレジ袋は、排出口31aより一部のみを部分的に排出させた状態に保持される。この状態において、顧客は、排出口31aから露出している包装体の一部を掴んで抜き取る。
なお、本実施形態では、収容部31は一種類のサイズのレジ袋を収容し、これを排出するものとしているが、大、中、小など、各種のサイズのレジ袋を収容部31に収容可能として、所定のサイズのレジ袋の供給指示に応じて、当該所定のサイズのレジ袋が排出されるようになっていてもよい。また、商品販売データ処理装置11が、サイズ別に複数の包装体供給装置120を制御する様にしても良い。
また、収容部31は、収容部31内にレジ袋をセットできるよう、開閉構造を備えている。開閉構造は特に限定されないが、手前、即ち顧客がレジ袋やマイバッグに商品を詰める際に立つ位置に向かって内部を露出させるようにオープンする構造を採用するのが好適である。このような構造によれば、収容部31内にレジ袋をセットするために余計なスペースを確保する必要がないし、レジ袋の交換作業も行いやすい。
係止部32は、レジ袋やマイバッグを係止させられる部材であり、本実施形態では、向かい合う一対又は複数対のアーム状の部材によって構成される。顧客は、レジ袋やマイバッグに設けられている一対の把持部をこの係止部32に係止させ、商品のサッキングが容易となるように口を広げた状態にレジ袋やマイバッグをセットする。
なお、係止部32は必ずしも使用されなくてもよく、例えば、商品を詰めるものとしてカゴなどが使用される場合にはそもそも使用されることがない。
載置部33は、係止部32の下方に設けられ、その上面に、商品が詰められたレジ袋やマイバッグ、あるいは商品等を載置できる台である。なお、本説明においては、係止部32と、載置部33のみを有し、収容部31を備えないものを袋掛け台130、収容部31、係止部32、載置部33を備えるものを包装体供給装置120とし、「包装体供給装置120」とは区別する
また、包装体供給装置120は、CPU(Central Processing Unit)などの演算装置、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)などの記憶装置を有しており、これにより、各種の情報を処理するための機能部として、検知部、出力部、制御部、及び報知部からなる機能部を備える。
検知部は、赤外線等のセンサ等によって構成され、収容部31あるいは排出口31a近傍に設けられている。
この検知部は、排出口31aの所定の位置にレジ袋があるか否を検知できる。これにより、フィード機構によって排出口31aから部分的に排出された状態に保持されたレジ袋について、抜き取り状態、即ち顧客によって抜き取られたか否かを検知することができる。
出力部は、検知部等によって得られた包装体供給装置120の情報を商品販売データ処理装置11に出力する。出力する情報は特に限られないが、包装体供給装置120が備える機能に応じて、検知部によって検知される情報であって、排出口31aからレジ袋が抜き取られたか否かを示す情報、計量器116によって取得された載置部33上のレジ袋やマイバッグ等の重量に係る情報、制御部によるレジ袋の排出制御に係る情報、収容部31内に収容されているレジ袋の残量に係る情報、レジ袋の排出エラー等のエラー情報、レジ袋を収容部31にセットすべく収容部31をオープンにしている場合に、この状態を示す情報など、各種のものが含まれる。
商品販売データ処理装置11は、出力部が出力するこれらの情報に基づいて、所定の処理を実行する。
制御部は、商品販売データ処理装置11からの各種の指示情報に基づき、フィード機構等を制御して収容部31内のレジ袋を排出口31aから排出させ、これにより顧客にレジ袋を供給する動作を制御する機能部であり、ソフトウェアの面においてレジ袋を排出させる排出部を構成する。
この制御部は本実施形態において、レジ袋を排出させる際、レジ袋を排出口31aから部分的に排出させ、顧客が抜き取り可能な状態に保持する。この状態において、顧客は、排出口31aから露出している包装体の一部を掴んで抜き取ることができる。
報知部は、所定のデータ処理の実行やエラーの発生など、所定の状況に応じて、当該所定の状況を店員等に報知するための機能部である。この報知部は例えば、状況に応じた色で発光するサインポールや音声を発するブザーによって構成することができる。
なお、包装体供給装置120はこのほか、係止部32にレジ袋やマイバッグが係止されているか否かを検知可能なセンサ等で構成される検知部など、その他の機能部を備えていてもよい。
また、検知部に代えて、あるいは検知部に加えて、レジ袋の排出口31a等、排出動作を視認可能な部分や、載置部33上に載置されているレジ袋やマイバッグの状態を撮像する撮像部を備えるものとしてもよい。撮像によっても、排出口31aから排出されたレジ袋の状態や、載置部33上のレジ袋等がどの程度、いっぱいになっているかといった様子を判別することができるし、検知部及び撮像部を適宜に組み合わせて用いることで、取得できるデータの精度を高めることもできる。
●商品販売データ処理装置11の処理モード
商品販売データ処理装置11は、複数の処理モードを有し、処理モードを切替可能に構成されている。処理モードは、例えば、顧客自ら商品の登録から会計までの操作を行うフルセルフモード、店員が商品の登録から会計までの操作を行う対面モード、商品の登録のみを行う登録モード、および商品の精算のみを行う精算モードがある。
図10は、モード切替の画面であり、例えば、メカキー等で「モード切替」キーをタッチすることで表示されるポップアップ画面G21bでモードを選択する画面の例である。また、これに代えて、各モードをスクロールさせて切替ても良いし、各処理モードのメカキーが配置されていてもよい。また、同様にタッチパネルに、メカキーと同様の機能を有するボタン(操作領域)を設定しても良い。同図の例では、フルセルフモードおよび精算機モードへの切替が可能である。なお、ここに、対面モードおよび登録モードへの切替可能な操作領域が表示されていてもよい。また、対面モードと登録モードを店員が送信キーの利用を判断する事によって決定する場合は、一のモードで管理してもよい。
