JP2004030503A - ヘルプデスクシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】質問者の希望に応じた回答提供方法により簡易に回答の提供を行うとともに、過去の回答情報の有効利用を図ることのできるヘルプデスクシステムを提供する。
【解決手段】ヘルプデスクシステム100は、サポート側端末105がサポートサービスの担当者により入力された質問及び回答について、顧客の希望する回答提供方法に応じて挨拶文等を付与して、メールサーバ102,FAXサーバ103を介して電子メール又はFAX文書により回答を提供する。また、Webサーバ104によりインターネット109を介して顧客側端末111又は社員側端末113で過去の質問及び回答からなるサポート情報を閲覧可能とする。
【選択図】 図1
【解決手段】ヘルプデスクシステム100は、サポート側端末105がサポートサービスの担当者により入力された質問及び回答について、顧客の希望する回答提供方法に応じて挨拶文等を付与して、メールサーバ102,FAXサーバ103を介して電子メール又はFAX文書により回答を提供する。また、Webサーバ104によりインターネット109を介して顧客側端末111又は社員側端末113で過去の質問及び回答からなるサポート情報を閲覧可能とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンピュータの各種機器、コンピュータプログラムなどについて、顧客からの運用上の問題、機能拡張などの質問について回答を行う際に用いられるヘルプデスクシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、コンピュータ製品等に関する運用上の問題,機能拡張に関する質問のサポートサービスとして、企業等の顧客からの質問に対して電話,FAX,電子メールなどの媒体を使用することにより回答の提供が行われている。
このようなサポートサービスにおいては、顧客からの質問管理,ノウハウの蓄積,回答の検索機能等を備えたヘルプデスクシステムが用いられている。従来のヘルプデスクシステムとしては、例えば、ペレクリンシステムズ株式会社の「Remedy Help Desk(登録商標)」、住友電気工業株式会社の「Dr_Helper」、三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社の「三菱ヘルプデスクシステムソリューション」、三和コンピュータ株式会社の『Help Desk Builder』が知られている。
これら従来のヘルプデスクシステムでは、顧客としての企業等の組織に属する質問者からの質問と当該質問に対する回答とからなるサポート情報をデータベースに格納して管理しており、質問者から質問があった場合に、データベースから過去のサポート情報を検索し、質問に対する回答例を表示する。前記担当者は、表示された回答例に基づき、前記質問者からの質問に対する回答をFAX,電子メール等の提供方法に応じて編集し、質問者に対して送信していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来のヘルプデスクシステムでは、過去のサポート情報の管理を行うものであり、新たに受付けた質問についての回答例を検索して表示することはできるが、回答例の表示はサポートサービスの担当者に対するものであり、前記質問者への回答の提供については考慮されていなかった。
従って、サポートサービスの担当者は、ヘルプデスクシステムを用いて過去のサポート情報に含まれる回答例を検索した後、別途回答を質問者に送信するためにFAX,電子メール等の各提供方法に応じた編集作業及び送信作業を行うことが必要となり、回答作業が煩雑なものとなっていた。
一方、顧客側でFAX,電子メールでの回答の提供を希望する場合、質問者に対してのみ回答の提供がされるため、質問者と同一組織内に属する他の者は質問内容及び回答内容を直接に知ることができなかった。また、サポートサービスを行っている企業等の組織内においては、ヘルプデスクシステムを用いてサポートサービスを行う部署内で質問及び回答の情報を共有しているが、顧客情報秘匿との関係で他部署の社員に対してサポート情報の公開がされていなかった。
従って、顧客又はサポートサービスを行う企業等の各組織に属する者に対して、過去のサポート情報の有効利用ができず、同一組織内において質問及び回答の情報を共有するようなシステムを別途構築することが必要となっていた。また、質問者と同一組織に属する者については同一内容の質問をすることも考えられるが、インシデント方式のサポートサービスの場合には、別途費用が発生してしまうため、顧客側のコスト負担が増加するという問題があった。
【0004】
本発明は、上記課題を解決するものであり、質問者からの質問に対して回答の提供を行うサポートサービスに用いられるヘルプデスクシステムとして、質問者の希望に応じた回答提供方法により簡易に回答の提供を行うとともに、質問者と同一組織に所属する者等に対して当該組織に対するサポート情報を公開することにより、前記サポート情報の有効かつ適切な利用を可能とするヘルプデスクシステムを提供することを目的とする。
【0005】
前記課題を解決するため、本願発明は、顧客の組織に所属する質問者からの質問に対して、サポートサービスの担当者により作成された回答を含む回答文書を前記質問者に送信する送信手段を備えたヘルプデスクシステムであって、予め各顧客についてファクシミリ又は電子メールを含む複数の回答提供方法に応じた送信先情報を格納した顧客情報格納手段と、前記質問者から受付けた質問と当該質問に対する回答とを前記担当者に入力させるとともに、前記質問及び回答の組合せについての回答提供方法の選択及び公開種別情報の入力を受付ける入力手段と、前記入力された質問及び回答の組合せと当該組合せについての公開種別情報とを格納する質問・回答情報格納手段と、前記回答提供方法の選択を受付けた質問と回答との組合せを前記質問・回答情報格納手段から取得し、前記組合せについて選択された回答提供方法に基づき前記顧客情報格納手段から送信先情報を取得するとともに、前記組合せに対して選択された回答提供方法に応じて挨拶文を含む補助文を付与して前記回答文書を生成する回答文書生成手段と、前記回答文書生成手段により生成された回答文書を、前記送信先情報に基づき前記選択された回答提供方法により送信する回答送信手段と、前記担当者により選択された公開種別情報に基づき、当該公開種別情報の示す公開対象者からの要求に応じてネットワークを介して前記質問と回答との組合せを公開する質問・回答公開手段とを備える。
