JP2021196712A - 監視サーバ、監視プログラム及び監視システム - Google Patents

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Abstract

【課題】監視対象とする自動取引装置に障害等の異常を検知でき、全ての自動取引装置に対して通知する取引規制命令の正当性を判定できるようにする。【解決手段】本発明の監視サーバは、複数の媒体処理装置の稼働状況に関する情報を記憶し、監視端末からの処理規制命令に基づき、記憶手段の稼働状況に関する情報を参照し、監視端末からの処理規制命令の妥当性を判定し、妥当でないと判定されると、監視端末からの複数の媒体処理装置に対する処理規制命令の送信を保留し、監視端末に対して確認情報を通知する。【選択図】 図1

Description

本発明は、監視サーバ、監視プログラム及び監視システムに関し、例えば、取引装置の稼働状況を遠隔から監視する監視システムに適用し得る。
例えば、金融機関等に設置されている1又は複数の自動取引装置(ATM:Auto Teller Machine)において、取引処理が正常に実行されているか否かを遠隔から監視する監視システムがある(特許文献1参照)。
従来の監視システムには、様々な種類の監視システムがあり、その1つとして特許文献1の開示されるものがある。
具体的には、特許文献1の記載技術は、各自動取引装置が障害情報を障害検知サーバに送信し、障害検知サーバが他行システムに影響がある障害か否かを判定して、障害検知サーバが各自動取引装置に休止指示を送信するものである。これにより、大きな影響を与える障害を検知した障害検知サーバが、全ての自動取引装置を休止させる。
他方、全ての自動取引装置を休止させることは、金融システムに大きな影響を及ぼすことになるので、人間による慎重な判断に基づいて、自動取引装置の動作を指示させるものとある。
例えば、この種の従来の監視システムでは、監視サーバが収集した各自動取引装置の取引処理に関する情報に基づいて、オペレータが各自動取引装置の稼働状況を監視し、自動取引装置に何らかの障害が生じたとき、オペレータは監視端末を用いて全ての自動取引装置に対して取引処理を規制する取引規制命令を通知するというものである。
その際、全ての自動取引装置の取引を規制すべきか否かに関して、オペレータ等による慎重な判断が必要となり、従来は、オペレータが、取引を規制する規制内容を選択し、責任者による承認を受けた上で、規制内容を含む取引規制命令を全ての自動取引装置に通知している。
特開2013−145426号公報
しかしながら、オペレータが手作業で規制内容を選択して取引規制命令を通知しているので、誤操作が生じ得、そのまま責任者により承認されてしまうと、正しく取引規制命令を指示できないことも生じ得る。
そのため、監視対象とする自動取引装置に障害等の異常を検知でき、全ての自動取引装置に対して通知する取引規制命令の正当性を判定して、オペレータを支援する監視サーバ、監視プログラム及び監視システムが求められている。
かかる課題を解決するため、第1の本発明は、複数の媒体処理装置の媒体処理に関する稼働状況を監視する監視サーバにおいて、(1)各媒体処理装置から収集した、各媒体処理装置の稼働状況に関する情報を記憶する記憶手段と、(2)監視端末から、複数の媒体処理装置に対して、処理実行を規制する規制内容を含む処理規制命令を取得する処理規制命令取得手段と、(3)記憶手段の稼働状況に関する情報を参照し、監視端末からの処理規制命令の妥当性を判定する異常判定手段と、(4)異常判定手段により妥当でないと判定されると、監視端末からの複数の媒体処理装置に対する処理規制命令の送信を保留し、監視端末に対して確認情報を通知する判定結果通知手段とを備えることを特徴とする。
第2の本発明は、複数種類の媒体処理を行なう複数の媒体処理装置と、複数の媒体処理装置の媒体処理に関する稼働状況を監視する監視サーバと、監視サーバを介して取得した、複数の媒体処理装置の稼働状況に基づき、複数の媒体処理装置の処理動作を指示する監視端末とを備え、監視サーバが、各媒体処理装置から収集した、各媒体処理装置の稼働状況に関する情報を記憶する記憶手段と、監視端末から、複数の媒体処理装置に対して、処理実行を規制する規制内容を含む処理規制命令を取得する処理規制命令取得手段と、記憶手段の稼働状況に関する情報を参照し、監視端末からの処理規制命令の妥当性を判定する異常判定手段と、異常判定手段により妥当でないと判定されると、監視端末からの複数の媒体処理装置に対する処理規制命令の送信を保留し、監視端末に対して確認情報を通知する判定結果通知手段とを備えることを特徴とする。
第3の本発明は、複数の媒体処理装置の媒体処理に関する稼働状況を監視する監視プログラムにおいて、コンピュータを、(1)各媒体処理装置から収集した、各媒体処理装置の稼働状況に関する情報を記憶する記憶手段と、(2)監視端末から、複数の媒体処理装置に対して、処理実行を規制する規制内容を含む処理規制命令を取得する処理規制命令取得手段と、(3)記憶手段の前記稼働状況に関する情報を参照し、監視端末からの処理規制命令の妥当性を判定する異常判定手段と、(4)異常判定手段により妥当でない判定されると、監視端末からの複数の媒体処理装置に対する処理規制命令の送信を保留し、監視端末に対して確認情報を通知する判定結果通知手段として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、監視対象とする自動取引装置に障害等の異常を検知でき、全ての自動取引装置に対して通知する取引規制命令の正当性を判定し、オペレータを支援する。
