JP2009123597A - 端子金具及び端子金具と導体の接続構造 - Google Patents

端子金具及び端子金具と導体の接続構造 Download PDF

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Abstract

【課題】接触信頼性の向上を図る。
【解決手段】第1バレル部21の内側に第2バレル部14を配置し、第1圧着片23と第2基底部15との間に配されている素線31群の中に、第2圧着片16の立ち上がり端部を割り込ませ、素線31の一部を、第1圧着片23と第2圧着片16との間、及び第2圧着片16と第2基底部15との間で挟み付けた。第1圧着片23の内面と第2圧着片16の外面との間隔、及び第2圧着片16の内面と第2基底部15の上面との間隔は、第1圧着片23と第2基底部15との間隔よりは狭いので、素線31間の隙間の数が少なく、素線31の移動に起因する接触圧の低下が抑えられる。
【選択図】図3

Description

本発明は、端子金具及び端子金具と導体の接続構造に関するものである。
特許文献1には、電線を圧着により接続するための圧着部を有する端子金具が開示されている。この端子金具の圧着部は、接続相手との接続部に連なる板状の基底部と、この基底部の左右両側縁から立ち上がる一対の板状をなす圧着片とを備えている。アプリケータと呼ばれる自動圧着機に端子金具が供給されると、基底部に電線の導体が載置された状態で、一対の圧着片が、内側へ倒れ込んで導体を上から押さえ込むように湾曲変形させられ、導体が基底部と一対の圧着片との間で上下に挟み付けられるようにして導通可能に圧着される。
特開平9−45381号公報
電線の導体は、複数本の素線を撚って束ねた円形断面の撚り線からなる。圧着状態では、導体の断面形状が非円形に変形させられるのに伴い、素線が移動するため、導体における変形の大きい部分では、隣り合う素線同士の間に僅かではあるが隙間が生じる虞がある。このような隣り合う素線間の隙間は、振動や衝撃等を受けたときに素線の移動を許容する空間となり得ると考えられ、素線が移動した場合には、素線間の接触圧が低下することが懸念される。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、接触信頼性の向上を図ることを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、複数本の素線を撚って束ねた円形断面の撚り線からなる導体を接続するためのオープンバレル状の圧着部を有する端子金具において、前記圧着部が、第1基底部の左右両側縁から一対の板状をなす第1圧着片を立ち上げた形態の第1バレル部と、第2基底部の左右両側縁から一対の板状をなす第2圧着片を立ち上げた形態であって、前記第2基底部が前記第1基底部の上面に重ねられるとともに前記第2圧着片が前記第1圧着片の内側に配された第2バレル部とを備えて構成され、前記導体が前記圧着部に圧着された状態では、前記第2基底部に載置された前記導体に対して、前記一対の第1圧着片と前記一対の第2圧着片が内側へ倒れ込むように変形して上から押圧するとともに、前記第1圧着片と前記第2基底部との間に配されている素線群の中に、前記第2圧着片の立ち上がり端部が割り込むようになっているところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、接続対象に取付け可能な接続部が形成されている端子本体を有しており、前記第1圧着片の立ち上がり寸法が、前記第2圧着片の立ち上がり寸法よりも大きく、前記第1バレル部が、前記端子本体と別体の部品であり、前記第2バレル部が、前記端子本体に一体に形成されているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記第1圧着片の立ち上がり寸法が、前記第2圧着片の立ち上がり寸法よりも大きく、前記第2圧着片が、前記第1圧着片の内面に対して面接触状に重ねられており、前記第2圧着片の立ち上がり端部には、その外面側を斜めに切欠することで、前記第1圧着片の内面との間に隙間を形成するテーパ面が形成されているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、オープンバレル状の圧着部を有する端子金具と、複数本の素線を撚って束ねた円形断面の撚り線からなる導体とを接続するための接続構造において、前記圧着部が、第1基底部の左右両側縁から一対の板状をなす第1圧着片を立ち上げた形態の第1バレル部と、第2基底部の左右両側縁から一対の板状をなす第2圧着片を立ち上げた形態であって、前記第2基底部が前記第1基底部の上面に重ねられるとともに前記第2圧着片が前記第1圧着片の内側に配された第2バレル部とを備えて構成され、前記導体が前記圧着部に圧着された状態では、前記第2基底部に載置された前記導体に対して、前記一対の第1圧着片と前記一対の第2圧着片が内側へ倒れ込むように変形して上から押圧するとともに、前記第1圧着片と前記第2基底部との間に配されている素線群の中に、前記第2圧着片の立ち上がり端部が割り込んでいるところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項4に記載のものにおいて、前記端子金具が、接続対象に取付け可能な接続部が形成されている端子本体を有しており、前記第1圧着片の立ち上がり寸法が、前記第2圧着片の立ち上がり寸法よりも大きく、前記第1バレル部が、前記端子本体と別体の部品であり、前記第2バレル部が、前記端子本体に一体に形成されているところに特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項4または請求項5に記載のものにおいて、前記第1圧着片の立ち上がり寸法が、前記第2圧着片の立ち上がり寸法よりも大きく、前記第2圧着片が、前記第1圧着片の内面に対して面接触状に重ねられており、前記第2圧着片の立ち上がり端部には、その外面側を斜めに切欠することで、前記第1圧着片の内面との間に隙間を形成するテーパ面が形成されているところに特徴を有する。
<請求項1及び請求項4の発明>
圧着状態において、振動や衝撃を受けて導体の素線が移動すると素線間の接触圧が低下する虞があるが、この素線の移動に起因する接触圧の低下は、素線間の隙間の数が多いほど顕著であり、素線間の隙間の数は、基底部と圧着片との間で挟まれる素線の本数が多いほど増大する。
本発明は、この点に着目して創案され、第1圧着片と第2基底部との間に配されている素線群の中に、第2圧着片の立ち上がり端部を割り込ませる構成とし、これにより、素線の一部が、第1圧着片の内面と第2圧着片の外面との間、及び第2圧着片の内面と第2基底部の上面との間で挟み付けられるようにした。第1圧着片と第2圧着片との間隔、及び第2圧着片と第2基底部との間隔は、いずれも、第1圧着片と第2基底部との間隔よりは狭く、この第2圧着片の内側領域及び外側領域で挟まれている素線間の隙間の数は少ないので、素線の移動に起因する接触圧の低下が抑えられる。
<請求項2及び請求項5の発明>
第1バレル部を端子本体から外せば、第2バレル部に対して小径の導体を圧着することができる。
<請求項3及び請求項6の発明>
第1圧着片の内面に対して面接触状に重ねられる第2圧着片の立ち上がり端部には、その外面側を斜めに切欠することで、第1圧着片の内面との間に隙間を形成するテーパ面が形成されているので、第1圧着片と第2圧着片を内側へ湾曲させるように変形させる過程では、テーパ面によって形成された隙間に素線が進入し易く、これにより、素線群の中に第2圧着片の立ち上がり端部を確実に割り込ませることができる。
<実施形態1>
以下、本発明を具体化した実施形態を図1乃至図8を参照して説明する。本実施形態の端子金具Tは、アース用として用いられるものである。端子金具Tは、所定形状に打ち抜いて曲げ加工を施した金属板材からなる端子本体10と、端子本体10と同じ板厚であって所定形状に打ち抜いて曲げ加工を施した金属板材からなるバレル部材20とを備えて構成されている。端子本体10、バレル部材20、及び端子本体10とバレル部材20を合体させた状態の端子金具Tは、いずれも前後方向の対称軸(端子金具Tの幅方向中央線)に関して左右対称である。端子金具Tの略前半部分は、自動車のボディ等の接地部材に対して導通可能に取り付けるための接続部11となっており、略後半部分は圧着部13となっている。接続部11は、全体として円形をなし、その中央には同心の円形をなす取付孔12が形成されている。
端子本体10の略前半部分は、上記した接続部11となっており、略後半部分が、圧着部13を構成する第2バレル部14となっている。第2バレル部14は、接続部11に対して面一状に連なって略半円弧状に湾曲した形態の第2基底部15と、この第2基底部15の左右両側縁から立ち上がる一対の第2圧着片16とから構成されている。第2基底部15の上面には、左右方向(後述する導体30の圧着状態における軸線方向と直交する方向)に延びる3本の係止溝17が、前後方向において一定間隔を空けて形成されている。この係止溝17は導体30の前後方向(軸線方向)の位置ずれを規制する。