また、前記公開種別情報は、公開対象者として前記質問者の所属する組織内のユーザ乃至担当者の所属する組織内のユーザを示す。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面に基づき説明する。
図1は本発明の一実施の形態に係るヘルプデスクシステムの概略構成を示すブロック図である。
本実施の形態に係るヘルプデスクシステム100は、データベースサーバ101と、メールサーバ102と、FAXサーバ103と、Webサーバ104と、サポート側端末105とがイントラネット106で接続されている。データベースサーバ101は、顧客情報を格納したユーザデータベース107や過去の質問及び回答を含むサポート情報を格納したサポート情報管理データベース108等の各種データベースに対する処理を行う。メールサーバ102はサポートサービス側の担当者が作成した回答をインターネット109を介して電子メールで顧客側端末111に送信する処理を行い、FAXサーバ103は前記回答をFAX回線網110を介して顧客側のFAX装置112に送信する処理を行う。Webサーバ104はインターネット109を介してサポート情報を顧客側端末111及び社員側端末113で閲覧可能なように公開する処理を行う。ここで、顧客側端末111とは顧客としての企業等の組織に属する者が扱うコンピュータを示している。また、社員側端末113とはユーザサポートを行う企業に属する他部署の社員が扱うコンピュータを示している。サポート側端末105はサポートサービス側の担当者が使用するコンピュータで回答の入力処理及び各サーバ101〜104に対する指示等を行う。
ヘルプデスクシステム100は、サポート側端末105がサポートサービスの担当者により入力された質問及び回答について、顧客の希望する回答提供方法に応じて挨拶文等を付与して、メールサーバ102,FAXサーバ103を介して電子メール又はFAX文書により回答を提供する。また、Webサーバ104によりインターネット109を介して顧客側端末111又は社員側端末113で過去の質問及び回答からなるサポート情報を閲覧可能とする。
【0007】
図2〜4は、データベースサーバ101の処理するデータベースのデータ構造の一例を示す図である。
図2はヘルプデスクシステム100により回答の提供を受けるユーザの情報を格納したユーザデータベース107の一例を示す。
ユーザデータベース107は、本システムにより回答の提供を受けるユーザについての情報を格納したものであり、各ユーザを識別するユーザID201,パスワード202,会社名203,担当者名204,メールアドレス205,電話番号206,FAX番号207,インシデント208,ユーザ種別209の各データを有する。パスワード202はWebサーバ104からサポート情報の提供を受ける際のユーザ認証に用いるものである。また、会社名203は顧客企業の会社名を示すものであるが、サポートサービスを行う企業内のユーザの場合には「社内」又は部署名が登録される。ユーザ種別209は顧客か社内ユーザかを区別するものである。ここで、ユーザとは、顧客については顧客の組織自体を示し、社内ユーザについてはユーザ個人を示している。従って、顧客の組織に所属する者についてはヘルプデスクシステム100では、同一ユーザとして認識されることとなる。
【0008】
図3はサポート情報管理データベース108を構成する問題管理テーブル300の一例を示す。
問題管理テーブル300は、顧客からの問合せに関する情報を格納したものであり、顧客からの問合せを識別する問題番号301と、質問者ID302と、担当者ID303と、対象製品304と、問題概要305と、キーワード306と、調査状況307と、消費インシデント308と、公開種別309の各データを有する。質問者ID302は、問合せを行った顧客を識別するもので、ユーザデータベース107のユーザID201の情報が用いられる。担当者ID303は、サポートサービス側の担当者を識別するものである。対象製品304,問題概要305,キーワード306は、Webサーバ104からサポート情報の提供を受ける際の検索処理等に用いられる。公開種別309は、Webサーバ104による情報の提供を行うか否かを識別するためのもので、「非公開」はサポートサービスの担当者のみ閲覧可能な情報、「顧客公開」は前記担当者の他、問合せを行った顧客の組織に所属する者も閲覧可能な情報、「社内公開」は前記担当者,顧客の組織に所属する者の他、サポートサービスを行う企業内のユーザも閲覧可能な情報を示す。従って、質問内容又は回答内容に顧客情報が含まれるような場合には、「非公開」又は「顧客公開」として、顧客情報の漏洩を防止する。また、質問者に対してのみ提供すべき回答については「非公開」とする。
【0009】
図4はサポート情報管理データベース108を構成する質問・回答管理テーブル400の一例を示す。
顧客企業からの1つの問合せに対して、複数回の質問,回答のやり取りを行う場合があるため、問題管理テーブル300の1つのレコードに対して、複数の質問・回答の情報が質問・回答管理テーブル400に格納される。
質問・回答管理テーブル400は、問題番号401と、回答番号402と、質問403と、問合せ日404と、受付者ID405と、回答406と、回答日407と、回答者ID408の各データを有する。
回答番号402は1つの問合せに対して複数回の質問・回答のやり取りを行った場合に、同一の問題番号401の情報についてそれぞれの質問・回答を識別するためのものである。質問403,回答406には、サポートサービスの担当者により入力された質問内容,回答内容が格納され、これらの情報によりWebサーバ104の公開するサポート情報が構成される。
【0010】
次に、サポートサービスの担当者によるヘルプデスクシステム100を用いた回答提供方法について説明する。
図5は、電子メール又はFAXにより回答の提供を行う場合の処理手順を示すフローチャートである。
ヘルプデスクシステム100が起動されると、サポート側端末105に図6に示すID入力画面600を表示する(ステップ501)。担当者によりID入力画面600のID入力欄601にユーザIDが入力され、OKボタン602が操作されると、ユーザIDの入力を受付け(ステップ502)、サポート側端末105に図7に示す質問・回答入力画面を表示する(ステップ503)。
