JP2005122593A - Atmの遠隔管理方法、管理システム及びatm - Google Patents

Atmの遠隔管理方法、管理システム及びatm Download PDF

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Abstract

【課題】 遠隔管理によってATM毎に適正な在高を予め演算して各ATMの補充金額を適正な範囲に管理し、ATMの現金補充作業を簡素化・平準化して短時間で行うことができるようにする。
【解決手段】 複数のATMの在高を算出するための条件を各ATMの識別情報に関連付けて夫々設定する条件設定部36と、設定した条件を、設定条件毎の在高を格納した在高算定テーブル18に適用して各ATMの在高を夫々演算する在高演算部37と、複数のATMに対して所定期間内の入出金の精算を指示する精算指示部38と、これらのATMから精算済みの入出金データを各ATMの識別情報と共に取得し、取得したデータに基づいて各ATMの予測残高を算出する予測残高算出部39と、算出された各ATMの予測残高を、前記演算された各ATMの在高から減算して補充すべき補充金額を前記識別情報に関連付けて算出する補充金額算出部40とを備えた。
【選択図】 図2

Description

本発明は、金融機関が設置する多数のATMの在高や補充金額をホストコンピュータによって遠隔的に管理する方法、管理するシステム及び遠隔管理可能なATMに関する。
多くの金融機関は、店舗における窓口業務の削減と顧客サービスの向上を図るため、店舗内外にATM(Automated Teller Machine)機やCD(Cash Dispenser)機(現金自動預払い機、現金自動支払機。以下「ATM」と総称する」)を多数設置している。このATMは、一般的に入金よりも出金の方が圧倒的に多いため、定期的に所定の在高まで現金を補充する必要がある。ここで在高とは、ATMの現金スタッカに格納しておく紙幣の最大額を言い、複数の金種(千円、二千円、五千円、万円)の合計金額を指す。この在高は、ATMの機種毎に設定されている現金スタッカの最大格納金額(フル枚数)の範囲内で各金融機関によって設定されるものである。金融機関は、ATMの設置場所等に基づいて予め在高を設定しておき、この在高とATMの稼動状況を見ながら定期的に現金を補充するようにしている。
このようなATMの在高の管理方法として、以下の参考文献がある。
特開平5−205137号公報
特開2002−92316号公報
特開2003−85368号公報
例えば、上記した特許文献1では、ATMの在高(補充額)を休日・給料日などの装置運用日の属性で変更することで、ATMに収納される紙幣券を過不足のない適正な枚数範囲に管理することを可能にしている。
ところで、ATMに現金を補充する作業は、多くの金融機関が運送業者や警備会社に委託している。また、ATMには、偽造紙幣等の流通を防止するため、入金は受付けたが出金には適さない紙幣や硬貨(以下「紙幣」と総称する)を回収しておくリジェクトボックスが内蔵されている。金融機関では、ATMの入出金を精査するには、ATMにおける取引のデータ(ジャーナルデータ)と、このリジェクトボックスに回収された紙幣及び現金カセット内の残高紙幣とを突合わせる必要がある。そのため、金融機関は、上記現金の補充作業に加えて作業者にリジェクトボックスの回収も委託していることが多い。従って、ATM設置現場での現金補充作業は極力簡素化・平準化して、金融機関以外の者であっても補充ミスや現金事故を起こさないように配慮する必要がある。
また、このような補充作業の報酬は、作業を完了したATMの台数単位ではなく、1便(トラック1台)1日を基準に設定される場合が多い。そのため、業務を委託する金融機関としては、補充作業を短時間で完了させて1日にできるだけ多くのATMの作業を行わせてコストダウンを図りたいという要請がある。また、補充作業の間はユーザがATMを利用できないため、作業時間の短縮は顧客サービスとATMの稼働率の観点からも重要である。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、ホストコンピュータによる遠隔管理によって個々のATM毎に適正な在高を予め演算して各ATMの補充金額を適正な範囲に管理できると共に、ATMの現金補充作業を簡素化・平準化して短時間で行うことができるATMの遠隔管理方法、管理システム及びATMを提供することを目的とするものである。
この発明は、上述のような事情に鑑みてなされたものであり、その第1の主要な観点によれば、複数の現金自動預払機(ATM)を、これらのATMと通信可能な管理用ホストコンピュータによって遠隔管理する方法であって、前記複数のATMに格納すべき資金の額(在高)を算出するための条件を各ATMの識別情報に関連付けて夫々設定する条件設定工程と、設定した条件を、設定条件毎の在高を格納した在高算定テーブルに適用して各ATMの在高を夫々演算する在高演算工程と、複数のATMに対して所定期間内の入出金の精算を指示する精算指示工程と、これらのATMから精算済みの入出金データを各ATMの識別情報と共に取得し、取得したデータに基づいて各ATMの予測残高を算出する予測残高算出工程と、算出された各ATMの予測残高を、前記演算された各ATMの在高から減算して補充すべき補充金額を前記識別情報に関連付けて算出する補充金額算出工程と
