JP2010271953A - 情報交換・共有システム、その方法およびそのプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の情報交換・共有システム1は、情報提供ユーザから提供される情報と該情報にアクセス可能な情報依頼元ユーザを設定するアクセス可否情報とが格納されるメッセージ共有記憶部6と、情報提供依頼メッセージで要求される情報がメッセージ共有記憶部6に有るか否か検索するとともに、情報提供依頼メッセージで要求される情報の当該情報依頼元ユーザのアクセスの可否を、アクセス可否情報12を基に判定するアクセス制御機能と、情報提供依頼メッセージで要求される情報が、既にメッセージ共有記憶部6に格納されている情報の場合に情報依頼元ユーザがアクセス可能と判定されるとき、メッセージ共有記憶部6の情報から当該情報依頼元ユーザの端末2への依頼回答メッセージ情報の作成を行う自動回答機能とを備える。
【選択図】図1
Description
このような背景において、「GP/AS インターフェース仕様書」(非特許文献1)では情報を共有することに重きを置き、情報提供元企業からの自発的な情報提供を呼び掛け、情報提供元企業が情報を提供していれば、情報提供依頼元企業が自由に、提供された情報を取得できる流れとなっている。
一方、「GP/AS インターフェース仕様書」(非特許文献1)では、情報を共有することに重きを置き、情報提供元企業からの自発的な情報提供を呼び掛け、情報提供元企業が情報を提供していれば、情報提供依頼元企業が自由に情報を取得できる流れとなっている。
情報提供依頼元企業が情報を収集する際は、情報提供元企業が情報を登録するDBに情報登録の有無を確認する処理、情報が登録されていれば情報を取得する処理が必要になり、情報が登録されていなければ情報提供元企業へ情報の提供依頼を行う処理、その後、情報提供元企業が情報を登録するのを定期的に確認する処理、登録が確認できたら情報を取得する処理が必要になる。
本発明は上記実状に鑑み、情報提供ユーザ、情報依頼元ユーザそれぞれが情報の収集や提供を行う際に、業務の効率化およびネットワーク負荷の軽減が可能な情報交換・共有システム、その方法およびそのプログラムの提供を目的とする。
備えている。
図1は、本発明に係る実施形態の企業間情報交換・共有システム1の構成図である。
<<企業間情報交換・共有システム1の概要>>
図1に示す実施形態の企業間情報交換・共有システム1は、情報提供元企業の提供元ユーザ端末3から、情報提供依頼元企業に提供すべき情報をメッセージ共有DB6に蓄積しておき、情報提供依頼元企業の依頼元ユーザ端末2から情報提供元企業(G/Wサーバ4)に、情報提供依頼があった際に、情報提供元企業が提供元ユーザ端末3で回答作業を行うことなく、情報の公開レベルに応じて、システムでメッセージ情報提供の履歴をメッセージ交換DB5に蓄積し、依頼回答を行うものである。
なお、情報提供元企業は、提供元ユーザ端末3を用いて、情報提供依頼元企業に提供するメッセージ共有DB6に蓄積される情報を逐次、更新をかけ、また、新たに格納することが可能である。
<企業間情報交換・共有システム1の構成>
図1に示す企業間情報交換・共有システム1は、情報を入手する側の情報提供依頼元企業の依頼元ユーザ端末2および情報を提供する側の情報提供元企業の提供元ユーザ端末3と、依頼元ユーザ端末2がインターネット(通信手段)経由でアクセスし、本システム1の利用認証ならびにメッセージの受付、要求を処理するG/W(GateWay)サーバ4と、情報交換を行う際に情報提供依頼メッセージおよび依頼回答メッセージ、回答ファイルを格納するメッセージ交換DB(データベース)5と、情報提供元企業が情報提供依頼元企業から情報提供依頼がくる前に自発的に情報提供を行い、情報共有を行うための提供ファイル(添付ファイル11e)を有する提供メッセージ情報11を格納するメッセージ共有DB6と、提供元ユーザ端末3がインターネット(通信手段)経由でアクセスし、本システム1の利用認証ならびに要求を処理するWebサーバ7とを備えている。
G/Wサーバ4は、主にファイルをやり取りするサーバであり、CPU(Central Processing Unit)と、フラシュメモリ等の主記憶装置と、HDD(Hard Disk Drive)等の補助記憶装置とを有しており、補助記憶装置には、認証機能、メッセージ受付機能、アクセス制御機能、自動回答機能、提供依頼機能、メッセージ送信/回答機能等を実現するシステムプログラムが、例えばC言語等で記述され機械語の形で格納されている。
