JP2016087666A - 超音波接合方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】製品の完成後に、損傷箇所が製品に残る可能性を低減できる超音波接合方法を提供する。【解決手段】アンビルと複数のホーンとを備えた超音波接合装置により、被接合部材を接合する超音波接合方法において、アンビル20に支持された被接合部材90に対して、複数のホーン31、32により圧力を加えることで、アンビル20と複数のホーン31、32との間で前記被接合部材を保持する。そして、アンビル20と複数のホーン31、32との間に被接合部材90を保持した後に、複数のホーン31、32のうちホーン31を超音波で振動させて、被接合部材90を接合する。ホーン31の超音波振動による接合の後に、複数のホーン31、32のうち他のホーン32を超音波で振動させて、被接合部材90を接合する。【選択図】 図2

Description

本発明は、超音波接合方法に関するものである。
超音波振動を用いて、上流側プラスチック光ファイバ素線(以下、POF素線と称する。)と下流側POF素線を溶着して接合させる接合方法が特許文献1に開示されている。この接合方法では、上流側POF素線がガイド部のスリットから挿入されて保持溝で保持される。下流側POF素線が、ガイド部のスリットから挿入されて、上流側POF素線の切断面の上に重ねてセットされる。保持部及びガイド部に上流側POF素線及び下流側POF素線がセットされると、押さえ部材が移動して保持部の上面の押さえ位置に取り付けられて、上流側POF素線及び下流側POF素線が上方から押さえ付けられる。そして、超音波振動子が溶着位置まで移動し、高周波で振動して下流側POF素線を溶着させて、上流側POF素線及び下流側POF素線が1本のPOF素線に接合される。
特開2006−119160号公報
しかしながら、上記の接合方法では、超音波振動によりPOF素線を振動させる際に、押さえ部材によりPOF素線を押さえている。そのため、超音波振動子の振動と共にPOF素線が振動し、押さえ部材の周囲に位置するPOF素線の一部が損傷した場合には、製品として完成した後も傷が残ってしまう、という問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、製品の完成後に、損傷箇所が製品に残る可能性を低減できる超音波接合方法を提供することである。
本発明は、被接合部材に対して複数のホーンにより圧力を加えることで、アンビルと複数のホーンとの間で被接合部材を保持した後に、複数のホーンのうち一のホーンを超音波で振動させて、被接合部材を接合し、一のホーンの超音波振動による接合の後に、複数のホーンのうち他のホーンを超音波で振動させて、被接合部材を接合することによって上記課題を解決する。
本発明によれば、超音波振動で接合する部分がホーンにより保持されており、一のホーンの超音波振動により、他のホーンで保持している被接合部材の一部で摩擦が生じたとしても、他のホーンで保持された部分は、他のホーンの超音波振動によって接合される。そのため、本発明は、製品の完成後、当該摩擦が生じた部分に損傷が残る可能性を低減できる。
図1は、本発明の実施形態に係る超音波接合装置のブロック図である。 図2は、被接合部材を接合する部分を拡大した超音波接合装置の斜視図である。 図3は、比較例に係る接合方法で用いられる超音波接合装置の斜視図である。 図4(a)から図4(d)は、比較例において、接合の開始から終了までの各段階を順に示した、超音波接合装置の斜視図である。 図5(a)から図5(c)は、本実施形態において、接合の開始から終了までの各段階を順に示した、超音波接合装置の斜視図である。 図6(a)から図6(c)は、図5(a)及び図5(b)のVI−VI線に沿う各断面図を示している。 図7は、比較例の接合時間と、本発明の接合時間とを示すグラフである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る超音波接合方法で用いられる超音波接合装置のブロック図である。超音波接合装置は、超音波振動により、被接合部材を加熱しつつ圧着させる装置である。被接合部材は、積層された複数の金属箔とタブである。本実施形態に係る超音波接合方法は、例えば、電池モジュールの製造工程において、積層された単電池の集電箔とタブとを接合する際に適用される。なお、被接合部材は、複数の金属箔に限らず他の部材でよい。また、超音波接合方法は、電池モジュールに限らず他のデバイスを製造する際の接合工程に適用されてもよい。
