JP6989110B2 - 印刷制御装置、位置合わせ制御装置、位置合わせ制御方法及び位置合わせ制御プログラム - Google Patents

印刷制御装置、位置合わせ制御装置、位置合わせ制御方法及び位置合わせ制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、ファンフォールド紙上のラベル印刷位置を最適に制御することができる印刷制御装置、位置合わせ制御装置、位置合わせ制御方法及び位置合わせ制御プログラムに関する。
ラベルプリンタでは、紙送りローラにより引き出されたラベルシート上へ、サーマルヘッドにより印刷が行われる。
このラベルシートとして、一定間隔をおいてミシン目を有し、該ミシン目を境にして折り畳まれたファンフォールド紙が用いられることがある。このファンフォールド紙上のミシン目間には、ラベルプリンタにより印字される複数のラベルが所定間隔をおいて連続して貼付されている。
そして、このようなファンフォールド紙では、複数のラベルが列をなすように連続して配置されているので、ラベルの頭出し及びラベルへの印字処理を行うための位置制御が重要となる。
このため、上記ラベルプリンタでは、ファンフォールド紙の裏側にラベル頭出しの目印となる黒マーク(基準マーク)が付されたものを用い、この黒マークからの光反射を反射センサ等の光学センサによって検知することで、サーマルヘッドに対するラベルの送り出し制御を行っている。
このようなファンフォールド紙を用いたラベルの位置決め制御に関する技術として、特許文献1及び2に示されるラベルプリンタが知られている。
特許文献1に示されるラベルプリンタでは、センサ出力値の最頻値(通常の用紙表面の検出信号)に応じて決定した、ラベル間のシート部分を検出するための第一の閾値と、前記第一の閾値よりも大きい値であって前記ラベルシートの孔を検出するための第二の閾値とを用いて、シート位置及びシートの繋ぎ目位置を特定する。
特許文献2に示されるラベルプリンタでは、所定の方向に進む用紙上の検知マークを検出する光学センサを有し、この光学センサの出力に基づき、検知閾値を超えた用紙の進行距離が第2の所定距離より小さければ、検知マークのみを検知したと判定し、検知閾値を超えた用紙の進行距離が第2の所定距離以上であれば、検知マークと用紙のミシン目とを検知したと判定する。
特開2013−22861号公報 特開2011−68076号公報
ところで、特許文献1及び2に示される技術では、通常の用紙表面における閾値を用いて、ラベル位置及びミシン目の位置を検出しようとするものであるが、例えば、印刷シートがファンフォールド紙である場合に、正確な位置を検出することができないという問題がある。
具体的には、図10(A)及び(B)に示されるように、印刷シート50として、折り畳み可能なミシン目51を一定の間隔で有する台紙52に、複数のラベル53が所定間隔で貼付されたファンフォールド紙Fを使用した場合に、ミシン目51での折り癖により印刷シート50が山形状となり、該印刷シート50から反射センサSまでの距離mが大きくなって受光レベルが低くなってしまうという問題がある。
その結果、上記技術では、サーマルヘッドHに、印刷シート50上の基準マーク(図示略)の先端部を正しく位置決めすることができず、ラベル印刷に支障を来たし、又は1ページ余分な白紙フィードを発生させることがあり、この点において改善が期待されていた。
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、ミシン目部で折り畳まれたファンフォールド紙を使用したとしても、サーマルヘッドに対するラベルの位置決め制御を正確に行うことができる印刷制御装置、位置合わせ制御装置、位置合わせ制御方法及び位置合わせ制御プログラムを提供する。
