JP5827597B2 - 障害対応システム、自動取引装置、障害対応方法、および、障害対応プログラム - Google Patents

障害対応システム、自動取引装置、障害対応方法、および、障害対応プログラム Download PDF

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Description

本件は、自動取引装置において発生する障害に対応する障害対応システム、自動取引装置、障害対応方法、および、障害対応プログラムに関する。
例えば、金融機関の店舗や小売店等に設置されている自動取引装置(ATM:Automated Teller Machine)は、監視センタに設置された監視サーバによって監視されている。監視サーバは、自動取引装置において障害が発生すると、監視センタに設置された複数の対応端末の中から1つを選択する。そして、選択された対応端末にログインしているオペレータが障害対応にあたる。
特開2007−323198号公報 特開2011−159200号公報
ここで、オペレータの中には、アルバイト等、障害対応能力の低いものも存在する。このため、対応が難しい障害に対して、障害対応能力の低いオペレータが対応にあたった場合、問題を迅速に解決できない場合がある。これは、顧客満足の低下につながる可能性がある。
このような点に鑑み、開示の障害対応システム、自動取引装置、障害対応方法、および、障害対応プログラムでは、障害に対する対応速度を向上することを目的とする。
上記目的を達成するために以下のような障害対応システム、自動取引装置、障害対応方法、および、障害対応プログラムが提供される。
障害対応システムは、自動取引装置と制御装置とを含む。自動取引装置は、自動取引装置において発生した障害を識別する障害情報に基づいて、ホスト元帳更新状態と、媒体有無と、障害区分との組合せ毎に対応付けられた障害の重大度を決定し、重大度に基づいて、障害対応にあたるオペレータに求められる障害対応能力のレベルを決定し、レベルを制御装置へ送信する。制御装置は、複数の対応端末毎にログインしているオペレータの障害対応能力のレベルが対応付けられた端末情報を参照して、対応端末の中から、自動取引装置から受信したレベルのオペレータがログインしている対応端末を優先的に選択する。
また、自動取引装置は、自動取引装置において発生した障害を識別する障害情報に基づいて、ホスト元帳更新状態と、媒体有無と、障害区分との組合せ毎に対応付けられた障害の重大度を決定し、重大度に基づいて、障害対応にあたるオペレータに求められる障害対応能力のレベルを決定し、レベルを制御装置へ送信し、複数の対応端末毎にログインしているオペレータの障害対応能力のレベルが対応付けられた端末情報を参照して制御装置が対応端末の中から選択した、送信したレベルのオペレータがログインしている対応端末と通信する。
また、障害対応方法は、自動取引装置と制御装置とを含む障害対応システムにおけるものである。自動取引装置は、自動取引装置において発生した障害を識別する障害情報に基づいて、ホスト元帳更新状態と、媒体有無と、障害区分との組合せ毎に対応付けられた障害の重大度を決定し、重大度に基づいて、障害対応にあたるオペレータに求められる障害対応能力のレベルを決定し、レベルを制御装置へ送信する。制御装置は、複数の対応端末毎にログインしているオペレータの障害対応能力のレベルが対応付けられた端末情報を参照して、対応端末の中から、自動取引装置から受信したレベルのオペレータがログインしている対応端末を優先的に選択する。
また、障害対応プログラムは、自動取引装置と制御装置とを含む障害対応システムにおけるものである。障害対応プログラムは、自動取引装置に、自動取引装置において発生した障害を識別する障害情報に基づいて、ホスト元帳更新状態と、媒体有無と、障害区分との組合せ毎に対応付けられた障害の重大度を決定し、重大度に基づいて、障害対応にあたるオペレータに求められる障害対応能力のレベルを決定し、レベルを前記制御装置へ送信する処理を実行させる。障害対応プログラムは、制御装置に、複数の対応端末毎にログインしているオペレータの障害対応能力のレベルが対応付けられた端末情報を参照して、対応端末の中から、自動取引装置から受信したレベルのオペレータがログインしている対応端末を優先的に選択する処理を実行させる。
開示の障害対応システム、自動取引装置、障害対応方法、および、障害対応プログラムによれば、障害に対する対応速度を向上することが可能となる。
第1の実施の形態に係る障害対応システムの一例を示す図である。 第2の実施の形態に係る障害対応システムの一例を示す図である。 第2の実施の形態に係る自動取引装置のハードウェアの一例を示す図である。 第2の実施の形態に係る監視サーバのハードウェアの一例を示す図である。 第2の実施の形態に係る障害対応システムの機能の一例を示す図である。 第2の実施の形態に係る状態情報の一例を示す図である。 第2の実施の形態に係る障害区分情報の一例を示す図である。 第2の実施の形態に係る障害レベル情報の一例を示す図である。 第2の実施の形態に係る障害発生回数情報の一例を示す図である。 第2の実施の形態に係るピーク度情報の一例を示す図である。 第2の実施の形態に係る緊急度情報の一例を示す図である。 第2の実施の形態に係るオペレータレベル情報の一例を示す図である。 第2の実施の形態に係る端末情報の一例を示す図である。 第2の実施の形態に係る顧客重要度情報の一例を示す図である。 第2の実施の形態に係る自動取引装置の処理手順の一例を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係る自動取引装置の処理手順の一例を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係る障害対応処理の一例を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係る電文の一例を示す図である。 第2の実施の形態に係る監視サーバの処理手順の一例を示すフローチャートである。