図1に示すように、超音波接合装置は、本体10、アンビル20、ホーン30、電源40、発振器50、ブースター60、エンコーダ70、及びコントローラ80を備えている。本体10は、図1に図示されていない超音波接合装置の各種部品及び当該各種部品を主要する筐体を有している。アンビル20は、被接合部材90を支持する支持台である。
ホーン30は、アンビル20とホーン30との間に被接合部材90を狭持させた状態で、超音波振動により被接合部材90を接合する。ホーン30は、ブースター60により増幅されたエネルギーよって、振動する。また、ホーン30は、アンビル20に近づくように下降し、被接合部材90に対して圧力を加える。そして、ホーン30が加圧した状態で下降し、超音波振動より被接合部材90を振動させる。そして、被接合部材90の界面(接触面)の摩擦により、被接合部材90は接合される。なお、後述するように、超音波振動装置は、ホーン30を複数有しており、コントローラ80は、ホーン30の移動、振動、加圧等を複数のホーン30毎に独立して制御することができる。
電源40は、超音波振動装置の電力源であり、外部電源である。発振器50は、電源40から供給される電気エネルギーを、振動子を介して運動エネルギーに変換する装置である。発振器50は、振動子を数μmオーダで振動させる。発振器50で発振した振動はブースター60に出力される。
ブースター60は、発振器50から出力された振動を増幅させて、数十μmの振幅をもつ振動にする。ブースター60は、増幅した振動をホーン30に伝える。エンコーダ70は、ホーン30の位置を検出することで、ホーン30が下降したときのホーン30の変位量を検出する。エンコーダ70の検出結果は、コントローラ80に出力される。
コントローラ80は、発振器50を制御することで、ホーン30による超音波振動の出力を制御する。また、コントローラ80は、ホーン30を制御する。また、コントローラ80は、被接合部材90の接合の完了時に、被接合部材90の沈み込み量から、被接合部材90の接合の状態を判定する。
図2は、超音波接合装置の構成のうち、被接合部材90を接合する部分を拡大した超音波接合装置の斜視図である。図2に示すように、超音波接合装置は、ホーン31、32を備えている。ホーン31、32の下面(底面)は、アンビル20の上面と平行になっている。ホーン31、32の下面及びアンビル20の上面は、被接合部材90と接触する接触面である。
被接合部材90は、複数の金属箔91と、タブ92である。タブ92は、複数の金属箔91の間に狭持された状態で、ホーン31、32からの超音波振動により、複数の金属箔91に接合される。また、複数の金属箔91同士も、ホーン31、32からの超音波振動により接合される。
ところで、従来の超音波接合方法では、製品の完成後、金属箔に損傷が残るという問題があった。また、従来の超音波接合方法では、接合時間が長いという問題もあった。まず、従来の超音波接合方法を、本発明に対する比較例として上げつつ、これらの問題点を説明する。
図3は、比較例に係る接合方法で用いられる超音波接合装置の斜視図である。なお、図3では、比較例に係る超音波接合装置の構成のうち、被接合部材90を接合する部分の構成をブロック図で示している。図3に示した構成以外の構成については、図1と同様である。
比較例に係る超音波接合装置は、本発明と異なり、1つのホーン33を備えている。また、比較例に係る超音波接合装置は、本発明と異なり、クランプ34を別途備えている。クランプ34は、被接合部材90を接合する際に、被接合部材90を押さえつけるための機構である。図3の例では、4つのクランプ34を有している。
次に、比較例に係る超音波接合方法について、図4を用いて説明する。図4は、比較例に係る超音波接合方法を説明するための概要図である。図4(a)から図4(d)は、接合の開始から終了までの各段階を順に示した図である。