企業間情報交換・共有システム1の稼働に際しては、G/Wサーバ4のCPUが、上記システムプログラムを主記憶装置にロードし実行することにより、認証機能、メッセージ受付機能、アクセス制御機能、自動回答機能、提供依頼機能、メッセージ送信/回答機能等が具現化される。
Webサーバ7は、Webブラウザで情報をやり取りするサーバであり、CPUと、フラシュメモリ等の主記憶装置と、HDD等の補助記憶装置とを有しており、補助記憶装置には、認証機能、メニュ表示機能、提供データ受付機能、提供データ登録機能、回答データ登録機能、アクセス管理機能、メッセージ照合機能等を実現するシステムプログラムが機械語の形で格納されている。
企業間情報交換・共有システム1の稼働に際しては、CPUが、上記システムプログラムを主記憶装置にロードして実行することにより、認証機能、メニュ表示機能、提供データ受付機能、提供データ登録機能、回答データ登録機能、アクセス管理機能、メッセージ照合機能等が具現化される。
図2(a)は、G/Wサーバ4およびWebサーバ7が保持するユーザ認証情報8のテーブルの内容を示す図であり、図2(b)は、G/Wサーバ4およびWebサーバ7が保持する認証情報の取引関係情報9のテーブルの内容を示す図である。
図2に示すユーザ認証情報8、取引関係情報9は、G/Wサーバ4およびWebサーバ7が、それぞれ依頼元ユーザ端末2および提供元ユーザ端末3の企業間情報交換・共有システム1へのアクセスの認証を行うために保持するテーブルである。
そのため、G/Wサーバ4およびWebサーバ7には、それぞれ、企業間情報交換・共有システム1にログインするための認証情報が格納されるユーザ認証情報8(図2(a)参照)が格納され、また、情報提供元企業と情報提供依頼元企業との取引関係を示す取引関係情報9(図2(b)参照)が格納されている。
ユーザ権限を示す利用者権限8dは、依頼元権限を示す「R」と提供元権限を示す「P」とで表される。
取引関係情報9は、会員を識別する会員ID9aと当該会員ID9aの取引先会員を識別する取引先会員ID9bとのデータを有している。
図3は、メッセージ共有DB6(図1参照)に保持する情報、すなわちメッセージ共有DB6に格納されるデータを示す図であり、図3(a)は、メッセージ共有DB6に格納される管理ID情報10のデータを示す図であり、図3(b)は、メッセージ共有DB6に格納される提供メッセージ情報11のデータを示す図であり、図3(c)は、メッセージ共有DB6に格納されるアクセス制御情報12のデータを示す図であり、図3(d)は、メッセージ共有DB6に格納されるアクセス履歴情報13のデータを示す図である。
図1、図3に示すメッセージ共有DB6は、依頼元ユーザ端末2および提供元ユーザ端末3で情報を共有するためのDBであり、提供する情報、情報へのアクセスレベル、アクセス履歴が格納されている。
図3(a)に示す管理ID情報10は、提供する情報がメッセージ共有DB6に格納される際に付され提供する情報を識別する管理ID10aと、提供する情報が更新されメッセージ共有DB6に格納された際のバージョンを示すversionNo.10bと、メッセージ共有DB6に格納された際の更新日時を示す最終更新日時10cとが格納されている。
図3(b)に示す提供メッセージ情報11は、提供する情報を識別する管理ID11aと、管理ID11aのバージョンを示すversionNo.11bと、情報提供元企業を識別する提供元会員ID11cと、情報提供元企業が管理する製品を識別する提供元製品番号11dと、提供する情報の実体が記録される添付ファイル11eとが格納されている。
図3(d)に示すアクセス履歴情報13は、提供する情報を識別する管理ID13aと、管理ID13aのバージョンを示すversionNo.13bと、提供する情報へのアクセスの日時を示すアクセス日時13cと、アクセスした会員を識別するアクセス会員ID13dと、情報へのアクセスで情報を参照かつダウンロード(取得)した(=Get)か情報を参照のみか(=Look)かの何れかを示すアクション属性13eとが格納されている。
図4は、メッセージ交換DB5(図1参照)に保持する情報、すなわちメッセージ交換DBに格納されるデータを示す図である。