を備えたことを特徴とする方法が提供される。
このような構成によれば、管理用ホストコンピュータによって在高算出の条件として、補充作業予定日時、ATMエリア属性、イベントの発生等をATM毎に設定する。この設定条件を在高テーブルに適用することで、そのATMの適正在高を演算する。また、複数のATMに対して入出金の精算を指示し、入出金データからATM毎の理論残高を算出した結果を取得する事も、ATMに内蔵された紙幣計数用の空スタッカに残存紙幣を一旦移送し、元のスタッカに戻しながら残存紙幣を計数(計数できなかった紙幣は、前記リジェクトボックスに回収)する事も可能とする。前者のデータからATMの残高を減算することでそのATMに補充すべき金額が算出される。このような適正在高の演算やATMの自動精算及び補充金額の算出を全て管理用ホストコンピュータからの遠隔操作によって実行することで、現場での作業(ATMが自ら実行する処理や作業者の作業)を最小限に抑えることができる。
この発明の1の実施形態によれば、前記精算指示工程は、前記条件設定工程でATMの在高の算出条件を設定した場合に当該ATMに対して入出金の精算を指示するものである。これにより、在高の演算とATMの精算とを連動させることができるようになる。
別の1の実施形態によれば、前記精算指示工程は、ATM毎に設定された精算のタイミングに基づいて精算を指示するものである。これにより、ATMの稼動率(取引量等)や属性などに基づいて精算のタイミングを個別に設定できるようになる。
別の1の実施形態によれば、さらに、前記入出金の精算が指示された複数のATMから精算処理のステータスを取得して精算障害が発生しているかを監視する精算ステータス監視手段を備えた。これにより、精算処理が円滑に行われているかを遠隔管理できるようになる。
別の1の実施形態によれば、さらに、特定の日に補充金額の補充作業を行うべき1又は2以上のATMを選択するATM選択工程と、選択された1又は2以上のATMについて前記補充金額算出工程で算出された補充金額を合算して前記特定の日における補充合計金額を算出する工程とを備えた。ここで、前記ATM選択工程は、複数のATMを含むグループ単位で1又は2以上のATMを選択するものであることが好ましい。
これにより、エリアや稼動率等の属性で複数のATMをグループにまとめ、このグループ単位で特定の日における補充金額の合計を算出できる。また、補充合計額に基づいて、補充用の紙幣カセットの必要本数を容易に把握できるようになり、補充作業を効率的に行え、補充金額を最小限に抑えることが可能になる。
別の1の実施形態によれば、前記ATMは、入金を受け付けた紙幣若しくは硬貨のうち出金に適さない紙幣及び/若しくは硬貨を回収する複数のリジェクトボックスを内蔵しており、前記精算指示工程は、前記紙幣及び/若しくは硬貨を回収した一のリジェクトボックスの稼動を停止し、他のリジェクトボックスの稼動を指示する切替指示情報を当該ATMに対して出力するリジェクトボックス切替指示工程を備えた。ここで、前記精算指示工程は、複数のATM毎の切替え要否を一覧表示したリジェクトボックスの切替工程表を各ATMの識別情報に関連付けて出力する切替工程表出力工程を備えることが好ましい。
これにより、ATMの精算とリジェクトボックスの切替を連動させることができる。また、現金の補充作業の際にリジェクトボックスも回収する場合に、作業者に切替工程表を参照させることで、回収漏れや回収ミスを有効に防止できる。
この発明の第2の主要な観点によれば、金融機関が設置して管理する現金自動預払機(ATM)であって、このATMを遠隔管理するホストコンピュータから所定期間内の入出金の精算の指示を受付けたことに基づいて、入出金データを格納するジャーナルデータ格納手段から所定期間内の入出金データを抽出して精算する精算手段と、精算結果を当該ATMの識別情報と共に前記ホストコンピュータに送信する精算結果送信手段と、前記ホストコンピュータが前記精算結果に基づいて算出したこのATMの補充金額のデータを取得して格納する補充金額格納手段と、現金を格納する現金スタッカに現金を補充する旨の信号を検出することで補充作業の開始を判定する補充作業開始判定手段と、補充作業開始と判定した場合に、前記補充金額格納手段から補充金額のデータを抽出し、補充作業を行う作業員が投入した現金補充用の現金カセットから前記抽出した補充金額に相当する現金を前記現金スタッカに移送する補充実行手段とを備えたことを特徴とするATMが提供される。
このような構成によれば、上記した第1の観点における方法を実現するのに好適なATMを得ることができる。
この発明の第3の主要な観点によれば、金融機関が設置して管理する現金自動預払機(ATM)であって、所定のタイミングで、入出金データを格納するジャーナルデータ格納手段から所定期間内の入出金データを抽出して精算する精算手段と、精算結果を当該ATMの識別情報と共に格納する精算結果登録手段と、現金を格納する現金スタッカに現金を補充する作業者に操作用画面を提示して、当該ATMの在高の設定条件の入力を受付ける設定条件入力受付手段と、受付けた設定条件を、設定条件毎の在高を格納した在高算定テーブルに適用して在高を演算する在高演算手段と、演算された在高と、前記精算済みの入出金データとに基づいて、前記現金スタッカに補充すべき補充金額を算出する補充金額算出手段とを備えたことを特徴とするATMが提供される。
