JP5886055B2 - 自動取引装置の管理システム、サーバ装置及び自動取引装置の管理方法 - Google Patents

自動取引装置の管理システム、サーバ装置及び自動取引装置の管理方法 Download PDF

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Description

本発明は、利用者により挿入された媒体を用いて取引を行う複数の自動取引装置と、該複数の自動取引装置とネットワークを介して接続され、該複数の自動取引装置を管理するサーバ装置とを有する管理システム、サーバ装置及び管理方法に関する。
金融機関等で自動取引に使用される自動取引装置(ATM、Automated Teller Machine)等では、取引においてカードや通帳等の媒体を取り扱う。自動取引装置は、カードや通帳等の磁気データ等を読み取って、口座番号等の取引に必要な情報を取得する。自動取引装置が磁気データ等の読み取りに失敗した場合は、取引処理を継続することができないため、従来は、媒体を装置外に排出して顧客等に返却し、窓口へ誘導するのが通常である。
媒体から磁気データ等のデータ読み取りに失敗する要因には、媒体側に問題がある場合と、自動取引装置側に問題がある場合とがある。媒体側に問題があり、媒体の変形や磁気データの破損等によってデータの読み取りに失敗していることも多いが、磁気読み取りユニット自体の故障によることもある。しかし、現状では、要因の切り分けができず、一律に媒体要因として上記のように処理されている。
自動取引装置の異常を検出する技術に関しては、例えば、現物処理機の処理中に異常が発生すると、運転リトライを実行するとともに、異常発生回数等を検出して、検出した異常発生回数等に応じて警告を発する技術について開示されている(例えば、特許文献1)。
現金自動取引装置等の自動機について、取引を含む稼動時に発生した障害情報等をロギングデータとして保存しておき、後日保存データを読み出すときに障害発生原因の分析や障害発生の予測を行う技術についても開示されている(例えば、特許文献2)。
また、現金自動取引装置が、磁気カードに記録される読み取り異常に伴う再読み取り実行回数よりリードエラー連続回数や通算リードリトライ回数等をカウントし、磁気カードの寿命の予告や磁気カード制御機構の異常の警告を行う技術についても開示されている(例えば、特許文献3)。
特開平7−262288号公報 特開2002−260069号公報 特開平8−161448号公報
前述のとおり、従来は、データの読み取りに失敗した場合にその要因の切り分けができないため、装置(ハード)側に問題がある場合であっても一律に媒体要因として処理を行っていた。媒体を返却した場合には、検出した異常に関する情報は、自動取引装置には残らない。このため、自動取引装置側に問題があってもそのまま稼動され続けてしまうこととなり、その結果、装置側の異常の発見が遅れてしまうという問題がある。
上記の公知の技術によれば、媒体を受け付けた各装置において異常を検出して警告等の処理を実行している。例えば、顧客によっては、保有する媒体の取り扱い方法により、媒体を変形させる、あるいは磁気データを破損させる等、媒体側の問題を発生させ易い、ということがある。しかし、自動取引装置のそれぞれが情報の収集や分析を行う構成では、利用者が次に異なる装置を利用した場合には、異常を検出することができない。このように、従来技術によれば、効率的に異常を検出することができないという問題もある。
媒体の読み取り異常が、自動取引装置側の要因によるものであるのか、あるいは媒体側の要因によるものであるのかを効率的に検出できることが望ましい。
本発明は、自動取引装置における媒体の読み取り異常の要因をより効率的に検出することのできる技術を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るサーバ装置によれば、利用者により挿入された媒体を用いて取引を行う複数の自動取引装置とネットワークを介して接続され、該複数の自動取引装置を管理するサーバ装置であって、前記自動取引装置に挿入された媒体の読み取り異常が検出された場合には、該自動取引装置において取得した、該媒体の口座番号及び該媒体の種類と該自動取引装置を識別する装置情報とを互いに関連付けて蓄積していく蓄積部と、前記蓄積部に蓄積されている情報を参照して、新たに検出された媒体の読み取り異常が、前記自動取引装置あるいは該媒体のいずれによるものであるかを判定する判定部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の一態様に係る管理システムによれば、利用者により挿入された媒体を用いて取引を行う複数の自動取引装置と、該複数の自動取引装置とネットワークを介して接続され、該複数の自動取引装置を管理するサーバ装置とを有する管理システムであって、前記自動取引装置に挿入された前記媒体の読み取り異常を検出する異常検出部と、前記自動取引装置に挿入された媒体の口座番号及び該媒体の種類を取得する第1の取得部と、前記媒体の挿入された自動取引装置を識別する装置情報を取得する第2の取得部と、前記異常検出部において媒体の読み取り異常が検出された場合には、前記第1及び第2の取得部がそれぞれ取得した情報を互いに関連付けて蓄積していく蓄積部と、前記蓄積部に蓄積されている情報を参照して、前記異常検出部において新たに検出された媒体の読み取り異常が、前記自動取引装置あるいは該媒体のいずれによるものであるかを判定する判定部と、前記判定部の判定結果に応じて、前記媒体の読み取り異常の発生した前記自動取引装置を制御する異常制御処理部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の一態様に係る自動取引装置の管理方法によれば、利用者により挿入された媒体を用いて取引を行う複数の自動取引装置と、該複数の自動取引装置とネットワークを介して接続され、該複数の自動取引装置を管理するサーバ装置とを有する管理システムにおける自動取引装置の管理方法であって、前記自動取引装置に挿入された媒体の口座番号及び該媒体の種類を取得し、前記媒体の挿入された自動取引装置を識別する装置情報を取得し、前記媒体の読み取り異常が検出された場合には、前記口座番号及び媒体の種類と、前記装置情報とを互いに関連付けて蓄積していき、前記蓄積されている情報を参照して、新たに検出された媒体の読み取り異常が、前記自動取引装置あるいは該媒体のいずれによるものであるかを判定し、前記判定結果に応じて、前記媒体の読み取り異常の発生した前記自動取引装置を制御する、ことを特徴とする。
本発明によれば、自動取引装置における媒体の読み取り異常の要因をより効率的に検出することが可能となる。