質問・回答入力画面700は、問合せに対して自動的に付与された問題番号701と、今回送信する回答を識別する回答情報702と、ステップ502で入力されたユーザIDに基づきユーザデータベース107から取得した送信先情報703を表示する。また、質問入力欄704及び回答入力欄705を有し、担当者に質問内容,回答内容と担当者ID等の各種の情報を入力させる。また、後述する回答提供方法の選択処理に用いる回答メールボタン706,回答FAXボタン707と、公開種別の選択処理に用いる公開種別選択欄708を有する。
サポート側端末105は、担当者による質問入力欄704及び回答入力欄705にそれぞれ質問内容及び回答内容の入力を受付け(ステップ504)、担当者の操作に基づき回答提供方法の選択処理が行われる(ステップ505)。なお、選択処理が行われた際に、サポート情報管理データベース108に問題番号301,回答番号402,質問403,回答406,その他の情報を格納する。
選択処理において回答メールボタン706が操作されると回答提供方法として電子メールの選択を受付け、後述する回答電子メールメッセージの生成処理を行い(ステップ506)、回答メールの送信処理を行う(ステップ507)。一方、選択処理において回答FAXボタン707が操作されると回答提供方法としてFAXの選択を受付け、後述する回答FAX文書の生成処理を行い(ステップ508)、回答FAXの送信処理を行う(ステップ509)。その後、担当者による情報公開種別の選択を受付け(ステップ510)、問題管理テーブル300に公開種別309の情報を格納して処理を終了する。
【0011】
図8は図5のステップ506における回答電子メールメッセージ生成処理の詳細を示すフローチャートである。
回答電子メールメッセージの生成処理ではデータベースサーバ101により、ユーザID201に基づきユーザデータベース107から送信先情報として会社名203,担当者名204,メールアドレス205の各情報を取得し(ステップ801)、問題番号301,401及び回答番号402に基づきサポート情報管理データベース108から送信する回答の情報を取得する(ステップ802)。本実施の形態では、問題管理テーブル300から消費インシデント308等の情報を取得し、質問・回答管理テーブル400から質問403,回答406等の情報を取得する。
ユーザ端末105は、データベースサーバ101の取得した情報に基づき、電子メールを生成する。この場合、回答の送信元(From)に回答者のメールアドレスを設定し、送信先(To)に質問者のアドレスを設定し、件名(Subject)に問題ID及び「ご回答」を設定する。また、本文(Body)に問題ID,顧客の会社名の他、質問内容及び回答内容に予め設定された挨拶文及び末文を付与したメッセージを生成する。
ユーザ端末105は生成した電子メールメッセージを図9に示すメール送信画面に表示する。
メール送信画面900は、送信元欄901,送信先欄902,件名欄903,本文欄904に各生成内容を表示し(ステップ804)、担当者の入力操作に応じて必要な編集処理をした後(ステップ805)、送信ボタン905の操作に応じてメールサーバ102により電子メールを送信する(ステップ806)。
【0012】
図10は、図5のステップ508における回答FAX文書生成処理の詳細を示すフローチャートである。
回答FAX文書の生成処理ではデータベースサーバ101により、ユーザID201に基づきユーザデータベース107から送信先情報として会社名203,担当者名204,FAX番号207の各情報を取得し(ステップ1001)、問題番号及び回答番号に基づきサポート情報管理データベース108から送信する回答の情報を取得する(ステップ1002)。回答の情報は、電子メールメッセージ処理の際に取得する情報と同様である。
ユーザ端末105は、データベースサーバ101の取得した情報に基づき、FAX文書を生成する。この場合、送信先欄に質問者のFAX番号を設定し、要件欄に「問題のご回答」、問題番号欄に問題ID、タイトル欄にタイトルを設定する。
また、本文に問題ID,顧客の会社名の他、質問内容及び回答内容に予め設定された挨拶文及び末文を付与したメッセージを生成する。
ユーザ端末105は生成したFAX文書を図11に示すFAX文書送信画面に表示する。
FAX文書送信画面1100は、送信先欄1101,要件1102,問題番号欄1103,タイトル欄1104,本文欄1105に各生成内容を表示し(ステップ1004)、担当者の入力操作に応じて必要な編集処理をした後(ステップ1005)、送信ボタン1106の操作に応じてFAXサーバ103によりFAX文書を送信する(ステップ1006)。
図12は送信されるFAX文書の一例を示す図である。
図12に示すように、FAX文書送信画面1100の送信先欄1101,要件欄1102,問題番号欄1103,タイトル欄1104の各欄の内容が、FAX文書1200の送信先欄1201,要件欄1202,問題番号欄1203,タイトル欄1204に記載される。また、本文欄1105に記載された内容については、FAX文書1200に挨拶文1205,回答1206,末文1207として記載される。
このように、FAX文書送信画面1100に表示された内容が、FAX文書1200として生成され、顧客企業のFAX装置112に送信されることとなる。
【0013】
図13は、Webサーバ104による回答提供方法の処理手順を示す図である。
電子メール又はFAX文書を用いた回答の提供は送信先情報に示されたメールアドレス又はFAX番号に基づき質問者に対して行うものであるが、Webサーバ104による回答の提供は、顧客の組織に属する者又はサポートサービスを行う企業内の他部署の者等のユーザに対して行うものである。
まず、各ユーザにより顧客側端末111又は社員側端末113を用いてサポート情報公開用のサイトにアクセスがされると、Webサーバ104は、顧客側端末111又は社員側端末113に図14に示すID・パスワード入力画面1400を表示する(ステップ1301)。ユーザによりID・パスワード入力画面1400のユーザID入力欄1401及びパスワード入力欄1402に入力がされ、OKボタン1403の操作がされると、Webサーバ104はID・パスワードの入力を受付け(ステップ1302)、ユーザデータベース107の登録情報を確認してユーザ認証処理を行う(ステップ1303)。入力されたID及びパスワードがユーザデータベース107のユーザID201及びパスワード202と一致しない場合には、エラーメッセージを表示し(ステップ1304)、再入力させる。
