JP2009289069A - 障害対応支援システム、障害対応支援方法、および障害対応支援プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】複数のシステムエラーが同時発生しても、優先的に対応すべきエラーを迅速かつ確実に判断して保守要員に通知する。
【解決手段】他システムで発生したエラーの属性情報をエラー属性情報を第1テーブル126に照合して、該当エラーについてのエラー対応内容を特定するエラー判定手段110と、前記特定したエラー対応内容のデータを第2テーブル129に照合してエラー対応内容の判定値を特定し当該判定値をエラー対応の優先度毎の所定基準値と比較し他システムで発生したエラーへの対応優先度を特定する優先度特定手段111と、他システムから受信したエラー属性情報を第3テーブル127、128に照合してエラー対応者端末の連絡先データを取得し当該連絡先データに宛ててエラー属性情報と該当エラーの対応優先度の情報とを送信する優先度通知手段112とから障害対応支援システム100を構成する。
【選択図】図2
【解決手段】他システムで発生したエラーの属性情報をエラー属性情報を第1テーブル126に照合して、該当エラーについてのエラー対応内容を特定するエラー判定手段110と、前記特定したエラー対応内容のデータを第2テーブル129に照合してエラー対応内容の判定値を特定し当該判定値をエラー対応の優先度毎の所定基準値と比較し他システムで発生したエラーへの対応優先度を特定する優先度特定手段111と、他システムから受信したエラー属性情報を第3テーブル127、128に照合してエラー対応者端末の連絡先データを取得し当該連絡先データに宛ててエラー属性情報と該当エラーの対応優先度の情報とを送信する優先度通知手段112とから障害対応支援システム100を構成する。
【選択図】図2
Description
本発明は、障害対応支援システム、障害対応支援方法、および障害対応支援プログラムに関し、具体的には、複数のシステムエラーが同時発生しても、優先的に対応すべきエラーを迅速かつ確実に判断して保守要員に通知する技術に関する。
システムに発生するエラー(障害)に対処する技術として、例えば、想定外の障害が発生した場合でも、ヘルプデスク等に別途問い合わせすることなく、発生した障害をリアルタイムに解決できるようにするとの課題の下、監視対象システムのクライアント上で稼動しているアプリケーションの障害および当該アプリケーションを動作させるインフラの障害を監視し、障害が発生したときに障害データを収集する障害監視手段と、上記障害監視手段により収集された障害データを障害履歴データベースとして記憶する障害履歴記憶手段と、上記障害履歴データベースに記憶された障害に対する対応内容のデータを対応履歴データベースとして記憶する障害対応履歴記憶手段と、上記障害監視手段により収集された障害データに基づいて、上記障害履歴データベースおよび上記対応履歴データベースを検索し、発生した障害に対する対応内容のデータを提供する履歴検索手段と、上記履歴検索手段により提供された情報を上記クライアントのアプリケーション画面に表示する表示手段とを備えたことを特徴とする障害対応システム(特許文献1参照)などが提案されている。
特開2004−38535号公報
ところで、近年のクライアントサーバシステムに代表される企業の基幹システムは、複数のシステムから構成されるのが一般的になっており、システム間で様々な情報が送受信されている。このようなシステムの複雑化に伴い、発生するシステムエラーも増加している。また、これに伴って、システムの保守業務も複雑化することとなる。しかし企業において、システムへの投資は減少傾向にあり、システム保守業務等も少人数での対応が求められているのが現状である。よって、システムエラー発生時の対応要員の数が不十分な企業が多い。
また、システム構築を担当した要員が保守業務を担当しない場合が多く、システムの仕組みに精通しておらず、対象システムにおける業務背景を理解できていない要員が保守業務を担当している場合も多々ある。
こうした状況下にある保守要員は、マニュアル化された対応方法に合致しないシステムエラーに対応するのは困難である。また、システムエラーに対応する時間も多く必要となる。特に、複数のシステムから構成されるクライアントサーバシステムにおいて、複数のシステムエラーが同時に発生した場合、マニュアル化された対応方法では対応に相当な時間を要することになる。システムエラーの内容によっては、早急に対応しなければならないが、前記保守要員による人為的な判断ではどのエラーについて優先的に対応すれば良いのか等判断がつかない場合もあり、システムエラーの対応順序を誤る場合もある。
そこで、本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、複数のシステムエラーが同時発生しても、優先的に対応すべきエラーを迅速かつ確実に判断して保守要員に通知する技術の提供を目的とする。
本発明の障害対応支援システムは、ネットワーク上の他システムと通信する通信装置と、他システムで発生したエラーに応じて必要な対応内容を定めた第1テーブルと、エラーに対し必要となる対応内容に応じた判定値を格納する第2テーブルと、エラー属性に応じて定めたエラー対応者端末の連絡先データを格納した第3テーブルと、を記憶する記憶装置と、前記通信装置により他システムと通信して、前記他システムで発生したエラーの属性情報を受信し、前記エラー属性情報を前記第1テーブルに照合して、該当エラーについてのエラー対応内容を特定する、エラー判定手段と、前記特定したエラー対応内容のデータを前記第2テーブルに照合して、前記エラー対応内容の判定値を特定し、当該判定値を、エラー対応の優先度毎の所定基準値と比較し、前記他システムで発生したエラーへの対応優先度を特定する優先度特定手段と、前記他システムから受信したエラー属性情報を前記第3テーブルに照合して、エラー対応者端末の連絡先データを取得し、当該連絡先データに宛てて、前記エラー属性情報と該当エラーの対応優先度の情報とを送信する、優先度通知手段と、を備えることを特徴とする。
