JP5971750B2 - プリンタ装置及びプリンタ装置における印画ユニットの制御方法 - Google Patents

プリンタ装置及びプリンタ装置における印画ユニットの制御方法 Download PDF

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本発明は、ロール紙から引き出された用紙のカール(巻き癖)を矯正するための技術に係り、印画物の仕上がりを一定の品質に保つことができるプリンタ装置及びプリンタ装置における印画ユニットの制御方法に係るものである。
この種の関連する技術として、特許文献1に示されるプリンタ装置が知られている。このプリンタ装置は、ロール状に巻かれたロール紙を一端側から引き出して所定方向へ搬送するキャプスタンローラと、このキャプスタンローラによって搬送されるロール紙の一方の面側を押圧してロール紙に付いたカールを矯正するデカールローラとを有する。このデカールローラは、ロール紙の上面に押圧又は離反可能に昇降させる移動手段にて位置調整されるものであって、別途設けられた計測手段にて計測したロール径の変化に応じて、該移動手段を駆動してロール紙に対すデカール角を変化させるようにしている。
特開2006−193315号公報
ところで、上記に示す特許文献1では、ロール紙を押圧してカールを矯正するデカールロールが、該ロール紙の印画面と同じ側に配置されているので、該印画面を傷付けたり、デカールロールに付着している埃が該印画面に載ることがあり、写真印刷の品質に悪影響を与えるという不具合が発生していた。
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、ロール状に巻かれたロール紙に付いたカールの矯正に際して、印画物を傷付ける、又は埃が付着することを防止して、印画物の仕上がり品質を一定に保つことができるプリンタ装置及びプリンタ装置における印画ユニットの制御方法の提供を目的とする。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。すなわち、本発明は、ロール紙から用紙を引き出し、印刷ヘッドと該印刷ヘッドを受けるローラとの間を通過させて該用紙に印刷を行う印画ユニットを具備するプリンタ装置であって、前記印画ユニットを、前記引き出された用紙のカール量によってデカール方向へ移動させる移動機構と、前記引き出された用紙のカール量に基づき前記移動機構をデカール方向に所定量移動させる制御機構と、を具備することを特徴とする。
本発明によれば、ロール紙から用紙を引き出し、印刷ヘッドと該印刷ヘッドを受けるローラとの間を通過させて用紙に印刷を行う印画ユニットを、引き出された用紙のカール量によってデカール方向(印刷面と反対の方向)へ移動させることで、該用紙のカールを矯正するようにした。すなわち、デカールローラを使用することなく、印画ユニットの移動だけでカールの矯正ができるので、該カールの矯正に際して、印画物を傷付ける、又は埃が付着することが防止され、印画物の仕上がり品質を一定に保つことができる効果を奏する。
本発明が適用されるプリンタ装置の概略を示す図である。 ロール紙から引き出された用紙のカール量(=離間距離L)と、測距センサの出力電圧(V)との関係を示すグラフの一例である。 ロール紙メーカー及びその製造ロットによる用紙の態様の相違を補正する補正値(z1、z2)が記憶された補正値テーブルを示す図である。 測距センサからの出力電圧(V)、及び出力電圧(V)の補正に関する処理を具体的に示すグラフである。 ユニット制御機構に設定されている印画ユニットの制御フローチャートである。
本発明の一実施形態として示されるプリンタ装置100及びプリンタ装置100における印画ユニットの制御方法ついて、図1〜図5を参照して説明する。
図1は本発明が適用されるプリンタ装置100の概略構成図であって、熱転写プリンタ等に搭載される。
まず、図1に符号1で示されるものはロール紙であって、該ロール紙1から繰り出された用紙Pの搬送経路2の途中には、該用紙Pに印画する印画ユニット10が配置される。