一方、ユーザデータベース107の登録情報と一致する場合には、図15に示す検索画面を表示する(ステップ1305)。ユーザにより検索画面1500の各検索条件入力欄1501〜1504に検索条件が入力され、OKボタン1505が操作されると、Webサーバ104が検索条件の入力を受付け(ステップ1306)、ユーザデータベース107のユーザ種別209の情報に基づき検索処理を行なう(ステップ1307)。ユーザ種別が「顧客」の場合には、検索条件に合致する情報をサポート情報管理データベース108から検索し、問題管理テーブル300において、ステップ1302で入力されたユーザIDが質問者ID302と同一で、かつ、公開種別309が「非公開」のもの以外の情報を検索結果一覧として表示する(ステップ1308)。一方、ユーザ種別が「社内」の場合には、検索条件に合致する情報をサポート情報管理データベース108から検索し、公開種別が「社内」の情報のみを検索結果一覧として表示する(ステップ1309)。
図16は検索結果の表示画面を示す。検索結果の表示画面1600では、検索結果の情報について、問題番号1601と問題概要1602とを表示する。
ユーザにより一覧表示された問題番号1601の中から詳細表示をする問題IDが選択され、OKボタン1603が操作されると、Webサーバ104は問題IDの選択を受付け(ステップ1310)、選択された問題IDに基づき質問・回答テーブル400から質問403及び回答406の情報を取得して、図17に示す詳細表示画面を表示する(ステップ1311)。
詳細表示画面1700では、選択された問題IDについて、対象となる製品情報1701と、当該問題IDに関連付けられた質問内容1702,回答内容1703を表示する。1つの問題番号に対し、複数の質問・回答が関連付けられている場合には、回答番号毎に質問・回答の組合せを表示する。
ここで、Webサーバ104によるサポート情報の提供は、電子メール又はFAXによる回答の提供処理において公開種別が選択されて(図5のステップ510)、公開種別が質問・回答管理テーブル400に登録された後に可能となるため、質問者に対する回答の提供とほぼ同時期に、質問者と同一の組織に所属する者等に対して回答の提供が可能となる。
【0014】
以上のように、本実施の形態に係るヘルプデスクシステム100は、担当者の入力した質問内容及び回答内容について、顧客の希望に基づき選択された回答提供方法に応じて、送信先情報及び挨拶文等の補助文を付与して送信文書の生成及び回答の送信を行うため、顧客に対する回答の提供を簡易な操作により行うことができる。
また、質問者と同一の組織に所属する者に対して、Webサーバ104によりサポート情報を公開することとしたので、同一組織に所属する者に対してより適切に回答の提供を行うことができる。従って、質問者と地理的に離れた者に対しても回答の提供を行うことができる。また、過去のサポート情報を参照することができるので、インシデント方式のサポートサービスにおいても、無駄なインシデントの消費を防止することができる。また、顧客側において過去の回答を共有するシステムを構築する必要が無くなる。
一方、サポートサービスを行う企業に属する者に対しても、顧客情報等を含まない回答内容を提供することにより、社内のサポートサービス担当者の負担軽減を図ることができるとともに、サポート情報の有効利用を図ることができる。
この場合、Webサーバにより公開する情報について、「非公開」「顧客公開」「社内公開」を区別することしたので、サポート情報に含まれる顧客情報の漏洩等を適切に防止することができる。
【0015】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、顧客の希望する回答提供方法により簡易に回答の提供を行うことができるとともに、質問内容及び回答内容からなるサポート情報の有効利用を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るヘルプデスクシステムの概略構成を示す図である。
【図2】ヘルプデスクシステム100に用いられるユーザデータベース107のデータ構造の一例を示す図である。
【図3】ヘルプデスクシステム100に用いられるサポート情報管理データベース108に含まれる問題管理テーブル300のデータ構造の一例を示す図である。
【図4】ヘルプデスクシステム100に用いられるサポート情報管理データベース108に含まれる質問・回答管理テーブル400のデータ構造の一例を示す図である。
【図5】ヘルプデスクシステム100による回答の提供処理を示すフローチャートである。
【図6】回答提供方法で用いられるID入力画面の一例を示す図である。
【図7】回答提供方法で用いられる質問・回答入力画面の一例を示す図である。
【図8】電子メールメッセージ生成処理の詳細を示すフローチャートである。
【図9】電子メールメッセージ生成処理で用いられる電子メール送信画面の一例を示す図である。
【図10】FAX文書生成処理の詳細を示すフローチャートである。
【図11】FAX文書生成処理で用いられるFAX文書送信画面の一例を示す図である。
【図12】FAX文書生成処理で生成されたFAX文書の一例を示す図である。
【図13】Webサーバ104による回答提供方法を示すフローチャートである。
【図14】Webサーバ104による回答提供方法で用いられるID・パスワード入力画面の一例を示す図である。
【図15】Webサーバ104による回答提供方法で用いられる検索条件入力画面の一例を示す図である。
【図16】Webサーバ104による回答提供方法で用いられる検索結果表示画面の一例を示す図である。
【図17】Webサーバ104による回答提供方法で用いられる詳細表示画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
100 ヘルプデスクシステム、101 データベースサーバ、102 メールサーバ、103 FAXサーバ、104 Webサーバ、105 サポート側端末、107 ユーザデータベース107、108 サポート情報管理データベース108、111 顧客側端末、112 FAX装置、113 社員側端末、300 問題管理テーブル、400 質問・回答管理テーブル。
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンピュータの各種機器、コンピュータプログラムなどについて、顧客からの運用上の問題、機能拡張などの質問について回答を行う際に用いられるヘルプデスクシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、コンピュータ製品等に関する運用上の問題,機能拡張に関する質問のサポートサービスとして、企業等の顧客からの質問に対して電話,FAX,電子メールなどの媒体を使用することにより回答の提供が行われている。