上記課題を解決するために、本発明の第1態様に示される印刷制御装置では、紙送りローラにより順次送り出された印刷シートの表面状態を測定し、該印刷シートの移動に伴い経時的に変化する受光量を受光レベルデータとして出力する光学センサと、前記光学センサから出力された受光レベルデータに基づき、前記光学センサの検出値が予め設定された第1基準値及び該第1基準値よりも小さい第2基準値を超えているか否かを判断する判断手段と、この判断手段にて、前記光学センサの検出値が前記第1及び第2基準値の両方を超えたか否かの判断結果に応じて、前記第1、第2基準との比較結果、または、さらに、いずれかの基準値を超えた受光レベルデータの継続時間の長さを、予め設定しておいた基準マーク幅に対応する継続時間と比較することにより、該印刷シートに付された基準マークが正規か否かを判定するマーク判定手段と、を有することを特徴とする。
本発明の第2態様に示される位置合わせ制御装置では、紙送りローラにより順次送り出された被搬送シートの表面状態を測定し、該被搬送シートの移動に伴い経時的に変化する受光量を受光レベルデータとして出力する光学センサと、前記光学センサから出力された受光レベルデータに基づき、前記光学センサの検出値が予め設定された第1基準値及び該第1基準値よりも小さい第2基準値を超えているか否かを判断する判断手段と、この判断手段にて、前記光学センサの検出値が前記第1及び第2基準値の両方を超えたか否かの判断結果に応じて、前記第1、第2基準値との比較結果、または、さらに、いずれかの基準値を超えた受光レベルデータの継続時間の長さを、予め設定しておいた基準マーク幅に対応する継続時間と比較することにより、該被搬送シートに付された基準マークが正規か否かを判定するマーク判定手段と、を有することを特徴とする。
本発明の第3態様に示される位置合わせ制御方法では、紙送りローラにより順次送り出された被搬送シートの表面状態を測定する光学センサから、該被搬送シートの移動に伴い経時的に変化する受光量を受光レベルデータとして取り込むデータ収集段階と、前記光学センサから出力された受光レベルデータに基づき、前記光学センサの検出値が予め設定された第1基準値及び該第1基準値よりも小さい第2基準値を超えているか否かを判断する判断段階と、この判断段階にて、前記光学センサの検出値が前記第1及び第2基準値の両方を超えたか否かを判断し、判断結果に応じて、前記第1、第2基準値との比較結果、または、さらに、いずれかの基準値を超えた受光レベルデータの継続時間の長さを、予め設定しておいた基準マーク幅に対応する継続時間と比較することにより、該被搬送シートに付された基準マークが正規か否かを判定するマーク判定段階と、を有することを特徴とする。
本発明の第4態様に示される位置合わせ制御プログラムでは、紙送りローラにより順次送り出された被搬送シートの表面状態を測定する光学センサから、該被搬送シートの移動に伴い経時的に変化する受光量を受光レベルデータとして取り込むデータ収集段階と、
前記光学センサから出力された受光レベルデータに基づき、前記光学センサの検出値が予め設定された第1基準値及び該第1基準値よりも小さい第2基準値を超えているか否かを判断する判断段階と、この判断段階にて、前記光学センサの検出値が前記第1及び第2基準値の両方を超えたか否かを判断し、判断結果に応じて、前記第1、第2基準値との比較結果、または、さらに、いずれかの基準値を超えた受光レベルデータの継続時間の長さを、予め設定しておいた基準マーク幅に対応する継続時間と比較することにより、該被搬送シートに付された基準マークが正規か否かを判定するマーク判定段階と、を有することを特徴とする。
本発明では、ミシン目部が折り畳まれたファンフォールド紙を使用したとしても、サーマルヘッドに対するラベルの位置決め制御を正確に行うことができる。