この印画ユニット10は、ロール状に巻かれたロール紙1を一端側から引き出して所定方向へ搬送するプラテンローラ11と、このプラテンローラ11によって搬送されるロール紙1に文字画像を印画するサーマルヘッド12と、該サーマルヘッド12に対してインクリボンRを供給するリボンローラ13と、を具備する。
リボンローラ13は、インクリボンRが巻回されたリボン供給ローラ13Aと、サーマルヘッド12を通過した後の使用済のインクリボンRを巻き取るリボン巻取ローラ13Bとから構成されたものである。
プラテンローラ11は、ロール紙1から用紙Pを引き出す駆動ローラとしての役割、及びサーマルヘッド12との間に該用紙Pを挟持して該用紙Pを下方から支持する役割がある。また、このプラテンローラ11には、その回転数に応じて出力されるパルス信号により検出することにより、ロール紙からの用紙Pの引き出し長さ(搬送距離)を検出する用紙長さ検出手段(図示略)が設けられている。
サーマルヘッド12は、複数の発熱素子がプラテンローラ11に対向するように配列されているものであって、プラテンローラ11で搬送される用紙Pに画像情報に応じた印画を行う。
そして、印画ユニット10では、インクリボンRがサーマルヘッド12を通過する際に、該サーマルヘッド12の発熱素子で発生する熱エネルギーを、該インクリボンR中の昇華性染料に付与し、該染料を昇華させて該インクリボンRに重ね合わされた用紙Pの印画面に対して印画処理を行う。
また、印画ユニット10には、該印画ユニット10を高さ方向に沿う矢印(イ)−(ロ)方向に移動させる移動機構20、及び該移動機構20を制御するユニット制御機構21が設けられている。この移動機構20は、測距センサ5(後述する)からの検出信号、及びロール紙1に設定された用紙情報であるRFIDタグ31(後述する)に基づき、用紙Pのカールを解消する方向(矢印(イ)で示すデカール方向)に印画ユニット10を移動するために設けられているが、詳細は後述する。
印画ユニット10の下流側に位置する用紙Pの搬送経路2途中には、ガイドローラ3及び案内板4が設けられ、これらガイドローラ3及び案内板4の間には測距センサ5が設けられている。該測距センサ5は、用紙Pの搬送経路2の下方側に設けられるものであって、赤外線を発光及びその反射光を受光することで、該用紙Pまでの離間距離を測定する。
また、ロール紙1が取り付けられるロール紙設置部30の下部には、該ロール紙1の芯管1Aに設置されたRFIDタグ31を読み取るRFIDリーダライタモジュール32が設けられている。
なお、このRFIDタグ31としては、移動機構20による印画ユニット10の矢印(イ)−(ロ)方向の移動量を補正するための補正テーブルが設定されている。この補正テーブルは、(1)ロール紙メーカー及びその製造ロットによる用紙Pの態様の相違を補正する補正値(図3参照)が複数記憶された補正値テーブル、(2)ロール紙1の用紙長及び用紙長の残量に応じた引き出し高さ位置を示す残量テーブル、といった2種類が事前の計測に基づき設定されている。
次に、図2を参照して、ロール紙1からの用紙Pの引き出し状態と、測距センサ5の出力電圧(V)との関係について説明する。
ロール紙1から用紙Pが引き出されて芯管に近づき、該ロール紙1の残量が少なくなると、該ロール紙1から引き出された用紙Pのカール量も大きくなる。そこで、引き出された用紙Pの搬送経路2に測距センサ5を設け、該測距センサ5から出力される出力電圧(V)に基づき、移動機構20に対して印画ユニット10を矢印(イ)−(ロ)方向(特に、用紙Pのカールを解消する方向(矢印(イ)で示すデカール方向)に移動させる。
具体的には、図2に示されるように、用紙Pのカール量が小さく、測距センサ5と用紙Pとの離間距離(L)が小さい場合には、測距センサ5の出力電圧(V)は大きいが、用紙Pのカール量が大きくなり、測距センサ5と用紙Pとの離間距離(L)が広がって行く場合には、測距センサ5の出力電圧(V)は徐々に小さくなる。