以下、実施の形態を図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態に係る障害対応システムの一例を示す図である。
障害対応システム1は、自動取引装置2と、自動取引装置2と接続された制御装置3と、制御装置3と接続された複数の対応端末4,5,6とを有している。例えば、自動取引装置2は、金融機関の店舗や小売店等に設置され、制御装置3および対応端末4〜6は、監視センタ等に設置されている。なお、対応端末4〜6は、障害対応システム1において、例えば、識別子「A」、「B」、「C」によって識別される。
自動取引装置2は、顧客による操作に基づいて、現金の預入および払戻、振込、振替等の金融取引をホスト装置に要求する。また、自動取引装置2は、自装置において発生した障害を識別する識別情報に基づいて、障害対応にあたるオペレータに求められる障害対応能力のレベルを決定する。
障害には、例えば、通帳、カード、レシート、および、現金の搬送ジャムや取り忘れ、さらに、通帳やレシートへの印字エラー、さらに、ホスト装置との間の通信エラー等がある。障害対応能力のレベルは、例えば、4段階に分けられ、能力が高い順に、「4」、「3」、「2」、「1」と設定されている。
例えば、自動取引装置2は、対応が難しい障害に対しては、障害対応能力のレベルを高い値(例えば、「3」、「4」)に決定し、対応が簡単な障害に対しては、障害対応能力のレベルを低い値(例えば、「1」、「2」)に決定する。また、自動取引装置2は、決定した障害対応能力のレベルを制御装置3へ送信する。
対応端末4〜6には、それぞれ、所定の障害対応能力のレベルを有するオペレータがログインする。制御装置3は、対応端末4〜6毎にログインしているオペレータの障害対応能力のレベルが対応付けられた端末情報7を参照して、対応端末4〜6の中から、自動取引装置2から受信した障害対応能力のレベルのオペレータがログインしている対応端末を優先的に選択し、自動取引装置2と選択された対応端末との間の回線を接続する。
次に、障害対応システム1による障害対応の手順について説明する。
まず、自動取引装置2において障害が発生すると、自動取引装置2が、発生した障害を識別する識別情報に基づいて、障害対応にあたるオペレータに求められる障害対応能力のレベルを決定する。次に、自動取引装置2が、決定した障害対応能力のレベルを制御装置3へ送信する。
次に、制御装置3が、対応端末4〜6毎にログインしているオペレータの障害対応能力のレベルが対応付けられた端末情報7を参照して、対応端末4〜6の中から、自動取引装置2から受信した障害対応能力のレベルのオペレータがログインしている対応端末を優先的に選択し、自動取引装置2と選択された対応端末との間の回線を接続させて、選択された対応端末にログインしているオペレータが障害対応にあたる。
図1に示す例では、自動取引装置2が決定した障害対応能力のレベルが「4」であり、障害対応能力のレベルが「4」のオペレータがログインしている対応端末5が制御装置3によって優先的に選択されている。
なお、ここでは、自動取引装置2が、障害情報に基づいて障害対応にあたるオペレータに求められる障害対応能力のレベルを決定して制御装置3へ送信するが、これに代えて、制御装置3が、障害情報を自動取引装置2から取得し、取得した障害情報に基づいて障害対応能力のレベルを決定することとしてもよい。
このように、障害対応システム1は、自動取引装置2において発生した障害を識別する障害情報に基づいて、障害対応にあたるオペレータに求められる障害対応能力のレベルを決定する。さらに、対応端末4〜6毎にログインしているオペレータの障害対応能力のレベルが対応付けられた端末情報7を参照して、対応端末4〜6の中から、決定した障害対応能力のレベルのオペレータがログインしている対応端末を優先的に選択する。
この構成によれば、対応が難しい障害に対して、障害対応能力の高いオペレータを効率的に振り分けることが可能となるため、障害に対する対応速度を向上することが可能となる。
[第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態について説明する。
図2は、第2の実施の形態に係る障害対応システムの一例を示す図である。
障害対応システム10は、複数の自動取引装置100a,100b…と、自動取引装置100a,100bとネットワーク14を介して接続された監視サーバ200、ホスト装置11、および、顧客情報管理サーバ13と、監視サーバ200と接続された複数の対応端末12a,12b…とを有している。
自動取引装置100a,100b…は、金融機関の店舗や小売店等に設置されている。監視サーバ200および対応端末12a,12b…は、監視センタ12に設置されている。なお、対応端末12a,12b…は、障害対応システム10において、識別番号「1」、「2」…によって識別される。
自動取引装置100a,100b…は、顧客による操作に基づいて、現金の預入および払戻、振込、振替等の金融取引をホスト装置11に要求する。また、自動取引装置100a,100b…は、顧客情報の取得を顧客情報管理サーバ13に要求する。また、自動取引装置100a,100b…は、自装置において障害が発生したことを通知する障害通知電文を監視サーバ200へ送信する。
ホスト装置11は、顧客の口座等を管理するホスト元帳を有し、各自動取引装置100a,100b…から受信した要求に基づいて金融取引を実行する。顧客情報管理サーバ13は、顧客情報を管理し、各自動取引装置100a,100b…から受信した要求に基づいて、顧客情報を要求のあった自動取引装置へ送信する。
監視サーバ200は、自動取引装置100a,100b…と対応端末12a,12b…との間の通信状態を制御する。対応端末12a,12b…には、それぞれ、自動取引装置100a,100b…において発生した障害に対応するオペレータがログインする。
図3は、第2の実施の形態に係る自動取引装置のハードウェアの一例を示す図である。自動取引装置100は、図2に示した自動取引装置100a,100b…を代表している。
自動取引装置100は、CPU(Central Processing Unit)101によって装置全体が制御されている。CPU101には、メモリ102と複数の周辺機器が接続されている。メモリ102は、自動取引装置100の主記憶装置として使用される。