このようなサポートサービスにおいては、顧客からの質問管理,ノウハウの蓄積,回答の検索機能等を備えたヘルプデスクシステムが用いられている。従来のヘルプデスクシステムとしては、例えば、ペレクリンシステムズ株式会社の「Remedy Help Desk(登録商標)」、住友電気工業株式会社の「Dr_Helper」、三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社の「三菱ヘルプデスクシステムソリューション」、三和コンピュータ株式会社の『Help Desk Builder』が知られている。
これら従来のヘルプデスクシステムでは、顧客としての企業等の組織に属する質問者からの質問と当該質問に対する回答とからなるサポート情報をデータベースに格納して管理しており、質問者から質問があった場合に、データベースから過去のサポート情報を検索し、質問に対する回答例を表示する。前記担当者は、表示された回答例に基づき、前記質問者からの質問に対する回答をFAX,電子メール等の提供方法に応じて編集し、質問者に対して送信していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来のヘルプデスクシステムでは、過去のサポート情報の管理を行うものであり、新たに受付けた質問についての回答例を検索して表示することはできるが、回答例の表示はサポートサービスの担当者に対するものであり、前記質問者への回答の提供については考慮されていなかった。
従って、サポートサービスの担当者は、ヘルプデスクシステムを用いて過去のサポート情報に含まれる回答例を検索した後、別途回答を質問者に送信するためにFAX,電子メール等の各提供方法に応じた編集作業及び送信作業を行うことが必要となり、回答作業が煩雑なものとなっていた。
一方、顧客側でFAX,電子メールでの回答の提供を希望する場合、質問者に対してのみ回答の提供がされるため、質問者と同一組織内に属する他の者は質問内容及び回答内容を直接に知ることができなかった。また、サポートサービスを行っている企業等の組織内においては、ヘルプデスクシステムを用いてサポートサービスを行う部署内で質問及び回答の情報を共有しているが、顧客情報秘匿との関係で他部署の社員に対してサポート情報の公開がされていなかった。
従って、顧客又はサポートサービスを行う企業等の各組織に属する者に対して、過去のサポート情報の有効利用ができず、同一組織内において質問及び回答の情報を共有するようなシステムを別途構築することが必要となっていた。また、質問者と同一組織に属する者については同一内容の質問をすることも考えられるが、インシデント方式のサポートサービスの場合には、別途費用が発生してしまうため、顧客側のコスト負担が増加するという問題があった。
【0004】
本発明は、上記課題を解決するものであり、質問者からの質問に対して回答の提供を行うサポートサービスに用いられるヘルプデスクシステムとして、質問者の希望に応じた回答提供方法により簡易に回答の提供を行うとともに、質問者と同一組織に所属する者等に対して当該組織に対するサポート情報を公開することにより、前記サポート情報の有効かつ適切な利用を可能とするヘルプデスクシステムを提供することを目的とする。
【0005】
前記課題を解決するため、本願発明は、顧客の組織に所属する質問者からの質問に対して、サポートサービスの担当者により作成された回答を含む回答文書を前記質問者に送信する送信手段を備えたヘルプデスクシステムであって、予め各顧客についてファクシミリ又は電子メールを含む複数の回答提供方法に応じた送信先情報を格納した顧客情報格納手段と、前記質問者から受付けた質問と当該質問に対する回答とを前記担当者に入力させるとともに、前記質問及び回答の組合せについての回答提供方法の選択及び公開種別情報の入力を受付ける入力手段と、前記入力された質問及び回答の組合せと当該組合せについての公開種別情報とを格納する質問・回答情報格納手段と、前記回答提供方法の選択を受付けた質問と回答との組合せを前記質問・回答情報格納手段から取得し、前記組合せについて選択された回答提供方法に基づき前記顧客情報格納手段から送信先情報を取得するとともに、前記組合せに対して選択された回答提供方法に応じて挨拶文を含む補助文を付与して前記回答文書を生成する回答文書生成手段と、前記回答文書生成手段により生成された回答文書を、前記送信先情報に基づき前記選択された回答提供方法により送信する回答送信手段と、前記担当者により選択された公開種別情報に基づき、当該公開種別情報の示す公開対象者からの要求に応じてネットワークを介して前記質問と回答との組合せを公開する質問・回答公開手段とを備える。
また、前記公開種別情報は、公開対象者として前記質問者の所属する組織内のユーザ乃至担当者の所属する組織内のユーザを示す。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面に基づき説明する。
図1は本発明の一実施の形態に係るヘルプデスクシステムの概略構成を示すブロック図である。
本実施の形態に係るヘルプデスクシステム100は、データベースサーバ101と、メールサーバ102と、FAXサーバ103と、Webサーバ104と、サポート側端末105とがイントラネット106で接続されている。データベースサーバ101は、顧客情報を格納したユーザデータベース107や過去の質問及び回答を含むサポート情報を格納したサポート情報管理データベース108等の各種データベースに対する処理を行う。メールサーバ102はサポートサービス側の担当者が作成した回答をインターネット109を介して電子メールで顧客側端末111に送信する処理を行い、FAXサーバ103は前記回答をFAX回線網110を介して顧客側のFAX装置112に送信する処理を行う。Webサーバ104はインターネット109を介してサポート情報を顧客側端末111及び社員側端末113で閲覧可能なように公開する処理を行う。ここで、顧客側端末111とは顧客としての企業等の組織に属する者が扱うコンピュータを示している。また、社員側端末113とはユーザサポートを行う企業に属する他部署の社員が扱うコンピュータを示している。サポート側端末105はサポートサービス側の担当者が使用するコンピュータで回答の入力処理及び各サーバ101〜104に対する指示等を行う。
