JP5978571B2 - 剥離装置及び剥離方法 - Google Patents

剥離装置及び剥離方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5978571B2
JP5978571B2 JP2011190960A JP2011190960A JP5978571B2 JP 5978571 B2 JP5978571 B2 JP 5978571B2 JP 2011190960 A JP2011190960 A JP 2011190960A JP 2011190960 A JP2011190960 A JP 2011190960A JP 5978571 B2 JP5978571 B2 JP 5978571B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sandwiching
peeling
clamping
laminate
sandwiching portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2011190960A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013053876A (ja
Inventor
洋矢 浅田
洋矢 浅田
誠 相地
誠 相地
誠 瀑布川
誠 瀑布川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2011190960A priority Critical patent/JP5978571B2/ja
Publication of JP2013053876A publication Critical patent/JP2013053876A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5978571B2 publication Critical patent/JP5978571B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

本発明は複数の層体が積層された積層体を部分的に剥離する剥離装置及びその剥離方法に関する。
図7及び図8は包装材料210の概略断面図である。積層体である包装材料210は基材層211、金属箔層212、熱接着性樹脂層213が順次積層されている。
このような包装材料210の層間接着強度は引張試験により得られる接着強度で評価される。特許文献1及び特許文献2に引張強度を測定するための引張強度測定装置が開示されている。この装置で包装材料210の層間接着強度を測定する場合、図8に示すように、前処理として金属箔層212と熱接着性樹脂層213の一部を剥離して引張強度測定装置が挟持する部分を予め確保する必要がある。
従来、この前処理は機械的に行われず、手動により行われていた。具体的には、図9に示すように、矩形状に予め断裁された包装材料210の試験片を用意し、幅方向に基材層211側から金属薄層212に達するが金属薄層212を貫通しない切目(ハーフカット)を入れる。次に、この試験片の両端を手指で挟持しながら熱接着性樹脂層213が破断しないように包装材料210にかける力の向き及び大きさを微調整しながら両端を引っ張る(図9中矢印参照)。これにより、熱接着性樹脂層213を延伸させながら熱接着性樹脂層213を金属箔層212から剥離することができる。
特開2006−145394号公報 特開2009−229280号公報
しかしながら、包装材料210の金属箔層212と熱接着性樹脂層213の層間接着強度が高い場合、手動で包装材料210を部分的に剥離することが困難となっていた。
また、手動で包装材料210を剥離すると、毎回かける力の方向及び大きさが安定しないので接合面と剥離面の境界にある剥離線を一定形状に形成することができない。このため、引張強度測定装置で測定される層間接着強度の結果にバラつきが発生し、測定値の精度が低下する問題があった。
本発明は上記問題点に鑑み、容易に積層体を剥離することが可能であり、剥離線の形状を一定形状に安定して形成することができる剥離装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、弾性体を介して積層体を挟持する第1挟持部と第2挟持部を有し、第2挟持部に対して第1挟持部を平面視において対向方向にスライド自在に設け、第1挟持部の挟持位置が第2挟持部の挟持位置に対して前記積層体の挟持方向にずれて位置するとともに第1挟持部のスライド方向が前記積層体の挟持方向に略直交することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の剥離装置において、第1挟持部は第2挟持部に対して前記積層体の挟持方向に自在に位置決め可能であることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の剥離装置において、第1挟持部のスライド方向の動力を制御する制御部を備えることを特徴としている。
