JP3826806B2 - 鋼帯の欠陥部の排出方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷延鋼帯等の鋼帯に存在する疵等の欠陥部を排出する鋼帯の欠陥部の排出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、熱間圧延や冷間圧延を行った鋼帯には、へげやロール疵等の疵やピンホール等の欠陥部が存在し、これら欠陥部をなくして鋼帯を製造することは困難である。このため、鋼材メーカーは、ピンホールや疵を検査すると共に、それらピンホールや疵の存在する鋼帯の部分を除去して需要者に提供している。
【0003】
例えば、従来の、製缶用金属コイル薄板の欠陥部の排出方法として、図6及び図7に示すものが知られている(特開昭63- 180323号公報参照)。
図6には、製缶用金属コイル薄板の欠陥マーク表示ラインが示されており、製缶用金属コイル薄板101が巻き出されるペイオフリール102とその薄板101を巻き取る巻取りリール103との間に、欠陥検査装置104及びマーキング装置105が設置されている。
【0004】
ここで、ペイオフリール102より巻き出された薄板101は、塗装機106により表面にエポキシ樹脂等の塗装がなされ、乾燥機107により乾燥され、その後、デフレクタロール108,109,110を通って欠陥検査装置104に至るようになっている。欠陥検査装置104では、薄板101の表裏の両面に存在する疵やピンホール等の欠陥部が薄板101の幅方向のどの位置にあるかが検査され、その欠陥部検出信号が送出されるようになっている。
【0005】
そして、欠陥検査装置104を経た薄板101は、デフレクタロール111、テンションロール112,113を通ってマーキング装置105に至るようになっている。マーキング装置105では、欠陥検査装置104の欠陥部検出信号に基づいて、薄板101に存在する欠陥部分を表示するマークを、薄板101の端縁部分にドットパターンとしてマーキングを行う。
【0006】
そして、マーキング装置105を経た薄板101は、マークを乾燥させる熱風乾燥機113、ピンチロール114を通ってコイル薄板ジョイント部分切断用カッター115に至り、そのカッター115によって所定長さに切断された後、ピンチロール116を介して巻取りリール103により巻き取られるのである。
一方、図7には、打抜きラインが示されており、図6に示す表示ラインによって欠陥部分にマーキングされた薄板121が巻き出されるペイオフリール122と、薄板121を缶蓋あるいは缶胴に打抜き加工するプレス125と、欠陥部のマークを検出するマーク検出装置126と、そのマークのパターンにより欠陥区域を検知し、該欠陥区域を含む打抜品を除去する排出装置127とが設けられている。マーク検出装置126は、例えばフォトセンサー、CCDカメラあるいはバーコードリーダー等によって構成されている。
【0007】
従って、図6に示す表示ラインによって欠陥部分にマーキングされた薄板121は、ピンチロール123、124を通ってプレス125に至り、プレス125により複数の缶蓋あるいは缶胴に打抜き加工される。このプレス125により打抜き加工される前に、薄板121の欠陥部のマークはマーク検出装置126によって検出され、その検出されたマーク検出信号が排出装置127に送出される。排出装置127では、プレス125により打抜かれた打抜品が送られてくるが、マーク検出装置126からのマーク検出信号に基づいてマークのパターンにより欠陥区域を検知し、該欠陥区域を含む打抜品のみを矢印B方向に除去し、良品の打抜品を矢印A方向に排出するようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この従来の製缶用金属コイル薄板の欠陥部の表示及び排出方法にあっては、以下の問題点があった。
即ち、マーキング装置105による欠陥部のマークがかすんでいる等の原因により、マーク検出装置126が薄板121の欠陥部のマークを検出できなかったり、あるいは何らかの原因によりマーク検出装置126が余分なマークを検出してしまい、マーキングをした時のマークのマーキング実績とマークを検出したときのマーク検出実績とが相違する場合がある。このような場合、排出装置127において欠陥区域を含む打抜品を除去できずに欠陥区域を含まない打抜品(良品)の中に欠陥区域を含む打抜品(不良品)が混じってしまったり、あるいはその逆に排出装置127において欠陥区域を含まない打抜品を除去してしまったりしてしまう。ここで、良品の中に不良品が混じってしまった場合にそのまま製品として出荷すると、需要者に多大な迷惑をかけることになる。
【0009】
従って、本発明は上述の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、良品の中に不良品が混入しているか否かの判断を出荷前に容易に行え、良品を製品として出荷する段階で不良品の混入率を飛躍的に減少させることができる鋼帯の欠陥部の排出方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するため、本発明のうち請求項1に係る鋼帯の欠陥部の排出方法は、鋼帯に存在する欠陥部を欠陥検出装置で検出し、該欠陥検出装置によって検出された欠陥部検出信号に基づいて、マーキング装置によって前記欠陥部を表示するマークを前記鋼帯にマーキングし、マーキングされた前記マークを、前記鋼帯を切断する切断ラインに設置されたマーク検出装置により検出し、前記鋼帯を所定長さの鋼板に切断すると共に、前記マーク検出装置によって検出されたマーク検出信号に基づいて、切断された前記鋼板のうち前記マークを付された鋼板を除去するように振り分ける鋼帯の欠陥部の排出方法において、前記マーキング装置による欠陥部のマーキング実績をマーク読取装置により読み取ると共に読み取られたマーキング実績と前記マーク検出装置によるマーク検出実績とを照合し、照合結果に基づいて良品の中に前記マークを付された鋼板が混入しているか否かを判断することを特徴としている。
【0011】
