JPH0650751A - ウェブの平坦度測定方法 - Google Patents

ウェブの平坦度測定方法

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JPH0650751A
JPH0650751A JP20568992A JP20568992A JPH0650751A JP H0650751 A JPH0650751 A JP H0650751A JP 20568992 A JP20568992 A JP 20568992A JP 20568992 A JP20568992 A JP 20568992A JP H0650751 A JPH0650751 A JP H0650751A
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JP
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sheet material
measuring
web
flatness
distance measuring
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JP20568992A
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Inventor
Shinichi Arima
紳市 有馬
Keizo Saito
恵三 斉藤
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 薄いシート材の平坦度をオンライン上で計測
できるようにしたウェブの平坦度測定装置を提供する。 【構成】 厚さ0.4mmの帯状体のアルミニウム板2を
巻き戻し装置の軸3の回りにロール状に巻き回し、デカ
ール装置6を介して送りローラー9a,9bにより引き
出すウェブのカッティングラインにおいて、アルミニウ
ム板2はカッター10により一定の長さのシート材2b
に切断される。シート材2bは検出器14aにより先端
を検出され、上流側搬送ベルト11と下流側搬送ベルト
12の乗り移り部分に設けられた距離計測測定器13
a,13cにより巻きぐせによる垂れ形状を測定され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、搬送ライン上を長手方
向に移送されるウェブの平坦度測定方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】印刷用の原版に用いられるPS版は、例
えば0.1mm〜0.5mm程の厚さのアルミニウム板など
の薄い金属版をベースにして、その上に感光層を設けた
ものである。基板になるアルミニウム板は、ロール状に
巻き取られた帯状体を巻き戻しながらデカール装置で巻
きグセを直して平坦にし、カッターで切断してシート材
にしていた。このようなウェブからシート材を切り出す
ライン上におけるシート材の平坦度検査は、切断された
シート材をサンプルとして取り出し、オフラインでその
巻きぐせや形状不良を測定する方法等がとられていた。
【0003】サンプリングされたシート材の平坦度検査
は、特開昭62−23900号公報等に見られるような
方法が用いられていた。例えばその方法は、透明な板に
一定ピッチの縞目を施したものを、被検査物体(ここで
はアルミニウム板)の表面を介してスクリーン等に投影
するようにしたものである。この時、被検査物体の表面
が平坦であれば透明板に施された縞目の模様がスクリー
ンにそのまま投影されるが、被検査物体の表面に凹凸な
どの形状不良が存在すると縞目の模様がスクリーンに歪
んで投影される。この縞目の歪みから被検査物体の表面
形状を検出するようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような方法でシート材の平坦度検査を行っていたので
は、サンプリング装置で資料を取り出してから測定する
ため人手や時間等の手間がかかり、検査終了までライン
の運転が出来ないためラインの稼働率が低下するという
欠点があった。また、上記方法で平坦度が規格外れの場
合、デカール装置のロールの圧下量を変更することにな
る。ところがサンプリングによる検査方法だと、さらに
検査を繰り返して圧下量を決定するので時間を要し、や
はりラインの稼働率を低下させることになった。
【0005】原料の帯状体のロールの状況で平坦度や形
状不良が途中で変化すると、不良品を作り出すことにな
り歩留りが低下する。例えば帯状体のロール径が小さく
なるにつれて、下向きの巻きぐせ傾向が強くなる。これ
を防止するためには適宣サンプリングすることになる
が、そのための手間の増加と試料のロスは極めて大きい
ものである。このため、シート材を移送する搬送ベルト
上に距離計測測定器を配置してシート材のそりをオンラ
イン上で計測する方法もあるが、シート材の厚みが薄い
場合には上向きのそりは測定できるが、下向きのそりは