図1、図4に示すメッセージ交換DB5は、情報提供依頼や依頼された情報の回答などの情報を交換した際の交換メッセージの情報が格納されるDBであり、情報提供依頼メッセージ(=Request)および依頼回答メッセージ(=Reply)のデータを有している。
以下、図5に示す3つのケース1、2、3を例示し、企業間情報交換・共有システム1の動作について具体的に説明する。
なお、図5は、企業間情報交換・共有システム1において情報提供元企業と情報提供依頼元企業間にメッセージが流れる3つのパターンを示す図であり、図5(a)は、第1のパターンであるケース1の流れ図であり、図5(b)は、第2のパターンであるケース2の流れ図であり、図5(c)は、第3のパターンであるケース3の流れ図である。図5(a)〜図5(c)におけるSa、Sb、Sc、Sd、Se、Sfは、それぞれ共通するプログラムモジュールを示している。
<ケース1の動作>
図5(a)に示すケース1では、提供元ユーザ端末3(図1参照)が登録した情報を、依頼元ユーザ端末2から情報提供依頼が行われたとき、G/Wサーバ4がメッセージ共有DB6を検索し、検索した情報が存在したときに提供元ユーザ端末3の代わりに本システム1で自動的に回答を行い、依頼元ユーザ端末2が情報を取得する。
まず、図5(a)のSaにおいて、提供元ユーザ端末3が、事前に、情報をWebサーバ7の提供データ登録機能でメッセージ共有DB6(図3参照)に登録する。
続いて、図5(a)のScにおいて、本システム1での自動回答が可能な場合には、G/Wサーバ4の自動回答機能がメッセージ共有DB6から取得したデータで自動回答を行う、または、自動回答が不可能な場合には、G/Wサーバ4の提供依頼機能が、提供元ユーザ端末3へ依頼を電子メールで送付する。
続いて、図5(a)のSdにおいて、G/Wサーバ4のメッセージ送信/回答機能の働きで、依頼元ユーザ端末2が回答を取得する。
図5(b)に示すケース2では、依頼元ユーザ端末2(図1参照)が情報提供依頼を行ったとき、G/Wサーバ4がメッセージ共有DB6を検索したとき、検索した情報が存在しなかったため、提供元ユーザ端末3へ情報提供依頼を行い、提供元ユーザ端末3が情報提供依頼を確認し、依頼元ユーザ端末2に対してのみ回答を行う。
まず、図5(b)のSbにおいて、依頼元ユーザ端末2が情報提供依頼を行い、G/Wサーバ4のメッセージ受付機能が情報提供依頼のメッセージを受付ける。
続いて、図5(b)のSeにおいて、提供元ユーザ端末3が情報提供依頼を確認し、Webサーバ7の回答データ登録機能で、回答を行う。
続いて、図5(b)のSdにおいて、G/Wサーバ4のメッセージ送信/回答機能の働きで、依頼元ユーザ端末2が回答を取得する。
図5(c)に示すケース3では、依頼元ユーザ端末2(図1参照)が情報提供依頼を行ったとき、G/Wサーバ4がメッセージ共有DB6を検索したとき、検索した情報が存在しなかったため、提供元ユーザ端末3へ情報提供依頼を行い、提供元ユーザ端末3が情報提供依頼を確認し、依頼元ユーザ端末2に対しての回答だけでなくメッセージ共有DB6へも同時に登録を行う。
まず、図5(c)のSbにおいて、依頼元ユーザ端末2が情報提供依頼を行い、G/Wサーバ4のメッセージ受付機能(図1参照)が情報提供依頼のメッセージを受付ける。
続いて、図5(c)のSfにおいて、提供元ユーザ端末3が情報提供依頼を確認し、Webサーバ7の回答データ登録機能で回答を行うとともに、Webサーバ7の提供データ登録機能で、メッセージ共有DB6(図1、図3参照)へ同時登録を行う。
続いて、図5(c)のSdにおいて、G/Wサーバ4のメッセージ送信/回答機能の働きで、依頼元ユーザ端末2が回答を取得する。
<プログラムモジュールSa>
図5(a)に示すプログラムモジュールSaの「提供元ユーザ端末3(図1参照)が事前に情報をメッセージ共有DB6に登録する」について、図6、図2、図3等を用いて説明する。
図6は、企業間情報交換・共有システム1における情報提供依頼元企業の情報提供元企業からの依頼回答の取得を示すフローチャートである。
まず、図6のS101において、情報提供元企業が提供元ユーザ端末3を用いて、企業間情報交換・共有システム1の初期画面でログイン画面を選択する。すると、図1に示すWebサーバ7が提供元ユーザ端末3のWebブラウザから送信されてきたログインページのURLを受信し、図6のS102において、ログイン画面を提供元ユーザ端末3へ送信する。
