JP5978628B2 - サーバー装置、プログラム、及び情報通信システム - Google Patents

サーバー装置、プログラム、及び情報通信システム Download PDF

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本発明は、サーバー装置、プログラム、及び情報通信システムに関する。
技術担当者等のユーザーが利用する端末と、この端末とネットワークを介して通信可能に接続されるサーバーと、を有し、建設を行う際に必要な各種情報を管理することができる情報通信システムが知られている(たとえば、特許文献1)。
特開2006−79290号公報
ところで、実際の建設現場では、職長や作業者等の現場担当者は携帯電話等の端末を使って技術担当者や建築資材のサプライヤー等と連絡を取り合いながら作業を進めている。
しかし、現場担当者は、不明な点について質問があった場合に、誰に問い合せれば良いかわからず、質問すべき技術担当者等とすぐに連絡を取ることができなかった。そのため、現場担当者が技術担当者等から必要な情報を得るまでに時間がかかってしまい、作業遅延を生じさせていた。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、問い合わせ先の技術担当者等と速やかに連絡を取ることにより作業効率を向上させることにある。
上記課題を解決するための本発明の主たる発明は、
ユーザーが利用する情報処理端末がネットワークを介して接続されるように構成されたサーバー装置であって、
ユーザーが担当する作業内容に関する情報を含むユーザー情報と、前記作業内容ごとに設定された複数の質問事項に関する情報を含む質問情報と、前記質問事項に関連付けられた問い合せ先のユーザーに関する情報を含む問い合せ先情報と、を記憶する記憶部と、
前記情報処理端末からの要求に応答して、前記ユーザー情報を参照することにより、当該情報処理端末を利用するユーザーが担当する作業内容を特定する処理と、前記質問情報を参照することにより、特定された当該作業内容に基づき当該ユーザーに対する質問事項を選択する処理と、前記問い合わせ先情報を参照することにより、選択された当該質問事項に関連付けられた問い合わせ先のユーザーを決定する処理と、を行う制御部と、
選択された当該質問事項に関する情報、及び、決定された当該問い合せ先のユーザーに関する情報を、ネットワークを介して要求元の前記情報処理端末に送信する通信部と、
を備えたことを特徴とするサーバー装置である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、問い合わせ先のユーザーと速やかに連絡を取ることができるため、作業効率を向上させることが可能となる。
情報通信システム1の全体構成例を示す図である。 サーバー装置10の機能上の構成を示すブロック図である。 情報処理端末20の機能上の構成を示すブロック図である。 ユーザー情報のデータ構造例を示す図である。 作業工程情報のデータ構造例を示す図である。 質問情報のデータ構造例を示す図である。 問い合せ先情報のデータ構造例を示す図である。 確認情報のデータ構造例を示す図である。 図面情報のデータ構造例を示す図である。 情報通信システム1の動作例を説明するための図である。 作業リストを含む画面例を示す図である。 質問事項と問い合せ先を含む画面例を示す図である。 問い合せ先ユーザーの連絡先を含む画面例を示す図である。 問い合せ先ユーザーに対する確認事項を含む画面例を示す図である。 問い合せ先ユーザーの連絡先を含む画面の他の例を示す図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
即ち、ユーザーが利用する情報処理端末がネットワークを介して接続されるように構成されたサーバー装置であって、
ユーザーが担当する作業内容に関する情報を含むユーザー情報と、前記作業内容ごとに設定された複数の質問事項に関する情報を含む質問情報と、前記質問事項に関連付けられた問い合せ先のユーザーに関する情報を含む問い合せ先情報と、を記憶する記憶部と、
前記情報処理端末からの要求に応答して、前記ユーザー情報を参照することにより、当該情報処理端末を利用するユーザーが担当する作業内容を特定する処理と、前記質問情報を参照することにより、特定された当該作業内容に基づき当該ユーザーに対する質問事項を選択する処理と、前記問い合わせ先情報を参照することにより、選択された当該質問事項に関連付けられた問い合わせ先のユーザーを決定する処理と、を行う制御部と、
選択された当該質問事項に関する情報、及び、決定された当該問い合せ先のユーザーに関する情報を、ネットワークを介して要求元の前記情報処理端末に送信する通信部と、
を備えたことを特徴とするサーバー装置である。
このようなサーバー装置によれば、問い合わせ先のユーザーと速やかに連絡を取ることができるため、作業効率を向上させることが可能となる。
また、かかるサーバー装置であって、
前記記憶部は、前記作業内容ごとに設定された作業工程に関する情報を含む作業工程情報を記憶するものであり、
前記制御部は、前記情報処理端末からの要求があったときに、前記作業工程情報を参照することにより、当該情報処理端末を利用するユーザーが着手している作業内容を推定する処理と、推定された当該作業内容を前記ユーザーに閲覧させるために生成した作業リストを、当該作業内容に設定された前記質問事項を送信する前に、要求元の前記情報処理端末に送信するように制御することとしてもよい。
このようなサーバー装置によれば、ユーザーが着手している作業内容を予め推定することで、当該ユーザーに対する質問事項を選択する際にその選択肢を事前に絞り込むことができる。
また、かかるサーバー装置であって、