また、本発明のうち請求項2に係る鋼帯の欠陥部の排出方法は、鋼帯に存在する欠陥部を欠陥検出装置で検出し、該欠陥検出装置によって検出された欠陥部検出信号に基づいて、マーキング装置によって前記欠陥部を表示するマークを前記鋼帯にマーキングし、マーキングされた前記マークを、前記鋼帯を切断する切断ラインに設置されたマーク検出装置により検出し、前記鋼帯を所定長さの鋼板に切断すると共に、前記マーク検出装置によって検出されたマーク検出信号に基づいて、切断された前記鋼板のうち前記マークを付された鋼板を除去するように振り分ける鋼帯の欠陥部の排出方法において、前記マーキング装置による欠陥部のマーキング実績をマーク読取装置により読み取ると共に、読み取られたマーキング実績が前記マーキング装置による欠陥部のマーキング実績と異なる場合に前記読み取られたマーキング実績を修正し、修正されたマーキング実績と前記マーク検出装置によるマーク検出実績とを照合し、照合結果に基づいて良品の中に前記マークを付された鋼板が混入しているか否かを判断することを特徴としている。
【0012】
本発明のうち請求項3に係る鋼帯の欠陥部の排出方法は、請求項1又は2記載の発明において、前記マーキング実績と前記マーク検出実績の照合は、前記鋼帯における前記マークの塊の個数を比較し、該マークの塊の個数の相違に応じて異なる照合条件で照合することを特徴としている。
本発明のうち請求項4に係る鋼帯の欠陥部の排出方法は、請求項3記載の発明において、前記マーキング実績におけるマークの塊の個数と前記マーク検出実績におけるマークの塊の個数が同じ場合には、下記(1)式及び(2)式の照合条件を満たす場合に良品の中に前記マークを付された鋼板が混入していないとする照合結果を出力することを特徴としている。
【0013】
a =Pa … (1)
かつ
|(Xa+1 −Xa )−(Ya+1 −Ya )|≦L×0.02 … (2)
ここに、Oa :マーキング実績における先頭からa番目の塊内のマーク個数、Pa :マーク検出実績における先頭からa番目の塊内のマーク個数、Xa :マーキング実績における鋼帯の先頭からa番目の塊の鋼帯の先頭からの開始位置(m)、Ya :マーク検出実績における鋼帯の先頭からa番目の塊の鋼帯の先頭からの開始位置(m)、L:鋼帯の長さ(m)である。
【0014】
さらに、本発明のうち請求項5に係る鋼帯の欠陥部の排出方法は、請求項3記載の発明において、前記マーキング実績におけるマークの塊の個数が前記マーク検出実績におけるマークの塊の個数よりも多い場合には、良品の中に前記マークを付された鋼板が混入しているとする照合結果を出力することを特徴としている。
【0015】
本発明のうち請求項6に係る鋼帯の欠陥部の排出方法は、請求項3記載の発明において、前記マーク検出実績におけるマークの塊の個数が前記マーキング実績におけるマークの塊の個数よりも多い場合には、前記マーキング実績におけるマークの塊の個数の相違に応じて異なる照合条件で照合することを特徴としている。
【0016】
本発明のうち請求項7に係る鋼帯の欠陥部の排出方法は、請求項3記載の発明において、前記マーキング実績におけるマークの塊の個数が1個の場合には、下記(3)式の照合条件を満たす場合に良品の中に前記マークを付された鋼板が混入していないとする照合結果を出力することを特徴としている。
O=P … (3)
ここに、O:マーキング実績における塊内のマーク個数、P:マーク検出実績における塊内のマーク個数である。
【0017】
本発明のうち請求項8に係る鋼帯の欠陥部の排出方法は、請求項1又は2記載の発明において、前記マーキング実績と前記マーク検出実績の照合は、前記鋼帯における前記マークの個数を比較し、該マークの個数の相違に応じて異なる照合条件で照合することを特徴としている。
本発明のうち請求項9に係る鋼帯の欠陥部の排出方法は、請求項8記載の発明において、前記マーキング実績におけるマークの個数と前記マーク検出実績におけるマークの個数が同じ場合には、下記(4)式の照合条件を満たす場合に良品の中に前記マークを付された鋼板が混入していないとする照合結果を出力することを特徴としている。
【0018】
|(Xm+1 −Xm )−(Yn+1 −Yn )|≦a(Xm+1 −Xm )+b …(4)
ここに、Xm :マーキング実績における鋼帯の先頭からm番目のマークの鋼帯の先頭からの位置(m)、Yn :マーク検出実績における鋼帯の先頭からn番目のマークの鋼帯の先頭からの位置(m)、a:測長精度に起因した誤差を考慮した係数、b:信号処理遅れ等に起因した誤差を考慮した定数である。
【0019】
また、本発明のうち請求項10に係る鋼帯の欠陥部の排出方法は、請求項8記載の発明において、前記マーキング実績におけるマークの個数が前記マーク検出実績におけるマークの個数よりも多い場合には、良品の中に前記マークを付された鋼板が混入しているとする照合結果を出力することを特徴としている。
さらに、本発明のうち請求項11に係る鋼帯の欠陥部の排出方法は、請求項8記載の発明において、前記マーク検出実績におけるマークの個数が前記マーキング実績におけるマークの個数よりも多い場合には、前記マーキング実績におけるマークの個数の相違に応じて異なる照合条件で照合することを特徴としている。
【0020】
本発明のうち請求項12に係る鋼帯の欠陥部の排出方法は、請求項8記載の発明において、前記マーキング実績におけるマークの個数が1個の場合には、前記マーク検出実績におけるマークの個数が1個以上であれば、良品の中に前記マークを付された鋼板が混入していないとする照合結果を出力することを特徴としている。
【0021】
さらに、本発明のうち請求項13に係る鋼帯の欠陥部の排出方法は、請求項1乃至12のうちいずれか一項に記載の発明において、マーキング装置によって前記欠陥部を表示するマークを前記鋼帯にマーキングした後、前記マーキング装置による欠陥部のマーキング実績をマーク読取装置により読み取り、その後、前記鋼帯を長手方向に分割し、マーキングされた前記マークを、前記鋼帯を切断するラインに設置されたマーク検出装置により検出することを特徴としている。
【0022】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明に係る鋼帯の欠陥部の排出方法が適用される欠陥マーク表示ライン及びシャーラインの概要図である。
図1において、欠陥マーク表示ラインは、冷延鋼帯の表面処理ラインの出側に設置されたものであって、表面処理が施された鋼帯Sはペイオフリール1により巻出され、欠陥検出装置3、マーキング装置4、及びマーク読取装置5を経て巻取リール2により巻き取られるようになっている。
【0023】
ここで、欠陥検出装置3は、例えば、ピンホール計(図示せず)及び疵検査装置(図示せず)により構成され、表面処理が施された鋼帯Sが搬送されてきたときに、その鋼帯Sの表裏面に存在するピンホール及び約1mm〜2mm程度のロール疵等の疵を検出し、それら欠陥部の欠陥部検出信号をマーキング装置4に送出するようになっている。
【0024】