ヘルプデスクシステム100は、サポート側端末105がサポートサービスの担当者により入力された質問及び回答について、顧客の希望する回答提供方法に応じて挨拶文等を付与して、メールサーバ102,FAXサーバ103を介して電子メール又はFAX文書により回答を提供する。また、Webサーバ104によりインターネット109を介して顧客側端末111又は社員側端末113で過去の質問及び回答からなるサポート情報を閲覧可能とする。
【0007】
図2〜4は、データベースサーバ101の処理するデータベースのデータ構造の一例を示す図である。
図2はヘルプデスクシステム100により回答の提供を受けるユーザの情報を格納したユーザデータベース107の一例を示す。
ユーザデータベース107は、本システムにより回答の提供を受けるユーザについての情報を格納したものであり、各ユーザを識別するユーザID201,パスワード202,会社名203,担当者名204,メールアドレス205,電話番号206,FAX番号207,インシデント208,ユーザ種別209の各データを有する。パスワード202はWebサーバ104からサポート情報の提供を受ける際のユーザ認証に用いるものである。また、会社名203は顧客企業の会社名を示すものであるが、サポートサービスを行う企業内のユーザの場合には「社内」又は部署名が登録される。ユーザ種別209は顧客か社内ユーザかを区別するものである。ここで、ユーザとは、顧客については顧客の組織自体を示し、社内ユーザについてはユーザ個人を示している。従って、顧客の組織に所属する者についてはヘルプデスクシステム100では、同一ユーザとして認識されることとなる。
【0008】
図3はサポート情報管理データベース108を構成する問題管理テーブル300の一例を示す。
問題管理テーブル300は、顧客からの問合せに関する情報を格納したものであり、顧客からの問合せを識別する問題番号301と、質問者ID302と、担当者ID303と、対象製品304と、問題概要305と、キーワード306と、調査状況307と、消費インシデント308と、公開種別309の各データを有する。質問者ID302は、問合せを行った顧客を識別するもので、ユーザデータベース107のユーザID201の情報が用いられる。担当者ID303は、サポートサービス側の担当者を識別するものである。対象製品304,問題概要305,キーワード306は、Webサーバ104からサポート情報の提供を受ける際の検索処理等に用いられる。公開種別309は、Webサーバ104による情報の提供を行うか否かを識別するためのもので、「非公開」はサポートサービスの担当者のみ閲覧可能な情報、「顧客公開」は前記担当者の他、問合せを行った顧客の組織に所属する者も閲覧可能な情報、「社内公開」は前記担当者,顧客の組織に所属する者の他、サポートサービスを行う企業内のユーザも閲覧可能な情報を示す。従って、質問内容又は回答内容に顧客情報が含まれるような場合には、「非公開」又は「顧客公開」として、顧客情報の漏洩を防止する。また、質問者に対してのみ提供すべき回答については「非公開」とする。
【0009】
図4はサポート情報管理データベース108を構成する質問・回答管理テーブル400の一例を示す。
顧客企業からの1つの問合せに対して、複数回の質問,回答のやり取りを行う場合があるため、問題管理テーブル300の1つのレコードに対して、複数の質問・回答の情報が質問・回答管理テーブル400に格納される。
質問・回答管理テーブル400は、問題番号401と、回答番号402と、質問403と、問合せ日404と、受付者ID405と、回答406と、回答日407と、回答者ID408の各データを有する。
回答番号402は1つの問合せに対して複数回の質問・回答のやり取りを行った場合に、同一の問題番号401の情報についてそれぞれの質問・回答を識別するためのものである。質問403,回答406には、サポートサービスの担当者により入力された質問内容,回答内容が格納され、これらの情報によりWebサーバ104の公開するサポート情報が構成される。
【0010】
次に、サポートサービスの担当者によるヘルプデスクシステム100を用いた回答提供方法について説明する。
図5は、電子メール又はFAXにより回答の提供を行う場合の処理手順を示すフローチャートである。
ヘルプデスクシステム100が起動されると、サポート側端末105に図6に示すID入力画面600を表示する(ステップ501)。担当者によりID入力画面600のID入力欄601にユーザIDが入力され、OKボタン602が操作されると、ユーザIDの入力を受付け(ステップ502)、サポート側端末105に図7に示す質問・回答入力画面を表示する(ステップ503)。
質問・回答入力画面700は、問合せに対して自動的に付与された問題番号701と、今回送信する回答を識別する回答情報702と、ステップ502で入力されたユーザIDに基づきユーザデータベース107から取得した送信先情報703を表示する。また、質問入力欄704及び回答入力欄705を有し、担当者に質問内容,回答内容と担当者ID等の各種の情報を入力させる。また、後述する回答提供方法の選択処理に用いる回答メールボタン706,回答FAXボタン707と、公開種別の選択処理に用いる公開種別選択欄708を有する。
サポート側端末105は、担当者による質問入力欄704及び回答入力欄705にそれぞれ質問内容及び回答内容の入力を受付け(ステップ504)、担当者の操作に基づき回答提供方法の選択処理が行われる(ステップ505)。なお、選択処理が行われた際に、サポート情報管理データベース108に問題番号301,回答番号402,質問403,回答406,その他の情報を格納する。
選択処理において回答メールボタン706が操作されると回答提供方法として電子メールの選択を受付け、後述する回答電子メールメッセージの生成処理を行い(ステップ506)、回答メールの送信処理を行う(ステップ507)。一方、選択処理において回答FAXボタン707が操作されると回答提供方法としてFAXの選択を受付け、後述する回答FAX文書の生成処理を行い(ステップ508)、回答FAXの送信処理を行う(ステップ509)。その後、担当者による情報公開種別の選択を受付け(ステップ510)、問題管理テーブル300に公開種別309の情報を格納して処理を終了する。
【0011】
図8は図5のステップ506における回答電子メールメッセージ生成処理の詳細を示すフローチャートである。