このような構成によれば、ATMに特有の設定条件に基づいて適性な在高を演算(変更)可能なATMを得ることができる。
この発明の第4の主要な観点によれば、複数の現金自動預払機(ATM)を、これらのATMと通信可能な管理用ホストコンピュータによって遠隔管理するシステムであって、
前記複数のATMに格納すべき資金の額(在高)を算出するための条件を各ATMの識別情報に関連付けて夫々設定する条件設定手段と、設定した条件を、設定条件毎の在高を格納した在高算定テーブルに適用して各ATMの在高を夫々演算する在高演算手段と、複数のATMに対して所定期間内の入出金の精算を指示する精算指示手段と、これらのATMから精算済みの入出金データを各ATMの識別情報と共に取得し、取得したデータに基づいて各ATMの予測残高を算出する予測残高算出手段と、算出された各ATMの予測残高を、前記演算された各ATMの在高から減算して補充すべき補充金額を前記識別情報に関連付けて算出する補充金額算出手段とを備えたことを特徴とするシステムが提供される。
このような構成によれば、上記した第1の観点における方法を好適に実現できる管理システムを得ることができる。
本発明によれば、ホストコンピュータによる遠隔管理によって個々のATM毎に適正な在高を予め演算して各ATMの補充金額を適正な範囲に管理できると共に、ATMの現金補充作業を簡素化・平準化して短時間で行うことができるATMの遠隔管理方法、管理システム及びATMを提供することができる。
なお、この発明の更なる別の特徴は、以下の発明を実施するための最良の形態の項を添付した図面と共に参酌することでより明確に理解される。
以下、この発明の実施形態を図面を参照して説明する。
(概要)
図1は、本実施形態の全体イメージを示しており、符号1で示すATM管理システムは金融機関が設置した管理センタ2のホストコンピュータに備えられており、この金融機関の勘定系ネットワーク3を通じて、多数のATM4、4を遠隔的に管理している。ここで、ATM4は、コンビニエンスストアやスーパーマーケットなどの店舗に設置されたものや、金融機関の支店・営業店5内に設置されたものの両方が含まれる。これらのATM4を統括管理する金融機関は、支店・営業店5のATM総合モニタ6(端末)を通じて、前記ATM管理システム1の管理状況をモニタリングすることができるようになっている。また、この実施形態では、ATM管理システム1は前記ATM総合モニタ6を介して多数のATM4、4を間接的に管理するようにしている。このような分散管理により、ホストコンピュータの負荷を軽減して高速処理を実現すると共に、例えば各営業店毎にATM4を直接管理できるようにしている。以下においては、ATM管理システム1によるATM4の直接管理と、ATM総合モニタ6を介した間接的な管理とを区別せずに説明する。
(ATM管理システムの構成)
このようなATM4の遠隔管理を行うため、本システム1は図2に示すような構成を備えている。このシステム1は、前記管理センタ2のホストコンピュータにインストールされたコンピュータプログラムとこのホストコンピュータのハードウェアとによって構成される。
すなわち、このシステム1は、CPU10、RAM11、入出力装置12及び通信デバイス13が接続されたバス14に、データ格納部15及びプログラム格納部16が夫々接続されて構成されている。
前記データ格納部15は、前記入出力装置12を通じて金融機関のオペレータから入力される在高の設定条件や、他のコンピュータから取得する設定条件毎の在高を格納する在高算定テーブル18と、このシステム1が管理する全てのATM4の属性情報や稼動データ等を格納するATM情報格納部19とを備えている。
在高算定テーブル18は、本実施形態では、図3に示すように、ATMの精算や補充が指定された日の属性21及びATMが設置されたエリアの属性22、ATMの機種23、1日当りのATMの平均出金額24や最大出金額25、ATMの設置形態26及びイベント発生27が設定条件として在高算定テーブル18に格納されている。
ここで、指定日の属性21とエリア属性22とは密接に関連するため、個々の組合せ毎に在高が設定されている。例えば、同じ「平日」であっても、オフィス街のコンビニエンスストア等に設置されているATMでは、住宅街のATMに比べて取引量が大きいことが容易に理解できる。逆に、「休日」ではオフィス街は利用者が激減するのに対し、住宅街や繁華街では利用者が増大するため、それに比例して取引量も増える。このように指定された日の属性21とATMが設置されたエリア属性22とを組合せることで、ATM毎に適正な在高を設定することが可能になる。
これ以外の設定条件23〜27は前記在高の修正係数として登録されており、条件が設定された場合にのみ、前記在高に各修正係数が乗算される。これらの修正係数は、在高が補充金額算定の基礎となることを考慮して設定されている。例えば、ATM機種23では、Aタイプは現金の預入と払出しの両方ができるタイプであり、Bタイプは払出し専用機(CD機)であるため、Bタイプの在高が大きくなるように係数が設定される。以下においては、このATM機種23と1日当りの平均出金額24が修正係数として設定された例を説明する。