オンライン上では自重で平坦になってしまうので測定で
きない。
【0006】本発明は上記従来技術の問題点を考慮して
なされたもので、オンライン上では下向きのそりが自重
で平坦になってしまう薄いシート材の平坦度を、オンラ
イン上で計測できるようにしたウェブの平坦度測定方法
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、長手方向に移送される搬送張力のかからないウェブ
において、ウェブの支持されていない先端部の垂れによ
る変位量を、その表面までの距離を測定する距離測定器
を長手方向に復数個配置して測定し、これらの測定値に
基ずいてウェブの巻きぐせ量を算出するようにしたもの
である。また、特許請求の範囲第2項では、ウェブの長
手方向と直角な幅方向にも複数の距離測定器を設け、測
定点ごとの変位量の違いからウェブの部分的な伸びに起
因する形状不良を判断するようにしたものである。
【0008】以下本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明を実施したウェブのカッティングライ
ンを簡単に説明したものである。印刷用の原版に用いら
れるPS版の基板になるアルミニウム板2は厚さ0.4m
mの帯状体であり、巻き戻し装置の軸3の回りにロール
状に巻き取られている。ロール2aから引き出されたア
ルミニウム板2は、ローラー4,5を介してデカール装
置6へ送られる。デカール装置6は前記ローラー4,5
よりも小径で、直径φ60の2つのローラー6a,6b
より構成されている。このデカール装置6で巻きぐせを
直したアルミニウム板2はローラー7を介して、駆動モ
ータ8によりアルミニウム板2の送り出し方向に回転す
る送りローラー9a,9bに到る。
【0009】送りローラー9a,9bの間から所定の量
だけアルミニウム板2が送り出されると、カッター10
により一定の長さのシート材2bにアルミニウム板2が
切断され、上流側搬送ベルト11に乗せられる。上流側
搬送ベルト11に乗せられたシート材2bは長手方向に
移送されて、乗り移り部分に段差を持ち、前記上流側搬
送ベルト11よりも低い位置にある下流側搬送ベルト1
2に送られる。この乗り移り部分には距離計測測定器1
3a,13b,13cが搬送方向(図2中矢印方向)に
一列に設けられ、さらにシート材2bの先端を検出する
検出器14a,14bが配設されている。
【0010】距離計測測定器13a,13b,13cの
うち13aと13bは、シート材2bの厚さにより選択
して使用するもので、本例ではシート材2bの厚さを
0.4mmとしたので距離計測測定器13aと13cの組
み合わせを用いる。例えばシート材の厚さが0.2mmと
本例よりも薄い場合には、上流側搬送ベルト11から突
出した部分の長さ(s)が長いと、巻きぐせ量の差異が
垂れ形状の差異として現れにくいので、距離計測測定器
13bと13cの組み合わせを選ぶようにする。シート
材2bの先端側に位置する距離計測測定器13a,13
bは、シート材2bの厚さにより適当な方を選ぶ。距離
計測測定器13cはシート材2bが上流側搬送ベルト1
1から離脱する点の近傍付近に配設する。
【0011】図3(a)は、以上のように構成されたウ
ェブのカッティングラインに載せられたシート材2bを
距離計測測定器13a,13cで計測し、垂れ形状と巻
きぐせの関係を示したものである。平坦なシート材2b
の先端をa1 とすると、板厚及び搬送ベルトの搬送速度
等の条件が同一のもとで巻きぐせの付いたシート材2b
の先端の位置はa2 ,a3 ,a4 にそれぞればらつく。
上向きの巻きぐせが付いたシート材2bの先端a2 ,a
3 は、平坦なシート材2bの先端a1 より垂れ量が少な
く、その位置は上側になる。一方、下向きの巻きぐせが
付いたシート材2bの先端a4 は、平坦なシート材2b
の先端a1 より垂れ量が多くなるので下側に位置するよ
うになる。距離計測測定器13bと13cの組み合わせ
で測定しても、同様の結果が得られる。
【0012】図3(b)に示すように距離計測測定器1
3a,13cの測定データから次式に示すように〔傾
き〕を求める。 (XA −XC )/s=〔傾き〕 予め平坦なシート材2bの垂れによる〔傾き〕を求めて
おき、巻きぐせの付いたシート材2bとの〔傾き〕の違
いにより巻きぐせの量を算出する。この相関関係はシー
ト材2bの板厚や搬送ベルトの搬送速度により異なるの
で、それぞれの条件ごとに相関関係を求めておくように
する。
【0013】上記のように構成されたウェブのカッティ
ングラインの作用について説明する。巻き戻し装置の軸
3の回りにロール状に巻き取られたアルミニウム板2
は、デカール装置6で巻きぐせを直され送りローラー9
a,9bに挟持されながら引き出されていく。送りロー
ラー9a,9bの間から所定の量だけ送り出されたアル
ミニウム板2は、カッター10により一定の長さのシー
ト材2bに切断され、上流側搬送ベルト11に乗せられ