第1の実施形態に係る監視サーバの内部構成を示す内部構成図である。 第1の実施形態に係る監視システムの全体構成を示す全体構成図である。 第1の実施形態に係る自動取引装置の内部構成を示す内部構成図である。 第1の実施形態に係る監視サーバにおける監視処理の動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る監視サーバの内部構成を示す内部構成図である。 第2の実施形態に係る監視サーバにおける監視処理の動作を示すフローチャートである。
(A)第1の実施形態
以下では、本発明に係る監視サーバ、監視プログラム及び監視システムの第1の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
(A−1)第1の実施形態の構成
図2は、第1の実施形態に係る監視システムの全体構成を示す全体構成図である。図2において、第1の実施形態に係る監視システム5は、複数の自動取引装置2(2−1〜2−n:nは正の整数)、監視サーバ1、監視端末3、ホストサーバ4を有する。
(A−1−1)監視サーバ
監視サーバ1は、ネットワークNTを通じて、複数の自動取引装置2(2−1〜2−n)と接続しており、各自動取引装置2の稼働状況を監視する。自動取引装置2において障害が検出されると、自動取引装置2は障害検知情報を監視サーバ1に送信し、監視サーバ1は、自動取引装置2から障害検知情報を取得する。そして、監視サーバ1は、監視端末3に対して障害発生を通知する。後述するように、監視端末3は障害検知情報を表示部32に表示するため、監視端末3を操作するオペレータに対して、障害発生を知らせることができる。
ここで、自動取引装置2からの障害検知情報には、自動取引装置2において生じた障害内容が含まれる。例えば、障害内容には、自動取引装置2を識別する識別情報、障害種類、障害発生時刻等が含まれている。
また、障害種類とは、自動取引装置2において生じた障害種類を示す情報であり、例えば、取引エラー等の障害が生じた取引種類(例えば、引き出し取引、預け入れ取引、振込取引等を識別する情報)、例えば、カード処理や通帳処理や明細票処理等のように自動取引装置2に搭載される機器障害、紙詰まり等の搬送路の障害、ホストサーバ4との間の通信障害等を示す情報が挙げられる。なお、障害種類を示す情報は、事前に設定された障害種類識別情報(例えば、ビット情報)とすることができる。
図1は、第1の実施形態に係る監視サーバ1の内部構成を示す内部構成図である。
図1において、監視サーバ1は、制御部10、通信部14、端末側通信インタフェース部15、記憶部16を有する。
なお、監視サーバ1のハードウェアは、既存サーバと同様に、CPU、ROM、RAM、EEPROM、入出力インタフェース部、通信部等を備え、CPUが、ROMに格納される処理プログラム(例えば、監視プログラムなど)を実行することにより、各種機能が実現される。処理プログラムがインストールされることにより実現されるようにしてもよく、その場合、コンピュータを、図1の制御部10における各処理として機能させる。
[制御部]
制御部10は、監視サーバ1の機能を司る処理部又は装置である。制御部10は、障害検知情報取得部11、取引情報集計部12、取引規制妥当性判定部13を有する。
[障害検知情報取得部]
障害検知情報取得部11は、自動取引装置2から障害検知情報を取得し、監視端末3に通知するものである。
また、障害検知情報を受信した時点又は当該時点を含む所定時間内で障害が発生した自動取引装置2の数を集計可能とするため、障害検知情報取得部11は、自動取引装置2から受信した障害検知情報を記憶部16に記憶するようにしてもよい。つまり、同時期又は略同時期に、障害発生している自動取引装置2の件数(すなわち、障害発生台数)、若しくは、全ての自動取引装置2に対して障害発生している自動取引装置2の割合(すなわち、障害発生割合を示す値)を認識できるようにするため、障害検知情報取得部11が障害検知情報を記憶部16に記憶する。
[取引情報集計部]
取引情報集計部12は、各自動取引装置2において行なわれた取引情報を収集し、所定の集計手法により取引情報を集計して得た集計情報を記憶部16に記憶する。なお、上記取引情報は、例えば、取引に関する情報であり、取引を実行するために必要な全部若しくは一部の情報である。
図1に例示するように、取引情報集計部12は、取引情報取得部121、集計処理部122を有する。
[取引情報取得部]
取引情報取得部121は、各自動取引装置2における行なわれた取引情報を取得し、取得した取引情報を記憶部16に記憶する。
ここで、取引情報の取得先は、取引情報の履歴情報を蓄積しているホストサーバ4から取得するようにしてもよいし、各自動取引装置2から取得するようにしてもよい。勘定系システムのホストサーバ4は、各自動取引装置2との間で取引電文による通信を行なっているので、各自動取引装置2において取引された取引情報を履歴情報として蓄積している。取引情報取得部121が取引情報を取得するタイミングは、特に限定されないが、定期的にホストサーバ4に蓄積された取引情報を取得するようにしてもよい。
[集計処理部]