前記制御部は、前記ユーザーが前記作業リストを閲覧して推定された当該作業内容のうちから選択した着手中の作業内容を、前記情報処理端末からの要求と共に受信すると、前記質問情報を参照することにより、受信した前記着手中の作業内容に基づき当該ユーザーに対する質問事項を選択し、前記問い合わせ先情報を参照することにより、選択された当該質問事項に関連付けられた問い合わせ先のユーザーを決定し、選択された当該質問事項に関する情報、及び、決定された当該問い合せ先のユーザーに関する情報を、要求元の前記情報処理端末に送信するように制御することとしてもよい。
このようなサーバー装置によれば、着手中の作業内容に基づく質問事項が選択されるため、当該質問事項に関連付けられた問い合わせ先のユーザーと速やかに連絡を取ることができる。
また、かかるサーバー装置であって、
前記記憶部は、前記質問事項に関連付けられた問い合せ先ユーザーへの確認事項に関する情報を含む確認情報を記憶するものであり、
前記制御部は、前記確認情報を参照することにより、選択された当該質問事項に関連付けられた確認事項を特定し、特定した当該確認事項を、決定された当該問い合せ先のユーザーが利用する情報処理端末に送信するように制御することとしてもよい。
このようなサーバー装置によれば、質問事項に関連付けられた問い合わせ先のユーザーに対し、当該質問事項に関する確認事項を速やかに送信することができる。
また、かかるサーバー装置であって、
前記記憶部は、前記問い合せ先ユーザーによって確定された図面データを含む図面情報を記憶するものであり、
前記制御部は、前記情報処理端末からの要求があったときに、前記図面情報を参照することにより確定済みの図面データを特定し、特定した当該図面データを要求元の前記情報処理端末に送信するように制御することとしてもよい。
このようなサーバー装置によれば、質問事項に関連付けられた問い合せ先のユーザーにより確定された図面データを、確定後の最新情報として取得することができる。
また、ユーザーが利用する情報処理端末がネットワークを介して接続されるように構成されたコンピューターにより実行されるプログラムであって、
前記コンピューターに、
ユーザーが担当する作業内容に関する情報を含むユーザー情報と、前記作業内容ごとに設定された複数の質問事項に関する情報を含む質問情報と、前記質問事項に関連付けられた問い合せ先のユーザーに関する情報を含む問い合せ先情報と、を記憶部に記憶する処理と、
前記情報処理端末からの要求に応答して、前記ユーザー情報を参照することにより、当該情報処理端末を利用するユーザーが担当する作業内容を特定し、前記質問情報を参照することにより、特定された当該作業内容に基づき当該ユーザーに対する質問事項を選択し、前記問い合わせ先情報を参照することにより、選択された当該質問事項に関連付けられた問い合わせ先のユーザーを決定する処理と、
選択された当該質問事項に関する情報、及び、決定された当該問い合せ先のユーザーに関する情報を、ネットワークを介して要求元の前記情報処理端末に送信する処理と、
を実行させるためのプログラムである。
このようなプログラムによれば、問い合わせ先のユーザーと速やかに連絡を取ることができるため、作業効率を向上させることが可能となる。
また、ユーザーが利用する情報処理端末と、当該情報処理端末とネットワークを介して通信可能に接続されるサーバー装置とを有する情報通信システムであって、
前記サーバー装置は、
ユーザーが担当する作業内容に関する情報を含むユーザー情報と、前記作業内容ごとに設定された複数の質問事項に関する情報を含む質問情報と、前記質問事項に関連付けられた問い合せ先のユーザーに関する情報を含む問い合せ先情報と、を記憶する記憶部と、
前記情報処理端末からの要求に応答して、前記ユーザー情報を参照することにより、当該情報処理端末を利用するユーザーが担当する作業内容を特定する処理と、前記質問情報を参照することにより、特定された当該作業内容に基づき当該ユーザーに対する質問事項を選択する処理と、前記問い合わせ先情報を参照することにより、選択された当該質問事項に関連付けられた問い合わせ先のユーザーを決定する処理と、を行う制御部と、
選択された当該質問事項に関する情報、及び、決定された当該問い合せ先のユーザーに関する情報を、ネットワークを介して要求元の前記情報処理端末に送信する通信部と、を備え、
前記情報処理端末は、
ネットワークを介して前記サーバー装置から受信した、選択された当該質問事項に関する情報、及び、決定された当該問い合せ先のユーザーに関する情報を、当該情報処理端末を利用するユーザーに対して表示する表示部を備えたことを特徴とする情報通信システムである。
このような情報通信システムによれば、問い合わせ先のユーザーと速やかに連絡を取ることができるため、作業効率を向上させることが可能となる。
===実施の形態===
<情報通信システム1の構成>
図1は、本実施形態に係る情報通信システム1の全体構成の一例を示す図である。本実施形態の情報通信システム1は、建設工事の現場等で職長及び作業員等の現場担当者が作業を行っている際に、設計者等の技術担当者や建築資材のサプライヤー等と速やかに連絡を取ることを可能にするシステムであり、各工程の作業を円滑に進めることにより作業効率を向上させることを目的とする。実際の建設現場では、現場担当者(現場のユーザー)が不明な点について質問があった場合に、質問すべき技術担当者等(問い合せ先のユーザー)とすぐに連絡を取ることができないという事情に鑑み、ここでは、現場のユーザーと問い合せ先のユーザーとの間の連絡を速やかに行うための機能や処理について説明する。