前記ATM情報格納部19は、具体的には、図4に示すように、ATM4が設置されるエリア属性22、ATMの機種23、各ATMの1日当りの平均出金額24、最大出金額25、設置形態26、前回補充日27及び次回補充予定日28、精算ステータス29の各情報が、ATM−ID30に関連付けられて格納されている。また、本実施形態では、複数のATM4が同一のグループID31(Gr.ID)で管理されている。
また、図2に示すプログラム格納部16は、メインプログラムの他、ATM選択部35、条件設定部36、在高演算部37、精算指示部38、予測残高算出部39、補充金額算出部40及び精算ステータス監視部41を備えている。
ATM選択部35は、特定の日に補充金額の補充作業を行うべき1又は2以上のATM4を選択するものである。本実施形態では、複数のATM4が含まれるグループ単位で複数のATM4が選択される。このグループは、設置されたエリアや、図4に示したATMの情報(機種等)等に基づいて予め設定される。1台のATMが複数のグループに属するように設定することも可能である。
条件設定部36は、選択された複数のATM4(1又は2以上のグループ)の在高を算出するための条件(本実施形態では、指定日の属性21、エリア属性22、ATM機種23及び1日当りの平均出金額24)を各ATM4のID30に関連付けて夫々設定するものである。
在高演算部37は、上記設定された指定日の属性21及びエリア属性22を前記在高算定テーブル18に適用して各ATM4の在高を取得すると共に、各ATM4の平均出金額24に基づく修正係数を乗じて在高を演算するものである。
精算指示部38は、選択されたATM4に対して所定期間内の入出金の精算を指示するものである。このATM4の選択は、金融機関のオペレータが個別に選択する場合の他、各ATM4毎に予め設定された所定の日時(精算予約日時)が到来した場合や、前回精算時から所定期間経過した場合等に該当するATM4が前記ATM情報格納部19から検索・選択される。また、前記条件設定部36がATM4の在高の算出条件を設定した場合(補充日の選択等)にこれに連動して当該ATM4に対して入出金の精算を指示するようにしても良い。
また、この精算指示部38は、ATM4に備えられている、紙幣及び/若しくは硬貨を回収した一のリジェクトボックス52aの稼動を停止し、他のリジェクトボックス52bの稼動を指示する切替指示情報を当該ATM4に対して出力するリジェクトボックス切替指示部42と、複数のATM4毎の切替え要否を一覧表示したリジェクトボックス52の切替作業表を各ATM4のID30に関連付けて出力する切替表出力部43とを備えている。この切替作業表を現金の補充作業を行う作業者に渡すことで、リジェクトボックス52の切替ミスを有効に防止できるものである。
予測残高算出部39は、ATM4から精算済みの入出金データを各ATM4のID30と共に取得し、取得したデータに基づいて各ATM4の予測残高を算出するものである。ここで、予測残高としているのは、前記のように、入金は受付けたが出金に適さない紙幣や紙幣計数の過程で計数できなかった紙幣はリジェクトボックス52に回収されるため、入出金を記録したジャーナルデータと現金スタッカ内の紙幣の残高とが整合しない場合が多い。リジェクトボックス52内の紙幣のカウントをリモートで指示することも可能ではあるが、そもそも出金に適さず若しくは計数できずに回収された紙幣であるため、カウントするのに時間がかかると共に正確性に欠けるおそれがある。そのため、本実施形態のATM管理システム1では、精算済みの入出金データに基づいて現金スタッカに残存している予測残高を算出することにし、これに基づいて各ATM4の補充金額を算出することにしたものである。
補充金額算出部40は、算出された各ATM4の予測残高を、前記演算された各ATM4の在高から減算して補充すべき補充金額を前記ATM−ID30に関連付けて算出するものである。
また、この補充金額算出部40は、ATM選択部35によって選択された複数のATM4(グループ)について、この補充金額算出部40で算出された補充金額を合算して、前記指定された日における補充合計金額を算出する補充合計額算出部44を備えている。この補充合計金額に基づいて、作業者(運送業者等)に対して、特定の補充作業日において所定額(例えば、5000万円)の現金が充填された紙幣カセットが何本必要かを指定できる。作業者は、ATM毎の補充金額を意識することなく、この紙幣カセットをATMに装填するだけで、所定の補充金額をATMに移送させることができる。