図3(a)に示すように、商品販売データ処理装置11は、例えば複数台で1個の島Aとして管理される。島Aに含まれる複数の商品販売データ処理装置11は、同じ商品販売データ処理システムに含まれる装置であってもよいし、それぞれ独立したシステムであってもよい。島ごとに、各商品販売データ処理装置11の処理モードの組合せを示すセットがあってもよく、同図においては、3種類のセットa、b、cが示されている。セットaにおいては、3台全ての商品販売データ処理装置11が対面モードに設定されている。この場合には、3台全てに店員が配置され、いずれの装置でも店員が登録および精算処理を行う。セットbにおいては、1号機が登録モード、2号機および3号機が精算モードとなっている。この場合には、店員は1号機にのみ配置され、商品を登録する。登録データが2号機又は3号機に送られると、顧客は当該データが送られた装置に商品と共に移動し、精算処理を行う。セットcにおいては、3台すべての装置がフルセルフモードとなっており、顧客が商品の登録処理および精算処理を行う。1個の島Aに含まれる3台の商品販売データ処理装置11は、互いに同じ処理モードであってもよいし、異なる処理モードであってもよい。
図3(b)に示すように、商品販売データ処理装置11に接続される周辺装置の使用有無は、処理モードにより異なる。例えば、客側ディスプレイ111aは、処理モードが対面モード、登録モード、精算モード、およびフルセルフモードのいずれであっても使用する。一方で、商品販売データ処理装置11を精算モードで使用する場合には、店員側ディスプレイ111bは使用しない。
また、処理モードが対面モードの場合には、店員が商品の登録を行うため店員側固定スキャナ112bが使用される一方で、客側固定スキャナ112aは使用されることがない。これに対し、処理モードがフルセルフモードの場合には、顧客が商品の登録を行うため、客側固定スキャナ112aは使用されるが、店員側固定スキャナ112bは、通常運用時には使用されない。ただし、顧客による登録がうまくいかない場合などに、店員側からでも登録ができるよう、店員側固定スキャナ112bは待機状態となっていてもよい。
図3(b)に示す、処理モードと使用される周辺装置との関係を示す処理モードテーブルは、商品販売データ処理装置11のRAM103(図2参照)等に格納されている。
また、処理モードは、さらに細分化されていてもよく、フルセルフモードにおいてレジ袋が包装体供給装置120により自動供給されると共に商品として登録される第1フルセルフモードと、レジ袋は自動供給されず、顧客自身がレジ袋を商品として登録する第2フルセルフモードとがあってもよい。また、フルセルフモードにおいて、プリンタ115によりレシートを発行しない第3フルセルフモードがあってもよい。
さらに、フルセルフモード、対面モードおよび精算モードにおいて、釣銭釣札機113を使用する現金決済モードと、釣銭釣札機113を使用しない非現金決済専用モードが選択可能であってもよい。非現金決済専用モードによれば、釣銭の入出金処理の工数を削減できるとともに、深夜時間帯における入出金処理を回避することで防犯効果が高められる。店舗の運用上、あらかじめフルセルフモードでは非現金決済専用モードに設定することが決まっている場合には、処理モードテーブルにおいてフルセルフモードにおける釣銭釣札機113の使用を「未使用」としてもよい。非現金決済専用モードにおいて釣銭釣札機113が接続されている場合には、商品販売データ処理装置11は、釣銭釣札機113全体又は硬貨および紙幣の投入口をカバーで自動的に閉鎖してもよい。
●商品販売データ処理装置11の機能ブロック
商品販売データ処理装置11は、使用される周辺装置を処理モードに応じて抽出し、周辺装置の異常を検出する。商品販売データ処理装置11は、図2に示すCPU101等の演算装置、RAM103等の記憶装置により、処理モード設定部、判定部、抽出部、確認部、検出部、処理モード切替部、報知部、案内部の各機能ブロックを構成する。なお、機能部の一部又は全部は、有線又は無線で接続されている上位装置に実現されていてもよい。上位装置は、例えば、サーバやクラウドコンピュータであってよい。
処理モード設定部は、商品販売データ処理装置11の処理モードを設定する機能部である。処理モードは、図3(a)に示すセットa、b又はcを指定することで複数の商品販売データ処理装置11の処理モードが変更されてもよいし、1台ずつ設定されてもよい。
判定部は、設定されている処理モードを判定する機能部である。
抽出部は、設定されている処理モードにおいて制御が行われる周辺装置を抽出する機能部である。抽出部は、判定部により判定された、当該商品販売データ処理装置11に設定されている処理モードと、処理モードテーブルとを参照し、当該処理モードで使用される周辺装置を抽出する。
確認部は、接続部110により周辺装置との接続がなされているかを確認する機能部である。周辺装置との接続がなされている状態とは、周辺装置との情報の授受等が可能な状態である。周辺装置との接続がされていない状態は、有線接続される装置において物理的に接続されていない状態の他、装置の仕様上あらかじめ設定可能な電源オフの状態など、商品販売データ処理装置11と当該周辺装置とが協働して動作できない状態を含む。確認部は、あらかじめ設定された種類の周辺装置の接続の有無を確認してもよい。
確認部は、接続されていない周辺装置を確認し、当該周辺装置が、判定部で判定された処理モードで制御を行う周辺装置である場合には、報知部を介してその旨を報知する。また、確認部は、当該周辺装置が、判定部で判定された処理モードで制御を行わない周辺装置であれば報知を行わない。この構成によれば、必要な周辺装置が接続されていないことを処理モードに応じてユーザに知らせる知ることができるため、所望の処理モードでの運用をスムースに行うことができる。
確認部は、周辺装置が接続された場合、該周辺装置の識別情報を取得する取得部を備える。識別情報は、例えば周辺装置を示す「1号機」「2号機」といった情報、又はMACアドレス等である。また、確認部は、接続された周辺装置の識別情報とともに、周辺装置のステータスを取得し、識別情報とステータスとを関連づけてRAM102等の記憶領域に記憶する。周辺装置のステータスとは、例えば包装体供給装置においては、レジ袋の残量や検出されたエラーに関する情報、ニアエンドおよびエンドを報知する閾値等を含む。確認部は、接続された周辺装置の識別情報に応じて、当該識別情報に関連付けられているステータスを更新する。