る。カッター10によりアルミニウム板2を切断するさ
い送りローラー9a,9bの回転は一旦停止され、シー
ト材2bの形状が均一になるようにアルミニウム板2は
ステップ送りされる。
【0014】上流側搬送ベルト11に乗せられたシート
材2bは長手方向に移送されて、下流側搬送ベルト12
に向かって送られる。上流側搬送ベルト11と下流側搬
送ベルト12の間の乗り移り部分にシート材2bの先端
がさしかかると、前述の検出器14a,14bにより先
端が検出され、この検出信号を受けて距離計測測定器1
3a,13cが垂れ形状を測定する。図8は、この検出
器14a,14b及び距離計測測定器13a,13cを
含む平坦度測定装置の測定方法の流れを示すフローチャ
ートである。前述のように検出器14a,14bによる
先端の検出信号が発せられると、距離計測測定器13
a,13cがシート材2bの所定の位置までの距離を測
定する。
【0015】検出器14a,14b及び距離計測測定器
13a,13cが発信する信号は、アンプ15とA/D
変換器16を介してゲートに入力される。ゲートでは距
離計測測定器13a,13cから入力したデータを検出
器14a,14bのタイミング信号に合わせてCPUに
読み込ませ、所定の方法で演算して個々のシート材2b
の〔傾き〕をすべて導き出す。この〔傾き〕は、さらに
CPUにより予め与えられている板厚及び搬送速度等の
条件における平坦なシート材2bの〔傾き〕データと比
較され、この〔傾き〕の比較からシート材2bの巻きぐ
せによる垂れ形状の変位量を表示する。この変位量の表
示は、例えば巻きぐせの付いていない平坦なシート材2
bを「0」として、下向きに巻きぐせが付いていれば
「−X」、上向きに巻きぐせが付いていれば「+X」等
と表示するようにする。
【0016】変位量の表示と同時に前記〔傾き〕の比較
から、製品として使用に耐えない程度にシート材2bに
巻きぐせが付いていた場合、規格外れの判断をCPUが
行い警報を発する。この警報が発せられると上流側及び
下流側搬送ベルト11,12が停止され、同時にアルミ
ニウム板2のロール2aからの送り出しをストップさせ
るために送りローラー9a,9bの回転も停止される。
規格外れと判断されたシート材2bは、カッティングラ
インから外されて変位量ごとに分類される。シート材2
bの巻きぐせの方向を変位量から判断して、カッティン
グラインのデカール装置6のローラー6a,6bを調製
してロール圧下量を変更し巻きぐせを解消するようにす
る。
【0017】〔傾き〕の比較から、製品として使用する
ことは可能であるがシート材2bの巻きぐせの傾向が強
くなってきた場合、規格外れの製品が出現する危険性が
あるとCPUが判断して注意信号を発する。この注意が
発せられると、カッティングラインを駆動させながら自
動的にデカール装置6のロール圧下量を変更し、平坦な
シート材2bを得られるようにする。以上のようにして
得られた平坦なシート材2bは、集積装置に集められて
印刷用の原版(PS版)とするための次の製造工程に送
られる。規格外れとしてカッティングラインから外され
たシート材2bは、不良品として別工程で処理される。
【0018】なお、本例では2個の距離計測測定器13
a,13cを用いて2点の〔傾き〕を算出し垂れ形状を
評価したが、測定器の数を増やして図4(a)に示すよ
うに3個の距離計測測定器により3ヵ所のデータXA
B ,XC を求め、次式に示すように2つの〔傾き
1〕,〔傾き2〕を求めるようにしてもよい。 (XA'−XB')/s1 =〔傾き1〕 (XB'−XC')/s2 =〔傾き2〕 しかしながら、全体の〔傾き1,2〕だけ次式に示すよ
うに求めれば、巻きぐせ量の算出には充分である。 (XA'−XC')/(s1 +s2 )=〔傾き1,2〕
【0019】また更に図4(b)に示すように測定器の
数を増やして、垂れ形状を細かく測定することも可能で
ある。しかしながらデータXA'〜Xξ’の数が増えて処
理数が増加するため、高頻度(2枚/秒程度)で被測定
部材が発生する場合には測定器が高額になってしまう問
題がある。
【0020】図5は、本発明を実施したウェブのカッテ
ィングラインの別の例を示したものである。前述の例に
おいて搬送方向に配置した2個の距離計測測定器13
a,13cと同様のものを、シート材2bの幅方向の中
央と両端の3ヵ所に3組設置して、シート材2bの3ヵ
所の垂れ形状を計測するようにしたものである。端部に
配置する距離計測測定器20a,20b及び21a,2
1bは、シート材2bの幅により位置を可変できるよう
になっている。また、シート材2bの輸送位置が幅方向
に若干のズレが生じても、シート材2bから測定点が外
れないように余裕(y)を与えて配置してある。
【0021】残りの距離計測測定器22a,22bはシ
ート材2bのほぼ中央に配置されており、距離計測測定
器20aと22aの間にはシート材2bの先端を検出す
る検出器23が設けられている。前述の実施例と同様に
上流側搬送ベルト11と下流側搬送ベルト12の間には