そして、このような測距センサ5の特性を利用し、測距センサ5からの出力電圧(V)が一定のしきい値(V1〜V2の範囲内、V2>V1)の範囲内になるように、移動機構20に対して印画ユニット10を矢印(イ)−(ロ)方向に移動させる処理を行う。具体的には、測距センサ5からの出力電圧(V)がしきい値(V2)より大きくなる場合には、印画ユニット10を上方である矢印(ロ)方向に移動させる処理を行い、また、測距センサ5からの出力電圧(V)がしきい値(V1)より小さくなる場合には、用紙Pのカール量が大きいとして、印画ユニット10をデカール方向である矢印(イ)方向に移動させる処理を連続的に行なう(図4により後述する)。
また、実際の処理では、測距センサ5からの出力電圧(V)をそのまま使用して、印画ユニット10を矢印(イ)−(ロ)方向に移動させるのではなく、図3に示されるような補正値を加算又は減算することで、印画ユニット10の移動量を適正値に補正する。
例えば、ロール紙1から引き出される用紙Pのカール量は、ロール紙メーカー及びその製造ロットによってばらつきがあるために、測距センサ5からの出力電圧(V)がしきい値(V1)となったときの補正値(図3にz1で示す)、及び測距センサ5からの出力電圧(V)がしきい値(V2)となったときの補正値(図3にz2で示す)を予め実測により求めて設定したものが、補正値テーブルとして記憶されている。
そして、補正値テーブル(図3参照)中の補正値z1、z2に基づき、印画ユニット10の移動量を適正値に補正することで、ロール紙メーカー及びその製造ロットに影響されない安定した用紙Pのデカール処理を行うことができる。
以上の測距センサ5からの出力電圧(V)、及び出力電圧(V)の補正に関する処理について、図4を参照して具体的に説明する。
図4は、補正値を追加した制御を行った場合における測距センサ5の出力電圧波形である。なお、このような測距センサ5の出力電圧波形に基づく印画ユニット10の移動制御は、ユニット制御機構21で行う。
時間0〜T1までの検出区間は、測距センサ5の上方にロール紙1がない検出区間で、T1にロール紙1の先端が測距センサ5にかかる。このタイミングからユニット制御機構21のアナログポートで測距センサ5の出力電圧の監視を開始する。ロール紙1が排出方向へ搬送されると、カールが深くなるため、測距センサ5とロール紙1との離間距離(L)は大きくなりその出力電圧(V)は徐々に降下する。
ここで電圧V1はカールの深さを最大と設定したときのしきい値で、V2はカールの深さを最小と設定したときのしきい値であるので、よって、これらしきい値の電圧V1〜V2の範囲に収まるようユニット制御機構21の矢印(イ)−(ロ)方向への移動制御を行うとともに、ユニット制御機構21の移動量を補正する。
例えば、時間T2のときに、ユニット制御機構21は出力電圧V1を検出すると、ファームウエアは、図3の補正値テーブルを読み込み、初期値に対し、補正値を追加する。たとえば、A社のロール紙1を使用している場合、印画ユニット10の移動距離は、初期値a[mm]に設定されている。電圧V1を検出した場合、該電圧V1から求められる印画ユニット10の移動距離に対して、補正値(z2)のd21[mm]を加算して、さらに降下させることによりカールを浅くなるよう矯正する。
また、上記補正値で、矯正し過ぎて、T3で電圧V2のしきい値を超えた場合は、該電圧V2から求められる印画ユニット10の移動距離に対して、補正値(z1)の−d11[mm]を減算して印画ユニット10を上昇させる。
芯管に近づくにつれてカールの量は大きくなるため、T4、T6のときに電圧V1を検出するような場合は、補正値(+)をさらに加算する設定を行っておく。
次に、図5を参照して、ユニット制御機構21に設定されている印画ユニット10の制御フローをステップ(STEP)毎に説明する。
《ステップ101》
ロール紙1をプリンタ装置100にセットした後、ロール紙設置部30に搭載されているRFIDリーダライタモジュール32により、ロール紙1の芯管に備えつけられているRFIDタグ31を読み取る。
《ステップ102》
RFIDリーダライタモジュール32で読み取ったロール紙1のRFIDタグ31に基づき、(1)ロール紙メーカー及びその製造ロットによる用紙Pの態様の相違を補正する補正値(図3参照)が複数記憶された補正値テーブル、(2)ロール紙1の用紙長及び用紙長の残量に応じた引き出し高さ位置を示す残量テーブル、といった用紙情報をユニット制御機構21内の記憶部(図示略)に設定する。