メモリ102には、CPU101に実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、メモリ102には、CPU101による処理に必要な各種情報が格納される。
CPU101に接続されている周辺機器としては、ディスプレイ103と、タッチパネル104と、キー入力装置105と、受話器106と、音声ガイダンス機107と、通信インタフェース108と、通帳ユニット109と、紙幣ユニット110と、硬貨ユニット111と、カードユニット112と、レシートユニット113と、係員操作ユニット114と、電源115とがある。
ディスプレイ103は、CPU101からの命令に従って、画像を表示する。タッチパネル104は、ディスプレイ103の上面に配置されており、タッチによる入力を受け付け、CPU101に信号を送信する。ここで、ディスプレイ103に表示された画像は、タッチパネル104を透過し、顧客に視認される。タッチパネル104を顧客がタッチすることで、取引種別の選択、取引金額やパスワードの入力が行われる。
キー入力装置105は、押下による入力を受け付け、CPU101に信号を送信する。キー入力装置105を顧客が押下することで、取引種別の選択、取引金額やパスワードの入力が行われる。キー入力装置105は、例えば、入力手段として補足的に用いられる。
受話器106は、視覚障害者の取引に使用され、CPU101からの命令に従って、音声を発生する。また、受話器106は、受話器上のテンキー等の入力を受け付け、CPU101に信号を送信する。音声ガイダンス機107は、CPU101からの命令に従って、音声を発生する。通信インタフェース108は、CPU101からの命令に従って、ネットワーク14を介して、他のコンピュータまたは通信機器との間で情報の送受信を行う。
通帳ユニット109は、通帳入出口を含み、CPU101からの命令に従って、通帳の出し入れや、通帳の印字処理を行う。紙幣ユニット110は、紙幣投入口および紙幣返却口を含み、CPU101からの命令に従って、紙幣の出し入れや、計数、収納を行う。硬貨ユニット111は、硬貨投入口および硬貨返却口を含み、CPU101からの命令に従って、硬貨の出し入れや、計数、収納を行う。
カードユニット112は、カード入出口を含み、CPU101からの命令に従って、カードの出し入れや、カードに格納された情報の読み取りを行う。レシートユニット113は、レシート排出口を含み、CPU101からの命令に従って、レシートの印字処理や、レシートの排出を行う。
係員操作ユニット114は、表示手段を含み、CPU101からの命令に従って、画像を表示する。また、係員操作ユニット114は、入力手段を含み、入力を受け付けると、信号をCPU101に送信する。電源115は、CPU101からの命令に従って、CPU101に接続されている各周辺機器に電力を供給する。
図4は、第2の実施の形態に係る監視サーバのハードウェアの一例を示す図である。
監視サーバ200は、CPU201によって装置全体が制御されている。CPU201には、バス208を介してRAM(Random Access Memory)202と複数の周辺機器が接続されている。
RAM202は、監視サーバ200の主記憶装置として使用される。RAM202には、CPU201に実行させるOSのプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM202には、CPU201による処理に必要な各種情報が格納される。
バス208に接続されている周辺機器としては、ハードディスクドライブ(HDD:Hard Disk Drive)203、グラフィック処理装置204、入力インタフェース205、光学ドライブ装置206、および通信インタフェース207がある。
HDD203は、内蔵したディスクに対して、磁気的に情報の書き込みおよび読み出しを行う。HDD203は、監視サーバ200の二次記憶装置として使用される。HDD203には、OSのプログラム、アプリケーションプログラム、および各種情報が格納される。なお、二次記憶装置としては、フラッシュメモリなどの半導体記憶装置を使用することもできる。
グラフィック処理装置204には、モニタ204aが接続されている。グラフィック処理装置204は、CPU201からの命令に従って、画像をモニタ204aの画面に表示させる。モニタ204aとしては、CRT(Cathode Ray Tube)を用いた表示装置や液晶表示装置などがある。
入力インタフェース205には、キーボード205aとマウス205bとが接続されている。入力インタフェース205は、キーボード205aやマウス205bから送られてくる信号をCPU201に送信する。なお、マウス205bは、ポインティングデバイスの一例であり、他のポインティングデバイスを使用することもできる。他のポインティングデバイスとしては、タッチパネル、タブレット、タッチパッド、トラックボールなどがある。
光学ドライブ装置206は、レーザ光などを利用して、光ディスク206aに記録された情報の読み取りを行う。光ディスク206aは、光の反射によって読み取り可能なように情報が記録された可搬型の記録媒体である。光ディスク206aには、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)などがある。
通信インタフェース207は、ネットワーク14に接続されている。通信インタフェース207は、ネットワーク14を介して、他のコンピュータまたは通信機器との間で情報の送受信を行う。
以上のようなハードウェア構成によって、第2の実施の形態の処理機能を実現することができる。なお、図4には監視サーバ200のハードウェアを示したが、ホスト装置11および顧客情報管理サーバ13も同様のハードウェアで構成できる。
次に、障害対応システム10の機能について説明する。
図5は、第2の実施の形態に係る障害対応システムの機能の一例を示す図である。