また、マーキング装置4は、欠陥検出装置3によって検出された欠陥部検出信号に基づいて、欠陥部を表示する複数のマークを鋼帯Sの表面又は裏面にマーキングするようになっている。マーキングされるマークの鋼帯Sにおける長手方向位置は、欠陥部の長手方向位置と同一の位置となるようにマーキングされる。このマーキング装置4によるマークは、例えば、直径約0.5mm程度の黒色ドットを4列に並べてなされる。
【0025】
そして、マーキング装置4によってマーキングされたマークのマーキング実績は、マーク読取装置5によって読み取られる。そして、読み取られたマーキング実績はマーキング実績修正装置6に送出される。そして、マーク読取装置5によってマークが読み取られた鋼帯Sは、巻取リール2によって巻き取られ、欠陥マーク工程は終了する。なお、このマーク読取装置5がマークを読み取れない場合には、マーク読取装置5は未マーク警報を出力し、作業者に知らせるようになっている。
【0026】
ここで、マーク読取装置5の情報処理が立てこんでいる場合には、情報処理が遅れ、読み取られたマーキング実績における欠陥マークの長手方向位置が実際のマーキング位置と約1m程度ずれることがある。例えば、実際のマーキング位置が鋼帯Sの長手方向において先頭から「3、4、5、6、7、8m」の位置に存在する場合において、5m位置のマーキング読み取りがずれる場合としては表1に示す▲1▼、▲2▼、▲3▼の場合が挙げられる。
【0027】
【表1】
Figure 0003826806
【0028】
表1を参照すると、▲1▼の場合(5m位置のマーキング読み取りが1m遅れた後、すぐに追いついた場合)には、読み取られたマークの位置が鋼帯Sの長手方向において先頭から「3、4、6、6、7、8m」の位置に存在し、▲2▼の場合(5m、6m位置のマーキング読み取りが1m遅れた後、連続欠陥が終わる前に追いついた場合)には、読み取られたマークの位置が鋼帯Sの長手方向において先頭から「3、4、6、6、7、8m」の位置に存在し、▲3▼の場合(5m位置のマーキング読み取りが1m遅れた後、連続欠陥が終わるまで遅れつづけた場合)には、読み取られたマークの位置が鋼帯Sの長手方向において先頭から「3、4、6、7、8、9m」の位置に存在している。
【0029】
これら▲1▼、▲2▼、▲3▼の場合のすべての読み取られたマーキング実績は、マーキング実績修正装置6に送出される。
マーキング実績修正装置6においては、かかるマーキング実績を修正し、修正されたマーキング実績の情報を後述する照合装置9に送出する。
マーキング実績修正装置6におけるマーキング実績の修正方法について説明すると、第1段階としてマークの位置が重複して存在する場合には処理が遅れてきたものと判断し、距離が小さい側の数字を前にずらしていく。そして、第2段階として数字が空いているところ(欠陥の記録がない位置)までずらす。
【0030】
即ち、表1における▲1▼の場合には、マークの位置が6mで重複しているため、その「6」をずらすことになる。そして、1つ前の5mが空いているため、その位置にずらす。その結果、マーキング実績は「3,4,5,6,7,8m」に修正される。
また、同様に▲2▼の場合には、マークの位置が7mで重複しているため、その「7」をずらすことになる。そして、1つ前の6mは塞がっているので、その位置にずらすことはできない。この場合、5mの位置を見るとそこが空いているため、「6,7m」を「5,6m」にずらす。その結果、マーキング実績は「3,4,5,6,7,8m」に修正される。
【0031】
一方、▲3▼の場合には、マークの位置が重複して存在しないため、マーキング実績である「3、4、6、7、8、9m」の情報が照合装置9に送出される。
前述のように欠陥マーク工程を終了した鋼帯Sは、その後、シャーラインによって、需要者の要求に応じた所定長さに切断されるようになっている。シャーラインにおける鋼帯Sの切断工程について説明すると、先ず、ペイオフリール7より巻き出された鋼帯Sは、マーク検出装置8の下を通過する。マーク検出装置8は、例えば、フォトセンサー、CCDカメラ、あるいはバーコードリーダー等によって構成され、鋼帯Sが通過するときに、鋼帯Sにマーキングされたマークを検出し、検出されたマーク検出信号を自動選別装置10に送出する。
【0032】
そして、マーク検出装置8の下を通過した鋼帯Sは、シャー12のところで需要者の要求に応じた所定長さの鋼板に順次切断される。
一方、自動選別装置10は、マーク検出装置8からのマーク検出信号を受信したときに、そのマーク検出信号に基づいて、切断された鋼板のうちマークの付された鋼板(不良品)を除去するようなゲート制御信号をゲートコントロール盤11に送出し、ゲートコントロール盤11はそのゲート制御信号に基づいてゲート13を不良排出ライン15側に切り替える。具体的には、ゲート13は通常は良品搬送ライン14側に位置しているが、ゲート制御信号をゲートコントロール盤11から受信したときには、不良品排出ライン15の方に切り替えられる。
【0033】
従って、シャー12によって所定長さに切断された鋼板は、マークが付されていないとき(良品であるとき)にはゲート13を通過して良品搬送ライン14上を搬送されて良品パイラー16に蓄積されるが、マークが付されているときには切り替えられたゲート13を通過して不良品排出ライン15上を搬送されて不良品パイラー17に蓄積される。
【0034】
一方、マーク検出装置8は、検出されたマーク検出実績の情報を照合装置9に送出する。照合装置9では、マーキング実績修正装置6によって修正されたマーキング実績とマーク検出装置8によって検出されたマーク検出実績とを照合し、照合結果に基づいて作業者が良品の中にマークを付された鋼板が混入しているか否かを判断する。
【0035】
照合装置9における照合方法を具体的に説明する。
マーキング実績とマーク検出実績の照合においては、鋼帯Sにおける「マークの塊」を単位として照合する方法と、鋼帯Sにおける「マーク」を単位として照合する方法とがある。
先ず、鋼帯Sにおける「マークの塊」を単位として照合する場合、マーキング実績における鋼帯Sでのマークの塊の個数とマーク検出実績における鋼帯Sでのマークの塊の個数とを比較する。ここで、「マークの塊」とは、マーク間の距離が2m以内に連続しているマークの塊をいう。従って、表1における▲3▼の場合には、マーキング実績が「3、4、6、7、8、9m」であるため、「3mの位置から始まる6個のマークの塊」として処理でき、同じ塊であると判断できる。
【0036】
次いで、マーキング実績におけるマークの塊の個数とマーク検出実績におけるマークの塊の個数が同じ場合には、下記(1)式及び(2)式の照合条件を満たす場合に良品の中にマークを付された鋼板が混入していないとする照合結果を出力する。