また本発明は、少なくとも第1層体と第2層体とを有する積層体の剥離方法であって、前記積層体を矩形状に断裁する第1工程と、断裁した前記積層体を短手方向にハーフカットして第2層体に切断線を入れる第2工程と、前記切断線を挟んで第1挟持部及び第2挟持部の2箇所で前記積層体を挟持する第3工程と、第2挟持部に対して第1挟持部を平面視において対向方向にスライドさせて前記積層体を引っ張る第4工程と、を有し、第1挟持部の挟持位置が第2挟持部の挟持位置に対して第1層体側であって前記積層体の挟持方向にずれて位置し、第1挟持部のスライド方向が前記積層体の挟持方向に略直交することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の剥離方法において、前記切断線の延出方向が第1挟持部のスライド方向と前記積層体の挟持方向にそれぞれ略直交することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の剥離方法において、第1挟持部が前記切断線に沿って前記積層体を挟持することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の剥離方法において、第4工程において、第1挟持部の初動から所定時間内に最も引張力の荷重を大きくし、その後引張力の荷重を低下させることを特徴としている。
本発明の第1の構成によれば、第1挟持部の挟持位置は第2挟持部の挟持位置に対して挟持方向にずれて位置する。このため、平面視において第2挟持部との対向方向にスライドする第1挟持部を積層体の挟持方向に対して略直交にスライドさせると、積層体にかかる力は第2挟持部へ向かう方向と積層体を引き剥がす方向の2方向に分解される。これにより、第1挟持部を一方向にスライドさせるのみで積層体を引き剥がす力が積層体に働き、容易に積層体を剥離することができる。また、一方向に引っ張って積層体を剥離するため剥離線も一定形状に形成され易い。また、第1挟持部と第2挟持部は弾性体を介して積層体を挟持しており、積層体にかかる力の向きが弾性体の変形により微調整される。したがって、剥離工程中に積層体が破断するのを防いで積層体を安定的に剥離することができる。
また、本発明の第2の構成によれば、上記第1の構成の剥離装置において、第1挟持部は第2挟持部に対して積層体の挟持方向に自在に位置決め可能であるため、積層体の層間接着強度、大きさ、材質に応じて挟持方向の高さを調整することができる。これにより、積層体にかかる力を積層体の剥離に最適な方向に設定することができる。
また、本発明の第3の構成によれば、上記第1の構成又は第2の構成の剥離装置において、第1挟持部のスライド方向の動力を制御する制御部が設けられおり、第1挟持部が積層体を引張る力を単位時間ごとに制御すれば積層体を破断させることなく積層体を安定的に剥離することができる。
また、本発明の第4の構成によれば、積層体を短手方向にハーフカットして第2層体に切断線を入れることにより、積層体を引っ張った際に切断線を基点として剥離が開始される。引張開始前は切断線と剥離線が一致しており、引張開始直後に剥離線が切断線と分離しながら積層体の剥離が継続する。このとき、第1挟持部を一方向にスライドさせて剥離を行うため、剥離線を一定形状に安定して形成することができる。
また、本発明の第5の構成によれば、上記第4の構成の剥離方法において、切断線の延出方向を第1挟持部のスライド方向と積層体の挟持方向にそれぞれ略直交するように形成されており、剥離線の延出方向が切断線の延出方向と一致しながら積層体の剥離が継続する。これにより、剥離線を一定形状に安定して形成することができる。
また、本発明の第6の構成によれば、上記第4の構成又は第5の構成の剥離方法において、第1挟持部が切断線に沿って積層体を挟持することにより、引張開始直後に剥離線と切断線の延出方向が一致し易い。これにより、剥離線を一定形状に安定して形成することができる。
また、本発明の第7の構成によれば、上記第4の構成〜第6の構成の剥離方法において、第1層体を第2層体の初期剥離にもっとも強い荷重がかかって層間剥離が開始する。その後、引張力の荷重を低下させることにより第1層体の破断を防ぎながら積層体の剥離を継続することができる。
本発明の実施形態に係る剥離装置の斜視図 本発明の実施形態に係る剥離装置の側面図 本発明の実施形態に係る剥離装置における積層体に係る力を模式的に示す概略図 本発明の実施形態に係る剥離装置に使用される積層体の上面図 本発明の実施形態に係る剥離装置に使用される積層体の断面図 本発明の実施形態に係る剥離装置において積層体が挟持された状態を拡大して示す側面図 一般的な積層体である包装材料の概略断面図 前処理が施された一般的な積層体である包装材料の概略断面図 従来の積層体の剥離方法を模式的に示す概略図
以下本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。図1は本発明の実施形態に係る剥離装置1の斜視図であり、図2は剥離装置1の側面図である。なお、説明のために第1挟持部5のスライド方向(図2の紙面左右方向)をX方向とし、積層体10の挟持方向(図2の紙面上下方向)をZ方向とし、切断線10aの延出方向(図2の紙面前後方向)をY方向とする。また、X方向、Y方向、Z方向はそれぞれ直交している。