なお、ここで設定される用紙長の残量テーブルとは、ロール紙1の最外周部と印画ユニット10の印画位置との相対高さを示すもので、該ロール紙1からの用紙Pの引き出し長さに応じた各種段階(用紙Pの引き出し長さが、0m、10m、20m・・・場合)における、印画ユニット10の矢印(イ)−(ロ)方向に沿う高さ位置を設定している。
《ステップ103》
上位システムからの印刷命令により、プリンタ装置100は印画物1枚を印刷する。また、
《ステップ104》
RFIDタグ31に記憶されているロール紙1の用紙長から、プラテンローラ11の用紙長さ検出手段(図示略)で検出されたロール紙1からの用紙Pの引き出し長さ(搬送距離)を差し引いた残量値を計算する。
《ステップ105》
ステップ104で計算した用紙Pの残量値が「0」であるか否かを判断し、YESの場合にステップ109に進み、NOの場合にステップ106に進む。
《ステップ106》
ステップ104で計算した用紙Pの残量値が「0」でない場合、ロール紙1との離間距離を示す測距センサ5の出力電圧(V)が、しきい値(V1〜V2)の範囲内にあるかどうか比較する。そして、この比較により、測距センサ5の出力電圧(V)が、しきい値(V1〜V2)の範囲内に無い場合に、ステップ107・108に進み、また、しきい値(V1〜V2)の範囲内であると判断された場合には、ステップ108に進む。
《ステップ107》
測距センサ5の出力電圧(V)に応じた補正値(図3参照)を、予め設定した、ロール紙メーカー及びその製造ロットによる用紙Pの態様の相違を補正する補正値を補正値テーブルから読み出す。
《ステップ108》
ステップ106にて、測距センサ5の出力電圧(V)が、しきい値(V1〜V2)の範囲内であると判断された場合(ステップ106のYES)には、ロール紙1の残量値(ステップ104)に応じた引き出し高さ位置を示す残量テーブルの補正値に基づき、印画ユニット10の矢印(イ)−(ロ)方向に沿う高さ位置をセットした後、先のステップ103に戻る。このとき、測距センサ5の出力電圧(V)に基づく印画ユニット10の移動は行わない。
一方、ステップ106にて、測距センサ5の出力電圧(V)が、しきい値(V1〜V2)の範囲外であると判断されて(ステップ106のNO)、ステップ107を経由した場合には、測距センサ5の出力電圧(V)、ロール紙1の残量値(ステップ104で検出)に応じた引き出し高さ位置を示す残量テーブルの補正値、及びステップ107で読み出した補正値テーブル(図3参照)中の補正値z1、z2に基づき、印画ユニット10の矢印(イ)−(ロ)方向に沿う高さ位置を適正に補正した後、先のステップ103に戻る。
《ステップ109》
ステップ105 で算出した残量値が0の場合、ロール紙1が無くなっていることを示すアラームを表示して、本フローを終了する。
以上詳細に説明したように本実施形態に示されるプリンタ装置100及びプリンタ装置100における印画ユニット10の制御方法によれば、ロール紙1から用紙Pを引き出し、サーマルヘッド12と該サーマルヘッド12を受けるローラとの間を通過させて用紙Pに印刷を行う印画ユニット10を、引き出された用紙Pのカール量によってデカール方向(印刷面と反対の矢印(イ)方向)へ移動させることで、該用紙Pのカールを矯正するようにした。すなわち、デカールローラを使用することなく、印画ユニット10の移動だけでカール矯正ができるので、該カール矯正に際して、印画物を傷付ける、又は埃が付着することが防止され、印画物の仕上がり品質を一定に保つことができる。
また、本実施形態に示されるプリンタ装置100及びプリンタ装置100における印画ユニットの制御方法では、測距センサ5の出力電圧(V)がしきい値(V1〜V2)の範囲外であるか、範囲内であるかによって(ステップ106)、ロール紙1の残量値に応じた引き出し高さ位置を示す残量テーブルの補正値に加えて、ステップ107で読み出した補正値テーブル(図3参照)中の補正値z1、z2に基づき、印画ユニット10の矢印(イ)−(ロ)方向に沿う高さ位置を補正するようにした(ステップ107〜108)。これによって、測距センサ5の出力電圧(V)が適正に補正され、印画ユニット10による用紙Pのカール矯正を確実に行うことが可能となる。