a =Pa … (1)
かつ
|(Xa+1 −Xa )−(Ya+1 −Ya )|≦L×0.02 … (2)
ここに、Oa :マーキング実績における先頭からa番目の塊内のマーク個数、Pa :マーク検出実績における先頭からa番目の塊内のマーク個数、Xa :マーキング実績における鋼帯の先頭からa番目の塊の鋼帯の先頭からの開始位置(m)、Ya :マーク検出実績における鋼帯の先頭からa番目の塊の鋼帯の先頭からの開始位置(m)、L:鋼帯の長さ(m)である。
【0037】
例えば、図2に示す場合、鋼帯S上のマーキング実績における塊20の個数は図2(a)に示すように4個であり、鋼帯S上のマーク検出実績における塊21の個数は図2(b)に示すように、4個であり、それら塊20,21の個数は4個で同一である。そして、マーキング実績における塊20内のマーク個数Oa とマーク検出実績における塊21内のマーク個数Pa とがそれぞれ上記(1)式を満たし、かつ、塊20,21のそれそれの間隔が上記(2)式を満たす場合には、照合装置9は良品の中にマークを付された鋼板が混入していないとする照合結果を出力する。作業者は、この出力された照合結果に基づいて良品パイラー16にある良品の中にマークを付された鋼板が混入していないと判断することができる。このように判断された場合には、良品パイラー16内の全ての良品が製品として出荷される。
【0038】
一方、マーキング実績における塊20内のマーク個数Oa とマーク検出実績における塊21内のマーク個数Pa とが上記(1)式を満たさず、又は、塊20,21のそれそれの間隔が上記(2)式を満たさない場合には、照合装置9は良品の中にマークを付された鋼板が混入しているとする照合結果を出力する。作業者はこの出力された照合結果に基づいて良品パイラー16にある良品の中にマークを付された鋼板が混入している可能性があると判断することができる。この場合、良品パイラー16にある製品は出荷されない。
【0039】
なお、マーキング実績におけるマークの塊の個数とマーク検出実績におけるマークの塊の個数が同じく1個の場合には、マーキング実績における塊20内のマーク個数Oとマーク検出実績における塊21内のマーク個数Pとが上記(1)式を満たす場合には、照合装置9は良品の中にマークを付された鋼板が混入していないとする照合結果を出力する。そして、マーキング実績における塊20内のマーク個数Oとマーク検出実績における塊21内のマーク個数Pとが上記(1)式を満たさない場合には、照合装置9は良品の中にマークを付された鋼板が混入しているとする照合結果を出力する。
【0040】
また、マーキング実績におけるマークの塊の個数がマーク検出実績におけるマークの塊の個数よりも多い場合には、照合装置9は、常に、良品の中にマークを付された鋼板が混入しているとする照合結果を出力する。作業者はこの出力された照合結果に基づいて良品パイラー16にある良品の中にマークを付された鋼板が混入している可能性があると判断することができる。この場合、良品パイラー16にある製品は出荷されない。
【0041】
一方、マーク検出実績におけるマークの塊の個数が前記マーキング実績におけるマークの塊の個数よりも多い場合には、マーキング実績におけるマークの塊の個数の相違に応じて異なる照合条件で照合する。
即ち、マーキング実績におけるマークの塊の個数が1個の場合には、下記(3)式の照合条件を満たす場合に照合装置9は良品の中に前記マークを付された鋼板が混入していないとする照合結果を出力する。作業者は、この出力された照合結果に基づいて良品パイラー16にある良品の中にマークを付された鋼板が混入していないと判断することができる。
【0042】
一方、下記(3)式の照合条件を満たさない場合に照合装置9は良品の中に前記マークを付された鋼板が混入しているとする照合結果を出力する。作業者は、この出力された照合結果に基づいて良品パイラー16にある良品の中にマークを付された鋼板が混入している可能性があると判断することができる。
O=P … (3)
ここに、O:マーキング実績における塊内のマーク個数、P:マーク検出実績における塊内のマーク個数である。
【0043】
また、マーキング実績におけるマークの塊の個数が2以上の場合には、好ましくは次の照合方法で照合する。
1)先ず、マーキング実績におけるマークの塊の個数が10以下か11以上かを判断する。
2)次に、マーキング実績におけるマークの塊の個数が10以下の場合は以下の照合方法で照合する。
【0044】
▲1▼ N−M=Aを求める。
ここに、M:マーキング実績におけるマークの塊の個数、N:マーク検出実績におけるマークの塊の個数である。
▲2▼ 照合式|(Xm+1 −Xm )−(Yn+1 −Yn )|≦L×0.02 … (5)におけるmを1に固定し、nを1から1+Aまでループさせ、式Om =Pn … (6)かつ前記照合式(5)を満たすn=bを求める。
【0045】
ここに、Om :マーキング実績における先頭からm番目の塊内のマーク個数、Pn :マーク検出実績における先頭からn番目の塊内のマーク個数、Xm :マーキング実績における鋼帯の先頭からm番目の塊の鋼帯の先頭からの開始位置(m)、Yn :マーク検出実績における鋼帯の先頭からn番目の塊の鋼帯の先頭からの開始位置(m)、L:鋼帯の長さ(m)である。
▲3▼ m=1、n=bを基準にして前記照合式(5)かつ式(6)にて順次照合していき、全ての塊につき前記照合式(5)かつ式(6)を満たす場合に、照合装置9は、マークを付された鋼板が混入していないとする照合結果を出力する。作業者は、この出力された照合結果に基づいて良品パイラー16にある良品の中にマークを付された鋼板が混入していないと判断することができる。
【0046】
▲4▼ 1つの塊でも前記照合式(5)又は式(6)を満たさない場合には、照合装置9は良品の中にマークを付された鋼板が混入しているとする照合結果を出力する。作業者は、この出力された照合結果に基づいて良品パイラー16にある良品の中にマークを付された鋼板が混入している可能性があると判断することができる。
【0047】
▲5▼ 前記照合式(5)を満たすn=bが得られない場合には、照合装置9は、良品の中にマークを付された鋼板が混入しているとする照合結果を出力する。作業者は、この出力された照合結果に基づいて良品パイラー16にある良品の中にマークを付された鋼板が混入している可能性があると判断することができる。3)一方、マーキング実績におけるマークの塊の個数が11以上の場合は以下の照合方法で照合する。
【0048】
▲1▼ N−M=Aを求める。