第1の実施形態に係る管理システムの構成図である。 ATMの斜視図である。 ATMのハードウェア構成例を示す図である。 サーバのハードウェア構成例を示す図である。 第1の実施形態に係る管理システムのブロック図である データベースに蓄積される異常発生情報のデータ構造例を示す図である。 第1の実施形態に係るATMの制御ユニットによる取引処理を示したフローチャート(その1)である。 第1の実施形態に係るATMの制御ユニットによる取引処理を示したフローチャート(その2)である。 サーバの判定部における媒体読み取り異常の要因判定処理を示したフローチャートである。 サーバの要因判定処理において抽出されるデータを説明する図である。 データベースを更新後の異常発生情報のデータ構造例を示す図である。 装置保守後にデータベースを更新した後に発生した媒体読み取り異常についての要因判定処理について説明する図である。 第2の実施形態に係る管理システムのブロック図である。 第2の実施形態に係るATMの制御ユニットによる取引処理を示したフローチャート(その1)である。 第2の実施形態に係るATMの制御ユニットによる取引処理を示したフローチャート(その2)である。 第2の実施形態に係るサーバによるデータベースの更新方法を説明する図である。 第2の実施形態に係る要因判定処理による効果を説明する図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本実施形態に係る管理システムの構成図である。図1に示す管理システム1は、サーバ装置(以下サーバ)2と、複数の自動取引装置(以下ATM)10とを有し、サーバ2とATM10とは、互いにLAN(Local Area Network)等のネットワーク4を介して接続されている。
サーバ2は、システム内のATM10を管理するために設けられたサーバ装置である。
ATM10は、金融機関の店舗内外に設けられ、利用者(顧客)の操作にしたがって、入出金や振込等の各種の取引を行う。ATM10は、各種の取引において、利用者により挿入された通帳やカード等の媒体を取り扱う。
ATM10は、一般的には複数台が設けられ、図1においては、N台のATM10a〜10Nがネットワーク4を介してサーバ2と接続される構成を示す。図1においては、各ATM10を区別するために、a、b、…N−1、N等の符号を付している。
各ATM10は、取引において挿入された通帳やカード等の媒体の読み取り異常が発生した場合には、発生した媒体読み取り異常に関する情報をサーバ2に送信する。
サーバ2は、ネットワーク4を介して、ATM10において発生した媒体読み取り異常に関する情報を受信すると、データベース(DB)21に、受信した情報を媒体データ読取異常発生情報として蓄積していく。サーバ2は、システム内のATM10から受信して自装置に集約させた媒体データ読取異常発生情報を利用して、ATM10で新たに発生した媒体の読み取り異常の要因がATM10または媒体のいずれにあるかを判定し、ATM10に通知する。
ATM10は、サーバ2から通知された要因に応じた制御処理を行う。
なお、サーバ2については、ATM10のジャーナルを電子的に集中管理するための既存のサーバを利用してもよいし、新たに構築してもよい。
また、図1においては、本実施形態に係る異常検出時の処理に関する構成のみを示しているため、ATM10のそれぞれにおける取引を管理するホストコンピュータについては記載を省略している。
本実施形態に係る管理システム1を構成するATM10及びサーバ2の構成について、図2〜図4を参照して説明する。
図2は、ATM10の斜視図である。図2に示すATM10は、前面に、カード挿入/排出口40a、通帳挿入/排出口50a、硬貨入出金部60a、紙幣入出金部70aを有する。また、ATM10は、利用者からの操作入力や利用者への表示を行うための表示部30aを有する。
図3は、図2のATM10のハードウェア構成例を示す図である。
図3に示すとおり、ATM10は、制御ユニット20、表示ユニット30、カード処理ユニット40、通帳処理ユニット50、硬貨処理ユニット60及び紙幣処理ユニット70を有する。
表示ユニット30は、図2の表示部30aを有し、取引に関する画面やメッセージ等を表示して利用者からの操作入力を受け付ける。表示部30aは、ATM10の処理に応じ画面情報に基づいて画面を表示する。表示部30aとしては、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)を用いる。
硬貨処理ユニット60及び紙幣処理ユニット70は、それぞれ図2の硬貨入出金部60a及び紙幣入出金部70aから挿入された硬貨及び紙幣を受け入れ、硬貨及び紙幣を計数したり、利用者からの所定の実行指示に応じて所定数の硬貨及び紙幣を放出したりする。
カード処理ユニット40は、図2のカード挿入/排出口40aのほか、磁気データ読取部40b、エンボスデータ読取部40c及び文字認識部40dを有する。カード処理ユニット40は、利用者がカード挿入/排出口40aから挿入したICカードや磁気カードを受け付けてカードに取引処理結果等を記録したり、処理結果の記録が完了したカードをカード挿入/排出口40aから返却したりする。
カード処理ユニット40の磁気データ読取部40b、エンボスデータ読取部40c及び文字認識部40dは、カード挿入/排出口40aから挿入されたカードについて読み取り異常が発生した場合に、口座番号をカードから取得する。具体的には、磁気データ読取部40bは、ICカードについて読み取り異常が発生した場合に、カードの磁気データから口座番号を取得する。エンボスデータ読取部40c及び文字認識部40dは、磁気カードについて読み取り異常が発生した場合に、カードのエンボス加工から文字認識を行って、口座番号を取得する。カード処理ユニット40は、取得した口座番号と、読み取りに失敗したデータの種類(カードの磁気データ/ICカードのデータ等)とを制御ユニット20に渡す。
通帳処理ユニット50は、図2の通帳挿入/排出口50aのほか、磁気データ読取部50b、光学データ読取部50c及び文字認識部50dを有する。通帳処理ユニット50は、利用者が通帳挿入/排出口50aから挿入した通帳を受け付けて所定の位置まで搬送し、取引処理の内容を記帳に記録したり、記録が完了した通帳を通帳挿入/排出口50aから返却したりする。
通帳処理ユニット50の磁気データ読取部50b、光学データ読取部50c及び文字認識部50dは、通帳挿入/排出口50aから挿入された通帳について読み取り異常が発生した場合に、口座番号を通帳から取得する。具体的には、磁気データ読取部50bは、通帳のイメージデータについて読み取り異常が発生した場合に、通帳の磁気データから口座情報を取得する。光学データ読取部50c及び文字認識部50dは、通帳の磁気データについて読み取り異常が発生した場合に、イメージOCR(Optical Character Reader)で文字認識を行って、口座番号を取得する。通帳処理ユニット50は、取得した口座番号と、読み取りに失敗したデータの種類(通帳の磁気データ/通帳のイメージデータ等)とを制御ユニット20に渡す。
制御ユニット20は、CPU20a、RAM(Random Access Memory)20b、HDD(Hard Disk Drive)20c、グラフィックインタフェース20d、通信制御部20e及び入出力インタフェース20fを有し、各部はバス20gにより相互に接続されている。制御ユニット20は、ATM10で行われる取引処理等の所定の処理や、上述のATM10の各ユニットの制御を実行する。