本発明の印刷制御装置を説明するための図面であって、(A)反射センサの検出値が2つの基準値の両方を超えた場合の反射レベルデータと印刷シートとの対応図、(B)印刷経路内にある印刷シートの状態を示す概略図である。 図1に続く本発明の印刷制御装置を説明するための図面であって、(A)反射センサの検出値が1つの基準値のみを超えた場合の反射レベルデータと印刷シートとの対応図、(B)印刷経路内にある印刷シートの状態を示す概略図である。 本発明の第1実施形態に係る図面であって、(A)反射センサの検出値が1つの基準値のみを超えた場合の反射レベルデータと印刷シートとの対応図、(B)印刷シートとして使用されたファンフォールド紙を示す斜視図、(C)印刷経路内にある印刷シートの状態を示す概略図である。 予め設定される基準反射レベルデータを示すグラフである。 反射センサの検出値が2つの基準値の両方を超えた場合の反射レベルデータを示すグラフである。 ミシン目を有さない印刷シートを使用した場合の反射レベルデータを示すグラフである。 本発明の第2実施形態に係る図面であって、(A)反射センサの検出値が1つの基準値のみを超えた場合の反射レベルデータを示すグラフ、(B)基準データとして設定される基準反射レベルデータを示すグラフである。 第2実施形態に関連する図面であって、(A)反射センサの検出値が2つの基準値を短いピークで超えた場合の反射レベルデータを示すグラフ、(B)基準データとして設定される基準反射レベルデータを示すグラフである。 第2実施形態に関連する図面であって、(A)反射センサの検出値が2つの基準値を長いピークで超えた場合の反射レベルデータを示すグラフ、(B)基準データとして設定される基準反射レベルデータを示すグラフである。 (A)印刷シートを移送する際の問題点を示す図、(B)印刷シートとして使用されたファンフォールド紙を示す斜視図である。
本発明に係る印刷制御装置1について、図1(A)及び(B)、図2(A)及び(B)を参照して説明する。
この印刷制御装置1は、紙送りローラ2により矢印a方向に送り出された印刷シート50の表面状態を測定する反射センサSと、該反射センサSの出力に基づき印刷シート50の状態を判断する判断手段3と、該判断手段3の判断結果に基づき印刷シート50に付された基準マークMが正規か否かを判定するマーク判定手段4と、を有する。
具体的には、印刷シート50として、図1(A)及び図2(A)に示されるように折り畳み可能なミシン目51を一定の間隔で有する台紙52に、複数のラベル53が所定間隔で貼付されたファンフォールド紙Fが使用される。ラベル53は、ミシン目51間にありかつ該ミシン目51から一定の間隔をおいて配置されている。
判断手段3は、反射センサSから出力された反射レベルデータLに基づき、反射センサSの検出値が予め設定された第1基準値(イ)及び該第1基準値(イ)よりも小さい第2基準値(ロ)を超えているか否かを判断する。
その後、マーク判定手段4では、判断手段3にて、反射センサSの検出値が第1基準値(イ)及び第2基準値(ロ)の両方を超えたと判断された場合に、該印刷シートに付された基準マークMが正規である(すなわち、ごみなどの付着物や汚れの誤検出ではない)と判定する(図1参照)。
なお、反射センサSの検出値が第1基準値(イ)及び第2基準値(ロ)の両方を超える状況とは、図1(B)に示されるように、印刷シート50に折り癖がなく、該印刷シート50上の基準マークMと反射センサSとが離間していないことを意味している。
また、このマーク判定手段4では、判断手段3にて、反射センサSの検出値が第2基準値(ロ)のみを超えたと判断された場合に、当該基準値(ロ)を超えた反射レベルデータLの継続時間長さTを、予め設定しておいた基準マーク幅に対応する時間の長さ(図示略)と比較することにより、該印刷シート50に付された基準マークMが正規か否かを判定する(図2参照)。
なお、反射センサSの検出値が第2基準値(ロ)のみを超える状況とは、図2(B)に示されるように、印刷シート50に付いた折り癖により、印刷シート50上の基準マークMと反射センサSとの距離mが大きく、受光レベルが低くなることを意味している。
そして、この状況下で、マーク判定手段4では、当該距離mによる変動の少ない、第2基準値(ロ)を超えた「反射レベルデータLの継続時間長さT」をマーク判定因子として用い、この反射レベルデータLの継続時間長さTに基づき、該印刷シート50上の目印が正規の基準マークMか否かの判定をする。