続いて、図6のS103において、提供元ユーザ端末3に表示されたログイン画面で、情報提供元企業が、自身のログインID、パスワードを入力し、エンターキーを押下すると、Webサーバ7の認証機能は、提供元ユーザ端末3から送信されてきたログインIDとパスワードを受信し、図6のS104において、ログインID、パスワードの組み合わせが、ユーザ認証情報8(図2(a)参照)に存在するか否かチェックする。
一方、例えば、入力されたログインID「provide001」、パスワード「11111」の組み合わせが、図2(a)に示すユーザ認証情報8の2行目に存在した場合(図6のS104の判定が「認証OK」)、図6のS105において、Webサーバ7は、図2(a)に示すユーザ認証情報8を参照し、受信したログインIDおよびパスワードに該当する利用者権限8dが「P」(提供元権限)であることを確認し、Webサーバ7のメニュ表示機能(図1参照)を呼び出し、提供元ユーザ端末3へ提供元メニュを送信する。
続いて、図6のS107において、図7に示す提供元メニュ画面G1において、「提供ファイル登録」G1aを情報提供元企業が選択すると、メニュ表示機能は、提供元ユーザ端末3から提供ファイル登録要求を受信し、提供ファイル登録を提供元ユーザ端末3に送信する。
図8は、提供ファイル登録画面G2の例を示す図である。
続いて、図6のS108において、図8に示す提供ファイル登録画面G2において、提供元会員ID、提供元製品番号、公開有無区分、公開先会員ID、添付ファイル、…の各項目G2aを入力して、登録ボタンG2bを押下する。すると、提供データ受付機能は、提供元ユーザ端末3から送信されてきた提供元会員ID、提供元製品番号等を含む情報提供メッセージ、提供ファイルである添付ファイル、および公開有無区分、公開先会員ID等のアクセス制御情報の登録要求を受信する。
情報提供メッセージが保持する管理IDが存在しないと判断された場合(S109の判定で「存在しない」)、図6のS113において、Webサーバ7の提供データ登録機能(図1参照)は、提供元ユーザ端末3から、一意に識別可能な管理IDを採番し、提供メッセージ情報11を作成し、提供メッセージ情報11のversionNo.に「001」を付与する(S113)。
一方、図6のS109において、情報提供メッセージが保持する管理IDが存在すると判断された場合(図6のS109の判定で「存在する」)、図6のS110において、情報提供メッセージまたは提供ファイルの更新であることを認識し、管理ID情報10、提供メッセージ情報11、およびアクセス制御情報12のversionNo.をそれぞれ1増加し情報提供メッセージの提供メッセージ情報11および提供ファイル(添付ファイル11e)、アクセス制御情報12を、メッセージ共有DB6(図3参照)に格納し、アクセス権限のある依頼元ユーザ端末2(図1参照)が参照・取得可能な状態にする。
図6のS111で「Get」と判定された場合、図6のS112において、図2(b)に示す取引関係情報9を参照して、アクセスした会員IDに紐付くユーザ認証情報8(図2(a)参照)の会員ID8cのメールアドレス8e宛に情報提供メッセージまたは提供ファイルの更新があった旨を示すメールを送信する。
一方、図6のS111で「Get」でないと判定された場合、終了する。
以上が、図6に示す企業間情報交換・共有システム1における情報提供依頼元企業の情報提供元企業からの依頼回答の取得の処理(プログラムモジュールSa)である。
図5に示すプログラムモジュールSbの「依頼元ユーザ端末2(図1参照)が情報提供依頼を行いメッセージ共有DB6(図3参照)を検索する」について、図9、図2、図3を用いて説明する。なお、図9は、企業間情報交換・共有システム1における情報提供依頼元企業の依頼元ユーザ端末2からの情報提供依頼メッセージの送付、メッセージ共有DB6の検索を示すフローチャートである。
ユーザ認証情報8に存在した場合(S202の判定が「認証OK」)、図9のS203において、G/Wサーバ4の認証機能は、ユーザ認証情報8(図2(a)参照)の利用者権限8dが、「R」(依頼元権限)であることを確認し、G/Wサーバ4のメッセージ受付機能(図1参照)を呼び出し、メッセージ受付機能が情報提供依頼メッセージを受け付け、ワークエリアに一時保存する。
以上が、図9に示す企業間情報交換・共有システム1における情報提供依頼元企業の依頼元ユーザ端末2からの情報提供依頼メッセージの送付、メッセージ共有DB6の検索の処理(プログラムモジュールSb)である。