CPU20aは、HDD20c等の記憶媒体に記憶された各種プログラムを実行することにより、ATM10全体を統括的に制御する。
RAM20bは、CPU20aに実行させるOS(Operating System)並びにプログラムの少なくとも一部を一時的に格納する。また、RAM20bは、CPU20aによる処理に必要な各種データを格納し、例えば、ATM10を識別する装置番号等の情報を格納する。
HDD20cは、ATM10上のOS及びアプリケーションのプログラムを格納する。また、HDD20cは、CPU20aによる処理に必要な各種データを格納する。
グラフィックインタフェース20dは、表示ユニット30が接続され、CPU20aからの指示にしたがって、画面を表示ユニット30の表示部30aに表示させる。また、グラフィックインタフェース20dは、表示ユニット30の利用者による入力を検知する入力検知部(図3においては不図示)で検知された操作入力に応じた情報を取得する。
通信制御部20eは、様々な場所に設置したATM10の管理を行うサーバ2や取引処理を管理するホストコンピュータ(図1等においては不図示)とネットワーク4を介して接続される。通信制御部20eは、サーバ2等との間での電文の送受等を制御する。
入出力インタフェース20fは、上記のカード処理ユニット40、通帳処理ユニット50、硬貨処理ユニット60及び紙幣処理ユニット70と相互に通信可能に接続されている。入出力インタフェース20fは、これら各ユニットとの間でバス20gを介して相互に信号の送受信を行う。
このように、図3に示すATM10の制御ユニット20によれば、通常の取引処理に関する制御処理に加えて、通帳やカード等の媒体の読み取りが正常になされなかった場合には、サーバ2から通知された要因判定結果に応じた制御を行う。
図4は、サーバ2のハードウェア構成例を示す図である。
図4に示すとおり、サーバ2の制御部80は、CPU80a、RAM80b、HDD80c及び通信制御部80eを有する。
CPU80aは、HDD80c等の記憶媒体に記憶された各種プログラムを実行することにより、サーバ2全体を統括的に制御する。
RAM80bは、CPU80aに実行させるOS並びにプログラムの少なくとも一部を一時的に格納する。また、RAM80bは、CPU80aによる処理に必要な各種データを格納する。
HDD80cは、サーバ2上のOS及びアプリケーションのプログラムを格納する。また、HDD80cは、CPU80aによる処理に必要な各種データを格納し、例えば、図1の媒体データ読取異常発生情報を格納する。
上記の構成のサーバ2及びATM10からなる管理システム1が、ATM10において発生した媒体の読み取り異常が発生した場合にどのように要因を判定し、要因に応じた制御を行うかについて、図5〜図11を参照して説明する。
図5は、本実施形態に係る管理システム1のブロック図である。図5を参照して、ATM10において媒体の読み取り異常が発生した場合において、本実施形態に係る管理システム1の各構成の動作について説明する。
ATM10は、異常検出部11、取得部12及び異常制御処理部15を有する。異常検出部11、取得部12及び異常制御処理部15は、図3の制御ユニット20のCPU20aにより実現される。
異常検出部11は、図3のカード処理ユニット40や通帳処理ユニット50からの通知により、カード挿入/排出口40aや通帳挿入/排出口50aから挿入されたカードや通帳等の媒体の読み取り異常を検出する。
取得部12は、第1の取得部13及び第2の取得部14を備え、異常検出部11にて媒体の読み取り異常が検出された場合は、要因判定に必要な情報を取得する。第1の取得部13は、媒体から口座情報や読み取りに失敗したデータの種類を取得し、第2の取得部14は、図3のRAM20b等の記憶媒体から、ATM10を識別する装置番号を取得する。
サーバ2は、データベース(DB)21及び判定部22を有する。DB21は、例えば図4のHDD80cにより実現され、判定部22は、図4のCPU80aにより実現される。
DB21は、ネットワーク4を介してATM10から受信した媒体の読み取り異常に関する情報を蓄積していく。
判定部22は、ATM10から新たに媒体の読み取り異常に関する情報を受信すると、DB21に蓄積されている情報を参照して、新たに発生した媒体の読み取り異常の要因を判定する。要因判定処理の詳細については後述する。サーバ2は、判定結果をATM10に通知する。
ATM10の異常制御処理部15は、サーバ2から通知されて判定結果に基づき、要因に応じた制御処理を実行する。
このように、本実施形態に係る管理システム1では、ATM10において媒体の読み取り異常が検出されると、口座情報や読み取りに失敗したデータの種類、及びATM10の装置番号を取得して、電文に含めてサーバ2に送信する。サーバ2は、受信した情報のうち、利用者の保有する口座や媒体に関する情報(口座番号及びデータの種類)と、ATm10を識別する情報(装置番号)とを互いに関連付けて蓄積していく。サーバ2は、ATM10から新たに口座情報やデータの種類並びに装置番号を受信すると、DB21に蓄積されている情報、すなわち、過去に発生した媒体読み取り異常に関する情報より、新たに検出された媒体の読み取り異常が媒体要因であるか、ATM10が要因であるかを判定する。DB21に蓄積する情報を、以下の説明においては、媒体データ読み取り異常発生情報、あるいは省略して異常発生情報とする。
図6は、DB21に蓄積される異常発生情報のデータ構造例を示す図である。図6に示すとおり、異常発生情報は、発生日時、口座番号、装置番号及び対象データを有する。
異常発生情報のうち、口座番号、装置番号については上記のとおりであり、対象データとは、ATM10において読み取りを正常に行うことのできなかったデータの種類を表す。図3を参照して説明したとおり、例えばICカードのICチップから口座番号等の読み出しに失敗した場合は、磁気データやカードのエンボス加工等から口座番号を取得する。他の手段により口座番号を取得できた場合であっても、本来口座番号等を読み出すべきICチップについては正常に読み取りが行えていないため、この場合は「ICカードデータ」がデータの種類に相当し、対象データにより、媒体の種類が特定される。発生日時は、例えば、ATM10から口座番号やデータの種類、装置番号とともに送信される。発生日時については、サーバ2がATM10から蓄積すべき情報を受信したタイミングで取得する構成とすることもできる。
管理システム1は、ATM10の通常の取引処理において媒体の読み取り異常が発生した場合に、過去に蓄積しておいた情報を参照して、新たに発生した読み取り異常の要因を判断し、これに応じた制御を行う。以下に、ATM10及びサーバ2が実行する処理の流れについて説明する。
図7A及び図7Bは、ATM10の制御ユニット20による取引処理を示したフローチャートである。ATM10の制御ユニット20は、図2の表示部30a等を利用者が操作して所定の取引を開始したことを契機として、図7A及び図7Bに示す処理を開始する。