本実施形態に係る情報通信システム1は、サーバー装置10と、複数の情報処理端末20と、を含んで構成される。サーバー装置10及び情報処理端末20は、それぞれネットワーク2に接続されており、互いに通信可能となっている。ネットワーク2は、たとえば、イーサネット(登録商標)や公衆電話回線網、無線通信網、携帯電話回線網などにより構築される、インターネットやLAN(Local Area Network)、VAN(Value Added Network)などである。
サーバー装置10は、たとえば、ワークステーションやパーソナルコンピューターであって、情報処理端末20から送信された各種のコマンド(リクエスト)に応じて、当該情報処理端末20に対して各種情報を配信することができる。
情報処理端末20は、作業現場の職長及び作業者、設計者、建築資材のサプライヤー等が利用する端末であり、ネットワーク2を介してサーバー装置10にアクセス可能に構成されている。たとえば、作業者は、情報処理端末20を使って工事に関する情報を参照、更新したり、工事に関するメールをやりとりしたりする。この情報処理端末20は、たとえば、携帯電話端末、スマートフォン、パーソナルコンピューターなどである。
<サーバー装置10の構成>
図2は、サーバー装置10の機能上の構成を示すブロック図である。本実施形態に係るサーバー装置10は、サーバー制御部11と、サーバー記憶部12と、サーバー入力部13と、サーバー表示部14と、サーバー通信部15と、を有している。
サーバー制御部11は、各部間のデータの受け渡しを行うととともに、サーバー装置10全体の制御を行うものであり、CPU(Central Processing Unit)が所定のメモリに格納されたプログラムを実行することによって実現される。すなわち、サーバー制御部11は、情報処理端末20からのリクエスト(要求)に対する各種処理など、情報通信システム1に関する各種制御、情報処理を実行する機能を有している。
サーバー記憶部12は、サーバー装置10におけるシステムプログラムが記憶された読み取り専用の記憶領域であるROM(Read Only Memory)と、サーバー制御部11で生成される各種データ(システムプログラムで使用するフラグや演算した値)が記憶されるとともに、サーバー制御部11の演算処理のワーク領域として使用される書き換え可能な記憶領域であるRAM(Random Access Memory)とを有しており、たとえば、フラッシュメモリやハードディスク等の不揮発性記憶装置によって実現される。そして、このサーバー記憶部12は、バスを介してサーバー制御部11に接続され、サーバー制御部11からの指令に応じて記憶されているデータを参照、読み出し、書き換える処理が行われる。本実施形態のサーバー記憶部12には、ユーザーが担当する作業内容に関する情報を含むユーザー情報と、作業内容ごとに設定された複数の質問事項に関する情報を含む質問情報と、質問事項に関連付けられた問い合せ先のユーザーに関する情報を含む問い合せ先情報と、質問事項に関連付けられた問い合せ先のユーザーへの確認事項に関する情報を含む確認情報と、作業内容ごとに設定された作業工程に関する情報を含む作業工程情報と、設計図などの図面情報が記憶される。なお、これら各情報については、追って詳述する。
サーバー入力部13は、オペレーターが各種データ(例えば、ユーザー情報や作業工程情報)を入力するためのものであり、たとえば、キーボード、マウス、タッチパネル等によって実現される。
サーバー表示部14は、サーバー制御部11からの指令に基づいてオペレーター用の操作画面を表示するためのものであり、たとえば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)等によって実現される。
サーバー通信部15は、情報処理端末20と通信を行うためのものであり、情報処理端末20から送信される各種データや信号を受信する受信部としての機能と、サーバー制御部11の指令に応じて各種データや信号を情報処理端末20へ送信する送信部として機能とを有している。サーバー通信部15は、たとえば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。
<情報処理端末20の構成>
図3は、情報処理端末20の機能上の構成を示すブロック図である。本実施形態の情報処理端末20は、端末制御部21と、端末記憶部22と、端末入力部23と、端末表示部24と、端末通信部25と、を有している。
端末制御部21は、各部間のデータの受け渡しを行うととともに、情報処理端末20全体の制御を行うものであり、CPU(Central Processing Unit)が所定のメモリに格納されたプログラムを実行することによって実現される。すなわち、端末制御部21は、サーバー装置10に対してリクエストするための各種処理など、情報通信システム1に関する各種制御、情報処理を実行する機能を有している。
端末記憶部22は、情報処理端末20におけるシステムプログラムが記憶された読み取り専用の記憶領域であるROM(Read Only Memory)と、端末制御部21で生成される各種データ(システムプログラムで使用するフラグや演算した値)が記憶されるとともに、端末制御部21の演算処理のワーク領域として使用される書き換え可能な記憶領域であるRAM(Random Access Memory)とを有しており、たとえば、フラッシュメモリやハードディスク等の不揮発性記憶装置によって実現される。そして、この端末記憶部22は、バスを介して端末制御部21に接続され、端末制御部21からの指令に応じて記憶されているデータを参照、読み出し、書き換える処理が行われる。
端末入力部23は、ユーザーが各種操作(テキスト入力操作など)を行うためのものであり、たとえば、キーボード、マウス、操作ボタン、タッチパネル等によって実現される。
端末表示部24は、端末制御部21からの指令により各種の操作画面や設計図面等を表示するためのものであり、たとえば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)等によって実現される。
端末通信部25は、サーバー装置10と通信を行うためのものであり、サーバー装置10から送信される各種データや信号を受信する受信部としての機能と、端末制御部21の指令に応じて各種データや信号をサーバー装置10へ送信する送信部として機能とを有している。端末通信部25は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。
<データの構成>
本実施形態の情報通信システム1において利用される各種情報について、図4乃至図9を用いて説明する。図4は、ユーザー情報のデータ構造例を示す図である。図5は、作業工程情報のデータ構造例を示す図である。図6は、質問情報のデータ構造例を示す図である。図7は、問い合せ先情報のデータ構造例を示す図である。図8は、確認情報のデータ構造例を示す図である。図9は、図面情報のデータ構造例を示す図である。
本実施形態においては、サーバー装置10のサーバー記憶部12に、ユーザー情報、作業工程情報、質問情報、問い合せ先情報、確認情報、図面情報が記憶されている。これらの各情報は、情報通信システム1で実行される各種処理において利用される。
ユーザー情報は、現場担当者や技術担当者などのユーザーを識別するためのユーザーIDと、このユーザーIDに関連付けられた当該ユーザーに関する各種情報と、を含んで構成されている。たとえば、図4に示すように、ユーザーの職種、ユーザーの会社名、ユーザーの氏名、ユーザーの連絡先(たとえば、電話番号やメールアドレス)、ユーザーが担当する作業内容を識別するための作業ID、ユーザーが担当する作業内容を示す作業名等が含まれている。
作業工程情報は、工事が行われる建設現場を識別するための現場IDと、この現場IDに関連付けられた当該建設現場に関する各種情報と、を含んで構成され、作業内容ごとに設定されている。現場IDは、建物の各階や階の一部の住戸といった工区が決められる場合には、工区ごとに設定されている。工区とは、建物の工事を段階的に進めていく上で、建物に複数ある住戸(室)を空間的(隣接した住戸)及び時間的(作業時間)にまとめたグループであり、例えば、建物の各階や階の一部の住戸といった工区が決められる。図5に示すように、作業工程情報は、「梁型枠」や「柱型枠」などの作業内容ごとに工程が設定されており、工区ごとの現場名、作業を開始すべき計画開始日、作業を終了すべき計画終了日、作業を開始した実際の開始日、作業を終了した実際の終了日等を、含んで構成されている。
質問情報は、質問事項を識別するための質問IDと、この質問IDに関連付けられた当該質問事項に関する各種情報と、を含んで構成され、作業内容ごとに設定されている。たとえば、図6に示すように、この質問情報は、「梁型枠」や「柱型枠」などの作業内容ごとに関連する質問事項が設定されており、各作業を担当する現場担当者に選択させるための質問項目を含んで構成されている。また、質問項目に未確定要素が含まれているか否かを判定するための「未確定フラグ」が質問IDごとに設定されている。
問い合せ先情報は、現場のユーザーが選択した質問事項と、その質問事項に関する問い合せ先のユーザーとを関連付けて構成され、作業現場ごとに設定されている。たとえば、図7に示すように、この問い合せ先情報は、「1F A工区」、「1F B工区」、「1F C工区」などの現場(工区)ごとに設定されており、各現場のユーザーが選択した質問事項を識別するための質問IDと、その質問事項に関する問い合せ先のユーザーのユーザーIDと、その問い合せ先のユーザーのユーザー名とを関連付けて構成されている。本実施形態では、たとえば、1F A工区の問い合わせ先ユーザーとして、鉄筋職長、設計者、プロジェクト担当者、設備業者等が、質問事項ごとに設定されている。なお、問い合わせ先ユーザーは、これらに限定されるものではなく、質問すべき適切なユーザーであればよい。同様に、問い合せを行う現場のユーザーは、現場監督や作業担当者等に限定されるものではない。
確認情報は、現場のユーザーが選択した質問事項と、その質問事項に関する問い合せ先のユーザーが確認するための確認事項とを関連付けて構成され、作業内容ごとに設定されている。たとえば、図8に示すように、この確認情報は、「梁型枠」や「柱型枠」などの作業内容ごとに関連する確認事項が設定されており、現場のユーザーが選択した質問事項を識別するための質問IDと、その質問事項に関する問い合せ先のユーザーが確認するための確認項目とを関連付けて構成されている。
図面情報は、ビルや住居等の建物を構成する各パーツ(要素)を識別する図面IDと、図面IDに関連付けた図面データとを含んで構成されている。図面データは建物を構成する各パーツの形態情報と仕様情報等とを含み、これをデータベース化したものが図面情報となる。たとえば、ある建物の「壁」について、サイズ・厚さ等を含む3次元形態情報と、当該建物中でその壁が配置される位置の情報と、その壁の材質・断熱性能・製造業者に関する情報を含む仕様情報が、当該図面情報に含まれている。このように、建物を構成する要素ごとの図面データを図面情報として登録することにより、建物全体をモデル化することができる。また、図面情報には、図9に示すように、図面データのファイル名やアクセス先が図面IDに関連付けられている。そのため、現場のユーザーは、あるファイル名の図面データを取得したい場合に、情報処理端末20を利用することにより、対応するアクセス先の記憶領域に格納された図面データを読み出すことができる。
以下では、これらの各情報を利用した、本実施形態に係る情報通信システム1の動作例について、具体的に説明する。