また、前記障害対応支援システムにおいて、前記第1テーブルは、他システムでエラー発生が想定される箇所毎に、前記対応内容としてエラー対応期限と前記箇所の重要度とを定めたものであり、前記第2テーブルは、前記対応内容としてのエラー対応期限、エラー発生箇所の重要度、およびエラー発生頻度の各々の要素のデータ内容に応じた判定値を格納するものであり、前記エラー判定手段は、前記通信装置により他システムと通信して、前記他システムで発生したエラーの属性情報として、エラーの発生箇所、内容、および発生頻度を含むデータを受信し、前記エラーの発生箇所のデータを前記第1テーブルに照合し、該当エラー発生箇所についてのエラー対応内容としてエラー対応期限とエラー発生箇所の重要度とを特定するものであり、前記優先度特定手段は、前記特定したエラー対応期限および重要度のデータと、前記他システムから受信したエラー発生頻度のデータとを、前記第2テーブルに照合して、エラー対応期限、エラー発生箇所の重要度、およびエラー発生頻度の各々の要素の判定値を特定し、前記特定した各々の要素の判定値を合算し、当該合算値を、エラー対応の優先度毎の所定基準値と比較し、前記他システムで発生したエラーへの対応優先度を特定するものである、としてもよい。
また、前記障害対応支援システムにおいて、前記エラー判定手段は、他システムから受信した前記エラーの属性情報を記憶装置に蓄積すると共に、他システムから新たなエラー属性情報を受信するごとに、当該新たなエラー属性情報が含むエラー発生元たる他システムの情報とエラーの種別情報とを前記記憶装置中の格納済み属性情報と照合して、前記新たなエラー属性情報のうち、発生時期は異なるが同じ他システムの同じ種類のエラーについてのものを特定し、前記記憶装置中の該当エラー属性情報のレコードにおけるエラー発生頻度をインクリメントするものである、としてもよい。
また、前記障害対応支援システムにおいて、前記エラー判定手段は、他システムからのエラー属性情報の受信を所定時間毎に実行し、前記所定時間毎に受信できた複数の他システムからのエラー属性情報を記憶装置に格納し、この所定時間毎のエラー属性情報群を前記第1テーブルに照合して、前記エラー属性情報群を構成するエラー属性情報毎に該当エラーについてのエラー対応内容を特定するものであり、前記優先度特定手段は、前記エラー属性情報群のエラー属性情報毎に特定したエラー対応内容のデータを前記第2テーブルに照合して、前記エラー対応内容の判定値を特定し、当該判定値を、エラー対応の優先度毎の所定基準値と比較し、前記複数の他システムでそれぞれ発生したエラーへの対応優先度を特定するものであり、前記優先度通知手段は、前記複数の他システムから受信した各エラー属性情報を前記第3テーブルに照合して、各エラー属性情報に対応するエラー対応者端末の連絡先データを取得し、ここで取得した連絡先データのうち各エラー属性情報間で共通するものがあれば、該当連絡先データに宛てて、エラー属性情報とエラーへの対応優先度の情報とを、前記特定した対応優先度順に送信するものである、としてもよい。
また、本発明の障害対応支援方法は、コンピュータが、ネットワーク上の他システムと通信する通信装置と、他システムで発生したエラーに応じて必要な対応内容を定めた第1テーブルと、エラーに対し必要となる対応内容に応じた判定値を格納する第2テーブルと、エラー属性に応じて定めたエラー対応者端末の連絡先データを格納した第3テーブルと、を記憶する記憶装置とを備えて、前記通信装置により他システムと通信して、前記他システムで発生したエラーの属性情報を受信し、前記エラー属性情報を前記第1テーブルに照合して、該当エラーについてのエラー対応内容を特定する処理と、前記特定したエラー対応内容のデータを前記第2テーブルに照合して、前記エラー対応内容の判定値を特定し、当該判定値を、エラー対応の優先度毎の所定基準値と比較し、前記他システムで発生したエラーへの対応優先度を特定する処理と、前記他システムから受信したエラー属性情報を前記第3テーブルに照合して、エラー対応者端末の連絡先データを取得し、当該連絡先データに宛てて、前記エラー属性情報と該当エラーの対応優先度の情報とを送信する処理と、を実行することを特徴とする。
また、本発明の障害対応支援プログラムは、ネットワーク上の他システムと通信する通信装置と、他システムで発生したエラーに応じて必要な対応内容を定めた第1テーブルと、エラーに対し必要となる対応内容に応じた判定値を格納する第2テーブルと、エラー属性に応じて定めたエラー対応者端末の連絡先データを格納した第3テーブルと、を記憶する記憶装置とを備えるコンピュータに、前記通信装置により他システムと通信して、前記他システムで発生したエラーの属性情報を受信し、前記エラー属性情報を前記第1テーブルに照合して、該当エラーについてのエラー対応内容を特定するステップと、前記特定したエラー対応内容のデータを前記第2テーブルに照合して、前記エラー対応内容の判定値を特定し、当該判定値を、エラー対応の優先度毎の所定基準値と比較し、前記他システムで発生したエラーへの対応優先度を特定するステップと、前記他システムから受信したエラー属性情報を前記第3テーブルに照合して、エラー対応者端末の連絡先データを取得し、当該連絡先データに宛てて、前記エラー属性情報と該当エラーの対応優先度の情報とを送信するステップと、を実行させることを特徴とする。
その他、本願が開示する課題、及びその解決方法は、発明の実施の形態の欄、及び図面により明らかにされる。
本発明によれば、複数のシステムエラーが同時発生しても、優先的に対応すべきエラーを迅速かつ確実に判断して保守要員に通知することが可能となる。
−−−システム構成−−−