なお、ステータスに含まれる情報の一部又は全部は、周辺装置自体から受信してもよいし、サーバ等の上位装置に記憶されていて、取得部は、該ステータスの一部又は全部をサーバ等の上位装置から取得してもよい。
上述の構成においては、商品販売データ処理装置11は、接続したことのある周辺装置の識別情報の履歴を保持している。特に、商品販売データ処理装置11は、少なくとも前回接続した周辺装置の識別情報を保持していてもよい。このとき、確認部は、接続された周辺装置が過去に接続された周辺装置と同種のものであり、かつ過去に接続された周辺装置の識別情報と異なる場合は、その旨を識別し、案内を表示してもよい。例えば、確認部は、ディスプレイを介して、「○号機を接続してください」といった表示を行い、過去に接続された識別情報を有する周辺装置の接続を促してもよい。また、確認部は「○号機が接続されていません。接続した号機を入力/選択してください」といった表示を行ってもよい。
さらに、確認部は、周辺装置が過去に接続されたものと同種のものであり、かつ、接続部110で前回接続された周辺装置の識別情報と異なる場合には、今回接続された周辺装置のステータスを検索する検索部を備える。検索部は、当該周辺装置に保持されているステータスを取得してもよい。また、検索部は、接続された周辺装置の識別情報に基づいて、ネットワーク等で接続されている別の商品販売データ処理装置に保存されているステータスを参照してもよいし、サーバ等の上位装置から取得してもよい。その際には「接続された号機を取得します」と表示してもよい。このように、ステータスを当該周辺装置以外の他の商品販売データ処理装置又はサーバから検索して取得する構成によれば、周辺装置自体が自身のステータスを保持しない構成であっても、周辺装置のステータスの管理を行うことができる。
なお、周辺装置自体が自身のステータスを保持している構成によれば、接続の都度ステータスを確認部に送信すれば足りるため、識別情報の授受は必ずしも必要ではない。
後述する処理モード切替部は、確認部が接続した周辺装置のステータスを更新することを条件に、当該周辺装置を制御する処理モード、例えばフルセルフモードに切り替えるようにしてもよい。このとき、処理モードの切替ステップとステータスの更新ステップは順不同であり、更新後に切り替えてもよいし、切替後に更新してもよい。
検出部は、周辺装置の異常を検出する機能部である。検出部は、周辺装置自体の異常に代えて、又は加えて、周辺装置との接続の異常を検出してもよい。以降の説明では、周辺装置自体又はその接続の異常を、「周辺装置に関する異常」とする。検出部は、異常の種類を区別して検出可能であってもよい。
また、検出部は、周辺装置自体がそれぞれ有する異常検出手段が検出する情報を受信してもよい。例えば、検出部は、釣銭釣札機113から、釣銭の残量が少ないニアエンド状態、又は集積物がフルに近いニアフル状態である旨の情報を受信してもよい。また、検出部は、包装体供給装置120から、レジ袋の残量が少ない旨の情報を受信してもよい。すなわち、異常検出手段が検出する情報は、周辺装置が協働して動作できない状態に限らず、動作できない状態になることを予測できる情報や、動作状態を示す情報を広く含むものであってもよい。
検出部は、制御が行われる周辺装置に関する異常と、制御が行われない周辺装置に関する異常と、で検出の態様を異ならせる。例えば、検出部は、制御が行われる周辺装置に関する異常を検出し、制御が行われない周辺装置に関する異常は検出しない。検出部は、設定されている処理モードにおいて制御される周辺装置のみを監視し、制御されない周辺装置の監視を停止してもよい。この構成によれば、設定されている処理モードにおいて使用しない周辺装置に異常がある場合であっても、操作を継続することができる。すなわち、不要なエラーによるリトライ処理の発生、および、店員又は顧客によるエラーの解除動作等を削減でき、店舗における登録および精算処理をスムースに進めることができる。
また、この構成によれば、処理モードを切り替えずに使用中の周辺装置を取り外した場合には異常を検出するが、その後当該周辺装置を使用しない処理モードに切り替えた場合には、異常の検出は停止される。したがって、処理モードの切替時にエラーの解除動作等が発生せず、切替が簡便である。
なお、検出部は、制御が行われない周辺装置に関する異常を検出し、制御される周辺装置とは区別できる態様で履歴データとして記録してもよい。この構成によれば、別途別の処理モードで使用する場合にも、いつから異常が生じていたかが明らかになる。また、当該周辺装置を使用する処理モードで運用を開始しようとする前に、あらかじめ異常に対処することができる。
検出部は、周辺装置に関する異常を、処理モードの設定時において検出してもよいし、商品販売データ処理装置11の動作中に定期的に検出してもよい。また、検出部は、ユーザ、主に店員の入力操作に基づいて検出を行ってもよい。さらに、検出部は、周辺装置の接続が解除されたことを契機に、非接続に起因する異常を検出してもよい。
検出部は、周辺装置が接続されたことを契機に、当該周辺装置に関する異常を検出してもよい。商品販売データ処理装置11は、周辺装置に関する異常が検出されなければ、当該周辺装置を正常に使用できるようになる。この周辺装置は、設定されている処理モードでは使用されない装置であってもよい。この状態で、当該周辺装置を使用する処理モードに切り替えると、既に接続のチェックは完了しているので、すぐに処理モードを移行することができる。
処理モード切替部は、検出部が制御を行う周辺装置自体および周辺装置との接続の少なくともいずれかの異常を検出した場合に、異常が検出された周辺装置の制御を行わない処理モードへの切替えを実行する機能部である。例えば、図3(b)に示すように、包装体供給装置120は、フルセルフモードの場合には使用される一方で、対面モードの場合には、レジ袋の供給を店員が行った上で、店員が商品販売データ処理装置11にレジ袋の代金を入力することが可能であるので、包装体供給装置120は必ずしも必要ではない。処理モード切替部は、包装体供給装置120に関する異常が検出される場合には、当該商品販売データ処理装置11の処理モードを対面モードに切り替える。この処理により、包装体供給装置120の異常を解決しなくても、検出部が包装体供給装置120に関する異常を検出してリトライを繰り返すことがなく、商品販売データ処理装置11を継続して使用することができる。