剥離装置1は、第1挟持部4及び第2挟持部5と、引張部3と、台座2と、制御部(不図示)とを有し、剥離される積層体10は第1挟持部4及び第2挟持部5の2箇所で挟持される。第2挟持部5は固定部(不図示)により台座2に固定され可動しない。一方、第1挟持部4は台座2上の引張部3に連結固定され、台座2上をX方向にスライド移動する。積層体10を第2挟持部5及び第1挟持部4で挟持して第1挟持部4をX方向に移動させると積層体10はX方向に引っ張られる。制御部は引張部3の引張力を単位時間ごとに制御することができる。
第1挟持部4の第1挟持位置4eは第2挟持部5の第2挟持位置5eに対してZ方向にずれて位置する。しかし、X−Y平面視において第1挟持部4は第2挟持部に対して対向しており対向方向(X方向)にスライド自在である。また、第1挟持部4にはZ方向に自在に移動させることができる可動機構(不図示)が設けられている。これにより、第1把持部4をZ方向に自在に位置決めすることができる。
第1挟持部4は第1レバー4aを起こすことにより第1圧着部4c、4d間が開き、第1レバー4aを引くことにより第1圧着部4c、4d間が閉じる。このとき、第1圧着部4c、4dとの間に積層体10を挟んで保持する。第1挟持位置4eとは第1圧着部4c、4d間が閉じたときの第1圧着部4c、4d間の挟持面の位置を意味する。
第1圧着部4c、4dは所定の厚みを有する弾性体により構成される。弾性体の一例として合成樹脂が挙げられる。具体的にはテフロン(登録商標)ゴム、ニトリルゴムなどの一定の弾性力を有し、滑り難くい材質であることが好ましい。積層体10を弾性体により両面から挟持することにより、積層体10を引っ張る際に積層体10にかかる力の向きが弾性体の変形で微調整される。これにより、積層体10にかかる破断につながる無理な力を弾性体が吸収して積層体10が破断するのを防ぐことができる。また、滑り難い材質を用いることにより、積層体10を引っ張る際に積層体10が第1挟持部4から抜けるのを防ぐことができる。
また、第1圧着部4c、4dの厚みが大きすぎると積層体10を水平方向に引っ張る際に第1圧着部4c、4dが大きく変形して積層体10を安定的に保持できない。また、積層体10を第1圧着部4dの圧着面に載置して接着シートを上から貼り付けてもよい。これにより、積層体10が圧着部4dの上面に貼着されて積層体10を安定的に保持することができる。
第2挟持部5は、積層体10を保持した状態で台座2に固定される。積層体10の保持手段は第1挟持部5と同一であり、第2挟持部5は第2レバー5a、第2圧着部5c、5dを備える。これにより、第1挟持部4と同様の機構により積層体10を挟んで保持する。
引張部3はX方向に第1挟持部4をスライド移動させることができる。引張部3は油圧式、電動式、手動式であってもよい。また、制御部により引張部3の引張力を単位時間ごとに制御することができる。これにより、第1挟持部4の初動から所定時間内に最も引張力の荷重を大きくし、その後引張力の荷重を低下させることができる。
図3は積層体10にかかる力を示している。図3に示すように、積層体10をX方向に力Fで引っ張った場合、接合面と剥離面の境界にある剥離線10b上の剥離点Pを作用点としてX方向と反対方向に反作用の力F’を受ける。この反作用の力F’は剥離点Pを起点にM1方向とM2方向に分解される。M1方向は固定された第2挟持部5へ向かう方向である。M2方向はM1方向と直交する方向であり、接合する層体を引き剥がす方向である。
X−Z平面において、第2挟持部5の挟持位置5eから剥離点Pがθ度ずれている場合、M1方向にかかる力はF’cosθとなり、M2方向にかかる力はF’sinθの力となる。
なお、X−Z平面における剥離点Pのずれは第1挟持部4をZ方向に上下に移動させることにより調整することができる。これにより、積層体10の層間接着強度、材質に応じて最適な角度θを設定することができる。
次に剥離装置1を用いた積層体10の剥離方法について説明する。第1工程において、矩形状に断裁された積層体10を作製する。例えば、積層体10は第1層体である熱接着性樹脂層13、第2層体である金属箔層12、基材層11が順次積層されており、剥離装置1を用いて熱接着性樹脂層13を金属箔層12から部分的に剥離することができる。
図4は剥離装置1に使用される積層体10の上面図であり、図5は剥離装置1に使用される積層体10の断面図である。第2工程において積層体10をY方向に基材層11側から金属薄層12に達するが金属薄層12を貫通しない切目(ハーフカット)を入れて切断線10aを形成する。これにより、熱接着性樹脂層13と金属薄層12の一部を残して基材層11と金属箔層12の一部が切断される。