ここに、M:マーキング実績におけるマークの塊の個数、N:マーク検出実績におけるマークの塊の個数である。
▲2▼ 照合式|(Xm+1 −Xm )−(Yn+1 −Yn )|≦L×0.02 … (5)におけるmを1に固定し、nを1から1+Aまでループさせ、式Om =Pn … (6)かつ前記照合式(5)を満たすn=bを求める。
【0049】
ここに、Om :マーキング実績における先頭からm番目の塊内のマーク個数、Pn :マーク検出実績における先頭からn番目の塊内のマーク個数、Xm :マーキング実績における鋼帯の先頭からm番目の塊の鋼帯の先頭からの開始位置(m)、Yn :マーク検出実績における鋼帯の先頭からn番目の塊の鋼帯の先頭からの開始位置(m)、L:鋼帯の長さ(m)である。
▲3▼ m=1、n=bを基準にして10個の塊につき前記照合式(5)かつ式(6)にて順次照合する。10個全ての塊につき前記照合式(5)かつ式(6)を満たす場合には引き続きm=Mまで照合する。その結果、全ての塊につき前記照合式(5)かつ式(6)を満たす場合は、照合装置9は、マークを付された鋼板が混入していないとする照合結果を出力する。作業者は、この出力された照合結果に基づいて良品パイラー16にある良品の中にマークを付された鋼板が混入していないと判断することができる。
【0050】
▲4▼ m=1、n=bを基準にして10個の塊につき前記照合式(5)かつ式(6)にて順次照合する。10個全ての塊につき前記照合式(5)かつ式(6)を満たす場合には引き続きm=Mまで照合するが、1つの塊でも前記照合式(5)又は式(6)を満たさない場合には、照合装置9は、良品の中に前記マークを付された鋼板が混入しているとする照合結果を出力する。作業者は、この出力された照合結果に基づいて良品パイラー16にある良品の中にマークを付された鋼板が混入している可能性があると判断することができる。
【0051】
▲5▼ m=1、n=bを基準にして10個の塊につき前記照合式(5)かつ式(6)にてm=10まで順次照合するが、1つの塊でも前記照合式(5)又は式(6)を満たさない場合には、m=1に固定し、n=b+1からループさせ、前記照合式(5)かつ式(6)を満たすn=cを求める。m=1、n=cを基準にして上記▲3▼、▲4▼に従い、照合結果を出力する。
【0052】
m=1、n=cを基準にして10個の塊につき前記照合式(5)及び式(6)にて順次照合した際に、1つの塊でも前記照合式(5)又は式(6)を満たさない場合には、m=1に固定し、n=c+1からループさせ、前記照合式(5)かつ式(6)を満たすn=dを求める。m=1、n=dを基準にしてn=Nとなるまで▲5▼を繰り返す。
【0053】
▲6▼ n=1+Aとしても10個の塊につき前記照合式(5)又は式(6)を満たさない場合には、照合装置9は、良品の中にマークを付された鋼板が混入しているとする照合結果を出力する。作業者は、この出力された照合結果に基づいて良品パイラー16にある良品の中にマークを付された鋼板が混入している可能性があるかないかを判断することができる。
【0054】
例えば、図3に示す場合、鋼帯S上のマーキング実績における塊30の個数が図3(a)に示すように13個以上である。また、鋼帯S上のマーク検出実績における塊31の個数も13個以上で、かつ、上式におけるAも2以上となっている。そして、照合式|(Xm+1 −Xm )−(Yn+1 −Yn )|≦L×0.02 において、m=1に固定した場合、図3(a)、(b)に示すように、|(X2 −X1 )−(Y2 −Y1 )|≦L×0.02となり、n=1で一旦照合式を満たす。しかし、m=2、n=2とした場合、|(X3 −X2 )−(Y3 −Y2 )|>L×0.02となり、照合式を満たさない。このため、m=1に固定し、n=2からループを再開し、照合式を満たすn=cを求める。m=1、n=2では|(X2 −X1 )−(Y3 −Y2 )|>L×0.02となり、照合式を満たさないが、図3(a)、(b)における破線で示すように、m=1、n=3では|(X2 −X1 )−(Y4 −Y3 )|≦L×0.02となり、照合式を満たす。このため、c=3となる。その後、m=1、n=3を基準として10個の塊につき照合しても照合式を満たすため、c=3としてループを抜けることになる。
【0055】
次に、鋼帯Sにおける「マーク」を単位として照合する方法について説明する。
この場合、先ず、マーキング実績における鋼帯Sでのマークの個数とマーク検出実績における鋼帯Sでのマークの個数とを比較する。
次いで、マーキング実績におけるマークの個数とマーク検出実績におけるマークの個数が同じ場合には、下記(4)式の照合条件を満たす場合に良品の中にマークを付された鋼板が混入していないとする照合結果を出力する。
【0056】
|(Xm+1 −Xm )−(Yn+1 −Yn )|≦a(Xm+1 −Xm )+b …(4)
ここに、Xm :マーキング実績における鋼帯の先頭からm番目のマークの鋼帯の先頭からの位置(m)、Yn :マーク検出実績における鋼帯の先頭からn番目のマークの鋼帯の先頭からの位置(m)、a:測長精度に起因した誤差を考慮した係数、b:信号処理遅れ等に起因した誤差を考慮した定数である。
【0057】
例えば、図4に示す場合、鋼帯S上のマーキング実績におけるマーク40の個数は図4(a)に示すように4個であり、鋼帯S上のマーク検出実績におけるマーク41の個数は図4(b)に示すように、4個であり、それらマーク40,41の個数は4個で同一である。そして、マーク40,41のそれそれの間隔が上記(4)式を満たす場合には、照合装置9は良品の中にマークを付された鋼板が混入していないとする照合結果を出力する。作業者は、この出力された照合結果に基づいて良品パイラー16にある良品の中にマークを付された鋼板が混入していないと判断することができる。このように判断された場合には、良品パイラー16内の全ての良品が製品として出荷される。
【0058】
一方、マーク40,41のそれそれの間隔が上記(4)式を満たさない場合には、照合装置9は良品の中にマークを付された鋼板が混入しているとする照合結果を出力する。作業者はこの出力された照合結果に基づいて良品パイラー16にある良品の中にマークを付された鋼板が混入している可能性があると判断することができる。この場合、良品パイラー16にある製品は出荷されない。
【0059】
なお、マーキング実績におけるマークの個数とマーク検出実績におけるマークの個数が同じく1個の場合には、照合装置9は良品の中にマークを付された鋼板が混入していないとする照合結果を出力する。