精算ステータス監視部41は、精算指示部38によって入出金の精算が指示された複数のATM4から、精算処理のステータスを所定周期(例えば、10秒毎)で受信して精算障害が発生しているかを監視するものである。具体的には、「精算中」「処理完了」「障害発生」の各ステータスデータをATM−ID30と共に取得して前記ATM情報格納部19の精算ステータス29のフィールドに登録するものである。この精算ステータス29は、精算が指示されたATM4については最初のステータスを受信した時に「処理完了」のステータスが「精算中」に書換えられ、前記ステータスを受け取った場合に随時更新される。また、精算が指示されてから、若しくは先のステータスを受信してから所定の待機時間(例えば、60秒)を経過してもステータスを受信しなかった場合は「タイムアウト」と判定して、前記精算指示部38に対して再度指示を送信する指令を出力する。後者の場合は、精算ステータスが「処理完了」に書戻され、最初のステータスを受信した時に再度「精算中」に書換えられる。さらに、「障害発生」のステータスを受信した時は、この精算ステータス監視部41は、前記入出力装置(ディスプレイ)12に警告メッセージを表示させる。このような精算処理は、紙幣を計数する場合では数分間、ジャーナルデータで精算する場合は数秒で完了する。以下においては、紙幣を計数する場合を説明する。
(ATMの構成)
図4に本実施形態に係るATMの概略構成を示す。ATM自体の構成や機能は従来周知であるので、以下においては本実施形態に関連する構成及び機能を中心に説明する。
この図4(A)は、ATMの背面に設けた作業用開閉扉を開いた状態を示す模式図であり、(B)は、後述する紙幣ユニットを側面から見た模式図である。このATM4は、挿入されたキャッシュカードの磁気データを読取るカードユニット45、ジャーナルデータをCD−Rなどの電子媒体に格納するジャーナルユニット(ジャーナルデータ格納部)46、挿入された通帳を読取り、取引データを印字する通帳ユニット47、紙幣を格納する紙幣ユニット48、硬貨を格納する硬貨ユニット49、ATM4の動作全般を制御する制御ユニット50及び作業員が補充作業や修理の際に情報を入出力するための操作用タッチパネル51を備えている。
紙幣ユニット48は、図4(B)に示すように、出金に適さない紙幣を回収する複数のリジェクトボックス(RB)52a、52bと、現金の充填作業時に交換される複数の紙幣カセット53a、53bと、金種毎に紙幣をストックするスタッカ54a、54b、54cと、顧客が取り忘れた紙幣を回収する取忘回収庫55とを備えている。スタッカ54に残存した紙幣を計数して精算する場合に、この紙幣カセット53a、53bに一旦残存紙幣が移送された後、その紙幣が計数されながらスタッカ54に戻される。
ここで、リジェクトボックス52a、52bは、何れか一方が稼動して紙幣を回収するように設定されている(図示の例では52a)。ATM管理システム1の前記リジェクトボックス切替指示部42による切替指示を前記制御ユニット50が受信した場合に、稼動するリジェクトボックスが52aから52bに切替えられる。この実施形態では、リジェクトボックス52a、52bの稼動状態/交換対象を示すインジケータ56が前面に設けられている。補充作業を行う作業員が回収すべきリジェクトボックス52aのインジケータ56を例えば点滅させることで、容易に視認できるようになっている。なお、図示及び詳細説明は省略するが、前記硬貨ユニット49にも、硬貨用のリジェクトボックスが複数内蔵されており、前記切替指示によって切替えられるものである。
前記制御ユニット50は、本発明の各機能を奏する所定のプログラムを備えている。具体的には、図5に示すように、精算手段57、精算ステータス送信手段58、精算結果送信手段59、補充金額DB60、補充開始判定手段61、補充実行手段62及びリジェクトボックス稼動制御手段63を備えている。
精算手段57は、ATM管理システム1から入出金の精算の指示を受付けたことに基づいて、前記現金を格納したスタッカ内に残存している紙幣を計数して精算するものである。精算が完了した場合、前記ジャーナルユニット46に「精算済み」のステータスが登録される。この精算済みのジャーナルデータ(CD−R等の記録媒体)は、交換した紙幣カセット53やリジェクトボックス52と共に作業員が回収する。
精算ステータス送信手段58は、前記した精算処理のステータス29をATM−ID30と共に所定周期でATM管理システム1に送信するものである。
精算結果送信手段59は、精算結果をATM―ID30と共にATM管理システム1に送信するものである。
補充金額DB60は、ATM管理システム1の前記補充金額算出部40が算出したこのATM4の補充金額のデータを補充作業の予定日と共に取得して格納するものである。
補充開始判定手段61は、前記補充予定日が到来し、かつ紙幣カセット53が交換されたことを検出することで補充作業の開始を判定するものである。補充対象でないと判定された場合でも補充は実行されるが、前記操作用タッチパネル51に所定のメッセージが表示され、作業者に補充対象のATM4ではないことが通知される。補充対象外のATM4に現金を補充することは問題ないが、補充対象である他のATM4に現金が補充されないことを防止する必要があるためである。
補充実行手段62は、補充作業開始と判定された場合に、前記補充金額DB60から補充金額のデータを抽出し、作業員が投入した紙幣カセット53から補充金額に相当する現金を前記現金スタッカ54に移送させるものである。
リジェクトボックス稼動制御手段は63は、ATM管理システム1の前記リジェクトボックス切替指示部42から取得した切替指示情報に基づいて、前記紙幣回収済みのリジェクトボックス52aの稼動を停止し、空のリジェクトボックス52bの稼動を指示すると共に、切替済みのリジェクトボックス52aのインジケータ56を点灯から点滅に切替えるものである。