そして、以上のように構成された印刷制御装置1では、判断手段3にて、反射センサSから出力された反射レベルデータLに基づき、反射センサSの検出値が予め設定された第1基準値(イ)及び該第1基準値(イ)よりも小さい第2基準値(ロ)を超えているか否かを判断する。
その後、マーク判定手段4では、判断手段3において、反射センサの検出値が第1基準値(イ)及び第2基準値(ロ)の両方を超えたと判断された場合に、印刷シート50に付された基準マークが正規であると判定する。
また、このマーク判定手段4では、判断手段3において、反射センサSの検出値が第2基準値(ロ)のみを超えたと判断された場合に、当該基準値を超えた反射レベルデータLの継続時間長さTを、予め設定しておいた基準マーク幅に対応する時間の長さ(図示略)と比較することにより、印刷シート50に付された基準マークMが正規か否かを判定する。
すなわち、本発明では、図1及び図2に示されるような、印刷シート50がミシン目51で折り畳まれたファンフォールド紙Fを用いた状況で、ミシン目51に付いた折り癖により、印刷シート50上の基準マークMと反射センサSとの距離mが大きくなった場合でも、(当該距離mによる変動の少ない)第2基準値(ロ)を超えた反射レベルデータLの継続時間長さTに基づき、該印刷シート50上の目印が正規の基準マークMか否かの判定をすることができる。
その結果、本発明の印刷制御装置1では、ミシン目51で折り畳まれたファンフォールド紙Fを使用したとしても、サーマルヘッドHに対する基準マークM先端の位置決め制御を正確に行うことができる。
なお、光学センサとして、信号光を照射しかつその反射光を検出する反射センサSを使用することに限定されず、撮影画像により基準マークMを読み取るイメージセンサを使用しても良い。
(第1実施形態)
上記印刷制御装置1をさらに具体化した、第1実施形態に係る印刷制御装置100について、図3〜図6を参照して説明する。
上述した反射センサS、紙送りローラ2及びサーマルヘッドHは印刷装置10を構成しており、この印刷装置10に、第1実施形態に係る印刷制御装置100が適用されている。
この印刷装置10では、図3(C)に示されるように、反射センサSの下流に位置する紙送りローラ2とサーマルヘッドHとが、印刷シート50を挟む位置関係に配置されており、紙送りローラ2の回転することにより矢印a方向への印刷シート50の紙送りがなされる。
この印刷制御装置100は、紙送りローラ2により矢印a方向に送り出された印刷シート50の表面状態を光の反射状態(例えば受光光量に応じた検出レベル)により測定する反射センサSと、該反射センサSの出力に基づき印刷シート50の送り出し状態(すなわち、折り癖があるか、真っ直ぐか)を判断する判断手段13と、該判断手段13の判断結果に基づき印刷シート50に付された基準マークMが正規か否かを判定するマーク判定手段14と、を有する。
なお、この反射センサSでは、反射の少ない黒い領域を検出した場合に検出値(Volt)が大きくなり、反射の多い白い領域を検出した場合に検出値が小さくなる素子を使用している。
また、印刷シート50として、図3(A)及び(B)に示されるように折り畳み可能なミシン目51を一定の間隔で有する台紙52に、複数のラベル53が所定間隔で貼付されたファンフォールド紙Fが使用される。ラベル53は、ミシン目51から一定の間隔をおいて配置されており、該ラベル53の裏側前端でかつミシン目51の近傍には、サーマルヘッドHへの位置合わせの基準となる基準マークMがそれぞれ付されている。
判断手段13は、印刷シート50が矢印a方向に供給された場合に、反射センサSから出力された反射レベルデータLに基づき、反射センサSの検出値が予め設定された第1基準値(イ)及び該第1基準値(イ)よりも小さい第2基準値(ロ)を超えているか否かを判断する。
その後、マーク判定手段14では、判断手段13にて、反射センサSの検出値が第1基準値(イ)及び第2基準値(ロ)の両方を超えたと判断された場合に、該印刷シートに付された基準マークMが正規である(すなわち、ごみなどの付着物でない)と判定する。