まず、ステップS1で、制御ユニット20は、カード処理ユニット40や通帳処理ユニット50において媒体を受け付けたことを認識すると、ステップS2で、カード処理ユニット40や通帳処理ユニット50において媒体から読み取ったデータを取得する。以下の説明においては、ATM10に挿入された媒体の種類や読み取りに失敗したデータの種類によらずに共通する動作について説明するため、媒体を受け付ける構成を「カード処理ユニット40等」とする。
ステップS3で、制御ユニット20(異常検出部11)は、カード処理ユニット40等から取得したデータを参照し、媒体データを正常に読み取ることができたか否かを判定する。媒体データとは、口座番号等の取引処理に必要な情報をいう。媒体データの読み取り結果が「正常」である場合は、ステップS4へと処理を移行させ、制御ユニット20は、所定の取引処理を実行し、処理を終了する。
一方、ステップS3の判定において、媒体データの読み取り結果が「異常」である場合は、制御ユニット20は、ステップS5へと処理を移行させる。
ステップS5で、制御ユニット20(第1の取得部13)は、口座情報及び読み取りに失敗したデータの種類を取得する。
口座番号の取得方法については、図3の説明においても述べたとおり、例えば挿入された媒体がICカードであり、ICチップからのデータの読み取りに失敗した場合には、カードの磁気データから口座番号を取得する。ICカードの磁気データからもデータ読み取りに失敗した場合には、カードのエンボス加工から口座番号を取得する。磁気カードの磁気データからのデータの読み取りに失敗した場合は、カードのエンボスイメージから口座番号を取得する。通帳の磁気データからのデータの読み取りに失敗した場合は、通帳についてイメージOCRを利用して口座番号を取得する。データの種類は、カード処理ユニット40等の構成のいずれにおいてデータの読み取りに失敗したかにより取得する。
ステップS6で、制御ユニット20(第2の取得部14)は、装置番号をRAM20b等の記憶媒体から取得する。
ステップS7で、制御ユニット20は、取得した口座番号、データの種類及び装置番号を、所定のフォーマットの電文に格納し、サーバ2に送信する。上述のとおり、サーバ2は、ATM10から新たに受信した情報とDB21に蓄積されている情報とから、要因が媒体あるいはATM10のいずれにあるかを判定し、ATM10に判定結果を返す。サーバ2の処理については、図8を参照して説明する。
ステップS8で、制御ユニット20は、サーバ2から異常要因の判定結果を受信すると、ステップS9で、受信した判定結果が媒体要因であるか否かを判定する。判定結果が媒体要因である場合は、処理をステップS10へと移行させ、判定結果がハード要因である(ATM10側の要因による)場合は、処理をステップS12へと移行させる。
サーバ2の判定結果が媒体要因である場合は、ステップS10で、制御ユニット20(異常制御処理部15)は、表示部30aに店舗窓口へと誘導する旨のメッセージを表示させる。そして、ステップS11で、制御ユニット20(異常制御処理部15)は、カード処理ユニット40等から媒体を返却させ、処理を終了する。
サーバ2の判定結果がハード要因である場合は、ステップS12で、制御ユニット20(異常制御処理部15)は、表示部30aに他のATM10を利用するよう誘導する旨のメッセージを表示させる。そして、ステップS13で、制御ユニット20(異常制御処理部15)は、カード処理ユニット40等から媒体を返却させ、ステップS14で、制御ユニット(異常制御処理部15)は、ATM10を休止させると、処理を終了する。
図8は、サーバ2の判定部22における媒体読み取り異常の要因判定処理を示したフローチャートである。サーバ2の判定部22は、ATM10から口座番号、データの種類及び装置番号を含む電文を受信すると、図8に示す処理を開始する。
まず、ステップS21で、判定部22は、DB21の異常発生情報を参照して、ATM10から受信した電文に含まれる口座番号と一致する口座番号のデータが、DB21に所定の閾値Th1(図8においては閾値1)を超える件数分登録されているか否かを判定する。ATM10に挿入された媒体の口座番号と一致する口座番号のデータが閾値Th1を超える件数分登録されている場合は、処理をステップS22へと移行させ、一致する口座番号のデータは閾値Th1以下である場合は、処理をステップS24へと移行させる。
ステップS22で、判定部22は、ステップS21において口座番号が一致するとして抽出したデータの中に、ATM10から受信した電文に含まれるデータの種類と同一の対象データが、前述の閾値Th1を超える件数分含まれるか否かを更に判定する。ATM10に挿入された媒体の種類を特定する対象データと同一の対象データが閾値Th1を超える件数分含まれる場合は、処理をステップS23へと移行させ、同一の対象データの件数が閾値Th1以下である場合は、処理をステップS24へと移行させる。
図9(a)は、ステップS22の判定において抽出されるデータを説明する図である。ここでは、前述の閾値Th1=1である場合を例に説明する。
図9(a)では、口座番号が「3333333333」で対象データが「カード磁気データ」であり、受信した電文中の値と一致するデータがDB21に既に2件登録されている。口座番号「3333333333」の口座の磁気カードについては、過去にも読み取り異常が発生していることから、今回発生した媒体の読み取り異常は、媒体側に要因があるものと判定する。
ステップS23では、判定部22は、ATM10で発生した媒体読み取り異常は媒体要因である旨を示す所定値を格納した電文をATM10に送信し、処理を終了する。
ステップS24で、判定部22は、DB21の異常発生情報を参照して、ATM10から受信した電文に含まれる装置番号と一致する装置番号のデータが、DB21に所定の閾値Th2(図8においては閾値2)を超える件数分登録されているか否かを判定する。媒体の挿入されたATM10を識別する装置番号と同一の装置番号のデータが閾値Th2を超える件数分登録されている場合には、処理をステップS25へと移行させ、同一の装置番号のデータの件数が閾値Th2以下である場合は、処理をステップS26へと移行させる。
図9(b)は、ステップS24の判定において抽出されるデータを説明する図である。ここでは、前述の閾値Th2=1である場合を例に説明する。
図9(b)では、電文中の口座番号と一致するデータはDB21に未登録である。その一方で、装置番号が「ATM#1」であって、受信した電文中の値と一致するデータは、DB21に既に2件登録されている。今回読み取り異常の発生した口座番号と一致する口座番号に関しては、過去に読み取り異常は発生していない。その一方で、装置番号「ATM#1」のATM10については過去にも読み取り異常が発生していることから、今回発生した媒体の読み取り異常は、ATM10側に要因があるものと判定する。