また、マーキング実績におけるマークの個数がマーク検出実績におけるマークの個数よりも多い場合には、照合装置9は、常に、良品の中にマークを付された鋼板が混入しているとする照合結果を出力する。作業者はこの出力された照合結果に基づいて良品パイラー16にある良品の中にマークを付された鋼板が混入している可能性があると判断することができる。この場合、良品パイラー16にある製品は出荷されない。
【0060】
一方、マーク検出実績におけるマークの個数が前記マーキング実績におけるマークの個数よりも多い場合には、マーキング実績におけるマークの個数の相違に応じて異なる照合条件で照合する。
即ち、マーキング実績におけるマークの個数が1個の場合には、マーク検出実績におけるマークの個数が1個以上であれば、照合装置9は良品の中に前記マークを付された鋼板が混入していないとする照合結果を出力する。作業者は、この出力された照合結果に基づいて良品パイラー16にある良品の中にマークを付された鋼板が混入していないと判断することができる。
【0061】
また、マーキング実績におけるマークの個数が2以上の場合には、好ましくは次の照合方法で照合する。
1)先ず、マーキング実績におけるマークの個数が10以下か11以上かを判断する。
2)次に、マーキング実績におけるマークの個数が10以下の場合は以下の照合方法で照合する。
【0062】
▲1▼ N−M=Aを求める。
ここに、M:マーキング実績におけるマークの個数、N:マーク検出実績におけるマークの個数である。
▲2▼ 照合式|(Xm+1 −Xm )−(Yn+1 −Yn )|≦a(Xm+1 −Xm )+b …(4)におけるmを1に固定し、nを1から1+Aまでループさせ、前記照合式(4)を満たすn=cを求める。
【0063】
ここに、Xm :マーキング実績における鋼帯の先頭からm番目のマークの鋼帯の先頭からの位置(m)、Yn :マーク検出実績における鋼帯の先頭からn番目のマークの鋼帯の先頭からの位置(m)、a:測長精度に起因した誤差を考慮した係数、b:信号処理遅れ等に起因した誤差を考慮した定数である。
▲3▼ m=1、n=cを基準にして前記照合式(4)にて順次照合していき、全てのマークにつき前記照合式(4)を満たす場合に、照合装置9は、マークを付された鋼板が混入していないとする照合結果を出力する。作業者は、この出力された照合結果に基づいて良品パイラー16にある良品の中にマークを付された鋼板が混入していないと判断することができる。
【0064】
▲4▼ 1つのマークでも前記照合式(4)を満たさない場合には、照合装置9は良品の中にマークを付された鋼板が混入しているとする照合結果を出力する。作業者は、この出力された照合結果に基づいて良品パイラー16にある良品の中にマークを付された鋼板が混入している可能性があると判断することができる。
▲5▼ 前記照合式(4)を満たすn=cが得られない場合には、照合装置9は、良品の中にマークを付された鋼板が混入しているとする照合結果を出力する。作業者は、この出力された照合結果に基づいて良品パイラー16にある良品の中にマークを付された鋼板が混入している可能性があると判断することができる。
【0065】
3)一方、マーキング実績におけるマークの個数が11以上の場合は以下の照合方法で照合する。
▲1▼ N−M=Aを求める。
ここに、M:マーキング実績におけるマークの個数、N:マーク検出実績におけるマークの個数である。
【0066】
▲2▼ 照合式|(Xm+1 −Xm )−(Yn+1 −Yn )|≦a(Xm+1 −Xm )+b …(4)におけるmを1に固定し、nを1から1+Aまでループさせ、前記照合式(4)を満たすn=dを求める。
ここに、Xm :マーキング実績における鋼帯の先頭からm番目のマークの鋼帯の先頭からの位置(m)、Yn :マーク検出実績における鋼帯の先頭からn番目のマークの鋼帯の先頭からの位置(m)、a:測長精度に起因した誤差を考慮した係数、b:信号処理遅れ等に起因した誤差を考慮した定数である。
【0067】
▲3▼ m=1、n=dを基準にして10個のマークにつき前記照合式(4)にて順次照合する。10個全てのマークにつき前記照合式(4)を満たす場合には引き続きm=Mまで照合する。その結果、全てのマークにつき前記照合式(4)を満たす場合は、照合装置9は、マークを付された鋼板が混入していないとする照合結果を出力する。作業者は、この出力された照合結果に基づいて良品パイラー16にある良品の中にマークを付された鋼板が混入していないと判断することができる。
【0068】
▲4▼ m=1、n=dを基準にして10個のマークにつき前記照合式(4)にて順次照合する。10個全てのマークにつき前記照合式(4)を満たす場合には引き続きm=Mまで照合するが、1つのマークでも前記照合式(4)を満たさない場合には、照合装置9は、良品の中に前記マークを付された鋼板が混入しているとする照合結果を出力する。作業者は、この出力された照合結果に基づいて良品パイラー16にある良品の中にマークを付された鋼板が混入している可能性があると判断することができる。
【0069】
▲5▼ m=1、n=dを基準にして10個のマークにつき前記照合式(4)にてm=10まで順次照合するが、1つのマークでも前記照合式(4)を満たさない場合には、m=1に固定し、n=d+1からループさせ、前記照合式(4)を満たすn=eを求める。m=1、n=eを基準にして上記▲3▼、▲4▼に従い、照合結果を出力する。
【0070】
m=1、n=eを基準にして10個のマークにつき前記照合式(4)にて順次照合した際に、1つのマークでも前記照合式(4)を満たさない場合には、m=1に固定し、n=e+1からループさせ、前記照合式(4)を満たすn=fを求める。m=1、n=fを基準にしてn=Nとなるまで▲5▼を繰り返す。
▲6▼ n=1+Aとしても10個のマークにつき前記照合式(4)を満たさない場合には、照合装置9は、良品の中にマークを付された鋼板が混入しているとする照合結果を出力する。作業者は、この出力された照合結果に基づいて良品パイラー16にある良品の中にマークを付された鋼板が混入している可能性があるかないかを判断することができる。
【0071】