なお、反射センサSの検出値が第1基準値(イ)及び第2基準値(ロ)の両方を超える状況とは、図3(A)に符号D1で示されるように、ファンフォールド紙Fからなる印刷シート50に折り癖がなく、該印刷シート50上の基準マークMと反射センサSとが離間していないことを意味している。
そして、マーク判定手段14が、印刷シート50に付された基準マークMが正規であると判定した場合には、予め設定しておいた基準フィード量(例えば、反射センサSとサーマルヘッドHとの基準寸法となる58.6mm)に基づき、反射センサSに位置する印刷シート50上の基準マークMを、サーマルヘッドHまでフィードする。なお、基準マークMに基づく印刷シート50の矢印a方向へのフィードは、図3(C)に符号15で示される印刷駆動手段により行われる。
また、このマーク判定手段14では、判断手段13にて、反射センサSの検出値が第2基準値(ロ)のみを超えたと判断した場合に、当該基準値(ロ)を超えた反射レベルデータLの継続時間長さTを、予め設定しておいた対応する基準マーク幅TAと比較することにより、該印刷シート50に付された基準マークMが正規か否かを判定する(図3(A)参照)。
また、ここでの比較は、反射レベルデータLの継続時間長さTが、予め設定されている基準マーク幅TAと例えば10%以内の大きさであるか否かにより、正規か正規でないかを判定する。
なお、反射センサSの検出値が第2基準値(ロ)のみを超える状況とは、図3(A)に符号D2及び図3(C)に示されるように、印刷シート50に付いた折り癖により、印刷シート50上の基準マークMと反射センサSとの距離mが大きくなることを意味している。
そして、この状況下で、マーク判定手段14では、当該距離mによる変動の少ない、第2基準値(ロ)を超えた「反射レベルデータLの継続時間長さT」を判定因子として用い、この反射レベルデータLの継続時間長さTに基づき、該印刷シート50上の目印が正規の基準マークMか否かの判定をする。
また、基準マーク幅TAは、印刷開始時に印刷シート50を白紙フィードする設定モードにおいて、図4に示されるように、最初の基準マークMを反射センサSにて読み取り、第2基準値(ロ)を超えた基準反射レベルデータL´の継続時間長さがどの位となるかを事前に計測することで設定される。また、このような基準マーク幅TAは、印刷シート50を交換する毎に設定する。
そして、以上のように構成された印刷制御装置100では、判断手段13にて、反射センサSから出力された反射レベルデータLに基づき、反射センサSの検出値が予め設定された第1基準値(イ)及び該第1基準値(イ)よりも小さい第2基準値(ロ)を超えているか否かを判断する。
その後、マーク判定手段14では、判断手段13において、反射センサの検出値が第1基準値(イ)及び第2基準値(ロ)の両方を超えたと判断された場合に、印刷シート50に付された基準マークMが正規であると判定する。
また、このマーク判定手段14では、判断手段13において、反射センサSの検出値が第2基準値(ロ)のみを超えたと判断された場合に、当該基準値を超えた反射レベルデータLの継続時間長さTが、基準マーク幅TAと10%以内の大きさかか否かを比較することにより、該印刷シート50に付された基準マークMが正規か否かを判定する。
すなわち、本実施形態では、図3に示されるような、印刷シート50としてミシン目51で折り畳まれたファンフォールド紙Fを用いた状況で、ミシン目51に付いた折り癖により、印刷シート50上の基準マークMと反射センサSとの距離mが大きくなった場合であったとしても、(当該距離mによる変動の少ない)第2基準値(ロ)を超えた反射レベルデータLの継続時間長さTに基づき、該印刷シート50上の目印が正規の基準マークMか否かの判定をすることができる。
その結果、本実施形態の印刷制御装置100では、ミシン目51で折り畳まれたファンフォールド紙Fを使用したとしても、サーマルヘッドHに対するラベル53の位置決め制御を正確に行うことができる。
なお、本実施形態の印刷制御装置100において、ミシン目51を有する印刷シート50の例として、図5(A)及び(B)に示されるように折り畳み可能なファンフォールド紙Fではなく、ロール紙Rを使用することも可能である。