図5に示すプログラムモジュールScの「G/Wサーバ4(図1参照)が自動回答を行うまたは提供元ユーザ端末3へ依頼を送付する」について、図10、図3、図4を用いて説明する。
なお、図10は、企業間情報交換・共有システム1におけるG/Wサーバ4が行う自動回答または提供元ユーザ端末3への情報提供依頼の送付を示すフローチャートである。
図10のS301において、G/Wサーバ4(図1参照)のアクセス制御機能が、(図9のS203)で一時保存した情報提供依頼メッセージから情報提供依頼元企業を示す会員ID、情報提供元企業を示す取引先会員ID、情報の管理IDを抽出する。
取引関係情報9に存在した場合(S303の判定が「IDが存在する」)、図10のS304において、抽出した管理IDでメッセージ共有DB6の提供メッセージ情報11の管理IDを検索し、図10のS306において、管理IDに合致する情報提供メッセージがメッセージ共有DB6内に存在するかチェックする。
以上が、図10に示すG/Wサーバ4(図1参照)が自動回答を行うまたは提供元ユーザ端末3へ依頼を送付するの処理(プログラムモジュールSc)である。
図5に示すプログラムモジュールSdの「依頼元ユーザ端末2が回答を取得する」について、図11、図2、図4を用いて説明する。
なお、図11は、企業間情報交換・共有システム1における情報提供依頼元企業の依頼元ユーザ端末2への情報提供元企業の提供元ユーザ端末3からの依頼回答の取得(プログラムモジュールSd)を示すフローチャートである。
図11のS401において、G/Wサーバ4の認証機能(図1参照)は、依頼元ユーザ端末2が実行したダウンロードコマンドにより送信されてきた認証ファイルを受信し、図11のS402において、認証ファイルのログインID、パスワードの組み合わせが、ユーザ認証情報8(図2(a)参照)に存在するかチェックする。
一方、送信された認証ファイルのログインID、パスワードの組み合わせがユーザ認証情報8に存在した場合(S402の判定が「認証OK」)、図11のS403において、G/Wサーバ4の認証機能はユーザ認証情報8(図2(a)参照)の利用者権限8dが「R」(依頼元権限)であることを確認し、G/Wサーバ4のメッセージ送信/回答機能を呼び出し、メッセージ送信/回答機能がメッセージ交換DB5(図4参照)の交換メッセージ情報のデータを検索し、メッセージ区分5aが「Reply」が存在するかチェックする。
以上が、図11に示す実施形態の企業間情報交換・共有システム1における情報提供依頼元企業の依頼元ユーザ端末2への提供元企業の提供元ユーザ端末3からの依頼回答の取得(プログラムモジュールSd)の処理である。
次に、図5(b)に示すプログラムモジュールSeの「提供元ユーザ端末3が情報提供依頼を確認し、回答を行う」について、図12、図2、図4、図7等を用いて説明する。
なお、図12は、企業間情報交換・共有システム1における提供元企業の提供元ユーザ端末3からの依頼回答の登録業務を示すフローチャートである。
図12のS501において、Webサーバ7(図1参照)が提供元ユーザ端末3のWebブラウザから送信されてきたログインページのURLを受信し、図12のS502において、ログイン画面を提供元ユーザ端末3へ送信する。
ユーザ認証情報8に存在しない場合(S504の判定が「認証NG」)、図12のS506において、Webサーバ7の認証機能(図1参照)は、認証失敗のメッセージを提供元ユーザ端末3に送信し、図12のS502に移行する。
図12のS507において、提供元ユーザ端末3で、提供元メニュ画面G1における「新着情報」または「メッセージ検索」を選択すると、メニュ表示機能(図1参照)はメッセージ照合機能を呼び出し、メッセージ照合機能が、提供元ユーザ端末3からメッセージ検索要求を受信し、図12のS508において、メッセージ照合機能が、メッセージ交換DB5(図4参照)を検索し、検索条件に合致した情報提供依頼メッセージ一覧画面G3(図13参照)を提供元ユーザ端末3に送信する。なお、図13は、情報提供依頼メッセージ一覧画面G3の例を示す図である。
提供元ユーザ端末3で、回答一覧作成画面G4(図14参照)のリンクG4a、訂正G4b等が選択などされ、回答登録ボタンが押下される。
提供元ユーザ端末3で、回答詳細画面G5(図15参照)のデータG5aに入力が行われ、回答登録ボタンが押下される。