第2圧着片16は、第2基底部15の前端から後端に亘って形成され、換言すると、第2圧着片16の前後寸法は第2基底部15の前後寸法と同じ長さである。一対の第2圧着片16の立ち上がり端部の端縁は、互いに平行をなし、前後方向を向いている。また、第2圧着片16の立ち上がり端部は、その外面を全長に亘って斜めに切欠することにより、自由端(先端)に向かって次第に肉薄となるような楔状をなしており、この第2圧着片16の立ち上がり端部の外面のうち斜めに切欠された部分はテーパ面18となっている。
バレル部材20は、端子本体10と合体した状態では第1バレル部21となり、第1バレル部21は第2バレル部14と合体させることにより、第2バレル部14とともに圧着部13を構成する。バレル部材20(第1バレル部21)は、略半円弧状に湾曲した形態の第1基底部22と、この第1基底部22の左右両側縁から立ち上がる一対の第1圧着片23とから構成されている。第1基底部22の内面(上側の凹面)の曲率は、第2基底部15の外面(下側の凸面)の曲率とほぼ同じとなっている。
第1基底部22の前後方向の寸法は、第2基底部15及び第2圧着片16の前後寸法と同じ長さであり、第1圧着片23の前後方向は第1基底部22の前後寸法と同じ寸法である。第1圧着片23の第1基底部22からの立ち上がり寸法は、第2圧着片16の第2基底部15からの立ち上がり寸法よりも大きい。また、一対の第1圧着片23の立ち上がり端部の端縁は、互いに平行をなし、前後方向を向いている。また、第1圧着片23の立ち上がり端部は、その外面を全長に亘って斜めに切欠することにより、自由端(先端)に向かって次第に肉薄となるような形態のテーパ状をなしている。
かかるバレル部材20は、端子本体10に対し、第2バレル部14の外面と面接触するように嵌め合わせて組み付けることができるようになっている。バレル部材20を端子本体10に合体させた状態では、第1バレル部21と第2バレル部14とによって圧着部13が構成される。導体30を圧着する前の圧着部13は、第1基底部22が第2基底部15の外面(下面)に対してほぼ面接触状態で重なるとともに、一対の第1圧着片23が一対の第2圧着片16の外面に対してほぼ面接触状態で重なるようになっている。また、一対の第1圧着片23の立ち上がり端部は、一対の第2圧着片16の立ち上がり端(上端)よりも更に上方へ延出した状態となる。更に、前記第2圧着片16の立ち上がり端部には、その外面側を斜めに切欠した形態のテーパ面18が形成されているので、このテーパ面18により、第2圧着片16の立ち上がり端部の外面と、第1圧着片23の内面との間には楔状に切欠された隙間が形成される。
端子金具Tに圧着される電線Wの導体30は、複数本の素線31を撚った束ねた円形断面の撚り線と称されるものである。導体30の外径は、一対の圧着片の最大間隔(立ち上がり端同士の左右間隔)よりも小さい寸法であり、且つ一対の第2圧着片16の最大間隔(立ち上がり端同士の左右間隔)よりも大きい寸法となっている。
次に、端子金具Tに導体30を圧着する工程を説明する。アプリケータにおいては、アンビル(図示せず)に予めバレル部材20をセットしておき、アプリケータに供給した端子金具Tの第2バレル部14を、アンビル上のバレル部材20に嵌入するようにセットする。これにより、上方へ開放されたオープンバレル状の圧着部13が構成される。
この後、圧着部13に対し、上方から導体30が一対の圧着片の間に落とし込まれるように供給される。導体30の外径は、第2圧着片16の最大間隔よりも大きいので、導体30は、一対の第2圧着片16の立ち上がり端部に載置され、第2基底部15から浮き上がった状態となる。この状態で、上方からクリンパ(図示せず)が下降すると、第1圧着片23が、内側へ倒れ込むとともに外面側を突出させるような形態で湾曲変形し、導体30を下方へ押圧する。これに伴い、第2圧着片16が内側へ倒れ込むとともに外面側を突出させるような形態で湾曲変形するとともに、上向きから内向きに(横向き)に転向し、さらに下向きに転向していく第2圧着片16の立ち上がり端部が、導体30の内部(素線31群の中)に進入していく。
上記のように圧着が進むと、素線31群のうち幅方向(左右方向)における中央部分に位置する素線31は、第1圧着片23の立ち上がり端部と第2基底部15の幅方向中央部分との間で上下に挟み付けられていく。また、素線31群のうち幅方向における両端部に位置する素線31は、第1圧着片23と第2圧着片16との間で挟み付けられるとともに、第2圧着片16と第2基底部15との間で上下に挟み付けられていく。