以下に本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は本実施形態における障害対応支援システム100を含むネットワーク構成図であり、図2は本実施形態の障害対応支援システム100のハードウェア構成例を示す図である。本実施形態における障害対応支援システム100(以下、システム100)は、複数のシステムエラーが同時発生しても、優先的に対応すべきエラーを迅速かつ確実に判断して保守要員に通知するコンピュータシステムである。
以下に本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は本実施形態における障害対応支援システム100を含むネットワーク構成図であり、図2は本実施形態の障害対応支援システム100のハードウェア構成例を示す図である。本実施形態における障害対応支援システム100(以下、システム100)は、複数のシステムエラーが同時発生しても、優先的に対応すべきエラーを迅速かつ確実に判断して保守要員に通知するコンピュータシステムである。
こうした前記システム100は、障害対応支援方法を実行する機能を実現すべく不揮発性メモリなどの記憶装置101に格納されたプログラム102をメモリ103に読み出し、演算装置たるCPU104により実行する。また、前記システム100は、コンピュータ装置が一般に備えている各種ボタン類、キーボードなどの入力インターフェイス105や、LEDやディスプレイなどの出力インターフェイス106を必要に応じて備え、さらにネットワーク140を介した他システム200やエラー対応者端末250らとの通信を担う通信装置107などを有するとしてよい。
続いて、前記システム100が例えばプログラム102に基づき構成・保持する手段につき説明を行う。各手段は、1つのサーバ装置等に一体に備わるとしてもよいが、ネットワーク140上に配置するコンピュータ群(前記システム100にあたるサーバ装置を含む)に分散配置し、そのうち一つのサーバ装置(システム100)の主導の下で協働する例も想定してよい。なお、前記システムは、記憶装置101において、後述するテーブル125〜130を記憶している。
こうした前記システム100は、前記通信装置107により他システム200と通信して、前記他システム200で発生したエラーの属性情報を受信し、前記エラー属性情報を前記第1テーブルたるエラー判定テーブル126に照合して、該当エラーについてのエラー対応内容を特定する、エラー判定手段110を備える。
また、前記システム100は、前記特定したエラー対応内容のデータを前記第2テーブルたる優先度条件管理テーブル129に照合して、前記エラー対応内容の判定値を特定し、当該判定値を、エラー対応の優先度毎の所定基準値と比較し、前記他システム200で発生したエラーへの対応優先度を特定する優先度特定手段111を備える。
また、前記システム100は、前記他システム200から受信したエラー属性情報を前記第3テーブルたる配信グループ管理テーブル127および配信先管理テーブル128に照合して、エラー対応者端末250の連絡先データを取得し、当該連絡先データに宛てて、前記エラー属性情報と該当エラーの対応優先度の情報とを送信する、優先度通知手段112を備える。
なお、前記エラー判定手段110は、前記通信装置107により他システム200と通信して、前記他システム200で発生したエラーの属性情報として、エラーの発生箇所、内容、および発生頻度を含むデータを受信し、前記エラーの発生箇所のデータを前記第1テーブルたるエラー判定テーブル126に照合し、該当エラー発生箇所についてのエラー対応内容としてエラー対応期限とエラー発生箇所の重要度とを特定するものとしてもよい。この時、前記優先度特定手段111は、前記特定したエラー対応期限および重要度のデータと、前記他システム200から受信したエラー発生頻度のデータとを、前記第2テーブルたる優先度条件管理テーブル129に照合して、エラー対応期限、エラー発生箇所の重要度、およびエラー発生頻度の各々の要素の判定値を特定し、前記特定した各々の要素の判定値を合算し、当該合算値を、エラー対応の優先度毎の所定基準値(優先度管理テーブル130)と比較し、前記他システム200で発生したエラーへの対応優先度を特定するとしてもよい。
また、前記エラー判定手段110は、他システム200から受信した前記エラーの属性情報を記憶装置101のエラー情報格納テーブル125に蓄積すると共に、他システム200から新たなエラー属性情報を受信するごとに、当該新たなエラー属性情報が含むエラー発生元たる他システム200の情報とエラーの種別情報とを前記記憶装置101のエラー情報格納テーブル125中の格納済み属性情報と照合して、前記新たなエラー属性情報のうち、発生時期は異なるが同じ他システム200の同じ種類のエラーについてのものを特定し、前記記憶装置101のエラー情報格納テーブル125中の該当エラー属性情報のレコードにおけるエラー発生頻度をインクリメントするとしてもよい。
また、前記エラー判定手段110は、他システム200からのエラー属性情報の受信を所定時間毎に実行し、前記所定時間毎に受信できた複数の他システム200からのエラー属性情報を記憶装置101に格納し、この所定時間毎のエラー属性情報群を前記第1テーブルたるエラー判定テーブル126に照合して、前記エラー属性情報群を構成するエラー属性情報毎に該当エラーについてのエラー対応内容を特定するものとしてもよい。
この場合、前記優先度特定手段111は、前記エラー属性情報群のエラー属性情報毎に特定したエラー対応内容のデータを前記第2テーブルたる優先度条件管理テーブル129に照合して、前記エラー対応内容の判定値を特定し、当該判定値を、エラー対応の優先度毎の所定基準値と比較し、前記複数の他システム200でそれぞれ発生したエラーへの対応優先度を特定するものとなる。