回答電子メールメッセージの生成処理ではデータベースサーバ101により、ユーザID201に基づきユーザデータベース107から送信先情報として会社名203,担当者名204,メールアドレス205の各情報を取得し(ステップ801)、問題番号301,401及び回答番号402に基づきサポート情報管理データベース108から送信する回答の情報を取得する(ステップ802)。本実施の形態では、問題管理テーブル300から消費インシデント308等の情報を取得し、質問・回答管理テーブル400から質問403,回答406等の情報を取得する。
ユーザ端末105は、データベースサーバ101の取得した情報に基づき、電子メールを生成する。この場合、回答の送信元(From)に回答者のメールアドレスを設定し、送信先(To)に質問者のアドレスを設定し、件名(Subject)に問題ID及び「ご回答」を設定する。また、本文(Body)に問題ID,顧客の会社名の他、質問内容及び回答内容に予め設定された挨拶文及び末文を付与したメッセージを生成する。
ユーザ端末105は生成した電子メールメッセージを図9に示すメール送信画面に表示する。
メール送信画面900は、送信元欄901,送信先欄902,件名欄903,本文欄904に各生成内容を表示し(ステップ804)、担当者の入力操作に応じて必要な編集処理をした後(ステップ805)、送信ボタン905の操作に応じてメールサーバ102により電子メールを送信する(ステップ806)。
【0012】
図10は、図5のステップ508における回答FAX文書生成処理の詳細を示すフローチャートである。
回答FAX文書の生成処理ではデータベースサーバ101により、ユーザID201に基づきユーザデータベース107から送信先情報として会社名203,担当者名204,FAX番号207の各情報を取得し(ステップ1001)、問題番号及び回答番号に基づきサポート情報管理データベース108から送信する回答の情報を取得する(ステップ1002)。回答の情報は、電子メールメッセージ処理の際に取得する情報と同様である。
ユーザ端末105は、データベースサーバ101の取得した情報に基づき、FAX文書を生成する。この場合、送信先欄に質問者のFAX番号を設定し、要件欄に「問題のご回答」、問題番号欄に問題ID、タイトル欄にタイトルを設定する。
また、本文に問題ID,顧客の会社名の他、質問内容及び回答内容に予め設定された挨拶文及び末文を付与したメッセージを生成する。
ユーザ端末105は生成したFAX文書を図11に示すFAX文書送信画面に表示する。
FAX文書送信画面1100は、送信先欄1101,要件1102,問題番号欄1103,タイトル欄1104,本文欄1105に各生成内容を表示し(ステップ1004)、担当者の入力操作に応じて必要な編集処理をした後(ステップ1005)、送信ボタン1106の操作に応じてFAXサーバ103によりFAX文書を送信する(ステップ1006)。
図12は送信されるFAX文書の一例を示す図である。
図12に示すように、FAX文書送信画面1100の送信先欄1101,要件欄1102,問題番号欄1103,タイトル欄1104の各欄の内容が、FAX文書1200の送信先欄1201,要件欄1202,問題番号欄1203,タイトル欄1204に記載される。また、本文欄1105に記載された内容については、FAX文書1200に挨拶文1205,回答1206,末文1207として記載される。
このように、FAX文書送信画面1100に表示された内容が、FAX文書1200として生成され、顧客企業のFAX装置112に送信されることとなる。
【0013】
図13は、Webサーバ104による回答提供方法の処理手順を示す図である。
電子メール又はFAX文書を用いた回答の提供は送信先情報に示されたメールアドレス又はFAX番号に基づき質問者に対して行うものであるが、Webサーバ104による回答の提供は、顧客の組織に属する者又はサポートサービスを行う企業内の他部署の者等のユーザに対して行うものである。
まず、各ユーザにより顧客側端末111又は社員側端末113を用いてサポート情報公開用のサイトにアクセスがされると、Webサーバ104は、顧客側端末111又は社員側端末113に図14に示すID・パスワード入力画面1400を表示する(ステップ1301)。ユーザによりID・パスワード入力画面1400のユーザID入力欄1401及びパスワード入力欄1402に入力がされ、OKボタン1403の操作がされると、Webサーバ104はID・パスワードの入力を受付け(ステップ1302)、ユーザデータベース107の登録情報を確認してユーザ認証処理を行う(ステップ1303)。入力されたID及びパスワードがユーザデータベース107のユーザID201及びパスワード202と一致しない場合には、エラーメッセージを表示し(ステップ1304)、再入力させる。
一方、ユーザデータベース107の登録情報と一致する場合には、図15に示す検索画面を表示する(ステップ1305)。ユーザにより検索画面1500の各検索条件入力欄1501〜1504に検索条件が入力され、OKボタン1505が操作されると、Webサーバ104が検索条件の入力を受付け(ステップ1306)、ユーザデータベース107のユーザ種別209の情報に基づき検索処理を行なう(ステップ1307)。ユーザ種別が「顧客」の場合には、検索条件に合致する情報をサポート情報管理データベース108から検索し、問題管理テーブル300において、ステップ1302で入力されたユーザIDが質問者ID302と同一で、かつ、公開種別309が「非公開」のもの以外の情報を検索結果一覧として表示する(ステップ1308)。一方、ユーザ種別が「社内」の場合には、検索条件に合致する情報をサポート情報管理データベース108から検索し、公開種別が「社内」の情報のみを検索結果一覧として表示する(ステップ1309)。
図16は検索結果の表示画面を示す。検索結果の表示画面1600では、検索結果の情報について、問題番号1601と問題概要1602とを表示する。
ユーザにより一覧表示された問題番号1601の中から詳細表示をする問題IDが選択され、OKボタン1603が操作されると、Webサーバ104は問題IDの選択を受付け(ステップ1310)、選択された問題IDに基づき質問・回答テーブル400から質問403及び回答406の情報を取得して、図17に示す詳細表示画面を表示する(ステップ1311)。
詳細表示画面1700では、選択された問題IDについて、対象となる製品情報1701と、当該問題IDに関連付けられた質問内容1702,回答内容1703を表示する。1つの問題番号に対し、複数の質問・回答が関連付けられている場合には、回答番号毎に質問・回答の組合せを表示する。