<情報通信システム1の処理>
情報通信システム1全体の処理の流れ及び特徴について、図4乃至図15を用いて説明する。図10は、情報通信システム1の処理を示すフローチャートである。図11は、作業リストを含む画面例を示す図である。図12は、質問事項と問い合せ先を含む画面例を示す図である。図13は、問い合せ先ユーザーの連絡先を含む画面例を示す図である。図14は、問い合せ先ユーザーに対する確認事項を含む画面例を示す図である。図15は、問い合せ先ユーザーの連絡先を含む画面の他の例を示す図である。
まず、建設現場において、現場担当者等のユーザー(以下、「現場ユーザー」という)は、不明な点について質問がある場合に、情報処理端末20を使用して、情報通信システム1にログインする(S101)。
すなわち、情報通信端末20は、現場ユーザーによるログイン用の操作入力(ユーザーIDやパスワードの入力)に応答して、ユーザーIDとパスワード等が設定されたログイン要求を、ネットワーク2を介してサーバー装置10に送信する。サーバー装置10は、情報通信端末20からのログイン要求を受信すると、ユーザー認証処理を行う。そして、ユーザー認証に成功すると、システムログインが完了する。
このようにしてシステムログインが完了した後、サーバー装置10は、現場ユーザーの情報処理端末20からのリクエストに応じて、当該現場ユーザーに閲覧させるための作業リストを作成し、その作業リストを要求元の情報処理端末20に送信する(S102)。
具体的には、サーバー制御部11は、受信したログイン要求に設定されたユーザーIDをキーとしてサーバー記憶部12内のユーザー情報(図4に示す)を参照することにより、当該現場ユーザーが担当する作業内容を特定する。たとえば、図4に示すように、職種が「型枠大工」である現場ユーザーの場合、ユーザーIDは「010」となる。このユーザーID「010」には、作業名1として「梁型枠」が関連付けられ、作業名2として「柱型枠」が関連付けられている。そのため、「型枠大工」である現場ユーザーが担当する作業内容は「梁型枠」及び「柱型枠」であることが特定できる。
引き続き、サーバー制御部11は、サーバー記憶部12内の作業工程情報(図5に示す)を参照することにより、建設現場ごとに当該現場ユーザーが着手している作業内容を推定する。たとえば、「型枠大工」である現場ユーザーがログインした場合に、上述したように当該現場ユーザーが担当する作業名は「梁型枠」及び「柱型枠」であると特定できるため、サーバー制御部11は「梁型枠」及び「柱型枠」のそれぞれに対応する作業工程情報を参照する。図5に示すように、たとえば作業名が「梁型枠」の場合、現場名「1F A工区」については、計画開始日「2011/10/1」と実際の開始日「2011/10/1」とを比較することで、計画どおりに実際の作業が開始された状況であることがわかる。また、実際の終了日の欄が未記入となっていることから、「梁型枠」の作業がまだ終了していない状況であることがわかる。つまり、「1F A工区」の現場における「梁型枠」の作業は、着手中の作業であることが推定できる。同様に、「1F B工区」の現場における「梁型枠」の作業も、着手中の作業であることが推定できる。一方で、「1F C工区」の現場における「梁型枠」の作業は、まだ着手されていないことがわかる。
このようにして、サーバー制御部11は、各現場において現場ユーザーが担当する作業のうちから着手中の作業をリストアップすることによって作業リストを作成し、作成した当該作業リストをサーバー通信部15により要求元の情報処理端末20に送信するように制御する。すなわち、サーバー制御部11は、現場ユーザーの着手している作業内容を現場ごとに予め推定することで、当該現場ユーザーに質問・問い合せ先を選択させる際(ステップS104〜S105にて詳述する)、その選択肢を事前に絞り込むことができる。
次いで、現場ユーザーの情報処理端末20は、サーバー装置11から送信された作業リストを受信すると、この作業リストを含む選択画面(図11参照)を端末表示部24に表示させる。この際、現場ユーザーは、端末入力部23を操作しながらこの選択画面に含まれる作業リストを閲覧して、自らの質問事項に関連する現場・作業の項目を選択することができる。図11に示すように、各項目には、それぞれに対応するチェックボックスが設けられている。このため、現場ユーザーがいずれかのチェックボックスを選択した後に「OK」ボタンを押すと、端末制御部21はこの操作入力を受け付けて当該現場ユーザーの選択結果をユーザーIDと共にサーバー装置10に送信する(S103)。本実施形態においては、図11に示すように、「1F A工区」の「梁型枠」が現場のユーザーによって選択されたものとする。よって、「1F A工区」に対応する現場ID及び「梁型枠」に対応する作業IDを含む選択情報が選択結果として情報処理端末20からサーバー装置10へ送信されることになる。このことから、この現場ユーザーは、「1F A工区」の建設現場において「梁型枠」の作業を実際に行っている状況であって、「1F A工区」の「梁型枠」に関する質問について適切な技術担当者等(以下、「問い合せ先ユーザー」という)に対し問い合せしたい状況であることがわかる。