図6は積層体10が挟持された状態を拡大して示す剥離装置1の側面図である。第3工程において切断線10aに沿って積層体10の一端を第1挟持部4で挟持し、他端を第2挟持部5で挟持する。切断線10aは第1挟持部4と第2挟持部5の間に位置する。また、第1挟持位置4eは第2挟持位置5eに対して熱接着性樹脂層13側であってZ方向にずれて位置する。
第4工程では第2挟持部5を固定した状態で第1挟持部4をX方向に引っ張る。このとき、引張部3は第1期間及び第2期間と2段階に分けて第1挟持部4を引っ張る。第1期間は引っ張りを開始した始動時から所定時間内の期間をいう。第2期間は第1期間終了後の所定時間内の期間をいう。第1期間は引張工程において最も引張力の荷重を大きく設ける。これは接合する積層体は引き剥がし時に最も大きな荷重を必要とするからである。第2期間は第1期間より低い荷重で第1挟持部4を引っ張る。これにより、熱接着性樹脂層13が破断するのを防止することができる。第2期間経過後、引張部3は積層体10が破断する前に引っ張りを終了する。
本実施形態によると、弾性体を介して積層体10を挟持する第1挟持部4と第2挟持部5を有し、第2挟持部5に対して第1挟持部4がX−Y平面視において対向方向にスライド自在に設けられ、第1挟持部4の挟持位置4eが第2挟持部5の挟持位置5eに対して積層体10の挟持方向(Z方向)にずれて位置するとともに第1挟持部4のスライド方向(X方向)が積層体10の挟持方向(Z方向)に略直交している。このため、第1挟持部4をX方向にスライドさせると、積層体10にかかる力F’は積層体10の剥離線10b上の点を作用点として第2挟持部へ向かう方向(M1方向)と積層体10を引き剥がす方向(M2方向)の2方向に分解される。これにより、第1挟持部4をX方向にスライドさせるのみで容易に積層体10を部分的に剥離することができる。また、一方向(X方向)に引っ張って積層体10を剥離するため剥離線10bを一定形状に安定して形成することができる。また、第1挟持部4と第2挟持部5は弾性体4c、4d、5c、5dを介して積層体10を挟持しており、積層体10にかかる力の向きが弾性体の変形により微調整される。したがって、剥離工程中に積層体10が破断するのを防ぎながら積層体10を安定的に剥離することができる。
また、第1挟持部4は第2挟持部5に対して積層体10の挟持方向(Z方向)に自在に位置決め可能である。このため、積層体10の層間接着強度、大きさ、材質に応じて挟持方向(Z方向)の高さを調整して積層体10にかかる力F’を積層体10の剥離に最適な方向に設定することができる。
また、第1挟持部4のスライド方向(X方向)の動力を制御する制御部を設けることにより、引張力を調整しながら積層体10を引っ張ることにより、積層体10を破断させることなく安定的に積層体10を剥離することができる。
また、積層体10を短手方向にハーフカットして剥離する第2層体(金属箔層12)に切断線10aを入れることにより、積層体10を引っ張った際に切断線10aを基点として剥離が開始される。このとき、引張開始前は切断線10aと剥離線10bが一致しており、引張開始直後に剥離線10bが切断線10aと分離しながら積層体10の剥離が継続する。したがって、積層体10を一方向(X方向)に引っ張ることにより剥離線10bの延出方向を一定方向に保持しながら剥離を継続することができる。このため、剥離線10bを一定形状に形成することができる。したがって、積層体10ごとに剥離面の形状がばらつくのを抑えることができる。
また、切断線10aの延出方向(Z方向)を第1挟持部4のスライド方向(X方向)と積層体10の挟持方向(Z方向)にそれぞれ略直交するように形成することにより、剥離線10bの延出方向を切断線10aの延出方向(Z方向)と一致させながら剥離が継続することができる。これにより、剥離線10bを一定形状に安定して形成することができる。
また、第1挟持部4が切断線10aに沿って積層体10を挟持することにより、初期剥離において剥離線10bと切断線10aの延出方向が一致し易い。これにより、剥離線を一定形状に安定して形成することができる。
また、第1挟持部4の初動から所定時間内に最も引張力の荷重を大きくすることにより、第1層体(熱接着性樹脂層13)の第2層体(金属箔層12)からの初期剥離にもっとも強い荷重をかけて層間剥離が開始することができる。その後、引張力の荷重を低下させることにより第1層体(熱接着性樹脂層13)の破断を防ぎながら積層体10の剥離を継続することができる。
なお、本実施形態の説明の中で使用した包装材料は一例であって、少なくとも第1層体及び第2層体が積層された積層体からなる包装材料であれば、他の層が含まれていてもよい。この場合、ハーフカットの切れ込みの深さを調整することにより第1層体及び第2層体間を部分的に剥離することができる。
本発明は、積層体の層間接着強度を測定するための試験片を作製する剥離装置に利用可能である。
1 剥離装置
2 台座
3 引張部
4 第1挟持部
4a 第1レバー
4c、4d 第1圧着部
4e 第1挟持位置
5 第2挟持部
5a 第2レバー
5c、5d 第2圧着部
5e 第2挟持位置
10 積層体
10a 切断線
10b 剥離線
11 基材層
12 金属箔層
13 熱接着性樹脂層
P 剥離点