尚、第2圧着片16の立ち上がり端部の外面(第1圧着片23との対向面)にはテーパ面18が形成されていて、上記の圧着工程が開始する時点では、第2圧着片16と第1圧着片23との間に楔状の隙間が存在しているので、第1圧着片23と第2圧着片16との間には、確実に素線31が進入することになる。
そして、圧着が完了した状態では、一対の第1圧着片23の立ち上がり端部の外面同士が当接し、素線31が、第1圧着片23の立ち上がり端部と第2基底部15との間、第1圧着片23と第2圧着片16との間、及び第2圧着片16と第2基底部15との間のいずれかにおいて挟み付けられる。これにより、第2基底部15とそれに接触する素線31とが所定の接触圧で接続され、第1圧着片23とそれに接触する素線31とが所定の接触圧で接続され、第2圧着片16とそれに接触する素線31とが所定の接触圧で接続され、それ以外の素線31については互いに隣接するもの同士が所定の接触圧で接触される。尚、圧着状態では、一対の第2圧着片16同士は直接接触せず、一対の第2圧着片16の立ち上がり端部同士は互いに左右方向に間隔を空けて対峙する。
圧着状態において、振動や衝撃を受けて導体30の素線31が圧着部13の内部で移動(位置ずれ)すると素線31間の接触圧が低下する虞がある。この素線31の移動に起因する接触圧の低下は、素線31間の隙間の数が多いほど顕著であり、素線31間の隙間の数は、第2基底部15と第1圧着片23とで包囲される圧着空間内で挟まれている素線31の本数が多いほど増大する。
そこで、本実施形態では、第1圧着片23と第2基底部15との間に配されている素線31群の中に、第2圧着片16の立ち上がり端部を割り込ませる構成とし、これにより、素線31の一部が、第1圧着片23の内面と第2圧着片16の外面との間、及び第2圧着片16の内面と第2基底部15の上面との間で挟み付けられるようにした。第1圧着片23の内面と第2圧着片16の外面との間隔、及び第2圧着片16の内面と第2基底部15の上面との間隔は、いずれも、第1圧着片23と第2基底部15との間隔よりは狭く、この第2圧着片16の内面側の領域及び外面側の領域で挟まれている素線31間の隙間の数は少ないので、素線31の移動に起因する接触圧の低下が抑えられる。
また、本実施形態の端子金具Tは、接続対象に取付け可能な接続部11が形成されている端子本体10を有しており、圧着部13においては、第1圧着片23の立ち上がり寸法が第2圧着片16の立ち上がり寸法よりも大きく、第1バレル部21が、端子本体10とは別体の部品であり、第2バレル部14が端子本体10に一体に形成されている。この構成によれば、上記よりも外径の細い導体(図示せず)を圧着する場合には、バレル部材20(第1バレル部21)を用いずに、第2バレル部14だけで導体30の圧着を行うことができる。
また、第1圧着片23の立ち上がり寸法が第2圧着片16の立ち上がり寸法よりも大きく、第2圧着片16が第1圧着片23の内面に対して面接触状に重ねられているため、第1圧着片23と第2圧着片16との間に素線31が入り込み難くなることが懸念される。そこで、本実施形態では、第2圧着片16の立ち上がり端部にその外面側を斜めに切欠した形態のテーパ面18を形成し、このテーパ面18の形成によって、第1圧着片23の内面と第2圧着片16の立ち上がり端部との間に、素線31の進入を容易にする楔状の隙間を形成した。これにより、第1圧着片23と第2圧着片16を内側へ湾曲させるように変形させる圧着過程では、テーパ面18によって形成された隙間に素線31が確実に進入し、これにより、素線31群の中に第2圧着片16の立ち上がり端部を確実に割り込ませることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)第1バレル部を端子本体に一体に形成し、第2バレル部を端子本体とは別体の部品としてもよい。
(2)上記実施形態ではアース用の端子金具に適用した例を説明したが、本発明は、アース用以外のワイヤーハーネス同士を接続するための端子金具にも適用できる。
(3)圧着部に、電線の導体を包囲する絶縁被覆を圧着するためのインシュレーションバレルを設けてもよい。
(4)圧着状態において、一対の第2圧着片の立ち上がり端同士が接触するようにしてもよい。
(5)第2圧着片の立ち上がり端部の外面と第1圧着片の内面との間に素線を進入し易くするための隙間を形成する手段としては、第2圧着片の外面にテーパ面を形成する形態に限らず、第2圧着片の外面を段差状に凹ませた形態としてもよく、バレル部材を端子本体に取り付けた状態で第1圧着片の内面と第2圧着片の外面とが非接触さなるようにしてもよい。