自動取引装置100は、ホスト装置11、監視サーバ200、および、顧客情報管理サーバ13と接続された制御部121と、制御部121と接続された状態格納部122、障害区分格納部123、障害レベル格納部124、障害発生回数格納部125、ピーク度格納部126、緊急度格納部127、および、オペレータレベル格納部128とを有している。
状態格納部122には、ホスト装置11に格納されたホスト元帳の更新状態と、自動取引装置100内における、通帳、または、カード等の媒体の有無とが格納される。障害区分格納部123には、自動取引装置100において発生する障害を識別する情報の1つである処理コード毎に、障害の区分が対応付けられて格納されている。
障害レベル格納部124には、ホスト元帳の更新状態、媒体の有無、および、障害の区分の組み合わせ毎に、障害の重大度を示す障害レベルが対応付けられて格納されている。障害発生回数格納部125には、自動取引装置100において発生する障害毎に、発生回数が格納されている。
ピーク度格納部126には、所定の時間帯毎の取引件数の多さを示すピーク度が格納されている。緊急度格納部127には、自動取引装置100が設置された店舗等のエリアにおける全自動取引装置の設置台数、障害が発生した回数、および、ピーク度の組み合わせ毎に、緊急度が対応付けられて格納されている。
オペレータレベル格納部128には、障害レベル、緊急度、および、顧客の重要度の組み合わせ毎に、障害対応にあたるオペレータに求められる障害対応能力のレベルが対応付けられて格納されている。
制御部121は、自動取引装置100内の各ユニットや装置を制御する。また、制御部121は、自動取引装置100において障害が発生すると、これを検出し、発生した障害を識別する識別情報を生成する。識別情報には、処理コードとエラーコードとが含まれる。
また、制御部121は、状態格納部122、障害区分格納部123、障害レベル格納部124、障害発生回数格納部125、ピーク度格納部126、緊急度格納部127、および、オペレータレベル格納部128に対して、情報の検索、読み出し、および、書き込みを行う。また、制御部121は、顧客情報管理サーバ13から顧客の重要度を取得する。
また、制御部121は、生成した識別情報に基づき、状態格納部122、障害区分格納部123、障害レベル格納部124、障害発生回数格納部125、ピーク度格納部126、緊急度格納部127、および、オペレータレベル格納部128に格納された情報と、顧客情報管理サーバ13から取得した顧客の重要度とを参照して、障害対応にあたるオペレータに求められる障害対応能力のレベルを決定する。また、制御部121は、決定した障害対応能力のレベルを監視サーバ200へ送信する。
監視サーバ200は、自動取引装置100の制御部121および対応端末12a,12b…と接続された制御部221と、制御部221と接続された端末情報格納部222とを有している。
端末情報格納部222には、対応端末12a,12b…毎に、障害対応の状態と、ログインしているオペレータのID(IDentification)と、ログインしているオペレータの障害対応能力のレベルとが対応付けられて格納されている。
制御部221は、端末情報格納部222に対して、情報の検索、読み出し、および、書き込みを行う。また、制御部221は、端末情報格納部222に格納された情報を参照して、対応端末12a,12b…の中から、制御部121から受信した障害対応能力のレベルのオペレータがログインしている対応端末を優先的に選択する。
顧客情報管理サーバ13は、自動取引装置100の制御部121と接続された制御部13aと、制御部13aと接続された顧客重要度格納部13bとを有している。顧客重要度格納部13bには、顧客毎に重要度が対応付けられて格納されている。
制御部13aは、顧客重要度格納部13bに対して、情報の検索、読み出し、および、書き込みを行う。また、制御部13aは、顧客重要度格納部13bから読み出した顧客の重要度を、制御部121へ送信する。
次に、状態格納部122に格納された状態情報について説明する。
図6は、第2の実施の形態に係る状態情報の一例を示す図である。
状態情報には、ホスト装置11に格納されたホスト元帳の更新状態(ホスト元帳更新状態)と、自動取引装置100内における、通帳、または、カード等の媒体の有無(媒体有無)とが含まれている。ホスト元帳更新状態には、「更新済」、「未更新」、および、「不明」がある。媒体有無には、「有」、および、「無」がある。なお、ホスト元帳更新状態および媒体有無は、制御部121によって更新される。
次に、障害区分格納部123に格納された障害区分情報について説明する。
図7は、第2の実施の形態に係る障害区分情報の一例を示す図である。
障害区分情報では、自動取引装置100において発生する障害を識別する情報の1つである処理コード毎に、障害の区分(障害区分)が対応付けられている。障害区分には、例えば、現金、通帳、および、カード等の取り忘れによるエラーを示す「取り忘れ」、現金、発行通帳、レシート等の媒体のエンド状態およびフル状態によるエラーを示す「媒体エンドフル」、係員の操作ミスによるエラーを示す「運用系」、リモートメンテナンス時のエラーを示す「リモメン」、通信エラーを示す「通信」、カードの処理に関係するエラーを示す「カード」、現金の処理に関係するエラーを示す「現金」、通帳の処理に関係するエラーを示す「通帳」、および、システムのエラーを示す「システム」等がある。
次に、障害レベル格納部124に格納された障害レベル情報について説明する。
図8は、第2の実施の形態に係る障害レベル情報の一例を示す図である。
障害レベル情報には、ホスト元帳更新状態、媒体有無、および、障害区分の組み合わせ毎に、障害の重大度を示す障害レベルが対応付けられている。障害レベルは、5段階に分けられ、重大度が大きい順に、「5」、「4」、「3」、「2」、「1」と設定されている。
障害区分が「現金」である場合は、マネートラブルの可能性があるため、障害レベルは高く設定される。また、障害区分が「カード」および「通帳」である場合は、媒体再発行の手続きが必要となる可能性があるため、障害レベルは高く設定される。また、障害区分が「システム」である場合は、原因の特定が難しく、特殊な対処が必要となる可能性があるため、障害レベルは高く設定される。