次に、図7〜図9のフローチャートを参照して、上記した本発明の具体的な機能を説明する。
(ATMの適性在高・補充金額の演算工程)
図7は、ATM管理システム1が複数のATM4の適性在高及び補充金額を演算する工程を示している。この処理においては、まず、前記ATM選択部35が図示しない条件設定画面を通じて管理センタ2(金融機関)のオペレータから在高を演算する対象の日及び対象ATM4(グループ)の入力を受付ける(ステップS1)。前記条件設定部36は、受付けた対象日の属性に基づく在高設定条件を前記在高算定テーブル18から抽出し、この条件に従って前記在高演算部37が在高を取得する(ステップS2)。次いで、前記精算指示部38(リジェクトボックス切替指示部42)が、選択されたATM4に所定期間内の入出金データの精算指示とリジェクトボックスの切替指示を送信する(ステップS3)。この状態で、前記精算ステータス監視部41がATM4の精算状況を監視する(ステップS4)。この工程の詳細については後述する。
ATM4から精算済みの入出金データを取得すると、予測残高算出部39が起動してこのATM4の予測残高を算出する(ステップS5)。また、前記在高演算部37は、この精算済みの入出金データ(取引実績)からこのATM4の1日当りの平均出金額24を算出して前記在高算定テーブル18に適用し、前記取得した在高を修正する(ステップS6)。
ここで、前記補充金額算出部40が起動し、前記修正された在高から予測残高を減算して当該ATM4の補充金額を算出して(ステップS7)、ATM−ID30及び補充予定日と共に前記ATM情報格納部19に登録する(ステップS8)。ここまでの処理が完了すると、前記ATM選択部35が再び起動し、前記選択されたATM4のGr.ID31に基づいてこのATM4が属するグループを抽出する(ステップS9)。抽出したグループのATM4にステータス29が「処理完了」でないものがある場合には(ステップS10のYes)、前記ステップS3に戻ってそのATM4について在高や補充金額の算出を実行する。
当該グループのATM4のステータスが全て「処理完了」である場合は(ステップS10のNo)、精算済みのATM4の中から補充金額が大きいものを優先的に選択し(ステップS11)、選択されたATM4に対して補充予定日及び補充金額を通知する(ステップS12)。最後に、前記補充合計額算出部44が、補充予定日毎の補充金額を合算して作業者(運送業者等)のホストコンピュータに通知すると共に、補充金額表としてプリントアウトする(ステップS13)。
(ATMの精算工程)
次に、図8のフローチャートを参照して、本実施形態におけるATMの精算工程を説明する。
まず、ATM管理システム1から精算指示とリジェクトボックス52の切替指示を受付けると(ステップS15)、前記精算手段57が起動して前記複数のスタッカ54a〜54cの残存紙幣を紙幣カセット53に移送し、再度各スタッカ54aに搬送しながら残存紙幣(残高)を計数して精算を実行する(ステップS16)。この精算処理は、ATMの利用が少ない夜間等に実行される。この精算処理が開始されると、前記精算ステータス送信手段58が処理のステータスをATM管理システム1に周期的に送信する。具体的には、精算処理の過程で障害が発生した場合には(ステップS17のYes)、この精算ステータス送信手段58は「障害発生」のステータスを送信し(ステップS18)、障害もなく円滑に処理が実行されている場合には(ステップS17のNo)、「実行中」のステータスを周期的に送信する(ステップS19)。このようなステータス管理を精算が完了するまで継続する(ステップS20)。精算が完了した場合(ステップS20のYes)、前記ステータス送信手段58は「処理完了」のステータスをATM管理システム1に送信すると共に、精算結果送信手段59に精算完了を通知する。精算結果送信手段59は、この通知を受け取ると前記精算手段57が実行した入出金データ(残存紙幣の枚数データ)の精算結果をATM管理システム1に送信し(ステップS21)、ジャーナルユニット46に「精算済」を登録する(ステップS22)。また、精算が完了したことに基づいて、前記リジェクトボックス稼動制御手段63が、前記切替指示に従ってリジェクトボックス52を切替え、インジケータ56を点滅させる(ステップS23)。リジェクトボックス52の切替が完了すると、前記精算ステータス送信手段58が「切替済」のステータスをシステム1に返す(ステップS24)。ATM管理システム1は、この「切替済」のステータスを受け取ることで、ATM4の精算処理が全て完了したと判断する。
ここまでの処理が完了すると、ATM4はATM管理システム1からの次の指示を待つ。すなわち、補充予定日や補充金額の情報を受信した場合は(ステップS25のYes)、取得した情報を前記補充金額格納部60に登録する(ステップS26)。
(精算ステータスの監視工程)
最後に、図9を参照して前記精算ステータスの監視工程を説明する。この処理は、前記ステップS3(図7)でATM4に精算指示が送信された場合に前記精算ステータス監視部41によって実行されるものである。