ステップS25では、判定部22は、ATM10で発生した媒体読み取り異常はハード要因である(ATM10側の要因による)旨を示す所定値を格納した電文をATM10に送信し、処理を終了する。ステップS26では、判定部22は、ATM10で発生した媒体読み取り異常は媒体要因である旨を示す所定値を格納した電文をATM10に送信し、処理を終了する。
なお、上記においては閾値Th1=Th2=1である場合を例に説明したが、これに限定されるものではない。閾値Th1、Th2として2以上の値を任意に設定することもできる。また、2つの閾値としては、互いに異なる値を設定することもできる。
上記のとおり、サーバ2は、今回検出されたケースを過去のケースと比較して、一致する口座番号の同一の媒体について過去にも一定件数以上の異常が検出されているか否か、同一のATM10で過去にも一定件数以上の媒体の読み取り異常が検出されているか否かにより、要因が媒体またはATM10のいずれにあるかを判断している。図7A及び図7Bの説明で述べたとおり、ATM10は、サーバ2から通知された要因に応じた制御を行う。図7A、図7B及び図8に示す一連の処理が終了した後に、媒体の再発行やATM10の保守作業が行われた場合には、読み取り異常が発生する要因は解消したものと判断して、DB21の異常発生情報のうち、該当するデータを削除する構成としてもよい。
図10は、DB21を更新後の異常発生情報のデータ構造例を示す図である。図10(a)は、ハード要因と判定されたATM10について保守作業を行った後のDB21の異常発生情報を例示し、図10(b)は、媒体要因と判定されたある口座の所定の媒体について再発行された後のDB21の異常発生情報を例示する。
サーバ2によりハード要因による媒体読み取り異常と判定されたATM10について装置保守を行った場合は、そのATM10については、更にハード要因による媒体読み取り異常は発生しないものと見込まれる。このため、図10(a)に示す例では、装置番号「ATM#1」のデータについては、異常発生情報から削除している。これにより、装置番号「ATM#1」のATM10について無用にハード要因による読み取り異常と判定されることを防ぐ。このように、装置保守により問題が解消したATM10の装置番号を含むデータをDB21から削除することで、高精度での要因判定を維持することができる。これについて、図11を参照して説明する。
図11は、装置保守後にDB21を更新した後に発生した媒体読み取り異常についての要因判定処理について説明する図である。ここでは、装置番号「ATM#1」のATM10を含むデータをDB21から削除した場合を例に説明する。
図11に例示するように、例えば装置保守が完了し、DB21から装置番号「ATM#1」のデータを削除しておいたとする。この場合、装置番号「ATM#1」において口座番号「5555555555」の磁気カードについで媒体読み取り異常が発生しても、サーバ2において再度ハード要因と判定されてしまうことを回避できる。
また、サーバ2により媒体要因による媒体読み取り異常と判定された場合についても、同様に、媒体要因と判定された所定の口座(口座番号)の該当する媒体が再発行された場合は、データを削除する。再発行により、その媒体については更に媒体を要因とする読み取り異常は発生しないものと見込まれるためである。図10(b)に示す例では、口座番号「3333333333」、対象データ「カード磁気データ」を含むデータを異常発生情報から削除している。これにより、再発行後の媒体について、無用に媒体要因とする読み取り異常と判定されることを防ぎ、高精度での要因判定を維持する。
なお、DB21からデータを削除する方法としては、例えば、装置保守や媒体の再発行の完了したタイミングで、ATM10等からサーバ2に向けて、削除すべきデータを特定する情報(装置番号/口座番号及びデータの種類)を含むデータ削除を依頼する旨の電文を送信してもよい。あるいは、例えば管理システム1の管理者等が直接にデータを削除したい装置番号等を指定して入力してもよい。サーバ2は、電文や入力指示に含まれる装置番号、あるいは口座番号及びデータの種類を含むデータをDB21から抽出して、該当するデータを削除する。
あるいは、装置保守や媒体の再発行が済んだ場合に該当データを削除しない構成とすることもできる。この場合は、図6に例示する構成の異常発生情報に、更に要因判定処理時の検索対象外データであるか否かを表す情報を付加する。データが要因判定処理において検索対象であるか否かを表す情報を、「検索対象情報」とする。
異常発生情報の中に検索対象情報が含まれる場合は、例えば、検索対象情報に値「0」が設定されていれば要因判定処理において検索対象とし、値「1」が設定されていれば、検索対象外とする。
サーバ2は、検索対象情報を利用して、要因判定処理においては高精度での要因判定を維持しつつ、媒体を破損しやすい利用者や障害の発生しやすいATM10等の情報を得ることが可能となる。すなわち、サーバ2は、DB21の異常発生情報を参照することで、所定の口座番号の所定の種類のデータについては読み取り異常が多く発生していることや、所定の装置番号のATM10においては媒体の読み取り異常が多く発生していることを検出することができる。
例えば、ある口座番号のある種類のデータ(例えばカード磁気データ)を含むデータが、DB21上に所定の閾値を上回る件数分登録されている場合には、その利用者は媒体の取り扱い方に問題がある可能性がある。そこで、サーバ2は、ATM10に対して指示を送信して、該当する口座番号の該当する媒体を受け付けた場合には、表示部30aに、図7BのステップS10と同様の注意喚起のメッセージを表示させることもできる。例えば、通帳の磁気データについては、メッセージ「磁石付のバッグや携帯電話等、磁気を発するものと一緒に持ち歩いていませんか?」等を出力してもよい。ICカードについては、メッセージ「カードを後ろポケットに入れたまま椅子に座る等していませんか?」等を出力してもよい。このように、媒体の種類に応じたメッセージをATM10の表示部30aに表示することで、利用者の注意が促され、無駄な媒体の再発行を削減できると見込まれる。
また、DB21の異常発生情報に、所定のATM10の装置番号を含むデータが所定の閾値を上回る件数分登録されている場合には、そのATM10の装置保守の対応の仕方に問題がある可能性がある。そこで、サーバ2は、該当するATM10に対して電文を送信しておき、ATM10の保守作業時には、対応方法の見直し(ユニットの全取替え等)を促すメッセージを表示部30aに表示させることもできる。これにより、保守作業を軽減させることができ、保守作業により稼動していないATM10を減らすことが可能となる。