集計処理部122は、記憶部16に記憶されている取引情報や障害検知情報を用いて取引情報の集計を行ない、その集計結果を記憶部16に記憶する。
ここで、取引情報や障害検知情報を用いた集計の仕方は、様々な観点から行なうことができる。
例えば、集計処理部122は、障害検知情報に基づいて、障害種類、エラー種類、エラーコードのうち少なくとも1つ毎に、障害発生状況を集計するようにしてもよい。より具体的には、自動取引装置2においてエラーが発生したときに、そのエラーが発生している自動取引装置2の台数や、全ての自動取引装置2に対してエラーが発生している自動取引装置2の割合を示す値を求めるようにしてもよい。
ここで、「エラー」とは、自動取引装置2に搭載されているプログラムエラー(例えば、バグ発生、入金や出金などの取引処理上のエラー等)、自動取引装置2とホストサーバ4との間の通信エラー(例えば、セッションエラー、ネットワーク障害等)などが挙げられる。エラー種類毎にエラーコードが事前に定義されており、集計処理部122は、エラーコード毎にエラー発生件数や割合を示す値を求めるようにしてもよい。
また例えば、集計処理部122は、所定の単位時間毎に、取引成立件数、取引不成立件数を集計するようにしてもよい。また、取引種類を区別して、取引種類毎に、単位時間毎の取引成立件数、取引不成立件数を集計するようにしてもよい。さらに、過去の複数の単位時間毎の取引成立件数、取引不成立件数を用いて統計処理を行ない、平均的な取引成立件数、取引不成立件数を求めるようにしてもよい。
ここで「取引成立」とは、例えば、取引種類毎に、取引開始から取引終了までの事前に定義された手続き(処理フロー)が行なわれて、最終的に目的の取引が終了することをいう。他方、「取引不成立」とは、例えば、取引種類毎に、異常又はその他の事由によって、取引開始から取引終了までの事前に定義された手続き(処理フロー)が中断若しくは行なわれず、最終的に目的の取引が終了できないことをいう。
また例えば、集計処理部122は、所定の単位時間毎に、全ての取引件数に対する、取引成立件数の割合を示す値、取引不成立件数の割合を示す値を集計するようにしてもよい。この場合も、取引種類を区別して、取引種類毎に、取引成立件数の割合を示す値、取引不成立件数の割合を示す値を集計するようにしてもよい。さらに、取引成立件数の割合を示す値、取引不成立件数の割合を示す値を用いて統計処理を行ない、平均的な取引成立件数の割合を示す値、平均的な取引不成立件数の割合を示す値を求めるようにしてもよい。
[取引規制妥当性判定部]
取引規制妥当性判定部13は、オペレータの操作により、監視端末3から全ての自動取引装置2に対する取引規制命令(コマンド)を取得すると、全ての自動取引装置2に対して取引規制命令を送信することが妥当であるか否かを判定する。
取引規制命令を受信した自動取引装置2は、指定された取引処理を停止することになる。取引規制命令はオペレータが手作業で選択するので、誤操作も考えられる。他方、全ての自動取引装置2が取引処理を停止してしまうと、金融システム全体で、その取引が停止することになるので、その影響は大きい。
そこで、第1の実施形態では、取引規制妥当性判定部13は、取引規制命令を全ての自動取引装置2に対して送信することが妥当であるか否かを判定する。そして、妥当と判定したとき、監視サーバ1は全ての自動取引装置2に対して、監視端末3から取得した取引規制命令を送信する。他方、妥当でないと判定したとき、オペレータに確認させるため、監視サーバ1は監視端末3に確認画面を表示する等の情報通知を行なう。
図1に示すように、取引規制妥当性判定部13は、取引規制命令取得部131、異常判定部132、判定結果通知部133、取引規制命令送信部134を有する。
[取引規制命令取得部]
取引規制命令取得部131は、監視端末3から、全ての自動取引装置2に対する取引規制命令を取得する。
ここで、取引規制命令には、全ての自動取引装置2に対して取引を規制する規制内容が含まれている。この規制内容は、監視端末3においてオペレータにより選択されるものとする。規制内容は、自動取引装置2に発生した障害により影響を受け得る処理を指定することができる。
より具体的には、例えば、自動取引装置2における障害が預け入れ取引であるときに、規制対象を預け入れ取引とした規制内容が取引規制命令に含まれるようにしてもよい。また別の観点から、預け入れ取引は入金取引なので、預け入れ取引や現金振込取引等のように複数の入金取引を規制対象とした規制内容が取引規制命令に含まれるようにしてもよい。また、通帳の入出や通帳記帳等に障害が生じたときには、規制対象を通帳処理とした規制内容が取引規制命令に含まれるようにしてもよい。
いずれにしても、障害種類と規制対象(規制内容)とを関連付けた規制内容規則が事前に定義されており、オペレータは、その規制内容規則に従って、障害に対応する規制内容を選択するようにしてもよい。
[異常判定部]
異常判定部132は、監視端末3から全ての自動取引装置2に対する取引規制命令を取得すると、記憶部16に記憶されている情報を参照して、各自動取引装置2で行なわれた取引処理に異常が生じているか否かを判定する。または、異常判定部132は、例えば、取引規制命令に記載の規制をかける特定の取引種別について、集計処理部122が集計した取引に関する件数及び/又は割合ベースの集計情報を基に、異常が発生した規模を判定するようにしてもよい。または、異常判定部132は、上記集計処理部122による集計情報と併せて、又は別に、集計処理部122が集計した障害発生状況を基に、異常が発生した規模を判定するようにしてもよい。なお、異常判定部132による異常判定方法については、動作の項で詳細に説明する。