また、障害区分が「通信」である場合は、ホスト元帳が「不明」の状態で、ホスト元帳の照会を行う必要があるため、障害レベルは中程度に設定される。また、障害区分が「取り忘れ」である場合は、対処の手順が確立されているため、障害レベルは低く設定される。また、ホスト元帳が「未更新」、および、媒体有無が「無」の場合には、障害レベルは低く設定される。
次に、障害発生回数格納部125に格納された障害発生回数情報について説明する。
図9は、第2の実施の形態に係る障害発生回数情報の一例を示す図である。
障害発生回数情報には、自動取引装置100において発生する障害毎の発生回数(障害発生回数)が含まれている。障害は、処理コードおよびエラーコードにより識別される。なお、障害発生回数は、制御部121によって更新される。また、処理コードおよびエラーコードは、例えば、障害が発生した際に、制御部121によって追加される。
次に、ピーク度格納部126に格納されたピーク度情報について説明する。
図10は、第2の実施の形態に係るピーク度情報の一例を示す図である。
ピーク度情報には、開始時刻と終了時刻とで区切られた時間帯毎の取引件数の多さを示すピーク度が含まれている。また、ピーク度情報には、時間帯毎の曜日別の取引件数と、当日の取引件数(本日取引件数)とが含まれている。
なお、本日取引件数は、取引が発生する毎に、制御部121によってカウントアップされる。また、曜日別の取引件数は、例えば、該当する曜日の取引時間の終了後に、制御部121によって本日取引件数により上書きされる。このとき、本日取引件数は制御部121によって初期化される。
また、ピーク度は、曜日別の取引件数に基づいて、制御部121によって更新される。例えば、当日が平日である場合には、ピーク度は、月曜日〜金曜日の同じ時間帯の取引件数の平均値とされる。また、当日が休日である場合には、ピーク度は、土曜日および日曜日の同じ時間帯の取引件数の平均値とされる。ピーク度は、例えば、取引時間の開始前に、制御部121によって算出される。
次に、緊急度格納部127に格納された緊急度情報について説明する。
図11は、第2の実施の形態に係る緊急度情報の一例を示す図である。
緊急度情報には、自動取引装置100が設置されている店舗等のエリアにおける全自動取引装置の設置台数、障害発生回数、および、ピーク度の組み合わせ毎に、緊急度が対応付けられている。緊急度は、5段階に分けられ、緊急度が高い順に、「5」、「4」、「3」、「2」、「1」と設定されている。緊急度は、設置台数が少ないほど高くなり、また、障害発生回数が多いほど高くなり、また、ピーク度が高いほど高くなる。
次に、オペレータレベル格納部128に格納されたオペレータレベル情報について説明する。
図12は、第2の実施の形態に係るオペレータレベル情報の一例を示す図である。
オペレータレベル情報には、障害レベル、緊急度、および、顧客の重要度(顧客重要度)の組み合わせ毎に、障害対応にあたるオペレータに求められる障害対応能力のレベル(オペレータレベル)が対応付けられている。
オペレータレベルは、4段階に分けられ、レベルが高い順に、「4」、「3」、「2」、「1」と設定されている。オペレータレベルは、障害レベル、緊急度、および、顧客重要度が高いほど高くなる。
例えば、オペレータレベル「4」は、熟練した上級者の障害対応能力に相当し、オペレータレベル「2」「3」は、中級者の障害対応能力に相当し、オペレータレベル「1」は、新人やアルバイト等の初級者の障害対応能力に相当する。
顧客重要度は、5段階に分けられ、レベルが高い順に、「5」、「4」、「3」、「2」、「1」と設定されている。例えば、大規模取引を契約している顧客や、対応が難しい顧客等は、レベルが高く設定される。
次に、端末情報格納部222に格納された端末情報について説明する。
図13は、第2の実施の形態に係る端末情報の一例を示す図である。
端末情報には、対応端末12a,12b…毎に、障害対応の状態と、ログインしているオペレータのID(オペレータID)と、ログインしているオペレータのオペレータレベルとが対応付けられている。
対応端末12a,12b…は、識別番号「1」、「2」…によって識別される。状態には、ログインしているオペレータが障害対応中ではないことを示す「空き」と、障害対応中であることを示す「対応中」とがある。
なお、状態は、制御部221によってリアルタイムで更新される。また、オペレータIDおよびオペレータレベルは、例えば、ログインする際にオペレータが対応端末12a,12b…に挿入するIDカード等から制御部221によって取得される。
次に、顧客重要度格納部13bに格納された顧客重要度情報について説明する。
図14は、第2の実施の形態に係る顧客重要度情報の一例を示す図である。
顧客重要度情報には、顧客毎に顧客重要度が対応付けられている。顧客は、支店番号および口座番号によって識別される。
次に、自動取引装置100による処理手順について説明する。
図15、図16は、第2の実施の形態に係る自動取引装置の処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、障害区分格納部123、障害レベル格納部124、障害発生回数格納部125、ピーク度格納部126、緊急度格納部127、オペレータレベル格納部128、顧客重要度格納部13bには、予め情報が格納されているものとする。
[ステップS11]制御部121が、自動取引装置100において障害が発生しているかどうかを判定する。障害が発生している場合(ステップS11のYES)、制御部121は、処理をステップS31へ進める。障害が発生していない場合(ステップS11のNO)、制御部121は、処理をステップS12に進める。
[ステップS12]制御部121が、例えば、ディスプレイ103に取引種別選択画面を表示させ、顧客による取引の開始を待つ。
[ステップS13]制御部121が、カードまたは通帳等の媒体が、自動取引装置100に挿入されたかどうかを判定する。媒体が挿入された場合(ステップS13のYES)、制御部121は、処理をステップS14に進める。媒体が挿入されていない場合(ステップS13のNO)、制御部121は、ステップS13を繰り返す。