以上が、図12に示す企業間情報交換・共有システム1における情報提供元企業の提供元ユーザ端末3からの依頼回答の登録業務の処理(プログラムモジュールSe)である。
次に、図5(c)に示すプログラムモジュールSfの「情報提供元企業が情報提供依頼を確認し、回答を行うおよびメッセージ共有DBへ同時登録を行う」について、図16、図2、図3、図4、図7等を用いて説明する。
図16は、企業間情報交換・共有システム1における情報提供元企業の提供元ユーザ端末3からの依頼回答の登録およびメッセージ共有DB6への同時登録業務を示すフローチャートである。
図16のS601において、Webサーバ7が提供元ユーザ端末3のWebブラウザから送信されてきたログインページのURLを受信し、図16のS602において、ログイン画面を提供元ユーザ端末3へ送信する。
ユーザ認証情報8(図2(a)参照)に存在しない場合(S604の判定が「認証NG」)、図16のS606において、Webサーバ7の認証機能は、認証失敗のメッセージを提供元ユーザ端末3に送信し、図16のS602に移行する。
そして、図16のS615において、提供データ登録機能は、メッセージ共有DB6の管理ID情報10(図3(a)参照)を参照し一意に識別可能な管理IDを採番し、依頼元ユーザ端末2の回答から情報提供メッセージを作成する。
以上が、図16に示す企業間情報交換・共有システム1における提供元企業の提供元ユーザ端末3からの依頼回答の登録およびメッセージ共有DB6への同時登録業務の処理(プログラムモジュールSf)である。
企業間情報交換・共有システム1は、情報を交換した際の交換メッセージの情報が登録されるメッセージ交換DB5だけでなく、提供する情報、情報へのアクセスレベル、アクセス履歴等が登録されるメッセージ共有DB6を配置している。
メッセージ共有DB6に登録する情報にアクセス可能な情報提供依頼企業をメッセージ共有DB6に設定し、情報提供依頼元企業からの情報提供依頼メッセージで要求される情報が、既にメッセージ共有DB6に登録されている情報の場合、本システム1のアクセス制御機能がアクセス可否を確認し、アクセス可能であれば、情報提供元企業に情報提供依頼メッセージを送信することなく、情報提供元企業の代わりに自動的に情報提供依頼元企業の依頼元ユーザ端末2へ依頼回答を行う。
また、情報提供元企業が提供元ユーザ端末3で情報の登録を行う際、情報提供依頼元企業からの情報提供依頼に対する依頼回答メッセージの登録だけでなく、メッセージ共有DB6へ情報提供メッセージ登録も同時に行うことを提供元企業が選択することができ、同時に依頼回答メッセージの登録と情報提供メッセージの登録を行う場合、ひとつの情報を一度にメッセージ交換DB5とメッセージ共有DB6へ登録を行うことが可能な機能を持つ。
本実施形態では、情報提供元企業(以下、提供元企業と称す)が複数の情報提供依頼元企業(以下、依頼元企業と称す)へ情報を提供している場合、依頼元企業から情報提供依頼がある前に、提供元企業が予めメッセージ共有DB6に情報を登録しておくことにより、複数の依頼元企業からの同じ情報の提供依頼に対して、メッセージ共有DB6が提供元企業の代わりに依頼回答を行うため、提供元企業が依頼元企業からの情報提供依頼に対応する工数を削減、また、依頼元企業からの情報提供依頼を提供元企業が受けとり依頼回答を行う際、依頼回答の登録だけでなくメッセージ共有DB6への登録を同時に行えることにより、メッセージ共有DB6に登録する工数を削減できる。
以上のように、この実施形態では、インターネットを経由して、複数の企業間で情報交換を行い、流通する情報の全てまたは一部をメッセージ共有DB6に登録することによって、企業間の情報交換の効率化を実現できる。
例えば、メッセージ交換記憶部の一部または全部を、ワークエリアで一時記憶する構成としてもよい。
2 依頼元ユーザ端末(情報依頼元ユーザの端末)
3 提供元ユーザ端末(情報提供ユーザの端末)
4 G/Wサーバ(コンピュータ)
5 メッセージ交換DB(メッセージ交換記憶部)
6 メッセージ共有DB(メッセージ共有記憶部)
7 Webサーバ(コンピュータ)
12 アクセス可否情報(アクセス制御情報)
Claims (19)
- 流通する情報を提供する情報提供ユーザの端末と前記流通する情報へのアクセスを依頼する情報依頼元ユーザの端末間で通信手段を介して前記流通する情報の交換が行われる情報交換・共有システムであって、