ここで、第1の実施形態において、異常判定部132は、各自動取引装置2の取引処理に異常があるか否かを判定する。したがって、例えば、各自動取引装置2の取引処理に異常があると判定したときには、全ての自動取引装置2に対する取引規制命令の送信が妥当であるということになる。他方、取引処理に異常がないと判定したときには、全ての自動取引装置2に対する取引規制命令の送信が妥当でないということになる。
また、「異常」とは、自動取引装置において実行される処理が通常時に期待される正しい処理又は稼働状態とは、異なる処理がされたり又は異なる状態にあったりすることをいう。
[判定結果通知部]
判定結果通知部133は、異常判定部132による判定結果が異常でない若しくは例えば割合でみたとき数パーセントなど異常発生規模が小さい(すなわち、取引規制命令の送信が妥当でない)と判定されると、監視端末3からの取引規制命令の送信を一時保留した上で、判定結果を含む確認情報を監視端末3に通知する。なお、異常発生規模が小規模である基準は、上記数パーセントに限らず、例えば、数十パーセントなど、取引種別、エラー種別、業界、時間帯、事業者の運用ポリシー、または法律等によって異なり得る。
判定結果通知部133は、オペレータ操作による監視端末3から送信キャンセルの指示を受けると、一時的に保留していた取引規制命令を廃棄する。
また、判定結果通知部133は、オペレータ操作による監視端末3からの確認結果を待った上で、それでも取引規制命令を送信する旨の指示を受けると、一時保留していた取引規制命令を、全ての自動取引装置2に対して送信するようにしてもよい。
[取引規制命令送信部]
取引規制命令送信部134は、異常判定部132による判定結果が異常である若しくは異常発生規模が大きい(すなわち、取引規制命令の送信が妥当)と判定されると、監視端末3から取得した取引規制命令を、全ての自動取引装置2に対して送信する。
[記憶部]
記憶部16は、取引情報、集計処理部122により集計された集計情報、障害検知情報などを記憶する。
[通信部、端末側通信インタフェース部]
通信部14は、ネットワークNTを通じて、各自動取引装置2との間で情報の授受をするものである。端末側通信インタフェース部15は、監視端末3との間で情報の授受をするものである。
(A−1−2)自動取引装置
自動取引装置2は、金融機関等の店舗、コンビニエンスストア等の小売店の店舗、駅、空港等に設置され、例えば、引き出し取引(又は出金取引)、預け入れ取引(又は入金取引)、振込取引、振替取引、残高照会、通帳記帳などの取引処理を行なうものである。
図3は、第1の実施形態に係る自動取引装置2の内部構成を示す内部構成図である。
図3において、自動取引装置2は、操作表示部20、制御部21、通帳処理部22、カード処理部23、明細票処理部24、紙幣入出金処理部25、硬貨入出金処理部26、記憶部27、通信部28を有する。
[制御部、記憶部]
制御部21は、自動取引装置2の各種機能を司る処理部又は装置である。制御部21は、例えば、CPU、ROM、RAM、EEPROM、入出力インタフェース等を有し、制御部21が処理プログラム(例えば、各種取引に係る取引プログラム等)を実行することにより、自動取引装置2における各種機能が実現される。
制御部21は、現金(紙幣、硬貨)の引き出し取引、顧客の口座への現金の預け入れ取引、顧客の口座から指定口座への振込や現金振込等の振込取引、残高照会などの所定の取引処理を行なう。
また、制御部21は、自動取引装置2における障害を検知する障害検知部211、障害検知部211により障害が検知されると障害内容を含む障害検知情報を監視サーバ1に通知する障害通知部212、取引規制命令を受信すると、その取引規制命令に含まれている規制内容(規制対象)で指定されている取引処理を停止する取引規制部213を有する。
記憶部27は、取引に係る処理プログラムを記憶したり、制御部21による処理で必要なデータや、制御部21の処理で得られた取引に関する情報を記憶したりする。
[通信部]
通信部28は、ネットワークNTを通じて、ホストサーバ4との間で取引電文を含む情報を授受する。また、通信部28は、ネットワークNTを通じて、監視サーバ1との間で情報の授受を行なう。ネットワークNTを通じた通信制御(通信プロトコル)は、特に限定されず、インタネットプロトコル(IP)等を適用できる。
[操作表示部]
操作表示部20は、例えばタッチパネル機能を有するディスプレイである。操作表示部20は、例えば、取引選択画面や、選択された取引進行のための画面等を表示すると共に、顧客による入力操作を受け付ける。ここでは、操作表示部20が、タッチパネル型ディスプレイである場合を例示するが、これに限定されず、例えば、物理的なボタンや、別に設けたディスプレイ(補助的な表示部等)を備えてもよい。
[通帳処理部]
通帳処理部22は、挿入された通帳に付されている記録媒体(例えば、磁気ストライプ等)から通帳情報を読み取って制御部21に与えたり、取引に関する記帳情報を通帳に記帳して排出したりする。
[カード処理部]
カード処理部23は、挿入されたカード(例えば、キャッシュカード、クレジットカード等)に付されている記録媒体(例えば、ICチップ、磁気ストライプ等)からカード情報を読み取って制御部21に与えたり、取引終了後にカードを排出したりする。