また、処理モード切替部は、フルセルフモードにおいて包装体供給装置120に関する異常が検出される場合には、包装体供給装置120によるレジ袋の自動供給に代えて、レジ袋の登録処理を顧客に行わせる第2フルセルフモードに切り替えてもよい。この構成によれば、機能を制限することで登録および精算処理を顧客に行わせる運用を継続することができる。この場合、顧客はレジ袋のコードをスキャナで読み取ったり、プリセットキーで選択できるようにしてもよい。この構成によれば、フルセルフモードにおいては変則的であるレジ袋の登録操作でも、顧客に簡単に行わせることができる。
また、処理モード切替部は、包装体供給装置120の接続が検出されない、すなわち例えば包装体供給装置120からの応答が返ってこない場合には、事前に設定してある別の処理モードに切り替えてもよい。別の処理モードは、例えば対面モード、登録モード又は精算モードである。この構成によれば、包装体供給装置120の接続を解除するだけで自動的に処理モードが切り替わるため、店舗の運用上簡便である。特に、切り替える処理モードを事前設定できる構成によれば、運用のルーチン上、当該商品販売データ処理装置11で利用される処理モードがある程度定まっている場合に、処理モードの切替が一層スムースである。また、逆に、当該商品販売データ処理装置11が包装体供給装置120の接続を検知した場合には、別の処理モードからフルセルフモードに自動で切り替わってもよい。
報知部は、所定のデータ処理の実行やエラーの発生など、所定の状況に応じて、当該所定の状況を店員等に報知するための機能部である。なお、所定のデータ処理の実行やエラーは、包装体供給装置120等の周辺装置から出力された、周辺装置の状態に係る情報に基づくもの、および商品販売データ処理装置11自体の状態についてのものを含む。
この報知部は図1において、状況に応じた色で発光するサインポール117によって構成されているが、その他の例によって構成することもでき、例えば、所定の状況に応じた音声を発するブザーによって構成することもできる。報知部は、検出された異常の種類により異なる態様で報知してもよい。
報知部は、検出部が検出可能なすべての周辺装置又はその接続に関する異常を検出した上で、設定されている処理モードにおいて制御される周辺装置に関する異常を、制御されない周辺装置に関する異常とは異なる態様で報知してもよい。具体的には、報知部は、制御されない周辺装置に関する異常を報知せず、制御される周辺装置に関する異常のみを報知してもよい。また、報知部は、いずれの周辺装置に関する異常であるかを区別して、互いに異なる色又は音等で報知してもよい。特に、制御されない周辺装置に関する異常は、操作に影響しないような態様で最小限の報知を行い、運用を妨げないようにするとよい。例えば、ディスプレイ111a又は111bの端に小さなアイコンを表示する等である。報知部は、接続された時点で検出された異常を、処理モード変更時に改めて報知してもよい。
なお、本説明においては報知部、確認部および検出部を別の機能部として説明したが、この構成に限られるものではなく、確認部又は検出部が報知部の機能の一部又は全部を有する構成であってもよい。すなわち、確認部は、接続されていないと確認された周辺装置が当該処理モードで制御を行うものと、制御を行わないものとで報知の態様を変えるものとしてもよい。また、検出部は、異常を検出した周辺装置が当該処理モードで制御を行うものと、制御を行わないものとで報知の態様を変えるものとしてもよい。
図11(a)は、レジ袋オートフィーダに生じたエラーの種類と、処理モードに応じた動作態様を示す表である。例えば、レジ袋オートフィーダの応答がない場合において、処理モードがフルセルフモード又は当該モードへの切替時の場合には、リトライを10回行う。一方、対面モード又は精算モードの場合にはリトライを3回行う。袋つまりが生じている場合、フルセルフモードでは店員側ディスプレイおよび客側ディスプレイの両方に報知する一方、対面モード又は精算モードの場合には、店員側ディスプレイに小さく表示させる。また、ニアエンドの際には、レジ袋の残り枚数に応じて、異なる態様で表示してもよい。図12(b)のポップアップ画面G21cは、大きく表示されるメッセージの例であり、メッセージ欄G21dは、小さく表示されるメッセージの例である。
報知部は、商品販売データ処理装置11と接続された外部機器を介した報知を行ってもよい。外部機器は、例えば店員又は管理者が確認可能な機器であり、バックヤードや、遠隔に備えられていてもよい。この構成によれば、異常への対応がスムースである。当該処理モードで不要な周辺装置でも、使用する処理モードに切り替えたときに支障が発生するため、当該構成によれば、あらかじめ異常に対応しておくことができる。このような外部機器、例えば管理装置の表示態様は、後述する。
表示部は、検出された異常を解除する方法を表示する。表示部は、例えば異常が検出される周辺装置の再接続を店員に促してもよいし、異常が検出される周辺装置を使用しない処理モードに切り替えるボタンを、ディスプレイ111a又は111b上に表示させてもよい。この構成によれば、周辺装置の異常が検出された場合でも、商品販売データ処理システムの使用をスムースに再開できる。
案内部は、処理モードに応じた周辺装置のガイダンスを表示する機能部である。案内部は、処理モードにより周辺装置の使用方法が異なる場合において、使用方法を表示する。案内部は、切替前の処理モードで使用される周辺装置の種類および使用方法と、切替後の処理モードで使用される周辺装置の種類および使用方法とを比較して、異なる周辺装置を抽出してもよい。また、案内部は、接続されている周辺装置の種類および使用方法と、切替後の処理モードで使用される周辺装置の種類および使用方法とを比較してもよい。案内部は、ディスプレイ111a又は111bを介して使用方法を表示してよい。またこれに代えて、又は加えて、音声によるガイダンスを再生してもよい。