以上説明したように、本実施形態に係る管理システム1によれば、あるATM10において媒体の読み取り異常が検出されると、ATM10は、媒体から取得される口座番号、媒体の種類により特定されるデータの種類、及びATM10の装置番号とをサーバ2に送信する。サーバ2は、ATM10から受信した口座番号及び媒体の種類により特定されるデータの種類と、装置番号とを互いに関連付けて蓄積していく。読み取り異常の要因が媒体にある場合は、同一の口座番号及びデータの種類については、他のATM10を利用した場合であっても、読み取り異常が発生する。また、読み取り異常の要因がATM10にある場合は、同一のATM10を他の口座番号の媒体を用いて利用した場合であっても、読み取り異常が発生する。このことから、新たにあるATM10において媒体の読み取り異常が検出された場合には、サーバ2のDB21に蓄積した情報を参照して、要因が媒体にあるか、あるいはATM10にあるかを判定し、ATM10は、判定された要因に応じた制御を行う。管理システム1内で発生した媒体読み取り異常に関する情報をサーバ2に集約させて管理することで、要因の切り分けを適切且つ効率的に行い、要因に応じたATM10の制御を行うことが可能となる。
<第2の実施形態>
上記の実施形態においては、ATM10は、媒体の読み取り結果が異常である場合には、口座番号、読み取りに失敗したデータの種類及びATM10の装置番号をサーバ2に送信している。これに対し、本実施形態においては、ATM10における媒体読み取り結果が異常であるか否かによらず、読み取り結果とともに口座番号、データの種類及び装置番号をサーバ2に送信する。サーバ2は、媒体の読み取り結果が異常である場合にはデータを蓄積し、要因判定を行う。以下に、上記の実施形態と異なる点を中心に、本実施形態に係る管理システム1について説明する。
管理システム1の構成やATM10やサーバ2のハードウェア構成等については、上記の実施形態と同様であり、それぞれ図1〜図4を参照して先に説明したとおりである。
図12は、本実施形態に係る管理システム1のブロック図である。前述のとおり、本実施形態に係る管理システム1では、サーバ2が媒体の読み取り異常を検出する。図5に示す上記の実施形態と異なる点を中心に、本実施形態に係る管理システム1の各構成の動作について説明する。
ATM10は、取得部12及び異常制御処理部15を有し、取得部12は、第1の取得部13及び第2の取得部14を備える。異常制御処理部15の動作は上記の実施形態と同様である。
本実施形態においては、第1の取得部13は、ATM10に挿入された口座番号と、口座番号等の取引に必要な情報の読み取りを行ったデータの種類と、読み取り結果(正常/異常)とを取得し、第2の取得部14は、自装置の装置番号を取得する。
上記の実施形態の説明において述べたとおり、図3のカード処理ユニット40等は、あるデータの格納先から口座番号等の読み取りに失敗した場合には、他の手段を用いてデータの取得を試みる。実施例では、第1の取得部13が取得するデータの種類としては、カード処理ユニット40等が最初に読み出しを行ったデータの種類、すなわち、取引処理において本来データの読み出しを行うべき「データの種類」がこれに相当する。
これについて、ICカードを例に説明する。カード処理ユニット40は、ICカードから口座番号等の情報を読み出すときは、まずICチップからデータの読み出し処理を行う。カード処理ユニット40は、ICチップからのデータの読み出しに失敗すると、磁気データからのデータの読み出しを試みる。このような場合であっても、本来データを読み出すべきICチップからのデータの読み出しには失敗しているとして、実施例では、第1の取得部13は、データの種類としては「ICカードデータ」を、媒体読み取り結果としては「異常」を取得する。
ATM10は、取得部12で取得した情報、すなわち、読み取り結果、口座番号、データの種類及び装置番号を、電文に格納してサーバ2に送信する。
サーバ2は、DB21、判定部22及び異常検出部23を有する。DB21及び判定部22の動作については上記の実施形態と同様である。異常検出部23は、ATM10から受信した電文中の読み取り結果を参照して、媒体の読み取り異常を検出する。異常検出部23は、媒体の読み取り異常を検出した場合には、ATM10から受信した電文に含まれる口座番号、データの種類及び装置番号を互いに関連付けて、DB21に格納する。DB21の異常発生情報のデータ構造例は、図14(a)に示すとおりである。図14(a)中の対象データには、第1の取得部13が取得するデータの種類が格納される。上記の実施形態と同様に、対象データにより、媒体の種類が特定される。また、上記においては説明を割愛しているが、上記の実施形態と同様に、読み取り異常の発生した日時についてもATM10またはサーバ2において取得し、DB21に格納している。
このように、サーバ2は、ATM10から受信した電文に含まれる媒体読み取り結果より、媒体の読み取り異常を検出した場合には、媒体要因判定処理の対象と判断して、上記の実施形態と同様に、DB21への情報の蓄積及び図8の要因判定処理を実行する。ここでは、ATM10が実行する処理の流れについて、上記の実施形態と異なる点を中心に説明する。
図13A及び図13Bは、ATM10の制御ユニット20(図3)による取引処理を示したフローチャートである。ATM10の制御ユニット20は、利用者が表示部30aを操作して所定の取引を開始したことを契機として、図13A及び図13Bに示す処理を開始する。
ステップS31及びステップS32については、それぞれ図7AのステップS1及びステップS2と同様である。
ステップS33で、制御ユニット20(第1の取得部13)は、口座情報、データの種類及びカード処理ユニット40等における媒体の読み取り結果を取得する。ステップS34で、制御ユニット20(第2の取得部14)は、装置番号をRAM20b等の記憶媒体から取得する。
ステップS35で、制御ユニット20は、ステップS33及びステップS34で取得した情報を所定のフォーマットの電文に格納し、サーバ2に送信する。
サーバ2は、受信した情報のうち、媒体の読み取り結果が「異常」であるものについてはDB21に蓄積する。また、サーバ2は、DB21を参照して、図8の要因判定処理を実行し、ATM10に判定結果を返す。媒体結果の読み取り結果が「正常」であった場合には、サーバ2は、図8の要因判定処理は行わず、媒体の読み取りが正常である旨をATM10に返す。
ステップS36で、制御ユニット20は、サーバ2から要因判定結果を受信すると、ステップS37で、要因判定結果が、媒体の読み取り結果が正常である旨の通知であるか否かを判定する。媒体の読み取り結果が正常である旨の通知を受信した場合には、処理をステップS38へと移行させ、要因判定結果に、異常要因を含む通知を受信した場合には、処理をステップS39へと移行させる。
ステップS38の処理、及びステップS39以降の処理については、それぞれ図7AのステップS4、及び図7BのステップS9以降の処理と同様である。
サーバ2側の動作については、上記の実施形態と同様に、媒体やATM10の問題が解消された場合には、DB21を更新して、蓄積されている異常発生情報の中から該当するデータを削除する構成としてもよい。これについて、図14を参照して説明する。
図14は、本実施形態に係るサーバ2によるDB21の更新方法を説明する図である。図14(a)は、DB21に蓄積された更新前の異常発生情報の例であり、図14(b)は、更新後の異常発生情報の例である。