[明細票処理部]
明細票処理部24は、取引情報を媒体(例えば用紙等)に印刷した明細票を排出する。明細票処理部24は、例えば、取引日、取引種別、取引金額、残高などの情報を印字する。
[紙幣入出金処理部]
紙幣入出金処理部25は、入金処理のときには、投入された紙幣の真贋鑑別や計数処理を行ない、金種別の紙幣収納庫(図示しない)に搬送する。また、出金処理のときには、出金すべき紙幣を金種別の紙幣収納庫から繰り出して排出する。
[硬貨入出金処理部]
硬貨入出金処理部26は、入金処理のときには、投入された硬貨の真贋鑑別や計数処理を行ない、金種別の硬貨収納庫に搬送する。また、出金処理のときには、出金すべき硬貨を金種別の硬貨収納庫から繰り出して排出する。
(A−1−3)監視端末
監視端末3は、オペレータにより操作される端末であり、監視サーバ1と接続している。図2に示すように、監視端末3は、制御部31、表示部32、入力部33を有し、例えば、パーソナルコンピュータ、タブレット端末、スマートフォン等の情報処理装置を適用することができる。
制御部31は、監視端末3の各種機能を司る処理部又は装置である。制御部31は、種々の機能を有するが、その機能の1つとして、オペレータ操作により、全ての自動取引装置2に対する取引規制命令を通知する取引規制命令部311を有する。
表示部32は、ディスプレイ等の表示部であり、監視サーバ1から取得した情報を表示する。例えば、表示部32は、各自動取引装置2の稼働状況、障害が生じた自動取引装置2に関する情報(例えば、障害発生時刻、障害種類等)などを表示する。入力部33は、キーボード、マウス、テンキー等の操作手段を適用できる。
(A−2)第1の実施形態の動作
図4は、第1の実施形態に係る監視サーバにおける監視処理の動作を示すフローチャートである。
監視端末3は、監視サーバ1が管理している各自動取引装置2の取引処理に関する各種情報を表示部32に表示することができる。オペレータは、表示部32に表示される情報を見ることで、各自動取引装置2の稼働状況を把握することができる。
自動取引装置2では、障害検知部211が当該自動取引装置2の取引処理を監視しており、障害検知部211が障害を検知すると、障害通知部212が、障害内容を含む障害検知情報を監視サーバ1に送信する。
監視サーバ1では、障害検知情報取得部11が自動取引装置2から障害検知情報を受信すると、障害検知情報取得部11は、その障害検知情報を監視端末3に通知する。これにより、例えば障害検知情報が監視端末3の表示部32に表示され、オペレータは、障害が生じた自動取引装置2を特定でき、また障害種類等を知ることができる。
また、オペレータは、発生した障害種類等によっては、全ての自動取引装置2に対して特定の取引処理の停止をさせるため、入力部33を操作して規制内容を選択し、責任者による承認の上で、全ての自動取引装置2に対する取引規制命令を通知する。
[S101、S102]
監視サーバ1において、監視端末3から、全ての自動取引装置2(図4ではATMと表記している。)に対する取引規制命令が、取引規制命令取得部131に受信されると(S101)、異常判定部132は、記憶部16に記憶されている情報を参照して、各自動取引装置2に異常が生じているか否かを判定する(S102)。
異常判定部132は、取引規制命令に含まれている規制内容に基づいて、規制対象とする取引種類を抽出し、その取引種類に関する異常検知をしてもよい。
ここで、異常判定部132は、全ての自動取引装置2への取引規制命令の送信が妥当であるか否かを判定するため、記憶部16に記憶されている取引情報及び/又は集計情報を用いて、全ての自動取引装置2に関する異常の有無を判定する。換言すると、特定の自動取引装置2に発生している異常を判定するのではなく、監視対象とする複数の自動取引装置2の全体に異常が発生しているか否かを判定する。以下、具体的な異常判定方法の一例を例示する。
例えば、異常判定部132がエラー発生状況を判定する例を説明する。異常判定部132は、例えば、自動取引装置2におけるプログラムエラーや、ホストサーバ4とのホスト通信エラー等のように、エラー種類毎のエラー発生状況を判定するようにしてもよい。
具体的に、例えば、異常判定部132は、記憶部16の情報を参照して、現時点若しくは現時点を含む所定時間内で、発生したエラー件数若しくは割合を示す値を求め、そのエラー件数若しくは割合を示す値と閾値とを比較する。そして、エラー件数若しくは割合を示す値が閾値未満であれば、異常は生じていないと判定し、他方、エラー件数若しくは割合を示す値が閾値以上であれば、異常が発生していると判定してもよい。
また例えば、異常判定部132は、過去のエラー件数や割合を示す値を用いて、統計的な解析結果を利用してもよい。具体的に、例えば、異常判定部132は、記憶部16の情報を参照して、所定の単位時間毎に、発生したエラー件数若しくはエラーが生じている割合を示す値を用いて統計的な解析を行なう。そして、その統計的な解析結果(エラー件数の値若しくは割合を示す値)と、現時点若しくは現時点を含む所定の単位時間内で、発生したエラー件数若しくは割合を示す値とを比較して、その差分値と閾値とを用いた評価をする。そして、例えば、その差分値が閾値以上であれば、異常が発生したと判定し、その差分値が、閾値未満あれば、異常は発生していないと判定してもよい。