なお、上記実施形態では、ロール紙1に予め設定された用紙種類・製造ロットといった用紙情報、及びロール紙からの用紙引き出し量を加味して、移動機構20による印画ユニット10のデカール方向への移動量を補正したが、移動機構20による印画ユニット10の移動制御に際して、用紙情報及びロール紙からの用紙引き出し量といった判断データを加えることは必須ではなく、測距センサ5の検出信号にのみ基づき、印画ユニット10による用紙Pのカール矯正を行っても良い。
また、これに限定されず、ロール紙に予め設定された用紙種類・製造ロットといった用紙情報、及びロール紙からの用紙引き出し量を適宜選択し、測距センサ5にて測定された出力電圧(V)との組み合わせにより、印画ユニット10による用紙Pのカール矯正を行っても良い。
また、上記の実施形態においては、用紙Pのカール量を印画ユニット10の下流側で測定しているが、ロール紙1と印画ユニット10との間に用紙Pが自然にカールされる領域を形成すれば、当該カール量を印画ユニットの上流側で測定してもよい。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
ロール紙から引き出された用紙のカール(巻き癖)を矯正するための技術に係り、印画物の仕上がりを一定の品質に保つことができるプリンタ装置及びプリンタ装置における印画ユニットの制御方法に係るものである。
1 ロール紙
2 搬送経路
5 測距センサ
10 印画ユニット
12 サーマルヘッド(印字ヘッド)
20 移動機構
21 ユニット制御機構
31 RFIDタグ(用紙情報)
100 プリンタ装置
P 用紙
(イ) デカール方向

Claims (4)

  1. ロール紙から用紙を引き出し、印刷ヘッドと該印刷ヘッドを受けるローラとの間を通過させて該用紙に印刷を行う印画ユニットを具備するプリンタ装置であって、
    前記印画ユニットの前記印刷ヘッドと前記ローラとを、前記引き出された用紙のカール量によってデカール方向へ移動させる移動機構と、前記引き出された用紙のカール量に基づき前記移動機構をデカール方向に所定量移動させる制御機構と、を具備し、
    前記制御機構は、前記印画ユニットの下流に設けられて、前記引き出された用紙との距離を測定する測距センサからの出力に基づき、該用紙のカール量を算出し、その算出結果に基づき、前記移動機構による前記印画ユニットのデカール方向への移動量を決定し、
    前記制御機構は、前記ロール紙からの用紙引き出しが芯管に近づくにつれて、前記印画ユニットのデカール方向への移動量をさらに補正することを特徴とするプリンタ装置。
  2. 前記制御機構は、前記ロール紙に予め設定された用紙種類、製造ロットといった用紙情報を加えて、前記移動機構による前記印画ユニットのデカール方向への移動量を補正することを特徴とする請求項1に記載のプリンタ装置。
  3. ロール紙から用紙を引き出し、印刷ヘッドと該印刷ヘッドを受けるローラとの間を通過させて該用紙に印刷を行う印画ユニットを具備するプリンタ装置であって、
    前記印画ユニットの前記印刷ヘッドと前記ローラとを、前記引き出された用紙のカール量に基づき、デカール方向へ移動させることによって、該用紙のカールを矯正し、
    前記印画ユニットの下流に設けられて、前記引き出された用紙との距離を測定する測距センサからの出力に基づき、該用紙のカール量を算出し、その算出結果に基づき、前記印画ユニットのデカール方向への移動量を決定し、
    前記ロール紙からの用紙引き出しが芯管に近づくにつれて、前記移動機構による前記印画ユニットのデカール方向への移動量をさらに補正することを特徴とするプリンタ装置における印画ユニットの制御方法。
  4. 前記ロール紙に予め設定された用紙種類、製造ロットといった用紙情報を加えて、前記移動機構による前記印画ユニットのデカール方向への移動量を補正することを特徴とする請求項3に記載のプリンタ装置における印画ユニットの制御方法。
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