本実施形態においては、サーバ2は、ATM10において正常に口座番号等の情報を読み取ることのできた場合であっても、口座情報やデータの種類、及び装置番号を取得している。サーバ2は、判定部22が判定した要因が媒体要因であるかハード要因であるかに応じて、それぞれ口座番号または装置番号をRAM80b等に一時記憶しておく。前述のとおり、要因判定処理の対象となるのは、ATM10において媒体の読み取り結果が「異常」である件に限られる。サーバ2は、一時記憶している口座番号や装置番号について、媒体の読み取り結果が「正常」である旨の電文を受信すると、DB21を更新し、該当データを削除する。
図14に示す例では、過去に装置番号「ATM#1」のATM10についてはハード要因と判定し、また、口座番号「3333333333」の口座の磁気カードについて、媒体要因と判定している。
サーバ2は、ハード要因である旨を通知した装置番号「ATM#1」のATM10から、媒体読み取り結果が正常である旨の電文を受信すると、装置番号「ATM#1」のATM10についてはハード要因の問題が解消したものと判断する。この場合は、サーバ2は、DB21から装置番号「ATM#1」を含むデータを削除する。
また、サーバ2は、媒体要因である旨を通知した口座番号「3333333333」の口座の磁気カードについての読み取り結果が正常である旨の電文を受信すると、口座番号「3333333333」の口座の磁気カードについては問題が解消したものと判断する。この場合は、DB21から口座番号「3333333333」を含むデータを削除する。
このように、本実施形態によれば、媒体読み取り結果が正常である場合についてもサーバ2に情報を送信するため、別途サーバ2に問題が解消された旨の通知をしなくとも、不要なデータをDB21から削除して、高精度での要因判定を維持することが可能となる。
データをDB21から削除するときは、1件分のデータを全て削除する必要はない。媒体要因の読み取り異常が解消された場合には、口座番号及びデータの種類(第1の取得部13で取得する情報)のみを削除し、ハード要因の読み取り異常が解消された場合には、装置番号(第2の取得部14で取得する情報)のみを削除してもよい。具体的には、図14(b)に示すように、例えば、問題の解消した装置番号「ATM#1」のみを削除して、関連付けられた口座番号等はDB21に残してもよい。また、口座番号「3333333333」のみを削除して、関連付けられた装置番号はDB21に残してもよい。
媒体読み取り異常の要因となった情報のみを削除することで、より高精度での要因判定処理を維持することができる。このような更新方法によれば、図14(b)に示す例では、例えば装置番号「ATM#2」「ATM#4」の情報が異常発生情報に残ることとなる。しかし、これらのATM10に異常がなければ、ハード要因による媒体読み取り異常が検出されることはないため、要因判定の精度に影響を与えることはない。
なお、図14(b)においては口座番号のみを削除する構成を例示しているが、口座番号とともに対象データについても削除する構成としてもよい。
また、各ATM10がサーバ2のDB21に蓄積されている異常発生情報に基づき、読み取り異常の発生した媒体やATM10を監視して、要因判定処理を行う構成とすることもできる。これについて、図15を参照して説明する。
図15は、本実施形態に係る要因判定処理による効果を説明する図である。
図15に示す異常発生情報によれば、装置番号「ATM#3」のATM10にて口座番号「4444444444」の口座のICカードデータの読み取りにおいて、媒体読み取り異常が発生している。
例えば、サーバ2の判定部22は、図15の異常発生情報を、システム内の全てのATM10に通知しておく。他のATM10(例えば装置番号「ATM#1」のATM10)において、通知された口座番号及びデータの種類について正常に媒体の読み取りを行うことができたとする。この場合は、装置番号「ATM#3」のATM10で発生した媒体読み取り異常の要因は、媒体にはなく、ATM10側にあると判断できる。ハード要因と判定したATM10は、装置番号「ATM#3」のATM10において発生した読み取り異常はハード要因である旨をサーバ2に通知する。サーバ2は、装置番号「ATM#3」のATM10に休止指示を送信し、保守が入るまでの間ATM10を休止させておく。
同様に、同一の装置番号「ATM#3」のATM10において、例えば他の口座番号のICカードについては正常に読み取ることができる場合には、上記の読み取り異常の要因は、ATM10にはなく、媒体側にあると判断できる。この場合は、サーバ2は、システム1内の各ATM10に口座番号を通知しておく。媒体要因による読み取り異常と判断したATM10は、口座番号「4444444444」のICカードデータの読み取り異常については媒体要因である旨をサーバ2に通知する。サーバ2は、管理システム1内のATM10に対し、媒体要因と判定された媒体に関する情報、すなわち、口座番号「4444444444」及びデータの種類「ICカードデータ」を通知しておく。いずれかのATM10において、該当する口座の該当する媒体を受け付けた場合には、図13BのステップS40の注意喚起メッセージと同様のメッセージを表示部30aに表示させることができる。あるいは、利用者のメールアドレス等を管理システム1等に登録している場合には、同様のメッセージを含む電子メールを送信する等の処理を実行してもよい。
このように、ATM10側で要因判定を行う構成とした場合には、サーバ2やネットワーク4にかかる負荷を軽減しつつ、次の読み取り異常の発生を待つことなく、より早期に要因判定を行い、要因に応じたATM10の制御を行うことが可能となる。
なお、DB21の異常発生情報を管理システム1内のATM10に通知しておき、各ATM10において読み取り異常の発生した媒体やATM10の監視を行う処理については、上記の実施形態に係る管理システム1に適用することも可能である。
以上説明したように、本実施形態に係る管理システム1によれば、ATM10において媒体を受け付けると、媒体より取得される口座番号、媒体の種類により特定されるデータの種類及び読み取りの成否を取得し、これらの情報とATM10の装置番号とをサーバ2に送信する。サーバ2は、読み取りの成否を参照し、媒体の読み取り異常を検出した場合には、口座番号及びデータの種類と、装置番号とを互いに関連付けて蓄積していく。サーバ2にて媒体読み取り発生時の情報を集約させることで、上記の実施形態と同様に、読み取り異常の要因の切り分けを適切且つ効率的に行い、要因に応じたATM10の制御を行うことが可能となる。
なお、本発明は、上述の実施の形態に例示した構成に限らず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
1 管理システム
2 サーバ装置(サーバ)
4 ネットワーク
10 自動取引装置(ATM)
20 制御ユニット
21 データベース(媒体データ読取異常発生情報)
30 表示ユニット
30a 表示部

Claims (6)

  1. 利用者により挿入された媒体を用いて取引を行う複数の自動取引装置とネットワークを介して接続され、該複数の自動取引装置を管理するサーバ装置であって、