段差が設けられ、この乗り移り部分においてシート材2
bの平坦度を測定する。また、アルミニウム板2を軸3
に巻き回したロール2aから引き出して、デカール装置
6を介してカッター10により一定の長さのシート材2
bにアルミニウム板2を切断するまでの構成も前述の例
と同様の構成をしている。
【0022】シート材2bには、図7(a),(b)に
示すような上向き及び下向きの巻きぐせ以外に、図7
(c)に示すようなシート材2bの部分的な伸びに起因
する形状不良がある。シート材2bに巻きぐせだけが付
いている場合には、シート材2bの中央と両端の3ヵ所
で測定した垂れ形状から求まる〔傾き〕が等しくなる。
しかしながらシート材2bに形状不良が加わった場合、
3ヵ所で測定した〔傾き〕が例えば図6に示すように異
なることになる。
【0023】これは距離計測測定器20b,21b及び
22bの測定値がXB1(2) で同じで、距離計測測定器2
0a,21aの測定値がXA1、距離計測測定器22aの
測定値がXA2とそれぞれ異なる値を示したことになる。
つまり上流側搬送ベルト11におけるシート材2bの幅
方向の中央と両端の3ヵ所の測定値が同じであるが、シ
ート材2bの先端部分のうち両端に設けた距離計測測定
器20a,21aの値が中央の値より変位が少なくなっ
ていることを示している。これは部分的な伸び等に起因
する形状不良により、中央部が下向きに変形させられて
いるか、もしくは両端部が上向きに変形させられている
かにより中央部と両端部の〔傾き〕が異なるものであ
る。
【0024】こうした形状不良の量は次式により求める
ことができる。 (XA1−XB1(2) )/s=中央部の〔傾き〕 (XA2−XB1(2) )/s=両端部の〔傾き〕 これらの〔傾き〕を比較することにより形状不良の量が
決まる。さらに、前述の例では中央と両端の〔傾き〕だ
けが異なるものであったが、3ヵ所で測定した〔傾き〕
の値が全て異なる場合も考えられる。この場合も3ヵ所
の〔傾き〕を比較して、全体としての形状不良の度合い
を判断する。
【0025】上記のように構成されたウェブのカッティ
ングラインの作用について説明する。前述の例と同様に
ロール2aから送り出されたアルミニウム板2は、デカ
ール装置6で巻きぐせを直され送りローラー9a,9b
に挟持されながら引き出されていく。送りローラー9
a,9bの間から所定の量だけ送り出されたアルミニウ
ム板2は、カッター10により一定の長さのシート材2
bに切断され、上流側搬送ベルト11に乗せられる。
【0026】上流側搬送ベルト11に乗せられたシート
材2bは長手方向に移送されて、下流側搬送ベルト12
に向かって送られる。上流側搬送ベルト11と下流側搬
送ベルト12の間の乗り移り部分にシート材2bの先端
がさしかかると、検出器23により先端が検出され、こ
の検出信号を受けて距離計測測定器20a,21a,2
2a及び20b,21b,22bが垂れ形状を測定す
る。図9は、この検出器23及び距離計測測定器20a
〜22a,20b〜22bを含む平坦度測定装置の測定
方法の流れを示すフローチャートである。前述のように
検出器23による先端の検出信号が発せられると、距離
計測測定器20a〜22a,20b〜22bがシート材
2bの所定の位置までの距離を測定する。
【0027】検出器23及び距離計測測定器20a〜2
2a,20b〜22bが発信する信号は、アンプ24と
A/D変換器25を介してゲートに入力される。ゲート
では距離計測測定器20a〜22a,20b〜22bか
ら入力したデータを検出器23のタイミング信号に合わ
せてCPUに読み込ませ、所定の方法で演算して個々の
シート材2bの〔傾き〕をすべて導き出す。この〔傾
き〕は、さらにCPUにより予め与えられている板厚及
び搬送速度等の条件における平坦なシート材2bの〔傾
き〕データと比較され、この〔傾き〕の比較からシート
材2bの巻きぐせ及び形状不良による垂れ形状の変位量
を表示する。
【0028】変位量の表示と同時に前記〔傾き〕の比較
から、製品として使用に耐えない程度にシート材2bに
巻きぐせが付いていた場合、規格外れの判断をCPUが
行い警報を発する。この警報が発せられると上流側及び
下流側搬送ベルト11,12が停止され、同時にアルミ
ニウム板2のロール2aからの送り出しをストップさせ
るために送りローラー9a,9bの回転も停止される。
規格外れと判断されたシート材2bは、カッティングラ
インから外されて変位量ごとに分類される。シート材2
bの巻きぐせの方向を変位量から判断して、カッティン
グラインのデカール装置6のローラー6a,6bを調製
してロール圧下量を変更し巻きぐせを解消するようにす
る。
【0029】さらに3ヵ所の〔傾き〕の比較から製品と
しての使用に耐えない程度に変形したシート材2bの形
状不良が現れた場合、形状不良ありの判断をCPUが行
い警報を発する。この警報が発せられると上流側及び下
流側搬送ベルト11,12が停止され、同時にアルミニ