前記情報提供ユーザの端末から提供される情報と該情報にアクセス可能な前記情報依頼元ユーザを設定するアクセス可否情報とが格納されるメッセージ共有記憶部と、
前記情報依頼元ユーザの端末からの情報提供依頼メッセージで要求される情報がメッセージ共有記憶部に有るか否か検索するとともに、前記情報依頼元ユーザからの情報提供依頼メッセージで要求される情報の当該情報依頼元ユーザのアクセスの可否を、前記アクセス可否情報を基に判定するアクセス制御機能と、
前記情報依頼元ユーザからの情報提供依頼メッセージで要求される情報が、既に前記メッセージ共有記憶部に格納されている情報の場合に前記情報依頼元ユーザがアクセス可能と判定されるとき、前記情報提供ユーザの端末に前記情報提供依頼メッセージを送信することなく、前記メッセージ共有記憶部の情報から当該情報依頼元ユーザの端末への依頼回答メッセージ情報の作成を行う自動回答機能とを
備えることを特徴とする情報交換・共有システム。 - 前記自動回答機能は、作成を行った前記依頼回答メッセージ情報をメッセージ交換記憶部に登録し、
前記情報交換・共有システムは、当該情報依頼元ユーザの端末に前記依頼回答メッセージ情報の送信を行うメッセージ送信/回答機能を備える
ことを特徴とする請求項1記載の情報交換・共有システム。 - 前記情報依頼元ユーザの端末からの情報提供依頼メッセージの認証の可否を判断する認証機能を備え、
前記アクセス制御機能は、認証可の前記情報提供依頼メッセージが前記メッセージ共有記憶部に有るか否か検索するとともに、前記認証可の情報提供依頼メッセージで要求される情報の当該情報依頼元ユーザのアクセスの可否を、前記アクセス可否情報を基に判定する
ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の情報交換・共有システム。 - 流通する情報を提供する情報提供ユーザの端末と前記流通する情報へのアクセスを依頼する情報依頼元ユーザの端末間で通信手段を介して前記流通する情報の交換が行われる情報交換・共有システムであって、
前記情報提供ユーザの端末から提供される情報と該情報にアクセス可能な前記情報依頼元ユーザを設定するアクセス可否情報とが格納されるメッセージ共有記憶部と、
前記情報提供依頼メッセージで要求される情報がメッセージ共有記憶部に有るか否か検索するとともに、前記情報依頼元ユーザからの情報提供依頼メッセージで要求される情報の当該情報依頼元ユーザのアクセスの可否を、前記アクセス可否情報を基に判定するアクセス制御機能と、
前記情報依頼元ユーザの端末からの情報提供依頼メッセージで要求される情報が、既に前記メッセージ共有記憶部に格納されているが前記アクセス可否情報に基づき前記情報依頼元ユーザがアクセス不可と判定される場合、または、前記メッセージ共有記憶部に格納されていない場合、前記情報提供ユーザへの情報提供依頼情報を作成する提供依頼機能とを
備えることを特徴とする情報交換・共有システム。 - 前記提供依頼機能は、作成した前記情報提供依頼情報をメッセージ交換記憶部に登録する
ことを特徴とする請求項4記載の情報交換・共有システム。 - 前記情報依頼元ユーザの端末からの情報提供依頼メッセージの認証の可否を判断する認証機能を備え、
前記アクセス制御機能は、認証可の前記情報提供依頼メッセージが前記メッセージ共有記憶部に有るか否か検索するとともに、前記認証可の情報提供依頼メッセージで要求される情報の当該情報依頼元ユーザのアクセスの可否を、前記アクセス可否情報を基に判定する
ことを特徴とする請求項4または請求項5記載の情報交換・共有システム。 - 前記情報提供ユーザの端末からの依頼回答メッセージ情報を前記メッセージ交換記憶部に登録する回答データ登録機能を
備えることを特徴とする請求項5または請求項6記載の情報交換・共有システム。 - 前記情報提供ユーザの端末からの依頼回答メッセージ情報を前記メッセージ共有記憶部に登録する提供データ登録機能を
備えることを特徴とする請求項5から請求項7のうちの何れか一項記載の情報交換・共有システム。 - 前記情報依頼元ユーザの端末に前記依頼回答メッセージ情報の送信を行うメッセージ送信/回答機能を
備えることを特徴とする請求項7または請求項8記載の情報交換・共有システム。 - 流通する情報を提供する情報提供ユーザの端末と前記流通する情報へのアクセスを依頼する情報依頼元ユーザの端末間で通信手段を介して前記流通する情報の交換が行われ、前記情報提供ユーザの端末から提供される情報と該情報にアクセス可能な前記情報依頼元ユーザを設定するアクセス可否情報とが格納されるメッセージ共有記憶部を有する情報交換・共有システムの方法であって、