    前記自動取引装置に挿入された媒体の読み取り異常が検出された場合には、該自動取引装置において取得した、該媒体の口座番号及び該媒体の種類と該自動取引装置を識別する装置情報とを互いに関連付けて蓄積していく蓄積部と、
    新たに媒体の読み取り異常が検出されたことにより取得した媒体の口座番号及び媒体の種類と前記自動取引装置の装置情報とを、前記蓄積部に既に蓄積されている情報と比較することにより、前記新たに検出された媒体の読み取り異常が、前記自動取引装置あるいは該媒体のいずれによるものであるかを判定する判定部と、
    を備え、
    前記判定部は、
    前記新たに媒体の読み取り異常が検出された自動取引装置について前記自動取引装置に挿入された媒体の口座番号及び該媒体の種類と一致する口座番号及び媒体の種類が、該蓄積部に第1の閾値を超える件数蓄積されている場合には、該媒体を要因とする読み取り異常と判定し、
    該新たに媒体の読み取り異常が検出された自動取引装置について前記媒体の挿入された自動取引装置を識別する装置情報と一致する装置情報が、該蓄積部に第2の閾値を超える件数蓄積されている場合には、該自動取引装置を要因とする読み取り異常と判定し、
    前記新たに媒体の読み取り異常が検出された自動取引装置について、前記自動取引装置に挿入された媒体の口座番号及び該媒体の種類と一致する口座番号及び媒体の種類が、前記蓄積部には前記第1の閾値以下の件数蓄積されており、且つ前記自動取引装置を識別する装置情報と一致する装置情報が、前記蓄積部には前記第2の閾値以下の件数蓄積されている場合には、前記媒体を要因とする読み取り異常と判定する
    ことを特徴とするサーバ装置。
  2. 前記自動取引装置に挿入された前記媒体の読み取り異常の有無を判断し、新たに前記自動取引装置から受信した情報を参照して、前記媒体の読み取りに異常なしと判断した場合は、前記蓄積部に蓄積している情報のうち、該受信した情報と一致する情報については削除する異常検出部と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1記載のサーバ装置。
  3. 利用者により挿入された媒体を用いて取引を行う複数の自動取引装置と、該複数の自動取引装置とネットワークを介して接続され、該複数の自動取引装置を管理するサーバ装置とを有する管理システムであって、
    前記自動取引装置に挿入された前記媒体の読み取り異常を検出する異常検出部と、
    前記自動取引装置に挿入された媒体の口座番号及び該媒体の種類を取得する第1の取得部と、
    前記媒体の挿入された自動取引装置を識別する装置情報を取得する第2の取得部と、
    前記異常検出部において媒体の読み取り異常が検出された場合には、前記第1及び第2の取得部がそれぞれ取得した情報を互いに関連付けて蓄積していく蓄積部と、
    前記第1及び第2の取得部において取得した媒体の口座番号及び媒体の種類と前記自動取引装置の装置情報とを、前記蓄積部に既に蓄積されている情報と比較することにより、前記異常検出部において新たに検出された媒体の読み取り異常が、前記自動取引装置あるいは該媒体のいずれによるものであるかを判定する判定部と、
    前記判定部の判定結果に応じて、前記媒体の読み取り異常の発生した前記自動取引装置を制御する異常制御処理部と、
    を備え、
    前記判定部は、
    前記第1の取得部にて取得した媒体の口座番号及び該媒体の種類と一致する口座番号及び媒体の種類が、該蓄積部に第1の閾値を超える件数蓄積されている場合には、該媒体を要因とする読み取り異常と判定し、
    前記第2の取得部にて取得した前記装置情報と一致する装置情報が、該蓄積部に第2の閾値を超える件数蓄積されている場合には、該自動取引装置を要因とする読み取り異常と判定し、
    前記第1の取得部にて取得した媒体の口座番号及び該媒体の種類と一致する口座番号及び媒体の種類が、前記蓄積部には前記第1の閾値以下の件数蓄積されており、且つ前記第2の取得部にて取得した装置情報と一致する装置情報が、前記蓄積部には前記第2の閾値以下の件数蓄積されている場合には、前記媒体を要因とする読み取り異常と判定することを特徴とする管理システム。
  4. 前記異常検出部、前記第1の取得部及び前記第2の取得部は、前記複数の自動取引装置のそれぞれに備えられ、該第1及び第2の取得部は、該異常検出部において媒体の読み取り異常を検出した場合に、各情報を取得する処理を実行し、
    前記蓄積部は、前記サーバ装置に備えられ、該サーバ装置は、前記自動取引装置において発生した媒体読み取り異常について前記第1及び第2の取得部が取得した情報を、前記ネットワークを介して受信し、順次該蓄積部に蓄積してゆく
    ことを特徴とする請求項3記載の管理システム。
  5. 前記第1及び第2の取得部は、前記複数の自動取引装置のそれぞれに備えられ、該第1の取得部は、前記媒体が挿入されると、前記口座番号及び媒体の種類とともに、該媒体の読み取りの成否を取得し、
    前記異常検出部及び前記蓄積部は、前記サーバ装置側に備えられ、該異常検出部は、前記ネットワークを介して前記自動取引装置から受信した情報を参照して、前記媒体の読み取り異常を検出した場合には、当該受信した情報を順次該蓄積部に蓄積してゆく
    ことを特徴とする請求項3記載の管理システム。
  6. 利用者により挿入された媒体を用いて取引を行う複数の自動取引装置と、該複数の自動取引装置とネットワークを介して接続され、該複数の自動取引装置を管理するサーバ装置とを有する管理システムにおける自動取引装置の管理方法であって、
    前記自動取引装置に挿入された媒体の口座番号及び該媒体の種類を取得し、
    前記媒体の挿入された自動取引装置を識別する装置情報を取得し、
    前記媒体の読み取り異常が検出された場合には、前記口座番号及び媒体の種類と、前記装置情報とを互いに関連付けて蓄積していき、
    前記取得した媒体の口座番号及び媒体の種類と前記自動取引装置の装置情報とを、既に蓄積されている情報と比較し、これにおいて、
    前記取得した媒体の口座番号及び該媒体の種類と一致する口座番号及び媒体の種類が、第1の閾値を超える件数蓄積されている場合には、該媒体を要因とする読み取り異常と判定し、
    前記取得した前記装置情報と一致する装置情報が、第2の閾値を超える件数蓄積されている場合には、該自動取引装置を要因とする読み取り異常と判定し、
    前記取得した媒体の口座番号及び該媒体の種類と一致する口座番号及び媒体の種類が、前記第1の閾値以下の件数蓄積されており、且つ前記取得した装置情報と一致する装置情報が、前記第2の閾値以下の件数蓄積されている場合には、前記媒体を要因とする読み取り異常と判定し、
    前記判定結果に応じて、前記媒体の読み取り異常の発生した前記自動取引装置を制御する、
    ことを特徴とする管理方法。
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