また、上記実施形態では、印刷シート50としてミシン目51が入った折り畳み可能なファンフォールド紙F又はロール紙Rを使用したが、これに限定されず、図6(A)及び(B)に示されるような、ミシン目51を有さないロール紙Rを使用しても良い。
そして、本実施形態の印刷制御装置100では、このようなミシン目51を有さないロール紙Rを使用した上で、印刷シート50上の基準マークMと反射センサSとの距離mが大きくなる浮き(一点鎖線eで示すようなレベル変化)が生じたとしても、第2基準値(ロ)を超えた反射レベルデータLの継続時間長さTに基づき、該印刷シート50上の目印が正規の基準マークMか否かの判定をすることができる。
その結果、本実施形態の印刷制御装置100では、どのような種類の印刷シート50を使用しても、サーマルヘッドHに対するラベル53の位置決め制御を正確に行うことが可能となる。
また、マーク判定手段14において、印刷シート50に付された基準マークMが正規でない判定した場合(すなわち、被検出物が基準マークではなく、ごみ等の付着物であると判定した場合)には、該当するラベル53に対する印字処理を行わず、次のラベル53を繰り出す白紙フィードを行うようにする。
なお、本実施形態では、被搬送シートとして印刷シート50を使用したが、これに限定されず、インクリボン、磁気テープなどの長尺物を位置決めしても良い。
また、本実施形態では、印刷制御装置100に設定された位置合わせ制御方法、位置合わせ制御プログラムに基づき実行される。
(第2実施形態)
第2実施形態に係る印刷制御装置100について図7〜図9を参照して説明する。
第2実施形態の印刷制御装置100が第1実施形態と構成を異にする点は、判断手段13及びマーク判定手段14にて、印刷シート50に付された基準マークMが正規であると判定した後で、印刷シート50をサーマルヘッドHまで送るための基準フィード量(例えば、反射センサSとサーマルヘッドHとの基準寸法となる58.6mm)を適宜補正するようにした点にある。
例えば、印刷開始時の設定モードにおいて、図7(B)、図8(B)及び図9(B)に示されるように、最初の基準マークMを反射センサSにて読み取り、第2基準値(ロ)を超えた基準反射レベルデータL´の継続時間長さ(TA)を計測する。
このとき、設定モードにおいて、第2基準値(ロ)を超えた基準反射レベルデータL´の起点20から、ピークに至る途中に位置する変化点21までの時間幅を示す基準補正幅(A1)、該変化点21からピーク終点22に至るまでの時間幅を示すピーク幅(A2)を求めるようにする。
なお、ここで求められる基準補正幅(A1)とピーク幅(A2)とから、第2基準値(ロ)を超えた基準反射レベルデータL´の継続時間長さ(TA)が構成される。
また、上記基準反射レベルデータL´の変化点21は、印刷シート50中の基準マークMの近傍に光を反射しないミシン目51が存在することで出現する。
そして、第2実施形態の印刷制御装置100では、ミシン目51を有する印刷シート50を使用し、かつ該印刷シート50に付された基準マークMが正規であると判定した場合に、図7(A)、図8(A)又は図9(A)に示される反射センサSから出力された反射レベルデータLに基づき、印刷シート50の基準マーク先端をサーマルヘッドHまで送るための基準フィード量(58.6mm)を以下のように変更しても良い。
具体的には、図7(A)に示されるような、第2基準値(ロ)のみを超えた印刷シート50では、印刷シート50のフィードに際して、第2基準値(ロ)の起点30から基準マークMの先端点31までの長さを考慮した「基準フィード量(58.6mm)+基準補正幅(A1)」の紙送りを行う。これにより基準マークMに基づく、印刷シート50のサーマルヘッドHへの位置決め精度を向上させることが可能となる。