ここで、Webサーバ104によるサポート情報の提供は、電子メール又はFAXによる回答の提供処理において公開種別が選択されて(図5のステップ510)、公開種別が質問・回答管理テーブル400に登録された後に可能となるため、質問者に対する回答の提供とほぼ同時期に、質問者と同一の組織に所属する者等に対して回答の提供が可能となる。
【0014】
以上のように、本実施の形態に係るヘルプデスクシステム100は、担当者の入力した質問内容及び回答内容について、顧客の希望に基づき選択された回答提供方法に応じて、送信先情報及び挨拶文等の補助文を付与して送信文書の生成及び回答の送信を行うため、顧客に対する回答の提供を簡易な操作により行うことができる。
また、質問者と同一の組織に所属する者に対して、Webサーバ104によりサポート情報を公開することとしたので、同一組織に所属する者に対してより適切に回答の提供を行うことができる。従って、質問者と地理的に離れた者に対しても回答の提供を行うことができる。また、過去のサポート情報を参照することができるので、インシデント方式のサポートサービスにおいても、無駄なインシデントの消費を防止することができる。また、顧客側において過去の回答を共有するシステムを構築する必要が無くなる。
一方、サポートサービスを行う企業に属する者に対しても、顧客情報等を含まない回答内容を提供することにより、社内のサポートサービス担当者の負担軽減を図ることができるとともに、サポート情報の有効利用を図ることができる。
この場合、Webサーバにより公開する情報について、「非公開」「顧客公開」「社内公開」を区別することしたので、サポート情報に含まれる顧客情報の漏洩等を適切に防止することができる。
【0015】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、顧客の希望する回答提供方法により簡易に回答の提供を行うことができるとともに、質問内容及び回答内容からなるサポート情報の有効利用を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るヘルプデスクシステムの概略構成を示す図である。
【図2】ヘルプデスクシステム100に用いられるユーザデータベース107のデータ構造の一例を示す図である。
【図3】ヘルプデスクシステム100に用いられるサポート情報管理データベース108に含まれる問題管理テーブル300のデータ構造の一例を示す図である。
【図4】ヘルプデスクシステム100に用いられるサポート情報管理データベース108に含まれる質問・回答管理テーブル400のデータ構造の一例を示す図である。
【図5】ヘルプデスクシステム100による回答の提供処理を示すフローチャートである。
【図6】回答提供方法で用いられるID入力画面の一例を示す図である。
【図7】回答提供方法で用いられる質問・回答入力画面の一例を示す図である。
【図8】電子メールメッセージ生成処理の詳細を示すフローチャートである。
【図9】電子メールメッセージ生成処理で用いられる電子メール送信画面の一例を示す図である。
【図10】FAX文書生成処理の詳細を示すフローチャートである。
【図11】FAX文書生成処理で用いられるFAX文書送信画面の一例を示す図である。
【図12】FAX文書生成処理で生成されたFAX文書の一例を示す図である。
【図13】Webサーバ104による回答提供方法を示すフローチャートである。
【図14】Webサーバ104による回答提供方法で用いられるID・パスワード入力画面の一例を示す図である。
【図15】Webサーバ104による回答提供方法で用いられる検索条件入力画面の一例を示す図である。
【図16】Webサーバ104による回答提供方法で用いられる検索結果表示画面の一例を示す図である。
【図17】Webサーバ104による回答提供方法で用いられる詳細表示画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
100 ヘルプデスクシステム、101 データベースサーバ、102 メールサーバ、103 FAXサーバ、104 Webサーバ、105 サポート側端末、107 ユーザデータベース107、108 サポート情報管理データベース108、111 顧客側端末、112 FAX装置、113 社員側端末、300 問題管理テーブル、400 質問・回答管理テーブル。
Claims (2)
- 顧客の組織に所属する質問者からの質問に対して、サポートサービスの担当者により作成された回答を含む回答文書を前記質問者に送信する送信手段を備えたヘルプデスクシステムであって、
予め各顧客についてファクシミリ又は電子メールを含む複数の回答提供方法に応じた送信先情報を格納した顧客情報格納手段と、
前記質問者から受付けた質問と当該質問に対する回答とを前記担当者に入力させるとともに、前記質問及び回答の組合せについての回答提供方法の選択及び公開種別情報の入力を受付ける入力手段と、
前記入力された質問及び回答の組合せと当該組合せについての公開種別情報とを格納する質問・回答情報格納手段と、
前記回答提供方法の選択を受付けた質問と回答との組合せを前記質問・回答情報格納手段から取得し、前記組合せについて選択された回答提供方法に基づき前記顧客情報格納手段から送信先情報を取得するとともに、前記組合せに対して選択された回答提供方法に応じて挨拶文を含む補助文を付与して前記回答文書を生成する回答文書生成手段と、
前記回答文書生成手段により生成された回答文書を、前記送信先情報に基づき前記選択された回答提供方法により送信する回答送信手段と、
前記担当者により選択された公開種別情報に基づき、当該公開種別情報の示す公開対象者からの要求に応じてネットワークを介して前記質問と回答との組合せを公開する質問・回答公開手段と
を備えることを特徴とするヘルプデスクシステム。 - 前記公開種別情報は、公開対象者として前記質問者の所属する組織内のユーザ乃至担当者の所属する組織内のユーザを示すことを特徴とする請求項1に記載のヘルプデスクシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Applications Claiming Priority (1)
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- 2002-06-28 JP JP2002189204A patent/JP2004030503A/ja active Pending
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