さらに、異常判定部132は、取引成立件数若しくは取引成立件数の割合を示す値(以下、「取引成立件数等」とも呼ぶ。)、取引不成立件数若しくは取引不成立件数の割合を示す値(以下、「取引不成立件数等」とも呼ぶ。)を用いて異常を判定するようにしてもよい。ここで、異常判定部132は、取引規制命令に含まれている規制内容(すなわち、規制する取引の種類等)に基づいて、その取引種類の取引成立件数等や、取引不成立件数等を用いて判定してもよい。
より具体的に、例えば、異常判定部132は、記憶部16に記憶されている、過去の所定の単位時間毎の取引成立件数を用いて統計的な解析を行なう。そして、その統計的な解析結果(統計的な取引成立件数の値)と、現時点を含む所定の単位時間内の取引成立件数とを比較して、現時点を含む所定の単位時間内の取引成立件数が、統計的な取引成立件数に対して、閾値以上、下回っているとき異常が発生していると判定し、他方、閾値未満であれば、異常は発生していないと判定してもよい。
また例えば、異常判定部132は、記憶部16に記憶されている、過去の所定の単位時間毎の取引不成立件数を用いて統計的な解析を行なう。そして、その統計的な解析結果(統計的な取引不成立件数の値)と、現時点を含む所定の単位時間内の取引不成立件数とを比較して、現時点を含む所定の単位時間内の取引不成立件数が、統計的な取引不成立件数に対して、閾値以上、上回っているとき異常が発生していると判定し、他方、閾値未満であれば、異常は発生していないと判定してもよい。
なお、上述した異常判定方法は一例であり、上述した方法に限定されない。別の方法として、例えば、単位時間毎の取引成立件数の割合を示す値や、単位時間毎の取引不成立件数の割合を示す値を用いて、同様に判断するようにしてもよい。
また、上述した例では、エラー発生状況、取引成立件数等、取引不成立件数等を用いて、異常判定部132が異常検知をする判定方法を例示したが、異常判定部132は複数の判定方法を組み合わせて統合的に判定してもよい。
上述したような判定方法により、異常判定部132が異常検知を行ない、異常判定部132によって異常でない(すなわち、取引規制命令の送信が妥当でない)と判定されると(S102/YES)、処理はS103に移行する。
他方、異常判定部132によって異常である(すなわち、取引規制命令の送信が妥当である)と判定されると、処理はS107に移行し、監視端末3から取得した取引規制命令を、全ての自動取引装置2に対して送信する(S107)。
[S103、S104]
異常判定部132により、異常でない(すなわち、取引規制命令の送信が妥当でない)と判定されると(S102/YES)、判定結果通知部133は、監視端末3からの取引規制命令の送信を一時保留し(S103)、判定結果を含む確認情報を監視端末3に通知する(S104)。
例えば、判定結果を含む確認情報は、監視端末3の表示部32に表示する確認画面とすることができ、その確認画面上で、異常判定部132により異常でないとの判定結果が得られたこと、全ての自動取引装置2に対する取引規制命令の送信をすべきか否かを、オペレータに確認させる旨を表示するようにしてもよい。このように再度オペレータに確認することで、オペレータによる誤操作を防止できる。
[S105−S107]
そして、オペレータ操作により監視端末3から取引規制命令に関する確認応答が受信され、監視端末3から取引規制命令の送信指示を受けると(S105/送信指示)、判定結果通知部133は、一時保留していた取引規制命令を、全ての自動取引装置2に対して送信する。他方、監視端末3から取引規制命令のキャンセル指示を受けると(S105/キャンセル指示)、判定結果通知部133は、一時保留していた取引規制命令を廃棄して、処理は終了する。
(A−3)第1の実施形態の効果
以上のように、第1の実施形態によれば、オペレータ操作により監視端末から、全ての自動取引装置に対する取引規制命令が通知されたとき、監視サーバが、取引情報や集計情報等を用いて、取引規制命令の送信が妥当であるか否かを判定することができる。その結果、妥当でないと判定されたときには、取引規制命令の送信に関して、オペレータに確認することができ、慎重な対応を期待できる。さらに、オペレータの誤操作も回避することができる。
(B)第2の実施形態
次に、本発明に係る監視サーバ、監視プログラム及び監視システムの第2の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
(B−1)第2の実施形態の構成
第2の実施形態の監視システムの全体構成及び自動取引装置の内部構成は、基本的には、第1の実施形態の図2及び図3に示す構成と同じであるため、第2の実施形態でも、図2及び図3を用いて説明する。
図5は、第2の実施形態に係る監視サーバの内部構成を示す内部構成図である。
図5では、第2の実施形態の監視サーバを監視サーバ1Aと表記して説明する。第2の実施形態では、異常判定部の処理が、第1の実施形態の異常判定部132の処理と異なるので、図5では異常判定部132Aと表記すると共に、制御部と取引規制命令妥当性判定部を、制御部10Aと取引規制妥当性判定部13Aと表記している。
異常判定部132A以外の各構成要素は、第1の実施形態の図1の各構成要素と基本的には同じであるため、図1の各構成要素と同じ符号を付している。
[異常判定部]
異常判定部132Aは、監視端末3から全ての自動取引装置2に対する取引規制命令を取得すると、記憶部16に記憶されている情報を参照して、各自動取引装置2で行なわれた取引処理に異常が生じているか否かを判定する。