[ステップS14]制御部121が、状態格納部122にアクセスし、媒体有無を「有」とする。
[ステップS15]制御部121が、自動取引装置100において障害が発生しているかどうかを判定する。障害が発生している場合(ステップS15のYES)、制御部121は、処理をステップS31へ進める。障害が発生していない場合(ステップS15のNO)、制御部121は、処理をステップS16に進める。
[ステップS16]制御部121が、暗証番号や取引金額等の取引情報が入力されたかどうかを判定する。取引情報が入力された場合(ステップS16のYES)、制御部121は、処理をステップS17に進める。取引情報が入力されていない場合(ステップS16のNO)、制御部121は、ステップS16を繰り返す。
[ステップS17]制御部121が、入力された取引情報の確認処理を実行する。
[ステップS18]制御部121が、自動取引装置100において障害が発生しているかどうかを判定する。障害が発生している場合(ステップS18のYES)、制御部121は、処理をステップS31へ進める。障害が発生していない場合(ステップS18のNO)、制御部121は、処理をステップS19に進める。
[ステップS19]制御部121が、状態格納部122にアクセスし、ホスト元帳更新状態(ホスト元帳)を「不明」とする。
[ステップS20]制御部121が、入力された取引情報に基づいて生成した取引要求電文をホスト装置11へ送信する。
[ステップS21]制御部121が、自動取引装置100において障害が発生しているかどうかを判定する。障害が発生している場合(ステップS21のYES)、制御部121は、処理をステップS31へ進める。障害が発生していない場合(ステップS21のNO)、制御部121は、処理をステップS22に進める。
[ステップS22]制御部121が、ホスト装置11から取引応答電文を受信する。
[ステップS23]制御部121が、自動取引装置100において障害が発生しているかどうかを判定する。障害が発生している場合(ステップS23のYES)、制御部121は、処理をステップS31へ進める。障害が発生していない場合(ステップS23のNO)、制御部121は、処理をステップS24に進める。
[ステップS24]制御部121が、状態格納部122にアクセスし、ホスト元帳更新状態を「更新済」とする。
[ステップS25]制御部121が、レシートユニット113にレシートの印字処理を実行させたり、紙幣ユニット110および硬貨ユニット111に現金の計数処理を実行させたりする。
[ステップS26]制御部121が、自動取引装置100において障害が発生しているかどうかを判定する。障害が発生している場合(ステップS26のYES)、制御部121は、処理をステップS31へ進める。障害が発生していない場合(ステップS26のNO)、制御部121は、処理をステップS27に進める。
[ステップS27]制御部121が、カードまたは通帳等の媒体を自動取引装置100から排出させる。
[ステップS28]制御部121が、自動取引装置100において障害が発生しているかどうかを判定する。障害が発生している場合(ステップS28のYES)、制御部121は、処理をステップS31へ進める。障害が発生していない場合(ステップS28のNO)、制御部121は、処理をステップS29に進める。
[ステップS29]制御部121が、状態格納部122にアクセスし、媒体有無を「無」とし、ホスト元帳更新状態を「未更新」とする。
[ステップS30]制御部121が、ピーク度格納部126にアクセスし、該当する時間帯の本日取引件数をカウントアップして処理をステップS11に戻す。
[ステップS31]制御部121が、障害対応処理を実行する。
[ステップS32]制御部121が、障害が解消されたかどうかを判定する。障害が解消された場合、制御部121は、処理をステップS11に戻す。障害が解消されていない場合、制御部121は、ステップS32を繰り返す。
次に、上記のステップS31の障害対応処理について詳細に説明する。
図17は、第2の実施の形態に係る障害対応処理の一例を示すフローチャートである。
[ステップS41]制御部121が、自動取引装置100において発生した障害を識別する障害情報を生成する。障害情報には、処理コードおよびエラーコードが含まれる。
[ステップS42]制御部121が、障害区分格納部123にアクセスし、生成した処理コードに対応付けられている障害区分を検索して取得する。
[ステップS43]制御部121が、障害レベル格納部124にアクセスし、障害区分格納部123を検索して取得した障害区分と状態格納部122に格納されているホスト元帳更新状態および媒体有無との組み合わせに対応付けられている障害レベルを検索して取得する。
[ステップS44]制御部121が、障害発生回数格納部125にアクセスし、過去に同一の障害が発生しているかどうかを、生成した処理コードおよびエラーコードが障害発生回数情報にあるかどうかで判定する。生成した処理コードおよびエラーコードが障害発生回数情報にある場合、制御部121は、処理をステップS45に進める。生成した処理コードおよびエラーコードが障害発生回数情報にない場合、制御部121は、処理をステップS46に進める。
[ステップS45]制御部121が、生成した処理コードおよびエラーコードに該当する障害発生回数をカウントアップするとともに、カウントアップ後の障害発生回数を取得する。
[ステップS46]制御部121が、生成した処理コードおよびエラーコードを障害発生回数情報に追加する。ここで、制御部121は、追加した処理コードおよびエラーコードの障害発生回数を「1」とする。そして、制御部121は、処理をステップS47に進める。
なお、障害発生回数格納部125に、想定される全ての処理コードおよびエラーコードを予め格納しておく場合は、上記ステップS44,S46は省略することもできる。
[ステップS47]制御部121が、ピーク度格納部126にアクセスし、該当する時間帯のピーク度を検索して取得する。
[ステップS48]制御部121が、自動取引装置100が設置されている店舗等のエリアにおける全自動取引装置の設置台数を取得する。設置台数は、例えば、係員により予め自動取引装置100に入力されている。