また、記優先度通知手段112は、前記複数の他システム200から受信した各エラー属性情報を前記第3テーブルたる配信グループ管理テーブル127および配信先管理テーブル128に照合して、各エラー属性情報に対応するエラー対応者端末250の連絡先データを取得し、ここで取得した連絡先データのうち各エラー属性情報間で共通するものがあれば、該当連絡先データに宛てて、エラー属性情報とエラーへの対応優先度の情報とを、前記特定した対応優先度順に送信するとしてもよい。
なお、これまで示した前記システム100における各手段110〜112は、ハードウェアとして実現してもよいし、メモリやHDD(Hard Disk Drive)などの適宜な記憶装置101に格納したプログラムとして実現するとしてもよい。この場合、システム100のCPU103がプログラム実行に合わせて記憶装置101より該当プログラム102をメモリ103に読み出して、これを実行することとなる。
−−−テーブル構造例−−−
次に、本実施形態におけるシステム100が利用するテーブルの構造について説明する。図3は、本実施形態の、(a)エラー情報格納テーブル125、(b)エラー判定テーブル126、(c)配信グループ管理テーブル127、(d)配信先管理テーブル128の各データ構造例を示す図であり、図4は、本実施形態の、(a)優先度条件管理テーブル129、(b)優先度管理テーブル130、の各データ構造例を示す図である。
次に、本実施形態におけるシステム100が利用するテーブルの構造について説明する。図3は、本実施形態の、(a)エラー情報格納テーブル125、(b)エラー判定テーブル126、(c)配信グループ管理テーブル127、(d)配信先管理テーブル128の各データ構造例を示す図であり、図4は、本実施形態の、(a)優先度条件管理テーブル129、(b)優先度管理テーブル130、の各データ構造例を示す図である。
前記エラー情報格納テーブル125は、前記システム100が他システム200から受信したエラー属性情報を格納するテーブルである。このエラー情報格納テーブル125は、例えば、システムを識別するID301と、エラーが発生したプログラム名302と、エラー発生月303と、エラーレベル304(エラー属性情報と該当エラーの対応優先度の情報との送信先のエラー対応者のレベル)と、前記エラー発生月にエラーが発生した発生頻度305と、エラーへの対応内容306を対応付けたレコードの集合体となっている。
また、前記第1テーブルたる前記エラー判定テーブル126は、他システム200でエラー発生が想定される箇所(ここではプログラム)毎に、前記対応内容としてエラー対応期限と前記箇所の重要度とを少なくとも定めたテーブルである。前記エラー判定テーブル126は、システムを識別するID401と、想定されるエラー発生箇所たるプログラム名402、エラー対応期限403、前記プログラムがシステムに占める重要度404、エラーの影響がおよぶシステム405、を対応付けたレコードの集合体となっている。前記重要度404は、例えば、システムハード障害、データ更新処理等に関連するプログラムについて「高」、業務影響度の低いデータ更新または業務影響度の高いレポートプログラム等について「中」、業務影響度の低いレポートプログラム等について「低」と設定する。
なお、前記エラー判定テーブル126の更新処理について説明しておく。図5はエラー判定テーブル126の更新フローを示す図である。ここで前記システム100は、エラー判定テーブル126の更新用のプログラムを起動させる(901)。このプログラムは、入力インターフェイス105から入力された、或いは他システム200から受信したエラー属性情報から読み取ったシステム、プログラムのID等をキーにエラー判定テーブル126でのエントリー検索処理を実行する(902)。前記検索処理の結果、前記システム、プログラムのID等のキーに合致する既存エントリーが存在した場合(902:YES、903:更新)は、前記プログラムが該当エントリー(レコード)の、対応期限、重要度、関連システム項目を更新する(905)。他方、入力インターフェイス105にて削除の指示が選択された場合(903:削除)、前記プログラムは、該当エントリーの削除を行う(906)。一方、前記ステップ902にて、合致するエントリーが存在しない場合(902:NO)、エントリーの追加を行う(904)。
また、前記配信グループ管理テーブル127は、配信先管理テーブル128と共に、前記第3テーブルを構成するテーブルである。この配信グループ管理テーブル127は、システムを識別するID501と、エラーレベル502、配信グループ503(エラー対応者のグループ)のデータが対応付けられたレコードの集合体となっている。
図6は配信グループ管理テーブル127の更新フローを示す図である。この場合、前記システム100は配信グループ管理テーブル127の更新プログラムを起動する(10001)。このプログラムは、入力インターフェイス105から入力されたシステム、エラーレベルのID等をキーに配信グループ管理テーブル127でのエントリー検索処理を実行する(1002)。前記検索処理の結果、前記システム、エラーレベルのID等のキーに合致する既存エントリーが存在した場合(1002:YES、1003:更新)は、前記プログラムが該当エントリー(レコード)の配信グループを更新する(1005)。他方、入力インターフェイス105にて削除の指示が選択された場合(1003:削除)、前記プログラムは、該当エントリーの削除を行う(1006)。一方、前記ステップ1002にて、合致するエントリーが存在しない場合(1002:NO)、エントリーの追加を行う(1004)。
また、前記配信先管理テーブル128は、上記配信グループ管理テーブル127と共に第3テーブルを構成するテーブルである。この配信先管理テーブル128は、配信グループを識別するID601と、配信先のエラー対応者端末300のメールアドレス402がそれぞれ対応付けられて記憶されている。