まず、精算ステータス監視部41がATM4からステータスを受付けると(ステップS4−1のYes)、ステータスの種別を判別する(ステップS4−2)。受信したステータスが「実行中」であれば、ステップS1のステータス受付待機状態に戻る。このループは、「処理終了」のステータスを受信するまで継続する。「処理終了」を受信した場合、前記ATM情報格納部19の精算ステータス29を「精算済」に書換えて登録する(ステップS4−3)。
一方、受信したステータスが「障害」である場合は、精算ステータス29に「障害」を登録すると共に(ステップS4−4)、所定の警報を出力する(ステップS4−5)。
また、前記ステップS4−1で、設定された時間(本例では60秒)内に何らのステータスも受信しなかった場合は(ステップS4−1のNo)、タイムアウト(T/O)と判定して(ステップS4−6)、前記精算ステータス29を精算済みに書き戻すと共に(ステップS4−7)、所定の警報を報知する(ステップS4−5)。
なお、この発明は上記一実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲で種々変形可能である。
例えば、ATMは、所定のタイミングで、入出金データを格納するジャーナルデータ格納手段から所定期間内の入出金データを抽出して精算する精算手段と、精算結果を当該ATMの識別情報と共に格納する精算結果登録手段と、現金を格納する現金スタッカに現金を補充する作業者に操作用画面を提示して、当該ATMの在高の設定条件の入力を受付ける設定条件入力受付手段と、受付けた設定条件を、設定条件毎の在高を格納した在高算定テーブルに適用して在高を演算する在高演算手段と、演算された在高と、前記精算済みの入出金データとに基づいて、前記現金スタッカに補充すべき補充金額を算出する補充金額算出手段とを備えるように構成することもできる。
この発明の実施形態の全体イメージを示す図。 ATM管理システムの構成を示す概略ブロック図。 在高算定テーブルの一例を示す概念図。 ATM情報格納部の一例を示す概念図。 ATMの構成を示す概略ブロック図。 制御ユニットの構成を示す概略ブロック図。 ATMの在高と補充金額の演算工程を示すフローチャート。 ATMの精算工程を示すフローチャート。 精算ステータスの監視工程を示すフローチャート。
符号の説明
1…ATM管理システム
2…管理センタ
3…勘定系ネットワーク
4…ATM
10…CPU
11…RAM
12…入出力装置
13…通信デバイス
14…バス
15…データ格納部
16…プログラム格納部
18…在高算定テーブル
19…ATM情報格納部
21…指定日属性
22…エリア属性
23…ATM機種
24…平均出金額
25…最大出金額
26…設置形態
27…イベント発生
29…精算ステータス
30…ATM−ID
31…グループID
35…ATM選択部
36…条件設定部
37…在高演算部
38…精算指示部
39…予測残高算出部
40…補充金額算出部
41…精算ステータス監視部
42…リジェクトボックス切替指示部
43…切替表出力部
44…補充合計額算出部
45…カードユニット
46…ジャーナルユニット
47…通帳ユニット
48…紙幣ユニット
49…硬貨ユニット
50…制御ユニット
51…操作用タッチパネル
52…リジェクトボックス
53…紙幣カセット
54…スタッカ
54…現金スタッカ
55…取忘回収庫
56…インジケータ
57…精算手段
58…精算ステータス送信手段
59…精算結果送信手段
60…補充金額格納部(DB)
61…補充開始判定手段
62…補充実行手段
63…リジェクトボックス稼動制御手段

Claims (14)

  1. 複数の現金自動預払機(ATM)を、これらのATMと通信可能な管理用ホストコンピュータによって遠隔管理する方法であって、
    前記複数のATMに格納すべき資金の額(在高)を算出するための条件を各ATMの識別情報に関連付けて夫々設定する条件設定工程と、
    設定した条件を、設定条件毎の在高を格納した在高算定テーブルに適用して各ATMの在高を夫々演算する在高演算工程と、
    複数のATMに対して所定期間内の入出金の精算を指示する精算指示工程と、
    これらのATMから精算済みの入出金データを各ATMの識別情報と共に取得し、取得したデータに基づいて各ATMの予測残高を算出する予測残高算出工程と、
    算出された各ATMの予測残高を、前記演算された各ATMの在高から減算して補充すべき補充金額を前記識別情報に関連付けて算出する補充金額算出工程と
    を備えたことを特徴とする方法。
  2. 請求項1記載の方法において、
    前記精算指示工程は、前記条件設定工程でATMの在高の算出条件を設定した場合に当該ATMに対して入出金の精算を指示するものであることを特徴とする方法。
  3. 請求項1記載の方法において、
    前記精算指示工程は、ATM毎に設定された精算のタイミングに基づいて精算を指示するものであることを特徴とする方法。
  4. 請求項1記載の方法において、
    さらに、前記入出金の精算が指示された複数のATMから精算処理のステータスを取得して精算障害が発生しているかを監視する精算ステータス監視手段を備えたことを特徴とする方法。
  5. 請求項1記載の方法において、
    さらに、特定の日に補充金額の補充作業を行うべき1又は2以上のATMを選択するATM選択工程と、