例えば、図5に示す場合、鋼帯S上のマーキング実績におけるマーク50の個数が図5(a)に示すように13個以上である。また、鋼帯S上のマーク検出実績におけるマーク31の個数も13個以上で、かつ、上式におけるAも2以上となっている。そして、照合式|(Xm+1 −Xm )−(Yn+1 −Yn )|≦a(Xm+1 −Xm )+bにおいて、m=1に固定した場合、図5(a)、(b)に示すように、|(X2 −X1 )−(Y2 −Y1 )|≦a(X2 −X1 )+bとなり、n=1で一旦照合式を満たす。しかし、m=2、n=2とした場合、|(X3 −X2 )−(Y3 −Y2 )|>a(X3 −X2 )+bとなり、照合式を満たさない。このため、m=1に固定し、n=2からループを再開し、照合式を満たすn=eを求める。m=1、n=2では|(X2 −X1 )−(Y3 −Y2 )|>a(X2 −X1 )+bとなり、照合式を満たさないが、図5(a)、(b)における破線で示すように、m=1、n=3では|(X2 −X1 )−(Y4 −Y3 )|≦a(X2 −X1 )+bとなり、照合式を満たす。このため、e=3となる。その後、m=1、n=3を基準として10個のマークにつき照合しても照合式を満たすため、e=3としてループを抜けることになる。
【0072】
以上のように、本実施形態にあっては、照合装置9で、マーキング実績とマーク検出装置8によって検出されたマーク検出実績とを照合し、照合結果に基づいて作業者が良品の中にマークを付された鋼板が混入しているか否かを判断することを可能とするので、良品の中に不良品が混入しているか否かの判断を出荷前に容易に行え、良品を製品として出荷する段階での不良品の混入率を飛躍的に減少させることができる。
【0073】
また、マーク読取装置5によって読み取られたマーキング実績がマーキング装置による欠陥部のマーキング実績と異なる場合にマーキング実績修正装置6で読み取られたマーキング実績を修正し、修正されたマーキング実績とマーク検出装置8によって検出されたマーク検出実績とを照合するようにしているので、マーク読取装置5によって読み取られたマーキング実績がマーキング装置による欠陥部のマーキング実績と異なる場合であっても、マーキング実績とマーク検出実績の照合を適切に行うことができる。
【0074】
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明はこれに限定されず、種々の変更を行うことができる。
例えば、マーキング装置4によって欠陥部を表示するマークを鋼帯Sにマーキングした後、マーキング装置4による欠陥部のマーキング実績をマーク読取装置5で読み取り、その後、分割設備(図示せず)で鋼帯Sを長手方向に分割し、マーキングされたマークを、シャーラインに設置されたマーク検出装置8により検出するようにしてもよい。この場合でも、照合装置9で、マーキング実績とマーク検出装置8によって検出されたマーク検出実績とを照合し、照合結果に基づいて作業者が良品の中にマークを付された鋼板が混入しているか否かを判断することを可能とするので、良品の中に不良品が混入しているか否かの判断を出荷前に容易に行え、良品を製品として出荷する段階での不良品の混入率を飛躍的に減少させることができる。
【0075】
また、図1に示す欠陥マーク表示ラインは、冷延鋼帯の表面処理ラインの出側に設置される場合のみならず、熱延鋼帯の連続酸洗設備、連続焼鈍設備にも設置することができる。
【0076】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る鋼帯の欠陥部の排出方法によれば、マーキング装置による欠陥部のマーキング実績をマーク読取装置により読み取ると共に読み取られたマーキング実績とマーク検出装置によるマーク検出実績とを照合し、照合結果に基づいて良品の中にマークを付された鋼板が混入しているか否かを判断するので、良品の中に不良品が混入しているか否かの判断を出荷前に容易に行え、良品を製品として出荷する段階での不良品の混入率を飛躍的に減少させることができる。
【0077】
また、読み取られたマーキング実績がマーキング装置による欠陥部のマーキング実績と異なる場合に読み取られたマーキング実績を修正し、修正されたマーキング実績とマーク検出装置によって検出されたマーク検出実績とを照合するようにしているので、読み取られたマーキング実績がマーキング装置による欠陥部のマーキング実績と異なる場合であっても、マーキング実績とマーク検出実績の照合を適切に行うことができる。
【0078】
さらに、マーキング装置によって欠陥部を表示するマークを鋼帯にマーキングした後、マーキング装置による欠陥部のマーキング実績をマーク読取装置により読み取り、その後、鋼帯を長手方向に分割し、マーキングされたマークを、シャーラインに設置されたマーク検出装置により検出するようにしても、マーキング実績とマーク検出装置によって検出されたマーク検出実績とを照合し、照合結果に基づいて作業者が良品の中にマークを付された鋼板が混入しているか否かを判断するので、良品の中に不良品が混入しているか否かの判断を出荷前に容易に行え、良品を製品として出荷する段階での不良品の混入率を飛躍的に減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る鋼帯の欠陥部の排出方法が適用される欠陥マーク表示ライン及びシャーラインの概要図である。
【図2】鋼帯上のマーキング実績における塊の個数と鋼帯上のマーク検出実績における塊の個数とが例えば4個で同一の照合方法の説明図で、(a)は鋼帯上のマーキング実績を示す説明図、(b)は鋼帯上のマーク検出実績を示す説明図である。
【図3】鋼帯上のマーク検出実績における塊の個数が鋼帯上のマーキング実績における塊の個数よりも2以上多い場合の照合方法の説明図で、(a)は鋼帯上のマーキング実績を示す説明図、(b)は鋼帯上のマーク検出実績を示す説明図である。
【図4】鋼帯上のマーキング実績におけるマークの個数と鋼帯上のマーク検出実績におけるマークの個数とが例えば4個で同一の照合方法の説明図で、(a)は鋼帯上のマーキング実績を示す説明図、(b)は鋼帯上のマーク検出実績を示す説明図である。
【図5】鋼帯上のマーク検出実績におけるマークの個数が鋼帯上のマーキング実績におけるマークの個数よりも2以上多い場合の照合方法の説明図で、(a)は鋼帯上のマーキング実績を示す説明図、(b)は鋼帯上のマーク検出実績を示す説明図である。
【図6】従来例の製缶用金属コイル薄板の欠陥部の表示方法が適用される欠陥マーク表示ラインの概要図である。
【図7】従来例の製缶用金属コイル薄板の欠陥部の排出方法が適用される打抜ラインの概要図である。
【符号の説明】
1 ペイオフリール
2 巻取りリール
3 欠陥検出装置
4 マーキング装置
5 マーク読取装置
6 マーキング実績修正装置
7 ペイオフリール
8 マーク検出装置
9 照合装置
10 自動選別装置
11 ゲートコントロール盤
12 シャー
13 ゲート
14 良品搬送ライン
15 不良品排出ライン
16 良品パイラー
17 不良品パイラー