図7は配信先管理テーブル128の更新フローを示す図である。この場合、前記システム100は配信先管理テーブル128の更新プログラムを起動する(11001)。このプログラムは、入力インターフェイス105から入力された配信グループ項目のID等をキーに配信先管理テーブル128でのエントリー検索処理を実行する(1102)。前記検索処理の結果、前記配信グループ項目のID等のキーに合致する既存エントリーが存在した場合(1102:YES、1103:更新)は、前記プログラムが該当エントリー(レコード)の配信グループやメールアドレスを更新する(1105)。他方、入力インターフェイス105にて削除の指示が選択された場合(1103:削除)、前記プログラムは、該当エントリーの削除を行う(1106)。一方、前記ステップ1102にて、合致するエントリーが存在しない場合(1102:NO)、エントリーの追加を行う(1104)。
また、前記優先度条件管理テーブル129は、前記第2テーブルであり、エラーに対し必要となる対応内容としてのエラー対応期限、エラー発生箇所の重要度、およびエラー発生頻度の各々の要素のデータ内容に応じた判定値を格納するテーブルである。この優先度条件管理テーブル129は、対応優先度の条件ID701と、エラー対応期限、エラー発生箇所の重要度、およびエラー発生頻度の各々の要素を示す名称702、判定値1の情報703、判定値2の情報704、判定値3の情報705、判定値4の情報706、判定値5の情報707がそれぞれ対応付けられて記憶されている。
図8は優先度条件管理テーブル129の更新フローを示す図である。この場合、前記システム100は優先度条件管理テーブル129の更新プログラムを起動する(12001)。このプログラムは、入力インターフェイス105から入力された条件、名称のID等をキーに優先度条件管理テーブル129でのエントリー検索処理を実行する(1202)。前記検索処理の結果、前記条件、名称のID等のキーに合致する既存エントリーが存在した場合(1202:YES、1203:更新)は、前記プログラムが該当エントリー(レコード)の判定値1〜5を更新する(1205)。他方、入力インターフェイス105にて削除の指示が選択された場合(1203:削除)、前記プログラムは、該当エントリーの削除を行う(1206)。一方、前記ステップ1202にて、合致するエントリーが存在しない場合(1202:NO)、エントリーの追加を行う(1204)。
また、前記優先度管理テーブル130は、エラー対応の優先度毎の所定基準値を格納したテーブルである。この優先度管理テーブル130は、優先度801と、この優先度を決定する基準値(判定値ないし判定値の合算値との比較対象)802がそれぞれ対応付けて記憶されている。
図9は優先度管理テーブル130の更新フローを示す図である。この場合、前記システム100は優先度管理テーブル130の更新プログラムを起動する(13001)。このプログラムは、入力インターフェイス105から入力された優先度のID等をキーに優先度管理テーブル130でのエントリー検索処理を実行する(1302)。前記検索処理の結果、前記優先度のID等のキーに合致する既存エントリーが存在した場合(1302:YES、1303:更新)は、前記プログラムが該当エントリー(レコード)の基準値を更新する(1305)。他方、入力インターフェイス105にて削除の指示が選択された場合(1303:削除)、前記プログラムは、該当エントリーの削除を行う(1306)。一方、前記ステップ1302にて、合致するエントリーが存在しない場合(1302:NO)、エントリーの追加を行う(1304)。
−−−処理フロー例−−−
以下、本実施形態における障害対応支援方法の実際手順について、図に基づき説明する。なお、以下で説明する障害対応支援方法に対応する各種動作は、前記システム100がメモリ103に読み出して実行するプログラム102によって実現される。そしてこのプログラム102は、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。
以下、本実施形態における障害対応支援方法の実際手順について、図に基づき説明する。なお、以下で説明する障害対応支援方法に対応する各種動作は、前記システム100がメモリ103に読み出して実行するプログラム102によって実現される。そしてこのプログラム102は、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。
図10は本実施形態の障害対応支援方法の処理手順例1を示すフローチャートである。ここで、前記他システム200で何らかのシステムエラー(1)が発生した状況を想定する。この時、前記他システム200はネットワーク140を介して、前記システム100にエラー属性情報を送信してくる(s100)。
そこで、前記システム100のエラー判定手段110は、前記通信装置107により他システム200と通信して、前記他システム200で発生したエラー(1)の属性情報として、エラー(1)の発生箇所たるプログラム:"ZIF00001"、エラー内容(発生年月日:"2007/06"、エラーレベル"3")、および発生頻度:"10"、更には対応内容:"マスタ再設定"を含むデータを受信し、前記エラー情報格納テーブル125に格納する(s101)。
この時、前記エラー判定手段110は、他システム200(前記ステップs100でエラー属性情報を送信してきた他システムと同じもの)から新たなエラー属性情報を後に受信するごとに、当該新たなエラー属性情報が含むエラー発生元たる他システム200の情報(他システムのID)とエラーの種別情報(例えば、エラー発生箇所のプログラムやエラーレベルなど)とを前記記憶装置101のエラー情報格納テーブル125中の格納済み属性情報と照合する。そして、前記新たなエラー属性情報のうち、発生時期は異なるが同じ他システム200の同じ種類のエラーについてのものを特定し、前記記憶装置101のエラー情報格納テーブル125中の該当エラー属性情報のレコードにおけるエラー発生頻度をインクリメントする。このインクリメントは、前記新たなエラー属性情報が含む発生頻度が示す数値の分だけ実行される。