実施形態1において導体を圧着する前の状態をあらわす端子金具の平面図 圧着部をあらわす背面図 導体を圧着した状態をあらわす横断面図 バレル部材を外した状態をあらわす端子本体の平面図 第2バレル部をあらわす背面図 バレル部材の平面図 バレル部材の背面図 バレル部材の側面図
符号の説明
T…端子金具
10…端子本体
11…接続部
13…圧着部
14…第2バレル部
15…第2基底部
16…第2圧着片
18…テーパ面
21…第1バレル部
22…第1基底部
23…第1圧着片
30…導体
31…素線

Claims (6)

  1. 複数本の素線を撚って束ねた円形断面の撚り線からなる導体を接続するためのオープンバレル状の圧着部を有する端子金具において、
    前記圧着部が、
    第1基底部の左右両側縁から一対の板状をなす第1圧着片を立ち上げた形態の第1バレル部と、
    第2基底部の左右両側縁から一対の板状をなす第2圧着片を立ち上げた形態であって、前記第2基底部が前記第1基底部の上面に重ねられるとともに前記第2圧着片が前記第1圧着片の内側に配された第2バレル部とを備えて構成され、
    前記導体が前記圧着部に圧着された状態では、前記第2基底部上の前記導体に対して、前記一対の第1圧着片と前記一対の第2圧着片が内側へ倒れ込むように変形して上から押圧するとともに、前記第1圧着片と前記第2基底部との間に配されている素線群の中に、前記第2圧着片の立ち上がり端部が割り込むようになっていることを特徴とする端子金具。
  2. 接続対象に取付け可能な接続部が形成されている端子本体を有しており、
    前記第1圧着片の立ち上がり寸法が、前記第2圧着片の立ち上がり寸法よりも大きく、
    前記第1バレル部が、前記端子本体と別体の部品であり、
    前記第2バレル部が、前記端子本体に一体に形成されていることを特徴とする請求項1記載の端子金具。
  3. 前記第1圧着片の立ち上がり寸法が、前記第2圧着片の立ち上がり寸法よりも大きく、
    前記第2圧着片が、前記第1圧着片の内面に対して面接触状に重ねられており、
    前記第2圧着片の立ち上がり端部には、その外面側を斜めに切欠することで、前記第1圧着片の内面との間に隙間を形成するテーパ面が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の端子金具。
  4. オープンバレル状の圧着部を有する端子金具と、複数本の素線を撚って束ねた円形断面の撚り線からなる導体とを接続するための接続構造において、
    前記圧着部が、
    第1基底部の左右両側縁から一対の板状をなす第1圧着片を立ち上げた形態の第1バレル部と、
    第2基底部の左右両側縁から一対の板状をなす第2圧着片を立ち上げた形態であって、前記第2基底部が前記第1基底部の上面に重ねられるとともに前記第2圧着片が前記第1圧着片の内側に配された第2バレル部とを備えて構成され、
    前記導体が前記圧着部に圧着された状態では、前記第2基底部上の前記導体に対して、前記一対の第1圧着片と前記一対の第2圧着片が内側へ倒れ込むように変形して上から押圧するとともに、前記第1圧着片と前記第2基底部との間に配されている素線群の中に、前記第2圧着片の立ち上がり端部が割り込んでいることを特徴とする端子金具と導体の接続構造。
  5. 前記端子金具が、接続対象に取付け可能な接続部が形成されている端子本体を有しており、
    前記第1圧着片の立ち上がり寸法が、前記第2圧着片の立ち上がり寸法よりも大きく、
    前記第1バレル部が、前記端子本体と別体の部品であり、
    前記第2バレル部が、前記端子本体に一体に形成されていることを特徴とする請求項4記載の端子金具と導体の接続構造。
  6. 前記第1圧着片の立ち上がり寸法が、前記第2圧着片の立ち上がり寸法よりも大きく、
    前記第2圧着片が、前記第1圧着片の内面に対して面接触状に重ねられており、
    前記第2圧着片の立ち上がり端部には、その外面側を斜めに切欠することで、前記第1圧着片の内面との間に隙間を形成するテーパ面が形成されていることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の端子金具と導体の接続構造。
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