Claims (7)

  1. 弾性体を介して積層体を挟持する第1挟持部と第2挟持部を有し、第2挟持部に対して第1挟持部を平面視において対向方向にスライド自在に設け、第1挟持部の挟持位置が第2挟持部の挟持位置に対して前記積層体の挟持方向にずれて位置するとともに第1挟持部のスライド方向が前記積層体の挟持方向に直交し、第1挟持部及び第2挟持部のみで前記積層体を保持することを特徴とする剥離装置。
  2. 第1挟持部は第2挟持部に対して前記積層体の挟持方向に自在に位置決め可能であることを特徴とする請求項1に記載の剥離装置。
  3. 第1挟持部のスライド方向の動力を制御する制御部を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の剥離装置。
  4. 少なくとも第1層体と第2層体とを有する積層体の剥離方法であって、
    前記積層体を矩形状に断裁する第1工程と、断裁した前記積層体を短手方向にハーフカットして第2層体に切断線を入れる第2工程と、前記切断線を挟んで第1挟持部及び第2挟持部の2箇所で前記積層体を挟持する第3工程と、第2挟持部に対して第1挟持部を平面視において対向方向にスライドさせて前記積層体を引っ張る第4工程と、を有し、第1挟持部の挟持位置が第2挟持部の挟持位置に対して第1層体側であって前記積層体の挟持方向にずれて位置し、第1挟持部のスライド方向が前記積層体の挟持方向に直交することを特徴とする剥離方法。
  5. 前記切断線の延出方向が第1挟持部のスライド方向と前記積層体の挟持方向にそれぞれ直交することを特徴とする請求項4に記載の剥離方法。
  6. 第1挟持部が前記切断線に沿って前記積層体を挟持することを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の剥離方法。
  7. 第4工程において、第1挟持部の初動から所定時間内に最も引張力の荷重を大きくし、その後引張力の荷重を低下させることを特徴とする請求項4〜請求項6のいずれかに記載の剥離方法。
JP2011190960A 2011-09-01 2011-09-01 剥離装置及び剥離方法 Expired - Fee Related JP5978571B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011190960A JP5978571B2 (ja) 2011-09-01 2011-09-01 剥離装置及び剥離方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011190960A JP5978571B2 (ja) 2011-09-01 2011-09-01 剥離装置及び剥離方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013053876A JP2013053876A (ja) 2013-03-21
JP5978571B2 true JP5978571B2 (ja) 2016-08-24