ウム板2のロール2aからの送り出しをストップさせる
ために送りローラー9a,9bの回転も停止される。形
状不良と判断されたシート材2bは、カッティングライ
ンから外される。形状不良には部分的な伸びに起因する
もの等があり、ロール2a形成時等に偏って巻き込んだ
りすると起こるので、アルミニウム板2の伸びてしまっ
た箇所を発見し取り除いてからラインをスタートさせる
ようにする。
【0030】また前述の例と同様に〔傾き〕の比較か
ら、製品として使用することは可能であるがシート材2
bの巻きぐせの傾向が強くなってきた場合、規格外れの
製品が出現する危険性があるとCPUが判断すると注意
信号を発する。この注意が発せられると、カッティング
ラインを駆動させながら自動的にデカール装置6のロー
ル圧下量を変更し、平坦なシート材2bを得られるよう
にする。以上のようにして得られた平坦なシート材2b
は、集積装置に集められて印刷用の原版(PS版)とす
るための次の製造工程に送られる。規格外れとしてカッ
ティングラインから外されたシート材2bは、不良品と
して別工程で処理される。
【0031】
【実施例】図2、図3にて幅400mm、長さ500m
m、板厚0.3mmのアルミニウム板を搬送ベルト11に
て80m/minの速度で移送した。距離計測測定器1
3aと13cとの間隔Sを150mmとして測定した場
合の、各種試料と傾きの測定値との関係は表1に示す通
りとなった。
【0032】
【表1】
【0033】
【発明の効果】以上のように、本発明のウェブの平坦度
測定方法によれば、ウェブの支持されていない先端部の
垂れによる変位量を、それらの表面までの距離を搬送方
向に複数個設けた距離測定器により測定し巻きぐせ量を
算出するようにしたので、薄いシート材の平坦度をオン
ライン上で計測することができる。また、本発明のウェ
ブの平坦度測定方法においてウェブの搬送方向と直角な
幅方向にも複数個の距離測定器を設けることにより、測
定点ごとの変位量の違いからウェブの部分的な伸びに起
因する形状不良を判断でき、不良品を作り出すことが少
なくなり歩留りも向上する。当然サンプリングの必要が
ないので、原材料を有効に使用することができるように
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したウェブのカッティングライン
の簡単な説明図である。
【図2】図1に示したウェブのカッティングラインの一
部を示す説明図である。
【図3】シート材の巻きぐせによる変位量のばらつきを
示すグラフである。
【図4】本発明において距離測定器の数を増やした場合
の測定方法を示す説明図である。
【図5】図1に示したウェブのカッティングラインとは
別の実施例を示す要部説明図である。
【図6】シート材の形状不良による変位量のばらつきを
示すグラフである。
【図7】シート材の形状の代表例を示した説明図であ
る。
【図8】図1に示したウェブの平坦度測定装置の測定方
法の流れを示すフローチャートである。
【図9】図5に示したウェブの平坦度測定装置の測定方
法の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
2 アルミニウム板 2a ロール 2b シート材 6 デカール装置 9a,9b 送りローラー 10 カッター 11 上流側搬送ベルト 12 下流側搬送ベルト 13a,13b,13c 距離計測測定器 14a,14b 検出器 20a,20b,21a,21b,22a,22b 距
離計測測定器 23 検出器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向に移送される搬送張力のかから
    ないウェブにおいて、前記ウェブの支持されていない先
    端部の垂れによる変位量を、その表面までの距離を測定
    する距離測定器を長手方向に復数個配置して測定し、こ
    れらの測定値に基ずいてウェブの巻きぐせ量を算出する
    ことを特徴とするウェブの平坦度測定方法。
  2. 【請求項2】 前記ウェブの長手方向と直角な幅方向に
    複数の距離測定器を設け、測定点ごとの変位量の違いか
    らウェブの部分的な伸びに起因する形状不良を判断する
    ことを特徴とする請求項1記載のウェブの平坦度測定方
    法。
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EP0785158A2 (en) 1996-01-17 1997-07-23 Fuji Photo Film Co., Ltd. Method of and apparatus for measuring curl of web, method of and apparatus for correcting curl of web, and apparatus for cutting web
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