次いで、サーバー装置10は、情報処理端末20から送信された現場ユーザーの選択結果をユーザーIDと共に受信すると、受信した当該選択結果に応じて当該現場ユーザーに閲覧させるための質問・問い合せ先リストを作成し、作成したその質問・問い合せ先リストを当該情報処理端末20に送信する(S104)。本実施形態においては、「1F A工区」の「梁型枠」が現場ユーザーによって選択されたため(図11参照)、選択結果としての選択情報には「1F A工区」に対応する現場ID及び「梁型枠」に対応する作業IDが含まれている。そのため、サーバー制御部11は、選択情報に含まれる「梁型枠」の作業IDを取得すると、サーバー記憶部12内の質問情報のうちの「梁型枠」に関する質問情報(図6に示す)を参照することにより、「梁型枠」の質問項目及び質問IDを選択する。また、サーバー制御部11は、選択情報に含まれる「1F A工区」の現場IDを取得すると、サーバー記憶部12内の問い合せ先情報のうちの「1F A工区」に関する問い合せ先情報(図7に示す)を参照することにより、「1F A工区」における問い合せ先のユーザー名(ユーザーID)のうちから、選択された「梁型枠」の質問IDに関連付けされた問い合せ先のユーザー名(ユーザーID)を選択する。
このようにして、サーバー制御部11は、現場ユーザーが作業リストから選択し作業中の現場・作業内容に関連付けされた質問項目及び問い合せ先ユーザーをリストアップすることによって質問・問い合せ先リストを作成し、作成した当該質問・問い合せ先リストをサーバー通信部15により要求元の情報処理端末20に送信するように制御する。これにより、現場ユーザーの着手中の作業内容に基づく質問事項、及び、この質問事項に関する問い合せ先ユーザーが自動的に選択されることになるため、現場ユーザーは当該質問事項に関連付けられた問い合わせ先ユーザーと速やかに連絡を取ることができる。
次いで、現場ユーザーの情報処理端末20は、サーバー装置10から送信された質問・問い合せ先リストを受信すると、この質問・問い合せ先リストを含む選択画面(図12参照)を端末表示部24に表示させる。この際、現場ユーザーは、端末入力部23を操作しながらこの選択画面に含まれる質問・問い合せ先リストを閲覧して、自らの質問と一致する質問事項を探し出し、その質問事項についての問い合せ先ユーザーを選択することができる。図12に示すように、各項目には、それぞれに対応するチェックボックスが設けられている。このため、現場ユーザーがいずれかのチェックボックスを選択した後に「OK」ボタンを押すと、端末制御部21はこの操作入力を受け付けて当該現場ユーザーの選択結果をユーザーIDと共にサーバー装置10に送信するように制御を行う。
たとえば、図12に示すように、質問・問い合せ先リストに掲載された複数の質問事項のうち、現場ユーザーの質問と一致する質問事項が「鉄筋が収まっていない」である場合、その現場ユーザーは、その質問に回答すべき問い合せ先ユーザー「A社鉄筋職長」のチェックボックスを選択する。その選択後、現場ユーザーによって「OK」ボタンが押されると、端末制御部21は、この操作入力に応答して、「鉄筋が収まっていない」に対応する質問ID及び「A社鉄筋職長」に対応するユーザーIDを含む選択情報を選択結果としてサーバー装置10に送信する(S105)。
次いで、サーバー装置10は、現場ユーザーの情報処理端末20から送信された選択情報を受信すると、受信した当該選択情報に応答して「A社鉄筋職長」に関する連絡先情報を作成し、作成したその連絡先情報を当該情報処理端末20に送信する。すなわち、サーバー制御部11は、受信した選択情報に含まれる「A社鉄筋職長」のユーザーIDをキーとしてユーザー情報(図4に示す)を参照することにより、「A社鉄筋職長」の氏名、連絡先(電話番号やメールアドレス)等を特定する。また、サーバー制御部11は、受信した選択情報に含まれる「鉄筋が収まっていない」の質問IDをキーとして質問情報(図6に示す)の未確定フラグを参照することにより、「鉄筋が収まっていない」の質問事項には未確定要素が存在しないことをチェックする。本実施形態においては、図6に示すように、質問項目が「鉄筋が収まっていない」である場合、質問IDは「001」となる。この質問ID「001」には、「未確定フラグ」として「0」が設定してあるため、未確定要素が存在しないことがわかる。このようにして、サーバー制御部11は、特定した「A社鉄筋職長」の氏名、連絡先を含む連絡先情報(図13参照)を作成して現場ユーザーの情報処理端末20に送信する(S106)。
これにより、現場ユーザーは、情報処理端末20の端末表示部24に表示される「A社鉄筋職長」の連絡先を確認することができるため、当該質問事項(「鉄筋が収まっていない」)に関連付けられた問い合わせ先ユーザー(「A社鉄筋職長」)と速やかに連絡を取ることができるようになる。
一方で、図12に示すように、質問・問い合せ先リストに掲載された複数の質問事項のうち、現場ユーザーの質問と一致する質問事項が「図面が未確定になっている」である場合には、現場ユーザーは、その質問に回答すべき問い合せ先ユーザーである「設計者」のチェックボックスを選択する。その選択後、現場ユーザーによって「OK」ボタンが押されると、端末制御部21は、この操作入力に応答して、「図面が未確定になっている」に対応する質問ID及び「設計者」に対応するユーザーIDを含む選択情報を選択結果としてサーバー装置10に送信する(S107)。
次いで、サーバー装置10は、現場ユーザーの情報処理端末20から送信された選択情報を受信すると、受信した当該選択情報に基づき「設計者」に関する連絡先情報を作成し、作成したその連絡先情報を当該情報処理端末20に送信するべく、以下の処理を行う。
サーバー制御部11は、受信した選択情報に含まれる「設計者」のユーザーIDをキーとしてユーザー情報(図4に示す)を参照することにより、「設計者」の連絡先を特定する。また、サーバー制御部11は、受信した選択情報に含まれる「図面が未確定になっている」の質問IDをキーとして質問情報(図6に示す)の未確定フラグを参照することにより、「図面が未確定になっている」の質問事項に対する未確定要素の存在をチェックする。本実施形態においては、図6に示すように、質問項目が「図面が未確定になっている」である場合、質問IDは「011」となる。この質問ID「011」には、「未確定フラグ」として「1」が設定してあるため、未確定要素が存在することがわかる。