ガイダンスの内容は、例えばプリンタ115の排出口の向きを変更する旨を促すもの等である。また、包装体供給装置120が接続されていない場合において、包装体供給装置120を使用する処理モードへの切替がなされた場合、包装体供給装置120をバックヤードから持ってくることを促してもよい。また、包装体供給装置120が接続されている場合において、包装体供給装置120を使用しない処理モードへの切替がなされた場合、包装体供給装置120をバックヤードに退避させることを促してもよい。さらに、包装体供給装置120の保管場所を案内してもよい。この構成によれば、処理モードを切り替えた場合にも使用方法の理解が容易である。また、不要な周辺装置を退避できる構成によれば、店舗内のスペースを有効活用でき、店員および顧客の動線等を確保することができる。
●処理フロー(1)
以下、図4を参照して、本発明の実施形態に係る商品販売データ処理システムによって実行される処理の流れの第1例を説明する。第1例は、商品販売データ処理システムで検出可能な周辺装置の異常を、使用および不使用の区別なく検出した上で、設定されている処理モードで使用される周辺装置に関する異常のみを報知する例である。なお、異常の検出ステップに代えて、周辺装置の接続有無を確認するステップを実行してもよい。
まず、商品販売データ処理装置11に設定されている処理モードを判定し、(S1)、処理モードテーブルを参照して、判定された処理モードで制御される周辺装置を抽出する(S2)。
次いで、商品販売データ処理システムで検出可能な周辺装置および接続の異常を検出し(S3)、検出されない場合には、処理を終了する。
ステップS3において周辺装置に関する異常が検出される場合には、異常が検出された周辺装置が設定されている処理モードで制御されるものか否かを判別し(S4)、制御される周辺装置ではない場合には、処理を終了する。なお、このとき、異常が検出された旨の履歴を記録してもよい。
ステップS4において、異常が当該処理モードで使用される周辺装置に関する異常である場合、その旨を報知する(S5)。また、処理モードテーブルを参照して、異常のある周辺装置を制御しない処理モードを特定し、当該処理モードに切り替える(S6)。
●処理フロー(2)
図5を参照して、本発明の実施形態に係る商品販売データ処理システムによって実行される処理の流れの第2例を説明する。第2例は、設定されている処理モードで使用される周辺装置に関する異常のみを検出する例である。なお、異常の検出ステップに代えて、周辺装置の接続有無を確認するステップを実行してもよい。
まず、商品販売データ処理装置11に設定されている処理モードを判定し、(S11)、処理モードテーブルを参照して、判定された処理モードで制御される周辺装置を抽出する(S12)。
次いで、ステップS12で抽出される周辺装置および接続の異常を検出し(S13)、検出されない場合には、処理を終了する。
ステップS13において周辺装置に関する異常が検出される場合には、その旨を報知する(S14)。また、処理モードテーブルを参照して、異常のある周辺装置を制御しない処理モードを特定し、当該処理モードに切り替える(S15)。
●ディスプレイの表示例
ここで、顧客により商品を登録するフルセルフモードの場合に、客側ディスプレイ111aに表示される画面の例について説明する。
商品販売データ処理装置11は、新規の商品登録の開始を受付可能に待機しており、顧客が商品登録の開始を要求すると、図6に示すように、客側ディスプレイ111aにおいて袋選択画面G11が表示される。顧客は、この袋選択画面G11から、客側ディスプレイ111aを介して「レジ袋スタート」ボタンによりレジ袋の購入を求めることができ、また、「マイバッグスタート」ボタンにより、レジ袋を購入せず、マイバッグを使用した商品登録に進むことができる。ただし、実際的には、「マイバッグスタート」ボタンは、レジ袋を購入せずに商品登録を行うことを選択するためのものであり、レジ袋を購入しない限りは、マイバッグを用いることなく商品登録を行う場合も、このボタンを選択することになる。
また、図6の例では、レジ袋の購入又はマイバッグの選択後に商品登録へ移行する操作子としての「レジ袋スタート」ボタンと「マイバッグスタート」ボタンの他、レジ袋の購入のみを行うための「レジ袋購入」ボタンが設けられている。
図7は、例えば図6が表示された客側ディスプレイ111aにおいて「マイバッグスタート」ボタンが選択されると表示される商品登録画面G12であり、顧客に商品の登録方法を案内するメッセージや、登録済み商品の名称および金額等が表示される。画面左下部には、「マイバッグご利用中」との表示が点灯している。またこのとき、「追加」ボタンを選択することで、当該画面上の操作でもレジ袋を購入することができる。レジ袋が購入されると、商品販売データ処理装置11に接続されている包装体供給装置120から、自動的にレジ袋が排出される。
図8は、店員側ディスプレイ111bにおいて、対面モードからフルセルフモードに切り替えようとしたときに、包装体供給装置120の接続が確認できない場合に表示されるポップアップ画面G11aを示す。なお、同図においては、包装体供給装置120は、「レジ袋オートフィーダ」および「オートフィーダ」と表示されている。ポップアップ画面G11aには、包装体供給装置120が未接続である旨の表示の他、異常を解除するための方法として、接続のリトライを実行する、処理モードを対面モードのまま維持する、他の処理モードを選択する、および、メンテナンスを実行する、といった方法が操作子としてのボタン上に提示され、それぞれ選択可能に表示されている。
図9は、包装体供給装置120に異常が発生している場合であって、第2フルセルフモードで運用を継続する場合に客側ディスプレイ111aに表示される第2袋選択画面G13の例を示す。この画面G13では、レジ袋の販売が中止されており、マイバッグの場合には利用できることが表示されている。このような構成によれば、レジ袋が不要な顧客に対しては、包装体供給装置120に異常があっても、登録および精算処理を継続することができる。
なお、包装体供給装置120の収容部31内に収容されているレジ袋がなくなった場合にも、その旨表示した上で、同様の運用が可能である。この場合には、レジ袋がなくなったことを示すメッセージが商品販売データ処理装置11上に表示される。