アクセス制御機能は、前記情報依頼元ユーザの端末からの情報提供依頼メッセージで要求される情報がメッセージ共有記憶部に有るか否か検索するとともに、前記情報依頼元ユーザからの情報提供依頼メッセージで要求される情報の当該情報依頼元ユーザのアクセスの可否を、前記アクセス可否情報を基に判定し、
前記情報依頼元ユーザからの情報提供依頼メッセージで要求される情報が、既に前記メッセージ共有記憶部に格納されている情報の場合に前記情報依頼元ユーザがアクセス可能と判定されるとき、
自動回答機能は、前記情報提供ユーザの端末に前記情報提供依頼メッセージを送信することなく、前記メッセージ共有記憶部の情報から当該情報依頼元ユーザの端末への依頼回答メッセージ情報の作成を行う
ことを特徴とする情報交換・共有システムの方法。 - 前記自動回答機能は、作成を行った前記依頼回答メッセージ情報をメッセージ交換記憶部に登録し、
前記メッセージ送信/回答機能は、当該情報依頼元ユーザの端末に前記依頼回答メッセージ情報の送信を行う
ことを特徴とする請求項10記載の情報交換・共有システムの方法。 - 認証機能は、前記情報依頼元ユーザの端末からの情報提供依頼メッセージの認証の可否を判断し、
前記アクセス制御機能は、認証可の前記情報提供依頼メッセージが前記メッセージ共有記憶部に有るか否か検索するとともに、前記認証可の情報提供依頼メッセージで要求される情報の当該情報依頼元ユーザのアクセスの可否を、前記アクセス可否情報を基に判定する
ことを特徴とする請求項10または請求項11記載の情報交換・共有システムの方法。 - 流通する情報を提供する情報提供ユーザの端末と前記流通する情報へのアクセスを依頼する情報依頼元ユーザの端末間で通信手段を介して前記流通する情報の交換が行われ、前記情報提供ユーザの端末から提供される情報と該情報にアクセス可能な前記情報依頼元ユーザを設定するアクセス可否情報とが格納されるメッセージ共有記憶部を有する情報交換・共有システムの方法であって、
前記アクセス制御機能は、前記情報提供依頼メッセージで要求される情報がメッセージ共有記憶部に有るか否か検索するとともに、前記情報依頼元ユーザからの情報提供依頼メッセージで要求される情報の当該情報依頼元ユーザのアクセスの可否を、前記アクセス可否情報を基に判定し、
前記情報依頼元ユーザの端末からの情報提供依頼メッセージで要求される情報が、既に前記メッセージ共有記憶部に格納されているが前記アクセス可否情報に基づき前記情報依頼元ユーザがアクセス不可と判定される場合、または、前記メッセージ共有記憶部に格納されていない場合、
提供依頼機能は、前記情報提供ユーザへの情報提供依頼情報を作成する
ことを特徴とする情報交換・共有システムの方法。 - 前記提供依頼機能は、作成した前記情報提供依頼情報をメッセージ交換記憶部に登録する
ことを特徴とする請求項13記載の情報交換・共有システムの方法。 - 認証機能は、前記情報依頼元ユーザの端末からの情報提供依頼メッセージの認証の可否を判断し、
前記アクセス制御機能は、認証可の前記情報提供依頼メッセージがメッセージ共有記憶部に有るか否か検索するとともに、前記認証可の情報提供依頼メッセージで要求される情報の当該情報依頼元ユーザのアクセスの可否を、前記アクセス可否情報を基に判定する
ことを特徴とする請求項13または請求項14記載の情報交換・共有システムの方法。 - 回答データ登録機能は、前記情報提供ユーザの端末からの依頼回答メッセージ情報を前記メッセージ交換記憶部に登録する
ことを特徴とする請求項14または請求項15記載の情報交換・共有システムの方法。 - 提供データ登録機能は、前記情報提供ユーザの端末からの依頼回答メッセージ情報を前記メッセージ共有記憶部に登録する
ことを特徴とする請求項14から請求項16のうちの何れか一項記載の情報交換・共有システムの方法。 - メッセージ送信/回答機能は、前記情報依頼元ユーザの端末に前記依頼回答メッセージ情報の送信を行う
ことを特徴とする請求項16または請求項17記載の情報交換・共有システムの方法。 - 請求項10から請求項18のうちの何れか一項記載の情報交換・共有システムの方法を、コンピュータで実現するためのプログラム
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