そして、このように質問事項に未確定要素が存在している場合には、問い合せ先ユーザーである「設計者」に対して未確定要素について確認を行う。これは、現場の作業開始時には未確定であっても、その後に設計者の設計作業が進行することにより、未確定要素が確定している場合があり、その場合には確定後の最新情報を得ることができるためである。具体的には、サーバー制御部11は、受信した選択情報に含まれる「図面が未確定になっている」の質問ID「011」をキーとして、サーバー記憶部12内の確認情報のうちの「梁型枠」に関する確認情報(図8に示す)を参照することにより、「図面が未確定になっている」の質問事項に対応する確認事項である「図面が未確定になっているのでは?」を選択する。
そして、サーバー制御部11は、選択した「図面が未確定になっているのでは?」の確認事項を含む確認用画像を生成して、特定した「設計者」の連絡先(問い合せ先ユーザーの情報処理端末20)に送信する(S108)。この確認用画像は、図14に示すように、問い合せ先ユーザーに対する確認事項と、「未確定」を選択するためのチェックボックスと、「確定」を選択するためのチェックボックスと、確定した図面に対応する図面IDを入力する入力欄とが含まれている。
次いで、問い合せ先ユーザーである「設計者」の情報処理端末20は、サーバー装置10から送信された当該確認用画像を受信すると、この確認用画像を端末表示部24に表示させる。この際、問い合せ先ユーザーである「設計者」は、この確認用画像に含まれる確認内容、つまり、「図面が未確定になっているのでは?」の確認事項に対し、対象となる図面が確定しているのか、それとも未だ確定していないのか、について回答する。つまり、問い合せ先ユーザーである「設計者」は、端末入力部23を操作して、図面が確定している場合には「確定」のチェックボックスを選択し、確定していない場合には「未確定」のチェックボックスを選択する。そして、「確定」のチェックボックスを選択した場合には、確定済みの図面に対応する図面IDを入力欄に入力することもできる。本実施形態においては、図14に示すように、問い合せ先ユーザーである「設計者」により、「確定」のチェックボックスが選択され、確定済みの図面に対応する図面IDが入力欄に入力されたものとする。つまり、現場作業開始時には未確定であった図面が、その後において設計者の設計作業が進行したことにより、確定した状況であることを意味する。このようにして選択・入力が完了した後、問い合せ先ユーザーである「設計者」によって「OK」ボタンが押されると、端末制御部21は、この操作入力に応答して、選択された「確定」の回答、確定済み図面の図面ID、問い合せ先ユーザーのユーザーIDを含む選択・入力情報を選択・入力結果としてサーバー装置10に送信するように制御を行う(S109)。
次いで、サーバー装置10は、問い合せ先ユーザーの情報処理端末20から送信された選択・入力情報を受信すると、受信した当該情報に基づいて「設計者」に関する連絡先情報を作成し、作成したその連絡先情報を現場ユーザーの情報処理端末20に送信する(S110)。すなわち、サーバー制御部11は、受信した選択・入力情報に含まれる「設計者」のユーザーIDをキーとしてユーザー情報(図4に示す)を参照することにより、「設計者」の氏名、連絡先(電話番号やメールアドレス)等を特定する。また、サーバー制御部11は、受信した選択・入力情報に含まれる図面IDをキーとして図面情報(図9に示す)を参照することにより、図面IDに対応する図面データのアクセス先、ファイル名を特定する。このようにして、サーバー制御部11は、特定した「設計者」の氏名や連絡先、特定した図面データのファイル名やアクセス先、「確定」の回答を含む連絡先情報(図15参照)を作成して、現場ユーザーの情報処理端末20に送信する。
次いで、現場ユーザーの情報処理端末20は、サーバー装置10から送信された当該連絡先情報を受信すると、この連絡先情報(図15参照)を端末表示部24に表示させる。この際、現場ユーザーは、端末表示部24に表示された連絡先情報に含まれる「電話番号」や「メールアドレス」を利用して、当該質問事項(「図面が未確定になっている」)に関連付けられた問い合わせ先ユーザー(「設計者」)と速やかに連絡を取ることができるようになる。また、現場ユーザーは、この連絡先情報に含まれる「図面データのアクセス先」に格納された「図面データのファイル名」の図面データを確定後の最新情報として速やかに得ることができるようになる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。また、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更や改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれるのはいうまでもない。
1 情報通信システム
2 ネットワーク
10 サーバー装置
11 サーバー制御部
12 サーバー記憶部
13 サーバー入力部
14 サーバー表示部
15 サーバー通信部
20 情報処理端末
21 端末制御部
22 端末記憶部
23 端末入力部
24 端末表示部
25 端末通信部

Claims (7)

  1. ユーザーが利用する情報処理端末がネットワークを介して接続されるように構成されたサーバー装置であって、
    ユーザーが担当する作業内容に関する情報を含むユーザー情報と、前記作業内容ごとに設定された複数の質問事項に関する情報を含む質問情報と、前記質問事項に関連付けられた問い合せ先のユーザーに関する情報を含む問い合せ先情報と、を記憶する記憶部と、