なお、包装体供給装置120に異常がある場合又はレジ袋がない場合において、周辺に載置されている別の商品販売データ処理装置11がレジ袋の供給が可能なフルセルフモードで運用されている場合には、当該別の装置に顧客を誘導する案内を行ってもよい。また、複数種類のレジ袋を供給可能な包装体供給装置120において、一部のレジ袋の在庫のみがない場合には、当該レジ袋を供給可能な装置に顧客を誘導してもよい。
当該案内は、ディスプレイ111a上で号機番号を示す表示文字又は地図等で行う他、当該別の装置に備え付けられているサインポールを光らせたり、ブザーを鳴らしたりしてもよく、当該別の装置が未使用である場合にはディスプレイをフラッシングさせてもよい。
レジ袋の在庫がないフルセルフモードの商品販売データ処理装置11においては、レジ袋を持ってくるよう店員を呼び出すボタンが表示又は配設されていてもよい。このとき、店員側への報知は、レジ袋の供給以外での店員呼出とは異なる態様で行われるとよい。この構成によれば、レジ袋の供給が必要である旨が店員側に明らかであるので、あらかじめレジ袋を持って行くことができる。
また、レジ袋がなくなった旨は例えば、上述したエラー発生時と同様、サインポールやブザーによって構成される報知部117によって周囲の店員に対して報知されるほか、所定のネットワークで接続された上位の管理装置等を介して他の店員や店舗の管理者等に対して行われる。なお、上述したエラーと、レジ袋がなくなったことを示す報知は、区別可能であるのが好ましく、報知部117がサインポールで構成されるのであれば、内容に応じて異なる色で発光させるとよい。
なお、収容部31にレジ袋がなくなったか否かは、各種の構成や機能の実行によって判別又は検知できる。その一例では、収容部31内にセットされているレジ袋を検知可能なセンサを設け、当該センサによってセットされているレジ袋を検知することで、レジ袋がなくなったことを検知できる。
また、他の一例では、収容部31内のレジ袋の残り枚数を管理する管理部を商品販売データ処理装置11に設け、これによりレジ袋がなくなったこと、さらにはレジ袋がなくなる直前の状態、所謂ニアエンドを検知することもできる。
レジ袋の残り枚数は例えば、収容部31に最初にレジ袋をセットした際に、セットした枚数を登録しておき、レジ袋が顧客に供給されるたびに供給枚数をセット枚数から減算することによって把握できる。レジ袋の供給枚数は、排出口31aからレジ袋が排出されたことを検知部121が検知した回数をカウントすることによって把握できる。
このほか、収容部31内において重ねて保管されているレジ袋の厚みを検知する検知機構を設け、厚みから残り枚数を推計可能としたり、収容部31にレジ袋の残量を視認可能な窓を設けたりしてもよい。
このようにレジ袋の残り枚数を管理すれば、レジ袋が一定数よりも少なくなった状態を事前に検知し、完全になくなる前にレジ袋を補充することができる。
なお、レジ袋がなくなった場合のみならず、レジ袋の残り枚数が所定の枚数に達したときには、ディスプレイ111a、111bによる注意メッセージの表示や、報知部117による報知などを適宜に行うとよい。また、所定のネットワークで接続された上位の管理装置等を介して他の店員や店舗の管理者等に対して行われるようにしてもよい。さらに、レジ袋の残り枚数を管理する管理部は、商品販売データ処理装置11に限らず、包装体供給装置120や、商品販売データ処理装置11の上位のサーバ等の装置に備えさせることもできるし、当該管理機能を備える独立した管理装置として構成し、商品販売データ処理装置11と共に商品販売データ処理システムを構成させることもできる。
ここで、図12を用いて、管理装置に表示されるアシストモニター画面G30について説明する。アシストモニター画面G30には、管理対象となる複数の装置および周辺装置の状態、および生じている異常等を表示する。同図においては、フルセルフモードの商品販売データ処理装置11(図中、「POS1号機」と記載)、当該装置に接続されるレジ袋オートフィーダ1、対面モードの商品販売データ処理装置11(図中、「POS2号機」と記載)、および当該装置に接続されるレジ袋オートフィーダ2の様子が表示されている。また、各装置に生じているエラーが、装置ごとに、エラーの発生時刻とともに表示されている。各装置に関する表示を横並びに配置し、状況を把握しやすいようにしている。なお、一の商品販売データ処理システム1を構成する商品販売データ処理装置11と包装体供給装置であることがわかれば、横並びに限らず、その他の配置例としたり、色や線による識別効果等を用いたりしてもよい。さらに、例えばレジ袋が少なくなっているステータスは、管理者に特に報知すべき情報であるので、他の報知態様と異ならせ、例えば他とは異なる色の背景で表示してもよい。
図13は、非現金決済専用モードで使用されている対面モードから登録モードに切り替えようとするとき、釣銭釣札機113が異常である場合に、店員側ディスプレイ111bに表示される画面の例を示す。同図においては、登録モード画面G21の上に、異常を知らせるポップアップ画面G21aが表示されている。ポップアップ画面G21aには、異常を解除するための方法として、登録モード(同図の例では「登録専用モード」と表示されている。)へ切り替える、メンテナンスを実行する、又は操作をキャンセルする、すなわち対面モードを維持する、といった方法が操作子としてのボタン上に提示され、それぞれ選択可能になっている。登録モードにおいては、精算処理を行わないため、釣銭釣札機113に異常があっても、その機能を実現できるためである。
<付記>
本発明の一の観点に係る商品販売データ処理システムは、処理モードを切替可能な商品販売データ処理システムであって、周辺装置との接続手段と、前記周辺装置自体および前記周辺装置との接続の少なくともいずれかの異常を検出する検出手段と、設定されている前記処理モードにおいて制御が行われる周辺装置を抽出する抽出手段と、を備え、前記検出手段は、前記制御が行われる周辺装置およびその接続の異常と、前記制御が行われない周辺装置およびその接続の異常と、で検出の態様を異ならせる。
前記検出手段は、前記制御が行われる周辺装置自体および前記周辺装置との接続の少なくともいずれかの異常を検出し、前記制御が行われない周辺装置自体および前記周辺装置との接続の異常は検出しないものとしてもよい。