さらに、異常判定部132Aは、取引処理に関する異常を判定して、その異常が生じている内容と、取引規制命令に含まれている規制内容とを照合して、規制内容の正当性を判定する。
[判定結果通知部]
判定結果通知部133は、基本的に第1の実施形態と同じであるが、異常判定部132Aにより、取引規制命令に含まれている規制内容が正しく選択されていないと判定したとき(すなわち、規制内容に矛盾があるとき)、監視端末3に対してアラーム通知(アラーム発報)をする。アラーム通知は、監視端末3の表示部32上にポップアップ画面を表示させてもよいし、スピーカを備える監視端末3に通知音を出力させてもよい。
(B−2)第2の実施形態の動作
図6は、第2の実施形態に係る監視サーバにおける監視処理の動作を示すフローチャートである。
図6において、第1の実施形態の図4に示す処理と同じ又は対応する処理には、同じ符号を示している。
[S101、S201、S202]
監視サーバ1において、監視端末3から、全ての自動取引装置2(図6ではATMと表記している。)に対する取引規制命令が、取引規制命令取得部131に受信されると(S101)、異常判定部132Aは、記憶部16に記憶されている情報を参照して、全ての障害種類に関する異常検知を行なう(S201)。
そして、異常判定部132Aは、S201での全ての障害種類に関する異常検知の結果と、取引規制命令に含まれる規制内容とを比較して、規制内容の正当性を判定する(S202)。
ここで、異常判定部132Aは、取引規制命令に含まれている規制内容が正当であるか又は正当でないか否かを判定する。換言すると、異常判定部132Aは、規制内容に含まれている規制対象とする取引種類の異常検知だけでなく、他の障害種類に関しても異常判定を行ない、規制内容が正しく選択できているか否かを判定する。
したがって、記憶部16には、オペレータが規制内容を選択するための規制内容規則(障害種類と規制内容(規制する取引種類)とを関連付けた規則)が記憶されており、異常判定部132Aは、規制内容規則を参照して、取引規制命令に含まれる規制内容の正当性を判定してもよい。以下、具体的な異常判定方法の一例を例示する。
例えば、取引規制命令に含まれる規制内容がカード取引を規制しているものとする。他方、異常判定部132Aは、全ての障害種類に関して異常が生じているか否かを判定する。その結果、例えば、通帳処理に関するエラー件数が閾値以上であり、通帳処理に関して障害が発生していると異常判定部132Aが判定したとする。そうすると、この例の場合、取引規制命令に含まれる規制内容は正当でないと判定される。すなわち、オペレータによる規制内容の選択が妥当ではなかったものと判定される。
また例えば、取引規制命令に含まれる規制内容が預入取引を規制しているものとする。他方、異常判定部132Aは、全ての障害種類に関して異常が生じているか否かを判定する。その結果、例えば、引き出し取引に関して、取引成立件数が過去の統計的な取引成立件数を下回っており、引き出し取引に関して障害が発生していると異常判定部132Aが判定したとする。そうすると、この例の場合、取引規制命令に含まれる規制内容は正当でないと判定される。
上述したような判定方法により、異常判定部132Aが、取引規制命令に含まれる規制内容は正当でないと判定すると(S202/正当でない)、処理はS103に移行する。
他方、異常判定部132Aが、取引規制命令に含まれる規制内容は正当でないと判定すると(S202/正当である)、処理はS107に移行し、監視端末3から取得した取引規制命令を、全ての自動取引装置2に対して送信する(S107)。
[S103、S203]
異常判定部132Aにより、取引規制命令に含まれる規制内容は正当でないと判定すると(S202/正当でない)、判定結果通知部133は、監視端末3からの取引規制命令の送信を一時保留し(S103)、規制内容が正当でないことをオペレータに知らせるため、監視端末3にアラーム通知する(S203)。
このように、監視端末3に対してアラーム通知をすることで、オペレータに規制内容を再度確認させることができ、オペレータによる誤操作を防止できる。
[S105−S107]
そして、オペレータ操作により監視端末3から取引規制命令に関する確認応答が受信され、監視端末3から取引規制命令の送信指示を受けると(S105/送信指示)、判定結果通知部133は、一時保留していた取引規制命令を、全ての自動取引装置2に対して送信する。他方、監視端末3から取引規制命令のキャンセル指示を受けると(S105/キャンセル指示)、判定結果通知部133は、一時保留していた取引規制命令を廃棄して、処理は終了する。
(B−3)第2の実施形態の効果
以上のように、第2の実施形態によれば、第1の実施形態の効果に加えて、オペレータが選択した規制内容と、現時点で発生していると思われる障害種類に基づく規制内容とが異なることを、オペレータに知らせることができる。また、オペレータが誤って規制内容を選択してしまったときには、その誤りをオペレータに気づかせることができる。
(C)他の実施形態
上述した第1及び第2の実施形態においても種々の変形実施形態を言及したが、本発明は、以下の変形実施形態にも適用できる。
(C−1)上述した第1及び第2の実施形態では、金融機関等に設定されている自動取引装置(ATM)を監視対象とする場合を例示した。しかし、これに限定されず、他の媒体処理装置を監視対象としてもよい。