    前記情報処理端末からの要求に応答して、前記ユーザー情報を参照することにより、当該情報処理端末を利用するユーザーが担当する作業内容を特定する処理と、前記質問情報を参照することにより、特定された当該作業内容に基づき当該ユーザーに対する質問事項を選択する処理と、前記問い合わせ先情報を参照することにより、選択された当該質問事項に関連付けられた問い合わせ先のユーザーを決定する処理と、を行う制御部と、
    選択された当該質問事項に関する情報、及び、決定された当該問い合せ先のユーザーに関する情報を、ネットワークを介して要求元の前記情報処理端末に送信する通信部と、
    を備えたことを特徴とするサーバー装置。
  2. 請求項1に記載のサーバー装置であって、
    前記記憶部は、前記作業内容ごとに設定された作業工程に関する情報を含む作業工程情報を記憶するものであり、
    前記制御部は、前記情報処理端末からの要求があったときに、前記作業工程情報を参照することにより、当該情報処理端末を利用するユーザーが着手している作業内容を推定する処理と、推定された当該作業内容を前記ユーザーに閲覧させるために生成した作業リストを、当該作業内容に設定された前記質問事項を送信する前に、要求元の前記情報処理端末に送信するように制御することを特徴とするサーバー装置。
  3. 請求項2に記載のサーバー装置であって、
    前記制御部は、
    前記ユーザーが前記作業リストを閲覧して推定された当該作業内容のうちから選択した着手中の作業内容を、前記情報処理端末からの要求と共に受信すると、
    前記質問情報を参照することにより、受信した前記着手中の作業内容に基づき当該ユーザーに対する質問事項を選択し、前記問い合わせ先情報を参照することにより、選択された当該質問事項に関連付けられた問い合わせ先のユーザーを決定し、選択された当該質問事項に関する情報、及び、決定された当該問い合せ先のユーザーに関する情報を、要求元の前記情報処理端末に送信するように制御することを特徴とするサーバー装置。
  4. 請求項3に記載のサーバー装置であって、
    前記記憶部は、前記質問事項に関連付けられた問い合せ先ユーザーへの確認事項に関する情報を含む確認情報を記憶するものであり、
    前記制御部は、前記確認情報を参照することにより、選択された当該質問事項に関連付けられた確認事項を特定し、特定した当該確認事項を、決定された当該問い合せ先のユーザーが利用する情報処理端末に送信するように制御することを特徴とするサーバー装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載のサーバー装置であって、
    前記記憶部は、前記問い合せ先ユーザーによって確定された図面データを含む図面情報を記憶するものであり、
    前記制御部は、前記情報処理端末からの要求があったときに、前記図面情報を参照することにより確定済みの図面データを特定し、特定した当該図面データを要求元の前記情報処理端末に送信するように制御することを特徴とするサーバー装置。
  6. ユーザーが利用する情報処理端末がネットワークを介して接続されるように構成されたコンピューターにより実行されるプログラムであって、
    前記コンピューターに、
    ユーザーが担当する作業内容に関する情報を含むユーザー情報と、前記作業内容ごとに設定された複数の質問事項に関する情報を含む質問情報と、前記質問事項に関連付けられた問い合せ先のユーザーに関する情報を含む問い合せ先情報と、を記憶部に記憶する処理と、
    前記情報処理端末からの要求に応答して、前記ユーザー情報を参照することにより、当該情報処理端末を利用するユーザーが担当する作業内容を特定し、前記質問情報を参照することにより、特定された当該作業内容に基づき当該ユーザーに対する質問事項を選択し、前記問い合わせ先情報を参照することにより、選択された当該質問事項に関連付けられた問い合わせ先のユーザーを決定する処理と、
    選択された当該質問事項に関する情報、及び、決定された当該問い合せ先のユーザーに関する情報を、ネットワークを介して要求元の前記情報処理端末に送信する処理と、
    を実行させるためのプログラム。
  7. ユーザーが利用する情報処理端末と、当該情報処理端末とネットワークを介して通信可能に接続されるサーバー装置とを有する情報通信システムであって、
    前記サーバー装置は、
    ユーザーが担当する作業内容に関する情報を含むユーザー情報と、前記作業内容ごとに設定された複数の質問事項に関する情報を含む質問情報と、前記質問事項に関連付けられた問い合せ先のユーザーに関する情報を含む問い合せ先情報と、を記憶する記憶部と、
    前記情報処理端末からの要求に応答して、前記ユーザー情報を参照することにより、当該情報処理端末を利用するユーザーが担当する作業内容を特定する処理と、前記質問情報を参照することにより、特定された当該作業内容に基づき当該ユーザーに対する質問事項を選択する処理と、前記問い合わせ先情報を参照することにより、選択された当該質問事項に関連付けられた問い合わせ先のユーザーを決定する処理と、を行う制御部と、
    選択された当該質問事項に関する情報、及び、決定された当該問い合せ先のユーザーに関する情報を、ネットワークを介して要求元の前記情報処理端末に送信する通信部と、
    を備え、
    前記情報処理端末は、
    ネットワークを介して前記サーバー装置から受信した、選択された当該質問事項に関する情報、及び、決定された当該問い合せ先のユーザーに関する情報を、当該情報処理端末を利用するユーザーに対して表示する表示部と、
    を備えたことを特徴とする情報通信システム。
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