また、図8(A)に示されるような、第1基準値(イ)及び第2基準値(ロ)を超えた印刷シート50において、(例えば、印刷シート50に若干の浮き等が生じて)第1基準値(イ)を超えたピーク幅が極端に小さい(通常のピーク幅より例えば10%以上小さい等)と判断された場合に、印刷シート50のフィードに際して、上記と同様、第2基準値(ロ)の起点30から基準マークMの先端点31までの長さを考慮した「基準フィード量(58.6mm)+基準補正幅(A1)」の紙送りを行う。これにより基準マークMに基づく、印刷シート50のサーマルヘッドHへの位置決め精度を向上させることが可能となる。
なお、上述したような処理に限定されず、図9(A)に示されるように、第1基準値(イ)及び第2基準値(ロ)を通常のピーク幅で超えた印刷シート50については、印刷シート50のフィード量を第1基準値(イ)の起点32から「基準フィード量(58.6mm)」としても良い。
以上詳細に説明したように第2実施形態の印刷制御装置100では、反射レベルデータLの形状に応じて、第2基準値(ロ)の起点30からの印刷シート50のフィード量を「基準フィード量(58.6mm)+基準補正幅(A1)」に設定変更することができるので、ミシン目51を有する印刷シート50を使用したとしても、基準マークMに基づく印刷シート50のサーマルヘッドHへの位置決めを高い精度で維持することが可能となる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
本発明は、ファンフォールド紙上のラベル印刷位置を最適に制御することができる印刷制御装置、位置合わせ制御装置、位置合わせ制御方法及び位置合わせ制御プログラムに関する。
1 印刷制御装置
2 紙送りローラ
3 判断手段
4 マーク判定手段
10 印刷装置
13 判断手段
14 マーク判定手段
15 印刷制御手段
50 印刷シート
51 ミシン目
53 ラベル
100 印刷制御装置
S 反射センサ
H サーマルヘッド
L 反射(受光)レベルデータ

Claims (9)

  1. 紙送りローラにより順次送り出された印刷シートの表面状態を測定し、該印刷シートの移動に伴い経時的に変化する受光量を受光レベルデータとして出力する光学センサと、
    前記光学センサから出力された受光レベルデータに基づき、前記光学センサの検出値が予め設定された第1基準値及び該第1基準値よりも小さい第2基準値を超えているか否かを判断する判断手段と、
    この判断手段にて、前記光学センサの検出値が前記第1及び第2基準値の両方を超えたか否かの判断結果と、前記第2基準値を超えた受光レベルデータの継続時間の長さを、予め設定しておいた基準マーク幅に対応する継続時間と比較した結果と、より、該印刷シートに付された基準マークが正規か否かを判定するマーク判定手段と、を有し、
    前記マーク判定手段は、前記検出値が第1基準値を超えず、第2基準値を超えたと判断した場合に、前記継続時間が基準マークの長さの検出時間から所定時間の範囲にあるか否かを判断し、所定時間の範囲にある場合に正規と判定する
    ことを特徴とする印刷制御装置。
  2. 前記マーク判定手段は、前記検出値が第1及び第2基準値の両方を超えた場合であって、第1基準値を所定時間未満だけ超えた場合に、前記光学センサからサーマルヘッドまでの印刷シートの基準フィード量を補正することを特徴とする請求項1に記載の印刷制御装置。
  3. 前記印刷シートは、折り畳み可能なミシン目を一定の間隔をおいて有し、かつ該ミシン目間にサーマルヘッドにより印字される複数のラベルが連続して貼付されたファンフォールド紙であり、
    前記ミシン目の近傍に前記基準マークが付されることを特徴とする請求項1又は2のいずれか一項に記載の印刷制御装置。
  4. 前記マーク判定手段が、前記印刷シートに付された基準マークが正規であると判定した場合に、予め設定しておいた基準フィード量に基づき、前記紙送り手段を駆動して、前記光学センサに位置する前記基準マークの先端を、サーマルヘッドまでフィードする印刷駆動手段が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の印刷制御装置。
  5. 前記印刷シートがファンフォールド紙である場合に、予め記憶しておいた、前記基準マーク幅の立ち上がりからピークに至る途中に位置する変化点までの基準補正幅に基づき、前記印刷駆動手段が前記印刷シートをサーマルヘッドまで送るための基準フィード量を補正するフィード量補正手段がさらに設けられていることを特徴とする請求項4に記載の印刷制御装置。
  6. 前記第2基準値を超えた受光レベルデータの継続時間長さと比較される基準マーク幅及び基準補正幅は、印刷開始時の設定モードにて設定されることを特徴とする請求項5に記載の印刷制御装置。
  7. 紙送りローラにより順次送り出された被搬送シートの表面状態を測定し、該被搬送シートの移動に伴い経時的に変化する受光量を受光レベルデータとして出力する光学センサと、
    前記光学センサから出力された受光レベルデータに基づき、前記光学センサの検出値が予め設定された第1基準値及び該第1基準値よりも小さい第2基準値を超えているか否かを判断する判断手段と、
    この判断手段にて、前記光学センサの検出値が前記第1及び第2基準値の両方を超えたか否かの判断結果と、前記第2基準値を超えた受光レベルデータの継続時間の長さを、予め設定しておいた基準マーク幅に対応する継続時間と比較した結果と、により、該被搬送シートに付された基準マークが正規か否かを判定するマーク判定手段と、を有し、
    前記マーク判定手段は、前記検出値が第1基準値を超えず、第2基準値を超えたと判断した場合に、前記継続時間が基準マークの長さの検出時間から所定時間の範囲にあるか否かを判断し、所定時間の範囲にある場合に正規と判定する
    ことを特徴とする位置合わせ制御装置。
  8. 紙送りローラにより順次送り出された被搬送シートの表面状態を測定する光学センサから、該被搬送シートの移動に伴い経時的に変化する受光量を受光レベルデータとして取り込むデータ収集段階と、
    前記光学センサから出力された受光レベルデータに基づき、前記光学センサの検出値が予め設定された第1基準値及び該第1基準値よりも小さい第2基準値を超えているか否かを判断する判断段階と、
    この判断段階にて、前記光学センサの検出値が前記第1及び第2基準値の両方を超えたか否かを判断した結果と、前記第2基準値を超えた受光レベルデータの継続時間の長さを、予め設定しておいた基準マーク幅に対応する継続時間と比較した結果と、により、該被搬送シートに付された基準マークが正規か否かを判定するマーク判定段階と、を有し、
    前記マーク判定段階は、前記検出値が第1基準値を超えず、第2基準値を超えたと判断した場合に、前記継続時間が基準マークの長さの検出時間から所定時間の範囲にあるか否かを判断し、所定時間の範囲にある場合に正規と判定する
    することを特徴とする位置合わせ制御方法。
  9. 紙送りローラにより順次送り出された被搬送シートの表面状態を測定する光学センサから、該被搬送シートの移動に伴い経時的に変化する受光量を受光レベルデータとして取り込むデータ収集段階と、
    前記光学センサから出力された受光レベルデータに基づき、前記光学センサの検出値が予め設定された第1基準値及び該第1基準値よりも小さい第2基準値を超えているか否かを判断する判断段階と、
    この判断段階にて、前記光学センサの検出値が前記第1及び第2基準値の両方を超えたか否かを判断し、前記第2基準値を超えた受光レベルデータの継続時間の長さを、予め設定しておいた基準マーク幅に対応する継続時間と比較することにより、該被搬送シートに付された基準マークが正規か否かを判定するマーク判定段階と、を有し、
    前記マーク判定段階は、前記検出値が第1基準値を超えず、第2基準値を超えたと判断した場合に、前記継続時間が基準マークの長さの検出時間から所定時間の範囲にあるか否かを判断し、所定時間の範囲にある場合に正規と判定する
    ことを特徴とする位置合わせ制御プログラム。
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