前記検出手段が前記制御を行う周辺装置自体および前記周辺装置との接続の少なくともいずれかの異常を検出した場合に、前記異常が検出された前記周辺装置の制御を行わない処理モードへの切替えを実行する処理モード切替手段と、検出された前記異常を解除する方法を表示する表示手段と、をさらに備えるものとしてもよい。
報知手段をさらに備え、前記報知手段は、前記異常が、設定されている前記処理モードで制御が行われる前記周辺装置又はその接続の異常である場合と、前記制御が行われない前記周辺装置又はその接続の異常である場合と、で報知の態様を異ならせるものとしてもよい。
前記報知手段は、前記制御が行われる周辺装置自体および前記周辺装置との接続の少なくともいずれかの異常を検出する場合にはその旨を報知し、前記制御が行われない周辺装置自体又は前記周辺装置との接続の異常を検出する場合には報知を行わないものとしてもよい。
前記処理モードにより前記周辺装置の使用方法が異なる場合において、当該使用方法のガイダンスを表示する案内手段をさらに備えるものとしてもよい。
前記周辺装置は、包装体供給装置を含むものとしてもよい。
前記包装体供給装置の接続を検知した場合、あらかじめ設定された前記包装体供給装置を使用する第1処理モードへのモード変更を実行し、前記包装体供給装置の接続が検知されない場合は、前記第1処理モードとは異なる第2処理モードに自動で変更を実行するものとしてもよい。
上記目的を達成するため、本発明の別の観点に係る商品販売データ処理プログラムは、処理モードを切替可能な商品販売データ処理プログラムであって、商品販売データ処理装置と周辺装置との接続命令と、前記周辺装置自体および前記周辺装置との接続の少なくともいずれかの異常を検出する検出命令と、設定されている前記処理モードにおいて制御が行われる周辺装置を抽出する抽出命令と、をコンピューターに実行させ、前記検出命令では、前記制御が行われる周辺装置およびその接続の異常と、前記制御が行われない周辺装置およびその接続の異常と、で検出の態様を異ならせる。
なお、コンピュータプログラムは、インターネット等のネットワークを介したダウンロードによって提供したり、CD-ROMなどのコンピュータ読取可能な各種の記録媒体に記録して提供したりすることができる。
上記目的を達成するため、本発明のさらに別の観点に係る商品販売データ処理方法は、処理モードを切替可能な商品販売データ処理方法であって、商品販売データ処理装置と周辺装置との接続ステップと、前記周辺装置自体および前記周辺装置との接続の少なくともいずれかの異常を検出する検出ステップと、設定されている前記処理モードにおいて制御が行われる周辺装置を抽出する抽出ステップと、を含み、前記検出ステップでは、前記制御が行われる周辺装置およびその接続の異常と、前記制御が行われない周辺装置およびその接続の異常と、で検出の態様を異ならせる。
●実施形態総括
本発明は、スーパーマーケットなどの小売店で利用され、買上商品の商品登録および精算処理等を行う商品販売データ処理装置、商品販売データ処理システム、コンピュータプログラムおよび商品販売データ処理方法に関する。
人手不足や人件費の高騰に伴い、店舗では商品の登録および精算処理を顧客に行わせるPOS(Point of Sales)システムが導入されている。一方で、店員が対応可能な場合には店員による登録処理の方が手早く、スムースである。そこで、状況に応じて処理モードを容易に切り替えて運用できるシステムが必要とされている。
この点、レジ袋の購入ポイントを通常購入ポイントとは区別して管理するレジスタが提案されている。
先行技術文献として、特許5014648号公報がある。
しかしながら、特許文献1の技術では、レジ袋の購入の有無を選択することはできるが、処理モードの切替を行うことはできなかった。
そこで本発明は、状況に応じて処理モードを容易に切り替えて運用できる商品販売データ処理装置を提供することを目的の一つとする。
上記目的を達成するため、本発明の一の観点に係る商品販売データ処理装置は、少なくとも顧客自ら商品登録および精算処理を行うフルセルフモードと店員が商品登録を行う対面処理モードとを含む処理モードを切替可能な商品販売データ処理装置であって、周辺装置と接続を行う接続手段と、処理モードを判定する判定手段と、前記接続手段により前記周辺装置と接続されているかを判定する確認手段と、前記確認手段で前記周辺装置と接続されていないと確認された場合、当該周辺装置が前記判定手段で判定された処理モードで制御を行う周辺装置であれば報知し、前記処理モードで制御を行わない周辺装置であれば報知を行わないことを特徴とする。
前記接続手段で接続されている前記周辺装置の異常を検出する検出手段を、備え、前記検出手段は、前記異常を検出した周辺装置が当該処理モードで制御を行うものと、制御を行わないものとで報知の態様を変えることを特徴とするものとしてもよい。
前記処理モードを切り替える切替手段を備え、前記切替手段は、前記接続手段による前記周辺装置が接続されなくなると、該周辺装置の制御を必要としない処理モードへ切り替え、前記周辺装置の制御を必要としない処理モードが複数ある場合に切り替える処理モードの選択を受け付ける選択手段を備えるものとしてもよい。
前記確認手段は、前記周辺装置が接続された場合、該周辺装置の識別情報を取得する取得手段を備えるものとしてもよい。
前記確認手段は、前記周辺装置が同種のものであり、かつ、接続手段で前回接続された前記周辺装置の識別情報と異なる場合は、前記周辺装置の状態を検索する検索手段を備えるものとしてもよい。