続いて、前記エラー判定手段110は、前記エラー属性情報が含むエラー(1)の発生箇所:"ZIF00001"、および前記他システム200のID"A"のデータを前記第1テーブルたるエラー判定テーブル126に照合する(s102)。そして、該当エラー発生箇所:"ZIF00001"についてのエラー対応内容としてエラー対応期限:"月次"とエラー発生箇所:"ZIF00001"の重要度:"低"、とを特定する(s103)。
この時、前記優先度特定手段111は、前記ステップs103で特定されたエラー対応期限:"月次"および重要度:"低"のデータと、前記他システム200から受信したエラー発生頻度:"10"(この場合、該当エラー属性情報が新規のエントリで発生頻度"10"が既存エントリのインクリメント対象とならずそのまま登録された)のデータとを、前記第2テーブルたる優先度条件管理テーブル129に照合する(s104)。この照合処理により、前記優先度特定手段111は、エラー対応期限:"月次"、エラー発生箇所:"ZIF00001"の重要度:"低"、およびエラー発生頻度:"10"の各々の要素の判定値を特定する(s105)。図4(a)の例であれば、エラー対応期限:"月次"の要素について判定値"2"、エラー発生箇所の重要度:"低"の要素について判定値"1"、エラー発生頻度:"10"の要素について判定値"1"を特定することとなる。
また、前記優先度特定手段111は、前記ステップs105で特定した各々の要素の判定値:"2"、"1"、"1"を合算して合算値"4"を得る(s106)。また、この合算値"4"を前記優先度管理テーブル130に照合し、前記他システム200で発生した前記エラー(1)への対応優先度を"3"と特定する(s107)。
また、前記システム100の優先度通知手段112は、前記他システム200から受信したエラー属性情報(他システム200のID"A"、エラーレベル"3")を前記第3テーブルたる配信グループ管理テーブル127に照合して、配信グループ"G3"を特定し、更に、この配信グループ"G3"のデータを配信先管理テーブル128に照合して、エラー対応者端末250の連絡先データ"Z01@xx.co.jp"を取得する(s108)。前記優先度通知手段112は、当該連絡先データ"Z01@xx.co.jp"に宛てて、前記エラー属性情報と該当エラーの対応優先度"3"の情報とを送信する(s109)。なお、この優先度通知手段112がエラー対応者端末250に送信するエラー属性情報としては、例えば、図11に示すエラー通知ファイル1800を想定できる。この図11の例のエラー通知ファイル1800は、エラー通知ファイルを一意に識別するコード1801、前記エラー(1)が発生した対象システム1802、発生時刻1803、優先度1804、エラーレベル1805、エラー(1)が発生したプログラム1806、前記エラー(1)が影響を及ぼす関連システム1807、エラーの対応内容1808、前記連絡先データたる配信宛先1809からなる。
このエラー通知ファイル1800を受け取ったエラー対応者端末300は、ディスプレイ等にこれを表示して(s110)、エラー対応者の閲覧に供することとなる。そしてこのエラー対応者はエラー通知ファイル1800を閲覧して、エラー対応をする前記他システム200"A"で発生したエラー(1)について優先度"3"を認識して必要な対応を実行に移すこととなる。その後、前記システム100から更に別のエラー(2)についてのエラー通知ファイル1800がエラー対応者端末300に送られてきた場合、エラー対応者は前記エラー(2)についての優先度(例えば"1")を認識して、前記エラー(1)とエラー(2)とで優先度の高いほう(本実施形態では数値の少ない方)を優先してエラー対応を実行すればよいこととなる。
−−−その他の例−−−
上記の実施例の他にも、以下のような例も想定できる。図12は、本実施形態の障害対応支援方法の処理手順例2を示すフローチャートである。この場合、前記システム100のエラー判定手段110は、他システム200からのエラー属性情報の受信を、例えば、1時間毎など所定時間毎に実行し、前記所定時間毎に受信できた複数の他システム200a〜200nからのエラー属性情報1〜nを記憶装置101に格納する(s200)。そして、この所定時間毎のエラー属性情報群を前記エラー判定テーブル126に照合して、前記エラー属性情報群を構成するエラー属性情報1〜n毎に該当エラーについてのエラー対応内容を特定する(s201)。
上記の実施例の他にも、以下のような例も想定できる。図12は、本実施形態の障害対応支援方法の処理手順例2を示すフローチャートである。この場合、前記システム100のエラー判定手段110は、他システム200からのエラー属性情報の受信を、例えば、1時間毎など所定時間毎に実行し、前記所定時間毎に受信できた複数の他システム200a〜200nからのエラー属性情報1〜nを記憶装置101に格納する(s200)。そして、この所定時間毎のエラー属性情報群を前記エラー判定テーブル126に照合して、前記エラー属性情報群を構成するエラー属性情報1〜n毎に該当エラーについてのエラー対応内容を特定する(s201)。
また前記優先度特定手段111は、前記エラー属性情報群のエラー属性情報1〜n毎に特定したエラー対応内容のデータを前記優先度条件管理テーブル129に照合して、前記エラー対応内容の判定値を特定する(s202)。そして、前記ステップs202で特定した判定値を前記優先度管理テーブル130に照合し、前記複数の他システム200a〜200nでそれぞれ発生したエラー1〜nへの対応優先度を特定する(s203)。例えば、エラー1の優先度"3"、エラー2の優先度"2"、エラー3の優先度"1"などと特定できる。
次に、記優先度通知手段112は、前記複数の他システム200a〜200nから受信した各エラー属性情報1〜nを前記配信グループ管理テーブル127に照合して配信グループを特定し、更にこの配信グループを前記配信先管理テーブル128に照合して、各エラー属性情報1〜nに対応するエラー対応者端末250の連絡先データを取得する(s204)。ここで取得した連絡先データが、エラー属性情報1に関するもの"Z01@xx.co.jp"、エラー属性情報2に関するもの"Z01@xx.co.jp"、エラー属性情報3に関するもの"Y01@xx.co.jp"、であったとする。