[ステップS49]制御部121が、緊急度格納部127にアクセスし、取得した設置台数、障害発生回数、および、ピーク度の組み合わせに対応付けられている緊急度を検索して取得する。
[ステップS50]制御部121が、顧客の支店番号および口座番号等を含んだ顧客重要度要求電文を、顧客情報管理サーバ13の制御部13aへ送信する。これにより、制御部13aが、顧客重要度格納部13bにアクセスし、制御部121から受信した支店番号および口座番号に対応付けられている顧客重要度を検索して取得する。そして、制御部13aは、取得した顧客重要度を含む顧客重要度応答電文を制御部121へ送信する。これにより、制御部121は、顧客重要度を取得する。
[ステップS51]制御部121が、オペレータレベル格納部128にアクセスし、取得した障害レベル、緊急度、および、顧客重要度の組み合わせに対応付けられているオペレータレベルを検索して取得する。
[ステップS52]制御部121が、入力された取引情報、生成した障害情報、および、取得したオペレータレベル等を含む障害通知電文を監視サーバ200の制御部221へ送信して処理を終了する。
次に、図17に示した障害対応処理において送信される電文について説明する。
図18は、第2の実施の形態に係る電文の一例を示す図である。
図18(A)は、上記ステップS50において、自動取引装置100の制御部121が顧客情報管理サーバ13の制御部13aへ送信する、顧客重要度要求電文を示すものである。顧客重要度要求電文には、電文種別と顧客情報とが含まれている。顧客情報には、銀行コード、支店番号、および、口座番号が含まれている。顧客情報は、例えば、自動取引装置100に挿入されたカードや通帳から制御部121によって取得される。
図18(B)は、上記ステップS50において、制御部13aが制御部121へ送信する、顧客重要度応答電文を示すものである。顧客重要度応答電文には、顧客重要度が含まれている。
図18(C)は、上記ステップS52において、制御部121が監視サーバ200の制御部221へ送信する、障害通知電文を示すものである。障害通知電文には、電文種別、エラーコード、内部保留媒体、顧客情報、取引種別、取引金額、および、オペレータレベルが含まれている。顧客情報には、銀行コード、支店番号、および、口座番号が含まれている。
次に、監視サーバ200による処理手順について説明する。
図19は、第2の実施の形態に係る監視サーバの処理手順の一例を示すフローチャートである。図19に示す処理は、自動取引装置100の制御部121から障害通知電文を受信することで開始される。なお、端末情報格納部222には、予め情報が格納されているものとする。
[ステップS61]制御部221が、制御部121から受信した障害通知電文からオペレータレベルを取得する。
[ステップS62]制御部221が、端末情報格納部222にアクセスし、取得したオペレータレベルのオペレータがログインしている対応端末を検索して抽出する。
[ステップS63]制御部221が、抽出した対応端末の中に、空き状態の対応端末があるかどうかを判定する。空き状態の対応端末がある場合、制御部221は、処理をステップS64に進める。空き状態の対応端末がない場合、制御部221は、処理をステップS66に進める。
[ステップS64]制御部221が、空き状態の対応端末の中から1つを選択する。
[ステップS65]制御部221が、受信した障害通知電文を選択した対応端末へ送信するとともに、制御部121と選択した対応端末との間の回線を接続させて処理を終了する。これにより、制御部221によって選択された対応端末にログインしているオペレータが障害対応にあたる。
[ステップS66]制御部221が、取得したオペレータレベルが「1」であるかどうかを判定する。オペレータレベルが「1」である場合、制御部221は、処理をステップS67に進める。オペレータレベルが「1」ではない場合、制御部221は、処理をステップS68に進める。
[ステップS67]制御部221が、所定時間待機した後、処理をステップS62に戻す。
[ステップS68]制御部221が、取得したオペレータレベルよりも1つレベルが低いオペレータレベルを取得して処理をステップS62に戻す。
このように、障害対応システム10は、自動取引装置100において発生した障害を識別する処理コードに基づいて、障害対応にあたるオペレータに求められるオペレータレベルを決定する。さらに、対応端末12a,12b…毎にログインしているオペレータのオペレータレベルが対応付けられた端末情報を参照して、対応端末12a,12b…の中から、決定したオペレータレベルのオペレータがログインしている対応端末を優先的に選択する。
この構成によれば、例えば、対応が難しい障害に対して、障害対応能力の高いオペレータを効率的に振り分けることが可能となるため、障害に対する対応速度を向上することが可能となる。
また、障害対応システム10では、オペレータレベルの決定は自動取引装置100によって行われ、監視サーバ200は、自動取引装置100から受信したオペレータレベルに基づいて対応端末を選択する。この構成によれば、監視サーバ200にかかる負荷を低減することが可能となる。
また、障害対応システム10では、自動取引装置100において発生した障害を識別する処理コードに基づいて障害の重大度を決定し、決定した障害の重大度に基づいて障害対応にあたるオペレータに求められるオペレータレベルを決定する。この構成によれば、障害対応にあたるオペレータに求められるオペレータレベルをより精度良く決定することが可能となる。
また、障害対応システム10では、障害の緊急度を決定し、障害の重大度に加えて決定した障害の緊急度に基づいて障害対応にあたるオペレータに求められるオペレータレベルを決定する。この構成によれば、緊急度が高い障害に対して、障害対応能力の高いオペレータを振り分けることが可能となり、迅速な対応を行うことが可能となる。