例えば、監視対象とする媒体処理装置は、小売店等に設置されている売上金や釣銭等の取引処理(入金、出金、または回収など)を行なう現金処理装置、金融機関等のバックヤードで銀行行員が取り扱う現金処理装置等としてよい。
また例えば、媒体処理装置が扱う「媒体」は、現金に限定されず、通帳、チケット等としてもよく、媒体処理装置は、通帳記帳機、チケット発券機等としてもよい。
1及び1A…監視サーバ、10及び10A…制御部、11…障害検知情報取得部、12…取引情報集計部、121…取引情報取得部、122…集計処理部、13及び13A…取引規制妥当性判定部、131…取引規制命令取得部、132及び132A…異常判定部、133…判定結果通知部、134…取引規制命令送信部、14…通信部、15…端末側通信インタフェース部、16…記憶部、
2(2−1〜2−n)…自動取引装置、21…制御部、211…障害検知部、212…障害通知部、213…取引規制部、
3…監視端末、31…制御部、311…取引規制命令部、32…表示部、33…入力部、5…監視システム。

Claims (6)

  1. 複数の媒体処理装置の媒体処理に関する稼働状況を監視する監視サーバにおいて、
    前記各媒体処理装置から収集した、前記各媒体処理装置の前記稼働状況に関する情報を記憶する記憶手段と、
    監視端末から、前記複数の媒体処理装置に対して、処理実行を規制する規制内容を含む処理規制命令を取得する処理規制命令取得手段と、
    前記記憶手段の前記稼働状況に関する情報を参照し、前記監視端末からの前記処理規制命令の妥当性を判定する異常判定手段と、
    前記異常判定手段により妥当でないと判定されると、前記監視端末からの前記複数の媒体処理装置に対する前記処理規制命令の送信を保留し、前記監視端末に対して確認情報を通知する判定結果通知手段と
    を備えることを特徴とする監視サーバ。
  2. 前記異常判定手段により前記処理規制命令が妥当であると判定されると、前記監視端末からの前記複数の媒体処理装置に対する前記処理規制命令を送信する処理規制命令送信手段を、さらに備えることを特徴とする請求項1に記載の監視サーバ。
  3. 前記異常判定手段が、前記監視端末からの前記処理規制命令に含まれる前記規制内容について、前記稼働状況に関する情報に照らして妥当であるか否かを判定することを特徴とする請求項2に記載の監視サーバ。
  4. 前記異常判定手段が、前記記憶手段の前記稼働状況に関する情報に基づき、複数の処理種類に関する異常を判定し、その判定結果に基づいて、前記処理規制命令に含まれる前記規制内容の正当性を判定し、
    前記判定結果通知手段が、前記規制内容が正当でないと判定されると、前記監視端末に対して警報する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の監視サーバ。
  5. 複数種類の媒体処理を行なう複数の媒体処理装置と、
    前記複数の媒体処理装置の媒体処理に関する稼働状況を監視する監視サーバと、
    前記監視サーバを介して取得した、前記複数の媒体処理装置の前記稼働状況に基づき、前記複数の媒体処理装置の処理動作を指示する監視端末と
    を備え、
    前記監視サーバが、
    前記各媒体処理装置から収集した、前記各媒体処理装置の前記稼働状況に関する情報を記憶する記憶手段と、
    前記監視端末から、前記複数の媒体処理装置に対して、処理実行を規制する規制内容を含む処理規制命令を取得する処理規制命令取得手段と、
    前記記憶手段の前記稼働状況に関する情報を参照し、前記監視端末からの前記処理規制命令の妥当性を判定する異常判定手段と、
    前記異常判定手段により妥当でないと判定されると、前記監視端末からの前記複数の媒体処理装置に対する前記処理規制命令の送信を保留し、前記監視端末に対して確認情報を通知する判定結果通知手段と
    を備えることを特徴とする監視システム。
  6. 複数の媒体処理装置の媒体処理に関する稼働状況を監視する監視プログラムにおいて、
    コンピュータを、
    前記各媒体処理装置から収集した、前記各媒体処理装置の前記稼働状況に関する情報を記憶する記憶手段と、
    監視端末から、前記複数の媒体処理装置に対して、処理実行を規制する規制内容を含む処理規制命令を取得する処理規制命令取得手段と、
    前記記憶手段の前記稼働状況に関する情報を参照し、前記監視端末からの前記処理規制命令の妥当性を判定する異常判定手段と、
    前記異常判定手段により妥当でない判定されると、前記監視端末からの前記複数の媒体処理装置に対する前記処理規制命令の送信を保留し、前記監視端末に対して確認情報を通知する判定結果通知手段と
    して機能させることを特徴とする監視プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2022033310A (ja) * 2018-02-15 2022-02-28 株式会社三洋物産 遊技機
JP2022033309A (ja) * 2018-02-15 2022-02-28 株式会社三洋物産 遊技機
JP2022033308A (ja) * 2018-02-15 2022-02-28 株式会社三洋物産 遊技機
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