前記優先度通知手段112は、前記ステップs204で取得した連絡先データのうち各エラー属性情報間で共通するもの、つまりエラー属性情報1および2に関するもの"Z01@xx.co.jp"、を特定する(s205)。そしてここで特定した連絡先データ"Z01@xx.co.jp"に宛てて、エラー属性情報1および2と、該当エラーへの対応優先度の情報"3"、"2"とを、前記特定した対応優先度順に送信する(s206)。この例の場合、エラー属性情報1に対応する対応優先度"3"、エラー属性情報2に対応する対応優先度"2"となっているから、前記優先度通知手段112は、対応優先度の高い、エラー属性情報2についてのエラー通知ファイル1800の送信を先に実行する。また、前記優先度通知手段112は、前記エラー属性情報2についてのエラー通知ファイル1800の送信以降、所定時間経過後にエラー属性情報1についてのエラー通知ファイル1800の送信を実行する。このような処理を行えば、エラー対応者側で、対応優先度の高いエラーについて先に作業を開始した後により優先度の低いエラーについて対応を開始するといったことが容易となる。
以上、本実施形態によれば、複数のシステムエラーが同時発生しても、優先的に対応すべきエラーを迅速かつ確実に判断して保守要員に通知することが可能となる。
以上、本発明の実施の形態について、その実施の形態に基づき具体的に説明したが、これに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
100 障害対応支援システム
101 記憶装置
102 プログラム
103 メモリ
104 CPU
105 入力インターフェイス
106 出力インターフェイス
107 通信装置
110 エラー判定手段
111 優先度特定手段
112 優先度通知手段
125 エラー情報格納テーブル
126 エラー判定テーブル
127 配信グループ管理テーブル
128 配信先管理テーブル
129 優先度条件管理テーブル
130 優先度管理テーブル
140 ネットワーク
200 他システム
250 エラー対応者端末
101 記憶装置
102 プログラム
103 メモリ
104 CPU
105 入力インターフェイス
106 出力インターフェイス
107 通信装置
110 エラー判定手段
111 優先度特定手段
112 優先度通知手段
125 エラー情報格納テーブル
126 エラー判定テーブル
127 配信グループ管理テーブル
128 配信先管理テーブル
129 優先度条件管理テーブル
130 優先度管理テーブル
140 ネットワーク
200 他システム
250 エラー対応者端末
Claims (6)
- ネットワーク上の他システムと通信する通信装置と、
他システムで発生したエラーに応じて必要な対応内容を定めた第1テーブルと、エラーに対し必要となる対応内容に応じた判定値を格納する第2テーブルと、エラー属性に応じて定めたエラー対応者端末の連絡先データを格納した第3テーブルと、を記憶する記憶装置と、
前記通信装置により他システムと通信して、前記他システムで発生したエラーの属性情報を受信し、前記エラー属性情報を前記第1テーブルに照合して、該当エラーについてのエラー対応内容を特定する、エラー判定手段と、
前記特定したエラー対応内容のデータを前記第2テーブルに照合して、前記エラー対応内容の判定値を特定し、当該判定値を、エラー対応の優先度毎の所定基準値と比較し、前記他システムで発生したエラーへの対応優先度を特定する優先度特定手段と、
前記他システムから受信したエラー属性情報を前記第3テーブルに照合して、エラー対応者端末の連絡先データを取得し、当該連絡先データに宛てて、前記エラー属性情報と該当エラーの対応優先度の情報とを送信する、優先度通知手段と、
を備えることを特徴とする障害対応支援システム。 - 前記第1テーブルは、他システムでエラー発生が想定される箇所毎に、前記対応内容としてエラー対応期限と前記箇所の重要度とを定めたものであり、
前記第2テーブルは、前記対応内容としてのエラー対応期限、エラー発生箇所の重要度、およびエラー発生頻度の各々の要素のデータ内容に応じた判定値を格納するものであり、
前記エラー判定手段は、前記通信装置により他システムと通信して、前記他システムで発生したエラーの属性情報として、エラーの発生箇所、内容、および発生頻度を含むデータを受信し、前記エラーの発生箇所のデータを前記第1テーブルに照合し、該当エラー発生箇所についてのエラー対応内容としてエラー対応期限とエラー発生箇所の重要度とを特定するものであり、
前記優先度特定手段は、前記特定したエラー対応期限および重要度のデータと、前記他システムから受信したエラー発生頻度のデータとを、前記第2テーブルに照合して、エラー対応期限、エラー発生箇所の重要度、およびエラー発生頻度の各々の要素の判定値を特定し、前記特定した各々の要素の判定値を合算し、当該合算値を、エラー対応の優先度毎の所定基準値と比較し、前記他システムで発生したエラーへの対応優先度を特定するものである、
ことを特徴とする請求項1に記載の障害対応支援システム。 - 前記エラー判定手段は、他システムから受信した前記エラーの属性情報を記憶装置に蓄積すると共に、他システムから新たなエラー属性情報を受信するごとに、当該新たなエラー属性情報が含むエラー発生元たる他システムの情報とエラーの種別情報とを前記記憶装置中の格納済み属性情報と照合して、前記新たなエラー属性情報のうち、発生時期は異なるが同じ他システムの同じ種類のエラーについてのものを特定し、前記記憶装置中の該当エラー属性情報のレコードにおけるエラー発生頻度をインクリメントするものである、ことを特徴とする請求項2に記載の障害対応支援システム。