また、障害対応システム10では、障害の重大度に加えて顧客重要度に基づいて障害対応にあたるオペレータに求められるオペレータレベルを決定する。この構成によれば、重要度の高い顧客に対して、障害対応能力の高いオペレータを振り分けることが可能となり、質の高いサービスを提供することが可能となる。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、自動取引装置100および監視サーバ200が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記憶装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記憶装置には、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープなどがある。光ディスクには、DVD、DVD−RAM、CD−ROM/RWなどがある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto-Optical disk)などがある。
プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROMなどの可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、ネットワークを介して接続されたサーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
また、上記の処理機能の少なくとも一部を、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)などの電子回路で実現することもできる。
1,10 障害対応システム
2,100,100a,100b… 自動取引装置
3 制御装置
4〜6,12a,12b… 対応端末
7 端末情報
11 ホスト装置
12 監視センタ
13 顧客情報管理サーバ
13a,121,221 制御部
13b 顧客重要度格納部
14 ネットワーク
200 監視サーバ
122 状態格納部
123 障害区分格納部
124 障害レベル格納部
125 障害発生回数格納部
126 ピーク度格納部
127 緊急度格納部
128 オペレータレベル格納部
222 端末情報格納部

Claims (6)

  1. 自動取引装置と制御装置とを含み、
    前記自動取引装置は、
    前記自動取引装置において発生した障害を識別する障害情報に基づいて、ホスト元帳更新状態と、媒体有無と、障害区分との組合せ毎に対応付けられた障害の重大度を決定し、
    前記重大度に基づいて、障害対応にあたるオペレータに求められる障害対応能力のレベルを決定し、
    前記レベルを前記制御装置へ送信し、
    前記制御装置は、
    複数の対応端末毎にログインしているオペレータの障害対応能力のレベルが対応付けられた端末情報を参照して、前記対応端末の中から、前記自動取引装置から受信した前記レベルのオペレータがログインしている対応端末を優先的に選択する、
    ことを特徴とする障害対応システム。
  2. 前記自動取引装置は、
    前記自動取引装置が配置されたエリアにおける自動取引装置の設置台数と、前記自動取引装置における障害発生回数と、前記自動取引装置における時間帯毎の取引の多さを示すピーク度との組合せ毎に対応付けられた障害の緊急度を決定し、
    前記重大度に加えて、前記緊急度に基づいて前記レベルを決定する、
    ことを特徴とする請求項記載の障害対応システム。
  3. 前記自動取引装置は、
    前記重大度に加えて、支店番号および口座番号によって顧客毎に対応付けられた顧客重要度に基づいて、前記レベルを決定する、
    ことを特徴とする請求項1または2記載の障害対応システム。
  4. 自動取引装置は、前記自動取引装置において発生した障害を識別する障害情報に基づいて、ホスト元帳更新状態と、媒体有無と、障害区分との組合せ毎に対応付けられた障害の重大度を決定し、
    前記重大度に基づいて、障害対応にあたるオペレータに求められる障害対応能力のレベルを決定し、
    前記レベルを制御装置へ送信し、
    複数の対応端末毎にログインしているオペレータの障害対応能力のレベルが対応付けられた端末情報を参照して前記制御装置が前記対応端末の中から選択した、送信した前記レベルのオペレータがログインしている対応端末と通信する、
    ことを特徴とする自動取引装置。
  5. 自動取引装置と制御装置とを含む障害対応システムにおける障害対応方法であって
    前記自動取引装置は、
    前記自動取引装置において発生した障害を識別する障害情報に基づいて、ホスト元帳更新状態と、媒体有無と、障害区分との組合せ毎に対応付けられた障害の重大度を決定し、
    前記重大度に基づいて、障害対応にあたるオペレータに求められる障害対応能力のレベルを決定し、
    前記レベルを前記制御装置へ送信し、
    前記制御装置は、
    複数の対応端末毎にログインしているオペレータの障害対応能力のレベルが対応付けられた端末情報を参照して、前記対応端末の中から、前記自動取引装置から受信した前記レベルのオペレータがログインしている対応端末を優先的に選択する、
    ことを特徴とする障害対応方法。
  6. 自動取引装置と制御装置とを含む障害対応システムにおける障害対応プログラムであって
    前記自動取引装置は、
    前記自動取引装置において発生した障害を識別する障害情報に基づいて、ホスト元帳更新状態と、媒体有無と、障害区分との組合せ毎に対応付けられた障害の重大度を決定し、
    前記重大度に基づいて、障害対応にあたるオペレータに求められる障害対応能力のレベルを決定し、
    前記レベルを前記制御装置へ送信し、
    前記制御装置は、
    複数の対応端末毎にログインしているオペレータの障害対応能力のレベルが対応付けられた端末情報を参照して、前記対応端末の中から、前記自動取引装置から受信した前記レベルのオペレータがログインしている対応端末を優先的に選択する、
    処理を実行させることを特徴とする障害対応プログラム。
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