上記目的を達成するため、本発明の別の観点に係る商品販売データ処理システムは、少なくとも顧客自ら商品登録および精算処理を行うフルセルフモードと店員が商品登録を行う対面処理モードとを含む処理モードを切替可能な商品販売データ処理システムであって、周辺装置と接続を行う接続手段と、前記接続手段により前記周辺装置と接続されているかを判定する判定手段と、前記判定手段で前記周辺装置と接続されていないと判定された場合、当該周辺装置が前記処理モードで制御を行う周辺装置であれば報知し、前記処理モードで制御を行わない周辺装置であれば報知を行わないことを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明のさらに別の観点に係る商品販売データ処理プログラムは、少なくとも顧客自ら商品登録および精算処理を行うフルセルフモードと店員が商品登録を行う対面処理モードとを含む処理モードを切替可能な商品販売データ処理プログラムであって、商品販売データ処理装置と周辺装置との接続を行う接続命令と、前記接続命令により前記商品販売データ処理装置と前記周辺装置とが接続されているかを判定する判定命令と、をコンピュータで実行させ、前記判定命令で前記周辺装置と接続されていないと判定された場合、当該周辺装置が前記処理モードで制御を行う周辺装置であれば報知し、前記処理モードで制御を行わない周辺装置であれば報知を行わないことを特徴とする。
なお、コンピュータプログラムは、インターネット等のネットワークを介したダウンロードによって提供したり、CD-ROMなどのコンピュータ読取可能な各種の記録媒体に記録して提供したりすることができる。
上記目的を達成するため、本発明のさらに別の観点に係る商品販売データ処理方法は、少なくとも顧客自ら商品登録および精算処理を行うフルセルフモードと店員が商品登録を行う対面処理モードとを含む処理モードを切替可能な商品販売データ処理方法であって、周辺装置と接続を行う接続ステップと、前記接続ステップにより前記周辺装置と接続されているかを判定する判定ステップと、を含み、前記判定ステップで前記周辺装置と接続されていないと判定された場合、当該周辺装置が前記処理モードで制御を行う周辺装置であれば報知し、前記処理モードで制御を行わない周辺装置であれば報知を行わないことを特徴とする。
処理モードを容易に切り替えて運用できる商品販売データ処理装置を提供することができる。
1 商品販売データ処理システム
11 商品販売データ処理装置
101 CPU
102 RAM
103 ROM
110 接続部
17 撮像部
111a 客側ディスプレイ
111b 店員側ディスプレイ
112a 客側固定スキャナ
112b 店員側固定スキャナ
113 釣銭釣札機
114 決済端末
115 プリンタ
116 計量器
120 包装体供給装置
130 袋掛け台

Claims (8)

  1. 少なくとも顧客自ら商品登録および精算処理を行うフルセルフモードと店員が商品登録を行う対面処理モードとを含む処理モードを切替可能な商品販売データ処理装置であって、
    周辺装置と接続を行う接続手段と、
    処理モードを判定する判定手段と、
    前記接続手段により前記周辺装置と接続されているかを判定する確認手段と、
    前記確認手段で前記周辺装置と接続されていないと確認された場合、当該周辺装置が前記判定手段で判定された処理モードで制御を行う周辺装置であれば報知し、前記処理モードで制御を行わない周辺装置であれば報知を行わないことを特徴とする商品販売データ処理装置。
  2. 前記接続手段で接続されている前記周辺装置の異常を検出する検出手段を、備え、
    前記検出手段は、前記異常を検出した周辺装置が当該処理モードで制御を行うものと、制御を行わないものとで報知の態様を変えることを特徴とする、請求項1に記載の商品販売データ処理装置。
  3. 前記処理モードを切り替える切替手段を備え、
    前記切替手段は、前記接続手段による前記周辺装置が接続されなくなると、該周辺装置の制御を必要としない処理モードへ切り替え、前記周辺装置の制御を必要としない処理モードが複数ある場合に切り替える処理モードの選択を受け付ける選択手段を備える、請求項1又は2に記載の商品販売データ処理装置。
  4. 前記確認手段は、前記周辺装置が接続された場合、該周辺装置の識別情報を取得する取得手段を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の商品販売データ処理装置。
  5. 前記確認手段は、前記周辺装置が同種のものであり、かつ、接続手段で前回接続された前記周辺装置の識別情報と異なる場合は、前記周辺装置の状態を検索する検索手段を備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の商品販売データ処理装置。
  6. 少なくとも顧客自ら商品登録および精算処理を行うフルセルフモードと店員が商品登録を行う対面処理モードとを含む処理モードを切替可能な商品販売データ処理システムであって、
    周辺装置と接続を行う接続手段と、
    前記接続手段により前記周辺装置と接続されているかを判定する判定手段と、
    前記判定手段で前記周辺装置と接続されていないと判定された場合、当該周辺装置が前記処理モードで制御を行う周辺装置であれば報知し、前記処理モードで制御を行わない周辺装置であれば報知を行わないことを特徴とする商品販売データ処理システム。
  7. 少なくとも顧客自ら商品登録および精算処理を行うフルセルフモードと店員が商品登録を行う対面処理モードとを含む処理モードを切替可能な商品販売データ処理プログラムであって、
    商品販売データ処理装置と周辺装置との接続を行う接続命令と、
    前記接続命令により前記商品販売データ処理装置と前記周辺装置とが接続されているかを判定する判定命令と、
    をコンピュータに実行させ、
    前記判定命令で前記周辺装置と接続されていないと判定された場合、当該周辺装置が前記処理モードで制御を行う周辺装置であれば報知し、前記処理モードで制御を行わない周辺装置であれば報知を行わないことを特徴とする商品販売データ処理プログラム。
  8. 少なくとも顧客自ら商品登録および精算処理を行うフルセルフモードと店員が商品登録を行う対面処理モードとを含む処理モードを切替可能な商品販売データ処理方法であって、
    周辺装置と接続を行う接続ステップと、
    前記接続ステップにより前記周辺装置と接続されているかを判定する判定ステップと、
    を含み、
    前記判定ステップで前記周辺装置と接続されていないと判定された場合、当該周辺装置が前記処理モードで制御を行う周辺装置であれば報知し、前記処理モードで制御を行わない周辺装置であれば報知を行わないことを特徴とする商品販売データ処理方法。

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