- 前記エラー判定手段は、他システムからのエラー属性情報の受信を所定時間毎に実行し、前記所定時間毎に受信できた複数の他システムからのエラー属性情報を記憶装置に格納し、この所定時間毎のエラー属性情報群を前記第1テーブルに照合して、前記エラー属性情報群を構成するエラー属性情報毎に該当エラーについてのエラー対応内容を特定するものであり、
前記優先度特定手段は、前記エラー属性情報群のエラー属性情報毎に特定したエラー対応内容のデータを前記第2テーブルに照合して、前記エラー対応内容の判定値を特定し、当該判定値を、エラー対応の優先度毎の所定基準値と比較し、前記複数の他システムでそれぞれ発生したエラーへの対応優先度を特定するものであり、
前記優先度通知手段は、前記複数の他システムから受信した各エラー属性情報を前記第3テーブルに照合して、各エラー属性情報に対応するエラー対応者端末の連絡先データを取得し、ここで取得した連絡先データのうち各エラー属性情報間で共通するものがあれば、該当連絡先データに宛てて、エラー属性情報とエラーへの対応優先度の情報とを、前記特定した対応優先度順に送信するものである、
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の障害対応支援システム。 - コンピュータが、
ネットワーク上の他システムと通信する通信装置と、
他システムで発生したエラーに応じて必要な対応内容を定めた第1テーブルと、エラーに対し必要となる対応内容に応じた判定値を格納する第2テーブルと、エラー属性に応じて定めたエラー対応者端末の連絡先データを格納した第3テーブルと、を記憶する記憶装置とを備えて、
前記通信装置により他システムと通信して、前記他システムで発生したエラーの属性情報を受信し、前記エラー属性情報を前記第1テーブルに照合して、該当エラーについてのエラー対応内容を特定する処理と、
前記特定したエラー対応内容のデータを前記第2テーブルに照合して、前記エラー対応内容の判定値を特定し、当該判定値を、エラー対応の優先度毎の所定基準値と比較し、前記他システムで発生したエラーへの対応優先度を特定する処理と、
前記他システムから受信したエラー属性情報を前記第3テーブルに照合して、エラー対応者端末の連絡先データを取得し、当該連絡先データに宛てて、前記エラー属性情報と該当エラーの対応優先度の情報とを送信する処理と、
を実行することを特徴とする障害対応支援方法。 - ネットワーク上の他システムと通信する通信装置と、他システムで発生したエラーに応じて必要な対応内容を定めた第1テーブルと、エラーに対し必要となる対応内容に応じた判定値を格納する第2テーブルと、エラー属性に応じて定めたエラー対応者端末の連絡先データを格納した第3テーブルと、を記憶する記憶装置とを備えるコンピュータに、
前記通信装置により他システムと通信して、前記他システムで発生したエラーの属性情報を受信し、前記エラー属性情報を前記第1テーブルに照合して、該当エラーについてのエラー対応内容を特定するステップと、
前記特定したエラー対応内容のデータを前記第2テーブルに照合して、前記エラー対応内容の判定値を特定し、当該判定値を、エラー対応の優先度毎の所定基準値と比較し、前記他システムで発生したエラーへの対応優先度を特定するステップと、
前記他システムから受信したエラー属性情報を前記第3テーブルに照合して、エラー対応者端末の連絡先データを取得し、当該連絡先データに宛てて、前記エラー属性情報と該当エラーの対応優先度の情報とを送信するステップと、
を実行させることを特徴とする障害対応支援プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008141534A JP2009289069A (ja) | 2008-05-29 | 2008-05-29 | 障害対応支援システム、障害対応支援方法、および障害対応支援プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008141534A JP2009289069A (ja) | 2008-05-29 | 2008-05-29 | 障害対応支援システム、障害対応支援方法、および障害対応支援プログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2009289069A true JP2009289069A (ja) | 2009-12-10 |
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ID=41458223
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2008141534A Pending JP2009289069A (ja) | 2008-05-29 | 2008-05-29 | 障害対応支援システム、障害対応支援方法、および障害対応支援プログラム |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2009289069A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013250704A (ja) * | 2012-05-31 | 2013-12-12 | Fujitsu Frontech Ltd | 障害対応システム、自動取引装置、障害対応方法、および、障害対応プログラム |
JP2020191892A (ja) * | 2020-08-12 | 2020-12-03 | 積水化学工業株式会社 | 用水管理装置 |
-
2008
- 2008-05-29 JP JP2008141534A patent/JP2009289069A/ja active Pending
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