Family

ID=48131005

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011190960A Expired - Fee Related JP5978571B2 (ja) 2011-09-01 2011-09-01 剥離装置及び剥離方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5978571B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3340313B2 (ja) * 1996-05-17 2002-11-05 セントラル硝子株式会社 接着強度試験治具
JPH11230893A (ja) * 1998-02-17 1999-08-27 Daiwa House Ind Co Ltd 引張り機及び引張り用傾斜保持治具
JP2003068847A (ja) * 2001-08-24 2003-03-07 Hitachi Chem Co Ltd 接着力測定方法、積層膜及び半導体素子
JP2010127623A (ja) * 2008-11-25 2010-06-10 Oji Paper Co Ltd 積層シートの剥離性評価装置及び評価方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013053876A (ja) 2013-03-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20140020847A1 (en) Bendable carrier mount, device and method for releasing a carrier substrate
WO2008136276A1 (ja) 積層方法及び積層装置
KR20160001833A (ko) 시험편 전단강도 측정장치
TW201327748A (zh) 用於拆離一第一基板之可撓性基板安裝件、裝置及方法
KR102146679B1 (ko) 열 융착형 모터 코어용 강판 본딩장치
WO2008096605A1 (ja) 積層体の製造装置および製造方法
JP5978571B2 (ja) 剥離装置及び剥離方法
JP2019048370A (ja) 複合レイアップ構造を形成するシステムおよび方法
US10632690B2 (en) Resonator for joining or reception jig for joining
JP4328579B2 (ja) ハニカムサンドイッチパネルの製造方法
JP6939945B2 (ja) 熱伝導シートの転写方法および転写装置
CN109627998A (zh) 胶膜及用于验证胶连接的布置结构和方法
JP2014068521A (ja) ワイヤーハーネス
JP5909114B2 (ja) 破壊力学パラメータ測定方法
JP6891999B2 (ja) 熱伝導シートの転写方法および転写装置
JP2016087666A (ja) 超音波接合方法
KR101394955B1 (ko) Z-피닝 장치
JP2010118483A5 (ja) 基板保持部材、接合装置および接合方法
US20210402674A1 (en) Composite material and method of forming composite material
JP7317154B2 (ja) 成形治具及び成形方法
JP6747210B2 (ja) 熱伝導シートの転写方法および転写装置
JP5695427B2 (ja) 半導体ウエハの割断方法及び割断装置
JP5756640B2 (ja) 外装シート付ワイヤーハーネスの組立方法
JP6600235B2 (ja) カス上がり防止方法およびカス上がり防止装置
KR101371795B1 (ko) 열계면 패드 세트 및 그 제조방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140711

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150331

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150601

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20150601

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151201

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160128

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160628

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160711

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5978571

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees