JP2021160889A - プリンタ - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザによらずに、印刷位置の決定に用いられる基準位置の検出に透過型センサおよび反射型センサのいずれを用いるかを設定できる、プリンタを提供する。
【解決手段】ラベル紙Pが搬送されつつCISユニットにより読み取られて、その読取結果から、ラベルが貼られているラベル貼着部分PA,PCの光学特性と、ラベルが貼られていないラベル非貼着部分PB,PDの光学特性とが取得される。そして、それらの光学特性に基づいて、基準位置の検出に透過型センサを用いるか反射型センサを用いるかが決定される。
【選択図】図5
【解決手段】ラベル紙Pが搬送されつつCISユニットにより読み取られて、その読取結果から、ラベルが貼られているラベル貼着部分PA,PCの光学特性と、ラベルが貼られていないラベル非貼着部分PB,PDの光学特性とが取得される。そして、それらの光学特性に基づいて、基準位置の検出に透過型センサを用いるか反射型センサを用いるかが決定される。
【選択図】図5
Description
本発明は、プリンタに関する。
従来、印刷装置の一種として、ロール状に巻回された長尺のラベル紙に画像を印刷するラベルプリンタが知られている。ラベルプリンタで使用されるラベル紙は、たとえば、長尺の台紙上にラベルがその長手方向に並べて貼られたダイカット紙や、長尺の印刷用紙の裏面に印刷位置の基準を示すブラックマークが長手方向に一定間隔で付されたマーク付きの無定長紙、また、ダイカット紙でブラックマークが付されたものなど、多種多様である。
ラベルプリンタには、その多種多様なラベル紙における印刷位置を決定するため、ラベル紙を透過する光量(透過光量)を検出する透過型センサと、ラベル紙で反射する光量(反射光量)を検出する反射型センサとが備えられている。たとえば、ダイカット紙では、ラベル紙における台紙のみの部分と台紙上にラベルが貼られた部分との境界で透過光量が変化するので、透過光量を透過型センサにより検出して、透過型センサの検出信号からラベルの境界を検出できる。マーク付きの無定長紙では、ブラックマークの境界で透過光量および反射光量が変化するので、透過光量を透過型センサにより検出して、透過型センサの検出信号からブラックマークの境界を検出でき、また、反射光量を反射型センサにより検出して、反射型センサの検出信号から印刷の基準位置としてのブラックマークの境界を検出できる。そして、ラベルの境界またはブラックマークの境界の位置である基準位置に基づいて印刷位置が決定される。
従来のラベルプリンタでは、基準位置の検出に透過型センサを用いるか反射型センサを用いるかは、ユーザがラベル紙に応じて選択して設定しなければならない。ところが、ラベル紙の種類によって、ラベル紙自体の光学特性やブラックマークの光学特性が異なるため、ユーザが透過型センサおよび反射型センサのどちらを用いるかを正しく設定することは難しい場合があり、設定のやり直しが必要になる場合がある。
本発明の目的は、ユーザによらずに、印刷位置の決定に用いられる基準位置の検出に透過型センサおよび反射型センサのいずれを用いるかを設定できる、プリンタを提供することである。
前記の目的を達成するため、本発明に係るプリンタは、ラベルが貼られた長尺の連続紙を搬送する搬送部と、搬送部により搬送される連続紙に画像を印刷する印刷部と、搬送部による連続紙の搬送方向と交差する方向に延びるライン状の領域を読み取る読取部と、連続紙に照射した光の透過光を検出する透過型センサと、連続紙に照射した光の反射光を検出する反射型センサと、制御部とを備え、制御部は、搬送部により連続紙を搬送させつつ、読取部に連続紙を読み取らせる読取処理と、読取処理での読取結果から、ラベルが貼られているラベル貼着部分の光学特性と、ラベルが貼られていないラベル非貼着部分の光学特性とを取得する光学特性取得処理と、光学特性取得処理で取得されたラベル貼着部分およびラベル非貼着部分の各光学特性に基づいて、印刷部による印刷位置の決定に用いられる基準位置の検出に透過型センサおよび反射型センサのいずれを用いるかを判断する使用センサ判断処理とを実行する。
この構成によれば、連続紙が搬送されつつ読取部により読み取られて、その読取結果から、ラベルが貼られているラベル貼着部分の光学特性と、ラベルが貼られていないラベル非貼着部分の光学特性とが取得される。そして、それらの光学特性に基づいて、基準位置の検出に透過型センサを用いるか反射型センサを用いるかが決定される。
よって、ユーザによらずに、印刷位置の決定に用いられる基準位置の検出に透過型センサおよび反射型センサのいずれを用いるかを設定することができる。
本発明によれば、ユーザによらずに、印刷位置の決定に用いられる基準位置の検出に透過型センサおよび反射型センサのいずれを用いるかを設定することができる。
以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
<ラベルプリンタ>
ラベルプリンタ1(プリンタの一例)は、図1に示されるように、長尺のラベル紙P(媒体の一例)に画像を印刷する装置である。印刷済みのラベル紙Pは、ラベルプリンタ1の外殻をなす筐体11の側面に形成された排出口12から排出される。
ラベルプリンタ1(プリンタの一例)は、図1に示されるように、長尺のラベル紙P(媒体の一例)に画像を印刷する装置である。印刷済みのラベル紙Pは、ラベルプリンタ1の外殻をなす筐体11の側面に形成された排出口12から排出される。
なお、以下の説明で使用するため、ラベルプリンタ1の前後左右については、排出口12が形成されている側面を正面として、ラベルプリンタ1を正面側から見た状態を基準に規定する。また、上下については、ラベルプリンタ1が水平面上に設置された状態で規定する。図1に示される断面図は、ラベルプリンタ1前後方向に延びる切断面線で切断した断面を右側から見た図である。
ラベル紙Pは、長尺の台紙上にラベルがその長手方向に並べて貼られたダイカット紙であってもよいし、長尺の普通紙の印刷面に印刷領域を一定間隔で設定する下地画像が既に印刷された無定長紙(連続紙)であってもよいし、かかる下地画像が印刷されていない普通紙または感熱紙からなる無定長紙であってもよい。ダイカット紙では、各ラベルの粘着面と反対側の印刷面が印刷領域である。
排出口12は、左右方向に延びる矩形状の開口であり、筐体11の内外を連通している。
筐体11内には、ラベル紙PをロールRの状態で保持するロールホルダ13が設けられている。ラベル紙Pは、ロールRの状態において、印刷面を外側に向けてロール芯に巻回されている。ロールホルダ13は、略円柱状をなし、ロールRは、ロール芯がロールホルダ13に外嵌されることによりロールホルダ13に保持される。
また、筐体11内には、ロールホルダ13の後上方に、方向変更ローラ14が設けられている。方向変更ローラ14の前側には、ラベル紙Pが搬送される搬送路15が設けられている。搬送路15は、方向変更ローラ14の上側の位置から前側に向かって延び、その前端が排出口12に接続されている。ラベル紙Pは、ロールRから方向変更ローラ14の後側に向けて引き出され、方向変更ローラ14の周面に沿わせることにより前側に方向を変えられて、搬送路15を排出口12に向けて通される。
搬送路15上には、ラベル紙Pを搬送する搬送ローラ16,17(搬送部の一例)が設けられている。一方の搬送ローラ16は、方向変更ローラ14に対して前側に間隔を空けて配置されている。他方の搬送ローラ17は、排出口12の後側であって、搬送ローラ16に対して前側に間隔を空けて配置されている。搬送ローラ16,17のローラ間にラベル紙Pが通された状態で、モータM(図2参照)の正転駆動による動力が搬送ローラ16,17に伝達されて、搬送ローラ16,17が回転することにより、ラベル紙Pが搬送路15に沿って排出口12に向かう送出方向に搬送される。また、モータMの逆転駆動による動力がロールホルダ13に伝達されて、ロールRのロール芯がラベル紙Pの送出方向への搬送時と逆方向に回転されることにより、ラベル紙Pが送出方向と逆方向の巻戻し方向に搬送される。ラベル紙Pが巻戻し方向に搬送されるときには、搬送ローラ16,17は自由回転状態とされる。
搬送ローラ16,17間には、印刷ヘッド21(印刷部の一例)およびCIS(Contact Image Sensor)ユニット22(読取部の一例)が送出方向にこの順に並んで設けられている。
印刷ヘッド21は、搬送路15に上側から臨んで配置されている。ラベル紙Pがダイカット紙または普通紙からなる無定長紙である場合、印刷ヘッド21は、たとえば、搬送路15を搬送されるラベル紙Pの印刷面にインクジェット記録方式により画像を印刷する。ラベル紙Pが感熱紙からなる無定長紙である場合には、印刷ヘッド21は、ラベル紙Pの印刷面に感熱方式により画像を印刷する。印刷ヘッド21と上下方向に対向する位置が印刷ヘッド21による印刷が可能な印刷可能位置であり、印刷ヘッド21は、ラベル紙Pの印刷面における印刷可能位置に位置する部分に画像を印刷する。
なお、以下の説明において、ダイカット紙の「ラベル」および無定長紙の「印刷領域」を含めて、印刷ヘッド21により画像が印刷される領域を「ラベル」と総称する。
CISユニット22は、印刷ヘッド21に対して送出方向の下流側において、搬送路15に上側から臨んで配置されている。CISユニット22は、たとえば、搬送路15を搬送されるラベル紙Pの印刷面を読み取る。具体的には、CISユニット22には、図示されていないが、光源、ロッドレンズアレイおよびリニアイメージセンサが内蔵されており、光源からラベル紙Pの印刷面にライン状の光が照射され、印刷面で反射された光がロッドレンズアレイを通してリニアイメージセンサに入射する。これにより、CISユニット22の読取位置において、原稿が主走査方向に1ライン分読み取られる。リニアイメージセンサは、複数の撮像素子(イメージセンサ)が主走査方向に1列に並べられた構成であり、各撮像素子に読み取られる画像データが1画素の画像データ(画素値)となる。なお、本実施形態においては、主走査方向は、ラベル紙Pの送出方向と直交する方向となっている。
また、搬送ローラ16,17間には、プラテン23が設けられている。プラテン23は、印刷ヘッド21およびCISユニット22に対して搬送路15を挟んで下側から対向するように配置されている。プラテン23は、印刷ヘッド21およびCISユニット22と対向する面、つまり上面が平面に形成され、ラベル紙Pを下側から支持する。プラテン23の上面は、黒色である。CISユニット22の読取ラインの主走査方向の幅は、ラベル紙Pの主走査方向の幅よりも大きいように設定されている。
また、方向変更ローラ14と搬送ローラ16との間に、ラベル紙Pにおける印刷位置の決定に使用される反射型センサ24および透過型センサ25が設けられている。反射型センサ24は、ラベル紙Pが搬送される搬送路15の下方に配置されて、搬送路15を搬送されるラベル紙Pの印刷面と反対側の裏面に光を照射して、その裏面で反射する光量を検出し、その光量に応じた電気信号を検出信号として出力する。透過型センサ25は、発光部と受光部とが搬送路15を挟んで上下に分かれて配置され、発光部から搬送路15を搬送されるラベル紙Pに光を照射して、ラベル紙Pを透過する光量を受光部で検出し、その光量に応じた電気信号を検出信号として出力する。
<電気的構成の要部>
ラベルプリンタ1は、図2に示されるように、CPU(Central Processing Unit)31、ROM(Read Only Memory)32およびRAM(Random Access Memory)33を備えている。
ラベルプリンタ1は、図2に示されるように、CPU(Central Processing Unit)31、ROM(Read Only Memory)32およびRAM(Random Access Memory)33を備えている。
CPU31(制御部の一例)は、各種の処理のためのプログラムを実行することにより、印刷ヘッド21およびCISユニット22を制御し、また、搬送ローラ16,17を駆動する駆動部の一例であるモータMを制御する。CPU31は、印刷ヘッド21を制御して、ラベル紙Pの印刷面に画像を印刷させる際に、反射型センサ24または透過型センサ25の検出信号に基づいて、ラベル紙Pにおける印刷位置を決定する。
ROM32は、フラッシュメモリなどの書き換え可能な不揮発性メモリである。ROM32には、CPU31によって実行されるプログラムおよび各種のデータなどが記憶されている。
RAM33は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)などの揮発性メモリであり、CPU31がプログラムを実行する際のワークエリアとして使用される。また、RAM33は、ステップ数カウンタを構成する。ステップ数カウンタは、モータMが1ステップ駆動される度にステップ数をインクリメント(+1)する。CPU31は、ステップ数カウンタによりカウントされるステップ数に基づいてモータMの駆動を制御することにより、ラベル紙Pの位置を制御することができる。
ラベルプリンタ1は、PC(Personal Computer)などの外部端末との通信のための通信インタフェース34を備えている。通信インタフェース34は、外部端末とUSB(Universal Serial Bus)ケーブルまたはLAN(Local Area Network)ケーブルなどを介して有線通信する構成であってもよいし、電波などを介して無線通信する構成であってもよい。
<印刷処理>
たとえば、ラベルプリンタ1でシッピングラベルなどの画像がラベル紙Pに印刷される際には、たとえば、ラベルプリンタ1に通信可能に接続された外部端末において、1ページ単位でプリンタ制御コマンドが生成される。プリンタ制御コマンドは、画像の印刷のためにラベルプリンタ1を制御するコマンドであって、印刷対象の画像における文字の位置や文字種、図形の位置などの情報を含む印刷データをページ記述言語で記述したものである。複数ページにわたる画像がラベル紙Pに印刷される場合、複数ページの各ページのプリンタ制御コマンドが生成される。外部端末でプリンタ制御コマンドが生成されると、外部端末にインストールされたプリンタドライバの機能により、印刷ジョブの実行の指令に続いて、1ページ目のプリンタ制御コマンドから順に、全ページのプリンタ制御コマンドがラベルプリンタ1に送信される。
たとえば、ラベルプリンタ1でシッピングラベルなどの画像がラベル紙Pに印刷される際には、たとえば、ラベルプリンタ1に通信可能に接続された外部端末において、1ページ単位でプリンタ制御コマンドが生成される。プリンタ制御コマンドは、画像の印刷のためにラベルプリンタ1を制御するコマンドであって、印刷対象の画像における文字の位置や文字種、図形の位置などの情報を含む印刷データをページ記述言語で記述したものである。複数ページにわたる画像がラベル紙Pに印刷される場合、複数ページの各ページのプリンタ制御コマンドが生成される。外部端末でプリンタ制御コマンドが生成されると、外部端末にインストールされたプリンタドライバの機能により、印刷ジョブの実行の指令に続いて、1ページ目のプリンタ制御コマンドから順に、全ページのプリンタ制御コマンドがラベルプリンタ1に送信される。
CPU31は、外部端末からプリンタ制御コマンドを通信インタフェース34を介して受信すると、印刷処理を実行する。印刷処理では、CPU31は、モータMを正転駆動する。モータMの正転駆動により、搬送ローラ16,17が回転し、ラベル紙Pが送出方向に搬送される。たとえば、ラベル紙Pがダイカット紙である場合、CPU31は、先頭のラベルが印刷ヘッド21の位置に差し掛かるタイミングで印刷ヘッド21を制御して、印刷ヘッド21にラベル紙Pの印刷面上の先頭のラベルに1ページ目の画像を印刷させる。2ページ目以降も1ページ目と同様に、CPU31は、各ラベルが印刷ヘッド21の位置に差し掛かるタイミングで印刷ヘッド21を制御して、印刷ヘッド21に各ラベルに画像を印刷させる。
<検査処理>
ラベルプリンタ1では、図3に示されるように、ラベルに印刷される画像にバーコードシンボルが含まれる場合、印刷処理と並行して、そのバーコードシンボルが一定の品質を満たしているか否かを検査する検査処理が行われる。
ラベルプリンタ1では、図3に示されるように、ラベルに印刷される画像にバーコードシンボルが含まれる場合、印刷処理と並行して、そのバーコードシンボルが一定の品質を満たしているか否かを検査する検査処理が行われる。
この検査処理では、CPU31は、画像が印刷されたラベルの全数またはその一部を検査対象として、その検査対象のラベルの画像をCISユニット22に読み取らせる。そして、CPU31は、CISユニット22に読み取られたラベルの画像のデータ(読取データ)から、バーコードシンボルの光学的特性(反射率、反射濃度、PCS(Print Contrast Signal)値など)がJIS規格(日本産業規格)を満たしているか否かを調べる。そして、バーコードシンボルの光学的特性がJIS規格を満たしている場合、CPU31は、そのバーコードシンボルの検査結果を「検査OK」とし、バーコードシンボルの光学的特性がJIS規格を満たしていない場合、そのバーコードシンボルの検査結果を「検査NG」とする。
検査処理が行われることにより、ラベル紙Pに画像が印刷された直後に、その画像に含まれるバーコードシンボルが一定の品質を満たしているか否かを判定することができる。
<センサ調整処理>
ラベルに対して正しい位置に画像を印刷するためには、CPU31は、ラベル紙Pにおける印刷位置を正確に決定する必要がある。ラベルプリンタ1では、ダイカット紙に限らず、無定長紙がラベル紙Pとして使用される場合もあり、ラベル紙Pにおける印刷位置を正確に決定するには、ラベル紙Pの種別などに応じて反射型センサ24と透過型センサ25とを使い分けて、印刷位置を決定する際の基準となる基準位置を良好に検出することが望ましい。
ラベルに対して正しい位置に画像を印刷するためには、CPU31は、ラベル紙Pにおける印刷位置を正確に決定する必要がある。ラベルプリンタ1では、ダイカット紙に限らず、無定長紙がラベル紙Pとして使用される場合もあり、ラベル紙Pにおける印刷位置を正確に決定するには、ラベル紙Pの種別などに応じて反射型センサ24と透過型センサ25とを使い分けて、印刷位置を決定する際の基準となる基準位置を良好に検出することが望ましい。
そのため、ラベルプリンタ1では、ラベル紙PのロールRが入れ替えられた場合などに、CPU31により、印刷処理に先立ち、センサ調整処理が行われる。センサ調整処理の流れは、図4Aおよび図4Bに示されている。
センサ調整処理では、CPU31は、ロールホルダ13にラベル紙Pが残っているロールRがセットされているか否かを判断する(S11)。ロールホルダ13にロールRが保持されていないか、または、ロールホルダ13に保持されているロールRにラベル紙Pが残っていない場合(S11:NO)、CPU31は、その旨をユーザに通知するための用紙なしエラー通知を通信インタフェース34に接続されている外部端末に向けて送信する(S12)。そして、CPU31は、センサ調整処理を終了する。
ラベル紙Pが残っている場合(S11:YES)、CPU31は、モータMを正転駆動し、ラベル紙Pを一定量搬送させつつ、CISユニット22にラベル紙Pを読み取らせる(S13)。この動作が、読取処理の一例である。
そして、CPU31は、CISユニット22に読み取られたラベル紙Pの読取画像(データ)から、主走査方向に延びるエッジと、主走査方向と直交する副走査方向に延びるエッジとを検出する(S14)。すなわち、CPU31は、主走査方向において、ラベル紙Pの読取画像に対してノイズ除去のための移動平均フィルタ処理およびエッジ強調のための微分フィルタ処理を行い、主走査方向と直交する副走査方向に延びるエッジを検出する。また、CPU31は、副走査方向において、ラベル紙Pの読取画像に対して移動平均フィルタ処理および微分フィルタ処理を行い、主走査方向に延びるエッジを検出する。
CPU31は、副走査方向のエッジ検出において、主走査方向に延びるエッジを検出した場合(S15:YES)、ラベル紙Pがダイカット紙であると判定し(S16)、主走査方向に延びるエッジを検出しなかった場合(S15:NO)、ラベル紙Pが無定長紙であると判定する(S17)。
また、CPU31は、主走査方向のエッジ検出において、副走査方向に延びるエッジを検出した場合(図4BのS18:YES)、図5および図6に示されるように、ラベル紙Pの裏面に基準位置の検出のためのブラックマーク(図5および図6でハッチングを付した領域)があると判定する(S19)。そして、CPU31は、ブラックマークにより生じている2個のエッジ間の距離を算出することにより、ブラックマークの位置を検出する(S20)。一方、CPU31は、主走査方向のエッジ検出において、副走査方向に延びるエッジを検出しなかった場合(S18:NO)、ブラックマークがないと判定する(S21)。このS20およびS21の処理が、マーク判断処理の一例である。
さらに、CPU31は、CISユニット22に読み取られたラベル紙Pの読取画像から、次のマークなしラベル貼着部分PA、マークなしラベル非貼着部分PB、マークありラベル貼着部分PCおよびマークありラベル非貼着部分PDの光学特性の一例である反射光量を算出する(S22)。このS14〜S22の処理が、光学特性取得処理の一例である。
(1)マークなしラベル貼着部分PA:台紙+ラベル
台紙上にラベルが存在し、ブラックマークが存在しない部分
台紙上にラベルが存在し、ブラックマークが存在しない部分
(2)マークなしラベル非貼着部分PB:台紙
台紙上にラベルが存在せず、ブラックマークが存在しない部分
台紙上にラベルが存在せず、ブラックマークが存在しない部分
(3)マークありラベル貼着部分PC:台紙+ラベル+ブラックマーク
台紙上にラベルが存在し、ブラックマークが存在する部分
台紙上にラベルが存在し、ブラックマークが存在する部分
(4)マークありラベル非貼着部分PD:台紙+ブラックマーク
台紙上にラベルが存在せず、ブラックマークが存在する部分
台紙上にラベルが存在せず、ブラックマークが存在する部分
そして、CPU31は、各部分PA,PB,PC,PDの反射光量から、反射型センサ24と透過型センサ25とのいずれを基準位置の検出に使用するかを判定する(S23)。判定の手法は、次のとおりである。なお、マークなしラベル貼着部分PAの反射光量をLAとし、マークなしラベル非貼着部分PBの反射光量をLBとし、マークありラベル貼着部分PCの反射光量をLCとし、マークありラベル非貼着部分PDの反射光量をLDとする。
(1)LA−LBまたはLC−LD>X(X:閾値)
CPU31は、マークなしラベル貼着部分PAの反射光量LAとマークなしラベル非貼着部分PBの反射光量LBとの差分「LA−LB」を求め、その差分「LA−LB」が閾値Xよりも大きいか否かを判定する。そして、その差分「LA−LB」が閾値Xよりも大きい場合、CPU31は、透過型センサ25を基準位置の検出に使用することを決定する。
CPU31は、マークなしラベル貼着部分PAの反射光量LAとマークなしラベル非貼着部分PBの反射光量LBとの差分「LA−LB」を求め、その差分「LA−LB」が閾値Xよりも大きいか否かを判定する。そして、その差分「LA−LB」が閾値Xよりも大きい場合、CPU31は、透過型センサ25を基準位置の検出に使用することを決定する。
マークなしラベル貼着部分PAの反射光量LAとマークなしラベル非貼着部分PBの反射光量LBとの差分「LA−LB」が大きいので、マークなしラベル貼着部分PAの透過光量とマークなしラベル非貼着部分PBの透過光量との差分も大きくなる。したがって、CPU31は、透過型センサ25を使用して、ラベルのエッジを良好に検出することができる。
なお、CPU31は、マークありラベル貼着部分PCの反射光量LCとマークありラベル非貼着部分PDの反射光量LDとの差分「LC−LD」を求めて、その差分「LC−LD」が閾値Xよりも大きいか否かを判定してもよい。マークありラベル貼着部分PCの反射光量LCとマークありラベル非貼着部分PDの反射光量LDとの差分「LC−LD」が閾値Xより大きい場合にも、マークありラベル貼着部分PCの透過光量とマークありラベル非貼着部分PDの透過光量との差分が大きくなるので、CPU31は、透過型センサ25を使用して、ラベルのエッジを良好に検出することができる。
(2)LA−LBまたはLC−LD<X、かつ、LA−LCまたはLB−LD>Y(Y:閾値)
CPU31は、マークなしラベル貼着部分PAの反射光量LAとマークなしラベル非貼着部分PBの反射光量LBとの差分「LA−LB」を求める。また、マークなしラベル貼着部分PAの反射光量LAとマークありラベル貼着部分PCの反射光量LCとの差分「LA−LC」を求める。そして、差分「LA−LB」が閾値Xよりも小さく、かつ、差分「LA−LC」が閾値Yよりも大きい場合、CPU31は、反射型センサ24を基準位置の検出に使用することを決定する。
CPU31は、マークなしラベル貼着部分PAの反射光量LAとマークなしラベル非貼着部分PBの反射光量LBとの差分「LA−LB」を求める。また、マークなしラベル貼着部分PAの反射光量LAとマークありラベル貼着部分PCの反射光量LCとの差分「LA−LC」を求める。そして、差分「LA−LB」が閾値Xよりも小さく、かつ、差分「LA−LC」が閾値Yよりも大きい場合、CPU31は、反射型センサ24を基準位置の検出に使用することを決定する。
マークなしラベル貼着部分PAの反射光量LAとマークなしラベル非貼着部分PBの反射光量LBとの差分「LA−LB」が小さいので、マークなしラベル貼着部分PAの透過光量とマークなしラベル非貼着部分PBの透過光量との差分も小さくなる。したがって、CPU31は、透過型センサ25を使用しては、ラベルのエッジを良好に検出できない可能性がある。一方、マークなしラベル貼着部分PAの反射光量LAとマークありラベル貼着部分PCの反射光量LCとの差分「LA−LC」が大きいので、CPU31は、反射型センサ24を使用することにより、ブラックマークのエッジを良好に検出することができる。
なお、CPU31は、マークありラベル貼着部分PCの反射光量LCとマークありラベル非貼着部分PDの反射光量LDとの差分「LC−LD」を求め、マークなしラベル非貼着部分PBの反射光量LBとマークありラベル非貼着部分PDの反射光量LDとの差分「LB−LD」を求めて、差分「LC−LD」が閾値Xより小さく、かつ、差分「LB−LD」が閾値Yよりも大きい場合に、反射型センサ24を基準位置の検出に使用することを決定してもよい。このS23の処理が、使用センサ判断処理の一例である。
その後、CPU31は、基準位置の検出に使用することを決定した反射型センサ24または透過型センサ25の光量調整を行う(S24)。
たとえば、反射型センサ24を基準位置の検出に使用することを決定した場合、CPU31は、マークなしラベル貼着部分PAの反射光量LAとマークありラベル貼着部分PCの反射光量LCとの差分「LA−LC」が閾値Yよりも大きい閾値YY未満であるか否かを判断する。そして、差分「LA−LC」が閾値YY未満である場合には、CPU31は、たとえば、差分「LA−LC」の大きさに応じて、反射型センサ24の発光量を所定量上げるか、もしくは、反射型センサ24の受光感度を所定量上げるか、または、それらの両方を行う。これにより、反射型センサ24を使用した基準位置の検出精度を向上させることができる。
反射型センサ24の光量調整には、マークなしラベル非貼着部分PBの反射光量LBとマークありラベル非貼着部分PDの反射光量LDとの差分「LB−LD」が用いられてもよい。この場合、CPU31は、マークなしラベル非貼着部分PBの反射光量LBとマークありラベル非貼着部分PDの反射光量LDとの差分「LB−LD」が閾値Yよりも大きい閾値YY未満であるか否かを判断する。そして、差分「LB−LD」が閾値YY未満である場合には、CPU31は、たとえば、差分「LB−LD」の大きさに応じて、反射型センサ24の発光量を所定量上げるか、もしくは、反射型センサ24の受光感度を所定量上げるか、または、それらの両方を行う。
また、透過型センサ25を基準位置の検出に使用することを決定した場合、CPU31は、マークなしラベル貼着部分PAの反射光量LAとマークなしラベル非貼着部分PBの反射光量LBとの差分「LA−LB」が閾値Xよりも大きい閾値XX未満であるか否かを判断する。そして、差分「LA−LB」が閾値XX未満である場合には、CPU31は、たとえば、差分「LA−LB」の大きさに応じて、透過型センサ25の発光量を所定量上げるか、もしくは、透過型センサ25の受光感度を所定量上げるか、または、それらの両方を行う。これにより、透過型センサ25を使用した基準位置の検出精度を向上させることができる。
透過型センサ25の光量調整には、マークありラベル貼着部分PCの反射光量LCとマークありラベル非貼着部分PDの反射光量LDとの差分「LC−LD」が用いられてもよい。この場合、CPU31は、その差分「LC−LD」が閾値Xよりも大きい閾値XX未満であるか否かを判断する。そして、差分「LC−LD」が閾値XX未満である場合には、CPU31は、たとえば、差分「LC−LD」の大きさに応じて、透過型センサ25の発光量を所定量上げるか、もしくは、透過型センサ25の受光感度を所定量上げるか、または、それらの両方を行う。
また、CPU31は、ブラックマークの位置を先に検出しているので、そのブラックマークの位置に応じた反射型センサ24の最適位置を通信インタフェース34に接続されている外部端末に通知する(S25)。反射型センサ24は、主走査方向に位置調整可能に設けられており、通知を受けたユーザは、反射型センサ24の位置を最適位置に手動で調節することができる。これにより、反射型センサ24を使用した基準位置の検出精度をさらに向上させることができる。なお、CPU31は、反射型センサ24の主走査方向の位置を把握しておき、ブラックマークの主走査方向における位置と異なる場合には、反射型センサ24を用いずに、透過型センサを基準位置の検出に使用すると決定してもよい。
なお、反射型センサ24を電動で位置調整可能な構成が採用されて、反射型センサ24の位置が最適位置に自動で調整されてもよい。
その後、CPU31は、ラベルプリンタ1を印刷スタンバイ状態にして(S26)、センサ調整処理を終了する。
<作用効果>
この構成によれば、ラベル紙Pが搬送されつつCISユニット22により読み取られて、その読取結果から、ラベルが貼られているラベル貼着部分PA,PCの光学特性と、ラベルが貼られていないラベル非貼着部分PB,PDの光学特性とが取得される。そして、それらの光学特性に基づいて、基準位置の検出に透過型センサ25を用いるか反射型センサ24を用いるかが決定される。
この構成によれば、ラベル紙Pが搬送されつつCISユニット22により読み取られて、その読取結果から、ラベルが貼られているラベル貼着部分PA,PCの光学特性と、ラベルが貼られていないラベル非貼着部分PB,PDの光学特性とが取得される。そして、それらの光学特性に基づいて、基準位置の検出に透過型センサ25を用いるか反射型センサ24を用いるかが決定される。
よって、ユーザによらずに、印刷位置の決定に用いられる基準位置の検出に透過型センサ25および反射型センサ24のいずれを用いるかを設定することができる。
<変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、他の形態で実施することもできる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、他の形態で実施することもできる。
たとえば、前述の実施形態では、マークなしラベル貼着部分PA、マークなしラベル非貼着部分PB、マークありラベル貼着部分PCおよびマークありラベル非貼着部分PDの光学特性の一例として、それらの部分PA,PB,PC,PDでの反射光量を算出するとしたが、反射光量そのものの値ではなく、各部分PA,PB,PC,PDでの反射光量を何らかの処理で変換して得られる画素値でもよい。
CPU31がラベルプリンタ1における各処理を実行する場合について説明した。しかしながら、ラベルプリンタ1に複数のCPUが設けられて、複数のCPUが協働して各処理を実行してもよい。
読取部としては、CISユニット22でなくてもよく、CCD(Charge Coupled Devices)などの読取デバイスによって画像を読み取る構成のものであってもよい。
また、前述の実施形態では、ラベル紙に基準位置の検出のためのブラックマークがあることを想定しているが、それ以外の基準位置の検出のために光学特性の異なる構成となっていてもよい。例えば、ブラックマークの代わりに、孔が空いているラベル紙であってもよい。
その他、前述の構成には、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1:ラベルプリンタ
21:印刷ヘッド
22:CISユニット
24:反射型センサ
25:透過型センサ
31:CPU
P:ラベル紙
PA:マークなしラベル貼着部分
PB:マークなしラベル非貼着部分
PC:マークありラベル貼着部分
PD:マークありラベル非貼着部分
X,XX,Y,YY:閾値
21:印刷ヘッド
22:CISユニット
24:反射型センサ
25:透過型センサ
31:CPU
P:ラベル紙
PA:マークなしラベル貼着部分
PB:マークなしラベル非貼着部分
PC:マークありラベル貼着部分
PD:マークありラベル非貼着部分
X,XX,Y,YY:閾値
Claims (17)
- ラベルが貼られた長尺の連続紙を搬送する搬送部と、
前記搬送部により搬送される前記連続紙に画像を印刷する印刷部と、
前記搬送部による前記連続紙の搬送方向と交差する方向に延びるライン状の領域を読み取る読取部と、
前記連続紙に照射した光の透過光を検出する透過型センサと、
前記連続紙に照射した光の反射光を検出する反射型センサと、
制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記搬送部により前記連続紙を搬送させつつ、前記読取部に前記連続紙を読み取らせる読取処理と、
前記読取処理での読取結果から、前記ラベルが貼られているラベル貼着部分の光学特性と、前記ラベルが貼られていないラベル非貼着部分の光学特性とを取得する光学特性取得処理と、
前記光学特性取得処理で取得された前記ラベル貼着部分および前記ラベル非貼着部分の各光学特性に基づいて、前記印刷部による印刷位置の決定に用いられる基準位置の検出に前記透過型センサおよび前記反射型センサのいずれを用いるかを判断する使用センサ判断処理と、を実行する、プリンタ。 - 請求項1に記載のプリンタであって、
前記制御部は、前記使用センサ判断処理において、前記ラベル貼着部分の光学特性を表す値と前記ラベル非貼着部分の光学特性を表す値との差分に基づいて、前記基準位置の検出に前記透過型センサおよび前記反射型センサのいずれを用いるかを判断する、プリンタ。 - 請求項2に記載のプリンタであって、
前記制御部は、前記差分が所定の閾値よりも大きい場合、前記基準位置の検出に前記透過型センサを用いると判断する、プリンタ。 - 請求項2または3に記載のプリンタであって、
前記制御部は、前記使用センサ判断処理で前記透過型センサを前記基準位置の検出に用いると判断した場合、前記ラベル貼着部分の光学特性を表す値と前記ラベル非貼着部分の光学特性を表す値との差分が所定の第1範囲内であれば、前記連続紙に照射する光量を上げるか、前記透過型センサの感度を上げるか、または、前記連続紙に照射する光量および前記透過型センサの感度の両方を上げる透過型センサ調整処理、を実行する、プリンタ。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載のプリンタであって、
前記制御部は、前記読取処理での読取結果から、前記連続紙に前記搬送方向に一定間隔で並ぶマークが設けられているか否かを判断するマーク判断処理、を実行する、プリンタ。 - 請求項5に記載のプリンタであって、
前記制御部は、前記読取処理での読取結果から、前記連続紙が長尺の台紙上に搬送方向に沿って離間した複数の前記ラベルが張られているか否かを判断するラベル判断処理を実行し、
前記ラベル判断処理で前記ラベルが離間しており、かつ前記マーク判断処理において前記連続紙に前記マークが設けられていると判断した場合、前記光学特性取得処理において、前記読取処理での読取結果から、前記ラベル貼着部分であって前記マークが付されていないマークなしラベル貼着部分の光学特性と、前記ラベル非貼着部分の光学特性と、前記ラベル貼着部分であって前記マークが付されているマークありラベル貼着部分の光学特性とを取得する、プリンタ。 - 請求項6に記載のプリンタであって、
前記制御部は、前記使用センサ判断処理において、前記マークなしラベル貼着部分の光学特性を表す値と前記ラベル非貼着部分の光学特性を表す値との差分、および、前記マークなしラベル貼着部分の光学特性を表す値と前記マークありラベル貼着部分の光学特性を表す値との差分に基づいて、前記基準位置の検出に前記透過型センサおよび前記反射型センサのいずれを用いるかを判断する、プリンタ。 - 請求項7に記載のプリンタであって、
前記制御部は、前記使用センサ判断処理において、前記マークなしラベル貼着部分の光学特性を表す値と前記ラベル非貼着部分の光学特性を表す値との差分が所定の第1閾値よりも大きい場合、前記基準位置の検出に前記透過型センサを用いると判断し、前記ラベル貼着部分の光学特性を表す値と前記ラベル非貼着部分の光学特性を表す値との差分が前記第1閾値よりも小さく、かつ前記マークなしラベル貼着部分の光学特性を表す値と前記マークありラベル貼着部分の光学特性を表す値との差分が所定の第2閾値よりも大きい場合、前記基準位置の検出に前記反射型センサを用いると判断する、プリンタ。 - 請求項8に記載のプリンタであって、
前記制御部は、前記使用センサ判断処理において、前記マークなしラベル貼着部分の光学特性を表す値と前記ラベル非貼着部分の光学特性を表す値との差分である第1差分値が前記第1閾値以下であり、かつ前記マークなしラベル貼着部分の光学特性を表す値と前記マークありラベル貼着部分の光学特性を表す値との差分である第2差分値が前記第2閾値以下である場合、
前記第1差分値と前記第1閾値との差が、前記第2差分値と前記第2閾値との差よりも大きければ、前記基準位置の検出に前記透過型センサを用いると決定し、
前記第1差分値と前記第1閾値との差が、前記第2差分値と前記第2閾値との差よりも小さければ、前記基準位置の検出に前記透過型センサを用いると決定する、プリンタ。 - 請求項8に記載のプリンタであって、
前記制御部は、前記使用センサ判断処理において、前記マークなしラベル貼着部分の光学特性を表す値と前記ラベル非貼着部分の光学特性を表す値との差分が前記第1閾値以下であり、かつ前記マークなしラベル貼着部分の光学特性を表す値と前記マークありラベル貼着部分の光学特性を表す値との差分が前記第2閾値以下である場合、前記透過型センサおよび前記反射型センサのうち、感度調整が不要な方を前記基準位置の検出に用いると判断する、プリンタ。 - 請求項8に記載のプリンタであって、
前記制御部は、前記使用センサ判断処理において、前記マークなしラベル貼着部分の光学特性を表す値と前記ラベル非貼着部分の光学特性を表す値との差分が前記第1閾値以下であり、かつ前記マークなしラベル貼着部分の光学特性を表す値と前記マークありラベル貼着部分の光学特性を表す値との差分が前記第2閾値以下である場合、前記反射型センサの位置調整が必要であれば、前記透過型センサを前記基準位置の検出に用い、前記反射型センサの位置調整が不要であれば、前記反射型センサを前記基準位置の検出に用いると判断する、プリンタ。 - 請求項8〜11のいずれか一項に記載のプリンタであって、
前記制御部は、前記使用センサ判断処理で前記反射型センサを前記基準位置の検出に用いると判断した場合、前記マークなしラベル貼着部分の光学特性を表す値と前記マークありラベル貼着部分の光学特性を表す値との差分が所定の第2範囲内であれば、前記連続紙に照射する光量を上げるか、前記反射型センサの感度を上げるか、または、前記連続紙に照射する光量および前記反射型センサの感度の両方を上げる反射型センサ調整処理、を実行する、プリンタ。 - 請求項5に記載のプリンタであって、
前記制御部は、前記読取処理での前記読取結果から、前記連続紙が長尺の台紙上に搬送方向に沿って離間した複数のラベルが張られているか否かを判断するラベル判断処理を実行し、
前記ラベル判断処理でラベルが離間しており、かつ前記マーク判断処理において前記連続紙に前記マークが設けられていると判断した場合、前記光学特性取得処理において、前記読取処理での読取結果から、前記ラベル貼着部分であって前記マークが設けられていないマークなしラベル貼着部分の光学特性と、前記ラベル非貼着部分であって前記マークが設けられていないマークなしラベル非貼着部分の光学特性と、前記ラベル非貼着部分であって前記マークが設けられているマークありラベル非貼着部分の光学特性とを取得する、プリンタ。 - 請求項13に記載のプリンタであって、
前記制御部は、前記使用センサ判断処理において、前記マークなしラベル貼着部分の光学特性を表す値と前記マークなしラベル非貼着部分の光学特性を表す値との差分、および、前記マークなしラベル非貼着部分の光学特性を表す値と前記マークありラベル非貼着部分の光学特性を表す値との差分に基づいて、前記基準位置の検出に前記透過型センサおよび前記反射型センサのいずれを用いるかを判断する、プリンタ。 - 請求項13に記載のプリンタであって、
前記制御部は、前記使用センサ判断処理において、前記マークなしラベル貼着部分の光学特性を表す値と前記マークなしラベル非貼着部分の光学特性を表す値との差分が所定の第1閾値よりも大きい場合、前記基準位置の検出に前記透過型センサを用いると判断し、前記ラベル貼着部分の光学特性を表す値と前記ラベル非貼着部分の光学特性を表す値との差分が前記第1閾値よりも小さく、かつ前記マークなしラベル非貼着部分の光学特性を表す値と前記マークありラベル非貼着部分の光学特性を表す値との差分が所定の第2閾値よりも大きい場合、前記基準位置の検出に前記反射型センサを用いると判断する、プリンタ。 - 請求項13に記載のプリンタであって、
前記制御部は、前記使用センサ判断処理において、前記マークなしラベル貼着部分の光学特性を表す値と前記マークなしラベル非貼着部分の光学特性を表す値との差分である第1差分値が前記第1閾値以下であり、かつ前記マークなしラベル非貼着部分の光学特性を表す値と前記マークありラベル非貼着部分の光学特性を表す値との差分である第2差分値が前記第2閾値以下である場合、
前記第1差分値と前記第1閾値との差が、前記第2差分値と前記第2閾値との差よりも大きければ、前記基準位置の検出に前記透過型センサを用いると決定し、
前記第1差分値と前記第1閾値との差が、前記第2差分値と前記第2閾値との差よりも小さければ、前記基準位置の検出に前記透過型センサを用いると決定する、プリンタ。 - 請求項1〜16のいずれか一項に記載のプリンタであって、
前記制御部は、
前記搬送部により前記連続紙を搬送させつつ、前記読取部に前記連続紙に印刷されたバーコードを読み取らせるバーコード読取処理と、
前記バーコード読取処理で読み取られた前記バーコードの読取画像に基づいて、前記バーコードの品質の良否を判定するバーコード良否判定処理と、を実行する、プリンタ。
Priority Applications (1)
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