まず、複数の金属箔91及びタブ92を積層した状態で、金属箔91及びタブ92がアンビル20の上に支持される。また、最上層の金属箔91の上面のうち、ホーン33から圧力を受ける部分を覆うように、当て板93が配置される。そして、クランプ34が、当て板93を介して金属箔91及びタブ92に圧力を加えることで、金属箔91とタブ92を押さえつける。これにより、被接合部材90のズレを防ぐ。このとき、金属箔91及びタブ92に加わる圧力は、クランプ34で加える圧力に依存しており、最大でも80N程度の圧力が限界である。
次に、ホーン33が、下降し、当て板93の表面に接する。図4(a)に示すように、ホーン33は、当て板93を介して金属箔91及びタブ92に圧力を加えると同時に、振動することで、超音波振動が金属箔91及びタブ92に加わる。これにより、超音波振動を受けている部分が接合する。比較例では、接合箇所は3打点設けている。図4(a)は1打点目の接合を示している。
1打点目の接合が終わると、ホーン33は上昇する。次に、ホーン33は、金属箔91の表面に沿う方向に動き、ホーン33は2打点目の位置に移動する。ホーン33は下降する。ホーン33は、被接合部材90に圧力を加えると同時に、超音波振動を被接合部材90に加える。これにより、2打点目の接合が終了する。図4(b)は、2打点目の接合を示している。
2打点目の接合が終わると、ホーン33は上昇し、3打点目の位置に移動する。ホーン33は、下降し、被接合部材90に圧力を加えると同時に、超音波振動を被接合部材90に加える。これにより、3打点目の接合が終了する。図4(c)は、3打点目の接合を示している。
そして、ホーン33が初期の位置に戻り、接合が終了する。図4(d)は接合終了時の状態を示している。
上記のように、比較例に係る接合方法では、クランプ34により加圧された部分(以下、加圧部分とも称する)は、接合部分にならない。そのため、クランプ34の加圧部分が、ホーン33の超音波振動によって、振動した場合には、クランプ34の加圧部分又は加圧部分の周囲が損傷する可能性がある。そして、加圧部分は接合されないため、一度損傷すると、傷が残ってしまう。また比較例において、クランプ34による圧力は、上記のとおり80N程度にすぎず、大きな圧力で金属箔91及びタブ92を押さえ付けることができない。そのため、超音波振動が金属箔91及びタブ92に加わったときに、加圧部分が、振動し損傷する可能性が高くなる。
また、比較例に係る接合方法は、1つのホーン33を移動させて、接合を行っている。そのため、ホーン33を移動させる分、接合時間が長くなるという問題もある。
一方、本実施形態では、以下のような接合方法によって、上記のような比較例の問題点を解決している。以下、本実施形態に係る超音波接合方法を、図5及び図6を用いて説明する。図5は、本実施形態(本発明)に係る超音波接合方法を説明するための概要図である。図5(a)〜図5(c)は、接合の開始から終了までの各段階を順に示した図である。また、図6(a)〜図6(c)は、図5(a)及び図5(b)のVI−VI線に沿う各断面図を示している。
まず、複数の金属箔91及びタブ92を積層した状態で、金属箔91及びタブ92がアンビル20の上に支持される。比較例と異なり、当て板93は金属箔91の上面に配置されていない。
次に、ホーン31及びホーン32が、下降して、金属箔91の表面に接する。次に、ホーン31及びホーン32は被接合部材90に圧力を加える。ホーン31は、接合圧力で被接合部材90に対して圧力を加える。一方、ホーン32は、クランプ圧力で被接合部材90に対して圧力を加える。接合圧力は、被接合部材90を接合する時の圧力であって、クランプ圧力よりも高い。接合圧力は、例えば740Nに設定されている。クランプ圧力は、被接合部材90を押さえつけるための圧力であって、接合圧力よりも低い。クランプ圧力は、例えば80Nに設定されている。
そして、ホーン31により接合圧力が被接合部材90に加わり、かつ、ホーン32によりクランプ圧力が被接合部材90に加わっている状態で、ホーン31のみが振動し、超音波振動が被接合部材90に加わる。これにより、被接合部材90のうち、ホーン31と接触している部分が接合され、1打点目の接合が終了する。
すなわち、ホーン31による圧力及びホーン32による圧力がそれぞれクランプ圧力に達したときに、被接合部材90がアンビル20と複数のホーン31、32との間で保持される。図6(a)は、被接合部材90がアンビル20と複数のホーン31、32との間で保持された状態の断面図を示す。