    選択された1又は2以上のATMについて前記補充金額算出工程で算出された補充金額を合算して前記特定の日における補充合計金額を算出する工程と
    を備えたことを特徴とする方法。
  6. 請求項5記載の方法において、
    前記ATM選択工程は、複数のATMを含むグループ単位で1又は2以上のATMを選択するものであることを特徴とする方法。
  7. 請求項1記載の方法において、
    前記ATMは、入金を受け付けた紙幣若しくは硬貨のうち出金に適さない紙幣及び/若しくは硬貨を回収する複数のリジェクトボックスを内蔵しており、
    前記精算指示工程は、前記紙幣及び/若しくは硬貨を回収した一のリジェクトボックスの稼動を停止し、他のリジェクトボックスの稼動を指示する切替指示情報を当該ATMに対して出力するリジェクトボックス切替指示工程を備えた
    ことを特徴とする方法。
  8. 請求項7記載の方法において、
    前記精算指示工程は、複数のATM毎の切替え要否を一覧表示したリジェクトボックスの切替工程表を各ATMの識別情報に関連付けて出力する切替工程表出力工程を備えたことを特徴とする方法。
  9. 金融機関が設置して管理する現金自動預払機(ATM)であって、
    このATMを遠隔管理するホストコンピュータから所定期間内の入出金の精算の指示を受付けたことに基づいて、入出金データを格納するジャーナルデータ格納手段から所定期間内の入出金データを抽出して精算する精算手段と、
    精算結果を当該ATMの識別情報と共に前記ホストコンピュータに送信する精算結果送信手段と、
    前記ホストコンピュータが前記精算結果に基づいて算出したこのATMの補充金額のデータを取得して格納する補充金額格納手段と、
    現金を格納する現金スタッカに現金を補充する旨の信号を検出することで補充作業の開始を判定する補充作業開始判定手段と、
    補充作業開始と判定した場合に、前記補充金額格納手段から補充金額のデータを抽出し、補充作業を行う作業員が投入した現金補充用の現金カセットから前記抽出した補充金額に相当する現金を前記現金スタッカに移送する補充実行手段と
    を備えたことを特徴とするATM。
  10. 請求項9記載のATMにおいて、
    前記精算手段は、精算処理のステータスを自己の識別情報と共に前記ホストコンピュータに送信する精算ステータス送信手段を備えたことを特徴とするATM。
  11. 請求項9記載のATMにおいて、
    前記補充金額格納手段は、前記ホストコンピュータからATMの補充金額のデータと共に補充作業の予定日を取得して格納するものでであり、
    前記補充作業開始判定手段は、補充予定日が到来し、かつ前記信号を検出することで補充作業の開始を判定するものである
    ことを特徴とするATM。
  12. 請求項9記載のATMにおいて、
    さらに、入金を受け付けた紙幣若しくは硬貨のうち出金に適さない紙幣及び/若しくは硬貨を回収する複数のリジェクトボックスと、
    前記ホストコンピュータから、前記紙幣及び/若しくは硬貨を回収した一のリジェクトボックスの稼動を停止し、他のリジェクトボックスの稼動を指示する切替指示情報を受付けたことに基づいて、複数のリジェクトボックスの稼動を切り替えるリジェクトボックス稼動制御手段と
    を備えたことを特徴とする方法。
  13. 金融機関が設置して管理する現金自動預払機(ATM)であって、
    所定のタイミングで、入出金データを格納するジャーナルデータ格納手段から所定期間内の入出金データを抽出して精算する精算手段と、
    精算結果を当該ATMの識別情報と共に格納する精算結果登録手段と、
    現金を格納する現金スタッカに現金を補充する作業者に操作用画面を提示して、当該ATMの在高の設定条件の入力を受付ける設定条件入力受付手段と、
    受付けた設定条件を、設定条件毎の在高を格納した在高算定テーブルに適用して在高を演算する在高演算手段と、
    演算された在高と、前記精算済みの入出金データとに基づいて、前記現金スタッカに補充すべき補充金額を算出する補充金額算出手段と
    を備えたことを特徴とするATM。
  14. 複数の現金自動預払機(ATM)を、これらのATMと通信可能な管理用ホストコンピュータによって遠隔管理するシステムであって、
    前記複数のATMに格納すべき資金の額(在高)を算出するための条件を各ATMの識別情報に関連付けて夫々設定する条件設定手段と、
    設定した条件を、設定条件毎の在高を格納した在高算定テーブルに適用して各ATMの在高を夫々演算する在高演算手段と、
    複数のATMに対して所定期間内の入出金の精算を指示する精算指示手段と、
    これらのATMから精算済みの入出金データを各ATMの識別情報と共に取得し、取得したデータに基づいて各ATMの予測残高を算出する予測残高算出手段と、
    算出された各ATMの予測残高を、前記演算された各ATMの在高から減算して補充すべき補充金額を前記識別情報に関連付けて算出する補充金額算出手段と
    を備えたことを特徴とするシステム。
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