20,21,30,31 マークの塊
40,41,50,51 マーク
S 鋼帯

Claims (13)

  1. 鋼帯に存在する欠陥部を欠陥検出装置で検出し、該欠陥検出装置によって検出された欠陥部検出信号に基づいて、マーキング装置によって前記欠陥部を表示するマークを前記鋼帯にマーキングし、マーキングされた前記マークを、前記鋼帯を切断する切断ラインに設置されたマーク検出装置により検出し、前記鋼帯を所定長さの鋼板に切断すると共に、前記マーク検出装置によって検出されたマーク検出信号に基づいて、切断された前記鋼板のうち前記マークを付された鋼板を除去するように振り分ける鋼帯の欠陥部の排出方法において、
    前記マーキング装置による欠陥部のマーキング実績をマーク読取装置により読み取ると共に読み取られたマーキング実績と前記マーク検出装置によるマーク検出実績とを照合し、照合結果に基づいて良品の中に前記マークを付された鋼板が混入しているか否かを判断することを特徴とする鋼帯の欠陥部の排出方法。
  2. 鋼帯に存在する欠陥部を欠陥検出装置で検出し、該欠陥検出装置によって検出された欠陥部検出信号に基づいて、マーキング装置によって前記欠陥部を表示するマークを前記鋼帯にマーキングし、マーキングされた前記マークを、前記鋼帯を切断する切断ラインに設置されたマーク検出装置により検出し、前記鋼帯を所定長さの鋼板に切断すると共に、前記マーク検出装置によって検出されたマーク検出信号に基づいて、切断された前記鋼板のうち前記マークを付された鋼板を除去するように振り分ける鋼帯の欠陥部の排出方法において、
    前記マーキング装置による欠陥部のマーキング実績をマーク読取装置により読み取ると共に、読み取られたマーキング実績が前記マーキング装置による欠陥部のマーキング実績と異なる場合に前記読み取られたマーキング実績を修正し、修正されたマーキング実績と前記マーク検出装置によるマーク検出実績とを照合し、照合結果に基づいて良品の中に前記マークを付された鋼板が混入しているか否かを判断することを特徴とする鋼帯の欠陥部の排出方法。
  3. 前記マーキング実績と前記マーク検出実績の照合は、前記鋼帯における前記マークの塊の個数を比較し、該マークの塊の個数の相違に応じて異なる照合条件で照合することを特徴とする請求項1又は2記載の鋼帯の欠陥部の排出方法。
  4. 前記マーキング実績におけるマークの塊の個数と前記マーク検出実績におけるマークの塊の個数が同じ場合には、下記(1)式及び(2)式の照合条件を満たす場合に良品の中に前記マークを付された鋼板が混入していないとする照合結果を出力することを特徴とする請求項3記載の鋼帯の欠陥部の排出方法。
    a =Pa … (1)
    かつ
    |(Xa+1 −Xa )−(Ya+1 −Ya )|≦L×0.02 … (2)
    ここに、Oa :マーキング実績における先頭からa番目の塊内のマーク個数、Pa :マーク検出実績における先頭からa番目の塊内のマーク個数、Xa :マーキング実績における鋼帯の先頭からa番目の塊の鋼帯の先頭からの開始位置(m)、Ya :マーク検出実績における鋼帯の先頭からa番目の塊の鋼帯の先頭からの開始位置(m)、L:鋼帯の長さ(m)である。
  5. 前記マーキング実績におけるマークの塊の個数が前記マーク検出実績におけるマークの塊の個数よりも多い場合には、良品の中に前記マークを付された鋼板が混入しているとする照合結果を出力することを特徴とする請求項3記載の鋼帯の欠陥部の排出方法。
  6. 前記マーク検出実績におけるマークの塊の個数が前記マーキング実績におけるマークの塊の個数よりも多い場合には、前記マーキング実績におけるマークの塊の個数の相違に応じて異なる照合条件で照合することを特徴とする請求項3記載の鋼帯の欠陥部の排出方法。
  7. 前記マーキング実績におけるマークの塊の個数が1個の場合には、下記(3)式の照合条件を満たす場合に良品の中に前記マークを付された鋼板が混入していないとする照合結果を出力することを特徴とする請求項3記載の鋼帯の欠陥部の排出方法。
    O=P … (3)
    ここに、O:マーキング実績における塊内のマーク個数、P:マーク検出実績における塊内のマーク個数である。
  8. 前記マーキング実績と前記マーク検出実績の照合は、前記鋼帯における前記マークの個数を比較し、該マークの個数の相違に応じて異なる照合条件で照合することを特徴とする請求項1又は2記載の鋼帯の欠陥部の排出方法。
  9. 前記マーキング実績におけるマークの個数と前記マーク検出実績におけるマークの個数が同じ場合には、下記(4)式の照合条件を満たす場合に良品の中に前記マークを付された鋼板が混入していないとする照合結果を出力することを特徴とする請求項8記載の鋼帯の欠陥部の排出方法。
    |(Xm+1 −Xm )−(Yn+1 −Yn )|≦a(Xm+1 −Xm )+b …(4)
    ここに、Xm :マーキング実績における鋼帯の先頭からm番目のマークの鋼帯の先頭からの位置(m)、Yn :マーク検出実績における鋼帯の先頭からn番目のマークの鋼帯の先頭からの位置(m)、a:測長精度に起因した誤差を考慮した係数、b:信号処理遅れ等に起因した誤差を考慮した定数である。
  10. 前記マーキング実績におけるマークの個数が前記マーク検出実績におけるマークの個数よりも多い場合には、良品の中に前記マークを付された鋼板が混入しているとする照合結果を出力することを特徴とする請求項8記載の鋼帯の欠陥部の排出方法。
  11. 前記マーク検出実績におけるマークの個数が前記マーキング実績におけるマークの個数よりも多い場合には、前記マーキング実績におけるマークの個数の相違に応じて異なる照合条件で照合することを特徴とする請求項8記載の鋼帯の欠陥部の排出方法。
  12. 前記マーキング実績におけるマークの個数が1個の場合には、前記マーク検出実績におけるマークの個数が1個以上であれば、良品の中に前記マークを付された鋼板が混入していないとする照合結果を出力することを特徴とする請求項8記載の鋼帯の欠陥部の排出方法。
  13. マーキング装置によって前記欠陥部を表示するマークを前記鋼帯にマーキングした後、前記マーキング装置による欠陥部のマーキング実績をマーク読取装置により読み取り、その後、前記鋼帯を長手方向に分割し、マーキングされた前記マークを、前記鋼帯を切断するラインに設置されたマーク検出装置により検出することを特徴とする請求項1乃至12のうちいずれか一項に記載の鋼帯の欠陥部の排出方法。
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