被接合部材90が保持された後に、ホーン31による圧力が接合圧力に達して、かつ、ホーン31による超音波振動が被接合部材90に加わることで、被接合部材90が接合される。図5(a)及び図6(b)は、被接合部材90がホーン31の超音波振動により接合された状態を示す。なお、図5(a)及び図6(b)において、振動しているホーン31は点線で示されている。
ホーン31による接合が終了した後、ホーン31による圧力は、接合圧力からクランプ圧力に下がる。ホーン32による圧力が、クランプ圧力から接合圧力まで高まり、ホーン32が超音波で振動することで、被接合部材90が接合される。すなわち、被接合部材90は、ホーン31と接触する部分で保持され、ホーン32と接触している部分で接合される。これにより、2打点目の接合が終了する。図5(b)及び図6(c)は、被接合部材90がホーン32の超音波振動により接合された状態を示す。なお、図5(b)及び図6(c)において、振動しているホーン32は点線で示されている。
そして、ホーン31、32が初期の位置に戻り、接合が終了する。図5(c)は接合終了後の状態を示している。
本実施形態に係る超音波接合方法では、被接合部材90を保持する工程(保持工程)、及び、被接合部材90を接合する工程(接合工程)が、ホーン31及びホーン32で実行される。そして、被接合部材90のうち、ホーン31、32により保持される保持部分が、ホーン31、32の超音波振動により接合される接合部分に含まれる。保持部分は、ホーン31、32の底面の突起部分と、被接合部材90との接触部分であり、図6(a)の範囲Xで示される部分である。また、接合部分は、接合工程において、ホーン31、32の底面と被接合部材90との接触部分であり、図6(b)の範囲Yで示される部分、及び、図6(c)の範囲Yで示される部分である。例えば、図6(b)に示す接合工程において、ホーン32が、被接合部材90の保持部分で保持した状態で、ホーン31の超音波振動がホーン31に加わった場合に、保持部分又は保持部分の周辺は振動して摩擦が発生したとする。そして、この摩擦が発生した箇所に傷が残ったとする。この摩擦が発生した箇所では、後の工程である図6(c)に示す接合工程において、ホーン32の超音波振動により接合が行われる。そのため、接合方法の工程の途中で、傷が発生した場合でも、製品として完成した後には、摩擦が発生した箇所に傷が残る可能性は低くなる。
さらに、本実施形態に係る超音波接合方法は、クランプを用いることなく、ホーン31、32でより被接合部材90を保持する。そのため、保持する際に被接合部材90に加える圧力を、クランプによって加わる圧力よりも大きくすることができる。
さらに、本実施形態に係る超音波接合方法では、図7に示すように、接合時間も短くなる。図7は、比較例の接合時間と、本発明の接合時間とを示すグラフである。なお、図7の接合時間について、被接合部材90がアンビル20に支持された状態で、ホーン31〜32が下降し始める時を、接合時間の始点とし、被接合部材90の接合後に、ホーン31〜33が上昇し終えた時を、接合時間の終点としている。
比較例では、以下の工程で、被接合部材90の接合が行われる。ステップS1にて、ホーン33が下降する(所要時間:0.5秒)。ステップS2にて、ホーン33による加圧と、ホーン33の超音波振動による接合が行われる(所要時間0.5秒)。ステップS3にて、ホーン33が、1打点目の位置から2打点目の位置まで移動する(所要時間:2.0秒)。ステップS4にて、ホーン33による加圧と、ホーン33の超音波振動による接合が行われる(所要時間0.5秒)。ステップS5にて、ホーン33が、2打点目の位置から3打点目の位置まで移動する(所要時間:2.0秒)。ステップS6にて、ホーン33による加圧と、ホーン33の超音波振動による接合が行われる(所要時間0.5秒)。ステップS7にて、ホーン33が上昇する(所要時間0.5秒)。これらの工程により、比較例に係る超音波接合方法の所要時間は6.5秒となる。
一方、本発明では、以下の工程で、被接合部材90の接合が行われる。ステップS11にて、二つのホーン31、32が下降する(所要時間:0.5秒)。ステップS12にて、二つのホーン31、32による加圧と、ホーン31の超音波振動によって、被接合部材90の保持と、1打点目の接合が行われる(所要時間0.5秒)。ステップS13にて、二つのホーン31、32による加圧と、ホーン32の超音波振動によって、被接合部材90の保持と、2打点目の接合が行われる(所要時間0.5秒)。ステップS14にて、ホーン31、32が上昇する(所要時間0.5秒)。これらの工程により、本発明に係る超音波接合方法の所要時間は2.0秒となる。すなわち、図7に示すように、本発明の接合時間は、比較例の接合時間の3分の1程度になる。
上記のように、本実施形態では、アンビル20に支持された被接合部材90に対して、複数のホーン31、32により圧力を加えることで、アンビル20と複数のホーン31、32との間で被接合部材90を保持する。そして、アンビル20と複数のホーン31、32との間に被接合部材90を保持した後に、複数のホーン31、32のうちホーン31を超音波で振動させて、被接合部材90を接合する。ホーン31の超音波振動による接合の後に、複数のホーン31、32のうち他のホーン32を超音波で振動させて、被接合部材90を接合する。これにより、ホーン31の超音波振動により、ホーン32で保持している被接合部材90の一部で摩擦が生じたとしても、ホーン32で保持された部分は、ホーン32の超音波振動によって接合される。そのため、本発明は、製品の完成後、摩擦を乗じた部分に損傷が残る可能性を低減できる。
また、比較的、面積の広い被接合部材90を超音波振動により接合する場合に、ホーンの接触面積には限界がある。そのため接合面が広い場合には、比較例のように、ホーンを移動させつつ、移動毎に接合を行うことも考えられる。しかしながら、本実施形態では、複数のホーンを用いつつ、ホーンを平行方向(金属箔91の表面に沿った方向)に移動させていない。そのため、本実施形態に係る接合方法では、接合時間を短縮できる。
また本実施形態では、ホーン32により被接合部材90を接合する工程(2打点目の接合工程に相当)では、ホーン31により圧力を加えることで、アンビル20とホーン31との間に被接合部材90を保持した状態で、ホーン32を超音波で振動させる。これにより、接合後のホーン31を、被接合部材90の保持に用いることができるため、被接合部材90を保持する面積を確保することができ、ホーン32による接合時に、保持部分又は保持部分の周辺で、被接合部材90の振動を抑制できる。
なお、本実施形態の変形例として、被接合部材90と接触するホーン32の接触面積は、被接合部材90と接触するホーン31の接触面積よりも大きくしてもよい。接触面積は、ホーン31、32の底面に相当する。これにより、1打点目の接合工程において、被接合部材90は、より接触面積の大きい方のホーン32で保持できるため、保持する際の圧力が小さくても、被接合部材90を確実に保持できる。その結果として、1打点目の接合工程において、保持部分又は保持部分の周囲での損傷の可能性を抑制できる。
10…本体
20…アンビル
30、31〜33…ホーン
34…クランプ
40…電源
50…発振器
60…ブースター
70…エンコーダ
80…コントローラ
90…被接合部材
91…金属箔
92…タブ
93…板

Claims (3)

  1. アンビルと複数のホーンとを備えた超音波接合装置により、被接合部材を接合する超音波接合方法において、
    前記アンビルに支持された前記被接合部材に対して、前記複数のホーンにより圧力を加えることで、前記アンビルと前記複数のホーンとの間で前記被接合部材を保持し、
    前記アンビルと前記複数のホーンとの間に前記被接合部材を保持した後に、前記複数のホーンのうち一のホーンを超音波で振動させて、前記被接合部材を接合し、
    前記一のホーンの超音波振動による接合の後に、前記複数のホーンのうち他のホーンを超音波で振動させて、前記被接合部材を接合する
    ことを特徴とする超音波接合方法。
  2. 請求項1記載の超音波接合方法において、
    前記他のホーンにより前記被接合部材を接合する工程では、前記一のホーンにより圧力を加えることで、前記アンビルと前記一のホーンとの間に前記被接合部材を保持した状態で、前記他のホーンを超音波で振動させる
    ことを特徴とする超音波接合方法。
  3. 請求項1又は2記載の超音波接合方法において、
    前記被接合部材と接触する前記他のホーンの接触面積は、前記被接合部材と接触する前記一のホーンの接触面積より大きい
    ことを特徴とする超音波接合方法。
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